JP2000072507A - ポリマーセメント組成物 - Google Patents

ポリマーセメント組成物

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JP2000072507A JP23914698A JP23914698A JP2000072507A JP 2000072507 A JP2000072507 A JP 2000072507A JP 23914698 A JP23914698 A JP 23914698A JP 23914698 A JP23914698 A JP 23914698A JP 2000072507 A JP2000072507 A JP 2000072507A
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幸夫 松本
Ichiro Kamemura
一郎 亀村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗り床材用高耐久性ポリマーセメント組成物の
提供。 【解決手段】水硬性セメント、水、骨材、ひまし油系ポ
リオール等の疎水性のポリオール、及び、ひまし油系ポ
リオール等の疎水性ポリオールとジイソシアネート化合
物の反応で得られるイソシアネート基末端プレポリマー
を含有するイソシアネート成分からなるポリマーセメン
ト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐酸性、耐アルカ
リ性、耐熱性、耐衝撃性、及び耐摩耗性に優れる床材に
適したポリマーセメント組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の塗り床材は一般的にはウレタン樹
脂系やエポキシ樹脂系、メチルメタクリレート(MM
A)系などがある。しかし、これらは食品工場や機械工
場や化学工場などの床に利用した場合には、耐熱性や耐
酸性、耐アルカリ性が必ずしも充分でなく、さらに優れ
た材料が求められていた。また、溶剤を多く含んだり臭
気を強く発する材料は特に食品工場などには好ましくな
かった。
【0003】そこで、水硬性セメント、骨材、水、ポリ
オール、及びポリイソシアネート化合物を含有するポリ
マーセメント組成物が提案された(特開平8−1697
44)。このポリマーセメント組成物は現場で上記各成
分を混合することにより、水と水硬性セメントの水和反
応、ポリオールとイソシアネート化合物とのウレタン反
応、及びイソシアネート化合物と水による炭酸ガスの発
生を伴うウレア反応が同時に進行する。そして、組成物
硬化後の硬化物は硬く、耐摩耗性に優れ、加えて耐熱性
や耐薬品性を持つことより、食品工場や機械工場や化学
工場をはじめ、広く工場の床に適した耐久性に優れた床
材として使用されうる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなポ
リマーセメント組成物の硬化物は、ポリイソシアネート
化合物と水との反応で生成したポリウレアに起因する、
下地コンクリートよりも固い樹脂塗膜となるため、ポリ
マーセメント組成物の硬化物の硬化収縮により、実際の
現場においては表層に亀裂が発生したり、反り上がり変
形などにより下地コンクリートから剥離するという問題
があった。
【0005】このポリマーセメント組成物は、通常3〜
8mmの厚みで塗り広げるが、塗布してから硬化する間
に樹脂成分が僅かに表面に浮き上がるので、平滑な表面
仕上げとなると考えられている。ところがこのとき、表
面の樹脂成分だけからなる層と骨材を含む中心部の層の
収縮率が異なるので、反り上がり現象や表層の亀裂誘発
が潜在的に含まれることがわかった。
【0006】この反り上がりや表層の亀裂を防止するた
めに、硬化収縮をできるだけ抑えるべく、ポリマーセメ
ント組成物における水やイソシアネート化合物の含有量
を減らすことも考えられるが、これにより収縮は幾分低
減できるものの、混合物の粘度が上昇するために塗布作
業性や表面外観を著しく悪化させるのでむしろ好ましく
ない。
【0007】そこで耐熱性や物性を保持して塗布作業性
や表面外観を損なうことなく、硬化収縮しても反り上が
りや表層の亀裂を発生させないポリマーセメント組成物
が強く望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前期問題点を解
決した下記発明である。すなわち、水硬性セメント、
水、ポリオール(a)、イソシアネート化合物、及び骨
材を必須成分とするポリマーセメント組成物であって、
イソシアネート化合物が、ひまし油系ポリオール、ポリ
ブタジエン系ポリオール、及び水添ポリブタジエン系ポ
リオールから選ばれる疎水性のポリオール(b)とジイ
ソシアネート化合物を反応させて得られるイソシアネー
ト基末端プレポリマーを含有することを特徴とする、ポ
リマーセメント組成物である。
【0009】イソシアネート化合物としてイソシアネー
ト基末端プレポリマーを使用することで、硬化塗膜が必
要以上に固くならず、また硬化収縮しても反り上がりや
表層の亀裂が発生しなくなることを見出した。しかも、
耐熱性や物性をほとんど低下させず、塗布作業性や表面
