JP2000079036A - 毛皮敷ふとん - Google Patents
毛皮敷ふとんInfo
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- JP2000079036A JP2000079036A JP10270329A JP27032998A JP2000079036A JP 2000079036 A JP2000079036 A JP 2000079036A JP 10270329 A JP10270329 A JP 10270329A JP 27032998 A JP27032998 A JP 27032998A JP 2000079036 A JP2000079036 A JP 2000079036A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に毛皮敷ふとんの吸湿性や保温性等の利点
を確保しつつ、寝姿勢が正しく保たれて安眠することが
できる毛皮敷ふとんを提供する。 【解決手段】 この毛皮敷ふとん1は、上下の毛皮1お
よび下地2間に硬綿3が収納されてなるクッション体4
と、硬綿3よりも柔らかい羽毛ふとん5とを備え、この
羽毛ふとん5は、クッション体4の上面あるいは下面に
選択的に重ね合わされ、互いの全周縁をスライドファス
ナー8,9により着脱可能に連結されてなるものであ
る。羽毛ふとん5をクッション体4の下面に重ね合わ
せ、クッション体4の毛皮1a上に寝ると、毛皮1aよ
りも硬い硬綿3により、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が
浮くという寝づらい姿勢となることがなく、姿勢を正し
く保つ。身体の支持面となる毛皮1aが硬綿3よりも柔
らかくなっているので、硬綿3の硬さを感じることがな
い。寝姿勢全体を羽毛ふとん5が柔らかく受けとめる。
を確保しつつ、寝姿勢が正しく保たれて安眠することが
できる毛皮敷ふとんを提供する。 【解決手段】 この毛皮敷ふとん1は、上下の毛皮1お
よび下地2間に硬綿3が収納されてなるクッション体4
と、硬綿3よりも柔らかい羽毛ふとん5とを備え、この
羽毛ふとん5は、クッション体4の上面あるいは下面に
選択的に重ね合わされ、互いの全周縁をスライドファス
ナー8,9により着脱可能に連結されてなるものであ
る。羽毛ふとん5をクッション体4の下面に重ね合わ
せ、クッション体4の毛皮1a上に寝ると、毛皮1aよ
りも硬い硬綿3により、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が
浮くという寝づらい姿勢となることがなく、姿勢を正し
く保つ。身体の支持面となる毛皮1aが硬綿3よりも柔
らかくなっているので、硬綿3の硬さを感じることがな
い。寝姿勢全体を羽毛ふとん5が柔らかく受けとめる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛皮敷ふとんに関
し、特に毛皮敷ふとんの吸湿性や保温性等の利点等を確
保した上で、安眠に適した毛皮敷ふとんに関する。
し、特に毛皮敷ふとんの吸湿性や保温性等の利点等を確
保した上で、安眠に適した毛皮敷ふとんに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上面側に毛皮を配置した毛皮
敷ふとんが知られている。この毛皮敷ふとんは上下の側
地内に硬綿を収納しており、上側の側地として、毛を上
方に向けた毛皮を使用した構成となっている。
敷ふとんが知られている。この毛皮敷ふとんは上下の側
地内に硬綿を収納しており、上側の側地として、毛を上
方に向けた毛皮を使用した構成となっている。
【0003】このような従来の毛皮敷ふとんによれば、
使用者が毛皮敷ふとんの上に仰臥した状態において、使
用者の体の周囲を毛部によって覆うことができるので、
使用者の体温の発散を減少させることができて保温性が
よく、また、毛部の存在によって、毛皮敷ふとんの外観
上の豪華さを表現することができるので、意匠性がよい
という利点もある。
使用者が毛皮敷ふとんの上に仰臥した状態において、使
用者の体の周囲を毛部によって覆うことができるので、
使用者の体温の発散を減少させることができて保温性が
よく、また、毛部の存在によって、毛皮敷ふとんの外観
上の豪華さを表現することができるので、意匠性がよい
という利点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
毛皮敷ふとんを繰り返して使用していると、使用者の汗
などによって特に毛部が汚れたりして見栄えが悪くなる
ので、頻繁に洗浄しなければならなず、維持費が嵩む上
に、手間がかかるという問題点がある。
毛皮敷ふとんを繰り返して使用していると、使用者の汗
などによって特に毛部が汚れたりして見栄えが悪くなる
ので、頻繁に洗浄しなければならなず、維持費が嵩む上
に、手間がかかるという問題点がある。
【0005】また、この毛皮敷ふとんの上に仰臥する
と、硬綿が身体を支持するので、肩やお尻が沈んで腰
部、腹部が浮くという寝づらい姿勢となることはない
が、寝姿勢全体を安定には保持できないので、安眠効果
が低いという問題点もある。
と、硬綿が身体を支持するので、肩やお尻が沈んで腰
部、腹部が浮くという寝づらい姿勢となることはない
が、寝姿勢全体を安定には保持できないので、安眠効果
が低いという問題点もある。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、特に毛皮敷ふとんの吸湿性
や保温性等の利点等を備えるとともに、寝姿勢が正しく
保たれて安眠することができる毛皮敷ふとんを提供する
ことを目的としている。
鑑みてなされたものであり、特に毛皮敷ふとんの吸湿性
