JP2000081855A - 表示パネルの駆動回路 - Google Patents

表示パネルの駆動回路

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JP2000081855A JP24957498A JP24957498A JP2000081855A JP 2000081855 A JP2000081855 A JP 2000081855A JP 24957498 A JP24957498 A JP 24957498A JP 24957498 A JP24957498 A JP 24957498A JP 2000081855 A JP2000081855 A JP 2000081855A
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俊美 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】行列状に配置した表示セルの行群の点灯を駆動
制御する電子回路において、電源配線のインピーダンス
成分の電圧変動による誤動作を確実に予防する。 【解決手段】高圧側電源端子203と駆動信号出力端子
123間の第1のトランジスタ201と第1のノード1
07と低圧側電源端子209間の第2のトランジスタ2
07と、高圧側電源端子と第2のノード109間の第3
のトランジスタ101と第3のノード111と低圧側電
源端子間の第4のトランジスタ103と、駆動信号出力
端子123と第1のノード間に接続し、該制御端子が第
2のノードに接続した第5のトランジスタ105と、第
1のノードと第2のノード間の抵抗素子113とを設
け、第3と第4のトランジスタとが互いに相補的に導通
し第5のトランジスタの導通を制御し、第2のノードと
低圧側電源端子間に整流素子401を低圧側電源端子か
ら第2のノードへの電流の流れを阻止する向きに接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表示パネルの駆動装置
に関するものであり、さらに詳しくはプラズマ・ディス
プレイ・パネルなどの表示パネルにおいて行列状に配置
された表示セルの行群の点灯を制御する駆動回路の改良
に関するものである。
【0002】
【従来技術】そのような駆動回路の代表的な例を図1に
示す。この例の場合、駆動回路はn個のIC部100と
ディスクリート部200とから構成されている。すなわ
ち後に詳記するように、ディスクリート部200に対し
てn個のIC部100が並列に接続されている。
【0003】ディスクリート部200は、プルアップ用
のトランジスタ201と、プルダウン用のトランジスタ
207を有しており、プルアップ用のPMOSトランジ
スタ201はその制御端子が制御信号入力端子205に
接続されて、図示しない制御ユニットからの第1の制御
信号を受ける。またそのソース端子は高圧側の電源端子
203(第1の電源端子:VH)に接続され、ドレイン
端子はIC部100の接続端子127に接続されてい
る。
【0004】プルダウン用のNMOSトランジスタ20
7はその制御端子が制御信号入力端子211に接続され
て、図示しない制御ユニットからの第2の制御信号を受
ける。またそのソース端子は低圧側の電源端子209
(第2の電源端子:GND)に接続され、ドレイン端子
はIC部100の接続端子133に接続されている。
【0005】したがって図2に示すようにこの駆動回路
例ではn個のIC部100がディスクリート部200の
PMOSトランジスタ201とNMOSトランジスタ2
07との間に並列に接続されている。
【0006】各IC部100には3個のトランジスタ、
すなわちPMOSトランジスタ101とNMOSトラン
ジスタ103とNMOSトランジスタ105とが設けら
れている。またNMOSトランジスタ105のソース端
子側には第1のノード107が、PMOSトランジスタ
101のドレイン端子側には第2のノード109が、N
MOSトランジスタ103のドレイン端子側には第3の
ノード111が、それぞれライン上に設けられている。
【0007】さらにIC部100には合計8個の入出力
端子が設けられている。すなわち駆動信号出力端子12
3と接続端子125と接続端子127と接続端子131
と接続端子133と制御信号入力端子135と制御信号
入力端子137がそれである。このうち駆動信号出力端
子123はこの駆動回路により駆動される表示パネルの
対応する表示セル行に接続されている。また、制御信号
入力端子135,137は後記のレベル変換回路の出力
端子にそれぞれ接続されている。さらに前記のように接
続端子127はディスクリート部200のPMOSトラ
ンジスタ201に、接続端子133はNMOSトランジ
スタ207に、それぞれ接続されている。
【0008】PMOSトランジスタ201のドレイン端
子は接続端子127を経て駆動信号出力端子123に接
続されており、駆動信号出力端子123と接続端子12
7との間には出力端子分離用のダイオード117が介設
されている。また高圧側の電源端子203は接続端子1
29に接続されており、駆動信号出力端子123と接続
端子129との間にはクランプ用ダイオード119が介
設されている。なお駆動信号出力端子123は前記のよ
うにこの駆動回路により駆動される表示パネルの対応す
る表示セル行に接続されている。
【0009】前記のPMOSトランジスタ101は第2
