JP2000070554A - 自由落下部を有する観覧車 - Google Patents

自由落下部を有する観覧車

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JP2000070554A
JP2000070554A JP10247363A JP24736398A JP2000070554A JP 2000070554 A JP2000070554 A JP 2000070554A JP 10247363 A JP10247363 A JP 10247363A JP 24736398 A JP24736398 A JP 24736398A JP 2000070554 A JP2000070554 A JP 2000070554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周辺の景観を楽しむことばかりでなく、スリル
感や爽快感をも味わうことのできる観覧車を提供する。 【解決手段】支持枠体に支持され、一定の間隔をもって
2つの鉛直面内にそれぞれ配置された2本の平行の環状
のガイドレール10と、ガイドレール10を包持する複数の
車輪を備えた車輪用フレーム16を介して前記ガイドレー
ル10に吊り下げられた乗客用乗物15と、乗客用乗物15を
ガイドレール10に沿って上方に引き上げる引き上げ装置
と、引き上げられた乗客用乗物15がガイドレール10に沿
って自由落下を開始した後に、この乗客用乗物15の落下
速度を抑制する調速装置40とを備える。引き上げ装置
は、下端部側に位置した乗客用乗物15を上端部まで引き
上げることができ、その後自重によって乗客用乗物15
は、自由落下を開始し、その後調速装置40によって落下
速度が抑制されて下端部側の最初の位置に戻って1サイ
クルの周回を完了する。以下この1サイクルをそれぞれ
の乗客用乗物が繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、観覧車の改良に
関し、より詳しくは、従来の観覧車に自由落下部を付加
したものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の観覧車において
は、略鉛直面内に配置され、支持枠体に支持された大車
輪フレームがゆっくりと回転し、この大車輪フレームの
外周部に吊り下げられた乗客用乗物がこれに伴って周回
し、周辺の景観や眺望を満喫するための遊戯装置であ
り、その大型化による景観或いは眺望の向上が主に競わ
れていたものであった。本願発明においては、発想を切
り換えて、従来の観覧車に異質の興趣或いは新たな楽し
み等を付加することを目的としており、従来の周辺の景
観を楽しむことに付け加えて、スリル感や爽快感をも味
わうことのできる斬新な観覧車の提供をその課題として
いる。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の第1のものは、略鉛直面内を複数の乗客
用乗物15がゆっくりと周回する観覧車において、この
周回軌道の一部分に乗客用乗物15が自由落下する部分
を設けたことを特徴とする自由落下部を有する観覧車で
ある。
【0004】本願発明の第2のものは、上記第1の発明
において、支持枠体に支持され、一定の間隔をもって2
つの略鉛直面内にそれぞれ配置された少なくとも2本の
略平行の環状のガイドレール10、10と、ガイドレー
ル10を包持する複数の車輪を備えた車輪用フレーム1
6を介して前記ガイドレール10に吊り下げられた乗客
用乗物15と、乗客用乗物15をガイドレール10に沿
って上方に引き上げる引き上げ装置と、引き上げられた
乗客用乗物15がガイドレール10に沿って自由落下を
開始した後に、この乗客用乗物15の落下速度を抑制す
る調速装置40とから成り、下端部側に位置する乗客用
乗物15を引き上げ装置によって上端部まで引き上げる
ことができ、その後自重によって乗客用乗物15が自由
落下を開始し、その後調速装置40によって落下速度が
抑制されて下端部側の最初の位置に乗客用乗物15が戻
って1サイクルの周回を完了し、以下この1サイクルを
それぞれの乗客用乗物15が繰り返すことを特徴とする
自由落下部を有する観覧車である。
【0005】本願発明の第3のものにおいては、上記第
2の発明において、ガイドレール10が正面視縦長の長
円形形状を有し、その両側に直線状の鉛直部を有してい
ることを特徴とする自由落下部を有する観覧車である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき本願発
