JP2000072122A - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP2000072122A
JP2000072122A JP10241266A JP24126698A JP2000072122A JP 2000072122 A JP2000072122 A JP 2000072122A JP 10241266 A JP10241266 A JP 10241266A JP 24126698 A JP24126698 A JP 24126698A JP 2000072122 A JP2000072122 A JP 2000072122A
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Japan
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label
suction
head
suction head
sticking apparatus
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JP10241266A
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Norifumi Hirobe
憲史 廣部
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸着ヘッドに保持したラベルを商品に対して角
度を変えて貼付するラベル貼付装置において、幅の狭い
ラベルを用いた場合においても、ラベルを商品に真っ直
ぐに貼付できるようにすることを課題とする。 【解決手段】ラベル発行口から繰り出されるラベルをラ
ベル吸着口を介して負圧により吸着するラベル吸着ヘッ
ドを有するラベル貼付装置において、上記吸着口を介し
てラベルに働く吸着力の作用点が、ラベルの繰り出しに
伴って、ラベルの繰り出し方向とは直交する方向に分離
するため、ラベルは外側に伸張されながら繰り出され
る。したがって、負圧によってラベルが歪むのを防ぐこ
とができ、安定な状態で吸着・保持することができるた
め、ラベルを商品に真っ直ぐに貼付することができる。
また、ラベル吸着ヘッドを回転させる回転手段の回転支
軸を、該ヘッドの中心に設けることによって、ヘッドを
回転させるために必要なスペースが小さくなり、ラベル
貼付装置を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の価格、重
量、日付等を印字したラベルを商品の所定の位置に貼付
するラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットのバックヤードやコ
ンビニエンスストア向け商品のパックセンター等におい
ては、商品を計量及び包装した後、その商品の重量と予
め設定された単価や風袋重量等のデータとからその商品
の価格を算出すると共に、この価格等を印字したラベル
を発行して当該商品に貼り付けるようにした計量包装値
付装置が用いられている。この種の装置に用いられるラ
ベル貼付装置は、例えば特願平9−165343号公報
に記載されるように、発行されたラベルをラベル吸着ヘ
ッドの吸着口に吸着し、該ヘッドを商品に向かって降下
させることによってラベルを商品に貼付するようになっ
ている。さらに、近年の多品種少量生産に伴って、上記
ラベル貼付装置は種々のサイズのラベルを取り扱えるよ
うになっていると共に、トレーの種類やサイズに応じて
ラベル貼付位置を移動したり、縦貼り・横貼りを切り換
えられるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラベル
貼付装置においては、ラベル吸着ヘッドの吸着口はラベ
ル繰り出し方向に平行に配置されている(図7)ので、
負圧によってラベルが歪んだり、また、特に幅の狭いラ
ベルを使用する場合、ラベルの両端部分が該吸着口の内
部にまで入り込んで(図7)、ラベルを安定に吸着・保
持できず、その結果、ラベルを商品に真っ直ぐ貼付する
ことが困難となっていた。
【0004】また、従来のラベル貼付装置は、ラベル吸
