JP2000083060A - L2統合アクセス方式 - Google Patents

L2統合アクセス方式

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JP2000083060A
JP2000083060A JP11120517A JP12051799A JP2000083060A JP 2000083060 A JP2000083060 A JP 2000083060A JP 11120517 A JP11120517 A JP 11120517A JP 12051799 A JP12051799 A JP 12051799A JP 2000083060 A JP2000083060 A JP 2000083060A
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unit
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諭 小野
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和幸 寺尾
Shin Miyakawa
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 PPPパケットと関連情報を送信する通信回
線を、物理回線に依存せずに提供して、ネットワークへ
の多機能アクセスを実現する。 【解決手段】 中継ユニットは各種通信メディアを介し
てL2IAサブスクライバに接続され、L2IA中継網
を介してL2IAサブスクライバ間の通信を中継する。
各中継ユニットは一通信メディアに対応して設けられ、
L2IA中継網内で各中継ユニットを一意に識別するL
2IA中継IDと各中継ユニットに付随する各通信メデ
ィア内で各中継ユニットを一意に識別する端末IDを有
する。LPRは各潜在的に利用可能な通信メディアに対
しL2IAサブスクライバの端末IDとL2IA中継I
Dを各L2IAサブスクライバのL2IA識別子に対応
付けて示すRLDを登録して、中継ユニットが登録RL
Dに基づきサブスクライバ間の通信を中継する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PPP(Point-to
-Point Protocol)パケットおよびPPP関連情報(ロ
グインプロンプトやパスワードプロンプト等)を送信す
る通信回線を、物理回線に依存せずに提供して、コンピ
ュータネットワークへの多機能アクセスを実現するデー
タリンク(レイヤ2)統合アクセス方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在インターネットやイントラネット等
のコンピュータネットワークに対して移動端末からアク
セスする方式としては、公衆網回線でダイアルアップし
PPPアクセスサーバに接続する方式が一般的である。
しかしながら、この従来方式はある通信セッション中に
移動端末の移動により通信メディアを変更する必要が生
じた時、この通信セッションを維持したまま通信メディ
アを変更することができないか、または通信メディアを
変更するためにはAPIレベルの変更のためのプログラ
ムコードの書き換えが必要となるといった問題があっ
た。
【0003】ユーザの地理的移動の自由を確保する技術
や通信メディアへの依存性をなくす技術としては、Mobi
le IP、CDPD(Cellular Digital Packet Dat
a)、L2-1 call(Seamless Network)、ワンナンバ
ーサービス、Virtual LAN等種々の提案がある。
【0004】Mobile IPは端末のホームネットワーク
上での端末自身の識別とホームネットワーク上に設置さ
れたホームエージェントに登録される端末の位置を識別
するために2種類のグローバルなIPアドレスを用い、
ホームエージェントにより登録される端末の移動先にお
ける位置を識別するためのIPアドレスを端末が移動す
る度に更新することで、移動端末の移動性を確保してい
る。端末が移動した時に自分宛のパケットを移動先で受
け取るには、ホームエージェントがそのパケットを一旦
受け取り、ホームエージェントが管理している移動端末
のIPアドレス宛にIPトンネリングにより送るので、
端末の移動性を確保し通信中のメディア交換を可能とし
ているが、IPを用いた通信にしか利用できないという
ことと、IPプロトコルスタックに変更が必要であると
いうことが問題である。
【0005】CDPDでは、端末の識別にグローバルな
IPアドレスを用いる。CDPD網では、端末が通常接
続しているネットワークが接続しているMD-IS(Mobile
DataIntermediate System)をHome MD-IS と呼び、移動
して接続しているネットワークが接続しているMD-ISをS
erving MD-ISと呼ぶ。端末が移動すると、端末はServin
g MD-ISのネットワークに接続していることをServing M
D-ISに通知するとともにHome MD-ISに対して位置登録要
求を出すようにServing MD-ISに要求する。Serving MD-
ISからこの要求を受け取ると、その端末のHome MD-ISは
端末の位置登録として、端末が現在接続しているネット
ワークを管理するServing MD-ISをその端末に対してマ
ッピングする。端末宛のパケットは、常にHome MD-ISに
まず辿り着き、そこから登録されている位置登録に基づ
いてServing MD-ISにフォワーディングされる。このパ
ケットを受け取ると、Serving MD-ISは端末にパケット
をフォワーディングするので端末はどこに移動してもパ
ケットを受け取ることができる。 MD-IS間ではCLN
P(Connectionless Network Protocol)で通信を行う
ので、CDPDは端末の移動の対しスケーラビリティが
あり、しかも通信はCDPD専用の網を通るのでインタ
ーネットなどのオープンなIPネットワークを通るより
もセキュリティの面での安全性も高い。
【0006】しかし、CDPD網では、端末の移動性を
確保しているに過ぎず、通信中に利用するメディアを交
換することはできない。また、サーバ側からダイアルア
ウトサービスを行うにはグローバルなIPアドレスを静
的に割り当てる必要がある。特に、プライベートなIP
アドレスを利用するイントラネット上のサーバからのダ
イアルアウトサービスにはプライベートなアドレスから
グローバルなアドレスへの変換が要求されるためCDP
Dにおいて実現することは困難である。さらに、CDP
D網を利用できるメディアも限定されており、新しいメ
ディアへの対応は困難である。
【0007】L2−1 call 方式(Seamless Network)
では、異なるメディアの網を相互接続し、網の機能とし
て異なるメディアの電話番号を認識できるようにするこ
とで、異なるメディアに属する端末間の通信を可能にし
ているものである。端末の識別には電話番号が用いられ
ており、通信にはIPに限らず様々なものが用いられ
る。しかし、新しいメディアに対応するには、新しいメ
ディアでの端末の識別子である電話番号を認識できるシ
ステムを網に組み込む必要があるので新しいメディアへ
の対応は困難であり、ダイアルアウトサービス(プロバ
イダ側から電話をかけてユーザ側端末にパケットを送る
サービス)や通信中のメディアの交換などは考えられて
いない。
【0008】また、L2TPはPPPトンネリング技術
で高機能なネットワークへのアクセスを提供している
が、L2TPでは通信中のメディアの交換ができない。
ダイアルアウトサービスも考えられているが、大多数の
ユーザへのダイアルアウト接続ができない。
【0009】ワンナンバーサービスとは、センタに一度
着信しセンタに予めユーザにより登録されたメディアへ
接続するサービスであり、ユーザの識別には電話番号が
用いられている。このサービスでは、割り振られた番号
が地理的条件を表し接続されるセンタが固定されるの
で、呼の経路に無駄が生じることがある。例えば、大阪
から東京のセンタに電話し、東京のセンタから大阪の電
話に電話がかかる場合がある。このサービスでは、通信
中に利用するメディアの交換を行うことはできない。
【0010】Virtual LANでは、端末は、端末に与えら
れた利用するネットワークプロトコルに依存した識別
子、例えばIPアドレス、を端末の位置を管理している
サーバに送ることで、アクセスメディアに依存した端末
の識別子を入手し、端末自身が直接相手との間に通信路
を確立する。この方式では、端末の移動性を確保してい
るが、通信中に利用するアクセスメディアを交換するこ
とはできない。しかも、端末から直接相手に接続を試み
るので通信メディア網同志が接続されていない場合には
通信路が確立できず、このため新しいメディアへの対応
は困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来
は、ユーザが例えばインターネットやイントラネットな
どのコンピュータネットワークに接続する場合には、会
社のネットワークからの絶属や自宅の電話回線を用いた
ダイアルアップ接続が大半であった。しかし、携帯電話
やPHSなどを代表とする無線系の通信メディアの発達
は目覚しく、これらのメディアを使ったダイアルアップ
接続によるアクセスの利用も普及してきた。また、ノー
トパソコンを用いるユーザも増え、端末の移動性の確保
は重要な課題となっている。
【0012】現在では、通信中に利用する通信メディア
を変更する場合には、コンピュータ上で使用している通
信アプリケーションの通信セッションを一旦終了し、通
信メディアを変更後、再度通信セッションを確立する必
要がある。
【0013】例えば、最初PHSを用いてサーバに接続
しftpを行っていた場合、ftpのセッションを終了
することなく通信に利用するメディアをPHSから携帯
電話に変更してftpを継続することは困難である。
【0014】大多数のユーザに対してサーバから接続を
試みる場合には、IPを使って通信を行うとすると、ダ
イアルアウト接続先のユーザの数だけ静的なIPアドレ
スを割り当てることが必要となる。IPアドレスが不足
している現在、ダイアルアウト接続にスケーラビリティ
を持たせるのは非常に難しい。また、ダイアルアウト時
に用いる通信インタフェースも大量に用意する必要があ
る。
【0015】ユーザがネットワークにアクセスする場
合、ユーザ自身がモデムや携帯電話のアダプタやLAN
カード(イーサネット)等の利用したいメディア用の通
信装置を用意する必要があり、ネットワークを管理して
いる側でも各メディア用の通信装置を利用する必要があ
る。このことは、ユーザの利用できる通信メディアが限
定されるだけでなく、新しいメディアが誕生する度に通
信を行う双方でそのメディア用の通信装置を用意する必
要があり、新しいメディアへの対応が困難であることを
意味している。
【0016】したがって、本発明は、PPPパケットと
PPP関連情報を送信する通信回線を、物理回線に依存
せずに提供して、コンピュータネットワークへの多機能
アクセスを実現することが可能なデータリンク(レイヤ
2)統合アクセス方式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
各種通信メディアを使ってユーザ端末間の通信をサポー
トするL2IA(レイヤ2統合アクセス)サブスクライ
バであって、各L2IAサブスクライバはシステム内で
各L2IAサブスクライバを一意に識別するためのL2
IA識別子と、各L2IAサブスクライバに付随する各
通信メディア内で各L2IAサブスクライバを一意に識
別するための端末IDを有するものと、複数の中継ユニ
ットと少なくとも一つのLPR(Location and Prefere
nce Register)からなるL2IA中継網であって、該中
継ユニットは各種通信メディアを介してL2IAサブス
クライバに接続され、L2IA中継網を介してL2IA
サブスクライバ間の通信を中継するもので、各中継ユニ
ットは一通信メディアに対応して設けられ、L2IA中
継網内で各中継ユニットを一意に識別するためのL2I
A中継IDと各中継ユニットに付随する各通信メディア
内で各中継ユニットを一意に識別するための端末IDを
有するものであり、該LPRは各潜在的に利用可能な通
信メディアに対してL2IAサブスクライバの端末ID
と中継ユニットのL2IA中継IDを各L2IAサブス
クライバのL2IA識別子に対応付けて示すRLD(Re
gistered Location Data)を登録して、中継ユニットが
