JP2000081231A - 空気清浄化用送風機ユニット - Google Patents
空気清浄化用送風機ユニットInfo
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- JP2000081231A JP2000081231A JP10252167A JP25216798A JP2000081231A JP 2000081231 A JP2000081231 A JP 2000081231A JP 10252167 A JP10252167 A JP 10252167A JP 25216798 A JP25216798 A JP 25216798A JP 2000081231 A JP2000081231 A JP 2000081231A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型・軽量であり、消費電力が小さく、施工
性及びメンテナンス性に優れ、かつ低騒音化を実現する
空気清浄化用送風機ユニットを提供する。 【解決手段】 パンチング材3により外部の空気を吸込
む吸込口が形成されたケーシング2を、天井板Sに取り
付ける。ケーシング2の内部のパンチング材3近傍に、
天井板Sの面に対して平行に配置されたHEPAフィル
タ4を設ける。シロッコファン5を、ケーシング2内部
のHEPAフィルタ4の上方に、羽根車5aの回転面が
天井板Sの面に対して平行であって、吸込部5cがHE
PAフィルタ4に対向するように配置する。
性及びメンテナンス性に優れ、かつ低騒音化を実現する
空気清浄化用送風機ユニットを提供する。 【解決手段】 パンチング材3により外部の空気を吸込
む吸込口が形成されたケーシング2を、天井板Sに取り
付ける。ケーシング2の内部のパンチング材3近傍に、
天井板Sの面に対して平行に配置されたHEPAフィル
タ4を設ける。シロッコファン5を、ケーシング2内部
のHEPAフィルタ4の上方に、羽根車5aの回転面が
天井板Sの面に対して平行であって、吸込部5cがHE
PAフィルタ4に対向するように配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのケーシング
内にファンとフィルタとが収容された空気清浄化用送風
機ユニットに関する。
内にファンとフィルタとが収容された空気清浄化用送風
機ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、一般建物や工場の空調設備にお
いて使用される空気清浄化用送風機ユニットとして、例
えば図5に示すようなファン・フィルタ・ユニット(以
下、FFUと呼ぶ)51が知られている。同図に示すF
FU51のケーシング52は、底部が天井板Sの面とほ
ぼ同一となるように天井板Sより上部に配置されてい
る。この図に示すケーシング52は、図上右側、すなわ
ち後方にファン収納部52aが形成されており、このフ
ァン収納部52aに、円筒状に羽根を配置してなる多翼
送風機(以下、シロッコファンという)53が設けられ
ている。シロッコファン53は、その羽根車53aの回
転面が天井板Sに対して垂直、すなわち、羽根車53a
の回転軸が天井板Sに対して平行であり、かつ、その吐
出口53bからの気流の吐出方向が天井板Sに対して平
行であるように配置されている。
いて使用される空気清浄化用送風機ユニットとして、例
えば図5に示すようなファン・フィルタ・ユニット(以
下、FFUと呼ぶ)51が知られている。同図に示すF
FU51のケーシング52は、底部が天井板Sの面とほ
ぼ同一となるように天井板Sより上部に配置されてい
る。この図に示すケーシング52は、図上右側、すなわ
ち後方にファン収納部52aが形成されており、このフ
ァン収納部52aに、円筒状に羽根を配置してなる多翼
送風機(以下、シロッコファンという)53が設けられ
ている。シロッコファン53は、その羽根車53aの回
転面が天井板Sに対して垂直、すなわち、羽根車53a
の回転軸が天井板Sに対して平行であり、かつ、その吐
出口53bからの気流の吐出方向が天井板Sに対して平
行であるように配置されている。
【0003】また、ファン収納部52aの後部には吸込
口54が形成されており、この吸込口54から還気が取
り込まれるようになっている。更に、ケーシング52の
底部に設けられた吹出口55近傍にはHEPAフィルタ
56が配置されており、シロッコファン53によって吐
出される吐出空気がこのHEPAフィルタ56を通過し
て、吹出口55から清浄空気として吹出されるようにな
っている。
口54が形成されており、この吸込口54から還気が取
り込まれるようになっている。更に、ケーシング52の
底部に設けられた吹出口55近傍にはHEPAフィルタ
56が配置されており、シロッコファン53によって吐
出される吐出空気がこのHEPAフィルタ56を通過し
て、吹出口55から清浄空気として吹出されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、半導
体や液晶の分野等における局所的な清浄化、及び、中小
