JP2000071489A - プリンタの印画装置 - Google Patents

プリンタの印画装置

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JP2000071489A
JP2000071489A JP24093798A JP24093798A JP2000071489A JP 2000071489 A JP2000071489 A JP 2000071489A JP 24093798 A JP24093798 A JP 24093798A JP 24093798 A JP24093798 A JP 24093798A JP 2000071489 A JP2000071489 A JP 2000071489A
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Japan
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thermal head
platen roller
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heating elements
printer
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JP24093798A
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English (en)
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Yoshihiro Yokoyama
嘉広 横山
Hirofumi Iwakawa
浩文 岩川
Tetsuya Tonomura
哲也 外村
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
Kazuyuki Takahashi
計行 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画部を構成するリンク機構やサーマルヘッ
ドユニットやプラテンローラなどの各構成部品に部品誤
差があって、それらの組み付け精度が十分に得られない
場合でも、プラテンローラとサーマルヘッドとの間の位
置決め精度を容易に向上することができ、従来に比べて
小型でかつ安価に印画画質をより向上することができる
プリンタの印画装置を提供する。 【解決手段】 サーマルヘッドユニット26にはそのサ
ーマルヘッド22における発熱体の配列の両端に位置決
め軸17を形成するとともに、軸受け74にはプラテン
ローラ72の支持部近傍にV溝75,77を形成するこ
とにより、印画記録する際には、リンク機構によってサ
ーマルヘッド22をその発熱体の配列に対して略垂直方
向に変位させ、位置決め軸17とV溝75,77とを、
サーマルヘッド22およびプラテンローラ72の両端で
係合させて、プラテンローラ72とサーマルヘッド22
との位置関係を確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ本体内
で、その外部から入力された情報に基づく画像を、記録
紙に印画記録するプリンタの印画装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、オフィスや一般家庭におい
て、記録紙を記録媒体としてその表面に図や文字などの
情報を印画記録するプリンタとして、例えばサーマル方
式や電子写真方式など、その他各種の方式のプリンタが
広く利用されている。
【0003】これらのプリンタは、通常、印画記録する
ための記録紙をプリンタ本体内に供給する給紙部、給紙
部から供給された記録紙に印画記録するためその記録紙
を往復搬送する紙搬送部、紙搬送部により往復搬送され
ている記録紙に例えばインクシート上のインクを用いて
印画記録する印画部、往復搬送されながら印画記録が完
了した記録紙をプリンタ本体外に排出する排紙部および
以上の各部を作動させるために駆動する駆動部などの機
構ブロックにより構成されている。
【0004】ここではおもに、サーマル方式のプリンタ
において、印画部とその印画部を駆動する駆動部とで構
成され、駆動部によって印画部を駆動することにより、
給紙部から供給された記録紙に、図や文字などの情報を
画像として印画部によって印画記録する印画装置に着目
