JP2000078389A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000078389A
JP2000078389A JP10241255A JP24125598A JP2000078389A JP 2000078389 A JP2000078389 A JP 2000078389A JP 10241255 A JP10241255 A JP 10241255A JP 24125598 A JP24125598 A JP 24125598A JP 2000078389 A JP2000078389 A JP 2000078389A
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JP
Japan
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image
color
image data
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edited
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JP10241255A
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English (en)
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Takumi Nozawa
巧 野澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーカーペンなどで原稿上に線を引くという
簡単な作業を行うだけで希望する画像処理ができるよう
にすること。 【解決手段】 原稿上の画像を各色信号のイメージデー
タに変換する画像読み取り手段と、原稿上の特定エリア
に記載されたマーキングの種別をイメージデータに基づ
いて識別し、文字修飾編集機能やカラー編集機能を含む
画像編集処理の中からマーキング種別に応じた画像編集
処理を選択し実行して編集画像データを生成するエディ
ット機能を有する画像処理手段と、編集画像データに従
って編集後の画像を記録紙上に印刷するプリント機能を
有する画像記録手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機など
に用いられる画像処理装置に関し、特に、原稿上の画像
の処理方法を操作パネル上で設定することが可能な画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿上の文字や画像(原稿イメー
ジ)をマーカーペンなどの指示手段で囲む操作を操作パ
ネル上で命令し、このマーカーペンなどで囲んだエリア
を認識し、エリア内の原稿イメージに対して強調文字等
の飾り文字に変換する文字修飾編集、操作パネル上から
原稿上の画像の色を指定した色に変換するカラー編集、
更に、これらの編集後の画像を記録紙上に印刷する画像
処理装置が開示されている。
【0003】図17は、特開平7−140846号公報
に記載の画像処理装置(第1従来技術)の1実施例を示
し、同図(A)は装置全体の斜視図、同図(B)は第1
従来技術において使用される配布先情報シートと原稿の
イメージを示す図、同図(C)は第1従来技術における
画像処理の流れを示す図である。また、図18は第1従
来技術における出力例を説明するための図である。
【0004】例えば、特開平7−140846号公報
(第1従来技術)では、原稿画像を読み取る画像情報読
み取り手段6と、読み取った原稿画像をプリントする画
像形成手段7と、複写された複数組の複写物を仕分けす
る仕分け手段2と、複数の配布先情報が記載され、特定
の配布先に特定領域処理をした配布先情報シート3と、
配布先情報シート3の特定領域を認識する特定領域認識
手段8と、認識された特定領域を加工する特定領域加工
手段9と、加工された特定領域がプリントされた配布先
情報シートとを備え、特定領域がプリントされた配布先
情報シートを、仕分け手段によって仕分けされた複写物
の最初または最後に供給可能にするものである(図17
参照)。
【0005】ここで、特定領域処理は、マーカーペンで
配布先情報を囲んだエリアを認識し、そのエリアを塗り
つぶすなどの処理を意味する。例えば図18では、配布
先情報シート3’の情報に従い、ビン毎に異なる配布先
が赤色に印字された例を示している(図18(A),
(B),(C)の氏名の網掛け部分参照)。
【0006】また、マーカーペンなどで囲んだエリアを
カットしたり、囲んだエリア以外をカットする編集操作
を操作パネル上で実行できる画像処理装置も知られてい
る(第2従来技術)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来技術のような従来の画像処理装置では、画像を編集す
るためには色の指定や編集方法の指定などの煩わしい操
作を操作パネル上で行わなければならず、同様に、第2
従来技術の場合も、操作パネル上での処理方法の選択す
る際に煩わしい作業が必要となるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、マーカーペンによる
記載情報から画像処理手段を選択することにより、原稿
上でのマーキングといった簡単な作業を行うだけで希望
する画像処理を選択できる画像処理装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1に記載の発明は、操作パネル上から原
稿上の文字を強調文字等の飾り文字に変換する文字修飾
編集機能や操作パネル上から原稿上の画像の色を指定し
た色に変換するカラー編集機能、更に、これらの編集後
の画像を記録紙上に印刷する機能を備えた画像処理装置
であって、原稿上の画像を各色信号のイメージデータに
変換する画像読み取り手段と、原稿上の特定エリアに記
載されたマーキングの種別を前記イメージデータに基づ
いて識別し、前記文字修飾編集機能や前記カラー編集機
能を含む画像編集処理の中から当該マーキング種別に応
じた画像編集処理を選択し実行して編集画像データを生
成するエディット機能を有する画像処理手段と、前記編
集画像データに従って編集後の画像を記録紙上に印刷す
るプリント機能を有する画像記録手段とを有する構成と
した画像処理装置である。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、エディッ
ト機能を有する画像処理手段を設けることにより、原稿
上の画像が、原稿上の特定エリアに記載されたマーキン
