JP2000082411A - プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイ装置、及びプラズマディスプレイパネル用基板 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイ装置、及びプラズマディスプレイパネル用基板

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JP2000082411A
JP2000082411A JP10248142A JP24814298A JP2000082411A JP 2000082411 A JP2000082411 A JP 2000082411A JP 10248142 A JP10248142 A JP 10248142A JP 24814298 A JP24814298 A JP 24814298A JP 2000082411 A JP2000082411 A JP 2000082411A
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substrate
glass substrate
plasma display
display panel
main surface
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JP10248142A
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Kimito Nishikawa
公人 西川
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背面ガラス基板の反りを少なくすること、背
面ガラス基板の剛性を大きくすること、背面ガラス基板
自身の放熱効率を向上することを目的とする。 【解決手段】 背面ガラス基板2bの裏面には、アルミ
プレート10が熱伝導性の両面テープ8によって粘着さ
れる。アルミプレート10の裏面には放熱フィン12が
固着されている。アルミプレート10の裏面にはフード
13が装着される。フード13には吸気口16及び複数
の排気口14が設けられている。フード13の裏面には
基板17が装着される。基板17の裏面にはIC基板2
0が装着されている。また、基板17の裏面にはファン
19が設けられている。背面ガラス基板2bの裏面には
複数の第1のリブ3が形成されており、プラズマディス
プレイパネルを駆動することにより発生する熱の一部
は、背面ガラス基板2b自身の放熱効果によって、プラ
ズマディスプレイパネルの外部に放熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネルの構造に関するものであり、さらに、プラ
ズマディスプレイパネル装置及びプラズマディスプレイ
パネル用基板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のプラズマディスプレイパ
ネルの構造を部分的に分解して示す斜視図である。背面
ガラス基板102は、図示しない放電空間を挟んで前面
ガラス基板101に対峙している。背面ガラス基板10
2には、背面ガラス基板102の裏面の外周に沿って両
面テープ103が貼付されている。また、背面ガラス基
板102の裏面の四隅には、プラズマディスプレイパネ
ルを外部の筐体に取り付けるときに使用される取付金具
104が固着されている。さらに、背面ガラス基板10
2の裏面には支柱台107が固着されており、支柱台1
07には支柱108が螺着されている。
【0003】背面ガラス基板102の裏面のうち両面テ
ープ103によって四方を囲まれる中央部分には、シリ
コンを含有した熱伝導性のパテ105が塗布される。パ
テ105には、支柱台107に対応する箇所に開口部1
19が設けられている。従って、支柱台107にはパテ
105は塗布されない。
【0004】背面ガラス基板102の裏面には、アルミ
プレート106が両面テープ103によって粘着され
る。このとき、パテ105によって背面ガラス基板10
2とアルミプレート106との間の隙間が埋められる。
このように、背面ガラス基板とアルミプレートとの間の
隙間をパテによって埋める技術については、特開平9−
97015号公報に記載されている。アルミプレート1
06の裏面には放熱フィン109が固着されている。ま
た、アルミプレート106には、支柱台107に対応す
る箇所に開口部120が設けられている。開口部120
を設けることにより、支柱台107の厚みによって背面
ガラス基板102とアルミプレート106との間に隙間
ができることが回避される。
【0005】アルミプレート106の裏面には、アルミ
プレート106と同じ大きさのフード110が装着され
る。フード110の底面には吸気口112が設けられて
おり、また、フード110の裏面の上部には複数の排気
口111が設けられている。フード110の裏面には基