や保温性等の利点等を備えるとともに、寝姿勢が正しく
保たれて安眠することができる毛皮敷ふとんを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の毛皮敷ふとんは、上下の毛皮および下地間に
硬綿が収納されてなるクッション体と、前記硬綿よりも
柔らかいふとん体とを備え、前記ふとん体は前記クッシ
ョン体の上面あるいは下面に選択的に重ね合わされ、か
つ互いの周縁の少なくとも一部が係止具により連結され
ていることを特徴とするものである。
の本発明の毛皮敷ふとんは、上下の毛皮および下地間に
硬綿が収納されてなるクッション体と、前記硬綿よりも
柔らかいふとん体とを備え、前記ふとん体は前記クッシ
ョン体の上面あるいは下面に選択的に重ね合わされ、か
つ互いの周縁の少なくとも一部が係止具により連結され
ていることを特徴とするものである。
【0008】本発明の毛皮敷ふとんにおいては、先ず、
ふとん体をクッション体の下面に重ね合わせ、クッショ
ン体の毛皮上に寝た場合には、毛皮よりも硬い硬綿によ
り、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい
姿勢となることがなく、姿勢を正しく保つ。しかも、身
体の支持面となる毛皮が硬綿よりも柔らかくなっている
ので、この柔らかい毛皮により適度のクッション性が得
られ、硬綿の硬さを感じることがない。そして、上述の
ように、毛皮および硬綿で適切な寝姿勢を作り、その寝
姿勢全体をふとん体が柔らかく受けとめることになり、
理想的なクッション性が得られる。
ふとん体をクッション体の下面に重ね合わせ、クッショ
ン体の毛皮上に寝た場合には、毛皮よりも硬い硬綿によ
り、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい
姿勢となることがなく、姿勢を正しく保つ。しかも、身
体の支持面となる毛皮が硬綿よりも柔らかくなっている
ので、この柔らかい毛皮により適度のクッション性が得
られ、硬綿の硬さを感じることがない。そして、上述の
ように、毛皮および硬綿で適切な寝姿勢を作り、その寝
姿勢全体をふとん体が柔らかく受けとめることになり、
理想的なクッション性が得られる。
【0009】このように、本発明は、安眠のための必要
条件である、寝姿勢が正しく保たれること、および身体
の支持面がある程度の柔らかさをもっていることを備え
たものである。もちろん、使用者の体の周囲を毛部によ
って覆うことができるので、使用者の体温の発散を減少
させることができて保温性がよく、また、毛部の存在に
よって、敷ふとんの外観上の豪華さを表現することがで
きるので、意匠性がよい。
条件である、寝姿勢が正しく保たれること、および身体
の支持面がある程度の柔らかさをもっていることを備え
たものである。もちろん、使用者の体の周囲を毛部によ
って覆うことができるので、使用者の体温の発散を減少
させることができて保温性がよく、また、毛部の存在に
よって、敷ふとんの外観上の豪華さを表現することがで
きるので、意匠性がよい。
【0010】一方、ふとん体をクッション体の上面に重
ね合わせ、ふとん体の上に寝た場合には、毛皮がふとん
体によって覆われるので、毛皮が汚れにくく、洗浄の頻
度が低減する。ふとん体よりも硬い硬綿により、肩やお
尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい姿勢となる
ことがなく、姿勢を正しく保つ。身体の支持面となるふ
とん体や毛皮は硬綿よりも柔らかくなっているので、こ
の柔らかいふとん体および毛皮により適度のクッション
性が得られ、硬綿の硬さを感じることがない。
ね合わせ、ふとん体の上に寝た場合には、毛皮がふとん
体によって覆われるので、毛皮が汚れにくく、洗浄の頻
度が低減する。ふとん体よりも硬い硬綿により、肩やお
尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい姿勢となる
ことがなく、姿勢を正しく保つ。身体の支持面となるふ
とん体や毛皮は硬綿よりも柔らかくなっているので、こ
の柔らかいふとん体および毛皮により適度のクッション
性が得られ、硬綿の硬さを感じることがない。
【0011】ここで、請求項2のように、ふとん体とし
て羽毛ふとんを使用することにより、一層弾力性、保温
性を高めることができる。また、請求項3のように、ク
ッション体およびふとん体の互いのほぼ全周縁が、前記
係止具としてのスライドファスナーによって、着脱自在
に連結されていることにより、クッション体とふとん体
との連結およびその解除を容易に行える上に、クッショ
ン体およびふとん体が幅方向や長さ方向にずれたりせ
ず、不意にめくれたりもしない。さらに、請求項4のよ
うに、前記ふとん体の長さ方向両端部には、前記クッシ
ョン体の長さ方向両端部をそれぞれ挿入するための空間
を形成する生地が袋状に縫い付けられており、さらに、
前記長さ方向両端部を除く、前記クッション体および前
記ふとん体の幅方向の両側縁は、前記係止具としてのス
ライドファスナーにより、着脱自在に連結されているも
のとすることができる。そして、請求項5のように、前
記硬綿としてポリエステル化繊綿を用いることにより、
硬綿の高い保形性を確保できる上に、耐久性にも優れ安
価でもある。
て羽毛ふとんを使用することにより、一層弾力性、保温
性を高めることができる。また、請求項3のように、ク
ッション体およびふとん体の互いのほぼ全周縁が、前記
係止具としてのスライドファスナーによって、着脱自在
に連結されていることにより、クッション体とふとん体
との連結およびその解除を容易に行える上に、クッショ
ン体およびふとん体が幅方向や長さ方向にずれたりせ
