JP2004041732A - 核スピントモグラフィ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】造影剤を用いる血管造影MRT測定の時間的計画を、MRT装置のオペレータに軽減もしくは最適化することにある。
【解決手段】対話式の使用者画面の図形表示装置を備え、この画面を介してパラメータの入力および/または選択によって核スピントモグラフィ装置を構成可能である核スピントモグラフィ装置の処理装置において、造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の時間的計画のために動脈における造影剤増量の時間的経過を求める予め用意されたテストボーラス測定の結果が図形表示されるテストボーラスチャートの形の図形表示使用者画面が設けられる。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、医療の分野において患者の検査に適用される核スピントモグラフィ(同義語:磁気共鳴断層撮影、MRT(Magnetic Resonance Tomography)、従って以下では磁気共鳴断層撮影またはMRTとも呼ぶ)に関する。特に、本発明は造影剤増強された磁気共鳴血管造影測定(以下では造影剤増強磁気共鳴血管造影測定と呼ぶ)の図形計画装置を備えた核スピントモグラフィ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
MRTは核スピン共鳴なる物理現象を基礎とし、画像形成方法として15年以上前から医学や生物物理学の分野で成功裡に使用されている。この検査方法では、被検体は強力な一定磁場に曝される。これによってそれまで無規則に配列されていた被検体内の原子の核スピンが整列する。その場合、高周波はこの「整列した」核スピンを励起して振動を起こさせる。MRTで、この振動は適当な受信コイルにより受信される本来の測定信号を形成する。傾斜磁場コイルで作られた非均一な磁場を使用することによって、被検体は3つの全空間方向に空間的にコード化され、これは一般に「位置エンコードディング」と呼ばれる。
【0003】
MRTへのデータ取込みは、いわゆるk空間(同義語:周波数空間)において行なわれる。いわゆる画像空間におけるMRT画像はフーリエ変換によってk空間におけるMRTデータと関連付けられている。k空間に広げられた被検体の位置エンコーディングは3つの全空間方向における傾斜磁場によって行なわれる。その場合に、断層選択(被検体における撮影断層を定めるもので、通常はz軸である)と、周波数エンコーディング(その断層における方向を定めるもので、通常はx軸である)と、位相エンコーディング(その断層内における第2の次元を定めるもので、通常はy軸である)とが区別される。さらに、z軸に沿った位相エンコーディングによって、選択断層をさらに別の断層に分割することができる。
【0004】
したがって、まず、選択的に例えばz方向における一つの断層が励起させられ、場合によってはz方向の位相エンコーディングが行なわれる。その断層における位置情報のコード化は2つの上述した直交する傾斜磁場(z方向に励起された断層の例の場合、x方向およびy方向における既述の傾斜磁場コイルによって生ぜしめられる傾斜磁場)にて位相エンコーディングと周波数エンコーディングとの組み合わせによって行なわれる。
【0005】
被検体の全断層を測定するために、画像形成シーケンス(例えば、グラジエントエコーシーケンス、FLASH)が位相エンコード傾斜磁場、例えばGの種々の値に対してN回繰り返される。その場合に、その都度の高周波パルスの時間間隔は繰り返し時間TRと呼ばれる。核共鳴信号(例えば、グラジエントエコー信号)が、各シーケンス通過時にΔt同期化ADC(アナログディジタル変換器)によって、選択傾斜磁場Gの存在中に等間隔の時間ステップΔtで同様にN回走査され、ディジタル化され、そして記憶される。このようにして、行ごとに作り上げられたN×Nのデータ点を有する数値マトリックス(k空間におけるマトリックスもしくはkマトリックス)が得られる。このデータセットからフーリエ変換によってN×Nのピクセルの分解能を持った被観察断層のMR画像が直接に再構成される(N×Nの点を有する対称マトリックスは一例にすぎず、非対称マトリックスを生じさせてもよい)。物理的理由から、kマトリックスの中心範囲の値は主としてコントラストに関する情報を含み、kマトリックスの縁部範囲の値は主として変換されたMRT画像の分解能に関する情報を含む。
【0006】