板114が装着される。基板114の裏面には、プラズ
マディスプレイパネルを駆動するためのIC基板116
が装着されている。また、基板114の裏面のうち排気
口111に対応する箇所には、ファン115がそれぞれ
設けられている。フード110にはネジ穴113aが、
基板114にはネジ穴113bがそれぞれ設けられてい
る。支柱108をこれらのネジ穴113a,113bに
挿通し、基板114の裏面側から止め具117によって
ネジ止めすることにより、フード110及び基板114
はアルミプレート106を挟んで背面ガラス基板102
の裏面に固定される。
【0006】プラズマディスプレイパネルを駆動するこ
とにより発生する熱は、背面ガラス基板102からパテ
105を介してアルミプレート106に伝導される。ア
ルミプレート106に伝導された熱は、アルミプレート
106の裏面及び放熱フィン109によってフード11
0内部の大気中に放熱される。そして、その熱気は排気
口111及びファン115によってプラズマディスプレ
イパネルの外部に排気されるとともに、プラズマディス
プレイパネルの外部の冷気が吸気口112からフード1
10の内部に吸気される。
【0007】また、図9は、従来のプラズマディスプレ
イパネルの他の構造を部分的に分解して示す斜視図であ
る。図8に示したプラズマディスプレイパネルにおいて
は、背面ガラス基板102の裏面の外周に沿って貼付さ
れた両面テープ103によってアルミプレート106と
背面ガラス基板102とを粘着し、アルミプレート10
6と背面ガラス基板102との間の隙間を埋めるために
パテ105を塗布した。これに対し、図9に示すプラズ
マディスプレイパネルにおいては、背面ガラス基板10
2の裏面のうち外周部分を除く全面に熱伝導性の両面テ
ープ118を貼付し、この両面テープ118によって、
アルミプレート106と背面ガラス基板102とを粘着
している。その他の構造は図8に示したプラズマディス
プレイパネルの構造と同様である。
【0008】プラズマディスプレイパネルを駆動するこ
とにより発生する熱は、背面ガラス基板102から両面
テープ118を介してアルミプレート106に伝導され
る。そして、図8に示したプラズマディスプレイパネル
と同様に、アルミプレート106に伝導された熱は、ア
ルミプレート106の裏面及び放熱フィン109によっ
てフード110内部の大気中に放熱される。そして、そ
の熱気は排気口111及びファン115によってプラズ
マディスプレイパネルの外部に排気されるとともに、プ
ラズマディスプレイパネルの外部の冷気が吸気口112
からフード110の内部に吸気される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のプラズマディスプレイパネルには、背面ガラス基板
が平板状であることに起因する以下の問題がある。
【0010】第1に、背面ガラス基板に反りが生じやす
いという問題がある。背面ガラス基板は前面ガラス基板
と比較すると加工工程が非常に多く、しかも、高い加工
精度が要求される。従って、例えば図10に示すように
背面ガラス基板の反りが大きくなると、背面ガラス基板
の平面度が低下して加工精度が悪くなり、加工不良が発
生する。
【0011】第2に、背面ガラス基板の剛性(外力に対
する歪みにくさ)が小さいという問題がある。例えば図
8,9に示したように背面ガラス基板の裏面にはフード
や基板が装着される。このとき背面ガラス基板に反りが
生じていると、背面ガラス基板の裏面にフードや基板を
装着することによって、背面ガラス基板にはその反りを
無くす方向に外力が加わる。この外力によって背面ガラ
ス基板が大きく歪み、最悪の場合はパネルの封止が破れ
ることにもなる。
【0012】第3に、背面ガラス基板自身の放熱効果が
小さいという問題がある。従って、たとえ放熱フィンを
背面ガラス基板の裏面に直接装着したとしても背面ガラ
ス基板の冷却効果は不十分であり、背面ガラス基板全体
から熱を奪って背面ガラス基板の熱を十分に放熱するた
めには、背面ガラス基板の裏面に高価なアルミプレート
を装着することが必須となる。しかも、プラズマディス
プレイパネルの発熱量が多い場合は、アルミプレートの
厚みを大きくしたり、放熱フィンを数多く装着しなけれ
ばならない。
【0013】第4に、ファンによる熱気の排気効率が悪
くなる場合があるという問題がある。プラズマディスプ
レイパネルの発熱は、必ずしも表示領域の全面に渡って
均一に生じるとは限らず、部分的に発熱しやすい高温ポ
イントが存在する場合もある。このような高温ポイント
が存在する場合は、背面ガラス基板の発熱も高温ポイン
トに対応する箇所において大きくなる。従来のプラズマ
ディスプレイパネルにおいては、フード底面の吸気口か
ら冷気を吸気するとともにフード裏面の排気口からファ
ンによって熱気を排気するが、背面ガラス基板に発熱し
やすい箇所が部分的に存在する場合はフード内部におけ
る熱気の流れが均一ではなくなる。このため、フード内
