JP2000079107A - 末梢mrアンジオグラフィ方法及び装置 - Google Patents

末梢mrアンジオグラフィ方法及び装置

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    • G01R33/56572Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by a distortion of a gradient magnetic field, e.g. non-linearity of a gradient magnetic field

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 かなりの長さのある動脈などの脈管を対象と
する末梢MRアンジオグラフィ方式を提供する。 【解決手段】 末梢MRアンジオグラフィ方式では、脈
管に沿って隔設されている複数の走査ステーション4
6、48、50の各々へ相次いで流れるボーラス54を
供給するために、造影剤が静脈注射される。所与の走査
ステーションに関連するMRデータの最初の部分集合を
取得した後に、ボーラスを追跡して、次に続く走査ステ
ーションに到達したか否かを判定する。到達していれ
ば、次の走査ステーションに関連するMRデータの少な
くとも一部を取得する。しかしながら、ボーラスが次の
走査ステーションに未だ到達していないことが判明した
ら、上述の所与の走査ステーションでの更なるデータの
取得を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、磁気
共鳴(MR)アンジオグラフィ、即ち血液又は他の体液
を通す動脈などの脈管のMRイメージング方式に関す
る。より具体的には、本発明は、比較的長さの長い脈管
に沿って隔設されたいくつかの走査位置又は走査ステー
ションの各々においてMRデータが取得される上述の種
類のイメージング方式に関する。更により具体的には、
本発明は、或る量の造影剤、即ちボーラス(bolus )が
脈管又は他の導管に沿ってステーションからステーショ
ンへ移動している場合に、実質的にボーラスが特定のス
テーションに位置しているときのみ該特定のステーショ
ンでMRデータを確実に取得するための処置が取られる
ようにした上述の種類のイメージング方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、MRアンジオグラフィにおいて、
血管に沿って流れる血液に或る特定量の造影剤、例えば
ガドリニウムのキレートを注入することは周知の手法で
ある。この特定体積又は質量の造影剤は「ボーラス」と
呼ばれ、血液のT1 時間を短縮する効果を有する。この
ようにして、高速グラディエント・エコー法又は類似の
手法によって取得された血液のMR画像が、血管構造の
隣接する静止組織に対して極めて良好に表現される。
【0003】また、いくつかの臨床的評価検査では、比
較的長さの長い脈管領域をイメージングすることが必要
になることも周知である。従って、これらの評価にMR
を利用する際には、脈管の流路に沿って間隔を空けて配
置されているいくつかのステーション又は走査位置にわ
たってMRデータを取得することが必要になる。ある特
定のステーションにおいてデータを取得するために、典
型的には患者を支持しているテーブルの移動によって、
患者がMRスキャナに対して選択的に位置決めされる。
次いで、この特定の走査位置又はステーションを含んで
いる患者の領域又は部分について取られる一連のスライ
スからデータが取得される。この後、他の走査位置又は
ステーションを含んでいる患者の他の部分からデータを
取得できるように、患者はスキャナに対して移動され
る。造影剤のボーラスの注入と組み合わせて以上の手順
を採用しているMRアンジオグラフィは、ボーラス追跡
式末梢MRアンジオグラフィ(bolus chasing peripher
al MR angiography )と呼ばれることもある。
【0004】現在、末梢MRアンジオグラフィ検査に関
連して造影剤を用いるとき、第1のステーションは、関
心のある脈管に沿って、ボーラスが最初に到達する患者
の部分になるように選択される。第1のステーションで
の走査が完了すると、通常、データの取得は次の走査ス
テーションへ移動する。しかしながら、次のステーショ
ンに移動する最も適当な時刻は、正確にはわからない。
例えば、血流が遅い場合に、次の走査ステーションの位
置にある末端の脈管構造は、造影剤で充たされる適切な
時間がないことがある。他方、流速が予測よりも速い場
合には、造影剤がデータ取得の開始前に次の走査ステー
ションに隣接した静止組織に移動している傾向を有す
る。いずれの場合にも、移動する液体と静止組織との間
のコントラストは、次の走査ステーションでは大幅に低
下するおそれがある。更に、流速が過度に遅い場合でも
又は過度に速い場合でも、これに起因して、イメージン
グが後続の走査ステーションに進むにつれて、また走査
ステーションの総数が増大するにつれて、望ましくない
影響が次第に大きくなる傾向を生じる。