のノード109と高圧側の電源端子203との間に介設
されている。すなわちそのソース端子は接続端子125
を介して高圧側の電源端子203に、制御端子は制御信
号入力端子135に、ドレイン端子は第2のノード10
9にそれぞれ接続されている。なおPMOSトランジス
タ101と接続端子125との間には定電流電源回路1
22が介設されている。
【0010】前記のNMOSトランジスタ103は第3
のノード111と低圧側電源端子209との間に介設さ
れている。すなわちそのドレイン端子第3のノード11
1に、制御端子は制御信号入力端子137に、ソース端
子は接続端子131を介して低圧側電源端子209にそ
れぞれ接続されている。なお制御信号入力端子135と
制御信号入力端子137とは後記するレベル変換回路3
00のそれぞれ対応する出力端子に接続されている。
【0011】前記のNMOSトランジスタ105は第1
のノード107と駆動信号出力端子123との間に介設
されている。すなわちそのドレイン端子は駆動信号出力
端子123に、制御端子は第2のノード109に、ソー
ス端子は第1のノード107にそれぞれ接続されてい
る。
【0012】NMOSトランジスタ105のソース端子
と第2のノード109との間にはNMOSトランジスタ
105のゲート保護用のツェナーダイオード115が介
設されている。また第1のノード107と第2のノード
109との間にはNMOSトランジスタ105のゲート
バイアス用の抵抗素子113が介設されている。さらに
第1のノード107と接続端子133との間には出力端
子分離用のダイオード121が介設されている。
【0013】図3に示すのはIC部100に接続される
レベル変換回路300の一例であって、1個のトランジ
スタと1個のインバータと2個の抵抗素子を含んでなる
ものである。またこの回路には5個の端子309,31
5,311,313,317が設けられている。
【0014】NMOSトランジスタ301の制御端子は
信号入力端子309に接続され、図示しない制御ユニッ
トからの制御信号を受ける。またそのソース端子は接続
端子317を介して低圧側の電源端子209に接続され
ている。さらにドレイン端子は第5のノード321、接
続端子315を介して高圧側の電源端子203に接続さ
れている。
【0015】接続端子315と第5のノード321との
間には抵抗素子305が、NMOSトランジスタ301
とのドレインと第5のノード321との間には抵抗素子
307が、それぞれ介設されている。また第5のノード
321は制御信号出力端子311を介してIC部100
の制御信号入力端子135に接続されている。
【0016】第4のノード319は制御信号出力端子3
13を介してIC部100の制御信号入力端子137に
接続されている。なお制御信号出力端子313と第4の
ノード319との間にはインバータ303が介設されて
いる。
【0017】つぎに上記構成の駆動回路の動作について
説明するが、その前に図3によりレベル変換回路300
の動作を簡単に説明する。まず信号入力端子309にH
レベルの信号が入力するとNMOSトランジスタ301
はオン(導通)状態となる。したがって制御信号出力端
子311には、抵抗素子305において電圧降下した電
位としてのLレベルの信号が出力される。一方信号入力
端子309に入力されたHレベルの信号はインバータ3
03において反転されて制御信号出力端子313にLレ
ベルの信号となって出力される。すなわち制御信号出力
端子311と制御信号出力端子313にはともにLレベ
ルの信号が現れるが、これらの信号は同じLレベルでも
その絶対電位は異なっている。
【0018】つぎに信号入力端子309にLレベルの信
号が入力するとNMOSトランジスタ301はオフ(非
導通)状態となる。したがって制御信号出力端子311
には、接続端子315の電圧がHレベルの信号として出
力される。一方信号入力端子309に入力されたLレベ
ルの信号はインバータ303において反転されて制御信
号出力端子313にHレベルの信号となって出力され
る。すなわち制御信号出力端子311と制御信号出力端
子313にはともにHレベルの信号が現れるが、これら
の信号は同じHレベルでもその絶対電位は異なってい
る。
【0019】つぎにこの駆動回路の動作について、図4
を参照して説明する。図4において横軸は時間を示し縦
軸は各端子における信号のレベル状態を示すものであ
る。
【0020】時点t1において、制御信号入力端子20
5と制御信号入力端子211にHレベルの信号が入力す
ると、PMOSトランジスタ201はオフ状態となり、
NMOSトランジスタ207はオン状態となる。この結
果NMOSトランジスタ105のソース端子はLレベル
(GRDレベル)となる。レベル変換回路300の信号
入力端子309にLレベル信号が入力されると、制御信
号出力端子311と制御信号出力端子313にHレベル
信号が出力される。すなわちIC部100の制御信号入
力端子135と制御信号入力端子137にはHレベル信
号が入力される。これらの信号によりPMOSトランジ
スタ101はオフ状態となりNMOSトランジスタ10
3はオン状態となる。したがってNMOSトランジスタ
105の制御端子はNMOSトランジスタ103を介し
て接地されるので、NMOSトランジスタ105はオフ
状態となる。このときNMOSトランジスタ207も上
記のようにオン状態であるから、駆動信号出力端子12
