JP2000081177A - 泥水管用の継手、および泥水管ユニット - Google Patents

泥水管用の継手、および泥水管ユニット

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JP2000081177A
JP2000081177A JP10267290A JP26729098A JP2000081177A JP 2000081177 A JP2000081177 A JP 2000081177A JP 10267290 A JP10267290 A JP 10267290A JP 26729098 A JP26729098 A JP 26729098A JP 2000081177 A JP2000081177 A JP 2000081177A
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engaging
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Yousuke Nakamura
容弼 中村
Isao Kodera
伊佐夫 小寺
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MITSUDA KOGYO KK
Original Assignee
MITSUDA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 泥水管どうしの接続を少ない手間で容易に行
うことができ、しかもシ―ルリングを交換するだけで、
何度でも繰り返して使用できる継手を提供する。 【解決手段】 内面に嵌合穴面19を有する雌継手13
と、周面に嵌合軸面14を有する雄継手12とで継手を
構成する。嵌合軸面14と嵌合穴面19との間にシ―ル
リング20を配置して、両者の嵌合隙間を封止する。雌
継手13の開口内面に、係合溝22と、係合口23を設
ける。雄継手12の周面に係合片17を設ける。雄継手
12を雌継手13に差し込み嵌合した状態おいて、係合
片17を係合口23から係合溝22内へ挿嵌し、係合溝
22に沿って周回変位させて、両継手12、13の連結
状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、泥水式シ−ルド
堀進機において使用される泥水管用の継手と、この継手
が一体に設けてある泥水管ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】泥水式シ−ルド堀進機は、例えば特開平
9−32466号公報や、特開平9−176626号公
報に公知である。この種の堀進工法においては、堀進機
の堀進量が一定量に達するごとに、ヒュ−ム管を継ぎ足
し、さらに送泥用と排泥用の泥水管をそれぞれ継ぎ足
す。泥水管の接続部分から泥水が洩れるのを防ぐため
に、従来は図9〜図11に示す継手を用いている(文献
不祥)。
【0003】図9および図10に示す継手においては、
泥水管40の接合端に張り出したフランジ41、41ど
うしを接合し、両フランジ41、41の外面に断面コ字
形のシ−ルリング42を外嵌装着する。そのうえで、半
円リング状の一対のホルダ−43をシ−ルリング42に
被せ付け、ホルダ−43どうしをボルト44、45およ
びナット46、47で締結して、泥水管40の接続と接
続部分のシ−ルとを行っている。各ホルダ−43の内周
面には、シ−ルリング42を締め付けるリング溝48が
凹み形成してある。
【0004】図11に示す継手は、断面C字形のケ−ス
49の内面複数個所にシ−リング42を配置し、ケ−ス
49の周方向端縁間を、内外に重さなる閉止舌片50、
50で塞いで構成する。ケ−ス49の周方向端縁には、
一対の締結軸51、52が回転自在に支持してあり、一
方の締結軸51に挿通したボルト53を他方の締結軸5
2にねじ込むことにより、ケ−ス49を縮径状に弾性変
形させて、シ−ルリング42を泥水管40の周面に密着
させることができる。図示していないが、泥水管40の
周面には、ケ−ス49の管軸方向へのずれ動きを防ぐ突
