JP2000083926A - 位相感応性mrイメ―ジング方法及び装置 - Google Patents

位相感応性mrイメ―ジング方法及び装置

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JP2000083926A JP11240692A JP24069299A JP2000083926A JP 2000083926 A JP2000083926 A JP 2000083926A JP 11240692 A JP11240692 A JP 11240692A JP 24069299 A JP24069299 A JP 24069299A JP 2000083926 A JP2000083926 A JP 2000083926A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ及びアーティファクトを効果的に低減
しながら、磁化ベクトルの方向情報を保存するようにし
た位相感応性反転回復MRイメージング法を提供する。 【解決手段】 イメージング対象の被検体に反転回復M
Rシーケンスを印加して1組のMRデータを取得し、2
56×256画素行列のような指定されたサイズの画素
行列を有する最初の画像を作成する。次いで、最初の画
像の画素によって与えられた情報から、最初の画像より
は実質的に小さい(例えば64×64画素行列の)サイ
ズを持つ位相ベクトル画像を作成する。この位相ベクト
ル画像に領域成長手法を適用して、位相誤差を除去す
る。次いで、位相ベクトル画像を指定された画素行列サ
イズまでズーミングすなわち拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に反転回復
(IR)磁気共鳴(MR)イメージング法の改良に関す
るものである。より具体的に述べると、本発明は、画像
を再構成する際に最初に取得したデータからの固有位相
(intrinsic phase) 情報を保持するようにした上記タイ
プの方法に関するものである。更により具体的に述べる
と、本発明は、ノイズ及びアーティファクトを効果的に
低減しながら、磁化ベクトルの方向情報を保存するよう
にした上記タイプの方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】当業者に周知のように、反転回復型のM
Rパルス・シーケンスは180°RF反転パルスを含
み、その印加から反転回復時間(TI)後に90°RF
パルスが印加される。このようなシーケンスは縦磁化の
範囲が180°反転パルスによって2倍になるので優れ
たT1コントラストが得られる可能性があるとして永く
認識されてきた。しかしながら、IRシーケンスのこれ
まで最も有効な応用でも、或る特定のT1を持つ核種の
抑圧に制限されている。T1コントラスト強調のために
IRシーケンスを使用することは比較的稀であり、その
理由は主に次の2つの欠点による。第1は、IRシーケ
ンス時間が、長い反転回復時間のために他のイメージン
グ・シーケンスよりも通常かなり長いことであり、マル
チスライス・イメージングの場合には全イメージング時
間が実用的でないほどに長くなる可能性がある。第2
は、或る特定の反転時間で取得された画像が逆のコント
ラストで表示され、従って相対的に長いT1の組織が相
対的に短いT1の組織よりも明るく現れることがあるこ
とである。この変則的な現象は、市販のMRIスキャナ
で広く使用されている大きさ(magnitude) による再構成
により生じることが知られており、画像の解釈を混乱さ
せ困難にすることが報告されている。
【0003】スピン・エコー又は高速スピン・エコー反
転回復シーケンスで取得された時間領域データの2Dフ
ーリエ変換は、一般的に、次式のように表すことが出来
る。 S(x,y)=I(x,y) exp(j(φi(x,y)+φe(x,y)) (1) 式(1)において、φi(x,y)は励起時点におけるスピン
磁化の符号(sign)によって決定される固有位相である。
従って、φi(x,y)は0又はπのいずれかの値のみを取る
ことが出来る。φe(x,y)は遍在する位相誤差項であり、
これは時間に独立であるが、一般に空間位置により変化
する。φe(x,y)に影響を及ぼす可能性のあるソースとし
は、複素通過帯域RF受信器フィルタ、データ取得窓の
中心合わせ不良、勾配補償の不良、B0 磁界の不均一
性、及びRF受信コイルによる位相シフトが挙げられ
る。しかしながら、従来の(通常の)再構成において
は、典型的には大きさのみが使用されている。その結
果、固有位相φi(x,y)及び位相誤差項φe(x,y)の両方
共、従来では無視されていた。I(x,y) は、通常の大き
さによる再構成で得られているような画像ベクトルの大
きさである。I(x,y) は、一般に、あるイメージング及