着ヘッドを回転させてラベルの縦貼り・横貼りを切り換
えるものであるが、その回転の支軸がヘッドの中心から
ズレた位置に備えられているため(図6)、該ヘッドの
周辺にヘッドを回転させるためのスペースを確保しなけ
ればならず、装置が大型化してしまうという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような構成としたことを特徴
とする。
【0006】まず、本発明に係る第1のラベル貼付装置
は、ラベル発行口から繰り出されるラベルを、ラベル吸
着ヘッドの吸着口に吸着しながら物品に貼付するように
したラベル貼付装置において、上記吸着口を介してラベ
ルに働く吸着力の作用点が、ラベルの繰り出しに伴っ
て、ラベルの繰り出し方向とは直交する方向(以下、
「幅方向」という。)に分離するように上記吸着口を配
置したものである。
【0007】これにより、ラベルは外側に伸張されなが
ら繰り出されるため、負圧によってラベルが歪まないよ
うにすることができる。
【0008】図1に示すのは、上述のように吸着口を配
置したラベル吸着ヘッドであって、特に、2つの略楕円
形の吸着口を有するものである。この場合には、ラベル
吸着力の作用点は2つ、すなわち、左右の吸着口に1つ
ずつ存在する。ラベルプリンタから発行されたラベルが
吸着口に差し掛かかったときには、該吸着口はラベルの
幅方向の中ほどを吸着する。換言すれば、各作用点はラ
ベルの幅方向の中ほどに位置している。そして、ラベル
の繰り出しに伴って、各作用点はラベルの繰り出し方向
と直交する方向(幅方向)に互いに分離する。これによ
って、ラベルは外側に伸張されながら繰り出されるた
め、負圧によってラベルが歪まないようにすることがで
きる。
【0009】また、ラベル受取位置においては、ラベル
に急激に負圧が働くが、このようにラベル吸着口を配置
すると、幅の狭いラベルを用いても、ラベルの両端が吸
着口に入り込まないから、安定な状態でラベルを吸着・
保持することができる。
【0010】この第1のラベル貼付装置においては、勿
論、該ヘッドの吸着口の数は2つに限られず、1つでも
良いし(図2(a))、3つ以上でも良い(図2
(b))。また、多数の吸着口を並べて配置しても良い
し(図3(a))、楕円形に限らず、例えば多角形であ
っても良い(図3(b))。
【0011】また、次に示すものは、本発明に係る第2
のラベル貼付装置であって、上記吸着口が長軸および短
軸からなり、その吸着口の長軸をラベル繰り出し方向に
対して傾斜させたものである。
【0012】これにより、ラベルの繰り出しに伴ってラ
ベル吸着力の作用点の位置が変化し、ラベルの一定の位
置に吸着力が働くことを避けられるため、ラベルが歪ま
ないようにすることができる。
【0013】図2(b)は、上述のように吸着口を配置
したラベル吸着ヘッドであって、特に、4つの略楕円形
の吸着口を有するものである。この場合には、ラベル吸
着力の作用点は4つ、すなわち、各吸着口に1つずつ存
在する。ラベルプリンタから発行されたラベルが吸着口
に差し掛かったときには、該吸着口はラベルの幅方向の
中ほどを吸着する。換言すれば、4つの作用点はラベル
の幅方向の中ほどに位置している。この場合には、ラベ
ルの繰り出しに伴って、4つの作用点はラベルの幅方向
における縁側に移動する。したがって、ラベル吸着力の
作用点の位置が変化し、ラベルの一定の位置に吸着力が
働くことを避けられるため、ラベルが歪まないようにす
ることができる。
【0014】この第2のラベル貼付装置においては、勿
論、吸着口の数は4つに限られることなく、2つ(図
1)ないしは3つ(図3(b))でも良いし、あるいは
5つ以上でも良い。
【0015】次に示す本発明に係る第3のラベル貼付装
置は、上記吸着口が長軸および短軸からなるものであっ
て、複数の吸着口のうち少なくとも1つの吸着口の長軸
をラベル繰り出し方向に対して傾斜させたものである。
【0016】これにより、上記第2のラベル貼付装置と
同様に、ラベルの繰り出しに伴ってラベル吸着力の作用
点の位置が変化し、ラベルの一定の位置に吸着力が働く
ことを避けられるため、ラベルが歪まないようにするこ
とができる。
【0017】図4(a)は、上述のように吸着口を配置
