JP2000075637A - 現像装置 - Google Patents
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- JP2000075637A JP2000075637A JP25923398A JP25923398A JP2000075637A JP 2000075637 A JP2000075637 A JP 2000075637A JP 25923398 A JP25923398 A JP 25923398A JP 25923398 A JP25923398 A JP 25923398A JP 2000075637 A JP2000075637 A JP 2000075637A
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- developing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単でコンパクトな構成により作業性が良
く、小さい力で現像ローラを感光ドラムに押圧すること
ができ、且つこれらの間に形成されるニップ幅を常時一
定に保つことができる現像装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 現像ローラ(11)と供給ローラ(1
2)とを回転可能に一体的に支持する第1の側板(1
5)を第2の側板(16)に形成した凹部(20)にス
ライド移動可能に設け、ばね手段(17)によって感光
ドラム(2)を押圧する方向に第1の側板(15)をス
ライド移動させる。この動作によって現像ローラが小さ
な押圧力で感光ドラム(2)に押圧され、常時一定のニ
ップ幅を形成して感光ドラム上の静電潜像を現像する。
く、小さい力で現像ローラを感光ドラムに押圧すること
ができ、且つこれらの間に形成されるニップ幅を常時一
定に保つことができる現像装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 現像ローラ(11)と供給ローラ(1
2)とを回転可能に一体的に支持する第1の側板(1
5)を第2の側板(16)に形成した凹部(20)にス
ライド移動可能に設け、ばね手段(17)によって感光
ドラム(2)を押圧する方向に第1の側板(15)をス
ライド移動させる。この動作によって現像ローラが小さ
な押圧力で感光ドラム(2)に押圧され、常時一定のニ
ップ幅を形成して感光ドラム上の静電潜像を現像する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンター等の画像形成装置に備えた現像装置に関し、
特には、現像ローラを感光ドラムに対して一定のニップ
幅で押圧することが可能な現像装置に関する。
プリンター等の画像形成装置に備えた現像装置に関し、
特には、現像ローラを感光ドラムに対して一定のニップ
幅で押圧することが可能な現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非磁性の重合トナー等の1成分現像剤を
用いた現像装置は、現像ローラ周面に薄層の現像剤層を
形成させ、この現像ローラを感光ドラムに対して押圧し
てトナー像を形成している。現像ローラは、現像時に感
光ドラムへのトナーの供給を十分に行うためにゴムロー
ラ等の弾性体で形成されている。現像ローラを所定の押
圧力で感光ドラムに押圧し、現像ローラと感光ドラムと
の間に所定の幅のニップ幅を形成して現像している。
用いた現像装置は、現像ローラ周面に薄層の現像剤層を
形成させ、この現像ローラを感光ドラムに対して押圧し
てトナー像を形成している。現像ローラは、現像時に感
光ドラムへのトナーの供給を十分に行うためにゴムロー
ラ等の弾性体で形成されている。現像ローラを所定の押
圧力で感光ドラムに押圧し、現像ローラと感光ドラムと
の間に所定の幅のニップ幅を形成して現像している。
【0003】従来においては、現像ローラの両端の軸に
現像ローラの直径よりわずかに小径のコロを回転可能に
設け、コロの外周面を感光ドラムに当接させ一定の距離
を維持させている。現像装置本体を感光ドラム方向に押
圧することによりコロが感光ドラムに当接するまで現像
