JP2000075581A - ワンウェイクラッチ内蔵ギヤとこれを用いたカラー画像形成装置 - Google Patents

ワンウェイクラッチ内蔵ギヤとこれを用いたカラー画像形成装置

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JP2000075581A
JP2000075581A JP10244897A JP24489798A JP2000075581A JP 2000075581 A JP2000075581 A JP 2000075581A JP 10244897 A JP10244897 A JP 10244897A JP 24489798 A JP24489798 A JP 24489798A JP 2000075581 A JP2000075581 A JP 2000075581A
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way clutch
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Kinya Omura
欽也 大村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噛み合い不良に起因する画像不良と異物の侵
入に伴う異常摩耗や異常滑りの発生を防ぐことができる
ワンウェイクラッチ内蔵ギヤを提供すること。 【構成】 駆動軸142に正逆転可能に支持され、一方
向への回転を前記駆動軸142に伝達するワンウェクク
ラッチ141Bを内蔵して成るワンウェイクラッチ内蔵
ギヤ141において、歯面141aを形成するギヤ本体
141Aの一部に軸受部141bを形成し、該軸受部1
41bを介してギヤ本体141Aを前記駆動軸142に
回転自在に支承せしめる。本発明によれば、ワンウェク
クラッチ内蔵ギヤ141のクラッチフリー時(つまり、
ギヤ141がアイドラギヤとして機能している時)もギ
ヤ141の噛み合いが高精度になされるため、噛み合い
不良によるピッチムラ等の画像不良の発生が防がれる。
又、ギヤ本体141Aの軸受部141bと駆動軸142
との隙間からのトナー等の異物の侵入が防がれるため、
異物による異常摩耗や異常滑りが防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンウェイクラッ
チ内蔵ギヤとこれを用いたカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー画像形成装置は、一定速度
で回転する像担持体と1つの固定現像器(黒現像器)及
び回転可能な3つの回転現像器(カラー現像器)から成
る画像形成部を備え、該画像形成部で形成されたカラー
画像は中間転写体に多重転写され、該中間転写体に担持
されたカラー画像は、給送部から給送された転写材上に
転写される。そして、カラー画像の転写を受けた転写材
は定着部へ搬送されてカラー画像の定着を受けた後、排
出ローラによって排出部へと排出される。
【0003】ところで、1つの駆動源で固定現像器又は
回転現像器を選択的に駆動する方式を採用する場合、駆
動源から固定現像器及び回転現像器への駆動経路の途中
にワンウェイクラッチ内蔵ギヤを設け、駆動源を正逆転
させてその回転をワンウェイクラッチ内蔵ギヤによって
固定現像器又は回転現像器に伝達してこれらを選択的に
駆動することが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、ワンウェイク
ラッチ内蔵ギヤは回転を駆動軸に伝達していない場合に
は駆動軸上を自由回転してアイドラギヤとして機能する
が、クラッチフリーによるギヤの噛み合い不良に起因し
て画像精度不良(ピッチムラ)が発生するという問題が
あった。
【0005】又、ワンウェイクラッチ内へトナー等の異
物が侵入して異常摩擦や異常滑りが発生するという問題
もあった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、噛み合い不良に起因する画像
不良と異物の侵入に伴う異常摩耗や異常滑りの発生を防
ぐことができるワンウェイクラッチ内蔵ギヤとこれを用
いたカラー画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、駆動軸に正逆転可能に支持
され、一方向への回転を前記駆動軸に伝達するワンウェ
