JP2000083743A - 高さ調整部用スペーサ及び高さ調整構造 - Google Patents

高さ調整部用スペーサ及び高さ調整構造

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JP2000083743A
JP2000083743A JP10256980A JP25698098A JP2000083743A JP 2000083743 A JP2000083743 A JP 2000083743A JP 10256980 A JP10256980 A JP 10256980A JP 25698098 A JP25698098 A JP 25698098A JP 2000083743 A JP2000083743 A JP 2000083743A
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JP
Japan
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spacer
outer cylinder
inner cylinder
cylinder
peripheral wall
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JP10256980A
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English (en)
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Makoto Tanaka
田中  誠
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締付具による圧接力を内筒に対して間接的に
作用させて内筒の損傷を防止すること。 【解決手段】 外筒11と、この外筒11内に挿通され
て軸方向に相対移動可能な内筒12と、これら外筒11
及び内筒12間に位置するスペーサ13とを備える。ス
ペーサ13は、その周壁31の一部に圧接部36が形成
され、当該圧接部36は、外筒11の外側から挿通され
る固定ねじ15による圧接力を内筒12の外面に間接的
に付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さ調整用スペー
サ及び高さ調整構造に係り、更に詳しくは、外筒と内筒
との間に配置されて内筒のガイド面を構成する一方、締
付具による内筒の損傷防止を図ることのできる高さ調整
用スペーサ及び高さ調整構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、机、テーブル等の家具類にお
いては、それらの天板の高さ位置を調整可能とするタイ
プのものが存在する。このタイプの高さ調整構造として
は、例えば、図5に示される脚構造が採用されている。
同図において、脚50は、床面上に起立する外筒51
と、この外筒51内に挿通されて軸方向に相対移動可能
に設けられ、且つ、上端側に図示しない天板が配置され
る内筒52と、前記外筒51の上部内面側に装着される
短筒状のスペーサ53と、このスペーサ53よりも下方
位置における外筒51の側面に取り付けられた固定ねじ
55とにより構成されている。
【0003】前記スペーサ53は、外筒51及び内筒5
2の相互隙間を調整するとともに、内筒52のガイド面
として作用するようになっている。そして、内筒52の
高さを所定位置に設定した状態で、前記固定ねじ55を
締め付けることにより、内筒52の位置が任意の高さで
固定可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成によると、固定ねじ55の先端面55Aが内筒
52の外面に直接当接して当該内筒52を固定する圧接
力を作用せしめるため、内筒52の外面に傷を付けた
り、或いは部分的な凹み等の変形を与えてしまうという
不都合を招来し、場合によっては、高さ位置を変更する
ときに固定ねじ55の回転操作を困難にするという不都
合がある。
【0005】しかも、固定ねじ55は、スペーサ53と
は非干渉となる下方位置に設けられているため、固定ね
じ55による圧接力を内筒52に作用させたときに、微
視的に見れば、内筒52の軸線が外筒51の軸線に対し
て傾く傾向をもたらすため、これが固定ねじ55の回転
操作を一層困難ならしめる要因ともなる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、締付具による圧接
力を内筒に対して間接的に作用させて内筒の損傷を防止
するとともに、内筒の高さ調整を困難とする要因を回避
することのできるスペーサ及び高さ調整構造を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、軸方向に相対移動可能に組み合わされる
外筒及び内筒間に介装されて前記内筒のガイド面を形成
する高さ調整用スペーサにおいて、前記外筒の内面に添
設される周壁を含み、この周壁の一部に、前記外筒の外
側から挿通される所定の締付具によって前記内筒を圧接
する圧接部が形成される、という構成を採っている。こ
のような構成を採用することで、締付具が内筒の外面に
直接当接することがなくなるため、内筒への損傷要因を
有効に回避することができる。
