JP2000073378A - 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造 - Google Patents

鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造

Info

Publication number
JP2000073378A
JP2000073378A JP10246426A JP24642698A JP2000073378A JP 2000073378 A JP2000073378 A JP 2000073378A JP 10246426 A JP10246426 A JP 10246426A JP 24642698 A JP24642698 A JP 24642698A JP 2000073378 A JP2000073378 A JP 2000073378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel column
foundation concrete
column
sleeve
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10246426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3189953B2 (ja
Inventor
Kuniaki Sato
藤 邦 昭 佐
Yoshihiro Nakamura
村 嘉 宏 中
Akio Tomita
田 昭 夫 富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUTESU KK
Original Assignee
ARUTESU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARUTESU KK filed Critical ARUTESU KK
Priority to JP24642698A priority Critical patent/JP3189953B2/ja
Publication of JP2000073378A publication Critical patent/JP2000073378A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189953B2 publication Critical patent/JP3189953B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震動に対しても弛みの生じない鉄骨柱と基
礎コンクリートとの接合構造を提供する。 【解決手段】 複数の異形鋼棒(3)の下部を基礎コン
クリート(1)内に埋設固定し、凹凸を内面に設けた複
数の挿着孔(5a)を有するスリーブ金物(5)を鉄骨
柱(2)の下端接合部に固着し、前記異形鋼棒(3)の
基礎(1)から突出した上部をそのスリーブ金物(5)
の挿着孔(5a)に挿通してその挿着孔(5a)に高強
度モルタル(G)を充填固化させ鉄骨柱(2)と基礎コ
ンクリート(1)とを接合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震性能を向上さ
せた土木・建築物の基礎コンクリート上に立設する鉄骨
柱とその基礎コンクリートとの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨柱と基礎コンクリートとの接
合は、図34及び図35に示すように、基礎コンクリー
ト1中にアンカーボルト51を埋設し、そのアンカーボ
ルト51を挿通する複数の穴を有するベースプレート5
5を鉄骨柱2の端部に固着し、そのベースプレート55
をナット52を用いてアンカーボルト51に螺着し、接
合している。
【0003】また、アンカーボルト51の定着力を基礎
1及び立上がり基礎部分1Aに分布伝達させるため、ア
ンカーボルト51の周辺には立上がり主筋53とフープ
54とからなる籠状の鉄筋を配してコンクリートを打設
し、アンカーボルト51の定着機能を満足させている。
【0004】そして、建築物の柱脚部の持つ機能は、下
記の通りである。地震時には、地盤に生じた地震動が建
物の基礎を振動させ、柱脚部を媒体として上部架構に伝
達し、建物全体にわたりその振動に起因して大きな水平
方向の慣性力が生じる。この慣性力によって架構部材に
曲げモーメント、剪断力、軸方向力などによる応力を発
生し、部材や部材同志の接合部の持つ強さをこれらの応
力が越えるとその建物は崩壊する。
【0005】したがって、部材や接合部の必要強さを確
保することが、耐震設計の一般的手法である。また、地
震は、地盤から柱脚部を経由して建物に伝達された振動
エネルギーであるから、骨組みの各部で発生する繰返し
応力に対して破断することがなく、そのエネルギーを吸