ローラが弾性変形して所定のニップ幅を維持している。
例えば、現像装置を装置本体内に装填し、現像装置の一
部を装置本体側に設けた位置決め手段等により位置決め
し、この位置において上述したコロを感光ドラムに当接
させるようにしている。
現像ローラの直径よりわずかに小径のコロを回転可能に
設け、コロの外周面を感光ドラムに当接させ一定の距離
を維持させている。現像装置本体を感光ドラム方向に押
圧することによりコロが感光ドラムに当接するまで現像
ローラが弾性変形して所定のニップ幅を維持している。
例えば、現像装置を装置本体内に装填し、現像装置の一
部を装置本体側に設けた位置決め手段等により位置決め
し、この位置において上述したコロを感光ドラムに当接
させるようにしている。
【0004】画像形成の現像行程において現像ローラの
感光ドラムへのニップ幅の設定は重要であり、ニップ幅
が狭いとトナーの画像濃度が低くなり、感光ドラムへの
トナーの供給が不十分となってしまう。また、ニップ幅
が広いと画像のこすれや感光ドラムへの負担が大きくな
り感光ドラムの寿命が短くなってしまうという問題を有
する。更に、コロと感光ドラムとの長時間の画像形成時
の回転接触により摩耗が生じ、これに伴ってニップ幅が
経時的に変動して除々に広くなり画像のすれ等によって
画像形成に悪影響を及ぼしてしまう。
感光ドラムへのニップ幅の設定は重要であり、ニップ幅
が狭いとトナーの画像濃度が低くなり、感光ドラムへの
トナーの供給が不十分となってしまう。また、ニップ幅
が広いと画像のこすれや感光ドラムへの負担が大きくな
り感光ドラムの寿命が短くなってしまうという問題を有
する。更に、コロと感光ドラムとの長時間の画像形成時
の回転接触により摩耗が生じ、これに伴ってニップ幅が
経時的に変動して除々に広くなり画像のすれ等によって
画像形成に悪影響を及ぼしてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上述したコロ
を用いて現像ローラと感光ドラムとの間のニップ幅を形
成するように位置決めする構成の現像装置において、コ
ロ、現像ローラの回転軸、ベアリング等が個々の誤差を
有している。このため、これらの組立時の総合的なバラ
ツキが大きくなり、所定のニップ幅を形成するには、個
々の部品の精度を向上する必要があり、コスト高となっ
てしまう。
を用いて現像ローラと感光ドラムとの間のニップ幅を形
成するように位置決めする構成の現像装置において、コ
ロ、現像ローラの回転軸、ベアリング等が個々の誤差を
有している。このため、これらの組立時の総合的なバラ
ツキが大きくなり、所定のニップ幅を形成するには、個
々の部品の精度を向上する必要があり、コスト高となっ
てしまう。
【0006】特に、A2以上の大判の転写材を扱う画像
形成装置においては、扱う現像ローラおよび感光ドラム
の径が大きいために、わずかな部品の誤差や摩耗による
変化によりニップ幅が大幅に変わってしまい、良好なニ
ップ幅とするための調整が困難となってしまう。
形成装置においては、扱う現像ローラおよび感光ドラム
の径が大きいために、わずかな部品の誤差や摩耗による
変化によりニップ幅が大幅に変わってしまい、良好なニ
ップ幅とするための調整が困難となってしまう。
【0007】また、ユニット化された現像装置を所定の
押圧力で感光ドラムに付勢させ、現像ローラと感光ドラ
ムとの間で所定のニップ幅を得る装置が知られるが、現
像装置全体を感光ドラムに付勢するために大きな力が必
要であり、またわずかな押圧力の差によってニップ幅が
大幅に変わってしまうという問題を有する。
押圧力で感光ドラムに付勢させ、現像ローラと感光ドラ
ムとの間で所定のニップ幅を得る装置が知られるが、現
像装置全体を感光ドラムに付勢するために大きな力が必
要であり、またわずかな押圧力の差によってニップ幅が
大幅に変わってしまうという問題を有する。
【0008】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、簡単でコンパクトな構成により作業性が
良く、小さい力で現像ローラを感光ドラムに押圧するこ
とができ、且つこれらの間に形成されるニップ幅を常時
一定に保つことができる現像装置を提供することを課題
とする。