部の熱気を効率良く排気口に導くことができず、フード
内の上部に熱気がたまる場合もある。
【0014】本発明は以上のような問題を解決するため
に成されたものであり、第1に、背面ガラス基板の反り
を抑制して平面度を良くすることを目的とする。また第
2に、背面ガラス基板の剛性を大きくすることを目的と
する。また第3に、背面ガラス基板自身の放熱効果を上
げることによりプラズマディスプレイパネルの冷却効果
を大きくすることを目的とする。さらに第4に、表示領
域に高温ポイントが生じる場合に、ファンによる熱気の
排気効率を向上することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載のプラズマディスプレイパネルは、放電空間を挟
んで互いに対峙する前面基板及び背面基板を備え、背面
基板は、前面基板と対向しない側の主面において、背面
基板の一辺方向に沿って延在する第1の凹凸構造を有す
るものである。
【0016】また、この発明のうち請求項2に記載のプ
ラズマディスプレイパネルは、請求項1に記載のプラズ
マディスプレイパネルであって、背面基板は、主面の一
部において、第1の凹凸構造が形成されない平坦部をさ
らに有するものである。
【0017】また、この発明のうち請求項3に記載のプ
ラズマディスプレイパネルは、請求項1に記載のプラズ
マディスプレイパネルであって、背面基板は、主面にお
いて、主面の上端部及び側端部における主面の外周に沿
って延在する、第1の凹凸構造よりも背が高い第2の凹
凸構造をさらに有するものである。
【0018】また、この発明のうち請求項4に記載のプ
ラズマディスプレイパネルは、請求項1に記載のプラズ
マディスプレイパネルであって、背面基板は、主面のう
ちプラズマディスプレイパネルを駆動することに起因す
る発熱量が主面の他の箇所よりも多い高温箇所におい
て、第1の凹凸構造よりも精細な第3の凹凸構造をさら
に有するものである。
【0019】また、この発明のうち請求項5に記載のプ
ラズマディスプレイパネルは、請求項4に記載のプラズ
マディスプレイパネルであって、背面基板の主面に装着
されるフードをさらに備え、フードは、背面基板の主面
のうち第3の凹凸構造が形成されている領域の上部に対
応する箇所に排気口を有し、背面基板は、主面のうち第
3の凹凸構造が形成されている領域の周囲において、高
温箇所の発熱によって生じる熱気を排気口に導くための
第4の凹凸構造をさらに有するものである。
【0020】また、この発明のうち請求項6に記載のプ
ラズマディスプレイパネルは、請求項1に記載のプラズ
マディスプレイパネルであって、背面基板は、主面にお
いて、背面基板の他辺方向に沿って延在する第5の凹凸
構造をさらに有するものである。
【0021】また、この発明のうち請求項7に記載のプ
ラズマディスプレイ装置は、請求項1ないし6のいずれ
かに記載のプラズマディスプレイパネルを備えるもので
ある。
【0022】また、この発明のうち請求項8に記載のプ
ラズマディスプレイパネル用基板は、プラズマディスプ
レイパネル用の基板であって、その主面が基板の一辺方
向に沿って延在する凹凸構造を有することを特徴とする
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る背面ガラス基板を前面ガラス基板と
ともに示す斜視図である。背面ガラス基板2aは、図示
しない放電空間を挟んで前面ガラス基板1と対峙してい
る。背面ガラス基板2aの裏面(即ち、背面ガラス基板
2aの2つの主面のうち前面ガラス基板1に対向しない
側の主面)には、背面ガラス基板2aの裏面の短辺
(「一辺」とも称す)方向に沿って延在する複数の第1
のリブ3が等間隔に形成されている。即ち、背面ガラス
基板2aの裏面には、裏面の一辺方向に沿って延在する
凹凸構造(「第1の凹凸構造」とも称す)が形成されて
いる。
【0024】一般に、横荷重を受ける梁を考える場合、
梁の断面二次モーメントをI、中立軸から梁の上面まで
の距離をeとすると、中立軸に関する断面係数Zは下記
の(1)式によって与えられる(理工学辞典、東京理科
大学理工学辞典編修委員会編、1996、日刊工業新聞社、
P915参照)。 Z=I/e ・・・・・・(1) 背面ガラス基板2aの裏面に第1のリブ3を形成する
と、背面ガラス基板2aの断面二次モーメントIが大き
くなり、背面ガラス基板2aの断面係数Zも大きくな
る。
【0025】このように本実施の形態1に係る背面ガラ
ス基板によれば、背面ガラス基板の裏面の一辺方向に沿
って延在する凹凸構造を形成することによって背面ガラ
ス基板の断面係数が大きくなる。従って、背面ガラス基
板の裏面の一辺が湾曲するような背面ガラス基板の反り
を抑制することができる。従って、背面ガラス基板の平
面度が良くなり、背面ガラス基板の加工精度の向上を図
ることができる。
【0026】実施の形態2.図2,3は、本発明の実施
の形態2に係る背面ガラス基板を前面ガラス基板ととも
に示す斜視図である。図1に示した上記実施の形態1に