したラベル吸着ヘッドであって、特に、2つの略楕円形
の吸着口を有し、一方の吸着口を繰り出し方向に略平行
に配置し、他方の吸着口を繰り出し方向に対して傾斜さ
せたものである。この場合には、ラベル吸着力の作用点
は2つ、すなわち、左右の吸着口に1つずつ存在する。
ラベルプリンタから発行されたラベルが吸着口に差し掛
かったときには、右側の吸着口はラベルの幅方向の縁側
を吸着し、左側の吸着口はラベルの幅方向の中ほどを吸
着する。ラベルの繰り出しに伴って、左側の作用点が幅
方向における縁側に移動する。したがって、ラベル吸着
力の作用点の位置が変化し、ラベルの一定の位置に吸着
力が働くことが避けられるため、ラベルが歪まないよう
にすることができる。
【0018】この第3のラベル貼付装置においては、勿
論、図5のように、2つの吸着口を、ラベル繰り出し方
向に対してハの字状に配置しても良い。また、図4
(b)のように、吸着口の数は3つ以上でも良い。
【0019】さらに、次に示す本発明に係る第4のラベ
ル貼付装置には、ラベル吸着ヘッドを水平面内で回転さ
せる回転手段を設けたものである。
【0020】これにより、ヘッドを回転させるために必
要なスペースが小さくなるため、ラベル貼付装置を小型
化することができる。
【0021】図5は、上述のように吸着口を配置したラ
ベル吸着ヘッドであって、特に、2つの略楕円形の吸着
口をハの字状に配置したものである。この場合、ラベル
の歪みを防ぐ作用を有し、かつ、上述のように吸着口を
配置したことによって生じたヘッド中心部分のスペース
に、該ヘッドを水平面内で回転させる回転手段の回転支
軸を設けることによって、ラベル吸着ヘッドの略中心を
支点として該ヘッドを回転させることができる。これに
より、ラベル貼付装置内部の該ヘッド周辺に、ヘッドを
回転させるために必要な、余分のスペースを確保する必
要がなくなり(図11)、ラベル貼付装置を小型化する
ことができる。
【0022】この第4のラベル貼付装置においても、勿
論、吸着口の数は2つに限られず、1つでもよいし(図
2(a))、3つ以上でも良い(図2(b))。また、
多数の吸着口を並べて配置しても良いし(図3
(a))、楕円形に限らず、例えば多角形であっても良
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】図8に示すように、本発明に係るラベル貼
付装置1は、隣接して設けられたラベルプリンタ2のラ
ベル発行口Wから繰り出し発行される値付ラベルLを後
述する吸着ヘッド32で受け取って下方の搬送コンベア
C上の商品Xに貼付するものである。
【0025】ラベルプリンタ2の内部には、帯状の台紙
Bに多数のラベルL・・・Lが一定間隔で剥離可能に貼付
されたラベルシートSのロール3が収容され、該ロール
3から引き出されたラベルシートSが複数のガイドロー
ラによって案内されながら、サーマル印字ヘッド4とプ
ラテンローラ5との間を通過中にラベルLに所定の印字
情報が印字され、ラベル発行口Wにおける剥離棒6で急
角度に折り曲げられることにより上記印字済のラベルL
が台紙Bから剥離される。この剥離ポイントPで剥離さ
れたラベルLは台紙Bの移動によって貼付装置1側に突
き出し供給され、台紙Bのみが回収ロール7に巻き取ら
れる。
【0026】次に、このラベル貼付装置1の作用をラベ
ル貼付動作に従って説明する。まず、ラベルLの受取時
においては、支持プレート18、スライドロッド19,
19及び下部プレート21(以下、適宜「昇降ユニット
U」という。)がフレーム10内で上方位置に上昇さ
れ、吸着ヘッド32の下面はラベル発行口Wにおけるラ
ベルLの剥離ポイントPとほぼ同じ高さ位置にある。こ
のとき、吸着ヘッド32は図11に示すような向きに回
転されている。この吸着ヘッド32は、支持ロッド27
によって昇降ユニットUと連結されて一体に昇降する。
少なくともこのラベル受取位置においてはファン装置3
3が駆動され、吸着ヘッド32の吸着口34・・・34に
は該ヘッド32の内部方向に働く吸引力が発生してい
る。
【0027】ラベルプリンタ2から発行されたラベルL
は、上記剥離ポイントPにおいて台紙Bから剥離され、
吸着ヘッド32の下面に沿って繰り出されて、ついには