【0005】
【発明の概要】本発明は、一般的には、患者の体内の比
較的長い動脈などの脈管に関連する構造をイメージング
するための末梢MRアンジオグラフィ方式であって、脈
管に沿って配置されている複数の走査ステーションの各
々においてMRデータを取得すべきである方式を対象と
する。この方式では、静脈注射を介して血液に造影剤を
注入して、第1及び第2のステーションへ相次いで流れ
るボーラスを供給することを含む。この方式は更に、第
1のステーションに関連した第1のMRデータ集合(dat
a set)の最初の部分を取得し、第2のステーションを監
視してボーラスが到達したか否かを決定することを含
む。この監視により、ボーラスが第2のステーションに
実際に到達したことが判定された場合、第2のステーシ
ョンに関連した第2のデータ集合のMRデータの少なく
とも一部が取得される。しかしながら、ボーラスが第2
のステーションに未だ到達していないと判定された場合
は、第1のステーションで更にデータの取得が続行され
る。
【0006】本発明の好ましい態様では、第1の走査位
置で最初に取得されたMRデータの部分は中央k空間デ
ータを含んでおり、脈管はイメージング対象の被検体に
存在する動脈を含んでいる。更に、このMR方式には、
MR走査装置と、イメージング対象の被検体を支持する
テーブルとが関連しており、第1及び第2の走査ステー
ションにそれぞれ関連するMRデータ集合を取得するた
めに、テーブルは走査装置に対して被検体を選択的に位
置決めするように作動される。
【0007】本発明の有用な態様では、上記の第2のス
テーションの監視のために、造影剤に応答するNMRモ
ニタ手段を、脈管に接近した関係で且つ第2のステーシ
ョンに隣接するように配置し、そして該監視手段を、第
2のステーションでの造影剤の量が所定の閾値を上回っ
たときに信号を発生するように設定する。本発明のもう
1つの有用な態様では、上記の第2のステーションの監
視のために、脈管に隣接し且つ第2の走査ステーション
に隣接した領域からMRデータを高速取得し、次いで、
この高速取得したデータから画像を高速再構成する。次
いで、操作者によって、高速取得された画像を単純に目
視検査することにより、第2の走査ステーションでの造
影剤の量を容易に判定することができる。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、かなりの長さのある動
脈などの脈管を対象とする末梢MRアンジオグラフィの
より最適化された方式を提供することにある。もう1つ
の目的は、脈管に沿って隔設されている一連の走査ステ
ーションの各々の走査ステーションにおけるデータ取得
が、造影剤のボーラスの走査ステーションへの到達と時
間的に実質的に同期しているような上述の種類の方式を
提供することにある。
【0009】もう1つの目的は、脈管流路に沿った相次
ぐ走査ステーションにおいてボーラスの到達を追跡する
上述の種類の方式を提供することにある。もう1つの目
的は、ボーラスがカレントの走査ステーションから次の
走査ステーションへ移動したか否かに関する評価を行
い、この評価に従って、データ取得を次のステーション
に移動するか又は現在のステーションで続行するかのい
ずれかにするような上述の種類の方式を提供することに
ある。
【0010】本発明のこれらの及びその他の目的及び利
点は、図面を参照した以下の記載からより容易に明らか
となろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に従ってMRデ
ータを取得するように動作することのできるMRシステ
ム又はスキャナ10の基本的な構成要素が示されてい
る。システム10は、RF送信コイル12と、ボア(中
孔)内に主磁場又は静磁場B0 を形成する円筒形マグネ
ット14とを含んでいる。RFコイル12は、MR信号
を発生させるために、マグネットのボア内に位置する患
者又は他のイメージング対象の被検体16に対してRF
励起信号を送信するように動作する。システム10は更
に、直交するX基準軸、Y基準軸及びZ基準軸に対して
それぞれGx 磁場勾配、G y 磁場勾配及びGz 磁場勾配
を発生させる勾配コイル18、20及び22を含んでい
る。図1は、勾配コイル18、20及び22の各々が勾
配増幅器24、26及び28によってそれぞれ駆動さ
れ、RFコイル12が送信増幅器30によって駆動され
ていることを示している。図1は更に、受信増幅器38
と関連して動作し、被検体16からMR信号を取得する
RFコイル40を示している。構成によっては、コイル
40及びコイル12は、イメージング・シーケンス中に
交互のモードで動作する同一のRFコイルであってよ
い。システム10には更にパルス・シーケンス制御器3
2が設けられており、パルス・シーケンス制御器32
は、RF増幅器及び勾配増幅器を制御することにより、
MR信号の集合(set) を発生させて取得するためのパル
ス・シーケンスを作成するように動作する。システム1
0はまた、システム制御及びデータ処理装置34を含ん
でおり、この装置34は、本発明に従ってシステム10
