JP2000076008A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JP2000076008A
JP2000076008A JP10265701A JP26570198A JP2000076008A JP 2000076008 A JP2000076008 A JP 2000076008A JP 10265701 A JP10265701 A JP 10265701A JP 26570198 A JP26570198 A JP 26570198A JP 2000076008 A JP2000076008 A JP 2000076008A
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mouse
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processing apparatus
power
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JP10265701A
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Koji Ogata
孝司 尾形
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Kokusai Electric Corp
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウスがユーザから受け付けた情報を情報処
理装置へ送信する情報処理システムにおいてマウスの使
い勝手をよくすること等を実現する。 【解決手段】 例えば情報処理装置が本体31と当該本
体31にケーブル33で接続されたマウスパッド32か
ら構成され、マウスパッド32では送電手段がアンテナ
によりマウス34へ電力を送電し、マウス34では受電
手段がアンテナにより当該電力を受電して動作を行う。
マウス34ではボタンB1、B2等から成る情報検出手
段がユーザから受け付けた情報を送信手段がアンテナに
より送信し、マウスパッド32では受信手段がアンテナ
により当該情報を受信して受信情報をマウス情報送信手
段が本体31へ送信し、本体31ではマウス情報受信手
段が当該情報を受信して処理を行う。また、例えばマウ
ス34に着脱自在な外部モジュール35に格納された識
別子の情報をマウス34から情報処理装置へ送信して当
該モジュール35を認証することも行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウスがユーザか
ら受け付けた情報を情報処理装置へ送信する情報処理シ
ステムに関し、特に、マウスと情報処理装置との間で無
線により電力の伝送や情報の通信を行うことによりユー
ザの使い勝手をよくした情報処理システムや、ワイヤレ
スマウスを用いてパスワード等といった識別子の管理を
ユーザにとって簡易にすることやシステムのセキュリテ
ィ(安全性)を高めることを実現してユーザの使い勝手
をよくした情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパーソナルコンピュータ等といっ
た情報処理装置にはケーブルを介してマウス(シリアル
マウス)が接続されており、マウスがユーザから受け付
けた情報を当該ケーブルを介して情報処理装置へ送信す
ることが行われている。すなわち、マウスには移動を検
出する手段やボタンスイッチが設けられており、マウス
では、ユーザによって当該マウスが移動させられた場合
や上記したボタンスイッチが押された(クリックされ
た)場合に、こうしたユーザの操作に対応した情報を情
報処理装置へ送信する。
【0003】また、上記のようなマウスではケーブルを
介して情報処理装置に接続されているため、例えばユー
ザがマウスを使用するに際してケーブルが邪魔になって
しまうといった不具合や、ケーブルの長さが短い場合に
使い勝手が悪いといった不具合があり、こうしたことか
ら、例えば情報処理装置と無線で接続されるワイヤレス
マウスによりユーザから受け付けた情報を情報処理装置
へ送信することも行われている。こうしたワイヤレスマ
ウスでは電源として電池が用いられており、ユーザはワ
イヤレスマウスの内部に電池が装着された状態で当該ワ
イヤレスマウスを操作して、当該操作に対応した情報を
ワイヤレスマウスから情報処理装置へ送信させることを
行う。
【0004】また、上記のような情報処理装置では、例
えば秘匿性の高い情報が第三者に漏洩してしまうのを防
止するため、パスワード等を設けて、当該情報処理装置
を利用することが可能なユーザを制限することが行われ
ている。すなわち、ユーザは情報処理装置を利用するに
際して、まず、情報処理装置に接続されたキーボードを
操作して自己のパスワード(すなわち、自己に割り当て
られたパスワード)を当該情報処理装置に入力する必要
があり、一方、情報処理装置では、ユーザから入力され
たパスワードと登録された正規のパスワードとを比較し
て、ユーザから入力されたパスワードが正規のものであ
ることが認証された場合にのみ動作して当該ユーザの利
用を認めていた。
【0005】こうしたパスワードが用いられた環境で
は、例えばユーザが会社内の他部門へ行く場合や他の事
業所へ出張する場合には、自分のノートパソコン等を持
って行って使用するか、或いは他部門等に所属する他人
のパーソナルコンピュータ等を借りる必要があった。後
者の場合には、ユーザは他人からそのパーソナルコンピ
ュータ等のパスワードを教えてもらうこと等により、そ
のパーソナルコンピュータ等のハードディスクに格納さ
れたプログラム等を利用することが行われる。
【0006】また、例えば近年ではLAN等のネットワ
ークが充実してきており、こうしたネットワークが用い
られた環境では、例えばユーザは会社内の他部門等に設
置されたコンピュータ等を操作してネットワークを介し
