JP2000080550A - 不織布 - Google Patents
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Abstract
元的にランダムな繊維配向性を有する不織布およびその
不織布を簡易に製造できる製造方法、その製造方法に用
いる製造装置を提供する。 【構成】短繊維からなる不織布の3次元構造体であっ
て、繊維相互間の接触部の一部で実質的に接着し、かつ
繊維が3次元構造体の少なくとも2面の面内においてラ
ンダムな方向に配列していることを特徴とする不織布。
Description
せることにより得られる不織布に関するものであって、
さらに詳しくは構成する短繊維の方向性が3次元のラン
ダム性を有する不織布およびその製造方法、製造装置に
関するものである。
するにあたっては、梳綿工程で用いるカード機を使用し
てシリンダーと針布によって繊維を櫛梳しながら繊維を
ある程度平行化し、次いで、ドッファーの針頭に移行し
た繊維をコーム等で掻き落とし集めることにより製造さ
れていた(カード法)。また、短繊維を空気中に飛散さ
せた後、金網状に集めてシート状にする方法により製造
されていた(エアレイ法)。また、これらの不織布の利
用の一形態として車両用や住宅用あるいは高速道路の遮
音壁のような吸音材等に用いられ、その構成繊維の繊度
が細いほど吸音特性が向上することが知られている。
は、一般に繊維を用いて吸音材とする場合、吸音材の密
度は高く、厚さは厚く、構成繊維の繊度は細くするほど
良好な吸音特性を示し、さらに、繊維配列を吸音材の表
面と平行な面内でランダムな方向に配列することによっ
て、例えば、繊維をカードに掛けてウェブ化し、このウ
ェブを積層して得られるように、ある一方向に繊維が配
列したものに比べて優れた吸音性を発揮することが記載
されている。
法にて構成繊維として繊度の細い繊維を用いてウェブを
製造しようとしても、その繊度が1.5デニールを下回
るとカード機の針布に沈み込んだり、ネップとなり、極
端に品質の劣化や機械稼働率が下がる。また、カード機
においては先述の通り櫛流ししながらウェブを形成する
ため、必ず繊維が一定方向に並んでしまう。また、エア
レイ法では、充分に均一な厚みを有する積層状態を実現
するのは困難であり、不織布の吸音特性に、むらがでて
品質上好ましくはない。
公報には、構成繊維を混綿した後、カードでさらに混綿
・開繊し、その後、空気流を用いた吹き込み成型にて吸
音材の表面と平行な面内でランダムな方向に配列してい
る不織布を製造できるとあるが、やはり、吹き込み前に
行うカード機での櫛流しの処理により繊維配列が一方向
に一旦並べられるため、得られた不織布の繊維配向性は
十分な2次元ランダム性を有しない。また、この製造方
法では、空気流による吹き込み成型で吸音材の表面に垂
直な方向に積層していくため積層方向の剥離に弱いとい
う欠点を有する。
上等を目的として、均一かつ3次元的にランダムな繊維
配向性を有する不織布およびその不織布を簡易に製造で
きる製造方法、その製造方法に用いる製造装置を提供す
ることにある。
課題を解決するために以下のような構成を有する。
維からなる不織布の3次元構造体であって、繊維相互間
の接触部の一部で実質的に接着し、かつ繊維が3次元構
造体の少なくとも2面の面内においてランダムな方向に
配列していることを特徴とする不織布である。また、請
求項2にかかる発明は、少なくとも2種以上の繊維から
構成される不織布の3次元構造体であって、その一つの
構成繊維は、他の繊維の融点より低い融点を有する成分
を含み、前記低融点成分により繊維相互間の接触部の一
部で実質的に接着し、かつ構成繊維が3次元構造体の少
なくとも2面の面内においてランダムな方向に配列して
いることを特徴とする不織布である。また、請求項3に
かかる発明は、構成する繊維が芯鞘型熱融着型繊維と、
1.5デニール以下の繊維とを含んで構成される請求項
1または請求項2記載の不織布である。また、請求項4
