JP2000073636A - 入出場ゲート管理装置 - Google Patents

入出場ゲート管理装置

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JP2000073636A
JP2000073636A JP10259129A JP25912998A JP2000073636A JP 2000073636 A JP2000073636 A JP 2000073636A JP 10259129 A JP10259129 A JP 10259129A JP 25912998 A JP25912998 A JP 25912998A JP 2000073636 A JP2000073636 A JP 2000073636A
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gate
data
determined
remote control
infrared
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JP10259129A
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English (en)
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Ikuo Kobayashi
郁夫 小林
Atsushi Suzuki
敦 鈴木
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TASUKO DENKI KK
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TASUKO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とするゲートのみが確実に開閉され、セ
キュリティ性の高い入出場ゲート管理装置を提供する。 【解決手段】 リモコン操作端末かの信号はRF受信ユ
ニット14で受信され、リモコン操作端末に対するゲー
ト側処理装置1A,1Bからの信号は、第1又は第2の赤外
線発光素子15,16を用いてなされ、リモコン操作端末と
ゲート側処理装置1A,1Bとの間で位置情報が授受され、
一致する場合に、リモコン操作端末から送信される製造
者製造番号ID等からなる利用者情報がゲート側処理装
置1A,1Bで正規のものであるか否か等が判定され、正規
のものであると判定された場合に、ゲートの開閉成がな
されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人や車両等の出入
りが行なわれるゲートの開閉を制御する装置に係り、特
に、いわゆるリモコン装置によりゲートの開閉を行なう
ものにあって、ゲート開閉動作の信頼性の向上を図ると
共に、入出場データ管理の効率向上等を図ったものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
有料駐車場のゲートを、契約者が貸与されたリモコン装
置を用いて、ゲート近傍に設置された受信装置へ向け
て、特定の信号を送信し、受信装置によってそれが受信
されることによって、ゲートの開閉を行なうようにした
もの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、利用者のリモコン装置から、ゲート側
の受信装置へ所定の識別番号等が例えば赤外線等で一方
的に送信され、それが受信されればゲートの開閉が行な
われるように構成されたものであるため、次述するよう
な問題があった。例えば、有料駐車場におけるゲート装
置にあっては、リモコン装置は、通常、一人の契約利用
者に一つが原則であるが、何らかの不正な手段により、
2個以上のリモコン装置を入手し、それを契約者外の他
人に貸与することで、契約者以外の者がその駐車場を使
用する場合や、一つのリモコン装置を複数の者が用いて
入出場を行う場合のいわゆる多重入場を発見することが
困難であった。また、複数のゲートが近接して設けられ
ているような場合に、受信側の感度等に起因して、リモ
コン装置が向けられたゲート以外のゲートが同時に開閉
されてしまうことがあり、ゲート開閉動作の信頼性が充
分ではないという問題があった。さらに、リモコン装置
は、その識別番号等の設定、変更が行なえるようになっ
ているものであっても、その設定、変更の際には、ケー
スの蓋を開けて、内部の設定スイッチ等を操作しなけれ
ばならず、保守、整備における操作性が低いという問題
があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、いわゆる多重入場を発見することができ、不正な入
場に対処できる高いセキュリティ性を有する入出場ゲー
ト管理装置を提供するものである。本発明の他の目的
は、複数のゲートが設置されるような構成にあっては、
一つのリモコンからの信号により目的とするゲートのみ
が確実に開閉されるような動作の信頼性の高い入出場ゲ
ート管理装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、装置の保守、点検等における操作性、利便性の高い
入出場ゲート管理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る入出場ゲート管理装置は、ゲート開閉の要求信号を無
線送信するためのリモコン操作端末と、前記リモコン操
作端末からの信号に応じてゲートの開閉を制御するゲー
ト側処理装置とを具備してなる入出場ゲート管理装置で
あって、前記リモコン操作端末は、リモコン用中央制御
手段と、ゲート開閉の要求信号を送信する際に押下する
スイッチ手段と、データの書き換えが可能で、かつ、デ
ータを不揮発に保持するデータ保持用記憶手段と、前記
中央制御手段からの制御に応じて所定の信号を高周波に
重畳させて送信する無線送信手段と、赤外線信号を受光
する赤外線受光手段と、前記中央制御手段の制御に応じ
て鳴動する鳴動手段とを具備してなり、前記中央制御手
段は、前記スイッチ手段の押下が検出された際、前記デ
ータ保持用記憶手段に予め記憶された所定の利用者情報
を前記無線送信手段に無線送信させ、前記利用者情報の
無線送信に応じて前記ゲート側処理装置から所定の位置
情報が前記赤外線受光手段により受信されたと判定した
場合には、当該所定の位置情報を前記無線送信手段に無
線送信させ、その後、前記ゲート側処理装置からの通行
許可に対応する所定の赤外線信号が前記赤外線受光手段
により受信されたと判断した場合には、前記鳴動手段を
第1の所定の鳴動状態とする一方、前記ゲート側処理装
置から通行拒否に対応する所定の赤外線信号が前記赤外
線受光手段により受信されたと判断した場合には、前記
鳴動手段を第2の所定の鳴動状態とし、前記ゲート側処
理装置は、ゲート側用中央制御手段と、データの書き換
えが可能で、かつ、データを不揮発に保持するデータ保
持用記憶手段と、電源供給がなされている間、データの
書き込み読み出しが可能な一時記憶手段と無線信号を受
信し、復調する無線受信手段と、前記ゲート側用中央制
御手段からの信号を赤外線送信する第1の赤外線送信手
段と、前記ゲート側用中央制御手段からの信号を赤外線
送信する第2の赤外線送信手段と、前記ゲート側用中央
制御手段からの制御信号に応じてゲート駆動のための信
号を出力するゲート駆動インターフェイス手段とを具備
してなり、前記ゲート側中央処理手段は、前記リモコン
操作端末からの所定の無線電波が前記無線受信手段によ
り受信されたと判断した場合、当該無線受信手段により
復調されたデータを取り込み、当該データに含まれる駐
車場IDが、予め前記データ保持用記憶手段に記憶され
ているものと一致すると判定した場合、前記リモコン操
作端末に対して所定の位置情報を前記第1及び第2の赤
外線送信手段に送信させ、前記無線受信手段により前記
リモコン操作端末から返送された位置情報が受信された
と判定した場合に、当該位置情報が先に赤外線送信した
ものと一致するか否かを判定し、位置情報が一致すると
判定した場合、前記無線受信手段により受信されたデー
タ中の紛失製造番号IDが、所定の初期値か否かを判定
し、紛失製造番号IDが所定の初期値であると判定した
場合にはその後に、紛失製造番号IDが所定の初期値で
ないと判定した場合には、当該紛失製造番号IDが前記
データ保持用記憶手段に予め記憶されている紛失IDリ
ストのものと一致するか否かを判定し、紛失製造番号I
Dが、前記データ保持用記憶手段に予め記憶されている
前記紛失IDリストのものと一致すると判定した場合に
はその後に、また、紛失製造番号IDが、前記データ保
持用記憶手段に予め記憶されている前記紛失IDリスト
のものと一致しないと判定した場合には、当該製造者製
造番号IDを前記紛失IDリストに追加した後に、それ
ぞれ前記無線受信手段により受信されたデータ中の製造
者製造番号IDが前記データ保持用記憶手段に予め記憶