たものであり、簡単でコンパクトな構成により作業性が
良く、小さい力で現像ローラを感光ドラムに押圧するこ
とができ、且つこれらの間に形成されるニップ幅を常時
一定に保つことができる現像装置を提供することを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、感光ドラムに対して所定のニップ幅をと
るように該感光ドラムに向かって押圧される現像ローラ
と、該現像ローラにトナーを供給する供給ローラと、前
記現像ローラ周面に配置され現像ローラ上に前記トナー
の薄層を形成するブレードとを有する現像装置におい
て、前記現像ローラおよび前記供給ローラの軸のそれぞ
れの両端をベアリングを介して支持し且つ前記現像ロー
ラの周面と供給ローラとの周面とが接触または近接して
回転可能となるように設けた第1の側板と、この第1の
側板を感光ドラムの半径方向にスライド移動可能となる
ように支持し且つ現像装置の枠体の一部を構成する第2
の側板と、前記第1の側板を像担持体に向けて付勢させ
るばね手段とを有することを特徴とする。
め、本発明は、感光ドラムに対して所定のニップ幅をと
るように該感光ドラムに向かって押圧される現像ローラ
と、該現像ローラにトナーを供給する供給ローラと、前
記現像ローラ周面に配置され現像ローラ上に前記トナー
の薄層を形成するブレードとを有する現像装置におい
て、前記現像ローラおよび前記供給ローラの軸のそれぞ
れの両端をベアリングを介して支持し且つ前記現像ロー
ラの周面と供給ローラとの周面とが接触または近接して
回転可能となるように設けた第1の側板と、この第1の
側板を感光ドラムの半径方向にスライド移動可能となる
ように支持し且つ現像装置の枠体の一部を構成する第2
の側板と、前記第1の側板を像担持体に向けて付勢させ
るばね手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、前記第1の側板をはめ込み、且つ第
1の側板の移動距離に応じた形状の凹部が前記第2の側
板に形成されていることを特徴とし、前記ばね手段によ
る第1の側板の移動距離は、0.2mm〜2.0mmであ
り、好ましくは0.2mm〜1.0mmであることを特徴と
する。
1の側板の移動距離に応じた形状の凹部が前記第2の側
板に形成されていることを特徴とし、前記ばね手段によ
る第1の側板の移動距離は、0.2mm〜2.0mmであ
り、好ましくは0.2mm〜1.0mmであることを特徴と
する。
【0011】更に、前記第2の側板とその内側方向に設
けられた前記現像装置のケーシングの一部を構成する第
3の側板との間に形成される空間に像担持体からの駆動
力を前記現像ローラと前記供給ローラとに伝達する駆動
伝達手段を設けたことを特徴とし、前記第3の側板に現
像剤の漏洩を防止するシール部材を設けたことを特徴と
する。
けられた前記現像装置のケーシングの一部を構成する第
3の側板との間に形成される空間に像担持体からの駆動
力を前記現像ローラと前記供給ローラとに伝達する駆動
伝達手段を設けたことを特徴とし、前記第3の側板に現
像剤の漏洩を防止するシール部材を設けたことを特徴と
する。
【0012】このような構成により、現像ローラと供給
ローラとを回転可能に一体的に支持する第1の側板を第
2の側板に形成した凹部にスライド移動可能に設け、ば
ね手段によって感光ドラムを押圧する方向に第1の側板
をスライド移動させる。この動作によって現像ローラが
小さな押圧力で感光ドラムに押圧され、常時一定のニッ
プ幅を形成して感光ドラム上の静電潜像を現像する。
ローラとを回転可能に一体的に支持する第1の側板を第
2の側板に形成した凹部にスライド移動可能に設け、ば
ね手段によって感光ドラムを押圧する方向に第1の側板
をスライド移動させる。この動作によって現像ローラが
小さな押圧力で感光ドラムに押圧され、常時一定のニッ
プ幅を形成して感光ドラム上の静電潜像を現像する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。画像形成装置内に配置した現像装置を
備えた画像形成部の概略断面図を図1に示す。画像形成
部1は、その中央に感光ドラム2を有する。感光ドラム
2を中心に、感光ドラム2の表面を一様に帯電するコロ