壁が周囲状に形成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半円リング状の一対の
ホルダ−43で構成した継手は、隣接する泥水管40、
40のフランジ41、41どうしを接合しながらシ−ル
リング42を無理に外嵌装着する必要があるので、シ−
ルリング42の装着に多くの手間を要するうえ、装着時
にシ−ルリング42を傷付けるおそれがある。シ−ルリ
ング42を装着した後にも、ホルダ−43を2組のボル
ト44、45で締結する必要があり、全体として泥水管
40の接続作業が煩しい。また、泥水管40の周面に継
手が大きく張り出るので、堀進機の堀進方向をモニタ−
するレ−ザ−光の光路と継手とが干渉しやすい。
【0006】後者の継手は、上記の継手に比らべてより
少ない手間で泥水管40を接続できる。具体的には、拡
径状態のケ−ス49を前段の泥水管40に外嵌した後、
後段の泥水管40をケ−ス49に差し込み、両泥水管4
0、40の端部同志を突き合わせる。この状態でボルト
53を締め込むことにより、隣接する泥水管40、40
をそれぞれシ−ルリング42で抱持固定し、密封でき
る。問題は、シ−ルリング42自体が泥水管40を抱持
固定するための構造体を兼ねているので、そのシ−ル面
が劣化しやすく、継手を繰り返えし使用しにくい点にあ
る。実際の作業現場においては、継手のシ−ル破壊を確
実に避ける必要上、2〜3回の使用回数ごとに継手を更
新している。また、更新時には継手全体を消耗品として
処分しており、その単価が高価であるために、継手更新
に要する費用が高く付く。
【0007】この発明の目的は、泥水管の接続をより少
ない手間で簡単に行えるうえ、安価なシ−ルリングを交
換するだけで繰り返し使用できる泥水管用の継手を提供
することにある。この発明の他の目的は、泥水管の両端
に継手が設けてあり、従って新規な泥水管を前段の泥水
管に対して極く簡単に接続し、あるいは分離できる泥水
管ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の泥水管用の継
手は、それぞれ泥水管11の端部に装着される筒状の雄
継手12および雌継手13とからなる。雄継手12の筒
周面と、雌継手13の筒内面のそれぞれには、互いに嵌
合する嵌合軸面14と嵌合穴面19が設けられている。
嵌合軸面14と嵌合穴面19の少なくともいずれか一方
に、両者14、19の嵌合隙間を水密状に封止するシ−
ルリング20が装着される。雄継手12を雌継手13に
差し込み嵌合した状態において、両継手12、13を分
離不能に係合連結するための連結機構Cを両継手12、
13の間に設ける。連結機構Cは、一方の継手13に形
成した周方向の係合溝22、および係合溝22に連続し
て溝側壁に開口した係合口23と、他方の継手12に突
出形成されて、係合口23を介して係合溝22と係合す
る係合片17とで構成する。
【0009】具体的には、雌継手13の嵌合始端側の開
口内面に、係合溝22を周回状に形成し、この係合溝2
2の周方向一個所に係合口23を開口する。雄継手12
の嵌合軸面14に隣接して係合片17を突設する。
【0010】別の継手においては、雄継手12の嵌合軸
面14に隣接して、嵌合軸面14より大径の係合軸部1
5を設ける。係合軸部15の周面に係合溝22と係合口
23を形成する。雌継手13の嵌合始端側の開口内面に
係合片17を突設する。
【0011】嵌合軸面14と嵌合穴面19のいずれか一
方に、複数個のシールリング20、20を配置し、嵌合
奥端寄りのシールリング20の締め代を、嵌合始端寄り
のシールリング20の締め代に比べて大きく設定する。
【0012】この発明の泥水管ユニットは、泥水管11
と、泥水管11の両端にそれぞれ固定される筒状の雄継
手12および雌継手13とからなる。雄継手12の筒周
面と、雌継手13の筒内面のそれぞれに、互いに嵌合す
る嵌合軸面14と嵌合穴面19を設ける。嵌合軸面14
と嵌合穴面19の少なくともいずれか一方に、両者1
4、19の嵌合隙間を水密状に封止するためのシ−リン
グ20を装着する。雄継手12を雌継手13に差し込み
嵌合した状態において、両継手12、13を分離不能に
係合連結するための連結機構Cを両継手12,13の間