て受信したデータ等を処理することができ、この場合に
は、ユーザはキーボードを操作してそのコンピュータ等
に自己のパスワードを打ち込むことにより、そのコンピ
ュータ等を介してネットワークを利用することが行われ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような情報処理装置やマウスを備えた情報処理システム
では、例えば上記したようにワイヤレスマウスを用いる
ことによって、マウスがケーブルを介して情報処理装置
に接続されている場合の使い勝手の悪さを解消すること
ができるものの、上記したようにワイヤレスマウスの電
源として電池が装着されて用いられていたため、こうし
た電池によりワイヤレスマウスの重さが大きくなってし
まって、ワイヤレスマウスを操作するユーザの手に多大
な負担がかかってしまうといった不具合があった。な
お、一般に電池の重量は大きいため、このような不具合
は非常に顕著なものであった。
【0008】また、例えばワイヤレスマウスに装着され
た電池の寿命が尽きた場合には、ユーザによって当該電
池を新しいものと交換する必要があったため、例えばユ
ーザはワイヤレスマウスに装着する電池を定期的に交換
しなければならず、非常に手間がかかってしまうといっ
た不具合があった。
【0009】また、上記のような情報処理システムで
は、上記したようにユーザは当該情報処理システムを利
用するに際して、まず、キーボードのキーを操作してパ
スワード等といった識別子を情報処理装置に入力する必
要があったため、こうした識別子を入力する作業がユー
ザにとって煩わしいといった不具合があった。また、こ
のようにユーザが記憶しているパスワードを情報処理装
置に入力する構成であると、例えばユーザがパスワード
を忘れてしまった場合には、当該ユーザは情報処理シス
テムを利用することができなくなってしまうといった不
具合があった。また、こうした構成であると、例えば第
三者であっても正規のパスワードを知っていれば情報処
理システムを利用することができてしまい、このように
システムのセキュリティの面においても不具合があっ
た。
【0010】具体的には、例えばユーザが会社内の他部
門等へ行って他人のパーソナルコンピュータ等を借りる
場合にはその他人のパスワードを教えてもらうことや、
例えば自己の目の前でその他人にパスワードを打ち込ん
でもらうこと等が必要であるため、その他人のパスワー
ドが漏洩してしまうことも生じ、セキュリティ等の面で
問題があった。また、例えばユーザがネットワーク環境
を利用して情報処理の作業を行う場合においても、上記
したようにパスワードを打ち込まなければならないとい
った煩わしさがあり、また、パスワードが漏洩等してし
まった場合には当該パスワードを知った第三者の利用が
可能であることからセキュリティの面でも問題があっ
た。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、ユーザから受け付けた情報を
無線により情報処理装置へ送信するワイヤレスマウスの
有用性を高めることができる情報処理システムを提供す
ることを目的とする。更に具体的には、本発明は、マウ
スに電池を装着しなくとも、マウスがユーザから受け付
けた情報を無線で情報処理装置へ送信することができ、
これにより、マウスを軽くすること等を実現してマウス
の使い勝手をよくすることができる情報処理システムを
提供することを目的とする。
【0012】また、具体的には、本発明は、ユーザがキ
ーボードを操作してパスワード等といった識別子を情報
処理装置に入力しなくとも当該識別子を認証することが
でき、これにより、パスワード等といった識別子の管理
をユーザにとって簡易にすることや、システムのセキュ
リティを高めることができる情報処理システムを提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る情報処理システムでは、次のようにし
てマウスがユーザから受け付けた情報を情報処理装置へ
送信する。すなわち、情報処理装置では送電手段が電力
送電用アンテナを用いてマウスへ電力を送電する一方、
マウスでは受電手段が電力受電用アンテナを用いて情報
処理装置から送電された電力を受電する。マウスでは、
このようにして情報処理装置から受電した電力を用いて
動作し、情報検出手段がユーザから情報を受け付ける
と、送信手段がユーザから受け付けた情報を情報送信用
アンテナを用いて情報処理装置へ送信する。一方、情報
処理装置では受信手段が情報受信用アンテナを用いてマ
ウスから送信された情報を受信する。
【0014】従って、本発明では、マウスに電源として
電池を装着しなくとも、マウスが動作して情報処理装置
へ情報を送信することができるため、マウスの重さを低
減させることやマウスの電池交換を不要にすることがで
き、これによりシステムの使い勝手をよくすることがで
きる。また、本発明では、マウスから情報処理装置へ無
線により情報を送信しているため、マウスと情報処理装
置とを有線のケーブルを介して接続する必要がなく、ユ
ーザはマウスを快適に操作することができる。
【0015】ここで、上記した本発明の情報処理システ
ムは種々な態様で構成することができ、例えば4種類の
構成例を図面を用いて概略的に説明する。図1には第1
の構成例を示してあり、この構成では、上記した電力送
電用アンテナ11a、送電手段12a、情報受信用アン
テナ13a、受信手段14aが全て情報処理装置の本体
1に備えられている。また、マウス2aには、上記した
電力受電用アンテナ21a、受電手段22a、情報検出
手段23a、情報送信用アンテナ24a、送信手段25
aが備えられており、この構成では、情報処理装置の本
体1からマウス2aへ電力が供給され、マウス2aから
送信された情報が情報処理装置の本体1により受信され
る。
【0016】図2には第2の構成例を示してあり、この
構成では、情報処理装置が情報処理装置本体3aと当該
情報処理装置本体3aに接続されたマウスパッド4aか