して説明する。
【0005】この種のプリンタの印画装置としては、た
とえば、図14に示すような構成がよく採用されてい
る。このように構成された従来の印画装置について、そ
の概略動作を図14を参照しながら以下に説明する。
【0006】記録紙に画像を印画記録する際には、図1
4(a)に示すように、駆動部(図示せず)により給紙
部の給紙ローラ601が回転駆動され、その給紙ローラ
601により記録紙605がプリンタ本体内に送られ、
その記録紙605の先端が、駆動部により回転駆動され
た紙搬送用のキャプスタンローラ606とピンチローラ
607とに挟持され、さらにキャプスタンローラ606
の回転により、記録紙605がその印画記録時のスター
ト位置に搬送される。
【0007】この状態で、図14(b)に示すように、
駆動部により駆動されたリンク機構(図示せず)により
サーマルヘッドユニット608が変位移動することによ
って、記録紙605がサーマルヘッドユニット608に
設けられたサーマルヘッド609とプラテンローラ61
0との間に挟まれる。
【0008】この記録紙605は、さらに図14(b)
に示すように、キャプスタンローラ606とピンチロー
ラ607との間、および給紙ローラ601への押圧によ
り回転する排紙ローラ611とアイドラローラ612と
の間に挟持されて、その印画記録時のスタート位置とエ
ンド位置との間を実質的に3往復走行し、その間に、プ
リンタの外部から入力された情報に基づく画像が、その
画像に応じてサーマルヘッド609に配列された複数の
発熱体(図示せず)から選択的に発生される熱によっ
て、インクシート613上のイエロー,シアン,マゼン
タの3色のインクが熱転写されることにより、表面にフ
ルカラーで印画記録され、その後に排紙ローラ611に
よりプリンタ本体外の排紙トレイ614上に排出され
る。
【0009】なお、この記録紙は自己発色性の材料から
なっており、光源により光定着がなされる。この原理等
は本発明に直接関係しないので更なる説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のプリンタの印画装置では、印画部を構成する
リンク機構やサーマルヘッドユニットやプラテンローラ
などにおいては、通常、それらの各構成部品の寸法誤差
などの部品誤差が累積して組み付け精度が十分に得られ
ておらず、このような状態で印画記録する際には、リン
ク機構によって変位駆動されたサーマルヘッドユニット
のサーマルヘッドが、プラテンローラの配設状態とは全
く関係なく、そのプラテンローラに圧接するため、それ
らプラテンローラとサーマルヘッドとの間の位置決めの
際の精度が十分に得られないという問題点を有してい
た。
【0011】そのため、上記のようなリンク機構やサー
マルヘッドユニットやプラテンローラなどを駆動して、
記録紙に画像を印画記録した場合には、その記録画像に
おいて印画ムラなどが発生して、十分な印画画質が得ら
れないという問題点も有していた。
【0012】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、印画部を構成するリンク機構やサーマルヘッドユ
ニットやプラテンローラなどの各構成部品に部品誤差が
あって、それらの組み付け精度が十分に得られない場合
でも、プラテンローラとサーマルヘッドとの間の位置決
め精度を容易に向上することができ、従来に比べて小型
でかつ安価に印画画質をより向上することができるプリ
ンタの印画装置を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のプリンタの印画装置は、サーマルヘッド手
段にはその発熱体の配列の両端に第1の位置決め手段を
形成するとともに、軸受けにはプラテンローラの支持部
近傍に第2の位置決め手段を形成することにより、印画
記録する際には、変位機構によってサーマルヘッド手段
をその発熱体の配列に対して略垂直方向に変位させ、第
1の位置決め手段と第2の位置決め手段とを、サーマル
ヘッド手段およびプラテンローラの両端で係合させて、
プラテンローラとサーマルヘッド手段との位置関係を確
定することを特徴とする。
【0014】以上により、印画部を構成する変位機構や
サーマルヘッド手段やプラテンローラなどの各構成部品
に部品誤差があって、それらの組み付け精度が十分に得
られない場合でも、プラテンローラとサーマルヘッド手
段との間の位置決め精度を容易に向上することができ、
