JP2000076278A - 画像ファイル管理方法および装置 - Google Patents

画像ファイル管理方法および装置

Info

Publication number
JP2000076278A
JP2000076278A JP10245104A JP24510498A JP2000076278A JP 2000076278 A JP2000076278 A JP 2000076278A JP 10245104 A JP10245104 A JP 10245104A JP 24510498 A JP24510498 A JP 24510498A JP 2000076278 A JP2000076278 A JP 2000076278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
area
images
image file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10245104A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Matsumoto
健太郎 松本
Kunihiro Yamamoto
邦浩 山本
Kiyoshi Kusama
澄 草間
Miyuki Enokida
幸 榎田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10245104A priority Critical patent/JP2000076278A/ja
Priority to US09/384,965 priority patent/US6813394B1/en
Priority to EP99306898A priority patent/EP0987637A3/en
Publication of JP2000076278A publication Critical patent/JP2000076278A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データへの高速アクセス及び画像データの
簡易な管理を可能とするとともに、画像データベースか
らの画像データの実態を削除可能とする。 【解決手段】画像ファイルは、複数枚の画像の各々を読
み出し表示するために必要な管理情報を格納する画像情
報領域、サイズオフセット領域及び特徴量データ領域
と、複数枚の画像の各々の画像データを連続して記憶す
る画像データ領域を有する。ステップS1901〜S1
908では、このような管理情報に基づいて画像データ
領域中の無効な画像データのデータ量が所定量を超えた
か否かを判定し、超えていれば、ステップS1909で
ガベージコレクションを行なう。ガベージコレクション
では、管理情報に基づいて画像データ領域中の無効な画
像データを検出し、検出された無効な画像データを前記
画像データ領域から削除して該画像データ領域のサイズ
を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の画像から所望
の画像を検索するために用いる画像データベースに好適
な画像記憶方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の画像データの中から所望の画像を
検索するための画像データベースが多数提案されてい
る。これらの多くは、 ・キーワードや撮影日時等の非画像情報を画像に関連付
け、それを基に検索を行う方法 ・画像自体の特徴量(輝度・色差情報、画像周波数、ヒ
ストグラムなど)を基に検索を行う方法、の2つに大別
される。
【0003】このいずれの方法においても、検索を行う
ための情報と画像データとは別々に管理されているのが
一般的である。例えば、検索用のデータは1つのファイ
ルやリレーショナルデータベースによって管理され、検
索対象となる。そして、検索結果から該当する画像デー
タのファイル名が得られ、そのファイル名によって画像
データにアクセスし表示する。このような方式を採用す
るのは、画像データは一般にその容量が大きく、検索用
データと分けて管理する方が効率がよいからである。
【0004】個々の画像データはファイルシステム内で
管理されるが、その管理の方法として次の2つの方法が
考えられる。まず、第一の方法は、すべての画像データ
をひとつのディレクトリで管理する方法である。第二の
方法は、画像データを複数枚数毎のいくつかのグループ
に分け、それぞれのグループ毎にディレクトリに分類し
て管理する方法である。たとえば、「動物」、「花」な
どに画像の内容で分類してディレクトリに分ける方法が
考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
一、および第二の方法どちらにおいても、検索キー等に
よる検索の結果得られた複数枚数の画像を同時に表示し
ようとした場合に、その枚数が多いと、画像のアクセス
に極端に時間がかかるようになる。
【0006】また上記第一の方法の場合、画像の管理は
容易であるが、枚数が極端に多くなると、ディレクトリ
情報を得るだけでも膨大な時間を要するようになる。第
二の方法では、常に、どの画像ファイルがどのディレク
トリにあるかという対応関係を正しく維持する必要があ
り、ファイルの移動などの管理が煩雑になる。
【0007】通常、画像データベースへの画像の登録は
自動化されている場合が多い。たとえば、連続するフィ
ルムからスキャナ装置により連続して画像を読み取り、
これらをデータベースへ登録する、ビデオテープなどか
ら動画を連続して静止画として取り込み、データベース
へ登録するといった方式が実用化されている。
【0008】しかしながら、写真を撮影する場合であれ
ば、同じシーンを連続して撮影することも多い。またビ
デオであれば、数秒間まったく同じ映像が連続する場合
も多々ある。このいずれの場合でも、上記の如き自動的
な登録を行えば、全く同じ、或いは非常に類似したシー
ンの画像が何枚も連続してデータベースに登録されてし
まうことになる。また、たとえば映像と映像のあいだに
コマーシャルのように、ユーザが必要としない画像がデ
ータベースに登録されてしまう場合もある。
【0009】このような画像はデータベースから削除す
ることが望まれるが、上述したように、一般的な画像デ
ータベースでは、画像のアクセスに時間がかかること、
ディレクトリ等の管理が複雑なことから、1枚の画像を
削除するにも、多くの時間を必要としてしまう。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、画像データへの高速アクセス及び画像データ
の簡易な管理を可能とするとともに、画像データベース
からの画像データの削除を高速に行える画像記憶方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0011】また、本発明の目的は、削除対象となった
画像データの実態を確実に消去して、画像データベース
のデータサイズを低減することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の画像ファイル管理方法は、たとえば以下の
工程を備える。すなわち、複数枚の画像を記憶するため
の画像ファイル管理方法であって、前記複数枚の画像の
各々を読み出し表示するために必要な管理情報を格納す
る管理情報領域と、前記複数枚の画像各々の画像データ
を連続して記憶する画像データ領域とを含む画像ファイ
ルに関して、前記管理情報に基づいて前記画像データ領
域中の無効な画像データを検出する検出工程と、前記検
出工程によって検出された無効な画像データを前記画像
データ領域から削除して該画像データ領域のサイズを減
少させる削除工程とを備える。
