JP2000071444A - インクジェット記録装置の駆動方法 - Google Patents

インクジェット記録装置の駆動方法

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JP2000071444A
JP2000071444A JP24603498A JP24603498A JP2000071444A JP 2000071444 A JP2000071444 A JP 2000071444A JP 24603498 A JP24603498 A JP 24603498A JP 24603498 A JP24603498 A JP 24603498A JP 2000071444 A JP2000071444 A JP 2000071444A
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pressure generating
driving
pulse
time
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JP24603498A
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Hidenori Usuda
秀範 臼田
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動パルスの波形を最適化することにより、
インク滴の飛行速度およびインク滴の重量のいずれをも
変化させずに低消費電力化を図る。 【解決手段】 インクジェット記録装置の駆動方法にお
いて、圧電振動子などといった圧力発生素子に印加する
駆動パルスVinが立ち上がって圧力発生室を膨張させ
た後、駆動パルスVinが立ち下がって圧力発生室を収
縮させる際の立ち下がり時間t3 を圧力発生素子の固有
振動周期Ta よりも短くすれば、その分、駆動パルスV
inの波高値Vc を下げても、インク滴の重量や飛行速
度は変化しないので、低消費電力化を図ることができ
る。また、インク滴を吐出した後は、圧力発生素子に制
振パルスVaを出力して、インクのメニスカスの振動を
抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾ圧電素子
(圧電振動子)などの圧力発生素子を用いたインクジェ
ット記録装置の駆動方法に関するものである。さらに詳
しくは、このインクジェット記録装置における低消費電
力化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタなどのインクジ
ェット記録装置において、ノズル開口に連通する圧力発
生室に対しては、この圧力発生室に膨張、収縮を行わせ
るための圧電振動子(たとえばピエゾ素子)などの圧力
発生素子が構成されている。この圧力発生素子は容量性
負荷であるので、記録ヘッド駆動回路から出力される駆
動パルスに基づいて放電と充電とを繰り返す。このよう
な駆動回路としては、図4(A)に示すように、2つの
トランジスタQ1、Q2をプッシュプル接続した電流増
幅回路を用いている。この電流増幅回路では、前段に構
成されている駆動電圧発生回路から出力される台形波状
などの駆動パルスに基づいて、一方のトランジスタQ1
を介して圧電振動子PZTに充電を行うとともに、他方
のトランジスタQ2を介して圧電振動子PZTからグラ
ンドへの放電を行う。
【0003】このような駆動回路から出力される駆動パ
ルスVinは、図8に示すように、8μ秒をかけて一定
の勾配で駆動パルスVinの波高値Vc である28.4
Vにまで上昇する領域VAと、一定値を2μ秒間保持す
る飽和領域VBと、4μ秒をかけて一定の勾配で効果す
る領域VCとを備えた台形波状の波形を有する。従っ
て、駆動パルスVinにおいて、電圧値が最低電位から
最大電位まで上昇すると、図2に示す記録ヘッド16に
おいて、圧電振動子PZTが圧力発生室113の容積を
膨張させて圧力発生室113に負圧が生じ、この状態が
維持されている間に圧力発生室113にインクが流入