ず、不意にめくれたりもしない。さらに、請求項4のよ
うに、前記ふとん体の長さ方向両端部には、前記クッシ
ョン体の長さ方向両端部をそれぞれ挿入するための空間
を形成する生地が袋状に縫い付けられており、さらに、
前記長さ方向両端部を除く、前記クッション体および前
記ふとん体の幅方向の両側縁は、前記係止具としてのス
ライドファスナーにより、着脱自在に連結されているも
のとすることができる。そして、請求項5のように、前
記硬綿としてポリエステル化繊綿を用いることにより、
硬綿の高い保形性を確保できる上に、耐久性にも優れ安
価でもある。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の毛皮敷ふと
んの斜視図であって、羽毛ふとんがクッション体の上面
に重ねられている状態を示しており、図2は図1のA−
A線断面図、図3は本発明の毛皮敷ふとんの斜視図であ
って、羽毛ふとんがクッション体の下面に重ねられてい
る状態を示しており、図4は図3のB−B線断面図であ
る。なお、図1は、一方のスライドファスナーの一部が
開放されて、毛皮の一部が露出されている状態を示して
いる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の毛皮敷ふと
んの斜視図であって、羽毛ふとんがクッション体の上面
に重ねられている状態を示しており、図2は図1のA−
A線断面図、図3は本発明の毛皮敷ふとんの斜視図であ
って、羽毛ふとんがクッション体の下面に重ねられてい
る状態を示しており、図4は図3のB−B線断面図であ
る。なお、図1は、一方のスライドファスナーの一部が
開放されて、毛皮の一部が露出されている状態を示して
いる。
【0013】先ず、この毛皮敷ふとん1は、上下の毛皮
1および下地2間に硬綿3が収納されてなるクッション
体4と、前記硬綿3よりも柔らかいふとん体としての羽
毛ふとん5とを備え、この羽毛ふとん5は、前記クッシ
ョン体4とほぼ同じ大きさとなっており、このクッショ
ン体4の上面あるいは下面に選択的に重ね合わされ、互
いのほぼ全周縁を係止具としての2本のスライドファス
ナー8,9により着脱可能に連結されてなるものであ
る。この羽毛敷ふとん1はその平面視において長方形状
になっており、その長さ寸法L(縦寸法)および幅寸法
W(横寸法)はそれぞれ例えば2mおよび1m程度にな
っている。
1および下地2間に硬綿3が収納されてなるクッション
体4と、前記硬綿3よりも柔らかいふとん体としての羽
毛ふとん5とを備え、この羽毛ふとん5は、前記クッシ
ョン体4とほぼ同じ大きさとなっており、このクッショ
ン体4の上面あるいは下面に選択的に重ね合わされ、互
いのほぼ全周縁を係止具としての2本のスライドファス
ナー8,9により着脱可能に連結されてなるものであ
る。この羽毛敷ふとん1はその平面視において長方形状
になっており、その長さ寸法L(縦寸法)および幅寸法
W(横寸法)はそれぞれ例えば2mおよび1m程度にな
っている。
【0014】以下、各部の詳細構造について説明する。
先ず、クッション体4について、綿の吹出防止加工が施
された下地2(例えばダウンプルーフ生地)の上に、硬
綿3(例えばポリエステル化繊綿)を重ね、さらに、こ
の硬綿3の上に毛皮1a(例えば羊毛皮)を重ね、これ
らの4側縁を縁布(ヘムテープ)6で包み込んで縫着し
てヘム加工を施す。毛皮1aは上方に向いた多数の長毛
7(毛部)を備えている。なお、ポリエステル化繊綿3
(ES綿)は、通常のポリエステル綿70%および低融
点ポリエステル綿30%からなる混合綿に、約120℃
で溶融圧縮加工を施したものであり、保形性および耐久
性に優れ、その量はふとん面積1m2当たり例えば75
0g程度になっている。
先ず、クッション体4について、綿の吹出防止加工が施
された下地2(例えばダウンプルーフ生地)の上に、硬
綿3(例えばポリエステル化繊綿)を重ね、さらに、こ
の硬綿3の上に毛皮1a(例えば羊毛皮)を重ね、これ
らの4側縁を縁布(ヘムテープ)6で包み込んで縫着し
てヘム加工を施す。毛皮1aは上方に向いた多数の長毛
7(毛部)を備えている。なお、ポリエステル化繊綿3
(ES綿)は、通常のポリエステル綿70%および低融
点ポリエステル綿30%からなる混合綿に、約120℃
で溶融圧縮加工を施したものであり、保形性および耐久
性に優れ、その量はふとん面積1m2当たり例えば75
0g程度になっている。
【0015】前記縁布6にはスライドファスナー8,9
の各一方のテープ8b,9bが縫着されている。なお、
本例では、一方のテープ8bは、クッション体4の一方
の長縁の長さ約1/3の部位と、一方の短縁および他方
の長縁の長さ約1/3の部位とに渡って縫着され、他方
のテープ9bは、一方のテープ8bよりも長く、クッシ
ョン体4の残る周縁、すなわち、クッション体4の一方
の長縁の長さ約2/3の部位と、他方の短縁および他方
の長縁の長さ約2/3の部位とに渡って縫着されてい
る。
の各一方のテープ8b,9bが縫着されている。なお、
本例では、一方のテープ8bは、クッション体4の一方
の長縁の長さ約1/3の部位と、一方の短縁および他方
の長縁の長さ約1/3の部位とに渡って縫着され、他方
のテープ9bは、一方のテープ8bよりも長く、クッシ
ョン体4の残る周縁、すなわち、クッション体4の一方
の長縁の長さ約2/3の部位と、他方の短縁および他方
の長縁の長さ約2/3の部位とに渡って縫着されてい
る。
【0016】なお、硬綿3はポリエステル化繊綿に限ら
ず、その他の合繊綿等を使用してもよい。また、硬綿3
は単層構造に限らず、例えば2層構造とし、この上層お
よび下層の硬綿の量をそれぞれ、ふとん面積1m2当り
例えば500g、750gとし、下層の硬綿の硬さを上
層の硬綿の硬さよりも大きくしてもよい。