以上に説明したように全方向における人体の断層像を撮影することができる。医学的診断における断層画像形成方法としてのMRTは、何よりも「非侵襲」の検査方法として優れている。それにもかかわらず、特に血管造影(すなわち人体の血管撮影、とりわけ出血した器官の血管撮影)の場合、自然のMR画像形成ではコントラスト形成に限界があるが、造影剤を使用すればその限界を著しく広げることができる。磁気共鳴断層撮影法での造影剤効果は、一般に、例えば縦緩和時間Tまたは横緩和時間Tのようなコントラストにとって決定的なパラメータへの影響に基づいている。臨床上の適用で、3価のガドリニウムGd3+はT短縮作用を有することが今や認識されている。いわゆるキレート化合物 (DTPA、iethylenriamineentaacetic cid、ジエチレントリアミン5酢酸)へ結合されることによってガドリニウムが毒性を失うので、Gd−DTPAは一般に静脈内へ適用することができる。造影剤を全動脈系統へ分配する心臓へ直接通じている静脈が選ばれる。普通のシーケンス(T強調スピンエコーシーケンス、グラジエントエコーシーケンスなど)の場合には、加速されたT緩和がMR信号を高め、したがってMR画像における被観察組織のより明るい表示を生じさせる。このようにして、例えば頭部、頸部、心臓あるいは腎臓における血管の鮮明でコントラスト豊かな像を測定することができる。
【0007】
磁気共鳴断層撮影法におけるこの種の造影剤増強法は、一般に「造影剤増強磁気共鳴血管造影法」(ontrast nhanced MR ngiography, CE MRA)と呼ばれる。造影剤増強血管撮影の画質は主として測定を特色づける経過ステップの時間的座標に依存し、これは一般にタイミングつまり造影剤タイミングと呼ばれている。最も重要な経過ステップは造影剤注入、測定期間並びにk空間マトリックス中心部の測定である。撮像のできるだけ良好なコントラストを得るためには、kマトリックス中心部の測定中に、撮影すべき関心領域において最大の造影剤濃度が存在するように努めるべきである。この理由から造影剤増強磁気共鳴血管造影法は次の従来技術にしたがって実施される。
【0008】
1.まず、関心のある血管系統の大体の位置を求めそれから最適な被撮影断層を導き出すために、最も特徴的な断層の概略撮影(英語:Localizer、ローカライザー)が行なわれる。
【0009】
2.いわゆるテストボーラス測定(Test−Bolus測定)が行なわれる。この測定では 関心領域(英語:egion f nterest,ROI)における造影剤増量の時間的経過が求められる。このため、時点T2(図2)で非常に僅かな分量(約2ml)の造影剤が静脈内に注入され、引き続いて(一般に秒単位)、ROIにある動脈のMR強度が測定される。評価ソフトウェアを用いて、ROIにおける造影剤30の強度特性が図2に示されているように表示される。造影剤注入開始時点T2から造影剤が十分な量(これはA,Bで示されているが、一般に最大値の75〜80%)に達する時点T3までは、一般に走行時間(英語:olus rrival ime(ボーラス到着時間)、BAT)と呼ばれる。それから、オペレータはBATに基づいて、注入時点T2もしくはTinjに対する遅延時間(英語:Delay)T4を計算する。本来の測定プロトコル(例えば,その都度のスピンエコーシーケンスまたはグラジエントエコーシーケンス)は、その計算された遅延時間DELAY後に開始されるべきである。遅延時間DELAYの計算のためにオペレータは現状では領域に応じた経験値またはそれの信頼性のある式を使用している。使用される可能性のある式は、
DELAY=BAT−TA/4
DELAY=BAT+Tinj/2−TA/2
DELAY=BAT−TTC+15%TA
などである。ただし、TAは使用されるシーケンスの全測定時間(英語:Acquisition Time,TA、撮影時間、スキャン時間)であって、T4からT6までの時間である。また、TTCはシーケンス開始時点T4からkマトリックスの中心範囲の行が測定される時点T5までの時間(英語:Time To Center,TTC)である。図2に示されているように、遅延時間DELAY(T2〜T4)は理想的には、造影剤が十分な量に達している最大範囲(AとBの間の時間)においてTAが現れ、その開始時点T4から時間TTCの経過後(時点T5)にROIにおける造影剤濃度が最大になったときにkマトリックスにおける中心範囲の行が測定されるように選択もしくは計算されるべきである。したがって、テストボーラス測定は本来のCE MRA測定のコントラストを前もって最適化することができるように測定準備もしくは時間計画を行なう。
【0010】
3.テストボーラス測定後、プレコントラスト測定すなわち造影剤なしのMR測定が行なわれる。造影剤注入なしのかかる自然撮影では、ROIにおいて関心のない組織が撮影されるが、それは後続の造影剤撮影(ポストコントラスト測定)においても同様に撮影される。画面上でのプレコントラスト測定とポストコントラスト測定との減算によってCE MRAの最終ステップにおいて関心のない組織は相殺される。
【0011】
4.プレコントラスト測定の終了時に、手動で、造影剤の分量が高められる(約20ml)。
【0012】
5.計算もしくは設定された遅延時間DELAY後に自動的にポストコントラスト測定、すなわち選択もしくは設定されたMRシーケンスの開始および進行が行なわれる。
【0013】
6.CE MRAの最終ステップにおいてプレコントラスト測定の撮像とポストコントラスト測定の撮像とが後処理(英語:Postprozessing)の形にて画面上で減算される。
【0014】