に設ける。連結機構Cは、一方の継手13に形成した周
方向の係合溝22、および係合溝22に連続して溝側壁
に開口した係合口23と、他方の継手12に突出形成さ
れて、係合口23を介して係合溝22と係合する係合片
17とで構成する。
【0013】具体的には、雌継手13の嵌合始端側の開
口内面に、係合溝22を周回状に形成し、この係合溝2
2の周方向一個所に係合口23を開口する。雄継手12
の嵌合軸面14に隣接して係合片17を突設する。
【0014】別の泥水管ユニットにおいては、雄継手1
2の嵌合軸面14に隣接して、嵌合軸面14より大径の
係合軸部15を設ける。係合軸部15の周面に係合溝2
2と係合口23を形成する。雌継手13の嵌合始端側の
開口内面に係合片17を突設する。
【0015】泥水管11の両端に、雄継手12と雌継手
13をそれぞれ溶接して泥水管ユニットを構成する。あ
るいは、泥水管11の両端に、雄継手12と雌継手13
をそれぞれねじ30を介して固定して泥水管ユニットを
構成する。
【0016】雄継手12と雌継手13の少なくともいず
れか一方の周面に、隣接する泥水管ユニット10、10
どうしを連結固定する連結板25を突設する。
【0017】
【作用及び効果】使用時には、雄継手12の嵌合軸面1
4を雌継手13の嵌合穴面19に差し込み、さらに係合
片17を係合口23から係合溝22内に差し込み、両継
手12、13を相対回動して、係合片17を係合口23
から遠ざける。このように。一方の継手を他方に差し込
んだ後、両継手を相対回動するだけで泥水管11を連結
できるので、ねじを用いて管連結を行う従来の継手に比
らべて泥水管11の接続に要する手間を著しく軽減でき
る。
【0018】泥水管11を連結した状態においては、嵌
合軸面14と嵌合穴面19との間に設けたシ−ルリング
20が弾性変形されて、両継手12、13の間の嵌合隙
間を封止するので、泥水が接続部から洩れるのを確実に
防止できる。このように、雌雄一対の継手12、13
に、シ−ルリング20と連結機構Cを個別に設けて泥水
管11を連結すると、シ−ルリング20に過剰な締結力
が作用するのを阻止できるので、シ−ルリング20が早
期に劣化するのを防止できる。また、シ−ルリング20
を交換すれば、継手の封止機能を再生できるので、継手
を幾度でも繰り返えし使用できる。従って、早めにシ−
ルリング20を交換したとしても、そのコストを最小限
化できる。
【0019】複数個のシ−ルリング20、20のうち、
嵌合奥端寄りのシ−ルリング20の締め代を、嵌合始端
寄りのシ−ルリング20の締め代より大きく設定する
と、雄継手12が最初に嵌合する側のシ−ルリング20
の変形量を大きくできるので、雄継手12を雌継手13
に対してより簡単に差し込み嵌合できる。
【0020】泥水管11の両端に雄継手12と雌継手1
3を固定した泥水管ユニットによれば、堀進機の堀進量
が一定量に達するごとに、新規な泥水管ユニットを前段
の泥水管ユニットに差し込み嵌合して、周方向へ回動操
作するだけで泥水管どうしを簡単に連結できる。また、
施工現場において、各継手12、13を泥水管11に対
して組み付ける必要がないので、その分だけ施工の手間
を減少できる。なお、泥水管ユニットは、泥水管11の
両端に雄継手12と雌継手13を固定する形態と、泥水
管11の両端に雄継手12のみ、あるいは雌継手13の
みを固定する形態のいずれであっても支障なく使用でき
るが、前者形態の泥水管ユニットは、一種類の管ユニッ
トのみを用意すればよく、管ユニットの保管時の管理や
施工現場への資材搬入時の管理を容易化できる。
【0021】各継手12、13を泥水管11に対してね
じ30を介して固定した泥水管ユニット10によれば、
例えば嵌合軸面14や嵌合穴面19が傷付けられて十分
なシ−ル作用を発揮できなくなったような場合に、雄継
手12や雌継手13を泥水管11から取り外して、新規
な継手と交換することにより、泥水管ユニットを再使用
できる。
【0022】隣接する泥水管ユニット10どうしを連結
板25を介して締結固定すると、個々の泥水管ユニット
10が外部振動を受けて回転するのを阻止できる。従っ
て、係合片17が係合口23から抜け出して、泥水管ユ