ナ帯電器3(または帯電ローラ)と、スキャナ等によっ
て読み込まれた第1の原稿データをLED等により投射
して感光ドラム2上に潜像を形成させる画像投影装置4
と、この潜像に帯電されたトナーを供給してトナー画像
を形成する現像装置5と、不図示の給紙部から送られて
きた転写材の面に感光ドラム2上のトナー画像を転写す
る転写コロナ放電器6と、転写材を感光ドラム2から分
離する分離コロナ放電器7と、転写後の感光ドラム2の
表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置8
と、感光ドラム2の表面を均一に除電するイレーサラン
プ9とを有し、これらが順次に感光ドラム2に作用する
ように配置され、周知の如くに画像形成が行われる。ま
た、重合トナーを扱う場合においてはクリーニング装置
8を省略した構成であっても良く、感光ドラムに代えて
感光ベルトを用いた場合であっても良い。
づいて説明する。画像形成装置内に配置した現像装置を
備えた画像形成部の概略断面図を図1に示す。画像形成
部1は、その中央に感光ドラム2を有する。感光ドラム
2を中心に、感光ドラム2の表面を一様に帯電するコロ
ナ帯電器3(または帯電ローラ)と、スキャナ等によっ
て読み込まれた第1の原稿データをLED等により投射
して感光ドラム2上に潜像を形成させる画像投影装置4
と、この潜像に帯電されたトナーを供給してトナー画像
を形成する現像装置5と、不図示の給紙部から送られて
きた転写材の面に感光ドラム2上のトナー画像を転写す
る転写コロナ放電器6と、転写材を感光ドラム2から分
離する分離コロナ放電器7と、転写後の感光ドラム2の
表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置8
と、感光ドラム2の表面を均一に除電するイレーサラン
プ9とを有し、これらが順次に感光ドラム2に作用する
ように配置され、周知の如くに画像形成が行われる。ま
た、重合トナーを扱う場合においてはクリーニング装置
8を省略した構成であっても良く、感光ドラムに代えて
感光ベルトを用いた場合であっても良い。
【0014】図2は現像装置5の概略断面図を示す。現
像装置5は、1成分現像剤を用いており、特に非磁性1
成分重合トナーを用いたものが好適に使用される。現像
装置5は、現像剤を貯留するケーシング10と、後述す
る現像ローラ11に向かって現像剤を供給する供給ロー
ラ12と、供給ローラ12から供給される現像剤を担持
して感光ドラム表面に送り、それに形成された静電潜像
を現像する現像ローラ11と、現像ローラ11の周面に
接触して現像ローラ11の外表面に現像剤の薄層を形成
するブレード13とを有する。ケーシング10の上方に
は現像剤を補給するための開口32が設けられており、
その上に配置されたトナーカートリッジ14からの補充
用トナーが補されている。供給ローラ12は、スポンジ
材等の多孔質弾性部材よりなり、感光ドラム2の回転に
よる駆動力を歯車等で減速して所定の速度で現像ローラ
11に向かって供給している。現像ローラ11はゴムロ
ーラ等の弾性部材が好適に使用され、後述するばね手段
17による付勢により所定のニップ幅で感光ドラムに押
圧している。
像装置5は、1成分現像剤を用いており、特に非磁性1
成分重合トナーを用いたものが好適に使用される。現像
装置5は、現像剤を貯留するケーシング10と、後述す
る現像ローラ11に向かって現像剤を供給する供給ロー
ラ12と、供給ローラ12から供給される現像剤を担持
して感光ドラム表面に送り、それに形成された静電潜像
を現像する現像ローラ11と、現像ローラ11の周面に
接触して現像ローラ11の外表面に現像剤の薄層を形成
するブレード13とを有する。ケーシング10の上方に
は現像剤を補給するための開口32が設けられており、
その上に配置されたトナーカートリッジ14からの補充
用トナーが補されている。供給ローラ12は、スポンジ
材等の多孔質弾性部材よりなり、感光ドラム2の回転に
よる駆動力を歯車等で減速して所定の速度で現像ローラ
11に向かって供給している。現像ローラ11はゴムロ
ーラ等の弾性部材が好適に使用され、後述するばね手段
17による付勢により所定のニップ幅で感光ドラムに押