L2IAサブスクライバのL2IA識別子に対応付けら
れて登録されたRLDに基づいてL2IAサブスクライ
バ間の通信を中継するものとを備えたことを特徴とする
L2統合アクセスシステムを提供する。
【0018】また、本発明では、L2IAサブスクライ
バは、少なくとも一つの通信インタフェースと、一つの
PPPインタフェースと一つのL2IAインタフェース
を有するe型L2IAサブスクライバと、少なくとも一
つの通信インタフェースと、少なくとも一つのPPPイ
ンタフェースと、一つのL2IAインタフェースを有す
るN型L2IAサブスクライバを含み、各通信インタフ
ェースは中継ユニットと接続を設定できるものであり、
各PPP(Point-to-Point Protocol)インタフェース
はPPPパケットとPPP関連情報をユーザ端末と交換
できるものであり、各L2IAインタフェースは通信イ
ンタフェースとPPPインタフェースを選択的にインタ
フェースできるものであることを特徴とする。
【0019】また、本発明では、各L2IAサブスクラ
イバは、一つ以上の他のL2IAサブスクライバに対し
て、ユーザの通信データが流れる論理的コネクションで
あるL2IA−U−Planeを一つ以上確立する機能
を有することを特徴とする。
【0020】また、本発明では、各中継ユニットは、L
2IA中継網内の他の中継ユニットとLPRに対してシ
グナリングメッセージの送受信を行う機能と、L2IA
サブスクライバから中継ユニットへのL2統合アクセス
をサポートする論理的コネクションであるL2IAチャ
ネルをL2IAサブスクライバに対して確立する機能と
を有することを特徴とする。
【0021】また、本発明では、LPRに登録されたR
LDは、ユーザにより設定された各潜在的に利用可能な
通信メディアの優先度と、オプションとして各潜在的に
利用可能な通信メディアの現在の利用可否を、さらに示
すことを特徴とする。
【0022】また、本発明では、ある通信メディアに付
随するあるユーザ端末に設けられたあるL2IAサブス
クライバが、他の通信メディアに付随するユーザのホー
ムネットワークに設けられた他のL2IAサブスクライ
バへのダイアルアップ接続を、該あるL2IAサブスク
ライバに適した該ある通信メディアに対応して設けられ
たある中継ユニットへのコネクションを設定し、該ある
中継ユニットに対して該他のL2IAサブスクライバの
L2IA識別子を指定して行うことにより、該他のL2
IAサブスクライバのL2IA識別子に対応付けてLP
Rにより登録されたあるRLDに基づいて、該ある中継
ユニットが該他のL2IAサブスクライバに適した該他
の通信メディアに対応して設けられた他の中継ユニット
へのコネクションを設定し、該あるRLDに基づいて、
該他の中継ユニットが該他のL2IAサブスクライバへ
のコネクションを設定するようにすることを特徴とす
る。
【0023】また、本発明では、ある通信メディアに付
随するユーザのホームネットワークに設けられたあるL
2IAサブスクライバが、他の通信メディアに付随する
あるユーザ端末に設けられた他のL2IAサブスクライ
バへのダイアルアウト接続を、該あるL2IAサブスク
ライバに適した該ある通信メディアに対応して設けられ
たある中継ユニットへのコネクションを設定し、該ある
中継ユニットに対して該他のL2IAサブスクライバの
L2IA識別子を指定して行うことにより、該他のL2
IAサブスクライバのL2IA識別子に対応付けてLP
Rにより登録されたあるRLDに基づいて、該ある中継
ユニットが該他のL2IAサブスクライバに適した該他
の通信メディアに対応して設けられた他の中継ユニット
へのコネクションを設定し、該あるRLDに基づいて、
該他の中継ユニットが該他のL2IAサブスクライバへ
のコネクションを設定するようにすることを特徴とす
る。
【0024】また、本発明では、ユーザのホームネット
ワークに設けられた他のL2IAサブスクライバと通信
中の、ユーザ端末に設けられたあるL2IAサブスクラ
イバが、該他のL2IAサブスクライバとの通信に用い
られる通信メディアを第一の通信メディアから第二の通
信メディアに変更するハンドオーバを、該第一の通信メ
ディアに対応して設けられた第一の中継ユニットに対し
てハンドオーバを要求し、該あるL2IAサブスクライ
バに適した該第二の通信メディアに対応して設けられた
第二の中継ユニットへのコネクションを設定し、該第二
の中継ユニットに対して該他のL2IAサブスクライバ
のL2IA識別子を指定して行うことにより、該他のL
2IAサブスクライバのL2IA識別子に対応付けてL
PRにより登録されたあるRLDに基づいて、該第二の
中継ユニットが該他のL2IAサブスクライバに適した
ユーザのホームネットワークに付随した通信メディアに
対応して設けられた第三の中継ユニットへのコネクショ
ンを設定するとともに、該第一の中継ユニットが該ある
L2IAサブスクライバと該第一の中継ユニット間のコ
ネクションと該第一の中継ユニットと該第三の中継ユニ
ット間のコネクションを切断するようにすることを特徴
とする。
【0025】また、本発明では、ユーザのホームネット
ワークに設けられた他のL2IAサブスクライバと通信
中の、ユーザ端末に設けられたあるL2IAサブスクラ
イバが、該他のL2IAサブスクライバとの通信に用い
られる通信メディアを第一の通信メディアから第二の通
信メディアに変更するハンドオーバを、該第一の通信メ
ディアに対応して設けられた第一の中継ユニットに対し
てハンドオーバを要求して行うことにより、該第一の中
継ユニットが該あるL2IAサブスクライバのL2IA
識別子に対応付けてLPRにより登録されたあるRLD
を取得し、該あるL2IAサブスクライバに適した該第
二の通信メディアに対応して設けられ該あるRLDによ
って示された第二の中継ユニットに該あるL2IAサブ
スクライバへのコネクションの設定を要求、設定し、該
第一の中継ユニットが該第二の中継ユニットへのコネク
ションを設定して通信データが該第一の中継ユニットか
ら該あるL2IAサブスクライバへ該第二の中継ユニッ
トを経由して流れるようにし、該第一の中継ユニットが
該他のL2IAサブスクライバに適したユーザのホーム
ネットワークに付随する通信メディアに対応して設けら
れた第三の中継ユニットに該第二の中継ユニットを通知
して該第三の中継ユニットが該第三の中継ユニットと該
第二の中継ユニット間のコネクションを設定して該第二
の中継ユニットへの通信データの送信を開始するととも
に該第一の中継ユニットへの通信データの送信を停止
し、該第一の中継ユニットが該あるL2IAサブスクラ
イバと該第一の中継ユニット間のコネクションと、該第
一の中継ユニットと該第二の中継ユニット間のコネクシ
ョンと、該第一の中継ユニットと該第三の中継ユニット
間のコネクションを切断するようにすることを特徴とす
る。
【0026】また、本発明では、ユーザのホームネット
ワークに設けられたあるL2IAサブスクライバが、ユ
ーザ端末に設けられた他のL2IAサブスクライバが通
信を中断した時に、該他のL2IAサブスクライバとの
通信の通信状態を記憶し、該他のL2IAサブスクライ
バが該あるL2IAサブスクライバへの再接続を行った
時に、記憶された通信状態から該他のL2IAサブスク
ライバとの通信を再開することを特徴とする。
【0027】さらに、本発明では、上述したL2統合ア
クセスシステムにおいて、ある通信メディアに付随する
あるユーザ端末に設けられたあるL2IAサブスクライ
バから、他の通信メディアに付随するユーザのホームネ
ットワークに設けられた他のL2IAサブスクライバへ
のダイアルアップ接続方法であって、(a)該あるL2
IAサブスクライバから該あるL2IAサブスクライバ
に適した該ある通信メディアに対応して設けられたある
中継ユニットへのコネクションを設定するステップと、
(b)該あるL2IAサブスクライバから該ある中継ユ
ニットに対して該他のL2IAサブスクライバのL2I
A識別子を指定するステップと、(c)前記ステップ
(b)で指定された該他のL2IAサブスクライバのL
2IA識別子に対応付けてLPRにより登録されたある
RLDに基づいて、該ある中継ユニットから該他のL2
IAサブスクライバに適した該他の通信メディアに対応
して設けられた他の中継ユニットへのコネクションを設
定するステップと、(d)該あるRLDに基づいて、該
他の中継ユニットから該他のL2IAサブスクライバへ
のコネクションを設定するステップとを有することを特
徴とするダイアルアップ接続方法を提供する。
【0028】さらに、本発明では、上述したL2統合ア
クセスシステムにおいて、ある通信メディアに付随する
ユーザのホームネットワークに設けられたあるL2IA
サブスクライバから、他の通信メディアに付随するある
ユーザ端末に設けられた他のL2IAサブスクライバへ
のダイアルアウト接続方法であって、(a)該あるL2
IAサブスクライバから該あるL2IAサブスクライバ
に適した該ある通信メディアに対応して設けられたある
中継ユニットへのコネクションを設定するステップと、
(b)該あるL2IAサブスクライバから該ある中継ユ
ニットに対して該他のL2IAサブスクライバのL2I
A識別子を指定するステップと、(c)前記ステップ
(b)で指定された該他のL2IAサブスクライバのL
2IA識別子に対応付けてLPRにより登録されたある
RLDに基づいて、該ある中継ユニットから該他のL2
IAサブスクライバに適した該他の通信メディアに対応
して設けられた他の中継ユニットへのコネクションを設
定するステップと、(d)該あるRLDに基づいて、該
他の中継ユニットから該他のL2IAサブスクライバへ
のコネクションを設定するステップとを有することを特
徴とするダイアルアウト接続方法を提供する。
【0029】さらに、本発明では、上述したL2統合ア
クセスシステムにおいて、ユーザのホームネットワーク
に設けられた他のL2IAサブスクライバと通信中の、
ユーザ端末に設けられたあるL2IAサブスクライバに
よる、該他のL2IAサブスクライバとの通信に用いら
れる通信メディアを第一の通信メディアから第二の通信
メディアに変更するハンドオーバ方法であって、(a)
該あるL2IAサブスクライバから該第一の通信メディ
アに対応して設けられた第一の中継ユニットに対してハ
ンドオーバを要求するステップと、(b)該あるL2I
Aサブスクライバから該あるL2IAサブスクライバに
適した該第二の通信メディアに対応して設けられた第二
の中継ユニットへのコネクションを設定するステップ
と、(c)該あるL2IAサブスクライバから該第二の
中継ユニットに対して該他のL2IAサブスクライバの
L2IA識別子を指定するステップと、(d)前記ステ
ップ(c)で指定された該他のL2IAサブスクライバ
のL2IA識別子に対応付けてLPRにより登録された
あるRLDに基づいて、該第二の中継ユニットから該他
のL2IAサブスクライバに適したユーザのホームネッ
トワークに付随した通信メディアに対応して設けられた
第三の中継ユニットへのコネクションを設定するステッ
プと、(e)該あるL2IAサブスクライバと該第一の
中継ユニット間のコネクションと該第一の中継ユニット
と該第三の中継ユニット間のコネクションを切断するス
テップとを有することを特徴とするハンドオーバ方法を
提供する。
【0030】さらに、本発明では、上述したのL2統合
アクセスシステムにおいて、ユーザのホームネットワー
クに設けられた他のL2IAサブスクライバと通信中
の、ユーザ端末に設けられたあるL2IAサブスクライ
バによる、該他のL2IAサブスクライバとの通信に用
いられる通信メディアを第一の通信メディアから第二の
通信メディアに変更するハンドオーバ方法であって、
(a)該あるL2IAサブスクライバから該第一の通信
メディアに対応して設けられた第一の中継ユニットに対
してハンドオーバを要求するステップと、(b)該第一
の中継ユニットにおいて該あるL2IAサブスクライバ
のL2IA識別子に対応付けてLPRにより登録された
あるRLDを取得するステップと、(c)該あるL2I
Aサブスクライバに適した該第二の通信メディアに対応
して設けられ該あるRLDによって示された第二の中継
ユニットから該あるL2IAサブスクライバへのコネク
ションを第一の中継ユニットから要求し設定するステッ
プと、(d)該第一の中継ユニットから該第二の中継ユ
ニットへのコネクションを設定して通信データが該第一
の中継ユニットから該あるL2IAサブスクライバへ該
第二の中継ユニットを経由して流れるようにするステッ
プと、(e)該第一の中継ユニットから該他のL2IA
サブスクライバに適しユーザのホームネットワークに付
