JP3087743B2 - 中間色led - Google Patents
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Description
青の中間色である赤紫色やピンク色の光を発することの
できる新規な半導体発光素子の構造に関する。
制帯(バンドギャップ)間を遷移する電子によって光を
発する。活性層のバンドギャップが光の波長を決める。
発光ダイオード(LED)の材料は色によって異なる。
バンドギャップ遷移を利用する従来の発光ダイオードは
いずれも単色光を出すものであった。高輝度赤色LED
としては、AlGaAsやGaAsPなどを発光層とす
る素子が実用化されている。数Cd(カンデラ)以上の
高い輝度のものが低コストLEDによって実現されてい
る。
色用のGaP、青色用のSiC、青色・緑色用のGaI
nN、橙色・黄色用のAlGaInPなどがいずれも低
コストのLEDとして実用化されている。つまり次のよ
うな色と活性層の組み合わせになるLEDが実用化され
ている。
す。波長を決めるのは活性層の材料である。格子整合な
どの条件を満たし、所望のバンドギャップを有する結晶
を活性層に選ぶ。しかしながら、これらのLEDは単色
のLEDである。全て単一の半導体材料を発光層に用い
ているから、原理的に単色のLEDとなる。
の中間色しか発光させることはできない。単一材料から
のバンドギャップ発光に依存している従来のLEDで出
る色は、赤色、橙色、黄色、黄緑色、緑色、青緑色、青
色、青紫色、紫色などである。これらの内、赤色、緑
色、青色は原色である。橙色、黄色、黄緑色の3つは赤
と緑の中間色である。青緑色、青紫色、紫色、は青と緑
の中間色である。つまり波長が隣接するような光の中間
色はLEDによって作る事ができる。波長が連続する原
色(赤と緑、もしくは緑と青)同士の中間色は結局のと
ころ単色なのである。
素子は、赤と青の中間色、赤と緑と青の中間色を発生す
ることができない。赤と青は緑を間にはさみ波長が著し
く異なる。このように波長が隣接しない中間色は単色で
ない。複合色である。だからバンドギャップ遷移によっ
ては原理的に生成できない。
の一部の表示用途には、上記の単色の光源ではなく、赤
と青の中間色(赤紫色やピンク色)や、赤と青と緑の中
間色(白色)の光源が求められている。上述のように通
常のバンドギャップ遷移を利用しただけのLEDは単色
光源にしかならない。上記の説明で原色と、原色の中間
色という表現をしているが、中間色といっても単色なの
である。単一波長の光が出ているにすぎないからであ
る。
間の中間の単色というのではなくて、単色でない中間色
を意味している。だからこれら赤青中間色、赤緑青中間
色の光源としては、依然として白熱球や蛍光灯、ネオン
ランプなどが用いられる。これらは長い実績があり取扱
いも容易でしかも安価である。しかしながら白熱球はあ
まりに寿命が短い。発光効率が低い。蛍光灯は周辺機器
も含めるとサイズが大きすぎ重すぎる。LEDはそれに
対してサイズが小さく寿命が長く発光効率も良いものが
ある。しかし実用化されているLEDは何れも単色の光
しか発生できない。
る。GaInNを用いた青色LEDと、YAGを用いた
黄色蛍光材を組み合わせて白色のLEDを作製するとい
うアイデアである。つまりLED+YAGになる複合L
EDである。これは「光機能材料マニュアル」(光機能
材料マニュアル編集幹事会編、オプトロニクス社、19
97年6月刊)に紹介されている。
この素子は青色LEDチップをYAG蛍光材に埋め込ん
だ構造をしている。透明樹脂1の内部にステム2、3が
埋め込まれている。一方のステム2の頂部には窪み4が
あってここにGaInN系青色LED5が取り付けられ
る。n側電極、p側電極はワイヤ7、8によってステム
2、3に接続される。GaInN−LEDの全体を覆う
ように窪み4にはYAG蛍光材6が充填される。
部を蛍光材が吸収して黄色蛍光Fを出す。LEDから発
せられる青色の単色光と、青色の一部によって励起され
た蛍光材からの黄色光が合成されて白色光が得られると
いうのである。GaInN系というが、GaN層の上
に、GaNとInNの混晶である発光層が堆積してい
る。GaNの大型基板が製造できないからサファイヤ基
板の上にGaN薄膜を成長させ、その上にGaInN発
光層を載せている。絶縁性サファイヤの上にあるから底
部より電極を出すことができない。n側電極、p側電極