圧している。
【0015】図3は図2に示した現像装置の概略側面図
である。上記した現像装置の構成に加え、現像ローラ1
1の軸18aおよび供給ローラ12の軸18bの両端に
ベアリング21a、bを介して現像ローラ11の周面と
供給ローラ12との周面とが接触しながら回転可能とな
るように支持した第1の側板15と、第1の側板15を
感光ドラム2の半径方向にスライド移動可能となるよう
に支持し且つ現像装置5の枠体の一部を構成する第2の
側板16と、第1の側板15を感光ドラム2に向かって
付勢させるばね手段17とを有する。
である。上記した現像装置の構成に加え、現像ローラ1
1の軸18aおよび供給ローラ12の軸18bの両端に
ベアリング21a、bを介して現像ローラ11の周面と
供給ローラ12との周面とが接触しながら回転可能とな
るように支持した第1の側板15と、第1の側板15を
感光ドラム2の半径方向にスライド移動可能となるよう
に支持し且つ現像装置5の枠体の一部を構成する第2の
側板16と、第1の側板15を感光ドラム2に向かって
付勢させるばね手段17とを有する。
【0016】実施例において現像装置5は、画像形成装
置本体に着脱自在に設けられ、例えば装置本体上部から
装着される。装着時において、画像形成装置本体側に設
けたピン19と第1の側板15に設けた凹部20とによ
る位置決め手段によって係止されて位置決めがなされ
る。第1の側板15はベアリング21a、bの直径より
わずかに大きな径の穴22a、bが設けられており、穴
22a、bにベアリング21a、bを圧入して現像ロー
ラ11と供給ローラ12を回転可能に設けている。供給
ローラ12と現像ローラ11とは近接して設けられてお
り、接触させた場合の押圧力に関しては、画像形成によ
って消費されたトナーを現像ローラ11表面に供給する
ことができるニップ幅であれば良い。
置本体に着脱自在に設けられ、例えば装置本体上部から
装着される。装着時において、画像形成装置本体側に設
けたピン19と第1の側板15に設けた凹部20とによ
る位置決め手段によって係止されて位置決めがなされ
る。第1の側板15はベアリング21a、bの直径より
わずかに大きな径の穴22a、bが設けられており、穴
22a、bにベアリング21a、bを圧入して現像ロー
ラ11と供給ローラ12を回転可能に設けている。供給
ローラ12と現像ローラ11とは近接して設けられてお
り、接触させた場合の押圧力に関しては、画像形成によ
って消費されたトナーを現像ローラ11表面に供給する
ことができるニップ幅であれば良い。
【0017】第2の側板16には第1の側板15が感光
ドラム2の半径方向にスライド移動可能となるような形
状の外側から凹んだ凹部31が設けられており、第1の
側板15がほぼ半分くらい埋め込まれるようにモールド
形成されている。第2の側板16には現像ローラ11の
軸18aと供給ローラ12の軸18bに設けたベアリン
グ21a、bが感光ドラム2の半径方向にスライド移動
可能となる長穴23a、bが設けられている。
ドラム2の半径方向にスライド移動可能となるような形
状の外側から凹んだ凹部31が設けられており、第1の
側板15がほぼ半分くらい埋め込まれるようにモールド
形成されている。第2の側板16には現像ローラ11の
軸18aと供給ローラ12の軸18bに設けたベアリン
グ21a、bが感光ドラム2の半径方向にスライド移動
可能となる長穴23a、bが設けられている。
【0018】ばね手段17は、例えば引っ張りばねやコ
イルばね等の一端24を第1の側板15に設け、他端2
5を第2の側板16に設けている。こうして現像装置5
を画像形成装置本体に装填したときに現像装置5の位置
決めがなされ、且つ現像ローラ11が感光ドラム2に向
かって付勢してそれらの間に所定のニップ幅を形成す
る。ニップ幅はばね手段17の引っ張り強さを適宜に選
択することにより現像装置の取り付け時に所望するニッ
プ幅が得られる。
イルばね等の一端24を第1の側板15に設け、他端2
5を第2の側板16に設けている。こうして現像装置5
を画像形成装置本体に装填したときに現像装置5の位置
決めがなされ、且つ現像ローラ11が感光ドラム2に向
かって付勢してそれらの間に所定のニップ幅を形成す