び組織パラメータと共に、初期磁化M0(x,y)の関数であ
り、次式のように表すことが出来る。
【0004】 I(x,y) =|M0(x,y)[1-2e(-TI/T1)-e(-TR/T1)+2e((-TR-TE/2)/T1)]| (2)
【0005】
【発明の概要】本発明によれば、大きさのみによる再構
成を用いる通常のMRイメージングにおける不所望な位
相誤差項とと共に失われる固有位相因子exp(j
φi )を回復する位相感応性(phase sensitive) IR画
像再構成法が提供される。式(1)から、3つの未知
項、すなわちI(x,y) 、φi(x,y)及びφe(x,y)が含まれ
ていることが判る。しかしながら、φe(x,y)は一般にゆ
っくりと変化する関数であり、φi(x,y)は0又はπのい
ずれかである二値(バイナリ)の値である。従って、単
一のデータ取得により3つの未知のパラメータを決定す
る手法が開発された。
【0006】本発明の方法は、イメージング対象の被検
体に反転回復MRシーケンスを印加して、256×25
6行列(マトリクス)のような指定されたサイズの画素
(ピクセル)行列を有する最初の画像を構成するための
1組のMRデータを取得するステップを含む。各々の画
素は関連するMR信号及び位相ベクトルを持つ。本発明
の方法は更に、最初の画像の画素によって与えられた情
報から位相ベクトル画像を作成するステップを含み、位
相ベクトル画像は最初の画像よりは実質的に小さく、例
えば64×64行列のサイズを持つ。この位相ベクトル
画像に領域成長手法を適用して、位相ベクトル画像から
位相誤差を除去する。次いで、位相ベクトル画像は指定
されたサイズの画素行列までズーミングすなわち拡大す
る。
【0007】本発明の好ましい実施態様では、位相ベク
トル画像を作成するために、第1の画素行列を有する第
1の中間画像及び第2の画素行列を有する第2の中間画
像を構成する。第1の中間画像の各々の画素の信号強度
は、最初の画像のうちの負の実数成分を持つ位相ベクト
ルを反転した後に、最初の画像のうちの対応する画素の
グループの信号を選択的に平均することによって導き出
される。同様にして、第2の中間画像の各々の画素の信
号強度は、最初の画像のうちの負の虚数成分を持つ位相
ベクトルを反転した後に、最初の画像のうちの対応する
画素のグループの信号を選択的に平均することによって
導き出される。その後、第1および第2の中間画像は、
位相ベクトル画像を形成するように選択的に処理され
る。好ましくは、このような処理は、第1および第2の
中間画像の対応する画素を比較し、比較された画素のう
ちの振幅の大きい方法の画素を位相ベクトル画像の画素
として選択することを含む。
【0008】上記の観点から、本発明の重要な目的は、
固有のコントラスト範囲を回復させると共にコントラス
ト反転現象をなくし、また固有位相因子、すなわち最初
に取得されたデータの固有位相情報を保持し又は回復さ
せると共にこのような情報を不所望の位相誤差から分離
し、またイメージング時間を最適化して、全ての必要な
データが単一のデータ取得で得ることが出来るように
し、また信頼性を改善すると共に手動による又は使用者
による介在を何ら必要としないような、反転回復MRイ
メージング法を提供することである。本発明の他の目的
並びに利点は、添付の図面を参照した以下の説明から容
易に明らかになろう。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、ここに述べるようにM
Rデータを取得するために作動し得るMRシステム10
の基本的構成部品が図示されている。システム10は、
その円筒形ボア(中孔)内に主磁界すなわち静磁界B0
を作成する磁石14と共に、RF送信コイル12を含ん
でいる。RF送信コイル12は、磁石の中孔内に配置さ
れているイメージング対象の患者などの被検体16にR
F励起信号を送信して、MR信号を発生させる。システ
ム10は更に、直交するX軸、Y軸及びZ軸に対してG
x、Gy及びGz磁界勾配をそれぞれ作成するGx、G
y及びGz勾配コイル18、20及び22を含んでい
る。図1は、勾配コイル18、20及び22の各々がG
x、Gy及びGz勾配増幅器24、26及び28によっ
てそれぞれ駆動され、またRF送信コイル12が送信増
幅器30によって駆動されることを示している。
【0010】更に図1には、システム10にRFコイル
40が設けられることが図示されており、該RFコイル
40は、被検体16の領域36からMR信号を取得する
ために、RF受信増幅器38と関連して作動される。シ
ステム10には更にパルス・シーケンス制御装置32が
設けられており、該パルス・シーケンス制御装置32
は、RF増幅器及び勾配増幅器を制御することによっ
て、複数の組のMR信号を生じさせて取得するためのパ
ルス・シーケンスを発生するように作動される。システ