ククラッチを内蔵して成るワンウェイクラッチ内蔵ギヤ
において、歯面を形成するギヤ本体の一部に軸受部を形
成し、該軸受部を介してギヤ本体を前記駆動軸に回転自
在に支承せしめたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、潜像が形成される
像担持体と、該像担持体上に形成された潜像を現像する
1つの固定現像器及び複数の回転現像器と、1つの駆動
源を正逆転させてその回転をワンウェイクラッチ内蔵ギ
ヤを介して前記固定現像器又は回転現像器に伝達してこ
れらを選択的に駆動する駆動伝達手段と、前記像担持体
上の現像像が転写される中間転写体を有し、該中間転写
体上に形成された複数色のトナー画像を転写材上に転写
することによってフルカラーの画像を形成するカラー画
像形成装置において、前記ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ
の歯面を形成するギヤ本体の一部に軸受部を形成し、該
軸受部を介してギヤ本体を駆動軸に回転自在に支承せし
めたことを特徴とする。
【0009】従って、本発明によれば、ギヤ本体の一部
に形成された軸受部を介してギヤ本体を駆動軸に回転自
在に支承せしめたため、クラッチフリー時(つまり、ギ
ヤがアイドラギヤとして機能している時)もギヤの噛み
合いが高精度になされ、噛み合い不良によるピッチムラ
等の画像不良の発生が防がれる。
【0010】又、ギヤ本体の軸受部と駆動軸との隙間か
らのトナー等の異物の侵入が防がれるため、異物による
異常摩耗や異常滑りが防がれる。
【0011】尚、ギヤ本体と軸受部を同一部材で一体に
構成すれば、部品完成後のギヤの全ピッチ噛み合い誤差
を極めて小さく抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0013】先ず、本発明に係るカラー画像形成装置の
一例としてカラーレーザープリンタについて以下に説明
する。
【0014】図2は本発明に係るカラーレーザープリン
タの断面図であり、該カラーレーザープリンタは、一定
速度で回転する像担持体である感光ドラム115と固定
現像器である1つの黒現像器121B及び回転可能な回
転現像器である3つのカラー現像器120Y,120
M,120Cから成る画像形成部を備え、該画像形成部
で形成されたカラー画像は中間転写体である転写ドラム
109に多重転写され、該転写ドラム109に担持され
たカラー画像は、給送部から給送された転写材102に
転写される。そして、カラー画像の転写を受けた転写材
102は定着部125へ搬送されてカラー画像の定着を
受けた後、排出ローラ134,135,136によって
装置上面の排出部137へと排出される。尚、回転可能
なカラー現像器120Y,120M,120Cと固定式
の黒現像器121Bはプリンタ本体に対して個別に着脱
可能に構成されている。
【0015】次に、本カラーレーザープリンタの各部の
構成を順次詳細に説明する。
【0016】[像担持体ユニット]像担持体ユニット1
13においては、感光ドラム115と該感光ドラム11
5のホルダーを兼ねるクリーニング容器114とが一体
的に構成され、この像担持体ユニット113はプリンタ
本体に対して着脱自在に支持され、感光ドラム115の
寿命に合わせて容易に交換可能に構成されている。
【0017】ところで、感光ドラム115は直径約60
mmのアルミシリンダーの外側に誘起光導電体層を塗布
して構成され、ホルダーを兼ねるクリーニング容器11
4に回転自在に支持されている。そして、この感光ドラ
ム115の周上には、クリーナブレード116、一次帯
電器117が配置されており、感光ドラム115は画像
形成動作に応じて不図示の駆動モータによって回転駆動
される。
【0018】[像担持体ユニット駆動手段]像担持体ユ
ニット113に設けられた感光ドラム115は、図3に
示すように、その端部に設けられた軸115a及び結合
部153を介してドラム駆動ギヤ154に連結されてい
る。
【0019】ここで、ドラム駆動ギヤ154のピッチ円
直径は感光ドラム115の径よりも大きく設定されてい
る。従って、ドラム駆動ギヤ154のピッチ円直径をφ
1、感光ドラム115の直径をφD2 とすると、1ピ
ッチのギヤ精度の歪みはφD2 /φD1 <1となり、感
光ドラム115上の潜像ズレが軽減される。尚、図示例