【0013】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の態様による画像ファイル管理装置はたとえば以下
の構成を備える。すなわち、複数枚の画像を記憶するた
めの画像ファイル管理装置であって、前記複数枚の画像
の各々を読み出し表示するために必要な管理情報を格納
する管理情報領域と、前記複数枚の画像各々の画像デー
タを連続して記憶する画像データ領域とを含む画像ファ
イルに関して、前記管理情報に基づいて前記画像データ
領域中の無効な画像データを検出する検出手段と、前記
検出手段によって検出された無効な画像データを前記画
像データ領域から削除して該画像データ領域のサイズを
減少させる削除手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の一の実施形態を説明する。
【0015】<第1の実施形態>図1は、本実施形態に
よる画像記憶装置としてのコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。図1において、101はCP
Uで、システム全体の制御を行なっている。102はキ
ーボードで、102aのマウスとともにシステムへの操
作入力に使用される。103は表示部であり、CRTや
液晶等で構成されている。104はROM、105はR
AMであり、システムの記憶装置を構成し、システムが
実行するプログラムやシステムが利用するデータを記憶
する。106はハードディスク装置、107はフロッピ
ーディスク装置で、システムのファイルシステムに使用
される外部記憶装置を構成している。108はプリンタ
であり、画像データに基づいて記録媒体上への可視画像
の形成を行う。
【0016】なお、以下で説明する画像ファイルの作成
等の処理は、CPU101がROM104もしくはRA
M105に格納された制御プログラムを実行することで
なされるものである。また、以下の説明において形成さ
れる画像ファイルは、最終的にハードディスク106或
いはフロッピーディスク107等の外部記憶装置に格納
されるものとする。
【0017】図2は第1の実施形態による画像記憶方式
により作成される画像ファイルの概略構成図である。図
2において、201は画像情報領域であり、画像の枚
数、圧縮方式、縦横画素数、特徴量抽出方法などの、画
像の読み出しや表示に必要な情報を記憶する領域であ
る。202は画像データ領域であり、当該画像ファイル
として格納すべきすべての画像データを連続して記憶す
る領域である。203はサイズオフセット領域であり、
複数の画像各々のデータ量を連続して記憶する領域であ
る。204は特徴量データ領域であり、画像データ領域
202に格納される複数の画像の各々の特徴量(輝度・
色差情報、画像周波数、ヒストグラムなど)を連続して
記憶する領域である。
【0018】図3は図2に示した画像情報領域201の
詳細なデータ構成例を示す図である。この例では、それ
ぞれの領域が4バイトずつとられているが、扱う画像の
数や大きさに応じて領域の大きさは変更してかまわな
い。
【0019】領域301は本画像フォーマットの改訂番
号を示すバージョン(Version)を格納する領域であ
る。領域302は記録している画像の総数を示す画像数
(Images)を格納する。領域303はどのような値を画
像特徴量として使っているかを示すモード(Mode)を格
納する。Modeに、例えば色差情報としてRGB値を用い
ている場合は値「0」、YUVを用いている場合は値
「1」を入れることにより、画像特徴量の種別を表す。
領域304は画像データ領域203に蓄積されている画
像のフォーマットを示す情報(TileFormat)を格納す
る。TileFormatには、たとえば、JPEGでは値0、BMPで
は値1、FlashPixでは値2がセットされる。
【0020】領域305、306は画像データ領域20
3に蓄積されている画像の幅を示す情報(TileWidt
h)、および高さを示す情報(TileHeight)を格納する
領域である。なお、これらは画素数によって表される。
領域307には特徴量を算出する際の画面の分割方法を
示す情報(SectionMode)が格納される。本例では、後
述するように画像を6分割していれば値0、分割してい
なければ値−1がセットされる。
【0021】領域308には画像データ領域202の先
頭アドレスを示すポインタ(PointerToTile)が、領域
309にはサイズオフセット領域203の先頭アドレス
を示すポインタ(PointerToSizeOFDS)が、領域310
は画像特徴量データ領域202の先頭アドレスを示すポ
インタ(PointerToData)が格納される。領域311は
予備領域であり、N×4バイトの領域が確保されてい
る。なお、本例ではN=5として以下の説明を行う。
【0022】例えば、画像情報領域201の直後からす
きまをあけず画像データ領域202が続くのであれば、
画像情報領域201が本例では64バイトなので、領域
308のPointerToTileとして、値「64」が格納され
る。なお、これら301から311までの情報の順番は
この例に限ったものではない。
【0023】図4は図2の画像特徴量データ領域204
におけるデータ構成の詳細を示す図である。図中40
1、402、はそれぞれ複数枚ある画像中の1番目、2
番目の画像から算出された特徴量を示している。なお、
画像特徴量の算出方法については後述する。図4におい
て、R(0,0)〜B(2,1)の計18個のデータが
1枚の画像の特徴量をあらわしている。R(0,0)、
G(0,0),B(0,0)はそれぞれ1枚の画像を6
分割したうちの、左上角の領域(図9により後述する)
のRGB値の平均値を示している。
【0024】なお、図4において、NAは値に意味のな
いことを示している。本実施形態では、各分割領域ごと
に、R,G、Bの平均値を各1バイトで示し、区切りの
良いように4バイトを1単位としているためである。別
の方法として、NA部分を削除し、詰めて並べてもよ
い。
【0025】図5は図2の画像データ領域202におけ
るデータ構成の詳細を示す図である。図5では、画像圧
縮方式としてJPEGを使った場合を示している。した
がってこの場合、画像情報領域201中の、画像フォー
マットを示す情報が格納される領域304には、JPE
Gを示す情報が格納される。
【0026】図5において501は画像データ中の1番
目の画像のJPEG圧縮データであり、502は2番目
の画像のJPEG圧縮データである。図中、SOI、A
PP0、DHT,DQT、SOF0、SOS,EOIはマ
ーカーと呼ばれる区切り記号である。SOIはJPEG
データの開始、EOIはデータの終了、APP0はアプ
リケーションにより任意に使用可能な領域、DHTはハ
フマンテーブル、DQTは量子化テーブル、SOF0は
ベースラインJPEG圧縮、SOSはハフマンコードを
示している。1つの画像の圧縮データはSOIとEOI
で挟まれた部分となる。なお、JPEGについてはITU-
T WHITE BOOK ディジタル静止画像圧縮符号化関連勧告
集(財団法人 新日本ITU協会発行)を参照のこと。ま
た、図5の例ではJPEGデータを用いているが、BM
P、FlashPix等他の画像ファイルフォーマットであって
もかまわない。
【0027】図6は図2に示したサイズオフセット領域
203のデータ構成の詳細を示す図である。図6におい
て、5101は1番目の画像の開始位置(5101a)
およびデータ量(5101b)を記憶する領域である。
同様にして、領域5102、5103と順次画像データ
の各々の開始位置およびデータ量が記憶される。このよ
うにして、サイズオフセット領域203には、n枚の画
像データの開始位置(オフセット)とデータ量(サイ
ズ)が格納される。
【0028】次に、ハードディスク106あるいは、フ
ロッピーディスク107上に、以上で説明した構成のフ
ォーマットでデータを書き込み、画像ファイルを作成す
