JP2000083482A - 土壌面の緑化方法 - Google Patents

土壌面の緑化方法

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JP2000083482A
JP2000083482A JP10253980A JP25398098A JP2000083482A JP 2000083482 A JP2000083482 A JP 2000083482A JP 10253980 A JP10253980 A JP 10253980A JP 25398098 A JP25398098 A JP 25398098A JP 2000083482 A JP2000083482 A JP 2000083482A
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soil
greening
container
screw member
greening material
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JP10253980A
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Katsuji Terazono
勝二 寺薗
Hajime Saito
源 齋藤
Shigeo Izawa
茂雄 井澤
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DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER
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DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器に入った緑化材を用いた土壌面の緑化方法
において、緑化材の容器を薄肉で強度の弱いものとして
も、緑化材を硬い土壌に容易に埋め込むことができる方
法を提供する。 【解決手段】容器1内に土および肥料を入れ、さらにそ
の中に苗を植えることにより緑化材10を作製する。容
器1と外面形状が同じで外周面に螺旋状の凸部を有する
中実のねじ部材2を用意する。土壌7面に対してねじ部
材2を押し込みながら回転させることにより、ねじ部材
2を土壌7に所定深さまでねじ込む。その後、このねじ
部材2を逆回転させながら土壌7から引き抜くことによ
り、土壌7内に空間71を形成する。この空間71内に
緑化材10を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌面の緑化方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の緑化方法に最も近い従来技術と
しては、特許第2726253号公報に記載されている
斜面緑化方法が挙げられる。
【0003】この斜面緑化方法は、円筒体の胴部と円錐
体の底部とを備え、少なくとも前記胴部に螺旋状の凸部
または凹部を有する容器を用い、この容器に土および肥
料を入れ、さらにその中に種子を入れるか苗を植えるこ
とにより緑化材を作製した後、この緑化材を、容器の胴
部から底部へ向かう押し込み力を与えながら回転させる
こことより、土壌の斜面にねじ込むことを特徴としてい
る。この方法は従来の斜面緑化方法より作業効率や安全
性が高い方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法においては、前記緑化材を容器に設けた螺旋状の凸部
または凹部を利用して土壌の斜面にねじ込んでいるた
め、特に、土壌が硬い場合には容器を土壌面にねじ込み
難い。また、容器の機械的強度が十分でないと、緑化材
のねじ込み途中で破損が生じる可能性があり、容器の機
械的強度を上げるためには、容器全体を厚肉として、材
質も鉄鋼や硬質プラスチックとする必要がある。このよ
うにすると、容器のコストが高くなるばかりでなく、比
較的短時間で腐食して土壌になじむような容器を用いる
ことが困難となる。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、容器に入った緑化材を用
いた土壌面の緑化方法において、緑化材の容器を薄肉で
強度の弱いものとしても、緑化材を硬い土壌に容易に埋
め込むことができる方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、少なくとも底部が円錐状に形成されてい
る容器と、外面形状がこの容器と同じで外周面に螺旋状
の凸部または凹部を有する中実のねじ部材を用意し、前
記容器内に土および肥料を入れ、さらにその中に種子を
入れるか苗を植えることにより緑化材を作製するととも