随する通信メディアに対応して設けられた第三の中継ユ
ニットに該第二の中継ユニットを通知するステップと、
(f)該第三の中継ユニットから該第三の中継ユニット
と該第二の中継ユニット間のコネクションを設定して該
第二の中継ユニットへの通信データの送信を開始すると
ともに該第一の中継ユニットへの通信データの送信を停
止するステップと、(g)該あるL2IAサブスクライ
バと該第一の中継ユニット間のコネクションと、該第一
の中継ユニットと該第二の中継ユニット間のコネクショ
ンと、該第一の中継ユニットと該第三の中継ユニット間
のコネクションを切断するステップとを有することを特
徴とするハンドオーバ方法を提供する。
【0031】さらに、本発明では、上述したL2統合ア
クセスシステムにおける再接続方法であって、(a)ユ
ーザのホームネットワークに設けられたあるL2IAサ
ブスクライバにおいて、ユーザ端末に設けられた他のL
2IAサブスクライバが通信を中断した時に、該他のL
2IAサブスクライバとの通信の通信状態を記憶するス
テップと、(b)該他のL2IAサブスクライバが該あ
るL2IAサブスクライバへの再接続を行った時に、前
記ステップ(a)で記憶された通信状態から該あるL2
IAサブスクライバと該他のL2IAサブスクライバ間
の通信を再開するステップとを有することを特徴とする
再接続方法を提供する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を参照して本
発明のレイヤ2(L2)統合アクセス方式の実施の形態
を詳細に説明する。
【0033】<全体構成>図1は本実施形態のL2統合
アクセスシステムの全体構成を示しており、このシステ
ムは、Bユニット110とLPR(Location and Prefe
rence Register)120から構成されるL2IA(L2
Integrated Access)中継網100と、各種通信メディ
ア200を介してBユニット110と接続可能なeユニ
ット10とNユニット20を含むL2IAサブスクライ
バから構成されている。ここで、eユニット10はユー
ザ端末(図示せず)に接続されるものである。
【0034】通信メディア200は例えばC−plan
eとU-planeを有する公衆電話網である。C−p
laneは通信メディアの制御部分と端末が情報をやり
取りして呼の設定・解除、各種通知などを実現する部分
である。U−planeは例えば音声などの実際のユー
ザのデータが流れる部分である。また後述する通り、各
通信メディア200は対応するL2IAサブスクライバ
またはBユニットを各通信メディア内で一意に識別する
ための端末識別子、例えば電話番号、を用いる。
【0035】図1に示すように、eユニット10とNユ
ニット20は各種通信メディア200を介してBユニッ
ト110と接続される。L2統合アクセス方式では、こ
れら通信メディア200のU−planeにL2IA回
線を確立する。L2IA回線は、一つのC−plane
(L2IA−C−plane)と一つ以上のU−pla
ne(L2IA−U−plane)から構成される。L
2IA−C−planeはL2IA回線の制御チャネル
であり、発着呼や通信の一時停止・再開制御などのL2
統合アクセス方式の各種機能を実現するためのシグナリ
ングメッセージを伝送する。L2IA−U−plane
はユーザの一つのPPP(Point-to-Point Protocol)
パケットとこれに関連する情報からなるパケットを伝送
する。
【0036】本発明のL2統合アクセス方式は、図1の
通信ネットワークにおいてL2IAサブスクライバ、す
なわちeユニット10とNユニット20に、L2IA−
U−planeを動的に設定・変更させることで各種機
能を実現するものである。
【0037】次に、図1の通信ネットワークを構成する
L2IAサブスクライバ、LPR120、Bユニット1
10について詳細に説明する。
【0038】<L2IA(L2 Integrated Access)サ
ブスクライバ>L2IAサブスクライバはL2統合アク
セスシステムのサービスを利用するためにユーザが用い
る装置である。基本的には、ユーザはこの装置を用い
て、L2IA中継網100を構成するBユニット110
に各種メディアを介して直接接続する。L2IAサブス
クライバにはeユニット10とNユニット20という二
つの種類があり、eユニット10は移動する個々のユー
ザに使われる装置であって、Nユニット20はユーザの
ホームネットワークに位置するアクセスサーバに該当す
るもので、複数のeユニットからアクセス可能なもので
ある。
【0039】図2に示すように、eユニット10はBユ
ニット110に接続するための通信メディアに対応した
インタフェースカード等の複数の通信インタフェース1
1と、L2IA−U−planeを流れるユーザのPP
Pパケットをユーザの端末とやり取りできるPPPイン
タフェース12と、通信インタフェース11とPPPイ
ンタフェース12の接続フォーマットに関係なくこれら
を接続するL2IAインタフェース13を持つ。あるい
は、eユニット10は、図3に示すように、PPPイン
タフェース12とL2IAインタフェース13がシリア
ルインタフェース14を介して接続するような構成とし
てもよい。
【0040】実際上は、このeユニット10は、eユニ
ット10の機能を実現するためのソフトウェアが搭載さ
れたPCMCIA(Personal Computer Memory Card In
ternational Association)カードとして設けることが
できる。一般的に用いられるPCMCIAカードは、モ
デムや、イーサネットやトークンリング等のネットワー
クアダプタ、フラッシュメモリのものであるが、PCM
CIAカードにはワイヤレスLANアダプタやSCSI
アダプタ等のものもある。
【0041】このeユニット10は指定した一つのL2
IAサブスクライバとの間にL2IA−U−plane
を確立することができる装置である。L2IA統合アク
セス方式を利用する際に、L2IA−U−planeを
確立するために、個々のユーザはeユニット10を自分
のユーザ端末にインストールする。eユニット10は通
信メディアに対応する複数の通信インタフェースを有し
ているので、Bユニット110に通信メディアを介して
直接接続できる。eユニット10は通信メディアのU−
planeにL2IA−U−planeを1つだけ持っ
たL2IA回線を確立する。
【0042】一方、図4に示すように、Nユニット20
はBユニット110に接続するための通信メディアに対
応したインタフェースカード等の通信インタフェース2
1と、L2IA−U−planeを流れるユーザのPP
Pパケットを複数のユーザ端末とやり取りできる複数の
PPPインタフェース22と、通信インタフェース21
とPPPインタフェース22の接続フォーマットに関係
なくこれらを接続するL2IAインタフェース23を持
つ。
【0043】実際上は、このNユニット20は、Nユニ
ット20の機能を実現するためのソフトウェアが搭載さ
れたアクセスルータ(1つ以上のプロトコルをサポート
し1つ以上のネットワークを介してデータを中継する装
置)として設けることができる。
【0044】Nユニット20は、複数のL2IAサブス
クライバとの間にL2IA−U−planeを確立する
ことができる装置である。Nユニット20はeユニット
のユーザのホームネットワークに設けられ、例えば専用
線を介してBユニット110と接続される。Nユニット
20はBユニット110に直接接続するための通信メデ
ィアに対応した通信インタフェースを持つ。Nユニット
20は、L2統合アクセス方式を利用しているユーザの
端末からのPPP接続を終端する。Nユニット20はB
ユニット110と接続している通信メディアのU−pl
aneに1本のL2IA−C−planeと複数のL2
IA−U−planeを持ったL2IA回線を確立でき
る。
【0045】各L2IAサブスクライバは、このL2統
合アクセスシステム内で一意に定義されたL2IA識別
子と呼ばれる識別子を有する。このL2IA識別子は例
えばE.164形式で与えることができるものである
が、これについては後述する。
【0046】本実施形態において、L2IAサブスクラ
イバは以下の機能を有するものとする。
【0047】(1)発着信制御機能:L2IA中継網を
構成しているBユニットに対して、通信メディア毎に発
着信制御を行う機能。
【0048】(2)接続要求機能:L2IA中継網を構
成しているBユニットに対して、接続したいL2IAサ
ブスクライバを示すL2IA識別子を自分の持つ対応表
などから調べて、このL2IA識別子をBユニットに送
ることで、指定したL2IAサブスクライバまでのL2
IA-U-planeの確立を要求する機能。
【0049】(3)L2IA回線確立・変更・切断機
能:通信メディアにより直接接続したBユニットとの間
にL2IA回線を確立したり、利用するL2IA−U−
planeを動的に確立・変更する機能。
【0050】(4)RLD(Registered Location Dat
a)変更要求機能:LPRに、後述するようにどのBユ
ニットからどの端末識別子で接続可能かを記した情報で
あるRLDのうちで、自分のL2IA識別子に関するR
LDの変更を要求する機能。
【0051】(5)セッション情報保存機能:再接続を
要求してきたL2IAサブスクライバの通信状態を復元
するために、L2IA−U−planeを一意に識別で
きる、接続相手のL2IA識別子をキーにして直前の通
信状態を保持しておく機能。この機能は、通信再開時に
L2IA識別子をキーにして情報を検索するのにも利用
できる。
【0052】(6)L2IA−U−plane識別機
能:1本のL2IA回線に多重化されている複数のL2
IA−U−planeを識別するために、L2IA−U
−planeの対向側にあるL2IAサブスクライバの
持つL2IA識別子を各L2IA−U−planeに付
与したり、L2IA−U−planeに各々独自の識別
番号を付与することでL2IA−U−planeを識別
する機能。
【0053】(7)認証機能:通信相手となる他のL2
IAサブスクライバを認証する機能。
【0054】(8)網の認証機能:L2IA中継網を構
成しているBユニットを認証する機能。
【0055】<LPR(Location and Preference Regi
ster)>各L2IAサブスクライバは、通信を行うため
に、例えば各通信メディア内で付与された電話番号など
の、各通信メディアにおいてそのL2IAサブスクライ
バを一意に識別できる端末識別子と呼ばれるメディア依
存の識別子を持つ。この端末識別子はL2IAサブスク
ライバが異なる通信メディアに移動すると変化する。各
L2IAサブスクライバは、使用する通信メディアに対
応して1つ以上の端末識別子を持ってもよい。
【0056】また、L2IAサブスクライバの移動に伴
い、L2IAサブスクライバに接続する適切な(最も近
い、最も速い、最も安価な、もしくはランダムに選択さ
れた)Bユニットの位置、つまり適切なBユニットを示
すL2IA中継識別子、は変化する。しかも、ユーザは
利用する通信メディアに対して恣意的に優先度を設定・
変更でき、利用できる通信メディアも回線の状態により
利用可能かどうかは変化する。
【0057】LPR120は、図5に示すように、これ
ら4種類の動的に変化するデータ、即ち端末識別子、L
2IA中継識別子、優先度、および通信メディア利用可
否(アライブフラグ)(但し、この内メディア利用可否
はオプション)と、対応する通信メディアを示すデータ
を要素とするRLD(Registered Location Data)と呼
ぶデータ単位を、L2IAサブスクライバの持ってい
る、L2統合アクセス方式において不変でL2IAサブ
スクライバを一意に識別することのできるL2IA識別
子をキーとして管理している装置である。
【0058】L2IAサブスクライバが2つ以上の潜在
的に利用可能な通信メディアを持つ場合には、LPR1
20は、このL2IAサブスクライバのL2IA識別子
に対応付けて、潜在的に利用可能な通信メディアの数だ
けRLDを管理する。あるL2IAサブスクライバのL
2IA識別子に対応して設けられた各潜在的に利用可能
な通信メディアの各RLDでは、端末識別子がその通信
メディア内でのそのL2IAサブスクライバのメディア
依存識別子を示し、L2IA中継識別子がその通信メデ
ィアに対応して設けられた適切なBユニットを示し、優
先度がユーザによって設定された、潜在的に利用可能な
通信メディアの中でのその通信メディアの優先度を示
し、通信メディア利用可否がその通信メディアが現在利
用可能であるかどうかを示す。
