JP2000337095A - 鋼管セグメント - Google Patents

鋼管セグメント

Info

Publication number
JP2000337095A
JP2000337095A JP11147556A JP14755699A JP2000337095A JP 2000337095 A JP2000337095 A JP 2000337095A JP 11147556 A JP11147556 A JP 11147556A JP 14755699 A JP14755699 A JP 14755699A JP 2000337095 A JP2000337095 A JP 2000337095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
shaped segment
arc
tunnel
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11147556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3264436B2 (ja
Inventor
Yasunori Kondo
保徳 近藤
Hisao Manabe
尚男 真鍋
Mitsuo Shimizu
光雄 清水
Yoshio Sakai
義雄 酒井
Toshiichi Masuda
敏一 増田
Tadashi Teramoto
正 寺本
Hiroyuki Imashio
宏之 今塩
Hiroyuki Kawaguchi
博行 川口
Ryunosuke Kajima
竜之介 鹿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Shimizu Construction Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Shimizu Corp
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Kawasaki Heavy Industries Ltd, Shimizu Corp, Kawasaki Steel Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP14755699A priority Critical patent/JP3264436B2/ja
Publication of JP2000337095A publication Critical patent/JP2000337095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3264436B2 publication Critical patent/JP3264436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】鋼管セグメントを搬送する為の周辺設備を簡単
化し、組立性に優れた鋼管セグメントを提供する。 【解決手段】自由状態のC型セグメント22の曲率半径
を、トンネルの内面に組付けた鋼管セグメント15の曲
率半径よりも小さく設定し、C型セグメント22と弧型
セグメント31の周方向接続端部に、ピース間差込み継
手32を設け、C型セグメント22の軸方向接続端部
と、弧型セグメント31の軸方向接続端部とに、リング
間差込み継手35を夫々設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、シールド掘進機
で掘削したトンネルの内面を覆工する為の鋼管セグメン
トに関し、特に鋼管セグメントを搬送する為の周辺設備
を簡単化し、組立性に優れた鋼管セグメントに関する。
【0002】
【従来の技術】 各種のシールド坑(上下水道用トンネ
ル、地下鉄用トンネル、通信ケーブル用トンネル、共同
溝用トンネルなど)をシールド工法により構築する為の
掘削装置としてシールド掘進機が広く実用に供されてい
る。このシールド掘進機は、一般に、掘進機本体と、こ
の掘進機本体の前端部に回転可能に設けられたカッター
ヘッドと、カッターヘッドを正逆回転駆動する駆動機構
と、掘進機本体の外面部の後胴内に配設されトンネル軸
方向(以後、単に軸方向という)に所定長さ掘削する毎
に、トンネル内面を複数のセグメントで順次覆工してい
く為のエレクター装置と、複数のシールドジャッキと、
排土設備等を有する。シールドジャッキは、既設セグメ
ントの前端に反力をとりシールド掘進機を掘進させる。
排土設備は、カッターヘッドで掘削した掘削土やその掘
削土を含む泥水を地上へ搬出する機能を有する。
【0003】ところで、前記セグメントとして、これま
でトンネル軸心方向に所定長さでトンネル内周面を周方
向に複数分割(一般的に6分割または7分割)した大き
さのコンクリート製セグメントが適用されてきたが、1
リング分のセグメントを組立てるのにボルト等を含む多
数の接合部品が必要になりボルト接合作業等も分割数が
多い程負荷が多くなるため、セグメントの組付けに要す
るシールド掘進機の掘進停止時間が長くなり工期が長く
なるという問題があった。そこで、コンクリート製セグ
メントに代わり、部品点数が比較的少なく組立性に優れ
た鋼管セグメントが提案されている。
【0004】例えば、特開平10−140995号公報
には、リングを周方向に2分割した断面C形のC型セグ
メントと断面円弧形の弧型セグメントとをボルトにより
接合して1リング分の鋼管セグメントに組立てる技術が
記載されている。このC型セグメントの曲率半径は、自
由状態においてトンネル内面の曲率半径とほぼ同寸法に
設定されているので、搬送時等トンネルの内面に組付け
る前は常にC型セグメントを縮径状態に保持する保持治
具が必要である。
【0005】更に前記公報には、トンネル径よりも小さ
い径のリング状の鋼管に周方向1カ所軸方向向きのスリ
