JP2000076012A - パソコンシステム - Google Patents
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- JP2000076012A JP2000076012A JP24812698A JP24812698A JP2000076012A JP 2000076012 A JP2000076012 A JP 2000076012A JP 24812698 A JP24812698 A JP 24812698A JP 24812698 A JP24812698 A JP 24812698A JP 2000076012 A JP2000076012 A JP 2000076012A
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- JP
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- touch panel
- personal computer
- control
- information
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1台のパソコンに対して、ユーザが複数の場
所において操作することができるパソコンシステムを提
供する。 【解決手段】 1台のパソコン100から出力される画
像信号が分配増幅器400により分配されてディスプレ
イA510及びディスプレイB610に供給され、離れ
た場所に設置される2つのディスプレイに同一GUI画
像が表示される。タッチパネル用デバイスドライバA2
10は設定情報ファイルA240に格納された制御情報
を参照してディスプレイA510に貼り付けられたタッ
チパネルA500を制御してユーザ操作を受け付け、こ
れと独立してタッチパネル用デバイスドライバB310
は設定情報ファイルB340に格納された制御情報を参
照してディスプレイB610に貼り付けられたタッチパ
ネルB600を制御してユーザ操作を受け付ける。
所において操作することができるパソコンシステムを提
供する。 【解決手段】 1台のパソコン100から出力される画
像信号が分配増幅器400により分配されてディスプレ
イA510及びディスプレイB610に供給され、離れ
た場所に設置される2つのディスプレイに同一GUI画
像が表示される。タッチパネル用デバイスドライバA2
10は設定情報ファイルA240に格納された制御情報
を参照してディスプレイA510に貼り付けられたタッ
チパネルA500を制御してユーザ操作を受け付け、こ
れと独立してタッチパネル用デバイスドライバB310
は設定情報ファイルB340に格納された制御情報を参
照してディスプレイB610に貼り付けられたタッチパ
ネルB600を制御してユーザ操作を受け付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンシステム
に関し、特にパーソナルコンピュータ(以下、パソコン
という。)の入力装置としてタッチパネルを備えたパソ
コンシステムに関する。
に関し、特にパーソナルコンピュータ(以下、パソコン
という。)の入力装置としてタッチパネルを備えたパソ
コンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンのオペレーティングシス
テム(OS)等において、操作性の向上のため、アイコ
ン等をディスプレイに表示してマウス、タッチパネル等
のポインティングデバイスによるアイコン等の選択を受
けるようなグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)が採用されている。
テム(OS)等において、操作性の向上のため、アイコ
ン等をディスプレイに表示してマウス、タッチパネル等
のポインティングデバイスによるアイコン等の選択を受
けるようなグラフィカルユーザインタフェース(GU
I)が採用されている。
【0003】このGUIを通じてユーザ操作を容易にす
る装置であるタッチパネルは、透明な材質からなり、デ
ィスプレイの表面に貼り付けられて利用されるもので、
ユーザがペン又は指によりタッチパネルをタッチする
と、そのタッチした位置に対応する2次元座標(x,
y)を検出してパソコンに伝える入力装置である。
る装置であるタッチパネルは、透明な材質からなり、デ
ィスプレイの表面に貼り付けられて利用されるもので、
ユーザがペン又は指によりタッチパネルをタッチする
と、そのタッチした位置に対応する2次元座標(x,
y)を検出してパソコンに伝える入力装置である。
【0004】タッチパネルを入力装置とするパソコンシ
ステムは、基本的に、CPU、メモリ及びハードディス
クを含む1台のパソコン本体と、アイコン等のGUI画
像を出力するための1台のディスプレイと、そのディス
プレイの表面に貼り付けられた1つのタッチパネルとで
構成される。
ステムは、基本的に、CPU、メモリ及びハードディス
クを含む1台のパソコン本体と、アイコン等のGUI画
像を出力するための1台のディスプレイと、そのディス
プレイの表面に貼り付けられた1つのタッチパネルとで
構成される。
【0005】ここで、タッチパネルは、パソコンの通信
ポートと接続され、通常、タッチパネルを制御するソフ
トウェアであるタッチパネル用デバイスドライバを介し
てOSとデータの授受を行う。例えば、タッチパネル用
デバイスドライバは、タッチパネルがユーザのタッチし
た位置に対応して検出した2次元座標(x,y)をOS
が定める画像表示用座標系における2次元座標(P,
Q)に変換して、OSに伝える。ここで画像表示用座標
系とは、GUI画像をディスプレイに表示するのに用い
る座標系をいう。タッチパネル用デバイスドライバはマ
ウスをエミュレーションするように座標をOSに伝える
ものであるため、ディスプレイに表示されたアイコンや
ボタン等をユーザがタッチすれば、パソコンは、ユーザ
がマウスを使用してクリックしたのと同じ動作を実行す
ることになる。
ポートと接続され、通常、タッチパネルを制御するソフ
トウェアであるタッチパネル用デバイスドライバを介し
てOSとデータの授受を行う。例えば、タッチパネル用
デバイスドライバは、タッチパネルがユーザのタッチし
た位置に対応して検出した2次元座標(x,y)をOS
が定める画像表示用座標系における2次元座標(P,
Q)に変換して、OSに伝える。ここで画像表示用座標
系とは、GUI画像をディスプレイに表示するのに用い
る座標系をいう。タッチパネル用デバイスドライバはマ
ウスをエミュレーションするように座標をOSに伝える
ものであるため、ディスプレイに表示されたアイコンや
ボタン等をユーザがタッチすれば、パソコンは、ユーザ
がマウスを使用してクリックしたのと同じ動作を実行す
ることになる。
【0006】なお、タッチパネルを利用可能状態とする
ために、上述の2次元座標(x,y)を2次元座標
(P,Q)に正確に変換するための座標変換式の各係数
を算出すべく、一度、専用の制御プログラム等によりキ
ャリブレーション処理を行う。ここで、キャリブレーシ
ョン処理とは、ディスプレイ上に複数の×印等の目印画
像を表示して目印画像に対応するタッチパネル上の点を
ユーザにタッチさせることにより、複数のデータを取得
して、例えば、P=ax+b、Q=cx+d等の座標変
換式における係数a〜dを求める処理であり、通常は、
以後パソコン再起動後であっても、キャリブレーション
処理の結果を利用できるように、例えば係数等のキャリ
ブレーション処理の結果をハードディスク等に設定情報
ファイルとして保存する。
ために、上述の2次元座標(x,y)を2次元座標
(P,Q)に正確に変換するための座標変換式の各係数
を算出すべく、一度、専用の制御プログラム等によりキ
ャリブレーション処理を行う。ここで、キャリブレーシ
ョン処理とは、ディスプレイ上に複数の×印等の目印画
像を表示して目印画像に対応するタッチパネル上の点を
ユーザにタッチさせることにより、複数のデータを取得
して、例えば、P=ax+b、Q=cx+d等の座標変
換式における係数a〜dを求める処理であり、通常は、
以後パソコン再起動後であっても、キャリブレーション
処理の結果を利用できるように、例えば係数等のキャリ
ブレーション処理の結果をハードディスク等に設定情報
ファイルとして保存する。
【0007】従って、タッチパネル用デバイスドライバ
は、設定情報ファイルにアクセスして、キャリブレーシ
ョン処理の結果を利用して座標変換を行う。また、この
ようにタッチパネル用デバイスドライバがアクセスする
設定情報ファイルには、タッチパネル用デバイスドライ
バのインストール段階で定められたタッチパネルの制御
情報、即ちタッチパネルとデータ授受をするための通信
ポート番号、通信ポートアドレス、IRQ、通信条件等
も保持される。
は、設定情報ファイルにアクセスして、キャリブレーシ
ョン処理の結果を利用して座標変換を行う。また、この
ようにタッチパネル用デバイスドライバがアクセスする