ニット10どうしの接続が解除されるのを阻止できる。
【0023】
【実施例】(実施例1)図1ないし図5はこの発明に係
る継手管ユニットの実施例を示す。図2に、本発明の継
手管ユニットが適用される泥水式シ−ルド堀進機の一例
を示している。図2において、符号1は先端に回転堀削
機2が設けてある堀進ユニットであり、堀進ユニット1
に連続してヒュ−ム菅3が接続してある。堀進ユニット
1は、立杭内に設置した油圧駆動の推進装置4で、ヒュ
−ム菅3を介して土中に押し込まれながら、回転堀削機
2を回転駆動して掘削を行う。このとき、ベントナイト
等の微細土粒子分散液からなる泥水を、回転掘削機2の
掘削部分へ加圧送給して、切羽を安定化する。そのため
に、ヒュ−ム管3の内部に送泥用の泥水路5を配置す
る。さらに掘削された土砂と共に泥水を回収するため
に、排泥用の泥水路6を先の泥水路5と平行に配置す
る。
【0024】上記の各泥水路5、6は、それぞれ図3に
示す泥水管ユニット10を接続して構成する。泥水管ユ
ニット10は、鋼管ないしはスパイラル鋼管からなる泥
水管11と、泥水管11の一端および他端にそれぞれ溶
接した、雄継手12および雌継手13などで構成する。
【0025】図4において、雄継手12は、両端が開口
する筒状体からなり、厚肉鋼管を素材にして掘削形成す
る。雄継手12の周面には、雌継手13に差し込み嵌合
される嵌合軸面14と、係合軸部15と、連結軸部16
とが多段軸状に形成してある。さらに、係合軸部15の
嵌合軸面14との隣接端に、後述する連結機構Cを構成
するための係合片17を突設する。雄継手12は、連結
軸部16側の開口端を泥水管11に溶接する。嵌合軸面
14は、後述するシ−ルリング20と接当して泥水を封
止する。そのために、他の軸部15、16に比らべてよ
り高度の加工を施して平滑化しておく。
【0026】図5において、雌継手13は、両端が開口
する筒状体からなり、厚肉鋼管を素材にして施削形成す
る。雌継手13の内面には、先の嵌合軸面14と嵌合す
る嵌合穴面19を形成し、その中途部に2個のシ―リン
グ20、20用の装填溝21、21を周回状に凹み形成
する。先の雄継手12と雌継手13とは、嵌合軸面14
を嵌合穴面19に差し込み嵌合することにより接続さ
れ、この接続状態を維持するために連結機構Cを設け
る。
【0027】連結機構Cは、雌継手13の嵌合始端側の
開口内面に周回状に凹み形成した係合溝22と、この溝
22の継手開口側の溝側壁に開口した係合口23と、雄
継手12に設けた係合片17とで構成する。雄継手12
を雌継手13に嵌合した後、係合片17を係合口23か
ら係合溝22内へ差し込む。この状態で雄継手12を左
右いずれかへ回動操作することにより、両継手12、1
3の連結状態を維持できる。なお、係合溝22の溝幅
は、係合片17の軸心方向の幅寸法より僅かに多く設定
しておく。泥水管ユニット10を次々に接続した場合
の、ヒュ−ム管3の長さと、各泥水路5、6の長さのず
れを吸収するためである。
【0028】雌継手13の嵌合穴面19及び装填溝21
にグリ―スを塗布した後、各溝21にシ―ルリング20
を装填する。シ―ルリング20は、市販品であるゴム製
のOリングであって、装填状態において、その周面の一
部が嵌合穴面19よりも内方へ突出する。2個の装填溝
21、21のうち、係合溝22と隣接する側の装填溝2
1の溝幅は、嵌合奥端側の装填溝21の溝幅よりも僅か
に大きく設定してある。そのため、前者装填溝21に装
着したシ―リング20の変形許容量は、後者のそれより
大きく、嵌合軸面14が通過するときの抵抗を小さくで
きる。
【0029】換言すると、嵌合奥端寄りのシ―ルリング
20の締め代(挿嵌抵抗)が、嵌合始端寄りのシ―ルリ
ング20の締め代より大きい。従って、雄継手12を雌
継手13に嵌合する際には、嵌合軸面14の軸端が最初
のシ―ルリング20を通過するときの嵌合抵抗を小さく
でき、ある程度嵌合姿勢が矯正された状態で、嵌合軸面
14が嵌合奥端側のシ―ルリング20を通過するので、
両継手12、13の接合を確実に行える。シ―ルリング
20が傷付いたり、装填溝21から抜け出ることもな
い。