係る背面ガラス基板2aにおいては、第1のリブ3を背
面ガラス基板2aの裏面の全面に渡って形成した。これ
に対し、図2に示すように本実施の形態2に係る背面ガ
ラス基板2bにおいては、隣接する第1のリブ3同士の
間を部分的に埋めることにより、背面ガラス基板2aの
裏面に平坦部4,5を選択的に形成する。即ち、本実施
の形態2に係る背面ガラス基板2bは、上記実施の形態
1に係る背面ガラス基板2aに加えて、複数の第1のリ
ブ3が成す凹凸構造が形成されない平坦部を裏面の一部
にさらに有した構造となっている。そして、図3に示す
ように、平坦部4にはプラズマディスプレイパネルを外
部の筐体に取り付けるときに使用される取付金具6が固
着され、平坦部5には支柱台7が固着される。
【0027】このように本実施の形態2に係る背面ガラ
ス基板によれば、凹凸構造が形成されない平坦部を背面
ガラス基板の裏面の一部に形成することにより、取付金
具や支柱台等の部品を背面ガラス基板に取り付けるため
の領域を確保することができる。しかも、平坦部は目視
等によって容易に識別することができるため、取付金具
及び支柱台の背面ガラス基板への取付を確実に実行する
ことができる。
【0028】実施の形態3.図4は、本発明の実施の形
態3に係るプラズマディスプレイパネルの構造を部分的
に分解して示す斜視図である。図4においては、各部品
間の位置対応を明らかにするために、代表的な位置対応
を一点鎖線を用いて表している。本実施の形態3に係る
前面ガラス基板1及び背面ガラス基板2bの構造は、図
3に示した上記実施の形態2に係る前面ガラス基板1及
び背面ガラス基板2bの構造と同様である。
【0029】背面ガラス基板2bの裏面のうち外周部分
を除く部分には、アルミプレート10が熱伝導性の両面
テープ8によって粘着される。両面テープ8には、支柱
台7に対応する箇所に開口部9が設けられている。従っ
て、支柱台7と両面テープ8とは互いに接触しない。ア
ルミプレート10の裏面には放熱フィン12が固着され
ている。また、アルミプレート10には、支柱台7に対
応する箇所に開口部11が設けられている。開口部11
を設けることにより、支柱台7の厚みによって背面ガラ
ス基板2bとアルミプレート10との間に隙間ができる
ことが回避される。
【0030】アルミプレート10の裏面には、アルミプ
レート10と同じ大きさのフード13が装着される。フ
ード13の底面には吸気口16が設けられており、ま
た、フード13の裏面の上部には複数の排気口14が設
けられている。フード13の裏面には基板17が装着さ
れる。基板17の裏面には、プラズマディスプレイパネ
ルを駆動するためのIC基板20が装着されている。ま
た、基板17の裏面のうち排気口14に対応する箇所に
は、ファン19がそれぞれ設けられている。フード13
にはネジ穴15が、基板17にはネジ穴18がそれぞれ
設けられており、支柱台7に螺着された支柱22をネジ
穴15,18に挿通し、基板17の裏面側から止め具2
1によってネジ止めすることにより、フード13及び基
板17はアルミプレート10を挟んで背面ガラス基板2
bの裏面に固定される。
【0031】上述したように背面ガラス基板2bの裏面
には複数の第1のリブ3が形成されている。従って、第
1のリブ3が形成されていない従来のプラズマディスプ
レイパネルにおける背面ガラス基板と比較すると、背面
ガラス基板の裏面の表面積が大きくなっている。従っ
て、プラズマディスプレイパネルを駆動することにより
発生する熱の一部は、背面ガラス基板2b自身の放熱効
果によって、プラズマディスプレイパネルの外部に放熱
される。
【0032】また、プラズマディスプレイパネルを駆動
することにより発生する熱の他の一部は、背面ガラス基
板2bから熱伝導性の両面テープ8を介してアルミプレ
ート10に伝導される。アルミプレート10に伝導され
た熱は、アルミプレート10の裏面及び放熱フィン12
によってフード13内部の大気中に放熱される。そし
て、その熱気は排気口14及びファン19によってプラ
ズマディスプレイパネルの外部に排気されるとともに、
プラズマディスプレイパネルの外部の冷気が吸気口16
からフード13の内部に吸気される。
【0033】なお、背面ガラス基板2b自身の放熱効果
が十分に大きい場合には、両面テープ8、アルミプレー
ト10、及び放熱フィン12を設けることを省略して、
フード13を背面ガラス基板2bの裏面に直接装着する
こともできる。
【0034】このように本実施の形態3に係るプラズマ
ディスプレイパネルによれば、背面ガラス基板の裏面に
凹凸構造を形成して表面積を大きくすることにより、背
面ガラス基板自身の放熱効果を上げることができる。そ
して、背面ガラス基板自身の放熱効果が十分に大きい場
合には、背面ガラス基板の裏面に高価なアルミプレート
を装着する必要がなくなり、コストの低減を図ることも
できる。
【0035】また、背面ガラス基板に許容範囲内の若干
の反りが生じた場合において、背面ガラス基板の裏面に