るための処理手順を説明する。なお、ここでは、本画像
フォーマットの改定番号であるバージョン番号が3、画
像枚数が100枚、特徴量モードがRGB,画像フォー
マットがJPEG、画像サイズが幅×高さ=384×2
56、特徴量抽出が分割モード(6分割)である場合を
例にあげて説明する。
【0029】図7は第1の実施形態における画像ファイ
ル生成処理の概略を示すフローチャートである。図7に
おいて、ステップS601では画像情報領域201にヘ
ッダデータを書き込み、ステップS602では画像デー
タの処理を行い、画像データ領域202に画像データの
書き込みを行う。ステップS603では、再び画像情報
領域201へヘッダデータの書き込みを行う。そして、
ステップS604ではサイズオフセット領域、特徴量領
域への書き込みを行う。
【0030】以下、図7に示した各処理について更に詳
細に説明を加える。
【0031】図8は図7のステップS601のヘッダデ
ータ書込み処理を詳細に説明するフローチャートであ
る。なお、本処理を実行するに際して、書き込み対象と
なる画像ファイルはすでにオープンされているものとす
る。
【0032】ステップS701では画像情報領域201
内の領域301にバージョン(Version)を示す値(本
例では「3」)を書き込む。また、ステップS702で
は、領域302に当該画像ファイルに格納すべき画像数
(本例では「100」)を書き込む。ステップS703
では、領域303に画像特徴量のモードとして、0(R
GB)或いは1(YUV)のいずれかを書き込む(本例
では、RGBを採用するので、値「0」が書き込まれ
る)。ステップS704では画像データ領域203に書
き込むべき画像のフォーマットを表す画像フォーマット
304に値0を書き込む。なお、フローチャートでタイ
ルと記載されているのは、画像データ領域に格納される
各画像のことである。ステップS705では領域305
と領域306のそれぞれに、画像の幅(TileWidth)
(本例では、「384」)と画像の高さ(TileHeight)
(本例では「256」)を書き込む。ステップS706
では、領域307に、画像特徴量を算出する際の分割モ
ードを示す値を書き込む。本実施形態では、分割しない
モードの場合に−1、6分割の場合に0、8分割の場合
に1が格納される。したがって本例では6分割が採用さ
れるので、領域307に値0が書き込まれる。
【0033】ステップS707では、当該画像ファイル
に格納される特徴量データを一時的に記憶するための領
域をメモリ(RAM105)上に確保する。本実施形態
では図4に示すごとく、各々の画像について24バイト
の領域を使用する特徴量データが格納されるので、メモ
リ上に確保する領域は24バイト×画像数となる。な
お、ここで、画像数はステップS402で領域302に
設定された画像数(Images)である。なお、ここで確保
された領域は、D[Images][24]という配列として、
後述の図9のフローチャートで用いられる。
【0034】ステップS708では各画像の開始位置と
データ量を一時的に記憶する領域をメモリ上に確保す
る。本実施形態では、図6に示すごとく、各々の画像に
ついて開始位置、データ量各4バイトの領域を使用する
ので、メモリ上に確保する領域は8バイト×画像数とな
る。ここで、画像数はステップS402で領域302に
設定された画像数(Images)である。なお、ここで確保
された領域は、ISIZE[Images][2]という配列
として、後述の図9のフローチャートで用いられる。
【0035】ステップS709は画像データ領域202
の先頭アドレスポインタを領域308(PointerToTil
e)へ書き込む。本実施形態では、画像情報領域201
は64バイトであり、その直後に画像データ領域が配置
されるので、「64」が書き込まれることになる。
【0036】図9は図7のステップS602における処
理の詳細な手順を説明するフローチャートである。
【0037】図9では複数の入力画像ファイルを逐一開
き、各々の画像について、画像特徴量の算出、圧縮処
理、圧縮後の画像データ量の算出を行う。さらに、画像
データは連続してファイル内に記憶されることから、画
像データ領域202の開始位置に算出した画像データ量
を累積加算していくことにより、各々の画像の開始位置
を算出する。その後、圧縮データの書き込みを行い、1
枚の入力画像の処理を終了しファイルを閉じる。この処
理をすべての入力画像に対して行う。
【0038】ステップS801では変数INUMに全画
像数の値(領域301に格納されている値、本例では1
00)をセットする。ステップS802では変数iを0
に初期化する。
【0039】ステップS803では入力ファイル(i)
をオープンする。ステップS804ではオープンした画
像から特徴量を計算し、ステップS707で確保した一
時記憶領域の配列D[i][0]〜D[i][23]に記憶する。な
お、特徴量の算出処理の詳細については後述する。
【0040】ステップS805ではオープンしたファイ
ルの画像データを圧縮する。圧縮後のデータの容量をSI
ZEとする。ステップS806では圧縮後のデータ容量SI
ZEをステップS708で確保した一時記憶領域の配列I
SIZE[i][1]に記憶する。また、ISIZE[I-1][0]
とISIZE[I-1][1]の和を計算することによりi番目
の圧縮画像データのオフセット位置が得られるので、こ
れをISIZE[i][0]に代入する。
【0041】ステップS807では圧縮後のデータを出
力ファイルへ書き込む。書き込む位置は、1枚目の画像
は画像データ領域202の先頭アドレスを示すポインタ
308から開始し、以後、次の画像はその直前の画像デ
ータの直後に連続して配置されるように書き込みを行
う。なお、圧縮後のデータは図5で説明したフォーマッ
トで書き込まれる。ステップS808では当該入力ファ
イル(i)をクローズする。ステップS809では変数
iを値1だけ増加させる。ステップS810で、変数i
をINUMと比較し、両者が等しくない場合はステップ
S803にもどり上述の処理を繰り返す。両者が等しけ
れば、INUM個の全ての画像ファイルを処理したこと
になるので、本処理を終了する。
【0042】次に、上述した画像特徴量の計算(ステッ
プS804)について説明する。図10は本実施形態に
おける特徴量算出時の画面分割を示す図である。図9に
示されるように、対象となる画像の大きさは、水平方向
にW画素、垂直方向にH画素である。本実施形態では、
これを水平方向に3分割、垂直方向に2分割の計6分割
し、左上から順に領域(0,0)、領域(1,0)、…領域(2,1)
とする。そして、これら各領域のR,G,B値の平均値
を算出し、計18個の数値をもって、画像の特徴量とす
る。
【0043】図11は本実施形態による特徴量算出処理
を説明するフローチャートである。まず、ステップS1
001で変数kを値0で初期化し、ステップS1002
で変数jを値0で初期化し、ステップS1003で変数
iを値0で初期化する。
【0044】次に、ステップS1004で、配列dのk
番目の要素d(k)に、領域(i,j)のR値の平均値
を代入する。また、d(k+1)にG値の平均値、d
(k+2)にB値の平均値を代入する。なお、R,G,
B値の平均値の算出方法は図12のフローチャートを用
いて後述する。
【0045】ステップS1005では、kを値3だけ増
加させる。ステップS1006で、iを値1だけ増加さ
せる。ステップS1007ではiを値2と比較し、2よ
り多きければステップS1008へ進む。そうでなけれ
ばステップS1004へ戻る。
【0046】iが2よりも大きくなった場合は、当該分
割行に対する処理が修了したことを表すので、次の分割
行へ進むことになる。従って、ステップS1008で、
jを値1だけ増加させる。ステップS1009ではjを
値1と比較する。jが1より多きければ、分割行の第2