のそれぞれの構成要素を動作させてMRデータを取得す
ると共に、このMRデータの画像を構成する。MRシス
テム10の各構成要素の構造、作用及び相互関係は周知
であり、1997年9月30日発行の米国特許第5,6
72,969号等の従来技術に記載されている。
【0012】図1には更に、被検体16が、MRシステ
ム10のZ軸に沿って摺動する又は並進することが可能
なテーブル36又は類似物に支持されることが示されて
いる。このようにして、被検体16を、主マグネット1
4のボアの内部に選択的に位置決めすることができる。
テーブルの移動は、コンピュータの制御下にあり、マグ
ネットのボアのZ軸に沿ってテーブルの位置を精密に制
御することができ、また再現することができる。
【0013】次に、図2には、マグネット14内でテー
ブル36に支持されている被検体16の更に詳細な図が
示されている。更に詳しく述べると、図2は、かなりの
長さのある血管又は脈管領域44を有している患者又は
被検体16を示している。この場合には、末梢の動脈の
臨床的な評価検査には、被検体の腹部から下肢にかけて
広がる広範囲の視野のイメージングが必要となる。この
評価は、腹部の大動脈、腸骨付近の動脈、大腿動脈、膝
窩動脈、脛腓骨動脈及び足の動脈の各部を含んでいる。
広範囲の脈管領域44の全体としてのMR画像データを
取得することが望ましい。しかしながら、脈管領域44
にはかなりの長さがあるので、被検体16とMRシステ
ム10の各構成要素との間に複数の走査位置又は走査ス
テーションを設定することによりデータを取得すること
が必要である。
【0014】これにより、図2に、被検体16の一部分
又は領域をそれぞれ含んでいる走査ステーション46、
48及び50を示す。更に詳しく述べると、走査ステー
ション46は、被検体16の上体の胴区域(腹部)を含
んでおり、走査ステーション48は、被検体16の下半
身の胴区域(骨盤及び大腿)を含んでおり、走査ステー
ション50は、被検体16の下方の肢部(ふくらはぎ及
び足)を含んでいる。特定の走査ステーションに関連す
るMRデータを取得するために、テーブル36を移動さ
せて、特定の走査ステーションを主マグネット14と特
定の関係になるように配置する。例えば、図2は、走査
ステーション46の中央点がマグネット14のアイソセ
ンタ(isocenter) 42に配置されているのを示してい
る。
【0015】従来の構成では、脈管44のうちの走査ス
テーション46内に位置している部分に関連するMRデ
ータ集合の全体が、この走査ステーションが図2に示す
位置にある間に取得されていた。次いで、テーブル36
は、被検体16を図2で見て左へ並進させて、走査ステ
ーション48の中央点をイソセンタ42に位置決めす
る。脈管44のうちの走査ステーション48の内部にあ
る部分に関連するデータ集合の全体を走査した後に、被
検体を更に並進させて、走査ステーション50の中央点
をイソセンタ42に位置決めする。次いで、走査ステー
ション50に関連するデータ集合が走査されて、データ
取得手順が完了していた。図2から、隣接した走査ステ
ーションの間には、一定の量の重なりが生じ得ることが
わかる。
【0016】前述したように、MRアンジオグラフィに
おいて、脈管44内を流れる血液52に、造影剤、例え
ば20ccのガドリニウムのキレートを静脈注射するこ
とは常用の手法となっている。これにより、脈管44内
にボーラス54が供給される。脈管44により血液が被
検体16の上体から下方の肢部へ流れている場合、流動
の方向は、図2で見て左から右となる。心循環及び肺循
環を通過した後に、ボーラス54は、先ず走査ステーシ
ョン46に到達し、次いで走査ステーション48に到達
し、最後に走査ステーション50に到達する。
【0017】ゼネラル・エレクトリック・カンパニィに
よる「SMARTPREP」として商業的に公知の従来
の手法(Radiology 誌、1997年、第203号、第2
75頁〜第280頁のFoo TKF 、Saranathan M、 Princ
e MR及びChenevert TLの「ガドリニウム強化型高速3次
元MRアンジオグラフィにおける自動化されたボーラス
到達の検出及びデータ取得の開始(Automated detectio
n of bolus arrival and initiation of data acquisit
ion in fast, three dimensional, gadolinium-enhance
d MR angiography)」に記載されている)によれば、走
査ステーション46を構成する視野に関して動脈血流の
上流に脈管44に隣接してモニタ56が配置されてお
り、この実例が図2に示されている。モニタ56は、こ
のモニタ56に接近した関係にある脈管44の小さな空
間又は領域(図2には示されていない)内で励起された
MR信号を周期的に検出する。検出されたMR信号は、
造影剤が走査ステーション46内に位置している脈管4
4の部分又はセグメントに流入したときに、所定の閾値
水準に達する。この後直ちに、ステーション46の走査
が開始する。このような走査が完了したとき、MRシス