3はハイインピーダンス状態となる。したがって対応す
る表示セル行は点灯しないことになる。
【0021】ついで時点t2において、制御信号入力端
子211に入力される信号がLレベルとなるからNMO
Sトランジスタ207はオフ状態となる。なおPMOS
トランジスタ201は前のオフ状態を持続する。
【0022】時点t3において、制御信号入力端子20
5に入力される信号がLレベルとなるから、PMOSト
ランジスタ201はオン状態となる。この状態下でレベ
ル変換回路300の信号入力端子309にHレベル信号
が入力されると、その制御信号出力端子311と制御信
号出力端子313にはLレベル信号が出力される。
【0023】したがってIC部100の制御信号入力端
子135と制御信号入力端子137にLレベル信号が入
力される。この信号を受けてPMOSトランジスタ10
1はオン状態となり、NMOSトランジスタ103はオ
フ状態となる。するとPMOSトランジスタ101を介
し定電流電源回路122から定電流が接続端子133に
寄生容量をチャージアップするように流れる。そして第
1のノード107と第2のノード第2のノード109間
に介設された抵抗素子113による電圧降下がNMOS
トランジスタ105のしきい値電圧以上になると、NM
OSトランジスタ105がオン状態となる。ディスクリ
ート部200のPMOSトランジスタ201がオン状態
であるから、最終的に接続端子133はほぼ高圧側の電
源端子203に等しい電圧レベルとなる。このとき駆動
信号出力端子123にはHレベルの信号が出力され、対
応する表示セル行は消灯することになる。
【0024】時点t4までの状態は時点t2におけるそ
れと同じである。すなわち制御信号入力端子205に入
力する信号はHレベルを維持し、PMOSトランジスタ
201は前のオフ状態を持続する。一方制御信号入力端
子211に入力される信号はLレベルを維持するからN
MOSトランジスタ207はオフ状態である。
【0025】時点t4において、制御信号入力端子20
5に入力している信号がHレベルとなる。この結果PM
OSトランジスタ205はオフ状態となる。この状態に
おいては、駆動信号出力端子123と接続端子133は
ハイインピーダンス状態となる。次に、時点t5におい
て、制御信号入力端子211に入力している信号がHレ
ベルとなり、NMOSトランジスタ207はオン状態と
なる。この時、定電流電源回路122からPMOSトラ
ンジスタ101を経てNMOSトランジスタ207に定
電流が流れているので、NMOSトランジスタ105は
オン状態を持続する。また駆動信号出力端子123はか
かるオン状態のNMOSトランジスタ105と接続端子
133とNMOSトランジスタ207とを経て低圧側電
源端子209に接地されるので、最終的にはほぼGND
レベル(Lレベル)となる。
【0026】制御信号入力端子135と制御信号入力端
子137に入力される信号は、NMOSトランジスタ2
07がオン状態となる前に、接続端子133がHレベル
になるように入力される。即ち、NMOSトランジスタ
105はNMOSトランジスタ207がオン状態となる
前に、オン状態となる一種のスイッチとして機能するも
のである。このとき、駆動信号出力端子123に対応す
る表示セル行が点灯することになる。
【0027】NMOSトランジスタ207が充分にオン
状態となり駆動信号出力端子123がほぼGNDレベル
(Lレベル)となった状態で、即ち、時点t6において
制御信号入力端子135にHレベルの信号が入力される
と、PMOSトランジスタ101がオフ状態になる。続
いて、制御信号入力端子137に入力される信号がHレ
ベルに変化すると、NMOSトランジスタ103がオン
状態になる。NMOSトランジスタ103のドレイン端
子の電位はもともとNMOSトランジスタ207により
GNDレベル(Lレベル)とされているので、NMOS
トランジスタ103のオン状態への遷移に応答してNM
OSトランジスタ105は速く完全にオフ状態となる。
このとき、駆動信号出力端子123はハイインピーダン
ス状態となる。そして、制御信号入力端子211に入力
する信号がLレベルに変化することにより、NMOSト
ランジスタ207がオフ状態となる。この状態で制御信
号入力端子205に入力する信号がLレベルに変化する
とPMOSトランジスタ201がオン態となり、この結
果駆動信号出力端子123にはほぼHレベルの信号が出
力される。ここでPMOSトランジスタ201とNMO
Sトランジスタ207とは、双方が同時にオン状態とな
って貫通電流が流れないように、制御信号入力端子20
5および制御信号入力端子211からの入力信号により
そのオン状態への遷移が制御されている。
【0028】なお図示の駆動回路において出力端子分離
用ダイオード121はスイッチの機能を果たすものであ
る。図2に示すようにこの例の基本構造ではn個のIC
部100が1個のディスクリート部200に接続されて
いる。いま仮に図中において一番右側のIC部100が
Hレベル信号を出力している状態で、その左側のIC部
100がLレベル信号を出力しているとする。ここで出
力端子分離用ダイオード121がないとすると、右側の
ハイの状態のIC部100から左側のロウの状態のIC
部100に電流が流れて、本来ロウ状態であるべき左側
のIC部100もハイ状態となってしまう。すなわちH
レベル信号を出力することになり、左側のIC部100
が誤動作することになる。かかる誤動作を防止すべく、