行目の処理を終えたこと、すなわち当該画面の全体の処
理を終えたことを示すので、本処理を完了する。そうで
なければ、新たな分割行について処理を行うためにステ
ップS1003へ戻る。
【0047】以上のような処理を完了すると、18個の
要素をもつ配列d()に、イラスト画像の画像特徴量が
格納されることになる。
【0048】なお、ここでは特徴量の算出のため、画像
を6個の等面積の矩形領域に分割しているが、分割は矩
形に限らずより複雑な形状でもよいし、分割数を増減さ
せても良い。分割数を増減したときは、特徴量の要素数
は18個でなく、それに応じて増減することは容易に理
解され得る。
【0049】次に、R,G,B値の平均値の算出方法に
ついて更に詳しく説明する。図12は、領域毎のR,
G,B値の平均値算出方法を説明するフローチャートで
ある。なお、画像データは、R(X,Y),G(X,Y),B(X,
Y)の3つの配列に格納されているものとする。ただし、
0≦X<W、0≦Y<Hであり、画像の左上隅を起点
(0,0)とする。
【0050】図12に示される処理ではX0≦X<X
1,Y0≦Y<Y1の部分領域の平均濃度を算出し、変
数DR,DG,DBのそれぞれにR,G,Bの平均濃度
値を入れて返す。
【0051】ステップS804及び図11によって示し
た処理において、領域(i,j)に相当する領域は、 X0=W×i/3,X1=W×(i+1)/3 Y0=H×j/2,Y1=H×(j+1)/2 に対応するので、定数X0,X1,Y0,Y1を上記の
ように初期化してから図12フローチャートを実行す
る。
【0052】まず、ステップS1101で変数DR,D
G,DBを値0で初期化する。ステップS1102で変
数Yを上記のY0で初期化する。同様に、ステップS1
103で変数Xを上記のX0で初期化する。
【0053】次に、ステップS1104で、DRにR
(X,Y)を加える。同様にDGにG(X,Y)、DBにB(X,Y)
を加える。そして、ステップS1105で変数Xを値1
だけ増加させる。次に、ステップS1106で変数Xと
X1を比較し、等しければステップS1107へ、そう
でなければS1104へ戻る。ステップS1107では
変数Yを値1だけ増加させる。そして、ステップS11
08で変数YとY1を比較し、等しければステップS1
109へ、そうでなければステップS1103へ戻る。
以上のステップS1103〜ステップS1108の処理
により、DR、DG、DBのそれぞれには、X0、X
1、Y0、Y1で特定される領域内のR値の合計値、G
値の合計値、B値の合計値が格納されることになる。
【0054】次に、ステップS1109で、変数DR,
DG,DBをそれぞれ(X1−X0)×(Y1−Y0)
で除算する。これは、各変数に格納されている値を領域
内の画素の数で割ること、すなわち平均値を取ることを
表す。従って、ステップS1109の処理により、D
R,DG,DBの内容は、領域内の画素濃度の総和を画
素数で割った平均濃度となる。
【0055】次に、図7のステップS603の処理を説
明する。図13はステップS603におけるヘッダデー
タの際書き込み処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【0056】図13において、ステップS1201では
最後の画像、すなわちこの例では100枚目の画像の開
始位置(ISIZE[INUM-1][0])とデータ量(ISIZE[INUM-
1][1])を加えることで、画像データ領域202の直後
に位置するサイズオフセット領域203の開始アドレス
を算出する。算出した値を、画像情報領域201内のサ
イズオフセット領域203の先頭アドレスを示すポイン
タPointerToSizeOFSとして領域309へ書き込む。
【0057】また、ステップS1202ではサイズオフ
セット領域203の先頭アドレスポインタ309の値に
当該サイズオフセット領域が占める容量、すなわち8バ
イト×画像数(Images)を加算した値を、特徴量データ
領域204の先頭アドレスを示すポインタPointerToDat
aとして、画像情報領域201内の領域310へ書き込
む。
【0058】次に、図7のステップS604における、
サイズ領域・特徴量領域書込処理を図14のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0059】ステップS1301ではメモリ上に確保さ
れ、ステップS806の処理によって所定のデータが格
納された配列ISIZE[Images][2]を、サイズオフセ
ット領域203へ書き込む。なお、このサイズオフセッ
ト領域203への書き込みの先頭アドレスは、領域30
9に格納されたPointerToSizeOFSが示す位置となる。続
いて、ステップS1302では、メモリ上に確保されス
テップS804の処理によって特徴量データが格納され
た配列D[Images][24]を、特徴量データ領域204へ書
き込む。なお、この特徴量データ領域204への書き込
みの先頭アドレスは、領域310に格納されたPointerT
oDataが示す位置となる。
【0060】次に前記作成した画像ファイルから所望の
画像データを読み出す処理の流れを説明する。図15は
本実施形態による画像データの検索処理を説明するフロ
ーチャートである。
【0061】ステップS1501では、画像情報領域か
ら画像数302、サイズオフセット領域へのポインタ3
09、特徴量データ領域へのポインタ310、画像デー
タ領域へのポインタ308等を読み出す。ステップS1
502ではサイズオフセット領域203の内容をメモリ
(RAM105)上の一時記憶領域に読み出す。ステッ
プS1503では特徴量データ領域204の内容をメモ
リ(RAM105)の一時記憶領域に読み出す。ステッ
プS1504では不図示の与えられた画像特徴量と、メ
モリに記憶された特徴量データ領域の内容とを逐一比較
し、そのもっとも類似したものを取り出す。ステップS
1505ではステップS1504で該当した番号の画像
の先頭アドレスへのポインタを、ステップS1502で
メモリに格納したサイズオフセット領域の内容を参照し
て獲得する。そして、獲得した画像の先頭アドレスへの
ポインタにより当該画像ファイルの画像データ領域から
特定された画像を読み出し、表示する。
【0062】さて、以上のような画像データファイルに
不要な画像データが含まれていた場合には、それを当該
画像データファイルから削除する必要がある。以下、不
要な画像を削除する方法について説明する。
【0063】図16は削除前の画像ファイルの状態の一
例を示す図である。図16の画像ファイルでは5枚の画
像が格納されている。画像情報領域601は図2の画像
情報領域201に対応する。
【0064】602から606は画像データ領域202
に格納された各画像データを示している。607から6
11は、サイズオフセット領域203で、P0〜P4は
画像データ602〜606の開始位置の値、S0〜S4
は画像データ602〜606のデータ量を示している。
612〜616は画像特徴量データ領域204で、画像
データ602〜606の各々の特徴量データをD0〜D
5で示してある。
【0065】図17は削除後の不要な画像データを含む
画像ファイルの状態を説明する図である。この例では2
番目の画像データを削除した後で、不要な2番目の画像
データを含んだ様子を示している。このとき、画像情報
領域701内の領域302の画像数(Images)は5から
4に更新される。703は削除対象であるところの2番
めの画像データであり、このように削除後も画像データ
703はファイル中に存在している。707〜711の
サイズオフセット領域では2番めの画像領域の開始位置
P1,データ量S1を示す項目が削除され、順次配列が
つめられている。ただし、711にはもともと記憶され
ていた5番めの画像の開始位置P4とデータ量S4の値
が残っている。