ず、その他の合繊綿等を使用してもよい。また、硬綿3
は単層構造に限らず、例えば2層構造とし、この上層お
よび下層の硬綿の量をそれぞれ、ふとん面積1m2当り
例えば500g、750gとし、下層の硬綿の硬さを上
層の硬綿の硬さよりも大きくしてもよい。
【0017】次に、羽毛ふとん5については、クッショ
ン体4の上面側(すなわち毛皮1a)あるいは下面側
(すなわち下地2)に選択的に重ね合わされて、その全
周縁をスライドファスナー8,9により前記クッション
体4の全周縁に連結され、かつこの連結を解除可能なよ
うになっている。すなわち、羽毛ふとん5およびクッシ
ョン体4は互いに分離できるようになっている。羽毛ふ
とん5は、上下2枚の高級な側地10,11(生地)の
内部に、中綿としての羽毛12を収納して構成されたも
のであり、縦方向および横方向の所定のキルティング1
3,14が施されている。羽毛12の量は、ふとん面積
1m2当たり例えば300g程度になっており、前記硬
綿3よりもはるかに柔らかくなっている。また、2枚の
側地10,11の4側縁は縁布(ヘムテープ)15で包
み込んで縫着してヘム加工が施されている。この縁布1
5にはスライドファスナー8,9の各他方のテープ8
a,9aが縫着されている。
ン体4の上面側(すなわち毛皮1a)あるいは下面側
(すなわち下地2)に選択的に重ね合わされて、その全
周縁をスライドファスナー8,9により前記クッション
体4の全周縁に連結され、かつこの連結を解除可能なよ
うになっている。すなわち、羽毛ふとん5およびクッシ
ョン体4は互いに分離できるようになっている。羽毛ふ
とん5は、上下2枚の高級な側地10,11(生地)の
内部に、中綿としての羽毛12を収納して構成されたも
のであり、縦方向および横方向の所定のキルティング1
3,14が施されている。羽毛12の量は、ふとん面積
1m2当たり例えば300g程度になっており、前記硬
綿3よりもはるかに柔らかくなっている。また、2枚の
側地10,11の4側縁は縁布(ヘムテープ)15で包
み込んで縫着してヘム加工が施されている。この縁布1
5にはスライドファスナー8,9の各他方のテープ8
a,9aが縫着されている。
【0018】一方のテープ8aは、羽毛ふとん5の一方
の長縁の長さ約1/3の部位と、一方の短縁および他方
の長縁の長さ約1/3の部位とに渡って縫着され、他方
のテープ9aは、羽毛ふとん5の残る周縁、すなわち、
羽毛ふとん5の一方の長縁の長さ約2/3の部位と、他
方の短縁および他方の長縁の長さ約2/3の部位とに渡
って縫着されている。そして、各スライドファスナー
8,9のスタイダー8c,9cによって、羽毛ふとん5
とクッション体4の全周縁は連結され、または解除され
るようになっている。このように、クッション体4と羽
毛ふとん5とを、互いの周縁をスライドファスナー8,
9により連結することにより、クッション体4および羽
毛ふとん5が幅方向や長さ方向にずれたりせず、不意に
めくれたりもしない。なお、ふとん体としては羽毛ふと
ん5に限らず、ふとん体の中綿として、クッション体4
の硬綿3よりも柔らかい各種の合繊綿、もめん綿等を用
いてもよい。
の長縁の長さ約1/3の部位と、一方の短縁および他方
の長縁の長さ約1/3の部位とに渡って縫着され、他方
のテープ9aは、羽毛ふとん5の残る周縁、すなわち、
羽毛ふとん5の一方の長縁の長さ約2/3の部位と、他
方の短縁および他方の長縁の長さ約2/3の部位とに渡
って縫着されている。そして、各スライドファスナー
8,9のスタイダー8c,9cによって、羽毛ふとん5
とクッション体4の全周縁は連結され、または解除され
るようになっている。このように、クッション体4と羽
毛ふとん5とを、互いの周縁をスライドファスナー8,
9により連結することにより、クッション体4および羽
毛ふとん5が幅方向や長さ方向にずれたりせず、不意に
めくれたりもしない。なお、ふとん体としては羽毛ふと
ん5に限らず、ふとん体の中綿として、クッション体4
の硬綿3よりも柔らかい各種の合繊綿、もめん綿等を用
いてもよい。
【0019】次に、上述した本実施形態の毛皮敷ふとん
1の使用方法について説明する。先ず、図3および図4
に示したように、羽毛ふとん5をクッション体4の下面
に重ね合わせた場合、クッション体4の毛皮1a上に寝
ると、毛皮1aよりも硬い硬綿3により、肩やお尻が沈
んで腰部、腹部が浮くという寝づらい姿勢となることが
なく、姿勢を正しく保つ。身体の支持面となる毛皮1a
が硬綿3よりも柔らかくなっているので、この柔らかい
毛皮1aにより適度のクッション性が得られ、硬綿3の
硬さを感じることがない。そして、上述のように、毛皮
1aおよび硬綿3で適切な寝姿勢を作り、その寝姿勢全
体を羽毛ふとん5が柔らかく受けとめることになり、理
想的なクッション性が得られる。すなわち、羽毛ふとん
5はスプリングの作用を奏する。
1の使用方法について説明する。先ず、図3および図4
に示したように、羽毛ふとん5をクッション体4の下面
に重ね合わせた場合、クッション体4の毛皮1a上に寝
ると、毛皮1aよりも硬い硬綿3により、肩やお尻が沈
んで腰部、腹部が浮くという寝づらい姿勢となることが
なく、姿勢を正しく保つ。身体の支持面となる毛皮1a
が硬綿3よりも柔らかくなっているので、この柔らかい
毛皮1aにより適度のクッション性が得られ、硬綿3の
硬さを感じることがない。そして、上述のように、毛皮
1aおよび硬綿3で適切な寝姿勢を作り、その寝姿勢全
体を羽毛ふとん5が柔らかく受けとめることになり、理
想的なクッション性が得られる。すなわち、羽毛ふとん
5はスプリングの作用を奏する。
【0020】このように、本実施形態の毛皮敷ふとん1
は、安眠のための必要条件である、寝姿勢が正しく保た
れること、および身体の支持面がある程度の柔らかさを