ともにワイヤによって接続するのはそのような理由から
である。
トルである。横軸は波長、縦軸は光強度である。460
nm近傍に鋭い青色GaInN−LED発光ピークが現
れる。550nmを中心として黄色YAG蛍光材からの
ブロードな発光も見られる。青色と黄色が合成されて出
てくるので人間の目には白色として見える、というわけ
である。これは従来のLEDとは違い、単色LEDでな
い。二つのピークを合成したものである。白色LEDと
して提案されているのはこれだけである。
は次のような難点がある。 (1)透明度が悪い蛍光材(YAG)分散層をLEDの
上に充填し、LEDを埋め込むから発光の取りだし効率
が低い。これに用いられたLED自身は輝度1Cd以
上、外部量子効率が5%以上という特性であるのに、複
合した白色LEDは輝度0.5Cd、外部量子効率が
3.5%程度である。
ない。変換効率が低いから黄色成分が弱い。見た目の白
色光の色調を暖色系の白色光にするため黄色発光の強度
を上げようとすると、蛍光材の厚みを増やす必要があ
る。不透明な蛍光材厚みを増やすとますます輝度が低下
する。
し波長のより長い蛍光を発するような構造であるが、発
光材と蛍光材が異種材料であるために製作工程が複雑で
ある。
蛍光材を充填塗布するから、材料コストが嵩む。またス
テムもYAG充填の為に複雑な形状をしている。異種の
蛍光体を使うのでコストを切り下げることができない。
う利点がある。その利点を生かした赤青中間色、赤青緑
中間色を発生する光源を提供することが本発明の目的で
ある。
6号においてZnSe基板上にZnSe系ホモエピタキ
シャル層を形成した白色LEDを提案している。これは
エピタキシャル層から青色を出し、ZnSe基板で青色
によりSA発光させ、両方の光を合成して白色光を作り
出すものである。
なる。図5の色度図によって説明する。色度図において
の部分の白色光を合成するのが先願の発明であった。
本発明はそれより下方の紫色、赤紫色、紫がかっ
たピンク色、ピンク色、黄色がかったピンク色など
の色を発するLEDを提供する。
る。色度図は、一般の可視の光源色もしくは物体色につ
いて、三原色である赤、緑、青に対する刺激値(人間の
目の中にある「すい体」と呼ばれる三種類の視感覚器が
感じる刺激量)を数値化することにより、平面座標上で
表示するために工夫された図である。任意の光源の発光
スペクトルをQ(λ)とすると、これにそれぞれの色を
認識する視感覚器の分光感度特性に相当する等色関数を
乗じたものが、それぞれの色の刺激値となる。すなわ
ち、赤に対応する等色関数をr(λ)、緑に対応する等
色関数をg(λ)、青に対応する等色関数をb(λ)と
すると、赤の刺激量XはX=∫Q(λ)r(λ)dλ、
緑の刺激量YはY=∫Q(λ)g(λ)dλ、青の刺激
量ZはZ=∫Q(λ)b(λ)dλとなる。これらを総
刺激量で規格化した、x=X/(X+Y+Z)、y=Y
/(X+Y+Z)により張られる平面座標が図17に示
した色度図である。原理上、この座標系ではいかなるス
ペクトルを有する色も、座標上の(0,0)、(1,
0)、(0,1)を結んでできる直角二等辺三角形の内
部にある一点として表される。
太いC型の実線で示される。この形は、等色関数の形状
から決まるもので、例えば550nm以長の波長領域で
は、青の感度が0であるので、単色光の色度はx+y=
1の直線上に存在する。また505nm以短の波長領域
では、青が増大するとともにし、赤に相当する分光感度
もわずかに増えてゆくので、図のように直線x=0(つ
まりy軸)からずれた曲線を描く。C型曲線上の長波長
の極限点と短波長の極限点は直線で結ばれているが、こ
の直線は単色光に対応するものではなく、純紫軌跡と呼
ばれている。このC型の曲線と純紫軌跡との囲まれる領
域の内部の点が中間色を表すことになる。この中間色の
中心部が白色の領域である。図17から分かるとおり、
白色の領域はx=0.21〜0.49、y=0.2〜
0.46程度の範囲に存在する。本発明で目的とする色
は、図5から分かるとおり、この白色領域よりも下、即
ちyが小さい領域に存在する中間色である。
明は、LEDチップに別異材料の蛍光材を載せるという
のではなく、基板そのものを蛍光体とする。本発明は、
LEDの発光構造をその上にエピタキシャル成長させる
半導体結晶基板自体を蛍光材として用いる。LEDは必
ず基板結晶がありその上に発光層(活性層)を成長さ