規模の病院や工場等における比較的低クラスのクリーン
ルームの導入といった要求が高まっている。そのため
に、小型・軽量であって、施工性が良いFFUが必要と
されている。しかしながら、上述した従来のFFU51
では、シロッコファン53を、羽根車53aの回転面が
天井板Sに対して垂直となるように配置し、かつ、HE
PAフィルタ56の側方に設置していたために収納性が
悪く、また、シロッコファン53の収納のためにファン
収納部52aを形成する必要があるため、FFU51自
体の外形寸法が大きくなるという問題があった。
体や液晶の分野等における局所的な清浄化、及び、中小
規模の病院や工場等における比較的低クラスのクリーン
ルームの導入といった要求が高まっている。そのため
に、小型・軽量であって、施工性が良いFFUが必要と
されている。しかしながら、上述した従来のFFU51
では、シロッコファン53を、羽根車53aの回転面が
天井板Sに対して垂直となるように配置し、かつ、HE
PAフィルタ56の側方に設置していたために収納性が
悪く、また、シロッコファン53の収納のためにファン
収納部52aを形成する必要があるため、FFU51自
体の外形寸法が大きくなるという問題があった。
【0005】また、図5に示すようなFFU51では、
本体下部に室内への清浄空気の吹出口55が設けられて
いるため、FFU51本体を、清浄度を要する生産装置
等の真上に設置する場合が多く、作業性の上でもメンテ
ナンスが容易でないという問題があった。更に、HEP
Aフィルタ56を交換する際には、生産装置等の上部に
配置されている吹出口55からHEPAフィルタ56を
取り出す必要があり、その際に生産装置等にゴミ等が落
下する恐れがあった。
本体下部に室内への清浄空気の吹出口55が設けられて
いるため、FFU51本体を、清浄度を要する生産装置
等の真上に設置する場合が多く、作業性の上でもメンテ
ナンスが容易でないという問題があった。更に、HEP
Aフィルタ56を交換する際には、生産装置等の上部に
配置されている吹出口55からHEPAフィルタ56を
取り出す必要があり、その際に生産装置等にゴミ等が落
下する恐れがあった。
【0006】また、上記のように本体に吹出口55が設
けられているために、クリーンルームの施工時に吹出口
55の設定場所が確定するまでFFU51を設置するこ
とができなかった。また、一旦FFU51を設置した後
は、吹出口55の形状及び配置を変更することが困難で
あった。
けられているために、クリーンルームの施工時に吹出口
55の設定場所が確定するまでFFU51を設置するこ
とができなかった。また、一旦FFU51を設置した後
は、吹出口55の形状及び配置を変更することが困難で
あった。
【0007】また、図5に示すように、シロッコファン
53の吐出口53bの吐出方向とHEPAフィルタ56
の吸込面56aとが、双方とも天井板Sに対して平行に
配置されているため、シロッコファン53の吐出気流が
吐出方向から90度の方向にあるHEPAフィルタ56
の吸込面56aに当たるようになっている。そのため、
吐出気流がHEPAフィルタ56に均一に当たり難く、
気流分布が悪いという問題もあった。更に、そのために
HEPAフィルタ56において集中して吐出気流が当た
る部分で圧力損失が大きくなり、発生騒音の原因となる
と共に、単位処理風量当たりの消費電力が大きくなる可
能性があった。
53の吐出口53bの吐出方向とHEPAフィルタ56
の吸込面56aとが、双方とも天井板Sに対して平行に
配置されているため、シロッコファン53の吐出気流が
吐出方向から90度の方向にあるHEPAフィルタ56
の吸込面56aに当たるようになっている。そのため、
吐出気流がHEPAフィルタ56に均一に当たり難く、
気流分布が悪いという問題もあった。更に、そのために
HEPAフィルタ56において集中して吐出気流が当た
る部分で圧力損失が大きくなり、発生騒音の原因となる
と共に、単位処理風量当たりの消費電力が大きくなる可
能性があった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
小型・軽量及び低コストであり、消費電力が小さく、施
工性及びメンテナンス性に優れ、かつ低騒音化を実現す
る空気清浄化用送風機ユニットを提供することにある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
小型・軽量及び低コストであり、消費電力が小さく、施
工性及びメンテナンス性に優れ、かつ低騒音化を実現す
る空気清浄化用送風機ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明による空気清浄化用送風機ユニ
ットは、天井板に取り付けられ、底部に外部の空気を吸
込む吸込口が形成されたケーシングと、前記ケーシング
の内部の前記吸込口近傍に、前記天井板に対して平行に
配置されたフィルタと、前記ケーシング内部の前記フィ
ルタの上方に、羽根車の回転面が前記天井板に対して平
行であって、吸込側が前記フィルタに対向するように配