収することができれば振動エネルギーは熱エネルギー等
に変換され、すなわち、入力された地震エネルギーが吸
収され、崩壊を免れることができる。
【0006】現在の設計手法は、部材の強さを確保する
方法とエネルギーを吸収させる方法とを併用することが
多い。
【0007】ここで、特に重要なことは、地震動は柱脚
部から建物に伝達され、また、建物の振動は柱脚部を通
じて基礎・地盤へ逸散するので、柱脚部は地震時の応力
の通過点、振動の通過点として上部架構の耐震性能を確
保する上で極めて重要な機能を持つことになる。そし
て、常時建物の自重を支え、基礎・地盤へその力を伝え
る機能を持つことは言うまでもない。
【0008】そして、従来技術では下記のような幾つか
の問題点を有している。 ・耐震性能確保のための力学的問題 一般に、柱脚部には、柱2の軸方向力Fをはじめ曲げモ
ーメントM及び剪断力Sが作用する。これらの負荷のう
ち軸方向力Fはベースプレート55下面の支圧力pで基
礎1に伝えられ、剪断力Sはベースプレート55下面と
基礎1上のモルタルとの接触面の摩擦力によって伝達さ
れる。そして、曲げモーメントMは地震時には正負交番
荷重としてナット52によってベースプレート55に固
定されたアンカーボルト51の引張り耐力Qで基礎1に
伝達される。この状態を図36に示す。
【0009】しかし、柱脚部が曲げモーメントMを受け
ると、片側のアンカーボルト51は、引張力によって有
効軸断面積が小さいねじ部の降伏が先行し、応力が大き
くなるにしたがって降伏したねじ部が伸び、残留歪みが
生じる。地震力は交番荷重であるから、反対側のアンカ
ーボルト51も同様にして伸び、これらの残留歪みがベ
ースプレート55と基礎1との間に間隙を生じさせ、い
わゆる、弛みによってがたが生じる結果となる。この状
態を図37及び図38に示す。これらの図は、アンカー
ボルト51をベースプレート55にナット52で締め付
けた部分の拡大図である。
【0010】図37は、通常用いられるナット52の上
に弛み止めのナット52Aを用いたダブルナット方式
で、上側のロックナット52Aと下側のナット52との
間で締付けトルクによってボルト引張力を内蔵し、その
張力に基づく摩擦トルクで下側ナット52の弛み止めの
機能を有しており、ナット52の下方にかかる荷重には
上記と変化がない。また、図38は、ベースプレート5
5の下面に受けナット52Bを用い、主にベースプレー
ト55据付時の高さ方向の位置決めに用いられる。この
場合、上下のナット52、52Aを強く締付けることに
よってベースプレート55の穴部分のねじ部e2の伸び
は緩和されるが、受けナット52Bの下のねじ部e3が
伸びるので、図37及び図38共、ねじ部e1、e3の
伸び歪みの発生は避けられない。
【0011】これらの図37及び図38に示す従来のア
ンカーボルト51とベースプレート55との接合構造で
は、地震時の交番荷重下では、ボルト51のねじ部eが
次第に伸び、これが永久伸び歪となり、固定度が低下す
る。
【0012】柱脚部の固定度とは、図39に示すよう
に、柱2に曲げモーメントMを受けたとき、柱2の軸心
の基礎1に対する接合部の回転角θと定義する。
【0013】曲げモーメントMと回転角θとの関係を、
従来の柱脚部の場合に模式的に示したのが図40であ
る。図において、曲げモーメントMが漸増し、A点でね
じ部eが降伏し、歪硬化したB点でモーメントMを除去
してM=0の点でCに達し、次に反対方向にモーメント
Mを加えるとD点までスリップしてから、Mが上昇す
る。すなわち、CDがスリップ量で、これが弛みであ
り、固定度が失われることを示している。
【0014】このような特性をS字形スリップモデルと
称し、従来の柱脚部で解決すべき問題点とされている。
この現象は、モーメントMと回転角θの1サイクルで描
かれるループ状の曲線内の面積が柱脚部の持つ地震エネ
ルギーの吸収量であり、繰り返し荷重によって描かれる
ループ内面積の総和が大きいほど柱脚部が基礎と柱との
接合部のエネルギー吸収量として評価されている。この
課題は、柱脚部に限らず、柱・梁接合部もスリップモデ
ルを避けることで、骨組み全体の弛みを防ぎ、骨組み全
体が持つ地震エネルギー吸収能力を向上させるための構
造設計の方針とされている。
【0015】この対策として現状では、図40のA点に
達するモーメントMの値を大きくできるようにアンカー
ボルトを太くしたり、ベースプレートを大きくするなど
して柱脚部の曲げ耐力を大きくして対応しているのが露
出形柱脚での現状である。その一方で、柱を基礎中に深
く埋め込ませたり、柱鉄骨に鉄筋コンクリートで被覆す
るなどの代案が行われている。
【0016】そこで、モーメントMと回転角θとの関係
に対し、図41に示す紡錘形モデルと呼ばれているルー
プ形状が推奨されている。このモデルでは、図に示すよ
うに荷重サイクル毎に接合部でのスリップがなく、ま
た、ループの面積が大きい、すなわちエネルギー吸収能
