JP2000082845A - 白色led - Google Patents
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Abstract
度の白色LEDを提供する事。 【構成】 沃素、塩素、臭素、アルミニウム、ガリウ
ム、またはインジウムをドープしたn型ZnSe単結晶
基板に、ZnSe又は、ZnSe−ZnCdSe系混晶
のエピタキシャル薄膜を積層し活性層とpn接合を作製
し、活性層からの青色、青緑色の光と、活性層の光がZ
nSe基板のSA発光中心を励起しSA発光して生じた
黄色の光を合成して白色光を得る。
Description
を発する事のできる新規な半導体発光素子に関する。白
色光への需要は多い。照明用光源として白色光がもっと
も適する。液晶のバックライトは白色光が使われる。本
発明は、照明用、表示用、液晶バックライトなどに利用
できる半導体白色LEDに関する。
色、緑色、青色などの単色のものが既に製造販売されて
いる。赤色の高輝度発光ダイオード(LED)としては
数Cd(カンデラ)以上のものが既に市販されている。
AlGaAsや、GaAsPなどを発光層とした赤色L
EDである。低価格のLEDであり広い用途に利用され
ている。GaPを発光層とする緑・黄緑色のLEDも製
造販売されている。青色LEDとしては、SiCを活性
層とするものがある。青・緑はGaInNを活性層とす
るLEDがある。橙色・黄色はAlGaInPを発光層
とする素子がある。いずれも安価で実用的なLEDであ
る。このうちGaP、SiCは間接遷移型の半導体であ
るから効率が悪く、カンデラ級の出力には至っていな
い。
ド間の電子遷移を利用しているから単色光しかでない。
だからLEDといえば単色であった。これは当然のこと
である。単色のLEDには表示用LEDなど沢山の用途
がある。しかし単色LEDだけでは全ての光源に取って
代わることはできない。照明などの用途、特別の表示な
どの用途、液晶バックライトなどの用途には単色光源で
は役に立たない。照明に単色光を使うと物体がみなその
色に見える。液晶バックライトに単色光を使うとその色
の濃淡画像しか見えない。
要である。ところが白色の出る半導体発光素子はない。
照明用光源としてはいまなお白熱電球、蛍光灯などが広
く使われている。白熱電球は効率が悪い。また寿命が短
い。蛍光灯は効率はともかく、やはり寿命が短い。安定
器のような重量物が必要である。またサイズも大きすぎ
る。このような難点がある。
こと、寿命が長いこと、発光効率が良いこと、安価であ
ることなどが白色光源に対して望まれるところである。
これらの要件を満足するにはやはり半導体発光素子しか
ないように思われる。しかし先述のように半導体発光素
子はバンドギャップ間の電子遷移を用いるからどうして
も単色光しかでない。半導体素子は単独では白色光を発
生することができない。
色、赤色のLEDを使えば白色LEDを作ることができ
よう。GaNを用いた青色LEDも市販されるようにな
り三原色のLEDはそろっている。しかし3つもの発光
素子を組合わせるのでは高コストになってしまう。製品
コストだけでなく電力も3倍必要であり効率がよいとは
言えない。3原色の間でのバランスを調整する必要もあ
る。回路も複雑にならざるをえない。サイズの点でも不
利である。このように複数のLEDを組み合わせて白色
光を作るのでは余り利益がない。やはり単一のLEDで
白色を出したいものである。
合わせた白色LEDの試みが提案されている。例えば次
の文献に紹介されている白色半導体発光素子がある。
「光機能材料マニュアル」光機能材料マニュアル編集幹
事会編、オプトエレクトロニクス社刊、p457、19
97年6月
N系LEDチップを黄色の発光をするYAG蛍光材に埋
め込んだ構造をしている。図1にこれをしめす。樹脂の
透明モールド1の中に、第1リード2、第2リード3が
固定されている。第1リード2は上部がΓ型になってお
り窪み4が形成される。窪み4にGaInN活性層をも
つGaN系LEDチップ5が固定される。LED5をす
っぽりと覆うように黄色のYAG蛍光体6が窪み4に充
填されている。GaNLEDの上面にはアノード電極と
カソード電極があり、これらがワイヤ7、8によってリ
ード2、3に接続される。
使うのでチップ底面が電極になりリードに直付けする。
だからワイヤはもう一方の上面電極とリードを結ぶ1本
で済む。しかしGaN系の青色LEDはサファイヤ基板
の上にGaNや、GaInN層を積層する。サファイヤ
は絶縁体なので底面をカソードとすることができない。
そこでチップの上面にn側電極(カソード)とp側電極
(アノード)を作る。だからワイヤは2本必要になる。
アノードからカソードに電流を流すとGaNLEDが青
色を出す。青色の一部はそのままYAG蛍光体を透過し
て外部に出射される。残りは蛍光体6に吸収されより波
長の長い黄色を出す。青色と黄色の光が重なって出る。
合成された光は白色である。つまりこれは、GaNLE
Dの青色と、これによって励起された蛍光とを重ね合わ
せて白色を出しているのである。