されている通常リスト中のものと一致するか否かを判定
し、製造者製造番号IDが前記通常リスト中のものと一
致すると判定した場合にはその後に、製造者製造番号I
Dが前記通常リスト中のものと一致しないと判定した場
合には、当該製造者製造番号IDが前記データ保持用記
憶手段に予め記憶されている紛失IDリスト中のものと
一致するか否かを判定し、当該製造者製造番号IDが紛
失IDリスト中のものと一致しないと判定し、かつ、当
該製造者製造番号IDを前記通常リストに追加した後
に、それぞれ前記リモコン操作端末に対して通行許可に
対応する所定の信号を、前記第1の赤外線送信手段また
は前記第2の赤外線送信手段に送信させると共に、前記
ゲート駆動インターフェイス手段にゲートを開閉成する
ための所定の制御信号を出力する一方、前記製造者製造
番号IDが通常リスト中のものと一致しないと判定した
後の当該製造者製造番号IDが前記紛失IDリスト中の
ものと一致するか否かの判定において、当該製造者製造
番号IDが紛失IDリスト中のものと一致すると判定し
た場合、リモコン操作端末に対して通行拒否に対応する
信号を、前記第1の赤外線送信手段または前記第2の赤
外線送信手段に送信させるよう構成されてなるものであ
る。
【0006】かかる構成においては、特に、リモコン操
作端末とゲート側処理装置との間において位置情報の交
換を行うようにし、それが一致した場合にゲート開閉の
処理がなされるような構成とすることにより、ゲートが
複数設けられるものにおいて、従来と異なり、誤って他
のゲートを開閉成するようなこと防止され、ゲート開閉
動作の信頼性が向上されることとなるものである。
【0007】請求項2記載の発明に係る入出場ゲート管
理装置は、ゲート開閉の要求信号を無線送信するための
リモコン操作端末と、前記リモコン操作端末からの信号
に応じてゲートの開閉を制御するゲート側処理装置とを
具備してなる入出場ゲート管理装置であって、前記リモ
コン操作端末は、リモコン用中央制御手段と、ゲート開
閉の要求信号を送信する際に押下するスイッチ手段と、
データの書き換えが可能で、かつ、データを不揮発に保
持するデータ保持用記憶手段と、前記中央制御手段から
の制御に応じて所定の信号を高周波に重畳させて送信す
る無線送信手段と、赤外線信号を受光する赤外線受光手
段と、前記中央制御手段の制御に応じて鳴動する鳴動手
段とを具備してなり、前記中央制御手段は、前記スイッ
チ手段の押下が検出された際、前記データ保持用記憶手
段に予め記憶された所定の利用者情報を前記無線送信手
段に無線送信させ、前記利用者情報の無線送信に応じて
前記ゲート側処理装置から所定の位置情報が前記赤外線
受光手段により受信されたと判定した場合には、当該所
定の位置情報を前記無線送信手段に無線送信させ、その
後、前記ゲート側処理装置からの通行許可に対応する所
定の赤外線信号が前記赤外線受光手段により受信された
と判断した場合には、前記鳴動手段を第1の所定の鳴動
状態とする一方、前記ゲート側処理装置からの通行拒否
に対応する所定の赤外線信号が前記赤外線受光手段によ
り受信されたと判断した場合には、前記鳴動手段を第2
の所定の鳴動状態とし、前記ゲート側処理装置は、ゲー
ト側用中央制御手段と、データの書き換えが可能で、か
つ、データを不揮発に保持するデータ保持用記憶手段
と、電源供給がなされている間、データの書き込み読み
出しが可能な一時記憶手段と無線信号を受信し、復調す
る無線受信手段と、前記ゲート側用中央制御手段からの
信号を赤外線送信する第1の赤外線送信手段と、前記ゲ
ート側用中央制御手段からの信号を赤外線送信する第2
の赤外線送信手段と、ゲートの一方側におけるゲート近
傍の車両の存在を検出する第1の検出手段と、ゲートの
他方側におけるゲート近傍の車両の存在を検出する第2
の検出手段と、前記ゲート側用中央制御手段からの制御
信号に応じてゲート駆動のための信号を出力するゲート
駆動インターフェイス手段とを具備してなり、前記ゲー
ト側中央処理手段は、前記リモコン操作端末からの所定
の無線電波が前記無線受信手段により受信されたと判断
した場合、当該無線受信手段により復調されたデータを
取り込み、当該データに含まれる駐車場IDが、予め前
記データ保持用記憶手段に記憶されているものと一致す
ると判定した場合、前記リモコン操作端末に対して所定
の位置情報を前記第1及び第2の赤外線送信手段に送信
させ、前記無線受信手段により前記リモコン操作端末か
ら返送された位置情報が受信されたと判定した場合に、
当該位置情報が先に赤外線送信したものと一致するか否
かを判定し、位置情報が一致すると判定した場合、前記
無線受信手段により受信されたデータ中の紛失製造番号
IDが、所定の初期値か否かを判定し、紛失製造番号I
Dが所定の初期値であると判定した場合にはその後に、
紛失製造番号IDが所定の初期値でないと判定した場合
には、当該紛失製造番号IDが前記データ保持用記憶手
段に予め記憶されている紛失IDリストのものと一致す
るか否かを判定し、紛失製造番号IDが、前記データ保
持用記憶手段に予め記憶されている前記紛失IDリスト
のものと一致すると判定した場合にはその後に、また、
紛失製造番号IDが、前記データ保持用記憶手段に予め
記憶されている前記紛失IDリストのものと一致しない
と判定した場合には、当該製造者製造番号IDを前記紛
失IDリストに追加した後に、それぞれ前記無線受信手
段により受信されたデータ中の製造者製造番号IDが前
記データ保持用記憶手段に予め記憶されている通常リス
ト中のものと一致するか否かを判定し、製造者製造番号
IDが前記通常リスト中のものと一致すると判定した場
合にはその後に、製造者製造番号IDが前記通常リスト
中のものと一致しないと判定した場合には、当該製造者
製造番号IDが前記データ保持用記憶手段に予め記憶さ
れている紛失IDリスト中のものと一致するか否かを判
定し、当該製造者製造番号IDが紛失IDリスト中のも
のと一致しないと判定し、かつ、当該製造者製造番号I
Dを前記通常リストに追加した後に、それぞれ前記第1
及び第2の検出手段の検出結果に基づいて、リモコン操
作端末が場内か場外かを判定し、リモコン操作端末が場
内であると判定した場合、前記一時記憶手段に設けられ
た入場済みリスト中に当該リモコン操作端末のデータが
存在するか否かを判定し、前記入場済みリスト中に当該
リモコン操作端末のデータが存在すると判定した場合、
リモコン操作端末に対して通行拒否に対応する所定の信
号を、前記第1の赤外線送信手段または前記第2の赤外
線送信手段に送信させ、前記入場済みリスト中に当該リ
モコン操作端末のデータが存在しないと判定した場合、
リモコン操作端末に対して通行許可に対応する所定の信
号を、前記第1の赤外線送信手段または前記第2の赤外
線送信手段に送信させると共に、前記ゲート駆動インタ
ーフェイス手段にゲートを開閉成するための所定の制御
信号を出力する一方、前記リモコン操作端末が場内か場
外かの判定において、リモコン操作端末が場外であると
判定した場合、前記一時記憶手段に設けられた出場済み
リスト中に当該リモコン操作端末のデータが存在するか
否かを判定し、前記出場済みリスト中に当該リモコン操
作端末のデータが存在すると判定した場合、リモコン操
作端末に対して通行拒否に対応する所定の信号を、前記
第1の赤外線送信手段または前記第2の赤外線送信手段
に送信させ、前記出場済みリスト中に当該リモコン操作
端末のデータが存在しないと判定した場合、リモコン操
作端末に対して通行許可に対応する所定の信号を、前記
第1の赤外線送信手段または前記第2の赤外線送信手段
に送信させると共に、前記ゲート駆動インターフェイス
手段にゲートを開閉成するための所定の制御信号を出力
し、前記製造者製造番号IDが通常リスト中のものと一
致しないと判定した後の当該製造者製造番号IDが前記
紛失IDリスト中のものと一致するか否かの判定におい
て、当該製造者製造番号IDが紛失IDリスト中のもの
と一致すると判定した場合、リモコン操作端末に対して
通行拒否に対応する信号を、前記第1の赤外線送信手段
または前記第2の赤外線送信手段に送信させるよう構成
されてなるものである。
【0008】かかる構成においては、特に、リモコン操
作端末についてその入出場の状況を確認できるような構
成とすることで、同一のリモコン操作端末を用いて複数
の利用者が入出場を繰り返すような不正使用を防止する
ことができ、いわゆるセキュリティ性の向上が図られる
こととなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図10を参照しつつ説明する。なお、以下
に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。最初に、図1を参照しつつ、本発明の実施
の形態における入出場ゲート管理装置の設置例について
説明する。図1は、駐車場での設置例を模式的に示すも
ので、駐車場30は、塀等で周囲が囲まれており、この
例の場合には、二個所にゲート31,32が設けられた