ム10はまた、本発明に従って、取得されたデータを処
理するように直ぐに作動できる計算及び処理用電子装置
34を含む。MRシステム10のそれぞれの構成部品の
構成、機能及び相互関係は、米国特許第5,672,9
69号明細書に記載されているように従来技術において
周知である。
【0011】本発明の有用な実施態様では、MRシステ
ム10は、被検体16の領域36などデータを取得する
ために通常の反転回復MRパルス・シーケンスに従って
作動される。システム10は更に、取得されたデータの
高速フーリエ変換(FFT)を行い、或いはデータを処
理して最初のすなわち元のMR画像を作成するように作
動される。通常、最初の画像は256×256行列の画
素(ピクセル)配列を有する。前に述べたように、IR
画像は関連した固有位相φi(x,y)を持つ。
【0012】図2には、X軸のような空間次元に対して
固有位相φi(x,y)をプロットした曲線24が示され
ている。前に述べたように、固有位相φi は、x1 、x
2 及びx3 におけるように固有位相の逆転又は反転を表
す値0又はπのみを持つことが出来る。しかしながら式
(1)に示されるように、全位相は実際には固有位相φ
i と外部位相項φe(x,y)との和である。外部位相は、図
2において、固有位相曲線24に重畳された位相成分4
4a、44b及び44cによって表されている。外部位
相成分44a及び44bは、固有位相に関連する大きさ
と比べて小さい。従って、このような成分は間違って固
有位相の反転と解釈されることは殆どない。しかし、外
部位相成分44cは、固有位相と比べてかなり大きい信
号強度を示し、従って、x4 におけるように1つ又はそ
れ以上の固有位相の反転を示していると解釈される可能
性がある。
【0013】本発明によれば、取得されたデータの信号
対ノイズ比(SNR)を増大させることによって、固有
位相に関連するMR信号の強度が外部位相誤差に対して
かなり増大されることが認識された。従って、IR画像
を構成するのに有用な固有位相情報と歪みを起こさせる
外部位相項φe(x,y)とを区別するのがより一層容易にな
る。更に、元のすなわち最初に取得された画像の画素行
列サイズを小さくすること、従って分解能が小さくなる
が画素のサイズを大きくすることによって、SNRを増
大できることが認められた。そこで、256×256画
素行列の最初の画像が、相対的に小さい画素行列(例え
ば、64×64画素行列)のサイズの画像に縮小され
る。このような画素行列サイズの縮小は一般には、64
×64画素行列の画像の各画素の信号値を、最初の画像
から取った対応する4×4画素配列のそれぞれの信号値
から計算することによって、実施される。縮小された画
像の行列の各画素は、その対応する4×4画素配列の磁
化分布によって決定される関連した位相ベクトルを持
つ。
【0014】図3には、対応する4×4画素領域内の起
こり得る異なる磁化分布によってそれぞれ生じる位相ベ
クトルが示されている。さらに図3には、縮小した64
×64画素行列の画像の中の1つの画素について位相ベ
クトルを計算するための異なる方法が示されている。よ
り具体的に述べると、図3の列(a)〜(d)の各々は
異なる磁化分布を示し、行(1)〜(4)の各々は異な
る位相ベクトル計算手法を示す(これらについては、以
下に詳しく説明する)。
【0015】図3の行(1)は、64×64画素行列の
画像の中の1つの画素のMR信号が、その対応する4×
4配列のそれぞれの画素の信号値の複素平均を取ること
によって直接的に計算される手法に関している。これ
は、4×4画素配列の画素の各々が同じ固有位相φ
i(x,y) を持っている場合には全くよく機能する。こ
れは、例えば、それぞれの配列の画素の信号が正の実数
及び虚数成分を持っている列(a)の磁化分布46の場
合に当てはまる。このような場合には、4×4画素配列
の画素の直接的な平均により位相ベクトル48aが生
じ、この位相ベクトルは元のすなわち最初の画像からの
位相情報を正確に保存している。しかしながら、列
(b)〜(d)は異なる磁化分布50〜54をそれぞれ
示している。これらの分布の各々は、4×4画素領域か
ら由来し、特定の固有位相の画素のグループを含んでい
ると共に、逆の固有位相の画素のグループも含んでい
る。このような状況は、異なるT1を持つ2つの組織の
境界領域におけるIRイメージングで生じる。このよう
な画素領域に行(1)の平均手法を適用すると、固有位
相の効果が実質的に相殺されて、48b〜48dのよう
なごく小さい位相ベクトルが生じる。このように、直接
的な平均手法は、逆の位相の画素を含む4×4画素領域
に適用したとき、位相情報が不確かになるか又は失われ
てしまう。
【0016】図3の行(2)には、列(b)の磁化分布
50及び列(c)の磁化分布54の移相情報を保持する
手法が示されている。このような分布では、4×4画素
