JP2006195627A - 無線端末装置の制御方法、無線端末装置、画像データ通信システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触ICカードを用いた無線端末装置の認証処理を、高いセキュリティを維持したままで簡便に行うことが可能な無線端末装置を提供する。
【解決手段】所定の局との間で双方向の無線通信を行う機能及び非接触で近接したICカードとの間で双方向の非接触通信を行うリーダ/ライタ機能を有する無線端末装置において、無線通信を行う度に発行される通信IDを非接触通信により送信し、当該送信された通信IDを用いた無線通信が終了した後、該通信IDを消去する。
【選択図】図1
【解決手段】所定の局との間で双方向の無線通信を行う機能及び非接触で近接したICカードとの間で双方向の非接触通信を行うリーダ/ライタ機能を有する無線端末装置において、無線通信を行う度に発行される通信IDを非接触通信により送信し、当該送信された通信IDを用いた無線通信が終了した後、該通信IDを消去する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線端末装置の制御方法、無線端末装置、画像データ通信システム及びプログラムに関する。
無線LANシステムの高速化、低価格化に伴い、その需要が著しく増加してきている。BluetoothやIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11に加え、最近では、IEEE802.15.3に代表されるように、20Mbpsを越える高速の近距離無線パーソナル・エリア・ネットワークの標準化活動が積極的に行われている。
例えばUWB(Ultra Wide Band:ウルトラワイドバンド)伝送方式では、数100ピコ秒程度の非常に短い周期のインパルス信号列を用いて情報信号を構成して、この信号列の送受信を行う。その占有帯域幅は、GHzオーダの超広帯域なものとなっており、他の方式の通信システムとの共存が比較的容易となっている(例えば、特許文献1参照)。
近距離無線パーソナル・エリア・ネットワークを使用したシステムの一例としては、カメラ付き携帯電話機に無線LANによる通信を行う通信手段を設け、撮像により画像データを取得したユーザが、カメラ付き携帯電話機を持って無線LAN通信装置の通信可能エリア内に入ると、画像データが無線LAN通信装置に送信され、写真店の画像サーバに保管されるネットワークプリントシステムがある(例えば、特許文献2)。
ところで、UWBやBluetoothなどの近距離無線通信システムでは、周囲に存在する機器を発見するための問い合わせメッセージは通信可能範囲(例えば10メートルから100メートル)にある全ての機器が対象となる。そのため、周囲に多くの通信可能な機器が存在する場合には膨大な数の応答メッセージを受信することになる。通常、それらの応答メッセージに含まれる機器の情報を、ディスプレイなどに表示することによって提示し、ユーザが所望の機器を選択するという操作手順を必要とするが、周囲に多くの機器が存在する場合、ユーザはその選択操作に非常に多くの時間を費やし、使い勝手が悪くなってしまうという問題があり、ユーザに過度の負担を強いる可能性があった。
このような課題に対して、画像送信装置及び画像受信装置による画像送受信を行う前に、非接触ICカードの一形態である非接触IDタグによって認証処理を行うようにする画像通信システムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に記載された画像通信システムでは、機種又は利用者の管理を非接触IDタグで行っているため、複雑な操作なしに、画像補正データベースを適切に利用することができ、さらに複数人でプリント端末を利用した場合等に、完成したプリントを取り違えることがなくなり、また、先客がプリント中でも並んで待つ必要がなくなるものである。
一方、非接触ICカードを利用して、近距離でのデータ通信を行うことは各種実用化されている。例えば、鉄道等の乗車券として非接触ICカードを使用する「Suica」や「ICOCA」が実用化されている。具体的には、改札口に非接触ICカードのリーダ/ライタを設置し、改札口を通過するときに、非接触ICカードをリーダ/ライタに近接させて、非接触ICカードに記憶されたデータを読み出して認証処理などを行うことが行われている。上述した乗車券以外でも、「FeliCa」や「Edy」に代表される電子マネー用のカード、社員証などの個人認証用のカードなどに、非接触ICカードが使われつつある。(例えば、非特許文献1参照)。
このような非接触ICカードとしては、バッテリを内蔵するタイプと、バッテリを内蔵しないタイプがあるが、取り扱いの容易性や寿命などの点から、バッテリを内蔵しないタイプが普及しつつある。バッテリを内蔵しない非接触ICカードの場合には、リーダ/ライタ側から電力波を送り、ICカード側のアンテナでその電力波を受信して、ICカード内のコンデンサに蓄えて、ICカードの駆動電力として利用するものである。従って、ICカードはリーダ/ライタに非常に近接させる必要がある。なお、非接触ICカードは必ずしもカード型の形状である必要はないが、本明細書では、この種の非接触で近距離通信を行う構成のものを、非接触ICカードあるいはICカードと称する。
特開2003−143644号公報
特開2003−281028号公報
特開2004−215090号公報
日経エレクトロニクス、no.878、102〜119頁、日経BP社、2004年7月19日発行
しかしながら、特許文献3に記載の画像通信システムにおいては、画像送信装置を認証するための認証情報(以下、通信IDともいう)は、非接触IDタグに予め記憶されたものを常時使用しており、悪意を有する者が非接触IDタグから通信IDを搾取すると、通信の秘匿が担保できなくなる可能性がある。特に、双方向の無線通信機能を有する撮像装置や携帯電話機は持ち出して使うことが多いため、テーブルの上に置き忘れたり、画像受信装置に置き忘れたりすることがしばしばあり、通信IDが他者に悪用されないようにする必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、非接触ICカードを用いた無線端末装置の認証処理を、高いセキュリティを維持したままで簡便に行うことが可能な無線端末装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
請求項1に係る発明は、所定の局との間で双方向の無線通信を行う機能及び非接触で近接したICカードとの間で双方向の非接触通信を行うリーダ/ライタ機能を有する無線端末装置の制御方法であって、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行工程と、
前記通信ID発行工程で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信する通信ID非接触送信工程と、
前記通信ID非接触送信工程で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行う無線通信工程と、
前記無線通信工程終了後、前記通信ID発行工程で発行された通信IDを消去する通信ID消去工程とを含むことを特徴とする無線端末装置の制御方法である。
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行工程と、
前記通信ID発行工程で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信する通信ID非接触送信工程と、
前記通信ID非接触送信工程で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行う無線通信工程と、
前記無線通信工程終了後、前記通信ID発行工程で発行された通信IDを消去する通信ID消去工程とを含むことを特徴とする無線端末装置の制御方法である。
請求項2に係る発明は、前記通信ID発行工程は一定時間毎に実行されることを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置の制御方法である。
請求項3に係る発明は、無線通信手段を有し、所定の局との間で双方向の無線通信を行う無線端末装置において、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード手段に非接触通信により送信するリーダ/ライタ手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを消去する通信ID消去手段とを有し、
前記無線通信手段は、前記リーダ/ライタ手段で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行い、
前記通信ID消去手段は、前記無線通信手段による他の無線端末装置との無線通信が終了した後、通信IDを消去することを特徴とする無線端末装置である。
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード手段に非接触通信により送信するリーダ/ライタ手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを消去する通信ID消去手段とを有し、
前記無線通信手段は、前記リーダ/ライタ手段で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行い、
前記通信ID消去手段は、前記無線通信手段による他の無線端末装置との無線通信が終了した後、通信IDを消去することを特徴とする無線端末装置である。
請求項4に係る発明は、前記通信ID発行手段は、一定時間毎に通信IDを発行することを特徴とする請求項3に記載の無線端末装置である。
請求項5に係る発明は、所定の局との間で双方向の無線通信を行う第1の無線通信手段及び非接触で近接したICカード手段との間で双方向の非接触通信を行うリーダ/ライタ手段を有する受付端末装置と、
被写体を撮像して画像データに光電変換して取り込む撮像手段、前記撮像手段で取り込まれた画像データを記憶する画像データ記憶手段、所定の局との間で双方向の無線通信を行う第2の無線通信手段及び非接触で近接したリーダ/ライタ手段との間で双方向の非接触通信を行うICカード手段とを有する撮像装置とを含む画像データ通信システムであって、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを消去する通信ID消去手段とを有し、
前記リーダ/ライタ手段は、前記通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード手段に非接触通信により送信し、
前記第2の無線通信手段は、前記リーダ/ライタ手段で送信された通信IDを用いて前記第1の無線通信手段に対して無線通信により画像データを送信し、