ット(分断個所)を入れたスリット管を備え、このスリ
ット管を拡径装置により予め拡径させてトンネル内面の
曲率半径とほぼ同寸法のC型セグメントとし、このC型
セグメントと弧型セグメントとを双方のフランジ部を介
してボルトにより接合して1リング状の鋼管セグメント
に組立てる技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前記特開平10−1
40995号公報の鋼管セグメントでは、搬送時等トン
ネルの内面に組付ける前は常にC型セグメントを縮径状
態に保持しなければならず、保持治具にC型セグメント
の接続フランジ部を縮径状態で強固に保持しC型セグメ
ントを弾性変形させておくことが必要になる。このよう
に組付ける前のC型セグメントの取扱いが煩雑化するた
め、周辺設備が複雑化し、C型セグメントの縮径状態が
不意に解除されると安全面でも問題がある。
【0007】また、スリット管を備えた鋼管セグメント
では、拡径装置により、C型セグメントの曲率半径がト
ンネル内面の曲率半径とほぼ同寸法になるようにC型セ
グメントを予め拡径させ、この拡径状態においてトンネ
ル内を搬送し弧型セグメントと接合しなければならな
い。それ故、拡径装置が複雑化し周辺設備の費用が高く
つく等の問題がある。更に、拡径装置によりC型セグメ
ントの拡径状態を微調整しつつ弧型セグメントと接合す
るため、組付け性に劣り作業能率が悪い。
【0008】本発明の目的は、鋼管セグメントを搬送す
る為の周辺設備を簡単化し、組立性に優れた鋼管セグメ
ントを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の鋼管セグメ
ントは、シールド掘進機で掘削したトンネルの内面を覆
工する為の鋼管セグメントにおいて、1リング分の鋼管
セグメントは、そのリングを周方向に2分割した断面C
形のC型セグメントと断面円弧型の弧型セグメントとを
有し、トンネルの内面に組付ける前の自由状態のC型セ
グメントの曲率半径を、トンネルの内面に組付けた鋼管
セグメントの曲率半径よりも小さく設定し、これらC型
セグメントと弧型セグメントの周方向接続端部に、隣接
するセグメントがトンネル径方向に位置ズレしないよう
に規制する、ピース間差込み継手を設け、トンネル軸方
向に隣接して互いに接続されるC型セグメントの軸方向
接続端部と、トンネル軸方向に隣接して互いに接続され
る弧型セグメントの軸方向接続端部とに、隣接するセグ
メントがトンネル径方向に位置ズレしないように規制す
るリング間差込み継手を夫々設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】トンネル内面を鋼管セグメントで覆工する
際には、シールド掘進機の掘削を停止し、シールド掘進
機の前端から受ける土水圧荷重を例えば反力受けストッ
パー装置を介して覆工済みセグメントに受ける。次に、
例えば弧型セグメントをエレクター装置に供給するため
に所定位置に仮置きしておき、この状態でC型セグメン
トをエレクター装置に供給して覆工済みの鋼管セグメン
トに組付ける。次に、弧型セグメントを複数のシールド
ジャッキにて押動しC型セグメントに組付けリング状に
する。
【0011】特に自由状態のC型セグメントの曲率半径
を、トンネルの内面に組付けた鋼管セグメントの曲率半
径よりも小さく設定し、隣接するセグメントがトンネル
径方向に位置ズレしないように規制するピース間差込み
継手を設けたので、C型セグメントを径拡大方向に弾性
変形させた状態で弧型セグメントに係合させリング状の
鋼管セグメントにすることができる。C型セグメントを
搬送中に縮径状態に強固に保持する必要がなく、例えば
セグメント搬送装置からエレクター装置へC型セグメン
トを移載するのが容易になり搬送系の構造も簡単化す
る。更に、リング間差込み継手により、軸方向に隣接す
る鋼管セグメント同士を滑らかに接続することができ
る。
【0012】請求項2の鋼管セグメントは、請求項1の
発明において、前記ピース間差込み継手は、C型セグメ
ントの周方向接続端部の内向き傾斜端面部と、その内向
き傾斜端面部に係合する弧型セグメントの周方向接続端
部の外向き傾斜端面部と、C型セグメントの周方向接続
端部の内面に固着されて弧型セグメントを内側から規制
する規制板とを有することを特徴とするものである。
【0013】つまり、弧型セグメントの曲率半径は自由
状態のC型セグメントの曲率半径よりも大きく設定さ
れ、C型セグメントと弧型セグメントとを係合させる
際、両者の曲率半径が同一寸法となるので、C型セグメ
ントが弾性変形した状態でC型セグメントの内向き傾斜
端面部が、弧型セグメントの外向き傾斜端面部に係合
し、規制板でもって弧型セグメントが内向きに外れよう
とするのを規制することができる。
【0014】請求項3の鋼管セグメントは、請求項1又
は2の発明において、前記リング間差込み継手は、C型
セグメント又は弧型セグメントの軸方向接続端部のうち
のトンネル切羽側の接続端部に形成された内向き傾斜端
面部及びトンネル切羽と反対側の接続端部に形成された
外向き傾斜端面部と、C型セグメント又は弧型セグメン
トの軸方向接続端部のうちのトンネル切羽側の接続端部
の内面に固着されて隣接のセグメントを内側から規制す
る規制板とを有することを特徴とするものである。
【0015】C型セグメントと弧型セグメントを覆工済
みセグメントに続けて切羽側に覆工する際、トンネル切
羽側の内向き傾斜端面部に対してトンネル切羽と反対側
の外向き傾斜端面部が係合し、規制板でもってC型セグ
メントまたは弧型セグメントがトンネル径方向に位置ズ
レして外れたりするのを防止することができる。
【0016】請求項4の鋼管セグメントは、請求項2ま
たは3の発明において、前記差込み継手における内向き
傾斜端面部と外向き傾斜端面部間にシール部材が装着さ
れていることを特徴とするものである。差込み継手のシ
ール部材により止水性を高め、地山からの水の流入を防
ぐことができる。