従来に比べて小型でかつ安価に印画画質をより向上する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のプリン
タの印画装置は、プリンタ本体内において、その外部か
ら入力された情報に基づく画像を、記録媒体である記録
紙に対し、インクシート上のインクを熱転写して印画記
録するプリンタの印画装置であって、点形状の複数の発
熱体が略直線状に配列され、前記熱転写のための熱を、
前記印画記録する画像に応じて前記複数の発熱体から選
択的に発生するサーマルヘッド手段と、前記印画記録の
際に、前記サーマルヘッド手段における複数の発熱体の
配列と同方向の回転軸により回転しながら、前記記録紙
およびインクシートを前記複数の発熱体に押圧するプラ
テンローラと、前記プラテンローラをその回転軸の両端
を支持して保持する軸受けと、前記サーマルヘッド手段
をその発熱体の配列に対して略垂直方向に変位可能に構
成した変位機構とを備え、前記サーマルヘッド手段には
その発熱体の配列の両端に第1の位置決め手段を形成す
るとともに、前記軸受けには前記プラテンローラの支持
部近傍に第2の位置決め手段を形成し、前記変位機構に
よるサーマルヘッド手段の前記変位によって、前記第1
の位置決め手段と第2の位置決め手段とを係合させるこ
とにより、前記プラテンローラとサーマルヘッド手段と
の位置関係を確定するように構成する。
【0016】請求項2に記載のプリンタの印画装置は、
請求項1に記載の第1の位置決め手段は、サーマルヘッ
ド手段における発熱体の配列の両端側で外側に突出させ
て形成された位置決め軸とし、第2の位置決め手段は、
軸受けにおけるプラテンローラの支持部近傍に形成され
た略V字形状の溝とする構成とする。
【0017】請求項3に記載のプリンタの印画装置は、
請求項2に記載の第1の位置決め手段として形成する位
置決め軸は、サーマルヘッド手段の発熱体を駆動する駆
動回路の保護手段と一体的に成形した構成とする。
【0018】以上の構成によると、サーマルヘッド手段
にはその発熱体の配列の両端に第1の位置決め手段を形
成するとともに、軸受けにはプラテンローラの支持部近
傍に第2の位置決め手段を形成することにより、印画記
録する際には、変位機構によってサーマルヘッド手段を
その発熱体の配列に対して略垂直方向に変位させ、第1
の位置決め手段と第2の位置決め手段とを、サーマルヘ
ッド手段およびプラテンローラの両端で係合させて、プ
ラテンローラとサーマルヘッド手段との位置関係を確定
する。
【0019】以下、本発明の実施の形態を示すプリンタ
の印画装置について、図面を参照しながら具体的に説明
する。ここで説明するプリンタにおいても、従来の技術
で説明したプリンタと同様に、基本的には給紙部,印画
部,紙搬送部,排紙部および駆動部などの機構ブロック
から構成されており、各部の基本動作も同様である。ま
た、ここではおもに、印画装置を構成する印画部および
駆動部と、その駆動部により印画部とともに駆動されて
所定通りに作動し印画部と関係が深い給紙部および紙搬
送部とについて説明する。
【0020】まず、本実施の形態のプリンタの印画装置
を構成する印画部および駆動部のうち、印画部について
以下に説明する。図1、図2および図3は、それぞれ本
実施の形態のプリンタの印画装置の概略構成を示す平面
図および正面図である。図1、図2および図3に示すよ
うに、この印画装置における印画部は、プリンタ本体内
で往復搬送(実質的には3往復)される記録紙108の
表面に、カラー画像を形成するための機構ブロックであ
る。
【0021】この印画部において、本体基板4,6に保
持されているインクカセット2は、その内部に図4に示
すようなインクシート12が巻回された2本の心棒(図
示せず)を有している。これら2本の心棒は、それぞれ
一端で巻き取りリール台8および供給リール台14に係
合しており、図面左方向にインクシート12を巻き取り
搬送することができる。
【0022】インクシート12は、図4に示すように、
イエローY,マゼンタM,シアンCの各インクが透明シ
ート10上に交互に塗工されている。イエローYの前に
は、黒色不透明の頭出しマーカ90が塗工されており、
これを検出する目的で、LED92およびそれに対向す
る位置に受光センサ94がプリンタ本体に配設されてい
る。印画をおこなう時は、事前にこれら頭出しマーカ9
0,LED92および受光センサ94によってインクシ
ート12の頭出しを行う。
