JP2000070880A - ワーク洗浄装置 - Google Patents

ワーク洗浄装置

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JP2000070880A
JP2000070880A JP10247339A JP24733998A JP2000070880A JP 2000070880 A JP2000070880 A JP 2000070880A JP 10247339 A JP10247339 A JP 10247339A JP 24733998 A JP24733998 A JP 24733998A JP 2000070880 A JP2000070880 A JP 2000070880A
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work
cleaning
drum
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rotating body
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Mikio Ito
三木男 伊藤
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ITO SEIMITSU SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースをコンパクト化し、設備費を低
減することのできるワーク洗浄装置を提供する 【解決手段】 洗浄液を貯溜した洗浄タンク17と、ワ
ークWを受け入れるワーク受け入れ部40を備えかつほ
ぼ水平軸回りに回転してワーク受け入れ部40を前記洗
浄液に対して出没させる回転体(6)とを備える。回転
体(6)のほぼ水平軸回りの回転によってワークWを洗
浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ボルト、
ナット、スリーブ等の部品すなわちワークを洗浄するワ
ーク洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワーク洗浄装置には、コンベアレ
ールに吊下したハンガーの洗浄かごにワークを入れ、前
記ハンガーをコンベアレールに沿って移動させ、前記洗
浄かごを洗浄液に浸漬させることによりワークを洗浄す
るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンベアタイプ
のワーク洗浄装置によると、広大な設置スペースが必要
であり、設備費が高くつくといった問題が残る。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、設置スペースをコンパクト化し、設備費を低減する
ことのできるワーク洗浄装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、洗浄液を貯溜した洗浄タンクと、ワーク
を受け入れるワーク受け入れ部を備えかつほぼ水平軸回
りに回転してワーク受け入れ部を前記洗浄液に対して出
没させる回転体とを備えたワーク洗浄装置である。この
ように構成すると、回転体のほぼ水平軸回りの回転によ
ってワークを洗浄することにより、従来のコンベアタイ
プのものと比べて、設置スペースをコンパクト化し、設
備費を低減することができる。
【0006】請求項2の発明は、回転体のワーク受け入
れ部には前記ワークの自重を利用してそのワークを排出
するワーク排出用ガイドを設けた請求項1記載のワーク
洗浄装置である。このように構成すると、回転体のワー
ク受け入れ部のワークがワーク排出用ガイドによりその
自重を利用して排出される。したがって、簡単な構成を
もってワークを排出することができる。
【0007】請求項3の発明は、回転体のワーク受け入
れ部に気泡を含む洗浄液を噴出する洗浄用ノズルを備え
た請求項1または2記載のワーク洗浄装置である。この
ように構成すると、洗浄用ノズルから気泡を含む洗浄液
を回転体のワーク受け入れ部に噴出することで、ワーク
を効果的に洗浄することができる。
【0008】請求項4の発明は、回転体のワーク受け入
れ部にワーク乾燥用のエアーを噴出する乾燥用ノズルを
備えた請求項1〜3のいずれかに記載のワーク洗浄装置
である。このように構成すると、乾燥用ノズルからワー
ク乾燥用のエアーを回転体のワーク受け入れ部に噴出す
ることで、ワークの乾燥が行える。
【0009】請求項5の発明は、回転体をワークの洗浄
に供する洗浄位置と、洗浄タンク外の退避位置とに位置