【0017】請求項5の鋼管セグメントは、請求項1〜
4の何れかの発明において、前記弧型セグメントは、そ
の周方向幅がトンネル切羽側が広く且つトンネル切羽側
と反対側が狭いほぼ台形状に形成されたことを特徴とす
るものである。C型セグメントの1対の内向き傾斜端面
部間に、弧型セグメントをシールドジャッキにより挿嵌
することができる。このとき、弧型セグメントが前記の
ような台形状に形成されているので、弧型セグメントが
周方向に多少位置ズレしていても、この位置ズレを解消
しつつ簡単に挿嵌することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、図1に示す
シールド掘進機1にて掘削したトンネル内面を覆工する
鋼管セグメントについて説明する。最初に、シールド掘
進機1について説明し、次に鋼管セグメントについて説
明する。尚、掘進方向に向ったときの前後左右方向を前
後左右方向として説明する。
【0019】図1に示すように、シールド掘進機1は、
掘進機本体2と、この掘進機本体2の外面部の前胴3及
び後胴4と、掘進機本体2の前端部に回転可能に設けら
れたカッターヘッド5と、このカッターヘッド5を回転
駆動する為のヘッド駆動機構6と、複数本のシールドジ
ャッキ7と、エレクター装置8と、スクリューコンベヤ
9,ベルトコンベヤ10を含む排土設備11等を有す
る。ヘッド駆動機構6は、複数の油圧モータ6a等から
なり、前胴3内部の鉛直の隔壁12に一体的に固定され
てカッターヘッド5を正逆回転駆動する。尚、スクリュ
ーコンベヤ9の前端は、隔壁12に前方下がり傾斜状に
固定されてチャンバー13に連通され、排土口9aを備
えたスクリューコンベヤ9の後端部は、ベルトコンベヤ
10に連結されている。
【0020】図1、図2に示すように、後胴4の内面に
は、リングウェブ14が突設され、複数のシールドジャ
ッキ7はこのリングウェブ14に周方向適当間隔置きに
後方向きに装着されている。これらシールドジャッキ7
は、掘進時には覆工済みの鋼管セグメント15の前端に
反力を取り掘進機本体2を前進させ、鋼管セグメント1
5の組付けの際には、エレクター装置8で組付けられ鋼
管セグメント15の前端を押圧して後方移動させる。こ
の組付時において、カッターヘッド5に作用する土水圧
荷重を、覆工済みの鋼管セグメント15の内部に配置さ
れた反力受けストッパー装置16とスクリューコンベヤ
9を介して覆工済みの鋼管セグメント15で支持するよ
うになっている。
【0021】図1、図10に示すように、反力受けスト
ッパー装置16は、支持台車17と反力受けストッパー
18と連結部材19とを有する。支持台車17の下面に
は、前後1対左右1対計4個の車輪17aが設けられ、
覆工済みの鋼管セグメント15の内面には、掘進方向に
沿って1対のレール20が平行に敷設され、支持台車1
7は、1対のレール20上に車輪17aにより移動可能
に載置され、反力受けストッパー18はこの支持台車1
7に支持されている。反力受けストッパー18は、左右
に伸縮自在な左右1対のストッパ部材18aを1対の油
圧シリンダ(図示略)により伸縮するように構成され、
これらストッパ部材18aを覆工済みの鋼管セグメント
15の内面に強く押圧させることで、前述のように土水
圧荷重を覆工済みの鋼管セグメント15で支持すること
ができる。支持台車17を掘進機本体2に固定する為
に、支持台車17が連結部材19でスクリューコンベヤ
9に適宜連結解除可能に連結されている。
【0022】図1、図2、図15に示すように、エレク
ター装置8のエレクタ本体8aには拡張装置21が設け
られ、拡張装置21は、鋼管セグメント15のうちのC
型セグメント22を保持し且つ自由状態から拡径状態に
する機能を有する。尚、エレクター装置8の付近の覆工
済みの鋼管セグメント15内の上部から後方向きにロー
ラコンベヤ等のセグメント搬送装置23が設置され、こ
のセグメント搬送装置23の後方には、セグメント搬送
台車24が前後方向に移動可能に設置されている。尚、
セグメント搬送装置23の下方には、複数の後方台車2
5が前後方向に連結されてレール20上に移動可能に設
置され、これら後方台車25の上面には、排土を搬送す
るベルトコンベヤ10が設置されている。各後方台車2
5の側面には、断面略L字形状の枠部材25aが突設さ
れて作業通路が形成されている。
【0023】図1、図7に示すように、セグメント搬送
台車24は、搬送フレーム26と車輪27とセグメント
保持ロッド28とを有する。搬送フレーム26は覆工済
みの鋼管セグメント15の内面に沿って正面視略C字形
状に且つ側面視略矩形状に形成されている。搬送フレー
ム26はC字の開口を下方に向けて配設され、この搬送
フレーム26のC字の開口端部付近に設けられた車輪2
7が搬送フレーム26を前後方向に移動可能にし、搬送
フレーム26の前端部には、複数本体保持ロッド28が
前方に向け突設されている。尚、29は配管類,30
は、配管類29等のサポート部材である。
【0024】次に、鋼管セグメント15について説明す
る。図3、図4に示すように、1リング分の鋼管セグメ
ント15は、そのリングを周方向に2分割した断面C形
のC型セグメント22と、断面円弧形の弧型セグメント
31とを有する。C型セグメント22のトンネル内搬送
を容易にする為に、トンネルの内面に組付ける前の自由
状態のC型セグメント22の曲率半径は、トンネルの内
面に組付けた鋼管セグメント15の曲率半径よりも小さ
く設定されている。
【0025】図3、図4、図5に示すように、C型セグ
メント22と弧型セグメント31の周方向接続端部の各
々には、ピース間差込み継手32が設けられ、これらピ
ース間差込み継手32は、周方向に隣接するC型セグメ
ント22と弧型セグメント31がトンネル径方向に位置
ズレしないように規制する。即ち、ピース間差込み継手
32は、C型セグメント22の周方向接続端部の内向き
傾斜端面部22aと、弧型セグメント31の周方向接続