台紙Bから分離するが、吸着口34・・・34に発生して
いる吸引力がラベル吸着力となって作用し、上記ラベル
Lは脱落することなくこの吸着ヘッド32に吸着、保持
される。
【0028】このとき、本発明の1実施例においては、
ラベル吸着ヘッド32の吸着口34・・・34は図11に
示すように配置されている。ラベルプリンタ2から発行
されたラベルLが吸着口34・・・34に差し掛かかった
ときには、該吸着口34・・・34はラベルLの幅方向の
中ほどを吸着する。換言すれば、各作用点35はラベル
Lの幅方向の中ほどに位置している(図1(a))。そ
して、ラベルの繰り出しに伴って、各作用点35はラベ
ルの幅方向における縁側に移動する。これによって、ラ
ベルLは外側に伸張されながら繰り出されるため、負圧
によってラベルが歪むのを防ぐことができる。
【0029】また、ラベル受取時においては、ラベルL
に急激に負圧が働くが、上記のようにラベル吸着口34
・・・34を配置すると、幅の狭いラベルを用いても、ラ
ベルの両端が吸着口34・・・34に入り込まずに、安定
な状態でラベルを吸着・保持することができる。
【0030】次に、昇降用モータ11を図9に示す矢印
a方向に回転駆動させると、昇降ユニットUが本体フレ
ーム10に対して下降すると共に、上部支持プレート1
8から支持ロッド27を介して懸垂されたラベル吸着ヘ
ッド32もまた一体となって下降し、該ヘッド32に吸
着保持されたラベルLが下方のコンベアC上の商品Xに
向けて接近する。
【0031】一方、上部支持プレート18に設けられた
上下一対のタイミングプーリ22,22及びこれらの間
に巻き掛けられたタイミングベルト23もまた昇降ユニ
ットUと共に下降するが、このタイミングベルト23の
一部が支持ブロック20を介して本体フレーム10側に
固定されているため、同じくこのベルト23に連結され
た連結アーム24は、昇降ユニットUないし吸着ヘッド
32が本体フレーム10に対して下降するのと等しい速
度でこれらに対して下降する。したがって、本体フレー
ム10に対しては、上記連結アーム24は、昇降ユニッ
トUないし吸着ヘッド32の2倍の速度で下降する。
【0032】その結果、吸着ヘッド32が下降するに従
ってプッシュロッド40,40は該ヘッド32に比べて
2倍のストロークで下降して、ラベル受取位置において
は吸着ヘッド32の内部空間内に位置していた該ロッド
40,40の下端部が、図13に示すように、ついには
該ヘッド32の下面から吸着口34・・・34を介して下
方に突出し、該ヘッド32の下面に吸着保持されていた
ラベルLが上記ロッド40,40下端部の蛇腹部材4
2,42によって下方の商品Xに向けて押し出され、該
ラベルLが商品Xの上面に貼付される。この蛇腹部材4
2,42は、例えばシリコン樹脂等の軟性素材で成形さ
れるものであって、上下方向に伸縮し得るよう構成され
ている。
【0033】なお、昇降ユニットUを昇降させるサーボ
モータ11は、印加する電流の大きさ及び向きに応じて
該昇降ユニットUの昇降速度、及び上昇、下降の切り換
えを制御できるように構成されている。また、支持ロッ
ド27を回転させるステッピングモータ29は、フォト
センサ44と遮光板45とにより形成されるロータリー
エンコーダを介して上記支持ロッド27の回転角度を制
御できるように構成されている。上記フォトセンサ44
は発光部及び受光部を有しており、また、遮光板45に
は多数の透光孔45a…45aが形成されている。
【0034】次に、ラベルの貼付角度を変更する場合に
ついて説明する。
【0035】まず、ラベル受取時においては、吸着ヘッ
ド32は図11に示すような向きに回転されている。ま
た、吸着ヘッド32下面の吸着口34・・・34にはファ
ン装置33によって吸引力が発生している。
【0036】ラベルプリンタ2から発行されたラベルL
は、このラベル受取位置で吸着ヘッド32に吸着、保持
される。このとき、上記ファン装置33を駆動させたま
ま、ステッピングモータ29を例えば図10において右
回りに回転駆動させると、支持ロッド27は、上述のロ
ータリーエンコーダを介して矢印c方向に所定の角度だ
け回転される。
【0037】すると、該支持ロッド27に支持された吸