積極的な発光である。蛍光体はその光を吸収し、内部の
電子が基底バンドから上のバンドへ励起されその電子が
発光中心と呼ばれる準位を介して基底バンドに落ちると
きに光を発する。当然この励起発光ではLEDの光より
エネルギーが低い光が出る。適当な蛍光体でLEDを囲
むと、LEDの固有の光とそれより長い波長の蛍光が出
るようになる。YAG蛍光体は丁度黄色の光を出すか
ら、LEDの青色と合成され白色になるという。可視光
の中で青は波長が短くエネルギーが高い。青色発光素子
が存在するからこのような事が可能になる。
ペクトルを示す。横軸は波長、縦軸は発光強度(任意目
盛り)である。460nmの鋭いピークがGaN系LE
Dの光によるものである。550nmあたりの幅広い山
はYAG蛍光体による蛍光である。肉眼は色を分離して
観察できないから白色発光のように見える。
かの難点がある。GaN系LEDとは全く異質の物質で
あるYAG蛍光体を余分に必要とする。これが第1の難
点である。透明度の悪いYAG蛍光体をチップの上に充
たすからLEDからの光の多くが吸収される。これに使
われる青色GaN系LEDだけだと、輝度1Cd以上、
外部量子効率が5%以上というような優れた特性であ
る。ところがGaN/YAGは輝度が0.5Cd、外部
量子効率が3.5%程度しかない。輝度が落ちるのはY
AG蛍光体が光を吸収するからである。またYAG蛍光
体の光変換効率が10%程度で低い。ために黄色が優勢
な暖色系の白色にするためには蛍光材層をより厚くしな
ければならない。するとさらに吸収が増えて輝度、効率
ともに下がる。
とZnSe系の青色発光素子とを組み合わせただけの簡
単な構造の白色LEDを提案する。ZnSe基板の上に
ZnCdSeまたはZnSe薄膜を成長させると青色L
EDになる。本発明はこの構造を巧みに利用して白色の
LEDを作製する。ZnSe基板とこれに格子整合する
ZnSe系LEDを組み合わせただけのもので極めて単
純な構造である。蛍光体は不要で、ZnSe基板が蛍光
体と同等な役割を果たすようになっている。同じ素材を
発光体と蛍光体の両方に利用している。本来青色発光ダ
イオードであるものを少しの工夫によって白色LEDに
したものである。ZnSe系青色発光素子には必ず半導
体結晶基板が必要である。もともと必要な基板を蛍光体
の代わりに利用する。甚だ巧みな着想であると言わねば
ならない。
ム(Al)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ガリウム
(Ga)または、インジウム(In)をドープするとn
型になる。しかもこれらは発光中心を生ぜしめる。51
0nmより短い波長の光を当てることによって、550
nm〜650nmの広い範囲にわたる自己励起光(self
-activated:SA発光)が発生する。それでこの発光中
心のことをSA発光中心と呼ぶ。SA発光の中心波長、
発光スペクトルの半値幅は、ドーパント(I、Al、C
l、Br、Ga、In)の種類、ドーピング量によって
調整することができる。SA発光が黄色から赤に広く分
布するからこれとZnSeLEDの青色を加えたものが
出る。肉眼ではこれを合成するから白色光に見えるので
ある。
り、 (1)ZnSe系LED…バンド間遷移による青色発光
(460〜510nm) (2)ZnSe基板…黄色〜赤色の自己励起光(SA:
550〜650nm) を組み合わせたものである。この素子の優れた点はその
単純さにある。およそ発光素子は活性層を基板の上に形
成するものであって、基板は必ず存在する。通常の素子
では基板は単に活性層を保持し、電流を流すだけのもの
であって消極的なものである。しかし本発明では基板自
体を発光層として巧妙に利用する。であるから本発明の
白色LEDは、ZnSe青色LEDにおいてZnSe基
板にSA発光中心を生ぜしめるドーパントを添加しただ
けであり工程が一つ増えるだけである。別異の材料を付
加するのではない。
優勢であると寒色の白になるし、赤色が優勢であると暖
色に傾く。ZnSe基板が厚いとLEDの青色が吸収さ
れて減少しSA発光の黄色が勝ってくる。ZnSe基板
が薄いとLEDの青が優越し、SA発光が弱くなる。Z
nSe基板の厚みを変化させることによって、SA発光
の強度を調整することができる。つまり基板厚みにより
LEDからの青色発光に対しSA発光の比率を変える事
ができる。しかし基板厚みには他の条件から制限が課さ
れる。10μm以下とすると後工程において破損の割合
が増える。歩留まりも下がりコスト高になる。反対に基
板厚みを2mm以上にすると、LEDのサイズが大きく
なり過ぎる。また黄色光の割合が過度に増え白色でなく
なる。だから基板厚みは10μm〜2mmの程度であ
る。
してSA発光の中心波長を変えることができる。基板厚
みでSA光の割合を変えることができる。だから、ドー
パント種類、濃度、基板厚みの3つのパラメータを自在
に調整することによって、暖色系から寒色系の白色まで
任意の白色を得ることができる。
肢がある。基板を下に薄膜を上にするというような従来