以上のステップ1〜6にて説明したCE MRA測定の進行は極端に制約されている。測定経過の時間的計画は、他の物理的要因を考慮することなしに、ほとんど固定的な式に従っている。これは、測定が最適な時点で行なわれないことを招く。測定の開始が早すぎると、ROIにおける造影剤増量がまだ最適でない時点で、コントラスト情報を含むkマトリクウス中央部が測定される。その結果、測定を使用できなくする縁部振動(Gibbs−Ringing、ギブズリンギング)の如きアーチファクトの発生によって画質低下が生じる。測定の開始が遅すぎると、血管系統の静脈部における既に到来した造影剤増量が撮像に静脈およぶ動脈の重なりをもたらす。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、造影剤増強血管造影のMRT測定の時間的計画を、MRT装置オペレータに対して簡単化もしくは最適化することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によれば独立請求項によって解決される。従属請求項は本発明の中心思想を特に有利な形態で構成する。
【0017】
つまり、本発明によれば、対話式の使用者画面の図形表示装置を備え、この画面を介してパラメータの入力および/または選択によって核スピントモグラフィ装置を構成可能である核スピントモグラフィ装置の処理装置において、造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の時間的計画のために動脈における造影剤増量の時間的経過を求める予め用意されたテストボーラス測定の結果が図形表示されるテストボーラスチャートの形の図形表示使用者画面が設けられる。
【0018】
従来技術と違って、本発明によれば、テストボーラス測定において静脈における造影剤増量の時間的経過が用いられ、テストボーラスチャートに図形表示される。
【0019】
テストボーラス測定の評価は、本発明によれば、処理装置がテストボーラス測定の撮影された画像シリーズから標準偏差画像を計算してこれを表示し、その標準偏差画像において、評価すべき動脈範囲および静脈範囲が印を付けられ、全シリーズに関して評価可能であることによって簡単化される。
【0020】
測定時点を造影剤の流れ寄る時間特性に合わせるために、静脈における造影剤増量の時間的経過および動脈における造影剤増量の時間的経過に加えて、尺度正しく磁気共鳴測定プロトコルが測定バーの形で図形表示される。
【0021】
本発明によるCE MRA測定の図形計画は、測定バーが相互に相対的にかつ静脈における造影剤増量の時間的経過および動脈における造影剤増量の時間的経過に対して相対的に移動されることによって行われる。
【0022】
その場合に、移動は本発明にしたがってマウスによってまたは相応の入力ウィンドウへの値の入力によって簡単に行われる。
【0023】
本発明によれば、測定経過が時間進行バーにより追跡される。
【0024】
その場合に、時間進行バーによる測定経過の観察のために、他のプロセスチャートを発生させると好ましい。
【0025】
さらに、本発明によれば、上記の核スピントモグラフィ装置によって造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法が提案されている。
すなわち、本発明によれば、パラメータの入力および/または選択によって核スピントモグラフィ装置を構成可能である対話式の使用者画面の図形表示装置を備えた核スピントモグラフィ装置による造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法において、図形表示使用者画面をテストボーラスチャートの形で発生させ、このテストボーラスチャートに、造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の時間的計画のために、動脈における造影剤増量の時間的経過を求める予め用意されたテストボーラス測定の結果が図形表示される。
【0026】
請求項10乃至請求項16は本発明による方法の中心思想を有利に展開している。
【0027】
さらに、本発明によれば、核スピントモグラフィ装置に接続されたコンピュータ装置上で動作するときに上記方法を実行するコンピュータソフトウェア製品が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下において添付図面に示す実施例を参照しながら本発明の更なる利点、特徴および特性を詳しく説明する。
【0029】
図1は、核スピントモグラフィ装置の概略図を示す。
図2は、関心範囲における静脈内の造影剤増量の時間的経過を求めるための従来技術によるテストボーラス測定を示す特性曲線図を示す。
図3は、静脈系における時間的に遅延された造影剤増量を考慮した造影剤増強血管造影MR測定の最適測定範囲を求めるための本発明によるテストボーラスチャートを示す。
図4は、一方ではテストボーラス測定の評価が最適化され他方では造影剤増強血管造影MR測定が図形的に計画できる本発明による血管造影チャートの形の拡張されたチャートを示す。
図5は、図形的に計画された造影剤増強血管造影MR測定の時間的経過が追跡される本発明によるプロセスチャートを示す。
【0030】