し、しかる後に、電圧値が最低電位まで下降するときに
圧電振動子PZTが圧力発生室113の容積を収縮する
方向に形状復帰して圧力発生室113に正圧が発生する
と、ノズル開口111からインク滴が吐出される。
【0004】このようにしてインク滴を吐出した後は、
図8に示すように、インクのメニスカスは、圧力発生室
113の固有振動周期Tc 、たとえば8μ秒の固有振動
周期Tc をもって振動を行うので、1記録周期として
は、インクのメニスカスが戻ってくるのに十分な35μ
秒位の周期Tm を確保している。また、圧力発生室11
3を膨張させるために駆動パルスVinが立ち上がりを
開始してから圧力発生室113を収縮させるための立ち
下がりを終了するまでの時間のうち、圧力発生室113
を収縮させる際の駆動パルスVinの立ち下がり時間t
3 が短すぎると、インク滴を吐出した後の圧力発生素子
PZTの固有振動によってインク滴が不要に吐出される
おそれがあるとして、従来は、駆動パルスVinの立ち
下がり時間t3 を圧力発生素子PZTの固有振動周期T
a よりも長めに設定することが多い。但し、インク滴の
吐出速度を高めるには駆動パルスVinの立ち下がり時
間t3 が短い方が好ましいので、図8に示す例において
は、圧力発生室113を収縮させる際の立ち下がり時間
3 を4μ秒とし、圧力発生素子PZTの固有振動周期
a と一致させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成したイ
ンクジェット記録装置においては、低消費電力化が望ま
れているが、このような低消費電力化に対しては、駆動
パルスVinの波高値Vc やパルス幅を中心に検討され
ているだけであり、このような検討だけでは、これ以上
の低消費電力化が進まない状況にある。
【0006】ここに本願発明者は、低消費電力化のため
の駆動パルスVinの波形について種々検討した結果、
波高値Vc と立ち下がり時間t3 との間でバランスをと
れば、インク滴の飛行速度およびインク滴の重量のいず
れを変化させずに低消費電力化を図ることができるとい
う新たな知見を得た。
【0007】そこで、本発明は、このような新たな知見
に基づいて、駆動パルスの波形を最適化することによ
り、インク滴の飛行速度およびインク滴の重量のいずれ
をも変化させずに低消費電力化を図ることができるイン
クジェット記録装置の駆動方法を実現することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、圧力発生素子に駆動パルスを印加し
て、ノズル開口に連通する圧力発生室を膨張させた後、
収縮させることにより前記ノズル開口からインク滴を吐
出させるインクジェット記録装置の駆動方法において、
前記駆動パルスが立ち上がって前記圧力発生室を膨張さ
せた後、前記駆動パルスが立ち下がって前記圧力発生室
を収縮させる際の立ち下がり時間が、前記圧力発生素子
の固有振動周期よりも短いことを特徴とする。
【0009】本願発明者は、低消費電力化のための駆動
パルスの波形について種々検討した結果、波高値をn分
の1(nは、n>1を満たす任意の値)にまで低下して
も、立ち下がり時間をn分の1に短縮すれば、インク滴
の飛行速度およびインク滴の重量のいずれもが変化しな
いという新たな知見を得た。すなわち、立ち下がり時間
を短縮すれば、インク滴の飛行速度およびインク滴の重
量のいずれをも変化させずに、波高値を低下することが
できるという知見を得た。そこで、本発明では、立ち下
がり時間を圧力発生素子の固有振動周期よりも短くなる
ほど短縮するとともに、立ち下がり時間を短縮した分、
駆動パルスの波高値を低下させる。従って、インク滴の
飛行速度およびインク滴の重量のいずれを変化させずに
低消費電力化を図ることができる。
【0010】本発明において、前記駆動パルスが前記立
ち下がりを終了した後、インクのメニスカスの振動を抑
えるための制振パルスを前記圧力発生素子に印加するこ
とが好ましい。立ち下がり時間を圧力発生素子の固有振
動周期よりも短くなるほど短縮した場合には、インク滴