【0059】さらに、LPR120は他のBユニットや
他のLPRと相互接続することによりL2IA中継網1
00を構成することができる。このL2IA中継網10
0は、このL2IA中継網100内で各Bユニット11
0またはLPR120を一意に識別可能なL2IA中継
識別子を使う。
【0060】図6に示すように、LPR120は通信イ
ンタフェース121を持ち、これを介してL2IA中継
網100を構成するBユニットや他のLPRと通信を行
ってシグナリング動作に必要な情報をやり取りする。L
PR120はさらに、LPR120の動作を制御するコ
ントローラ(CTL)122と、RLDを記憶するメモ
リ123を持つ。さらに、LPR120はL2IAサブ
スクライバやBユニットからの要求に基づいて登録され
た情報を更新して、常に最新の情報を維持する。
【0061】実際上は、LPR120はパソコンやワー
クステーションなどのデータベースを維持して管理する
装置として設けられる。
【0062】本実施形態では、LPR120は以下の機
能を有するものであるとする。
【0063】(1)認証機能:L2IA中継網を構成し
ているBユニットからの、L2IA識別子の認証要求に
対し認証を行い、認証結果をそのBユニットに返す機
能、およびBユニットそのものを認証する機能。
【0064】(2)MARLD(Most Appropriate R
LD)送付機能:L2IA中継網を構成しているBユニ
ットから送られてきたL2IA識別子を検索のキーとし
て、着信先L2IA識別子に関するRLDのうちで最も
優先度の高いもの(これをMARLDと呼ぶ)を、要求
してきたBユニットに返す機能。
【0065】(3)位置登録機能:各L2IA識別子に
関するRLDの各データフィールドを、L2IAサブス
クライバやBユニットからの要求に基づいて変更する機
能。
【0066】<Bユニット>Bユニット110は、L2
IA中継網100内で自身を一意に識別するL2IA中
継識別子を持ち、L2IA中継網100内の他のBユニ
ットとの間に中継網U−planeを確立する。この中
継網U−planeはL2IA−U−planeを中継
し、中継網C−planeは他のBユニットやLPRと
の間でシグナリングメッセージをやり取りする。また、
Bユニット110は、L2IAサブスクライバとの間に
L2IA回線を確立する装置である。各Bユニットは特
定の通信メディアに対応して設けられ、その特定の通信
メディア内でそのBユニットを一意に識別する端末識別
子を持つ。なお、ある特定の通信メディアに対応して2
つ以上のBユニットを設けてもよい。
【0067】図7に示すように、Bユニット110は、
例えばインタフェースカードなどの、ユーザの利用する
L2IAサブスクライバに対して直接発着信するための
通信メディアに対応した通信インタフェース111を持
つ。Bユニット110はさらに、Bユニット110の動
作を制御するコントローラ(CTL)112と、例えば
IPネットワークインタフェースなどの、Bユニットや
LPRと通信を行うための通信インタフェース113を
持つ。
【0068】実際上は、このBユニット110は、Bユ
ニット110の機能を実現するためのソフトウェアが搭
載されたアクセスルータとして設けることができる。
【0069】本実施形態では、Bユニット110は以下
の機能を有するものであるとする。
【0070】(1)発着信制御機能:ユーザのL2IA
サブスクライバに対して、通信メディア毎の発着信制御
を行う機能。
【0071】(2)位置問い合わせ機能:接続している
L2IAサブスクライバが指定した通信相手となる他の
L2IAサブスクライバのL2IA識別子に関するMA
RLDをLPR120に問い合わせる機能。この時、発
信元と着信先のL2IA識別子のペアか検索キーとして
用いるL2IA識別子を送ることで問い合わせる。
【0072】(3)RLD変更要求機能LPR120に
指定したL2IA識別子に関するRLD情報の変更を要
求する機能。
【0073】(4)中継網U−plane確立・切断・
変更機能:指定されたBユニットとの間に、中継網C−
planeのシグナリングにより中継網U-plane
を確立/切断する機能、およびL2IAサブスクライバ
からの要求に応じて動的に中継網U−planeを変更
する機能。
【0074】(5)ハンドオーバデータ保存機能:L2
IAサブスクライバからのハンドオーバ要求を受けて、
ハンドオーバデータ(HD)と呼ぶデータを保存する機
能。ここで、ハンドオーバデータHDは、要求を受けた
Bユニットで各ハンドオーバを一意に識別する識別子、
要求を受けたBユニットのL2IA中継識別子、通信を
行っているL2IAサブスクライバのペアを示す情報、
ハンドオーバ中であることを示す情報、からなるデータ
である。
【0075】<全体的な機能>上述した構成により、本
実施形態のL2IAシステムは以下のような全体的な機
能を実現する。
【0076】(1)ダイアルアップ接続機能:eユニッ
トが、通信メディアを選択し、発着信制御機能により適
切なBユニット(Beユニット)へ接続情報を発信し
て、接続する。接続後、eユニットはBeユニットに自
分のL2IA識別子(発信元L2IA識別子)と接続相
手となるL2IAサブスクライバのL2IA識別子(着
信先」L2IA識別子)を送り、Beユニットが発信元
と着信先のL2IA識別子のペアまたは着信先L2IA
識別子をLPRに送って着信先L2IA識別子に関する
RLDをLPRに問い合わせて入手する。RLDを入手
したBeユニットはRLDに示されたBユニット(BN
ユニット)に対し着信先L2IA識別子を持つL2IA
サブスクライバの端末識別子に向けた発信を要求し、B
eユニットもしくはLPRが発信元L2IA識別子をB
Nユニットに通知する。
【0077】次いで、BNユニットが発着信制御機能に
より指定された端末識別子に向けた発信、接続を行い、
発信元L2IA識別子をNユニットに送る。Nユニット
は送られてきた発信元L2IA識別子を基に接続許可を
出し、接続許可が出されるとBNユニットはNユニット
との間にL2IA−U−planeを確立し、Beユニ
ットにeユニットの接続許可を通知する。通知を受けた
Beユニットは、BNユニットとの間に中継U−pla
neを確立し、eユニットに接続許可を通知し、eユニ
ットとの間にL2IA−U−planeを確立する。
【0078】このダイアルアップ接続機能により、L2
IAサブスクライバがどの通信メディアを用いていて
も、あるいはどこに移動していても、指定したL2IA
サブスクライバとの間にL2IA−U−planeを確
立することができる。
【0079】(2)ダイアルアウト接続機能:Nユニッ
トが、自分のL2IA識別子(発信元L2IA識別子)
と接続相手となるL2IAサブスクライバのL2IA識
別子(着信先L2IA識別子)を接続しているBユニッ
ト(BNユニット)に送る。もしNユニットが現在BN
ユニットと接続していなければ、発着信制御機能により
BNユニットの端末識別子に対して発信して接続する。
そして、BNユニットが発信元と着信先のL2IA識別
子のペアまたは着信先L2IA識別子をLPRに送って
着信先L2IA識別子に関するRLDのうち現在利用可
能で最も優先度の高いものをLPRに問い合わせて入手
する。このRLDを入手したBNユニットは、RLDに
示されたBユニット(Beユニット)に対しL2IAサ
ブスクライバの端末識別子に向けた送信を要求し、BN
ユニットもしくはLPRが発信元L2IA識別子をBe
ユニットに通知する。
【0080】次いで、Beユニットが発着信制御機能に
より端末識別子に向けた発信、接続を試み、接続が出来
なかった場合には、BNユニットにその旨を通知し、B
Nユニットが接続できなかったことをLPRに通知す
る。この通知を受けたLPRは該当するRLDの通信メ
ディア利用可否などの変更を行い、変更後現在利用可能
で最も優先度の高い新たなRLDをBNユニットに返
す。この新たなRLDを受けたBNユニットは、上述し
たのと同様に、該当するBユニット(Beユニット)に
送信を要求する。
【0081】eユニットに接続後、Beユニットが発信
元L2IA識別子をeユニットに送り、eユニットは発
信元L2IA識別子を基に接続許可を判断して、接続許
可をBeユニットに通知する。この接続許可を受けたB
eユニットは、eユニットとの間にL2IA−U−pl
aneを確立し、BNユニットに接続許可を通知する。
この通知を受けたBNユニットは、Beユニットとの間
に中継U−planeを確立し、Nユニットに接続許可
を通知して、Nユニットとの間にL2IA−U−pla
neを確立する。
【0082】このダイアルアウト接続機能により、L2
IAサブスクライバがどの通信メディアに移動していて
も、サーバ(Nユニット)側からeユニットに対し、L
2IA−U−planeを確立することができ、かつ端
末との接続は端末のユーザが設定した優先度を反映した
通信メディアでの接続となる。
【0083】(3)ハンドオーバ機能 シナリオI:e
ユニットが通信メディアを用いてBユニット(B1ユニ
ット)に接続し、Bユニット(BNユニット)を経由し
てNユニットに接続して通信している場合に、eユニッ
トがハンドオーバ要求をB1ユニットに出して、ダイア
ルアップ接続と同様の手順で別の通信メディアを用いて
別のBユニット(B2ユニット)に接続し、B2ユニッ
トに対して接続相手であるNユニットのL2IA識別子
を指定する。この要求を受けたB2ユニットはNユニッ
トのL2IA識別子に関するRLDをLPRに要求して
入手し、BNユニットまでの新しい中継U−plane
を確立する。そして、eユニットがB2ユニットとの間
にL2IA−U−planeを確立し、ユーザデータの
流れるL2IA−U−planeをB1ユニットを経由
したものからB2ユニットを経由したものに変更する。
【0084】このハンドオーバ機能により、ユーザの通
信を中断することなく通信メディアの変更を行うことが
できる。
【0085】(4)ハンドオーバ機能 シナリオII:
eユニットが通信メディアを用いてBユニット(B1ユ
ニット)に接続し、Bユニット(BNユニット)を経由
してNユニットに接続して通信している場合に、eユニ
ットがハンドオーバ要求をB1ユニットに出し、B1ユ
ニットがLPRに対してeユニットのL2IA識別子を
キーとしてMARLDを要求して入手する。B1ユニッ
トはまたハンドオーバを行うL2IA−U−plane
を区別するためのハンドオーバデータHDを保存し、M
ARLDとeユニットのL2IA識別子とハンドオーバ
データHDをMARLDに示された別のBユニット(B
2ユニット)に送る。
【0086】次いで、B2ユニットがMARLDに示さ
れた端末識別子に向けて発信、接続を行う。接続に失敗
した場合には、B2ユニットはその旨をB1ユニットに
通知し、この通知を受けたB1ユニットがRLDの変更
と変更後の新たなMARLDをLPRに要求して新たな
MARLDを入手してから、B2ユニットが再度eユニ
ットへの接続を試みる。
【0087】接続に成功した場合には、B2ユニットが
eユニットとの間にL2IA−U−planeを確立
し、接続が確立したことをB1ユニットに通知する。そ
して、B1ユニットがB2ユニットとの間に中継U−p
laneを確立し、ユーザのL2IA−U−plane
をB2ユニットとeユニットとの間のL2IA-U-pl
aneを利用した通信へと変更して、ハンドオーバデー
タHDとB2ユニットのL2IA中継識別子をBNユニ
ットに通知する。この通知を受けたBNユニットは、B
2ユニットとの間に、ハンドオーバデータHDで識別さ
れるL2IA−U−planeを中継するための、中継
U−planeを確立し、確立後、L2IA−U−pl
aneを(B1ユニットではなく)B2ユニットに中継
する。そして、B1ユニットとB2ユニット間、BNユ
ニットとB1ユニット間の中継U−planeの利用を
終了し、BNユニットとB2ユニット間の中継U−pl
aneを利用した通信のみを続行する。
【0088】このハンドオーバ機能により、ユーザの通
信を中断することなく通信メディアの変更を行うことが
できる。
【0089】(5)再接続機能:L2IAサブスクライ
バ間の通信が切断された場合、L2IAサブスクライバ
が、新たに利用したい通信メディアあるいは直前に利用
していた通信メディアを用いてBユニットに接続し、通
信を行っていた相手のL2IA識別子(着信先L2IA
識別子)を再度指定し、ダイアルアップ接続機能により
着信先L2IAサブスクライバとの間にL2IA-U-p
laneを再度確立する。この再接続要求に対し、着信
先L2IAサブスクライバは、保存してある再接続情報
を発信元L2IA識別子をキーにして検索し、該当する