設定情報ファイルには、タッチパネル用デバイスドライ
バのインストール段階で定められたタッチパネルの制御
情報、即ちタッチパネルとデータ授受をするための通信
ポート番号、通信ポートアドレス、IRQ、通信条件等
も保持される。
【0008】このような通常のパソコンシステムは、1
つのタッチパネルが1台のパソコンに接続されているも
のであるため、1つの場所からの入力操作しか受け付け
ることができない。
つのタッチパネルが1台のパソコンに接続されているも
のであるため、1つの場所からの入力操作しか受け付け
ることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際には、
離れた場所に位置する複数人が、同一内容の画面を見な
がら、パソコンの操作を行う必要がある場合がある。例
えば、工場において機械制御を1台のパソコンによって
行っている場合であって、機械室において機械の側で機
械制御用のGUI画面を操作する必要があるとともに、
機械から離れた管理室においても機械の運転状況を管理
しながら機械制御用のGUI画面を操作する必要がある
場合である。
離れた場所に位置する複数人が、同一内容の画面を見な
がら、パソコンの操作を行う必要がある場合がある。例
えば、工場において機械制御を1台のパソコンによって
行っている場合であって、機械室において機械の側で機
械制御用のGUI画面を操作する必要があるとともに、
機械から離れた管理室においても機械の運転状況を管理
しながら機械制御用のGUI画面を操作する必要がある
場合である。
【0010】この場合に、上述したような通常のパソコ
ンシステムでは対応できない。なお、1台のパソコンに
単にタッチパネルを2つ接続して、タッチパネル用デバ
イスドライバを2度インストールしようとしても、通
常、2度目のインストールで上述した設定ファイルに上
書きが起こる等の問題が生じる。
ンシステムでは対応できない。なお、1台のパソコンに
単にタッチパネルを2つ接続して、タッチパネル用デバ
イスドライバを2度インストールしようとしても、通
常、2度目のインストールで上述した設定ファイルに上
書きが起こる等の問題が生じる。
【0011】そこで、本発明は、このような問題点に鑑
みてなされたものであって、1台のパソコンに対して、
ユーザが複数の場所において操作することができるパソ
コンシステムを提供することを目的とする。
みてなされたものであって、1台のパソコンに対して、
ユーザが複数の場所において操作することができるパソ
コンシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るパソコンシステムは、複数のディスプ
レイと、画像信号を出力する1台のパーソナルコンピュ
ータと、前記パーソナルコンピュータに接続され、当該
パーソナルコンピュータが出力する前記画像信号を受け
て、複数の前記ディスプレイに、同一画像を表示させる
べく当該画像信号を分配して供給する画像信号分配手段
と、前記パーソナルコンピュータに接続された複数のタ
ッチパネルであって、それぞれが複数の前記ディスプレ
イそれぞれに貼り付けられたタッチパネルとを備え、前
記パーソナルコンピュータは、複数の前記タッチパネル
それぞれからユーザ操作に基づく入力情報を受けつける
ことを特徴とする。
に、本発明に係るパソコンシステムは、複数のディスプ
レイと、画像信号を出力する1台のパーソナルコンピュ
ータと、前記パーソナルコンピュータに接続され、当該
パーソナルコンピュータが出力する前記画像信号を受け
て、複数の前記ディスプレイに、同一画像を表示させる
べく当該画像信号を分配して供給する画像信号分配手段
と、前記パーソナルコンピュータに接続された複数のタ
ッチパネルであって、それぞれが複数の前記ディスプレ
イそれぞれに貼り付けられたタッチパネルとを備え、前
記パーソナルコンピュータは、複数の前記タッチパネル
それぞれからユーザ操作に基づく入力情報を受けつける
ことを特徴とする。
【0013】上記構成により、ユーザは、複数のタッチ
パネルのいずれからも操作が可能となるので、複数のタ
ッチパネルを異なる場所に設置すれば、各場所において
1台のパソコンを操作することができるようになる。
パネルのいずれからも操作が可能となるので、複数のタ
ッチパネルを異なる場所に設置すれば、各場所において
1台のパソコンを操作することができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
パソコンシステムについて、図面を用いて説明する。 <構成>図1は、本発明の実施の形態に係るパソコンシ
ステムの構成図である。
パソコンシステムについて、図面を用いて説明する。 <構成>図1は、本発明の実施の形態に係るパソコンシ
ステムの構成図である。
【0015】同図に示すように、本発明の実施の形態に
係るパソコンシステム1000は、CPU、メモリ、ハ
ードディスクを備えるパソコン100と、タッチパネル
A500と、タッチパネルB600と、ディスプレイA
510と、ディスプレイB610と、分配増幅器400
とから構成される。
係るパソコンシステム1000は、CPU、メモリ、ハ
ードディスクを備えるパソコン100と、タッチパネル
A500と、タッチパネルB600と、ディスプレイA
510と、ディスプレイB610と、分配増幅器400
とから構成される。
【0016】ここで、ディスプレイA510及びディス
プレイB610はいずれも、例えば、液晶タイプのディ
スプレイであり、分配増幅器400により分配されたパ
ソコン100の出力する画像信号をそれぞれが受け取
り、同一画像を表示する。分配増幅器400は、画像信
号を2つに分配する際に画像信号が減衰しないように電
力増幅を行うものである。
プレイB610はいずれも、例えば、液晶タイプのディ
スプレイであり、分配増幅器400により分配されたパ
ソコン100の出力する画像信号をそれぞれが受け取
り、同一画像を表示する。分配増幅器400は、画像信
号を2つに分配する際に画像信号が減衰しないように電
力増幅を行うものである。
【0017】タッチパネルA500及びタッチパネルB
600は、透明な材質からなり、抵抗膜式ベタ電極タイ
プ、即ち薄膜電極は1枚の矩形電極を透明プラスチック
フィルムの一方の面にスパッタリング加工により形成
し、これを2枚作成し、薄膜電極を対向させて適宜のス
ペーサーを介して積層した位置入力用の装置である。
600は、透明な材質からなり、抵抗膜式ベタ電極タイ
プ、即ち薄膜電極は1枚の矩形電極を透明プラスチック
フィルムの一方の面にスパッタリング加工により形成
し、これを2枚作成し、薄膜電極を対向させて適宜のス
ペーサーを介して積層した位置入力用の装置である。
【0018】また、タッチパネルA500、タッチパネ
ルB600は、それぞれディスプレイA510、ディス
プレイB610の表面に貼り付けられており、ユーザが
ペン又は指によりタッチパネルをタッチすると、そのタ
ッチした位置に対応する2次元座標(x,y)[0≦x
≦1023、0≦y≦1023]を検出してパソコン1
00に伝えるものである。
ルB600は、それぞれディスプレイA510、ディス
プレイB610の表面に貼り付けられており、ユーザが
ペン又は指によりタッチパネルをタッチすると、そのタ
ッチした位置に対応する2次元座標(x,y)[0≦x
≦1023、0≦y≦1023]を検出してパソコン1
00に伝えるものである。
【0019】タッチパネルA500及びタッチパネルB
600はそれぞれパソコン100の通信ポートにケーブ
ルで接続されている。なお、パソコン100は、通信ポ
ートを2つ有し、通信ポートはいわゆるシリアルポート
(シリアルコネクタ)である。
600はそれぞれパソコン100の通信ポートにケーブ
ルで接続されている。なお、パソコン100は、通信ポ
ートを2つ有し、通信ポートはいわゆるシリアルポート
(シリアルコネクタ)である。
【0020】パソコン100は、メモリに格納された各
種プログラムをCPUにより解読実行するものであり、
図1にはその内容をソフトウェア面に着目して表現して
いる。
種プログラムをCPUにより解読実行するものであり、
図1にはその内容をソフトウェア面に着目して表現して
いる。
【0021】パソコン100において、OS110と、
OS110の制御下で実行される制御プログラムA22
0、制御プログラムB320、タッチ切替プログラムA
230、タッチ切替プログラムB330及び複数の一般
的なアプリケーションプログラム130と、タッチパネ
ル用デバイスドライバA210と、タッチパネル用デバ
イスドライバB310と、ディスプレイドライバ120
とが実行される。以下、CPUにより実行される制御プ
ログラムA220等のソフトウェアについては、機能実
行の主体としてとらえ、主体的に表現する。
OS110の制御下で実行される制御プログラムA22
0、制御プログラムB320、タッチ切替プログラムA
230、タッチ切替プログラムB330及び複数の一般
的なアプリケーションプログラム130と、タッチパネ