各IC部100のディスクリート部200への接続部に
逆流防止のための出力端子分離用ダイオード121が介
設されているのである。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
構成の従来の駆動回路は、NMOSトランジスタ105
が本来オフ状態であるべきときに実際にはオン状態とな
ってしまうが故に、本来ならHレベル信号が出力される
タイミングにおいて駆動信号出力端子123にLレベル
信号が出力される、という誤動作が発生するのである。
以下この誤動作の発生について詳記する。
【0030】レベル変換回路300にLレベル信号が入
力されると制御信号入力端子135と制御信号入力端子
137にはHレベル信号が入力され、PMOSトランジ
スタ101はオフ状態となりNMOSトランジスタ10
3はオン状態となる。この結果NMOSトランジスタ1
05の制御端子はオン状態のNMOSトランジスタ10
3を介して低圧側電源端子209に接続されてGNDレ
ベル(Lレベル)となるので、NMOSトランジスタ1
05はオフ状態となる。この状態で制御信号入力端子2
11にHレベル信号が入力されると、NMOSトランジ
スタ207がオン状態となる。
【0031】ここで制御信号入力端子135と制御信号
入力端子137のHレベル信号入力に応じて駆動信号出
力端子123にHレベル信号を出力させるには、NMO
Sトランジスタ105は上記のオフ状態を持続しなけれ
ばならない。
【0032】ところが実際には、NMOSトランジスタ
103(オン状態)のソース端子から接続端子131を
介してNMOSトランジスタ207のソース端子に至る
までのGNDラインは配線の関係上充分短くすることが
できない。この故に該ラインはある程度のインピーダン
ス(Z)を有することになる。したがってこのGNDラ
インに電流が流れるとNMOSトランジスタ207のソ
ース端子に対してNMOSトランジスタ103のソース
端子は電位差を持つことになる。
【0033】いまここで1個の駆動回路が64個の駆動
信号出力端子123を有しているとする。すると64個
の駆動信号出力端子123の状態などにより、NMOS
トランジスタ103のソース端子からNMOSトランジ
スタ207のソース端子までの配線(GNDライン)に
50mAの電流が流れ、かつGNDラインのインピーダ
ンス(Z)が仮に10Ωであるとすると、上記の電位差
は0.5Vにもなる。
【0034】上記のようにインピーダンス(Z)が存在
することにより、GNDラインで充分に電流を吸収でき
ずに電位差が生じ、抵抗素子113を通じても電流が流
れ、NMOSトランジスタ105の制御端子とソース端
子間にも電位差が生じてくることになる。この電位差が
NMOSトランジスタ105のしきい値電圧を越えると
NMOSトランジスタ105がオン状態となる。したが
って本来Hレベル信号が出力されるべき駆動信号出力端
子123にはLレベル信号が出力されることになり、誤
動作となる。
【0035】GNDライン上のインピーダンス(Z)に
より上記のような電位差を生じさせる要因の一つとし
て、NMOSトランジスタ207のノイズ・リンキング
などにより、より低い電位に引き下げられることなどが
考えられる。
【0036】接続端子133をGND電位より低い電位
にするために、NMOSトランジスタ207のソース端
子をGND電位以下にすると、そのGNDからNMOS
トランジスタ103のバックゲート・ダイオード(寄
生)を通して接続端子133に電流が流れ、NMOSト
ランジスタ105をオン状態としてしまい、上記と同様
に駆動信号出力端子123にはHレベルではなくLレベ
ル信号が出力されてしまうという誤動作が発生する。
【0037】上記のような従来技術の現状に鑑みてこの
発明の目的は、GNDラインに電流が流れることに起因
する誤動作を確実に予防することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、高圧側電源端子と駆動信号出力端子との間に電気
的に接続されている第1のトランジスタと、第1のノー
ドと低圧側電源端子との間に電気的に接続されている第
2のトランジスタと、上記高圧側電源端子と第2のノー
ドとの間に電気的に接続されている第3のトランジスタ
と、第3のノードと上記低圧側電源端子との間に電気的
に接続されている第4のトランジスタと、駆動信号出力
端子と上記第1のノードとの間に電気的に接続されてか
つその制御端子が上記第2のノードに電気的に接続され
ている第5のトランジスタと、上記第1のノードと第2
のノードとの間に電気的に接続された抵抗素子とを設
け、上記第3と第4のトランジスタとが互いに相補的に
導通して上記第5のトランジスタの導通を制御し、上記
第2のノードと低圧側電源端子との間に整流素子を低圧
側電源端子から第2のノードへの電流の流れを阻止する
向きに電気的に接続したことを要旨とする。
【0039】
【作用】例え第2のノードから第1のノードへの抵抗素
子113を介して電流が流れようとしてもダイオード4
01に阻まれて抵抗素子113には電流が流入しない。
したがってNMOSトランジスタ105の制御端子、ソ
ース端子間に電位差が生じないのでNMOSトランジス
タ105はオフ状態を持続する。この結果制御信号入力
端子135、制御信号入力端子137に入力されたHレ
ベルの信号に対応して駆動信号出力端子123にHレベ