明の実施形態について説明する。添付の図面は全て本願
発明の実施形態を図示している。図1は、本願発明に係
る自由落下部を有する観覧車の一実施形態の全体を図示
する概略正面図であり、図2は、その概略側面図であ
る。これら両図に基づき以下説明する。先ず、正面視略
長円形形状のガイドレール10は、その側面図から解る
通り、前方側と後方側に環状に2本略平行に設けられ、
これらのガイドレール10、10は、支持枠体によって
支持されている。支持枠体は、前方及び後方の両側に位
置する逆V字形状に配置された支柱30、・・・と、放
射状或いは横方向に掛け渡された(図中実線で表記し
た)支持腕部32、・・・と、これらの支持腕部に支持
された、正面視略長円形形状の主フレーム34、34と
から成る。これらの主フレーム34は、前記ガイドレー
ル10の内側に位置しており、従って、前方及び後方の
両側に2本設けられている。
【0007】ガイドレール10は、この主フレーム34
に(図1中実線で表記した)複数の支持腕35を介して
支持されている。ガイドレール10及び主フレーム34
は、共に正面視縦長の長円形形状を有し、その両側に直
線状の鉛直部10v、34vを有している。このガイド
レール10に適宜数の乗客用乗物15が吊り下げられて
いる。乗客用乗物15がガイドレール10に吊り下げら
れる構造は、後に詳述するが、乗客用乗物15がガイド
レール10の下端側及び上端側に位置するときに、前方
及び後方のガイドレール10、10のそれぞれが、上下
方向及び横方向の3方向から複数の車輪によって包持さ
れて、これら車輪を備える車輪用フレーム16が乗客用
乗物15の屋根部に回動自在に取り付けられることによ
って、乗客用乗物15がガイドレール10に案内され
て、水平状態を保持しつつ、吊り下げられ、周回するこ
とができるのである。
【0008】乗客用乗物15をガイドレール10に沿っ
てその下端部から上端部に引き上げる引き上げ装置は、
前方のガイドレール10の前方側と、後方のガイドレー
ル10の後方側にそれぞれ設けられたチェーン用ガイド
レール(図1には明瞭に現れていない)によって案内さ
れるエンドレスのチェーン20、20と、これらのチェ
ーン20、20の両者を回転駆動する電動モータ等の駆
動手段21と、適宜位置に設けられたスプロケット2
2、・・・とからなる。この実施形態においては、チェ
ーン20は、支柱30、30の上方支持部近傍に位置す
る駆動手段21の駆動力を伝えるスプロケット22mか
ら適宜スプロケット22を介して下方に向かって配設さ
れ、ガイドレール10の下端部で左方向に折れ曲がり、
ガイドレール10の外側に沿って上昇し、ガイドレール
10の上端部から中心角が略30度程度の位置まで来て
下方に折り返し、スプロケット22mの位置にまで戻っ
てエンドレスに配設されている。このチェーン20に
は、図1には明瞭に現れていないが、後に説明する通
り、一定間隔に複数のフックが設けられており、このフ
ックが乗客用乗物15の屋根部に回動自在に取り付けら
れた車輪用フレーム16に設けられた係止棒に係止する
ことによって、乗客用乗物15がガイドレール10の下
端部からそのガイドレール10に沿って上昇せられ、ガ
イドレール10の上端部にまで順次引き上げられるので
ある。
【0009】乗客用乗物15がガイドレール10の上端
部に到達すると、チェーン20に設けられたフックから
車輪用フレーム16の係止棒が自然に外れることにな
る。車輪用フレーム16の係止棒がチェーン20のフッ
クから外れると、乗客用乗物15は、そのガイドレール
10に沿って下方に自由落下又は自然落下を開始するこ
とになる。図1中ガイドレール10の右半分が自由落下
部ということになる。乗客用乗物15がガイドレール1
0の上端部から自由落下を開始して、ガイドレール10
の鉛直部10vに至ると、乗客用乗物15の落下速度を
抑制するための調速装置40が働くことになる。
【0010】この調速装置40は、後に詳述するが、前
方及び後方のそれぞれのガイドレール10と主フレーム
34との中間部に配置された永久磁石から成る。即ち、
この調速装置40は、一定の間隔を置いて相対峙する2
個の永久磁石の間の磁場を切って移動する導体に制動力
を付加する一種の渦電流ブレーキからなるものであり、
乗客用乗物15の屋根部に設けられた車輪用フレーム1
6に設けられたリアクションプレート17がその導体と
なる。この装置を利用した理由は、停電等の突発的な事
態等が発生しても確実にブレーキが掛かるようにしたも
のである。
【0011】ガイドレール10の上端部から自由落下を
始めた乗客用乗物15は、落下速度を増加した後、上記
の調速装置40に至り、その落下速度が徐々に減速さ