ら構成されており、上記した電力送電用アンテナ11
b、送電手段12b、情報受信用アンテナ13b、受信
手段14bが全てマウスパッド4aに備えられている。
また、マウスパッド4aにはマウス2bから受信した情
報を情報処理装置本体3aへ送信するマウス情報送信手
段15aが備えられている一方、情報処理装置本体3a
にはマウスパッド4aから送信された情報を受信するマ
ウス情報受信手段16aが備えられている。また、マウ
ス2bには上記図1に示した場合と同様な各手段21b
〜25bが備えられており、この構成では、マウスパッ
ド4aからマウス2bへ電力が供給され、マウス2bか
ら送信された情報がマウスパッド4aを介して情報処理
装置本体3aへ伝送される。
【0017】図3には第3の構成例を示してあり、この
構成では、情報処理装置が情報処理装置本体3bとマウ
スパッド4bから構成されており、上記した情報受信用
アンテナ13c及び受信手段14cが情報処理装置本体
3bに備えられている一方、上記した電力送電用アンテ
ナ11c及び送電手段12cがマウスパッド4bに備え
られている。また、マウス2cには上記図1に示した場
合と同様な各手段21c〜25cが備えられており、こ
の構成では、マウスパッド4bからマウス2cへ電力が
供給され、マウス2cから送信された情報が情報処理装
置本体3bにより受信される。
【0018】図4には第4の構成例を示してあり、この
構成では、情報処理装置が情報処理装置本体3cと当該
情報処理装置本体3cに接続されたマウスパッド4cか
ら構成されており、上記した電力送電用アンテナ11d
及び送電手段12dが情報処理装置本体3cに備えられ
ている一方、上記した情報受信用アンテナ13d及び受
信手段14dがマウスパッド4cに備えられている。ま
た、マウスパッド4cにはマウス2dから受信した情報
を情報処理装置本体3cへ送信するマウス情報送信手段
15bが備えられている一方、情報処理装置本体3cに
はマウスパッド4cから送信された情報を受信するマウ
ス情報受信手段16bが備えられている。また、マウス
2dには上記図1に示した場合と同様な各手段21d〜
25dが備えられており、この構成では、情報処理装置
本体3cからマウス2dへ電力が供給され、マウス2d
から送信された情報がマウスパッド4cを介して情報処
理装置本体3cへ伝送される。
【0019】また、本発明に係る情報処理システムで
は、ユーザから受け付けた情報を情報送信用アンテナを
用いて情報処理装置へ送信するマウスを用いて、次のよ
うにして情報処理装置がパスワード等といった識別子の
認証を行う。すなわち、マウスには識別子を格納したモ
ジュールが備えられており、当該マウスでは識別子受付
手段が当該モジュールから識別子を読み取って、読み取
った識別子の情報を送信手段が情報送信用アンテナを用
いて情報処理装置へ送信する。一方、情報処理装置では
受信手段が情報受信用アンテナを用いてマウスから送信
された識別子の情報を受信し、認証手段がマウスから受
信した識別子の情報に基づいて当該マウスに備えられた
モジュールを認証する。
【0020】従って、本発明では、ユーザがキーボード
を操作して自己のパスワード等といった識別子を情報処
理装置に入力しなくとも、上記したモジュールを備えた
マウスから情報処理装置へ識別子が送信されることによ
りユーザは情報処理システムを利用することができるた
め、例えばユーザによる識別子の記憶作業や入力作業を
なくして識別子の管理をユーザにとって簡易にすること
ができ、これにより、システムの使い勝手をよくするこ
とができる。
【0021】また、本発明では、上記したようにパスワ
ード等といった識別子をモジュールに格納することによ
り当該識別子を管理しているため、こうした識別子が第
三者により知られてしまう可能性は低く、また、例えば
第三者により正規の識別子が知られてしまった場合であ
っても、当該モジュールを備えたマウスがなければシス
テムを利用することができないような構成とすることも
できるため、システムのセキュリティを高めることがで
きる。
【0022】なお、識別子を格納したモジュールの構成
としては、必ずしも当該モジュールがマウスに内蔵され
た構成が用いられなくともよく、例えば当該モジュール
をマウスに着脱自在な外部モジュールとして構成するこ
ともできる。また、例えば上記図2や図4に示したよう
に情報処理装置が情報処理装置本体とマウスパッドから
構成され、マウスから送信された情報がマウスパッドを
介して情報処理装置本体へ送信されるような場合には、
上記した認証手段は例えば情報処理装置本体に備えられ
てもよく、また、例えばマウスパッドに備えられてもよ
い。
【0023】以上のように、本発明では、情報処理装置
からマウスへ無線で電力を送電することや、モジュール
に格納された識別子の情報をマウスから情報処理装置へ
無線送信することにより、ワイヤレスマウスの有用性を
高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る情報処
理システムを図面を参照して説明する。なお、本例で示
す情報処理システムの構成は上記図2に示した構成と対
応したものであり、本例では更に、識別子を格納した外
部モジュールがシステムに備えられている。
【0025】図5には、本例に係る情報処理システムの
一例を示してあり、この情報処理システムには、例えば
パーソナルコンピュータから構成された情報処理装置本
体31と、当該情報処理装置本体31とケーブル33を
介して接続されたマウスパッド32と、ユーザにより操
作されるマウス34と、識別子(ID)を格納したID
カード35とが備えられている。ここで、本例では、情
報処理装置本体31とマウスパッド32から情報処理装
置が構成されており、マウス34は例えばマウスパッド
32の面上に位置させられた状態でユーザによって操作
される。
【0026】また、図6には、上記したマウスパッド3
2とマウス34の構成例を示してあり、本例では、ま
ず、これらの構成について説明する。マウスパッド32