ルの信号が出力されることになり、誤動作が起きないの
である。
【0040】
【実施例】図5に示すのはこの発明の駆動回路の第1の
実施例であって図1に示す基本構成を有した駆動回路に
応用されたものである。図中において図1の駆動回路と
実質的に同じ作用、機能を有する要素については同一の
参照数字、符号を付して表示する。まず基本的な構成部
分を説明する。
【0041】この例の場合該駆動回路はn個のIC部1
00とディスクリート部200とから構成されている。
すなわちディスクリート部200に対してn個のIC部
100が並列に接続されている。
【0042】ディスクリート部200は、プルアップ用
のトランジスタ201と、プルダウン用のトランジスタ
207を有しており、プルアップ用のPMOSトランジ
スタ201(第1のトランジスタ)はその制御端子が制
御信号入力端子205に接続されて、図示しない制御ユ
ニットからの第1の制御信号を受ける。またそのソース
端子は高圧側の電源端子203(第1の電源端子:V
H)に接続され、ドレイン端子はIC部100の接続端
子127に接続されている。
【0043】プルダウン用のNMOSトランジスタ20
7(第2のトランジスタ)はその制御端子が制御信号入
力端子211に接続されて、図示しない制御ユニットか
らの第2の制御信号を受ける。またそのソース端子は低
圧側電源端子209(第2の電源端子:GND)に接続
され、ドレイン端子はIC部100の接続端子133に
接続されている。
【0044】したがって図2に示すようにこの駆動回路
回路例ではn個のIC部100がディスクリート部20
0のPMOSトランジスタ201とNMOSトランジス
タ207との間に並列に接続されている。
【0045】各IC部100には3個のトランジスタ、
すなわちPMOSトランジスタ101(第3のトランジ
スタ)とNMOSトランジスタ103(第4のトランジ
スタ)とNMOSトランジスタ105(第5のトランジ
スタ)とが設けられている。またNMOSトランジスタ
105のソース端子側には第1のノード107が、PM
OSトランジスタ101のドレイン端子側には第2のノ
ード109が、NMOSトランジスタ103のドレイン
端子側には第3のノード111が、それぞれライン上に
設けられている。
【0046】さらにIC部100には合計8個の入出力
端子が設けられている。すなわち駆動信号出力端子12
3と接続端子125と接続端子127と接続端子131
と接続端子133と制御信号入力端子135と制御信号
入力端子137がそれである。このうち駆動信号出力端
子123はこの発明の駆動回路により駆動される表示パ
ネルの対応する表示セル行に接続されている。また、制
御信号入力端子135,137は後記のレベル変換回路
の出力端子にそれぞれ接続されている。さらに前記のよ
うに接続端子127はディスクリート部200のPMO
Sトランジスタ201に、接続端子133はNMOSト
ランジスタ207に、それぞれ接続されている。
【0047】PMOSトランジスタ201のドレイン端
子は接続端子127を経て駆動信号出力端子123に接
続されており、駆動信号出力端子123と接続端子12
7との間には出力端子分離用のダイオード117が介設
されている。また高圧側の電源端子203は接続端子1
29に接続されており、駆動信号出力端子123と接続
端子129との間にはクランプ用ダイオード119が介
設されている。なお駆動信号出力端子123は前記のよ
うにこの発明の駆動回路により駆動される表示パネルの
対応する表示セル行に接続されている。
【0048】前記のPMOSトランジスタ101は第2
のノード109と高圧側の電源端子203との間に介設
されている。すなわちそのソース端子は接続端子125
を介して高圧側の電源端子203に、制御端子は制御信
号入力端子135に、ドレイン端子は第2のノード10
9にそれぞれ接続されている。なおPMOSトランジス
タ101と接続端子125との間には定電流電源回路1
22が介設されている。
【0049】前記のNMOSトランジスタ103は第3
のノード111と低圧側電源端子209との間に介設さ
れている。すなわちそのドレイン端子は第3のノード1
11に、制御端子は制御信号入力端子137に、ソース
端子は接続端子131を介して低圧側電源端子209に
それぞれ接続されている。なお制御信号入力端子135
と制御信号入力端子137とは後記するレベル変換回路
300のそれぞれ対応する出力端子に接続されている。
【0050】前記のNMOSトランジスタ105は第1
のノード107と駆動信号出力端子123との間に介設
されている。すなわちそのドレイン端子は駆動信号出力
端子123に、制御端子は第2のノード109に、ソー
ス端子は第1のノード107にそれぞれ接続されてい
る。
【0051】NMOSトランジスタ105のソース端子
と第2のノード109との間にはNMOSトランジスタ
105のゲード保護用のツェナーダイオード115が介
設されている。また第1のノード107と第2のノード
109との間にはNMOSトランジスタ105のゲート
バイアス用の抵抗素子113が介設されている。さらに
第1のノード107と接続端子133との間には出力端
子分離用のダイオード121が介設されている。
【0052】上記の駆動回路は前述の図3に示すような
レベル変換回路300に入力側を接続されている。この
変換回路は1個のトランジスタと1個のインバータと2