変更可能に設けた請求項1〜4のいずれかに記載のワー
ク洗浄装置である。このように構成すると、回転体を洗
浄位置から退避位置に位置変更することにより、洗浄タ
ンクおよび回転体の清掃、洗浄液の交換等の作業を容易
に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】一実施の形態を図面に基づいて説
明する。図1にワーク洗浄装置の略体正面図、また図2
にワーク洗浄装置の略体右側面図が示されている。図1
および図2において、ワーク洗浄装置のベース23は、
ほぼ四角形平板状に形成されている。ベース23の下面
四隅部には、ねじ調節式のアジャスタパッド24が配設
されている。前記ベース23の上面には、左右方向に延
びる前後2本のレール22が平行状に敷設されている。
【0011】前記ベース23上に配設されるほぼ四角形
層状をなす洗浄タンク17は、ほぼ四角形箱状に枠組み
されたタンク台27により支持されている。洗浄タンク
17には、所定量の洗浄液が貯溜されている。なお、図
1および図2に洗浄液の液面が二点鎖線Sで示されてい
る。
【0012】前記タンク台27の底板27aの下面四隅
部には、左右一対をなす前後の戸車21がそれぞれ戸車
用ベース20を介して取り付けられている。前側に位置
する一対の戸車21は前記ベース23の前側のレール2
2上に転動可能に載せられ、また後側に位置する一対の
戸車21は前記ベース23の後側のレール22上に転動
可能に載せられている。これにより、前記ベース23上
に洗浄タンク17が前記レール22に対するタンク台2
7の戸車21の転動を介して左右方向に移動可能に設け
られている。しかして、洗浄タンク17は、通常、ベー
ス23に対し図示しないロック装置を介して所定位置に
固定されており、前記ロック装置のロックを解除するこ
とによりその移動が可能となる。なお、洗浄タンク17
の移動時には、前記レール22と一連状をなす図示しな
い接続レール28(図1参照)を介して、洗浄タンク1
7を所望の位置へ容易に移動させることが可能である。
【0013】前記タンク台27の底板27a上には、ク
ーラントポンプ18が設置されている。また、前記洗浄
タンク17の底板(符号省略)には、洗浄液吸い込み用
継ぎ手19が配設されている。前記クーラントポンプ1
8の吸い込み口18aは、洗浄液吸い込み用継ぎ手19
と連結ホース29を介して連通されている(図1参
照)。
【0014】前記クーラントポンプ18の吐出口18b
は、図2に示すように、配管30を通じて前記洗浄タン
ク17内に配設される後述する洗浄用ノズル9と連通さ
れている。また、前記配管30にはエアーコンプレッサ
31が接続されており、前記洗浄用ノズル9から気泡を
含む洗浄液を噴出可能としている。
【0015】前記ベース23の後端上には、筒状材から
なる左右の支柱11がそれぞれ支持台16を介して平行
状に立設されている。図2に示すように、前記支柱11
の上端部には、後述するスライドシャフト12を昇降案
内する支柱ガイド13がそれぞれ取り付けられている。
また、各支柱11の側面には、上下のストッパー孔1
4,15が形成されている。
【0016】前記ベース23に対し後述する洗浄ドラム
6、駆動モーター1等を装備する昇降部材33が図2に
示す下降位置(洗浄ドラム6の洗浄位置)と、図9に略
体側面図で示す上昇位置(洗浄ドラム6の退避位置)と
に昇降可能に設けられている。昇降部材33は、図2お
よび図9に一部分のみ示されている。すなわち、昇降部
材33に設けた左右のスライドシャフト12が前記各支
柱11に支柱ガイド13を通して上下方向にスライド可
能に挿入されている。
【0017】前記スライドシャフト12には、昇降部材
33の下降位置において前記支柱11の下側のストッパ
ー孔15と合致する係合孔(図示省略)が形成されてい
る。そのスライドシャフト12の係合孔と前記支柱11
の下側のストッパー孔15に跨るストッパーピン34が
係入されることにより、昇降部材33が下降位置に位置
決めされている。また図9に示すように、前記スライド
シャフト12の係合孔と前記支柱11の上側のストッパ
ー孔15に跨るように、前記ストッパーピン34が係入
されることにより、昇降部材33が上昇位置に位置決め
される。
【0018】図1および図2において、前記昇降部材3
3には、洗浄ドラム6の支軸35が前後方向に延びる水
平軸回りに回転可能に支持されているとともに、前記洗
浄ドラム6の前後の端面を覆うほぼ平板状の前後のドラ
ムカバー4,5が固定状に配設されている。なお、洗浄
ドラム6の回転駆動機構を述べた後に、洗浄ドラム6お
よび両ドラムカバー4,5の詳細を詳述することにす
る。