【0030】(実施例2)図6及び図7は、泥水管ユニ
ット10の別の実施例を示す。そこでは、泥水管ユニッ
ト10の雌継手13の外面に連結板25を溶接して、隣
接する泥水管ユニット10、10の連結板25どうし
を、ボルト26、及びナット27で締結することによ
り、送泥用と排泥用の各管ユニット10、を相対遊動不
能に固定できるようにした。このように隣接する管ユニ
ット10、10を固定すると、前段の管ユニット10に
対して、後段の管ユニット10が相対回転するのを阻止
できるので、使用時の外部振動を受けて管ユニット10
が回動し、その係合片17が係合口23から抜けでるの
を阻止できる。なお、連結板25には、2個の穴が通設
してあるが、その一方の穴は連結板25の軸方向の位置
を合致させるための、ずれ修正穴として使用し、管端側
の穴に挿通したボルト26で連結板25どうしを締結す
る。また、連結板25は、係合口23と同じ位相位置に
設けておき、各管ユニット10、10を連結した状態に
おいて、各係合片17、17を上下外向きに指向させる
ようにしている。
【0031】(実施例3)図8に連結機構Cを変更した
泥水管ユニット10の別の実施例を示す。そこでは、雄
継手12の係合軸部15を増径し、その周面に係合溝2
2と係合口23とを形成した、さらに、雌継手13の開
口内面に、係合軸部15に外嵌できる連結穴29を形成
し、連結穴29の内面一個所に係合片17を突設した。
また、この実施例では、雄継手12および雌継手13の
それぞれを、泥水管11に対してねじ30を介して連結す
るようにした。このように、ねじ30を介して各継手1
2、13を連結すると、例えば嵌合軸面14や嵌合穴面
19が傷付いた場合に、各継手12、13を泥水管11
から外して交換することができる。
【0032】上記以外に、係合片17と係合口23は、
それぞれ複数個設けることができる。係合溝22は、必
ずしも周回状に形成する必要はない。シ―ルリング20
はオイルシ―ル状の成形パッキンで形成してあってもよ
い。なお、両継手12、13は単独で販売でき、購入者
自身が適合する泥水管11に装着して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】泥水管の継手構造を示す断面図である。
【図2】泥水式シ―ルド掘進機の概略説明図である。
【図3】泥水管ユニットの正面図である。
【図4】雄継手の断面図と側面図である。
【図5】雌継手の断面図と側面図である。
【図6】泥水管ユニットの別の実施例を示す継手部分の
正面図である。
【図7】図6におけるA−A線断面図である。
【図8】連結機構の別の実施例を示す断面図である。
【図9】従来の継手を示す断面図である。
【図10】従来の継手を示す正面図である。
【図11】従来の別の継手を示す側面図である。
【符号の説明】
10………泥水管ユニット、11………泥水管、12…
……雄継手、13………雌継手、14………嵌合軸面、
17………係合片、19………嵌合穴面、20………シ
―ルリング、22………係合溝、23………係合口、C
………連結機構。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ泥水管11の端部に装着される
    筒状の雄継手12および雌継手13とからなり、 雄継手12の筒周面と、雌継手13の筒内面のそれぞれ
    に、互いに嵌合する嵌合軸面14と嵌合穴面19が設け
    られており、 嵌合軸面14と嵌合穴面19の少なくともいずれか一方
    に、両者14、19の嵌合隙間を水密状に封止するシ−
    ルリング20が装着されており、 雄継手12を雌継手13に差し込み嵌合した状態におい
    て、両継手12、13を分離不能に係合連結する連結機
    構Cが両継手12、13の間に設けられており、 連結
    機構Cが、一方の継手13に形成した周方向の係合溝2
    2、および係合溝22に連続して溝側壁に開口した係合
    口23と、他方の継手12に突出形成されて、係合口2
    3を介して係合溝22と係合する係合片17とで構成し
    てある泥水管用の継手。
  2. 【請求項2】 雌継手13の嵌合始端側の開口内面に、
