JP2000073779A - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

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JP2000073779A
JP2000073779A JP10243742A JP24374298A JP2000073779A JP 2000073779 A JP2000073779 A JP 2000073779A JP 10243742 A JP10243742 A JP 10243742A JP 24374298 A JP24374298 A JP 24374298A JP 2000073779 A JP2000073779 A JP 2000073779A
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JP
Japan
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fuel
engine
generator
tanks
engine generator
Prior art date
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Application number
JP10243742A
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English (en)
Inventor
Masaaki Higuchi
正明 樋口
Masaru Atsumi
大 厚海
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の燃料タンクを備えたエンジン発電機を
傾斜地に設置した場合の燃料漏れを防止する。 【解決手段】 エンジン2により発電機を駆動して発電
を行うエンジン発電機1であって、エンジン2に供給さ
れる燃料を貯留する燃料タンク4A,4Bを複数設け
る。燃料タンク4A,4Bごとに、エンジン2に対し燃
料を供給する燃料供給ライン16a,16bを個別に配
設する。燃料供給ライン16a,16bには、燃料をキ
ャブレタ8に圧送する複数の燃料ポンプ11a,11b
と、各燃料ポンプ11a,11bから送出される燃料を
合流させてキャブレタ8に送出するTコネクタ13が配
設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジン発電機に関
し、特に、燃料タンクを複数備えたエンジン発電機に適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工事現場の夜間照明やコンプ
レッサの電源として、併設したエンジン(内燃機関)に
より発電機を駆動して発電を行ういわゆるエンジン発電
機が広く用いられている。このエンジン発電機は一般
に、発電機とエンジンおよび燃料タンクを一体化した構
成となっており、エンジンのクランクシャフトに発電機
の主軸を連結して発電機を駆動するようになっている。
【0003】また、エンジンに対しては、燃料タンクか
ら燃料ポンプ、キャブレタ(気化器)を介して燃料が供
給され、燃料タンクと燃料ポンプとの間には燃料ストレ
ーナおよび燃料コックが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、給油の手間の削
減や燃料切れによる作業中断を回避すべく、長時間の連
続運転が可能なエンジン発電機が求められている。かか
る要請に対しては、燃料タンクを大型化して対応するの
が一般的であるが、この場合、大型の燃料タンクを新た
に別途製造する必要があり、燃料タンクを再設計して別
仕様のものを準備しなければならない。このため、本発
明者らは、既存の燃料タンクを複数個搭載する方式に想
到し、これにより燃料貯留量を増加させ、連続運転時間
の延長とコスト低減の要請を両立させることが可能とな
った。
【0005】しかしながら、エンジン発電機に燃料タン
クを複数併置する場合、図6のようにそれらを単純に結
合すると、坂道などの傾斜地にエンジン発電機を設置し
た際に下側に来た燃料タンクから燃料がオーバーフロー
してしまうという問題が生じた。すなわち、図7に示し
たように、燃料タンクA,Bが傾いた状態に置かれる
と、上側の燃料タンクBから下側の燃料タンクAに燃料
が移動し、燃料タンクAのキャップ51に設けられたエ
アベント部52から燃料が漏れ出てしまうという問題が
あった。この問題は燃料タンクが1個の場合には発生し
ない問題であり、燃料タンクの増設に当たりかかる問題
の解決が望まれていた。
【0006】本発明の目的は、エンジン発電機の連続使
用時間の延長を図り、また、かかるエンジン発電機を傾
斜地に設置した際の燃料漏れが生じないようにすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン発電機
は、エンジンと、エンジンと連結された発電機とを備
え、エンジンにより発電機を駆動して発電を行うエンジ
ン発電機であって、エンジンに供給される燃料を貯留す
る燃料タンクを複数備え、これらの複数の燃料タンクご
とに、燃料タンクからエンジンに対し燃料を供給する燃
