JP2000074561A - スラリ状の被乾燥物の乾燥方法及び乾燥装置 - Google Patents

スラリ状の被乾燥物の乾燥方法及び乾燥装置

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JP2000074561A
JP2000074561A JP10243053A JP24305398A JP2000074561A JP 2000074561 A JP2000074561 A JP 2000074561A JP 10243053 A JP10243053 A JP 10243053A JP 24305398 A JP24305398 A JP 24305398A JP 2000074561 A JP2000074561 A JP 2000074561A
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JP
Japan
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dried
drying
dust
dewatered sludge
cyclone
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JP10243053A
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English (en)
Inventor
Takashi Hirose
高志 廣瀬
Taketoshi Ishikawa
武敏 石川
Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
Yoshimasa Katsumata
好壯 勝亦
Hiroaki Kusanagi
浩章 草薙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水汚泥を乾燥する際、乾燥機から排出され
る粉塵を効率良く分離回収するとともに、乾燥効率を向
上させることができる乾燥方法を提供する。 【解決手段】 処理前の脱水汚泥は原料貯溜槽1に貯え
られ、そこから乾燥機2に投入される。乾燥機2の中で
脱水汚泥を攪拌・加熱することにより、乾燥が行われ
る。乾燥機2からは、水蒸気、有機系ガス及び粉塵を含
んだ排ガスが排出される。排ガスは、サイクロン4へ導
入され、粉塵が分離される。サイクロン4から出た排ガ
スは、コンデンサ5で水分等が除去された後、排ガス処
理施設へ送られる。サイクロン4において分離回収され
た粉塵は、原料貯溜槽1へ戻され、脱水汚泥に混入され
る。原料貯溜槽1には、攪拌機6が備えられており、上
記粉塵を脱水汚泥中に分散させて、脱水汚泥中の平均水
分を下げるとともに均一化させる。乾燥機2の中で処理
が終了した乾燥汚泥は、製品貯溜槽3へ送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば脱水汚泥な
どのスラリ状の被乾燥物の乾燥方法及び乾燥装置に係
り、特に、乾燥効率の向上と、乾燥後の生成物の水分量
の均一性向上を目的とする改善に関する。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥などを脱水した後の脱水汚泥に
含まれる水分は、一般的に、60〜85%WB(湿重量
基準)程度である。これを堆肥などとして資源化再利用
する場合には、保存や散布に適する様に、更にこれを乾
燥機で処理して、水分を30%WB以下に乾燥する必要
がある。
【0003】この様な脱水汚泥の乾燥方法として、従来
から、図3に示す様なバッチ式の処理(一回に所定量を
まとめて処理するもの)が行われている。即ち、処理前
の脱水汚泥は、一旦、原料貯溜槽1に貯えられ、そこか
ら所定量が乾燥機2に投入される。乾燥機2の中で、脱
水汚泥を攪拌しながら、その中に熱風を吹き込んで脱水
汚泥に直接接触させ、若しくは、ジャケットに蒸気ある
いは熱風などを通して脱水汚泥を間接的に加熱すること
によって、汚泥の乾燥が行われる。乾燥機2からは、水
蒸気、汚泥中の有機物から発生するメタンなどの有機系
ガス、及び粉塵(汚泥の微粉末状の乾燥物)を含んだ排
ガスが排出される。この排ガスは、コンデンサ5におい
て冷却され、水分等が凝縮して分離された後、非凝縮性
のガスを含む残りの排ガスは、排ガス処理施設(図示せ
ず)へ送られて除害処理される。
【0004】汚泥の乾燥が所定の状態まで進んだところ
で、攪拌及び加熱が停止され、処理が終了した汚泥(乾
燥汚泥)は、製品貯溜槽3へ送られる。 (従来の乾燥方法の問題点)上記の方法で脱水汚泥の乾
燥を行った場合、乾燥機2の中で、ある時間経過した後
の汚泥の乾燥状態は、処理前の脱水汚泥の性状(水分、