個の抵抗素子を含んでなるものである。またこの回路に
は5個の端子309,315,311,313,317
が設けられている。
【0053】図5に示すようにこの実施例の場合には、
第2のノード109と第3のノード111との間に逆電
流ブロック用の整流素子としてダイオード401が介設
されている。すなわちこのダイオード401のカソード
端子はNMOSトランジスタ103のドレイン端子に接
続され、アノード端子はPMOSトランジスタ101の
ドレイン端子に接続されている。
【0054】上記の構成の場合には、電源端子209が
GND電位よりも低くなり、NMOSトランジスタ10
3のソース端子とNMOSトランジスタ207のソース
端子との間の配線(GNDライン)のインピーダンス成
分により接続端子133と接続端子131との間に電位
差が生じて上記GNDラインに電流が流れようとしても
ダイオード401に阻まれて抵抗素子113には電流が
流入しない。したがってNMOSトランジスタ105の
制御端子、ソース端子間に電位差が生じないのでNMO
Sトランジスタ105はオフ状態を持続する。この結果
制御信号入力端子135、制御信号入力端子137に入
力されたHレベルの信号に対応して駆動信号出力端子1
23にもHレベルの信号が出力されることになり、誤動
作が起きないのである。
【0055】図6に示すのはこの発明の第2の実施例で
あって、この実施例の場合には、NMOSトランジスタ
103と接続端子131との間に逆電流ブロック用の整
流素子としてダイオード401が介設されている。すな
わちこのダイオード401のカソード端子は接続端子1
31に接続され、アノード端子はNMOSトランジスタ
103のソース端子に接続されている。
【0056】上記の構成の場合にも前の実施例と同様
に、例えGNDラインに電流が流れようとしてもダイオ
ード401に阻まれて抵抗素子113には電流が流入し
ない。したがってNMOSトランジスタ105の制御端
子、ソース端子間に電位差が生じないのでNMOSトラ
ンジスタ105はオフ状態を持続する。この結果制御信
号入力端子135、制御信号入力端子137に入力され
たHレベルの信号に対応して駆動信号出力端子123に
もHレベルの信号が出力されることになり、誤動作が起
きないのである。
【0057】通常表示パネルの輝度制御は駆動回路から
の出力信号のパルス数(単位時間当たり)で行っている
(パルス変調)。ところがこのパルス数には限度がある
ので、パルス変調による輝度制御にも限界がある。した
がってパルス変調に加えて、駆動回路からの出力信号の
電圧を変えてやることが行われている(電圧変調)。
【0058】さて図6に示す実施例の場合には駆動信号
出力端子123にはHレベル信号(電圧:VH)とLレ
ベル信号(電圧:GND)の2種類の電圧の信号が出力
される。図6の実施例においてはIC部100の接続端
子131とNMOSトランジスタ207のソース端子が
接続されている低圧側電源端子209とが同じ電位であ
るという考え方である。ところが実際にはインピーダン
ス(Z)の存在の故にGNDラインで電圧降下が発生す
るから、IC部100の接続端子131とNMOSトラ
ンジスタ207のソース端子が接続されている低圧側電
源端子209とは同じ電位ではないのである。したがっ
てNMOSトランジスタ207のソース端子側には低圧
側電源端子209でなく、別の電位を持ってきてもよい
という考え方が成り立つ。
【0059】このような考え方に基づいて構成されたの
が図7に示す実施例である。すなわち図6の実施例にお
ける低圧側電源端子209に代えて2個の電源端子50
7,509(電圧:V1、V2)を用いている。
【0060】すなわちIC部100の接続端子133に
対してトランジスタ501とトランジスタ503とがノ
ード511を介して並列に接続されており、トランジス
タ501は低圧側の電源端子507(電圧:V1>V
2)にトランジスタ503は低圧側の電源端子509
(電圧:V2)にそれぞれ接続されている。またトラン
ジスタ501とノード511との間にはダイオード50
5が介設されていて、電源端子507(V1)から電源
端子509(V2)への電流の逆流を阻止している。な
おトランジスタ501の制御端子は制御信号入力端子2
11へ、トランジスタ503の制御端子は制御信号入力
端子213へそれぞれ接続されている。
【0061】以上のような構成とすることにより図7に
示す実施例の場合には、高圧側の電源端子203の電圧
(VH)と低圧側の電源端子507の電圧(V1)と低
圧側の電源端子509の電圧(V2)との3種類の電圧
の信号が駆動信号出力端子123に出力され得るのであ
る。
【0062】なおこの実施例の場合にも図5に示す構成
と同様に、ダイオード401は第2のノード109と第
3のノード111との間に介設され、例えGNDライン
に電流が流れても第2のノード109には電流が流入し
ないように阻止する。また図示の例ではLレベル側に2
個の電源を設けたが、必要に応じてさらに電圧の異なる
電源を増加してもよい。
【0063】ところで図5に示す構成の場合、NMOS
トランジスタ105からNMOSトランジスタ103に
電流が流れるとフォワード電圧が生じるが、これはツェ
ナーダイオード115による電圧降下とダイオード40
1による電圧降下の和となる。このように2段階の電圧
降下があることによりNMOSトランジスタ105がオ
フ状態となるのが遅れるという問題がある。