【0023】サーマルヘッド22は、樹脂製のガイド部
材18が形成されたサーマルヘッドカバー16を一体的
に具備し、その背面にある放熱板24に密着固定されて
いる(以降、これらをサーマルヘッドユニット26と呼
ぶ)。ここで、ガイド部材18は、上述したインクシー
ト12の走行をガイドするとともに、サーマルヘッド2
2の駆動回路の保護手段として、サーマルヘッド駆動用
のICをカバーするように構成されている。このサーマ
ルヘッドユニット26は、後述のリンク機構により、図
5に示すように、一番下位にあって後述のプラテンロー
ラ72に圧接される印画位置A(図3の状態に対応)、
一番上位のスタンバイ位置E、そしてそれらの中間に位
置する排紙・シートたるみ取り位置D、給紙位置C(図
1および図2の状態に対応)および記録紙・シート送り
位置Bとを選択的にとることができる。
【0024】図6および図7は、上記のサーマルヘッド
ユニット26を上下に変位移動させるための変位機構で
あるリンク機構の詳細図であり、サーマルヘッドユニッ
ト26が図5に示すスタンバイ位置Eにある状態を示
す。図8は同じくサーマルヘッドユニット26が図5に
示す印画位置Aにある状態を示す。図6に示すように、
コの字型の駆動アングル28は、本体基板4,6に固定
された軸30,32に回動自在に支持され、両端の曲げ
部34の一方には、後述の駆動カムに形成されたカム溝
(図示せず)に係合するカム軸419が固定されてい
る。
【0025】また、両方の曲げ部34は、外向きに突出
する2本の軸36,38を有し、これらにはリンク4
0,42がそれぞれ回動自在に軸支されている。リンク
40,42には、端部に同じく外向きに突出した軸4
4,46が固定されている。この軸44,46は、本体
基板4,6に形成された案内溝48,50内に変位自在
に嵌合されている。
【0026】一方、サーマルヘッドユニット26には、
その両端に支持金具52,54が固定されている。この
支持金具52,54には、それぞれ嵌合穴56,58と
嵌合長穴60,62とが形成されており、嵌合穴56,
58にはリンク40,42上の軸64,66が、嵌合長
穴60,62には、駆動アングル28の両方の曲げ部3
4上で内側に突出した軸68,70が嵌合している。
【0027】以上のように、リンク機構を構成すること
により、サーマルヘッドユニット26に固定されたサー
マルヘッド22を、図5に示す印画位置Aとスタンバイ
位置Eとの間で、略垂直にかつ安定に往復移動させるこ
とが可能となる。
【0028】再び、図1,図2および図3にもどって、
印画部における他の構成部品の説明を行う。図1,図2
および図3に示すように、プラテンローラ72は、その
両端で軸受け74,76により回動自在に支持されてい
る。この軸受け74,76は、それぞれ本体基板4,6
に形成された長穴78,80に嵌合する突出部82,8
4を有し、上下方向にこの長穴78,80に規制される
範囲内で変位可能となっている。また、軸受け74,7
6と底基板(図示せず)との間には、図7および図8に
示すように、それぞれ圧縮バネ86,88が配置され、
軸受け74,76を介してプラテンローラ72を上方に
附勢している。
【0029】このプラテンローラ72は、サーマルヘッ
ドユニット26が図8に示す印画位置A以外にある時に
は、図7に示すように、軸受け74,76が前記の変位
可能な範囲の一番上の位置で停止しているが、サーマル
ヘッドユニット26が図8に示す印画位置Aにある時に
は、プラテンローラ72は、上記位置より若干下方に位
置し、サーマルヘッド22に押圧力が印加される。
【0030】サーマルヘッドユニット26が図8に示す
印画位置Aにある時には、サーマルヘッドカバー16の
両端に一体的に形成された第1の位置決め手段としての
位置決め軸17が、プラテンローラ72の軸受け74,
76に形成された第2の位置決め手段としてのV溝7
5,77にはまり込んだ状態で、サーマルへッド22と
プラテンローラ72との相対的な位置決めが行われる。
【0031】この構成は、次のような特徴を持ってい
る。すなわち、サーマルヘッドカバー16は、サーマル
ヘッド22と一体的に構成されているので、サーマルヘ
ッド22の発熱部(図示せず)に対する位置決め軸17
を、部品の累積寸法誤差なく精度よく形成することがで
きる。
【0032】この位置決め軸17および軸受け74,7
6を介して、サーマルヘッド22とプラテンローラ72
との間の相対位置の精度(たとえば、発熱部(図示せ