    係合溝22が周回状に形成され、この係合溝22の周方
    向一個所に係合口23が開口されており、 雄継手12の嵌合軸面14に隣接して係合片17が突設
    してある請求口1記載の泥水管用の継手。
  3. 【請求項3】 雄継手12の嵌合軸面14に隣接して、
    嵌合軸面14より大径の係合軸部15が設けられてお
    り、 係合軸部15の周面に係合溝22と係合口23が形成さ
    れており、雌継手13の嵌合始端側の開口内面に係合片
    17が突設してある請求項1記載の泥水管用の継手。
  4. 【請求項4】 嵌合軸面14と嵌合穴面19のいずれか
    一方に、複数個のシールリング20、20が配置されて
    おり、 嵌合奥端寄りのシールリング20の締め代が、嵌合始端
    寄りのシールリング20の締め代に比べて大きく設定し
    てある請求項1、2または3記載の泥水管用の継手。
  5. 【請求項5】 泥水管11と、泥水管11の両端にそれ
    ぞれ固定される筒状の雄継手12および雌継手13とか
    らなる泥水菅ユニットであって、 雄継手12の筒周面と、雌継手13の筒内面のそれぞれ
    に、互いに嵌合する嵌合軸面14と嵌合穴面19が設け
    れており、 嵌合軸面14と嵌合穴面19の少なくともいずれか一方
    に、両者14、19の嵌合隙間を水密状に封止するシ−
    リング20が装着されており、 雄継手12を雌継手13に差し込み嵌合した状態におい
    て、両継手12、13を分離不能に係合連結する連結機
    構Cが両継手12,13の間に設けられており、 連結
    機構Cが一方の継手13に形成した周方向の係合溝2
    2、および係合溝22に連続して溝側壁に開口した係合
    口23と、他方の継手12に突出形成されて、係合口2
    3を介して係合溝22と係合する係合片17とで構成し
    てある泥水菅ユニット。
  6. 【請求項6】 雌継手13の嵌合始端側の開口内面に、
    係合溝22が周回状に形成され、この係合溝22の周方
    向一個所に係合口23が開口されており、 雄継手12の嵌合軸面14に隣接して係合片17が突設
    してある請求項5記載の泥水管ユニット。
  7. 【請求項7】 雄継手12の嵌合軸面14に隣接して、
    嵌合軸面14より大径の係合軸部15が設けられてお
    り、 係合軸部15の周面に係合溝22と係合口23が形成さ
    れており、 雌継手13の嵌合始端側の開口内面に係合片17が突設
    してある請求項5記載の泥水管ユニット。
  8. 【請求項8】 泥水管11の両端に、雄継手12と雌継
    手13がそれぞれ溶接してある請求項5、6、または7
    記載の泥水管ユニット。
  9. 【請求項9】 泥水管11の両端に、雄継手12と雌継
    手13がそれぞれねじ30を介して固定してある請求項
    5、6、または7記載の泥水管ユニット。
  10. 【請求項10】 雄継手12と雌継手13の少なくとも
    いずれか一方の周面に、隣接する泥水管ユニット10、
    10どうしを連結固定する連結板25が突設してある請
    求項5、6、7、8、または9記載の泥水管ユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174095A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Best Eng:Kk 泥水式シールド掘進機における泥水管の連結構造
CN103307377A (zh) * 2013-06-07 2013-09-18 湖州师范学院 一种带空腔的保健软木密封引水插头
KR101607825B1 (ko) * 2014-12-17 2016-04-01 하준수 필라멘트 와인딩용 파이프의 연결장치 및 이를 이용한 연결방법
CN106287013A (zh) * 2016-09-22 2017-01-04 姜考成 一种全铠甲排泥管及其生产方法

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