にかかる発明は、予備開繊機により短繊維を予備開繊
し、次いで、空気流を用いて垂直方向の堆積レベルが低
い部分へ自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積し
た後、繊維相互間の接触部の一部を実質的に接着するこ
とにより製造された不織布である。これらの不織布は、
請求項5にかかる製造方法により製造されるものであ
る。すなわち、予備開繊機により短繊維を予備開繊し、
次いで、空気流を用いて垂直方向の堆積レベルが低い部
分へ自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積した
後、繊維相互間の接触部の一部を実質的に接着すること
により製造する不織布製造方法により製造される。ま
た、この不織布製造方法は、請求項6にかかる製造装置
にて製造されるものである。すなわち、予備開繊機によ
り短繊維を予備開繊し、次いで、空気流を用いて垂直方
向の堆積レベルが低い部分へ自動的に積み上げるように
して短繊維を堆積した後、繊維相互間の接触部の一部を
実質的に接着することにより製造する不織布製造装置に
より製造される。
なお、本実施例は実施の態様の一例を挙げたにすぎず、
本発明がこの実施例に限定されるものではない。
ル系の短繊維からなるものであって、繊維相互間の接触
部の一部で実質的に接着し、かつ構成繊維が不織布構造
体の少なくとも2面の面内においてランダムな方向に配
列していることを特徴とする不織布である。
バイサイドの構造を有し自己捲縮発現性を有するポリエ
ステル繊維(繊度6.0デニール、繊維長51mm)、
ファインデニールといわれる極細ポリエステル繊維(繊
度0.5デニール、繊維長51mm)、芯鞘型の複合繊
維であってその鞘部を構成する繊維の融点が本発明にか
かる不織布を構成する繊維の中で最も融点が低く設定さ
れているポリエステル(繊度2.0デニール、繊維長5
1mm)である。なお、繊維をポリエステル系に限定し
ておけば、リサイクルする際に再溶融する点において有
利なものとなる。
は、薄い略直方体となる。この直方体の少なくとも2面
における繊維の配向性がランダムなことが、本発明にか
かる不織布の最大の特徴である。このことは、以下に詳
述する製造装置及びその製造装置を用いた製造方法によ
り製造されるものであるが、ここで、その少なくとも2
面における繊維の配向性がランダムであること(以下、
「3次元ランダム性」という。)について詳述する。
繊維1本1本自体の繊維の方向性(配向性ともいう。)
が、ある一定方向に揃えられていないことを意味するも
のである。このランダム性を定量化するために以下のよ
うな手順で3次元ランダム性を規定した。
いてのサンプル(2cm×2cm程度)を実体顕微鏡に
セットし、これを倍率40倍程度で画像処理装置(東洋
紡■製イメージアナライザV10)に画像データを取り
込む。次いで、この原画像の画像データをTOKS法に
よる「2値化処理」を行い、繊維の部分を黒で、背景の
部分を白の領域として2分割する。さらに背景部分(白
の領域)に「細線化処理」を施し、太さを均一化してお
く。この背景の向きを「フィレ径比率(y/x比)」に
よって数値化し、その平均値(約10データの平均値)
を不織布自体の繊維の方向性を示す指標としての3次元
ランダム性を定量化したものとして定義する。
画像の演算処理コマンドの1種であり、以下のような演
算処理を行なうものである。画像処理装置における横軸
をX軸、縦軸をY軸として、画像データにおける背景部
分(白の領域)を「細線化処理」を施し太さを均一化し
た不織布を構成する繊維1本1本について、その水平軸
であるX軸への投影水平径の長さをフィレ径Xとして、
同じく垂直軸であるY軸への投影垂直径の長さをフィレ
径Yとして演算処理するものである。この演算処理を繊
維1本1本について行い、その演算結果をフィレ径比率
として、繊維1本ずつについてフィレ径比率(y/x
比)を求める。このように演算処理されたフィレ径比率