外観も損なわない床構造体が得られるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
本発明でいう水硬性セメントとは、水と混和することに
より硬化または凝結するセメント類を示す。ポルトラン
ドセメントや高アルミナ含量の迅速硬化型セメントが好
ましい。ポルトランドセメントとしては普通ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント、鉄、及び炭素
含量の低いセメントである白色ポルトランドセメント
(白色セメント)などがある。
【0011】本発明における骨材としては、公知の無機
系骨材、有機系骨材が使用できる。無機系骨材としては
川砂、珪砂などの天然ケイ酸質や、ガラス、セラミック
ス、電融アルミナ、炭化ケイ素などの無機材料を粉砕し
たものが使用できる。また、ガラスバルーンやシラスバ
ルーンのような中空材料も使用できる。無機系骨材は粒
径が0.05〜4mmであるものが好ましい。これらの
材料は天然の状態でもよく、例えば染料や顔料の使用に
より人工的に着色されたものでもよい。有機系骨材とし
てはプラスチックの粉砕物などが使用できる。
【0012】骨材の含有量は水硬性セメント100重量
部に対して10〜10000重量部が好ましく、25〜
5000重量部がより好ましく、100〜1000重量
部が特に好ましい。
【0013】本発明において水は必須である。水の含有
量は水硬性セメント100重量部対して5〜500重量
部が好ましく、10〜100重量部がより好ましく、1
0〜50重量部が特に好ましい。
【0014】本発明におけるポリオール(a)としては
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサメチレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパンなどの低分子量ポ
リオールやこれらを開始剤としてプロピレンオキシド、
エチレンオキシドなどのアルキレンオキシドを重合させ
て得られるポリエーテルポリオール、ジカルボン酸と低
分子量グリコールを反応させて得られるポリエステルポ
リオール、及びひまし油系ポリオール、ポリブタジエン
系ポリオール、水添ポリブタジエン系ポリオールなどの
疎水性のポリオールなどが挙げられる。疎水性のポリオ
ールが好ましく、ひまし油系ポリオールが特に好まし
い。
【0015】本発明においてひまし油系ポリオールと
は、ひまし油またはひまし油にさらに水酸基を導入して
なる変性ポリオールをいう。官能基数は2以上が好まし
く、3がより好ましい。具体的には、伊藤製油(株)製
ユーリックH−30(水酸基価160mgKOH/g、
官能基数3)、伊藤製油(株)製ユーリックH−57
(水酸基価100mgKOH/g、官能基数3)が好ま
しい。
【0016】ポリオールの水酸基当たりの分子量は特に
限定されないが、100〜1000が好ましく、200
〜500がより好ましい。官能基数は2以上、特に3が
硬化性の面で好ましい。ポリオール(a)の含有量は水
硬性セメント100重量部に対して5〜5000重量部
が好ましく、10〜250重量部が特に好ましい。
【0017】本発明におけるイソシアネート化合物とし
て、疎水性のポリオール(b)とジイソシアネート化合
物を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリ
マーを用いる。イソシアネート化合物は、該イソシアネ
ート基末端プレポリマーとポリイソシアネート化合物の
混合物であることが好ましい。
【0018】該イソシアネート基末端プレポリマーと併
用しうるポリイソシアネート化合物としては、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネートなどの脂肪族系ジイソ
シアネートや、トリレンジイソシアネート、ジフェニル
メタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ポリ
フェニルポリイソシアネート(クルードMDI)などの
芳香族系ジイソシアネートが挙げられる。また、ウレチ
ジオン変成体、イソシアヌレート変成体、カルボジイミ
ド変成体、ビュレット変成体であってもよい。芳香族系
ジイソシアネートが好ましく、MDI、クルードMDI
が特に好ましい。
【0019】イソシアネート基末端プレポリマーは、疎
水性のポリオール(b)とジイソシアネート化合物を水
酸基に対してイソシアネート基が過剰になるように反応
させることにより製造できる。3官能以上のポリイソシ
アネートを用いた場合には、得られるプレポリマーの粘
度が高くなるので好ましくない。ジイソシアネート化合
物としては、上記したうち、芳香族ジイソシアネートが
好ましく、MDIが特に好ましい。
【0020】疎水性のポリオール(b)は、ポリオール
(a)と同様のポリオールであることが好ましく、すな
わち、ひまし油系ポリオール、ポリブタジエン系ポリオ
ール、及び水添ポリブタジエン系ポリオールから選ばれ
る疎水性のポリオールであり、ひまし油系ポリオールが
特に好ましい。ひまし油系ポリオールとしては、ポリオ
ール(a)で説明したものが好ましい。
【0021】イソシアネート化合物における全イソシア