ものとなっている。かかる配置例における入出場ゲート
管理装置(以下「本装置」と言う)は、それぞれのゲー
ト31,32に設置されるゲート側処理装置1A,1B
と、複数のリモコン操作端末2とを主たる構成要素とし
てなるもので(詳細は後述)、各々のゲート側処理装置
1A,1Bは、それぞれに接続された無線データ伝送装
置24を介して相互にデータの授受が可能な構成となっ
ているものである(図4及び図5参照)。それぞれのゲ
ート31,32に設けられたゲート側処理装置1A,1
Bは、基本的に同一の構成を有してなるもので、このゲ
ート側処理装置1A,1Bによってそれぞれのゲート3
1,32の開閉が制御されるようになっている(詳細は
後述)。
【0010】ゲート31,32自体は、特定の構成のも
のに限定される必要はなく、バーを上げ下げするもの
や、扉を開閉するもの等、種々選択可能である。この例
では、図2及び図3に示されたように、2つのポール3
1a,31b(又は32a,32b)の間をチェーン3
1c(又は32c)で結び、このチェーン31c(又は
32c)の一方を、一方のポール31b(32b)内に
設けられた駆動装置(図示せず)により、巻き取ること
で、図3(A)のようにゲート閉成状態とし、また、チ
ェーン31c(又は32c)を繰り出すことで、図3
(B)に示されたようにゲート開成状態として、車両が
通過できるようにしたものである。そして、図示されな
い駆動装置は、ゲート側処理装置1A(又は1B)の制
御信号に応じて、上述したような動作を行うようになっ
ている。
【0011】このゲート31(又は32)を構成するポ
ール31a,31b(又は32a,32b)の一方31
b(又は32b)には、駐車場30の内側(以下「場
内」と言う)にその発光面が向けられた第1の赤外線発
光素子15と、駐車場30の外側(以下「場外」と言
う)にその発光面が向けられた第2の赤外線発光素子1
6が、それぞれ取着されており、後述するようにリモコ
ン操作端末2に向けて赤外線によるデータの送信が行な
われるようになっている。また、この例においては、ゲ
ート31,32の近傍に車両が存在することを確認する
ために(詳細は後述)、導伝性部材からなり一回巻きの
コイル状に形成された第1のループ17と、第2のルー
プ19とが、第1のループ17は、場内に向けて、第2
のループ19は、場外に向けて、ゲート31(又は3
2)の例えば一方のポール31b(又は32b)に取着
されている。また、この例では、駐車場30の適宜な位
置に管理事務所33が設けられており、管理事務所内3
3に設けられたホストコンピュータ25がゲート側処理
装置1A,1Bのいずれか一方に接続可能となってお
り、入出場に関する各種のデータが集中的に管理できる
ようになっている。
【0012】次に、図4を参照しつつ、リモコン操作端
末2の構成について説明する。リモコン操作端末2は、
このリモコン操作端末2の全体の動作制御を行うCPU
3と、EEPROM4と、RF送信ユニット(図4にお
いては「RF TX」と表記)5と、赤外線受光素子6
と、送信スイッチ(図4においては「SW」と表記)7
と、ブザー8と、動作表示LED9と、電池電圧検出回
路(図4においては「電池電圧検出」と表記)10とを
具備してなるものとなっている。このリモコン操作端末
2は、利用者が、ゲート31(又は32)を開閉成させ
たい場合、スイッチ手段としての送信スイッチ7を押下
することで、無線送信手段としてのRF送信ユニット5
により、所定の信号が無線送信される一方、このリモコ
ン操作端末2から無線送信された信号に応じて、後述す
るゲート側処理装置1A(又は1B)から、通行許可又
は通行拒否に対応する所定の信号等が、赤外線により送
信され、それがこのリモコン操作端末2の赤外線受光手
段としての赤外線受光素子6により受信されるようにな
っている。そして、赤外線受光素子6により受信された
信号は、リモコン用中央制御手段としてのCPU3によ
りその内容が判断され、通行許可又は通行拒否のそれぞ
れの場合において、鳴動手段としてのブザー8が所定の
形態で鳴動されるようになっているものである。
【0013】データ保持用記憶手段としてのEEPRO
M(Electrically Erasable Programmable Read-Only Me
mory)は、送信スイッチ7が押下された場合に、RF送
信ユニット5から所定の形式で無線送信される利用者情
報(詳細は後述)が記憶されると共に、このリモコン操
作端末2の動作設定のためのデータが、書き換え可能に
記憶されるようになっている公知・周知の半導体記憶素
子である。ここで、利用者情報としては、この例の場
合、製造者製造番号ID、紛失製造番号ID、駐車場I
D及び利用者IDが定められている。製造者製造番号I
Dは、リモコン操作端末2の一つ一つに、それを製造し
た製造者により付与される識別番号であって、例えば、
製造年、製造月、製造数に対応して付与されるシリアル
番号等が所定の形式で表されてなり、16進コードで予
め記憶されるようになっているものである。紛失製造番
号IDは、利用者がリモコン操作端末2を紛失し、再交
付される際に、予め記憶される先に紛失したリモコン操
作端末の製造者製造番号IDである。なお、紛失してい
ない場合には、初期値として所定の値が記憶されるよう
になっている。
【0014】駐車場IDは、利用者が予め使用を契約し
た駐車場に付与されている識別番号であり、契約が成立
してリモコン操作端末2が利用者に交付される際に、予
め記憶されるようになっているものである。この駐車場
IDは、例えば、所定のビット数を有して16進法で設
定されるもので、所定のビット数の内、予め定めた特性
のビットについては、いわゆるマスターキに対応する設
定が行えるように定められているものである。すなわ
ち、例えば、特定のビットが「1」に設定されている場
合は、その他のビットデータの状態に関わらず、マスタ
ーキが設定されているとして、ゲート側処理装置1A
(又は1B)で、そのビット情報が認識された場合に
は、無条件にゲート31(又は32)の開閉が行われる
ように予め条件設定が行われるようにしてある。そし
て、上述の特定のビットが「0」の場合には、他のビッ
トのデータが利用者の識別番号を表すものとして扱われ
るように定められている。利用者IDは、駐車場の使用
契約が成立した際に利用者に付与される識別場の具であ
り、リモコン操作端末2が利用者に付与される際に、予
め記憶されるようになっているものである。
【0015】RF送信ユニット5は、送信スイッチ7が
押下された際、CPU3から入力される利用者情報を所
定の変調により高周波信号に重畳させて送信するもの
で、それ自体の構成は、公知・周知の無線送信機のもの
で、如何なる無線周波数、変調形式等とするかは、本装
置の設置条件等を考慮して適宜選択され得るものであ
る。赤外線受光素子6は、ゲート側処理装置1A(又は
1B)の第1の赤外線発光素子15又は第2の赤外線発
光素子16から発光された赤外線を受信するためのもの
で、リモコン操作端末2を使用する際には、この赤外線
受光素子6の受光面が、第1の赤外線発光素子15又は
第2の赤外線発光素子16に向くようにする。ブザー8
は、例えば、ゲート側処理装置1A(又は1B)から赤
外線により通行許可が送信された場合、CPU3により
所定の長さで一回鳴動される一方、通行拒否が送信され
た場合には、CPU3により複数回、断続的に鳴動され
るようになっており、利用者は、その鳴動状態の違いに
より、ゲート31(又は32)を通過可能か否かが認識
できるようになっている。
【0016】電池電圧検出回路10は、リモコン操作端
末2に用いられる電池(図示せず)の消費状態を検出
し、その状態に応じて、例えば、予め定めた二段階の電
池電圧の状態に応じて、動作表示LED9を駆動し、所
定の点灯表示を行うようになっているものである。
【0017】次に、図5を参照しつつゲート側処理装置
1A,1Bの構成について説明する。ゲート側処理装置
1A,1Bは、装置全体の動作制御を行うCPU11
と、S−RAM12と、EEPROM13と、RF受信
ユニット(図5においては「RF RX」と表記)14
と、第1の赤外線発光素子(図5においては「赤外LE
D1」と表記)15と、第2の赤外線発光素子(図5に
おいては「赤外LED2」と表記)16と、第1のルー
プ17と、第1のループ用検出回路(図5においては
「DET1」と表記)18と、第2のループ19と、第
2のループ用検出回路(図5においては「DET2」と
表記)20と、ゲート駆動インターフェイス回路(図5
においては「DRV I/F」と表記)21と、データ
設定用DIPスイッチ(図5においては「DIP S
W」と表記)22と、RS−232Cレベル変換回路
(図5においては「CONV」と表記)23と、無線デ
ータ伝送装置24とを具備してなるものとなっている。
一時記憶手段としてのS−RAM(Static RAM)12は、
公知・周知の半導体記憶素子で、このゲート側処理装置
1A,1Bにおいては、利用者の入出場状況を記憶する