テムは、走査ステーション48からデータを取得し、次
いで走査ステーション50から取得するように逐次的に
進行する。
【0018】前述したように、ボーラス54が1つの走
査ステーションから次のステーションへ移動するのに必
要な時間は、正確にはわからず、患者によっても異な
る。ボーラスの移動の変動によって、MR画像データは
かなりの影響を蒙る可能性がある。目標の動脈にボーラ
スが到達する前にMRデータを取得すると、動脈の視覚
化が不良になる(又はできなくなる)。同様に、ボーラ
スの通過の後にデータを取得すると、目標の動脈の最適
な視覚化が得られない可能性がある。従って、ボーラス
のタイミング(即ち、ボーラスをMRデータ取得と協働
させる能力)が不正確であると、上述したような従来の
走査手法における造影剤の利用の長所(及び効力)が大
幅に低下し、又はガドリニウムのキレートの造影剤の量
若しくは投与を増大させることが必要になる可能性があ
る。従って、これらの欠点を克服するためには、本発明
の一実施例によれば、モニタ58及び60を脈管44に
接近した関係に、従って図2にそれぞれ示す位置に配置
する。更に詳しく述べると、モニタ58は、図2で見
て、走査ステーション48の左端の直ぐ右に配置され、
モニタ60は、走査ステーション50の左端の直ぐ右に
配置される。このようにして、モニタ58及び60は、
ボーラス54の到達をそれぞれ走査ステーション48及
び50において検出する。モニタ58及び60は、動作
及び構造についてはモニタ56と同様のものでよい。ま
た、アンジオグラフィ検査用の画像データの取得の前
に、各々のモニタ毎にベースライン・データを取得す
る。ベースライン・データは、造影剤が存在しないとき
にそれぞれのモニタによって検出されるMR信号のレベ
ルを指示するものである。これらのデータから、各々の
モニタについての閾値水準を予め設定しておいて、対応
する走査位置におけるボーラスの到達を指示するように
することができる。
【0019】ステーション46又は48からデータを取
得している間にそれぞれ位置58及び60での信号を監
視するために、位置58又は60をより良好に視覚化す
るようにテーブルを移動させてもよいことに留意された
い。更に、テーブルを移動させると、位置58又は60
を大きな画像FOV(視野)の端に置くことによる形状
の歪みが最小限になる。
【0020】後で詳述するように、脈管44に沿ったボ
ーラス54の進行を追跡することにより、本発明の方法
では、走査ステーションへのボーラスの到達を検出した
ときに、このステーションにおける最も関連のある画像
データを直ちに取得することができる。更に、この方法
では、ボーラスが次に続くステーションに移行している
間に走査ステーションにおけるデータ取得を続行するこ
とも可能にする。このようにして、本発明の方法は、末
梢MRアンジオグラフィにおける造影剤の利用を最適化
する。
【0021】図3について説明すると、図3には、本発
明の一実施例の方法でのモニタ56〜60の使用法を示
す流れ図が示されている。処理ブロック62及び64に
よれば、それぞれのモニタの閾値レベルを最初に予め設
定してから、モニタ56を動作させて、第1の走査ステ
ーション、即ち走査ステーション46へのボーラス54
の到達を検出する。この後直ちに、n個の走査ステーシ
ョンの各々の内部に位置している脈管44のセグメント
に関して画像データの収集を開始するためのトリガ信号
が発生する。図2は3つの走査ステーションしか示して
いないが、他の実施例では、走査ステーションの数nが
実質的に更に大きくてもよいことは容易に明らかであろ
う。更に、図3の処理ブロック66によって強調されて
いるように、最初の第1のステーションを含めて各々の
走査ステーションにおける最初のデータ取得は、中央k
空間データに限定されている、即ち低めの空間周波数の
k空間に限定されている。このようなデータは、画像再
構成において最も重要であり、約5秒〜10秒の時間
で、十分利用できるものとして取得される。
【0022】n番目の走査ステーションについての中央
k空間データの取得の後に、判定ブロック68によっ
て、このn番目の走査ステーションがイメージング・シ
ーケンスで最後のステーションであるか否かに関する判
定を行う。最後のステーションでなければ、図3では処
理ブロック70及び判定ブロック72によってまとめて
示すように、走査ステーションn+1についてのモニタ
信号が検出され、ボーラス54がこのステーションに到
達したか否かを判定する。ボーラス54が走査ステーシ
ョンn+1に到達していれば、前述したように、テーブ
ル36が動作して被検体16を移動させ、走査ステーシ
ョンn+1でのデータ取得を開始することができるよう
にする。このような動作は、処理ブロック74によって
示されており、次いで、処理ブロック76によって、関
連するカウンタ(図示されていない)をnからn+1に
設定し直す。この後直ちに、処理ブロック66によっ
て、更新後の走査ステーションにおいて中央k空間デー
タを取得する。
【0023】ブロック72においてボーラスが走査ステ
ーションn+1に未だ到達していないものと判定された