端部の外向き傾斜端面部31aと、これら内向き傾斜端
面部22aと外向き傾斜端面部31aとの間に装着され
るシール部材33(例えばゴム製の条体)と、矩形状の
規制板34とを有する。外向き傾斜端面部31aはシー
ル部材33を介して内向き傾斜端面部22aに係合し、
C型セグメント22の周方向接続端部の内面には、規制
板34がその周方向幅の約1/3部分を当接させた状態
で溶接接合され、規制板34の露出部分(約2/3部
分)が弧型セグメント31の内面に当接するようになっ
ている。
【0026】図3、図6に示すように、C型セグメント
22の軸方向接続端部には、リング間差込み継手35が
設けられ、リング間差込み継手35は、軸方向に隣接す
るC型セグメントがトンネル径方向に位置ズレしないよ
うに規制する。即ち、リング間差込み継手35は、C型
セグメント22の軸方向接続端部の内向き傾斜端面部2
2b及び外向き傾斜端面部22cと、これら内向き傾斜
端面部22bと外向き傾斜端面部22cとの間に装着さ
れるシール部材36(例えばゴム製の条体)と、規制板
37とを有する。
【0027】内向き傾斜端面部22bは、C型セグメン
ト22の軸方向接続端部のうちのトンネル切羽側の接続
端部に形成され、外向き傾斜端面部22cは、前記軸方
向接続端部のうちのトンネル切羽と反対側(以後、反切
羽側という)の接続端部に形成され、規制板37は、C
型に形成されC型セグメント22の軸方向接続端部のう
ちのトンネル切羽側の接続端部の内面に、その約1/2
部分を当接させた状態で溶接接合されている。そして規
制板37の露出した1/2部分は、C型セグメント22
の反切羽側の接続端部の内面に当接するようになってい
る。
【0028】図3に示すように、弧型セグメント31の
リング間差込み継手35は、C型セグメント22のもの
と同様に、弧型セグメント31の軸方向接続端部に設け
られ、リング間差込み継手35は、軸方向に隣接する弧
型セグメント31がトンネル径方向に位置ズレしないよ
うに規制する。即ち、弧型セグメント31のリング間差
込み継手35は、弧型セグメント31の軸方向接続端部
の内向き傾斜端面部31b及び外向き傾斜端面部31c
と、これら内向き傾斜端面部31bと外向き傾斜端面部
31cとの間に装着されるシール部材36と、規制板3
7とを有する。
【0029】内向き傾斜端面部31bは、弧型セグメン
ト31の軸方向接続端部のうちのトンネル切羽側の接続
端部に形成され、外向き傾斜端面部31cは、前記軸方
向接続端部のうちの反切羽側の接続端部に形成され、前
記規制板37は、弧型セグメント31と同じ断面円弧形
に形成され弧型セグメント31の軸方向接続端部のうち
のトンネル切羽側の接続端部の内面に、その約1/2部
分を当接させた状態で溶接接合されている。そして規制
板37の露出した1/2部分は、弧型セグメント31の
反切羽側の接続端部の内面に当接するようになってい
る。
【0030】図3、図4に示すように、弧型セグメント
31は、平面視にて台形状に形成され周方向幅がトンネ
ル切羽側が広く且つ反切羽側が狭くなるように形成され
ている。弧型セグメント31を組付ける際には、弧型セ
グメント31をリング長の約2/3〜半分位の距離だけ
切羽側へシフトさせた位置に仮置きし、次にC型セグメ
ント22を組付け、このC型セグメント22の1対の傾
斜端面部22a間に弧型セグメント31の後半部を位置
させる。次に2組のシールドジャッキ7によりC型セグ
メント22の1対の傾斜端面部22a間に、この弧型セ
グメント31をリング長の約2/3〜半分位の距離だけ
切羽側から挿嵌させる。
【0031】尚、覆工済みのC型セグメント22の1対
の傾斜端面部22a間の距離(周方向の距離)もトンネ
ル切羽側が大きく且つ反切羽側が小さくなるように形成
されている。尚、C型セグメント22と弧型セグメント
31には、内部から裏込材を注入する為の裏込材注入孔
22d,31dが貫通状態に設けられている。
【0032】以上説明したシールド掘進機1と鋼管セグ
メント15の作用について説明する。 トンネル掘進の
際には、複数本のシールドジャッキ7により覆工済みの
鋼管セグメント15に反力をとりながら、それらシール
ドジャッキ7を伸長させつつ、複数の油圧モータ6aに
よりカッターヘッド5を回転させ掘削していく。カッタ
ーヘッド5で掘削した掘削土は、チャンバー13内から
スクリューコンベヤ9に導入されその排土口9aからベ
ルトコンベヤ10へ移載され、ベルトコンベヤ10によ
り地上へ搬出される。
【0033】トンネルの掘削と並行的にセグメント2
2,31の搬送を行う。この場合、図1、図7〜図9に
示すように、C型セグメント22と弧型セグメント31
を、セグメント搬送台車24によりセグメント搬送装置
23の後端部まで搬送し、このセグメント搬送装置23
に移載する。次に、図1、図12に示すように、弧型セ
グメント31を、セグメント搬送装置23にてエレクタ
ー装置8の近くまで搬送する。
【0034】トンネルを所定距離(1リング分)掘削す
る毎に掘削を中断して、鋼管セグメント15をトンネル
の内面に覆工する。この場合、先ず反力受けストッパー
装置16の支持台車17を、スクリューコンベヤ9に連
結部材19を介して連結して掘進機本体2に固定し、こ
の状態で左右1対のストッパ部材18aを覆工済みの鋼
管セグメント15の内面に強く押圧させる(図10参
照)。これにより、カッターヘッド5に作用する土水圧
荷重をスクリューコンベヤ9から反力受けストッパー装
置16を介して覆工済みの鋼管セグメント15で支持す
る。その後、複数の全てのシールドジャッキ7のロッド
部を退入させ、覆工済みの鋼管セグメント15とこれら
シールドジャッキ7との間に鋼管セグメント15を組立
てる為のスペースを確保する。
【0035】次に、図1、図2、図11、図12に示す
ように、弧型セグメント31をセグメント搬送装置23
からエレクター装置8に供給し、エレクタ本体8aのセ