れ、ガイドレール10の下端部で、引き上げ装置のチェ
ーン20の移動速度とほぼ同一のゆっくりした速度に調
整されるのである。その後、チェーン20に設けられた
フックが、車輪用フレーム16に設けられた係止棒に係
止して、再度乗客用乗物15をガイドレール10に沿っ
てその上端部へと引き上げて行き、以下この動作を繰り
返すことによって乗客用乗物15のおのおのが順次ガイ
ドレール10を周回し続けるのである。ガイドレール1
0の下端部には、乗降用プラットホーム50が設けら
れ、このプラットホームから乗客は、乗客用乗物15の
乗降を行うことができるのである。この点は、従来の観
覧車と同様である。
【0012】図3は、乗客用乗物15の屋根部に設けら
れた車輪用フレーム16の部分を示す概略側面図(図1
において矢印Dから見た図)であり、図4は、その正面
説明図である。これらの両図に基づき以下説明する。こ
れらの図においては、乗客用乗物15がガイドレール1
0の下端部に位置したものを図示している。前方及び後
方のそれぞれの車輪用フレーム16、16は、相互に軸
部16jによって連結、固定されており、この軸部16
jに乗客用乗物15の屋根部に設けられた吊下げ部16
s、16sが回動自在に吊り下げられている。車輪用フ
レーム16は、前方のもの及び後方のものが、図3から
解る通り、左右対称の構造を有している。この車輪用フ
レーム16は、2個ずつの上方車輪17、17と、下方
車輪18、18と、側方車輪19、19とを備え、これ
らの車輪によってガイドレール10が上下方向と横方向
から包持され、乗客用乗物15がガイドレール10に吊
り下げられている。
【0013】それぞれのガイドレール10は、その内側
に位置する主フレーム34に、支持腕35を介して支持
されている。車輪用フレーム16の上方部には、板状の
リアクションプレート14が設けられている。このリア
クションプレート14が、図3に現れている調速装置4
0と関係して速度の調整が行われる。即ち、調速装置4
0は、狭い間隔を置いて2つの永久磁石40m、40m
が配置されたものであり、これら両者間の隙間に上記リ
アクションプレート14が入り込み、磁場を切って移動
することにより制動が行われるものである。この調速装
置40は、図1に示された通り、ガイドレール10と主
フレーム34の間で、ガイドレール10の右側部分の少
し下方の鉛直部10vからガイドレール10の下端部ま
で、ガイドレール10の内側に沿って設けられている。
【0014】更に、車輪用フレーム16の略中央部の少
し下方には、係止棒13が、外側方向に向かって延長す
るように固定されている。この係止棒13の先端部に、
チェーン20に設けられたフック23が係止して、即
ち、フック23が係止棒13の先端部を引っ掛けて、車
輪用フレーム16をガイドレール10に沿って上方に引
き上げて行くことができる。チェーン20は、前方及び
後方のガイドレール20、20の両外側に設けられてお
り、つまり、両側の車輪用フレーム16、16はこれら
の両側に位置するチェーン20のフック23によって引
き上げられるのである。
【0015】図5は、引き上げ用チェーン20の一部分
について図示しており、その(A)がその平面図、その
(B)が正面図である。この実施形態においては、正面
側と背面側にそれぞれ長円形の板材20p、20pがそ
の両端側で軸20sが貫通しうる筒体部20q,20q
によって連結固定されたものの多数を、長円形のプレー
ト20r、・・・によって連結したものを使用してお
り、且つ、適宜一定間隔で、上記板材20pの下方部に
フック23を形成したものを使用している。この一定間
隔に設けられたフック23が、車輪用フレーム16に固
定されている係止棒13と係合し、乗客用乗物を上方に
引き上げることができるのである。
【0016】図6は、図1のガイドレール10の左側部
分の鉛直部10vに位置したときの車輪用フレーム16
の状態を図示する概略正面説明図である。この状態にお
いては、車輪用フレーム16が略90度回転して、上方
車輪17、17がガイドレール10の右側に位置し、下
方車輪18、18が左側に位置することとなる。また、
調速装置40と共働するリアクションプレート14もガ
イドレール10の右側に位置することになる。チェーン
用ガイドレールは、この図には明瞭に現れていないが、
ガイドレール10の紙面手前側に設けられ、このチェー
ン用ガイドレールに案内されるチェーン20に設けられ
たフック23が、車輪用フレーム16に固定された係止
棒13を係止した状態で、上方に引き上げるのである。
【0017】図7は、図1のガイドレール10の上端部