を吐出した後の圧力発生素子の固有振動によってインク
滴が誤って吐出されるおそれがあるが、インク滴を吐出
した後にインクのメニスカスの振動を抑えるような制振
パルスを圧力発生素子に印加すれば、立ち下がり時間を
圧力発生素子の固有振動周期よりも短くしても、圧力発
生素子の固有振動によってインク滴が誤って吐出される
ことがない。それ故、高い表示品位を維持しながら、低
消費電力化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たインクジェット記録装置を説明する。
【0012】(全体構成)図1は、インクジェット記録
装置の要部を示す斜視図である。
【0013】図1に示すように、このインクジェット記
録装置10では、キャリッジ11がタイミングベルト1
2を介してパルスモータ13に接続され、ガイド部材1
4に案内されて記録用紙15の紙幅方向に往復動するよ
うに構成されている。キャリッジ11は記録用紙15と
対向する面、この図に示す例では下面にインクジェット
式の記録ヘッド16が取り付けられている。記録ヘッド
16はキャリッジ11の上部に載置されているインクカ
ートリッジ17からインクの補給を受けてキャリッジ1
1の移動に合わせて記録用紙15にインク滴を吐出して
ドットを形成し、記録用紙15に画像や文字を印刷す
る。また、インクジェット記録装置10の非印刷領域に
は、キャッピング装置18が構成され、休止中に記録ヘ
ッド16のノズル開口を封止する一方、印刷動作中に行
われるフラッシング動作による記録ヘッド16からのイ
ンク滴を受ける。さらに、キャッピング装置18の近傍
にはクリーニング装置19が配置され、このクリーニン
グ装置19では、記録ヘッド16の表面をブレードなど
でワイピングすることにより、そこに付着したインク滓
や紙粉を拭き取るように構成されている。
【0014】(記録ヘッドの構成)図2は、記録ヘッド
16の構成を示す断面図である。
【0015】図2に示すように、記録ヘッド16では、
ノズルプレート110にノズル開口111が形成され、
流路形成板112には、圧力発生室113を区画する通
孔、圧力発生室113に両側で連通する2つのインク供
給口114を区画する通孔または溝、およびこれらのイ
ンク供給口114にそれぞれ連通する2つの共通のイン
ク室115を区画する通孔が形成されている。振動板1
16は、弾性変形可能な薄板から構成され、ピエゾ素子
などの圧電振動子PZT(圧力発生素子)の先端に当接
し、流路形成板112を挟んでノズルプレート110と
液密に一体に固定され、流路ユニット118を構成して
いる。
【0016】基台119には、圧電振動子PZTを振動
可能に収容する収容室120と、流路ユニット118を
支持する開口121とが構成され、圧電振動子PZTの
先端を開口121から露出させた状態で圧電振動子PZ
Tを固定基板122で固定している。また、基台119
は、振動板116のアイランド部116aを圧電振動子
PZTに当接させた状態で、流路ユニット118を開口
121に固定して記録ヘッド16を纏めている。
【0017】このような構成により、圧電振動子PZT
が収縮して圧力発生室113が膨張すると、共通のイン
ク室115のインクがインク供給口114を経由して圧
力発生室113に流れ込む。所定時間の経過後に圧電振
動子PZTが伸長して圧力発生室113が収縮すると、
圧力発生室113のインクが圧縮されてノズル開口11
1からインク滴が吐出する。
【0018】(制御系および駆動系の構成)図3を参照
して、インクジェット記録装置に構成されている制御系
および駆動系の構成を説明する。
【0019】図3において、インクジェット記録装置1
0に構成されている制御手段60は、ホストからの印刷
指令信号や印刷データを受けて、駆動電圧発生回路31
およびヘッド選択回路62を備える記録ヘッド駆動回路
30を制御するとともに、キャリッジ駆動回路33など
も制御して印刷動作を実行させる。また、制御手段60
はタイマ手段34の計時データにより、フラッシングを
行わせたり、記録ヘッド16のクリーニングを行わせ
る。