グの種別に応じて画像編集処理方法が選択されるように
なる結果、マーカーペンなどで原稿上に線を引くという
簡単な作業を行うだけで希望する画像処理ができるよう
になる。
【0011】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、前
記画像読み取り手段から受け取った各色信号の前記イメ
ージデータに対して位置に関する信号レベル誤差を補正
した各色信号毎の補正画像データを生成するドット補正
部と、原稿上の特定エリアに記載されたマーキングの認
識を行い、当該認識したマーキングに基づいて前記各色
信号毎の補正画像データからカラー画像部分を分離して
カラー画像データを生成すると共に、当該分離した部分
の色数を各色信号のレベルに基づいて識別して色数デー
タを生成する分離・色判定部と、色変換要求に応じて、
前記カラー画像データ及び前記色数データに基づいて、
各種カラー加工・変換処理を含む前記カラー編集機能を
前記カラー画像データに対して実行してカラー編集画像
データを生成する色補正部と、文字修飾要求に応じて、
強調文字模様の付加処理を含む前記文字修飾編集機能を
前記色数データに基づく前記カラー画像データに対して
実行して文字修飾編集画像データを生成するクリエイト
部と、前記文字修飾編集画像データ及び/または前記カ
ラー編集画像データに対して階調処理を行ってプリント
画像データを生成する階調処理部とを有し、前記画像記
録手段は、前記プリント画像データに従って編集後の画
像を記録紙上に印刷する構成とした画像処理装置であ
る。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、分離・色判定部を用いて原稿上
の特定エリアに記載されたマーキングの認識を行い、ク
リエイト部を用いて文字修飾編集を行うことにより、原
稿上の画像が、原稿上の特定エリアに記載されたマーキ
ングの種別に応じて画像編集処理方法が選択されるよう
になる。
【0013】また請求項3に記載の発明は、操作パネル
上から原稿上の文字を強調文字等の飾り文字に変換する
文字修飾編集機能や操作パネル上から原稿上の画像の色
を指定した色に変換するカラー編集機能、更に、これら
の編集後の画像を記録紙上に印刷する機能を備えた画像
処理装置であって、原稿上の画像を各色信号のイメージ
データに変換する画像読み取り手段と、原稿上において
マーキングで囲まれ画像編集処理したい少なくとも1つ
以上の指定エリア及びこれらを囲んでいる各マーキング
の種別を前記イメージデータに基づいて識別し、前記文
字修飾編集機能や前記カラー編集機能を含む画像編集処
理の中から当該マーキング種別に応じた画像編集処理を
当該各指定エリア内の前記イメージデータに対して選択
的に実行して編集画像データを生成するエディット機能
を有する画像処理手段と、前記編集画像データに従って
編集後の画像を記録紙上に印刷するプリント機能を有す
る画像記録手段とを有する構成とした画像処理装置であ
る。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、エディッ
ト機能を有する画像処理手段を設けることにより、原稿
上においてマーキングで囲まれ画像編集処理したい少な
くとも1つ以上の指定エリア内のイメージが、指定エリ
アの各々を囲んでいる各マーキングの種別に応じて画像
編集処理方法が選択されるようになる結果、マーカーペ
ンなどで指定エリアを囲むという簡単な作業を行うだけ
で指定エリアに対して希望した画像処理ができるように
なる。
【0015】また請求項4に記載の発明は、請求項3に
記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、前
記画像読み取り手段から受け取った各色信号の前記イメ
ージデータに対して位置に関する信号レベル誤差を補正
した各色信号毎の補正画像データを生成するドット補正
部と、前記各指定エリア及びこれを囲む前記マーキング
の種別を前記イメージデータに基づいて識別を行い、当
該認識した各指定エリア内の補正画像データに対して当
該認識したマーキング種別に基づいて前記各色信号毎の
補正画像データからカラー画像部分を分離してカラー画
像データを生成すると共に、当該分離した部分の色数を
各色信号のレベルに基づいて識別して色数データを生成
する分離・色判定部と、文字修飾要求に応じて、強調文
字模様の付加処理を含む前記文字修飾編集機能を前記色
数データに基づく前記カラー画像データに対して実行し
て文字修飾編集画像データを生成するクリエイト部と、
前記文字修飾編集画像データに対して階調処理を行って
プリント画像データを生成する階調処理部とを有し、前
記画像記録手段は、前記プリント画像データに従って編
集後の画像を記録紙上に印刷する構成とした画像処理装
置である。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の効果に加えて、分離・色判定部が少なくとも1
つ以上の指定エリア及びこれを囲むマーキングの種別を
イメージデータに基づいて識別を行い、これに応じてク
リエイト部が文字修飾編集を実行することにより、原稿
上においてマーキングで囲まれ画像編集処理したい少な
くとも1つ以上の指定エリア内のイメージに対して、指
定エリアの各々を囲んでいる各マーキングの種別に応じ
て画像編集処理方法が選択されるようになる。
【0017】また請求項5に記載の発明は、操作パネル
上から原稿上の文字を強調文字等の飾り文字に変換する
文字修飾編集機能や操作パネル上から原稿上の画像の色
を指定した色に変換するカラー編集機能、更に、これら
の編集後の画像を記録紙上に印刷する機能を備えた画像
処理装置であって、原稿上の画像を各色信号のイメージ
データに変換する画像読み取り手段と、原稿上において
マーキングで囲まれ画像編集処理したい少なくとも1つ
以上の指定エリア及びこれらを囲んでいる各マーキング
の種別を前記イメージデータに基づいて識別し、カッ
ト、コピー、ペーストを含む画像編集処理の中から当該
マーキング種別に応じた画像編集処理を当該各指定エリ
ア内の前記イメージデータに対して選択的に実行して編
集画像データを生成するエディット機能を有する画像処
理手段と、前記編集画像データに従って編集後の画像を
記録紙上に印刷するプリント機能を有する画像記録手段
とを有する構成とした画像処理装置である。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、エディッ
ト機能を有する画像処理手段を設けることにより、原稿
上に指定された少なくとも1つ以上の指定エリア及びこ
れらを囲んでいる各マーキングの種別を識別してカッ