領域は逆の虚数成分を持つ画素を含んでいる。行(2)
の平均手法によれば、4×4画素領域の画素の全ての負
の虚数成分が反転される。次いで、得られた配列に複素
平均法を適用して、対応する64×64の縮小画像につ
いて位相ベクトルを求める。この手法により、列(b)
及び(c)に関連した画素配列の位相情報を保存する位
相ベクトル56b及び56cがそれぞれ作成される。し
かし、磁化分布54並びにそれに関連する位相ベクトル
が実数軸の周りに集まっている場合には、行(2)の平
均手法により作成された位相ベクトル56dによって与
えられる位相情報は、不確かなものになる恐れがある。
【0017】このような欠点を補償するために、図3の
行(3)に示す手法が用いられる。この手法は、行
(2)の手法と非常によく似ているが、複素平均を行う
前に、虚数成分ではなく、4×4画素配列の負の実数成
分を反転する。行(3)の手法は、磁化分布46、50
及び54の固有位相情報を保持する位相ベクトル58
a、58b及び58dをそれぞれ提供する。位相ベクト
ル58cは、虚数軸の周りに集まっている分布52の位
相情報を保持しない。
【0018】もし2つの64×64画素行列の画像を最
初の画像から形成し、その内の一方を行(2)の手法に
従って形成し、他方を行(3)の手法に従って形成した
とすると、これらの2つの画像は元の256×256画
素行列の画像の全ての位相情報を実質的に含んでいるこ
とになる。そこで、中間のステップとして、このような
2つの64×64画素行列の画像を形成する。より具体
的に述べると、これらの2つの中間画像の対応する画素
値を比較し、振幅の大きい方の値を持つ画素を、ハイブ
リッド画像の対応する画素として選択する。図3の行
(4)は、このようにして位相ベクトル56cが磁化分
布52の位相効果を表すように選択され且つ位相ベクト
ル56dが磁化分布54の位相効果を表すように選択さ
れていることを示す。
【0019】前に述べたように、IR画像中の固有位相
φi(x,y)は、0又はπのいずれかである二値の値のみを
持ち、外部位相誤差はゆっくりと変化する関数である傾
向がある。従って、式(1)によって表されるような所
与の画素の方向、及び近隣の又は隣接の画素の位相ベク
トルの方向は、これらの2つの画素における組織のT1
時間に依存して、それらの近辺の小さい角度範囲内か又
は逆方向の小さい角度範囲内に存在するように拘束され
ているはずである。これに基づいて、本発明の実施態様
の更なるステップとして、2D領域成長プロセスが、図
3に関連して述べたように構成された64×64画素行
列のハイブリッド位相ベクトル画像に適用される。領域
成長プロセスは、固有位相φi(x,y)から外部位相誤差φ
e(x,y)を識別して分離する傾向があり、また滑らかな領
域成長、すなわち隣接の画素間の滑らかな遷移を保証す
る。
【0020】図4には、前に述べたような64×64画
素行列のハイブリッド位相ベクトル画像の一部分60が
示されている。領域成長プロセスによれば、位相ベクト
ル画像60の中の1つの画素、例えば画素62を、最初
にランダムに「シード(seed)」画素として選択する。次
いで、画素62の位相ベクトル64と近隣の画素68の
位相ベクトルとの間の角度θ1 を決定する。そこで、θ
1 を2つの角度範囲0°±θ0 及びπ±θ0 と比較し、
θ1 の値がそのいずれかの角度範囲内にあるかどうか判
定する。θ0 は比較的小さい値、例えば、15°乃至2
5°程度の値に選択される。図4に示す例では、画素6
8の位相ベクトル66は、θ1 が角度範囲0°±θ0
にあるような方向を持っている。これは外部位相誤差が
最小であり、且つ近隣の画素62及び68の間の遷移が
滑らかであることを示している。そこで、画素68をシ
ード画素として選択して、その位相ベクトル66と、未
だ領域成長プロセスを適用していない1つ又はそれ以上
の近隣の画素の位相ベクトルとの間の角度を決定する。
【0021】更に図4には、新しいシード画素68の位
相ベクトル66とその隣の画素72の位相ベクトル70
との間の角度θ2 が示されている。θ2 は角度範囲π±
θ0内にあることが判る。そこで、画素72をシード画
素として選択する。この場合、画素72の固有位相は画
素68の固有位相に対して反転されたものであると認識
される。
【0022】更に図4には、画素72の位相ベクトル7
0とその近隣の画素76の位相ベクトル74との間の角
度θ3 が示されている。θ3 は両方の角度範囲0°±θ
0 及びπ±θ0 の外側にあることが判る。そこで、画素
76はシード画素とはならない。その代わりに、画素7
2をシード画素として使用し続け、その位相ベクトル7
0を別の画素80の位相ベクトル78と、前に述べたよ
うに比較して、画素72又は80をその後のシード画素
として使用すべきかどうか判定する。