ネート基含有量は6〜30重量%が好ましく、9〜28
重量%が特に好ましい。
【0022】またイソシアネート化合物中の上記イソシ
アネート基末端プレポリマーの含有量は5〜50重量%
が好ましく、8〜40重量%が特に好ましい。5重量%
未満では反り上がり、亀裂の改良効果が充分見られず、
50重量%を超えると混合物の粘度がやや上昇して塗布
作業性や表面外観を悪化させるので好ましくない。
【0023】イソシアネート化合物の含有量は特に限定
はできないが、水硬性セメント100重量部に対して1
0〜200重量部が好ましく、50〜100重量部がよ
り好ましい。
【0024】また本発明におけるポリマーセメント組成
物は、さらに可塑剤、界面活性剤、消泡剤を含有しても
よい。可塑剤を含有することが好ましい。可塑剤は特に
限定されないが、具体的にはフタル酸ジブチル、フタル
酸ジオクチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ブチルベン
ジル、アジピン酸ジオクチルなどが挙げられる。
【0025】可塑剤の含有量は水硬性セメント100重
量部に対して1〜100重量部が好ましく、5〜30重
量部がより好ましい。
【0026】本発明のポリマーセメント組成物は、工場
の床面、建築物の床面、階段、または道路の舗装面など
の床面を形成する塗り床材用途に適する。水とポリオー
ル、必要に応じて可塑剤を予め混合、分散させて乳濁液
とした後、さらにイソシアネート化合物と水硬性セメン
ト、及び骨材を混合することにより製造することが好ま
しい。
【0027】塗り厚みは3〜20mmが好ましく、4〜
7mmが特に好ましい。3mmに満たないと耐衝撃性が
不充分で、前記したように塗膜表面に骨材が突出して平
滑な表面外観が得られなくなり、コテ筋や塗りむらが発
生するので好ましくない。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例や比較例によって具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。
【0029】(1)混合粘度:ポリマーセメント組成物
の成分のうち骨材のみを除いた成分を混合し、混合後1
0分後の20℃における粘度(単位:cP)を測定し
た。
【0030】(2)表面ピンホール数:300mm角の
スレート板に5mm厚でポリマーセメント組成物を塗布
して硬化させた後の表面のピンホール数(単位:/0.
09m2 )を測定した。
【0031】(3)塗膜物性:ポリプロピレン板に5m
m厚でポリマーセメント組成物を塗布して硬化させて脱
型した後の、圧縮強度(kg/cm2 )、曲げ強度(k
g/cm2 )、表面硬度(ショアーD)を測定した。
【0032】(4)塗膜の剥離状況/反り状況:5mm
厚のスレート板に5mm厚でポリマーセメント組成物を
塗布して20℃、7日放置後、100mm×50mmに
カットし、さらに80℃、1日養生させた後、スレート
板に対する塗膜の剥離状況と塗膜の反り状態を観察し
た。
【0033】使用した原料は次の通りである。 ひまし油A:(伊藤製油(株)製ユーリックH−30;
水酸基価160mgKOH/g)。 ひまし油B:(伊藤製油(株)製ユーリックH−57;
水酸基価100mgKOH/g)。
【0034】イソシアネートC:4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート(日本ポリウレタン(株)製ミ
リオネートMT)。 イソシアネートD:クルードMDI(日本ポリウレタン
(株)製MR−200)。
【0035】白色セメント:日本セメント(株)製。 セメント減水剤:ナフタレンスルフォン酸塩ホルムアル
デヒド縮合物系セメント減水剤(花王(株)製マイティ
2000R)。 シリコーン系消泡剤:信越化学工業(株)製KM89。
【0036】なお、得られた組成物の塗布は、金ゴテを
用いてスレート板に5mmの厚みになるよう行った。
【0037】(例1)「実施例」 水30重量部(以下、部とする)、ラウリル硫酸ナトリ
ウム1部、フタル酸ジオクチル35部、及びひまし油A
の34部を混合してひまし油の水分散液(これを水分散
液Xとする)を得た。
【0038】一方、ひまし油AとイソシアネートCを重
量比41.3/58.7(イソシアネート基/水酸基の
モル比=4.0)で反応させてイソシアネート基末端プ
レポリマー(イソシアネート基含有量14.8重量%;
7,000cP/20℃)(これをプレポリマーPとす
る)を製造した。
【0039】イソシアネートDの70部、及びプレポリ
マーPの30部を混合してなるイソシアネート成分10
0部、水分散液Xの100部、白色セメント150部、
及び珪砂6号350部を混合してポリマーセメント組成
物を得た。
【0040】(例2)「実施例」 イソシアネートDの70部、及びプレポリマーPの30
部からなるイソシアネート成分の代わりに、イソシアネ
ートDの50部とプレポリマーPの50部からなるイソ
シアネート成分を用いた以外は実施例1と同様に試験し
た。
【0041】(例3)「実施例」 ひまし油BとイソシアネートCを重量比60/40(イ
ソシアネート基/水酸基のモル比=3.0)で反応させ
てイソシアネート基末端プレポリマー(イソシアネート