せ、発光層からある特定の色を発生させている。基板は
発光にはまったく与らないというのが従来のLEDであ
る。基板は何をしていたのか?基板は、発光層を保持し
発光層に電流を供給し電極を保有する、というぐらいの
役割しかなかった。いわば裏方といってよかった。
純物を基板にドーピングして基板を蛍光材として利用す
るのである。発光層から波長の短い光を出させ、基板に
当て基板からより長い波長の蛍光を出すようにする。短
波長の光と長波長の光が組合わさって、所望の中間色を
発生するようになる。従来の単色LEDになんら新しい
構造物を付加する事なく2色の発光を可能にする巧みな
中間色LEDを与えるのが本発明の骨子である。
板蛍光という組み合わせで起こる。一光子遷移の場合、
蛍光はもとの励起光より必ず波長が長くなる。励起光は
エネルギーの高い青色が適する。エネルギーが低い励起
光と蛍光の組み合わせでは白色にならないし赤青の中間
色にもならない。励起光が青色であるということはそれ
を発生する発光層の種類が限られる。青色に対応するバ
ンドギャップをもつものでないといけない。青色発光層
として知られているものには、GaInN系とZnSe
系がある。本発明はそのうちZnSe系の発光層を採用
する。基板はその上に成長させる発光層と格子整合する
ものである必要がある。発光層をZnSe系と決めてし
まえば結晶成長の条件からは、基板はZnSeがもっと
も良いということになる。
しいものであることがわかる。ZnSe基板は、ヨウ
素、アルミニウム、塩素、臭素、ガリウム、インジウム
などをドープすることによってSA(self-activated)
発光体となることが分かった。ZnSeのSA発光とい
うのは510nmより短い波長の光をあてると、550
nm〜650nmのブロードなピークを持つ光を発生す
るという現象である。この光は黄色や橙色にみえる。S
A発光の発光中心波長、発光スペクトルの半値幅は、ド
ーパントの種類や、ドーピング量によって調整すること
ができる。ZnSe系の発光層は510nm以下の波長
の青色光を発生することができる。
組み合わせ、青色と黄色橙色の2色を発生する素子を作
る事が出来る。このように本発明は、ZnSeに適当な
ドーパントを添加してSA発光を起こすことができると
いう性質と、ZnSe系発光層の光は青色でSA光を励
起できるという性質を有効に利用するものである。
を与えるドーパント(ヨウ素、アルミニウム、塩素、臭
素、ガリウム、インジウム)はZnSeにn型の導電性
をも与える。他にn型の不純物を添加することなくn型
になるから、その上にn型バッファ層、n型クラッド
層、活性層、p型クラッド層、p型コンタクト層をエピ
タキシャル成長させることによってLEDを作製するこ
とができる。両方のクラッド層は屈折率が活性層より小
さく、バンドギャップが大きい。キャリヤと光を活性層
内に閉じ込める役割がある。活性層が波長を決める。活
性層、クラッド層を含め発光構造と呼ぶ。
長によってZnSe系の発光構造を作製することができ
る。ここでZnSe系の発光構造というのは、次の活性
層を持つものを意味する。 (1)ZnSe (2)ZnCdSe (3)ZnSeTe
は460nm〜495nmの青色を発生する事が出来
る。何れも510nm以下であり、ZnSeのSA中心
にSA発光を起こさせることができる。(1)は純粋の
ZnSe活性層であり465nmの光を発生できる。
(2)はZnSeとCdSeの混晶であるが混晶比xの
表示は略している。(3)はZnSeとZnTeの混晶
である。これも混晶比の表示を省略している。(2)、
(3)の混晶比を変えることによって、460nm〜4
95nmの光を発生できるのである。
よってZnSe基板はn型になるから、その上にn型の
クラッド層、活性層、p型クラッド層、p型コンタクト
層をエピタキシャル成長させると、基板の上にpn接合
を作製できる。基板側にn側電極を、p型層のほうにp
側電極を形成することによって発光素子とすることがで
きる。光はいずれから出しても良い。発光構造(p側)
から光を出す場合は、p側電極を小さいドット状電極に
するか、中央の開いたリング電極、或いは透明電極にす
る。基板側(n側)から光を出すときはn側電極を小さ
いドット状電極、透明電極、或いはリング電極にする。
光を出さない方の電極は全面電極にしても良い。すると
ステムに直接にボンディングできる。