ル用デバイスドライバA210と、タッチパネル用デバ
イスドライバB310と、ディスプレイドライバ120
とが実行される。以下、CPUにより実行される制御プ
ログラムA220等のソフトウェアについては、機能実
行の主体としてとらえ、主体的に表現する。
【0022】OS110は、ユーザインタフェースとし
てGUIを採用する一般的なオペレーティングシステム
であり、タッチパネル用デバイスドライバA210又は
タッチパネル用デバイスドライバB310からユーザ操
作に基づく情報が通知された場合は、各アプリケーショ
ンプログラムにその情報を通知する。なお、制御プログ
ラムA220、制御プログラムB320、タッチ切替プ
ログラムA230、タッチ切替プログラムB330は、
OS110から見れば、通常のアプリケーションプログ
ラムに含まれ、これらにもユーザ操作に基づく情報は伝
えられる。
てGUIを採用する一般的なオペレーティングシステム
であり、タッチパネル用デバイスドライバA210又は
タッチパネル用デバイスドライバB310からユーザ操
作に基づく情報が通知された場合は、各アプリケーショ
ンプログラムにその情報を通知する。なお、制御プログ
ラムA220、制御プログラムB320、タッチ切替プ
ログラムA230、タッチ切替プログラムB330は、
OS110から見れば、通常のアプリケーションプログ
ラムに含まれ、これらにもユーザ操作に基づく情報は伝
えられる。
【0023】ディスプレイドライバ120は、OS11
0から画像の描画が指示されるとディスプレイに対して
画像表示を制御するための画像信号を分配増幅器400
に出力し、結果的にディスプレイA510及びディスプ
レイB610に当該画像を表示させるものである。
0から画像の描画が指示されるとディスプレイに対して
画像表示を制御するための画像信号を分配増幅器400
に出力し、結果的にディスプレイA510及びディスプ
レイB610に当該画像を表示させるものである。
【0024】タッチパネル用デバイスドライバA210
は、ユーザにタッチされた位置のタッチパネル固有の2
次元座標系における2次元座標をタッチパネルA500
からパソコン100の通信用ポートを介して受け付け、
これを画像表示用2次元座標系における2次元座標に変
換して、OS110に伝える他、タッチパネルA500
の制御を行う。
は、ユーザにタッチされた位置のタッチパネル固有の2
次元座標系における2次元座標をタッチパネルA500
からパソコン100の通信用ポートを介して受け付け、
これを画像表示用2次元座標系における2次元座標に変
換して、OS110に伝える他、タッチパネルA500
の制御を行う。
【0025】また、同様に、タッチパネル用デバイスド
ライバB310は、2次元座標をタッチパネルB600
からパソコン100の通信用ポートを介して受け付け、
これを画像表示用2次元座標系における2次元座標に変
換して、OS110に伝える他、タッチパネルB600
の制御を行う。なお、タッチパネル固有の座標系におけ
る座標を画像表示用2次元座標系における座標に正しく
変換することにより、ユーザがタッチパネルタッチにお
いて意図したディスプレイ上の表示座標と、タッチによ
って入力される入力座標とを一致させるべく、制御プロ
グラムA220又は制御プログラムB320により後述
するキャリブレーション処理が行われる。
ライバB310は、2次元座標をタッチパネルB600
からパソコン100の通信用ポートを介して受け付け、
これを画像表示用2次元座標系における2次元座標に変
換して、OS110に伝える他、タッチパネルB600
の制御を行う。なお、タッチパネル固有の座標系におけ
る座標を画像表示用2次元座標系における座標に正しく
変換することにより、ユーザがタッチパネルタッチにお
いて意図したディスプレイ上の表示座標と、タッチによ
って入力される入力座標とを一致させるべく、制御プロ
グラムA220又は制御プログラムB320により後述
するキャリブレーション処理が行われる。
【0026】ここで、画像表示用2次元座標系とは、O
S110がディスプレイに画像を表示するために用いる
座標系をいう。アプリケーションプログラム130、制
御プログラムA220、制御プログラムB320は、画
像表示用2次元座標系の座標を用いることにより、OS
110及びディスプレイドライバ120を介してディス
プレイA510及びディスプレイB610に画像を表示
することができる。
S110がディスプレイに画像を表示するために用いる
座標系をいう。アプリケーションプログラム130、制
御プログラムA220、制御プログラムB320は、画
像表示用2次元座標系の座標を用いることにより、OS
110及びディスプレイドライバ120を介してディス
プレイA510及びディスプレイB610に画像を表示
することができる。
【0027】なお、画像表示用2次元座標系において、
ディスプレイA510及びディスプレイB610に表示
される領域内の座標は、水平座標P及び垂直座標Qによ
り、(P,Q)[0≦P≦65535、0≦Q≦655
35]と表せる。
ディスプレイA510及びディスプレイB610に表示
される領域内の座標は、水平座標P及び垂直座標Qによ
り、(P,Q)[0≦P≦65535、0≦Q≦655
35]と表せる。
【0028】タッチパネル用デバイスドライバA210
及びB310からOS110に画像表示用2次元座標系
における2次元座標を伝えるために、具体的には、OS
110が提供する関数mouse_eventを、相対
座標でなく絶対座標であることと、水平座標Pと、垂直
座標Qと、マウスボタンONに相当操作であることとを
引数で指定して、呼び出すことによってなされる。
及びB310からOS110に画像表示用2次元座標系
における2次元座標を伝えるために、具体的には、OS
110が提供する関数mouse_eventを、相対
座標でなく絶対座標であることと、水平座標Pと、垂直
座標Qと、マウスボタンONに相当操作であることとを
引数で指定して、呼び出すことによってなされる。
【0029】制御プログラムA220は、タッチパネル
A500についてのキャリブレーション処理を行う他、
タッチパネル用デバイスドライバA210についての各
種設定を変更するものである。同様に制御プログラムB
320は、タッチパネルB600についてのキャリブレ
ーション処理を行う他、タッチパネル用デバイスドライ
バB310についての各種設定を変更するものである。
A500についてのキャリブレーション処理を行う他、
タッチパネル用デバイスドライバA210についての各
種設定を変更するものである。同様に制御プログラムB
320は、タッチパネルB600についてのキャリブレ
ーション処理を行う他、タッチパネル用デバイスドライ
バB310についての各種設定を変更するものである。
【0030】設定情報ファイルA240は、キャリブレ
ーション処理の結果等、タッチパネル用デバイスドライ
バA210についての各種設定情報を保存するファイル
であり、同様に設定情報ファイルB340は、タッチパ
ネル用デバイスドライバB310についての各種設定情
報を保存するファイルであり、これらは物理的には、パ
ソコン100内部のハードディスクに格納されている。
設定情報ファイルA240は、制御プログラムA220
及びタッチパネル用デバイスドライバA210からアク
セスされるものであり、設定情報ファイルB340は、
制御プログラムB320及びタッチパネル用デバイスド
ライバB310からアクセスされるものである。
ーション処理の結果等、タッチパネル用デバイスドライ
バA210についての各種設定情報を保存するファイル
であり、同様に設定情報ファイルB340は、タッチパ
ネル用デバイスドライバB310についての各種設定情
報を保存するファイルであり、これらは物理的には、パ
ソコン100内部のハードディスクに格納されている。
設定情報ファイルA240は、制御プログラムA220
及びタッチパネル用デバイスドライバA210からアク
セスされるものであり、設定情報ファイルB340は、
制御プログラムB320及びタッチパネル用デバイスド
ライバB310からアクセスされるものである。
【0031】ここで、上述の各種設定情報とは、インス
トール段階で定められたタッチパネルの制御情報、即ち
タッチパネルとデータ授受をするための通信ポート番
号、通信ポートアドレス、IRQ、通信条件等をいう。
これらのタッチパネルの制御情報を参照することによ
り、タッチパネル用デバイスドライバA210はタッチ
パネルA500を制御することができ、タッチパネル用
デバイスドライバB310はタッチパネルB600を制
御することができる。
トール段階で定められたタッチパネルの制御情報、即ち
タッチパネルとデータ授受をするための通信ポート番
号、通信ポートアドレス、IRQ、通信条件等をいう。
これらのタッチパネルの制御情報を参照することによ
り、タッチパネル用デバイスドライバA210はタッチ
パネルA500を制御することができ、タッチパネル用
デバイスドライバB310はタッチパネルB600を制