【0064】図8に示す実施例はこのような問題に対処
するものである。すなわち第1のノード107とNMO
Sトランジスタ103との間にダイオード601を介設
してある。すなわちダイオード601のアノード端子は
第1のノード107に、カソード端子はNMOSトラン
ジスタ103のドレイン端子にそれぞれ接続されてい
る。このような構成とするとNMOSトランジスタ10
5からNMOSトランジスタ103までの電圧降下が1
段階となるので、それだけNMOSトランジスタ105
がオフ状態となるのが早くなる。
【0065】つぎに図9にこの発明の駆動回路の第5の
実施例を示すが、この実施例は図7に示す実施例と同じ
考え方のものであって、駆動信号出力端子にLレベル側
としてGNDの電圧の信号を出力する代わりに、GND
の電圧よりも低いV1(V1<GND)の電圧の信号を
出力しようとするものである。
【0066】この実施例の駆動回路は原理的にはMOS
トランジスタのソースフォロアを利用したトーテンポー
ル回路であって、5個のトランジスタ701〜709
と、3個の抵抗素子723〜727とを含んでなるもの
である。
【0067】NMOSトランジスタ701の制御端子は
制御信号入力端子717に接続されている。該制御信号
入力端子717はさらにインバータ719を介して、N
MOSトランジスタ703の制御端子と制御回路901
に接続されている。この制御回路901は、ノード73
1に接続されると共に、NMOSトランジスタ709の
制御端子にも接続されている。NMOSトランジスタ7
01とNMOSトランジスタ703のソース端子は低圧
側の電源端子715(GND)に、NMOSトランジス
タ709のソース端子はノード731を介して低圧側の
電源端子713(電圧:V1)に接続されている。
【0068】NMOSトランジスタ701のドレイン端
子は抵抗素子723と抵抗素子725とを介して高圧側
の電源端子711に接続されている。
【0069】PMOSトランジスタ705の制御端子は
抵抗素子723と抵抗素子725との接続中点であるノ
ード733に接続されており、そのソース端子は高圧側
の電源端子711に接続されている。PMOSトランジ
スタ705のドレイン端子は、NMOSトランジスタ7
07の制御端子に接続され、さらにノード737および
ダイオード721を介してNMOSトランジスタ703
のドレイン端子に接続されている。
【0070】NMOSトランジスタ707のドレイン端
子は高圧側の電源端子711に接続されている。またそ
のソース端子はノード739を介して駆動信号出力端子
735およびNMOSトランジスタ709のドレイン端
子に接続されている。尚、ノード739とノード737
との間には電圧降下用の抵抗素子727が介設されてい
る。
【0071】以上の構成においてダイオード721は図
5の実施例におけるダイオード401と同様に逆電流ブ
ロック用の整流素子として機能するものである。
【0072】つぎに上記構成の駆動回路の動作について
説明する。制御信号入力端子717にLレベルの信号が
入力されると、NMOSトランジスタ701はオフ状態
となる。この信号はインバータ719で反転されてHレ
ベルの信号となってNMOSトランジスタ703の制御
端子に入力され、NMOSトランジスタ703はオン状
態となる。該Hレベルの信号は制御回路709にも入力
され、この制御回路709からHレベルの信号がNMO
Sトランジスタ709の制御端子に入力され、NMOS
トランジスタ709はオン状態となる。一方PMOSト
ランジスタ705はオフ状態となり、これに応じてNM
OSトランジスタ707がオフ状態となる。この結果、
駆動信号出力端子735にはLレベルの信号(電圧:V
1)が出力される。
【0073】ここで、ダイオード721により逆電圧が
掛るので、抵抗素子727には電流は流れず、NMOS
トランジスタ707はオフ状態を維持する。
【0074】ついで制御信号入力端子717にHレベル
の信号が入力されると、NMOSトランジスタ701は
オン状態となる。この信号はインバータ719で反転さ
れてLレベルの信号となってNMOSトランジスタ70
3の制御端子に入力され、NMOSトランジスタ703
はオン状態となる。該Lレベルの信号はさらに制御回路
901に入力され、この制御回路901からLレベルの
信号がNMOSトランジスタ709に入力され、NMO
Sトランジスタ709はオフ状態となる。一方PMOS
トランジスタ705はオン状態となり、これに応じてN
MOSトランジスタ707はオン状態となる。この結
果、駆動信号出力端子735にはHレベルの信号(電
圧:VH)が出力される。
【0075】
【発明の効果】第1の実施例によれば、接続端子131
から抵抗素子113を介して接続端子133に電流が流
れようとしてもダイオード401に阻まれて抵抗素子1
13には電流が流入しない。したがってNMOSトラン
ジスタ105の制御、ソース端子間に電位差が生じない
のでNMOSトランジスタ105はオフ状態を持続す
る。この結果、制御信号入力端子135、制御信号入力
端子137に入力されたHレベルの信号に対応して駆動
信号出力端子123にHレベルの信号が出力されること
になり、誤動作が起きない。
【0076】図6に示すのはこの発明の第2の実施例で
あって、この実施例の場合には、NMOSトランジスタ
103のソース端子と接続端子131との間に逆電流ブ
ロック用の整流素子としてダイオード401が介設され