力が大きい。
【0017】・柱脚部の生産上の問題点 アンカーボルト51の基礎1への定着耐力を確保するた
めに、従来工法では、図34及び図35に示すようにア
ンカーボルト51の外側に立上がり鉄筋53とフープ5
4からなる鉄筋籠を配設している。この鉄筋籠はアンカ
ーボルト51に加わる力をコンクリートを介して伝達さ
せ、基礎構造を構成している。
【0018】したがって、工事現場では鉄筋籠の組み立
て作業、基礎梁(主筋56、スタラップ57)の配筋、
アンカーボルト51の据付け等の作業が錯綜し、これら
に多くの工数を要して煩雑である。
【0019】そして、アンカーボルト51をベースプレ
ート55のボルト穴に挿通させるためには厳しい精度管
理が必要である。
【0020】また、図34に示すように、アンカーボル
ト51の外側に鉄筋籠を設けるためには、柱2の外面か
ら立上がり基礎1外面までの距離dが大きくなり、基礎
1に要するコンクリートを多量に必要とする。特に、建
物の外周では、柱2の仕上面から柱脚部が外方に出るの
で、建物外周での仕上方法に大きな制約があった。
【0021】・鉄骨鉄筋コンクリート柱の問題点 鉄骨鉄筋コンクリート柱(SRC柱)では、鉄骨部分が
持つ耐力とコンクリート部分が持つ耐力とを累加して評
価するのが一般的である。柱脚部においてもこの思想を
適用しようとすると、S柱部分の固定度は、図40のよ
うな復元力特性を持ち、RC部分は図41に準じた特性
を持つため、おのおのの耐力を累加することに問題があ
るとして、柱鉄骨を基礎梁あるいは基礎に埋め込む方法
が用いられている。この方法では、鉄骨柱を据え付ける
まで周辺のコンクリートの打設ができないため、工事現
場での工程上のネックとなっている。また、柱の鉄骨部
分が、埋め込む長さだけ、余分に必要である。
【0022】・地震動エネルギーの上部架構への入力を
小さくする免震構造の問題点 従来から実施されている免震構造は、上部架構が持って
いる固有の振動周期を地震動の周期よりも大きくして、
振動の共振域を避けて長周期化し、地震入力を小さくし
ようとするものである。
【0023】その概念的な原理を図42に示す。この図
で縦軸に建物に加わる地震力、横軸に建物の固有周期を
とり、建物が長周期化すると地震力が低減することが知
られている。例えば固有周期が0.5秒の建物が受ける
地震力は、地震動の2倍あるA点で表わせば、2.5秒
程度に長周期化できれば、地震力はB点まで低下する。
この場合、地震力の増幅率は1を下回る。
【0024】この原理を具現化する免震建物を模式図で
示したのが図43である。上部架構10と基礎1との間
に免震層という空間Dを設け、この空間Dの柱下にアイ
ソレータ58とダンパー59とを設けて構成するのが通
常である。
【0025】アイソレータ58は、天然ゴム等を用い、
弾性的に水平変形できるようにし、圧縮力に対しては変
形を抑えるため、水平に鋼板とゴム層とを互層にしたも
のが用いられている。したがって、鉛直荷重に対しては
剛性が高く、水平荷重に対しては変形しやすく、また、
復元バネの役割を持つ。このアイソレータ58が上部架
構10を含み固有周期を長期化する役割を持つ。
【0026】ダンパー58は、振動を減衰させるための
もので、鋼材の塑性変形や、鉛等の塑性変形、あるいは
オイルダンパ等を用いて振動を減衰させる役割を持つ。
【0027】このように従来の方法では、 (1) 架構と基礎との間に免震層が必要であり、建築
空間として利用し難い。 (2) アイソレータ58とダンパー59の2種類の装
置が必要である。 (3) これらの装置を取り付けるために基礎梁Bの他
にも、基礎が必要であり、免震層Dを構成するために免
震装置の他に躯体の工事費が嵩む。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に対処し、地震動に対しても弛みが生じてその耐力が
低下しない鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造を提
供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基礎コ
ンクリート上に立設する鉄骨柱とその基礎コンクリート
との接合構造において、複数の異形鋼棒の下部を基礎コ
ンクリート内に埋設固定し、前記鉄骨柱の下端接合部に
凹凸を内面に設けた挿着孔を有するスリーブ金物を固着
し、前記異形鋼棒の基礎コンクリートから突出した上部
をそのスリーブ金物の挿着孔に挿通してその挿着孔に高
強度モルタルを充填固化させ鉄骨柱と基礎コンクリート
とを接合している。
【0030】また、前記スリーブ金物の挿着孔部分を前
記鉄骨柱下端部に固着したベースプレートの周辺部に配
し一体に形成している。
【0031】あるいは、前記スリーブ金物は複数の挿着
孔部分を鉄骨柱下端接合部の側面に沿って連結して形成
し鉄骨柱に固着している。
【0032】そして、前記スリーブ金物は鉄骨柱下端接