ず)とプラテンローラ72の中心軸とのねじれ位置精
度)を保証する構成をとったことにより、記録紙108
の表面全体において、従来以上に高精細な画質を実現す
ることができた。
【0033】なお、上記の位置決め軸17とガイド部材
18とを一体的に成形することにより、サーマルヘッド
22とプラテンローラ72との間の相対位置の精度保証
を、安価かつ容易にさらに向上することができる。
【0034】次に、本実施の形態のプリンタの印画装置
を構成する印画部および駆動部のうち、駆動部について
以下に説明する。図12は本実施の形態のプリンタの印
画装置における駆動部の構成を示す正面図であり、その
平面図を図13に示す。図12および図13に示すよう
に、カム軸418に軸支された駆動カム422は、カム
モータ421により、ウオームギア(B)424,2段
アイドラギア(C)426を介して駆動される。駆動カ
ム422は、後述する7種類の動作モードに対応して6
箇所の停止位置をとることができる(7種類の動作モー
ドのうち2種類の動作モードは同一の停止位置とな
る)。
【0035】この6箇所の位置検出は、各停止位置に対
応して所定のスリットが形成され駆動カム422と一体
で回転する位置検出板428と、それと対向する位置に
配設された位置検出フォトセンサ432と、原点検出を
おこなうマイクロスイッチ(図示せず)とによって行わ
れる。この駆動カム422によって、そのカム溝(図示
せず)に係合するカム軸419(図6参照)を介して、
図6、図7および図8に示したようにサーマルヘッドユ
ニット26を上下移動するリンク機構の駆動アングル2
8が駆動される。
【0036】次に、印画装置を構成する印画部および駆
動部と、給紙部および紙搬送部との動作関係を示すため
に、本プリンタの動作モードについて説明する。本プリ
ンタの動作モードとしては、全部で7種類あり、スタン
バイ,排紙,インクシートたるみ取り,給紙,記録紙送
り,インクシート送り,そして印画の各モードである。
前述の駆動カム422は、これら7種類の動作モードに
対応して上述のように6箇所の停止位置を持つように構
成している。これら7種類の動作モードを、それぞれ以
下に説明する。(スタンバイモード)図1、図2および
図3に示すインクカセット2の着脱が可能な状態であ
る。また、サーマルヘッドユニット26は、図5におい
て一番上位(スタンバイ位置E)にある。
【0037】本実施の形態のプリンタにおいては、イン
クカセット2は、図1において矢印Y1で示す紙面直角
方向に着脱するように構成している。 (給紙モード)図12に示す送りモータ400が反転駆
動され、図9に示すように、任意の位置にあるキャリッ
ジ210が解除位置に移動するとともに、記録紙108
が給紙部の給紙ローラ110により本体内部に搬送され
る。先に、キャリッジ210が解除位置に達し、押圧部
材218,220は解放された状態で記録紙108が到
達するのを待つ(この間、送りモータ400は反転駆動
されたままなので、押圧部材218,220は解放状態
を保つことになる)。
【0038】記録紙108が図9に示す位置に達する
と、記録紙位置検出センサ(図示せず)が作動し、送り
モータ400は正転駆動に切り替えられ、キャリッジ2
10は図面の左方向に移動してスタート位置に達する。
図10に示すように、キャリッジ210がスタート位置
に達すると、押圧部材218,220は、圧縮バネ23
2,234により回動せしめられ記録紙108の先端を
クランプする。この間、サーマルヘッドユニット26
は、図5に示す給紙位置Cにある。 (インクシート送りモード =インクシート頭出し=)
インクシート12の頭出しは、このインクシート送りモ
ードで行う。このモードでは、送りモータ400の正転
により、駆動部96を介して図4に示す頭出しマーカ9
0を検出するまでインクシート12を搬送する。このと
き、キャリッジ210は、駆動系が遮断されていないの
で記録紙108をクランプしたまま、図9の左方向に移
動して図10に示すスタート位置に達する。この間、サ
ーマルヘッドユニット26は、図5に示す記録紙・シー
ト送り位置Bにある。 (記録紙送りモード =その1=)上述したように、キ
ャリッジ210が図10に示すスタート位置からずれた
位置に停止している場合に、この記録紙送りモードでキ
ャリッジ210を再びスタート位置に移動せしめる。こ
の場合には、図12および図13に示すアイドラギア
(A)408が中立位置にあるので、インクシート12