【0066】同様に、712〜716の特徴量データ領
域でも、2番目の画像の特徴量D1は削除され、D0,
D2,D3,D4が順につめられて記憶されている。そ
して、716にはもともとの値が残されている。
【0067】図18は上記削除処理を説明するフローチ
ャートである。
【0068】ステップS1801では画像情報領域20
2の領域302から画像数(Images)を読み出してこれ
を変数inumへセットする。また、領域309のサイズオ
フセット領域へのポインタ(PointerToSizeOFS)を読み
出してこれを変数pSizeへセットする。更に、領域31
0の特徴量データ領域へのポインタ(PointerToData)
を読み出してこれを変数pDataにセットする。
【0069】ステップS1802ではステップS180
1で得られたpSizeの位置から、サイズオフセット領域
の内容をメモリ(RAM105)上に設けた配列ISI
ZE[Images][2]へ、またpDataの位置から特徴量データ
領域の内容をメモリ(RAM105)上の配列D[Image
s][24]へ読み込む。
【0070】ステップS1803では変数iを値0で初
期化する。また、ステップS1804では変数jを値0
で初期化する。
【0071】ステップS1805では変数i番目の画像
が削除対象であるかどうかを判断する。この判断の根拠
となるものはたとえば、キーボード102やマウス10
2aによってユーザから指示された内容である。削除対
象の選択方法については、ここでは限定するものではな
い。ステップS1805で、第i番目の画像が削除対象
であった場合はステップS1808に進み、削除対象で
ない場合はステップS1806へ進む。
【0072】ステップS1806ではISIZE[i][2]
の内容をISIZE2[j][2]にコピーするとともに、D
[i][24]の内容をD2[j][24]へコピーする。ステップS
1807では変数jを値1だけ増加する。そして、ステ
ップS808では変数iを値1だけ増加する。
【0073】ステップS1809では変数iの値と変数
inumの値を比較し、両者が等しい場合はステップS18
10へすすみ、そうでない場合はステップS1805へ
戻る。ステップS1810では変数jの値を画像情報領
域201の領域302へ画像数(Images)として書き込
む。そして、ステップS1811ではISIZE2[Ima
ges][2]の内容をサイズオフセット領域203へ書き込
むとともに、特徴量データD2[Images][24]の内容を特
徴量データ領域204へ書き込む。なお、領域309と
領域310の内容(PointerToSizeOFSとPointerToDat
a)は変化しないので、各領域のi−j個の画像分のデ
ータはそのまま残ることになる(図17の領域711、
716)。
【0074】以上のようにして、図17に示したよう
に、画像ファイル内に存在する所望の画像データを無効
化することができる。しかしながら、この状態では画像
データの実態が画像ファイル中に残ることになり、画像
ファイル内の画像データの削除によって画像ファイルサ
イズを小さくすることはできない。
【0075】図19は図17に示した画像ファイルの状
態から無効データを削除した画像ファイルを示す図であ
る。図17の無効画像データ703を削除し、その分を
つめてファイルを構成している。そのため、1番目の画
像データは図17と同様に、P0の開始位置P0、サイ
ズS0であるが、2番目の画像は図7では開始位置P
1,サイズS1であるのに対して図8では開始位置P
1,サイズS2となっている。これは図7の3番目の画
像704がこの位置に配置されたためである。以下、3
番目、4番めの画像についてはデータ量はS3,S4は
変わらないが、開始位置についてはそれぞれP2'、P
3'となる。
【0076】図20は無効領域を含む画像ファイルに対
するファイルの縮小処理を説明するフローチャートであ
る。この処理では、まず画像のサイズオフセット領域か
ら有効な画像データの総量を求め、その値とファイル全
体の値を比較することで、ファイルの縮小処理を行うか
どうかを判定している。
【0077】まず、ステップS1901では画像情報領
域202の領域302から画像数(Images)を読み出
し、領域309からサイズオフセット領域へのポインタ
(PointerToSize)を読み出し、それぞれメモリ上の変
数inumおよび pSizeに格納する。ステップS1902で
は変数iを値0で初期化する。ステップS1903では
変数TSIZEを値0で初期化する。なお、TSIZEは有効画
像データ量の総和をあらわす変数である。
【0078】ステップS1904ではi番目のサイズオ
フセットデータの値をTSIZEに加える。なお、ステップ
S1904において、ISIZE[i][1]はi番目のサイズオ
フセットデータにおける、サイズデータを表わす(な
お、オフセットデータはISIZE[i][0]で表わされる)。
【0079】ステップS1905では変数Iを値1だけ
増加する。ステップS1906では、変数iの内容と変
数inumの内容とを比較する。そして、両者が等しくない
場合にはステップS1904にもどり、上述の処理を繰
り返す。一方、両者が等しい場合はステップS1907
へ進む。
【0080】ステップS1907では、現在の画像ファ
イル全体の大きさを変数FSIZEへ入力する。なお、この
時点で、TSIZEには全有効画像データの画像データサイ
ズが格納されることになる。そして、ステップS190
8では、FSIZEとTSIZEの差を算出し、その値があらかじ
め設定されている閾値Tより大きい場合はステップS1
909へ進む。そうでない場合は処理を完了する。FSIZ
EとTSIZEの差が閾値Tよりも大きい場合はステップS1
909へ進み、ガベージコレクションを実行する。
【0081】次にステップS1909の処理内容を図2
1を使って詳細に説明する。図21は本実施形態による
ガベージコレクション処理を説明するフローチャートで
ある。
【0082】ステップS2001ではサイズオフセット
領域203に格納されている開始位置情報をIPOS[Image
s]に、またデータ量情報をISIZE[Images]にセットす
る。ステップS2002では出力ファイル(画像ファイ
ル)をオープンする。ステップS2003では画像情報
領域201を入力ファイルから読み出し、出力ファイル
へ書き込む。ステップS2004では変数iを値0に初
期化する。ステップS2005では、入力ファイルの先
頭よりIPOS[i]の位置からデータをISIZE[i]の大きさだ
け読み出す。そして、ステップS2006では読み出し
たデータを出力ファイルの現在の位置にISIZE[i]の大き
さだけ書き込む。この結果、i番目の画像データの全体
が出力ファイルより読み出されて入力ファイルに書き込
まれることになる。
【0083】ステップS2007では配列OSIZEのi番目
の要素OSIZE[i]にISIZE[i]をコピーするとともに、配列
OSIZEのi番目の要素OPOS[i]へ、OPOS[i-1]とOSIZE[i-
1]の和を代入する。ステップS2008では変数iを値
1だけ増大する。ステップS2009では変数iと変数i
numを比較する。そして、両者が等しい場合は、当該入
力ファイル内の全有効画像データが出力ファイル内に書
き込まれたことになるのでステップS2010へ進む。
また、両者が等しくない場合は、まだ未処理の画像デー
タが入力ファイルに存在するのでステップS2005へ
もどる。
【0084】ステップS2010では画像特徴量データ
領域を入力ファイルから読み出し、出力ファイルへ書き
込む。なお、書き込む画像特徴量データは、Imagesで示
される画像数分の特徴量データである。この結果、ステ
ップS2009までの処理によって格納された有効画像
データ分のサイズオフセット領域に続いて、画像特徴量