図1は、本発明により磁気共鳴タイムオブフライト血管造影法(MR−Time−Of−Flight Angiography)の改善されたコントラスト特性を有する核スピントモグラフィ装置の概略図を示す。核スピントモグラフィ装置の構成は従来の断層撮影装置の構成に対応している。基本磁場磁石1は、例えば人体の被検査部分の如き被検体の検査範囲における核スピンを分極もしくは整列させるための時間的に一定の強い磁場を発生する。基本磁場の核スピン共鳴測定に必要な高い均一性は、人体の被検査部分が挿入される球状の測定ボリュームM内に定められている。均一性の要求を支援するために、とりわけ時間的に不変の影響を除くために、適当な個所に強磁性材料からなるいわゆるシム板が取り付けられる。時間的に変化する影響はシム電源15によって制御されるシムコイル2によって除去される。
【0031】
基本磁場磁石1の内側には3つの部分巻線からなる円筒状の傾斜磁場コイル系3が挿入配置されている。各部分巻線は増幅器14から直交座標系の各方向へ直線傾斜磁場を発生するための電流を供給される。傾斜磁場コイル系3の第1の部分巻線はx方向の傾斜磁場Gを発生し、第2の部分巻線はy方向の傾斜磁場Gを発生し、第3の部分巻線はz方向の傾斜磁場Gを発生する。各増幅器14はディジタルアナログ変換器DACを含み、各ディジタルアナログ変換器DACは傾斜磁場を時間正しく発生させるためのシーケンス制御部18によって制御される。
【0032】
傾斜磁場コイル系3の内側には高周波アンテナ4があり、この高周波アンテナは高周波電力増幅器30から発生する高周波パルスを被検体つまり被検体の検査範囲の核の励起および核スピンの整列のための交番磁場に変換する。高周波アンテナ4は、歳差運動をする核スピンから出る交番磁場、すなわち一般に1つ又は複数の高周波パルスと1つ又は複数の傾斜パルスとからなるパルスシーケンスによって生じさせられた核スピンエコー信号を電圧に変換する。この電圧は増幅器7を介して高周波システム22の高周波受信チャネル8に導かれる。さらに、高周波システム22は送信チャネル9を含み、この送信チャネル9において核磁気共鳴の励起のための高周波パルスが発生される。その都度の高周波パルスは、装置コンピュータ20によって設定されたパルスシーケンスに基づいて、シーケンス制御部18内で複素数系列としてディジタル表示される。この複素数系列は実数部および虚数部としてそれぞれ入力12を介して高周波システム22のディジタルアナログ変換器DACに導かれ、これから送信チャネル9に導かれる。送信チャネル9ではパルスシーケンスが高周波キャリア信号に変調され、その信号の基本周波数は測定ボリューム内の核スピンの共鳴周波数に相当する。
【0033】
送信作動から受信作動への切替えは送信・受信切替器6によって行なわれる。高周波アンテナ4は測定ボリュームM内へ核スピンを励起するための高周波パルスを発射し、その結果としてのエコー信号を走査する。相応の得られた核共鳴信号は高周波システム22の受信チャネル8において位相に感応して復調され、それぞれのアナログディジタル変換器DACを介して測定信号の実数部と虚数部に変換される。画像コンピュータ17によって、このように形成して得られた測定データから画像が再構成される。測定データ、画像データおよび制御プログラムの管理は装置コンピュータ20を介して行なわれる。制御プログラムの進捗にしたがって、シーケンス制御部18はそれぞれの所望のパルスシーケンスの発生とk空間の相応の走査を制御する。特に、シーケンス制御部18は、傾斜磁場の時間正しい開閉、定められた位相および振幅を持った高周波パルスの送出、並びに核共鳴信号の受信を制御する。高周波システム22およびシーケンス制御部18の時間基礎はシンセサイザー19によって提供される。MRT装置の構成、核スピン像発生のための相応の制御プログラムの選定並びに発生した核スピン画像の表示はキーボードおよび1つ又は複数の画像スクリーンを含む端末機21を介して行なわれる。
【0034】
MRT装置を構成するために端末機21の画像スクリーン上で種々のチャート(英語:Pop−Up)を呼び出すことができる。これらのチャートは装置コンピュータ20によって発生させられる。これらのチャートにおいては、オペレータが測定パラメータ値を入力してMRT装置の設定を行なう入力ウィンドウが表示される。これらのチャートは項目別に分けられている。すなわち、例えばとりわけフリップ角を設定できるコントラストチャート、例えばエコー時間,繰り返し時間,断層数を入力できるルーチンチャート、kマトリックスを構成できる分解能チャート、所望のシ−ケンス形式(傾斜磁場エコーシーケンス、定常状態スピンエコーシーケンス、True FISP、EPI、FLASHなど)を選択できるシーケンスチャートなどである。
【0035】