には、搬送波を発信する機能を有した発信部41と、搬
送波を変調する機能を有した変調部42と、搬送波を増
幅する機能を有した増幅器(AMP)43と、電磁誘導
により情報や電力を伝送する機能を有したループアンテ
ナL1と、ループアンテナL1によりマウス34から受
信された情報を復調する機能を有した復調部44と、こ
れら各手段41〜44を制御等する機能を有した制御部
45とが備えられている。
【0027】また、マウスパッド32には、例えば制御
部45により制御されて、マウス34から受信した情報
をケーブル33を介して情報処理装置本体31へ送信す
る機能が備えられており、本例では、こうした機能がマ
ウス34から受信した情報を情報処理装置本体31へ送
信することにより、マウスから受信した情報を情報処理
装置本体へ送信するマウス情報送信手段が構成されてい
る。また、本例のマウスパッド32には、IDカード3
5を認証する機能が備えられており、この機能の詳細に
ついては後述する。
【0028】このような構成により、マウスパッド32
では、例えば外部の電源(例えば100Vの交流電源)
から供給された電力を用いて発信部41により搬送波を
発信し、発信した搬送波を変調部42を介して増幅器4
3により増幅し、増幅した搬送波をループアンテナL1
から磁束として無線送信する。ここで、本例のマウスパ
ッド32では、例えば当該マウスパッド32の面の上方
に向けて搬送波を送信する。また、本例では更に、変調
部42により搬送波を変調することによってマウス34
へ情報を送信することも可能である。なお、マウスパッ
ド32では例えばバッテリ等を内蔵して当該バッテリ等
の電力により搬送波を送信等してもよい。
【0029】本例では、上記したループアンテナL1に
より電力送電用アンテナが構成されており、また、上記
のようにして発信部41等が制御部45により制御され
て例えばマウスパッド32の面上に存在するマウス34
へ搬送波を送信することにより、電力送電用アンテナを
用いてマウスへ電力を送電する送電手段が構成されてい
る。ここで、本例では、後述するようにマウス34では
マウスパッド32から送信された搬送波により動作電力
を得ることが行われる。
【0030】また、マウスパッド32では、例えば後述
するようにしてマウス34から無線送信された情報をル
ープアンテナL1により受信し、受信した情報を復調部
44により復調して、復調した情報を制御部45へ送信
する。本例では、このようなループアンテナL1により
情報受信用アンテナが構成されており、すなわち、本例
では、1つのループアンテナL1が電力送電用アンテナ
及び情報受信用アンテナとして共用されている。なお、
電力送電用アンテナと情報受信用アンテナとが別体で備
えられていてもよい。
【0031】また、本例では、上記のようにして復調部
44が制御部45により制御されてループアンテナL1
を用いてマウス34から送信された情報を受信すること
により、情報受信用アンテナを用いてマウスから送信さ
れた情報を受信する受信手段が構成されている。また、
マウスパッド32では、上記のようにしてマウス34か
ら受信した情報を前記マウス情報送信手段によりケーブ
ル33を介して情報処理装置本体31へ送信することが
行われる。
【0032】一方、マウス34には、上記したマウスパ
ッド32に備えられたループアンテナL1との間で電磁
誘導により情報や電力を伝送する機能を有したループア
ンテナL2と、整流処理を行う機能を有したダイオード
部51と、定電圧化処理を行う機能を有したレギュレー
タ部52と、変調処理を行う機能を有した変調部53
と、復調処理を行う機能を有した復調部54と、IDカ
ード35から識別子を読み取る機能を有したID認識部
55と、これら各手段51〜55を制御等する機能を有
した制御部56とが備えられており、制御部56は例え
ばCPU等を有したICから構成されている。
【0033】また、マウス34にはユーザから情報を受
け付ける情報検出手段が備えられており、本例では、こ
の情報検出手段として、例えば2つのボタンスイッチB
1、B2がマウス34の表面に設けられており、各ボタ
ンスイッチB1、B2がユーザによって押された(クリ
ックされた)ことに基づいて各ボタンスイッチB1、B
2に対応した情報がマウス34からマウスパッド32へ
送信される構成となっている。なお、マウスに設けられ
るボタンスイッチの数としては任意であってよい。
【0034】また、本例のマウス34では、上記した情
報検出手段として上記したボタンスイッチB1、B2と
共に、例えば当該マウス34の移動方向と移動量を検出
する機能が備えられている。この機能は、一例として、
マウス34の裏側に設けられたボールから構成すること
ができ、当該ボールの回転方向や回転量によってマウス
34の移動方向や移動量を検出することができる。本例
ではマウス34がユーザによって移動させられると、そ
の移動方向や移動量の情報がマウス34からマウスパッ
ド32へ送信される構成となっている。
【0035】ここで、本例では、上記のようにマウス3
4に設けられたボタンスイッチB1、B2と、当該マウ
ス34の移動方向や移動量を検出する機能から情報検出
手段を構成したが、例えばペンタッチのように、マウス
パッドが当該マウスパッド上でのマウスの座標位置を検
出すること等により当該マウスの移動方向や移動量を検
出する構成が用いられてもよく、この場合には、マウス
では上記したようなボタンスイッチのみから情報検出手
段が構成されていてもよい。また、情報検出手段の構成
の仕方としては必ずしも本例で示したものに限られず、
要は、ユーザから情報を受け付けることができるもので
あれば、種々な態様で情報検出手段が構成されてもよ
い。
【0036】また、本例のマウス34には、IDカード
35を挿入することが可能なIDカード挿入口C1が設
けられている。なお、このIDカード挿入口C1や上記
したID認識部55の詳細については後述する。
【0037】このような構成により、マウス34では、