は、方向性が完全にランダムであると1.00となる。
方向性がX軸に傾くと1.00以下になり。逆にY軸に
傾くと1.00以上となる。このように繊維1本1本に
ついてフィレ径比率をもとめその平均値を求めることに
より、フィレ経比率が1.00に近いことがランダム性
を有することとなる。この処理を少なくとも不織布直方
体の2面について行なうことにより、その各面における
フィレ径比率がともに1.00に近ければ3次元ランダ
ムであるといえる。
明にかかる不織布(実施例1、実施例2)と比較例とし
てカード法により製造した不織布について表2および表
3に演算した結果であるフィレ径比率を示す(尚、各不
織布の繊度、繊維長等の製造条件については表1を参
照)。
かかる不織布のフィレ径比率が1.00近傍になってい
ることに対して、カード法により製造された不織布は
1.00より低くなるという差異が発現している。した
がって、不織布構造体の少なくとも2面の面内における
繊維配向度が0.95〜1.05の範囲にあることは、
すなわち、3次元ランダム性を有するものとして定義付
けすることができる。
果を示す。性能評価は、この不織布を吸音材として使用
する場合の吸音特性である、吸音率(1000Hz、2
000Hz時)と5kgf時静バネ定数とをもって評価
した。この結果を表4に示す
のようにして測定した。吸音率は、JIS−A1405
による垂直入射吸音率であって、Bruel&Kjar
社製マルチチャンネル分析システム3550型(ソフト
ウェア:BZ5087型2チャンネル分析ソフトウェ
ア)による2マイクロフォン法で測定した。尚測定音域
は0〜5000Hz、N=8である。また、5kgf時
静バネ定数は、JASO−M304に準ずる自動硬さ試
験機により測定した。測定試料である300×300m
mで厚さ50mmのサンプルに対してその上面にφ20
0っmの加圧板で0.5kgfの荷重を加えた時を初期
厚みとする。これを加圧速度50mm/minで0〜6
5%まで圧縮し、この時5kgf時の静バネ定数を計測
する。静バネ定数が低いほど低周波領域(500〜10
00Hz)の音振性能が良好となる。
来のカード法により製造された不織布と本発明にかかる
不織布とでは、顕著な差異を有する。この差異を発現さ
せている1つ目の理由は、従来の不織布ではカード機に
かけることができず、不織布の構成繊維として用いるこ
とができなかった極細繊維が、不織布の単位体積当たり
の繊維の総表面積を増加せしめたためである。すなわ
ち、吸音は音波(空気分子の波)が不織布中に入ったと
き繊維の表面と接触して音エネルギーが摩擦による熱エ
ネルギーに変換したときに発生する。このため、同じ目
付の不織布であると、平均デニールの低い方が単位体積
当たりの繊維の構成本数が多くなり、総表面積が増加す
るし、音波の熱エネルギへの変換が多くなり吸音特性が
向上する。従来は、カード機にかからなかった0.5デ
ニール程度の極細繊維がかかる作用を発現している。
きなかった3次元ランダム性により発現されるものであ
る。すなわち、3次元ランダム性を有することにより、
不織布内の伝搬音波の乱反射を助長したため、音の多重
反射が進み、繊維間での摩擦がより起きやすくなるため
吸音特性が向上したと考えられる。尚、特開平10ー1
10370号公報に記載されているカード機に掛けた後
に吹き込み成型して製造された2次元ランダムといわれ
るものは、カード機の特性によりカード機における繊維
の進行方向に配向性を有するため、本願発明ほど吸音特
性の向上は見込めるものではない。
次元ランダムであれは吸音材全体として3次元的な自由
度を有するものとなる。かかる点は2次元のものが積層
方向からの音の入射に関しては層間を伝搬しないという
特性を有するのに対して(すなわち、音の入射方向と積
層方向が平行だと音が抜けて吸音特性が良くないことを
意味する)、3次元の場合には入射方向を問わず、所望
の吸音特性を得られるという特性をも併せ持つ。つま
り、繊維集合体全体として音の伝搬により受けた力の反