グメント把持部8bに固定する。この状態で弧型セグメ
ント31を、径縮小方向に移動し、トンネル軸心回りに
所定角度(180度)旋回させると共にリング長の約2
/3〜半分位の距離だけ切羽側へシフトさせる。次に、
図13に示すように弧型セグメント31を径拡大方向に
移動しトンネル内に仮置きする。
【0036】次に、図1、図2、図11、図14に示す
ように、C型セグメント22をセグメント搬送装置23
からエレクター装置8に供給し、C型セグメント22の
1対の周方向接続端部に設けられた1対の規制板34を
エレクタ本体8aの拡張装置21に固定する。
【0037】次に、図1、図2、図15に示すように、
拡張装置21によりC型セグメント22を自由状態から
拡径状態にし、そのC型セグメント22を小距離後方移
動させることでその後端部をリング間差込み継手35を
介して覆工済みの鋼管セグメント15の前端部に係合さ
せる。このとき、リング間差込み継手35において、C
型セグメント22の反切羽側の外向き傾斜端面部22c
がシール部材36を介して覆工済みの鋼管セグメント1
5の切羽側の内向き傾斜端面部22bに係合すると共
に、規制板37によりC型セグメント22がトンネル径
方向に位置ズレするのを防止する。
【0038】次に、図1、図2、図16に示すように、
仮置きしておいた弧型セグメント31を、シールドジャ
ッキ7で後方へ前記リング長の約2/3〜半分の距離押
動させて、先に組付けたC型セグメント22の1対の内
向き傾斜端面部22aに押し込んで1リング分の鋼管セ
グメント15を覆工する。このとき、弧型セグメント3
1の左右1対の外向き傾斜端面部31cと、C型セグメ
ント22の1対の内向き傾斜端面部22aとがシール部
材33を介して係合すると共に、規制板34により、弧
型セグメント31がトンネル径方向に位置ズレして外れ
たりするのを防止することができる。
【0039】更に、弧型セグメント31の反切羽側の外
向き傾斜端面部31cがシール部材36を介して覆工済
みの鋼管セグメント15の切羽側の内向き傾斜端面部3
1bに係合すると共に、規制板37により、弧型セグメ
ント31がトンネル径方向に位置ズレするのを防止する
ことができる。しかも、弧型セグメント31が前記のよ
うな台形状に形成されているので、弧型セグメント31
が周方向に多少位置ズレしていても、位置ズレを解消し
つつ簡単に挿嵌することができる。
【0040】以上説明した鋼管セグメント15によれ
ば、自由状態のC型セグメント22の曲率半径を、トン
ネルの内面に組付けた鋼管セグメント15の曲率半径よ
りも小さく設定したので、C型セグメント22を縮径状
態に保持することなく自由状態にて搬送することがで
き、セグメント搬送装置23やセグメント搬送台車24
等の搬送設備にその縮径の為の保持手段を設ける必要が
なくなる。それ故、搬送設備が簡単化し設備費用を低く
抑えることができる。
【0041】C型セグメント22と弧型セグメント31
の周方向接続端部に、ピース間差込み継手32を設けた
ので、常にC型セグメント22と弧型セグメント31を
同一円周をなす1つのリング状に組立てることができ
る。C型セグメント22の軸方向接続端部にリング間差
込み継手35を設け、リング間差込み継手35は、切羽
側の内向き傾斜端面部22bと反切羽側の外向き傾斜端
面部22cとシール部材36と規制板37とを有するの
で、軸方向に隣接する鋼管セグメント15に対してC型
セグメント22を滑らかに且つ簡単に段違いにならない
ように組付けることができる。
【0042】C型セグメント22が弾性変形した状態で
C型セグメント22の内向き傾斜端面部22aが、弧型
セグメント31の外向き傾斜端面部31aに係合し、規
制板34でもって、弧型セグメント31が内向きに外れ
ようとするのを規制し且つ内向き傾斜端面部22aと外
向き傾斜端面部31aとを段違いにならないように係合
することができる。
【0043】C型セグメント22または弧型セグメント
31を覆工済みの鋼管セグメント15に対して覆工する
際、トンネル切羽側の内向き傾斜端面部22bまたは3
1bに対して反切羽側の外向き傾斜端面部22cまたは
31cが係合し、規制板37でもってC型セグメント2
2または弧型セグメント31がトンネル径方向に位置ズ
レするのを防止することができる。
【0044】ピース間差込み継手32は、C型セグメン
ト22の内向き傾斜端面部22aと、弧型セグメント3
1の外向き傾斜端面部31aとの間に装着されるシール
部材33を含むことから、シール部材33により止水性
を高め、地山からピース間つまりC型セグメント22と
弧型セグメント31との間の隙間を経て水が流入するの
を防ぐことができる。
【0045】リング間差込み継手35は、C型セグメン
ト22又は弧型セグメント31の内向き傾斜端面部22
bまたは31bと外向き傾斜端面部22cまたは31c
間に装着されるシール部材36を含むことから、シール
部材36によりさらに止水性を高め、地山からリング間
つまりトンネル軸方向に隣接する鋼管セグメント15間
の隙間を経て水が流入するのを防ぐことができる。
【0046】弧型セグメント31の周方向幅がトンネル
切羽側が広く且つトンネル切羽側と反対側が狭いほぼ台
形状に形成されたので、弧型セグメント31が周方向に
多少位置ズレしていても、シールドジャッキ7で押動す
るだけで、この位置ズレを解消しつつ簡単に挿嵌するこ
とができる。
【0047】次に、本実施形態を部分的に変更した変更
形態について説明する。 1)C型セグメント22と弧型セグメント31とをリン
グ状に組立てた後、シールドジャッキ7により覆工済み
の鋼管セグメント15に対して押動し組付けることも可
能である。
【0048】2)ピース間差込み継手は、C型セグメン
ト22の周方向接続端部の内向き傾斜端面部と、この内
向き傾斜端面部に係合する弧型セグメント31の外向き
傾斜端面部と、弧型セグメント31の周方向接続端部の
外面に固着されC型セグメント22を外側から規制する