例えば当該マウス34がマウスパッド32の面上に位置
させられると、マウスパッド32から送信された搬送波
をループアンテナL2により受信し、受信した搬送波を
ダイオード部51により整流化して、整流化した搬送波
をレギュレータ部52により定電圧化することにより、
動作可能な状態となる。すなわち、マウス34では、こ
のようにして搬送波から抽出した定電圧の電力を制御部
56等へ供給して、こうした電力を用いて各種の動作を
行う。なお、マウス34では、マウスパッド32から受
信した搬送波を復調部54により復調することによって
マウスパッド32から送信された情報を受信することも
可能である。
【0038】本例では、上記したループアンテナL2に
より電力受電用アンテナが構成されており、また、上記
のようにしてダイオード部51等が制御部56により制
御されてループアンテナL2を用いてマウスパッド32
から搬送波により送電された電力を受電することによ
り、電力受電用アンテナを用いて情報処理装置から送電
された電力を受電する受電手段が構成されている。
【0039】また、マウス34では、例えば当該マウス
34がユーザによって移動させられた場合や、上記した
ボタンスイッチB1、B2がユーザによって押された場
合に、制御部56が変調部53を制御することにより、
こうしたユーザの操作に対応した情報をループアンテナ
L2からマウスパッド32へ送信する。本例では、この
ようなループアンテナL2により情報送信用アンテナが
構成されており、すなわち、本例では、1つのループア
ンテナL2が電力受電用アンテナ及び情報送信用アンテ
ナとして共用されている。なお、電力受電用アンテナと
情報送信用アンテナとが別体で備えられていてもよい。
【0040】また、本例では、上記のようにして変調部
53が制御部56により制御されてユーザから受け付け
た情報をループアンテナL2を用いてマウスパッド32
へ送信することにより、ユーザから受け付けた情報を情
報送信用アンテナを用いて情報処理装置へ送信する送信
手段が構成されている。なお、本例では後述するよう
に、この無線送信の機能により識別子の情報を送信する
ことも行われる。
【0041】本例では、以上のようにして、マウスパッ
ド32からマウス34へ電力を送電する一方、マウス3
4がマウスパッド32から受電した電力を用いて動作し
て、ユーザから受け付けた情報をマウスパッド32へ送
信する。また、マウスパッド32では、マウス34から
受信した情報をケーブル33を介して情報処理装置本体
31へ送信する。
【0042】情報処理装置本体31には、例えばCPU
等により情報を演算処理等する機能や、処理した情報を
ディスプレイ画面に表示出力させる機能等が備えられて
いる。また、本例の情報処理装置本体31には、例えば
CPUにより制御されて、上記のようにしてマウスパッ
ド32からケーブル33を介して送信された情報を受信
する機能が備えられており、本例では、こうした機能が
マウスパッド32から送信された情報をケーブル33を
介して受信することにより、マウスパッドから送信され
た情報を受信するマウス情報受信手段が構成されてい
る。
【0043】このような構成により、本例の情報処理装
置本体31では、マウス34によってユーザから受け付
けられた情報をマウスパッド32を介して受信し、受信
した情報に従って、例えばマウス34の移動方向や移動
量の情報であれば画面上のカーソル(ポインタ)の位置
を移動させる処理を行い、また、例えばスイッチボタン
B1、B2が押されたという情報であれば、これにより
指定された各種の処理を行う。なお、本例では情報処理
装置本体31とマウスパッド32とを有線のケーブル3
3を用いて接続した場合を示したが、例えばマウスパッ
ド32が情報を無線により情報処理装置本体31へ送信
する構成が用いられてもよい。
【0044】また、上記したように、本例の情報処理シ
ステムには、IDカード35や当該IDカード35を認
証する機能等が備えられており、これらの構成について
説明する。IDカード35には例えばメモリ34が備え
られており、このメモリ34にはユーザに割り当てられ
たパスワード等といった識別子が格納されている。ま
た、上記したように本例のマウス34にはIDカード挿
入口C1が設けられており、IDカード35は当該ID
カード挿入口C1を介してマウス34に着脱自在な構成
となっている。
【0045】ここで、本例では、好ましい態様として、
識別子を格納したモジュールをカード状のIDカードに
より外部モジュールとして構成したが、モジュールとし
ては、要は、識別子を格納することができる構成であれ
ば、どのような構成が用いられてもよく、例えば当該モ
ジュールがマウスに内蔵されていてもよい。
【0046】マウス34に備えられたID認識部55
は、制御部56により制御されて上記したように当該マ
ウス34に装着されたIDカード35から当該IDカー
ド35のメモリに格納されている識別子を読み取る機能
を有しており、本例では、こうした機能がIDカード3
5から識別子を読み取ることにより、マウスに備えられ
たモジュールから識別子を読み取る識別子受付手段が構
成されている。
【0047】マウス34では、ID認識部55により読
み取られた識別子の情報が制御部56へ送信され、制御
部56が変調部53を制御することにより当該識別子の
情報をループアンテナL2を用いてマウスパッド32へ
送信する。ここで、本例では、IDカード35がマウス
32に装着された状態(スタンバイ状態)で、ユーザに
よって2つのスイッチボタンB1、B2が同時に押され
たことを契機としてマウス34により識別子の情報が送
信される構成が用いられている。なお、マウス34によ
り識別子の情報が送信される契機としては、どのような
構成が用いられてもよく、例えばマウスが情報処理装置
側から要求を受けたことを契機として識別子の情報を送
信するといった構成が用いられてもよい。
【0048】一方、マウスパッド32には、制御部45