データが格納されることになる。
【0085】ステップS2011では、ステップS20
03ですでに入力ファイルに形成されている画像情報領
域201における領域309のPointerToSizeとして、O
POS[inum]とOSIZE[inum]の和を書き込む。また、領域3
10には、PointerToDataとしてPointerToSizeと24×
inumの和を代入する。そして、ステップS2012で出
力ファイルを閉じる。
【0086】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、ステップS1908により画像ファイル中の無効
画像の量を判定し、無効画像が一定の量を超えたとき
に、ガベージコレクション処理(S1909)を実行し
て、無効画像の画像データ実体を削除する。このため、
実際の画像ファイルサイズを最適なものにすることが可
能である。上述した例の場合、図19の814の部分
が、処理前のファイル(図17)よりも削減された部分
である。
【0087】<第2の実施形態>上述の第1の実施形態
では、サイズオフセット領域203に各画像データのサ
イズと位置(オフセット)を記憶している。第2の実施
形態では、サイズオフセット領域に各々の画像の開始位
置のみ記憶している場合を説明する。図22は第2の実
施形態による無効状態の画像データを含んだ画像ファイ
ルを示す図である。図22に示すように、サイズオフセ
ット領域203に画像の開始位置P0,P2,P3,P
4のみが記憶される場合、処理方法は図21に示すフロ
ーチャートのステップS2005に若干の変更をするこ
とで、同様の処理が可能である。
【0088】すなわち、画像データ領域のデータは図5
に示すごとく、1つの画像はSOIマーカーで始まり、
EOIマーカーで終了している。したがって、ステップ
S2005で入力ファイルからデータを読み出す際、IP
OS[i]位置からEOIマーカーが検出されるまで読み込
むことで、1つの画像データを取り込むができる。この
ときの読み込みデータ量をISIZE[i]とすることで、それ
以降の処理は図10のフローと同様で行うことが可能で
あることは明らかであろう。
【0089】以上のように、第2の実施形態によれば、
画像ファイルのサイズオフセット領域に画像の開始位置
のみの情報しかなくても、第1の実施形態と同様の効果
が得られることになる。
【0090】第2の実施形態では、サイズオフセット領
域203に各画像データの開始位置を記憶している場合
を説明したが、第3の実施形態では、サイズオフセット
領域203に各々の画像のデータ量のみを記憶している
場合を説明する。
【0091】サイズオフセット領域203に画像データ
のサイズのみを記憶する場合は、記憶されている各画像
データのサイズを累積することによって画像データの格
納位置を獲得することになる。したがって、画像データ
を削除した場合は、画像データサイズの更新に若干の工
夫が必要となる。
【0092】すなわち、図18に示した処理において、
ステップS1805で削除対象の画像データであると判
定された場合に、その直前の画像データに対応するサイ
ズに当該削除対象の画像データのサイズを加えて、該直
前の画像データのサイズを更新する。
【0093】図23は第3の実施形態による無効状態の
画像データを含んだ画像ファイルを示す図である。図2
3に示すように、2番目の画像データを削除した場合
は、サイズオフセット領域203における直前の画像デ
ータ(1番目の画像データ)のサイズS0に当該削除対
象画像データのサイズS1が加算される。
【0094】さて、図23に示すように、サイズオフセ
ット領域203に画像のデータサイズS0+S1,S
2,S3,S4のみがある場合、ガベージコレクション
の処理方法は図21に示すフローのステップS2005
〜S2007に若干の変更をすることでファイルの縮小
処理を行える。
【0095】すなわち、ステップS2005で入力ファ
イルから画像データを読み出してステップS2006で
出力ファイルへ書き込む際、画像データ領域の先頭位置
からISIZE[i]分だけデータを読み込む。このとき、図2
3の例では1番目の画像(サイズS0)だけでなく、そ
の直後にある無効画像のデータ(サイズS1)も読み込
むことになる。ここで、画像データ領域のデータは図5
に示すごとく、1つの画像はSOIマーカーで始まり、
EOIマーカーで終了している。したがって、ステップ
S2006で出力ファイルへステップS2005で読み
出した画像データを書き込む際に、読み込んだデータの
先頭からEOIマーカーが検出されるまでを書き込むこ
とで、1番目の画像を書き込むことができる。そして、
そのときの書き込みサイズをOSIZE[i]とすればよい。
【0096】以上のように、第3の実施形態によれば、
画像ファイルのサイズオフセット領域に画像のデータ量
のみの情報しかなくても、実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0097】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0098】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0099】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0100】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0101】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データへの高速アクセス及び画像データの簡易な管
理が可能となるとともに、画像データベースからの画像
データの削除を高速に行えるようになる。
【0104】また、本発明によれば、削除対象となった
画像データの実態を消去することが可能であり、画像デ
ータベースのデータサイズを低減することができる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による画像記憶装置としてのコンピ
ュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態による画像記憶方式により作成
される画像ファイルの概略構成図である。
【図3】図2に示した画像情報領域201の詳細なデー
タ構成例を示す図である。
【図4】図2の画像特徴量データ領域204におけるデ
ータ構成の詳細を示す図である。
【図5】図2の画像データ領域202におけるデータ構
成の詳細を示す図である。
【図6】図2に示したサイズオフセット領域203のデ
ータ構成の詳細を示す図である。
【図7】第1の実施形態における画像ファイル生成処理
の概略を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS601のヘッダデータ書込み
処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図9】図7のステップS602における処理の詳細な
手順を説明するフローチャートである。
【図10】本実施形態における特徴量算出時の画面分割
を示す図である。
【図11】本実施形態による特徴量算出処理を説明する
フローチャートである。
【図12】領域毎のR,G,B値の平均値算出方法を説
明するフローチャートである。
【図13】ステップS603におけるヘッダデータの際
書き込み処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】図7のステップS604における、サイズ領
域・特徴量領域書込処理を説明するフローチャートであ
る。
【図15】本実施形態による画像データの検索処理を説
明するフローチャートである。
【図16】画像削除前の画像ファイルの状態の一例を示