ている。すなわちこのダイオード401のカソード端子
は接続端子131に接続され、アノード端子はNMOS
トランジスタ103のソース端子に接続されている。
【0077】この発明によれば、例え接続端子131か
ら抵抗素子113を介して接続端子133に電流が流れ
ようとしても整流素子であるダイオードに阻まれて抵抗
素子113には電流が流入しない。したがってNMOS
トランジスタ105の制御端子、ソース端子間に電位差
が生じないのでNMOSトランジスタ105はオフ状態
を持続する。この結果、制御信号入力端子に入力された
Hレベルの信号に対応して駆動信号出力端子にHレベル
の信号が出力されることになり、誤動作が起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の表示パネル駆動回路の代表例の構成を示
す回路図である。
【図2】同じくその全体的構成を示すブロック線図であ
る。
【図3】図1の駆動回路に用いられるレベル変換回路の
一構成例を示す回路図である。
【図4】図1の駆動回路の動作の一例を示すタイミング
チャートである。
【図5】この発明の駆動回路の第1の実施例の構成を示
す回路図である。
【図6】この発明の駆動回路の第2の実施例の構成を示
す回路図である。
【図7】この発明の駆動回路の第3の実施例の構成を示
す回路図である。
【図8】この発明の駆動回路の第4の実施例の構成を示
す回路図である。
【図9】この発明の駆動回路の第5の実施例の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
100 IC部 200 ディスクリート部 300 レベル変換回路 201 PMOSトランジスタ 207 NMOSトランジスタ 101 PMOSトランジスタ 103 NMOSトランジスタ 105 NMOSトランジスタ 135 制御信号入力端子 137 制御信号入力端子 203 高圧側電源端子 211 制御信号入力端子 213 制御信号入力端子 311 制御信号入力端子 313 制御信号入力端子 317 低圧側電源端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧側電源端子と駆動信号出力端子との
    間に電気的に接続されている第1のトランジスタと、第
    1のノードと低圧側電源端子との間に電気的に接続され
    ている第2のトランジスタと、上記高圧側電源端子と第
    2のノードとの間に電気的に接続されている第3のトラ
    ンジスタと、第3のノードと上記低圧側電源端子との間
    に電気的に接続されている第4のトランジスタと、駆動
    信号出力端子と上記第1のノードとの間に電気的に接続
    されてかつその制御端子が上記第2のノードに電気的に
    接続されている第5のトランジスタと、上記第1のノー
    ドと第2のノードとの間に電気的に接続された抵抗素子
    とを有しており、上記第3と第4のトランジスタとが互
    いに相補的に導通して上記第5のトランジスタの導通を
    制御し、上記第2のノードと低圧側電源端子との間に整
    流素子が低圧側電源端子から第2のノードへの電流の流
    れを阻止する向きに電気的に接続されていることを特徴
    とする表示パネルの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記整流素子が第2のノードと第4のト
    ランジスタとの間に電気的に接続されていることを特徴
    とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記整流素子が第4のトランジスタと低
    圧側電源端子との間に電気的に接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 低圧側電源端子が互いに並列に接続され
    た異なる電圧の2個以上の電源端子から構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 第1のノードと第3のノードとの間には
    さらなる整流素子が第3のノードから第1のノードへの
    電流の流れを阻止する向きに電気的に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100465510B1 (ko) * 2002-09-09 2005-01-13 주식회사 엘리아테크 유기 전계 발광 표시패널의 전압 구동회로
JP2008003567A (ja) * 2006-05-25 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 駆動電圧供給回路
WO2011064917A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 パナソニック株式会社 プッシュプル型駆動回路

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WO2011064917A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 パナソニック株式会社 プッシュプル型駆動回路

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