ンドギャップに応じた青色を出す。それが基板のドーパ
ントに一部吸収されSA発光(黄、橙)を誘起する。L
ED発光の青色とSA発光の黄色・橙色がまざって中間
色あるいは白色になる。
はLEDの全体図、(b)はLED部分図である。Zn
Se系LED9がΓ型ステム10の頂部に固定される。
ステム11がその側方に平行に設けられる。図3(b)
に示すようにLED9はZnSe基板12の上にエピタ
キシャル発光構造13を成長させたものである。ZnS
e基板にはヨウ素(I)、塩素(Cl)、臭素(B
r)、アルミニウム(Al)、インジウム(In)、ガ
リウム(Ga)などSA発光中心となる元素がドープさ
れている。ZnSe基板12の底面がn側電極でありス
テム10に直付きになっている。ステム10がカソード
である。エピタキシャル発光構造13はn型クラッド
層、活性層、p型クラッド層、p型コンタクト層などを
含む総称である。その上面にリング状或いはドット状の
p側電極がある。p側電極がワイヤ14によってステム
11に接続される。これがアノードになる。
発光構造は、青色光Bを発生する。そのまま上方へ出る
光は青色Bのままである。一部は下方に向かう。下方に
向かった青色光はZnSe基板のSA発光中心D(ヨウ
素、塩素、臭素、アルミニウム、インジウム、ガリウ
ム)に当たり、黄色橙色のSA発光Yを引き起こす。S
A発光Yは上方に出て行く。LEDの上面に出る光は、
青色BとSA発光Yとである。人間の目にはこれが合成
されたもの(B+Y)が見える。合成光は白色光または
中間色である。中間色というのはここでは赤と青の中間
色であるピンク色、赤紫色などである。
キシャル構造をひっくり返した構造であってもよい。エ
ピタキシャル層がステムに固着されるからエピダウン構
造と呼ぶことができよう。図4にこれを示す。図4
(b)にZnSe−LED9をしめすが、ZnSe基板
12が上になっており、エピタキシャル発光構造13が
ステムに固着される。ZnSe基板は、先述のように、
Al、Ga、In、I、Br、ClなどSA発光中心が
ドープされている。Γ型のステム20の頂部にエピタキ
シャル層の方を下にして取り付けられる。この場合エピ
タキシャル層のp側電極がステムに直付けになる。Zn
Se基板のn側電極がワイヤ22によってステム21に
接続される。これらの全体が透明樹脂23によってモー
ルドされている。
は全てZnSe基板12を通過する。そのまま青色光B
として外部に出るものもある。ZnSe基板のSA発光
中心に吸収されて黄色橙色のSA発光Yに変換されるも
のもある。B+Yの合成光となって外部に出る。これが
白色または中間色となって見える。図3のエピアップ
(正立)の場合は青色光の半分しか基板に入らずSA発
光が弱い。図4のエピダウン(倒立)のものは青色光の
全部が基板に入るからSA発光が増強される。つまり黄
色橙色の蛍光成分を高めることができる。同じように白
色または中間色といっても青が勝ったもの、黄色が勝っ
たもので色調が異なる。
光、ZnSe活性層、465nm発光、エピアップ)]
導電性ZnSe基板として、ヨウ素をドープしたn型Z
nSe基板を採用した。ヨウ素を活性キャリヤ濃度にし
て1×1018cm−3程度ドーピングしたZnSe基
板は、バンドテーリング現象により、本来のバンドギャ
ップエネルギーに対応する波長である460nmよりも
長い510nmより短い波長の光を吸収し、SA発光と
して、585nmにブロードなピークを持つ蛍光を発す
る。通常の半導体において欠陥がない場合、バンドギャ
ップEgより小さいエネルギーの光を半導体は吸収でき
ない。つまりλ>λg(=hc/Eg)の光は吸収でき
ない筈である。ところが実際には不純物などが存在する
と不純物準位がバンドギャップの両端に発生する。不純
物準位−価電子帯間、或いは伝導帯−不純物準位間の遷
移が起こるから、基板がバンドギャップ以下のエネルギ
ーのλ>λgの光をも吸収できるようになる。するとバ
ンドギャップ発光の光λg自身をも吸収できるようにな
る。つまり基板と同じ組成の発光層が発する光に対して
基板が不透明になるのである。これがバンドテーリング
現象である。この不純物準位をつくるのは前記のアルミ
ニウム、ヨウ素、塩素…などのn型ドーパントである。
0μm厚(ロ)、500μm厚(ハ)の3種類の厚みの
異なるものを準備した。基板厚みによってSA発光の程
度が異なるはずであり、それを調べるために厚みの異な