のLEDと同じ配置(正立)も可能である。反対に薄膜
を下に基板を上にする倒立の配置も可能である。また青
色だけが外部に放出されるのを防ぐような構造をとるこ
とも可能である。
図3(a)は縦断面図、(b)はチップだけの断面図を
示す。透明モールド11の内部に、リード12、13と
LEDチップ15が埋め込まれている。そのような構造
は従来のLEDに合わせてある。透明モールドは最も安
価なLEDのパッケージである。もちろん金属缶タイプ
のパッケージに収容することもできる。パッケージやリ
ードは目的によって自在に選択できる。Γ型リード12
の頂部14には窪みがなく、平坦面になっている。平坦
面14の上に、ZnSeLED15が正立固定される。
このLED15はSA発光中心となるドーパントを有す
るZnSe基板16とその上にエピタキシャル成長した
発光構造(薄膜)17よりなる。
どの薄膜でありpn接合を含む。エピタキシャル発光構
造17はZnSeを主体とする薄膜の積層体でありpn
接合をもつ頂部にはリング状あるいは小面積のp電極が
ある。これがワイヤ18によってリード13に接続され
る。基板側のn電極が直接にリード12に接続される。
ワイヤは1本で済む。リード12がカソードに、リード
13がアノードになる。pn接合に電流を流すことによ
ってバンドギャップ遷移がおこり460nm〜510n
mの光Eを出す。一部は下側に進み基板に入る。ここで
ZnSeドーパントによるSA発光を促す。基板中での
SA発光Fが底面に反射し或いは直接に薄膜17を越え
て外部に出て行く、LED光Eと、SA光Fの混合した
光が外部に出て行きこれは白色に見える。これはリード
面14に基板16をボンドする正立構造である。通常の
LEDは皆そうである。しかしこれではLED光Eが必
ず50%を越える割合になりSA発光が弱くなる。
示す。図4(a)は縦断面図、図4(b)はチップだけ
の断面図を示す。透明モールド21の内部に、リード2
2、23とLEDチップ25が埋め込まれている。その
ような構造は従来のLEDに合わせてある。Γ型リード
22の頂部24には窪みがない。平坦面である。リード
頂部24の上にZnSeLED25が固定される。LE
D25はSA発光中心となるドーパントを有するZnS
e基板26とその上にエピタキシャル成長した発光構造
(ZnSe系薄膜)27よりなる。エピタキシャル発光
構造(薄膜)27はZnSe、ZnCdSeなどの薄膜
でありpn接合を含む。このLEDは反対向けにしてリ
ード面24に固定する。薄膜面にはp電極があり、これ
が直接にリード面24に接合される。ZnSe基板側に
はリング状あるいは小面積のn電極がある。n電極がワ
イヤ28によってリード23に接続される。やはりワイ
ヤは1本で済む。この場合リード23がカソード、リー
ド22がアノードになる。
ってバンドギャップ遷移がおこりエピタキシャル薄膜2
7が460nm〜510nmの光Eを出す。全部が上方
に進み基板に入る。透過光は外部に青色の光として出て
行く。一部の光は吸収されてZnSeドーパントによる
SA発光を促す。基板中でのSA発光Fも上方に向か
う。LED発光EもSA発光Fもともに上方へ向かう。
二つの異種の光が混合して白色になる。この構造である
と基板厚みに比例してSA光が増加する。SA光を50
%以上にすることも容易である。白色光の色調を制御し
やすい。ただし通常のLEDとアノード、カソードピン
が反対になるので注意が必要であろう。
青緑色光は、基板を通らないからSA光と混合できず、
青色だけになってしまう。これを避けるためにはリード
形状を工夫すれば良い。図5に本発明にかかる倒立遮蔽
型白色LEDの構造の一例を示す。図5(a)は縦断面
図、図5(b)はチップだけの断面図を示す。透明モー
ルド31の内部に、リード32、33とLEDチップ3
5が埋め込まれている。そのような構造は従来のLED
に合わせてある。Γ型リード32の頂部34には深い窪
み39が形成されている。リード頂部34の深い窪み3
9の底にZnSeLED35が固定される。LED35
からみた上方開口部の面積は狭く光が側方には出ないよ
うになっている。
トを有するZnSe基板36とその上にエピタキシャル
成長した発光構造(ZnSe系薄膜)37よりなる。エ
ピタキシャル発光構造(薄膜)37はZnSe、ZnC
dSeなどの薄膜でありpn接合を含む。このLEDは
反対向けにして窪み39の底34に固定する。薄膜37
の面にはp電極があり、これが直接にリード32の窪み
底面に接合される。ZnSe基板側にはリング状あるい
は小面積のn電極がある。n電極がワイヤ38によって
リード33に接続される。やはりワイヤは1本で済む。
この場合もリード33がカソード、リード32がアノー
ドになる。窪みの上面にはリング上の反射板40が接合
される。
膜37が460nm〜510nmの光Eを出す。全部が
上方に進み基板に入る。透過光は外部に青色の光として
出て行く。一部の光は吸収されてZnSeドーパントに
よるSA発光を引き起こす。基板中でのSA発光F(5
50nm〜650nm)も上方に向かう。LED発光E