作用の向きが一様でなくなることのより、2次元ランダ
ムの場合より吸音特性が向上すると考えられる。
びその製造装置を用いた製造方法を詳述する。
布製造装置の一例を図1および図2に示す。不織布製造
装置は、図に示すように、予備開繊された繊維を投入す
る投入ダクト(1)、排風の排気ダクト(2)、リザー
ブトランク(4)におけるエアーアウトレット1
(3)、短繊維を一旦貯留するリザーブトランク
(4)、リザーブトランク(4)から短繊維をオープナ
ーローラー(6)に送り込むフィードローラー(5)、
繊維を開繊しフィードトランクへ送り込むオープナーロ
ーラー(6)、短繊維をデリバリーローラー(9)に一
定量ずつ送り込むフィードトランク(7)、フィードト
ランク(7)におけるエアーアウトレット2(8)、装
置からウェブ(W)を送り出すデリバリーローラー
(9)、装置の各部に送風するファン、ウェブ(W)を
後工程に搬送する搬送コンベア(10)とからなる。な
お、空気の流れを白抜きの矢印で、繊維の流れを黒の矢
印で示している。
の上方に位置した、側方あるいは上方に開口部を有する
中空の直方体である。空気流により予備開繊された繊維
(タフト)が搬送されて装置に投入される部分である。
ダクト近傍に位置した、上方に開口部を有するダクトで
あって、装置投入時に繊維(タフト)の搬送のために用
いられた空気流を装置外部に排出するダクトである。
ット1(3)は、例えば、平板に多数の小径を開けたパ
ンチングメタルや長方形型の穴あきプレート等であって
その開口部の面積が調節できる構造を有するものにより
構成される。また、風綿対策として、装置外部に排出す
る前にフィルタ等が設けられている。
(4)は、予備開繊された繊維(タフト)を貯留してお
く縦型の筒状の形状を有するもので、その下部には、フ
ィードローラー(5)が設けられている。繊維(タフ
ト)は、リザーブトランク(4)に一旦貯留されて、フ
ィードローラー(5)によりオープナーローラー(6)
に送り込まれる。
(5)は、リザーブタンク(4)底部に設置されてい
る。フィードローラー(5)には、ティースワイヤーが
巻かれ、その直径を大きく、その長さをウェブ(W)の
幅より50〜100mm程度長くなるように設計されて
いる。このような構成としていることにより、バルキー
性が高い原料や繊維長の長い原料に対しても確実に原料
を送り出すことができるものとなる。さらに、フィード
ローラー(5)には、可変速制御が可能な電動機、例え
ばインバータ制御された交流電動機が減速機を介して接
続されている。その速度制御は、装置出口に設けたウェ
ブ(W)の重さを検知するウエイトチェッカーからのウ
ェブ(W)の重量データまたは装置出口に設けたウェブ
(W)の高さを検知するセンサからのウェブ(W)の高
さデータにより、ウェブ(W)の重みや厚みが常に設定
値になるようにフィードバック制御がなされるものであ
る。また、フィードトランク(7)内の設けた圧力セン
サのより測定した圧力データにより、フィードトランク
(7)内の圧力が常に一定になるようにフィードバック
制御することにより、ウェブ(W)の重みまたは厚みが
常に設定値になるようにすることも好ましい。
ー(6)は、フィードローラー(5)の下方近傍に設置
されている。オープナーローラー(6)の表面には数列
のスパイクを備えており、またその長さはウェブ(W)
の幅より50〜100mm程度長くなるように設計され
ている。 さらに、このオープナーローラー(6)に
は、一定速で回転する電動機が減速機を介して接続され
ている。この一定速度で回転するオープナーローラー
(6)と可変速で回転するフィードローラー(5)との
相互作用で、繊維(タフト)が十分開綿されてフィード
トランク(7)へ供給されることとなる。
(7)は、その上部にオープナーローラー(6)を有
し、その下部にデリバリーローラー(9)を有し、その
中間部分にはエアアウトレット2(8)を有する中空の
直方体である。オープナーローラー(6)から供給され