本発明の見地はオペレータにテストボーラス測定についても同様にチャートを提供することである。このようなテストボーラスチャート33が図3に示されている。このテストボーラスチャート33においては、まず第1に評価されたテストボーラス測定の結果として(評価はオペレータにより評価プログラムにて行なわれる。)、注入時点T2後における造影剤増量の時間的経過30が図形表示される。さらに、本発明によれば、図形から走行時間T3(BAT ARTERIELL=動脈におけるボーラス到着時間)が自動的に求められる。本発明の別の見地は、このテストボーラスチャート33において、静脈における造影剤増量の時間的経過31も表示し,静脈の走行時間T7(BAT VENOS=静脈におけるボーラス到着時間)も自動的に求めることにある。つまり、従来技術によるテストボーラス測定(図2)とは違って、本発明によるこのテストボーラスチャート33においては、静脈における造影剤増量が動脈における造影剤増量に加わることによって、造影剤増量の2つの時間的経過30,31が表示される。
【0036】
静脈における造影剤増量がCE MRA測定に対して持ち得る影響は既に述べた。ポストコントラスト測定(TA)が時間的に静脈系の重要な造影剤増量の範囲(DELAY+TA>BAT VENOS)内へ入ると、画像において動脈と静脈が重なり合い、使いものにならない撮影となる。したがって、本発明によれば、一般にCE MRA撮影の場合、測定計画時に静脈における造影剤増量の時間的経過31が考慮されるべきである。このためにテストボーラスチャート33における自動評価が2つの走行時間T3,T7(BAT ARTERIELLおよびBAT VENOS)をもたらし、これらの時間差がいわゆる時間ウィンドウΔ(T3〜T7間の範囲つまりA〜C間の範囲)を与える。ポストコントラスト測定の測定時間TAがこの時間ウィンドウΔよりも小さい場合(TA<Δ)、ポストコントラスト測定は、たいてい注入後、
DELAY=BAT ARTERIELL
なる時間で開始される(つまり、T3=T4)。ポストコントラスト測定の測定時間が時間ウィンドウよりも大きい場合(TA>Δ)、ポストコントラスト測定の開始は次式にしたがって計算される。
DELAY=BAT ARTERIELL − TTC + Δ/2
【0037】
一般に動脈における造影剤増量の時間的経過30も静脈における造影剤増量の時間的経過31も、したがって時間ウィンドウΔもその都度の血液循環の状況に依存する。これは一つには被検者依存性(低血圧)であり、その他には病理学的依存性(沈着物炎症による血管の血流不良,挫傷)並びに領域依存性(頭蓋内領域(頭蓋)は例えば約5秒のΔ、首および肺の血管は4〜8秒のΔ、腎臓および腹部動脈は10秒までのΔ、骨盤における血管は20〜30秒のΔ、抹消血管は60秒までのΔを有するなど)である。本発明によれば、CE MRA測定に先立って両時間的経過30,31の実験に基づく決定によって、測定計画をその都度存在する状況に適合させることができる。
【0038】
図4は一方ではテストボーラス測定の評価が本発明にしたがって最適化され他方ではCE MRA測定が本発明にしたがって図形的に計画できる本発明による血管造影チャートの形の拡張されたチャートを示す。
なお、図4において、T0は自然測定開始、T1は自然測定終了、T2は注入時点(注入開始)、T3は動脈にける十分な量の造影剤増量、T4は第1回のポストコントラスト測定の開始、T5は中央のkマトリックス列の測定、T6は第1回のポストコントラスト測定の終了、T7は静脈における十分な量の造影剤増量、T8は第2回のポストコントラスト測定の開始、T9は第2回のポストコントラスト測定の終了、T10は第3回のポストコントラスト測定の開始、T11は第3回のポストコントラスト測定の終了、の各時点を表す。また、A,Bは動脈における十分な量の造影剤増量(75〜80%)、Cは静脈における十分な量の造影剤増量(75〜80%)を表す。
【0039】
上述のように(動脈または静脈の)テストボーラス測定は、時点T2における僅かの造影剤分量の注入後に一断層の一連の画像が撮影される(通常、1秒当たり1画像)ように行なわれる。従来技術によるテストボーラス測定の評価は、各画像を個別に観察することを可能にする評価ソフトウェアをオペレータが始動させなければならないようにして行なわれる。オペレータは個々の画像を比較することによって動脈もしくは静脈の範囲を(強度変化に基づいて)発見し、印を付けなければならない。評価ソフトウェアは印を付けられた範囲の強度経過30,31を図2または図3にしたがって図形表示させる。
【0040】
本発明においては、テストボーラス測定の評価は自動化され、したがって簡単化される。さらに、テストボーラス測定の範囲において一断層の画像シリーズが撮影されたならば、オペレータには、本発明にしたがって血管造影チャート34において、この画像シリーズの標準偏差(英語:Standard−Deviation−,STD DEV−)画像25が提供される。この標準偏差画像25は図4の右側に示されている。この標準偏差画像25例えば装置コンピュータ20によって、シリーズの個々の画像を加算することにより発生させられる。図4における標準偏差画像25は頸部の一断層を示し、そこでは、気管27は黒い範囲として、静脈29および動脈28は明るい点として認識できる。オペレータは、ここで(人体構造に関する知識に基づいて)動脈28および静脈29に丸印を付けなければならない。評価ボタン26の作動によって血管造影チャート34に動脈における造影剤増量の時間的経過30および静脈における造影剤増量の時間的経過31が図形表示される。