ために用いられるようになっている。データ保持用記憶
手段としてのEEPROM13は、いわゆるマスタキー
としての機能を果たすマスターIDや、後述するホスト
コンピュータ25との接続に関する必要なデータ、ま
た、ゲート側処理装置1A,1B相互の通信に必要な所
定のデータ等が予め記憶されているものである。無線受
信手段としてのRF受信ユニット14は、先のリモコン
操作端末2から送信された無線電波の受信、復調を行
い、リモコン操作端末から送信されたデータをゲート側
用中央制御手段としてのCPU11へ出力するようにな
っているもので、それ自体は、公知・周知の構成を有す
る無線受信機である。第1及び第2の赤外線送信手段と
しての第1及び第2の赤外線発光素子15,16は、先
に述べたように、リモコン操作端末2へ対するデータ送
信を赤外線で行うためのもので、この例においては、第
1の赤外線発光素子15は、その発光面が場内に向け
て、第2の赤外線発光素子16は、その発光面が場外に
向けてそれぞれ、ゲート31の一方のポール31b(ゲ
ート32においては一方のポール32bに)に設けられ
ているもので、後述するようにCPU11からの信号に
応じて点灯されるようになっている。
【0018】第1及び第2のループ17,19は、車両
がゲート31,32近傍に存在するか否かを判定するた
めのもので、金属性の物体(この例の場合には車両)が
第1及び第2のループ17,19の近傍にあるか否かに
よって、その自己インダクタンスが変化することを利用
したもので、その自己インダクタンスの変化の検出は、
それぞれに接続された第1及び第2ループ検出回路1
8,20によりなされ、検出結果に応じた信号がCPU
11へ出力されるようになっている。ゲート駆動インタ
ーフェイス手段としてのゲート駆動インターフェイス回
路21は、一方のポール31b,32b内に設けられた
駆動装置(図示せず)を、後述するようにCPU11か
らの信号に応じて駆動するためのインターフェイス回路
である。データ設定用DIPスイッチ22は、駐車場I
D等の諸データの設定を行うもので、CPU11は、こ
のデータ設定用IDの設定状況に応じて後述するような
動作制御を行うようになっている。
【0019】ゲート側処理装置1A,1Bは、ホストコ
ンピュータ25と接続できるようになっており、レベル
変換手段としてのRS−232Cレベル変換回路23
は、そのための一種のインターフェイス回路で、公知・
周知の回路構成を有してなるものである。このRS−2
32Cレベル変換回路23によりホストコンピュータ2
5との接続は、ゲート側処理装置1A,1Bが次述する
無線データ伝送装置24により相互にデータの授受が可
能となっているため、いずれか一方になされればよい。
また、ホストコンピュータ25とゲート側処理装置1
A,1Bとの接続は、常時、必要なものではなく、ホス
トコンピュータ25により、ゲート側処理装置1A,1
Bへ対する諸データの設定等、また、ゲート側処理装置
1A(又は1B)を介してのリモコン操作端末2への諸
データの設定等の際になされれば充分なものである。無
線データ伝送装置24は、公知・周知の構成を有し、無
線によるデータの授受を行うためのもので、各々のゲー
ト側処理装置1A,1Bに接続されることにより、ゲー
ト側処理装置1A,1B相互のデータの授受が可能とな
っている。
【0020】次に、図6及び図7を参照しつつリモコン
操作端末2を用いたゲート開閉動作について説明する。
最初に、リモコン操作端末2におけるCPU3により行
われる動作制御について、図6に示されたフローチャー
トを参照しつつ説明する。このリモコン操作端末2は、
利用者が開閉を所望するいずれかのゲート31(又は3
2)の近傍において、車両に乗車した状態で、車両の窓
から突き出すようにして、赤外線受光素子6の受光面
を、ゲート31(又は32)の一方ポール31b(又は
32b)に向けるようにし、送信スイッチ7を押下する
ことで、その動作が開始されるようになっている。すな
わち、送信スイッチ7が押下される以前においては、C
PU3を除いて、リモコン操作端末2の各部には電源電
圧の供給が停止されており、送信スイッチ7の押下と同
時に電源電圧が供給されるようになっている。
【0021】一方、CPU3により、送信スイッチ7の
押下が常時検知されており、送信スイッチ7の押下があ
ったと判定されると、EEPROM4から利用者情報が
読み出され、その利用者情報は、CPU3を介してRF
送信ユニット5へ入力されて無線送信されることとなる
(図6のステップ100,102参照)。ここで、利用
者情報は、先に述べたようにこの例の場合、製造者製造
番号ID、紛失製造番号ID、駐車場ID及び利用者I
Dである。続いて、ゲート側処理装置1A(又は1B)
からいわゆる赤外線送信されたデータが、設定情報か否
かが判定されることとなる(図6のステップ104参
照)。ここで、設定情報とは、ホストコンピュータ25
からゲート側処理装置1A(又は1B)を介して、リモ
コン操作端末2に設定される諸データであり、例えば、
駐車場ID、紛失製造番号ID等である。そして、ステ
ップ104において、設定情報が送信されたと判定され
た場合(YESの場合)には、その設定情報をEEPR
OM4に書き込むための設定処理が行われ、再び、先の
ステップ100へ戻ることとなる(図6のステップ40
0参照)。
【0022】一方、ステップ104において、ゲート側
処理装置1A(又は1B)から赤外線送信されたものが
設定情報ではないと判定された場合(NOの場合)に
は、位置情報が受信されたか否かが判定されることとな
る(図6のステップ106参照)。すなわち、ゲート側
処理装置1A(又は1B)は、リモコン操作端末2から
の無線信号を受信すると、最初に、ゲート側処理装置1
A(1B)が設置されているゲート番号を位置情報の一
つとして赤外線送信するようになっており、リモコン操
作端末2では、その位置情報を受信すると、再びゲート
側処理装置1A(又は1B)へ無線送信するようになっ
ている。このような処理を行うのは、リモコン操作端末
2からの信号の送信は、無線によって行っているため、
その電波は、利用者がゲート開閉を所望するゲート以外
の他のゲートにも、設置状況等によっては受信される可
能性がある。そのため、リモコン操作端末2からの電波
を受信したことで直ぐにゲート開閉のための処理を開始
するのではなく、ゲート側処理装置1A(又は1B)か
らリモコン操作端末2へ、位置情報を赤外線送信し、そ
の情報がそのまま返ってきた場合にのみ、ゲート側処理
装置1A(又は1B)での処理を続行させるようにする
ことで、ゲート31,32の誤動作を防止するようにす
るためである。
【0023】ステップ106において、位置情報が受信
されないと判定された場合(NOの場合)には、後述す
るステップ110へ進む一方、位置情報が受信されたと
判定された場合(YESの場合)には、その受信された
情報は、そのまま無線送信されることとなる(図6のス
テップ108参照)。位置情報の再送信の後は、ゲート
側処理装置1A(又は1B)からの通行の許否を知らせ
る信号が受信されたか否かが判定され、受信されていな
いと判定された場合(NOの場合)には、先のステップ
100へ戻り送信スイッチ7が押下されるまで待機状態
となる(図6のステップ110参照)。一方、通行許否
に関する信号が受信されたと判定された場合(YESの
場合)には、その信号が通行許可の信号であるか否かが
判定されることとなる(図6のステップ110,112
参照)。
【0024】そして、ステップ112において、通行許
可に対応する信号であると判定された場合(YESの場
合)には、CPU3からブザー8に対して制御信号が出
力され、ゲート31(又は32)の通行が許可されたこ
とを利用者に知らしめるため、ブザー8が所定の鳴動状
態(例えば所定の長さで一回鳴動される等)とされ、ス
テップ100へ戻ることとなる(図6のステップ114
参照)。一方、ステップ112において、通行拒否に対
応する信号であると判定された場合(NOの場合)に
は、ブザー8は、CPU3からの制御信号により通行拒
否に対応する所定の鳴動状態(例えば複数回、断続的に
鳴動される等)とされ、先のステップ100へ戻ること
となる(図6のステップ116参照)。
【0025】次に、図7及び図8を参照しつつゲート側
処理装置1A,1Bのゲート開閉のための動作について
説明する。まず、ゲート側処理装置1A,1Bは、電源
が投入されてCPU11による制御動作が開始される
と、最初に初期化が行われることとなる(図7のステッ
プ200参照)。この初期化においては、利用者の入
場、出場状況を記録する通常リストの全データが消去さ
れる等がなされる。初期化に続いて、ホストコンピュー
タ25からの設定要求があるか否かが判定されることと
なる(図7のステップ202参照)。すなわち、ゲート
側処理装置1A,1B及びリモコン操作端末2は、ホス
トコンピュータ25側から例えば駐車場ID等の諸デー
タの設定が可能となっており、ホストコンピュータ25