る基板についてLED構造を作製する。
構造をMBE法によってホモエピタキシャル成長させ
た。ZnSe−LED9のエピタキシャル発光構造は、
n型ZnSe基板12の方から、n型ZnSeバッファ
層24、n型ZnMgSSeクラッド層25、ZnSe
から成るダブルヘテロ活性層26、p型BeZnMgS
e層27、p型ZnTeとZnSeの積層超格子構造か
らなるp型コンタクト層28よりなる。
0.90クラッド層25 (4) ZnSeダブルヘテロ活性層26 (5) p型Be0.20Mg0.20Zn0.60S
eクラッド層27 (6) p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層2
8
を起こさせるためである。本発明の特徴はそこにあると
言って良い。ヨウ素をドープするとn型になるから基板
にn側電極を取り付けることができる。ZnSeバッフ
ァ層をエピタキシャル成長させるのは、基板表面の格子
構造には乱れがあり上質のエピタキシャル層を重ねて規
則正しい単結晶構造を作るためである。活性層をZnS
eにしたのは、そのバンドギャップに対応する465n
mの光を発生させ、これによりSA発光を励起させると
いう意図に基づく。
性層の両側にクラッド層がある。クラッドは屈折率が活
性層より低い材料であり、光を活性層に閉じ込める作用
がある。それだけでなく、クラッドは活性層よりバンド
ギャップが広いものを選び、キャリヤを活性層に閉じ込
めるという作用もある。n型クラッド層は、ZnSe、
ZnS、MgS、MgSeの混晶である。混晶比を決め
るパラメータは自由度が2であるが、格子整合条件とバ
ンドギャップ、屈折率の条件によって決まってしまう。
p型クラッド層はBeSe、MgSe、ZnSeの混晶
である。これも混晶比の自由度が2であるが、格子整
合、バンドギャップ、屈折率などで混晶比は決まる。両
側にp型、n型のクラッド層があるから、活性層を介し
たpn接合ができる。
0μmとする。このエピタキシャルウエハ−のp型コン
タクト層28の上に、Pd/Auからなるドット状のp
側電極を250μm×250μmの周期で形成する。P
d/AuにするのはこれがZnSe/ZnTe超格子に
対しオーミック接合する材料だからである。「ドット状
電極を形成」というのは1チップあたり一つの丸い電極
を作るという事であるが、チップが縦横に多数並んでい
るからドット状に見える。p側電極の方から光を出すよ
うにするので不透明なPd/Au電極の面積は小さい方
がよい。ドットが小さければチップの中心にあっても、
周辺部に偏っていても良い。
下の厚みのAu薄膜電極を形成した。Pd/Auの上に
Auを重ねるのは、電流を拡散させるためである。Au
の厚みが20nm以下であると光が充分に透過する。こ
の上層のAu自体もコンタクト層に対しオーミック電極
となる。リードとつなぐためのワイヤは、ドット状のP
d/Au電極上につける。
側電極を形成した。Inはn型ZnSeに対してオーミ
ック接合する。これは全面に付けても良いし部分的でも
よい。エピアップであり、基板底面の全体をステムにつ
けるので何れでも良いのである。以上の工程はウエハ−
のまま行われる。
0μm×250μm角のサイズに切り出して多数のチッ
プに分離した。チップを図3のように、エピタキシャル
発光構造を上に基板を下にしてステム頂部に固定した。
n側電極はステム10に直接に接続される。ドット状の
p側電極はワイヤボンディングしてステム11に接続さ
れる。さらにステムの全体を透明樹脂15によってモー
ルドしてLED素子を完成した。
を測定した。高輝度の紫色及び紫がかったピンク色およ
びピンク色の発光を得ることができた。典型的な発光強
度は、20mAで1.5mWであった。基板厚みによっ
て色調が異なる。それぞれの対応は
す。横軸は波長(nm)、縦軸は強度である。465n
mの鋭いピークは、ZnSe活性層からのバンドギャッ
プ発光である。基板厚みによらず活性層からの発光強度
は一定である。このエピタキシャル発光構造の発光ピー
クの他に、より長波長のピークが3つ描いてある。長波
長の成分はZnSe基板のSA発光によるものである。
何れも550nm〜670nm程度に亘る鈍いピークで
ある。基板厚みが50μm(イ)のものはSA発光が弱
い。これは基板が薄くてSA発光中心も少ないからであ
る。基板厚みが250μm(ロ)のものはSA発光がよ
り強くなっている。基板厚みが500μm(ハ)のもの