もっていることを備えたものである。もちろん、使用者
の体の周囲を毛皮1aの毛部7によって覆うことができ
るので、使用者の体温の発散を減少させることができて
保温性がよく、また、毛部7の存在によって、毛皮敷ふ
とん1の外観上の豪華さを表現することができるので、
意匠性がよい。
は、安眠のための必要条件である、寝姿勢が正しく保た
れること、および身体の支持面がある程度の柔らかさを
もっていることを備えたものである。もちろん、使用者
の体の周囲を毛皮1aの毛部7によって覆うことができ
るので、使用者の体温の発散を減少させることができて
保温性がよく、また、毛部7の存在によって、毛皮敷ふ
とん1の外観上の豪華さを表現することができるので、
意匠性がよい。
【0021】そして、図3および図4の状態において、
2本のスライドファスナー8,9をぞれぞれ全開して、
羽毛ふとん5を一旦クッション体4から外した後、羽毛
ふとん5を毛皮1aの上面に配置し、ここで、2本のス
ライドファスナー8,9をぞれぞれ全閉とすることによ
り、図1および図2の状態となる。
2本のスライドファスナー8,9をぞれぞれ全開して、
羽毛ふとん5を一旦クッション体4から外した後、羽毛
ふとん5を毛皮1aの上面に配置し、ここで、2本のス
ライドファスナー8,9をぞれぞれ全閉とすることによ
り、図1および図2の状態となる。
【0022】この状態で、羽毛ふとん5の上に寝ると、
一層弾力性および保温性が高まるとともに、毛皮1aが
羽毛ふとん5によって覆われているので、毛皮1aが汚
れににくく、洗浄の頻度が低減する。硬綿3により、肩
やお尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい姿勢と
なることがなく、姿勢を正しく保つ。身体の支持面とな
る羽毛ふとん5や毛皮1aは硬綿3よりも柔らかくなっ
ているので、この柔らかい羽毛ふとん5や毛皮1aによ
り適度のクッション性が得られ、硬綿3の硬さを感じる
ことがない。
一層弾力性および保温性が高まるとともに、毛皮1aが
羽毛ふとん5によって覆われているので、毛皮1aが汚
れににくく、洗浄の頻度が低減する。硬綿3により、肩
やお尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい姿勢と
なることがなく、姿勢を正しく保つ。身体の支持面とな
る羽毛ふとん5や毛皮1aは硬綿3よりも柔らかくなっ
ているので、この柔らかい羽毛ふとん5や毛皮1aによ
り適度のクッション性が得られ、硬綿3の硬さを感じる
ことがない。
【0023】なお、毛皮敷ふとん1の他の使用形態とし
て、短い方のスライドファスナー8のみを全開とし、寝
袋のように、羽毛ふとん5と毛皮1aとの間に身体を進
入させ、就寝してもよい。
て、短い方のスライドファスナー8のみを全開とし、寝
袋のように、羽毛ふとん5と毛皮1aとの間に身体を進
入させ、就寝してもよい。
【0024】本実施形態において、係止具としてスライ
ドファスナー8,9を使用することにより、羽毛ふとん
5およびクッション体4の連結およびその解除を容易に
行え、羽毛ふとん5をクッション体4の上面あるいは下
面に配置変えする際の手間が軽減される。しかも、スラ
イドファスナー8,9を全開にして、クッション体4お
よび羽毛ふとん5を分離し、個別に洗浄できる。
ドファスナー8,9を使用することにより、羽毛ふとん
5およびクッション体4の連結およびその解除を容易に
行え、羽毛ふとん5をクッション体4の上面あるいは下
面に配置変えする際の手間が軽減される。しかも、スラ
イドファスナー8,9を全開にして、クッション体4お
よび羽毛ふとん5を分離し、個別に洗浄できる。
【0025】なお、スライドファスナー8,9を羽毛敷
ふとん1の全周縁に設けるものに限らず、周縁に部分的
に設けてもよく、また、2本のスライドファスナー8,
9をとして同一長さのものを用いたり、さらには、スラ
イドファスナー8,9の本数も2本に限らず、単数ある
いは他の複数本としてもよい。そして、係止具(止着
具)としてはスライドファスナー8,9に限らず、面フ
ァスナーを用いたり、さらには、ボタン、ホックあるい
は紐等を用いて、羽毛ふとん5およびクッション体4の
周縁を間隔をおいて連結してもよい。
ふとん1の全周縁に設けるものに限らず、周縁に部分的
に設けてもよく、また、2本のスライドファスナー8,
9をとして同一長さのものを用いたり、さらには、スラ
イドファスナー8,9の本数も2本に限らず、単数ある
いは他の複数本としてもよい。そして、係止具(止着
具)としてはスライドファスナー8,9に限らず、面フ
ァスナーを用いたり、さらには、ボタン、ホックあるい
は紐等を用いて、羽毛ふとん5およびクッション体4の
周縁を間隔をおいて連結してもよい。
【0026】次に、本発明の毛皮敷ふとんの他の実施形
態について図面を参照して説明する。図5および図6は
本発明の毛皮敷ふとんの他の実施形態の斜視図で、それ
ぞれ羽毛ふとんがクッション体の上面に重ねられている
状態、羽毛ふとんがクッション体の下面に重ねられてい
る状態を示し、図7および図8はぞれぞれ図5および図
6のX−X線断面図、Y−Y線断面図であり、図9は図
5および図6に示したクッション体の斜視図、図10は
図5および図6に示した羽毛ふとんの斜視図である。
態について図面を参照して説明する。図5および図6は
本発明の毛皮敷ふとんの他の実施形態の斜視図で、それ
ぞれ羽毛ふとんがクッション体の上面に重ねられている
状態、羽毛ふとんがクッション体の下面に重ねられてい
る状態を示し、図7および図8はぞれぞれ図5および図
6のX−X線断面図、Y−Y線断面図であり、図9は図
5および図6に示したクッション体の斜視図、図10は
図5および図6に示した羽毛ふとんの斜視図である。