からそのデータの設定を行う際には、所定の設定要求信
号が入力されるようになっている。そのため、ステップ
202においては、その信号の有無が判定されるように
なっている。そして、設定要求有りと判定された場合
(YESの場合)には、データ設定のための設定処理サ
ブルーチンが実行され、その後、再びステップ202へ
戻ることとなる(図7のステップ300参照)。
【0026】一方、ステップ202において、設定要求
無しと判定された場合(NOの場合)には、リモコン操
作端末2からの無線電波が受信されたか否かが判定さ
れ、未だ受信されてないと判定された場合(NOの場
合)には、先のステップ202へ戻る一方、受信された
と判定された場合(YESの場合)には、RF受信ユニ
ット14により復調されたデータのCPU11への取り
込みが行われることとなる(図7のステップ204,2
06参照)。次いで、取り込まれたデータ中にある駐車
場ID又はマスターIDが、予めEEPROM13に記
憶されている駐車場ID又はマスターIDと一致するか
否かが判定されることとなる(図7のステップ208参
照)。そして、駐車場ID又はマスターIDが一致しな
いと判定された場合(NOの場合)には、先のステップ
202へ戻る一方、一致すると判定された場合(YES
の場合)には、リモコン操作端末2に対して位置情報が
赤外線送信されることとなる(図7のステップ210参
照)。次いで、リモコン操作端末2から返送された位置
情報がゲート側処理装置1A(1B)から送信したもの
と一致するか否かが判定されることとなる(図7のステ
ップ212参照)。
【0027】ここで、本装置においては、リモコン操作
端末2によりゲート開閉を行う場合、リモコン操作端末
2とゲート側処理装置1A(又は1B)との通信は、最
低でも2回行われるようになっている。すなわち、リモ
コン操作端末2からゲート側処理装置1A(又は1B)
へ最初の無線送信の段階では、リモコン操作端末2は、
位置情報を持ち得ず、リモコン操作端末2からの位置情
報の返送はないため、利用者情報のみの送信だけであ
る。そのため、位置情報送信(図7のステップ210参
照)直後のステップ212における位置情報の判定にお
いては、ゲート側処理装置1A(又は1B)には、ま
だ、その直前に送信された位置情報が返送されて取り込
まれていない状態であるため、一致しないとしてステッ
プ202へ戻ることとなる。そして、先にリモコン操作
端末2から送信した位置情報が返送されることで、ステ
ップ202、204、206、208と進み、さらに、
ステップ210へ進んで、再度、位置情報がリモコン操
作端末2へ送られるが、この2回目の位置情報は、最初
の位置情報がゲート番号のみであったのに加えて、リモ
コン操作端末2からの位置情報の返送によって、リモコ
ン操作端末2が場外、場内のいずれにあるかが確定され
ることとなるため、その場外又は場内の情報が加えられ
ることとなる。そして、リモコン操作端末2では、この
位置情報は、一時的に、CPU3内の記憶領域に記憶さ
れ、次回の動作、すなわち、場外へ出る際に利用者情報
と共にゲート側処理装置1A(又は1B)へ送信される
ようになっている。2回目のステップ212の判定にお
いて、位置情報が一致していないと判定された場合(N
Oの場合)には、先のステップ202へ戻ることとな
る。ここで、2回目の判定で位置情報が一致していなと
判定される場合としては、リモコン操作端末2の無線信
号が、リモコン操作端末2の赤外線受光素子6が指向さ
れたゲート側処理装置1A(又は1B)以外のゲート側
処理装置1B(又は1A)で受信された場合がある。
【0028】一方、2回目のステップ212の判定にお
いて、位置情報が一致していると判定された場合(YE
Sの場合)には、リモコン操作端末2から送信された利
用者情報の一つである紛失製造番号IDが予め定められ
た初期値であるか否かが判定され(図7のステップ21
4参照)、初期値であると判定された場合(YESの場
合)には、後述するステップ216へ進む一方、初期値
ではないと判定された場合(NOの場合)、すなわち、
何等かの紛失製造番号IDが設定されている場合には、
まず、その紛失製造番号IDがEEPROM13内に設
定された紛失製造番号IDリスト中に存在するか否かが
判定されることとなる(図7のステップ220参照)。
そして、ステップ220において、紛失製造番号IDが
リスト中に存在すると判定された場合(YESの場合)
には後述するステップ216へ進む一方、紛失製造番号
IDがリスト中に存在しないと判定された場合(NOの
場合)には、EEPROM13内の紛失製造番号IDリ
ストへ、その紛失製造番号IDが追加記憶されることと
なる(図7のステップ222参照)。続いて、この新た
な紛失製造番号IDが、他のゲート側処理装置へ無線デ
ータ伝送装置24を介して通報されることとなる(図7
のステップ224参照)。例えば、リモコン操作端末2
とゲート側処理装置1Aとの通信が成立したとすると、
この新たな紛失製造番号IDは、ゲート側処理装置1A
からゲート側処理装置1Bへ無線伝送されることとな
り、ゲート側処理装置1Bにおいても、同様に紛失製造
番号IDリストに追加されることとなる。
【0029】ステップ216においては、リモコン操作
端末2から送信された利用者情報の中の製造者製造番号
IDが、EEPROM13内に設定された通常リスト内
に存在するか否かが判定され(図7のステップ216参
照)、通常リストに存在すると判定された場合(YES
の場合)には、後述するステップ230(図8参照)へ
進む一方、通常リスト内に存在しないと判定された場合
(NOの場合)には、その製造者製造番号IDがEEP
ROM13に設定された紛失製造番号IDリスト中に存
在するか否かが判定されることとなる(図7のステップ
218参照)。そして、その製造者製造番号IDが紛失
製造番号IDリスト中に存在すると判定された場合(Y
ESの場合)には、リモコン操作端末2に対して不正使
用であるとして通行拒否の信号が赤外線送信されてステ
ップ202へ戻ることとなる(図7のステップ252参
照)。一方、ステップ218において、その製造者製造
番号IDが紛失製造番号IDリスト中に存在しないと判
定された場合(NOの場合)には、新たな利用者である
として、EEPROM13内に設定された通常リスト
へ、その製造者製造番号IDが追加記憶され、ステップ
230へ進むこととなる(図8のステップ228参
照)。
【0030】ステップ230においては、リモコン操作
端末2のゲート31(又は32)に対する位置が、場外
であるか場内であるかの判定が行われることとなる(図
7のステップ230参照)。この判定は、第1のループ
17又は第2のループ19による車両の検出結果に基づ
いてなされるようになっている。すなわち、この例で
は、通常の使用形態として、利用者が車両に乗ってゲー
ト31(又は32)近傍に近づき、リモコン操作端末2
を使用することを想定しており、第1のループ17又は
第2のループ19のいずれかにより車両(図示せず)の
存在が検出されることとなる。そして、例えば、第1の
ループ17が場内車両の検出用に、第2のループ19が
場外車両の検出用に、それぞれ設定されているものとす
れば、この第1のループ17により車両の存在が検出さ
れた場合には、場内であると判断することができ、ま
た、第2のループ19により車両の存在が検出された場
合には、場外であると判定することができることとな
る。
【0031】このようにしてステップ230において、
リモコン操作端末2が場内であると判定された場合に
は、そのリモコン操作端末2について既に出場済みのデ
ータが存在するか否かが判定されることとなる(図8の
ステップ232参照)。このように既に出場済みとのデ
ータがあるにも関わらず、同じリモコン操作端末2によ
り場内から場外へ出るために、ゲート側処理装置1A
(又は1B)に対して再度のアクセスがなされる最も典
型的な例としては、一旦、リモコン操作端末2で場外へ
出た後、そのリモコン操作端末2を場内へ持ち込み、他
の車両でそのリモコン操作端末2を用いて場内から場外
へ出るような不正な使用状態であるいわゆる多重入出場
が考えられる。なお、入出場の情報は、S−RAM12
にその情報管理のため、リモコン操作端末2の製造者製
造番号ID毎に、入場済みか、または出場済みかが記録
された入出場リストが設定されており、ステップ23,
242の判定においてはこの入出場リストが参酌される
ようになっている。ステップ232において、既に出場
済みであると判定された場合(YESの場合)には、通
行拒否の信号が赤外線送信されて(図7のステップ25
2参照)ステップ202へ戻ることとなる。一方、ステ
ップ232において出場済みではない、すなわち未だ場
内であると判定された場合(NOの場合)には、通行許
可の信号が赤外線送信される(図8のステップ234参
照)と共に、ゲート駆動インターフェイス回路21を介
してゲート駆動がなされゲート31(又は32)が開閉
されることとなる(図8のステップ236参照)。そし