は駆動されることはない。サーマルヘッドユニット26
は、同じく記録紙・シート送り位置Bにある。なお、イ
ンクシート12の頭出しにおいて、その送り量が所定量
以上の時は、上記動作を数回繰り返して行う。 (印画モード)次に、サーマルヘッド22に通電しなが
ら、キャリッジ210を図10に示すスタート位置から
図11に示すエンド位置に移動する。この際に、記録紙
108及びインクシート12を共に駆動し、まず、イエ
ロー画像を印画する。キャリッジ210がエンド位置に
達した時点で、一色目(イエロー)の印画は完了する。
この間、サーマルヘッドユニット26は、図5に示す印
画位置Aにある。 (記録紙送りモード =その2:記録紙戻し=)イエロ
ー画像の印画終了後、再度、記録紙送りモードに切り替
えられ、記録紙108は再び図10に示すスタート位置
に戻される。以上の動作をマゼンタ画像,シアン画像に
ついても繰り返すことにより、フルカラー画像の印画を
完了する。このようにしてシアン画像の印画完了後、記
録紙108がスタート位置に戻った状態で、記録紙送り
モードは終了する。この間にも、サーマルヘッドユニッ
ト26は、図5に示す印画位置Aにある。 (インクシートたるみ取りモード)サーマルヘッドユニ
ット26の位置上昇によるインクシート12のたるみを
防止するために、インクシート12の巻き取りを行う。
この間、サーマルヘッドユニット26は、図5に示す排
紙・シートたるみ取り位置Dにある。 (排紙モード)次に、排紙モードで、記録紙108は、
図11に示すエンド位置から図9に示す解除位置まで駆
動され、そこで押圧部材218,220によるクランプ
が解除され、さらに排紙部(ここでの説明は省略する)
により排紙収納部302へと搬送される。この間にも、
サーマルヘッドユニット26は、図5に示す排紙・シー
トたるみ取り位置Dにある。これにより一連の印画動作
を完了する。
【0039】以上のように、サーマルヘッドユニット2
6にはそのサーマルヘッド22における発熱体の配列の
両端に第1の位置決め手段である位置決め軸17を形成
するとともに、軸受け74,76にはプラテンローラ7
2の支持部近傍に第2の位置決め手段であるV溝75,
77を形成することにより、印画記録する際には、リン
ク機構によってサーマルヘッド22をその発熱体の配列
に対して略垂直方向に変位させ、位置決め軸17とV溝
75,77とを、サーマルヘッド22およびプラテンロ
ーラ72の両端で係合させて、プラテンローラ72とサ
ーマルヘッド22との位置関係を確定することができ
る。
【0040】その結果、印画部を構成するリンク機構や
サーマルヘッドユニット26やプラテンローラ72など
の各構成部品に部品誤差があって、それらの組み付け精
度が十分に得られない場合でも、プラテンローラ72と
サーマルヘッド22との間の位置決め精度を容易に向上
することができ、従来に比べて小型でかつ安価に印画画
質をより向上することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サーマル
ヘッド手段にはその発熱体の配列の両端に第1の位置決
め手段を形成するとともに、軸受けにはプラテンローラ
の支持部近傍に第2の位置決め手段を形成することによ
り、印画記録する際には、変位機構によってサーマルヘ
ッド手段をその発熱体の配列に対して略垂直方向に変位
させ、第1の位置決め手段と第2の位置決め手段とを、
サーマルヘッド手段およびプラテンローラの両端で係合
させて、プラテンローラとサーマルヘッド手段との位置
関係を確定することができる。
【0042】そのため、印画部を構成する変位機構やサ
ーマルヘッド手段やプラテンローラなどの各構成部品に
部品誤差があって、それらの組み付け精度が十分に得ら
れない場合でも、プラテンローラとサーマルヘッド手段
との間の位置決め精度を容易に向上することができ、従
来に比べて小型でかつ安価に印画画質をより向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のプリンタの印画装置の構
成を示す平面図
【図2】同実施の形態のプリンタの印画装置の構成を示
す正面図
【図3】同実施の形態における印画終了時の状態を示す
正面図
【図4】同実施の形態におけるインクシートの構成を示
す斜視図
【図5】同実施の形態におけるサーマルヘッドの動作説
明図
【図6】同実施の形態におけるサーマルヘッド用駆動機
構の構成を示す平面図
【図7】同実施の形態におけるサーマルヘッドのスタン