規制板とを有する継手であってもよい。また、C型セグ
メント22の周方向接続端部の外向き傾斜端面部と、こ
の外向き傾斜端面部に係合する弧型セグメント31の内
向き傾斜端面部と、弧型セグメント31の周方向接続端
部の内面に固着されC型セグメントを内側から規制する
規制板とを有する継手であってもよい。
【0049】尚、弧型セグメントに規制板が固着された
ピース間差込み継手において、C型セグメント、弧型セ
グメントの順で組立てることも可能である。更に、C型
セグメント22の周方向接続端部の外向き傾斜端面部
と、この外向き傾斜端面部に係合する弧型セグメント3
1の内向き傾斜端面部と、C型セグメント22の周方向
接続端部の外面に固着され弧型セグメントを外側から規
制する規制板とを有する継手であってもよい。
【0050】3)リング間差込み継手は、C型セグメン
ト22又は弧型セグメント31の軸方向接続端部のうち
のトンネル切羽側の接続端部に形成された内向き傾斜端
面部及びトンネル切羽と反対側の接続端部に形成された
外向き傾斜端面部と、C型セグメント22又は弧型セグ
メント31の軸方向接続端部のうちのトンネル切羽と反
対側の接続端部の外面に固着されて隣接のセグメントを
外側から規制する規制板とを有する継手であってもよ
い。
【0051】また、C型セグメント22又は弧型セグメ
ント31の軸方向接続端部のうちのトンネル切羽側の接
続端部に形成された外向き傾斜端面部及びトンネル切羽
と反対側の接続端部に形成された内向き傾斜端面部と、
C型セグメント22又は弧型セグメント31の軸方向接
続端部のうちのトンネル切羽側の接続端部の外面に固着
されて隣接のセグメントを外側から規制する規制板とを
有する継手であってもよい。
【0052】更に、C型セグメント22又は弧型セグメ
ント31の軸方向接続端部のうちのトンネル切羽側の接
続端部に形成された外向き傾斜端面部及びトンネル切羽
と反対側の接続端部に形成された内向き傾斜端面部と、
C型セグメント22又は弧型セグメント31の軸方向接
続端部のうちのトンネル切羽と反対側の接続端部の内面
に固着されて隣接のセグメントを内側から規制する規制
板とを有する継手であってもよい。何れにしてもこのよ
うなリング間差込み継手により軸方向に隣接するセグメ
ントを滑らかに接続することができる。
【0053】4)セグメント搬送装置23とエレクター
装置8との間に必要に応じて搬入台車を設け、C型セグ
メント22と弧型セグメント31の移載を補助するよう
にしてもよい。尚、図1に示す以外のシールド掘進機に
も本発明を適用することができる。その他、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付
加した形態で実施することも可能である。
【0054】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、自由状態の
C型セグメントの曲率半径を、トンネルの内面に組付け
た鋼管セグメントの曲率半径よりも小さく設定したの
で、C型セグメントを縮径状態に保持することなく自由
状態にて搬送することができ、セグメント搬送装置にそ
の縮径の為の保持手段を設ける必要がなくなる。それ
故、搬送設備が簡単化し設備費用を低く抑えることがで
きる。
【0055】C型セグメントと弧型セグメントの周方向
接続端部に、ピース間差込み継手を設けたので、常にC
型セグメントと弧型セグメントを1つのリング状に組立
てることができる。C型セグメントの軸方向接続端部に
リング間差込み継手を設けたので、軸方向に隣接する覆
工済みの鋼管セグメントに対してC型セグメントを滑ら
かに且つ簡単に段違いにならないように組付けることが
できる。また弧型セグメントの軸方向接続端部にもリン
グ間差込み継手を設けたので、軸方向に隣接する覆工済
みの鋼管セグメントに対して弧型セグメントを簡単に段
違いにならないように組付けることができる。それ故、
鋼管セグメントの組付けに要するシールド掘進機の停止
時間を短縮できる。
【0056】請求項2の発明によれば、C型セグメント
が弾性変形した状態でC型セグメントの内向き傾斜端面
部が、弧型セグメントの外向き傾斜端面部に係合し、規
制板でもって、弧型セグメントが内向きに外れようとす
るのを規制し且つ内向き傾斜端面部と外向き傾斜端面部
とを1つのリング状に係合することができる。その他請
求項1と同様の効果を奏する。
【0057】請求項3の発明によれば、C型セグメント
と弧型セグメントを覆工済みセグメントに対して覆工す
る際、トンネル切羽側の内向き傾斜端面部に対してトン
ネル切羽と反対側の外向き傾斜端面部が係合し、規制板
でもってC型セグメントまたは弧型セグメントがトンネ
ル径方向に位置ズレするのを防止することができる。そ
の他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0058】請求項4の発明によれば、差込み継手にお
ける内向き傾斜端面部と外向き傾斜端面部間にシール部
材が装着されているので、これらシール部材により止水
性を高め、地山からピース間つまりC型セグメントと弧
型セグメントとの間の隙間を経て水が流入するのを防
ぎ、地山からリング間つまりトンネル軸方向に隣接する
鋼管セグメント間の隙間を経て水が流入するのを防ぐこ
とができる。その他請求項2または3と同様の効果を奏
する。
【0059】請求項5の発明によれば、弧型セグメント
の周方向幅がトンネル切羽側が広く且つトンネル切羽側
と反対側が狭いほぼ台形状に形成されたので、弧型セグ
メントが周方向に多少位置ズレしていても、シールドジ
ャッキで押動するだけで、この位置ズレを解消しつつ簡
単に挿嵌することができる。その他請求項1〜4の何れ
かと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシールド掘進機の縦断
面図である。
【図2】エレクター装置とシールドジャッキと鋼管セグ