御することができる。
【0032】なお、例えば通信ポート番号、通信ポート
アドレス、IRQの値については、設定情報ファイルA
210と設定情報ファイルB340とでは異なるものと
なる。即ち、タッチパネル毎に異なるIRQ等によって
パソコン100にユーザ操作に基づく情報が伝えられる
が、この相異によって各タッチパネル用デバイスドライ
バは対応するタッチパネルからの情報を取得することが
できる。このことは、タッチパネルからは、ユーザ操作
に基づく情報に加えてタッチパネルを識別するための情
報が送られているととらえることもできる。但し、この
タッチパネルを識別するための情報は、タッチパネル用
デバイスドライバによってタッチパネルとのデータの授
受に用いられるのみであり、タッチパネル用デバイスド
ライバからOS110には、タッチパネルを識別する情
報は伝えられないタッチ切替プログラムA230は、タ
ッチパネルA500へのタッチをマウスの左クリックと
同等に扱うか、右クリックと同等と扱うか、即ち、マウ
スの左クリックのエミュレーション動作をするか、右ク
リックのエミュレーション動作をするかについてのユー
ザによる設定を受け付けてタッチパネル用デバイスドラ
イバA210に通知するものである。 <キャリブレーション処理>制御プログラムA220及
び制御プログラムB320はそれぞれ内容的に同様なキ
ャリブレーション処理を行う。ここでは、制御プログラ
ムA220により実行されるキャリブレーション処理を
説明する。
アドレス、IRQの値については、設定情報ファイルA
210と設定情報ファイルB340とでは異なるものと
なる。即ち、タッチパネル毎に異なるIRQ等によって
パソコン100にユーザ操作に基づく情報が伝えられる
が、この相異によって各タッチパネル用デバイスドライ
バは対応するタッチパネルからの情報を取得することが
できる。このことは、タッチパネルからは、ユーザ操作
に基づく情報に加えてタッチパネルを識別するための情
報が送られているととらえることもできる。但し、この
タッチパネルを識別するための情報は、タッチパネル用
デバイスドライバによってタッチパネルとのデータの授
受に用いられるのみであり、タッチパネル用デバイスド
ライバからOS110には、タッチパネルを識別する情
報は伝えられないタッチ切替プログラムA230は、タ
ッチパネルA500へのタッチをマウスの左クリックと
同等に扱うか、右クリックと同等と扱うか、即ち、マウ
スの左クリックのエミュレーション動作をするか、右ク
リックのエミュレーション動作をするかについてのユー
ザによる設定を受け付けてタッチパネル用デバイスドラ
イバA210に通知するものである。 <キャリブレーション処理>制御プログラムA220及
び制御プログラムB320はそれぞれ内容的に同様なキ
ャリブレーション処理を行う。ここでは、制御プログラ
ムA220により実行されるキャリブレーション処理を
説明する。
【0033】図2は、制御プログラムA220によるキ
ャリブレーション処理を示すフローチャートである。
ャリブレーション処理を示すフローチャートである。
【0034】制御プログラムA220は、まず、OS1
10に、他のアプリケーションプログラムへのユーザ入
力の通知を停止させる(ステップS2201)。即ち、
制御プログラムA220は、ユーザ入力を独占的に受け
付けるようなOS110の提供する機能を利用して、他
のアプリケーションへユーザ入力が渡されないようにす
る。これにより、ユーザは制御プログラムA220によ
るキャリブレーション処理の実行中に、制御プログラム
B320によるキャリブレーション処理を行うこと等が
できなくなる。
10に、他のアプリケーションプログラムへのユーザ入
力の通知を停止させる(ステップS2201)。即ち、
制御プログラムA220は、ユーザ入力を独占的に受け
付けるようなOS110の提供する機能を利用して、他
のアプリケーションへユーザ入力が渡されないようにす
る。これにより、ユーザは制御プログラムA220によ
るキャリブレーション処理の実行中に、制御プログラム
B320によるキャリブレーション処理を行うこと等が
できなくなる。
【0035】続いて、制御プログラムA220は、タッ
チパネル用デバイスドライバA210にキャリブレーシ
ョン開始を通知する(ステップS2202)。タッチパ
ネル用デバイスドライバA210は、キャリブレーショ
ン開始の通知を受けると、以後、タッチパネルA500
から通知されるタッチパネル固有の座標系における座標
をそのまま変換せずに、OS110を介して制御プログ
ラムA220に通知する。
チパネル用デバイスドライバA210にキャリブレーシ
ョン開始を通知する(ステップS2202)。タッチパ
ネル用デバイスドライバA210は、キャリブレーショ
ン開始の通知を受けると、以後、タッチパネルA500
から通知されるタッチパネル固有の座標系における座標
をそのまま変換せずに、OS110を介して制御プログ
ラムA220に通知する。
【0036】キャリブレーション開始の通知後、制御プ
ログラムA220は、順次複数の目印画像をディスプレ
イに表示して、それぞれに対応してのユーザによるタッ
チパネルA500のタッチ位置をタッチパネル用デバイ
スドライバA210から取得して、キャリブレーション
係数を求めて設定情報ファイルA240に格納する(ス
テップS2203)。例えば、タッチパネル用デバイス
ドライバA210が、数1及び数2の座標変換式を用い
て、タッチパネル固有座標系における座標(x,y)
を、画像表示用2次元座標系における座標(f(x),
g(y))に変換してOS110に通知するものであれ
ば、その係数a〜dを求める処理がキャリブレーション
であり、ここでは、2点について、画像表示座標と、取
得した入力座標とから、係数a〜dを求めて、設定情報
ファイルA240に格納する。 [数1] f(x)=ax+b [数2] g(y)=cy+d キャリブレーション係数を求めた後、制御プログラムA
220は、タッチパネル用デバイスドライバA210に
キャリブレーション終了を伝え(ステップS220
4)、OS110に、他のアプリケーションプログラム
のユーザ入力の通知を再開させる(ステップS220
5)。
ログラムA220は、順次複数の目印画像をディスプレ
イに表示して、それぞれに対応してのユーザによるタッ
チパネルA500のタッチ位置をタッチパネル用デバイ
スドライバA210から取得して、キャリブレーション
係数を求めて設定情報ファイルA240に格納する(ス
テップS2203)。例えば、タッチパネル用デバイス
ドライバA210が、数1及び数2の座標変換式を用い
て、タッチパネル固有座標系における座標(x,y)
を、画像表示用2次元座標系における座標(f(x),
g(y))に変換してOS110に通知するものであれ
ば、その係数a〜dを求める処理がキャリブレーション
であり、ここでは、2点について、画像表示座標と、取
得した入力座標とから、係数a〜dを求めて、設定情報
ファイルA240に格納する。 [数1] f(x)=ax+b [数2] g(y)=cy+d キャリブレーション係数を求めた後、制御プログラムA
220は、タッチパネル用デバイスドライバA210に
キャリブレーション終了を伝え(ステップS220
4)、OS110に、他のアプリケーションプログラム
のユーザ入力の通知を再開させる(ステップS220
5)。
【0037】この後は、ユーザがタッチパネルA500
をタッチした場合に、タッチパネル用デバイスドライバ
A210が座標(x,y)をタッチパネルA500から
受けて、数1及び数2に基づいて、OS110に座標
(f(x),g(y))を通知する。この結果、OS1
10から各アプリケーションプログラムにユーザ入力に
対応する座標(f(x),g(y))が通知される。 <タッチパネル用のソフトウェアのインストール処理>
以下、パソコン100に対して、タッチパネル用のソフ
トウェアのインストール処理について説明する。
をタッチした場合に、タッチパネル用デバイスドライバ
A210が座標(x,y)をタッチパネルA500から
受けて、数1及び数2に基づいて、OS110に座標
(f(x),g(y))を通知する。この結果、OS1
10から各アプリケーションプログラムにユーザ入力に
対応する座標(f(x),g(y))が通知される。 <タッチパネル用のソフトウェアのインストール処理>
以下、パソコン100に対して、タッチパネル用のソフ
トウェアのインストール処理について説明する。
【0038】図3は、タッチパネル用のソフトウェアの
インストール処理を示すフローチャートである。
インストール処理を示すフローチャートである。
【0039】ここで、CD−ROM、フレキシブルディ
スク(FD)等のインストール媒体には、インストール
処理を行うためのインストールプログラムと、複数のタ
ッチパネル用デバイスドライバ(ファイル名は、Tpd
rv1、Tpdrv2等)と、複数の制御プログラム
(Tpcntrl1.exe、Tpcntrl2.ex
e等)と、複数のタッチ切替プログラム(Tpsw1.