【0020】記録ヘッド駆動回路30において、駆動電
圧発生回路31は、ノズル開口111からインク滴を吐
出させるのに必要な電圧値の台形波を発生させるように
構成されている。また、ヘッド選択回路62は、トラン
ジスタTのオン・オフを制御することにより、印刷デー
タに対応する圧電振動子PZTに駆動電圧発生回路31
の駆動電圧を選択的に印加する。タイマ手段34には、
印刷タイマ35、休止タイマ36および電源オフタイマ
38が構成されている。印刷タイマ35は、印刷動作の
継続時間を計時するタイマであり、印刷開始より起動し
てフラッシング動作によりリセットされる。休止タイマ
36は、主電源SPのオフ後も計時可能なように、後述
する二次電源によりバックアップを受けていて、印刷動
作が停止して記録ヘッド16がキャッピング装置18に
より封止された時点で計時を開始し、印刷が開始された
時点でリセットされる。電源オフタイマ38は、電源投
入検出手段39により、電源スイッチSWのオフが検出
された時点から計時をスタートし、記録ヘッド16をキ
ャッピング装置18により封止するのに要する時間の経
過後に出力してリレー40を消勢して装置への主電源S
Pの供給を遮断する。
【0021】(駆動回路および駆動パルスの説明)図4
(A)、(B)を参照して、記録ヘッド駆動回路30の
一例、およびそこで形成される駆動パルスを説明する。
【0022】図4(A)、(B)は、それぞれ記録ヘッ
ド駆動回路30の駆動電圧発生回路などの回路図、およ
びそこで形成される駆動パルスの波形図である。
【0023】図4(A)に示すように、記録ヘッド駆動
回路30の駆動電圧発生回路31では、外部装置からの
タイミング信号49を一定幅のパルス信号に変換するワ
ンショットマルチバイブレータ50が構成され、このワ
ンショットマルチバイブレータ50は、タイミング信号
49に同期して出力端子から正信号および負信号を出力
する。この一方の端子には、抵抗を介してNPN型トラ
ンジスタ51のベースが接続され、これには抵抗を介し
てPNP型トランジスタ52が接続されているので、タ
イミング信号が入力された時点で、第1の電源VMから
キャパシタ53に対してその端子電圧が第1の電源VM
の電圧Vcに概ね到達するまで一定電流での充電が行わ
れる。ここで、第1の電源VMは主電源SP(図3参
照)から生成された電源である。このときの充電電流
は、トランジスタ54のベース−エミッタ間電圧、およ
び抵抗56の抵抗値で規定されるので、それによりキャ
パシタ53の立ち上がり勾配が規定される。
【0024】また、ワンショットマルチバイブレータ5
0の他方の端子にはNPN型トランジスタ58が接続さ
れており、タイミング信号が切り換わった時点で、PN
P型トランジスタ52がオフになる代わりに、NPN型
トランジスタ58がオンになる。その結果、キャパシタ
53に充電されていた電荷は、その端子電圧が略0ボル
トになるまで一定電流で放電される。このときの放電電
流は、トランジスタ55のベース−エミッタ間電圧、お
よび抵抗57の抵抗値で規定されるので、それによりキ
ャパシタ53の立ち下がり勾配が規定される。従って、
キャパシタ53の端子電圧(駆動パルスVin)は、図
4(B)に示すように、一定の勾配で上昇する領域VA
と、一定値を保持する飽和領域VBと、一定の勾配で効
果する領域VCとを備えた台形波状の波形となる。
【0025】その結果、キャパシタ53の端子電圧は台
形波状の駆動パルスVinとして、駆動電圧発生回路3
1の電流増幅回路に構成されているNPN型のトランジ
スタQ1およびPNP型のトランジスタQ2のベースに
出力され、この電流増幅回路おいて電流増幅されて、ヘ
ッド選択回路62により指定された圧電振動子PZTに
トランジスタQ1、Q2の接続点P0を経由して出力さ
れる。この間、一方のトランジスタQ1を介して圧電振
動子PZTの充電が行われ、他方のトランジスタQ2を
介して圧電振動子PZTからの放電が行われる。
【0026】このように生成した台形波状の駆動パルス
Vinにおいて、時間t1 においてその電圧値が最低電
位から最大電位まで一定の勾配で上昇した後、時間t2