もSA発光Fもともに上方へ向かう。両者相まって白色
を呈する。面に対して斜めに出た光は全て窪み壁面に遮
られる。面に垂直に出た光のみが上方に向かい窪みから
外部にでて行く事ができる。これは指向性のあるLED
になる。
D 図5のものは側方へ出射される光がないので、必ず白色
光になる。それはいいのであるが、指向性が強すぎると
いう欠点がある。指向性の少ないLEDが要求されるこ
ともあろう。それに図5のものはリードの形状が複雑で
LEDチップに実装が難しいという難点もある。指向性
が少なくしかも青色、青緑色の漏れがないようなLED
を図6によって説明する。これはZnSe基板自体に凹
形状を与えて発光構造部を基板に埋め込んだものであ
る。
プだけの断面図を示す。透明モールド41の内部に、リ
ード42、43とLEDチップ45が埋め込まれてい
る。Γ型リード42の頂部44には特異な形状のLED
チップ45が反対向きに接着される。LED45の中央
は深い窪み49になっており、ここにZnSe系エピタ
キシャル発光構造47が形成される。つまりエピタキシ
ャル薄膜47が基板によって囲まれる形状になってい
る。エピタキシャル薄膜47から出る光は全て基板46
を通過しなければならない。
51がある。ZnSe層51によってLED45がリー
ド面44に接着される。しかし絶縁層50のために、リ
ード面44から素子へは電流は流れない。リード面44
の中央部には隆起52がある。隆起52がエピタキシャ
ル発光層のp電極に接触固定される。p電極とリード4
2はこれによって電気的に接続される。ZnSe基板4
6の底面側が上になっている。底面にはリング上或いは
小面積のn電極がありn電極はワイヤ48によってリー
ド43に接続される。リード42がアノード、リード4
3がカソードとなる。
膜47が460nm〜510nmの光Eを出す。上方に
進むものも側方に進む光も全て周辺の基板46に入る。
透過光は外部に青色の光として出て行く。一部の光は基
板46に吸収されてZnSeドーパントによるSA発光
を引き起こす。LED発光EもSA発光Fもともに上方
及び側方へ向かう。両者相まって白色を呈する。基板面
に対して垂直方向だけでなく斜めや側方に出た光もすべ
て白色光となる。指向性がないLEDになる。用途は一
段と広い。
量子井戸活性層、正立)]ZnSe単結晶はチョコラル
スキー法やブリッジマン法では成長させることができな
い。ここでは沃素によってZnSeを輸送する方法、化
学的輸送法(CVT法:Chemical Vapor Transport)に
よってZnSe(100)基板を作製した。図13に沃
素輸送法による結晶成長装置の概略を示す。成長室86
の底部にZnSe多結晶原料87を置く。上部に単結晶
であるZnSe種結晶88を固定する。空間には沃素を
充たす。底部をより高温T1に加熱し、上部種結晶88
をより低温T2に保つ。下部では2ZnSe+2I2→
2ZnI2+Se2の反応がおこる。沃化亜鉛ZnI2
は気体なので上昇する。Se2も上昇する。種結晶は低
温であるからここで反対向きの反応が起こる。2ZnI
2+Se2→2ZnSe+2I2となる。このZnSe
が種結晶の上に方位を揃えて堆積してゆく。沃素はこの
ように亜鉛を運ぶ作用をする。だから沃素輸送法ともい
う。成長温度T 2は約850℃である。
ような装置で熱処理した。熱処理室90にZnSe単結
晶89を入れて亜鉛蒸気雰囲気で約1000℃に加熱し
て熱処理した。熱処理の時間は約50時間である。その
後60℃/分の割合で冷却した。化学輸送法や熱処理の
方法は公知である。
送材である沃素(I2)が結晶中にドーピングされてお
り熱処理によってn型の半導体になった。電子濃度は5
×1017cm−3〜1×1018cm−3の程度であ
る。基板厚みは400μmとした。
て、ZnSe基板上に、エピタキシャル発光構造を作製
した。図15によって分子線エピタキシャル成長装置を
説明する。分子線成長室92は超高真空に引く事のでき
るチャンバである。内部には液体窒素シュラウド93が
設けられる。ここには真空排気装置は図示していない
が、2段階の真空ポンプを使って10−8Paの超高真
空に引く。中央部には基板ホルダ−94があってここに
ZnSeウエハ−95が取り付けられる。ウエハ−95
に向かって円錐の底面の位置に複数の分子線セル96、
97、98が設けられる。ZnCl2分子線セル96、
Se分子線セル97、Zn分子線セル98がここには図
示される。
eなどの分子線セルが備えられる。ZnCl2はドーパ
ントである塩素Clを薄膜にドーピングするために設け
られる。それぞれPBNのるつぼと、これを囲むヒ−
タ、支持材、熱電対、シャッターなどをもっている。ヒ
−タによって固体原料を加熱し気化する。これら材料は
分子線として基板95にむかって飛ぶ。窒素については
ラジカルセル99を用いている。窒素分子は初めから気
体であるがそのままでは反応しないから窒素原子または
分子のラジカルとする。窒素もドーパントとして必要で
ある。成長温度は275℃〜325℃である。6族/2