基含有量9.0重量%;8,000cP/20℃)(こ
れをプレポリマーQとする)を製造した。
【0042】イソシアネートDの80部、及びプレポリ
マーQの20部を混合してなるイソシアネート成分10
0部、水分散液Xの100部、白色セメント150部、
及び珪砂6号350部を混合してポリマーセメント組成
物を得た。
【0043】(例4)「実施例」 水26部、セメント減水剤1.5部、シリコーン系消泡
剤0.5部、フタル酸ブチルベンジル36部、及びひま
し油Aの36部を混合して、ひまし油の水分散液(これ
を水分散液Yとする)を得た。
【0044】イソシアネートDの70部、及びプレポリ
マーPの30部を混合してなるイソシアネート成分10
0部、水分散液Yの100部、白色セメント150部、
及び珪砂6号350部を混合してポリマーセメント組成
物を得た。
【0045】(例5)「比較例」 水分散液Xの100部とイソシアネートDの100部、
白色セメント150部、及び珪砂6号350部を混合し
てポリマーセメント組成物を得た。
【0046】(例6)「比較例」 グリセリンにプロピレンオキシドを反応させて得られた
分子量1000(水酸基価168mgKOH/g)のポ
リエーテルポリオールとイソシアネートCを重量比40
/60(イソシアネート基/水酸基のモル比=4.0)
で反応させてイソシアネート基末端プレポリマー(NC
O含有量15.1重量%; 5,000cP/20℃)
(これをプレポリマーRとする)を製造した。
【0047】イソシアネートDの70部、及びプレポリ
マーRの30部を混合してなるイソシアネート成分10
0部、水分散液Xの100部、白色セメント150部、
及び珪砂6号350部を混合してポリマーセメント組成
物を得た。
【0048】(例7)「比較例」 ひまし油AとイソシアネートDを重量比39.4/6
0.6(イソシアネート基/水酸基のモル比=4.0)
で反応させてイソシアネート基末端プレポリマー(これ
をプレポリマーSとする)を製造した。プレポリマーS
は粘度が高すぎてイソシアネートDを追加混合しても水
分散液との混合ができなかった。
【0049】(例8)「比較例」 ひまし油AとイソシアネートDを重量比16.5/8
3.5(イソシアネート基/水酸基のモル比=13.
1)で反応させてイソシアネート基末端プレポリマー
(イソシアネート基含有量24.5重量%;8,200
cP/20℃)(これをプレポリマーTとする)を製造
した。
【0050】プレポリマーTからなるイソシアネート成
分100部、水分散液Xの100部、白色セメント15
0部、及び珪砂6号350部を混合してポリマーセメン
ト組成物を得た。
【0051】(例9)「比較例」 水20部、ラウリル硫酸ナトリウム1部、フタル酸ジオ
クチル35部、及びひまし油Aの44部を混合して、ひ
まし油の水分散液(これを水分散液Zとする)を得た。
【0052】イソシアネートDの100部、水分散液Z
の100部、白色セメント150部、及び珪砂6号35
0部を混合し、硬化収縮の最大の要因である水を減らし
たポリマーセメント組成物を得た。
【0053】例1〜9で得られたポリマーセメント組成
物について、混合粘度、表面ピンホール数、塗膜物性、
及び塗膜の剥離状況/反り状況について表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明(例1〜4)のように、特定のイ
ソシアネート基末端プレポリマーを含有するイソシアネ
ート成分を使用することにより、作業性や硬化塗膜外
観、及び塗膜物性を損なうことなく硬化収縮しても反り
上がりを生じない耐熱ポリマーセメント組成物を提供す
ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水硬性セメント、水、ポリオール(a)、
    イソシアネート化合物、及び骨材を必須成分とするポリ
    マーセメント組成物であって、イソシアネート化合物
    が、ひまし油系ポリオール、ポリブタジエン系ポリオー
    ル、及び水添ポリブタジエン系ポリオールから選ばれる
    疎水性のポリオール(b)とジイソシアネート化合物を
    反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー
    を含有することを特徴とする、ポリマーセメント組成
    物。
  2. 【請求項2】イソシアネート化合物が、疎水性のポリオ
    ール(b)とジイソシアネート化合物を反応させて得ら
    れるイソシアネート基末端プレポリマーとポリイソシア
    ネート化合物の混合物である、請求項1に記載のポリマ
    ーセメント組成物。
  3. 【請求項3】イソシアネート化合物のイソシアネート基
    含有量が6〜30重量%である、請求項1または2に記
    載のポリマーセメント組成物。
  4. 【請求項4】ポリオール(a)が、ひまし油系ポリオー
    ル、ポリブタジエン系ポリオール、及び水添ポリブタジ
    エン系ポリオールから選ばれる疎水性のポリオールであ
    る、請求項1、2または3に記載のポリマーセメント組
    成物。
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