においてこの最大電位を所定時間だけ維持する。次に、
時間t3 において駆動パルスは最低電位まで一定の勾配
で下降し、この最低電位を時間t4 において維持する。
従って、図2に示す記録ヘッド10において、駆動パル
スVinの電圧値が最低電位から最大電位まで上昇する
と圧電振動子PZTが圧力発生室113の容積を膨張さ
せて圧力発生室113に負圧が生じ(立ち上がり時間t
1 )、この状態が維持されている間に圧力発生室113
にインクが流入し(ホールド時間t2 )、しかる後に、
電圧値が最低電位まで下降すると、圧電振動子PZTが
圧力発生室113の容積を収縮する方向に形状復帰して
圧力発生室113に正圧が発生すると、ノズル開口11
1からインク滴が吐出される(立ち下がり時間t3 )。
【0027】ここで、駆動パルスVinは、立ち上がり
を開始してから最高電圧に達するまでの時間t1 が4μ
秒、この最高電圧を保持する時間t2 が1μ秒、立ち下
がりを開始してから最低電圧に達するまでの時間t3
2μ秒に設定され、いずれも時間も、図8を参照して説
明した駆動パルスVinに比較して1/2の時間に設定
されている。また、立ち下がりを開始してから最低電圧
に達するまでの立ち下がり時間t3 については2μ秒で
あり、圧電振動子PZTの固有振動周期Ta よりも短い
時間に設定されている。さらに、駆動パルスVinの波
高値Vc は14.2Vであり、図8を参照して説明した
駆動パルスVinに比較して1/2の電圧値に設定され
ている。
【0028】このような駆動パルスVinによってイン
ク滴を吐出した後は、図5に示すように、インクのメニ
スカスは、圧力発生室113の固有振動周期Tc をもっ
て振動を行うので、1記録周期としては、インクのメニ
スカスが戻ってくるまでの十分な周期Tm を確保してい
る。
【0029】また、本形態では、図4(B)に示すよう
に、時間t4 において最低電位を維持した後、時間t5
には、駆動パルスVinよりも波高値およびパルス幅の
小さい制振パルスVaが出力されるようになっている。
この制振パルスVaは、図5に示すように、インク滴を
吐出した後に生じるインクのメニスカスの振動を打ち消
すタイミングにおいて、メニスカスの振動を打ち消す方
向に圧電振動子PZTを駆動する。
【0030】このように生成した駆動パルスVinにお
いて、駆動パルスVinが立ち上がって圧力発生室11
3を膨張させた後、駆動パルスVinが立ち下がって圧
力発生室113を収縮させる際の立ち下がり時間T
3 を、圧電振動子PZTの固有振動周期Ta より短くな
るほど短縮すれば、以下に説明するように、駆動パルス
Vinの波高値Vc を小さくしても、インク滴の飛行速
度およびインク滴の重量は変化しない。
【0031】まず、インク滴が吐出される際のインク体
積速度をQ(m3 /s)とし、ノズル開口の面積をS
(m2 )とすると、インク滴の飛行速度Vm は下式で表
される。
【0032】
【数1】
【0033】また、インク滴の重量をIW とすると、イ
ンク滴の重量IW とインク体積速度Qとは、式(2)で
表される関係がある。
【0034】
【数2】
【0035】ここで、圧電振動子PZTにおける変位量
δ(m)は、駆動パルスの電位をV(Volt)とし、
時間をtとすると、下式で表される。
【0036】
【数3】
【0037】ここで、圧電振動子PZTにおける変位量
δと圧力発生室の容積変化量ΔVol(m3 )は、下式
の関係がある。
【0038】
【数4】
【0039】従って、下式が求められる。
【0040】
【数5】
【0041】それ故、式(5)によれば、Vが1/2に
なれば、インク体積速度Qが1/2になるので、インク
滴の飛行速度Vm およびインク滴の重量IW も1/2に
なる。但し、インク体積速度Qと時間tとの間には式
(5)で示す関係があることに着目して、本形態では駆
動パルスVinの波高値Vc を2分の1にまで低電圧化
してその低消費電力化を図る一方で、立ち下がり時間t
3 も2分の1に圧縮するので、インク体積速度Qが低下
しない。それ故、インク滴の飛行速度Vm およびインク