族の比は1〜5である。成長速度は0.4〜0.7μm
/Hである。
示す。n型ZnSe基板62の上にn型ZnSeバッフ
ァ層63、n型ZnMgSSeクラッド層64、ZnS
e/ZnCdSe/多重量子井戸活性層65、p型Zn
MgSSeクラッド層66、p型ZnTe/ZnSe超
格子コンタクト層67が設けられる。より具体的に組成
を示す
0.90クラッド層64 (4)10nmのZnSe層と、5nmのZn0.88
Cd0.12Se層を交互に5重に積み重ねた多重量子
井戸活性層65 (5)p型Zn0.85Mg0.15S0.10Se
0.90クラッド層66 (6)p型ZnTe/ZnSe積層超格子コンタクト層
67
バンドギャップに対応する460nmの発光が得られ
る。Cdを含む混晶ZnCdSeはバンドギャップがよ
り狭くなるので460nmより長い波長の光を出すこと
ができる。ZnSeとZnCdSeは格子定数が異なり
そのままでは格子不整合になるから、ここでは超格子構
造の活性層にしている。この例ではCdの比率が0.1
2であって、490nmの光を放射する。活性層が格子
緩和を起こさない範囲であれば、活性層の構造はこれ以
外であっても良い。Cdを増やすとより長い波長の光を
出すようにすることができる。クラッド層は活性層より
バンドギャップが広い。これはキャリヤ閉じ込めのため
である。クラッド層の組成は、ZnSe基板と格子定数
が近似し格子整合するという条件によって規定される。
エピタキシャル層では、p型ドーパントとして窒素
(N)を、n型ドーパントには塩素(Cl)を用いてい
る。
クト層の上にPd/Auからなるp側電極を形成した。
裏面のn型ZnSeには、Inのn側電極を形成した。
n側電極にはTi/Auを用いることもできる。パター
ン電極の形成にはフォトリソグラフィを用いる。電極形
成後のエピタキシャルウエハ−を300μm×300μ
m角のサイズに切り出し、図3のようにリード12のス
テム14に固定した。n側電極を下に、p側電極を上に
した。つまりZnSe基板16がステム14に接触す
る。p側電極をワイヤによって他のリード13に取り付
けた。これらを透明樹脂によってモールドした。
輝度の白色光が放射された。20mAの駆動電流に対し
て輝度は1.5Cdであった。図8にこのLEDの発光
スペクトルを示す。設計通り490nmに鋭いピークを
もつエピタキシャル発光層からのLED発光と、610
nmに鈍いピークをもつブロードなZnSe基板からの
SA発光が組合わさっている。合成された光は白色であ
る。黄色が少し勝った白色であった。
量子井戸またはダブルヘテロ活性層、正立]Grain
−Growth法(粒界成長法)を用いて作製したZn
Se基板を準備した。この成長法においてもアルミニウ
ムをドープして適正な熱処理をして、n型の5×10
17〜1×1018cm−3程度のキャリヤ濃度になっ
た。このn型ZnSe基板上に図15に示した分子線エ
ピタキシャル成長装置によって図9の構成の薄膜をエピ
タキシャル成長させた。エピタキシャルウエハ−70
は、n型ZnSe基板72の上に、n型ZnSeバッフ
ァ層73、n型ZnMgSSeクラッド層74、ZnC
dSe単一量子井戸またはTeをドープしたZnSeダ
ブルへテロ活性層75、p型BeZnMgSeクラッド
層76、p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層7
7を形成したものである。混晶の具体的な組成を次にし
めす。
0.90クラッド層74 (4)Zn0.92Cd0.08Se単一量子井戸活性
層またはTeをドープしたZnSeダブルへテロ活性層
75 (5)p型Be0.20Zn0.60Mg0.20Se
クラッド層 76 (6)p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層 7
7
Se層もしくはTeをドープしたZnSe層である。こ
れは477nmの光を生成する。エピタキシャル層では
p型ドーパントとして窒素(N)を、n型ドーパントと
して塩素(Cl)を使っている。基板厚みは300μm
のものを作製した。p型ZnTe/ZnSe超格子コン
タクト層77の上にp側電極としてPd/Auを設け
た。n型ZnSe基板72の裏面にはInまたはTi/
Auのn側電極を設けた。これをチップに切り出してパ
ッケージに取り付けた。
流20mAで、1.5Cdであった。このLEDの発光
スペクトルを図10に示す。477nmに鋭いピークを
もつLEDの発光と、590nmに広く低いピークをも
つ基板のSA発光との重ね合わせになる。発光色は青み
がかった寒色系の白色であった。
Se活性層、倒立、基板厚み3種]Grain−Gro
wth法(粒界成長法)を用いて作製した700μm厚
みと、300μm厚みのZnSe基板を準備した。アル
ミニウムをドープして適正な熱処理をして、n型の5×
1017〜1×1018cm−3程度のキャリヤ濃度に
なった。このn型ZnSe基板上に分子線エピタキシャ
ル成長装置によって実施例1と同じ図7の構成の薄膜を
エピタキシャル成長させエピタキシャルウエハ−60と