る。ニップ幅はばね手段17の引っ張り強さを適宜に選
択することにより現像装置の取り付け時に所望するニッ
プ幅が得られる。
【0019】ばね手段17による第1の側板15の移動
距離は、0.2mm〜2.0mmあれば良く、より好ましく
は0.2mm〜1.0mmであれば良い。直径80mmの感光
ドラム2と直径40mmの現像ローラ11を用いた場合、
現像ローラ11が感光ドラム2に接触してから0.2mm
移動させることにより約5mmのニップ幅が形成される。
ニップ幅は4mm〜8mmの範囲内であれば良く、実施例に
おいては、0.3mm現像ローラが感光ドラムに接触して
から0.3mm押圧させることによりニップ幅が約7mmと
なるようにばね手段17を調整している。
距離は、0.2mm〜2.0mmあれば良く、より好ましく
は0.2mm〜1.0mmであれば良い。直径80mmの感光
ドラム2と直径40mmの現像ローラ11を用いた場合、
現像ローラ11が感光ドラム2に接触してから0.2mm
移動させることにより約5mmのニップ幅が形成される。
ニップ幅は4mm〜8mmの範囲内であれば良く、実施例に
おいては、0.3mm現像ローラが感光ドラムに接触して
から0.3mm押圧させることによりニップ幅が約7mmと
なるようにばね手段17を調整している。
【0020】一方、図4に図3に示す矢印A方向から見
た画像形成部の断面図を示す。図において、第2の側板
16の内側方向に空間26を形成し現像装置のケーシン
グ10の一部を構成する第3の側板27が設けられてい
る。空間26に感光ドラム2からの駆動力を現像ローラ
11と供給ローラ12とに伝達する歯車等の駆動伝達手
段28を設ける。図示例では感光ドラム2に設けたフラ
ンジ30のギアから現像ローラ11を駆動する駆動伝達
手段28を示している。供給ローラ12を駆動する駆動
伝達手段は、図4に示す現像ローラ11のための駆動伝
達手段28の位置とは反対側の位置に位置(図示なし)
しており、図示例と同様に第3の側板によって形成され
た空間内に感光ドラムに設けたフランジのギアから受け
ている。このような構成により現像装置5から外部に露
出する歯車の部分を最小限とし、ギア等をトナー等の付
着による汚れから防止している。
た画像形成部の断面図を示す。図において、第2の側板
16の内側方向に空間26を形成し現像装置のケーシン
グ10の一部を構成する第3の側板27が設けられてい
る。空間26に感光ドラム2からの駆動力を現像ローラ
11と供給ローラ12とに伝達する歯車等の駆動伝達手
段28を設ける。図示例では感光ドラム2に設けたフラ
ンジ30のギアから現像ローラ11を駆動する駆動伝達
手段28を示している。供給ローラ12を駆動する駆動
伝達手段は、図4に示す現像ローラ11のための駆動伝
達手段28の位置とは反対側の位置に位置(図示なし)
しており、図示例と同様に第3の側板によって形成され
た空間内に感光ドラムに設けたフランジのギアから受け
ている。このような構成により現像装置5から外部に露
出する歯車の部分を最小限とし、ギア等をトナー等の付
着による汚れから防止している。
【0021】また、第3の側板27は現像ローラ11の
軸18aおよび供給ローラ12の軸18bに合わせた長
穴23c、dを有し、ケーシング10の一部を構成して
いる。ケーシング10の内部に貯留する現像剤を第3の
側板27から漏洩させないようにする必要がある。この
ため、現像剤が第3の側板27から漏洩してしまうのを
防止するシール部材29が設けられている。シール部材
29はスポンジ等の弾性部材が好適に使用されており、
現像ローラ11の軸18aおよび供給ローラ12の軸1
8bを包み込むように設けられ、且つ第3の側板27の
内側面と現像ローラ11および供給ローラ12の端面と
の間に圧縮されるように設けられている。現像ローラ1
1および供給ローラ12の端面とこれに隣接するシール
材との間には、それぞれのローラの端面と同じ形状の約
100ミクロンの厚みのフィルム33が2枚設けられ、
摺動している。
軸18aおよび供給ローラ12の軸18bに合わせた長
穴23c、dを有し、ケーシング10の一部を構成して
いる。ケーシング10の内部に貯留する現像剤を第3の
側板27から漏洩させないようにする必要がある。この