データが存在すればそのデータを用いて接続を再開す
る。
【0090】この再接続機能により、利用するメディア
に依存せずに、直前の通信状態から通信を再開すること
ができる。
【0091】<全体的な効果>このL2IA統合アクセ
ス方式では、eユニットのアクセスポイントとして機能
するBユニットとNユニットのアクセスポイントとして
機能するBユニットが別々に設けられる。これらのBユ
ニットを物理的に分け、複数のBユニットにより中継網
を形成することにより、スケーラビリティを実現するこ
とができる。
【0092】また、このL2統合アクセス方式では、L
2IAサブスクライバが各種の通信メディアを用いてB
ユニットに接続し、ユーザのデータはBユニットによっ
て形成された中継網により中継され、通信相手のL2I
Aサブスクライバと接続可能なBユニットを経由して通
信相手のL2IAサブスクライバへ運ばれる。Bユニッ
トにより形成された中継網でユーザのデータを自由に中
継することにより、通信メディアの違いが吸収され、ま
た接続先として通信メディアに依存しないL2IA識別
子を指定することにより、通信メディアに依存しない通
信路を確立することが可能となる。
【0093】さらに、通信メディアに対して発着信を行
うのはBユニットであるのでBユニットにおいて新たな
通信メディアに対応する新たな通信インタフェースを導
入することにより新たな通信メディアに対応することが
可能となる。L2IAサブスクライバからみると、L2
IAサブスクライバの中でeユニットにおいてのみ新た
な通信メディアに対応する新たな通信インタフェースを
導入することにより新たな通信メディアを用いてNユニ
ットにアクセスすることが可能となり、Nユニットには
一切変更を加える必要がない。
【0094】また、呼は一旦L2IA中継網側のBユニ
ットで終端されるので、中継網を通して中継することに
より直接接続が出来ないネットワーク上に位置する通信
相手まで接続をすることが可能となる。従って、接続先
ネットワークを自由に選択することが可能となる。
【0095】さらに、通信を一旦切断することなくユー
ザに利用される通信メディアを変更することが可能とな
る。また、サーバ側から多数のユーザ側へのダイアルア
ウト接続を行うことが可能となる。
【0096】また、このL2統合アクセス方式はIPな
どのレイヤ3プロトコルに依存しないので、IPを使用
しない既存のネットワーク環境を何ら変更することなく
利用することができる。即ち、レイヤ2をISDNや電
話網などの物理的メディアによるエンドーエンドのリン
クとし、レイヤ3をコンピュータ通信で一般に利用され
るTCP/IPとすると、本発明のL2統合アクセス方
式はレイヤ2とレイヤ3の間に位置して、通信に利用す
る物理的メディアに依存することなく仮想的なエンドー
エンドのリンクを構築する技術とみなすことができる。
これがこの方式をL2統合アクセスと呼ぶ理由である。
つまり、本発明によれば、L2IA−C(Contro
l)−planeとL2IA−U(User)−pla
neから形成されるL2IA回線は物理的な通信メディ
アのU−plane内に論理的に確立されるものであ
り、ユーザのデータを実際に交換するL2IA−U−p
laneはL2IA−C−planeによる必要なデー
タ交換により確立される。
【0097】<シグナリング動作>次に、本実施形態の
L2IAシステムの上述した全体的な機能を実現するた
めのシグナリング動作について詳細に説明する。
【0098】以下において、コネクションはC−pla
neとU−planeの総称であり、C−planeは
制御情報を交換するコネクション、U−planeはユ
ーザデータを交換するコネクション、中継C−plan
eと中継U−planeはL2IA中継網上のC−pl
aneとU−plane、L2IA−C−planeと
L2IA−U−planeはL2IAサブスクライバ間
のC−planeとU−plane、L2IA回線はC
−planeとU-planeの束である。
【0099】(1)ダイアルアップ接続:eユニットか
らNユニットへのダイアルアップ接続は、図8および図
9のフローチャートに従って以下のように行う。
【0100】ユーザの利用したい通信メディアを使っ
て、eユニットがその通信メディアに接続できる適切な
Bユニット(Beユニット)に付与されているその通信
メディア内で固有の端末IDを入手してBeユニットに
接続する(ステップ801)。ここで、端末IDはeユ
ニットに予め設けられている各通信メディアと対応する
Bユニットの端末IDとの対応表から、またはネットワ
ークのサポートにより、あるいはBeユニットの周知の
(公開された)端末IDとして、入手できる。
【0101】接続されると、Beユニットはユーザの利
用しているL2IAサブスクライバ(eユニット)とデ
ータをやり取りして相互認証を行う(ステップ80
2)。ここで、認証に利用するデータは例えばeユニッ
トのL2IA識別子(発信元L2IA識別子)とBeユ
ニットの端末IDである。認証に失敗した場合には、B
eユニットとeユニット間の回線を切断し、動作を終了
する(ステップ803)。
【0102】ステップ802で認証に成功した場合、e
ユニットは通信相手のL2IAサブスクライバ(Nユニ
ット)のL2IA識別子(着信先L2IA識別子)を入
手し、着信先L2IA識別子をBeユニットに送る(ス
テップ804)。ここで、着信先L2IA識別子はeユ
ニットに予め設けられている各接続先とそのL2IA識
別子との対応表から入手できる。
【0103】次いで、BeユニットがLPRとデータを
やり取りして相互認証を行う(ステップ805)。認証
に失敗した場合には、Beユニットとeユニット間の回
線を切断し、動作を終了する(ステップ806)。
【0104】ステップ805で認証に成功した場合、B
eユニットは発信元と着信先のL2IA識別子のペアか
もしくは検索キーとして用いるL2IA識別子をLPR
に送り、MARLDと呼ばれる、現在利用可能で着信先
L2IA識別子を持つL2IAサブスクライバ(Nユニ
ット)のユーザにより設定された優先度が最も高いRL
Dを要求する。これに対し、LPRは着信先L2IA識
別子を検索キーとしてMARLDを検索し、MARLD
をBeユニットに送る(ステップ807)。ここで、L
PRは必要に応じて、接続許可を受け取った発信元と着
信先のL2IA識別子のペアに基づいて判断してもよ
い。Beユニットは、取得したMARLDに基づいて、
着信先L2IA識別子を持つ通信相手のL2IAサブス
クライバ(Nユニット)に接続するのに適切なBユニッ
ト(BNユニット)と、通信相手のL2IAサブスクラ
イバに接続するのに利用する通信メディアと、通信相手
のL2IAサブスクライバのその通信メディアでの端末
IDを知ることができる。
【0105】次いで、BeユニットはMARLDによっ
て示されたBNユニットとデータをやり取りして相互認
証を行う(ステップ808)。認証に失敗した場合に
は、Beユニットとeユニット間の回線を切断し、動作
を終了する(ステップ809)。
【0106】ステップ808で認証に成功した場合、B
eユニットは必要に応じて、BeユニットとBNユニッ
ト間でやり取りするデータを流す中継U−planeを
確立する(ステップ810)。
【0107】そして、BeユニットはLPRから取得し
たMARLDと発信元L2IA識別子をBNユニットに
送る(ステップ811)。
【0108】次いで、BNユニットはMARLDによっ
て示された通信メディアを用いた接続とMARLDによ
って示されたNユニットの端末IDに向けた送信を行っ
て、Nユニットまでのコネクションの確立を試みる(ス
テップ812)。このステップ812はNユニットが専
用線によって接続されている場合には省略できる。コネ
クションが確立できない場合には、BNユニットはその
旨をBeユニットに通知し、この通知を受けたBeユニ
ットがLPRにコネクション確立に失敗した通信メディ
アのRLDの利用可否情報を”alive”状態から”
dead”状態に変更することを要求する。そして、L
PRからRLD変更完了の通知を受けた後、動作は上述
したステップ807に戻る。
【0109】ステップ812で接続先ネットワークに設
置されたNユニットまでコネクションが確立された場
合、BNユニットはNユニットとデータをやり取りして
相互認証を行う(ステップ813)。ここで、認証に利
用するデータは例えばNユニットのL2IA識別子(着
信先L2IA識別子)とBNユニットの端末IDであ
る。認証に失敗した場合には、すべてのコネクションを
切断し、動作を終了する(ステップ814)。
【0110】ステップ813で認証に成功した場合、B
Nユニットは発信元L2IA識別子をNユニットに送り
(ステップ815)、Nユニットは受け取った発信元L
2IA識別子に基づいて接続を許可するかどうか判断す
る(ステップ816)。接続が許可されない場合、すべ
てのコネクションを切断し、動作を終了する(ステップ
817)。ステップ816でNユニットにより接続が許
可された場合、Nユニットは接続許可をBNユニットに
通知する(ステップ818)。
【0111】この通知を受けたBNユニットは、BNユ
ニットとNユニット間でユーザの通信データであるPP
PパケットとPPP関連情報が流れるNユニットとの間
のL2IA−U−planeを確立し、eユニットに対
する接続許可をBeユニットに通知する(ステップ81
9)。
【0112】この通知を受けたBeユニットは、Beユ
ニットとBNユニット間でユーザのPPPパケットとP
PP関連情報が流れる中継U−planeを確立し、接
続許可をeユニットに通知する(ステップ820)。そ
して、Beユニットは、Beユニットとeユニット間で
ユーザのPPPパケットとPPP関連情報が流れるeユ
ニットとの間のL2IA−U−planeを確立する
(ステップ821)。その結果、ユーザのPPPパケッ
トとPPP関連情報が流れる通信路がeユニットとNユ
ニットの間で確立され、eユニットとNユニット間の通
信が開始される(ステップ822)。
【0113】このように、ユーザは自分の利用したい通
信メディアを使って適切なBユニットに接続し、接続し
たい相手のL2IA識別子を指定することにより、自由
に好きなネットワークに接続できる。
【0114】(2)ダイアルアウト接続:Nユニットか
らeユニットへのダイアルアウト接続は、図10および
図11のフローチャートに従って以下のように行う。
【0115】ユーザのホームネットワークに設置された
Nユニットが、BNユニットに付与されている端末ID
を入手してBNユニットへのコネクションの確立を試み
る(ステップ901)。ここで、端末IDはNユニット
に予め設けられている各通信メディアと対応するBユニ
ットの端末IDとの対応表から、あるいはBNユニット
の周知の(公開された)端末IDとして、入手できる。
【0116】そして、必要に応じて、NユニットはBN
ユニットとデータをやり取りして相互認証を行う(ステ
ップ902)。ここで、認証に利用するデータは例えば
NユニットのL2IA識別子(発信元L2IA識別子)
とBNユニットの端末IDである。認証に失敗した場合
には、BNユニットとNユニット間の回線を切断し、動
作を終了する(ステップ903)。
【0117】ステップ902で認証に成功した場合、N
ユニットは通信相手のL2IAサブスクライバ(eユニ
ット)のL2IA識別子(着信先L2IA識別子)を入
手し、着信先L2IA識別子をBNユニットに送る(ス
テップ904)。ここで、着信先L2IA識別子はNユ
ニットに予め設けられている各接続先とそのL2IA識
別子との対応表から入手できる。
【0118】次いで、BNユニットがLPRとデータを
やり取りして相互認証を行う(ステップ905)。認証
に失敗した場合には、BNユニットとNユニット間の回
線を切断し、動作を終了する(ステップ906)。
【0119】ステップ905で認証に成功した場合、B
Nユニットは発信元と着信先のL2IA識別子のペアか
もしくは検索キーとして用いるL2IA識別子をLPR
に送り、MARLDと呼ばれる、現在利用可能で着信先
L2IA識別子を持つeユニットのユーザにより設定さ
れた優先度が最も高いRLDを要求する。これに対し、
LPRは着信先L2IA識別子を検索キーとしてMAR
LDを検索し、MARLDをBNユニットに送る(ステ
ップ907)。ここで、LPRは必要に応じて、接続許
可を受け取った発信元と着信先のL2IA識別子のペア
に基づいて判断してもよい。
【0120】次いで、BNユニットはMARLDによっ
て示されたBeユニットとデータをやり取りして相互認
証を行う(ステップ908)。認証に失敗した場合に