exe、Tpsw2.exe等)とが格納されていると
する。
スク(FD)等のインストール媒体には、インストール
処理を行うためのインストールプログラムと、複数のタ
ッチパネル用デバイスドライバ(ファイル名は、Tpd
rv1、Tpdrv2等)と、複数の制御プログラム
(Tpcntrl1.exe、Tpcntrl2.ex
e等)と、複数のタッチ切替プログラム(Tpsw1.
exe、Tpsw2.exe等)とが格納されていると
する。
【0040】インストールプログラムは、作業用変数i
を1にし(ステップS801)、ユーザからタッチパネ
ルの数の入力を受け付ける(ステップS802)。
を1にし(ステップS801)、ユーザからタッチパネ
ルの数の入力を受け付ける(ステップS802)。
【0041】タッチパネルの数の入力を受け付けたイン
ストールプログラムは、iを文字化してファイル名を合
成することにより、インストール媒体中のタッチパネル
用デバイスドライバ(Tpdrv+「i」)と、制御プ
ログラム(Tpcntrl+「i」.exe)と、タッ
チ切替プログラム(Tpsw+「i」.exe)とをパ
ソコン100のハードディスクに転送する(ステップS
801)。iが1であれば、タッチパネル用デバイスド
ライバTpdrv1と、制御プログラムTpcntrl
1.exeと、タッチ切替プログラムTpsw1.ex
eとがハードディスクに転送される。
ストールプログラムは、iを文字化してファイル名を合
成することにより、インストール媒体中のタッチパネル
用デバイスドライバ(Tpdrv+「i」)と、制御プ
ログラム(Tpcntrl+「i」.exe)と、タッ
チ切替プログラム(Tpsw+「i」.exe)とをパ
ソコン100のハードディスクに転送する(ステップS
801)。iが1であれば、タッチパネル用デバイスド
ライバTpdrv1と、制御プログラムTpcntrl
1.exeと、タッチ切替プログラムTpsw1.ex
eとがハードディスクに転送される。
【0042】ハードディスクに転送した後、インストー
ルプログラムは、iを1増加し(ステップS804)、
その結果iがタッチパネルの数より大きくなるまで、ス
テップS803、S804を繰り返す(ステップS80
5)。ここで、ユーザが入力したタッチパネルの数が2
であれば、さらに、タッチパネル用デバイスドライバT
pdrv2と、制御プログラムTpcntrl2.ex
eと、タッチ切替プログラムTpsw2.exeとがハ
ードディスクに転送されることになる。
ルプログラムは、iを1増加し(ステップS804)、
その結果iがタッチパネルの数より大きくなるまで、ス
テップS803、S804を繰り返す(ステップS80
5)。ここで、ユーザが入力したタッチパネルの数が2
であれば、さらに、タッチパネル用デバイスドライバT
pdrv2と、制御プログラムTpcntrl2.ex
eと、タッチ切替プログラムTpsw2.exeとがハ
ードディスクに転送されることになる。
【0043】インストールプログラムは、タッチパネル
の数だけ、ステップS803、S804を繰り返した
後、ハードディスクに転送したタッチパネル用デバイス
ドライバをOS110に登録してデバイスドライバとし
て認識させ、タッチパネル用デバイスドライバそれぞれ
についての各種設定情報をユーザに入力させて、タッチ
パネルそれぞれに対応する設定情報ファイルを生成し、
これに各種設定情報を格納することによりインストール
処理を完了する(ステップS806)。この各種設定情
報とは、タッチパネルとデータ授受をするための通信ポ
ート番号、通信ポートアドレス、IRQ、通信条件等で
ある。 <適用形態>以下、パソコンシステム1000の適用形
態について説明する。
の数だけ、ステップS803、S804を繰り返した
後、ハードディスクに転送したタッチパネル用デバイス
ドライバをOS110に登録してデバイスドライバとし
て認識させ、タッチパネル用デバイスドライバそれぞれ
についての各種設定情報をユーザに入力させて、タッチ
パネルそれぞれに対応する設定情報ファイルを生成し、
これに各種設定情報を格納することによりインストール
処理を完了する(ステップS806)。この各種設定情
報とは、タッチパネルとデータ授受をするための通信ポ
ート番号、通信ポートアドレス、IRQ、通信条件等で
ある。 <適用形態>以下、パソコンシステム1000の適用形
態について説明する。
【0044】図4は、パソコンシステム1000を工場
における機械制御に用いた例を示す図である。
における機械制御に用いた例を示す図である。
【0045】同図は、工場における機械制御を1台のパ
ソコン100で行う様子を示したものであり、機械室9
01には、機械システム900と、これを制御するパソ
コン100と、タッチパネルA500とが設置され、機
械室と離れた管理室にはタッチパネルB600が設置さ
れており、いずれのタッチパネルもケーブルでパソコン
100と接続されている。なお、同図では、ディスプレ
イについてのケーブルとタッチパネルについてのケーブ
ルをまとめて表している。
ソコン100で行う様子を示したものであり、機械室9
01には、機械システム900と、これを制御するパソ
コン100と、タッチパネルA500とが設置され、機
械室と離れた管理室にはタッチパネルB600が設置さ
れており、いずれのタッチパネルもケーブルでパソコン
100と接続されている。なお、同図では、ディスプレ
イについてのケーブルとタッチパネルについてのケーブ
ルをまとめて表している。
【0046】アプリケーションプログラム130は、機
械制御を内容とするものであり、同図に示すような、機
械制御についての「ON」、「OFF」、スピードにつ
いての「増加」、「低下」等のボタン画像を表示する。
械制御を内容とするものであり、同図に示すような、機
械制御についての「ON」、「OFF」、スピードにつ
いての「増加」、「低下」等のボタン画像を表示する。
【0047】管理室902において、タッチパネルB6
00に表示されたスピード低下を示すボタン画像にタッ
チした場合、同図に示すように、ボタン画像の変化は、
機械室901においても現れる。即ち、タッチパネルB
600からユーザ操作に基づく座標の情報がアプリケー
ションプログラム130に通知され、アプリケーション
プログラム130は、これに応じて当該座標に位置する
ボタン画像を凹んだ表示とし、この結果としてスピード
低下を示すボタン画像が凹んだ様子が2つのディスプレ
イに表示される。
00に表示されたスピード低下を示すボタン画像にタッ
チした場合、同図に示すように、ボタン画像の変化は、
機械室901においても現れる。即ち、タッチパネルB
600からユーザ操作に基づく座標の情報がアプリケー
ションプログラム130に通知され、アプリケーション
プログラム130は、これに応じて当該座標に位置する
ボタン画像を凹んだ表示とし、この結果としてスピード
低下を示すボタン画像が凹んだ様子が2つのディスプレ
イに表示される。
【0048】このように、機械室901と管理室902
とにおいて、同一のGUI画面を見ることができ、ユー
ザはいずれの部屋からでもそのGUI画面を操作するこ
とにより機械システム900を制御することができる。
とにおいて、同一のGUI画面を見ることができ、ユー
ザはいずれの部屋からでもそのGUI画面を操作するこ
とにより機械システム900を制御することができる。
【0049】以上、本発明に係るパソコンシステムにつ
いて、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の
実施形態に限られないことは勿論である。即ち、 (1)本実施の形態では、パソコンシステム1000
が、タッチパネルとディスプレイとの組を2組備えるも
のとしたが、2組に限定されることはなく、タッチパネ
ルとディスプレイとの組は2組以上であれば何組でもよ
い。組の数に応じて、分配増幅器は、画像信号を減衰し
ないように増幅して分配すればよく、また、複数のタッ
チパネルとパソコン100を接続するためには、複数の
シリアルポートを備えた拡張ボード又は拡張カードをパ
ソコン100に取り付けて、このシリアルポートとタッ
チパネルをケーブルにより接続することとしてもよい。 (2)本実施の形態では、分配増幅器400は、画像信
号を増幅することとしたが、実際上分配において画像信
号レベルの低下があまりないような2、3台への分配に
関しては、特に増幅しなくてもよい。 (3)本実施の形態では、ディスプレイA510とディ
スプレイB610とが同等であるとしたが、これに限定
されることはなく、同一のディスプレイドライバの出力
する画像信号を受けて表示することができるものであれ