着ヘッド32が同方向に同角度だけ一体回転し(図1
2)、該ヘッド32に吸着された上記ラベルLもまた同
様に下方の商品Xに対してその昇降軸線回りに同角度だ
け回転する。これに伴って、回転ブロック36及びこれ
に組み付けられたプッシュロッド40,40もまた同様
に同角度だけ回転する。
【0038】そして、この状態で、上述のようにして、
昇降用モータ11で上記吸着ヘッド32及びプッシュロ
ッド40,40を商品Xに向けて下降させることによ
り、吸着ヘッド32の2倍の速度で下降するプッシュロ
ッド40,40の下端部の蛇腹部材42,42が商品X
に押し当てられて、ラベルLが該商品Xに対して上記回
転角度で貼付される。
【0039】然る後、昇降用モータ11を逆回転させて
上記吸着ヘッド32及びプッシュロッド40,40を再
びラベル受取位置まで上昇させると共に、ステッピング
モータ29を図10において左回りに回転駆動させて、
支持ロッド27ないし吸着ヘッド32及びプッシュロッ
ド40,40を最初の回転位置まで図10に示す矢印d
方向に回転させる。なお、このとき、ヘッド32等の元
の位置への回転は、ラベル貼付位置まで上昇した後に行
ってもよく、また、上昇中に行ってもよい。
【0040】以上のようにして、ステッピングモータ2
9の回転を制御することにより、プリンタ2から発行さ
れたラベルLを商品Xに対して360°の範囲で回転さ
せた姿勢で貼付することができ、縦貼り、横貼りはもち
ろん、斜め貼り等、所望の姿勢でラベルLを貼付するこ
とができる。
【0041】そして、この吸着ヘッド32等の回転が、
ラベル受取位置において、その吸引力を発生させたまま
で行なわれるので、回転中にラベルLが吸着ヘッド32
から脱落することがなく、また、回転停止時のショック
によって慣性で横方向に飛び出すようなこともない。
【0042】さらに、本実施例に係るラベル吸着ヘッド
32においては、図11のように、2つの略楕円形の吸
着口34・・・34をハの字状に配置することによりラベ
ルの歪みを防ぐ作用を有し、かつ、上述のように吸着口
34・・・34を配置したことによって生じたヘッド32
の中心部分のスペースに、該ヘッド32を水平面内で回
転させる回転手段の支軸28を設けることができる。こ
れにより、ラベル貼付装置内部のヘッド32周辺に、該
ヘッドを回転させるために必要な、余分のスペースを確
保する必要がなくなり(図11)、ラベル貼付装置1を
小型化することができる。
【0043】なお、このラベル貼付装置1においては、
吸着ヘッド32に備えられたファン装置33を作動させ
ることにより、ヘッド32の上昇、下降の位置によらず
所望の時期に、該ヘッド32にラベル貼付のための吸引
力を発生させることができるため、上記例のようにラベ
ル受取時にラベルLを回転させるだけでなく、ラベルL
の下降を開始してから貼付するまでの期間中、上記ファ
ン装置33を作動させておいて、その間に、支持ロッド
27を回転させて、吸着ヘッド32、プッシュロッド4
0,40及びラベルLを所定角度回転させるようにして
もよい。
【0044】また、上記支持ロッド27の回転角度の制
御としては、フォトセンサと遮光版とにより形成された
回転原点センサと、ステッピングモータに加えるパルス
数のカウント数とに基づいて制御する方法を用いてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラベル貼付装置におけるラベル吸着ヘッドの吸着口を、
ラベルを歪ませないように構成しているので、幅の狭い
ラベルを用いた場合においても、ラベルを安定して吸着
・保持することができ、従って、ラベルを商品に真っ直
ぐに貼付することができる。また、上記のように吸着口
を配置したことによって、ラベル吸着ヘッドを水平面内
で回転させる回転手段の回転支軸を、該ヘッドの中心付
近に設けることができるようになるため、ヘッドを回転
させるために必要なスペースが小さくなり、ラベル貼付
装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1施形態に係るラベル吸着ヘッドの
平面図、(b)は図1(a)のア−ア線に沿う断面図で
ある。
【図2】(a)は第2実施形態に係るラベル吸着ヘッド