凝集した塊のサイズ、伝熱特性など)の不均一性の影響
で、 a.過度に乾燥が進んだ微粉末状のもの b.適度な乾燥状態にあるもの c.乾燥が未だ不十分で比較的大きな塊状のもの など、種々の乾燥段階のものが混在した状態になってい
る。
【0005】この内、微粉末状のものは、排ガスととも
に吹き上げられて粉塵となり、水蒸気及びメタンなどと
ともに、排ガスによってコンデンサ5へ運ばれる。この
粉塵の一部は、コンデンサ5へ運ばれる途中で配管の曲
り部などに溜って配管を閉塞させたり、あるいは、コン
デンサ5において熱交換器の壁面に付着して熱伝達効率
を低下させたりする。また、場合によっては、排ガス中
に含まれる可燃性の粉塵によって粉塵爆発の危険もあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来の脱水汚泥の乾燥方法の問題点に鑑み成されたもの
で、本発明の目的は、乾燥機から排出される粉塵を効率
良く分離回収するとともに、乾燥機の乾燥効率を向上さ
せることができる脱水汚泥の乾燥方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスラリ状の被乾
燥物の乾燥方法は、スラリ状の被乾燥物を乾燥機の中で
攪拌しながら加熱して被乾燥物の乾燥を行う乾燥方法に
おいて、前記乾燥機から排出された排ガスから被乾燥物
の粉塵を分離し、それによって回収された粉塵を、処理
前の被乾燥物の貯溜槽に戻すことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、乾燥機から排出された排
ガスから被乾燥物の粉塵を分離回収することによって、
排ガス中に含まれる粉塵に起因する配管の閉塞などのト
ラブルを未然に防止するとともに、回収された粉塵を処
理前の被乾燥物に混入することによって、処理前の被乾
燥物の平均水分量を低下させ、乾燥処理の安定性を向上
させることができる。
【0009】なお、好ましくは、前記粉塵の分離にサイ
クロンを用いる。また、前記粉塵を処理前の被乾燥物の
貯溜槽に戻した後、貯溜槽内を攪拌して前記粉塵を処理
前の被乾燥物中に均一に分散することによって、乾燥処
理の安定性を更に向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づくスラリ状
の被乾燥物の乾燥方法のブロック図を示す。図中、1は
原料貯溜槽(貯溜槽)、2は乾燥機、3は製品貯溜槽、
4はサイクロン、5はコンデンサ、6は攪拌機を表す。
【0011】処理前の脱水汚泥は、一旦、原料貯溜槽1
に貯えられ、そこから所定量が乾燥機2に投入される。
乾燥機2の中で脱水汚泥を攪拌しながら、乾燥機2の外
周にあるジャケット部に蒸気を送り間接的に加熱するこ
とによって、脱水汚泥の乾燥が行われる。乾燥機2から
は、水蒸気、汚泥中の有機物から発生するメタンなどの
ガス、及び粉塵(汚泥の微粉末状の乾燥物)を含んだ排
ガスが排出される。この排ガスは、サイクロン4へ導入
され、そこで排ガスから粉塵が分離される。
【0012】サイクロン4から排出された排ガスは、コ
ンデンサ5において冷却され、水分等が凝縮して分離さ
れた後、非凝縮性のガスを含む残りの排ガスは、排ガス
処理施設(図示せず)へ送られて処理される。一方、サ
イクロン4において分離され回収された粉塵は、原料貯
溜槽1へ戻され、処理前の原料である脱水汚泥の中に混
入される。原料貯溜槽1には、攪拌機6が備えられてお
り、上記の粉塵を脱水汚泥中に分散させて、脱水汚泥中
の平均水分を下げるとともに均一化させる。
【0013】乾燥機2の中で、所定の状態まで汚泥の乾
燥が進んだところで、攪拌及び加熱が停止され、処理が
終了した汚泥(乾燥汚泥)は、製品貯溜槽3に送られ
る。図2に、上記の乾燥方法において排ガスから粉塵を
分離する手段として使用されるサイクロン4の概要を示
す。漏斗状の蓋付客器11の上部に設けられたノズル1
2より、蓋付客器11内に接線方向に排ガスが吹き込ま
れると、遠心力によって、粉塵等の重いものが容器の壁
面側に集まり、その結果、軽いガス(水蒸気を含む)は
中心側に集る。粉塵等は壁面に沿って下方に落下し、底
部に設けられた開口部を通って回収容器へ送られ、ガス
は中心軸の上方に設けられた開口部を通って、コンデン
サ5(図1)へ送られる。
【0014】この様に、サイクロン4を用いて排ガスか
ら粉塵を分離すれば、排ガスの温度低下幅を小さく抑え
ることができるので、排ガス中に含まれる水蒸気等が凝
縮するおそれが無く、従って、分離装置の運転及び保守
の手間を軽減することができる。なお、乾燥機2からサ
イクロン4へ排ガスを送る配管の途中で、水蒸気等が凝
縮することが無い様に、当該配管の長さ、径及び保温状
態を調整する必要がある。