はSA発光が最大になっている。基板が厚くなりSA発
光中心が増えるからである。つまり基板厚みに比例して
585nmにピークを持つ発光の強度が増加する。この
スペクトル変化によって基板からSA発光が出ていると
いう事が立証される。
ものを図8に示す。 (イ)基板厚み50μm… 色度(x,y)=(0.2
4,0.15)の紫色 (ロ)基板厚み250μm…(x,y)=(0.36,
0.27)紫がかったピンク色 (ハ)基板厚み500μm…(x,y)=(0.40,
0.31)ピンク色
らの発光の色度(△)と、基板のSA発光のみの発光の
色度(□)をも示す。これらイ、ロ、ハの素子の色度
は、これらの2点を結ぶ線分の上に乗っている。つまり
二つの色(□、△)を単に合成したものであるという事
である。3つの素子で、SA発光の割合が異なるから異
なる色になっている。基板が薄い(イ)と、バンドギャ
ップ発光(465nm)に近い紫になり、基板が厚い
(ハ)とSA発光(585nm)に近いピンク色になる
のである。
nm蛍光、ZnSe活性層、465nm発光、エピアッ
プ)]導電性ZnSe基板として、アルミニウムをドー
プしたn型ZnSe基板を採用した。アルミニウムを活
性キャリヤ濃度にして1×1017cm−3程度ドーピ
ングしたZnSe基板は、バンドテーリング現象によ
り、本来のバンドギャップエネルギーに対応する波長で
ある460nmよりも長い480nmより短い波長の光
を吸収し、SA発光として、610nmにブロードなピ
ークを持つ蛍光を発する。ZnSe基板は、250μm
厚(ニ)、1000μm(1mm)厚(ホ)の2種類の
厚みの異なるものを準備した。基板厚みによってSA発
光の程度が異なるはずであり、それを調べるために厚み
の異なる基板ニ、ホについてLED構造を作製する。
で460nm〜510nmの光を吸収して585nmに
ピークをもつSA発光を励起した。実施例2ではドーパ
ントをアルミニウムとするので、460nm〜480n
mの光を吸収して610nmピークのSA発光を引き起
こす。ドーパントを変え、基板厚みを変えた、という以
外は実施例1とほぼ同じとした。
Seとした。クラッド層、コンタクト層も実施例1と同
じで図9の構造を持つ。MBE法によってこれらのエピ
タキシャル構造を作製した。
2 (2) n型ZnSeバッファ層24 (3) n型Zn0.85Mg0.15S0.10Se
0.90クラッド層25 (4) ZnSeダブルヘテロ活性層26 (5) p型Be0.20Mg0.20Zn0.60S
eクラッド層27 (6) p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層2
8
LED構造を作製した。つまりp型コンタクト層にはP
d/Auのドット状のオーミック電極を250μm×2
50μmの周期でつけ、さらに20nm以下の厚みの金
層で覆いp側電極とした。ZnSe基板底面にはInの
n側電極を全面に付けた。ウエハ−プロセスによって同
等のLEDを多数作製したのち、250μm×250μ
mのチップに切りだした。チップを図3のように基板を
下にしてステム10に固定した(エピアップ)。p側電
極はワイヤ14でステム11に接続した。透明樹脂15
によって全体を覆った。
を測定した。高輝度の赤紫色の発光を得ることができ
た。典型的な発光強度は、20mAで1.5mWであっ
た。基板厚みによって色調が異なる。それぞれの対応は (ニ)ZnSe基板厚み 250μm …… (紫に近
い)赤紫色 (ホ)ZnSe基板厚み1000μm …… (赤に近
い)赤紫色 であった。
す。横軸は波長(nm)、縦軸は強度である。465n
mの鋭いピークは、ZnSe活性層からのバンドギャッ
プ発光である。基板厚みによらず活性層からの発光強度
は一定である。このエピタキシャル発光構造の発光ピー
ク(465nm)の他に、より長波長のピークが2つ
(ホ、ニ)描いてある。長波長の成分はAlドープZn
Se基板のSA発光によるものである。何れも570n
m〜680nm程度に広がり610nmに鈍いピークを
持つ分布である。基板厚みが250μm(ニ)のものは
SA発光が弱い。これは基板が薄くてSA発光中心も少
ないからである。基板厚みが1000μm(ホ)のもの
はSA発光がより強くなっている。基板厚みにほぼ比例
してSA発光が増えるということが分かる。
である。 (ニ)基板厚み250μm… 色度(x,y)=(0.