ら、判定ブロック78による判定、即ち、n番目の走査
ステーションについてのデータ取得が完了したか否かを
判定しなければならない。完了していなければ、処理ブ
ロック80によって示すように、走査ステーションnに
要求される次のループのk空間データを取得する。しか
しながら、データ取得が完了していたら、処理ブロック
82の動作が実行され、即ち、信号対雑音比を向上させ
るために、n番目の走査ステーションについての中央k
空間データを再び取得する。代替的には、空間分解能を
高めるために、より高い空間周波数でデータを取得す
る。処理ブロック80又は処理ブロック82のいずれの
動作が完了した場合にも、システムは処理ブロック70
に戻って、走査ステーションn+1でのボーラスの到達
について再度試験する。
【0024】更に図3を参照すると、処理ブロック84
は、最後の走査ステーションが判定ブロック68によっ
て識別された後に、この走査ステーションについてデー
タ取得が完了することを要求する。次いで、処理ブロッ
ク86によって、未だ取得されていなかった残りのk空
間データのすべてがそれぞれの走査ステーションについ
て取得される。処理ブロック86の動作は一般的には、
被検体16を選択的に配置するテーブル36の制御され
た移動を必要とする。残りのデータの取得が完了した
ら、図3の走査手順は終了する。ここに記載すると共に
図3に示す実施例のそれぞれの工程及び手順は、これら
の工程及び手順に従ってシステム10の動作を指令する
制御装置34の電子回路を構成することにより容易に実
現可能であることは直ちに明らかとなろう。
【0025】上述の本発明の実施例では、関心のある脈
管の内部の小さな空間の上にモニタを配置する際に問題
が生ずる可能性がある。図2に示すように、モニタ及び
これに関連する空間は、走査ステーションの端の付近に
位置しており、従って、イメージング視野の端に位置し
ている。その結果、モニタ空間がマグネットのアイソセ
ンタから遠く離隔して配置されている可能性があるの
で、勾配の非線形性による影響を受ける。
【0026】図4には、関心のある脈管44を切断する
ように取られていて、画像を構成するためのMR信号デ
ータを得ようとする理想的なスライス選択スラブ88が
示されている。スラブ88は、モニタの1つに隣接して
いる血流の経路に沿った小さな領域を含んでいる空間9
0を包含している。図4は更に、MR信号データが実際
に取得されるスライス選択スラブ88aを示している。
アイソセンタ42から遠く離隔していると勾配磁場の非
線形性が存在するため、スラブ88aの端部が彎曲し
て、意図した位置から離れてしまう。これに応じて、監
視空間の実際の位置90aが、意図した空間位置90か
ら変位する。その結果、監視スラブに対応する周波数オ
フセットが不正確になり得る。これは、磁場の歪みを予
め算出する「GRADWARP」として当業界で公知の
手法の勾配パラメータを用いることにより補償すること
ができる。すると、本発明の方法では、スライス選択周
波数のオフセット及びスライス選択勾配の振幅を、上述
の公知の手法に従って変更することができる。これによ
り、所定の監視空間を、所期の位置によりよく一致させ
ることができる。GRADWARP法は、1987年1
0月6日発行の米国特許第4,698,591号等の従
来技術に記載されている。
【0027】監視空間を精密に局在化させるためのもう
1つの方法は、スライス選択RFパルス(スピン・エコ
ー直交スライス選択勾配又は2次元(2D)円筒形RF
パルスのいずれか)の飽和効果を利用するものである。
飽和領域は、監視空間の位置を指示する。正確な位置
は、実時間取得シーケンスよりも前に追跡用又は監視空
間選択用のパルス・シーケンスを先行させることにより
迅速に識別され得る。このようにして、ユーザは、所望
のステーションの付近又は周囲を動いて、これに応じて
監視空間の周波数オフセットを調節することができる。
【0028】次に、図5について説明すると、図5に
は、それぞれの走査ステーションへのボーラスの到達を
検出するために代替的な手段を用いる本発明の別の実施
例を説明する流れ図が示されている。これにより、モニ
タ56〜60等のモニタの必要性及びこれに関連する欠
点が実質的に解消される。これは、Radiology 誌、19
97年、第205号、第137頁〜第146頁のWilman
AH 及びRiederer SJ 等の「楕円中心ビュー順でのフル
オロスコピー式トリガ型造影剤強化型3次元MRアンジ
オグラフィ:腎動脈への応用(Fluoroscopically trigg
ered contrast-enhanced three-dimensional MR angiog
raphy with elliptical centric view order: applicat
ion to the renal arteries )」に記載されている方法
と類似したものである。
【0029】処理ブロック92によって示すように、図
5の方法は、第1の走査ステーション、即ち走査ステー
ション46の短時間2次元投影画像を周期的に取得する