【0023】上述の領域成長プロセスでは、シード画素
のベクトルの方向と比較される画素のベクトルの方向と
の間の角度差が角度閾値0°±θ0 内にあれば、比較さ
れる画素のexp(jφi(x,y)) は値が変更されず、exp
(jφe(x,y)) は式(1)に示されているようにその
値を保持する。また角度差が角度閾値π±θ0 内にある
場合には、exp(jφi(x,y)) 及びexp(jφe(x,y))
は両方ともその符号が変わる。θ0 の値は、理論的に
は、位相誤差の空間変動の範囲に依存する。しかし、実
際上、前に述べたように15°と25°との間のθ0
が不要な中断もなく滑らかな領域成長を保証すると思わ
れる。使用される正確なθ0 値は、それが90°よりも
かなり小さく(従って、人為的な傾きが発生されず)且
つノイズ・レベルより大きい(従って、領域成長が滑ら
かに処理される)限り、余り重要ではない。
【0024】図5及び図6は合わせて、本発明の一実施
態様による方法のステップをまとめた流れ図を示す。最
初に、プロセス・ブロック82に示されているように、
IRシーケンスにより1組のMRデータを取得して、指
定された画素行列サイズ、例えば256×256画素行
列の画像を形成する。この最初の画像のデータを使用し
て、2つの64×64画素行列の中間画像を構成する。
これらの手順は図5のプロセス・ブロック84及び86
に示されており、また図3の行(2)及び(3)に関連
してそれぞれ前に述べた通りである。2つの中間画像の
データを用いて、プロセス・ブロック88に示されてい
るように、また図3の行(4)に関連して前に述べたよ
うにして、64×64画素行列のハイブリッド位相ベク
トル画像を形成する。64×64画素行列サイズに縮小
された位相ベクトル画像は、元の(すなわち最初の)2
56×256画素行列の画像よりも実質的に大きいSN
Rを持つ。同時に、プロセス・ブロック88の位相ベク
トル画像は、元の(すなわち最初の)画像の固有位相情
報を保存している。
【0025】更に図5及び図6の流れ図について説明す
ると、プロセス・ブロック90は、図4に関連して前に
述べたように、ハイブリッド位相ベクトル画像に適用さ
れる領域成長手法を示している。領域成長手法は、それ
ぞれの画素について固有位相φi(x,y)から外部位相誤差
φe(x,y)を識別して分離して、隣接する画素間の滑らか
な角度連続性を保証する。
【0026】領域成長後の全体の符号を決定するため、
プロセス・ブロック92で、全磁化が選択されたTIに
応じて正または負であることが要求される。このステッ
プは、位相ベクトル画像が正しいコントラストを示すこ
とを保証するために不可欠である。すなわち、位相ベク
トル画像のそれぞれの位相ベクトルの意図しない反転の
結果として画像の明るい領域及び暗い領域が誤って反転
されることのないようにすることが必須である。このよ
うなステップは、プロセス・ブロック94によって部分
的に実施される。プロセス・ブロック94では、図3の
行(1)に関連して前に述べたように、元の256×2
56画素行列の画像のそれぞれの4×4画素配列を単純
に平均することによって、64×64画素行列の画像が
構成される。このような画像によって与えられる情報は
プロセス・ブロック92で使用して、正しいコントラス
トを保証するために位相ベクトル画像のそれぞれの画素
の位相ベクトルを反転すべきか又はそのままにしておく
べきかを決定する。
【0027】プロセス・ブロック92の手順の完了後、
プロセス・ブロック96で示されているように、位相ベ
クトル画像が元の(すなわち最初の)画像のサイズすな
わち256×256画素行列まで拡大すなわちズーミン
グされる。この拡大された画像には、プロセス・ブロッ
ク98に示されているように、低域通過フィルタ処理が
適用される。この段階で、領域成長手法を行う際に訪れ
ていない画素について滑らかな空間的角度連続性を要求
することによって外部位相誤差exp(jφe(x,y)) が決
定される。最終出力、すなわち位相に感応性のIR画像
は、フィルタリング後の位相ベクトル画像の複素共役を
乗算した後の元の画像の実数部を取ることによって作成
される。この手順がプロセス・ブロック100に示され
ている。ここで、図5及び図6に示されているデータ処
理方法全体が完全に自動化されて手動による開示を何ら
必要としないことに留意されたい。
【0028】前に述べたように、通常のIRシーケンス
の欠点の1つは全イメージング時間がかなり長いことで
あり、これはマルチスライス・イメージングのためには
許容できない程である。通常のIRシーケンスでは、所
与のスライスについて反転パルス及びイメージング・パ
ルスの両方が作用され、すなわち発生され、その後、別
のスライスについてのパルスが作用される。TIが長い
とき、TI時間中にかなりの時間が無駄になる。
【0029】図7には、長いTI時間を使用するIRイ