【0041】
本発明による簡単化は、オペレータがもはや評価ソフトウェア(評価ツール)において画像選択に関与しなくてもよいということにある。テストボーラス測定が終了すると直ぐにオペレータには血管造影チャート34の表面において概観画像25が提供され、この画像においてオペレータは印を付けるべき重要範囲28,29を即座に認識することができる。血管の印付けは適当なアルゴリズムにて自動的に行なってもよい。
【0042】
図4の血管造影チャート34には本発明の別の見地が満たされている。オペレータに、血管造影チャート34において造影剤増強血管造影MR測定を図形的に計画する可能性が与えられる。このために、時間軸の下側に、個々のコントラスト経過30,31と時間的に並列させることのできる測定バー32の形で個々の測定が示される。図4の局面は、それぞれ互いに異なる時間間隔を有する4つの測定バー32を示している。測定の回数は入力フィールド“測定”によって決定することができる。従来技術におけるように第1回の測定はプレコントラスト測定として常に関心断層の“自然測定”(造影剤なし)を表示する。これに続くポストコントラスト測定は造影剤の作用下で同じ断層を表示する。
【0043】
予め形成した音声データを介して各測定の直前と直後に発せられる図4に黒っぽく示された呼吸命令(VO,英語:Voice Output、音声出力)によって、各測定が同じ姿勢で行なわれて被測定断層の人体構造上の位置が変化しないことが保証される。測定前の呼吸命令は、例えば「息を吸って−息を止めて」と音声を出す。測定後の呼吸命令は、例えば「普通に息をして」と音声を出す。
【0044】
本来の測定は設定されたMRシーケンスの進行内に存在し、このMRシーケンスは灰色にマークされた時間範囲内(TA)で終了する。その場合に斜線を施された範囲はkマトリックスの中心範囲の行が走査される時間範囲を示す。この範囲は撮影すべき像のコントラストにとって重要である。kマトリックス中央が丁度測定される時点は斜線を施した範囲の中央の線(k)によって示されている。
【0045】
時間的長さ(TA)はすべての測定において一般に同一であるが、しかし、例えば異なる造影剤位相において異なる空間分解能を可能にするために、異ならせることもできる。パラメータは、CE MRA試験の前に、他のチャートを介するオペレータの操作によるすべてのシーケンスパラメータ(繰返し時間、エコー時間、走査レートなど)の選択によって確定され、したがって血管造影チャートにおいては変えることができない。この種のチャート35(プログラム、ルーチン、コントラスト、シーケンスなど)は図4の下部範囲に示されているフィールド35をマウスでクリックすることによって呼び出すことができる。
【0046】
血管造影チャート34によるCE MRA測定の本発明による図形計画は次のような形をとる。すなわち、オペレータは個々の測定を測定バー32の形で互いに相対的に配置するが、なかんずく、造影剤増量の時間的経過30,31に対して相対的に配置する。
【0047】
ポストコントラスト測定(T6〜T8,T9〜T10)間の時間間隔は、入力フィールド“測定x回後の休止期間”へ入力するか(x>1,x∈N)、マウスにて時間軸に沿ってスライドさせるかである。マウスでスライドさせる場合には対応した値が入力ウィンドウに現れる。
【0048】
自然測定と第1回のポストコントラスト測定(T1〜T4)との間の時間間隔は時間インターバル“休止期間”(T1〜T2)および“延時間DELAY”(T2〜T4)からなる。両値はオペレータによって同様に本発明にしたがって変化させることができ、図形図の下部の該当する入力ウィンドウへ“休止期間”および“遅延時間DELAY“の値を手入力することにより変化させてもよいし、あるいはマウスで変化させてもよい。”休止期間“は、例えば時間軸に沿った注入時点のクリックおよびスライドによって変化させることができる(これは同時に造影剤の時間的経過をシフトさせる)。“延時間DELAYは、第1回のポストコントラスト測定の測定バーのクリックおよびスライドによって変化させることができる。
【0049】
理想的には、各測定間の時間間隔、特にプレコントラスト測定とポストコントラスト測定との間の時間インターバル(T2〜T4)はできるだけ短いのがよい。患者は測定中同じ位置を持ちこたえ、どんな場合であろうが姿勢変化を避けるべきである。しかしながら、種々の理由から、各測定間にもしくは測定と注入時点との間に、ある時間間隔が必要となる。DERAY(T2〜T4)は次のように選ばれるべきである。すなわち、例えば第1回のポストコントラスト測定の時間(TA=T4〜T6)が時間ウィンドウΔ(A〜BつまりT3〜T7)の中において到来し、さらにkマトリックス中心部の行の測定が動脈における造影剤増量の最大時(TTC,時点T5)に行なわれるように選ばれるべきである。重病もしくは虚弱な患者の場合、息止め後、新たな力を得ることができるように、もしくは復活するように何回か大息をつく機会を患者に与えることが場合によっては必要である。この理由から、“休止期間”を相応に設定するか、またはホールドボタン36を作動させることができる。ホールドボタン36がマウスクリックによって作動させられると、本発明によれば、自然測定の直後(T1)に、CEMRA測定の測定経過が停止する。同時に、画面に続行ボタン24が現れ、このボタンがオペレータに注入時点T2でCE MRA測定を続行させることを可能にする。休止期間は任意に伸ばすことができる。