は、BNユニットとNユニット間のコネクションを切断
し、動作を終了する(ステップ909)。
【0121】ステップ908で認証に成功した場合、B
Nユニットは必要に応じて、BNユニットとBeユニッ
ト間の中継U−planeを確立する(ステップ91
0)。
【0122】そして、BNユニットはLPRから取得し
たMARLDと発信元L2IA識別子をBeユニットに
送る(ステップ911)。
【0123】次いで、BeユニットはMARLDによっ
て示された通信メディアを用いた接続とMARLDによ
って示されたeユニットの端末IDに向けた送信を行っ
て、eユニットまでのコネクションの確立を試みる(ス
テップ912)。コネクションが確立できない場合に
は、Beユニットはその旨をBNユニットに通知し(ス
テップ913)、この通知を受けたBNユニットがLP
Rに着信先L2IA識別子に関連するRLDのうちでコ
ネクション確立に失敗した通信メディアのRLDを変更
することを要求し、次に優先度の高いRLDを要求する
(ステップ914)。これに対し、LPRはその通信メ
ディアのRLDの利用可否情報を”dead”状態また
は”unknown”状態に変更に変更し、その時点で
ユーザにより次に高い優先度が設定されたRLDをBN
ユニットに送る(ステップ915)。
【0124】ステップ912でeユニットまでコネクシ
ョンが確立された場合、Beユニットはeユニットとデ
ータをやり取りして相互認証を行う(ステップ91
6)。認証に失敗した場合には、すべてのコネクション
を切断し、動作を終了する(ステップ917)。
【0125】ステップ916で認証に成功した場合、B
eユニットは発信元L2IA識別子をeユニットに送り
(ステップ918)、eユニットは受け取った発信元L
2IA識別子に基づいて接続を許可するかどうか判断す
る(ステップ919)。接続が許可されない場合、すべ
てのコネクションを切断し、動作を終了する(ステップ
920)。
【0126】ステップ919でeユニットにより接続が
許可された場合、BeユニットはBeユニットとeユニ
ット間でユーザのPPPパケットとPPP関連情報が流
れる通信路であるL2IA−U−planeを確立し、
Nユニットに対する接続許可をBNユニットに通知する
(ステップ921)。
【0127】この通知を受けたBNユニットは、BNユ
ニットとBeユニット間でユーザのPPPパケットとP
PP関連情報が流れる中継U−planeを確立する
(ステップ922)。そして、BNユニットは、接続許
可をNユニットに通知し、BNユニットとNユニット間
でユーザのパケットとその関連情報が流れるNユニット
との間のL2IA−U−planeを確立する(ステッ
プ923)。その結果、ユーザのPPPパケットとPP
P関連情報が流れる通信路がNユニットとeユニットの
間で確立され、Nユニットとeユニット間の通信が開始
される(ステップ924)。
【0128】このように、eユニットのユーザがどこに
移動しeユニットへの接続にどの通信メディアが使える
かに関係なく、サーバ(Nユニット)側から移動してい
るユーザが持っているeユニットへダイアルアウト接続
を行うことができ、かつeユニットのユーザの意向を反
映した通信メディアを用いた通信を実現できる。
【0129】(3)ハンドオーバ:Nユニットとeユニ
ットの通信中にeユニットで用いる通信メディアを変更
するハンドオーバは、2通りの手順で実現できる。
【0130】(3.1)第1の手順(シナリオI)は図
12のフローチャートに従って以下のように行う。
【0131】eユニットは利用する通信メディアの変更
(ハンドオーバ)を現在接続しているBユニット(B1
ユニット)に要求する(ステップ1001)。
【0132】そして、上述したダイアルアップ接続手順
と同様に、ユーザの利用したい通信メディアを使って、
eユニットが別のBユニット(B2ユニット)に付与さ
れている端末IDを入手してB2ユニットに接続する
(ステップ1002)。
【0133】次いで、eユニットはB2ユニットとデー
タをやり取りして相互認証を行う(ステップ100
3)。認証に失敗した場合には、eユニットとB2ユニ
ット間のコネクションを切断し、動作を終了する(ステ
ップ1004)。
【0134】ステップ1003で認証に成功した場合、
eユニットは接続先のNユニットのL2IA識別子(着
信先L2IA識別子)を入手し、着信先L2IA識別子
をB2ユニットに送る(ステップ1005)。ここで、
着信先L2IA識別子はeユニットに設けられている対
応表から入手できる。
【0135】次いで、B2ユニットがLPRとデータを
やり取りして相互認証を行う(ステップ1006)。認
証に失敗した場合には、eユニットとB2ユニット間の
コネクションを切断し、動作を終了する(ステップ10
07)。
【0136】ステップ1006で認証に成功した場合、
B2ユニットは発信元と着信先のL2IA識別子のペア
かもしくは検索キーとして用いるL2IA識別子をLP
Rに送り、MARLDと呼ばれる、現在利用可能で優先
度が最も高いRLDを要求する。これに対し、LPRは
着信先L2IA識別子を検索キーとしてMARLDを検
索し、MARLDをB2ユニットに送る(ステップ10
08)。B2ユニットは、取得したMARLDに基づい
て、BNユニットを知ることができる。
【0137】次いで、B2ユニットはMARLDによっ
て示されたBNユニットとデータをやり取りして相互認
証を行う(ステップ1009)。認証に失敗した場合に
は、eユニットとB2ユニット間のコネクションを切断
し、動作を終了する(ステップ1010)。
【0138】ステップ1009で認証に成功した場合、
B2ユニットは、B2ユニットとBNユニット間でユー
ザデータを流す中継U−planeを確立する(ステッ
プ1011)。また、B2ユニットは、B2ユニットと
eユニット間でユーザデータを流すeユニットとの間の
L2IA−U−planeを確立する(ステップ101
2)。
【0139】そして、eユニットがユーザデータの流れ
をB1ユニットを経由したコネクションからB2ユニッ
トを経由したコネクションに変更し、B2ユニットを経
由した通信を開始する(ステップ1013)。
【0140】次いで、BNユニットとB1ユニット間の
通信路とB1ユニットとeユニット間の通信路が切断さ
れる(ステップ1014)。
【0141】(3.2)一方、第2の手順(シナリオI
I)は図13および図14のフローチャートに従って以
下のように行う。
【0142】eユニットは利用する通信メディアの変更
(ハンドオーバ)を現在接続しているBユニット(B1
ユニット)に要求する(ステップ1101)。
【0143】次いで、B1ユニットは発信元と着信先の
L2IA識別子のペアかもしくは検索キーとして用いる
L2IA識別子をLPRに送り、発信元L2IA識別子
をキーとして、MARLDと呼ばれる、現在利用可能で
優先度が最も高いRLDを要求する(ステップ110
2)。これに対し、LPRは発信元L2IA識別子を検
索キーとしてMARLDを検索し、MARLDをB1ユ
ニットに送る(ステップ1103)。
【0144】次いで、B1ユニットはMARLDによっ
て示されたB2ユニットとデータをやり取りして相互認
証を行う(ステップ1104)。認証に失敗した場合に
は、B1ユニットとB2ユニット間のコネクションを切
断し、動作を終了する(ステップ1105)。
【0145】次ぎに、B1ユニットはハンドオーバデー
タHDを保存する(ステップ1106)。ここで、ハン
ドオーバデータは、各ハンドオーバを識別するためのハ
ンドオーバIDと、B1ユニットのL2IA中継ID
と、発信元と着信先のL2IA識別子のペアと、ハンド
オーバ中であることを示す”going”情報を含んで
いる。このハンドオーバデータはハンドオーバを行う対
象のL2IA−U−planeを指定するのに用いられ
る。B1ユニットのL2IA中継IDはハンドオーバを
行う対象のL2IA−U−planeがB1ユニットを
通って設定されたL2IA−U−planeであること
を示している。
【0146】次いで、B1ユニットはMARLDと、発
信元L2IA識別子と、ハンドオーバデータHDをB2
ユニットに送る(ステップ1107)。この送信要求を
受けたB2ユニットは、受け取ったMARLDによって
示された通信メディアを用いた接続とeユニットの端末
IDに向けた発信を行って、eユニットとB2ユニット
間のコネクションの確立を試みる(ステップ110
8)。
【0147】ステップ1108でコネクションの確立に
失敗した場合には、B2ユニットはコネクション確立失
敗をB1ユニットに通知し(ステップ1109)、B1
ユニットがLPRにコネクション確立に失敗した通信メ
ディアのRLDを”dead”状態に変更することを要
求し、現在利用可能でユーザにより設定された優先度が
次に高いRLDを要求する(ステップ1110)。そし
て、動作はステップ1103に戻る。
【0148】ステップ1108でコネクションが確立さ
れた場合、B2ユニットはeユニットとデータをやり取
りして相互認証を行う(ステップ1111)。認証に失
敗した場合には、eユニットとB2ユニット間のコネク
ションを切断し、動作を終了する(ステップ111
2)。ここで、認証に利用するデータは例えばB2ユニ
ットの端末IDとeユニットのL2IA識別子である。
【0149】ステップ1111で認証に成功した場合、
B2ユニットは、ステップ1108で用いた通信メディ
アを使ってB2ユニットとeユニット間でユーザデータ
が流れるeユニットとの間のL2IA−U−plane
を確立する(ステップ1113)。そして、B2ユニッ
トはeユニットとB2ユニット間のL2IA−U−pl
aneの確立をB1ユニットに通知する(ステップ11
14)。
【0150】次ぎに、B1ユニットは、B1ユニットと
B2ユニット間でユーザデータが流れる中継U−pla
neを確立し、それまでeユニットトに送られていたユ
ーザデータが代わりにB2ユニットに送られることをB
2ユニットに通知し、ユーザデータの送信を開始する
(ステップ1115)。この通知を受けたB2ユニット
は、ユーザデータが送られることをeユニットに通知
し、データ送信を開始する(ステップ1116)。
【0151】次いで、B1ユニットはハンドオーバデー
タHDとB2ユニットのL2IA中継IDをBNユニッ
トに通知する(ステップ1117)。これに対し、BN
ユニットはB2ユニットとデータをやり取りして相互認
証を行い、ハンドオーバを行うハンドオーバ対象ユーザ
データをハンドオーバデータHD内のL2IA識別子ペ
アに基づいてチェックする(ステップ1118)。認証
に失敗した場合には、BNユニットはその旨をB1ユニ
ットに通知し、ハンドオーバのために確立されたコネク
ションを切断して、動作を終了する(ステップ111
9)。
【0152】ステップ1118で認証に成功した場合、
BNユニットはB2ユニットとBNユニット間でハンド
オーバデータHD内のL2IA識別子ペアにより示され
たユーザデータは流れる中継U−planeを確立し、
B1ユニットへのユーザデータの送信を停止することを
B1ユニットに通知するとともに、B2ユニットへのユ
ーザデータの送信の開始をB2ユニットに通知して、B
2ユニットへのユーザデータの送信を開始する(ステッ
プ1120)。
【0153】この通知を受けたB1ユニットは、B1ユ
ニットとeユニット、B2ユニット、BNユニットとの
間のコネクションを切断し、保存されたハンドオーバデ
ータHDを消去する(ステップ1121)。
【0154】そして、B2ユニットとBNユニットを経
由したeユニットからNユニットへの通信を開始する
(ステップ1122)。
【0155】以上のいづれの手順によっても、ユーザか
らのメディア変更要求に対してユーザの希望に沿った通
信メディアの変更を自動的に行える。
【0156】ユーザが直接Bユニットに新たな通信メデ
ィアに関連するRLDの追加や通信メディア間の優先順
位の変更を要求すると、その要求を受けたBユニットは
RLDの変更をLPRに要求できるので、LPRにより
管理されているRLDを常にユーザの意向を反映したも
のにできる。しかも、LPRにおいて、RLDはBユニ
ットを指定しているので、ユーザは常に適切なBユニッ
トを利用できる。
【0157】(4)再接続:通信に利用していた通信メ
ディアが使えなくなった後、あるいはユーザからの要求
により通信が中断された後、ユーザ端末側から発呼して
通信を再開する再接続は図15のフローチャートに従っ
て以下のように行う。
【0158】利用していた通信メディアが切断された、
あるいは通信中にユーザのeユニットから中断の要求を
受け取ったBeユニットは、通信の中断とeユニットの