合部の側面に沿って枠体を形成して鉄骨柱に固着してい
る。
【0033】前記スリーブ金物は柱側面に接する部分を
開放したU字状の断面で形成された複数の挿着孔部分を
有し、挿着孔内部には凹凸を設けて鋳造または鍛造のい
ずれかで成形している。
【0034】また、前記スリーブ金物は挿着孔部分をそ
の断面が柱側面に接する部分を開放したU字状に形成
し、U字状内部には凹凸を付して板材からプレス成形で
形成している。
【0035】または、前記スリーブ金物の挿着孔部分を
閉鎖形断面の筒状体で形成し外方から加圧して内面に少
なくとも2面に凹凸を付している。
【0036】または、前記スリーブ金物はその挿着孔部
分を半円形断面の溝状に凹設した板材を対向して固着し
形成している。
【0037】そして、フープ筋を前記基礎コンクリート
内に埋設される複数の異形鋼棒下部の外周に配筋してい
る。
【0038】また、前記基礎コンクリートと鉄骨柱下端
との間に弾性体を挟装している。
【0039】また、前記請求項1〜9のいずれかに記載
の鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造を鉄骨鉄筋コ
ンクリート柱の鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合に適
用している。
【0040】この様に、本発明によれば、下部が基礎コ
ンクリート内に埋設固定された異形鋼棒は、その上部は
鉄骨柱に固設されたスリーブ金物の挿着孔に挿通されて
おり、その挿着孔内部には高強度のモルタルが打設され
る。スリーブ金物の内面には凹凸が設けられており異形
鋼棒の突起との間にモルタルが流入し固化されて両者は
互いに確実に接合される。したがって、鉄骨柱の荷重は
確実に基礎に伝達され、地震動等によって接合部に弛み
を生ずることがなく、構造骨組全体の安定した力学的系
が形成される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0042】図1〜図3において、鉄骨柱2が立設され
る基礎コンクリート1には、異形鋼棒で形成された立上
り主筋3が複数本、その下部に複数のフープ4を籠状に
配して埋設されている。また、鉄骨柱2の下端部の周囲
にはスリーブ金物5が固着されており、そのスリーブ金
物5には前記立上り主筋3の位置に合わせて内面に図示
しない凹凸が設けられた挿着孔5aが設けられ、主筋3
の基礎1から突出した部分が挿通されている。そして、
その挿着孔5a内部に高強度モルタルを充填固化させて
主筋3とスリーブ金物5とが固着され、鉄骨柱2と基礎
コンクリート1とが接合されている。なお、符号16
は、基礎梁を示している。
【0043】また、図4には、スリーブ金物5を床仕上
面Lより下に埋め込んだ場合が示されている。
【0044】そして、本発明によれば、下部が基礎コン
クリート1に固着された異形鋼棒である主筋3は、その
上部は鉄骨柱2に固設されたスリーブ金物5の挿着孔5
aに挿通されており、その孔5a内部には高強度のモル
タルGが打設され、両者は互いに確実に接合されてい
る。
【0045】前記説明において、従来の接合構造では、
アンカーボルトのナット締め付けねじ部の伸びによって
弛みが生じることを示したが、本実施形態では、これに
相当する部分は、特に異形鋼棒3の凹凸と挿着孔5a内
面の凹凸との効果と相俟って確実に固定され、伸びは生
じない。そして、立上り主筋(異形鋼棒)3に伝えられ
た荷重は基礎コンクリート1内で鉄筋籠状のフープ4を
も介して確実に基礎1及び基礎梁16に伝えられる。し
たがって、地震動が生じても接合部の弛みがなく、そし
て、柱脚部の固定度は前記図41のように改善され、地
震時のエネルギー吸収能力が得られる。
【0046】また、鉄筋籠に伝達された荷重は、基礎梁
16あるいは基礎1に伝達され、構造骨組全体が明解な
力学的伝達機構となり、従来のようなアンカーボルトと
その周辺に配筋する鉄筋籠を設けるといった二重構造を
単純化することができ、工事現場の作業が簡易化され
る。
【0047】スリーブ金物5の挿着孔5aの内面に凹凸
が設けられているので、異形鋼棒3の突起との間にはモ
ルタルグラウトが固化され、柱脚部の曲げモーメントM
や軸方向力Fは異形鋼棒3に対して引張力あるいは圧縮
力として作用するが、この場合、スリーブ5内の固化し
たモルタルは、スリーブ挿着孔5a内面の凹凸と異形鋼
棒3の突起との間に充填されており周辺が拘束状態にあ
るため、抜出し、辷りは強固に抑えられる。これは、従
来の鉄筋のスリーブジョイントのメカニズムと同様であ
って、その耐力の信頼性は多くの実績により検証されて
いる。
【0048】図5及び図6に示す実施形態は、鉄骨柱2
の下端部にベースプレート15が固着されており、その
ベースプレート15には、スリーブ金物5Aが溶接また
は一体に鋳造によって形成され、挿着孔が設けられてい
る挿着孔部分5bがベースプレート15の周辺部に配設