フードや基板を装着することによって、背面ガラス基板
の反りを無くす方向の外力が背面ガラス基板に加わった
場合であっても、背面ガラス基板の剛性が大きいため、
背面ガラス基板はこの外力によって大きく歪むことはな
い。従って、パネルの封止が破れるおそれがあるという
問題を回避することができる。
【0036】実施の形態4.図5は、本発明の実施の形
態4に係るプラズマディスプレイパネルの構造を部分的
に分解して示す斜視図である。図5においては、各部品
間の位置対応を明らかにするために、代表的な位置対応
を一点鎖線を用いて表している。本実施の形態4に係る
背面ガラス基板2cにおいては、図3に示した上記実施
の形態2に係る背面ガラス基板2bに加えて、第1のリ
ブ3よりも背の高い第2のリブ23が形成されている。
具体的に第2のリブ23は、背面ガラス基板2cの裏面
の上端部及び側端部の外周に沿って形成されている。な
お、図5には、図4に示した両面テープ8、アルミプレ
ート10、及び放熱フィン12が省略された形態のプラ
ズマディスプレイパネルが示されている。
【0037】背面ガラス基板2cの裏面には、図4に示
した上記実施の形態3に係る基板17の構造と同一の構
造を有する基板17が装着される。基板17は、上記実
施の形態3と同様に、支柱22及び止め具21を用いて
背面ガラス基板2cの裏面に固定される。ここで、図5
に示すように、背面ガラス基板2cの長辺方向に沿って
延在する部分の第2のリブ23の長さは基板17の長辺
の長さに等しく、また、背面ガラス基板2cの短辺方向
に沿って延在する部分の第2のリブ23の長さは基板1
7の短辺の長さに等しい。
【0038】このように本実施の形態4に係るプラズマ
ディスプレイパネルによれば、基板裏面の一辺方向に沿
って延在する第1の凹凸構造(第1のリブ3)よりも背
の高い(第2の)凹凸構造(第2のリブ23)を、背面
ガラス基板の裏面の上端部及び側端部の外周に沿って形
成する。そして、この背の高い(第2の)凹凸構造は、
図4に示した上記実施の形態3に係るフード13と同様
の機能を果たす。従って、本実施の形態4に係るプラズ
マディスプレイパネルによれば、背面ガラス基板と別に
フードを設ける必要がなくなる。
【0039】実施の形態5.本実施の形態5は、プラズ
マディスプレイパネルの表示領域に部分的に発熱しやす
い高温ポイントが存在する場合における、プラズマディ
スプレイパネルの冷却効率の向上に関するものである。
高温ポイントは、プラズマディスプレイパネルの点灯試
験によって特定することができる。例えば、表示領域の
全てのセルを点灯させた場合に得られる表示領域の温度
分布と、表示領域の一部(例えば40%)のセルだけ点
灯させた場合に得られる表示領域の温度分布とを比較
し、両温度分布の温度差が最も大きい箇所を高温ポイン
トとして特定することができる。
【0040】図6は、本発明の実施の形態5に係るプラ
ズマディスプレイパネルの構造を部分的に分解して示す
斜視図である。図6においては、各部品間の位置対応を
明らかにするために、代表的な位置対応を一点鎖線を用
いて表している。本実施の形態5に係る背面ガラス基板
2dにおいては、上記実施の形態1,2に係る等間隔に
形成された第1のリブ3に加えて、所定の配置パターン
を有する第3のリブ25及び第4のリブ24を背面ガラ
ス基板2dの裏面に形成する。
【0041】具体的には、背面ガラス基板2dの裏面の
うち、表示領域の高温ポイント(図示しない)に起因し
て、背面ガラス基板2dの他の箇所よりも発熱量が多く
なる箇所に、第1のリブ3よりも精細な第3のリブ25
を高密度に形成する。
【0042】また、第3のリブ25の放熱によって生じ
た熱気をプラズマディスプレイパネルの外部に効果的に
排気するために、第3のリブ25の周囲に第4のリブ2
4を形成してもよい。上記実施の形態3,4と同様に背
面ガラス基板2dの裏面にはフード13が装着される
が、フード13の裏面上部には、第4のリブ24に対応
する箇所に排気口26を設ける。また、フード13の裏
面には基板17が装着されるが、基板17には、排気口
26に対応する箇所にファン27を設ける。表示領域の
高温ポイントに起因する発熱は、第3のリブ25によっ
てフード13内部の大気中に放熱され、さらに、第4の
リブ24によって流れをコントロールされて、排気口2
6に導かれる。そして、排気口26及びファン27によ
ってプラズマディスプレイパネルの外部に排気される。
【0043】このように本実施の形態5に係るプラズマ
ディスプレイパネルによれば、背面ガラス基板の裏面の
うち、表示領域の高温ポイントに対応して発熱量が他の
箇所よりも多くなる箇所に、精細な(第3の)凹凸構造
を高密度に形成する。精細な(第3の)凹凸構造が形成
された箇所の背面ガラス基板の裏面は、背面ガラス基板
の裏面の他の箇所よりも表面積がさらに大きくなる。従
って、表示領域の高温ポイントに起因する発熱を効果的
にフード内部の大気中に放熱することができ、プラズマ