L2IA識別子をBNユニットに通知する(ステップ1
201)。
【0159】この通知を受けたBNユニットは、通信の
中断とeユニットのL2IA識別子をNユニットに通知
し、BNユニットとNユニット間の通信を中断する(ス
テップ1202)。
【0160】この通知を受けたNユニットは、接続先の
eユニットのL2IA識別子をキーとして現在の通信状
態を保存する(ステップ1203)。ここで、このデー
タを保存する期間は予め決めておくことができる。静的
にPPPインタフェースが割り当てられているユーザデ
ータのユーザ自身により保存期間を設定してもよい。I
Pアドレスなどのネットワークプロトコル識別子が接続
の度に与えられる動的な接続の場合には、このデータは
限られた期間のみ保存される。
【0161】通信が中断された後、eユニットは、上述
したダイアルアップ接続手順に基づいて、ユーザの利用
したい通信メディアを用いた再接続によりeユニットと
Nユニット間でユーザデータが流れるL2IA−U−p
laneの確立を試みる(ステップ1204)コネクシ
ョンが再確立されると、Nユニットは接続先のeユニッ
トのL2IA識別子を使って保存されたデータを検索
し、該当する保存データが見つかると、Nユニットは中
断の直前の通信状態から通信を再開する(ステップ12
05)。
【0162】これにより、ユーザが通信を再開した時、
中断の直前の通信状態から通信を再開できる。保存デー
タは」接続先のL2IA識別子に基づいて選択されるの
で、静的にPPPインタフェースが割り当てられている
場合だけでなく、動的な接続の場合でも、利用する通信
メディアに依存することなく、直前の状態から通信を再
開することができる。
【0163】なお、ネットワーク側から発呼する場合も
上述した端末側から発呼する場合と同様の手順で実現で
きる。その場合、ユーザの通信状態はeユニットのL2
IA識別子をキーとして保存される。そして、上述した
ダイアルアウト接続手順に基づいて、eユニットとNユ
ニット間でユーザデータが流れるL2IA−U−pla
neを確立し、接続先eユニットのL2IA識別子をキ
ーとして保存データを呼び出すことにより通信が再開で
きる。
【0164】上記において、RLD内でオプションであ
る利用可否情報を省略または無視する場合には、上述し
たシグナリング動作は、利用可否情報を参照することな
く単に優先度の最も高いRLDをLPRに要求するよう
に変形すればよい。
【0165】また、上述したシグナリング動作におい
て、認証は通信相手が正しい通信相手であるかどうかを
チェックして悪意の第三者によるデータの盗略や改竄を
防ぐために行われている。通信相手がデータを交換する
ことが認められた正しい通信相手ではない時に認証が失
敗する。
【0166】また、異なるeユニット間の通信を本発明
のL2統合アクセス方式のNユニットを介して行うこと
も可能である。
【0167】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更することが可能である。
【0168】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、P
PPパケットとPPP関連情報を送信する通信回線を、
物理回線に依存せずに提供して、コンピュータネットワ
ークへの多機能アクセスを実現することが可能なデータ
リンク(レイヤ2)統合アクセス方式を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るL2統合アクセスシ
ステムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1のL2統合アクセスシステムにおけるeユ
ニットの内部構成の一例を示すブロックである。
【図3】図1のL2統合アクセスシステムにおけるeユ
ニットの内部構成の他の例を示すブロック図である。
【図4】図1のL2統合アクセスシステムにおけるNユ
ニットの内部構成の一例を示すブロックである。
【図5】図1のL2統合アクセスシステムにおけるLP
Rに登録されたRLDの形式の一例を示すブロックであ
る。
【図6】図1のL2統合アクセスシステムにおけるLP
Rの内部構成の一例を示すブロックである。
【図7】図1のL2統合アクセスシステムにおけるBユ
ニットの内部構成の一例を示すブロックである。
【図8】図1のL2統合アクセスシステムにおけるダイ
アルアップ接続を実現するシグナリング動作の一例の前
半を示すフローチャートである。
【図9】図1のL2統合アクセスシステムにおけるダイ
アルアップ接続を実現するシグナリング動作の一例の後
半を示すフローチャートである。
【図10】図1のL2統合アクセスシステムにおけるダ
イアルアウト接続を実現するシグナリング動作の一例の
前半を示すフローチャートである。
【図11】図1のL2統合アクセスシステムにおけるダ
イアルアウト接続を実現するシグナリング動作の一例の
後半を示すフローチャートである。
【図12】図1のL2統合アクセスシステムにおけるハ
ンドオーバ(シナリオI)を実現するシグナリング動作
の一例を示すフローチャートである。
【図13】図1のL2統合アクセスシステムにおけるハ
ンドオーバ(シナリオII)を実現するシグナリング動
作の一例の前半を示すフローチャートである。
【図14】図1のL2統合アクセスシステムにおけるハ
ンドオーバ(シナリオII)を実現するシグナリング動
作の一例の後半を示すフローチャートである。
【図15】図1のL2統合アクセスシステムにおける再
接続を実現するシグナリング動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 eユニット 20 Nユニット 100 L2IA中継網 110 Bユニット 120 LPR 200 通信メディア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/00 673A (72)発明者 小野 諭 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 寺尾 和幸 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 宮川 晋 アメリカ合衆国 19805 デラウェア州 ウィルミントン ニューキャッスルカウン ティ センターロード 1013 コーポレー ションサービスカンパニー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種通信メディアを使ってユーザ端末間
    の通信をサポートするL2IA(レイヤ2統合アクセ
    ス)サブスクライバであって、各L2IAサブスクライ
    バはシステム内で各L2IAサブスクライバを一意に識
    別するためのL2IA識別子と、各L2IAサブスクラ
    イバに付随する各通信メディア内で各L2IAサブスク
    ライバを一意に識別するための端末IDを有するもの
    と、 複数の中継ユニットと少なくとも一つのLPR(Locati
    on and Preference Register)からなるL2IA中継網
    であって、該中継ユニットは各種通信メディアを介して
    L2IAサブスクライバに接続され、L2IA中継網を
    介してL2IAサブスクライバ間の通信を中継するもの
    で、各中継ユニットは一通信メディアに対応して設けら
    れ、L2IA中継網内で各中継ユニットを一意に識別す
    るためのL2IA中継IDと各中継ユニットに付随する
    各通信メディア内で各中継ユニットを一意に識別するた
    めの端末IDを有するものであり、該LPRは各潜在的
    に利用可能な通信メディアに対してL2IAサブスクラ
    イバの端末IDと中継ユニットのL2IA中継IDを各
    L2IAサブスクライバのL2IA識別子に対応付けて
    示すRLD(Registered Location Data)を登録して、
    中継ユニットがL2IAサブスクライバのL2IA識別
    子に対応付けられて登録されたRLDに基づいてL2I
    Aサブスクライバ間の通信を中継するものとを備えたこ
    とを特徴とするL2統合アクセスシステム。
  2. 【請求項2】 L2IAサブスクライバは、少なくとも
    一つの通信インタフェースと、一つのPPPインタフェ
    ースと一つのL2IAインタフェースを有するe型L2
    IAサブスクライバと、少なくとも一つの通信インタフ
    ェースと、少なくとも一つのPPPインタフェースと、
    一つのL2IAインタフェースを有するN型L2IAサ
    ブスクライバを含み、各通信インタフェースは中継ユニ
    ットと接続を設定できるものであり、各PPP(Point-
    to-Point Protocol)インタフェースはPPPパケット
    とPPP関連情報をユーザ端末と交換できるものであ
    り、各L2IAインタフェースは通信インタフェースと
    PPPインタフェースを選択的にインタフェースできる
    ものであることを特徴とする請求項1記載のL2統合ア
    クセスシステム。
  3. 【請求項3】 各L2IAサブスクライバは、一つ以上
    の他のL2IAサブスクライバに対して、ユーザの通信
    データが流れる論理的コネクションであるL2IA−U
    −Planeを一つ以上確立する機能を有することを特
    徴とする請求項1記載のL2統合アクセスシステム。
  4. 【請求項4】 各中継ユニットは、L2IA中継網内の
    他の中継ユニットとLPRに対してシグナリングメッセ
    ージの送受信を行う機能と、L2IAサブスクライバか
    ら中継ユニットへのL2統合アクセスをサポートする論
    理的コネクションであるL2IAチャネルをL2IAサ
    ブスクライバに対して確立する機能とを有することを特
    徴とする請求項1記載のL2統合アクセスシステム。
  5. 【請求項5】 LPRに登録されたRLDは、ユーザに
    より設定された各潜在的に利用可能な通信メディアの優
    先度と、オプションとして各潜在的に利用可能な通信メ
    ディアの現在の利用可否を、さらに示すことを特徴とす
    る請求項1記載のL2統合アクセスシステム。
  6. 【請求項6】 ある通信メディアに付随するあるユーザ
    端末に設けられたあるL2IAサブスクライバが、他の
    通信メディアに付随するユーザのホームネットワークに
    設けられた他のL2IAサブスクライバへのダイアルア
    ップ接続を、該あるL2IAサブスクライバに適した該
    ある通信メディアに対応して設けられたある中継ユニッ
    トへのコネクションを設定し、該ある中継ユニットに対
    して該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子を
    指定して行うことにより、該他のL2IAサブスクライ
    バのL2IA識別子に対応付けてLPRにより登録され
    たあるRLDに基づいて、該ある中継ユニットが該他の
    L2IAサブスクライバに適した該他の通信メディアに
    対応して設けられた他の中継ユニットへのコネクション
    を設定し、該あるRLDに基づいて、該他の中継ユニッ
    トが該他のL2IAサブスクライバへのコネクションを
    設定するようにすることを特徴とする請求項1記載のL
    2統合アクセスシステム。
  7. 【請求項7】 ある通信メディアに付随するユーザのホ
    ームネットワークに設けられたあるL2IAサブスクラ
    イバが、他の通信メディアに付随するあるユーザ端末に
    設けられた他のL2IAサブスクライバへのダイアルア
    ウト接続を、該あるL2IAサブスクライバに適した該
    ある通信メディアに対応して設けられたある中継ユニッ
    トへのコネクションを設定し、該ある中継ユニットに対
    して該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子を
    指定して行うことにより、該他のL2IAサブスクライ
    バのL2IA識別子に対応付けてLPRにより登録され
    たあるRLDに基づいて、該ある中継ユニットが該他の
    L2IAサブスクライバに適した該他の通信メディアに
    対応して設けられた他の中継ユニットへのコネクション
    を設定し、該あるRLDに基づいて、該他の中継ユニッ
    トが該他のL2IAサブスクライバへのコネクションを