ば、それぞれのサイズ等が異なっていても差し支えな
い。また、本実施の形態では、タッチパネルA500と
タッチパネルB600とが同等であることとしたが、こ
れに限定されることはなく、サイズ等の異なるものであ
ってもよい。 (4)本実施の形態では、OS110がユーザインタフ
ェースとしてGUIを採用していることとし、このため
各アプリケーションはOS110を介してGUI画像を
表示することができるものであったが、これに限定され
ることはなく、OS110の機能に限定されずに、例え
ば、機械制御用プログラム等の各アプリケーションが、
それぞれ独自にGUI画面の表示制御等を行うものであ
ってもよい。 (5)本実施の形態において、各タッチパネル用デバイ
スドライバは、各タッチパネルが検出したタッチパネル
固有の座標系における座標を画像表示用2次元座標系に
おける座標に変換してOSに通知することとしたが、画
像表示用2次元座標系における座標に変換することに限
定されず、各タッチパネル用デバイスドライバは、各タ
ッチパネルから得た座標を、全体的に共通する単一の座
標系における座標に変換してOSに通知することとして
もよい。また、各タッチパネルが同等品であり、検出す
る座標の個体誤差が無視できる程度であるならば、上述
の座標変換を省略することもできる。但し、この場合、
各アプリケーション側で、所定の座標変換式を用いて、
入力された座標とGUI画像を出力するための座標の整
合をとる必要がある。 (6)本実施の形態では、2つの設定情報ファイルは、
それぞれハードディスクに格納されているファイルとし
たが、これに限定されることはなく、各設定情報ファイ
ルの内容に相当するデータを単一ファイルの別個領域に
置くこととしてもよく、また、各アプリケーションプロ
グラムからは、この単一ファイルの別個領域を、識別名
であるキーを用いて指定してOSを介してアクセスする
こととしてもよい。なお、OSは、この単一ファイルを
随時メモリにコピーしておいてアクセスするものであっ
てもよい。 (7)本実施の形態では、タッチパネルへのタッチをマ
ウスの右クリックと同等に扱うか、左クリックと同等に
扱うかを設定するためのタッチ切替プログラムがタッチ
パネル毎に存在することとしたが、タッチ切替プログラ
ムは必ずしも必要なく、各タッチパネル用デバイスドラ
イバが予め規定されている設定、例えば左クリックと扱
う設定に従って動作するものとしてもよい。 (8)本実施の形態では、タッチパネル用デバイスドラ
イバが数1及び数2の座標変換式を用いてタッチパネル
固有の座標系における座標を、画像表示用2次元座標系
における座標に変換することとしたが、これに限定され
ることはなく、他の座標変換式を用いることとしてもよ
い。 (9)本実施の形態では、タッチパネル用デバイスドラ
イバ等のパソコン100へのインストールにおいて、予
めそれぞれ別ファイル名が付された複数のタッチパネル
用デバイスドライバがインストール媒体に格納されてい
ることとしたが、これに限定されることはなく、1つの
タッチパネル用デバイスドライバがインストール媒体中
に格納されていて、インストールプログラムが自動的
に、これのファイル名を替えながらパソコン100のハ
ードディスクに転送することとしてもよい。この場合、
インストールプログラムは、タッチパネル用デバイスド
ライバのプログラムファイルの内容中の設定情報ファイ
ルへのアクセスの記述に関しても変更するものとする。 (10)本実施の形態では、各タッチパネル用デバイス
ドライバが実質的に同様な処理を行い、それぞれが1つ
のタッチパネルを制御することとしたが、これに限定さ
れることはなく、これに替えて、全てのタッチパネルを
制御する1つのタッチパネル用デバイスドライバを用い
てもよい。なお、タッチパネル用デバイスドライバはユ
ーザからの指定に応じて、指定されたタッチパネルにつ
いての入力を無視する制御を行うこととしてもよい。こ
のためには、設定情報ファイルの内容に入力を無視する
か否かを示す情報を設け、ユーザに操作されるアプリケ
ーションプログラムによって当該情報を更新できるよう
にすればよい。
いて、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の
実施形態に限られないことは勿論である。即ち、 (1)本実施の形態では、パソコンシステム1000
が、タッチパネルとディスプレイとの組を2組備えるも
のとしたが、2組に限定されることはなく、タッチパネ
ルとディスプレイとの組は2組以上であれば何組でもよ
い。組の数に応じて、分配増幅器は、画像信号を減衰し
ないように増幅して分配すればよく、また、複数のタッ
チパネルとパソコン100を接続するためには、複数の
シリアルポートを備えた拡張ボード又は拡張カードをパ
ソコン100に取り付けて、このシリアルポートとタッ
チパネルをケーブルにより接続することとしてもよい。 (2)本実施の形態では、分配増幅器400は、画像信
号を増幅することとしたが、実際上分配において画像信
号レベルの低下があまりないような2、3台への分配に
関しては、特に増幅しなくてもよい。 (3)本実施の形態では、ディスプレイA510とディ
スプレイB610とが同等であるとしたが、これに限定
されることはなく、同一のディスプレイドライバの出力
する画像信号を受けて表示することができるものであれ
ば、それぞれのサイズ等が異なっていても差し支えな
い。また、本実施の形態では、タッチパネルA500と
タッチパネルB600とが同等であることとしたが、こ
れに限定されることはなく、サイズ等の異なるものであ
ってもよい。 (4)本実施の形態では、OS110がユーザインタフ
ェースとしてGUIを採用していることとし、このため
各アプリケーションはOS110を介してGUI画像を
表示することができるものであったが、これに限定され
ることはなく、OS110の機能に限定されずに、例え
ば、機械制御用プログラム等の各アプリケーションが、
それぞれ独自にGUI画面の表示制御等を行うものであ
ってもよい。 (5)本実施の形態において、各タッチパネル用デバイ
スドライバは、各タッチパネルが検出したタッチパネル
固有の座標系における座標を画像表示用2次元座標系に
おける座標に変換してOSに通知することとしたが、画
像表示用2次元座標系における座標に変換することに限
定されず、各タッチパネル用デバイスドライバは、各タ
ッチパネルから得た座標を、全体的に共通する単一の座
標系における座標に変換してOSに通知することとして
もよい。また、各タッチパネルが同等品であり、検出す
る座標の個体誤差が無視できる程度であるならば、上述
の座標変換を省略することもできる。但し、この場合、
各アプリケーション側で、所定の座標変換式を用いて、
入力された座標とGUI画像を出力するための座標の整
合をとる必要がある。 (6)本実施の形態では、2つの設定情報ファイルは、
それぞれハードディスクに格納されているファイルとし
たが、これに限定されることはなく、各設定情報ファイ
ルの内容に相当するデータを単一ファイルの別個領域に
置くこととしてもよく、また、各アプリケーションプロ
グラムからは、この単一ファイルの別個領域を、識別名
であるキーを用いて指定してOSを介してアクセスする
こととしてもよい。なお、OSは、この単一ファイルを
随時メモリにコピーしておいてアクセスするものであっ
てもよい。 (7)本実施の形態では、タッチパネルへのタッチをマ
ウスの右クリックと同等に扱うか、左クリックと同等に
扱うかを設定するためのタッチ切替プログラムがタッチ
パネル毎に存在することとしたが、タッチ切替プログラ
ムは必ずしも必要なく、各タッチパネル用デバイスドラ
イバが予め規定されている設定、例えば左クリックと扱
う設定に従って動作するものとしてもよい。 (8)本実施の形態では、タッチパネル用デバイスドラ
イバが数1及び数2の座標変換式を用いてタッチパネル
固有の座標系における座標を、画像表示用2次元座標系
における座標に変換することとしたが、これに限定され
ることはなく、他の座標変換式を用いることとしてもよ
い。 (9)本実施の形態では、タッチパネル用デバイスドラ
イバ等のパソコン100へのインストールにおいて、予
めそれぞれ別ファイル名が付された複数のタッチパネル
用デバイスドライバがインストール媒体に格納されてい
ることとしたが、これに限定されることはなく、1つの
タッチパネル用デバイスドライバがインストール媒体中
に格納されていて、インストールプログラムが自動的
に、これのファイル名を替えながらパソコン100のハ
ードディスクに転送することとしてもよい。この場合、