ディスプレイパネルの冷却効果をさらに高めることがで
きる。
【0044】また、表示領域の高温ポイントに起因する
熱気を効率良く排気口に導くために、その熱気の流れを
コントロールするための(第4の)凹凸構造を背面ガラ
ス基板の裏面にさらに形成することにより、フード内部
の熱気、特に高温ポイントから生じる熱気を排気口から
効率良く排気できる。その結果、基板に装着すべきファ
ンの台数を削減することができる。
【0045】実施の形態6.図7は、本発明の実施の形
態6に係る背面ガラス基板の構造を拡大して示す斜視図
である。背面ガラス基板2eの裏面には、背面ガラス基
板2eの裏面の一辺方向(図7における縦方向)に沿っ
て延在する複数の第1のリブ3が等間隔に形成されると
ともに、背面ガラス基板2eの裏面の他辺方向(図7に
おける横方向)に沿って延在する複数の第5のリブ28
が等間隔に形成される。これにより、背面ガラス基板2
eの裏面には、第1のリブ3及び第5のリブ28が格子
状に形成されることになる。
【0046】このように本実施の形態6に係るプラズマ
ディスプレイパネルによれば、背面ガラス基板の裏面に
格子状のリブを形成するため、上記各実施の形態に係る
背面ガラス基板と比較すると、背面ガラス基板の表面積
をさらに大きくすることができる。従って、背面ガラス
基板自身の放熱効果をさらに上げることができる。
【0047】また、上記各実施の形態に係る背面ガラス
基板と比較すると、背面ガラス基板の剛性もさらに大き
くすることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、背面基板の主面に第1の凹凸構造を形成すること
により、第1の凹凸構造が形成されない場合と比較して
背面基板の主面の表面積を大きくすることができ、背面
基板自身の放熱効果を上げることができる。
【0049】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、背面基板の主面の一部に平坦部を形成するこ
とにより、背面基板の主面に部品を取り付けるための領
域を確保することができる。
【0050】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、第2の凹凸構造がフードとしての機能を果た
すため、背面基板と別部品のフードを背面基板の裏面に
装着する必要がなくなる。
【0051】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、第3の凹凸構造が形成された箇所の背面基板
の裏面の表面積は、背面基板の裏面の他の箇所の表面積
よりも大きくなる。従って、第3の凹凸構造によって、
背面基板の主面の高温箇所における発熱を効果的に放熱
することができる。
【0052】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、背面基板の主面の高温箇所の発熱によって生
じる熱気は、第4の凹凸構造によってフードの排気口に
導かれる。従って、その熱気を排気口からプラズマディ
スプレイパネルの外部に効率良く排気することができ
る。
【0053】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、背面基板の主面には、互いに直交する第1及
び第5の凹凸構造が形成される。従って、背面基板の剛
性が大きくなって背面基板の反りをさらに抑制すること
ができるとともに、主面の表面積が大きくなるため背面
基板自身の放熱効果もさらに大きくなる。
【0054】また、この発明のうち請求項7に係るもの
によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載のプラズ
マディスプレイパネルを用いてプラズマディスプレイ装
置を構成することにより、プラズマディスプレイ装置の
信頼性を高めることができる。
【0055】また、この発明のうち請求項8に係るもの
によれば、主面に凹凸構造を形成することにより、凹凸
構造が形成されないプラズマディスプレイパネル用基板
と比較して主面の表面積を大きくすることができ、プラ
ズマディスプレイパネル用基板の放熱効果を上げること
ができる。また、プラズマディスプレイパネル用基板の
剛性を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る背面ガラス基板
を前面ガラス基板とともに示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る背面ガラス基板
を前面ガラス基板とともに示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る背面ガラス基板
を前面ガラス基板とともに示す斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係るプラズマディス