ト、コピー、ペーストなどの画像編集処理を実行できる
ようになる。その結果、原稿上のマーカーペンなどで囲
んだ指定エリア間で、マーカーペンの太さに応じて画像
編集処理されるので、マーカーペンなどで複数の指定エ
リアを囲むという簡単な作業を行うだけで、指定エリア
間で画像のカット、コピー、ペーストなどの画像編集処
理ができるようになる。
【0019】また請求項6に記載の発明は、請求項5に
記載の画像処理装置において、前記画像処理手段は、前
記画像読み取り手段から受け取った各色信号の前記イメ
ージデータに対して位置に関する信号レベル誤差を補正
した各色信号毎の補正画像データを生成するドット補正
部と、前記各指定エリア及びこれを囲む前記マーキング
の種別を前記イメージデータに基づいて識別を行い、当
該認識した各指定エリア内の補正画像データに対して当
該認識したマーキング種別に基づいて前記各色信号毎の
補正画像データからカラー画像部分を分離してカラー画
像データを生成すると共に、当該分離した部分の色数を
各色信号のレベルに基づいて識別して色数データを生成
する分離・色判定部と、文字修飾要求に応じて、カッ
ト、コピー、ペーストを含む画像編集処理の中から当該
マーキング種別に応じた画像編集処理を前記色数データ
に基づく前記カラー画像データに対して実行して文字修
飾編集画像データを生成するクリエイト部と、前記文字
修飾編集画像データに対して階調処理を行ってプリント
画像データを生成する階調処理部とを有し、前記画像記
録手段は、前記プリント画像データに従って編集後の画
像を記録紙上に印刷する構成とした画像処理装置であ
る。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の効果に加えて、分離・色判定部が少なくとも1
つ以上の指定エリアの各々及びこれを囲むマーキングの
種別を識別し、これに応じて、クリエイト部がカット、
コピー、ペーストを含む画像編集処理の中からマーキン
グ種別の各々に応じた画像編集処理を実行する。その結
果、原稿上に指定された少なくとも1つ以上の指定エリ
ア及びこれらを囲んでいる各マーキングの種別を識別し
てカット、コピー、ペーストなどの画像編集処理を実行
できるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1〜第3実施
形態で共通に用いる画像処理装置100の主要部の構成
を示すブロック図である。ここで画像処理装置100と
しては、例えば、ディジタル複写機、イメージスキャ
ナ、OCR(Optical Character R
eader:光学式文字読み取り装置)等が適用可能で
ある。そこで以下では、ディジタル複写機を例にとって
説明を行うことにする。
【0022】図1に示すように、この画像処理装置10
0は、操作パネル上から原稿上の文字を強調文字等の飾
り文字に変換する文字修飾編集機能や操作パネル上から
原稿上の画像の色を指定した色に変換するカラー編集機
能、更に、これらの編集後の画像を記録紙上に印刷する
機能を備え、画像読み取り手段10、画像処理手段2
0、画像記録手段30を中心とするハードウェア構成に
なっている。
【0023】画像読み取り手段10は、原稿上の画像
(原稿イメージ)を各色信号{Y,M,C}Y(イエロ
ー),M(マゼンダ),C(シアン)のイメージデータ
10a(電気信号)に変換する機能を有し、固体撮像素
子(CCD)やイメージセンサ及びその駆動回路、光学
レンズ系を中心とするハードウェア構成となっている。
【0024】画像処理手段20は、読み取られたイメー
ジデータ10aに対してさまざまな画像処理をする機能
を有し、マイクロプロセッサーやDSP(Digita
lSignal Processor)を中心とするハ
ードウェア構成となっている。ここで、さまざまな画像
処理とは、第1〜第3実施形態で各々後述するエディッ
ト機能を用いた画像処理を意味する。
【0025】画像記録手段30は、画像処理された編集
画像データ(後述するプリント画像データ25a)に従
って、編集後の画像(原稿イメージ)を記録紙上に印刷
するプリント機能を備えており、例えば、ディジタル複
写機の場合、電子写真プロセスを行うプリンタエンジン
を意味する。
【0026】(第1実施形態)請求項1,2の画像処理
装置100の構成及び動作を、図2〜図9に基づいて説
明する。
【0027】第1実施形態の画像処理装置100は、原
稿上に設定されている特定エリア51にマーカーペンで
線を記載することにより、画像処理方法を選択できる点
に特徴を有している。
【0028】このために画像処理手段20は、原稿上に
設定されている特定エリア51に記載されたマーキング
40の種別(マーカーペンの線の太さ(線幅))をイメ
ージデータ10aに基づいて識別し、文字修飾編集機能
やカラー編集機能を含む画像編集処理の中からマーキン
グ種別(マーカーペンの線幅)に応じた画像編集処理を
選択し実行して編集画像データを生成するエディット機
能を実行する。
【0029】図2は、図1の画像処理装置100に設け
られる画像処理手段20の内部構成ブロック図である。
図2に示すように、画像処理手段20は、ドット補正部
21、分離・色判定(ACS)部22、色補正部23、
クリエイト部24、階調処理部25を中心とする構成と
なっている。画像処理手段20の各構成要素{21,2
2,23,24,25}は、マイクロプロセッサーなど
のハードウェアで構成することもできるし、またこれら
の機能をソフトウェア上で実現することもできる。
【0030】ドット補正部21は、画像読み取り手段1
0から受け取った各色信号{Y,M,C}のイメージデ
ータ10aに対して位置に関する信号レベル誤差を補正
した各色信号{Y,M,C}毎の補正画像データ21a
を生成する機能を有している。
【0031】分離・色判定部22は、原稿上の特定エリ
ア51に記載されたマーキング40の認識を行い、認識
したマーキング40に基づいて各色信号{Y,M,C}
毎の補正画像データ21aからカラー画像部分を分離し
てカラー画像データ22aを生成すると共に、分離した
部分の色数を各色信号{Y,M,C}のレベルに基づい
て識別して色数データ22bを生成する機能を有してい
る。
【0032】色補正部23は、色変換要求に応じて、カ
ラー画像データ22a及び色数データ22bに基づい
て、各種カラー加工・変換処理を含むカラー編集機能を
カラー画像データ22aに対して実行してカラー編集画
像データ23aを生成する機能を有している。
【0033】クリエイト部24は、文字修飾要求に応じ
て、強調文字模様の付加処理を含む文字修飾編集機能を
色数データ22bに基づくカラー画像データ22aに対
して実行して文字修飾編集画像データ24aを生成する