通信ID消去手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との無線通信が終了した後、通信IDを消去することを特徴とする画像データ通信システムである。
被写体を撮像して画像データに光電変換して取り込む撮像手段、前記撮像手段で取り込まれた画像データを記憶する画像データ記憶手段、所定の局との間で双方向の無線通信を行う第2の無線通信手段及び非接触で近接したリーダ/ライタ手段との間で双方向の非接触通信を行うICカード手段とを有する撮像装置とを含む画像データ通信システムであって、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを消去する通信ID消去手段とを有し、
前記リーダ/ライタ手段は、前記通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード手段に非接触通信により送信し、
前記第2の無線通信手段は、前記リーダ/ライタ手段で送信された通信IDを用いて前記第1の無線通信手段に対して無線通信により画像データを送信し、
通信ID消去手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との無線通信が終了した後、通信IDを消去することを特徴とする画像データ通信システムである。
請求項6に係る発明は、コンピュータに、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行工程、
前記通信ID発行工程で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信する通信ID非接触送信工程、
前記通信ID非接触送信工程で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行う無線通信工程、及び
前記無線通信工程終了後、前記通信ID発行工程で発行された通信IDを消去する通信ID消去工程を実行させることを特徴とするプログラムである。
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行工程、
前記通信ID発行工程で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信する通信ID非接触送信工程、
前記通信ID非接触送信工程で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行う無線通信工程、及び
前記無線通信工程終了後、前記通信ID発行工程で発行された通信IDを消去する通信ID消去工程を実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項7に係る発明は、前記コンピュータに、
一定時間毎に前記通信ID発行工程を実行させることを特徴とする請求項6に記載のプログラムである。
一定時間毎に前記通信ID発行工程を実行させることを特徴とする請求項6に記載のプログラムである。
請求項1、請求項3及び請求項6に記載の発明によれば、無線通信を行う度に発行される通信IDを非接触通信により送信し、当該送信された通信IDを用いた無線通信が終了した後、該通信ID消去するので、通信IDを悪用したなりすまし行為を防止することができ、高いセキュリティを維持したままで無線通信の認証処理を簡便に行うことが可能となる。
請求項2、請求項4及び請求項7に記載の発明によれば、一定時間毎に通信IDが発行され、当該一定時間毎に発行される通信IDを用いた無線通信が行われるので、無線通信中に通信IDが漏洩しても、継続的に通信内容の傍受は不可能となるので、高いセキュリティを維持することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、無線通信を行う度に通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信し、送信された通信IDを用いた無線通信が終了した後、該通信IDを消去するので、通信IDを悪用したなりすまし行為を防止することができ、高いセキュリティを維持したままで画像データを送受信するための無線通信の認証処理を簡便に行うことが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る無線端末装置が適用された無線通信システムの第1の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る無線端末装置が適用された無線通信システムの機能的構成を概念的に示すブロック図である。
本発明に係る無線端末装置が適用された無線通信システムの第1の実施の形態は、受付端末装置の通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接した携帯端末装置のICカードに非接触通信により送信し、さらに携帯端末装置から撮像装置に無線通信により送信し、該送信された通信IDを用いて受付端末装置と撮像装置との間で無線通信を行うことにより、ICカード機能を持たない撮像装置に対して、無線通信を行う機能及びICカード機能を有する携帯端末装置を経由して、受付端末装置で発行された通信IDを送信する画像データ通信システムである。
本実施の形態に係る無線通信システムは、受付端末10と、携帯電話機20と、デジタルカメラ30とからなり、受付端末10とデジタルカメラ30並びに携帯電話機20とデジタルカメラ30は、無線通信媒体R1並びにR2を介して互いに無線通信することができる。また、受付端末10と携帯電話機20とは、非接触通信媒体Fを介して互いに非接触通信することができる。
なお、無線通信及び非接触通信ともに、所定の局との間で双方向の無線通信を行うものであるが、本発明においては、例えば非接触で近接したリーダ/ライタとICカードとの間で行われる近距離に限定された無線通信のことを非接触通信といい、非接触通信以外の無線通信のことを単に無線通信ということにする。
本発明に係る無線端末装置及び受付端末装置として機能する受付端末10は、制御部101、操作表示部102、記憶部103、通信部104、無線通信部105、リーダ/ライタ107等からなり、バス108を介して接続されている。受付端末10は主として、デジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話機等の撮像装置で撮影された画像データを、通信媒体や記憶媒体を介して読み出して表示するとともに、該画像データに対するプリント注文や送付宛先を受け付け、画像データ及びプリント注文をネットワークNを介して図示しない画像サーバや送付宛先等に転送する機能を有する。
受付端末10の制御部101は、図示しないCPU(中央処理装置)及びワークメモリ等から構成され、記憶部103に記憶されているプログラムをワークメモリに読み出し、当該プログラムに従って受付端末10の各部を集中制御する。
受付端末10の操作表示部102は、透明電極が格子状に配置された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルと各種操作ボタンとから構成され、読み出された画像データを表示し、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行ったり、ユーザから各種の操作を受け付ける機能を有し、手指や専用のタッチペン等で押された力点のXY座標やボタン操作を検出し、操作信号として制御部101に出力する。
受付端末10の記憶部103は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−OnlyMemory)等の不揮発性の半導体メモリと、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの揮発メモリにより構成され、不揮発メモリには受付端末10で実行可能な各種プログラムや機能に応じた設定内容などを、揮発メモリには通信部104や無線通信部105が受信した画像ファイルなどを記憶する。
記憶媒体であるリムーバブルメモリ103aは、受付端末10や携帯電話機20等に対して着脱可能なメモリであり、例えばフラッシュメモリ等の着脱自在のカード形状若しくはスティック形状の半導体メモリ等が適用され、画像ファイルを含む各種データを記憶する。リムーバブルメモリ103aに記憶された画像データは、公知の画像ファイルフォーマットで記憶されており、リムーバブルメモリ103aが受付端末10に装着されることによって読み出される。なお、リムーバブルメモリ103aを受付端末10に装着することで画像データの読み出を行う場合、無線通信を使用していないので、画像データは認証手順や符号化手順を経ることなく読み出され、高速な画像データの読み出が可能となる。
受付端末10の通信部104は、LAN等の通信媒体であるネットワークNに接続されており、ネットワークNに接続された図示しない画像サーバやプリント装置等と、1種類以上のネットワークプロトコルを使用して、画像ファイル及びプリント注文を含む各種データを送受信する機能を有する。
第1の無線通信手段として機能する受付端末10の無線通信部105は、無線信号R1を介して、無線通信機能を有する携帯電話機20やデジタルカメラ30、PDA(Personal Digital Assistant)等と、1種類以上の無線ネットワークプロトコルを使用して、通信部104と同様の、画像ファイル及び各種制御データを含む各種データを送受信する機能を有する。
なお、無線通信の方式及び手順は特に制限はなく、例えばW−CDMA方式、cdma2000方式、SS(Spread Spectrum)、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式、WirelessUSBとも呼ばれるUWB伝送方式、Bluetooth、Wi−Fi (Wireless Fidelity)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b等が用いられる。また、無線通信部105は、アンテナ106を具備している。
リーダ/ライタ手段として機能するリーダ/ライタ107は、図示しない送信アンテナを備えた送信部及び受信アンテナを備えた受信部等からなり、後述するICカードが近接したときに双方向の非接触通信を行い、ICカードに書き込まれた情報を読み取り、ICカードに情報を書き込む。リーダ/ライタ107は、キャリア信号を送信部で変調させて電力用電波信号として送信し、1cmから30cm程度の所定の領域に電波エリアを形成する。その後、送信すべきデータ信号を電力用電波信号に重畳するように送信部で変調させて送信する。ICカードから送信された電波信号については、これを受信アンテナで受信し、受信部で復調させて各種情報として処理するようになっている。なお、非接触通信の方式及び手順は特に制限はなく、例えば、ISO/IEC14443 TypeA/TypeB規格に準拠した方式や、FeliCa、NFC(Near Field Communication)等が用いられる。