す図である。
【図17】画像削除後の画像ファイルの状態を説明する
図である。
【図18】画像削除処理を説明するフローチャートであ
る。
【図19】図17に示した画像ファイルの状態から無効
データを削除した画像ファイルを示す図である。
【図20】無効領域を含む画像ファイルに対するファイ
ルの縮小処理を説明するフローチャートである。
【図21】本実施形態によるガベージコレクション処理
を説明するフローチャートである。
【図22】第2の実施形態による無効状態の画像データ
を含んだ画像ファイルを示す図である。
【図23】第3の実施形態による無効状態の画像データ
を含んだ画像ファイルを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草間 澄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 榎田 幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA10 EA10 FA02 GA08 5B075 ND08 ND36 NR03 NR15 NR16 PP03 PQ02 5B082 AA13 EA07 GC04 GC05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の画像を記憶するための画像ファ
    イル管理方法であって、 前記複数枚の画像の各々を読み出し表示するために必要
    な管理情報を格納する管理情報領域と、前記複数枚の画
    像各々の画像データを連続して記憶する画像データ領域
    とを含む画像ファイルに関して、前記管理情報に基づい
    て前記画像データ領域中の無効な画像データを検出する
    検出工程と、 前記検出工程によって検出された無効な画像データを前
    記画像データ領域から削除して該画像データ領域のサイ
    ズを減少させる削除工程とを備えることを特徴とする画
    像ファイル管理方法。
  2. 【請求項2】 前記管理情報領域は、画像を読み出し表
    示するために必要な属性情報を格納する属性情報領域
    と、前記複数枚の画像の各々の特徴量を連続して記憶す
    る特徴量データ領域と、前記画像データ領域における各
    画像データを読み出すのに必要な位置情報を記憶する位
    置情報領域とを含み、 前記検出工程は、少なくとも対応する位置情報が存在し
    ない画像データを無効な画像データとして検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像ファイル管理方法。
  3. 【請求項3】 前記画像ファイルに関して、前記複数枚
    の画像のうちの所望の画像を指定する指定工程と、 前記画像ファイルの前記位置情報領域より前記指定工程
    で指定された画像に対応する位置情報を削除する位置情
    報削除工程とを更に備えることを特徴とする請求項2に
    記載の画像ファイル管理方法。
  4. 【請求項4】 前記画像ファイルの前記特徴量データ領
    域より、前記指定工程で指定された画像に対応する特徴
    量データを削除する特徴量削除工程を更に備えることを
    特徴とする請求項3に記載の画像ファイル管理方法。
  5. 【請求項5】 前記属性情報領域は当該画像ファイルに
    記憶されている画像の数を示す画像数情報を有し、 前記画像数情報が示す数を、前記位置情報削除工程或い
    は前記特徴量削除工程で削除された画像の数だけ減少さ
    せる更新工程を更にそなることを特徴とする請求項2に
    記載の画像ファイル管理方法。
  6. 【請求項6】 前記位置情報は、前記画像データ領域に
    おける前記複数枚の画像の各々の先頭位置を示すことを
    特徴とする請求項1に記載の画像ファイル管理方法。
  7. 【請求項7】 前記位置情報は、前記画像データ領域に
    おける前記複数枚の画像の各々のデータ量を示すことを
    特徴とする請求項2に記載の画像ファイル管理方法。
  8. 【請求項8】 前記位置情報は、前記画像データ領域に
    おける前記複数枚の画像の各々の先頭位置とデータ量を
    示すことを特徴とする請求項2に記載の画像ファイル管
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記検出手段によって検出された無効な
    画像データのデータ量が所定値より大きいか否かを判定
    する判定工程を更に備え、 前記削除工程は、前記判定工程によって無効な画像デー
    タのデータ量が前記所定値を超えたと判定された場合
    に、前記検出工程によって検出された無効な画像データ
    を前記画像データ領域から削除して該画像データ領域の
    サイズを減少させることを特徴とする請求項1に記載の
    画像ファイル管理方法。
  10. 【請求項10】 前記判定工程は、全画像データ量から
    有効な画像データのデータ量を差し引いて得られる無効
    な画像データのデータ量が所定値より大きいか否かを判
    定することを特徴とする請求項9に記載の画像ファイル
    管理方法。
  11. 【請求項11】 複数枚の画像を記憶するための画像フ
    ァイル管理装置であって、 前記複数枚の画像の各々を読み出し表示するために必要
    な管理情報を格納する管理情報領域と、前記複数枚の画
    像各々の画像データを連続して記憶する画像データ領域
    とを含む画像ファイルに関して、前記管理情報に基づい
    て前記画像データ領域中の無効な画像データを検出する
    検出手段と、 前記検出手段によって検出された無効な画像データを前
    記画像データ領域から削除して該画像データ領域のサイ
    ズを減少させる削除手段とを備えることを特徴とする画
    像ファイル管理装置。
  12. 【請求項12】 前記管理情報領域は、画像を読み出し
    表示するために必要な属性情報を格納する属性情報領域
    と、前記複数枚の画像の各々の特徴量を連続して記憶す
    る特徴量データ領域と、前記画像データ領域における各
    画像データを読み出すのに必要な位置情報を記憶する位
    置情報領域とを含み、 前記検出手段は、少なくとも対応する位置情報が存在し
    ない画像データを無効な画像データとして検出すること
    を特徴とする請求項11に記載の画像ファイル管理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記画像ファイルに関して、前記複数
    枚の画像のうちの所望の画像を指定する指定手段と、 前記画像ファイルの前記位置情報領域より前記指定手段
    で指定された画像に対応する位置情報を削除する位置情
    報削除手段とを更に備えることを特徴とする請求項12
    に記載の画像ファイル管理装置。
  14. 【請求項14】 前記画像ファイルの前記特徴量データ
    領域より、前記指定手段で指定された画像に対応する特
    徴量データを削除する特徴量削除手段を更に備えること
    を特徴とする請求項13に記載の画像ファイル管理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記属性情報領域は当該画像ファイル
    に記憶されている画像の数を示す画像数情報を有し、 前記画像数情報が示す数を、前記位置情報削除手段或い
    は前記特徴量削除手段で削除された画像の数だけ減少さ
    せる更新手段を更にそなることを特徴とする請求項12
    に記載の画像ファイル管理装置。
  16. 【請求項16】 前記位置情報は、前記画像データ領域
    における前記複数枚の画像の各々の先頭位置を示すこと