に、土壌面に対して前記ねじ部材を押し込みながら回転
させることにより、当該ねじ部材を土壌の所定深さまで
ねじ込んだ後に、このねじ部材を逆回転させながら土壌
から引き抜くことにより土壌内に空間を形成し、この空
間内に前記緑化材を埋め込むことを特徴とする土壌面の
緑化方法を提供する。
【0007】この方法によれば、前記ねじ部材により緑
化材の容器と同じ形状(容器の少なくとも底側部分と同
じ形状)の空間が土壌内に容易に形成されるため、緑化
材の容器を薄肉で強度の弱いものとしても、緑化材を硬
い土壌に容易に埋め込むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を基に説明する。図1は、本発明の一実施形態に相
当する緑化方法で用いる緑化材を示す縦断面図であり、
図2はその平面図である。また、図3は、この緑化方法
で用いるねじ部材を示す正面図である。
【0009】緑化材10を構成する容器1は、円筒体の
胴部11と円錐体の底部12とが一体に形成されたもの
であり、その胴部11と底部12には、全面に均一に通
水用の貫通穴14が、容器1の面に対して垂直に設けて
ある。また、胴部11をなす円筒体の周面には、上端面
から軸方向に所定深さで且つ円周方向に所定幅で形成さ
れた切り込み15が、直径方向で対向する二箇所に設け
てある。この切り込み15は、容器1を土壌に埋め込む
装置を取り付けるためのものである。
【0010】この容器1内に、肥料16を混在させた土
17を入れ、その中に苗18を植えることにより緑化材
10を作製する。ここでは、容器1内の土17の上に、
中心部に苗18の芽の部分を上部に出す穴19aを設け
たネット19を被せることにより、容器1内の土17が
外部に漏れないようにしてある。また、容器1内には、
植えた苗18の芽が容器1の外に出ないような高さまで
土17が入れてあり、ネット19は、容器1を斜めにし
ても外れないように容器1の内面等に固定してある。
【0011】この容器1の材質は、例えば、竹、木、合
成樹脂等のいずれの材質であってもよいが、所定時間の
経過後に腐食して土壌になじむような材質(例えば、微
生物により分解可能な熱可塑性プラスチック)であるこ
とが好ましい。また、この容器1は硬い土壌に直接ねじ
込む必要がないため、容器1の厚さを例えば2、3mm
程度の薄肉とすることが可能である。
【0012】ねじ部材2の外面形状は容器1と同じであ
って、容器1の胴部11と同じ外面形状の胴部21と、
円錐体の底部12と同じ外面形状の底部22とが一体に
形成されている。このねじ部材2の胴部21の外周面全
体と底部22の胴部側部分には、右ねじのねじ山状に連
続する螺旋状の凸部23が形成されている。この凸部2
3の厚さ(軸方向の寸法)と幅(周面からの突出寸法)
は、ほぼ同じ寸法に形成されている。凸部23の軸方向
での間隔(ねじのピッチ)は、地盤の硬さに応じて適宜
(地盤が硬いほど狭く)設定される。また、このねじ部
材2は鉄鋼等の金属により形成された中実の部材であ
る。
【0013】また、円柱状の胴部21の周面には、上端
面から軸方向に所定深さで且つ円周方向に所定幅で形成
された切り込み25が、直径方向で対向する二箇所に設
けてある。この切り込み25は、ねじ部材2を回転させ
る際に、回転装置の一対のチャックを嵌め入れてトルク
を伝達するためのものである。すなわち、このねじ部材
2は、例えば図4に示すように、その上部にセットされ
たねじ込み装置6によって土壌7内にねじ込まれる。
【0014】このねじ込み装置6は、ねじ部材2の切り
込み25に嵌め入れ可能な一対のチャック61aを備え
た円板状の蓋材61と、この蓋材61の一直径方向で対
向して、蓋材61の周面から外側に延びるアーム62と
で構成される。そのため、チャック61aを切り込み2
5に嵌め入れた状態で蓋材61をねじ部材2の上に被
せ、ねじ部材2の円錐状の底部22を土壌7の表面に差
し込み、アーム62を押し込みながら右回りに回転させ
れば、螺旋状の凸部23の作用でねじ部材2が土壌7の
中にねじ込まれる。また、土壌7の中にねじ込まれてい
る状態のねじ部材2にねじ込み装置6を取付け、アーム
62を左回りに回転させながら引き上げれば、ねじ部材
2は土壌7から引き抜かれる。
【0015】これらの緑化材10およびねじ部材2を用
いて、以下のようにして土壌面の緑化を行う。すなわ
ち、先ず、図5(a)に示すように、ねじ部材2を土壌
7面に対して押し込みながら右回りに回転させることに
より、このねじ部材2を土壌7内に容器1の軸方向の長
さと同じ深さまでねじ込む。その後、図5(b)に示す
ように、このねじ部材2を左回りに回転させながら土壌
7から引き抜くことにより、土壌7内に空間71を形成
する。この空間71は、緑化材10の容器1と同じ形状
となっている。
【0016】次に、図5(c)に示すように、この空間