【0027】先ず、図5および図6に示すように、この
実施形態の毛皮敷ふとん21は、図1乃至図4に示した
毛皮敷ふとんと同様に、クッション体22と、このクッ
ション体22の上面あるいは下面に選択的に重ね合わさ
れる羽毛ふとん23(ふとん体)と、これらを連結する
ための両サイド一対のスライドファスナー24,25
(係止具)等から構成されている。
実施形態の毛皮敷ふとん21は、図1乃至図4に示した
毛皮敷ふとんと同様に、クッション体22と、このクッ
ション体22の上面あるいは下面に選択的に重ね合わさ
れる羽毛ふとん23(ふとん体)と、これらを連結する
ための両サイド一対のスライドファスナー24,25
(係止具)等から構成されている。
【0028】以下、各部の詳細構造について説明する。
先ず、クッション体22について、図6、図8および図
9等に示すように、綿の吹出防止加工が施された下地2
6(例えばダウンプルーフ)の上に、硬綿27(例えば
ポリエステル化繊維で、ES綿という)を重ね、さら
に、この硬綿27の上に、多数の長毛28a(毛部)を
備えた毛皮28(例えば羊毛皮)を重ね、これらの4側
縁を縁布(ヘムテープ)29で包み込んで縫着してヘム
加工を施す。クッション体22の幅方向の両側縁で、長
さ方向両端部を除く部位(後述する羽毛ふとん23の長
さ方向両端部の生地35,36で覆われない部位)に
は、スライドファスナー24,25の一方のテープ24
b,25bがそれぞれ縫着されている。なお、このテー
プ24b,25bにはスライダ25c,25dがそれぞ
れ備えられているが、スライダ25c,25dを後述す
る羽毛ふとん23側の他方のテープ24a,25a(図
10参照)に設けてもよい。
先ず、クッション体22について、図6、図8および図
9等に示すように、綿の吹出防止加工が施された下地2
6(例えばダウンプルーフ)の上に、硬綿27(例えば
ポリエステル化繊維で、ES綿という)を重ね、さら
に、この硬綿27の上に、多数の長毛28a(毛部)を
備えた毛皮28(例えば羊毛皮)を重ね、これらの4側
縁を縁布(ヘムテープ)29で包み込んで縫着してヘム
加工を施す。クッション体22の幅方向の両側縁で、長
さ方向両端部を除く部位(後述する羽毛ふとん23の長
さ方向両端部の生地35,36で覆われない部位)に
は、スライドファスナー24,25の一方のテープ24
b,25bがそれぞれ縫着されている。なお、このテー
プ24b,25bにはスライダ25c,25dがそれぞ
れ備えられているが、スライダ25c,25dを後述す
る羽毛ふとん23側の他方のテープ24a,25a(図
10参照)に設けてもよい。
【0029】次に、羽毛ふとん23については、図5、
図7および図10等に示すように、2枚の高級な側地3
0,31(生地)の内部に、中綿としての羽毛32を収
納して構成されたものであり、縦方向および横方向に所
定のキルティング33,34が施されている。また、羽
毛ふとん23の長さ方向の両端部には、その三縁に矩形
状の生地35,36が袋状にそれぞれ縫い付けられてい
ることにより、各生地35,36と羽毛ふとん23の長
さ方向の両端部との間にそれぞれ空間35a,36aが
形成される。各空間35a,36a内に、前記クッショ
ン体22の長さ方向の両端部を挿入できるようになって
いる。また、羽毛ふとん23の幅方向の両側縁で、前記
生地35,36を除く部位にはスライドファスナー2
4,25の他方のテープ24a,25aがそれぞれ縫着
されている。
図7および図10等に示すように、2枚の高級な側地3
0,31(生地)の内部に、中綿としての羽毛32を収
納して構成されたものであり、縦方向および横方向に所
定のキルティング33,34が施されている。また、羽
毛ふとん23の長さ方向の両端部には、その三縁に矩形
状の生地35,36が袋状にそれぞれ縫い付けられてい
ることにより、各生地35,36と羽毛ふとん23の長
さ方向の両端部との間にそれぞれ空間35a,36aが
形成される。各空間35a,36a内に、前記クッショ
ン体22の長さ方向の両端部を挿入できるようになって
いる。また、羽毛ふとん23の幅方向の両側縁で、前記
生地35,36を除く部位にはスライドファスナー2
4,25の他方のテープ24a,25aがそれぞれ縫着
されている。
【0030】この毛皮敷ふとん21の使用方法について
は、図5および図7に示すように、クッション体22の
上面に羽毛ふとん23を重ね合わせた後、羽毛ふとん2
3の長さ方向両端部の袋状の生地35,36内に、クッ
ション体22の長さ方向両端部を挿入するとともに、ス
ライダ25c,25dをそれぞれ移動させて一対のテー
プ24a,24bおよびテープ225a,25bをそれ
ぞれ噛み合わせる。これにより、毛皮敷ふとん21の使
用中に、羽毛ふとん23がクッション体22よりずれた
りめくれたりしない。
は、図5および図7に示すように、クッション体22の
上面に羽毛ふとん23を重ね合わせた後、羽毛ふとん2
3の長さ方向両端部の袋状の生地35,36内に、クッ
ション体22の長さ方向両端部を挿入するとともに、ス
ライダ25c,25dをそれぞれ移動させて一対のテー
プ24a,24bおよびテープ225a,25bをそれ
ぞれ噛み合わせる。これにより、毛皮敷ふとん21の使
用中に、羽毛ふとん23がクッション体22よりずれた
りめくれたりしない。
【0031】クッション体22と羽毛ふとん23との重
ね合せ順を逆にする場合には、図6および図8に示すよ
うに、先ず図10に示した羽毛ふとん23を表裏逆に
し、毛皮28が上を向いた状態のクッション体22(図
9参照)を羽毛ふとん23の上に重ね合せる。クッショ
ン体22の長さ方向両端部を、羽毛ふとん23の長さ方
向両端部の袋状の生地35,36内に挿入するととも
に、スライダ25c,25dをそれぞれ移動させて一対