料供給ラインを個別に配設したことを特徴としている。
【0008】また、本発明のエンジン発電機は、エンジ
ンと、エンジンと連結された発電機とを備え、エンジン
により発電機を駆動して発電を行うエンジン発電機であ
って、エンジンに供給される燃料を貯留する複数の燃料
タンクと、これらの複数の燃料タンクごとに個別に設け
られ、燃料タンク内の燃料をエンジンの前段に配設され
たキャブレタに圧送する複数の燃料ポンプと、燃料ポン
プとキャブレタの間に配設され、各燃料ポンプから送出
される燃料を合流させてキャブレタに送出する燃料合流
部とを有することを特徴としている。
【0009】そして、これにより燃料タンクの容量が増
加し、エンジン発電機の連続運転時間が延長される。ま
た、燃料供給ラインを各燃料タンク毎に個別に設けたの
で、エンジン発電機を傾斜地に配置した場合であって
も、ある燃料タンク内の燃料が他の燃料タンクに移動し
てしまうことがなく、燃料漏れが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態であるエンジン発電機の構成を示す正面図、図2は図
1のエンジン発電機の右側面図、図3は図1のエンジン
発電機の平面図である。
【0011】図1のエンジン発電機1は、従来の通常の
エンジン発電機と同様、エンジン2と発電機3および燃
料タンク4を台車フレーム5内に一体に搭載した構成と
なっている。この場合、発電機3の図示しない主軸には
エンジン2の図示しないクランクシャフトが接続されて
おり、エンジン2を駆動することにより発電機3の主軸
が回転し発電が行われるようになっている。
【0012】ここで台車フレーム5は、一対のパイプフ
レーム5aに底板5bと棚板5cを渡した構成となって
おり、底板5b上にエンジン2と発電機3が、棚板5c
上に燃料タンク4が載せられている。また、底板5bの
下側には車軸5dに支持された車輪5eが取り付けられ
ており、エンジン発電機1全体を容易に移動できるよう
になっている。
【0013】さらに、台車フレーム5には、エンジン2
や発電機3などに加えてバッテリ6やコントロールボッ
クス7が搭載されている。この場合、バッテリ6は底板
5b上に載置されており、エンジン2の点火の他、パイ
ロットランプ点灯用など補助電源として用いられる。ま
た、コントロールボックス7は、棚板5cに吊り下げら
れる形でエンジン発電機1の側方に取り付けられてお
り、作動スイッチ7aや発電状況を示すインジケータ7
b、給電用のプラグ7c等が設けられている。そして、
この作動スイッチ7aをONにすることにより、エンジ
ン2が作動して発電機3によって発電動作が行われる。
【0014】一方、当該エンジン発電機1では、燃料タ
ンク4としてA,B2つの燃料タンク4A,4Bが搭載
されている。この場合、エンジン2に対して各燃料タン
ク4A,4Bからガソリン等の燃料が供給され、従来の
エンジン発電機に比して連続運転時間の延長が図られて
いる。
【0015】図4は、このようなエンジン発電機1にお
ける燃料供給系の構成を示す説明図である。図4に示し
たように、このエンジン発電機1では燃料供給ライン1
6a,16bが燃料タンク4A,4Bごとに個別に設け
られており、キャブレタ8の前段でそれらが一本化され
るようになっている。すなわち、各燃料タンク4A,4
Bからはまず、燃料配管9a,9bが個別に引き出さ
れ、各々燃料ストレーナ/コック10a,10bを介し
て燃料ポンプ11a,11bに接続される。
【0016】なお、本実施の形態では、燃料ポンプ11
a,11bとしてダイヤフラム型ポンプを使用してい
る。この燃料ポンプ11a,11bは、エンジン2のク
ランクケース2a内の脈動圧を利用して駆動されてお
り、クランクケース2aからパルス圧供給管17a,1
7bを介してパルス圧が供給されている。
【0017】さらに、燃料ポンプ11a,11bからも
個別に燃料配管12a,12bが引き出されており、こ
れらはその後Tコネクタ(燃料合流部)13にて合流し
て1本の燃料配管14となる。そして、燃料配管14が
キャブレタ8に接続され、燃料タンク4A,4Bとエン
ジン2との間が燃料供給ライン16a,16bによって
接続される。
【0018】このようにエンジン発電機1では、燃料供
給ライン16a,16bがTコネクタ13まで各燃料タ
ンク4A,4Bごとに分離形成され、しかもその間には
個別に燃料ポンプ11a,11bが設けられている。従
って、当該エンジン発電機1では、それを斜面に配置し
ても燃料が燃料タンク4の一方から他方に移動すること
がなく、燃料移動による燃料漏れが発生することがな
い。
【0019】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0020】たとえば、前述の実施の形態では、燃料ポ
ンプ11a,11bとしてクランクケース内の脈動圧を
利用したダイヤフラム型ポンプを使用したが、燃料ポン
プの形式はこれには限られず、プランジャ式やベーン式
のポンプを用いても良い。また、その駆動形式も、カム
駆動式や電磁駆動式等種々の方式を採用することができ
る。
【0021】さらに、前述の例では2個の燃料タンクを
備えたエンジン発電機を示したが、その数は2個には限
られず、3個以上の燃料タンクを設け、各燃料タンクご