【0015】なお、乾燥機2から排出される排ガス量が
比較的少ない場合には、排ガスに補助空気(または、排
ガスに可燃物が多く含まれている場合には窒素ガス、二
酸化炭素等の不活性ガス)を加えてノズル12から噴出
させることにより、排ガスの流速を増加させて粉塵の分
離効果を確保することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明のスラリ状の被乾燥物の乾燥方法
によれば、乾燥機から排出された排ガスから被乾燥物の
粉塵を分離回収することによって、排ガス中に含まれる
粉塵に起因する配管の閉塞などのトラブルを未然に防止
するとともに、回収された粉塵を処理前の被乾燥物に混
入することによって、処理前の被乾燥物の平均水分量を
低下させ、乾燥処理の安定性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく脱水汚泥の乾燥方法の概要を示
すブロック図。
【図2】サイクロンの動作について説明する図。
【図3】従来の脱水汚泥の乾燥方法の概要を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1・・・原料貯溜槽(貯溜槽)、 2・・・乾燥機、 3・・・製品貯溜槽、 4・・・サイクロン、 5・・・コンデンサ、 6・・・攪拌機、 11・・・蓋付容器、 12・・・ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 豊 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 勝亦 好壯 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 草薙 浩章 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械テク ノ株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB05 AC05 AC15 AC16 AC21 AC45 AC46 AC51 AC58 AC60 AC63 AC67 AC75 AC79 BA36 DA01 DA05 DA07 4D059 AA03 BD11 CC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリ状の被乾燥物を乾燥機の中で攪拌
    しながら加熱して被乾燥物の乾燥を行う乾燥方法におい
    て、前記乾燥機から排出された排ガスから被乾燥物の粉
    塵を分離し、それによって回収された粉塵を、処理前の
    被乾燥物の貯溜槽に戻すことを特徴とするスラリ状の被
    乾燥物の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 サイクロンを用いて前記排ガスから前記
    粉塵を分離することを特徴とする請求項1に記載のスラ
    リ状の被乾燥物の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記粉塵を処理前の被乾燥物の貯溜槽に
    戻した後、貯溜槽内を攪拌して前記粉塵を処理前の被乾
    燥物中に均一に分散することを特徴とする請求項1に記
    載のスラリ状の被乾燥物の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 攪拌装置を備え、処理前のスラリ状の被
    乾燥物を貯える貯溜槽と、 貯溜槽から供給された被乾燥物を攪拌しながら加熱して
    乾燥する乾燥機と、 乾燥機から排出された排ガスから被乾燥物の粉塵を分離
    するサイクロンと、 サイクロンで分離され回収された前記粉塵を前記貯溜槽
    へ戻す還流手段と、 を備えたことを特徴とするスラリ状の被乾燥物の乾燥装
    置。
JP10243053A 1998-08-28 1998-08-28 スラリ状の被乾燥物の乾燥方法及び乾燥装置 Pending JP2000074561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009094868A1 (en) * 2008-01-25 2009-08-06 Guangzhou Pude Environmental Protection Equipment, Ltd. A method for drying sludge
KR102009190B1 (ko) * 2018-11-16 2019-08-09 (주)진에너텍 슬러지 연료화 시스템의 슬러지 회수 장치

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