置された多翼送風機とを具備することを特徴としてい
る。
め、請求項1記載の発明による空気清浄化用送風機ユニ
ットは、天井板に取り付けられ、底部に外部の空気を吸
込む吸込口が形成されたケーシングと、前記ケーシング
の内部の前記吸込口近傍に、前記天井板に対して平行に
配置されたフィルタと、前記ケーシング内部の前記フィ
ルタの上方に、羽根車の回転面が前記天井板に対して平
行であって、吸込側が前記フィルタに対向するように配
置された多翼送風機とを具備することを特徴としてい
る。
【0010】請求項1の発明によれば、多翼送風機を、
羽根車の回転面が天井板に対して平行となるように配置
し、その吸込側にフィルタを配置しているため、収納性
が良く、ユニット全体を小型・軽量化することができ
る。また、フィルタの収納のためにケーシングを大きく
する必要が無いため、その分低コスト化することができ
る。更に、多翼送風機の吸込側がフィルタに対向して配
置されているため、フィルタを通過した空気が直線方向
に流れる。そのため、空気の流れがスムーズとなり、気
流分布がよく、気流の経路及びフィルタ等における圧力
損失が小さくなる。従って、発生騒音が小さくなると共
に、単位処理風量当たりの消費電力が小さくなる。
羽根車の回転面が天井板に対して平行となるように配置
し、その吸込側にフィルタを配置しているため、収納性
が良く、ユニット全体を小型・軽量化することができ
る。また、フィルタの収納のためにケーシングを大きく
する必要が無いため、その分低コスト化することができ
る。更に、多翼送風機の吸込側がフィルタに対向して配
置されているため、フィルタを通過した空気が直線方向
に流れる。そのため、空気の流れがスムーズとなり、気
流分布がよく、気流の経路及びフィルタ等における圧力
損失が小さくなる。従って、発生騒音が小さくなると共
に、単位処理風量当たりの消費電力が小さくなる。
【0011】請求項2記載の発明による空気清浄化用送
風機ユニットは、請求項1記載の発明において、前記ケ
ーシングに、前記多翼送風機の吐出口からの吐出空気を
搬送するダクトを接続し、前記ダクトの端部に吹出口を
設けたことを特徴としている。
風機ユニットは、請求項1記載の発明において、前記ケ
ーシングに、前記多翼送風機の吐出口からの吐出空気を
搬送するダクトを接続し、前記ダクトの端部に吹出口を
設けたことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、ダクトによ
り、吹出口をユニット本体から離して設置することがで
きるため、複数の吹出口を配置することができる。ま
た、ユニット本体をメンテナンスが容易な通路部等の天
井面に設置しても、吹出口を任意の場所に配置すること
ができる。更に、ユニット本体に設けられた吸込口から
フィルタを交換することができるため、交換時に、吹出
口の下方に設置されている生産装置等へのゴミ落下によ
る汚染を回避することができる。また、ユニット本体と
は別に吹出口を配置するため、クリーンルームの施工途
中の早い時期、すなわち吹出口の天井面取付位置が未確
定であるうちにユニット本体を設置することができる。
更に、設置後であっても、吹出口の形状及び配置を任意
に変更することができる。
り、吹出口をユニット本体から離して設置することがで
きるため、複数の吹出口を配置することができる。ま
た、ユニット本体をメンテナンスが容易な通路部等の天
井面に設置しても、吹出口を任意の場所に配置すること
ができる。更に、ユニット本体に設けられた吸込口から
フィルタを交換することができるため、交換時に、吹出
口の下方に設置されている生産装置等へのゴミ落下によ
る汚染を回避することができる。また、ユニット本体と
は別に吹出口を配置するため、クリーンルームの施工途
中の早い時期、すなわち吹出口の天井面取付位置が未確
定であるうちにユニット本体を設置することができる。
更に、設置後であっても、吹出口の形状及び配置を任意
に変更することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による空気清浄化用
送風機ユニットの実施の形態について、図面を参照して
具体的に説明する。
送風機ユニットの実施の形態について、図面を参照して
具体的に説明する。
【0014】[1.構成]図1は、本発明の一実施の形
態による空気清浄化用送風機ユニット(以下、FFU)
1の構成を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は
(a)におけるB矢視図である。図1(a)において、
FFU1はケーシング2を有しており、このケーシング
2は、図示しない吊り手段によって天井板Sの上方から
吊り下げられているか、もしくは、図示しないネジ止め
手段によって天井板Sにネジ止めされている。
態による空気清浄化用送風機ユニット(以下、FFU)
1の構成を示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は
(a)におけるB矢視図である。図1(a)において、