を少し越えた部位に乗客用乗物15が位置したときの状
態を示す概略正面図である。乗客用乗物15の屋根部に
設けられた吊下げ部16sが吊り下げられる軸部16j
の両端部には、車輪用フレーム16が固定され、この図
7の状態において、上方車輪17、17が下方に位置
し、反対に下方車輪18、18が上方に位置することに
なる。この車輪用フレーム16は、丁度、乗客用乗物1
5がガイドレール10の下端部に位置するときと略18
0度回転した状態となっている。更に、チェーン20に
設けられたフック23も、逆様の状態となり、この図7
の状態において、乗客用乗物15の自重によっていまや
係止棒13がフック23から離れようとするところであ
る。
【0018】この状態から後は、車輪用フレーム16
は、乗客用乗物15と共に、自重による自由落下によっ
てガイドレール10に沿って下方に落下して行くのであ
る。図7においては、図面簡略化のためにチェーン用ガ
イドレールの図示は省略しているが、チェーン20は、
ガイドレール10の上端部から右方向に略30度程度回
転した部位に設けられたスプロケット22を介して、下
方向に方向転換して、周回移動するように備え付けられ
ている。このようにして、乗客用乗物15は、ガイドレ
ール10に沿って、引き上げ装置によって、その下端部
からガイドレール10の左側の部分に沿って上方に引き
上げられ、その上端部に至り、その後チェーン20に設
けられたフック23から係止棒13が分離して、乗客用
乗物15は自由落下を行うこととなるのである。
【0019】図8は、乗客用乗物15がガイドレール1
0の下端部側に位置しているときの一方の車輪用フレー
ム16の側の拡大説明図である。ガイドレール10は、
車輪用フレーム16に設けられた上方車輪17と、下方
車輪18及び側方車輪19によって包持され、車輪用フ
レーム16の上部には、調速装置と共働するリアクショ
ンプレート14が設けられている。更に、この図8にお
いては、チェーン用ガイドレール25を見て取ることが
できる。即ち、チェーン20は、支持腕35に固定され
たチェーン用ガイドレール25に沿って周回するもので
あり、図には示されていないが、チェーン用ガイドレー
ル25の適宜位置には所定間隔でスプロケットを設け
て、チェーンが外れることを防止している。
【0020】更に、この図8に示されている通り、制振
装置60が吊下げ部16sの上端部に設けられている。
この制振装置60は、その内部に高粘性の液体が充填さ
れており、図示はしていないが、装置内に設けられてい
るブレードによって、乗客用乗物15が軸部16jを中
心として揺動回転する際に、その揺動回転を阻止するよ
うに高粘性の液体がブレードに作用するものであり、こ
れによって乗客用乗物15の揺動回転が防止できる。即
ち、その原理としては、流体継手と同様で、高粘性の液
体を介して回転トルクを固定側に伝えることで揺動回転
を抑えるものである。
【0021】図9は、調速装置40に関する説明図であ
る。調速装置40は、一定の間隔を保持して相対峙する
2個の永久磁石40m,40mによって構成されてお
り、図1に示されたガイドレール10の鉛直部10vか
らガイドレール10の下端部まで、ガイドレール10の
内側に沿って設けられている。この調速装置40は、上
記の永久磁石40m,40mの間の磁場を切るように、
車輪用フレーム16に設けられた導体としてのリアクシ
ョンプレート14が通過して、このリアクションプレー
ト14に制動力を与えるように構成された一種の渦電流
ブレーキとなっている。
【0022】以上、実施形態について説明したが、本願
発明においては以下の通りその形態を変更することがで
きる。支持枠体は、全く自由に構成することができる。
主フレーム34をその外側に位置するガイドレール10
と略平行に設けることもできる。ガイドレール10を長
円形状でなく、円環状に形成することもできるが、自由
落下部を上記実施形態のように長く形成する方が好まし
い。エンドレスのチェーン20の途中に、チェーン20
の張り具合を調節するテンション調節手段を設けること
もできる。チェーン20を周回移動させるための駆動装
置は、電動モータの他、油圧モータ等、各種のものを利
用することができる。
【0023】チェーン20に設けられたフック23の形
状も自由であって、このフック23によって乗客用乗物
15をガイドレール10の上端部に引き上げた後、自然
にこのフック23から係止棒13が外れる形状のもので
あればどのようなものでもよい。乗客用乗物15の数及
びその相互間の間隔も必要に応じて適宜設定することが
できる。また乗客用乗物15の形状、構造等も全く自由