とに個別に燃料供給ラインを形成するようにしても良
い。なお、この場合には燃料合流部として4つ股以上の
コネクタを使用したり、Tコネクタを複数使用して燃料
を徐々に合流させて行くことになる。
【0022】なお、図5(a)に示したように、各燃料
タンク4A,4Bの燃料配管に図5(b)のようなワン
ウエイバルブ15a,15bを設け、その後段でTコネ
クタ13により合流させて燃料の移動を防止することも
可能である。この場合、燃料ストレーナ/コック10や
燃料ポンプ11を1個使いとすることができる。
【0023】
【発明の効果】複数個の燃料タンクのそれぞれに個別の
燃料供給ラインを形成したことにより燃料タンクの容量
が増加してエンジン発電機の連続運転時間が延長され、
また、エンジン発電機を傾斜地に配置した場合であって
も、燃料タンク内の燃料が他の燃料タンクに移動してし
まうことがなく、燃料漏れの発生を防止することが可能
となる。
【0024】従って、例えば坂道などの工事現場に本発
明によるエンジン発電機を傾斜配置しそれを一晩中無給
油で運転することなどが可能となり、給油作業の手間や
給油時の作業中断などを無くすことができ、作業効率の
向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるエンジン発電機の
構成を示す正面図である。
【図2】図1のエンジン発電機の右側面図である。
【図3】図1のエンジン発電機の平面図である。
【図4】図1のエンジン発電機における燃料供給ライン
の構成を示す説明図である。
【図5】(a)は燃料タンクの燃料配管にワンウエイバ
ルブを設けて燃料の移動を防止する構成を示す説明図、
(b)は(a)にて用いるワンウエイバルブの構成を示
す断面図である。
【図6】複数の燃料タンクの燃料供給ラインを単純に結
合した場合の燃料供給系の構成を示す説明図である。
【図7】図6のような燃料供給系を有するエンジン発電
機を傾斜させて配置した場合の燃料の様子を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 エンジン発電機 2 エンジン 3 発電機 4A,4B 燃料タンク 8 キャブレタ 9a,9b 燃料配管 10a,10b 燃料ストレーナ/コック 11a,11b 燃料ポンプ 12a,12b 燃料配管 13 Tコネクタ(燃料合流部) 14 燃料配管 16a,16b 燃料供給ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、前記エンジンと連結された
    発電機とを備え、前記エンジンにより前記発電機を駆動
    して発電を行うエンジン発電機であって、 前記エンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクを
    複数備え、前記複数の燃料タンクごとに、前記燃料タン
    クから前記エンジンに対し燃料を供給する燃料供給ライ
    ンを個別に配設したことを特徴とするエンジン発電機。
  2. 【請求項2】 エンジンと、前記エンジンと連結された
    発電機とを備え、前記エンジンにより前記発電機を駆動
    して発電を行うエンジン発電機であって、 前記エンジンに供給される燃料を貯留する複数の燃料タ
    ンクと、 前記複数の燃料タンクごとに個別に設けられ、前記燃料
    タンク内の燃料を前記エンジンの前段に配設されたキャ
    ブレタに圧送する複数の燃料ポンプと、 前記燃料ポンプと前記キャブレタの間に配設され、前記
    各燃料ポンプから送出される燃料を合流させて前記キャ
    ブレタに送出する燃料合流部とを有することを特徴とす
    るエンジン発電機。
JP10243742A 1998-08-28 1998-08-28 エンジン発電機 Pending JP2000073779A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229648A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Honda Motor Co Ltd エンジン動力作業機
JP2019009953A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 トヨタ自動車株式会社 機械の設計方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012229648A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Honda Motor Co Ltd エンジン動力作業機
JP2019009953A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 トヨタ自動車株式会社 機械の設計方法
US11325454B2 (en) 2017-06-28 2022-05-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of designing machine

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