FFU1はケーシング2を有しており、このケーシング
2は、図示しない吊り手段によって天井板Sの上方から
吊り下げられているか、もしくは、図示しないネジ止め
手段によって天井板Sにネジ止めされている。
【0015】また、ケーシング2の底部には、パンチン
グ材3が設けられており、このパンチング材3によって
外部の空気を吸込む吸込口が形成されている。更に、ケ
ーシング2の内部のパンチング材3近傍には、HEPA
フィルタ4がパンチング材3に対向して、天井板Sの面
に対して平行に配置されている。
グ材3が設けられており、このパンチング材3によって
外部の空気を吸込む吸込口が形成されている。更に、ケ
ーシング2の内部のパンチング材3近傍には、HEPA
フィルタ4がパンチング材3に対向して、天井板Sの面
に対して平行に配置されている。
【0016】更に、ケーシング2の内部においてHEP
Aフィルタ4の上方には、薄型のシロッコファン5が設
置されている。このシロッコファン5は、図1(a)及
び(b)に示すように羽根車5aの回転面及び吸込部5
cが天井板Sの面に対して平行、すなわち、羽根車5a
の回転軸が天井板Sの面に対して垂直であって、その吸
込部5cがHEPAフィルタ4に対向するように配置さ
れている。すなわち、シロッコファン5は、HEPAフ
ィルタ4を通過した吸込空気の気流方向に対して、吸込
部5cが垂直となるように配置されている。また、ケー
シング2の側部上方に吹出口6が形成されており、上記
シロッコファン5は、吐出口5bからの吹出空気がこの
ケーシング2の吹出口6から吹き出されるように配置さ
れている。
Aフィルタ4の上方には、薄型のシロッコファン5が設
置されている。このシロッコファン5は、図1(a)及
び(b)に示すように羽根車5aの回転面及び吸込部5
cが天井板Sの面に対して平行、すなわち、羽根車5a
の回転軸が天井板Sの面に対して垂直であって、その吸
込部5cがHEPAフィルタ4に対向するように配置さ
れている。すなわち、シロッコファン5は、HEPAフ
ィルタ4を通過した吸込空気の気流方向に対して、吸込
部5cが垂直となるように配置されている。また、ケー
シング2の側部上方に吹出口6が形成されており、上記
シロッコファン5は、吐出口5bからの吹出空気がこの
ケーシング2の吹出口6から吹き出されるように配置さ
れている。
【0017】[2.作用・効果]次に、以上のような構
成を有する本実施の形態の作用について、説明する。ま
ず、図示しないモータを駆動させてシロッコファン5を
回転させると、外部の空気が矢印Aに示すようにパンチ
ング材3を介して吸い込まれる。そして、吸い込まれた
空気はHEPAフィルタ4を通過し、シロッコファン5
によって吹出口6から外部へ吹き出される。
成を有する本実施の形態の作用について、説明する。ま
ず、図示しないモータを駆動させてシロッコファン5を
回転させると、外部の空気が矢印Aに示すようにパンチ
ング材3を介して吸い込まれる。そして、吸い込まれた
空気はHEPAフィルタ4を通過し、シロッコファン5
によって吹出口6から外部へ吹き出される。
【0018】本実施の形態によれば、シロッコファン5
を羽根車5aの回転面が天井板Sに対して平行となるよ
うに配置し、その吸込部5c側にHEPAフィルタ4を
配置しているため、従来のようにシロッコファンのため
に収納部を設ける必要が無く、FFU1自体を小型・軽
量化することができる。また、その分低コスト化するこ
とも可能となる。更に、薄型のシロッコファン5を使用
することにより、よりFFU1を小型・軽量化すること
が可能となる。
を羽根車5aの回転面が天井板Sに対して平行となるよ
うに配置し、その吸込部5c側にHEPAフィルタ4を
配置しているため、従来のようにシロッコファンのため
に収納部を設ける必要が無く、FFU1自体を小型・軽
量化することができる。また、その分低コスト化するこ
とも可能となる。更に、薄型のシロッコファン5を使用
することにより、よりFFU1を小型・軽量化すること
が可能となる。
【0019】また、シロッコファン5の吸込部5cがH
EPAフィルタ4に対向して配置されているため、HE
PAフィルタ4を通過した空気が直線方向に流れるよう
になっている。そのため、空気の流れがスムーズとな
り、気流分布が良く、気流の経路及びHEPAフィルタ
4等における圧力損失が小さくなる。従って、発生騒音
が小さくなると共に、単位処理風量当たりの消費電力が
小さくなる。
EPAフィルタ4に対向して配置されているため、HE
PAフィルタ4を通過した空気が直線方向に流れるよう
になっている。そのため、空気の流れがスムーズとな
り、気流分布が良く、気流の経路及びHEPAフィルタ
4等における圧力損失が小さくなる。従って、発生騒音
が小さくなると共に、単位処理風量当たりの消費電力が
小さくなる。
【0020】[3.システム構成例]ここで、上述した
FFU1をクリーンルームに使用した場合の具体的な例
を、図2、図3及び図4に示す。図2に示すクリーンル
ームでは、室外に、外気OAと還気RAとの混合気をフ
ァン21、コイル22及びHEPAフィルタ23等に通