した。
0.90クラッド層64 (4)10nmのZnSe層と、5nmのZn0.88
Cd0.12Se層を交互に5重に積み重ねた多重量子
井戸活性層65 (5)p型Zn0.85Mg0.15S0.10Se
0.90クラッド層66(6)p型ZnTe/ZnSe
積層超格子コンタクト層 67
長後に裏面研磨して100μm厚のものを作った。こう
して100μm、300μm、700μm厚みの3種類
のウエハ−ができたことになる。p側電極、n側電極を
それぞれ付けて、300μm×300μmの正方形のチ
ップに切断した。これを図4に示すようにp型部分を下
に、n型部分を上にして(倒立)リード22のステム2
4に固定した。ワイヤボンドしてn側電極とリード23
を接続した。透明樹脂によって全体を覆った。
白色光が得られた。実施例1、2のLEDは角度によっ
て色調のムラが見られたが、エピサイドダウン(倒立)
実装のこの実施例では上方から見る限り色調ムラのない
一様な発光が実現した。図4(b)に示すように、エピ
タキシャル成長層から出た光は全部基板を通過し吸収は
どの方向でも等しい。典型的な輝度は20mAで1.5
〜2Cdであった。
った寒色の白色、300μm厚のLEDについては中性
の白色、700μm厚のLEDについては黄色の強い暖
色の白色になった。図11の色度図によって説明する。
色度図は、一般の可視の光源色もしくは物体色につい
て、三原色である赤、緑、青に対する刺激値(人間の3
種類の視感覚器が感じる刺激量)を数値化することによ
り、平面座標上で表示するために工夫された図である。
ある光源の発光スペクトルのうち、赤に対応する刺激量
をx、緑に対応する刺激量をy、青に対応する刺激量を
zとしたとき、これらを総刺激量で規格化した、X=x
/(x+y+z)、Y=y/(x+y+z)により張られ
る平面座標が図11に示した色度図である。この座標系
ではいかなるスペクトルを有する色も座標上の1点とし
てあらわされる。このうち400nmから675nmま
での範囲の単色光は、図中のC型の曲線を描く。その他
の色は、いずれもこれらの単色光の複合光であり、図中
のC型曲線で囲まれる部分の点で表現できる。白色光は
中心近くの破線で囲んだ部分である。二つの色P、Qを
この二次元座標に取ったとする。これらの任意の比率の
混合色は、二点PQを結ぶ線分の上の点として表され
る。
タキシャル層本来の発光である。単色であるからC型曲
線の上にある。点Bは630nmを中心とするZnSe
基板からのブロードなSA発光を示す。これ自身はスペ
クトル半値幅の広い複合色光であるからC型曲線の内側
にある。これら二つの色を混合した色は線分ABの上に
ある。線分ABが白色領域(破線)を横切るから混合色
が白色であり得る。
を、D点は300μm厚のLEDからの発光を、E点は
700μm厚のLEDからの発光を示す。いずれも白色
であるが青色の比率によって寒色から暖色までの相違が
ある。色調温度で表すと、100μm厚のものは寒色の
白で色調温度8000K程度である。300μm厚のも
のは中性の白で色調温度5000K程度である。700
μm厚のものは、黄色の割合の強い暖色の白であり色調
温度にして3000Kである。
黄色の割合が増える。これが上記の3つ厚みの異なるL
EDによって確かめられた。しかし厚みを一定にしても
ドーパントの量を変える事によってSA発光の割合を増
減することもできる。
立にLEDをステムに取り付けている。それで上方から
見る限り一様なムラのない白色である。しかしチップ側
方からみると青色だけが放射される角度がある。そこで
ステムに窪みを設け窪みにチップを実装した。図5に示
すものである。窪み39の奥深くにチップを反転して取
り付けた。こうすると側方に出た光はすべて窪み39の
壁面で遮られ外部にでない。反射板40によってさらに
開口部が狭くなっている。上方にのみ光がでるようにな
る。エピタキシャル薄膜から出た光が上方に出るには必
ずZnSe基板36を通らなければならない。必ず青色
光は黄色SA光と混合する。こうして一様な白色光を放
射するLEDを得る事ができた。ステムの実装面34を
鏡面仕上げとし、反射板としてアルミ薄片を用いる。青
色光が反射してZnSe基板に入るので反射によって黄
色橙色強度が強くなる。反射板と凹部構造のため指向性
が高くなった。反射のため輝度は1.8〜2.5Cdに
達した。
テムに凹部を形成し凹部へ倒立にLEDを取り付けてい
る。光は上方へのみ出てくる。指向性が強く輝度も高
い。しかしながらそのような深い凹部をステムに形成す
るのは難しい。ステムコストを押し上げる。むしろチッ
プの方に異方性を設けた方がよい。チップはウエハ−プ
ロセスによって簡単に形状異方性を与えることができる
からである。
を作製した。作製の方法を図12によって説明する。Z
nSeウエハ−78に格子状のSiNマスクパターン8
0を形成した。図12(a)はウエハ−の一部の断面図
を示す。図12(d)は平面図を示す。正方形の白地の
部分がZnSeの露呈した部分79である。正方形の部