て、ゲート31(又は32)を通過したそのリモコン操
作端末2について、S−RAM12に設定されている入
出場リストが出場済みと書き換えられ(図8のステップ
238参照)、その情報が他のゲート側処理装置へ無線
伝送された後、ステップ202へ戻り一連の処理が繰り
返されることとなる(図8のステップ240参照)。
【0032】一方、ステップ230において、リモコン
操作端末2が場外であると判定された場合には、そのリ
モコン操作端末2について、S−RAM12に設定され
た入出場リストにおいて、既に入場済みのデータが存在
するか否かが判定されることとなる(図8のステップ2
42参照)。そして、ステップ242において、そのリ
モコン操作端末2について、入場済みとのデータが記録
されていると判定された場合(YESの場合)には、い
わゆる多重入場であるとして、通行拒否の信号が赤外線
送信されて(図7のステップ252参照)、ステップ2
02へ戻ることとなる。一方、ステップ242におい
て、入場済みとのデータが記録されていないと判定され
た場合(NOの場合)には、通行許可の信号が赤外線送
信される(図8のステップ244参照)と共に、ゲート
駆動インターフェイス回路21を介してゲート駆動がな
され、ゲート31(又は32)が開閉されることとなる
(図8のステップ246参照)。そして、ゲート31
(又は32)を通過したそのリモコン操作端末2につい
て、S−RAM12に設定されている入出場リストが入
場済みと書き換えられ(図8のステップ248参照)、
その情報が他のゲート側処理装置へ無線伝送された後、
ステップ202へ戻り一連の処理が繰り返されることと
なる(図8のステップ250参照)。なお、上述の説明
において、ステップ208(図7参照)の駐車場ID又
はマスターIDの判定の際、予めEEPROM13に記
憶されているものと一致するか否かを判定するようにし
たが、例えば、駐車場IDは、データ設定用DIPスイ
ッチ22に予め設定されたものと、マスターIDは、先
の説明と同様に、予めEEPROM13に記憶されたも
のと、それぞれ一致しているか否かを判定するようにし
てもよい。
【0033】次に、ホストコンピュータ25によるゲー
ト側処理装置1A,1Bのデータ設定及びリモコン操作
端末2のデータ設定について図9及び図10を参照しつ
つ説明する。最初に、図9を参照しつつゲート側処理装
置1A,1Bの動作について説明する。まず、先の図7
で説明したようにゲート側処理装置1A(又は1B)に
おいて、ホストコンピュータ25からのデータ設定要求
が生じたと判定されると(図7のステップ202参
照)、設定処理のサブルーチンが開始されることとなる
が(図7のステップ300参照)、その具体的な処理手
順が図9に示されている。以下、図9を参照しつつ説明
すれば、サブルーチンが開始されると、最初にホストコ
ンピュータ25からのデータ設定要求先の判定が行われ
る(図9のステップ302参照)。すなわち、ホストコ
ンピュータ25がリモコン操作端末2に対するデータ設
定を要求したのか、ゲート側処理装置1A(又は1B)
に対するデータ設定を要求したのかが判定されることと
なる。
【0034】そして、ゲート側処理装置1A(又は1
B)へ対するデータ設定の要求であると判定された場合
には、ホストコンピュータ25から伝送されたデータ
が、EEPROM13に書き込まれてデータ設定が行わ
れ(図9のステップ312参照)、その後メインルーチ
ンへ戻ることとなる。一方、ステップ302において、
リモコン操作端末2に対するデータ設定要求であると判
定されると、ホストコンピュータ25から伝送されたデ
ータが、ゲート側処理装置1A(又は1B)によって赤
外線送信される(図9のステップ304参照)。リモコ
ン操作端末2では、後述するように、ゲート側処理装置
1A(又は1B)を介してホストコンピュータ25から
の設定用のデータを受信すると、その設定内容を確認の
ためにゲート側処理装置1A(又は1B)へそのまま返
送するようになっており、ゲート側処理装置1A(又は
1B)は、設定データの送信(図9のステップ304参
照)後、リモコン操作端末2からのこの設定内容の返送
を受信することとなる(図9のステップ306参照)。
【0035】次いで、ゲート側処理装置1A(又は1
B)においては、リモコン操作端末2から送信されたデ
ータの内容が、先にゲート側処理装置1A(又は1B)
から送信した内容と一致する否かが判定されることとな
る(図9のステップ308参照)。そして、ステップ3
08において、データが一致すると判定された場合(Y
ESの場合)には、リモコン操作端末2に対して設定が
正常であった旨の所定の信号が赤外線送信されて(図9
のステップ314参照)、その後メインルーチンへ戻る
こととなる。一方、ステップ308において、データが
一致しないと判定されると(NOの場合)、所定回数の
リトライが繰り返されたか否かが判定されることとなる
(図9のステップ310参照)。すなわち、この例にお
いては、リモコン操作端末2に対するデータ設定が何等
かの原因により正常に行われなかった場合、最大限予め
定められた回数まで、データ設定を繰り返すことが行わ
れるようになっており、その所定回数に達したか否か
が、このステップ310において判定される。そして、
未だ所定回数に達していないと判定された場合(NOの
場合)には、ステップ304へ戻り一連の処理が繰り返
されることとなる。一方、所定回数のリトライがなされ
たと判定された場合(YESの場合)には、一連の処理
を終了してメインルーチンへ戻ることとなる。
【0036】次に、図10を参照しつつ、リモコン操作
端末2の動作について説明する。まず、先の図6で説明
したようにリモコン操作端末2において、ホストコンピ
ュータ25からのデータ設定要求が生じたと判定される
と(図6のステップ104参照)、設定処理のサブルー
チンが開始されることとなるが(図6のステップ400
参照)、その具体的な処理手順が図10に示されてい
る。以下、図10を参照しつつ説明すれば、サブルーチ
ンが開始されると、データの取り込みが行われ(図10
のステップ402参照)、そのデータは、EEPROM
4に書き込まれてデータ設定が行われることとなる(図
10のステップ404参照)。次いで、その新たにEE
PROM4に設定されたデータが無線送信され(図10
のステップ406参照)、この送信に対するゲート側処
理装置1A(又は1B)からの応答信号が赤外線受光素
子6により受信されてCPU3へ取り込まれることとな
る(図10のステップ408参照)。
【0037】そして、受信されたゲート側処理装置1A
(又は1B)からの信号が、リモコン操作端末2におけ
るデータ設定が正常であるとする信号であるか否かが判
定されることとなり(図10のステップ410参照)、
正常とする信号であると判定された場合(YESの場
合)には、ブザー8が所定の時間、所定の回数鳴動され
て一連の処理が終了し、メインルーチンへ戻ることとな
る(図10のステップ412参照)。一方、ステップ4
10において、受信された信号が、データ設定を正常と
する信号ではないと判定された場合(NOの場合)に
は、この一連の処理が終了されて、メインルーチンへ戻
ることとなる(図10のステップ412参照)。
【0038】上述した例においては、入出場リストとの
照合を行い、いわゆる多重入出場を防止するようにした
が(図8のステップ230乃至250参照)、この多重
入場のチェックは必ずしも行わなければならないもので
はなく、省略してもよい。その場合には、ステップ23
0乃至250に代えて、ステップ234及びステップ2
36(又は、ステップ244及びステップ246)に対
応する処理を行ってステップ202へ戻るようにすれば
よい。また、上述した例においては、2つのゲート側処
理装置1A,1Bを設置した構成例を説明したが、必ず
しも2つである必要はなく、ゲートの数に応じて設定さ
れ得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
リモコン操作端末とゲート側処理装置との間において位
置情報の交換を行うようにし、それが一致した場合にゲ
ート開閉の処理がなされるような構成とすることによ
り、ゲートが複数設けられるものにおいて、従来と異な
り、誤って他のゲートを開閉成するようなこと防止さ
れ、ゲート開閉動作の信頼性の高い入出場ゲート管理装
置を提供することができる。また、請求項2記載の発明
においては、上述した効果に加えて、リモコン操作端末
についてその入出場の状況を確認できるような構成とす
ることで、同一のリモコン操作端末を用いて複数の利用
者が入出場を繰り返すような不正使用を防止することが
でき、いわゆるセキュリティ性の向上が図られることと
なるものである。さらに、請求項3及び4記載の発明に
おいては、上述した効果に加えて、ゲート側処理装置を
介してホストコンピュータからのリモコン操作端末のデ
ータ設定を可能としたので、従来に比して、初期値等の
データ設定が簡単な操作で行え、保守、点検の整備性が