して調和空気とする空気調和機20が設けられている。
また、クリーンルームの天井には、FFU1と、FFU
1の吹出口6にダクト25で接続された天井吹出口26
とが設置されている。更に、空気調和機20とFFU1
とがダクト27によって接続されており、空気調和機2
0からの調和空気が、ダクト27を介して給気SAとし
てFFU1に供給されるようになっている。
FFU1をクリーンルームに使用した場合の具体的な例
を、図2、図3及び図4に示す。図2に示すクリーンル
ームでは、室外に、外気OAと還気RAとの混合気をフ
ァン21、コイル22及びHEPAフィルタ23等に通
して調和空気とする空気調和機20が設けられている。
また、クリーンルームの天井には、FFU1と、FFU
1の吹出口6にダクト25で接続された天井吹出口26
とが設置されている。更に、空気調和機20とFFU1
とがダクト27によって接続されており、空気調和機2
0からの調和空気が、ダクト27を介して給気SAとし
てFFU1に供給されるようになっている。
【0021】このような構成により、FFU1に吸い込
まれた室内の空気はHEPAフィルタ4を通過してクリ
ーンエアとなると共に、空気調和機20からダクト27
を介して給気SAが供給される。そして、シロッコファ
ン5により、これらの空気がダクト25を介して天井吹
出口26から室内に吹き出される。また、室内の空気
は、FFU1内に吸込まれると共に、還気RAとして空
気調和機20に戻される。
まれた室内の空気はHEPAフィルタ4を通過してクリ
ーンエアとなると共に、空気調和機20からダクト27
を介して給気SAが供給される。そして、シロッコファ
ン5により、これらの空気がダクト25を介して天井吹
出口26から室内に吹き出される。また、室内の空気
は、FFU1内に吸込まれると共に、還気RAとして空
気調和機20に戻される。
【0022】また、図3に示すクリーンルームの場合
は、空気調和機20に接続されたダクト27が、クリー
ンルームの天井に設けられた天井吹出口28に接続され
ており、給気SAが直接室内に供給されるようになって
いる。
は、空気調和機20に接続されたダクト27が、クリー
ンルームの天井に設けられた天井吹出口28に接続され
ており、給気SAが直接室内に供給されるようになって
いる。
【0023】このような構成により、空気調和機20か
ら供給される給気SAは、室内を循環した後還気RAと
して空気調和機20に戻される。一方、FFU1に吸込
まれる空気は、HEPAフィルタ4を通過した後、クリ
ーンエアとしてシロッコファン5によって天井吹出口2
6から室内に吹き出される。
ら供給される給気SAは、室内を循環した後還気RAと
して空気調和機20に戻される。一方、FFU1に吸込
まれる空気は、HEPAフィルタ4を通過した後、クリ
ーンエアとしてシロッコファン5によって天井吹出口2
6から室内に吹き出される。
【0024】更に、図4は、上記FFU1を用いた空気
調和システムの構成例を示す平面図である。この図に示
すように、天井に複数の天井吹出口26,26,…が設
けられており、それらがダクト25によってFFU1に
接続されている。そして、この各天井吹出口26,2
6,…から吹き出されたクリーンエアが室内を循環し、
FFU1に戻されるようになっている。
調和システムの構成例を示す平面図である。この図に示
すように、天井に複数の天井吹出口26,26,…が設
けられており、それらがダクト25によってFFU1に
接続されている。そして、この各天井吹出口26,2
6,…から吹き出されたクリーンエアが室内を循環し、
FFU1に戻されるようになっている。
【0025】このような構成により、ダクト25によっ
て天井吹出口26をFFU1本体から離して設置するこ
とができるため、複数の天井吹出口26,26,…を配
置することができる。また、FFU1本体をメンテナン
スが容易な通路部等の天井面に設置しても、天井吹出口
26,26,…を任意の場所へ配置することができる。
更に、FFU1本体に設けられた吸込口からHEPAフ
ィルタ5を交換することができるため、交換時に、天井
吹出口26の下方に設置されている生産装置等へのゴミ
落下による汚染を回避することができる。
て天井吹出口26をFFU1本体から離して設置するこ
とができるため、複数の天井吹出口26,26,…を配
置することができる。また、FFU1本体をメンテナン
スが容易な通路部等の天井面に設置しても、天井吹出口
26,26,…を任意の場所へ配置することができる。
更に、FFU1本体に設けられた吸込口からHEPAフ
ィルタ5を交換することができるため、交換時に、天井
吹出口26の下方に設置されている生産装置等へのゴミ
落下による汚染を回避することができる。
【0026】また、FFU1本体とは別に天井吹出口を
配置するため、クリーンルームの施工途中の早い時期、
すなわち天井吹出口26,26,…の天井面取付位置が
未確定であるうちに、FFU1本体を設置することがで
きる。更に、設置後であっても、天井吹出口26,2
6,…の形状及び配置を任意に変更することができる。