携帯端末装置として機能する携帯電話機20は、制御部201、操作部202、表示部203、記憶部204、移動体通信部205、無線通信部206、リーダ/ライタ208、ICカード209、有線通信部210等からなり、バス211を介して接続されている。携帯電話機20は主として、受付端末10とデジタルカメラ30とが無線通信を開始するのに必要な手続を仲介するとともに、受付端末10で実行されたプリントや画像データ転送の料金を支払う機能を有する。
携帯電話機20の制御部201は、受付端末10の制御部101と同様の構成で、携帯電話機20の各部を集中制御する。
操作部202は、各種操作ボタンを備えており、携帯電話機能における各種操作、各種設定メニューの表示及びセット等のボタン操作を検出して、操作信号として制御部201に出力する。操作部202は、受付端末10の表示操作部102と同様に、透明電極が格子状に配置された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルにより構成し、表示部203と機能を兼用することも可能である。この場合は、手指や専用のタッチペン等で押された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部201に出力する。
表示部203は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、制御部201から入力される表示信号に従って画面上に、無線通信部206や移動体通話部205を介して入力された画像の表示や、携帯電話機20の各種設定や状態表示を行う。
携帯電話機20の記憶部204は、受付端末10の記憶部103と同様に、携帯電話機20で実行可能な各種プログラムや機能に応じた設定内容などを記憶する。
移動体通信部205は、いわゆる携帯電話機としての機能を実現するもので、図示しないASIC(Application Specific Integrated Circuit)やメモリ等から構成され、移動体通信網Mを介して、他の携帯電話機や情報処理装置と信号化された音声や画像データの送受信を行うとともに、通話を行うための音声の信号化及び信号化された音声の解読を行う。
携帯電話機20の無線通信部206は、受付端末10の無線通信部105と同様に、アンテナ207を具備しており、無線信号R2を介して、無線通信機能を有する受付端末10やデジタルカメラ30、他の携帯電話機、PDA等と、1種類以上の無線ネットワークプロトコルを使用して、画像ファイル及び各種制御データを含む各種データを送受信する機能を有する。
リーダ/ライタ208は、受付端末10のリーダ/ライタ107と同様の構成で、ICカード209に書き込まれた情報を読み取り、ICカード209に情報を書き込む。
ICカード手段として機能するICカード209は、図示しないアンテナ、共振コンデンサ、変復調回路、整流・平滑回路、記憶素子等で構成されており、近接するリーダ/ライタ手段と双方向の非接触通信を行い、ICカードに書き込まれた情報が読み取られ、書き込まれる。アンテナは、共振コンデンサと接続されて共振回路を構成し、リーダ/ライタ手段から所定の高周波数の電力用電波信号が送信されてくると、これを受信して整流・平滑回路に供給する。整流・平滑回路は、動作用電源回路を構成するもので、共振回路から送信されてきた電力用電波信号を整流し、平滑化して一定電圧の直流電力(動作用電力)にして受信したデータを記憶素子に書き込んだり、記憶素子からデータを読み出して変復調回路により変調し、アンテナから電波信号として送信したりする。
有線通信部210は、USB(Universal Serial Bus)やLAN等の通信媒体に接続されており、通信媒体に接続されたデジタルカメラ30や図示しない画像サーバやプリント装置等と、1種類以上のネットワークプロトコルを使用して、画像ファイル及びプリント注文を含む各種データを送受信する機能を有する。
本発明に係る他の無線端末装置及び撮像装置として機能するデジタルカメラ30は、主として被写体を撮影して画像データを画像ファイル形式で記録する機能を有する。デジタルカメラ30は、制御部301、操作部302、表示部303、記憶部304、撮像部305、画像処理部306、無線通信部307、有線通信部309等からなり、バス310を介して接続されている。
制御部301は、受付端末10の制御部101及び携帯電話機20の制御部201と同様の構成で、デジタルカメラ30の各部を集中制御する。
操作部302は、携帯電話機20の操作部302と同様の構成で、各種操作、各種設定メニューの表示及びセット等のボタン操作を検出して、操作信号として制御部301に出力する。
表示部303は、携帯電話機20の表示部203と同様の構成で、制御部301から入力される表示信号に従って画面上に、撮像部305から出力された画像の表示や、デジタルカメラ30の各種設定や状態表示を行う。
デジタルカメラ30の記憶部304は、受付端末10の記憶部103及び携帯電話機20の記憶部204と同様に、デジタルカメラ30で実行可能な各種プログラムや機能に応じた設定内容などを記憶する。
リムーバブルメモリ304aは、リムーバブルメモリ103aと同様に受付端末10やデジタルカメラ30等に対して着脱可能なメモリであり、撮像部305から出力された画像データが、公知の画像ファイルフォーマットで記憶される。
撮像部305は、図示しない撮影レンズ、エレクトロフラッシュ、及びCCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子からなり、被写体の光学像をCCDの各画素で光電変換された電荷信号をA/D(アナログ/デジタル)変換して、10ビットのデジタル信号からなる画像データとして出力する。
画像処理部306は、図示しないASIC等から構成され、撮像部305から出力された画像データに対して、黒レベル補正、γ補正、ホワイトバランス補正等の公知の画像処理を行う。
第2の無線通信手段として機能するデジタルカメラ30の無線通信部307は、受付端末10の無線通信部105及び携帯電話機20の無線通信部206と同様に、アンテナ308を具備しており、無線信号R1を介して、受付端末10や他のデジタルカメラ等と画像ファイル及び各種制御データを含む各種データを送受信する機能を有する。
有線通信部309は、携帯電話機20の有線通信部210と同様の構成で、通信媒体に接続された携帯電話機20や図示しない画像サーバやプリント装置等と画像ファイル及びプリント注文を含む各種データを送受信する機能を有する。
図2は、図1に示した無線通信システムを構成する受付端末10、携帯電話機20及びデジタルカメラ30の外観を模式的に示す斜視図である。図1に示したものと同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
受付端末10は、タッチパネル11、クレードル12、メモリカードスロット13、ICカード読み取り部14等を備え、これらは筐体15に保持されている。
タッチパネル11は、図1の操作表示部102の一部を構成する。タッチパネル11は、読み出された画像データを表示し、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行ったり、ユーザから各種の操作入力を受け付ける。
クレードル12は、デジタルカメラ30等の端末装置を載置する載置台であり、載置された端末装置が落ちたりずれたりしないように、表面には滑り止め加工がされている。また、クレードル12を構成する壁面には図1のアンテナ106が内蔵され、デジタルカメラ30との無線通信を可能としている。なお、より確実な無線通信を行うためには、クレードル12に蓋体を設け、蓋体にもアンテナ106を内蔵することが好ましい。
メモリスロット13は、図1のリムーバブルメモリ103aとのインタフェースとして機能し、マルチメディアカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)等の図示しないリムーバブルメモリが差し込み可能になっている。
ICカード読み取り部14には、図1のリーダ/ライタ107が内蔵されており、ICカード読み取り部14に近接又は接触したICカードとの非接触通信を可能としている。
携帯電話機20は、ディスプレイ21、操作ボタン22、送話口23、通話スピーカ24、通信コネクタ25等を備え、これらは筐体26に保持されている。
ディスプレイ21は図1の表示部203の一部を構成し、操作ボタン22は図1の操作部202の一部を構成する。送話口23及び通話スピーカ24は、図1の移動体通話部205の一部を構成する。図1の有線通信部210の一部を構成する通信コネクタ25は、図示しない通信ケーブルのコネクタと係合し、電気的接続可能な形状及び回路構成を有している。
図1のICカード209は、筐体26のディスプレイ21や操作ボタン22が設けられた側とは反対側の裏面近傍に内蔵されており、受付端末10でICカードの読み書きを行う際には、携帯電話機20の筐体26裏面側をICカード読み取り部14に接触させるようにする。
デジタルカメラ30は、撮影レンズ31、シャッタボタン32、通信コネクタ33等を備える。
撮影レンズ31は図1の撮像部305の一部を構成し、シャッタボタン32は図1の操作部302の一部を構成する。図1の有線通信部209の一部を構成する通信コネクタ33は、携帯電話機20の通信コネクタ25と同様の構成を有している。
図1に示した受付端末10の制御部101及び記憶部103の詳細について、図3を用いて説明する。図3は、図1の受付端末10の制御部101及び記憶部103の内部構成を示すブロック図である。
制御部101は、通信ID発行手段1011、通信ID消去手段1012、計時タイマ1013、認証手段1014、復号化手段1015としての機能も有し、記憶部103は、通信ID記憶手段1031としての機能も有する。
通信ID発行手段1011は、本発明に係る無線端末装置である受付端末10と他の無線端末装置であるデジタルカメラ30との間で双方向の無線通信を行う際に、受付端末10がデジタルカメラ30を認証するために必要となる通信IDを発行する。通信IDは、受付端末10とデジタルカメラ30との1回の通信にのみ有効で、発行された時点で予め有効期限が定められており、計時タイマ1013の計時に基づいて定期的に発行される。
通信IDは、例えば128bitのデータ長を有する文字列であり、本実施の形態においてはWEPやEAP−MD5 (Extensible Authentication Protocol−Message Digest 5)に代表される暗号化通信のための暗号鍵を兼用している。したがって、通信ID発行手段1011で発行される通信IDは、なりすましや通信データの盗聴、改ざんを防止するために、図示しない乱数発生装置等により規則性を持たないようにされていることが好ましい。また、通信IDには、当該通信IDが発行された時刻と、当該通信IDの有効期限が含まれるようにすることで、通信IDを消去したり、再発行する制御を円滑に行う上で好ましい。