により制御されて上記したようにIDカード35を認証
する機能が備えられており、具体的には、マウスパッド
32では上記のようにしてマウス34から送信された識
別子の情報を受信し、受信した識別子の情報を例えば予
め登録された正規の識別子と比較することにより、マウ
ス34に装着されたIDカード35に格納された識別子
が正規のものであるか否かを確認する。本例では、こう
した機能がマウス34から送信された識別子の情報に基
づいて当該マウス34に装着されたIDカード35を認
証することにより、マウスから受信した識別子の情報に
基づいて当該マウスに備えられたモジュールを認証する
認証手段が構成されている。
【0049】そして、マウスパッド32では、例えばマ
ウス34に装着されたIDカード35に格納された識別
子が正規のものであることが認証された場合にのみ当該
マウス34から受信した情報を情報処理装置本体31へ
送信してログイン作業を行うようにすること等により、
正規の識別子が格納されていないIDカード35がマウ
ス34に装着された場合にはユーザによる当該情報処理
システムの利用を制限する。
【0050】このような構成により、本例の情報処理シ
ステムでは、マウス35に装着されたIDカード35に
格納された識別子をマウスパッド32により認証処理
し、当該IDカード35が正規に登録された識別子を格
納したものであることが確認された場合にのみ、ユーザ
に当該情報処理システムを利用させることを行う。
【0051】ここで、本例では、IDカード35を認証
する機能をマウスパッド32に備えたが、例えば情報処
理装置本体31にこうした機能を備えてもよく、この場
合には、情報処理装置本体31ではマウス34からマウ
スパッド32を介して受信した識別子の情報に基づいて
IDカード35を認証することが行われる。また、識別
子としては、例えば各IDカード35に対して固有に割
り当てられるようなものであれば、どのようなものが用
いられてもよく、例えばユーザIDやパスワード等とい
った2種類以上の識別子により認証処理を行う構成が用
いられてもよい。
【0052】以上のように、本例の情報処理システムで
は、情報処理装置(本例では、マウスパッド)とマウス
との間で無線により電力の伝送や情報の通信を行うよう
にしたため、例えばマウスと情報処理装置とが有線のケ
ーブルを介して接続されていなくとも、マウスがユーザ
から受け付けた情報を情報処理装置へ送信することを実
現することができ、更に、例えばマウスに電源として電
池が装着されていなくとも、マウスが動作電力を得て情
報送信等の処理を行うことを実現することができる。
【0053】これにより、本例の情報処理システムで
は、例えばマウスと情報処理装置とがケーブルで接続さ
れていないことから、ユーザはマウスを快適に操作する
ことができ、更に、例えば比較的重量の大きい電池がマ
ウスに装着されていないことから、ユーザが操作するマ
ウスの重さを小さくしてユーザの手にかかる負担を低減
させることができ、また、マウスの電池交換を行う手間
もなくすことができる。このように、本例の情報処理シ
ステムでは、ユーザによるマウスの使い勝手を非常によ
くすることができる。
【0054】また、本例の情報処理システムでは、一例
としてパスワード等といった識別子を格納した外部モジ
ュール(本例では、IDカード)をマウスに着脱自在な
構成で備えて、マウスに装着された外部モジュールに格
納された識別子を情報処理装置により認証するようにし
たため、例えばユーザはキーボードを操作して自己のパ
スワード等を情報処理装置に入力する作業を行わなくと
も、外部モジュールをマウスに装着する等といった簡易
な操作により当該外部モジュールを情報処理装置により
認証させて当該システムを利用することができる。
【0055】これにより、本例の情報処理システムで
は、ユーザは主として自己の識別子を格納した外部モジ
ュールを管理していればよく、例えば自己の識別子を記
憶する作業や上記のように自己の識別子をキー入力する
作業が必ずしも必要ではなくなることから、パスワード
等といった識別子の管理をユーザにとって簡易にするこ
とができる。また、このように外部モジュールを用いた
構成では、正規に登録された識別子が第三者に漏洩して
しまう可能性は低く、また、もしも第三者によって正規
の識別子が知られてしまった場合であっても、当該第三
者が正規の識別子を格納した外部モジュールを所有して
いない限り本例のシステムを利用することができないよ
うな構成とすることにより、システムのセキュリティを
非常に高めることができる。
【0056】なお、例えば識別子を格納したモジュール
をマウスに内蔵した構成を用いた場合にも、上記と同様
に、識別子の入力作業等をなくすことやセキュリティを
高めることを実現することができる。具体的には、例え
ばユーザが会社内の他部門や他事業所等へ行って他人の
パーソナルコンピュータ等を借りる場合であっても、必
ずしもその他人のパスワードを教えてもらう必要はな
く、その他人のパスワードを格納したモジュールやマウ
ス(モジュールが内蔵されている場合)を借りるだけで
よいため、その他人のパスワードの漏洩を防止して、セ
キュリティを確保することができる。
【0057】また、例えばユーザがネットワーク環境を
利用して情報処理の作業を行う場合においても、ユーザ
は必ずしも自己のパスワードをキーボードにより打ち込
む必要はなく、会社内の他部門等へ行くに際して自己の
パスワードを格納したモジュールやマウス(モジュール
が内蔵されている場合)を持ち歩くことにより、ネット
ワークに接続された他人のコンピュータ等を利用して自
己のパーソナルコンピュータやデータベース等に簡易に
アクセスすることを実現することができる。
【0058】なお、例えば識別子を格納したモジュール
をマウスに内蔵した場合には、本例のように情報処理装
置からマウスへ電力を無線で送電する構成を併用すれ
ば、マウスに電池を備えることを不要としてマウスの重
量を軽くすることにより、マウスの持ち運びを容易にし