メージングのためのインターリーブ・モードが示されて
いる。このような取得モードは、「分散インターリーブ
型(distributed interleave)」と称されることがあり、
通常のIRシーケンスよりも時間効率が良い。図7は、
第1のスライス(スライス1)のイメージングに関連し
て、反転パルス102、及びそれから反転時間(TI)
1 後に続く第1スライス取得パルス104を示してい
る。反転時間(TI)1 中に、スライス2に関連する反
転パルス106及びスライス3に関連する反転パルス1
08が発生される。スライス2についての画像取得パル
ス110が反転パルス106から時間(TI)2 後に生
じ、スライス3についての画像取得パルス112が反転
パルス108から時間(TI)3 後に生じる。
【0030】図7の取得モードにおいて、2つの異なる
スライスの反転パルスの相互間の時間(期間)は使用さ
れていない。この時間が高速スピン・エコー走査におけ
るように長い場合には、図8に示されているような修正
されたインターリーブ型取得を用いることができ、これ
は「分散インターリーブ型」と称される。この構成で
は、特定のスライスについての反転パルスが他の2つの
スライスについてのイメージング・パルスの相互間に配
置される。具体的に述べると、図8は、スライスnに関
連して、反転パルス102、及びそれから反転時間(T
I)1 後に続く画像取得パルスを示している。反転時間
(TI)1 中に、スライスn+1に関連する反転パルス
116及びスライスn+2に関連する反転パルス118
がそれぞれの発生される。図8は更に、画像取得パルス
120がまた反転時間(TI)1 中に生じ、詳しくは反
転パルス114及び116の間にインターリーブされる
ことを示しており、更にまた画像取得パルス122が反
転パルス116及び118の間に生じることを示してい
る。画像取得パルス120及び122はスライスn−2
及びn−1にそれぞれ関連するものであり、それらに関
連する反転パルス(図示されていない)は反転パルス1
14よりも前に発生されている。
【0031】上述の方法では、位相感応性反転回復にお
ける画像強度は物理的な磁化に比例する(非線形動作は
何ら含まれない)。従って、唯一つの特定のT1よりは
むしろ全範囲のT1を持つ組織が、適切な反転時間TI
を選び且つ単純な閾値を位相感応性IR画像に適用する
ことによって、効果的に抑圧されることが理解されよ
う。すなわち、閾値よりも小さいT1を持つ組織、或い
は代替的に閾値よりも大きいT1を持つ組織は特定の極
性(例えば、負)の磁化を持つ。ここで、閾値はTIの
選択によって決定される。次いで、このようなT1範囲
内の全ての組織は画像の構成の際に容易に抑圧するか又
は除外することが出来る。
【0032】上記の教示に従って他の多くの改変及び変
更が可能である。従って、本発明は、ここに開示した概
念の範囲内で、具体的に述べたもの以外のやり方で実施
し得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様を実施する際に使用されるMR
システムの基本的な構成要素を示す概略構成図である。
【図2】本発明の対象とする問題を例示するグラフであ
る。
【図3】本発明の一実施態様についての位相ベクトル画
像の構成を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施態様についての領域成長プロセ
スに関する説明図である。
【図5】本発明の一実施態様による方法のそれぞれのス
テップを示す流れ図の一部である。
【図6】本発明の一実施態様による方法のそれぞれのス
テップを示す流れ図の残りの部分である。
【図7】本発明の一態様に関連して使用されるマルチス
ライスIRイメージングのためのインターリーブ・モー
ドを示す流れ図である。
【図8】本発明の一態様に関連して使用されるマルチス
ライスIRイメージングのためのインターリーブ・モー
ドを示す流れ図である。
【符号の説明】
10 MRシステム 12 RF送信コイル 14 磁石 16 被検体 18 Gx勾配コイル 20 Gy勾配コイル 22 Gz勾配コイル 24 Gx勾配増幅器 26 Gy勾配増幅器 28 Gz勾配増幅器 30 送信増幅器 32 パルス・シーケンス制御装置 34 計算及び処理用電子装置 38 RF受信増幅器 40 RFコイル 46、50、52、54 磁化分布 48、56、58 位相ベクトル 60 位相ベクトル画像 62、68、72、76、80 画素 64、66、70、74、78 位相ベクトル

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に反転回復MRシーケンスを印加
    して、各々の画素が関連するMR信号及び位相ベクトル
    を持っている指定されたサイズの画素行列を有する最初