では、φD2 /φD1 の値を約0.7に設定している。
【0020】而して、ドラム駆動ギア154は駆動源で
あるモータ155のピニオンギヤ155aに直接噛合し
ており、これによりアイドラギヤのギヤ精度の歪みによ
る感光ドラム115の回転ムラを排除することが可能と
なり、良好な画像精度を得ることができる。
【0021】又、ドラム駆動ギヤ154は段ギヤであっ
て、これの回転はアイドラギヤ156,157,158
を経て転写ドラム109に設けられた駆動ギヤ109a
へと伝達される。
【0022】[帯電手段]図2に示すように、前記帯電
器117は導電性ローラで構成され、これを感光ドラム
115に当接させて電圧を印加する所謂接触帯電方式に
よって感光ドラム115の表面が一様に帯電される。
【0023】[露光手段]感光ドラム115への露光は
スキャナー部130によって行われる。即ち、画像信号
がレーザーダイオードに与えられると、このレーザーダ
イオードは画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー
131へ照射する。すると、このポリゴンミラー131
はスキャナーモータによって高速回転し、該ポリゴンミ
ラー131で反射した画像光が結像レンズ132及び反
射ミラー133を介して一定速度で回転する感光ドラム
115の表面を選択的に露光し、これによって感光ドラ
ム115上に静電潜像が形成される。
【0024】[現像手段]現像手段は、感光ドラム11
5上に形成された前記静電潜像を可視像化するためのも
のであって、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
の各色現像を可能とする3個のカラー現像器120Y,
120M,120C及び1個の黒現像器121Bとで構
成されている。
【0025】黒現像器121Bは固定現像器であり、こ
れの感光ドラム115に対向した位置には現像剤担持体
である現像スリーブ121BSが感光ドラム115に対
して微小間隔(300μm程度)をもって配置され、該
現像スリーブ121BSによって感光ドラム115上に
ブラックトナーによる可視像が形成される。
【0026】黒現像器121Bは、容器に内蔵されたト
ナーを送り機構によって現像スリーブ121BSに送り
込み、現像スリーブ121BSの外周に圧接された塗布
ブレード121BBによって図示時計方向に回転する現
像スリーブ121BSの外周にトナーを薄層塗布し、且
つ、トナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。そして、現
像スリーブ121BSに現像バイアスを印加することに
より、感光ドラム115上の静電潜像をトナーを用いて
現像してこれを可視像化する。
【0027】又、3個のカラー現像器120Y,120
M,120Cは、軸122を中心として回転する現像器
回転保持体である現像ロータリー123にそれぞれ着脱
可能に保持され、画像形成に際しては各カラー現像器1
20Y,120M,120Cが現像ロータリー123に
保持された状態で軸122を中心に回転し、所定の現像
器120Y(120M,120C)が感光ドラム115
に対向した位置に止り、更に現像スリーブ120YS
(120MS,120CS)が感光ドラム115に対し
て微小間隔(300μm程度)をもって対向するように
位置決めされ、感光ドラム115上の静電潜像がカラー
トナーによって現像されて可視像化される。
【0028】而して、カラー画像形成時には転写ドラム
109が1回転する毎に現像ロータリー123が回転
し、イエロー現像器120Y、マゼンタ現像器120
M、シアン現像器120C、次いで黒現像器120Bの
順で現像工程が実施される。
【0029】図2はイエロー現像器120Yが感光ドラ
ム115に対向した位置に位置決め静止されている状態
を示しているが、このイエロー現像器120Yは容器内
のトナーを送り機構によって塗布ローラ120YRへ送
り込み、図示時計方向に回転する塗布ローラ120YR
及び現像スリーブ120YSの外周に圧接されたブレー
ド120YBによって図示時計方向に回転する現像スリ
ーブ120YSの外周にトナーを薄層塗布し、且つ、ト
ナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。このように、静電
潜像が形成された感光ドラム115と対向した現像スリ
ーブ120YSに現像バイアスを印加することにより、
感光ドラム115上の静電潜像がトナーを用いて現像さ
れて可視像化される。尚、マゼンタ現像器120M、シ
アン現像器120Cについても上記と同様なメカニズム
によって静電潜像の現像が行われる。
【0030】ところで、各カラー現像器120Y,12
0M,120Cの各現像スリーブ120YS,120M
S,120CSは各カラー現像器120Y,120M,
120Cが現像位置に回転移動されたとき、プリンタ本
体に設けられた各色現像用高圧電源及び駆動手段と接続
され、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され、駆動
力が伝達される。
【0031】[現像器駆動手段]図4に示すように、現
像器駆動手段としてのモーター138は正転逆転が選択
制御可能であって、これは不図示のモーター固定部材を
介して不図示の本体筐体に固定されている。そして、こ
のモーター138の回転軸にはモーターピニオン139
が固着され、該モーター138はモーターピニオン13
9とアイドラギヤ140を介して本発明に係るワンウェ
イクラッチ内蔵ギヤ141を回転駆動する。ワンウェイ
クラッチ内蔵ギヤ141には回転可能な駆動軸142が
取り付けられており、この軸142に平行ピン等によっ
て固定された黒現像器用スリーブ駆動ギヤ143が回転
駆動される。
【0032】又、アイドラギヤ140はアイドラ段ギヤ
144を介して本発明に係るワンウェイクラッチ内蔵ギ
ヤ146を回転駆動し、ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ1
46の回転は駆動軸147に伝達され、該駆動軸147
に平行ピン等によって固定された回転現像器駆動ギヤ1
48が回転駆動される。そして、回転現像器駆動ギヤ1
48は現像ロータリー123により選別固定された例え
ばイエロー現像器120Yのスリーブ駆動ギヤ149を
回転駆動する。
【0033】以上の構成において、例えば黒現像器用ス
リーブ駆動ギヤ143を回転駆動する場合には、モータ
ー138を正回転に駆動し、第1の現像剤担持体駆動伝
達手段であるモーターピニオン139、アイドラギヤ1
40、ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ141及び軸142
を介して黒現像器用スリーブ駆動ギヤ143を回転駆動
する。このとき、ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ146は
OFF状態にあり、アイドラギヤ140の回転が駆動軸
147に伝達されて回転現像器駆動ギヤ148を介して
イエロー現像器用スリーブ駆動ギヤ149が回転駆動さ
れることはない。
【0034】一方、例えばイエロー現像器用スリーブ駆
動ギヤ149を回転駆動する場合には、モーター138
を逆回転に駆動し、第2の現像剤担持体駆動伝達手段で
あるモーターピニオン139、アイドラギヤ140、ア
イドラ段ギヤ144及びON状態となったワンウェイク
ラッチ内蔵ギヤ146を介してイエロー現像器用スリー
ブ駆動ギヤ149を回転駆動する。このとき、アイドラ
ギヤ140に連結されたワンウェイクラッチ内蔵ギヤ1
41が空転するため、アイドラギヤ140の回転は軸1
42に伝達されず、従って、黒現像器用スリーブ駆動ギ
ヤ143が回転駆動されることはない。
【0035】以上のように、単一の駆動手段であるモー
ター138からイエロー現像器120Yの現像スリーブ
120YSに駆動力を伝達するときに、黒現像器121
Bの現像スリーブ121BSに駆動力が伝達されること
がないため、黒現像器121Bの現像スリーブ121B
Sの回転による不要なトナーの劣化、トナー飛散及び混
色の発生を防ぐことができ、又、モーター138の負荷
トルクの増大を防ぐこともでき、従って、消費電力の増
大及びモータ138の大型化を防ぐことができる。尚、
イエロー現像器120Y以外のマゼンタ現像器120M
及びシアン現像器120Cにおける駆動についても同様
であり、又、黒現像器121Bの現像スリーブ121B
Sに駆動力を伝達する場合にも同様の作用効果を得るこ
とができるのは勿論である。
【0036】[現像ロータリー駆動手段]図5及び図6
に示すように、現像ロータリー駆動手段は現像ロータリ
ー123を回転駆動するステッピングモーター150で
構成され、該ステッピングモーター150の回転軸に結
着されたピニオンギヤ150aは現像ロータリー123
の一方の側端に結着された現像ロータリー駆動ギヤ12
3aに噛合している。
【0037】而して、現像ロータリー123はその両側
部に設けられた一対のロータリー保持調整部材151,
152によって不図示の本体筐体に固定されており、一
方のロータリー保持調整部材151には検知手段である
透過式位置センサー151aがビス151bによって固
定されている。そして、現像ロータリー123には複数
の被検知部である凸部123bが現像ロータリー123
の長手方向外側に向けて設けられており、これらの凸部
123bの回転位置が前記位置センサー151aによっ
て検知される。
【0038】上述のように、位置センサー151aがロ
ータリー保持調整部材151に取り付けられているた
め、現像ロータリー123の調整位置に関係なく位置セ
ンサー151aと凸部123bの相対位置精度が高く保
たれ、且つ、ロータリー保持調整部材151を取り外す
と位置センサー151aも排除され、現像ロータリー1
23の着脱時の位置センサー151aの破損は発生しな
い。
【0039】而して、以上の構成を有するカラーレーザ
ープリンタにおいては、図7の示すタイミングチャート
に示すように、黒現像器121Bの現像中におけるステ
ッピングモーター150へ供給電流(保持電流)を各カ
ラー現像器120Y,120M,120Cの現像中のそ
れよりも低く設定している。尚、本実施の形態において
は、ステッピングモーター150として□57×63サ
イズの2相ステッピングモータを使用している。
【0040】即ち、図7に示すように、各カラー画像形
成装置120Y,120M,120Cの現像動作中(時
間t2 )におけるステッピングモーター150への供給
電流が1Aに設定されているのに対し、黒現像器121
Bの現像動作中(時間t5 )におけるステッピングモー
ター150への供給電流は0.3Aに設定されている。
尚、カラー現像器120Y,120M,120Cの公転
中、つまり、イエロー現像器120Yが感光ドラム11
5に当接する動作中(時間t1 )、イエロー現像器12
0Yのマゼンタ現像器120Mへの切替動作中(時間t
3 )、マゼンタ現像器120Mのシアン現像器120C
への切替動作中(時間t3 )及びシアン現像器120C
の退避動作中(時間t4 )においては、ステッピングモ
ーター150への供給電流は高く設定されている。
【0041】次に、本発明に係る前記ワンウェイクラッ
チ内蔵ギヤ141の構成の詳細を図1に基づいて説明す
る。尚、他方のワンウェイクラッチ内蔵ギヤ146の構
成及び作用もワンウェイクラッチ内蔵ギヤ141のそれ
と同じであるため、これについての図示及び説明は省略
する。
【0042】図1に示すワンウェイクラッチギヤ141
は、その外周に歯面141aを刻設して成るギヤ本体1
41Aを有し、該ギヤ本体141Aの内周部には軸受部
141bが一体に形成されている。そして、ギヤ本体1
41Aは軸受部141bによって前記駆動軸142に回
転自在に支承されている。
【0043】而して、ワンウェイクラッチギヤ141
は、ギヤ本体141Aにワンウェイクラッチ141Bを
内蔵して構成されており、ワンウェイクラッチ141B
は駆動軸142と嵌合する複数のニードル141cと不
図示のバネを保持する保持部材141dを備えている。
このワンウェイクラッチ141Bは、ギヤ本体141A
に軽圧入され、軸受キャップ141eによってその脱落
が防がれる。
【0044】尚、上記軸受キャップ141eは、ワンウ
ェイクラッチ141Bの圧入力が十分であって、軸受部
141bのみでギヤ141の回転中心バラツキが抑えら
れる場合には必ずしも必要ではない。
【0045】以上のように、ワンウェイクラッチ内蔵ギ
ヤ141においては、ギヤ本体141Aの一部に形成さ
れた軸受部141bを介してギヤ本体141Aを駆動軸
142に回転自在に支承せしめたため、クラッチフリー
時(つまり、ギヤ141がアイドラギヤとして機能して
いる時)もギヤ141の噛み合いが高精度になされ、噛
み合い不良によるピッチムラ等の画像不良の発生が防が
れる。
【0046】又、ギヤ本体141Aの軸受部141bと
駆動軸142との隙間からのトナー等の異物の侵入が防
がれるため、異物による異常摩耗や異常滑りが防がれ
る。
【0047】更に、本実施の形態に係るワンウェイクラ