【0050】
結局、オペレータには本発明にしたがって図形でCE MRA測定の経過を追跡する可能性を与える。この理由から、血管造影チャート34においては、グラフィクフィールドの下側に、CE MRA測定の現在時点を視覚化する時間進行バー23(英語:Progress−Bar)が設けられている。測定経過は、本発明によれば、所属のチャート37にも表示することができ、このチャート37は端末機21の画面上において自然測定の開始とともに出現する。かかるチャート37は図5に示されており、これを本発明にしたがってプロセスチャート37と呼ぶ。図4の血管造影チャート34においてホールドボタン36が作動状態にされたならば、CE MRA測定を続行する可能性をオペレータに与えるために、プロセスチャート37に続行ボタン24を設けることは合理的である。
【0051】
本発明の特徴をこれから生じる相応の利点とともに要約すると以下のとおりである。
【0052】
1.所属のチャート33におけるテストボーラス測定結果の図形表示および走行時間(BAT)の自動検出が、CE MRA測定の時間的座標化のための準備を簡単化および高速化する。
【0053】
2.静脈系における造影剤増量の時間的経過31の考慮が、(第1回の)ポストコントラスト測定の時間的座標化に関する的確さの改善を(時間ウィンドウの指定によって)可能にする。
【0054】
3.標準偏差画像の自動発生およびそれによるテストボーラス測定の迅速な評価。
【0055】
4.動脈における造影剤増量の時間的経過30および静脈における造影剤増量の時間的経過31を同時表示しながら種々の測定バー32の形でプレコントラスト測定(造影剤なしのMR測定)およびポストコントラスト測定(造影剤ありのMR測定)を視覚化することによって、図形による最適で確実なCE MRA測定計画を可能にし、それによって信頼のある式の使用が不要になる。
【0056】
5.特に所属のプロセスチャート37における時間進行バー23による時間的測定進行表示によって、オペレータが測定進行を時間的に正確に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】核スピントモグラフィ装置の概略図
【図2】従来技術によるテストボーラス測定を示す特性曲線図
【図3】本発明によるテストボーラスチャートを示す概略図
【図4】本発明による血管造影チャートの形の拡張されたチャートを示す概略図
【図5】
本発明によるプロセスチャートを示す概略図
【符号の説明】
1   基本磁場磁石
2   シムコイル
3   傾斜磁場系
4   高周波アンテナ
5   検査台
6   送信・受信切替器
7   増幅器
8   高周波受信チャネル
9   送信チャネル
11   出力
12   入力
17   画像コンピュータ
18   シーケンス制御部
19   シンセサイザー
20   装置コンピュータ
21   端末機
22   高周波システム
23   時間進行バー
24   続行ボタン
25   標準偏差画像
26   評価ボタン
27   頸部
28   動脈
29   静脈
30   動脈における造影剤増量の時間的経過
31   静脈における造影剤増量の時間的経過
32   測定バー
33   テストボーラスチャート
34   血管造影チャート
35   その他の選択可能なチャート
36   ホールドボタン
37   プロセスチャート
A,B  動脈における十分な量の造影剤増量(75〜80%)
C    静脈における十分な量の造影剤増量(75〜80%)
T0   自然測定開始
T1   自然測定終了
T2   注入時点(注入開始)
T3   動脈における十分な量の造影剤増量
T4   第1回のポストコントラスト測定の開始
T5   中央のkマトリックス列の測定
T6   第1回のポストコントラスト測定の終了
T7   静脈における十分な量の造影剤増量
T8   第2回のポストコントラスト測定の開始
T9   第2回のポストコントラスト測定の終了
T10  第3回のポストコントラスト測定の開始
T11  第3回のポストコントラスト測定の終了
Gz   断層選択傾斜磁場
Gy   位相エンコード傾斜磁場
Gx   読み出し傾斜磁場

Claims (17)

  1. 対話式の使用者画面(35)の図形表示装置(20)(21)を備え、この画面を介してパラメータの入力および/または選択によって核スピントモグラフィ装置を構成可能である核スピントモグラフィ装置の処理装置において、造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の時間的計画のために動脈における造影剤増量の時間的経過(30)を求める予め用意されたテストボーラス測定の結果が図形表示されるテストボーラスチャート(33)の形の図形表示使用者画面が設けられていることを特徴とする核スピントモグラフィ装置の処理装置。