通信ID発行手段1011で発行された通信IDは、記憶部103の通信ID記憶手段1031に記憶され、受付端末10とデジタルカメラ30とが無線通信を行う際の、デジタルカメラ30の認証及びデジタルカメラ30から暗号化されて送信されたデータの復号化等に用いられる。
通信ID消去手段1012は、受付端末10とデジタルカメラ30との無線通信が完了したり、通信IDの有効期限が経過する等により無効となった通信IDを通信ID記憶手段1031から消去する。
計時タイマ1013は、計時開始トリガが入力された時刻を基準とした経過時間を計時する。
認証手段1013は、受付端末10とデジタルカメラ30とが無線通信を開始するときに、デジタルカメラ30を認証する。具体的には、デジタルカメラ30から送信される通信IDが、通信ID記憶手段1031に記憶された有効な通信IDと一致するか否かを判断する。
復号化手段1014は、デジタルカメラ30から暗号化されて送信されたデータを、暗号鍵で復号化する。本実施の形態では、通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDに基づいて、データが復号化される。
図1に示した携帯電話機20の制御部201及び記憶部204の詳細について、図4を用いて説明する。図4は、図1の携帯電話機20の制御部201及び記憶部204の内部構成を示すブロック図である。
携帯電話機20の制御部101は、端末登録手段2011、認証手段2012、暗号化手段2013、復号化手段2014、通信ID消去手段1015としての機能も有し、記憶部204は、通信ID記憶手段1041、既定通信ID記憶手段2042としての機能も有する。
端末登録手段2011は、所定の操作を行うことにより、携帯電話機20と無線通信可能な無線端末装置を登録するものであり、端末登録手段2011で登録された無線端末装置(本実施の形態においてはデジタルカメラ30)との通信IDである既定通信IDは、既定通信ID記憶手段2042に記憶される。なお、既定通信IDは、図3で説明した通信IDと同様の構成であり、無線端末装置の個体を識別できるものであることが好ましい。
認証手段2012は、携帯電話機20と、端末登録手段2011で予め登録された無線端末装置であるデジタルカメラ30とが無線通信を開始するときに、デジタルカメラ30を認証する。具体的には、デジタルカメラ30から送信される既定通信IDが、既定通信ID記憶手段2042に記憶された既定通信IDと一致するか否かを判断する。
暗号化手段2013は、通信ID記憶手段3041に記憶された通信IDを、端末登録手段2011で登録された無線端末装置に無線通信で送信する際に、当該通信IDを暗号鍵で暗号化する。本実施の形態では、既定通信ID記憶手段2042に記憶された既定通信IDを暗号鍵としてデータが暗号化される。
復号化手段2014は、デジタルカメラ30から暗号化されて送信されたデータを、暗号鍵で復号化する。本実施の形態では、既定通信ID記憶手段2042に記憶された既定通信IDを暗号鍵としてデータが復号化される。
記憶部204の通信ID記憶手段2041は、図3の通信ID発行手段1011で発行され、非接触通信により図1に示した携帯電話機20のICカード209に書き込まれ、携帯電話機20のリーダ/ライタ208に読み取られた通信IDを記憶する。
通信ID消去手段2015は、無線通信が完了したり、通信IDの有効期限が経過する等により無効となった通信IDを通信ID記憶手段2041から消去する。
図1に示した携帯電話20のICカード209の詳細について、図5を用いて説明する。図5は、図1に示した携帯電話20のICカード209の内部構成を示すブロック図である。
携帯電話20のICカード209には、エリアファイルと呼ばれる記憶領域が形成されており、例えば電子マネー2091、乗車券2092、無線通信2093の各エリアファイルが形成されている。なお、電子マネー2091、乗車券2092、無線通信2093の各エリアファイルともに、所定の操作によりICカード209に作成される。
電子マネー用エリアファイル2091には、ICカード209を用いて決済するための各種情報が含まれており、例えば利用可能残高、決済履歴等が含まれている。
乗車券用エリアファイル2092には、ICカード209を乗車券として使用するための各種情報が含まれており、例えば定期券として使用可能な乗車区間、乗車駅、下車駅、乗車履歴等が含まれている。
無線通信用エリアファイル2093には、図4に示した端末登録手段2011で登録された無線端末装置が、ICカード209と非接触通信可能な他の無線端末装置と無線通信するための各種情報が含まれており、例えば図3に示した通信ID発行手段1011で発行された通信IDが含まれる。
図1に示したデジタルカメラ30の制御部301及び記憶部304の詳細について、図6を用いて説明する。図6は、図1のデジタルカメラ30の制御部301及び記憶部304の内部構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ30の制御部301は、通信ID消去手段3011、認証手段3012、暗号化手段3013、復号化手段3014としての機能も有し、記憶部304は、通信ID記憶手段3041、既定通信ID記憶手段3042としての機能も有する。
記憶部304の通信ID記憶手段3041は、図3の通信ID発行手段1011で発行され、携帯電話機20から送信されて図1の無線通信部305で受信された通信IDを記憶し、通信ID消去手段3011は、無線通信が完了したり、通信IDの有効期限が経過する等により無効となった通信IDを通信ID記憶手段3041から消去する。
認証手段3012は、第1の無線端末装置である受付端末10と無線通信を開始するときに、受付端末10を認証するとともに、第2の無線端末装置である携帯電話機20と無線通信を開始するときに、携帯電話機20を認証する。具体的には、受付端末10の認証においては、受付端末10から送信される通信IDが、通信ID記憶手段3041に記憶された通信IDと一致するか否かを判断し、携帯電話機20の認証においては、携帯電話機20から送信される既定通信IDが、既定通信ID記憶手段3042に予め記憶された既定通信IDと一致するか否かを判断する。
暗号化手段3013は、データを受付端末10に無線通信で送信する際に、当該データを暗号鍵で暗号化する。本実施の形態では、通信ID記憶手段3041に記憶された通信IDを暗号鍵としてデータが暗号化される。
復号化手段3014は、携帯電話機20から暗号化されて送信された通信IDを、暗号鍵で復号化する。本実施の形態では、既定通信ID記憶手段3042に記憶された既定通信IDを暗号鍵としてデータが復号化される。
次に、図7乃至図13を用いて本発明に係る画像データ通信システムの動作の一例を説明する。
図7は、本発明に係る無線端末装置である受付端末10、携帯電話機20及び本発明に係る他の無線端末装置であるデジタルカメラ30により実行される無線通信処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図7のフローチャートは、受付端末10、携帯電話機20及びデジタルカメラ30の電源は投入された状態であり、ステップS10においては、ユーザが携帯電話機20に対して処理開始を指示する操作を行ってからのものであり、ステップS20以降では、デジタルカメラ30による撮像により画像データが取得された状態で、ユーザが受付端末10に対して処理開始を指示する操作を行ってからのものである。
ステップS10では、携帯電話機20と無線通信可能なデジタルカメラ30の端末登録処理が行われる。
ステップS20では、受付端末10により通信ID発行処理が行われ(通信ID発行工程)、発行された通信IDが携帯電話20に対して非接触通信により送信され(通信ID非接触送信工程)、携帯電話20では、通信ID受付処理が行われる(ステップS21)。
ステップS30では、携帯電話20により、通信ID転送処理が行われ、転送された通信IDがデジタルカメラ30に対して無線通信により送信され(通信ID無線送信工程)、デジタルカメラ30では、通信ID受付処理が行われる(ステップS31)。
ステップS40では、受付端末10とデジタルカメラ30との間で無線通信による画像データ通信処理が行われる(無線通信工程)。具体的には、サムネイル画像データの送受信、本画像データの送受信及びプリントやストレージ等の注文データの送受信である。
ステップS50では、受付端末10、携帯電話機20及びデジタルカメラ30それぞれにおいて、通信ID消去手段1012、2015、3011による通信ID消去処理が行われ(通信ID消去工程)、処理が終了する。
以上、本実施の形態によれば、無線インタフェースを有するデジタルカメラ30に対して、無線通信を行う機能及びICカード機能を有する携帯電話機20を経由して、受付端末10で発行された通信IDを送信することができ、高いセキュリティを維持したままで無線通信の認証処理を簡便に行うことが可能となる。
また、無線インタフェースを有するデジタルカメラ30が複数あっても、携帯電話機20を用いて容易に通信IDを送信することができるので、複数の無線端末装置の認証処理を一括して行うことが可能となり、高いセキュリティを維持したままで無線通信の認証処理を簡便に行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、画像データ通信終了後、無線通信で使用された通信IDが消去されるので、当該通信IDを悪用したなりすまし行為を防止することができ、高いセキュリティを維持することが可能となる。
図7のステップS10における端末登録処理について図8を用いて説明する。図8は、図7のステップS10における端末登録処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS101乃至ステップS105はデジタルカメラ30における処理を、ステップS106乃至ステップS111は携帯電話機20における処理を示す。なお、端末登録処理は、携帯電話機20の有線通信部210とデジタルカメラ30の有線通信部309とがケーブル等により1対1接続された状態で実行される。
ステップS101では、図1に示したデジタルカメラ30の操作部302で所定の操作が行われることにより、端末登録モードが起動される。
ステップS102では、デジタルカメラ30の表示部303にパスワードの入力を促す画面が表示され、デジタルカメラ30の操作部302からパスワードが入力される。なおパスワードの入力は、操作部302からの入力に代えて、予めパスワードが記憶されたメモリカード304aの装着や、パスワードが記録された画像を撮像部305により撮像することによって行われてもよい。