メント等の位置関係を示す要部拡大断面図である。
【図3】鋼管セグメントの分解斜視図である。
【図4】鋼管セグメントをリング状に組立てた状態を示
す縦断正面図である。
【図5】図4のピース間差込み継手の拡大断面図であ
る。
【図6】リング間差込み継手の拡大断面図である。
【図7】セグメント搬送台車及び鋼管セグメント等の背
面図(図1のVII − VII線断面図)である。
【図8】C型セグメントをセグメント搬送装置にて搬送
する状態を示す背面図(図1のVIII− VIII 線断面図)
である。
【図9】弧型セグメントをセグメント搬送装置にて搬送
する状態を示す背面図(図1のIX− IX 線断面図)であ
る。
【図10】反力受けストッパー装置と鋼管セグメント等
の正面図(図1のX − X線端面図)である。
【図11】エレクター装置と鋼管セグメント等の背面図
(図1のXI−XI線断面図)である。
【図12】弧型セグメントをエレクター装置に供給した
状態を示す背面図である。
【図13】弧型セグメントを仮置きした状態を示す背面
図である。
【図14】C型セグメントをエレクター装置に供給した
状態を示す背面図である。
【図15】C型セグメントを自由状態から拡径状態にす
る状態を示す説明図である。
【図16】C型セグメントと弧型セグメントの組付け状
態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 15 鋼管セグメント 22 C型セグメント 22a、22b、31b 内向き傾斜端面部 22c、31a、31c 外向き傾斜端面部 31 弧型セグメント 32 ピース間差込み継手 33 シール部材 34 規制板 35 リング間差込み継手 36 シール部材 37 規制板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 保徳 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川 崎重工業株式会社神戸本社内 (72)発明者 真鍋 尚男 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川 崎重工業株式会社神戸本社内 (72)発明者 清水 光雄 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川 崎重工業株式会社神戸本社内 (72)発明者 酒井 義雄 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川 崎重工業株式会社神戸本社内 (72)発明者 増田 敏一 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 寺本 正 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 今塩 宏之 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 川口 博行 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 鹿島 竜之介 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BA01 EB01 KB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機で掘削したトンネルの内
    面を覆工する為の鋼管セグメントにおいて、 1リング分の鋼管セグメントは、そのリングを周方向に
    2分割した断面C形のC型セグメントと断面円弧形の弧
    型セグメントとを有し、 トンネルの内面に組付ける前の自由状態のC型セグメン
    トの曲率半径を、トンネルの内面に組付けた鋼管セグメ
    ントの曲率半径よりも小さく設定し、 これらC型セグメントと弧型セグメントの周方向接続端
    部に、隣接するセグメントがトンネル径方向に位置ズレ
    しないように規制するピース間差込み継手を設け、 トンネル軸方向に隣接して互いに接続されるC型セグメ
    ントの軸方向接続端部と、トンネル軸方向に隣接して互
    いに接続される弧型セグメントの軸方向接続端部とに、
    隣接するセグメントがトンネル径方向に位置ズレしない
    ように規制するリング間差込み継手を夫々設けたことを
    特徴とする鋼管セグメント。
  2. 【請求項2】 前記ピース間差込み継手は、C型セグメ
    ントの周方向接続端部の内向き傾斜端面部と、その内向
    き傾斜端面部に係合する弧型セグメントの周方向接続端
    部の外向き傾斜端面部と、C型セグメントの周方向接続
    端部の内面に固着されて弧型セグメントを内側から規制
    する規制板とを有することを特徴とする請求項1に記載
    の鋼管セグメント。
  3. 【請求項3】 前記リング間差込み継手は、C型セグメ
    ント又は弧型セグメントの軸方向接続端部のうちのトン
    ネル切羽側の接続端部に形成された内向き傾斜端面部及
    びトンネル切羽と反対側の接続端部に形成された外向き
    傾斜端面部と、C型セグメント又は弧型セグメントの軸
    方向接続端部のうちのトンネル切羽側の接続端部の内面
    に固着されて隣接のセグメントを内側から規制する規制
    板とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    鋼管セグメント。
  4. 【請求項4】 前記差込み継手における内向き傾斜端面
    部と外向き傾斜端面部間にシール部材が装着されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の鋼管セグメ
    ント。
  5. 【請求項5】 前記弧型セグメントは、その周方向幅が
    トンネル切羽側が広く且つトンネル切羽側と反対側が狭