よく、さらには操作性、利便性が高い入出場ゲート管理
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における入出場ゲート管理
装置の配置例を示す模式図である。
【図2】ゲートの構成例を示す模式図である。
【図3】ゲートの開閉の様子を示す模式図であり、図3
(A)はゲートが閉じられた状態を、図3(B)はゲー
トが開かれた状態を、それぞれ示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態における入出場ゲート管理
装置を構成するリモコン操作端末の構成例を示す構成図
である。
【図5】本発明の実施の形態における入出場ゲート管理
装置を構成するゲート側処理装置の構成例を示す構成図
である。
【図6】図4に示されたリモコン操作端末のCPUによ
り行われる動作制御の手順を示すメインフローチャート
である。
【図7】図5に示されたゲート側処理装置のCPUによ
り行われる動作制御の手順の前半を示すメインフローチ
ャートである。
【図8】図5に示されたゲート側処理装置のCPUによ
り行われる動作制御の手順の後半を示すメインフローチ
ャートである。
【図9】図7のステップ300に示された設定処理の手
順を示すサブルーチンフローチャートである。
【図10】図6のステップ400に示された設定処理の
手順を示すサブルーチンフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B…ゲート側処理装置 2…リモコン操作端末 3…CPU 4…EEPROM 5…RF送信ユニット 6…赤外線受光素子 7…送信スイッチ 8…ブザー 11…CPU 12…S−RAM 13…EEPROM 14…RF受信ユニット 15…第1の赤外線発光素子 16…第2の赤外線発光素子 21…ゲート駆動インターフェイス回路 25…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA12 BB08 DD06 EE03 FF36 3E038 AA07 AA11 BA08 BB07 CA03 CA06 CC01 EA01 FA10 GA02 HA06 HA07 JA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート開閉の要求信号を無線送信するた
    めのリモコン操作端末と、前記リモコン操作端末からの
    信号に応じてゲートの開閉を制御するゲート側処理装置
    とを具備してなる入出場ゲート管理装置であって、 前記リモコン操作端末は、 リモコン用中央制御手段と、 ゲート開閉の要求信号を送信する際に押下するスイッチ
    手段と、 データの書き換えが可能で、かつ、データを不揮発に保
    持するデータ保持用記憶手段と、 前記中央制御手段からの制御に応じて所定の信号を高周
    波に重畳させて送信する無線送信手段と、 赤外線信号を受光する赤外線受光手段と、 前記中央制御手段の制御に応じて鳴動する鳴動手段とを
    具備してなり、 前記中央制御手段は、前記スイッチ手段の押下が検出さ
    れた際、前記データ保持用記憶手段に予め記憶された所
    定の利用者情報を前記無線送信手段に無線送信させ、前
    記利用者情報の無線送信に応じて前記ゲート側処理装置
    から所定の位置情報が前記赤外線受光手段により受信さ
    れたと判定した場合には、当該所定の位置情報を前記無
    線送信手段に無線送信させ、その後、前記ゲート側処理
    装置からの通行許可に対応する所定の赤外線信号が前記
    赤外線受光手段により受信されたと判断した場合には、
    前記鳴動手段を第1の所定の鳴動状態とする一方、前記
    ゲート側処理装置から通行拒否に対応する所定の赤外線
    信号が前記赤外線受光手段により受信されたと判断した
    場合には、前記鳴動手段を第2の所定の鳴動状態とし、 前記ゲート側処理装置は、 ゲート側用中央制御手段と、 データの書き換えが可能で、かつ、データを不揮発に保
    持するデータ保持用記憶手段と、 電源供給がなされている間、データの書き込み読み出し
    が可能な一時記憶手段と無線信号を受信し、復調する無
    線受信手段と、 前記ゲート側用中央制御手段からの信号を赤外線送信す
    る第1の赤外線送信手段と、 前記ゲート側用中央制御手段からの信号を赤外線送信す
    る第2の赤外線送信手段と、 前記ゲート側用中央制御手段からの制御信号に応じてゲ
    ート駆動のための信号を出力するゲート駆動インターフ
    ェイス手段とを具備してなり、 前記ゲート側中央処理手段は、前記リモコン操作端末か
    らの所定の無線電波が前記無線受信手段により受信され
    たと判断した場合、当該無線受信手段により復調された
    データを取り込み、当該データに含まれる駐車場ID
    が、予め前記データ保持用記憶手段に記憶されているも
    のと一致すると判定した場合、前記リモコン操作端末に
    対して所定の位置情報を前記第1及び第2の赤外線送信
    手段に送信させ、前記無線受信手段により前記リモコン
    操作端末から返送された位置情報が受信されたと判定し
    た場合に、当該位置情報が先に赤外線送信したものと一
    致するか否かを判定し、 位置情報が一致すると判定した場合、前記無線受信手段
    により受信されたデータ中の紛失製造番号IDが、所定
    の初期値か否かを判定し、 紛失製造番号IDが所定の初期値であると判定した場合
    にはその後に、 紛失製造番号IDが所定の初期値でないと判定した場合
    には、当該紛失製造番号IDが前記データ保持用記憶手
    段に予め記憶されている紛失IDリストのものと一致す
    るか否かを判定し、紛失製造番号IDが、前記データ保
    持用記憶手段に予め記憶されている前記紛失IDリスト
    のものと一致すると判定した場合にはその後に、また、
    紛失製造番号IDが、前記データ保持用記憶手段に予め
    記憶されている前記紛失IDリストのものと一致しない
    と判定した場合には、当該製造者製造番号IDを前記紛
    失IDリストに追加した後に、 それぞれ前記無線受信手段により受信されたデータ中の
    製造者製造番号IDが前記データ保持用記憶手段に予め
    記憶されている通常リスト中のものと一致するか否かを
    判定し、 製造者製造番号IDが前記通常リスト中のものと一致す
    ると判定した場合にはその後に、 製造者製造番号IDが前記通常リスト中のものと一致し
    ないと判定した場合には、当該製造者製造番号IDが前
    記データ保持用記憶手段に予め記憶されている紛失ID
    リスト中のものと一致するか否かを判定し、当該製造者
    製造番号IDが紛失IDリスト中のものと一致しないと
    判定し、かつ、当該製造者製造番号IDを前記通常リス
    トに追加した後に、 それぞれ前記リモコン操作端末に対して通行許可に対応
    する所定の信号を、前記第1の赤外線送信手段または前
    記第2の赤外線送信手段に送信させると共に、前記ゲー
    ト駆動インターフェイス手段にゲートを開閉成するため
    の所定の制御信号を出力する一方、 前記製造者製造番号IDが通常リスト中のものと一致し
    ないと判定した後の当該製造者製造番号IDが前記紛失
    IDリスト中のものと一致するか否かの判定において、
    当該製造者製造番号IDが紛失IDリスト中のものと一
    致すると判定した場合、リモコン操作端末に対して通行
    拒否に対応する信号を、前記第1の赤外線送信手段また
    は前記第2の赤外線送信手段に送信させることを特徴と
    する入出場ゲート管理装置。
  2. 【請求項2】 ゲート開閉の要求信号を無線送信するた
    めのリモコン操作端末と、前記リモコン操作端末からの
    信号に応じてゲートの開閉を制御するゲート側処理装置
    とを具備してなる入出場ゲート管理装置であって、 前記リモコン操作端末は、 リモコン用中央制御手段と、 ゲート開閉の要求信号を送信する際に押下するスイッチ
    手段と、 データの書き換えが可能で、かつ、データを不揮発に保
    持するデータ保持用記憶手段と、 前記中央制御手段からの制御に応じて所定の信号を高周
    波に重畳させて送信する無線送信手段と、 赤外線信号を受光する赤外線受光手段と、 前記中央制御手段の制御に応じて鳴動する鳴動手段とを
    具備してなり、 前記中央制御手段は、前記スイッチ手段の押下が検出さ
    れた際、前記データ保持用記憶手段に予め記憶された所
    定の利用者情報を前記無線送信手段に無線送信させ、前
    記利用者情報の無線送信に応じて前記ゲート側処理装置
    から所定の位置情報が前記赤外線受光手段により受信さ
    れたと判定した場合には、当該所定の位置情報を前記無