てユーザの使い勝手を更によくすることができる。
【0059】次に、本発明の第2実施例に係る情報処理
システムを図7を参照して説明する。なお、本例で示す
情報処理システムの構成は上記図3に示した構成と対応
したものであり、本例では更に、識別子を格納した外部
モジュールがシステムに備えられている。
【0060】図7には、本例に係る情報処理システムの
一例を示してあり、この情報処理システムには、例えば
パーソナルコンピュータから構成された情報処理装置本
体61と、マウス63に対して電力を送電するマウスパ
ッド62と、ユーザにより操作されるマウス63と、識
別子を格納したIDカード64とが備えられている。本
例においても、情報処理装置本体61とマウスパッド6
2から情報処理装置が構成されており、マウス63は例
えばマウスパッド62の面上に位置させられた状態でユ
ーザによって操作される。
【0061】本例の情報処理システムは、マウス63か
ら情報送信用アンテナを用いて送信された情報を情報処
理装置本体61により受信するといった点を除いては上
記第1実施例で示した情報処理システムの構成とほぼ同
様の構成であり、本例では、上記第1実施例の図5に示
したシステムの構成と異なる構成についてのみ本例の情
報処理システムの構成例を説明する。本例のシステムで
は、情報処理装置の電力送電用アンテナと情報受信用ア
ンテナとが例えば別個なループアンテナから構成されて
おり、これらのループアンテナがそれぞれマウスパッド
62と情報処理装置本体61に備えられている。
【0062】また、マウスパッド62には電力送電用ア
ンテナを用いてマウス63へ電力を送電する送電手段が
備えられている一方、情報処理装置本体61では情報受
信用アンテナを用いてマウス63から送信された情報を
受信する受信手段が例えばリーダ部Rに備えられてい
る。ここで、送電手段は例えば搬送波をマウス63へ送
信等する機能から構成されており、また、受信手段は例
えばマウス63から受信した情報を復調等する機能から
構成されている。なお、本例のマウスパッド62では例
えばバッテリを内蔵しており、当該バッテリの電力によ
り駆動して搬送波を送信等することを行う。
【0063】また、本例のシステムでは、情報処理装置
本体61とマウスパッド62との間では情報の通信が行
われず、すなわち、マウスパッド62には上記したマウ
ス情報送信手段が備えられてなく、情報処理装置本体6
1には上記したマウス情報受信手段が備えられていな
い。また、情報処理装置本体61とマウスパッド62と
はケーブル等を介して接続されていなくともよい。ま
た、本例のマウス63では、マウスパッド62から送電
された電力を受電して動作を行う一方、ユーザから受け
付けた情報を情報処理装置本体61へ送信する。
【0064】このような構成により、本例の情報処理シ
ステムでは、情報処理装置(本例では、マウスパッド)
からマウスへ電力を送電する一方、マウスがマウスパッ
ドから受電した電力を用いて動作して、ユーザから受け
付けた情報を情報処理装置(本例では、情報処理装置本
体)へ送信する。このように、本例の情報処理システム
においても、上記第1実施例で示したシステムの場合と
同様に、例えばマウスと情報処理装置側とを有線のケー
ブルを用いて接続しなくともよく、また、マウスに電源
として電池を装着しなくてもよいため、マウスを軽くす
ることができる等といったことから、ユーザの使い勝手
をよくすることができる。
【0065】また、本例の情報処理システムでは、例え
ば情報処理装置本体61にIDカード64を認証する機
能を備えて、当該情報処理装置本体61がマウス63に
装着されたIDカード64に格納された識別子の情報を
受信して当該IDカード64を認証するようにすること
により、上記第1実施例の場合と同様に、パスワード等
といった識別子の管理をユーザにとって簡易にすること
ができ、また、システムのセキュリティを高めることが
できる。
【0066】ここで、上記第1実施例及び第2実施例で
は、上記図2や図3に示した情報処理システムの構成に
対応したシステムの構成例を説明したが、例えば上記図
1や図4に示した構成が用いられた場合であっても、上
記第1実施例や第2実施例で示したのと同様な効果を得
ることができる。
【0067】また、本発明の情報処理システムの構成と
しては、必ずしも以上に示したものに限られず、情報処
理装置やマウスの構成としてもどのような構成が用いら
れてもよい。例えば、情報処理装置からマウスへ電力を
無線で送電する一方、マウスが情報処理装置から受電し
た電力を用いて動作して、ユーザから受け付けた情報を
情報処理装置へ無線送信する構成が用いられれば、マウ
スに電池を備える必要をなくすことができ、また、識別
子を格納したモジュールをマウスに備えて、情報処理装
置が当該モジュールを認証する構成が用いられれば、識
別子のセキュリティを確保すること等を実現することが
できる。
【0068】例えば情報処理装置やマウスにおいてアン
テナを用いて電力伝送や情報通信を行う処理や、情報処
理装置本体とマウスパッドとの間で情報を通信する処理
や、情報処理装置においてモジュールを認証する処理
や、マウスにおいてユーザやモジュールから情報を受け
付ける処理は、必ずしもCPU等が制御プログラムを実
行することにより制御されるものでなくともよく、これ
らの処理を実行するための各機能手段が例えば独立した
ハードウエア回路として構成されていてもよい。また、
例えば、マウスに備えられる電力受電用アンテナ、情報
送信用アンテナや、情報処理装置に備えられる電力送電
用アンテナ、情報受信用アンテナとしても、必ずしもル
ープアンテナに限られず、種々なアンテナが用いられて
もよい。
【0069】また、上記した第1実施例及び第2実施例
では、一例として、パーソナルコンピュータから情報処
理装置を構成した場合を示したが、情報処理装置として
は、例えばマウスがユーザから受け付けた情報を当該マ
ウスから受信して、受信した情報に応じてカーソルの移
動等といった処理を行う装置であれば、どのようなもの