【0019】図2において、前記洗浄ドラム6の支軸3
5の後端部には従動側タイミングプーリー3が取り付け
られている。また前記昇降部材33には、前記洗浄ドラ
ム6の上方に位置するように駆動モーター1が設置され
ている。駆動モーター1の出力軸(図示省略)には駆動
側タイミングプーリー2が取り付けられている。駆動側
タイミングプーリー2と従動側タイミングプーリー3に
は、タイミングチェーン36が掛装されている。したが
って、前記駆動モーター1の駆動によって、出力軸の回
転が駆動側タイミングプーリー2、タイミングチェーン
36、従動側タイミングプーリー3を介して支軸35に
伝達されることにより、洗浄ドラム6が図1において左
回り方向に回転される。なお洗浄ドラム6は、例えば、
ワークを投入する度に一時停止して90°回転する間欠
回転もしくは低速の連続回転によって回転する。
【0020】前記洗浄ドラム6および両ドラムカバー
4,5が図3に分解斜視図で示されている。洗浄ドラム
6について、図3の他、図4の一部破断正面図、図5の
断面図を参照して詳述する。洗浄ドラム6は、前記支軸
35に固定されたほぼ円盤状のドラム本体38と、その
ドラム本体38の前面外周部において環状をなす多数
枚、例えば16枚の外面板7と、その外面板7の前端面
と連結する端面リング39とからなる。なお、洗浄ドラ
ム6は本発明でいう回転体に相当する。
【0021】ドラム本体38には、その前面を周方向に
複数(図は4個を示す。)のワーク受け入れ部40に区
画する仕切り板部41と、各ワーク受け入れ部40に形
成されかつ軸心部を前方に向けて高く外周部を後方に向
けて低くするワーク排出用傾斜面42と、各ワーク受け
入れ部40の外周部に形成された平板部43と、その平
板部43に開口されたワーク通過孔44が形成されてい
る。
【0022】前記ワーク排出用傾斜面42は、周方向の
両仕切り板部41の外端部となだらかに連続する凹形に
湾曲したほぼ球面形状に形成されている。また、ワーク
排出用傾斜面42の前端縁は、前側のドラムカバー4に
おけるワーク排出孔の下縁とほぼ合致する位置に形成さ
れている。なお、ワーク排出用傾斜面42は、本発明で
いうワーク排出用ガイドに相当する。
【0023】外面板7は図6および図7に示されてい
る。図6は斜視図、図7は図6のVII−VII線断面
図である。外面板7は、ほぼ長四角形平板状をなしてお
り、その短手方向に延びる長細状の通気孔45が長手方
向に多数本形成されている。この外面板7の長手方向の
両端面に、図5に示すように前記ドラム本体38の外周
部および端面リング39がボルト等によって結合されて
いる。
【0024】次に、後側のドラムカバー5を説明する。
図3において、後側のドラムカバー5には、前記支軸3
5が遊挿される軸孔47と、その軸孔47の左方に位置
するワーク投入孔48と、前記軸孔47の下方に位置す
る洗浄ノズル用開口孔49と、前記軸孔47の右方に位
置する乾燥ノズル用開口孔50とが形成されている。
【0025】後側のドラムカバー5は、図2に示すよう
に、洗浄ドラム6の後端面に摺接あるいは接近した状態
となるように、前記軸孔47(図3参照)に前記洗浄ド
ラム6の支軸35を遊挿し、前記昇降部材33に固定状
に取り付けられている。さらに、後側のドラムカバー5
の後側面には、ワーク投入用シュート51が接続されて
いる。ワーク投入用シュート51は、前下がり後上がり
状に傾斜しており、その前下端部が前記ワーク投入孔4
8(図3参照)と連通されている。ワーク投入孔48
は、前記洗浄ドラム6のワーク通過孔44と合致可能で
ある(図1参照)。
【0026】前記後側のドラムカバー5の後側面には、
洗浄ノズル用開口孔49(図3参照)に臨む後側の洗浄
用ノズル9と、乾燥ノズル用開口孔50に臨む後側の乾
燥用ノズル10が配置されている。また、本ワーク洗浄
装置の後側には、ワークを加工する工作機械等のワーク
投入側の設備(図示省略)が隣接して設置される。前記
ワーク投入側の設備からのワーク(図2中、二点鎖線W
参照)が前記ワーク投入用シュート51に放出され、そ
のシュート51上を摺動または転動しながら降下する。
【0027】次に、前側のドラムカバー4を説明する。
図3において、前側のドラムカバー4には、前記支軸3
5が遊挿される軸孔55と、その軸孔55の上方に位置
するワーク排出孔56と、前記軸孔55の下方に位置す
る洗浄ノズル用開口孔57と、その軸孔55の右方に位
置する上下の乾燥ノズル用開口孔58とが形成されてい
る。
【0028】前側のドラムカバー4は、図2に示すよう
に、洗浄ドラム6の前端面に摺接あるいは接近した状態
となるように、軸孔55(図3参照)に前記洗浄ドラム