36,0.18)紫に近い赤紫色(赤みがかかった紫
色) (ホ)基板厚み1000μm…(x,y)=(0.5
0,0.27)赤に近い赤紫色(紫がかった赤色)
発光のみの色度(△点)と、基板からのSA発光のみの
色度(□点)も併せて示す。二つのLED素子(ニ)、
(ホ)の発光色の色度は、基板発光、エピ発光の色度を
結ぶ線分の上にある。つまりバンドギャップ発光とSA
発光の合成光であることを示している。
蛍光、ZnSe/ZnCdSe活性層、475nm発
光、エピダウン)]導電性ZnSe基板として、ヨウ素
とアルミニウムをドープしたn型ZnSe基板を採用し
た。ヨウ素とアルミニウムを活性キャリヤ濃度にして1
×1018cm−3程度ドーピングしたZnSe基板
は、バンドテーリング現象により、本来のバンドギャッ
プエネルギーに対応する波長である460nmよりも長
く510nmより短い波長の光を吸収し、SA発光とし
て、590nmにブロードなピークを持つ蛍光を発す
る。基板のドーパントを変えるとSA発光のピーク波長
を変えることができる。ZnSe基板は、50μm厚
(ヘ)、150μm厚(ト)の2種類の厚みの異なるも
のを準備した。厚みを変えるとSA発光の強度を変化さ
せることができる。
SeとZnCdSeの多重量子井戸の活性層をもつエピ
タキシャル発光構造を、MBE法によって作製した。図
12に発光構造を示す。Al,IーZnSeはn型であ
る。その上にn型ZnSeバッファ層29、n型Zn
0.85Mg0.15S0.10Se0.90クラッド
層30、ZnSe/Zn0.93Cd0.07Se多重
量子井戸活性層31、p型Be0.20Mg0.20Z
n0.60Seクラッド層32、p型ZnTe/ZnS
e超格子コンタクト層33をエピタキシャル成長させ
た。
2 (2) n型ZnSeバッファ層29 (3) n型Zn0.85Mg0.15S0.10Se
0.90クラッド層30 (4) ZnSe/Zn0.93Cd0.07Se多重
量子井戸活性層31 (5) p型Be0.20Mg0.20Zn0.60S
eクラッド層32 (6) p型ZnTe/ZnSe超格子コンタクト層3
3
ではZnSeを活性層としたので465nmの光が出た
が、この実施例ではZnSe/ZnCdSe多重量子井
戸活性層を採用したので475nmの光が出る。この活
性層は、ZnSe0.99Te 0.01ダブルヘテロ活
性層にしても構わない。ZnSeTe系活性層でも同じ
く475nmの光を出すことができる。n型クラッド層
はこれまで述べたものと同じである。p型クラッド層が
これまでのものとは異なる。
る全面電極を形成した。今度はエピタキシャル構造側を
ステムに接合し光は基板側から出るようにする。だから
全面p側電極を形成しても差し支えない。ZnSe基板
の裏面には、In又はTi/Auからなる格子状n側電
極を250μm×250μmの周期で形成した。n側電
極はドット状のものでもよい。格子状というがウエハ−
全体でみるから格子状なのである。格子の桟の中心を切
ってチップにするから、チップにしてみれば周囲4辺に
n側電極があることになる。ドッド状のn側電極の場合
はチップ中心にn側電極があり、周辺部から光が出るよ
うになっている。電極形成後、エピタキシャルウエハ−
を250μm×250μmのチップに切りだした。多数
の同等のLEDチップが得られた。
構造13側を下にステム20に固着した。ZnSe基板
12側のn側電極はワイヤ22によってステム21に接
続した。全体を透明樹脂23によって覆ってLED素子
とした。
輝度のピンク色および黄色がかったピンク色の発光を得
る事が出来た。典型的な発光強度は20mAで1.2m
Wであった。前2つの実施例より僅かに低い。色調は基
板厚みに依存する。 (ヘ)ZnSe基板厚み50μm … ピンク色 (ト)ZnSe基板厚み150μm … 黄色がかった
ピンク色
す。設計どおり475nmにピークをもつエピタキシャ
ル発光構造からの光と、Al,IドープZnSe基板か
らの590nmにピークをもつSA発光が組合わさった
ものである。基板厚みが50μmの薄いLED(ヘ)は
SA発光が弱い。厚みが150μmの厚いLED(ト)
はSA発光がより強くなっている。これも設計通りであ
る。
図14である。 (ヘ)厚み50μm 色度(x,y)=(0.42,
0.32)のピンク色 (ト)厚み150μm色度(x,y)=(0.50,
0.37)の黄色がかったピンク色
(475nm)からの色度(△)と、基板からのSA発
光(590nm)からの色度(□)とを示す。前記の
ヘ、トの素子の色度は、これら二つの色度を結ぶ線分の
上にある。
の中間色発光点と、基板蛍光、エピタキシャル発光構造