の平面図、(b)は第3実施形態に係るラベル吸着ヘッ
ドの平面図である。
【図3】(a)は第4実施形態に係るラベル吸着ヘッド
の平面図、(b)は第5実施形態に係るラベル吸着ヘッ
ドの平面図である。
【図4】(a)は第6実施形態に係るラベル吸着ヘッド
の平面図、(b)は第7実施形態に係るラベル吸着ヘッ
ドの平面図である。
【図5】第8実施形態に係るラベル吸着ヘッドの平面図
である。
【図6】従来のラベル貼付装置におけるラベル吸着ヘッ
ドの平面図である。
【図7】(a)は従来のラベル貼付装置におけるラベル
吸着ヘッドの平面図、(b)は図7(a)のイ−イ線に
沿う断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置の正
面図である。
【図9】同ラベル貼付装置の内部構造を示す一部切欠き
正面図である。
【図10】同ラベル貼付装置の一部切欠き平面図であ
る。
【図11】図9のウ−ウ線に沿う断面図である。
【図12】図11において、ラベル吸着ヘッドを時計回
りに90ー回転させた場合の平断面図である。
【図13】同ラベル貼付装置による貼付動作を示す一部
切欠き正面図である。
【符号の説明】
1 ラベル貼付装置 2 ラベルプリンタ 10 本体フレーム 11 昇降用サーボモータ 18 支持プレート 23 倍速タイミングベルト 27 支持ロッド 28 支持ロッドの回転支軸 29 ステッピングモータ 32 ラベル吸着ヘッド 33 ファン装置 34 吸着口 36 回転ブロック 40 プッシュロッド 42 蛇腹部材 L 値付ラベル U 昇降ユニット X 商品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベル発行口から繰り出されるラベルを、
    ラベル吸着ヘッドの吸着口に吸着しながら物品に貼付す
    るようにしたラベル貼付装置において、上記吸着口を介
    してラベルに働く吸着力の作用点が、ラベルの繰り出し
    に伴って、ラベルの繰り出し方向とは直交する方向に分
    離するように上記吸着口を配置したことを特徴とするラ
    ベル貼付装置。
  2. 【請求項2】ラベル発行口から繰り出されるラベルを、
    ラベル吸着ヘッドの複数の吸着口に吸着しながら物品に
    貼付するようにしたラベル貼付装置において、上記吸着
    口が長軸および短軸からなり、その吸着口の長軸をラベ
    ル繰り出し方向に対して傾斜させたことを特徴とするラ
    ベル貼付装置。
  3. 【請求項3】複数の吸着口のうち少なくとも1つの吸着
    口の長軸をラベル繰り出し方向に対して傾斜させたこと
    を特徴とする請求項2に記載のラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】2つの吸着口がラベル繰り出し方向に対し
    てハの字状に配置したことを特徴とする請求項3に記載
    のラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】上記ラベル貼付装置に、ラベル吸着ヘッド
    を水平面内で回転させる回転手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のラベ
    ル貼付装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061900A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Ishida Co Ltd ラベル貼付装置
JP2015205713A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社寺岡精工 ラベル貼付装置、および、包装装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061900A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Ishida Co Ltd ラベル貼付装置
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