た繊維(タフト)は、後に示す製造方法により幅方向に
均一になるようにフィードトランク(7)内で堆積され
ウェブ(W)となる。
2(8)は、フィードトランク(7)の前後のウォール
の下方に設置されており、例えば、平板に多数の小径を
開けたパンチングメタルや長方形型の穴あきプレート等
であってその開口部の面積が調節できる構造を有するも
のにより構成される。これらが装置幅全体にわたって設
けられている。
ー(9)は、例えば水平方向に相対する2本のローラー
から構成されるものであり、その長さはウェブ(W)の
幅より50〜100mm程度長くなるように設計されて
いる。 さらに、このデリバリーローラー(9)には、
一定速で回転する電動機が減速機を介して接続されてい
る。相対する2本のデリバリーローラー(9)にて、フ
ィードトランク(7)内で堆積されたウェブ(W)を装
置外に排出するものである。
は、例えば公知のベルトコンベアであって、その上面に
製造されたウェブ(W)を装置外へ水平方向へ排出する
ものである。
布は、予備開繊した短繊維を空気流を用いて垂直方向に
堆積し、押し出し後の方向を水平として製造されるもの
である。尚、バインダー繊維を混入した場合には、後工
程としてヒートセッターによる熱処理(熱風処理、遠赤
外線処理、湿熱処理等)を施し、不織布を熱成型するこ
とも好ましく、熱融着しない場合にはニードルパンチ等
の機械的な方法により、繊維相互間の接触部の一部で実
質的に接着することが好ましい。
原綿から取り出された繊維(タフト)は、一般的に混打
綿工程等において用いられるオープナーにより徐々に細
かくかつ均一化される。これらのオープナーにはビー
タ、シリンダー、スパイクローラー、ティースローラー
等が設置されており、これらのローラー機構等により短
繊維組成物を充分に開繊する。均一なウェブ(W)を製
造するためには、繊維(タフト)が充分に開繊されてい
る必要があり、開繊率は95%以上が好ましいものであ
る。
ト)をオープナーから本願発明の製造装置の投入ダクト
(1)へ空気搬送する。
から投入された繊維(タフト)は、リザーブトランク
(4)へ一旦滞留される。リザーブトランク(4)にお
いては、そのリザーブトランク(4)に流入する空気流
量を調節し、リザーブトランク(4)内の充填高さおよ
び充填密度を一定にするような空気流量の制御がなされ
る。すなわち、リザーブトランク(4)内の繊維(タフ
ト)のレベルまたはその密度の上昇によりトランクダク
ト内の圧力が上昇すると、この圧力変動を検知しファン
からの空気流量を減少させて給綿量を減少させる。逆
に、繊維(タフト)のレベルまたは密度の減少に応じて
トランクダクト内の圧力が下降すると、この圧力変動を
検知しファンからの空気流量を上昇させて給綿量が増加
させる。このように制御することにより、運転が停台す
ることなく、かつ充填レベルが一定に保たれることとな
る。この風量調節は装置中心部に設けたファンの回転数
を制御すること、エアアウトレット1(3)の開口面積
の変動等により行われるものである。
は、フィードトランク内(7)に送り込まれる。この場
合において、リザーブタンク(4)底部にはフィードロ
ーラー(5)が設置されており、このフィードローラー
(5)を通じてオープナーローラー(6)へウェブ
(W)が供給されるわけであるが、フィードローラー
(5)には、先に述べたように、ティースワイヤーが巻
かれ、またその直径を大きく設定しているのでバルキー
性が高い原料や繊維長の長い原料に対しても確実に原料
を送り出すことができる。フィードローラー(5)はフ
ィードトランク(7)内の圧力を検知し、速度が制御さ
れている。また、オープナーローラー(6)の速度は一
定であって、また円周には数列のスパイクを備えている
ため、繊維(タフト)をさらに均一化し、フィードトラ
ンク(7)へ供給されることとなる。フィードトランク
(7)内のウェブ(W)は、装置内部のファンにより発
生する空気流によりフィードトランク(7)内のウェブ