71内に緑化材10を埋め込む。この埋め込みは、例え
ば、切り込み15に埋め込み装置のチャックを取り付け
て、押し込み力を加えて挿入すること等により容易に行
われる。その結果、図5(d)に示すように、土壌7面
が緑化材10により緑化される。
【0017】このように、この実施形態の方法によれ
ば、ねじ部材2により緑化材10の容器1と同じ形状の
空間71が土壌7内に容易に形成されるため、緑化材1
0の容器1が例えば薄肉のプラスチックであっても、硬
い土壌に容易に埋め込むことができる。また、緑化材1
0の容器1として、例えば、微生物により分解可能な熱
可塑性プラスチック等を使用することにより、土壌の環
境を保全することもできる。さらに、多数必要な容器1
は安価に作製でき、比較的高価なねじ部材2は予備分を
含めて数個だけ用意しておけば良いため、緑化方法にか
かるトータルコストを低減することができる。
【0018】また、この緑化材10は、土壌7内で貫通
穴14から容器1内に土壌7中の水が供給されるととも
に、容器1内の肥料16によって苗18は成長するた
め、やせた土壌7であっても緑化が確実になされる。
【0019】なお、前記実施形態では、ねじ部材2のね
じ込み深さを容器1の軸方向の長さと同じ深さとしてい
るが、これに限定されず、容器1の軸方向の長さより深
い位置や浅い位置までねじ込んでもよい。深い位置まで
ねじ込んだ場合には空間71が深く生じ、浅い位置まで
ねじ込んだ場合には空間71が浅く生じるため、緑化材
10の埋め込む深さに応じてねじ込む深さを設定すれば
よい。
【0020】また、ねじ部材は図3に示すようなものに
限定されず、使用する緑化材の容器と同じ外面形状であ
ればよい。すなわち、緑化材の容器は少なくとも底部が
円錐状に形成されていればよいため、全体が円錐形状の
容器の場合には、ねじ部材も円錐形状とする。全体が円
錐形状のねじ部材2を用いた場合の緑化方法を図6に示
す。この場合の緑化方法の手順は、胴部21と底部22
とからなるねじ部材2を用いた場合と同じである。
【0021】また、前記実施形態では、ねじ部材2の周
面に螺旋状の凸部23を設けているが、この凸部23に
代えて螺旋状の凹部、例えば右ねじのねじ底状の周溝を
設けてもよい。この周溝の作用で、ねじ部材2を容易に
土壌7内にねじ込むことができる。
【0022】また、緑化材10の容器1は、外周面に螺
旋状の凸部または凹部を有するものであってもよい。そ
の場合には、ねじ部材2により土壌7に空間71を設け
た後に、容器1の螺旋状の凸部または凹部を利用して、
緑化材10を回転させながら土壌7内に押し込む。これ
により、緑化材10は土壌7内により安定的に埋め込ま
れる。
【0023】また、緑化対象となる土壌面は図5および
6のような水平面に限定されず、斜面であってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緑化方法
によれば、容器に入った緑化材を用いた土壌面の緑化方
法において、緑化材の容器を薄肉で強度の弱いものとし
ても、緑化材を硬い土壌に容易に埋め込むことができ
る。その結果、緑化方法のトータルコストの削減や環境
保全が効果的になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態の緑化方法で用いる緑化材を示す
縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】この実施形態の緑化方法で用いるねじ部材を示
す正面図である。
【図4】ねじ部材の土壌面へのねじ込み方法の一例を示
す概略斜視図である。
【図5】この実施形態の緑化方法を示す説明図である。
【図6】別の実施形態の緑化方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 容器 2 ねじ部材 6 ねじ込み装置 7 土壌 10 緑化材 16 肥料 17 土 18 苗 23 螺旋状の凸部 71 空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも底部が円錐状に形成されてい
    る容器と、外面形状がこの容器と同じで外周面に螺旋状
    の凸部または凹部を有する中実のねじ部材を用意し、前
    記容器内に土および肥料を入れ、さらにその中に種子を
    入れるか苗を植えることにより緑化材を作製するととも
    に、土壌面に対して前記ねじ部材を押し込みながら回転
    させることにより、当該ねじ部材を土壌の所定深さまで
    ねじ込んだ後に、このねじ部材を逆回転させながら土壌
    から引き抜くことにより土壌内に空間を形成し、この空
    間内に前記緑化材を埋め込むことを特徴とする土壌面の
    緑化方法。
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