分が後に発光部分になる。マスク以外の部分を約3μm
の深さにエッチングした。図12(b)のように凹部8
3が形成される。マスク80の直下の部分が逆メサ81
の形に残る。露出した部分は平面82になる。
子線エピタキシャル成長法によって、実施例1とおなじ
ように図7のエピタキシャル層を成長させた。凹部83
にエピタキシャル層84が積層される。マスク80の上
にも材料が乗り積層体85を作るがエピタキシャル成長
でない。発光構造にならない。これは不要な部分であ
る。凹部83内部のエピタキシャル層(エピタキシャル
発光構造)84に電極などを設け、やはり300μm×
300μmのチップに切断した。マスク部分が切断線に
なる。中央に凹部をもつLEDチップが製作される。リ
ード42のステム44自体も凸部52をもつ異形のもの
になる。
起52に接触するように固定した。図6(a)、(b)
のようになる。n側電極はワイヤ48で他のリード43
に接続した。これはエピタキシャル発光構造47がZn
Se基板中に埋め込まれているから、青色、青緑色の漏
れ光は皆無となる。全視野角度に対して均一に白い光を
発するLEDとなる。これはチップの形状を工夫するこ
とによって均一光を出すようにしたものである。ステム
の工夫も必要であるがこれは僅少な変形でコストアップ
にならない。それにチップにエピタキシャル層を埋め込
んだこの実施例は指向性が少なく、全視野型である。広
い角度に発光するので表示などに適する。
一量子井戸活性層、正立、基板厚み3種)]沃素輸送法
(CVT法)を用いて作製した、300μm厚み、n型
の5×10 17〜1×1018cm-3程度のキャリヤ濃度の
ZnSe基板を準備した。このn型ZnSe基板上に、
分子線エピタキシャル成長装置によって、図16に示す
ような構成の薄膜をエピタキシャル成長させた。 (1)n型ZnSe基板 102 (2)n型ZnSeバッファ層 103 (3)n型Zn0.85Mg0.15S0.10Se0.90クラッド層
104 (4)Zn0.90Cd0.10Se単一量子井戸活性層 10
5 (5)p型Zn0.85Mg0.15S0.10Se0.90クラッド層
106 (6)p型ZnTe/ZnSe積層超格子コンタクト層
107
Se層からなる単一量子井戸層であり、これは480n
mの光を発する。300μm厚の基板をエピタキシャル
成長後に裏面研磨して、30μm、100μm、250
μm厚みの3種類のエピウエハ−とした。これらのウエ
ハ−に実施例1と同様のデバイス化プロセスを施して、
LEDを作製した。このLEDを定電流モードで発光さ
せたところ、白色光が得られた。典型的な輝度は1.5
〜2.0Cdであった。30μm厚のLEDは、青みが
かった寒色の白色を発した。100μm厚のLEDも少
し青色がかった白色を生じた。250μm厚のLEDは
中性の白色であった。それぞれのLEDの発光色の色度
を図17の色度図に示す。図中で点Aは480nmのエ
ピタキシャル層からの発光の色度を示す。また点Bはエ
ピタキシャル層からの発光により光励起された580n
mを中心とするCVT法ZnSe基板の発するSA発光
の色度を示す。
結ぶ線分AB上に存在する。30μm厚のLEDの発光
色は点C、100μm厚のLEDの発光色は点D、25
0μm厚のLEDの発光色は点Eによって表される。こ
れらの発光点は全て破線によって囲まれる白色の領域に
存在する。基板厚が薄いほど青色発光の割合が増えて、
寒色系の色になっていく様子が分かる。色調温度として
は、30μm厚のもの(点C)が約20000K、10
0μm厚のもの(点D)が約9000K、250μm厚
のもの(点E)が約6000Kであった。
nSe基板の上にZnSe系薄膜をエピタキシャル成長
させ、薄膜はLEDとして青色発光させ、青色が基板を
通過するときに黄色や黄緑色のSA発光させ、両者相ま
って白色を出すようにしている。導電性ZnSe基板は
単結晶であるから、従来のYAG蛍光材よりも透明度が
高い。だから吸収が少ない。さらにZnSe基板が、青
色青緑色光を黄色光に変換する効率も高い。だからGa
N/YAGよりも高輝度の白色LEDとなる。
ある。ZnSe基板のドーパント種類、濃度によって暖
色から寒色まで様々の白色を発生させることができる。
さらに基板厚みを変えるだけでも暖色系から寒色系まで
色調を変えることができる。蛍光体を余分に必要としな
い。基板自体をSA発光体として有効利用している。半
導体素子はすべからく基板が必要であるがこれをして黄
色の発光体として使っているので構造は簡単で製造も容
易である。
従来例にかかる白色LEDの例を示す図。(a)はパッ
ケージを含む全体縦断面図。(b)はLEDチップ近傍
の拡大断面図。
nN/YAG白色LEDの発光スペクトル図。横軸は波
長、縦軸は光強度(任意目盛り)。
合わせたLEDをステムに正立固定する本発明の実施例
1、2にかかる白色LEDの例を示す図。(a)はパッ
ケージを含む全体縦断面図。(b)はLEDチップ近傍
の拡大断面図。
合わせたLEDをステムに倒立固定する本発明の実施例
3にかかる白色LEDの例を示す図。(a)はパッケー