ため、現像剤が第3の側板27から漏洩してしまうのを
防止するシール部材29が設けられている。シール部材
29はスポンジ等の弾性部材が好適に使用されており、
現像ローラ11の軸18aおよび供給ローラ12の軸1
8bを包み込むように設けられ、且つ第3の側板27の
内側面と現像ローラ11および供給ローラ12の端面と
の間に圧縮されるように設けられている。現像ローラ1
1および供給ローラ12の端面とこれに隣接するシール
材との間には、それぞれのローラの端面と同じ形状の約
100ミクロンの厚みのフィルム33が2枚設けられ、
摺動している。
【0022】このような構成により動作の説明をする。
例えば現像装置を画像形成装置本体の上方から装填し、
画像形成装置内の所定の位置に設けた係止ピン19と現
像装置5に設けた凹部20とにより係止する。この係止
により現像装置5が画像形成部内の所定の位置に位置決
めされる。
例えば現像装置を画像形成装置本体の上方から装填し、
画像形成装置内の所定の位置に設けた係止ピン19と現
像装置5に設けた凹部20とにより係止する。この係止
により現像装置5が画像形成部内の所定の位置に位置決
めされる。
【0023】この状態において、現像ローラ11および
供給ローラ12とをスライド移動可能に設けた第1の側
板15がばね手段17の作用によって感光ドラム2方向
に付勢し、現像ローラ11が感光ドラム2に食い込むよ
うに作用して現像ローラ11と感光ドラム2との間で所
定のニップ幅が形成される。
供給ローラ12とをスライド移動可能に設けた第1の側
板15がばね手段17の作用によって感光ドラム2方向
に付勢し、現像ローラ11が感光ドラム2に食い込むよ
うに作用して現像ローラ11と感光ドラム2との間で所
定のニップ幅が形成される。
【0024】更に、感光ドラム2に設けられたフランジ
30の外周面のギアと現像装置5に設けた駆動伝達歯車
28とが連結され、減速歯車等を介して現像ローラおよ
び供給ローラを所定の回転数で回転させる。実施例にお
いて、現像ローラの周速は感光ドラムの周速の1.5倍
から2倍に設定し、供給ローラの周速は現像ローラの周
速の0.5倍に設定している。
30の外周面のギアと現像装置5に設けた駆動伝達歯車
28とが連結され、減速歯車等を介して現像ローラおよ
び供給ローラを所定の回転数で回転させる。実施例にお
いて、現像ローラの周速は感光ドラムの周速の1.5倍
から2倍に設定し、供給ローラの周速は現像ローラの周
速の0.5倍に設定している。
【0025】
【発明の効果】現像装置を装置本体に装着し、位置決め
手段により位置決めすることにより現像ローラおよび供
給ローラを回転可能に設けた第1の側板が第2の側板に
沿ってばね手段の作用によりスライド移動させることに
より、わずかな力で現像ローラおよび供給ローラをスラ
イド移動することができ、第1の側板をその形状に合わ
せた第2の側板に形成した凹部にスライド移動可能に設
けることによりコンパクト化することができる。
手段により位置決めすることにより現像ローラおよび供
給ローラを回転可能に設けた第1の側板が第2の側板に
沿ってばね手段の作用によりスライド移動させることに
より、わずかな力で現像ローラおよび供給ローラをスラ
イド移動することができ、第1の側板をその形状に合わ
せた第2の側板に形成した凹部にスライド移動可能に設
けることによりコンパクト化することができる。
【0026】また、第2の側板と第3の側板との間に空
間を設け、この空間内に感光ドラムからの駆動力を伝達
する駆動伝達手段を設けることによりトナー等による汚
れを防止することができる。更に現像ローラおよび供給
ローラと第3の側板との間にフィルムを備えたシール部
材を設けたことにより各ローラの回転によるシール部材
への直接の伝達がなくなり、フィルム間の摺擦によって
シール部材にたわみを生じるさせることなく現像装置か
らトナーを漏洩することがない。
間を設け、この空間内に感光ドラムからの駆動力を伝達
する駆動伝達手段を設けることによりトナー等による汚
れを防止することができる。更に現像ローラおよび供給
ローラと第3の側板との間にフィルムを備えたシール部
材を設けたことにより各ローラの回転によるシール部材
への直接の伝達がなくなり、フィルム間の摺擦によって