    設定するようにすることを特徴とする請求項1記載のL
    2統合アクセスシステム。
  8. 【請求項8】 ユーザのホームネットワークに設けられ
    た他のL2IAサブスクライバと通信中の、ユーザ端末
    に設けられたあるL2IAサブスクライバが、該他のL
    2IAサブスクライバとの通信に用いられる通信メディ
    アを第一の通信メディアから第二の通信メディアに変更
    するハンドオーバを、該第一の通信メディアに対応して
    設けられた第一の中継ユニットに対してハンドオーバを
    要求し、該あるL2IAサブスクライバに適した該第二
    の通信メディアに対応して設けられた第二の中継ユニッ
    トへのコネクションを設定し、該第二の中継ユニットに
    対して該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子
    を指定して行うことにより、該他のL2IAサブスクラ
    イバのL2IA識別子に対応付けてLPRにより登録さ
    れたあるRLDに基づいて、該第二の中継ユニットが該
    他のL2IAサブスクライバに適したユーザのホームネ
    ットワークに付随した通信メディアに対応して設けられ
    た第三の中継ユニットへのコネクションを設定するとと
    もに、該第一の中継ユニットが該あるL2IAサブスク
    ライバと該第一の中継ユニット間のコネクションと該第
    一の中継ユニットと該第三の中継ユニット間のコネクシ
    ョンを切断するようにすることを特徴とする請求項1記
    載のL2統合アクセスシステム。
  9. 【請求項9】 ユーザのホームネットワークに設けられ
    た他のL2IAサブスクライバと通信中の、ユーザ端末
    に設けられたあるL2IAサブスクライバが、該他のL
    2IAサブスクライバとの通信に用いられる通信メディ
    アを第一の通信メディアから第二の通信メディアに変更
    するハンドオーバを、該第一の通信メディアに対応して
    設けられた第一の中継ユニットに対してハンドオーバを
    要求して行うことにより、該第一の中継ユニットが該あ
    るL2IAサブスクライバのL2IA識別子に対応付け
    てLPRにより登録されたあるRLDを取得し、該ある
    L2IAサブスクライバに適した該第二の通信メディア
    に対応して設けられ該あるRLDによって示された第二
    の中継ユニットに該あるL2IAサブスクライバへのコ
    ネクションの設定を要求、設定し、該第一の中継ユニッ
    トが該第二の中継ユニットへのコネクションを設定して
    通信データが該第一の中継ユニットから該あるL2IA
    サブスクライバへ該第二の中継ユニットを経由して流れ
    るようにし、該第一の中継ユニットが該他のL2IAサ
    ブスクライバに適したユーザのホームネットワークに付
    随する通信メディアに対応して設けられた第三の中継ユ
    ニットに該第二の中継ユニットを通知して該第三の中継
    ユニットが該第三の中継ユニットと該第二の中継ユニッ
    ト間のコネクションを設定して該第二の中継ユニットへ
    の通信データの送信を開始するとともに該第一の中継ユ
    ニットへの通信データの送信を停止し、該第一の中継ユ
    ニットが該あるL2IAサブスクライバと該第一の中継
    ユニット間のコネクションと、該第一の中継ユニットと
    該第二の中継ユニット間のコネクションと、該第一の中
    継ユニットと該第三の中継ユニット間のコネクションを
    切断するようにすることを特徴とする請求項1記載のL
    2統合アクセスシステム。
  10. 【請求項10】 ユーザのホームネットワークに設けら
    れたあるL2IAサブスクライバが、ユーザ端末に設け
    られた他のL2IAサブスクライバが通信を中断した時
    に、該他のL2IAサブスクライバとの通信の通信状態
    を記憶し、該他のL2IAサブスクライバが該あるL2
    IAサブスクライバへの再接続を行った時に、記憶され
    た通信状態から該他のL2IAサブスクライバとの通信
    を再開することを特徴とする請求項1記載のL2統合ア
    クセスシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のL2統合アクセスシス
    テムにおいて、ある通信メディアに付随するあるユーザ
    端末に設けられたあるL2IAサブスクライバから、他
    の通信メディアに付随するユーザのホームネットワーク
    に設けられた他のL2IAサブスクライバへのダイアル
    アップ接続方法であって、(a)該あるL2IAサブス
    クライバから該あるL2IAサブスクライバに適した該
    ある通信メディアに対応して設けられたある中継ユニッ
    トへのコネクションを設定するステップと、(b)該あ
    るL2IAサブスクライバから該ある中継ユニットに対
    して該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子を
    指定するステップと、(c)前記ステップ(b)で指定
    された該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子
    に対応付けてLPRにより登録されたあるRLDに基づ
    いて、該ある中継ユニットから該他のL2IAサブスク
    ライバに適した該他の通信メディアに対応して設けられ
    た他の中継ユニットへのコネクションを設定するステッ
    プと、(d)該あるRLDに基づいて、該他の中継ユニ
    ットから該他のL2IAサブスクライバへのコネクショ
    ンを設定するステップとを有することを特徴とするダイ
    アルアップ接続方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のL2統合アクセスシス
    テムにおいて、ある通信メディアに付随するユーザのホ
    ームネットワークに設けられたあるL2IAサブスクラ
    イバから、他の通信メディアに付随するあるユーザ端末
    に設けられた他のL2IAサブスクライバへのダイアル
    アウト接続方法であって、(a)該あるL2IAサブス
    クライバから該あるL2IAサブスクライバに適した該
    ある通信メディアに対応して設けられたある中継ユニッ
    トへのコネクションを設定するステップと、(b)該あ
    るL2IAサブスクライバから該ある中継ユニットに対
    して該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子を
    指定するステップと、(c)前記ステップ(b)で指定
    された該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別子
    に対応付けてLPRにより登録されたあるRLDに基づ
    いて、該ある中継ユニットから該他のL2IAサブスク
    ライバに適した該他の通信メディアに対応して設けられ
    た他の中継ユニットへのコネクションを第一の中継ユニ
    ットから要求し設定するステップと、(d)該あるRL
    Dに基づいて、該他の中継ユニットから該他のL2IA
    サブスクライバへのコネクションを設定するステップと
    を有することを特徴とするダイアルアウト接続方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のL2統合アクセスシス
    テムにおいて、ユーザのホームネットワークに設けられ
    た他のL2IAサブスクライバと通信中の、ユーザ端末
    に設けられたあるL2IAサブスクライバによる、該他
    のL2IAサブスクライバとの通信に用いられる通信メ
    ディアを第一の通信メディアから第二の通信メディアに
    変更するハンドオーバ方法であって、(a)該あるL2
    IAサブスクライバから該第一の通信メディアに対応し
    て設けられた第一の中継ユニットに対してハンドオーバ
    を要求するステップと、(b)該あるL2IAサブスク
    ライバから該あるL2IAサブスクライバに適した該第
    二の通信メディアに対応して設けられた第二の中継ユニ
    ットへのコネクションを設定するステップと、(c)該
    あるL2IAサブスクライバから該第二の中継ユニット
    に対して該他のL2IAサブスクライバのL2IA識別
    子を指定するステップと、(d)前記ステップ(c)で
    指定された該他のL2IAサブスクライバのL2IA識
    別子に対応付けてLPRにより登録されたあるRLDに
    基づいて、該第二の中継ユニットから該他のL2IAサ
    ブスクライバに適したユーザのホームネットワークに付
    随した通信メディアに対応して設けられた第三の中継ユ
    ニットへのコネクションを設定するステップと、(e)
    該あるL2IAサブスクライバと該第一の中継ユニット
    間のコネクションと該第一の中継ユニットと該第三の中
    継ユニット間のコネクションを切断するステップとを有
    することを特徴とするハンドオーバ方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のL2統合アクセスシス
    テムにおいて、ユーザのホームネットワークに設けられ
    た他のL2IAサブスクライバと通信中の、ユーザ端末
    に設けられたあるL2IAサブスクライバによる、該他
    のL2IAサブスクライバとの通信に用いられる通信メ
    ディアを第一の通信メディアから第二の通信メディアに
    変更するハンドオーバ方法であって、(a)該あるL2
    IAサブスクライバから該第一の通信メディアに対応し
    て設けられた第一の中継ユニットに対してハンドオーバ
    を要求するステップと、(b)該第一の中継ユニットに
    おいて該あるL2IAサブスクライバのL2IA識別子
    に対応付けてLPRにより登録されたあるRLDを取得
    するステップと、(c)該あるL2IAサブスクライバ
    に適した該第二の通信メディアに対応して設けられ該あ
    るRLDによって示された第二の中継ユニットから該あ
    るL2IAサブスクライバへのコネクションを設定する
    ステップと、(d)該第一の中継ユニットから該第二の
    中継ユニットへのコネクションを設定して通信データが
    該第一の中継ユニットから該あるL2IAサブスクライ
    バへ該第二の中継ユニットを経由して流れるようにする
    ステップと、(e)該第一の中継ユニットから該他のL
    2IAサブスクライバに適しユーザのホームネットワー
    クに付随する通信メディアに対応して設けられた第三の
    中継ユニットに該第二の中継ユニットを通知するステッ
    プと、(f)該第三の中継ユニットから該第三の中継ユ
    ニットと該第二の中継ユニット間のコネクションを設定
    して該第二の中継ユニットへの通信データの送信を開始
    するとともに該第一の中継ユニットへの通信データの送
    信を停止するステップと、(g)該あるL2IAサブス
    クライバと該第一の中継ユニット間のコネクションと、
    該第一の中継ユニットと該第二の中継ユニット間のコネ
    クションと、該第一の中継ユニットと該第三の中継ユニ
    ット間のコネクションを切断するステップとを有するこ
    とを特徴とするハンドオーバ方法。
  15. 【請求項15】 請求項1記載のL2統合アクセスシス
    テムにおける再接続方法であって、(a)ユーザのホー
    ムネットワークに設けられたあるL2IAサブスクライ
    バにおいて、ユーザ端末に設けられた他のL2IAサブ
    スクライバが通信を中断した時に、該他のL2IAサブ
    スクライバとの通信の通信状態を記憶するステップと、
    (b)該他のL2IAサブスクライバが該あるL2IA
    サブスクライバへの再接続を行った時に、前記ステップ
    (a)で記憶された通信状態から該あるL2IAサブス
    クライバと該他のL2IAサブスクライバ間の通信を再
    開するステップとを有することを特徴とする再接続方
    法。
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