滴の重量IW のいずれもが変化しない。
【0042】そこで、本形態では、立ち下がり時間t3
を圧電振動子PZTの固有振動周期Ta よりも短くなる
ほど短縮するとともに、立ち下がり時間t3 を短縮した
分、駆動パルスVinの波高値Vc を低下させる。従っ
て、インク滴の飛行速度Vmおよびインク滴の重量IW
のいずれを変化させずに低消費電力化を図ることができ
る。
【0043】また、本形態では、駆動パルスVinが立
ち下がりを終了した後、インクのメニスカスの振動を抑
えるための制振パルスVaを圧電振動子PZTに印加し
ている。従って、立ち下がり時間t3 を圧電振動子PZ
Tの固有振動周期Ta よりも短くなるほど短縮したとし
ても、圧電振動子PZTに対する制振パルスVaの印加
によって、インクのメニスカスの振動が抑えられる。そ
れ故、本形態では、立ち下がり時間t3 を圧電振動子P
ZTの固有振動周期Ta よりも短くしても、圧電振動子
PZTの固有振動によってインク滴が誤って吐出される
ことがない。それ故、高い表示品位を維持しながら、低
消費電力化を図ることができる。
【0044】また、制振パルスVaを印加するタイミン
グについては、図8を参照して説明した従来の駆動パル
スVinの周期が14秒であり、本形態の駆動パルスV
inの周期が7秒であるので、インク滴を吐出した後、
7秒以内に制振パルスVaを印加するのであれば、駆動
パルスVinの周期が従来に比較して長くなることはな
い。
【0045】図6を参照して、制振パルスVaを印加し
たときの効果を説明する。図6(A)、(B)はそれぞ
れ、制振パルスVaを印加しないときの駆動パルスVi
nの波形とインクのメニスカスの変位を示す説明図、図
6(C)、(D)はそれぞれ、制振パルスVaを印加し
たときの駆動パルスVinの波形とインクのメニスカス
の変位を示す説明図である。
【0046】図6(A)に示す駆動パルスVinにおい
ては、制振パルスが含まれていない。従って、図6
(B)に示すように、駆動パルスVinの印加が開始さ
れてからインクのメニスカスの変位が0に戻るまでに、
ここに示す例では約80μ秒を要している。従って、こ
の例でいえば、駆動周期は、短くても、約80μ秒と長
くなってしまう。
【0047】これに対して、図6(C)に示す駆動パル
スVinにおいては、図6(D)に示すように、インク
滴を吐出した後、インクのメニスカスがノズル開口内に
引き込まれ、続いてインクのメニスカスがノズル開口の
外に向けて変位しようする直前に台形波状の制振パルス
Vaを印加する。すなわち、ここに示す制振パルスVa
においては、インク滴を吐出した後、インクのメニスカ
スがノズル開口内に最も引き込まれた状態となる直前
(時間t21)から4μ秒の間、電位が一定の勾配で上昇
し、その後、時間t22から時間t23までの4μ秒の間、
この電位を維持する。しかる後に、時間t23から時間t
24までの8μ秒の間に電位が一定の勾配で下降し、それ
以降、次の駆動が開始されるまでの間、この電位を維持
する。従って、インクのメニスカスの振動は制振パルス
Vaによる圧電振動子PZTの駆動によって打ち消され
るので、インク滴を吐出した後、約50μ秒が経過する
うちにインクのメニスカスの変位が0に戻る。それ故、
この例でいえば、駆動周期を約50μ秒にまで短縮でき
る。
【0048】(低消費電力化の計算例)このようにして
波高値Vc を2分の1にまで低電圧化したときの消費電
力の変化を計算で求めた例を、図7を参照して説明す
る。
【0049】ここに示す計算例のうち、駆動パルスVi
nの波高値Vc が最高で28.4Vの場合が比較例であ
り、本形態では駆動パルスVinの波高値Vc を最高で
14.2Vに設定してものとして計算してある。ここ
で、記録ヘッドに蓄えられる電荷をqとしたとき、駆動
電流Ic は、下式より求まるが、この式において、Cは
圧電振動子の容量であり、駆動パルスVinの波高値V
c が最高値である28.4Vを印加したときの容量値は
3.7nFである。
【0050】
【数6】
【0051】また、駆動周波数fは、駆動パルスVin