ステップS103では、ステップS102で入力されたパスワードが、デジタルカメラ30の記憶部304に予め記憶されたパスワードと一致するか否かが判断される。パスワードが一致すると判断された場合(ステップS103;YES)、ステップS104の処理が実行され、パスワードが一致しない場合(ステップS103;NO)ステップS105の処理が実行される。
ステップS104では、デジタルカメラ30の既定通信ID記憶手段3042に予め記憶された既定通信IDが、デジタルカメラ30の有線通信部309を介して携帯電話機20に対して送信され、処理を終了する。なお、このとき既定通信IDは有線通信で送信されており、盗聴や改ざんされる可能性が低いので暗号化されていない。
ステップS105では、デジタルカメラ30の表示部303にエラーメッセージ(例えば「処理を中止しました。」)を表示し、処理を終了する。
ステップS106では、図1に示した携帯電話機20の操作部202で所定の操作が行われることにより、端末登録モードが起動される。
ステップS107では、携帯電話機20の表示部203に、携帯電話機20の有線通信部210にデジタルカメラ30を有線接続することを促すメッセージ(例えば「登録する端末を接続してください」)を表示した状態で待機し、有線通信部210が端末装置の接続を確認したらステップS108の処理が実行される。
ステップS108では、ステップS104でデジタルカメラ30から送信された既定通信IDが有線通信部210により受信される。
ステップS109では、ステップS108で受信された既定通信IDを他の無線端末装置に送信するときに必要となるパスワードの入力を促す画面が表示され、携帯電話機20の操作部202からパスワードが入力される。
ステップS110では、図4に示した既定通信ID記憶手段2041に、ステップS108で受信された既定通信IDが、ステップS109で入力されたパスワードと対応付けて記憶される。
ステップS111では、図5に示した携帯電話機20のICカード209に無線通信用エリアファイル2093が作成され、処理が終了する。
以上、本実施の形態によれば、予め携帯電話機20と無線通信可能なデジタルカメラ30の端末登録処理が行われるので、所望の無線端末装置のみに対して通信IDを送信でき、他の無線端末装置に通信IDが漏洩することがない。
なお、本実施の形態において端末登録モードの起動は、デジタルカメラ30の操作部302及び携帯電話機20の操作部202における所定の操作により実行されているが、例えば図示しない端末登録専用装置にデジタルカメラ30及び携帯電話機20を装着することにより自動的に起動するようにしてもよい。
図7のステップS20における通信ID発行処理及びステップS21における通信ID受付処理について図9を用いて説明する。図9は、図7のステップS20における通信ID発行処理及びステップS21における通信ID受付処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS201乃至ステップS210は受付端末10における通信ID発行処理を、ステップS211乃至ステップS213は携帯電話機20における通信ID受付処理を示す。
ステップS201では、図1に示した受付端末10の操作部表示102で所定の操作が行われることにより、通信ID発行処理が開始される。
ステップS202では、受付端末10のリーダ/ライタ107が起動される。
ステップS203では、図2に示したICカード読み取り部14に、予め図8に示した端末登録処理を完了した携帯電話機20の近接することを促す画面が操作表示部102に表示される。
ステップS204では、リーダ/ライタ107が、ICカードの近接が検知されるまで待機し、ICカードの近接を検知した場合(ステップS204;YES)、ステップS205の処理が実行される。
ステップS205では、ステップS205で起動されたリーダ/ライタ107とステップS204で近接が検知されたICカードとの間で非接触通信が行われ、ICカードにおけるエリアファイルの探索が行われる。具体的には、リーダ/ライタ107がエリアファイル送信要求を重畳した電力用電波信号をICカードに対して送信し、ICカードから送信される情報を受信する。
ステップS206では、ステップS205で探索したエリアファイルに、図5に示したような無線通信用エリアファイル2093が含まれるか否かが判断される。無線通信用エリアファイルが含まれると判断された場合(ステップS206;YES)、ステップS207の処理が実行され、無線通信用エリアファイルが含まれない場合(ステップS206;NO)、ステップS210の処理が実行される。
ステップS207では、受付端末10の通信ID発行手段1011により通信IDが発行される(通信ID発行工程)。
ステップS208では、受付端末10の計時タイマ1013において、タイマカウントのリセットが行われ、計時が開始される。
ステップS209では、ステップS207で発行された通信IDが、受付端末10のリーダ/ライタ107により携帯電話機20のICカード209の無線通信用エリアファイル2093に非接触通信により送信され(通信ID非接触送信工程)、書き込まれるとともに、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶され、処理が終了する。
ステップS210では、受付端末10の操作表示部102にエラーメッセージ(例えば「カメラのIDが登録されていません。」)を表示し、処理を終了する。
ステップS211では、ユーザにより携帯電話機20のICカード209が、受付端末10のICカード読み取り部14に近づけられる。
ステップS212では、非接触通信により、受付端末10のリーダ/ライタ107から送信された電力用電波信号が電流に変換されてICカード209の各部を駆動することで、携帯電話機20のICカード209に予め記憶されたエリアファイルが受付端末10に対して送信される。
ステップS213では、ステップS209で受付端末10のリーダ/ライタ107から非接触通信により送信された通信IDが、ICカード209の無線通信用エリアファイル2093に書き込まれ、処理を終了する。
以上、本実施の形態によれば、受付端末10の通信ID発行手段1011で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード209に非接触通信で送信するので、高いセキュリティを維持したままで通信IDを携帯電話機20に送信することが可能となる。
図7のステップS30における通信ID転送処理及びステップS31における通信ID受付処理について図10を用いて説明する。図10は、図7のステップS30における通信ID転送処理及びステップS31における通信ID受付処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS301乃至ステップS308は携帯電話機20における通信ID転送処理を、ステップS309乃至ステップS313はデジタルカメラ30における通信ID受付処理を示す。また、携帯電話機20とデジタルカメラ30との通信は、無線通信媒体R2を介して行われる。
ステップS301では、携帯電話機20のリーダ/ライタ208により、ICカード209の無線通信用エリアファイル2093の書き換えがあったことを検知するまで、すなわち図9のステップS213において通信IDが書き込まれるまで、携帯電話機20のリーダ/ライタ208の状態検知が行われる。無線通信用エリアファイル2093の書き換えがあった場合(ステップS301;YES)、ステップS302の処理が実行される。
ステップS302では、携帯電話機20の表示部203にパスワードの入力を促す画面が表示され、携帯電話機20の操作部202からパスワードが入力される。なおパスワードの入力は、操作部202からの入力に代えて、パスワード音声が移動体通話部205から入力されたり、パスワードが記録された画像を図示しない撮像部により撮像することによって行われてもよい。
ステップS303では、ステップS302で入力されたパスワードが、図8のステップS110で既定通信IDと対応付けて携帯電話機20の既定通信ID記憶手段2042に記憶されたパスワードと一致するか否かが判断される。パスワードが一致すると判断された場合(ステップS303;YES)、ステップS304の処理が実行され、パスワードが一致しない場合(ステップS303;NO)ステップS308の処理が実行される。
ステップS304では、デジタルカメラ30との無線通信が開始される。具体的には、デジタルカメラ30に対して無線通信部206を介して無線通信開始要求の信号が送信される。
ステップS305では、デジタルカメラ30から送信された既定通信ID送信要求に対応して、携帯電話機20の既定通信ID記憶手段2041に記憶された既定通信IDが、デジタルカメラ30に対して無線通信部206を介して送信される。
ステップS306では、デジタルカメラ30から送信された通信ID送信要求に対応して、図9のステップS213においてICカード209の無線通信用エリアファイル2093に書き込まれた通信IDが、携帯電話機20のリーダ/ライタ208により読み出される。
ステップS307では、ステップS307で読み出された通信IDが、携帯電話機20の暗号化手段2013により暗号化されたのち、デジタルカメラ30に対して無線通信部206を介して送信され(通信ID無線送信工程)、処理を終了する。
ステップS309では、デジタルカメラ30の無線通信部308が、ステップS304で携帯電話機20から送信される無線通信開始要求の信号受信を待機する。無線通信部308が無線通信開始要求の信号を受信すると(ステップS309;YES)、ステップS310の処理が実行される。
ステップS310では、デジタルカメラ30の無線通信部308から携帯電話機20に対して、既定通信IDを要求する信号が送信される。
ステップS311では、デジタルカメラ30の認証手段3012により、ステップS305で携帯電話機20から送信された既定通信IDが、デジタルカメラ30の既定通信ID記憶手段3042に予め記憶されたものと一致するか否かが判断される。既定通信IDが一致する場合(ステップS311;YES)、ステップS312の処理が実行され、既定通信IDが一致しない場合(ステップS311;NO)、処理が終了される。必要に応じてエラーメッセージを携帯電話機20に送信し、携帯電話機20の表示部203にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
ステップS312では、デジタルカメラ30の無線通信部308から携帯電話機20に対して、通信IDを要求する信号が送信される。
ステップS313では、ステップS307で暗号化され送信された通信IDが、無線通信部308で受信され、復号化手段3014により復号化されたのち、通信ID記憶手段3041に記憶され(通信ID記憶工程)、処理を終了する。
なお、本実施の形態において無線端末装置の認証は、ステップS311において携帯電話機20の認証を行うのみとしているが、加えて携帯電話機20がデジタルカメラ30を認証する相互認証とすることにより、なりすまし等に対してセキュリティの高いものとすることができる。