に本発明が適用されてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
処理システムによると、情報処理装置が電力送電用のア
ンテナを用いてマウスへ電力を送電する一方、マウスが
受電した電力を用いて動作して、ユーザから受け付けた
情報を情報送信用のアンテナを用いて情報処理装置へ送
信するようにしたため、例えばマウスと情報処理装置と
の間を有線のケーブルで接続しなくとも、また、マウス
に電源として電池を備えなくとも、マウスがユーザから
受け付けた情報を情報処理装置へ送信することができる
ことから、ユーザによるマウスの使い勝手をよくするこ
とができる。
【0071】また、本発明に係る情報処理システムによ
ると、識別子を格納したモジュールをマウスに備え、マ
ウスが当該マウスに備えられたモジュールに格納された
識別子の情報を情報処理装置へ送信して、情報処理装置
が当該識別子に基づいて当該モジュールを認証するよう
にしたため、ユーザによる識別子の管理を簡易にするこ
とや、また、システムのセキュリティを高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムの構成例を示す
図である。
【図2】本発明に係る情報処理システムの構成例を示す
図である。
【図3】本発明に係る情報処理システムの構成例を示す
図である。
【図4】本発明に係る情報処理システムの構成例を示す
図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る情報処理システムの
構成例を示す図である。
【図6】マウスパッドとマウスの構成例を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例に係る情報処理システムの
構成例を示す図である。
【符号の説明】
1・・情報処理装置、 2a〜2d・・マウス、3a〜
3c・・情報処理装置本体、 4a〜4c・・マウスパ
ッド、11a〜11d・・電力送電用アンテナ、 12
a〜12d・・送電手段、13a〜13d・・情報受信
用アンテナ、 14a〜14d・・受信手段、15a〜
15b・・マウス情報送信手段、16a〜16b・・マ
ウス情報受信手段、21a〜21d・・電力受電用アン
テナ、 22a〜22d・・受電手段、23a〜23d
・・情報検出手段、 24a〜24d・・情報送信用ア
ンテナ、25a〜25d・・送信手段、 31、61・
・情報処理装置本体、32、62・・マウスパッド、
33・・ケーブル、 34、63・・マウス、B1、B
2・・ボタンスイッチ、 C1・・IDカード挿入口、
35、64・・IDカード、 41・・発信部、 42
・・変調部、43・・増幅器、 44・・復調部、 4
5・・制御部、L1、L2・・ループアンテナ、 51
・・ダイオード部、52・・レギュレータ部、 53・
・変調部、 54・・復調部、55・・ID認識部、
56・・制御部、 R・・リーダ部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01F 38/14 H01F 23/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置からマウスへ電力を送電す
    る一方、マウスが情報処理装置から受電した電力を用い
    て動作して、ユーザから受け付けた情報を情報処理装置
    へ送信する情報処理システムであって、 マウスには、電力受電用アンテナを用いて情報処理装置
    から送電された電力を受電する受電手段と、 ユーザから情報を受け付ける情報検出手段と、 ユーザから受け付けた情報を情報送信用アンテナを用い
    て情報処理装置へ送信する送信手段と、を備える一方、 情報処理装置には、電力送電用アンテナを用いてマウス
    へ電力を送電する送電手段と、 情報受信用アンテナを用いてマウスから送信された情報
    を受信する受信手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理システムにお
    いて、 情報処理装置は情報処理装置本体と当該情報処理装置本
    体に接続されたマウスパッドから構成され、 送電手段と受信手段をマウスパッドに備えるとともに、 更に、マウスパッドにはマウスから受信した情報を情報
    処理装置本体へ送信するマウス情報送信手段を備える一
    方、 情報処理装置本体にはマウスパッドから送信された情報
    を受信するマウス情報受信手段を備えたことを特徴とす
    る情報処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報処理システムにお
    いて、 情報処理装置は情報処理装置本体とマウスパッドから構
    成され、 情報処理装置本体に受信手段を備える一方、マウスパッ
    ドに送電手段を備えたことを特徴とする情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 マウスがユーザから受け付けた情報を情
    報送信用アンテナを用いて情報処理装置へ送信する情報
    処理システムにおいて、 マウスには、識別子を格納したモジュールと、 当該モジュールから識別子を読み取る識別子受付手段
    と、 識別子受付手段により読み取った識別子の情報を情報送
    信用アンテナを用いて情報処理装置へ送信する送信手段
    と、を備える一方、 情報処理装置には、情報受信用アンテナを用いてマウス
    から送信された識別子の情報を受信する受信手段と、 マウスから受信した識別子の情報に基づいて当該マウス
    に備えられたモジュールを認証する認証手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理システム。
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