されている。
【0049】この実施形態では、柱脚部に固定されたベ
ースプレート15の周辺部に挿着孔5aを設けられ、鋼
棒3が外方に配設されるので、曲げモーメントMに対し
て鋼棒3群の断面係数が大きくなり、曲げ強さが大きく
なる。また、ベースプレート15が、柱2の圧縮力Fを
負担することができるので、高軸力の柱に対して有効で
ある。そして、スリーブ金物5Aの一部がコンクリート
1中に埋設されているので、柱脚部に加わる剪断力に対
して基礎コンクリート1に伝達しやすい。
【0050】また、図7及び図8に示す実施形態では、
スリーブ金物5Bの挿着孔部分5bが、鉄骨柱2下端接
合部の側面に沿って設けられ互いに連結されて形成され
ている。
【0051】そして、図14及び図15に示す実施形態
では、スリーブ金物5Eの挿着孔部分5bが互いに連結
され、鉄骨柱2下端接合部の側面に沿って枠体を形成し
てその上部が鉄骨柱2に溶接によって固着されている。
【0052】これらのスリーブ金物5に対するモルタル
グラウトの充填は、スリーブ金物5の下部に注入口Hを
穿け、注入用チューブ等を取付けて圧入すれば、充填し
やすく、かつ頂部から溢れでるのを目視できる。
【0053】次に、図17〜図19に示すスリーブ金物
5Gの実施形態では、鋳造法で製作され単体として利用
できる。例えば図5の実施形態のようにベースプレート
15に対して溶接で固着される。柱側面に溶接される場
合には、図18に示すように溶接用の開先Kが設けられ
る。
【0054】図22〜図25に示すスリーブ金物5Hの
実施形態は、断面が柱2に接する部分が開放されたU字
状に形成された複数(図示例では3個)の挿着孔5aを
有し、その挿着孔内部には凹凸5dが設けられて鋳造ま
たは型鍛造で成形されている。そして、複数(6本)の
高力ボルトBで柱2の4側面にそれぞれ螺着されてい
る。なお、この実施形態は、後記する(図27)H形柱
にも適用できる。
【0055】また、図9、図10及び図16には、板材
(鋼板)のプレス加工によって製作されたスリーブ金物
5C、5Fの実施形態が示されている。図9及び図10
では、挿着孔部分の断面が柱2側面に接する部分が開放
されたU字状に形成され、U字状内部にはプレス加工に
よって凹凸5dが付されている。この実施形態は、例え
ば後記する図27のSRC柱に用いられている。
【0056】そして、図16に示す実施形態では、対向
して2枚の鋼板に半円形断面の溝状に挿着孔部分5bが
凹設され、互いに固着されてスリーブ金物5Fが形成さ
れている。
【0057】さらに、図11〜図12に示す実施形態
は、スリーブ金物5Dが閉鎖形断面の筒状体で形成さ
れ、外方少なくとも2面からプレス加圧によって内面に
凹凸5dが付けられている。そして、図13に示す形態
では、その筒状体のスリーブ金物5Dがベースプレート
15に溶接されて一体に形成されている。
【0058】上記のように、これらのスリーブ金物5
は、柱脚部の必要とする機能に応じて選択することがで
き、本発明の適用は多様化が可能である。
【0059】また、図5及び図31に示すように、異形
鋼棒3の先端部にねじを設け、鉄骨建方の際に要所のみ
ナット22で締めて安定を計ることもできる。この場合
においても、鉄骨柱2と基礎1との接合機能は、モルタ
ルGの充填による。
【0060】図20及び図21には、従来技術のベース
プレート55に代わり、位置決めプレート14を用いて
異形鋼棒3群の位置決めをし、スリーブ金物5Gへの挿
入を容易にし、併せて鉄骨柱2の圧縮力を分担した実施
形態が示されている。図20には、前記図18に示した
単体の鋳鋼製スリーブ金物5Gが柱2に溶接されて示さ
れており、図1、図7、図14、図22、及び図29の
各実施形態にも実施することができる。
【0061】図26〜図30には、鉄骨鉄筋コンクリー
ト柱(SRC柱)に本発明の鉄骨柱と基礎コンクリート
との接合構造を適応した実施形態が示されている。な
お、図はH柱で示されているが、十字状の柱に対しても
適用できる。
【0062】図26〜図28において、H柱2Aの下端
部には、中央部両側に柱底面位置決めのためのアングル
材18、18が、また、両側面にはスリーブ金具5C
(図9参照)が固着されている。そして、基礎コンクリ
ート1内に下部が埋設された(図示の例では6本の)異
形鋼棒3の上部がスリーブ金具5Cの挿着孔に挿通さ
れ、符号Lで示すコンクリート打継位置上にレベルモル
タル20が打設されてH柱2Aが立設されている。さら
に、そのH柱2Aを囲んで(図示の例では12本の)柱
主筋13が立設され、柱主筋フープ17と内フープ17
Aとで鉄筋籠が形成され、コンクリートが打設されて主
柱12が形成されている。なお、図27におけるスリー
ブ金物5Cの代わりに、図22〜図25に示すスリーブ
金物5Hを用いてもよい。
【0063】また、図29及び図30に示す実施形態で
は、上記の実施形態とは異形鋼棒3の本数・配置が相違