のテープ24b,25aおよびテープ24a,25bを
それぞれ噛み合わせる。その他の構造および使用方法等
については、図1乃至図4のものと同様なので、その説
明は省略する。
ね合せ順を逆にする場合には、図6および図8に示すよ
うに、先ず図10に示した羽毛ふとん23を表裏逆に
し、毛皮28が上を向いた状態のクッション体22(図
9参照)を羽毛ふとん23の上に重ね合せる。クッショ
ン体22の長さ方向両端部を、羽毛ふとん23の長さ方
向両端部の袋状の生地35,36内に挿入するととも
に、スライダ25c,25dをそれぞれ移動させて一対
のテープ24b,25aおよびテープ24a,25bを
それぞれ噛み合わせる。その他の構造および使用方法等
については、図1乃至図4のものと同様なので、その説
明は省略する。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、ふとん体をクッション体の下面に重ね合
わせ、クッション体の毛皮上に寝た場合には、毛皮より
も硬い硬綿により、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が浮く
という寝づらい姿勢となることがなく、姿勢を正しく保
つ。身体の支持面となる毛皮が硬綿よりも柔らかくなっ
ているので、この柔らかい毛皮により適度のクッション
性が得られ、硬綿の硬さを感じることがない。そして、
上述のように、毛皮および硬綿で適切な寝姿勢を作り、
その寝姿勢全体をふとん体が柔らかく受けとめることに
なり、理想的なクッション性が得られ、安眠効果が高
い。
れているので、ふとん体をクッション体の下面に重ね合
わせ、クッション体の毛皮上に寝た場合には、毛皮より
も硬い硬綿により、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が浮く
という寝づらい姿勢となることがなく、姿勢を正しく保
つ。身体の支持面となる毛皮が硬綿よりも柔らかくなっ
ているので、この柔らかい毛皮により適度のクッション
性が得られ、硬綿の硬さを感じることがない。そして、
上述のように、毛皮および硬綿で適切な寝姿勢を作り、
その寝姿勢全体をふとん体が柔らかく受けとめることに
なり、理想的なクッション性が得られ、安眠効果が高
い。
【0033】このように、本発明は、安眠のための必要
条件である、寝姿勢が正しく保たれること、および身体
の支持面がある程度の柔らかさをもっていることを備え
たものであるので、安眠することができる。もちろん、
使用者の体の周囲を毛部によって覆うことができるの
で、使用者の体温の発散を減少させることができて保温
性がよく、また、毛部の存在によって、敷ふとんの外観
上の豪華さを表現することができるので、意匠性がよ
い。
条件である、寝姿勢が正しく保たれること、および身体
の支持面がある程度の柔らかさをもっていることを備え
たものであるので、安眠することができる。もちろん、
使用者の体の周囲を毛部によって覆うことができるの
で、使用者の体温の発散を減少させることができて保温
性がよく、また、毛部の存在によって、敷ふとんの外観
上の豪華さを表現することができるので、意匠性がよ
い。
【0034】一方、ふとん体をクッション体の上面に重
ね合わせ、ふとん体の上に寝た場合には、毛皮がふとん
体によって覆われているので、毛皮が汚れにくく、洗浄
の頻度が低減するので、維持費が安い。また、硬綿によ
り、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい
姿勢となることがなく、姿勢を正しく保つ。身体の支持
面となるふとん体や毛皮は硬綿よりも柔らかくなってい
るので、この柔らかい毛皮により適度のクッション性が
得られ、硬綿の硬さを感じることがない。
ね合わせ、ふとん体の上に寝た場合には、毛皮がふとん
体によって覆われているので、毛皮が汚れにくく、洗浄
の頻度が低減するので、維持費が安い。また、硬綿によ
り、肩やお尻が沈んで腰部、腹部が浮くという寝づらい
姿勢となることがなく、姿勢を正しく保つ。身体の支持
面となるふとん体や毛皮は硬綿よりも柔らかくなってい
るので、この柔らかい毛皮により適度のクッション性が
得られ、硬綿の硬さを感じることがない。
【0035】また、請求項2のように、ふとん体として
羽毛ふとんを使用することにより、一層弾力性、保温性
を高めることができる。さらに、請求項3のように、ク
ッション体およびふとん体の互いの全周縁が、スライド
ファスナーによって着脱自在に連結されていることによ
り、クッション体とふとん体との連結およびその解除を
容易に行える上に、クッション体およびふとん体が幅方
向や長さ方向にずれたりせず、不意にめくれたりもしな
い。しかも、クッション体およびふとん体を互いに分離
させて、個別に洗浄することもできる。そして、請求項
4の発明も、請求項3と同様な効果を奏する。さらに加
えて、請求項5のように、前記硬綿としてポリエステル
化繊綿を用いることにより、硬綿の高い保形性を確保で
きる上に、耐久性にも優れ安価である。
羽毛ふとんを使用することにより、一層弾力性、保温性
を高めることができる。さらに、請求項3のように、ク
ッション体およびふとん体の互いの全周縁が、スライド
ファスナーによって着脱自在に連結されていることによ
り、クッション体とふとん体との連結およびその解除を
容易に行える上に、クッション体およびふとん体が幅方
向や長さ方向にずれたりせず、不意にめくれたりもしな
い。しかも、クッション体およびふとん体を互いに分離
させて、個別に洗浄することもできる。そして、請求項
4の発明も、請求項3と同様な効果を奏する。さらに加
えて、請求項5のように、前記硬綿としてポリエステル
化繊綿を用いることにより、硬綿の高い保形性を確保で