6の支軸35を遊挿し、前記昇降部材33に固定状に取
り付けられている。さらに、前側のドラムカバー4の前
側面には、ワーク排出用シュート59が接続されてい
る。ワーク排出用シュート59は、前下がり後上がり状
に傾斜しており、その後上端部が前記ワーク排出孔56
(図3参照)と連通されている。ワーク排出孔56は、
前記洗浄ドラム6のワーク受け入れ部40の軸心寄り側
の部分と合致可能に形成されている。前記洗浄ドラム6
から排出されるワークWがワーク排出孔56を通してワ
ーク排出用シュート59上に降下し、そのシュート59
上を摺動または転動しながら降下する。
【0029】前記前側のドラムカバー4の前側面には、
図2に示すように、洗浄ノズル用開口孔57(図3参
照)に臨む後側の洗浄用ノズル(前記洗浄用ノズル9と
同一符号を付す。)9と、乾燥ノズル用開口孔58に臨
む後側の乾燥用ノズル10(前記乾燥用ノズル10と同
一符号を付す。)が配置されている。さらに、前側のド
ラムカバー4および/または前側のドラムカバー5に
は、洗浄ドラム6の下端面に指向する下側の洗浄用ノズ
ル9(前記洗浄用ノズル9と同一符号を付す。)が配置
されている。
【0030】前記前後および下側の計3個の洗浄用ノズ
ル9には、前に述べたように、クーラントポンプ18お
よびエアーコンプレッサ31と連通する配管30が分岐
接続されている。このため、各洗浄用ノズル9からは気
泡を含む洗浄液が噴出される。また、前記前側2個およ
び後側の計3個の乾燥用ノズル10には、エアーコンプ
レッサ53が配管接続されている。このため、各乾燥用
ノズル10からはワーク乾燥用のエアーが噴出される。
【0031】また、本ワーク洗浄装置の前側には、ワー
ク収容ボックス、パレット等もしくはワークを次工程に
搬送するコンベヤ等のワーク排出側の設備(図示省略)
が隣接して設置される。なお、ワーク排出側の設備に
は、前記ワーク排出用シュート59からのワークWが落
下供給される。
【0032】また、前記前後のドラムカバー4,5の間
には、前記洗浄液の液面Sの上方でかつワーク投入孔4
8と反対側(図1において右方)に位置するエアーブロ
ーシャッター8が架設されている。エアーブローシャッ
ター8は、乾燥用ノズル10から噴出されるエアーを遮
断し、そのエアーが洗浄液に吹き付けられることによる
洗浄液の撥ね上げを防止する。また前記昇降部材33に
は、洗浄ドラム6のほぼ上半部周辺を覆うカバー25が
開閉可能に装備されている。
【0033】上記したワーク洗浄装置において、ワーク
投入用シュート51上を降下したワークWは、後側のド
ラムカバー5のワーク投入孔48、そのワーク投入孔4
8と合致した洗浄ドラム6のワーク通過孔44を通り、
当該ワーク受け入れ部40に投入される。このとき、ワ
ークは、ワーク受け入れ部40の回転方向前方の仕切り
板部41と外面板7とのなす隅角部分(図1中、二点鎖
線W1参照)に位置する。
【0034】前記洗浄ドラム6の回転(図1において左
回り方向の回転)にともなって、洗浄タンク17内の洗
浄液に浸漬されて洗浄される。このとき、洗浄液中にお
いて前側の洗浄用ノズル9、後側の洗浄用ノズル9およ
び下側の洗浄用ノズル9から気泡を含む洗浄液が洗浄ド
ラム6のワーク受け入れ部40に噴出されることによ
り、当該ワークWが効果的に洗浄される。またワークW
は、その自重を利用して洗浄ドラム6の下端部位に位置
し、ワーク受け入れ部40の外面板7上(内側面上)を
相対的に回転方向後方へ移動していく。
【0035】続いて、前記ワークWは、洗浄ドラム6の
回転にともなって、ワーク受け入れ部40の回転方向後
方の仕切り板部41と外面板7とのなす隅角部分(図1
中、二点鎖線W2参照)に位置して洗浄液から引き上げ
られていく。洗浄液から引き上げられると、各乾燥用ノ
ズル10からワーク乾燥用のエアーが洗浄ドラム6のワ
ーク受け入れ部40に噴出されることにより、ワーク受
け入れ部40内のワークWが乾燥される。
【0036】その後、ワークWは、洗浄ドラム6の回転
上部において自重を利用してワーク排出用傾斜面42上
を降下し、前側のドラムカバー4のワーク排出孔56を
通り、ワーク排出用シュート59を通して排出される。
【0037】上記したワーク洗浄装置によると、洗浄ド
ラム6のほぼ水平軸回りの回転によってワークWを洗浄
することにより、従来のコンベアタイプのものと比べ
て、設置スペースをコンパクト化し、設備費を低減する
ことができる。
【0038】また、洗浄ドラム6のワーク受け入れ部4
0のワークWがワーク排出用シュート59によりその自
重を利用して排出されることにより、簡単な構成をもっ
てワークWを排出することができる。
【0039】また、洗浄ドラム6のワーク受け入れ部4