インストールプログラムは、タッチパネル用デバイスド
ライバのプログラムファイルの内容中の設定情報ファイ
ルへのアクセスの記述に関しても変更するものとする。 (10)本実施の形態では、各タッチパネル用デバイス
ドライバが実質的に同様な処理を行い、それぞれが1つ
のタッチパネルを制御することとしたが、これに限定さ
れることはなく、これに替えて、全てのタッチパネルを
制御する1つのタッチパネル用デバイスドライバを用い
てもよい。なお、タッチパネル用デバイスドライバはユ
ーザからの指定に応じて、指定されたタッチパネルにつ
いての入力を無視する制御を行うこととしてもよい。こ
のためには、設定情報ファイルの内容に入力を無視する
か否かを示す情報を設け、ユーザに操作されるアプリケ
ーションプログラムによって当該情報を更新できるよう
にすればよい。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るパソコンシステムは、複数のディスプレイと、画
像信号を出力する1台のパーソナルコンピュータと、前
記パーソナルコンピュータに接続され、当該パーソナル
コンピュータが出力する前記画像信号を受けて、複数の
前記ディスプレイに、同一画像を表示させるべく当該画
像信号を分配して供給する画像信号分配手段と、前記パ
ーソナルコンピュータに接続された複数のタッチパネル
であって、それぞれが複数の前記ディスプレイそれぞれ
に貼り付けられたタッチパネルとを備え、前記パーソナ
ルコンピュータは、複数の前記タッチパネルそれぞれか
らユーザ操作に基づく入力情報を受けつけることを特徴
とする。
に係るパソコンシステムは、複数のディスプレイと、画
像信号を出力する1台のパーソナルコンピュータと、前
記パーソナルコンピュータに接続され、当該パーソナル
コンピュータが出力する前記画像信号を受けて、複数の
前記ディスプレイに、同一画像を表示させるべく当該画
像信号を分配して供給する画像信号分配手段と、前記パ
ーソナルコンピュータに接続された複数のタッチパネル
であって、それぞれが複数の前記ディスプレイそれぞれ
に貼り付けられたタッチパネルとを備え、前記パーソナ
ルコンピュータは、複数の前記タッチパネルそれぞれか
らユーザ操作に基づく入力情報を受けつけることを特徴
とする。
【0051】これにより、ユーザは、複数のタッチパネ
ルのいずれからも操作が可能となるので、複数のタッチ
パネルを異なる場所に設置すれば、各場所において1台
のパソコンを操作することができるようになる。従っ
て、工場において機械制御を1台のパソコンによって行
っている場合であって、機械室において機械の側で機械
制御用のGUI画面を操作する必要があるとともに、機
械から離れた管理室においても機械の運転状況を管理し
ながら機械制御用の同一のGUI画面を操作する必要が
あるような場合にも対応できる。即ち、複数の場所から
機械制御を行いたい場合に、本発明によれば、1台のパ
ソコンを有効利用し、これを実現することができる。な
お、パソコンは画像信号分配手段に画像信号を出力する
のみで、全てのディスプレイに同一画像を表示すること
ができる。パソコンは一般的に1つののディスプレイに
画像信号を出力できるものであるため、その1つのディ
スプレイの代わりに画像信号分配手段をパソコンに接続
すればよく、パソコン本体への特別な改造は不要とな
る。
ルのいずれからも操作が可能となるので、複数のタッチ
パネルを異なる場所に設置すれば、各場所において1台
のパソコンを操作することができるようになる。従っ
て、工場において機械制御を1台のパソコンによって行
っている場合であって、機械室において機械の側で機械
制御用のGUI画面を操作する必要があるとともに、機
械から離れた管理室においても機械の運転状況を管理し
ながら機械制御用の同一のGUI画面を操作する必要が
あるような場合にも対応できる。即ち、複数の場所から
機械制御を行いたい場合に、本発明によれば、1台のパ
ソコンを有効利用し、これを実現することができる。な
お、パソコンは画像信号分配手段に画像信号を出力する
のみで、全てのディスプレイに同一画像を表示すること
ができる。パソコンは一般的に1つののディスプレイに
画像信号を出力できるものであるため、その1つのディ
スプレイの代わりに画像信号分配手段をパソコンに接続
すればよく、パソコン本体への特別な改造は不要とな
る。
【0052】また、前記パーソナルコンピュータは、複
数の前記ディスプレイそれぞれを識別せず、かつ、複数
の前記タッチパネルそれぞれを識別せずに、前記画像信
号を出力し、かつ通知された情報に応じた処理を行うア
プリケーション処理手段と、複数の前記タッチパネルの
いずれからでも入力情報を受け付けると共に、受け付け
た入力情報を、いずれのタッチパネルからのものである
か識別不可能な内容の座標情報に変更して前記アプリケ
ーション処理手段に通知する入力情報合流制御手段とを
有することとすることもできる。
数の前記ディスプレイそれぞれを識別せず、かつ、複数
の前記タッチパネルそれぞれを識別せずに、前記画像信
号を出力し、かつ通知された情報に応じた処理を行うア
プリケーション処理手段と、複数の前記タッチパネルの
いずれからでも入力情報を受け付けると共に、受け付け
た入力情報を、いずれのタッチパネルからのものである
か識別不可能な内容の座標情報に変更して前記アプリケ
ーション処理手段に通知する入力情報合流制御手段とを
有することとすることもできる。
【0053】これにより、本発明に係るパソコンシステ
ムは、各タッチパネルからの複数のユーザ操作を、1つ
のタッチパネルからの複数のユーザ操作と等価に扱うの
で、ユーザはどのタッチパネルからでも同様の方法で入
力操作が可能となる。
ムは、各タッチパネルからの複数のユーザ操作を、1つ
のタッチパネルからの複数のユーザ操作と等価に扱うの
で、ユーザはどのタッチパネルからでも同様の方法で入
力操作が可能となる。
【0054】また、前記入力情報合流制御手段は、複数
の前記タッチパネルそれぞれに1対1で対応し、対応す
るタッチパネルからの入力情報の読取りに必要な制御情
報を保持する個別制御情報保持部と、複数の前記タッチ
パネルそれぞれに1対1で対応し、対応するタッチパネ
ルと対の前記個別制御情報保持部に保持されている制御
情報に従って当該タッチパネルを制御して前記入力情報
を取得し、当該入力情報に基づいて前記座標情報を前記
アプリケーション処理手段に通知する個別入力情報制御
部とを含むこととすることもできる。
の前記タッチパネルそれぞれに1対1で対応し、対応す
るタッチパネルからの入力情報の読取りに必要な制御情
報を保持する個別制御情報保持部と、複数の前記タッチ
パネルそれぞれに1対1で対応し、対応するタッチパネ
ルと対の前記個別制御情報保持部に保持されている制御
情報に従って当該タッチパネルを制御して前記入力情報
を取得し、当該入力情報に基づいて前記座標情報を前記
アプリケーション処理手段に通知する個別入力情報制御
部とを含むこととすることもできる。
【0055】これにより、各タッチパネルはそれぞれ専
用の個別入力情報制御部、即ち専用のタッチパネル用デ
バイスドライバによって制御され、各入力系統が独立し
ていることになるため、全てのタッチパネルを単一のデ
バイスドライバで制御する等の方法と比較すると、制御
が簡単化し、また入力が受け付けられない等の障害が発
生した場合において迅速かつ容易に原因究明を図ること
ができる。
用の個別入力情報制御部、即ち専用のタッチパネル用デ
バイスドライバによって制御され、各入力系統が独立し
ていることになるため、全てのタッチパネルを単一のデ
バイスドライバで制御する等の方法と比較すると、制御
が簡単化し、また入力が受け付けられない等の障害が発
生した場合において迅速かつ容易に原因究明を図ること
ができる。
【0056】また、複数の前記個別制御情報保持部それ
ぞれは、自己を識別可能な識別子を含み、複数の前記個
別入力情報制御部それぞれは、前記識別子を参照して個
別制御情報保持部を特定し、当該個別制御情報保持部の
保持する前記制御情報を参照することにより対応するタ
ッチパネルの前記制御を行うこととすることもできる。
ぞれは、自己を識別可能な識別子を含み、複数の前記個
別入力情報制御部それぞれは、前記識別子を参照して個
別制御情報保持部を特定し、当該個別制御情報保持部の
保持する前記制御情報を参照することにより対応するタ
ッチパネルの前記制御を行うこととすることもできる。
【0057】これにより、それぞれのタッチパネル用デ
バイスドライバが、識別子を用いて、それぞれ別個の制
御情報にアクセスすることができるため、各タッチパネ
ルに応じた制御が行え、入力系統の独立性が保持され