図7のステップS40における画像データ通信処理について図11を用いて説明する。図11は、図7のステップS40における画像通信処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS401乃至ステップS406はデジタルカメラ30における処理を、ステップS407乃至ステップS417は受付端末10における処理を示す。また、受付端末10とデジタルカメラ30との通信は、無線通信媒体R1を介して行われる。
ステップS401では、デジタルカメラ30の通信ID記憶手段3042において通信IDの書き換えがあったことを検知するまで、すなわち図10のステップS313において通信IDが書き込まれるまで、デジタルカメラ30の通信ID記憶手段3042の状態検知が行われる。通信ID記憶手段3042の書き換えがあった場合(ステップS401;YES)、ステップS402の処理が実行される。
ステップS402では、受付端末10との無線通信が開始される。具体的には、受付端末10に対して無線通信部307を介して無線通信開始要求の信号が送信される。
ステップS403では、受付端末10から送信された通信ID送信要求に対応して、デジタルカメラ30の通信ID記憶手段3041に記憶された通信IDが、受付端末10に対して無線通信部307を介して送信される。
ステップS404では、デジタルカメラ30の記憶部304又はメモリカード304aに記憶された画像データのうち、サムネイル画像データが読み出され、暗号化手段3013により暗号化されたのち、受付端末10に対して無線通信部307を介して送信される。なお、サムネイル画像データとは、デジタルカメラ30の撮像部305で撮像された画像データ(以下、本画像データという)のデータ容量を縮小するために、画像サイズを正規サイズ(例えば1800×1200画素)を、縮小サイズ(例えば320×240画素)としたり、画像データの不可逆圧縮率を高めた画像データのことである。ステップS404で送信されるサムネイル画像データには予め、当該サムネイル画像データと対応する本画像データを識別する識別情報(例えば、画像ファイル名)が付与されている。
ステップS405では、デジタルカメラ30の記憶部304又はメモリカード304aに記憶された画像データのうち、受付端末10から送信要求のあった本画像データが読み出され、暗号化手段3013により暗号化されたのち、受付端末10に対して無線通信部307を介して送信される。
ステップS406では、全ての本画像の送信が終了したことを通知する終了信号が受付端末10に送信され、処理が終了する。
ステップS407では、受付端末10の無線通信部105が、ステップS402でデジタルカメラ30から送信される無線通信開始要求の信号受信を待機する。無線通信部105が無線通信開始要求の信号を受信すると(ステップS407;YES)、ステップS408の処理が実行される。
ステップS408では、受付端末10の無線通信部105からデジタルカメラ30に対して、通信IDを要求する信号が送信される。
ステップS409では、受付端末10の認証手段1014により、ステップS403でデジタルカメラ30から送信された通信IDが、図9のステップS209で受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶されたものと一致するか否かが判断される。通信IDが一致する場合(ステップS409;YES)、ステップS410の処理が実行され、通信IDが一致しない場合(ステップS409;NO)、処理が終了される。必要に応じてエラーメッセージをデジタルカメラ30に送信し、表示部にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
ステップS410では、受付端末10の無線通信部105からデジタルカメラ30に対して、サムネイル画像データを要求する信号が送信される。
ステップS411では、ステップS404で暗号化され送信されたサムネイル画像データが、無線通信部107で受信され、復号化手段1015により復号化されたのち、受付端末10の操作表示部102にサムネイル画像として表示される。
ステップS412では、ステップS411で操作表示部102に表示されたサムネイル画像の中から、受付端末10に取り込んで、プリントやアップロードしたい画像が選択され、当該選択された画像が操作表示部102から入力される。
ステップS413では、ステップS412で選択された画像と対応する本画像データの識別情報が、受付端末10の無線通信部105からデジタルカメラ30に対して、本画像データを要求する信号として送信される。
ステップS414では、ステップS405で暗号化され送信された本画像データが、無線通信部107で受信され、復号化手段1015により復号化されたのち、受付端末10の記憶部103に記憶される。なお、本画像データは、記憶部103に記憶されることなく再び暗号化されて、通信部104からネットワークNを介して、図示しないストレージサーバに転送するようにしてもよい。
ステップS415では、受付端末10の無線通信部105が、ステップS406でデジタルカメラ30から送信される終了信号が受信されたか否かが判断される。終了信号が受信された場合(ステップS415;YES)、処理が終了され、終了信号が受信されない場合(ステップS415;NO)、次の本画像データ受信があると判断されてステップS416の処理が実行される。
ステップS416では、図9のステップS208で計時が開始されたタイマのカウント値が、予め定めた閾値を超えたか否か、すなわち受付端末10の通信ID発行手段1011により通信IDが発行されてから所定時間が経過した否かが判断される。カウント値が予め定めた閾値を超えている場合(ステップS416;YES)、ステップS417の処理が実行され、カウント値が閾値以下の場合(ステップS416;NO)、ステップS414の処理に戻る。
ステップS417では、通信IDの再発行処理が行われる。
本実施の形態によれば、サムネイル画像データを先に受付端末10に送信し、受付端末10で選択された画像に対応する本画像データのみをデジタルカメラ30から受付端末10に送信するようにしたので、ユーザは本画像データが送信される間の待ち時間を節約することができる。
なお、本実施の形態において無線端末装置の認証は、ステップS409においてデジタルカメラ30の認証を行うのみとしているが、加えてデジタルカメラ30が受付端末10を認証する相互認証とすることにより、なりすまし等に対してセキュリティの高いものとすることができる。
図11のステップS411において受付端末10の操作表示部102に表示されるサムネイル画像及びステップS412における画像の選択について、プリント注文を例に、図12を用いて説明する。図12は、受付端末10の操作表示部102に表示される画面の一例を示す模式図である。
プリント注文画面110は、図11のステップS404で送信されたサムネイル画像データに基づく画像を表示するサムネイル画像表示部112、プリントサイズを選択するサイズ選択部113、プリント枚数を指定するプリント枚数入力部113からなる注文画像選択部111と、注文ボタン115と、キャンセルボタン116から構成されている。
プリント注文画面111が表示された状態で、ユーザにより操作表示部102が操作されて、プリントする画像のサムネイル画像表示部112が押下されることで、プリントする画像が選択される。
選択された画像のプリント注文内容が、サイズ選択部113及びプリント枚数入力部114が押下され、操作表示部102の図示しないテンキーによりパラメータの入力が行われる。画像選択とプリント注文内容入力は、プリントする画像の数だけ繰り返され、プリントする全ての画像の選択が完了すると、注文ボタン115が押下され、図11のステップS413の処理が実行される。また、プリントをキャンセルする場合にはキャンセルボタン116が押下され、プリント注文処理は終了される。
なお、本実施の形態ではプリント注文処理を例に説明したが、本画像データをユーザが所望する任意の画像保存サーバにアップロードする場合にも、図12と同様のサムネイル画像が表示されようにし、アップロードする画像の選択は、サムネイル画像表示部112が押下されることで選択されるようにすればよい。
図11のステップS417で実行される通信ID再発行処理について図13を用いて説明する。図13は、図11のステップS417における通信ID再発行処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS601乃至ステップS610は受付端末10における通信ID再発行処理を、ステップS611乃至ステップS614は携帯電話機20における通信ID受付処理を示す。
ステップS601では、受付端末10のリーダ/ライタ107が起動される。
ステップS602では、ステップS601で起動されたリーダ/ライタ107に、図9のID発行処理で使用された携帯電話機20又は予め図8の端末登録処理が行われた携帯電話機20の近接を促す画面が表示される。
ステップS603では、リーダ/ライタ107が、ICカードの近接が検知されるまで待機し、ICカードの近接を検知した場合(ステップS603;YES)、ステップS604の処理が実行される。
ステップS604では、リーダ/ライタ107とステップS603で近接が検知されたICカードとの間で非接触通信が行われ、ICカードにおけるエリアファイルの探索が行われる。
ステップS605では、ステップS604で探索したエリアファイルのうち、無線通信用エリアファイル2093に、図9のステップS213で書き込まれた通信IDがあるか否か、すなわち無線通信用エリアファイル2093に書き込まれた通信IDと受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDとが一致するか否かが判断される。通信IDがある場合(ステップS605;YES)、ステップS606の処理が実行され、通信IDがない場合(ステップS605;NO)、ステップS610の処理が実行される。
ステップS606では、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDが、通信ID消去手段1012により消去される。
ステップS607では、受付端末10の通信ID発行手段1011により新たな通信IDが再発行される。
ステップS608では、受付端末10の計時タイマ1013において、タイマのリセットが行われ、再発行された通信IDの使用時間の計時が開始される。
ステップS609では、ステップS607で発行された通信IDが、受付端末10のリーダ/ライタ107により携帯電話機20のICカード209の無線通信用エリアファイル2093に非接触通信により書き込まれるとともに、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶され、処理が終了する。
ステップS610では、受付端末10の操作表示部102にエラーメッセージ(例えば「処理を中断します。」)を表示し、処理を終了する。