ジを含む全体縦断面図。(b)はLEDチップ近傍の拡
大断面図。
あわせたLEDを凹部を有するステムの谷間に倒立固定
する本発明の実施例4にかかる白色LEDの例を示す
図。(a)はパッケージを含む全体縦断面図。(b)は
LEDチップ近傍の拡大断面図。
込んだ構造のLEDを凸部を有するステムに倒立固定す
る本発明の実施例5にかかる白色LEDの例を示す図。
(a)はパッケージを含む全体縦断面図。(b)はLE
Dチップ近傍の拡大断面図。
性層として持つ実施例1のLEDのエピタキシャルウエ
ハ−の層構造を示す図。
性層として持つ実施例1のLEDの発光スペクトル図。
ープZnSeダブルヘテロ活性層を持つ実施例2のLE
Dのエピタキシャルウエハ−の層構造を示す図。
ドープZnSeダブルヘテロ活性層を持つ実施例2のL
EDの発光スペクトル図。
3種類の厚みの異なるLEDの発光点をC、D、Eとし
て示す図。横軸はX、縦軸はYである。
シャル発光構造を作り、発光構造が基板によって包囲さ
れるような実施例5のLEDチップを作製するためのウ
エハ−プロセスを説明するための図。
造するための装置の概略断面図。
を熱処理する状態を示す断面図。
シャル構造を作製するための分子線エピタキシー装置の
概略断面図。
のLEDのエピタキシャルウエハ−の層構造を示す図。
の厚みの異なるLEDの発光色の色度を、C点(30μ
m)、D点(100μm)、E点(250μm)として
示す色度図。
ZnSeダブルへテロ活性層 76p型BeZnMgSeクラッド層 77p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層 78ZnSe基板 79基板表面 80マスク 81凸部 82底面 83窪み 84エピタキシャル発光構造 85エピタキシャル層 86成長室 87ZnSe多結晶原料 88ZnSe種結晶 89ZnSe単結晶 90熱処理室 92分子線エピタキシャル成長室 93液体窒素シュラウド 94基板ホルダ− 95ZnSe基板 96ZnCl2分子線セル 97Se分子線セル 98Zn分子線セル 99ラジカル窒素源 100ZnSeLEDチップ 102n型ZnSe基板 103n型ZnSeバッファ層 104n型ZnMgSSeクラッド層 105ZnCdSe単一量子井戸活性層 106p型ZnMgSSeクラッド層 107p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層
Claims (6)
- 【請求項1】 発光中心として沃素、臭素、塩素、ガリ
ウム、インジウム又はアルミニウムをドープしたn型Z
nSe単結晶基板と、ZnSe単結晶基板の上にpn接
合を含むようにエピタキシャル成長によって設けられた
ZnSe、或いはZnSeを主体とする混晶化合物の青
色青緑色の発光構造と、n型ZnSe基板の底面に設け
たn側電極と、発光構造の上層のp型半導体に設けたp
側電極と、ZnSe基板或いは発光構造を支持する支持
機構と、電流を電極に流すためにリードと、ZnSe基
板、発光構造、支持機構を囲むパッケージとによりな
り、該発光構造からの青色又は青緑色の光によってZn
Se基板の発光中心を励起して黄色又は橙色を発光さ
せ、発光構造からの青色青緑色とZnSe基板発光中心
からの黄色橙色の両方の光を合成することによって白色
光を得るようにしたことを特徴とする白色LED。 - 【請求項2】 発光構造が、ZnSeもしくは、ZnS
eとZn1−xCd xSeを含む多層構造からなり、発
光構造から出る光の波長が460nm〜510nmの範
囲にあり、かつZnSe基板からの励起発光が550n
m〜650nmである自己励起(SA)発光であること
を特徴とする請求項1に記載の白色LED。 - 【請求項3】 ZnSe基板の厚みを、10μm〜2m
mの範囲で調整する事により、また発光構造からの発光
波長を変化させる事により、得られる白色光の色調を寒
色系から暖色系まで変化させることができるようにした
ことを特徴とする請求項2に記載の白色LED。 - 【請求項4】 支持機構が頂部に平坦なステムをもつΓ
型のリードであって、基板側がステムと反対側にあり発
光構造をもつ面がステム面に固着されていることを特徴
とする請求項3に記載の白色LED。 - 【請求項5】 支持機構が頂部に凹部を含むステムを持
つΓ型のリードであって、基板側がステムと反対側にあ
り発光構造をもつ面がステムの凹部に固着されて、凹部
の上端には反射板があり発光構造からの青色光青緑光の
一部を反射しZnSe基板に照射するようにしたことを
特徴とする請求項3に記載の白色LED。 - 【請求項6】 ZnSe基板に凹部があって凹部の底に
ZnSe、ZnSe+Zn1−xCdxSe発光構造が
形成され、発光構造がZnSe基板によって包囲される
ようにし、基板側がステムと反対側にあり発光構造の面
がステムに接触するよう固着されているようにしたこと
を特徴とする請求項3に記載の白色LED。
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