    線送信手段に無線送信させ、その後、前記ゲート側処理
    装置からの通行許可に対応する所定の赤外線信号が前記
    赤外線受光手段により受信されたと判断した場合には、
    前記鳴動手段を第1の所定の鳴動状態とする一方、前記
    ゲート側処理装置からの通行拒否に対応する所定の赤外
    線信号が前記赤外線受光手段により受信されたと判断し
    た場合には、前記鳴動手段を第2の所定の鳴動状態と
    し、 前記ゲート側処理装置は、 ゲート側用中央制御手段と、 データの書き換えが可能で、かつ、データを不揮発に保
    持するデータ保持用記憶手段と、 電源供給がなされている間、データの書き込み読み出し
    が可能な一時記憶手段と無線信号を受信し、復調する無
    線受信手段と、 前記ゲート側用中央制御手段からの信号を赤外線送信す
    る第1の赤外線送信手段と、 前記ゲート側用中央制御手段からの信号を赤外線送信す
    る第2の赤外線送信手段と、 ゲートの一方側におけるゲート近傍の車両の存在を検出
    する第1の検出手段と、 ゲートの他方側におけるゲート近傍の車両の存在を検出
    する第2の検出手段と、 前記ゲート側用中央制御手段からの制御信号に応じてゲ
    ート駆動のための信号を出力するゲート駆動インターフ
    ェイス手段とを具備してなり、 前記ゲート側中央処理手段は、前記リモコン操作端末か
    らの所定の無線電波が前記無線受信手段により受信され
    たと判断した場合、当該無線受信手段により復調された
    データを取り込み、当該データに含まれる駐車場ID
    が、予め前記データ保持用記憶手段に記憶されているも
    のと一致すると判定した場合、前記リモコン操作端末に
    対して所定の位置情報を前記第1及び第2の赤外線送信
    手段に送信させ、前記無線受信手段により前記リモコン
    操作端末から返送された位置情報が受信されたと判定し
    た場合に、当該位置情報が先に赤外線送信したものと一
    致するか否かを判定し、 位置情報が一致すると判定した場合、前記無線受信手段
    により受信されたデータ中の紛失製造番号IDが、所定
    の初期値か否かを判定し、 紛失製造番号IDが所定の初期値であると判定した場合
    にはその後に、 紛失製造番号IDが所定の初期値でないと判定した場合
    には、当該紛失製造番号IDが前記データ保持用記憶手
    段に予め記憶されている紛失IDリストのものと一致す
    るか否かを判定し、紛失製造番号IDが、前記データ保
    持用記憶手段に予め記憶されている前記紛失IDリスト
    のものと一致すると判定した場合にはその後に、また、
    紛失製造番号IDが、前記データ保持用記憶手段に予め
    記憶されている前記紛失IDリストのものと一致しない
    と判定した場合には、当該製造者製造番号IDを前記紛
    失IDリストに追加した後に、 それぞれ前記無線受信手段により受信されたデータ中の
    製造者製造番号IDが前記データ保持用記憶手段に予め
    記憶されている通常リスト中のものと一致するか否かを
    判定し、 製造者製造番号IDが前記通常リスト中のものと一致す
    ると判定した場合にはその後に、 製造者製造番号IDが前記通常リスト中のものと一致し
    ないと判定した場合には、当該製造者製造番号IDが前
    記データ保持用記憶手段に予め記憶されている紛失ID
    リスト中のものと一致するか否かを判定し、当該製造者
    製造番号IDが紛失IDリスト中のものと一致しないと
    判定し、かつ、当該製造者製造番号IDを前記通常リス
    トに追加した後に、 それぞれ前記第1及び第2の検出手段の検出結果に基づ
    いて、リモコン操作端末が場内か場外かを判定し、 リモコン操作端末が場内であると判定した場合、前記一
    時記憶手段に設けられた入場済みリスト中に当該リモコ
    ン操作端末のデータが存在するか否かを判定し、前記入
    場済みリスト中に当該リモコン操作端末のデータが存在
    すると判定した場合、リモコン操作端末に対して通行拒
    否に対応する所定の信号を、前記第1の赤外線送信手段
    または前記第2の赤外線送信手段に送信させ、前記入場
    済みリスト中に当該リモコン操作端末のデータが存在し
    ないと判定した場合、リモコン操作端末に対して通行許
    可に対応する所定の信号を、前記第1の赤外線送信手段
    または前記第2の赤外線送信手段に送信させると共に、
    前記ゲート駆動インターフェイス手段にゲートを開閉成
    するための所定の制御信号を出力する一方、 前記リモコン操作端末が場内か場外かの判定において、
    リモコン操作端末が場外であると判定した場合、前記一
    時記憶手段に設けられた出場済みリスト中に当該リモコ
    ン操作端末のデータが存在するか否かを判定し、前記出
    場済みリスト中に当該リモコン操作端末のデータが存在
    すると判定した場合、リモコン操作端末に対して通行拒
    否に対応する所定の信号を、前記第1の赤外線送信手段
    または前記第2の赤外線送信手段に送信させ、前記出場
    済みリスト中に当該リモコン操作端末のデータが存在し
    ないと判定した場合、リモコン操作端末に対して通行許
    可に対応する所定の信号を、前記第1の赤外線送信手段
    または前記第2の赤外線送信手段に送信させると共に、
    前記ゲート駆動インターフェイス手段にゲートを開閉成
    するための所定の制御信号を出力し、 前記製造者製造番号IDが通常リスト中のものと一致し
    ないと判定した後の当該製造者製造番号IDが前記紛失
    IDリスト中のものと一致するか否かの判定において、
    当該製造者製造番号IDが紛失IDリスト中のものと一
    致すると判定した場合、リモコン操作端末に対して通行
    拒否に対応する信号を、前記第1の赤外線送信手段また
    は前記第2の赤外線送信手段に送信させることを特徴と
    する入出場ゲート管理装置。
  3. 【請求項3】 ゲート側処理装置は、ゲート側用中央制
    御手段とホストコンピュータとの接続を可能とするレベ
    ル変換手段を備え、 前記ゲート側用中央制御手段は、前記ホストコンピュー
    タからデータ設定要求が入力されたと判定した場合、 前記リモコン操作端末に対する要求か、前記ゲート側処
    理装置に対する要求かを判定し、 リモコン操作端末に対する要求であると判定した場合、
    前記ホストコンピュータから送信されたデータを、第1
    又は第2の赤外線送信手段に送信させ、 その後、無線受信手段により前記リモコン操作端末から
    送信されたデータが受信されたと判定した場合、当該受
    信されたデータが、前記赤外線送信したデータと一致す
    るか否かを判定し、当該受信されたデータが、前記赤外
    線送信したデータと一致すると判定した場合には、リモ
    コン操作端末に対して設定が正常であったことに対応す
    る所定の信号を、第1又は第2の赤外線送信手段に送信
    させる一方、 前記リモコン操作端末に対する要求か、前記ゲート側処
    理装置に対する要求かの判定において、前記ゲート側処
    理装置に対する要求であると判定した場合、ホストコン
    ピュータからのデータをデータ保持用記憶手段に書き込
    むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の入出
    場ゲート管理装置。
  4. 【請求項4】 リモコン操作端末のリモコン用中央制御
    手段は、ゲート側処理装置を介してホストコンピュータ
    からのデータ設定の要求があったと判定した場合、赤外
    線受光手段を介して受信されたデータを、データ保持用
    記憶手段に書き込み、その後、その書き込み内容を無線
    送信手段に送信させ、 前記データ保持用記憶手段への書き込み内容が正常であ
    ったことに対応する前記ゲート側処理装置からの所定の
    信号が、赤外線受光手段により受信されたと判定した場
    合、鳴動手段を所定の鳴動状態とすることを特徴とする
    請求項3記載の入出場ゲート管理装置。
JP10259129A 1998-08-31 1998-08-31 入出場ゲート管理装置 Pending JP2000073636A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111833466A (zh) * 2020-07-08 2020-10-27 电子科技大学中山学院 基于分离式红外收发的停车场门禁系统及控制方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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