ステップS611では、ユーザにより携帯電話機20のICカード209が、受付端末10のリーダ/ライタ107に近づけられる。
ステップS612では、非接触通信により携帯電話機20のICカード209に予め記憶されたエリアファイルが受付端末10に対して送信される。
ステップS613では、ステップS607で再発行され、ステップS609で受付端末10のリーダ/ライタ107から非接触通信により送信された通信IDが、ICカード209の無線通信用エリアファイル2093に上書きされる。
ステップS614では、携帯電話機20とデジタルカメラ30との間で、図10に示した通信ID転送処理及び通信ID受付処理が実行され、処理を終了する。
このように、一定時間毎に新たな通信IDが再発行されるので、仮に通信IDが盗聴又は盗難されても、当該通信IDを悪用して通信データの盗聴や改ざんを継続することができず、通信データの機密性及び完用性を向上することが可能となる。
なお、本実施の形態において、無線端末装置としてプリント受付端末を例にとり説明したが、無線通信機能を有するプリンタに対しても適用可能である。この場合、図1の受付端末10は、記録材上に画像データに基づく画像を形成する画像形成手段を有し、図11のステップS414で記憶部103に記憶された画像ファイルに基づく画像形成を行う工程(画像形成工程)を有するものである。
本発明に係る無線端末装置が適用された無線通信システムの第2の実施の形態について説明する。
図14は、本発明に係る無線端末装置が適用された第2の実施の形態に係る無線通信システムの機能的構成を概念的に示すブロック図である。なお以下の説明において、図1乃至図13を用いて説明した第1の実施の形態に係る無線通信システムに示したものと同様の構成要素には同符号を付して説明を省略する。
本発明に係る無線端末装置が適用された無線通信システムの第2の実施の形態は、受付端末装置の通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接した撮像装置のICカードに非接触通信により送信し、該送信された通信IDを用いて受付端末装置と撮像装置との間で無線通信を行う画像データ通信システムである。
本実施の形態に係る無線通信システムは、受付端末10と、携帯電話機20とからなり、受付端末10と携帯電話機20は、無線通信媒体R1を介して互いに無線通信することができる。また、受付端末10と携帯電話機20とは、非接触通信媒体Fを介して互いに非接触通信することができる。
本実施の形態において第1の実施の形態と相違する点は、携帯電話機20が撮像部212及び画像処理部213を有しており、本発明に係る他の無線端末装置及び撮像装置として機能する点である。
携帯電話機20の撮像部212で撮像され、出力された画像データは、画像処理部213で画像処理が行われ、記憶部204の所定の領域に公知の画像ファイルフォーマットで記憶される。
次に、本実施の形態に係る画像データ通信システムの動作の一例を説明する。
図15は、本発明に係る無線端末装置である受付端末10及び本発明に係る他の無線端末装置である携帯電話機20により実行される無線通信処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS701乃至ステップS721は受付端末10における処理を、ステップS722乃至ステップS732は携帯電話機20における処理を示す。
ステップS701では、受付端末10の操作部表示102で所定の操作が行われることにより、通信処理が開始される。
ステップS702では、受付端末10のリーダ/ライタ107が起動される。
ステップS703では、受付端末10の操作表示部102に、無線通信したい無線端末装置を受付端末10のICカード読み取り部14に近接することを促す画面が表示される。
ステップS704では、リーダ/ライタ107が、ICカードの近接が検知されるまで待機し、ICカードの近接を検知した場合(ステップS704;YES)、ステップS705の処理が実行される。
ステップS705では、ステップS702で起動されたリーダ/ライタ107とステップS704で近接が検知されたICカードとの間で非接触通信が行われ、ICカードにおけるエリアファイルの探索が行われる。
ステップS706では、ステップS705で探索したエリアファイルに、図5に示したような無線通信用エリアファイル2093が含まれるか否かが判断される。無線通信用エリアファイルが含まれると判断された場合(ステップS706;YES)、ステップS707の処理が実行され、無線通信用エリアファイルが含まれない場合(ステップS706;NO)、エラーメッセージ(例えば「対応していないカメラです。」)が表示され(ステップS720)、処理を終了する。
ステップS707では、受付端末10の通信ID発行手段1011により通信IDが発行される(通信ID発行工程)。
ステップS708では、受付端末10の計時タイマ1013において、タイマのリセットが行われ、計時が開始される。
ステップS709では、ステップS707で発行された通信IDが、受付端末10のリーダ/ライタ107により携帯電話機20のICカード209の無線通信用エリアファイル2093に非接触通信により送信され(通信ID非接触送信工程)、書き込まれるとともに、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶される。
ステップS710では、受付端末10の無線通信部105が、携帯電話機20から送信される無線通信開始要求の信号受信を待機する。無線通信部105が無線通信開始要求の信号を受信すると(ステップS710;YES)、ステップS711の処理が実行される。
ステップS711では、受付端末10の無線通信部105から携帯電話機20に対して、通信IDを要求する信号が送信される。
ステップS712では、受付端末10の認証手段1014により、ステップS711の要求に対応して携帯電話機20から送信された通信IDが、ステップS709で受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶されたものと一致するか否かが判断される。通信IDが一致する場合(ステップS712;YES)、ステップS713の処理が実行され、通信IDが一致しない場合(ステップS712;NO)、エラーメッセージ(例えば「認証に失敗しました。」)が表示され(ステップS721)、処理が終了される。必要に応じてエラーメッセージを携帯電話機20に送信し、表示部にエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
ステップS713、ステップS714、ステップS715、ステップS716及びステップS717では、図11のステップS410乃至ステップS414で説明した処理と同様に、携帯電話機20に対して、サムネイル画像データを要求する信号が送信され、携帯電話機20から送信されたサムネイル画像データが復号化されて操作表示部102に表示され、選択された画像の本画像データを要求する信号が携帯電話機20に送信され、該要求信号に対して送信された本画像データが復号化されて記憶部103又はリムーバブルメモリ103aに書き込まれる。
ステップS718では、受付端末10の無線通信部105が、携帯電話20から送信される終了信号が受信されたか否かが判断される。終了信号が受信された場合(ステップS718;YES)、通信ID消去手段1012により通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDが消去された後(ステップS719)、処理が終了され、終了信号が受信されない場合(ステップS718;NO)、次の本画像データ受信があると判断されてステップS716の処理が実行される。
ステップS722では、ユーザにより携帯電話機20のICカード209が、受付端末10のICカード読み取り部14に近づけられる。
ステップS723では、非接触通信により、受付端末10のリーダ/ライタ107から送信された電力用電波信号が電流に変換されてICカード209の各部を駆動することで、携帯電話機20のICカード209に予め記憶されたエリアファイルが受付端末10に対して送信される。
ステップS724では、ステップS709で受付端末10のリーダ/ライタ107から非接触通信により送信された通信IDが、ICカード209の無線通信用エリアファイル2093に書き込まれる。
ステップS725では、携帯電話機20のリーダ/ライタ208により、ステップS724でICカード209に書き込まれた通信IDを読み取られ、読み取られた通信IDは携帯電話機20の通信ID記憶手段2041に記憶される。
ステップS726では、受付端末10に対して携帯電話機20の無線通信部206を介して無線通信開始要求の信号が送信される。
ステップS727では、受付端末10から送信された通信ID送信要求に対応して、携帯電話機20の通信ID記憶手段2041に記憶された通信IDが、受付端末10に対して無線通信部206を介して送信される。
ステップS728では、携帯電話機20の記憶部204に記憶された画像データのうち、サムネイル画像データが読み出され、暗号化手段2013により暗号化されたのち、受付端末10に対して送信される。
ステップS729では、携帯電話機20の記憶部204に記憶された画像データのうち、ステップS716で受付端末10から送信要求のあった本画像データが読み出され、暗号化手段2013により暗号化されたのち、受付端末10に対して送信される。
ステップS730では、ステップS716で要求された本画像データの全てが送信されたか否かが判断される。全ての本画像データが送信された場合(ステップS730;YES)、次の本画像データ送信があると判断されてステップS729の処理が実行される。
ステップS731では、全ての本画像の送信が終了したことを通知する終了信号が受付端末10に送信される。
ステップS732では、通信ID消去手段2015により通信ID記憶手段2041に記憶された通信IDが消去された後、処理が終了される。
本実施の形態によれば、無線通信を行う度に受付端末10で発行される通信IDを非接触通信により携帯電話機20に送信し、当該送信された通信IDを用いて受付端末10と携帯電話機20との間で無線通信が行われ、該無線通信が終了した後、受付端末10と携帯電話機20との双方に記憶されている通信IDを消去するので、通信IDを悪用したなりすまし行為を防止することができ、高いセキュリティを維持したままで無線通信の認証処理を簡便に行うことが可能となる。
本実施の形態では、一定時間毎に通信IDが再発行される。一定時間毎に実行される通信ID再発行処理について図16を用いて説明する。図16は、本実施の形態における通信ID再発行処理の流れを示すフローチャートであり、ステップS801乃至ステップS814は受付端末10における処理を、ステップS815乃至ステップS819は携帯電話機20における処理を示す。なお、本実施の形態に係る通信ID再発行処理は割り込み処理として、図15に示した通信処理が実行されている間、一定時間毎に実行されるものとする。