配置するため、クリーンルームの施工途中の早い時期、
すなわち天井吹出口26,26,…の天井面取付位置が
未確定であるうちに、FFU1本体を設置することがで
きる。更に、設置後であっても、天井吹出口26,2
6,…の形状及び配置を任意に変更することができる。
【0027】[4.その他の実施の形態]なお、本発明
は上述した実施の形態に限定されるものではなく、以下
に示すような各種態様も可能である。すなわち、具体的
な各部材の形状、あるいは取付位置及び方法は適宜変更
可能である。例えば、ケーシング2内の例えばHEPA
フィルタ4とシロッコファン5との間等に、冷却コイル
等の熱交換器を配置するようにしてもよい。また、上述
した実施の形態では薄型のシロッコファン5を使用して
いるが、これに限らず、通常の厚みを有するシロッコフ
ァン5を使用するようにしてもよい。更に、ケーシング
2を天井板Sの上方に設置するのではなく、天井板Sの
下部に吊り下げる天井吊り型のFFU1としてもよい。
は上述した実施の形態に限定されるものではなく、以下
に示すような各種態様も可能である。すなわち、具体的
な各部材の形状、あるいは取付位置及び方法は適宜変更
可能である。例えば、ケーシング2内の例えばHEPA
フィルタ4とシロッコファン5との間等に、冷却コイル
等の熱交換器を配置するようにしてもよい。また、上述
した実施の形態では薄型のシロッコファン5を使用して
いるが、これに限らず、通常の厚みを有するシロッコフ
ァン5を使用するようにしてもよい。更に、ケーシング
2を天井板Sの上方に設置するのではなく、天井板Sの
下部に吊り下げる天井吊り型のFFU1としてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、多翼送
風機を、羽根車の回転面が天井板に対して平行となるよ
うに配置し、その吸込側にフィルタを対向して配置して
いるため、小型・軽量であり、低コストで、消費電力が
小さく、低騒音化を実現する空気清浄化用送風機ユニッ
トを提供することができる。また、ダクトによって吹出
口をユニット本体から離して設置することができるた
め、施工性及びメンテナンス性に優れた空気清浄化用送
風機ユニットを提供することができる。
風機を、羽根車の回転面が天井板に対して平行となるよ
うに配置し、その吸込側にフィルタを対向して配置して
いるため、小型・軽量であり、低コストで、消費電力が
小さく、低騒音化を実現する空気清浄化用送風機ユニッ
トを提供することができる。また、ダクトによって吹出
口をユニット本体から離して設置することができるた
め、施工性及びメンテナンス性に優れた空気清浄化用送
風機ユニットを提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態によるFFU1の構成を
示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)にお
けるB矢視図である。
示す図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)にお
けるB矢視図である。
【図2】同実施の形態によるFFU1をクリーンルーム
に使用した具体例を示すシステム構成図である。
に使用した具体例を示すシステム構成図である。
【図3】同実施の形態によるFFU1をクリーンルーム
に使用した具体例を示すシステム構成図である。
に使用した具体例を示すシステム構成図である。
【図4】同実施の形態によるFFU1をクリーンルーム
に使用した具体例を示す平面図である。
に使用した具体例を示す平面図である。
【図5】従来のFFU51の構成を示す縦断面図であ
る。
る。
1…FFU 2…ケーシング 3…パンチング材 4…HEPAフィルタ 5…シロッコファン 5a…羽根車 5b…吐出口 5c…吸込部 6…吹出口 S…天井板
Claims (2)
- 【請求項1】 天井板に取り付けられ、底部に外部の空
気を吸込む吸込口が形成されたケーシングと、 前記ケーシングの内部の前記吸込口近傍に、前記天井板
に対して平行に配置されたフィルタと、 前記ケーシング内部の前記フィルタの上方に、羽根車の
回転面が前記天井板に対して平行であって、吸込側が前
記フィルタに対向するように配置された多翼送風機とを
具備することを特徴とする空気清浄化用送風機ユニッ
ト。 - 【請求項2】 前記ケーシングに、前記多翼送風機の吐
出口からの吐出空気を搬送するダクトを接続し、前記ダ
クトの端部に吹出口を設けたことを特徴とする請求項1