ことにより開始する。MRシステム10の操作者は、こ
のような走査ステーションにおいて造影剤で充填された
脈管が見えるまで、それぞれの画像を物理的に目視す
る。この後直ちに、操作者は、処理ブロック66によっ
て、第1の走査ステーションにおける中央k空間データ
の取得をトリガする。処理ブロック66は、図3に関し
て前述した処理ブロック66と同一である。次の判定ブ
ロック68も同様に、図3の判定ブロック68と同一で
ある。このように、最後のステーション以外の任意の走
査ステーションについて中央k空間データを取得した後
に、ブロック94によって示すボーラス追跡作用が開始
される。このような作用は、処理ブロック96及び9
8、並びに判定ブロック100を含んでいる。
【0030】この作用によれば、n番目のステーション
についての中央k空間データの取得に続いて、各々のk
z エンコーディング・ループの終わりに(3次元高速G
RE取得において)、短時間2次元投影画像(好ましく
は、100ミリ秒〜200ミリ秒の取得時間のエコー・
トレイン又は類似のパルス・シーケンスを用いて)が走
査ステーションn+1において取得される(処理ブロッ
ク96)。次いで、k y エンコーディング値が更新さ
れ、次のkz ループのデータが取得される。このよう
に、各々のky エンコーディング値毎に、次の走査ステ
ーションにおける高速取得が実行される。高速2次元投
影画像は、処理ブロック98に従って、(T acq +nz
TR)の間隔で実時間で再構成され表示される。Tacq
は、高速2次元画像の取得時間であり、nz はスライス
・エンコーディング値の数である。判定ブロック100
に従って、操作者は表示された2次元画像を観察し、走
査ステーションn+1にある脈管が造影物質で充填され
たか否かを判定する。充填されていれば、データ取得
は、走査ステーションn+1に移動する。充填されてい
なければ、データ取得は、図3に関して前述した判定ブ
ロック78、並びに処理ブロック80及び82に従って
走査ステーションnにおいて続行する。図5に示す残り
のブロックも同様に、図3に関して前述した対応するブ
ロックと同一である。
【0031】このようにして、図5の方法でわかるよう
に、走査ステーションn+1での脈管の目視による監視
は、走査ステーションnについてのk空間データの中央
の核が取得された後に始めて開始する。これにより、カ
レントの走査ステーションでのデータが、脈管と静止組
織との間での十分なコントラストを確実に有するように
なる。走査ステーションn+1での高速2次元投影画像
の取得は、次の2つの方法のうち1つで達成され得る。
第1の方法は、被検体16を走査ステーションn+1に
配置するように、テーブル36を完全に移動させるもの
である。第2の方法は、テーブルをこのような走査ステ
ーションに向かって中途まで移動させるものである。手
順の選択は一般的には、テーブルの移動速度に依存す
る。
【0032】Radiology 誌、1998年、第206号、
第283頁〜第289頁のKim J 、Farb G及びWright G
による「監視走査:ガドリウム強化型ダイナミックMR
アンジオグラフィでの頚動脈における試験ボーラス検査
(Sentinel scan: Test bolus examination in the car
otid artery at dynamic gadolinium enhanced MR angi
ography )」に記載されているように、以上に述べた2
つのアプローチ又は実施例を組み合わせて、造影剤のボ
ーラスの到達の検出のための視覚的且つ自動化された方
法を提供し得ることにも留意されたい。
【0033】明らかに、以上の教示に照らして、本発明
のその他の多くの改変及び変形が可能である。従って、
開示された概念の範囲内で本発明を具体的に記載された
以外の方法で実施してもよいことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実行するのに用いられるMRシステム
の基本的な構成要素を示す概略構成図である。
【図2】本発明に従って末梢MRアンジオグラフィ検査
を行うための配置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例を示す流れ図である。
【図4】図3の実施例に関連する勾配の非線形性の影響
を示す概略図である。
【図5】本発明の代替的な実施例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 MRシステム 12 RF送信コイル 14 円筒形マグネット 16 被検体 18、20、22 勾配コイル 24、26、28 勾配増幅器 30 送信増幅器 32 パルス・シーケンス制御 34 システム制御及びデータ処理装置 36 テーブル 38 受信増幅器 40 RFコイル 42 アイソセンタ 44 脈管領域 46、48、50 走査ステーション 54 ボーラス 56、58、60 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィンセント・ビー・ホウ アメリカ合衆国、メリーランド州、ノー ス・ベセズダ、キャッスルゲイト・コー ト、11908番 (72)発明者 マシュー・アブラハム・バーンスタイン アメリカ合衆国、ミネソタ州、ロチェスタ ー、ウッドランド・ドライブ・エスダブリ ュ、1321番