ステップS801では、図15のステップS708で計時を開始した計時タイマ1013のタイマカウントが、予め定められた閾値を越えるまで待機し、タイマカウントが閾値を越えた場合(ステップS801;YES)、ステップS802の処理が実行される。
ステップS802では、受付端末10と携帯電話機20との無線通信が一時停止される。
ステップS803では、受付端末10のリーダ/ライタ107が起動される。
ステップS804では、受付端末10の操作表示部102に、無線通信していた携帯電話機20をステップS803で起動されたリーダ/ライタ107に近接することを促す画面が表示される。
ステップS805では、リーダ/ライタ107が、ICカードの近接が検知されるまで待機し、ICカードの近接を検知した場合(ステップS805;YES)、ステップS806の処理が実行される。
ステップS806では、リーダ/ライタ107とステップS805で近接が検知されたICカードとの間で非接触通信が行われ、ICカードにおけるエリアファイルの探索が行われる。
ステップS807では、ステップS806で探索したエリアファイルのうち、無線通信用エリアファイル2093に、図15のステップS724で書き込まれた通信IDがあるか否か、すなわち無線通信用エリアファイル2093に書き込まれた通信IDと受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDとが一致するか否かが判断される。通信IDがある場合(ステップS807;YES)、ステップS808の処理が実行され、通信IDがない場合(ステップS807;NO)、ステップS813の処理が実行される。
ステップS808では、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDが、通信ID消去手段1012により消去される。
ステップS809では、受付端末10の通信ID発行手段1011により新たな通信IDが再発行される。
ステップS810では、受付端末10の計時タイマ1013において、タイマのリセットが行われ、再発行された通信IDの使用時間の計時が開始される。
ステップS811では、ステップS809で発行された通信IDが、受付端末10のリーダ/ライタ107により携帯電話機20のICカード209の無線通信用エリアファイル2093に非接触通信により書き込まれるとともに、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶される。
ステップS812では、受付端末10と携帯電話機20との無線通信が再開される。すなわち、ステップS809で発行された通信IDによる携帯電話機20の認証が行われたのち、一時停止していた無線通信が続行される。
ステップS813では、受付端末10の操作表示部102にエラーメッセージ(例えば「処理を中断します。」)が表示され、受付端末10の通信ID記憶手段1031に記憶された通信IDが、通信ID消去手段1012により消去された後(ステップS814)、処理を終了する。
ステップS815では、ステップS804で表示された指示に従ったユーザにより携帯電話機20のICカード209が、受付端末10のリーダ/ライタ107に近づけられる。
ステップS816では、非接触通信により携帯電話機20のICカード209に予め記憶されたエリアファイルが受付端末10に対して送信される。
ステップS817では、ステップS809で再発行され、ステップS811で受付端末10のリーダ/ライタ107から非接触通信により送信された通信IDが、ICカード209の無線通信用エリアファイル2093に上書きされる。
ステップS818では、携帯電話機20のリーダ/ライタ208により、ステップS817でICカード209に書き込まれた通信IDを読み取られ、読み取られた通信IDは携帯電話機20の通信ID記憶手段2041に上書きされる。
ステップS819では、受付端末10と携帯電話機20との無線通信が再開される。すなわち、ステップS817で書き込まれた通信IDが受付端末10に送信されたのち、一時停止していた無線通信が続行され、図15に示した処理が実行される。
このように、一定時間毎に新たな通信IDが再発行されるので、仮に通信IDが盗聴又は盗難されても、当該通信IDを悪用して通信データの盗聴や改ざんを継続することができず、通信データの機密性及び完用性を向上することが可能となる。
本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
その他、無線端末装置を構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
10 受付端末
101、201、301 制御部
102 操作表示部
103、204、304 記憶部
103a、304a リムーバブルメモリ
104 通信部
105、206、307 無線通信部
106、207 アンテナ
107、208 リーダ/ライタ
20 携帯電話機
202、302 操作部
203、303 表示部
205 移動体通話部
209 ICカード
210、309 有線通信部
30 デジタルカメラ
305 撮像部
306 画像処理部
F 非接触通信
M 移動体通信網
N ネットワーク
R1、R2 無線通信媒体
101、201、301 制御部
102 操作表示部
103、204、304 記憶部
103a、304a リムーバブルメモリ
104 通信部
105、206、307 無線通信部
106、207 アンテナ
107、208 リーダ/ライタ
20 携帯電話機
202、302 操作部
203、303 表示部
205 移動体通話部
209 ICカード
210、309 有線通信部
30 デジタルカメラ
305 撮像部
306 画像処理部
F 非接触通信
M 移動体通信網
N ネットワーク
R1、R2 無線通信媒体
Claims (7)
- 所定の局との間で双方向の無線通信を行う機能及び非接触で近接したICカードとの間で双方向の非接触通信を行うリーダ/ライタ機能を有する無線端末装置の制御方法であって、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行工程と、
前記通信ID発行工程で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信する通信ID非接触送信工程と、
前記通信ID非接触送信工程で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行う無線通信工程と、
前記無線通信工程終了後、前記通信ID発行工程で発行された通信IDを消去する通信ID消去工程とを含むことを特徴とする無線端末装置の制御方法。 - 前記通信ID発行工程は一定時間毎に実行されることを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置の制御方法。
- 無線通信手段を有し、所定の局との間で双方向の無線通信を行う無線端末装置において、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード手段に非接触通信により送信するリーダ/ライタ手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを消去する通信ID消去手段とを有し、
前記無線通信手段は、前記リーダ/ライタ手段で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行い、
前記通信ID消去手段は、前記無線通信手段による他の無線端末装置との無線通信が終了した後、通信IDを消去することを特徴とする無線端末装置。 - 前記通信ID発行手段は、一定時間毎に通信IDを発行することを特徴とする請求項3に記載の無線端末装置。
- 所定の局との間で双方向の無線通信を行う第1の無線通信手段及び非接触で近接したICカード手段との間で双方向の非接触通信を行うリーダ/ライタ手段を有する受付端末装置と、
被写体を撮像して画像データに光電変換して取り込む撮像手段、前記撮像手段で取り込まれた画像データを記憶する画像データ記憶手段、所定の局との間で双方向の無線通信を行う第2の無線通信手段及び非接触で近接したリーダ/ライタ手段との間で双方向の非接触通信を行うICカード手段とを有する撮像装置とを含む画像データ通信システムであって、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行手段と、
前記通信ID発行手段で発行された通信IDを消去する通信ID消去手段とを有し、
前記リーダ/ライタ手段は、前記通信ID発行手段で発行された通信IDを、非接触で近接したICカード手段に非接触通信により送信し、
前記第2の無線通信手段は、前記リーダ/ライタ手段で送信された通信IDを用いて前記第1の無線通信手段に対して無線通信により画像データを送信し、
通信ID消去手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との無線通信が終了した後、通信IDを消去することを特徴とする画像データ通信システム。 - コンピュータに、
無線通信を行う度に、無線通信を行うための通信IDを発行する通信ID発行工程、
前記通信ID発行工程で発行された通信IDを、非接触で近接したICカードに非接触通信により送信する通信ID非接触送信工程、
前記通信ID非接触送信工程で送信された通信IDを用いて他の無線端末装置と無線通信を行う無線通信工程、及び
前記無線通信工程終了後、前記通信ID発行工程で発行された通信IDを消去する通信ID消去工程を実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記コンピュータに、
一定時間毎に前記通信ID発行工程を実行させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004952A JP2006195627A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 無線端末装置の制御方法、無線端末装置、画像データ通信システム及びプログラム |
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---|---|---|---|
JP2005004952A JP2006195627A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 無線端末装置の制御方法、無線端末装置、画像データ通信システム及びプログラム |
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-
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