    いほぼ台形状に形成されたことを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載の鋼管セグメント。
JP14755699A 1999-05-27 1999-05-27 鋼管セグメント Expired - Fee Related JP3264436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14755699A JP3264436B2 (ja) 1999-05-27 1999-05-27 鋼管セグメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14755699A JP3264436B2 (ja) 1999-05-27 1999-05-27 鋼管セグメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000337095A true JP2000337095A (ja) 2000-12-05
JP3264436B2 JP3264436B2 (ja) 2002-03-11

Family

ID=15433017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14755699A Expired - Fee Related JP3264436B2 (ja) 1999-05-27 1999-05-27 鋼管セグメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3264436B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101037852B1 (ko) 2010-07-16 2011-05-31 이병택 터널 시공용 분할형 강관
KR101149836B1 (ko) 2009-11-06 2012-05-29 성림산업(주) 방사형 조립장치를 이용한 곡면판체의 쾌속 조립공법 및 관로 구축 공법
CN101725361B (zh) * 2009-11-11 2013-02-13 浙江中隧桥波形钢腹板有限公司 波形钢腹板钢筋混凝土隧道及地下结构单元
CN110726004A (zh) * 2019-10-26 2020-01-24 长兴国晨工程机械科技有限公司 一种泥水平衡顶管机用机头

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101149836B1 (ko) 2009-11-06 2012-05-29 성림산업(주) 방사형 조립장치를 이용한 곡면판체의 쾌속 조립공법 및 관로 구축 공법
CN101725361B (zh) * 2009-11-11 2013-02-13 浙江中隧桥波形钢腹板有限公司 波形钢腹板钢筋混凝土隧道及地下结构单元
KR101037852B1 (ko) 2010-07-16 2011-05-31 이병택 터널 시공용 분할형 강관
CN110726004A (zh) * 2019-10-26 2020-01-24 长兴国晨工程机械科技有限公司 一种泥水平衡顶管机用机头
CN110726004B (zh) * 2019-10-26 2021-04-27 长兴国晨工程机械科技有限公司 一种泥水平衡顶管机用机头

Also Published As

Publication number Publication date
JP3264436B2 (ja) 2002-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105431666A (zh) 管道接头的以及相关的改进
JP3264436B2 (ja) 鋼管セグメント
JP3735532B2 (ja) シールド工事用セグメントリング
EP0132066A1 (en) Tunnelling and tunnel relining equipment
JP5850734B2 (ja) 非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法
US4710058A (en) Concrete lining machine
JPH10115189A (ja) シールドセグメント
JP6751988B2 (ja) シールド坑内の枕木固定構造
JP3154476B2 (ja) 鋼管分割体セグメント
JP3586053B2 (ja) シールドトンネル構築用鋼製セグメント及びシールド工法
JP3917732B2 (ja) ホースドラム台車
JP3471457B2 (ja) 異径トンネル掘削用シールド機
JPH03290590A (ja) 埋設管の推進工法
JPH0735912Y2 (ja) シールド機のフレーム構造
JP3207817B2 (ja) 分岐シールド掘進方法及び分岐掘進可能なシールド掘進機
JPH02210189A (ja) シールド機
JP7305284B2 (ja) セグメント管構造体、これを構成する接続リングおよびセグメント管構造体の組立方法
JP4022081B2 (ja) シールドトンネル工事用仮設軌道
JP3441153B2 (ja) 泥水シールド工法の送排泥管自動接合方法及び送排泥管自動接合装置
JP6814168B2 (ja) さや管内で構築する管継手の解体方法
JP3685515B2 (ja) パイプルーフ工法用止水装置
JP2002276298A (ja) 鋼板シェルセグメント、シールド掘進方法
JP3874678B2 (ja) さや管推進工法用管推進案内具及びそのアタッチメント
JP3323178B2 (ja) 地中接合型シールド掘進機及びその地中接合方法
JPH1082278A (ja) シール装置及びシールド掘進機のテールシール交換方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees