JP2000074787A - 溶接部の形状と溶接部強度検査方法及びその装置 - Google Patents

溶接部の形状と溶接部強度検査方法及びその装置

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JP2000074787A
JP2000074787A JP24134798A JP24134798A JP2000074787A JP 2000074787 A JP2000074787 A JP 2000074787A JP 24134798 A JP24134798 A JP 24134798A JP 24134798 A JP24134798 A JP 24134798A JP 2000074787 A JP2000074787 A JP 2000074787A
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JP
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wire
terminal
welding
welded
strength
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JP24134798A
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English (en)
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Ken Shimotakahara
謙 下高原
Hideaki Arita
秀顕 有田
Takehiko Watanabe
武彦 渡辺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】線材を端子に溶接した際の溶接部の形状と溶接
強度の検査方法及び検査装置において、溶接強度検査の
ためのスペースが、製品の形状に大きな制約となってい
る問題があった。 【解決手段】電気回路上必要でない線材3の余り部分先
端に、引張りばね11の力を押し板4を介して、線材3
を剥離させる方向に負荷させ、先端の変位量δにより溶
接強度の合否を判定する。その際、変位量δは押し板4
の回転角θとしてセンサ10により確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材を端子に溶接
した際の溶接部の形状と溶接部の強度の検査方法及び検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接部の強度検査方法は、非破壊検査が
一般的である。非破壊検査の中では、特開平5−79990号
公報に記載のような溶接部からの反射光により溶接強度
を検査する方法等に挙げられる非接触検査があるが、設
備コストが高くなるという欠点がある。設備コストを考
慮すると、線材と端子の溶接強度の検査方法において
は、両端が溶接された線材の中央部に荷重を負荷させそ
の変位量により溶接強度を検査する方法が最も良く知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の設備の
コストを考慮した線材の中央部に荷重を負荷させその変
位量により溶接強度を検査する方法は、線材を溶接する
電極が入るスペースと線材中央部に荷重を負荷させるた
めの治具が入るスペースが必要となり、製品の形状に大
きな制約ができるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、製品が受ける制約を軽減
し、さらに低コストの溶接強度検査方法及び装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、線材の両端が端子の大きさよりはみ出した状態で溶
接し、電気回路上必要でない線材の余り部分先端に荷重
を負荷させ、線材先端の変位量により溶接強度の合否を
判定するものである。上記他の目的を達成するために、
線材の余り部分先端に設定荷重を負荷させる治具の幅を
端子の幅と同じにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】(構成の説明)以下、本発明の実
施例を図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明
の被検査物の形状及び検査装置の正面図であり、被検査
物溶接部の形状を示す側面図である。被検査物は、図1
に示すように端子2を有するハウジング1及び線材3か
ら成っており、線材3は余り部分cが端子2よりはみ出
した形状で溶接されている。端子2と線材の通電部分
a,溶接部b及び余り部分cは、ハウジング1に囲まれ
た状態にある。
【0007】一方、溶接強度検査装置は、ベース板8上
にシャフトホルダ7が固定されており、押し板4がベー
ス板8上にベアリング5及びシャフト6を介して取り付
けられシャフト6を中心に回転することができる構造に
なっている。引張りばね11の両端は、図1のようにベ
ース板8と押し板4に取り付けられており、通常押し板
4はストッパ12により定位置に保たれている。
【0008】この溶接強度検査装置は、ガイド付エアシ
リンダ9により水平に往復運動し、図示していないアク
チュエータにより鉛直方向に上下運動する。センサ10
は、押し板4が定位置よりある角度以上回転した時に感
知するように取り付けられている。また押し板4の線材
3と接触する部分は、図2に示すように端子2と同じ幅
dである。
【0009】(動作の説明)線材3が端子2に電気抵抗
溶接された被検査物が、溶接強度検査装置の下に供給さ
れた後、装置全体が下降し、ガイド付エアシリンダ9に
より押し板4が取り付けられたベース板3が水平に移動
する。その間線材3の余り部分cに押し板4が接触し、
引張りばね11の力が押し板4を介して、余り部分cに
負荷される。ガイド付エアシリンダ9が設定ストローク
分移動した時の余り部分cの変位量δにより溶接強度の
合否を判定する。その際変位量δは押し板4の回転角θ
として換算できるので、センサ10により回転角θが、
設定値より大きければ合格、小さければ過溶接と判断し
溶接不良と判定する。
【0010】本実施例によれば、線材3と端子2を溶接
する電極が入るスペース内で溶接強度の検査が可能であ
る。また押し板4が端子2と同じ幅なので、線材3の溶
接位置も同時に検査でき、図3に示すような位置で溶接
されたものは不良と判定する。
【0011】(その他の実施例)前記実施例において、
押し板4により線材3の余り部分cに負荷させる荷重の
方向は、図4のように端子2の溶接面と同一平面方向で
あっても良い。但しこの場合の押し板4の幅は、端子2
の幅と同じでなくても良い。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、溶接電極が入るスペー
スがあれば、線材の余り部分を用いて溶接強度の検査が
可能となるので、製品の形状が受ける制約が軽減される
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被検査物の形状及び検査装置の正面
図。
【図2】図1の被検査物溶接部の形状を示す側面図。
【図3】図1の被検査物の線材の溶接位置がずれた状態
を示す図。
【図4】本発明において設定荷重を溶接面と同一平面方
向に負荷させた実施例。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…端子、3…線材、4…押し板、5
…ベアリング、6…シャフト、7…シャフトホルダ、8
…ベース板、9…ガイド付エアシリンダ、10…セン
サ、11…引張りばね、12…ストッパ、a…線材の通
電部分、b…線材の溶接部、c…線材の余り部分、d…
端子及び押し板の幅、δ…線材の余り部分の変位量、θ
…押し板回転角度。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 武彦 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 Fターム(参考) 2G024 AD50 BA13 CA02 CA04 DA01 DA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材と端子を電気抵抗溶接した溶接部にお
    いて、線材の両端が端子の大きさよりはみ出した状態で
    溶接されていることを特徴とする溶接部の形状。
  2. 【請求項2】請求項1の形状の溶接部において、線材の
    先端に設定荷重を、線材を剥離させる方向に負荷させ、
    線材先端の変位量により溶接強度の合否を判定すること
    を特徴とする溶接部強度検査方法。
  3. 【請求項3】請求項1の形状の溶接部において、電気回
    路上必要でない線材の余り部分先端に設定荷重を、線材
    を剥離させる方向に負荷させ、線材の余り部分先端の変
    位量により溶接強度の合否を判定することを特徴とする
    溶接部強度検査方法。
  4. 【請求項4】請求項3の溶接強度検査方法において、線
    材の先端に端子と同じ幅の治具で設定荷重を、線材を剥
    離させる方向に負荷させることを特徴とする溶接部強度
    検査装置。
  5. 【請求項5】請求項3の溶接強度検査方法において、線
    材の先端に端子と同じ幅の治具で設定荷重を、線材を剥
    離させる方向に負荷させ、治具の変位量により溶接強度
    の合否を判定することを特徴とする溶接部強度検査方
    法。
  6. 【請求項6】線材と端子を電気抵抗溶接した溶接部にお
    いて、線材の先端に設定荷重を、端子の溶接面と同一平
    面方向に負荷させ、線材の先端の変位量により溶接強度
    の合否を判定することを特徴とする溶接部強度検査方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100355409B1 (ko) * 2000-08-02 2002-10-11 기아자동차주식회사 비틀림 시험기
JP2006272409A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hanshin Electric Co Ltd 抵抗溶接構造
WO2018192225A1 (zh) * 2017-04-19 2018-10-25 翁良轩 焊接用手压弹性接地线
CN116713809A (zh) * 2023-08-06 2023-09-08 溧阳市明之盛科技有限公司 一种动力电池复合极柱在线监测专用切削装置

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