し、前記図16に示したスリーブ金物5F及び図17に
示したスリーブ金物5Gが使用されている。
【0064】図31及び図32には免震用柱脚の実施形
態を示し、アイソレータ8には予め鋼棒3が挿通される
穴が穿孔されており、その上下面には、上面ベースプレ
ート15A及び下面ベースプレート15Bが挿着されて
いる。ゴム等の弾性体が用いられたアイソレータ8は、
軸力が大きいほど水平方向の固有周期が長くなる傾向が
あるので、鋼棒3の上端をナット22で仮固定して上部
架構の組み立て作業を進め、アイソレータ8に荷重が加
わった時点でスリーブ5内にモルタルを充填する。
【0065】鋼棒3の下部は、基礎コンクリート1で固
定されており、上部はスリーブ金物5で固定されるの
で、地震時には、図33に示すように鋼棒3は大きな曲
げ変形を受け、塑性化する。すなわち、塑性変形に要す
るエネルギーがダンパーとして作用する。一方、アイソ
レータ8は、弾性体であって図33のように復元する力
を持っているので、地震後に水平変形は元に戻る。
【0066】地震動は、図33に示すように水平方向に
振動するが、アイソレータ8によって上部架構の揺れは
低減される。ただし、上部架構が持つ固有振動数と地震
動の振動数とが近似すると共振する恐れがあるので、設
計時点で両者を予測し、アイソレータ8が必要とする特
性を持つように設計する必要がある。
【0067】ここに用いる鋼棒3は、柱脚部に生じる曲
げモーメントを負担するが、ダンパーとして効果を得る
ため、太さ及び本数を設計時点に選ぶことができる。
【0068】なお、図31〜図33に示した免震柱脚を
除いてその他の場合に、スリーブ金物5の頂部まで基礎
1に埋め込めば、柱2に加わる剪断力に大きく抵抗する
だけでなく、床面に突起物が露出せず、鉄骨柱の仕上げ
がコンパクトに収まり、建築の意匠上の効果がある。
【0069】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成され、
以下に示す効果を奏する。
【0070】(1) 異形鋼棒の下部は基礎コンクリー
ト内に埋設固定され、その上部は鉄骨柱に固設されてい
るスリーブ金物の挿着孔に挿通され、そして、内面に凹
凸が設けられた挿着孔と異形鋼棒の突起との間には高強
度のモルタルが流入固化され、両者は確実に接合され
る。したがって、鉄骨柱の荷重は確実に基礎に伝達さ
れ、地震動等によって接合部に弛みを生ずることがな
く、構造骨組全体が安定した力学的系を形成する。
【0071】(2) スリーブ金物はその形状、製造方
法等の選択肢が多く、最適のものを選ぶことができる。 (3) 柱脚の側面に沿ってスリーブ金物を設けて立上
がり主筋の異形鋼棒と接合するので、基礎コンクリート
が小さくでき、基礎内の配筋も従来のように二重構造の
鉄筋籠とする必要がなく容易であり、生産技術上でも優
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】スリーブ金物を埋込んだ実施形態を示す側面
図。
【図5】ベースプレートとスリーブ金物とを一体とした
実施形態を示す側面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】スリーブ金物の挿着孔部分を連結した実施形態
を示す側面図。
【図8】図7の断面図。
【図9】スリーブ金物をプレス成形で作成した実施形態
を示す部分断面図。
【図10】図9の側面図。
【図11】スリーブ金物を筒状体で形成した実施形態を
示す断面図。
【図12】図11の上面図。
【図13】筒状体のスリーブをベースプレートとに溶接
した実施形態を示す断面図。
【図14】枠体に形成したスリーブ金物の実施形態を示
す側面図。
【図15】図14の断面図。
【図16】スリーブ金物をプレス成形で作成した別の実
施形態を示す部分断面図。
【図17】スリーブ金物の単体で作成された実施形態を
示す側面図。
【図18】図17の上面図。
【図19】図17の断面図。
【図20】位置決めプレートを用いた実施形態を示す側
面図。
【図21】図20の平面図。
【図22】スリーブ金物をユニットで柱に螺着する実施
形態の装着状態を示す上面図。
【図23】図22のスリーブ金物単体の上面図。
【図24】図22のスリーブ金物単体の内面を示す図。
【図25】図22のスリーブ金物単体の外面を示す図。
【図26】SRC柱に適用した実施形態を示す断面図。
【図27】図26のA−A断面図。
【図28】図26のB−B断面図。
【図29】図26の別の実施形態のA−A断面図。
【図30】図26の別の実施形態のB−B断面図。
【図31】免震構造の実施形態を示す側面図。
【図32】図31の断面図。
【図33】図31の実施形態に地震動が作用した場合の
説明図。
【図34】従来の鉄骨柱と基礎との接合構造を示す側面
図。
【図35】図34のA−A、B−B断面図。
【図36】鉄骨柱と基礎との接合部にかかる荷重を説明
する図。
【図37】従来のアンカーボルトの締め付け状態の説明