機能を有している。
【0034】階調処理部25は、文字修飾編集画像デー
タ24a及び/またはカラー編集画像データ23aに対
して階調処理を行ってプリント画像データ25aを生成
する機能を有している。
【0035】このような画像処理手段20において、分
離・色判定部22を用いて原稿上の特定エリア51に記
載されたマーキング40の認識を行い、クリエイト部2
4を用いて文字修飾編集を行うことにより、原稿上の画
像が、原稿上の特定エリア51に記載されたマーキング
40の種別(マーカーペンの線の太さ(線幅))に応じ
て画像編集処理方法が選択されるようになる。これに応
じて、画像記録手段30が、プリント画像データ25a
に従って編集後の画像を記録紙上に印刷する。
【0036】図3は、第1実施形態の画像処理装置10
0の編集処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0037】図3に示すように、まず画像読み取り手段
10が原稿から画像(原稿イメージ)を読み取る(ステ
ップS101)。画像読み取り手段10はカラー画像を
光学的に読み取るための3種類の光学フィルタを備えて
おり、これらカラーフィルタの各々を介して光学的に読
み取ったシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー
(Y)の各色信号{Y,M,C}を出力する。これらの
色信号{Y,M,C}はディジタル画像データ(イメー
ジデータ10a)に変換されて後段の画像処理手段20
に渡される(ステップS101)。
【0038】続いて、ドット補正部21が、画像読み取
り手段10から受け取った各色信号{Y,M,C}のイ
メージデータ10aに対して位置に関する信号レベル誤
差を補正した各色信号{Y,M,C}毎の補正画像デー
タ21aを生成する(ステップS102)。
【0039】一方、画像処理手段20では、ドット補正
部21において各色信号{Y,M,C}の画像データ
(イメージデータ10a)の補正やγ補正(ガンマ補
正)などの歪み補正を行う(ステップS102)。
【0040】次に、各色信号{Y,M,C}の画像デー
タ(補正画像データ21a)は、分離・色判定(AC
S)部22によって、カラー画像部分が分離され、カラ
ー画像部分は各色信号{Y,M,C}のレベルに基づい
て何色であるか判定される(ステップS103A)。
【0041】図5は、図1の画像処理装置100におけ
る分離・色判定(ACS)部22が特定エリア51にマ
ーカーペンで記載した線の認識を実行する様子を示して
いる。分離・色判定(ACS)部22では、図5に示す
ように、特定エリア51(本実施形態では、原稿の左上
などに設けている)にマーカーペンで記載した線(マー
キング40)の認識も行う。例えば、原稿の縦・横方向
にドットが規則性を持って頻繁に検出された際に、マー
キング種別として、マーカーペンで記載された線の判定
及び線の幅(ドット数)を認識する(ステップS103
A)。
【0042】図4は、第1実施形態の画像処理装置10
0の色変換時における動作を説明するためのフローチャ
ートである。図6(a),(b)は、図1の画像処理装
置100におけるクリエイト部24の文字修飾編集処理
の一実施形態を示している。図7(a),(b)は、第
1実施形態の画像処理装置100における色補正部23
が実行する色変換動作の一実施形態を示している。
【0043】読み取ったイメージデータ10aに斜体や
網掛けなどの文字修飾編集処理をする場合には、分離・
色判定(ACS)部22からのカラー画像データ22a
は、図3、図6に示すようにクリエイト部24で編集さ
れる(ステップS104A)。例えば、図6に示すよう
に、文字●,○,◎(図6(a))の各々が、斜体文字
●,○,◎(図6(b))に各々文字修飾編集処理され
る。
【0044】これに応じて、画像記録手段30が、プリ
ント画像データ25aに従って編集後の画像(プリント
画像データ25a)を記録紙上に印刷する(ステップS
105)。
【0045】また色を変える場合(カラー編集機能を実
行する場合)には、分離・色判定(ACS)部22から
のカラー画像データ22aは、図4、図7に示すように
色補正部23で色変換される(ステップS104B)。
これに応じて、画像記録手段30が、プリント画像デー
タ25aに従って編集後の画像を記録紙上に印刷する
(ステップS105)。例えば、図7に示すように、文
字◇,◆,□(図7(a))の各々が、色変換後の文字
◇,◆,□(図7(b))に各々カラー編集処理され
る。
【0046】これに応じて、画像記録手段30が、プリ
ント画像データ25aに従って編集後の画像(プリント
画像データ25a)を記録紙上に印刷する(ステップS
105)。
【0047】図8は、第1実施形態の画像処理装置10
0における文字修飾編集処理に用いる編集処理用テーブ
ルの一実施形態である。図9は、第1実施形態の画像処
理装置100における変換色を選択する処理に用いる変
換色選択処理用テーブルの一実施形態である。
【0048】第1実施形態では、上述の編集方法(文字
修飾編集やカラー編集)を選択するために、図8に示す
ように分離・色判定(ACS)部22で認識したマーカ
ーペンの線幅(ドット数)(マーキング種別)に応じた
強調表示模様(斜体、網掛け、中抜き、ミラー等の修飾
文字)が登録されているテーブルをクリエイト部24に
設け、更に加えて、変換色を選択するために、図9に示
すように分離・色判定(ACS)部22で認識したマー
カーペンの線幅に応じた強調表示模様(赤、緑、青、黄
色等の編集カラー)が登録されているテーブルを色補正
部23に有している。
【0049】具体的には、クリエイト部24は、図8に
示すテーブルを参照し線幅が2,4,6,8の各々場
合、斜体、網掛け、中抜き、ミラーといった文字修飾編
集処理を行う。また、色補正部23は、図9に示すテー
ブルを参照し線幅が2,4,6,8の各々場合、赤、
緑、青、黄色といったカラー編集機能を行う。その後、
画像データは階調処理部25で必要に応じてディザ処理
(階調処理の一形態)などが行われ、画像記録手段30
に渡される。
【0050】以上第1実施形態を要約すれば、エディッ
ト機能を有する画像処理手段20を設けることにより、
原稿上の画像が、原稿上の特定エリア51に記載された
マーキング40の種別(マーカーペンの線の太さ(線
幅))に応じて画像編集処理方法が選択されるようにな
る結果、マーカーペンなどで原稿上に線を引くという簡
単な作業を行うだけで希望する画像処理ができるように
なる。
【0051】(第2実施形態)次に、請求項3,4の画
像処理装置100の構成及び動作を、図8、図10、図
11に基づいて説明する。なお、第1実施形態において
既に記述したものと同一の部分については、同一符号を
付し、重複した説明は省略する。
【0052】第2実施形態において、第1実施形態の画
像処理装置100との機能の違いは、請求項1,2が原
稿全体を画像処理するのに対し、請求項3,4(第2実
施形態)ではエリアを選択してその指定エリア52に対
して画像処理を実施する点である。
【0053】このために第2実施形態では、第1実施形
態のエディット機能に加えて、原稿上においてマーキン
グ40で囲まれ画像編集処理したい少なくとも1つ以上
の指定エリア52、及びこれらを囲んでいる各マーキン
グ40の種別(マーカーペンの線の太さ(線幅))をイ
メージデータ10aに基づいて識別し、文字修飾編集機
能やカラー編集機能を含む画像編集処理の中からマーキ
ング種別(マーカーペンの線の線幅)に応じた画像編集
処理を各指定エリア52内のイメージデータ10aに対
して選択的に実行して編集画像データを生成するエディ
ット機能を、前述の画像処理手段20に付加している。
【0054】このような第2実施形態における画像処理
手段20は、ドット補正部21、分離・色判定部22、
クリエイト部24、階調処理部25を中心とする構成と
なっている。画像処理手段20の各構成要素{21,2
2,24,25}は、前述したように、マイクロプロセ
ッサーなどのハードウェアで構成することもできるし、
またこれらの機能をソフトウェア上で実現することもで
きる。
【0055】ドット補正部21、階調処理部25、画像
記録手段30は、第1実施形態と同様の機能を有してい
る。
【0056】第2実施形態では、各指定エリア52及び
これを囲むマーキング40の種別(マーカーペンの線の
太さ(線幅))をイメージデータ10aに基づいて識別
を行い、認識した各指定エリア52内の補正画像データ
21aに対して認識したマーキング40種別に基づいて
各色信号{Y,M,C}毎の補正画像データ21aから
カラー画像部分を分離してカラー画像データ22aを生
成すると共に、分離した部分の色数を各色信号{Y,
M,C}のレベルに基づいて識別して色数データ22b
を生成する機能を、前述の分離・色判定部22に付加し
ている。
【0057】また文字修飾要求に応じて、強調文字模様
の付加処理を含む文字修飾編集機能を色数データ22b
に基づくカラー画像データ22aに対して実行して文字
修飾編集画像データ24aを生成する機能を、前述のク
リエイト部24に付加している。
【0058】このような第2実施形態の画像処理装置1
00において、分離・色判定部22が少なくとも1つ以
上の指定エリア52及びこれを囲むマーキング40の種
別(マーカーペンの線幅)をイメージデータ10aに基
づいて識別を行い、これに応じてクリエイト部24が文
字修飾編集を実行することにより、原稿上においてマー
キング40で囲まれ画像編集処理したい少なくとも1つ
以上の指定エリア52(原稿上のマーカーペンなどで囲
んだ指定エリア52)内のイメージが、指定エリア52
の各々を囲んでいる各マーキング40の種別(マーカー
ペンの線幅)に応じて画像編集処理方法が選択されるよ
うになる。
【0059】更に詳しく、第2実施形態を説明する。図
10は、第2実施形態の画像処理装置100の編集処理
動作を説明するためのフローチャートであり、図11
(a),(b)は、第2実施形態の画像処理装置100
において、画像処理を実施したいエリアをマーカーペン
などで囲って選択する様子を示している。
【0060】図10に示すように、まず画像読み取り手
段10が原稿から画像(原稿イメージ)を読み取る(ス
テップS101)。
【0061】続いて、ドット補正部21が、画像読み取
り手段10から受け取った各色信号{Y,M,C}のイ
メージデータ10aに対して位置に関する信号レベル誤
差を補正した各色信号{Y,M,C}毎の補正画像デー
タ21aを生成する(ステップS102)。
【0062】続いて、分離・色判定(ACS)部22
が、図11(a)に示すように、画像編集処理を実施し
たい原稿上のエリア(文字●の部分と◎の部分)をマー
カーペンなどで囲って選択し(マーキング動作)、ドッ
ト補正部21から入力された画像データ(補正画像デー
タ21a)から、囲い線のエリア(すなわち、指定エリ
ア52)及びマーカーペンの線幅(ドット数)を認識す
る(ステップS103B)。
【0063】ここで分離・色判定(ACS)部22から
入力されたデータ(カラー画像データ22a、色数デー
タ22b)は、囲い線(図11(a)のマーキング4
0)で囲まれたエリアの画像データ(文字●の部分と◎
の部分)に斜体や網掛けなどの文字修飾編集処理をする
場合には、図10に示すようにクリエイト部24に送ら
れて画像編集処理が実行される(ステップS104
A)。具体的には、図11(b)に示すように、マーカ
ーペンなどで囲まれた文字●の部分と◎の部分が各々、
斜体文字●,◎に文字修飾編集処理される。
【0064】クリエイト部24で画像編集処理を実施す
るエリア情報は、分離・色判定(ACS)部22から入
力される。また、編集方法を選択するために、前述した
ように、分離・色判定(ACS)部22で認識したマー
カーペンの線幅(ドット数)(マーキング種別の一形
態)に応じた強調表示模様(斜体、網掛け、中抜き、ミ
ラー等の修飾文字)が登録されているテーブル(図8参
照)をクリエイト部24に有している。これにより、エ
リア毎に囲い線の太さに応じた画像編集処理が実施され
る。
【0065】以上第2実施形態を要約すれば、エディッ
ト機能を有する画像処理手段20を設けることにより、
原稿上においてマーキング40で囲まれ画像編集処理し
たい少なくとも1つ以上の指定エリア52(原稿上のマ
ーカーペンなどで囲んだ指定エリア52)内のイメージ
が、指定エリア52の各々を囲んでいる各マーキング4
0の種別(マーカーペンの線の太さ(線幅))に応じて
画像編集処理方法が選択されるようになる結果、マーカ
ーペンなどで指定エリア52を囲むという簡単な作業を
行うだけで指定エリア52に対して希望した画像処理が
できるようになる。
【0066】(第3実施形態)次に、請求項5,6の画
像処理装置100の構成及び動作を、図12〜図16に
基づいて説明する。なお、第1,2実施形態において既
に記述したものと同一の部分については、同一符号を付
し、重複した説明は省略する。
【0067】第3実施形態において、第2実施形態の画
像処理装置100との機能の違いは、マーカーペンなど
で囲んだ複数の指定エリア52に対して希望する画像処
理を実行する第2実施形態の機能に加えて、複数の指定
エリア52間のカット&ペーストのような画像編集処理
を行う機能を付加した点である。
【0068】このために第3実施形態では、前述のエデ
ィット機能に加えて、原稿上においてマーキング40で
囲まれ画像編集処理したい少なくとも1つ以上の指定エ
リア52及びこれらを囲んでいる各マーキング40の種
別(マーカーペンの線の太さ(線幅))をイメージデー
タ10aに基づいて識別し、カット、コピー、ペースト
を含む画像編集処理の中からマーキング種別(マーカー
ペンの線の線幅)に応じた画像編集処理を各指定エリア
52内のイメージデータ10aに対して選択的に実行し
て編集画像データを生成するエディット機能を、画像処
理手段20に付加している。
【0069】このような第3実施形態における画像処理
手段20は、ドット補正部21、分離・色判定部22、
クリエイト部24、階調処理部25を中心とする構成と
なっている。画像処理手段20の各構成要素{21,2
2,24,25}は、前述したように、マイクロプロセ
ッサーなどのハードウェアで構成することもできるし、
またこれらの機能をソフトウェア上で実現することもで
きる。
【0070】ドット補正部21、階調処理部25、画像
記録手段30は、第2実施形態と同様の機能を有してい
る。
【0071】第3実施形態では、各指定エリア52及び
これを囲むマーキング40の種別(マーカーペンの線の
太さ(線幅))をイメージデータ10aに基づいて識別
を行い、認識した各指定エリア52内の補正画像データ
21aに対して認識したマーキング40種別に基づいて
各色信号{Y,M,C}毎の補正画像データ21aから
カラー画像部分を分離してカラー画像データ22aを生
成すると共に、分離した部分の色数を各色信号{Y,
M,C}のレベルに基づいて識別して色数データ22b
を生成する機能を、前述の分離・色判定部22に付加し
ている。
【0072】また文字修飾要求に応じて、カット、コピ
ー、ペーストを含む画像編集処理の中からマーキング種
別(マーカーペンの線の線幅)に応じた画像編集処理を
色数データ22bに基づくカラー画像データ22aに対
して実行して文字修飾編集画像データ24aを生成する
機能を、前述のクリエイト部24に付加している。
【0073】このような第3実施形態の画像処理装置1
00において、分離・色判定部22が少なくとも1つ以
上の指定エリア52の各々及びこれを囲むマーキング4
0の種別(マーカーペンの線の太さ(線幅))を識別
し、これに応じて、クリエイト部24がカット、コピ
ー、ペーストを含む画像編集処理の中からマーキング種
別(マーカーペンの線の線幅)の各々に応じた画像編集
処理を実行する。その結果、原稿上に指定された少なく
とも1つ以上の指定エリア52及びこれらを囲んでいる
各マーキング40の種別(マーカーペンの線の太さ(線
幅))を識別してカット、コピー、ペーストなどの画像
編集処理を実行できるようになる。
【0074】更に詳しく、第3実施形態を説明する。図
14は、第3実施形態の画像処理装置100における文
字修飾編集処理の一実施形態であるカット&ペーストの
動作を示している。図15は、第3実施形態の画像処理
装置100における文字修飾編集処理の一実施形態であ
るコピー&ペーストの動作を示している。図16は、第
3実施形態の画像処理装置100における文字修飾編集
処理の一実施形態であるエリア間の画像データの入れ替
え処理を示している。
【0075】図14〜図16に示すように、画像処理を
実施したいエリアをマーカーペンなどで囲って選択す
る。ドット補正部21から入力された画像データ(補正
画像データ21a)から、図12のステップS103B
と同様に分離・色判定(ACS)部22で囲い線のエリ
ア(指定エリア52)及び線の幅(ドット数)(マーキ
ング種別(マーカーペンの線幅))を認識する。
【0076】例えば、図14(a)、では線幅2ドット
の囲い線と線幅6ドットの囲い線のエリア(指定エリア
52)及び線の幅(線幅2ドットと線幅6ドット)を認
識している。図15(a)では線幅4ドットの囲い線と
線幅6ドットの囲い線のエリア(指定エリア52)及び
線の幅(線幅4ドットと線幅6ドット)を認識してい
る。図16(a)では線幅6ドットの囲い線のエリア
(指定エリア52、文字列●…●と文字列◎…◎)及び
線の幅(線幅6ドット)を認識している。
【0077】また分離・色判定(ACS)部22から入
力されるデータ(カラー画像データ22a、色数データ
22b)は、図14〜図16に示すように複数の囲い線
で囲まれたエリア間の原稿イメージに対してカット、コ
ピー、ペーストなどの画像編集処理をする場合には、図
12のステップS104Aと同様にクリエイト部24で
これらの画像編集処理が実行される。
【0078】図13は、第3実施形態の画像処理装置1
00における文字修飾編集処理に用いる編集処理用テー
ブルの一実施形態である。
【0079】カット、コピー、ペーストなどの画像編集
処理を実施するエリア情報は、分離・色判定(ACS)
部22から入力される。また、編集方法を選択するため
に、図13に示すように分離・色判定(ACS)部22
で認識したマーカーペンの線幅(マーキング種別の一形
態)に応じたカット、コピー、ペーストなどの画像編集
処理が登録されているテーブルをクリエイト部24に設
けている。
【0080】例えば図13では、マーカーペンの線幅2
ドットはカット1に対応し、マーカーペンの線幅4ドッ
トはコピー1に対応し、マーカーペンの線幅6ドットは
ペースト1に対応し、マーカーペンの線幅8ドットはカ
ット2に対応している。
【0081】これにより、複数エリア間で囲い線の太さ
に応じたカット、コピー、ペーストなどの画像編集処理
が実施される。例えば、図14に示すように、線幅2ド
ットの囲い線のエリア(指定エリア52)と線幅6ドッ
トの囲い線のエリア(指定エリア52)との間で、囲い
線の太さ(2ドット線幅)に応じた文字列○…○のカッ
トと、囲い線の太さ(6ドット線幅)に応じた文字列○
…○のペーストの画像編集処理が実施される。
【0082】同様に、図15に示すように、線幅4ドッ
トの囲い線のエリア(指定エリア52)と線幅6ドット
の囲い線のエリア(指定エリア52)との間で、囲い線
の太さ(4ドット線幅)に応じた文字列○…○のコピー
と、囲い線の太さ(6ドット線幅)に応じた文字列○…
○のペーストの画像編集処理が実施される。
【0083】同様に、図16に示すように、線幅6ドッ
トの囲い線のエリア(指定エリア52)と線幅6ドット
の囲い線のエリア(指定エリア52)との間で、囲い線
の太さ(6ドット線幅)に応じた相互の入れ替え(文字
列●…●と文字列◎…◎との入れ替え)の画像編集処理
が実施される。
【0084】以上第3実施形態を要約すれば、エディッ
ト機能を有する画像処理手段20を設けることにより、
原稿上に指定された少なくとも1つ以上の指定エリア5