に設計することができる。車輪用フレーム16の形状や
構造等も自由に設計することができ、要するに、上方車
輪、下方車輪及び側方車輪を備え、チェーン20のフッ
ク23と係止する係止棒13が設けられ、且つリアクシ
ョンプレート14が設けられていれば、どのような形態
であってもよい。調速装置は、電磁石を利用したもの
や、その他機械的な制動装置を利用してもよいが、停電
等の事態を考慮すれば、上記の実施形態を採用すること
が望ましい。
【0024】
【発明の効果】本願発明の第1及び第2のものにおいて
は、従来の観覧車と同様な周辺の景観や眺望を楽しむこ
とに加えて、その周回軌道の一部に自由落下或いは自然
落下の部分が設けられ、スリル感や爽快感を更に味わう
ことができ、今までにない斬新な趣向や楽しみを体験す
ることができる観覧車となる。本願の第3の発明におい
ては、ガイドレールの適宜位置に鉛直落下部を設けるこ
とにより、自由落下又は自然落下を味わう時間をより長
く取ることができ、スリル感や爽快感をより長く味わう
ことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る自由落下部を有する観覧車の一
実施形態の全体を図示する概略正面図である。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】本願発明に係る乗客用乗物の屋根部に設けられ
た車輪用フレームの部分を示す概略側面図(図1におい
て矢印Dの方向から見た図)である。
【図4】図3の正面説明図である。
【図5】本願発明に係る引き上げ用チェーンの一部につ
いて図示しており、その(A)がその平面図、その
(B)が正面図である。
【図6】図1に図示したガイドレールの左側部分の鉛直
部に位置したときの車輪用フレームの状態を示す概略正
面説明図である。
【図7】図1に図示したガイドレールの上端部を少し越
えた部位に乗客用乗物が位置したときの状態を示す概略
正面図である。
【図8】本願発明に係る乗客用乗物がガイドレールの下
端部側に位置しているときの一方の車輪用フレームの側
の拡大説明図である。
【図9】本願発明に係る調速装置40に関する説明図で
ある。
【符号の説明】
10…ガイドレール 10v…鉛直部 13…係止棒 14…リアクションプレート 15…乗客用乗物 16…車輪用フレーム 17…上方車輪 18…下方車輪 19…側方車輪 20…チェーン 23…フック 25…チェーン用ガイドレール 30…支柱 32…支持腕部 34…主フレーム 35…支持腕 40…調速装置 50…乗降用プラットホーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略鉛直面内を複数の乗客用乗物(15)がゆっ
    くりと周回する観覧車において、この周回軌道の一部分
    に乗客用乗物(15)が自由落下する部分を設けたことを特
    徴とする自由落下部を有する観覧車。
  2. 【請求項2】支持枠体に支持され、一定の間隔をもって
    2つの略鉛直面内にそれぞれ配置された少なくとも2本
    の略平行の環状のガイドレール(10)(10)と、 ガイドレール(10)を包持する複数の車輪を備えた車輪用
    フレーム(16)を介して前記ガイドレール(10)に吊り下げ
    られた乗客用乗物(15)と、 乗客用乗物(15)をガイドレール(10)に沿って上方に引き
    上げる引き上げ装置と、 引き上げられた乗客用乗物(15)がガイドレール(10)に沿
    って自由落下を開始した後に、この乗客用乗物(15)の落
    下速度を抑制する調速装置(40)とから成り、 下端部側に位置する乗客用乗物(15)を引き上げ装置によ
    って上端部まで引き上げることができ、 その後自重によって乗客用乗物(15)が自由落下を開始
    し、 その後調速装置(40)によって落下速度が抑制されて下端
    部側の最初の位置に乗客用乗物(15)が戻って1サイクル
    の周回を完了し、 以下この1サイクルをそれぞれの乗客用乗物(15)が繰り
    返すことを特徴とする請求項1に記載の自由落下部を有
    する観覧車。
  3. 【請求項3】ガイドレール(10)が正面視縦長の長円形形
    状を有し、その両側に直線状の鉛直部を有していること
    を特徴とする請求項2に記載の自由落下部を有する観覧
    車。
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Cited By (8)

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