図。
【図38】従来のアンカーボルトの別の締め付け状態の
説明図。
【図39】固定度を定めるM−θ関係を説明する図。
【図40】従来技術のM−θ復元力特性を示す図。
【図41】目標とするM−θ復元力特性を示す図。
【図42】建物の固有周期と建物に加わる地震力の影響
を示す図。
【図43】従来の免震構造を説明する模式図。
【符号の説明】
1・・・基礎コンクリート 2・・・鉄骨柱 3・・・立上り主筋(異形鋼棒) 4・・・フープ 5、5A〜5H・・・スリーブ金物 5a・・・挿着孔 8・・・アイソレータ 15・・・ベースプレート 16・・・基礎梁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎コンクリート上に立設する鉄骨柱と
    その基礎コンクリートとの接合構造において、複数の異
    形鋼棒の下部を基礎コンクリート内に埋設固定し、前記
    鉄骨柱の下端接合部に凹凸を内面に設けた挿着孔を有す
    るスリーブ金物を固着し、前記異形鋼棒の基礎コンクリ
    ートから突出した上部をそのスリーブ金物の挿着孔に挿
    通してその挿着孔に高強度モルタルを充填固化させ鉄骨
    柱と基礎コンクリートとを接合していることを特徴とす
    る鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造。
  2. 【請求項2】 前記スリーブ金物の挿着孔部分を前記鉄
    骨柱下端部に固着したベースプレートの周辺部に配し一
    体に形成している請求項1に記載の鉄骨柱と基礎コンク
    リートとの接合構造。
  3. 【請求項3】 前記スリーブ金物は複数の挿着孔部分を
    鉄骨柱下端接合部の側面に沿って連結して形成し鉄骨柱
    に固着している請求項1に記載の鉄骨柱と基礎コンクリ
    ートとの接合構造。
  4. 【請求項4】 前記スリーブ金物は鉄骨柱下端接合部の
    側面に沿って枠体を形成して鉄骨柱に固着している請求
    項3に記載の鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造。
  5. 【請求項5】 前記スリーブ金物は柱側面に接する部分
    を開放したU字状の断面で形成された複数の挿着孔部分
    を有し、挿着孔内部には凹凸を設けて鋳造または鍛造の
    いずれかで成形している請求項3に記載の鉄骨柱と基礎
    コンクリートとの接合構造。
  6. 【請求項6】 前記スリーブ金物は挿着孔部分をその断
    面が柱側面に接する部分を開放したU字状に形成し、U
    字状内部には凹凸を付して板材からプレス成形で形成し
    ている請求項3に記載の鉄骨柱と基礎コンクリートとの
    接合構造。
  7. 【請求項7】 前記スリーブ金物の挿着孔部分を閉鎖形
    断面の筒状体で形成し外方から加圧して内面に少なくと
    も2面に凹凸を付している請求項1〜3のいずれかに記
    載の鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造。
  8. 【請求項8】 前記スリーブ金物はその挿着孔部分を半
    円形断面の溝状に凹設した板材を対向して固着し形成し
    ている請求項3に記載の鉄骨柱と基礎コンクリートとの
    接合構造。
  9. 【請求項9】 フープ筋を前記基礎コンクリート内に埋
    設される複数の異形鋼棒下部の外周に配筋している請求
    項1〜8のいずれかに記載の鉄骨柱と基礎コンクリート
    との接合構造。
  10. 【請求項10】 前記基礎コンクリートと鉄骨柱下端と
    の間に弾性体を挟装している請求項1〜9のいずれかに
    記載の鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造。
  11. 【請求項11】 前記請求項1〜9のいずれかに記載の
    鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造を鉄骨鉄筋コン
    クリート柱の鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合に適用
    していることを特徴とする鉄骨柱と基礎コンクリートと
    の接合構造。
JP24642698A 1998-08-31 1998-08-31 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造 Expired - Fee Related JP3189953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24642698A JP3189953B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24642698A JP3189953B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001022723A Division JP2001248235A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000073378A true JP2000073378A (ja) 2000-03-07