    を特徴とする請求項11に記載の画像ファイル管理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記位置情報は、前記画像データ領域
    における前記複数枚の画像の各々のデータ量を示すこと
    を特徴とする請求項12に記載の画像ファイル管理装
    置。
  18. 【請求項18】 前記位置情報は、前記画像データ領域
    における前記複数枚の画像の各々の先頭位置とデータ量
    を示すことを特徴とする請求項12に記載の画像ファイ
    ル管理装置。
  19. 【請求項19】 前記検出手段によって検出された無効
    な画像データのデータ量が所定値より大きいか否かを判
    定する判定手段を更に備え、 前記削除手段は、前記判定手段によって無効な画像デー
    タのデータ量が前記所定値を超えたと判定された場合
    に、前記検出手段によって検出された無効な画像データ
    を前記画像データ領域から削除して該画像データ領域の
    サイズを減少させることを特徴とする請求項11に記載
    の画像ファイル管理装置。
  20. 【請求項20】 前記判定手段は、全画像データ量から
    有効な画像データのデータ量を差し引いて得られる無効
    な画像データのデータ量が所定値より大きいか否かを判
    定することを特徴とする請求項19に記載の画像ファイ
    ル管理装置。
  21. 【請求項21】 複数枚の画像を記憶するための画像フ
    ァイル管理をコンピュータによって実現させるための制
    御プログラムを格納する記憶媒体であって、該制御プロ
    グラムが、 前記複数枚の画像の各々を読み出し表示するために必要
    な管理情報を格納する管理情報領域と、前記複数枚の画
    像各々の画像データを連続して記憶する画像データ領域
    とを含む画像ファイルに関して、前記管理情報に基づい
    て前記画像データ領域中の無効な画像データを検出する
    検出工程のコードと、 前記検出工程によって検出された無効な画像データを前
    記画像データ領域から削除して該画像データ領域のサイ
    ズを減少させる削除工程のコードとを備えることを特徴
    とする記憶媒体。
JP10245104A 1998-08-31 1998-08-31 画像ファイル管理方法および装置 Withdrawn JP2000076278A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245104A JP2000076278A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 画像ファイル管理方法および装置
US09/384,965 US6813394B1 (en) 1998-08-31 1999-08-30 Image storage method and apparatus
EP99306898A EP0987637A3 (en) 1998-08-31 1999-08-31 Image storage method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245104A JP2000076278A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 画像ファイル管理方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000076278A true JP2000076278A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17128683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10245104A Withdrawn JP2000076278A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 画像ファイル管理方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000076278A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6813394B1 (en) Image storage method and apparatus
US6335746B1 (en) Information processing method and apparatus for displaying a list of a plurality of image data files and a list of search results
US5263136A (en) System for managing tiled images using multiple resolutions
US4716404A (en) Image retrieval method and apparatus using annotations as guidance information
US5557728A (en) Automated image retrieval and scaling into windowed displays
US6363178B1 (en) Document image data storing and controlling system for saving storage data
US5740445A (en) Information processing apparatus for generating directory information to manage a file using directories
JP4378029B2 (ja) データ処理方法及び装置及び記憶媒体
JP2001043239A (ja) 画像記憶方法及び装置及び記憶媒体
US20070070471A1 (en) Digital camera and method of changing data processing sequence used for the same
JP2001337994A (ja) サムネイル表示システムと方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体
US20050055636A1 (en) Dynamic editing of multimedia content for real-time applications
CN113448946A (zh) 数据迁移方法及装置、电子设备
JP2001036840A (ja) 電子地図を用いた撮影画像管理方法及び撮影画像再生方法及びそれらの装置
JP4208300B2 (ja) 画像記憶方法および装置
Relly et al. Physical database design for raster images in concert
JP3832976B2 (ja) 画像ファイル管理方法および装置
JP2000076278A (ja) 画像ファイル管理方法および装置
JP2000076277A (ja) 画像ファイル管理方法および装置
JP2000076275A (ja) 画像記憶方法および装置および記憶媒体
JP2001134611A (ja) 画像ファイル管理方法および装置
JPS60156172A (ja) 画像フアイルの検索方式
JP3461205B2 (ja) 複数の記録媒体間における画像データの複写システムおよび複写方法
JPH11259507A (ja) 映像検索方法および映像検索プログラムを格納した記録媒体
JPH05108732A (ja) 電子画像アルバム装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101