記載の空気清浄化用送風機ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10252167A JP2000081231A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 空気清浄化用送風機ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10252167A JP2000081231A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 空気清浄化用送風機ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000081231A true JP2000081231A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17233431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10252167A Pending JP2000081231A (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 空気清浄化用送風機ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000081231A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005124241A1 (ja) * | 2004-06-16 | 2005-12-29 | Naka Engineering Co., Ltd. | 空気浄化装置、隔離設備および空気移送手段 |
JP2016524687A (ja) * | 2013-05-18 | 2016-08-18 | フィパック・リサーチ・アンド・ディベロップメント・カンパニー | 建造物内の空気品質を監視及び確保するための方法及び装置 |
US10528014B2 (en) | 2013-05-18 | 2020-01-07 | Fipak Research And Development Company | Method and apparatus for ensuring air quality in a building, including method and apparatus for controlling a working device using a handheld unit having scanning, networking, display and input capability |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP10252167A patent/JP2000081231A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005124241A1 (ja) * | 2004-06-16 | 2005-12-29 | Naka Engineering Co., Ltd. | 空気浄化装置、隔離設備および空気移送手段 |
JP2016524687A (ja) * | 2013-05-18 | 2016-08-18 | フィパック・リサーチ・アンド・ディベロップメント・カンパニー | 建造物内の空気品質を監視及び確保するための方法及び装置 |
US10528014B2 (en) | 2013-05-18 | 2020-01-07 | Fipak Research And Development Company | Method and apparatus for ensuring air quality in a building, including method and apparatus for controlling a working device using a handheld unit having scanning, networking, display and input capability |
US11119460B2 (en) | 2013-05-18 | 2021-09-14 | Fipak Research And Development Company | Method and apparatus for ensuring air quality in a building, including method and apparatus for controlling a working device using a handheld unit having scanning, networking, display and input capability |
US11703816B2 (en) | 2013-05-18 | 2023-07-18 | Fipak Research And Development Company | Method and apparatus for ensuring air quality in a building, including method and apparatus for controlling a working device using a handheld unit having scanning, networking, display and input capability |
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