【0008】また、本発明に係る高さ調整構造は、外筒
と、この外筒内に挿通される内筒と、前記外筒及び内筒
間に配置されるスペーサと、前記外筒の外側から挿通可
能に設けられて前記スペーサに対して進退可能に設けら
れた締付具とを含み、前記締付具を前進させたときに、
前記スペーサを介して内筒の位置を固定する圧接力が付
与される、という構成を採っている。
【0009】
【発明の実施の形態】前記圧接部は前記周壁の一部にス
リットを形成することによって形成され、前記締付具の
締付力で面位置が内側にシフト可能に設けられる、とい
う構成を採用するとよい。このような構成とすれば、圧
接領域を広く確保できることとなり、スペーサに対して
内筒がルーズに挿通される場合であっても締結具による
圧接力が内筒に確実に及ぶようになる。しかも、スペー
サの領域内で内筒への圧接力が作用するため、内筒の軸
線が外筒の軸線に対して傾くような虞も防止することが
できる。
【0010】また、前記スペーサは、前記外筒の上端縁
に着座するフランジ部を周壁の上端に備えているととも
に、前記外筒に係合してスペーサの上下移動を規制する
ストッパを周壁の外面部分に備える、という構成が採用
される。これにより、スペーサが外筒の所定位置に常に
保たれるようになり、内筒の高さ調整時に不用意に脱落
するようなこともない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1には、机、テーブル等の脚に適用され
る高さ調整構造の要部概略斜視図が示され、図2には、
その分解斜視図が示されている。これらの図において、
脚10は、外筒11と、この外筒11内に挿通されて軸
方向に相対移動可能な内筒12と、前記外筒11及び内
筒12間に配置されたスペーサ13と、前記外筒11の
外側から挿通可能な締付具としての固定ねじ15とによ
り構成されている。
【0013】前記外筒11は、本実施例では、横断面が
略長方形の軌跡に沿う四角柱状の中空パイプ材により構
成されている。この外筒11の短寸幅となる面20の上
部には、ナット部材21が溶接等の手段で固定されてお
り、このナット部材21を通じて前記固定ねじ15が軸
方向に進退可能に設けられている。また、外筒11の長
寸幅となる面23の上部中央には穴24がそれぞれ穿設
されている。
【0014】前記内筒12は、外筒11の横断面形状と
略相似形状となる横断面形状を備えた四角柱状の中空パ
イプ材により構成されている。この内筒12は、その外
面が外筒11の内面に対して一定の隙間S(図3参照)
を形成する寸法に設けられており、これによって、内筒
12は外筒11と軸方向に相対移動可能に設けられる。
なお、内筒12の図示しない上端側には、机若しくはテ
ーブル等の天板が連結される。
【0015】前記スペーサ13は、本実施例では樹脂に
よる一体成形品により構成されている。このスペーサ1
3は、外筒11の内面に添設する長寸幅の一対の周壁3
0,30及び短寸幅の一対の周壁31,31と、これら
周壁30,31の上端に連設されるとともに前記外筒1
1の上端縁に着座可能なフランジ部32とを備えて構成
されている。また、周壁30,30の各外面にはストッ
パとしての突部33がそれぞれ一体的に形成され、これ
らの突部33が前記外筒11の穴24に内側から嵌合す
ることによってスペーサ13が上方に抜け出ることがな
いようになっている。また、短寸幅となる一対の周壁3
1のうち、図2中手前側の周壁31の領域内には、略U
字状の軌跡に沿うスリット35が形成され、このスリッ
ト35の内側部分は、外力を付与したときに面位置をシ
フトする片状の圧接部36として形成されている。
【0016】次に、本実施例における高さ調整方法につ
いて説明する。
【0017】図3に示されるように、固定ねじ15をナ
ット部材21にねじ込んで締め付けた状態では、固定ね
じ15の先端面15Aが圧接部36を押圧するようにな
り、当該圧接部36は初期の面位置を内側に若干シフト
して内筒12の外面を圧接することとなり、この状態
で、内筒12の上下方向における移動を規制してこれを
固定する。この一方、内筒12を上下方向にずらすとき
は、固定ねじ15のねじ込み位置を後退させて圧接力を
解除し、所望の高さ位置に内筒12をずらした後に、再
び固定ねじ15をねじ込めばよい。
【0018】従って、このような実施例によれば、固定
ねじ15の先端15Aが内筒12に直接当接することが
ないため、内筒12に傷を付ける等の虞を確実に防止す
ることができる他、スペーサ13の領域内で内筒12に
圧接力が与えられるため、当該内筒12が外筒11の軸
線に対して傾くような傾向もなくなり、真っ直ぐな姿勢
に保つことが可能となる。
【0019】なお、前記スペーサ13における圧接部3
6は前記実施例に限定されるものでなく、例えば、図4
(A)〜(C)に示されるような種々のスリットを設け
ることによって形成することができる。すなわち、図4
(A)に示されるように、周壁31の下端にまで達する
スリット35を略平行な二箇所に形成し、当該スリット
35間の領域を片状の圧接部36として構成したもの、
図4(B)に示されるように、前記実施例構成とは反対
となる下向きU字状のスリット35を形成してその内側
領域を圧接部36として構成したもの、或いは、図4
(C)に示されるように、周壁31の中央部に相互に平
行となるスリット35を形成してこれらのスリット35
間の領域を圧接部36としたもの等を例示することがで