0に気泡を含む洗浄液を噴出する洗浄用ノズル9を備え
たことにより、ワークWを効果的に洗浄することができ
る。
【0040】また、洗浄ドラム6のワーク受け入れ部4
0にワーク乾燥用のエアーを噴出する乾燥用ノズル10
を備えたことにより、ワークWを洗浄した後に続いてそ
のワークWの乾燥が行える。
【0041】また、洗浄タンク17および洗浄ドラム6
の清掃、洗浄液の交換等に際しては、図2において支柱
11の下側のストッパー孔15に挿着されているストッ
パーピン34を抜き外す。その後、図8の略体正面図お
よび図9の略体右側面図に示すように、洗浄ドラム6等
を装備した昇降部材33を洗浄位置から引き上げて、支
柱11の上側のストッパー孔14にストッパーピン34
を挿着し、そのストッパーピン34を昇降部材33のス
ライドシャフト12の係合孔(図示省略)に係入するこ
とにより、昇降部材33とともに洗浄ドラム6を洗浄タ
ンク17外の退避位置に位置変更する。これにより、洗
浄タンク17および洗浄ドラム6の清掃、洗浄液の交換
等の作業を容易に行うことができる。なお作業終了後に
は、上記と逆順により、昇降部材33とともに洗浄ドラ
ム6を退避位置から洗浄位置(図1および図2参照)に
位置変更すればよい。
【0042】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、上記実施の形態では、洗浄ドラ
ム6により回転体を構成したが、回転体はドラム形状以
外の形状でも差し支えない。また、洗浄ドラム6のワー
ク受け入れ部40に対するワーク投入および/または排
出は、上記実施の形態で示したワークの自重を利用する
ものに限定されるものでなく、例えば、メカニカルハン
ド等により機械的に行うことも考えられる。また、ワー
クWは洗浄ドラム6のワーク受け入れ部40にワーク排
出側と同じ側すなわち装置前側から投入することも考え
られる。また、洗浄ドラム6の周方向に関してワークW
を投入および/または排出することも考えられる。ま
た、洗浄用ノズル9および/または乾燥用ノズル10
は、その個数を削減したりあるいは増加したりすること
ができ、また不要であれば排除することも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明のワーク洗浄装置によれば、設置
スペースをコンパクト化し、設備費を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク洗浄装置の略体正面図である。
【図2】ワーク洗浄装置の略体右側面図である。
【図3】洗浄ドラムおよび前後のドラムカバーの分解斜
視図である。
【図4】洗浄ドラムの一部破断正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】外面板の斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】洗浄ドラムを退避位置としたワーク洗浄装置の
略体正面図である。
【図9】洗浄ドラムを退避位置としたワーク洗浄装置の
略体右側面図である。
【符号の説明】
6 洗浄ドラム(回転体) 9 洗浄用ノズル 10 乾燥用ノズル 17 洗浄タンク 40 ワーク受け入れ部 42 ワーク排出用傾斜面(ワーク排出用ガイド)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を貯溜した洗浄タンクと、ワーク
    を受け入れるワーク受け入れ部を備えかつほぼ水平軸回
    りに回転してワーク受け入れ部を前記洗浄液に対して出
    没させる回転体とを備えたワーク洗浄装置。
  2. 【請求項2】 回転体のワーク受け入れ部には前記ワー
    クの自重を利用してそのワークを排出するワーク排出用
    ガイドを設けた請求項1記載のワーク洗浄装置。
  3. 【請求項3】 回転体のワーク受け入れ部に気泡を含む
    洗浄液を噴出する洗浄用ノズルを備えた請求項1または
    2記載のワーク洗浄装置。
  4. 【請求項4】 回転体のワーク受け入れ部にワーク乾燥
    用のエアーを噴出する乾燥用ノズルを備えた請求項1〜
    3のいずれかに記載のワーク洗浄装置。
  5. 【請求項5】 回転体をワークの洗浄に供する洗浄位置
    と、洗浄タンク外の退避位置とに位置変更可能に設けた
    請求項1〜4のいずれかに記載のワーク洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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