(W)が幅方向に均一に圧縮され、その空気流はエアア
ウトレット2(8)を経て、ファンに戻るように制御さ
れている。このようにすることにより、フィードトラン
ク(7)内に堆積されるウェブ(W)の密度とともにウ
ェブ(W)の深さを一定にすることができる。フィード
トランク(7)内のウェブ(W)は、極めて少量である
ため自重でその下方が圧縮されることはない。ウェブ
(W)が圧縮されるのはファンからの空気流によるもの
であるが、圧縮圧が一定になるようにフィードローラー
(5)の速度制御がなされている。すなわち、フィード
トランク(7)の内圧上昇に伴い速度を低下、すなわち
繊維(タフト)供給量を減少せしめ、内圧の下降により
フィードローラー(5)の速度を上昇させ、すなわち繊
維(タフト)供給量を上昇させる。オープナーローラー
(6)から放出された繊維(タフト)は、ファンの空気
流によりフィードトランク(7)内の原料レベルが低い
部分、すなわち、空気の流動抵抗の低い部分に自動的に
向かうものとなる。これによりフィードトランク(7)
内の装置全幅にわたって原料レベルの差を取り除くこと
ができ、最終的にウェブ(W)全体に及ぶ高い均一性が
得られることとなる。また、上述のようにウェブ(W)
の厚みを幅方向の片寄りから発生する空気流の変化によ
り制御するのではなく、進行してきた原料をロードセル
方式のような自動秤量システムによって秤量実測値をも
って、任意に設定した重量の原料を堆積させることとし
てもよく、また、空気流ではなくビータで繊維(タフ
ト)を叩きながら任意に設定した重量の原料を堆積させ
ることとしてもよい。
よりフィードトランク(7)内の繊維(タフト)を装置
外に送り出す。排出されたウェブ(W)は搬送コンベア
(10)により、後工程に搬送される。
るウェブ(W)の場合には、熱セッターに仕掛ける。こ
の熱セッターは公知の装置であり、例えば、熱源を有す
る装置の中をコンベア等でウェブ(W)を通過させる構
造を有する。熱源としては、燃焼ガスから得られる熱
風、高温蒸気、遠赤外線等々がある。なお、熱セットの
温度は、低融点成分が溶融かつ高融点成分が溶融しない
温度である。この後工程1における処理により、低融点
成分が溶融し、高融点成分との接触点で実質的に融着す
ることなる。
るウェブ(W)の場合において、上述の処理方法に加え
てまたは上述の方法に替えて、湿熱セッターに仕掛け
る。この湿熱セッターは公知の装置であり、ウェブ
(W)を蒸気釜の内部に投入した後、蒸気釜を密閉状態
として減圧後、高圧高温の湿熱蒸気を送り込む構造を有
する。なお、熱セットの温度は、低融点成分が溶融かつ
高融点成分が溶融しない温度である。この後工程2にお
ける処理により、ウェブ(W)内部まで熱が伝達でき、
ウェブ(W)の隅々において低融点成分が溶融し、高融
点成分との接触点で実質的に融着することなる。このよ
うな方法では、搬送コンベア(10)で搬送されたきた
ウェブ(W)を何枚か積み重ねて処理してもその内部ま
で蒸気が浸透することができ均一な熱セットが可能とな
る。また、このように何枚かのウェブ(W)を積み重ね
る際には、異なる繊維密度のものを積み重ねれば厚み方
向に密度差の異なる不織布を簡易に製造することができ
る。いずれの場合にもクッション材等を製造するのに適
している。
(W)である場合にも、また含んでいない場合であって
も、後工程として機械的に繊維相互間の接触部の一部で
実質的に接着させることもできる。例えば、多数の針
(ニードル)をウェブ(W)の上下方向から多数回抜き
差しすることを繰り返し、ウェブ(W)内の繊維を互い
に交絡せしめ、繊維の接触部において接着させるもので
ある。
吸音特性の良好な車両用途等に適した吸音材を提供でき
る。また、請求項2にかかる発明により、他の繊維の融
点より低い融点を有する成分が溶融することによるハン
ドリングの容易な不織布が提供できる。また、請求項3
にかかる発明により、1.5デニール以下の繊維が吸音
特性を向上せしめ、吸音特性の良好な車両用途等に適し