きる。
【0020】また、前記実施例でにおける外筒11及び
内筒12は、それぞれ角柱パイプにより構成したが、円
筒状のパイプ等により構成することもでき、これに対応
してスペーサの形状を変更すれば足りる。更に、締付具
も固定ねじ15に限らず、外筒11の外面に回転可能な
レバーを設けるとともに、このレバーの回転操作で圧接
部36に対して進退可能なロッドを設け、このロッドの
先端面で圧接部を押圧できるようにしてもよい。また、
前記圧接部36はスリット35を設けることによって面
位置をシフトし易くしたが、スリット35は必ずしも設
けることを要しない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外筒と内筒との間に介装可能なスペーサを設けるととも
に、その一部を圧接部として所定の締付具による圧接力
を内筒に付与し得るように構成したから、締付具が内筒
の外面に直接当接することがなくなり内筒の外面に傷を
付ける等の損傷を有効に回避することができる。
【0022】また、圧接部は面位置が内側にシフト可能
に設けられているため、締結具が内筒に直接当接しない
構成としても、当該締結具による圧接力が確実に内筒に
及ぶようになり、更に、スペーサの領域内で内筒への圧
接力が作用するため、内筒の軸線が外筒の軸線に対して
傾くような虞も防止することができる。
【0023】また、前記スペーサは、前記外筒の上端縁
に着座するフランジ部と、外筒の面に係合するストッパ
とを備えた構成としたから、内筒の高さ調整に際してス
ペーサが不用意に脱落するようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る高さ調整構造が適用された脚の要
部概略斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う縦断面図。
【図4】(A)〜(C)はそれぞれスペーサの変形例を
示す正面図。
【図5】従来の高さ調整構造を示す図3と同様の縦断面
図。
【符号の説明】
11 外筒 12 内筒 13 スペーサ 15 固定ねじ(締付具) 30 周壁 31 周壁 32 フランジ部 35 スリット 36 圧接部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に相対移動可能に組み合わされる
    外筒及び内筒間に介装されて前記内筒のガイド面を形成
    する高さ調整用スペーサにおいて、 前記外筒の内面に添設される周壁を含み、この周壁の一
    部に、前記外筒の側面から挿通される所定の締付具によ
    って前記内筒を圧接する圧接部が形成されていることを
    特徴とする高さ調整用スペーサ。
  2. 【請求項2】 前記圧接部は前記周壁の一部にスリット
    を形成することによって形成され、前記締付具の締付力
    で面位置が内側にシフト可能に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の高さ調整用スペーサ。
  3. 【請求項3】 外筒と、この外筒内に挿通される内筒
    と、前記外筒及び内筒間に配置されるスペーサと、前記
    外筒の外側から挿通可能に設けられて前記スペーサに対
    して進退可能に設けられた締付具とを含み、 前記締付具を前進させたときに、前記スペーサを介して
    内筒の位置を固定する圧接力を付与可能としたことを特
    徴とする高さ調整構造。
  4. 【請求項4】 前記スペーサは外筒の内面に添設される
    周壁を備え、前記締付具の先端が当接する周壁部分は、
    面位置を内側にシフト可能な圧接部として形成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の高さ調整構造。
  5. 【請求項5】 前記スペーサは、前記外筒の上端縁に着
    座するフランジ部を周壁の上端に備えているとともに、
    前記外筒の内側から係合してスペーサの上下移動を規制
    するストッパを前記周壁の外面側に備えていることを特
    徴とする請求項4記載の高さ調整構造。
JP10256980A 1998-09-10 1998-09-10 高さ調整部用スペーサ及び高さ調整構造 Pending JP2000083743A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017072203A1 (de) * 2015-10-28 2017-05-04 Hettich Franke Gmbh & Co. Kg Verbindungsbeschlag für möbelteile, polstermöbel und rahmen
KR20180075768A (ko) * 2016-12-26 2018-07-05 계양전기 주식회사 간극 조정 장치를 포함하는 다리 프레임 모듈

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KR20180075768A (ko) * 2016-12-26 2018-07-05 계양전기 주식회사 간극 조정 장치를 포함하는 다리 프레임 모듈
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Effective date: 20011218