の周期から求めた32.4kHzに対してインク滴の吐
出のための時間を考慮して70%のデューティを乗じる
とともに、他の機構部分の動作時間を考慮してさらに6
8.6%のデューティを乗じて得た15.5kHzとし
て計算してある。また、負電源の電圧値を0Vとし、正
電源の電圧値を42Vにしてある。また、ここに示す駆
動パルスVinは、最低電圧から一定勾配で上昇して中
間電圧に達した後、この中間電圧に保持され、次に、一
定勾配で上昇して最高電圧に達した後、この最高電圧に
保持され、しかる後に、一定勾配で下降して最低電圧に
達する波形を有している。ここで、中間電圧は、比較例
の場合には駆動電圧Vc =28.4Vの20%に相当す
る5.68Vであり、実施例の場合には駆動電圧Vc
14.2Vの20%に相当する2.84Vである。
【0052】このように条件設定したとき、比較例にお
ける充電時の消費電力Pz は、図4に示すNPN型のト
ランジスタQ1での消費電力として、以下の消費電力P
1、P2の和で求まる。
【0053】 最低電圧から中間電圧に上昇するときの消費電力P1 P1=(Vh −Vcesat −5.68/2) ×(C×ノズル数192×5.68/上昇時間T1)×T1×f =37.76×3.7nF×192×5.68×15.5×103 =2.362W 中間電圧から最高電圧に上昇するときの消費電力P1 P2=(Vh −Vcesat −5.68−(28.4−5.68)/2) ×(C×ノズル数192×(28.4−5.68)/上昇時間T2) ×T2×f =23.56×3.7nF×192×22.72×15.5×103 =5.894W 充電時の消費電力Pzz =P1+P2 =8.256 一方、比較例における放電時の消費電力Ph は、図4に
示すPNP型のトランジスタQ2での消費電力として、
以下のようにして求まる。
【0054】 Ph =(28.4/2+Vcesat ) ×(C×ノズル数192×28.4/上昇時間T3)×T3×f =15.6×3.7nF×192×28.4×15.5×103 =4.878W よって、比較例における充電時および放電時のトータル
消費電力PBKは、以下のようにして求まる。
【0055】 PBK = Pz +Ph = 13.13W これに対して、駆動パルスVinの波高値および立ち下
がり時間t3 をそれぞれ1/2に設定した実施例におけ
る充電時の消費電力Pz 、および放電時の消費電力Ph
は以下のようにして求まる。
【0056】 最低電圧から中間電圧に上昇するときの消費電力P1 P1=(Vh −Vcesat −2.84/2) ×(C×ノズル数192×2.84/上昇時間T1)×T1×f =39.18×3.7nF×192×2.84×15.5×103 =1.225W 中間電圧から最高電圧に上昇するときの消費電力P1 P2=(Vh −Vcesat −2.84−(14.2−2.84)/2) ×(C×ノズル数192×(14.2−2.84)/上昇時間T2) ×T2×f =32.08×3.7nF×192×11.36×15.5×103 =4.013W 充電時の消費電力Pzz =P1+P2 =5.238 一方、比較例における放電時の消費電力Ph は、以下の
ようにして求まる。ここに示す下降期間T3は、本発明
における立ち下がり時間t3 に相当する。
【0057】 Ph =(14.2/2+Vcesat ) ×(C×ノズル数192×14.2/下降時間T3)×T3×f =8.5×3.7nF×192×14.2×15.5×10 =1.329W 従って、比較例における充電時および放電時のトータル
消費電力PBKは、以下のようにして求まる。
【0058】 PBK = Pz +Ph = 6.567W よって、実施例での消費電力は、比較例での消費電力か
らみて50%に相当する低消費電力化を達成できる。
【0059】(その他の形態)なお、上記形態では、イ
ンク体積速度Qと時間tとの間には式(5)で示す関係
があることに着目してインク滴の飛行速度Vm およびイ
ンク滴の重量IW のいずれをも変化させずに低消費電力
化を図るという観点から、駆動パルスVinの波高値V