  2. テストボーラス測定において静脈における造影剤増量の時間的経過(31)が用いられ、テストボーラスチャート(33)に図形表示されることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 処理装置(20)はテストボーラス測定の撮影された画像シリーズから標準偏差画像(25)を計算してこれを表示し、その標準偏差画像において、評価すべき動脈範囲(28)および静脈範囲(29)が印を付けられ、全シリーズに関して評価可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置。
  4. 静脈における造影剤増量の時間的経過(31)および動脈における造影剤増量の時間的経過(30)に加えて、尺度正しく磁気共鳴測定プロトコルが測定バー(32)の形で図形表示されることを特徴とする請求項3記載の処理装置。
  5. 測定バー(32)は相互に相対的にかつ静脈における造影剤増量の時間的経過(31)および動脈における造影剤増量の時間的経過(30)に対して相対的に移動可能であることを特徴とする請求項4記載の処理装置。
  6. 移動はマウスによってまたは相応の入力ウィンドウへの値の入力によって行われることを特徴とする請求項5記載の処理装置。
  7. 測定経過が時間進行バー(23)により追跡されることを特徴とする請求項4乃至6の1つに記載の処理装置。
  8. 時間進行バー(23)による測定経過の観察のために、他のプロセスチャート(37)が発生させられることを特徴とする請求項4乃至7の1つに記載の処理装置。
  9. パラメータの入力および/または選択によって核スピントモグラフィ装置を構成可能である対話式の使用者画面(35)の図形表示装置(20)(21)を備えた核スピントモグラフィ装置による造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法において、図形表示使用者画面をテストボーラスチャートの形で発生させ、このテストボーラスチャートにて、造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の時間的計画のために、動脈における造影剤増量の時間的経過(30)を求める予め用意されたテストボーラス測定の結果を図形表示することを特徴とする造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  10. テストボーラス測定において静脈における造影剤増量の時間的経過(31)を用い、テストボーラスチャート(33)に図形表示することを特徴とする請求項9記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  11. 処理装置(20)がテストボーラス測定の撮影された画像シリーズから標準偏差画像(25)を計算し、これが表示され、この標準偏差画像において、評価すべき動脈範囲(28)および静脈範囲(29)が印を付けられ、全シリーズに関して評価可能であることを特徴とする請求項9又は10記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  12. 静脈における造影剤増量の時間的経過(31)および動脈における造影剤増量の時間的経過(30)に加えて、尺度正しく磁気共鳴測定プロトコルが測定バー(32)の形で図形表示されることを特徴とする請求項9乃至11の1つに記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  13. 測定バー(32)は相互に相対的にかつ静脈における造影剤増量の時間的経過(31)および動脈における造影剤増量の時間的経過(30)に対して相対的に移動可能であることを特徴とする請求12記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  14. 移動はマウスによってまたは相応の入力ウィンドウへの値の入力によって行われることを特徴とする請求項13記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  15. 測定経過が時間進行バー(23)により追跡されることを特徴とする請求項12乃至14の1つに記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  16. 時間進行バー(23)による測定経過の観察のために、他のプロセスチャート(37)が発生させられることを特徴とする請求項12乃至15の1つに記載の造影剤増強磁気共鳴血管造影測定の図形計画方法。
  17. 核スピントモグラフィ装置に接続されたコンピュータ装置(17)(18)(19)(20)上で動作するときに請求項9乃至16の1つに記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータソフトウェア製品。
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