た吸音材を提供できる。また、請求項4にかかる発明に
より、カード機が不要な不織布を提供することができ、
工程省略等により低減な製造コストで製造された不織布
を提供できる。また、請求項5にかかる発明により、従
来のカード法による製造方法に比較して、カード工程が
不要であるため、工程省略することができ、製造コスト
の低減という効果がある。また、請求項6にかかる発明
により、工程省略され製造コストの低減を実現できる不
織布製造装置を提供できる。
3)
維からなる不織布の3次元構造体であって、繊維相互間
の接触部の一部で実質的に接着し、かつ繊維が3次元構
造体の少なくとも2面の面内においてランダムな方向に
配列していることを特徴とする不織布である。また、請
求項2にかかる発明は、少なくとも2種以上の繊維から
構成される不織布の3次元構造体であって、その一つの
構成繊維は、他の繊維の融点より低い融点を有する成分
を含み、前記低融点成分により繊維相互間の接触部の一
部で実質的に接着し、かつ繊維が3次元構造体の少なく
とも2面の面内においてランダムな方向に配列している
ことを特徴とする不織布である。また、請求項3にかか
る発明は、構成する繊維が芯鞘型熱融着型繊維と、1.
5デニール以下の繊維とを含んで構成される請求項1ま
たは請求項2記載の不織布である。また、請求項4にか
かる発明は予備開繊機により短繊維を予備開繊し、次い
で、空気流を用いて垂直方向に堆積レベルが低い部分へ
自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積した後、繊
維相互間の接触部の一部を実質的に接着することにより
製造された不織布である。これらの不織布は、請求項5
にかかる製造方法により製造されるものである。すなわ
ち、予備開繊機により短繊維を予備開繊し、次いで、空
気流を用いて垂直方向に堆積レベルが低い部分へ自動的
に積み上げるようにして短繊維を堆積した後、繊維相互
間の接触部の一部を実質的に接着することにより製造す
る不織布製造方法により製造される。また、この不織布
製造方法は、請求項6にかかる製造装置にて製造される
ものである。すなわち、予備開繊機により短繊維を予備
開繊する機構、空気流を用いて垂直方向の堆積レベルが
低い部分へ自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積
する機構、繊維相互間の接触部の一部を実質的に接着す
る機構からなる不織布製造装置により製造される。 ─────────────────────────────────────────────────────
11)
せることにより得られる不織布に関するものであって、
さらに詳しくは構成する短繊維の方向性が3次元のラン
ダム性を有する不織布に関するものである。そこで、本
発明においては、吸音特性の向上等を目的として、均一
かつ3次元的にランダムな繊維配向性を有する不織布を
提供することにある。
維からなる不織布の3次元構造体であって、繊維相互間
の接触部の一部で実質的に接着し、かつ繊維が3次元構
造体の少なくとも2面の面内においてランダムな方向に
配列していることを特徴とする不織布である。また、請
求項2にかかる発明は、少なくとも2種以上の繊維から
構成される不織布の3次元構造体であって、その一つの
構成繊維は、他の繊維の融点より低い融点を有する成分
を含み、前記低融点成分により繊維相互間の接触部の一
部で実質的に接着し、かつ構成繊維が3次元構造体の少
なくとも2面の面内においてランダムな方向に配列して
いることを特徴とする不織布である。また、請求項3に
かかる発明は、構成する繊維が芯鞘型熱融着型繊維と、
1.5デニール以下の繊維とを含んで構成される請求項
1または請求項2記載の不織布である。
いてのサンプル(2cm×2cm程度)を実体顕微鏡に
セットし、これを倍率40倍程度で画像処理装置(東洋
紡(株)製イメージアナライザV10)に画像データを
取り込む。次いで、この原画像の画像データをTOKS