c を従来の2分の1にまで低電圧化する一方で、立ち下
がり時間t3 を従来の1/2の時間(圧電振動子PZT
の固有振動周期Ta の1/2に相当する時間)に設定し
たが、駆動パルスVinの波高値Vc を従来のn分の1
にまで低電圧化する場合には、立ち下がり時間t3 を従
来の1/n(nは、n>1を満たす任意の値)の時間
(たとえば、圧電振動子PZTの固有振動周期Ta の1
/nに相当する時間)に設定すればよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を適用した
インクジェット記録装置に駆動方法では、立ち下がり時
間を圧力発生素子の固有振動周期よりも短くなるほど短
縮するとともに、立ち下がり時間を短縮した分、駆動パ
ルスの波高値を低下させている。従って、インク滴の飛
行速度およびインク滴の重量のいずれを変化させずに低
消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の要部を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置に用いた記
録ヘッドの構成を示す断面図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置に構成され
ている制御系および駆動系のブロック図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示すインク
ジェット記録装置に構成されている記録ヘッド駆動回路
の駆動電圧発生回路などの回路図、およびそこで形成さ
れる駆動パルスの波形図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置の駆
動方法における駆動パルスと、圧電振動子の固有振動周
期およびインクのメニスカスの動きとの関係を示す説明
図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、制振パルスを印加
しないときの駆動パルスの波形、およびインクのメニス
カスの変位を示す説明図、(C)、(D)はそれぞれ、
制振パルスを印加したときの駆動パルスの波形、および
インクのメニスカスの変位を示す説明図である。
【図7】インクジェット記録装置の駆動方法において本
発明を適用することにより、低消費電力化を図ることが
できることを計算で求めた際の駆動パルスの波形を示す
説明図である。
【図8】従来のインクジェット記録装置の駆動方法にお
ける駆動パルスと、圧電振動子の固有振動周期およびイ
ンクのメニスカスの動きとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置 30 記録ヘッド駆動回路 113 圧力発生室 PZT 圧電振動子(圧力発生素子) Q1、Q2 トランジスタ SP 主電源 Va 制振パルス Vc 駆動パルスの波高値 Vin 駆動パルス t3 駆動パルスの立ち下がり時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力発生素子に駆動パルスを印加して、
    ノズル開口に連通する圧力発生室を膨張させた後、収縮
    させることにより前記ノズル開口からインク滴を吐出さ
    せるインクジェット記録装置の駆動方法において、 前記駆動パルスが立ち上がって前記圧力発生室を膨張さ
    せた後、前記駆動パルスが立ち下がって前記圧力発生室
    を収縮させる際の立ち下がり時間が、前記圧力発生素子
    の固有振動周期よりも短いことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記駆動パルスが前
    記立ち下がりを終了した後、インクのメニスカスの振動
    を抑えるための制振パルスを前記圧力発生素子に印加す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置の駆動方
    法。
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