シール部材にたわみを生じるさせることなく現像装置か
らトナーを漏洩することがない。
【図1】 画像形成装置の一例を示す概略断面図。
【図2】 本発明による現像装置の一例を示す概略断面
図。
図。
【図3】 本発明による現像装置の概略側面図。
【図4】 図3の矢印A方向から見た断面図。
1 画像形成部 2 感光ドラム 3 コロナ放電器 4 画像投影装置 5 現像装置 6 転写コロナ放電器 7 分離コロナ放電器 8 クリーニング装置 9 イレーサーランプ 10 ケーシング 11 現像ローラ 12 供給ローラ 13 ブレード 14 トナーカートリッジ 15 第1の側板 16 第2の側板 17 ばね手段 18a、b 軸 19 ピン 20 凹部 21a、b ベアリング 22a、b 穴 23a、b、c、d 長穴 24 一端 25 他端 26 空間 27 第3の側板 28 駆動伝達手段 29 シール部材 30 フランジ 31 凹部 32 開口 33 フィルム
Claims (5)
- 【請求項1】 感光ドラムに対して所定のニップ幅をと
るように該感光ドラムに向かって押圧される現像ローラ
と、該現像ローラにトナーを供給する供給ローラと、前
記現像ローラ周面に配置され現像ローラ上に前記トナー
の薄層を形成するブレードとを有する現像装置におい
て、前記現像ローラおよび前記供給ローラの軸のそれぞ
れの両端をベアリングを介して支持し且つ前記現像ロー
ラの周面と供給ローラとの周面とが接触または近接して
回転可能となるように設けた第1の側板と、この第1の
側板を感光ドラムの半径方向にスライド移動可能となる
ように支持し且つ現像装置の枠体の一部を構成する第2
の側板と、前記第1の側板を像担持体に向けて付勢させ
るばね手段とを有することを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記第1の側板をはめ込み、且つ第1の
側板の移動距離に応じた形状の凹部が前記第2の側板に
形成されていることを特徴とする請求項1または2いず
れか記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記ばね手段による第1の側板の移動距
離は、0.2mm〜2.0mmであり、好ましくは0.2mm
〜1.0mmであることを特徴とする請求項1乃至3いず
れか記載の現像装置。 - 【請求項4】 前記第2の側板とその内側方向に設けら
れた前記現像装置のケーシングの一部を構成する第3の
側板との間に形成される空間に像担持体からの駆動力を
前記現像ローラと前記供給ローラとに伝達する駆動伝達
手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか
記載の現像装置。 - 【請求項5】 前記第3の側板に現像剤の漏洩を防止す
るシール部材を設けたことを特徴とする請求項4記載の
現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25923398A JP2000075637A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25923398A JP2000075637A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000075637A true JP2000075637A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17331265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25923398A Pending JP2000075637A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000075637A (ja) |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP25923398A patent/JP2000075637A/ja active Pending
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