法による「2値化処理」を行い、繊維の部分を黒で、背
景の部分を白の領域として2分割する。さらに背景部分
(白の領域)に「細線化処理」を施し、太さを均一化し
ておく。この背景の向きを「フィレ径比率(y/x
比)」によって数値化し、その平均値(約10データの
平均値)を不織布自体の繊維の方向性を示す指標として
の3次元ランダム性を定量化したものとして定義する。
示す。
吸音特性の良好な車両用途等に適した吸音材を提供でき
る。また、請求項2にかかる発明により、他の繊維の融
点より低い融点を有する成分が溶融することによるハン
ドリングの容易な不織布が提供できる。また、請求項3
にかかる発明により、1.5デニール以下の繊維が吸音
特性を向上せしめ、吸音特性の良好な車両用途等に適し
た吸音材を提供できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 短繊維からなる不織布の3次元構造体で
あって、繊維相互間の接触部の一部で実質的に接着し、
かつ繊維が3次元構造体の少なくとも2面の面内におい
てランダムな方向に配列していることを特徴とする不織
布。 - 【請求項2】 少なくとも2種以上の繊維から構成され
る不織布の3次元構造体であって、その一つの構成繊維
は、他の繊維の融点より低い融点を有する成分を含み、
前記低融点成分により繊維相互間の接触部の一部で実質
的に接着し、かつ繊維が3次元構造体の少なくとも2面
の面内においてランダムな方向に配列していることを特
徴とする不織布。 - 【請求項3】 構成する繊維が芯鞘型熱融着型繊維と、
1.5デニール以下の繊維とを含んで構成される請求項
1または請求項2記載の不織布。 - 【請求項4】 予備開繊機により短繊維を予備開繊し、
次いで、空気流を用いて垂直方向に堆積レベルが低い部
分へ自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積した
後、繊維相互間の接触部の一部を実質的に接着すること
により製造された不織布。 - 【請求項5】 予備開繊機により短繊維を予備開繊し、
次いで、空気流を用いて垂直方向に堆積レベルが低い部
分へ自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積した
後、繊維相互間の接触部の一部を実質的に接着すること
により製造する不織布製造方法。 - 【請求項6】 予備開繊機により短繊維を予備開繊し、
次いで、空気流を用いて垂直方向の堆積レベルが低い部
分へ自動的に積み上げるようにして短繊維を堆積した
後、繊維相互間の接触部の一部を実質的に接着すること
により製造する不織布製造装置。
Priority Applications (5)
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JP24688898A JP3020922B1 (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 不織布 |
DE69942038T DE69942038D1 (de) | 1998-09-01 | 1999-08-30 | Vliesstoff, herstellungsverfahren und vorrichtung |
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KR200493547Y1 (ko) * | 2019-11-19 | 2021-04-20 | 주식회사 경동엔지니어링 | 부직포 제조용 필링슈트 머신 |
KR20210001152U (ko) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 주식회사 경동엔지니어링 | 부직포 제품을 금형에서 직접 성형하기 위한 필링인 유닛 |
-
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