LED発光とを一括して示す色度図である。破線によっ
て実施例1、2、3の直線を示す。丸によって実施例の
発光点を表す。図から分かるとおり、エピタキシャル発
光構造の発光波長と基板からのSA発光の発光波長を変
化させることにより、所望の中間色を得ることができて
いる。紫、赤紫、ピンクなどの中間色を合成するには、
バンドギャップ発光が460nm〜495nm、SA発
光が550nm〜650nmの範囲で変化させれば良い
ことが分かる。
板蛍光波長、エピタキシャル発光構造活性層材料、発光
波長、基板厚み、実施例符号、実施例ごとのLEDの色
度、色を一括して表すための表である。
Dチップと外見上何等変わりない。基板とエピタキシャ
ル層だけからなる。基板に蛍光中心となる不純物をドー
ピングしただけである。基板自体が蛍光を発する。余分
な蛍光材を塗布したりする必要がない。材料費、工数の
点で有利である。既に確立されている低コストのLED
製作技術をそのまま応用する事ができる。だから低コス
トで中間色、白色LEDを製造することができる。
る。従来基板が蛍光を発するというような場合は、蛍光
は邪魔な光で取り除くべきであると認識されていた。本
発明はそうではなくて基板が蛍光を発するようなドーピ
ングをし、蛍光を積極的に利用している。蛍光とバンド
ギャップ発光と組み合わせて従来LEDでは出せないよ
うな中間色、白色を出すことに成功している。まさに逆
転の発想より生じた技術といえる。
色、ピンク色など従来のLEDでは作れなかった中間色
を発光するLEDを本発明は初めて提供することができ
る。また赤紫がかった白色光をも一つのLEDによって
生成することができる。LEDの色としては全く新規で
ある。装飾用、照明用、表示用に大きい需要が期待でき
る。
の構造を示す断面図。(a)はLED全体の縦断面図。
(b)はチップと蛍光体の部分の拡大断面図。
の発光スペクトル図。
EDの断面図。(a)は中間色LED全体の断面図。
(b)はチップ・ステム部分の拡大断面図。
EDの断面図。(a)は中間色LED全体の断面図。
(b)はチップ・ステム部分の拡大断面図。
めの色度図。
層構造図。
発光スペクトル図。
発光色、基板蛍光、発光構造LED光を表現した色度
図。
層構造図。
の発光スペクトル図。
の発光色、基板蛍光、発光構造LED光を表現した色度
図。
の層構造図。
の発光スペクトル図。
の発光色、基板蛍光、発光構造LED光を表現した色度
図。
基板蛍光、発光構造LED光を表現した色度図。
料、蛍光波長、エピタキシャル発光構造材料、LED発
光波長、基板厚み、実施例の符号、実施例ごとの色度、
色合いを一括して示す表。
赤、赤紫、青紫など中間色をx,y座標上で表現する一
般的な色度図。
Claims (4)
- 【請求項1】 発光中心としてヨウ素、臭素、塩素、ガ
リウム、インジウムまたはアルミニウムをドープしたn
型導電性ZnSe単結晶基板と、n型ZnSe単結晶基
板上にpn接合を含むようにエピタキシャル成長によっ
て設けられZnSeを含む混晶化合物からなる青色を発
するエピタキシャル発光構造を有し、該エピタキシャル
発光構造からの青色光によってZnSe基板の発光中心
を励起して黄色または橙色を発光させ、発光構造からの
青色光とZnSe基板発光中心からの黄色又は橙色光を
合成することにより、赤紫色、ピンク色、紫がかったピ
ンク色、黄色がかったピンク色、青みがかった紫色、紫
色のいずれかの中間色の光を発することを特徴とする中
間色LED。 - 【請求項2】 該エピタキシャル発光構造が、ZnSe
またはZn1−xCdxSeまたはZnSe1−yTe
y層を含む多層構造からなり、発光構造から出る光の発
光ピーク波長が460nm〜495nmの範囲にあり、
かつZnSe基板からの励起発光が550nm〜650
nmにピーク波長をもつ自己励起(SA)発光である事
を特徴とする請求項1に記載の中間色LED。 - 【請求項3】 該ZnSe基板の厚みを10μm〜2m
mの範囲で調整する事により、或いはZnSe基板中の
ドーピング量及びドーパント種を変化させる事により、
またエピタキシャル発光構造からの発光波長を変化させ
ることにより、発光色を青みがかった紫色から紫色、さ
らに赤紫色まで、もしくは紫がかったピンク色からピン
ク色、さらに黄色がかったピンク色まで、変化させるこ
とができるようにしたたことを特徴とする請求項2に記
載の中間色LED。 - 【請求項4】 エピタキシャル発光構造を持つ面が素子
を支持するステムに固定され、該ZnSe基板側がステ
ムと反対側に配置されることを特徴とする請求項3に記
載の中間色LED。
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