バイ時の状態説明図
【図8】同実施の形態におけるサーマルヘッドの印画時
の状態説明図
【図9】同実施の形態における印画部のスタンバイ時の
配置関係説明図
【図10】同実施の形態における印画部の印画開始時の
配置関係説明図
【図11】同実施の形態における印画部の印画終了時の
配置関係説明図
【図12】同実施の形態における駆動部の構成を示す正
面図
【図13】同実施の形態における駆動部の構成を示す平
面図
【図14】従来のプリンタの印画装置による印画記録時
の動作説明図
【符号の説明】
12 インクシート 17 位置決め軸 18 ガイド部材 22 サーマルヘッド 28 駆動アングル 34 曲げ部 40,42 リンク 72 プラテンローラ 74,76 軸受け 75,77 V溝 108 記録紙 419 カム軸
フロントページの続き (72)発明者 外村 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮崎 和義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高橋 計行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C064 CC02 CC07 CC11 DD01 DD02 DD05 DD12 DD13 EE01 EE02 EE05 EE13 EE15 2C065 AA01 AC01 CC02 CC06 CC09 CC10 CC12 CC14 CC16 CC20 CC24 CC25 DA02 DA04 DA26 DA28 DA29 DA37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体内において、その外部から
    入力された情報に基づく画像を、記録媒体である記録紙
    に対し、インクシート上のインクを熱転写して印画記録
    するプリンタの印画装置であって、点形状の複数の発熱
    体が略直線状に配列され、前記熱転写のための熱を、前
    記印画記録する画像に応じて前記複数の発熱体から選択
    的に発生するサーマルヘッド手段と、前記印画記録の際
    に、前記サーマルヘッド手段における複数の発熱体の配
    列と同方向の回転軸により回転しながら、前記記録紙お
    よびインクシートを前記複数の発熱体に押圧するプラテ
    ンローラと、前記プラテンローラをその回転軸の両端を
    支持して保持する軸受けと、前記サーマルヘッド手段を
    その発熱体の配列に対して略垂直方向に変位可能に構成
    した変位機構とを備え、前記サーマルヘッド手段にはそ
    の発熱体の配列の両端に第1の位置決め手段を形成する
    とともに、前記軸受けには前記プラテンローラの支持部
    近傍に第2の位置決め手段を形成し、前記変位機構によ
    るサーマルヘッド手段の前記変位によって、前記第1の
    位置決め手段と第2の位置決め手段とを係合させること
    により、前記プラテンローラとサーマルヘッド手段との
    位置関係を確定するように構成したプリンタの印画装
    置。
  2. 【請求項2】 第1の位置決め手段は、サーマルヘッド
    手段における発熱体の配列の両端側で外側に突出させて
    形成された位置決め軸とし、第2の位置決め手段は、軸
    受けにおけるプラテンローラの支持部近傍に形成された
    略V字形状の溝とする請求項1に記載のプリンタの印画
    装置。
  3. 【請求項3】 第1の位置決め手段として形成する位置
    決め軸は、サーマルヘッド手段の発熱体を駆動する駆動
    回路の保護手段と一体的に成形した請求項2に記載のプ
    リンタの印画装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016221842A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社イシダ 印字装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016221842A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社イシダ 印字装置

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