    の画像を構成するための1組のMRデータを取得するス
    テップと、 前記最初の画像の画素によって与えられた情報から、前
    記指定されたサイズよりも実質的に小さいサイズの画素
    行列を有する位相ベクトル画像を作成するステップと、 前記位相ベクトル画像に領域成長手法を適用して、前記
    位相ベクトル画像から位相誤差を除去するステップと、 前記位相ベクトル画像を前記指定されたサイズの画素行
    列まで拡大するステップと、を有していることを特徴と
    する位相感応性MRイメージング方法。
  2. 【請求項2】 前記位相ベクトル画像を作成するステッ
    プは、 第1の画素行列を有する第1の中間画像であって、該第
    1の画素行列の各々の画素が、前記最初の画像のうちの
    負の実数成分を持つ位相ベクトルを反転した後に、前記
    最初の画像のうちの対応する画素のグループの信号を選
    択的に平均することによって導き出された信号強度を持
    っている第1の中間画像を構成するステップと、 第2の画素行列を有する第2の中間画像であって、該第
    2の画素行列の各々の画素が、前記最初の画像のうちの
    負の虚数成分を持つ位相ベクトルを反転した後に、前記
    最初の画像のうちの対応する画素のグループの信号を選
    択的に平均することによって導き出された信号強度を持
    っている第2の中間画像を構成するステップと、 前記第1および第2の中間画像を選択的に処理して、前
    記位相ベクトル画像を形成するステップと、を有してい
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記前記第1および第2の中間画像を選
    択的に処理するステップは、前記第1および第2の中間
    画像の対応する画素を比較し、該比較された画素のうち
    の振幅の大きい方の画素を前記位相ベクトル画像の画素
    として選択することを有している請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記領域成長手法は、 前記位相ベクトル画像の中の1つの画素をランダムにシ
    ード画素として選択するステップと、 前記シード画素の位相ベクトルと前記位相ベクトル画像
    の中の近隣の画素の位相ベクトルとの間の角度が第1又
    は第2の角度範囲内にあるかどうか判定するステップ
    と、 前記角度が前記第1の角度範囲内にある場合には、前記
    近隣の画素をその後に使用するためのシード画素として
    選択するステップと、 前記角度が前記第2の角度範囲内にある場合には、前記
    近隣の画素の位相ベクトルを反転して、該画素をその後
    に使用するためのシード画素として選択するステップ
    と、 前記角度が前記第1の角度範囲内にも又前記第2の角度
    範囲内にもない場合には、前記近隣の画素をシード画素
    として使用しないステップと、を含んでいる請求項3記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記拡大された位相ベクトル画像に低域
    通過フィルタを適用して、該画像からノイズを除去する
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記最初の画像の画素行列が、前記フィ
    ルタの適用を受けた位相ベクトル画像と組み合わされ
    て、位相補正された位相感応性反転回復画像を構成する
    請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記方法がマルチスライス・イメージン
    グに用いられ、前記データがイメージング時間の短縮の
    ために分散インターリーブ型データ取得法に従って取得
    される請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記反転回復MRシーケンスにおける反
    転時間が、前記位相感応性反転回復画像における特定の
    範囲内のT1を持つ組織を実質的に抑圧するように選択
    されており、該特定の範囲は前記選択された反転時間よ
    りも選択的に小さい又は大きいT1を含んでいる請求項
    6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の角度範囲は0°±θ0 であ
    り、前記第2の角度範囲はπ±θ0 であり、θ0 は90
    °より実質的に小さい選ばれた角度である請求項4記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記θ0 がほぼ20°±10°の範囲