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脈管に関連する構造をイメージングする
    末梢MRアンジオグラフィ方法であって、脈管又は脈管
    領域に沿って配置されている相次ぐ走査ステーションの
    各々において磁気共鳴(MR)データを取得すべきであ
    る末梢MRアンジオグラフィ方法において、 造影剤を静脈注射して、前記走査ステーションのうちの
    第1のステーションへ流れ、この後に前記走査ステーシ
    ョンのうちの第2のステーションへ流れるように配置さ
    れるボーラスを供給する工程と、 前記第1の走査ステーションに関連する第1のMRデー
    タ集合の最初の部分を取得する工程と、 前記第2の走査ステーションを監視して、前記ボーラス
    が前記第2の走査ステーションに到達したか否かを判定
    する工程と、 前記監視する工程において、前記ボーラスが前記第2の
    走査ステーションに到達したと判定されたとき、前記第
    2の走査ステーションに関連する第2のMRデータ集合
    の少なくとも一部のデータを取得する工程と、 前記監視する工程において、前記ボーラスが前記第2の
    走査ステーションに未だ到達していないと判定されたと
    き、前記第1のMRデータ集合のデータ取得を続行する
    工程と、を有していることを特徴とする末梢MRアンジ
    オグラフィ方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のMRデータ集合の前記最初の
    部分は、中央k空間データを含んでいる請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記監視する工程は、 前記造影剤に応答するMR検出器を、前記脈管に接近し
    た関係に且つ前記第2の走査ステーションに隣接するよ
    うに配置する工程と、 前記第2の走査ステーションにおける前記造影剤の量が
    所定の閾値を上回ったときに信号を発生するように前記
    検出器を設定する工程と、を含んでいる請求項2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記監視する工程は、 前記脈管及び前記第2の走査ステーションに隣接した領
    域からMRデータを高速取得する工程と、 前記第2の走査ステーションに位置する脈管が前記造影
    剤で充填されたか否かを判定するために操作者により利
    用される実時間画像を、前記高速取得されたMRデータ
    から構成する工程と、を含んでいる請求項2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記監視する工程は、 前記造影剤に応答するMR検出器を、前記脈管に接近し
    た関係に且つ前記第2の走査ステーションに隣接するよ
    うに配置する工程と、 前記第2の走査ステーションにおける前記造影剤の量が
    所定の閾値を上回ったときに信号を発生するように前記
    検出器を設定する工程と、 前記脈管及び前記第2の走査ステーションに隣接した領
    域からMRデータを高速取得して、該データから実時間
    画像を構成する工程と、 前記検出器により発生された信号を検出すると共に、前
    記高速取得された画像を目視観察して、前記第2の走査
    ステーションへの前記ボーラスの到達を判定する工程
    と、を含んでいる請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記脈管はイメージング対象の被検体に
    存在する動脈を含んでいて、MR走査装置と、前記イメ
    ージング対象の被検体を支持しているテーブルとが設け
    られている場合において、該テーブルが、前記走査ステ
    ーションのうち所与の1つのステーションに関連するM
    Rデータを取得するために、前記走査装置に対して前記
    イメージング対象の被検体を選択的に位置決めするよう
    に作動される請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 被検体内の脈管のMR画像を取得する方
    法であって、前記脈管が、該脈管に沿って隔設されてい
    る相次ぐ走査ステーションの各々においてMRデータを
    取得しなければならないような長さを有している場合に
    おけるMR画像取得方法において、 前記脈管に造影剤を注入して、前記ステーションの各々
    へ相次いで流れるように配置されるボーラスを供給する
    工程と、 前記ステーションの各々を相次いで動作可能にしてMR
    データを取得するために、前記被検体とMR走査用装置