ッチ内蔵ギヤ141においては、ギヤ本体141Aと軸
受部141bを同一部材で一体に構成したため、部品完
成後のギヤ141の全ピッチ噛み合い誤差が極めて小さ
く抑えられる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ギヤ本体の一部に形成された軸受部を介してギ
ヤ本体を駆動軸に回転自在に支承せしめたため、クラッ
チフリー時(つまり、ギヤがアイドラギヤとして機能し
ている時)もギヤの噛み合いが高精度になされ、噛み合
い不良によるピッチムラ等の画像不良の発生が防がれる
という効果が得られる。
【0049】又、ギヤ本体の軸受部と駆動軸との隙間か
らのトナー等の異物の侵入が防がれるため、異物による
異常摩耗や異常滑りが防がれるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワンウェイクラッチ内蔵ギヤの断
面図である。
【図2】本発明に係るカラーレーザープリンタの断面図
である。
【図3】本発明に係るカラーレーザープリンタの感光ド
ラムと転写ドラムの駆動手段を示す部分斜視図である。
【図4】本発明に係るカラーレーザープリンタの回転駆
動手段を示す部分斜視図である。
【図5】本発明に係るカラーレーザープリンタの現像ロ
ータリー駆動手段を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るカラーレーザープリンタの現像ロ
ータリーを示す斜視図である。
【図7】本発明に係るカラーレーザープリンタにおける
ステッピングモーターへの供給電流を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
102 転写材 109 転写ドラム(中間転写体) 115 感光ドラム(像担持体) 120Y イエロー現像器(回転現像器) 120M マゼンタ現像器(回転現像器) 120C シアン現像器(回転現像器) 120B 黒現像器(固定現像器) 138 モーター(駆動源) 141,146 ワンウェイクラッチ内蔵ギヤ 141A ギヤ本体 141B ワンウェイクラッチ 141a 歯面 141b 軸受部 142,147 駆動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に正逆転可能に支持され、一方向
    への回転を前記駆動軸に伝達するワンウェククラッチを
    内蔵して成るワンウェイクラッチ内蔵ギヤにおいて、 歯面を形成するギヤ本体の一部に軸受部を形成し、該軸
    受部を介してギヤ本体を前記駆動軸に回転自在に支承せ
    しめたことを特徴とするワンウェイクラッチ内蔵ギヤ。
  2. 【請求項2】 潜像が形成される像担持体と、該像担持
    体上に形成された潜像を現像する1つの固定現像器及び
    複数の回転現像器と、1つの駆動源を正逆転させてその
    回転をワンウェイクラッチ内蔵ギヤを介して前記固定現
    像器又は回転現像器に伝達してこれらを選択的に駆動す
    る駆動伝達手段と、前記像担持体上の現像像が転写され
    る中間転写体を有し、該中間転写体上に形成された複数
    色のトナー画像を転写材上に転写することによってフル
    カラーの画像を形成するカラー画像形成装置において、 前記ワンウェイクラッチ内蔵ギヤの歯面を形成するギヤ
    本体の一部に軸受部を形成し、該軸受部を介してギヤ本
    体を駆動軸に回転自在に支承せしめたことを特徴とする
    カラー画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263354A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Univance Corp 自動車用変速装置
US9284997B2 (en) 2013-06-24 2016-03-15 Kyocera Document Solutions Inc. One-way clutch and driving device having the same
US10996603B2 (en) 2018-02-13 2021-05-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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