    内から選ばれている請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記最初の画像の画素行列の前記指定
    されたサイズが256×256であり、前記位相ベクト
    ル画像のサイズが64×64である請求項4記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 被検体に反転回復MRシーケンスを印
    加して、指定されたサイズの画素行列を有する最初の画
    像を構成するための1組のMRデータを取得するステッ
    プであって、所与のスライスについての前記反転回復M
    Rシーケンスが、特定の反転回復パルス及びそれに続く
    特定の反転時間の後の1組の対応する取得パルスを含ん
    でいるステップと、 前記最初の画像の画素によって与えられた情報から、前
    記指定されたサイズよりも実質的に小さいサイズの画素
    行列を有する位相ベクトル画像を作成するステップと、 前記位相ベクトル画像に領域成長手法を適用して、前記
    位相ベクトル画像から位相誤差を除去するステップと、 前記位相ベクトル画像を前記指定されたサイズの画素行
    列まで拡大するステップと、を有していることを特徴と
    する位相感応性マルチスライスMRイメージング方法。
  13. 【請求項13】 前記方法は、前記特定の反転時間中
    に、前記所与のスライスの後に続く複数のスライスにそ
    れぞれ関連した複数の反転回復パルスを発生するステッ
    プを含んでいる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記方法は、前記特定の反転時間中
    に、前記所与のスライスの後に続く複数のスライスにそ
    れぞれ関連した複数の反転回復パルスを、前記所与のス
    ライスの前にある複数のスライスにそれぞれ関連した複
    数の取得パルスとインターリーブするステップを含んで
    いる請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 被検体に反転回復MRシーケンスを印
    加して、指定されたサイズの画素行列を有する最初の画
    像を構成するための1組のMRデータを取得するように
    配置されている1組のMR構成要素と、 前記MRデータを受け取って、前記最初の画像の画素に
    よって与えられた情報から、前記指定されたサイズより
    も実質的に小さいサイズの画素行列を有する位相ベクト
    ル画像を作成するデータ処理装置であって、前記位相ベ
    クトル画像に領域成長手法を適用して、前記位相ベクト
    ル画像から位相誤差を除去するように配置されているデ
    ータ処理装置と、 分散インターリーブ型モードでデータを取得するように
    前記MR構成要素を作動するパルス・シーケンス制御装
    置と、を有していることを特徴とするMRイメージング
    装置。
  16. 【請求項16】 前記データ処理装置は、第1の画素行
    列を有する第1の中間画像であって、該第1の画素行列
    の各々の画素が、前記最初の画像のうちの負の実数成分
    を持つ位相ベクトルを反転した後に、前記最初の画像の
    うちの対応する画素のグループの信号を選択的に平均す
    ることによって導き出された信号強度を持っている第1
    の中間画像を構成すると共に、第2の画素行列を有する
    第2の中間画像であって、該第2の画素行列の各々の画
    素が、前記最初の画像のうちの負の虚数成分を持つ位相
    ベクトルを反転した後に、前記最初の画像のうちの対応
    する画素のグループの信号を選択的に平均することによ
    って導き出された信号強度を持っている第2の中間画像
    を構成する機能を有している請求項15記載のMRイメ
    ージング装置。
  17. 【請求項17】 前記データ処理装置は、前記第1およ
    び第2の中間画像から前記位相ベクトル画像を形成する
    機能を有している請求項16記載のMRイメージング装
    置。
  18. 【請求項18】 前記データ処理装置は、前記第1およ
    び第2の中間画像の対応する画素を比較し、該比較され
    た画素のうちの振幅の大きい方の画素を前記位相ベクト
    ル画像の画素として選択する機能を有している請求項1
    7記載のMRイメージング装置。
  19. 【請求項19】 前記イメージング装置は、前記位相ベ
    クトル画像を拡大スク機能を有しており、更に前記拡大
    された位相ベクトル画像からノイズを除去するように配
    置された低域通過フィルタを含んでいる請求項18記載
    のMRイメージング装置。
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