2及びこれらを囲んでいる各マーキング40の種別(マ
ーカーペンの線の太さ(線幅))を識別してカット、コ
ピー、ペーストなどの画像編集処理を実行できるように
なる。その結果、原稿上のマーカーペンなどで囲んだ指
定エリア52間で、マーカーペンの太さに応じて画像編
集処理されるので、マーカーペンなどで複数の指定エリ
ア52を囲むという簡単な作業を行うだけで、指定エリ
ア52間で画像のカット、コピー、ペーストなどの画像
編集処理ができるようになる。
【0085】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、原
稿上の画像が特定エリアに記載したマーカーペンの太さ
に応じて画像処理されるので、マーカーペンなどで原稿
上に線を引くという簡単な作業を行うだけで希望する画
像処理ができる。
【0086】請求項3,4に記載の発明によれば、原稿
上のマーカーペンなどで囲んだ指定エリアの画像が、マ
ーカーペンの太さに応じて画像処理されるので、マーカ
ーペンなどで指定エリアを囲むという簡単な作業を行う
だけで指定エリアに対して希望した画像処理ができる。
【0087】請求項5,6に記載の発明によれば、原稿
上のマーカーペンなどで囲んだ指定エリア間で、マーカ
ーペンの太さに応じて画像編集処理されるので、マーカ
ーペンなどで複数の指定エリアを囲むという簡単な作業
を行うだけで、指定エリア間で画像のカット、コピー、
あるいはペーストなどの画像編集処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3実施形態の画像処理装置の
主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置における画像処理手段の内
部構成ブロック図である。
【図3】第1実施形態の画像処理装置の編集処理動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】第1実施形態の画像処理装置の色変換時におけ
る動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】第1実施形態の画像処理装置における分離・色
判定(ACS)部が特定エリア51にマーカーペンで記
載した線の認識を実行する様子を示している。
【図6】同図(a),(b)は、第1実施形態の画像処
理装置におけるクリエイト部の文字修飾編集処理の一実
施形態を示している。
【図7】同図(a),(b)は、第1実施形態の画像処
理装置における色補正部が実行する色変換動作の一実施
形態を示している。
【図8】第1実施形態の画像処理装置における文字修飾
編集処理に用いる編集処理用テーブルの一実施形態であ
る。
【図9】第1実施形態の画像処理装置における変換色を
選択する処理に用いる変換色選択処理用テーブルの一実
施形態である。
【図10】第2実施形態の画像処理装置の編集処理動作
を説明するためのフローチャートである。
【図11】同図(a),(b)は、第2実施形態の画像
処理装置において、画像処理を実施したいエリアをマー
カーペンなどで囲って選択する様子を示している。
【図12】第3実施形態の画像処理装置の編集処理動作
を説明するためのフローチャートである。
【図13】第3実施形態の画像処理装置における文字修
飾編集処理に用いる編集処理用テーブルの一実施形態で
ある。
【図14】第3実施形態の画像処理装置における文字修
飾編集処理の一実施形態であるカット&ペーストの動作
を示している。
【図15】第3実施形態の画像処理装置における文字修
飾編集処理の一実施形態であるコピー&ペーストの動作
を示している。
【図16】第3実施形態の画像処理装置における文字修
飾編集処理の一実施形態であるエリア間の画像データの
入れ替え処理を示している。
【図17】第1従来技術の画像処理装置の1実施例を示
し、同図(A)は装置全体の斜視図、同図(B)は第1
従来技術において使用される配布先情報シートと原稿の
イメージを示す図、同図(C)は第1従来技術における
画像処理の流れを示す図である。
【図18】第1従来技術における出力例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10…画像読み取り手段 10a…イメージデータ 20…画像処理手段 21…ドット補正部 21a…補正画像データ 22…分離・色判定部 22a…カラー画像データ 22b…色数データ 23…色補正部 23a…カラー編集画像データ 24…クリエイト部 24a…文字修飾編集画像データ 25…階調処理部 25a…プリント画像データ 30…画像記録手段 40…マーキング 51…特定エリア 52…指定エリア 100…画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 G06F 15/68 310A Fターム(参考) 2H027 DB02 FA28 FB03 FD00 FD02 5B057 BA24 BA25 CA01 CA16 CB01 CB16 CC03 CD03 CE03 CE17 CF04 CH01 CH11 5C062 AA05 AB17 AB22 AB41 AC07 AC24 AC58 AE03 BA00 5C076 AA01 AA14 AA23 AA24 AA26 AA34 AA35 CA07 CA08 5C082 AA27 AA32 BA02 CA12 CA82 CB06 DA87 MM09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネル上から原稿上の文字を強調文
    字等の飾り文字に変換する文字修飾編集機能や操作パネ
    ル上から原稿上の画像の色を指定した色に変換するカラ
    ー編集機能、更に、これらの編集後の画像を記録紙上に
    印刷する機能を備えた画像処理装置であって、 原稿上の画像を各色信号のイメージデータに変換する画
    像読み取り手段と、 原稿上の特定エリアに記載されたマーキングの種別を前
    記イメージデータに基づいて識別し、前記文字修飾編集
    機能や前記カラー編集機能を含む画像編集処理の中から
    当該マーキング種別に応じた画像編集処理を選択し実行
    して編集画像データを生成するエディット機能を有する
    画像処理手段と、 前記編集画像データに従って編集後の画像を記録紙上に
    印刷するプリント機能を有する画像記録手段とを有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、 前記画像読み取り手段から受け取った各色信号の前記イ
    メージデータに対して位置に関する信号レベル誤差を補