プレイパネルの構造を部分的に分解して示す斜視図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態4に係るプラズマディス
プレイパネルの構造を部分的に分解して示す斜視図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態5に係るプラズマディス
プレイパネルの構造を部分的に分解して示す斜視図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態6に係る背面ガラス基板
の構造を拡大して示す斜視図である。
【図8】 従来のプラズマディスプレイパネルの構造を
部分的に分解して示す斜視図である。
【図9】 従来のプラズマディスプレイパネルの他の構
造を部分的に分解して示す斜視図である。
【図10】 従来の背面ガラス基板に反りが生じた状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
2a〜2e 背面ガラス基板、3 第1のリブ、4,5
平坦部、10 アルミプレート、13 フード、17
基板、23 第2のリブ、24 第4のリブ、25
第3のリブ、28 第5のリブ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を挟んで互いに対峙する前面基
    板及び背面基板を備え、 前記背面基板は、前記前面基板と対向しない側の主面に
    おいて、前記背面基板の一辺方向に沿って延在する第1
    の凹凸構造を有するプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記背面基板は、前記主面の一部におい
    て、前記第1の凹凸構造が形成されない平坦部をさらに
    有する、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記背面基板は、前記主面において、前
    記主面の上端部及び側端部における前記主面の外周に沿
    って延在する、前記第1の凹凸構造よりも背が高い第2
    の凹凸構造をさらに有する、請求項1に記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記背面基板は、前記主面のうち前記プ
    ラズマディスプレイパネルを駆動することに起因する発
    熱量が前記主面の他の箇所よりも多い高温箇所におい
    て、前記第1の凹凸構造よりも精細な第3の凹凸構造を
    さらに有する、請求項1に記載のプラズマディスプレイ
    パネル。
  5. 【請求項5】 前記背面基板の前記主面に装着されるフ
    ードをさらに備え、前記フードは、前記背面基板の前記
    主面のうち前記第3の凹凸構造が形成されている領域の
    上部に対応する箇所に排気口を有し、 前記背面基板は、前記主面のうち前記第3の凹凸構造が
    形成されている領域の周囲において、前記高温箇所の発
    熱によって生じる熱気を前記排気口に導くための第4の
    凹凸構造をさらに有する、請求項4に記載のプラズマデ
    ィスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 前記背面基板は、前記主面において、前
    記背面基板の他辺方向に沿って延在する第5の凹凸構造
    をさらに有する、請求項1に記載のプラズマディスプレ
    イパネル。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の前
    記プラズマディスプレイパネルを備えるプラズマディス
    プレイ装置。
  8. 【請求項8】 プラズマディスプレイパネル用の基板で
    あって、 その主面が当該基板の一辺方向に沿って延在する凹凸構
    造を有することを特徴とする、プラズマディスプレイパ
    ネル用基板。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323863A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd プラズマディスプレイ装置
KR20040040892A (ko) * 2002-11-08 2004-05-13 주식회사 유피디 플라즈마 디스플레이 패널의 방열장치
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KR100741064B1 (ko) * 2004-11-01 2007-07-20 삼성에스디아이 주식회사 회로 소자의 방열 구조 및 이를 구비한 디스플레이 모듈
JP2010020198A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Panasonic Corp 画像表示装置

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