    との間の相対的な移動を確立する工程と、 前記ステーションのうちの最後のステーション以外の所
    与の1つのステーションを動作可能にした直後に、該所
    与のステーションに関連する第1のMRデータ集合の最
    初の部分を取得する工程と、 前記所与のステーションの次に続くステーションを監視
    して、前記ボーラスが該次に続くステーションに到達し
    たか否かを判定する工程と、 該監視する工程において、前記ボーラスが前記次に続く
    ステーションに到達したと判定されたとき、前記次に続
    くステーションを動作可能にして、前記次に続くステー
    ションに関連する第2のMRデータ集合の最初の部分を
    取得し、また、前記ボーラスが前記次に続くステーショ
    ンに到達していないと判定され場合には、前記所与のス
    テーションにおいて前記第1のデータ集合に属する更な
    るデータを取得する工程と、を有していることを特徴と
    するMR画像取得方法。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2のデータ集合の前記最
    初の部分は、中央k空間をそれぞれ含んでいる請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のデータ集合に属する前記取得
    される更なるデータは、選択により、再取得される中央
    k空間データ、及びより高い空間周波数を有するk空間
    データを含んでいる請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記最後のステーションを動作可能に
    した直後に、該最後のステーションに関連するMRデー
    タの完全な集合が取得され、この後に、前記相次ぐ走査
    ステーションの内の他のステーションの各々においてデ
    ータ取得が完遂される請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記被検体は可動式テーブルの上に支
    持されており、該テーブルは、前記ステーションの各々
    を相次いで動作可能にしてMRデータを取得するため
    に、前記走査装置に対して前記被検体を選択的に位置決
    めするように作動される請求項7に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記監視する工程は、 前記造影剤に応答するMR監視手段を、前記脈管に接近
    した関係に且つ前記ステーションの各々に隣接するよう
    に配置する工程と、 特定のステーションにおける前記造影剤の量が所定の閾
    値を上回ったときに信号を発生するように前記特定のス
    テーションに隣接した監視手段を設定する工程と、を含
    んでいる請求項7に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記監視する工程は、 前記脈管及び前記次に続くステーションに隣接した領域
    からMRデータを高速取得する工程と、 前記次に続くステーションに位置する脈管が前記造影剤
    で充填されたか否かを判定するために操作者により利用
    される実時間画像を、前記高速取得されたMRデータか
    ら構成する工程と、を含んでいる請求項7に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 前記実時間画像は、高速2次元投影画
    像を含んでいる請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 脈管に関連する構造をイメージングす
    る末梢MRアンジオグラフィ装置であって、脈管又は脈
    管領域に沿って配置されている相次ぐ走査ステーション
    の各々において磁気共鳴(MR)データを取得すべきで
    ある末梢MRアンジオグラフィ装置において、 造影剤を静脈注射して、前記走査ステーションのうちの
    第1のステーションへ流れ、この後に前記走査ステーシ
    ョンのうちの第2のステーションへ流れるように配置さ
    れるボーラスを供給する手段と、 前記第1の走査ステーションに関連する第1のMRデー
    タ集合の最初の部分を取得する手段と、 前記第2の走査ステーションを監視して、前記ボーラス
    が前記第2の走査ステーションに到達したか否かを判定
    する監視手段と、 前記監視手段において、前記ボーラスが前記第2の走査
    ステーションに到達したと判定されたとき、前記第2の
    走査ステーションに関連する第2のMRデータ集合の少
    なくとも一部のデータを取得する手段と、 前記監視手段において、前記ボーラスが前記第2の走査
    ステーションに未だ到達していないと判定されたとき、
    前記第1のMRデータ集合のデータ取得を続行する手段
    と、を有していることを特徴とする末梢MRアンジオグ
    ラフィ装置。
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