    正した各色信号毎の補正画像データを生成するドット補
    正部と、 原稿上の特定エリアに記載されたマーキングの認識を行
    い、当該認識したマーキングに基づいて前記各色信号毎
    の補正画像データからカラー画像部分を分離してカラー
    画像データを生成すると共に、当該分離した部分の色数
    を各色信号のレベルに基づいて識別して色数データを生
    成する分離・色判定部と、 色変換要求に応じて、前記カラー画像データ及び前記色
    数データに基づいて、各種カラー加工・変換処理を含む
    前記カラー編集機能を前記カラー画像データに対して実
    行してカラー編集画像データを生成する色補正部と、 文字修飾要求に応じて、強調文字模様の付加処理を含む
    前記文字修飾編集機能を前記色数データに基づく前記カ
    ラー画像データに対して実行して文字修飾編集画像デー
    タを生成するクリエイト部と、 前記文字修飾編集画像データ及び/または前記カラー編
    集画像データに対して階調処理を行ってプリント画像デ
    ータを生成する階調処理部とを有し、 前記画像記録手段は、前記プリント画像データに従って
    編集後の画像を記録紙上に印刷することを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 操作パネル上から原稿上の文字を強調文
    字等の飾り文字に変換する文字修飾編集機能や操作パネ
    ル上から原稿上の画像の色を指定した色に変換するカラ
    ー編集機能、更に、これらの編集後の画像を記録紙上に
    印刷する機能を備えた画像処理装置であって、 原稿上の画像を各色信号のイメージデータに変換する画
    像読み取り手段と、 原稿上においてマーキングで囲まれ画像編集処理したい
    少なくとも1つ以上の指定エリア及びこれらを囲んでい
    る各マーキングの種別を前記イメージデータに基づいて
    識別し、前記文字修飾編集機能や前記カラー編集機能を
    含む画像編集処理の中から当該マーキング種別に応じた
    画像編集処理を当該各指定エリア内の前記イメージデー
    タに対して選択的に実行して編集画像データを生成する
    エディット機能を有する画像処理手段と、 前記編集画像データに従って編集後の画像を記録紙上に
    印刷するプリント機能を有する画像記録手段とを有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、 前記画像読み取り手段から受け取った各色信号の前記イ
    メージデータに対して位置に関する信号レベル誤差を補
    正した各色信号毎の補正画像データを生成するドット補
    正部と、 前記各指定エリア及びこれを囲む前記マーキングの種別
    を前記イメージデータに基づいて識別を行い、当該認識
    した各指定エリア内の補正画像データに対して当該認識
    したマーキング種別に基づいて前記各色信号毎の補正画
    像データからカラー画像部分を分離してカラー画像デー
    タを生成すると共に、当該分離した部分の色数を各色信
    号のレベルに基づいて識別して色数データを生成する分
    離・色判定部と、 文字修飾要求に応じて、強調文字模様の付加処理を含む
    前記文字修飾編集機能を前記色数データに基づく前記カ
    ラー画像データに対して実行して文字修飾編集画像デー
    タを生成するクリエイト部と、 前記文字修飾編集画像データに対して階調処理を行って
    プリント画像データを生成する階調処理部とを有し、 前記画像記録手段は、前記プリント画像データに従って
    編集後の画像を記録紙上に印刷することを特徴とする請
    求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 操作パネル上から原稿上の文字を強調文
    字等の飾り文字に変換する文字修飾編集機能や操作パネ
    ル上から原稿上の画像の色を指定した色に変換するカラ
    ー編集機能、更に、これらの編集後の画像を記録紙上に
    印刷する機能を備えた画像処理装置であって、 原稿上の画像を各色信号のイメージデータに変換する画
    像読み取り手段と、 原稿上においてマーキングで囲まれ画像編集処理したい
    少なくとも1つ以上の指定エリア及びこれらを囲んでい
    る各マーキングの種別を前記イメージデータに基づいて
    識別し、カット、コピー、ペーストを含む画像編集処理
    の中から当該マーキング種別に応じた画像編集処理を当
    該各指定エリア内の前記イメージデータに対して選択的
    に実行して編集画像データを生成するエディット機能を
    有する画像処理手段と、 前記編集画像データに従って編集後の画像を記録紙上に
    印刷するプリント機能を有する画像記録手段とを有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、 前記画像読み取り手段から受け取った各色信号の前記イ
    メージデータに対して位置に関する信号レベル誤差を補
    正した各色信号毎の補正画像データを生成するドット補
    正部と、 前記各指定エリア及びこれを囲む前記マーキングの種別
    を前記イメージデータに基づいて識別を行い、当該認識
    した各指定エリア内の補正画像データに対して当該認識
    したマーキング種別に基づいて前記各色信号毎の補正画
    像データからカラー画像部分を分離してカラー画像デー
    タを生成すると共に、当該分離した部分の色数を各色信
    号のレベルに基づいて識別して色数データを生成する分
    離・色判定部と、 文字修飾要求に応じて、カット、コピー、ペーストを含
    む画像編集処理の中から当該マーキング種別に応じた画
    像編集処理を前記色数データに基づく前記カラー画像デ
    ータに対して実行して文字修飾編集画像データを生成す
    るクリエイト部と、 前記文字修飾編集画像データに対して階調処理を行って
    プリント画像データを生成する階調処理部とを有し、 前記画像記録手段は、前記プリント画像データに従って
    編集後の画像を記録紙上に印刷することを特徴とする請
    求項5に記載の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109842733A (zh) * 2017-11-27 2019-06-04 东芝泰格有限公司 图像处理装置
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