きる上に、耐久性にも優れ安価である。
【図1】 本発明の毛皮敷ふとんの斜視図であり、羽毛
ふとんがクッション体の上面に重ねられている状態を示
している。
ふとんがクッション体の上面に重ねられている状態を示
している。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 本発明の毛皮敷ふとんの斜視図であり、羽毛
ふとんがクッション体の下面に重ねられている状態を示
している。
ふとんがクッション体の下面に重ねられている状態を示
している。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 本発明の毛皮敷ふとんの他の実施形態の斜視
図で、羽毛ふとんがクッション体の上面に重ねられてい
る状態を示している。
図で、羽毛ふとんがクッション体の上面に重ねられてい
る状態を示している。
【図6】 本発明の毛皮敷ふとんの他の実施形態の斜視
図で、羽毛ふとんがクッション体の下面に重ねられてい
る状態を示している。
図で、羽毛ふとんがクッション体の下面に重ねられてい
る状態を示している。
【図7】 図5のX−X線断面図である。
【図8】 図6のY−Y線断面図である。
【図9】 図5および図6に示したクッション体の斜視
図である。
図である。
【図10】 図5および図6に示した羽毛ふとんの斜視
図である。
図である。
1 毛皮敷ふとん 1a 毛皮 2 下地 3 硬綿 4 クッション体 5 羽毛ふとん(ふとん体) 6,15 縁布(ヘムテープ) 7 長毛(毛部) 8,9 スライドファスナー(係止具) 8a,8b,9a,9b テープ 8c,9c スライダ 10,11 側地 12 羽毛 13,14 キルティング
Claims (5)
- 【請求項1】 上下の毛皮および下地間に硬綿が収納さ
れてなるクッション体と、前記硬綿よりも柔らかいふと
ん体とを備え、前記ふとん体は前記クッション体の上面
あるいは下面に選択的に重ね合わされ、かつ互いの周縁
の少なくとも一部が係止具により連結されていることを
特徴とする毛皮敷ふとん。 - 【請求項2】 前記ふとん体は羽毛ふとんである請求項
1記載の毛皮敷ふとん。 - 【請求項3】 前記クッション体および前記ふとん体の
互いのほぼ全周縁は、前記係止具としてのスライドファ
スナーにより、着脱自在に連結されている請求項1また
は請求項2記載の毛皮敷ふとん。 - 【請求項4】 前記ふとん体の長さ方向両端部には、前
記クッション体の長さ方向両端部をそれぞれ挿入するた
めの空間を形成する生地が袋状に縫い付けられており、
さらに、前記長さ方向両端部を除く、前記クッション体
および前記ふとん体の幅方向の両側縁は、前記係止具と
してのスライドファスナーにより、着脱自在に連結され
ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
毛皮敷ふとん。 - 【請求項5】 前記硬綿はポリエステル化繊綿である請
求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の毛皮敷ふと
ん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10270329A JP2000079036A (ja) | 1998-06-29 | 1998-09-24 | 毛皮敷ふとん |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-182972 | 1998-06-29 | ||
JP18297298 | 1998-06-29 | ||
JP10270329A JP2000079036A (ja) | 1998-06-29 | 1998-09-24 | 毛皮敷ふとん |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000079036A true JP2000079036A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=26501570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10270329A Pending JP2000079036A (ja) | 1998-06-29 | 1998-09-24 | 毛皮敷ふとん |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000079036A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013059497A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Platz:Kk | マットレス |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP10270329A patent/JP2000079036A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013059497A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | Platz:Kk | マットレス |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050819 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080121 |
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