る。
バイスドライバが、識別子を用いて、それぞれ別個の制
御情報にアクセスすることができるため、各タッチパネ
ルに応じた制御が行え、入力系統の独立性が保持され
る。
【0058】また、複数の前記個別制御情報保持部が保
持する前記制御情報がいずれも同一内容であると仮定し
た場合には、複数の前記個別入力情報制御部は、それぞ
れが対応するタッチパネルについて同一内容の制御を行
うものであることとすることもできる。
持する前記制御情報がいずれも同一内容であると仮定し
た場合には、複数の前記個別入力情報制御部は、それぞ
れが対応するタッチパネルについて同一内容の制御を行
うものであることとすることもできる。
【0059】これにより、各タッチパネル用デバイスド
ライバは同等の制御を実現するものであるため、個々の
タッチパネル用デバイスドライバは、例えば、一般的な
1つのタッチパネル用デバイスドライバを基礎として、
ファイル名、アクセスする制御情報の識別子名を変更す
ることによって作成することができ、作成が容易とな
る。
ライバは同等の制御を実現するものであるため、個々の
タッチパネル用デバイスドライバは、例えば、一般的な
1つのタッチパネル用デバイスドライバを基礎として、
ファイル名、アクセスする制御情報の識別子名を変更す
ることによって作成することができ、作成が容易とな
る。
【0060】このように、本発明に係るパソコンシステ
ムは、パソコンのユーザインタフェース技術として有用
であり、1台のパソコンの効率的な利用を図ることによ
り離れた場所にいる複数人のいずれもが同一GUI画面
に対して操作ができるようにしたことの実用的効果は大
きく、工場における機械制御等、様々な用途への適用可
能性をもつものである。
ムは、パソコンのユーザインタフェース技術として有用
であり、1台のパソコンの効率的な利用を図ることによ
り離れた場所にいる複数人のいずれもが同一GUI画面
に対して操作ができるようにしたことの実用的効果は大
きく、工場における機械制御等、様々な用途への適用可
能性をもつものである。
【図1】本発明の実施の形態に係るパソコンシステムの
構成図である。
構成図である。
【図2】制御プログラムA220によるキャリブレーシ
ョン処理を示すフローチャートである。
ョン処理を示すフローチャートである。
【図3】タッチパネル用のソフトウェアのインストール
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図4】パソコンシステム1000を工場における機械
制御に用いた例を示す図である。
制御に用いた例を示す図である。
100 パソコン 110 OS 120 ディスプレイドライバ 130 アプリケーションプログラム 210 タッチパネル用デバイスドライバA 220 制御プログラムA 230 タッチ切替プログラムA 240 設定情報ファイルA 310 タッチパネル用デバイスドライバB 320 制御プログラムB 330 タッチ切替プログラムB 340 設定情報ファイルB 400 分配増幅器 500 タッチパネルA 510 ディスプレイA 600 タッチパネルB 610 ディスプレイB 900 機械システム 901 機械室 902 管理室
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のディスプレイと、 画像信号を出力する1台のパーソナルコンピュータと、 前記パーソナルコンピュータに接続され、当該パーソナ
ルコンピュータが出力する前記画像信号を受けて、複数
の前記ディスプレイに、同一画像を表示させるべく当該
画像信号を分配して供給する画像信号分配手段と、 前記パーソナルコンピュータに接続された複数のタッチ
パネルであって、それぞれが複数の前記ディスプレイそ
れぞれに貼り付けられたタッチパネルとを備え、 前記パーソナルコンピュータは、複数の前記タッチパネ
ルそれぞれからユーザ操作に基づく入力情報を受けつけ
ることを特徴とするパソコンシステム。 - 【請求項2】 前記パーソナルコンピュータは、 複数の前記ディスプレイそれぞれを識別せず、かつ、複
数の前記タッチパネルそれぞれを識別せずに、前記画像
信号を出力し、かつ通知された情報に応じた処理を行う
アプリケーション処理手段と、 複数の前記タッチパネルのいずれからでも入力情報を受
け付けると共に、受け付けた入力情報を、いずれのタッ
チパネルからのものであるか識別不可能な内容の座標情
報に変更して前記アプリケーション処理手段に通知する
入力情報合流制御手段とを有することを特徴とする請求
項1記載のパソコンシステム。 - 【請求項3】 前記入力情報合流制御手段は、 複数の前記タッチパネルそれぞれに1対1で対応し、対
応するタッチパネルからの入力情報の読取りに必要な制
御情報を保持する個別制御情報保持部と、 複数の前記タッチパネルそれぞれに1対1で対応し、対
応するタッチパネルと対の前記個別制御情報保持部に保
持されている制御情報に従って当該タッチパネルを制御
して前記入力情報を取得し、当該入力情報に基づいて前
記座標情報を前記アプリケーション処理手段に通知する
個別入力情報制御部とを含むことを特徴とする請求項2
記載のパソコンシステム。 - 【請求項4】 複数の前記個別制御情報保持部それぞれ
は、自己を識別可能な識別子を含み、 複数の前記個別入力情報制御部それぞれは、前記識別子
を参照して個別制御情報保持部を特定し、当該個別制御
情報保持部の保持する前記制御情報を参照することによ
り対応するタッチパネルの前記制御を行うことを特徴と
する請求項3記載のパソコンシステム。 - 【請求項5】 複数の前記個別制御情報保持部が保持す
る前記制御情報がいずれも同一内容であると仮定した場
合には、複数の前記個別入力情報制御部は、それぞれが
対応するタッチパネルについて同一内容の制御を行うも
のであることを特徴とする請求項4記載のパソコンシス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24812698A JP2000076012A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | パソコンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24812698A JP2000076012A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | パソコンシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076012A true JP2000076012A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17173627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24812698A Pending JP2000076012A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | パソコンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000076012A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019167301A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-06 | オリンパス株式会社 | 集中制御装置及び集中制御システム |
JP6974785B1 (ja) * | 2021-03-11 | 2021-12-01 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP24812698A patent/JP2000076012A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019167301A1 (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-06 | オリンパス株式会社 | 集中制御装置及び集中制御システム |
JP6974785B1 (ja) * | 2021-03-11 | 2021-12-01 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
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