JP3189953B2 JP3189953B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=17148314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24642698A Expired - Fee Related JP3189953B2 (ja) 1998-08-31 1998-08-31 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189953B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013499A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Tokyo Tekko Co Ltd 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合金物及びその製法
CN109989528A (zh) * 2019-04-26 2019-07-09 中建四局第六建筑工程有限公司 一种增强钢棒与混凝土组合连接的环箍节点结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013499A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Tokyo Tekko Co Ltd 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合金物及びその製法
CN109989528A (zh) * 2019-04-26 2019-07-09 中建四局第六建筑工程有限公司 一种增强钢棒与混凝土组合连接的环箍节点结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3189953B2 (ja) 2001-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5069534B2 (ja) 既存建物の外殻補強構造
JP3900344B2 (ja) 鉄骨造建物の柱と杭の連結構造およびその施工法
JP2004176482A (ja) 非埋込み型柱脚の施工方法及びその非埋込み型柱脚構造
JP2000129951A (ja) 制振壁
JP3189953B2 (ja) 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造
JP2973812B2 (ja) 鉄骨部材とコンクリート部材の接合部構造
JP3078732B2 (ja) 鉄骨柱脚のベースプレートとアンカーボルトの固定法
JP2003232046A (ja) 鋼管ダンパー及びこれを用いたロッキング基礎構造
KR101638564B1 (ko) 구조물의 강성 및 인성 개선을 위한 내진 보강체 및 이를 이용한 내진 보강방법
KR102136919B1 (ko) 변형 유도 강재봉이 구성된 강재댐퍼와 강재댐퍼를 포함한 프레임형 제진장치 및 이를 이용한 구조물 내진보강방법
JP2001248235A (ja) 鉄骨柱と基礎コンクリートとの接合構造
JPH10252082A (ja) 免震杭および免震杭用杭頭ユニット
JP2006132150A (ja) 制震柱とその構築方法
JP3791478B2 (ja) 杭頭接合構造
JP6651147B1 (ja) 耐荷材
JPH0776953A (ja) 制振構造
JP2000226952A (ja) コンクリート躯体構造物における履歴減衰部材の取付構造およびその取付方法ならびに制振コンクリート躯体構造物
JP2000017849A (ja) 既存建築物の制震補強構造
JP4660810B2 (ja) 境界梁ダンパー
JP3470697B2 (ja) 露出型柱脚
JP2003239381A (ja) 基礎コンクリートと鉄骨柱脚との接合装置
JPH0734537A (ja) 露出型柱脚
JP3233260B2 (ja) 鉄骨柱脚におけるアンカー材の定着構造
JP2019035297A (ja) コンクリート構造物の制振及び耐震補強構造
JP7049980B2 (ja) 複合基礎構造の施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees