JP2000069854A - 吊り下げプランター - Google Patents
吊り下げプランターInfo
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- JP2000069854A JP2000069854A JP10259270A JP25927098A JP2000069854A JP 2000069854 A JP2000069854 A JP 2000069854A JP 10259270 A JP10259270 A JP 10259270A JP 25927098 A JP25927098 A JP 25927098A JP 2000069854 A JP2000069854 A JP 2000069854A
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- Japan
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- bag
- hanging
- planter
- hanging planter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 苗植え作業の容易な吊り下げプランターを提
供する。 【解決手段】 袋体１は、その上部に形成された吊り下
げ用の孔９ａ，９ｂにより吊り下げ可能となっている。
袋体１の側面には、植物が挿通される挿通部を構成する
十字状の切り込み１０が形成されている。袋体１は、切
り込み６による上部開口の他に、右辺に沿って上下方向
に延びる部分において開閉部７を有している。開閉部７
は、マジックファスナー８ａ，８ｂを用いて開閉自在に
構成されている。
供する。 【解決手段】 袋体１は、その上部に形成された吊り下
げ用の孔９ａ，９ｂにより吊り下げ可能となっている。
袋体１の側面には、植物が挿通される挿通部を構成する
十字状の切り込み１０が形成されている。袋体１は、切
り込み６による上部開口の他に、右辺に沿って上下方向
に延びる部分において開閉部７を有している。開閉部７
は、マジックファスナー８ａ，８ｂを用いて開閉自在に
構成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、観賞用植物やその
他の植物を栽培するために用いられるプランターに関
し、特に吊り下げて使用する吊り下げプランターに関す
るものである。
他の植物を栽培するために用いられるプランターに関
し、特に吊り下げて使用する吊り下げプランターに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】一般の家庭等において園芸が流行してき
ており、ベランダの手摺りや塀などにプランターを支持
具によって支持し、このプランターで植物が栽培される
場合がある。
ており、ベランダの手摺りや塀などにプランターを支持
具によって支持し、このプランターで植物が栽培される
場合がある。
【０００３】この従来のプランターは、一般的に、剛性
を有するプラスチックなどの材料にて上方が開口した箱
型に構成され、その内部に培土等の土壌材を入れて上方
から植物を植えている。このプランターを支持する支持
具として種々のものが提供されているが、構造が複雑で
高価である。このため、ベランダの手摺りや塀などに沿
って植物を栽培しようとすると、コストが上昇してしま
い、不経済であった。また、箱型のプランターを支持具
で支持する従来方式では、ベランダの手摺りや塀などを
植物で埋め尽くそうとしても困難であった。
を有するプラスチックなどの材料にて上方が開口した箱
型に構成され、その内部に培土等の土壌材を入れて上方
から植物を植えている。このプランターを支持する支持
具として種々のものが提供されているが、構造が複雑で
高価である。このため、ベランダの手摺りや塀などに沿
って植物を栽培しようとすると、コストが上昇してしま
い、不経済であった。また、箱型のプランターを支持具
で支持する従来方式では、ベランダの手摺りや塀などを
植物で埋め尽くそうとしても困難であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、所定箇所に直
接又は吊り具を介して吊り下げ可能に構成された袋体を
備えた吊り下げプランターであって、植物が挿通される
挿通部となるべき部分を前記袋体の側面に形成した吊り
下げプランターが考えられる。
接又は吊り具を介して吊り下げ可能に構成された袋体を
備えた吊り下げプランターであって、植物が挿通される
挿通部となるべき部分を前記袋体の側面に形成した吊り
下げプランターが考えられる。
【０００５】この吊り下げプランターによれば、袋体内
に培土等の土壌材を収容し、袋体の側面の挿通部から植
物の苗等を挿通して植え、袋体を所望の箇所に吊り下げ
ればよい。この吊り下げプランターでは、基本的に袋体
で構成され、当該袋体が直接又は吊り具を介して吊り下
げられるので、当該吊り具を用いる場合であってもその
吊り具の構造は簡単で安価であることから、全体として
もコストが低減され、経済的である。また、この吊り下
げプランターでは、袋体の側面の挿通部を挿通して植物
を植えるので、必要に応じて複数の吊り下げプランター
を並設することによって、ベランダの手摺りや塀などを
植物で埋め尽くすことも容易になる。
に培土等の土壌材を収容し、袋体の側面の挿通部から植
物の苗等を挿通して植え、袋体を所望の箇所に吊り下げ
ればよい。この吊り下げプランターでは、基本的に袋体
で構成され、当該袋体が直接又は吊り具を介して吊り下
げられるので、当該吊り具を用いる場合であってもその
吊り具の構造は簡単で安価であることから、全体として
もコストが低減され、経済的である。また、この吊り下
げプランターでは、袋体の側面の挿通部を挿通して植物
を植えるので、必要に応じて複数の吊り下げプランター
を並設することによって、ベランダの手摺りや塀などを
植物で埋め尽くすことも容易になる。
【０００６】しかしながら、このような吊り下げプラン
ターにおいて、袋体の上部のみを開口させておくと、袋
体を縦長に構成した場合には特に、苗植え作業が困難と
なる。また、袋体を縦長に構成した場合には特に、袋体
の上部の開口から給水しても、袋体の下方の土壌材まで
水が至り難く、土壌材に均一に撒水することが困難であ
り、袋体の上部側に植えた植物及び下部側に植えた植物
を両方とも適正に栽培することが困難である。さらに、
袋体を通気性及び保水力のないプラスチックシートのよ
うな材料で構成すると、根が腐ってしまうなど植物の栽
培に支障を来すおそれがある。さらにまた、各１本の植
物に対応して１つの挿通部を袋体の側面に設けると、各
植物を植える位置が予め定まってしまい、植えようとす
る植物の種類等に応じて植える位置の間隔を適宜定める
ことができず、好ましくない。
ターにおいて、袋体の上部のみを開口させておくと、袋
体を縦長に構成した場合には特に、苗植え作業が困難と
なる。また、袋体を縦長に構成した場合には特に、袋体
の上部の開口から給水しても、袋体の下方の土壌材まで
水が至り難く、土壌材に均一に撒水することが困難であ
り、袋体の上部側に植えた植物及び下部側に植えた植物
を両方とも適正に栽培することが困難である。さらに、
袋体を通気性及び保水力のないプラスチックシートのよ
うな材料で構成すると、根が腐ってしまうなど植物の栽
培に支障を来すおそれがある。さらにまた、各１本の植
物に対応して１つの挿通部を袋体の側面に設けると、各
植物を植える位置が予め定まってしまい、植えようとす
る植物の種類等に応じて植える位置の間隔を適宜定める
ことができず、好ましくない。
【０００７】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、第１に、苗植え作業の容易な吊り下げプラン
ターを提供することを目的とする。
たもので、第１に、苗植え作業の容易な吊り下げプラン
ターを提供することを目的とする。
【０００８】第２に、本発明は、袋体の内部に収容した
土壌材にほぼ均一に撒水することができ、しかも構造が
簡単で安価な吊り下げプランターを提供することを目的
とする。
土壌材にほぼ均一に撒水することができ、しかも構造が
簡単で安価な吊り下げプランターを提供することを目的
とする。
【０００９】第３に、本発明は、植物の栽培に支障を来
すおそれのない吊り下げプランターを提供することを目
的とする。
すおそれのない吊り下げプランターを提供することを目
的とする。
【００１０】第４に、本発明は、複数の植物を植える位
置の自由度の高い吊り下げプランターを提供することを
目的とする。
置の自由度の高い吊り下げプランターを提供することを
目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第１の態様による吊り下げプランターは、
所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可能に構成
された袋体を備えた吊り下げプランターであって、前記
袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となるべき部分
が形成され、前記袋体に、上下方向に延び前記袋体を開
閉する開閉自在の開閉部が設けられたものである。
め、本発明の第１の態様による吊り下げプランターは、
所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可能に構成
された袋体を備えた吊り下げプランターであって、前記
袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となるべき部分
が形成され、前記袋体に、上下方向に延び前記袋体を開
閉する開閉自在の開閉部が設けられたものである。
【００１２】前記挿通部となるべき部分は、例えば、植
えるべき１本の植物に対応してそれぞれ設けた十字状や
円形などの切り込みやミシン目であってもよいし、後述
する第６の態様のような切り込み又はミシン目であって
もよい。この点は、後述する第２乃至第５の態様につい
ても同様である。ミシン目の場合は、使用者が植物を植
える際に引っ張って当該ミシン目に沿って切って挿通部
とすればよい。なお、本明細書において、上下方向は、
袋体を吊り下げた時の上下方向をいう。
えるべき１本の植物に対応してそれぞれ設けた十字状や
円形などの切り込みやミシン目であってもよいし、後述
する第６の態様のような切り込み又はミシン目であって
もよい。この点は、後述する第２乃至第５の態様につい
ても同様である。ミシン目の場合は、使用者が植物を植
える際に引っ張って当該ミシン目に沿って切って挿通部
とすればよい。なお、本明細書において、上下方向は、
袋体を吊り下げた時の上下方向をいう。
【００１３】この第１の態様によれば、上下方向に延び
袋体を開閉する開閉自在の開閉部が袋体に設けられてい
るので、袋体を縦長に構成した場合であっても、植物の
苗等を植える際に開閉部を開くことによって、苗植え作
業を容易に行うことができる。なお、苗植え作業後には
開閉部を閉じればよい。
袋体を開閉する開閉自在の開閉部が袋体に設けられてい
るので、袋体を縦長に構成した場合であっても、植物の
苗等を植える際に開閉部を開くことによって、苗植え作
業を容易に行うことができる。なお、苗植え作業後には
開閉部を閉じればよい。
【００１４】本発明の第２の態様による吊り下げプラン
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に植物が挿通される挿通部となるべ
き部分が形成され、前記袋体の内部が、土壌材を収容す
る収容室と、上下方向に延びるとともに所定の１つ以上
の箇所で前記収容室に連通する少なくとも１つの給水路
とに画成されるように、前記袋体の一部同士が接合され
たものである。この接合は、例えば、接着剤等による接
合であってもよいし、袋体がヒートシール可能な材料で
構成されている場合にはヒートシールによる接合であっ
てもよい。
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に植物が挿通される挿通部となるべ
き部分が形成され、前記袋体の内部が、土壌材を収容す
る収容室と、上下方向に延びるとともに所定の１つ以上
の箇所で前記収容室に連通する少なくとも１つの給水路
とに画成されるように、前記袋体の一部同士が接合され
たものである。この接合は、例えば、接着剤等による接
合であってもよいし、袋体がヒートシール可能な材料で
構成されている場合にはヒートシールによる接合であっ
てもよい。
【００１５】この第２の態様によれば、袋体の内部に、
土壌材を収容する収容室のみならず給水路が形成されて
いるので、給水路と収容室との連通箇所を適宜定めてお
くことによって、給水路を介して土壌材の下方の部分や
上下方向の中央の部分などに直接に給水することができ
る。このため、土壌材にほぼ均一に撒水することができ
る。また、前記第２の態様では、給水路が、特別な部材
で構成されるのではなく、袋体の一部同士を接合するこ
とによって構成されているので、構造が簡単で安価とな
る。
土壌材を収容する収容室のみならず給水路が形成されて
いるので、給水路と収容室との連通箇所を適宜定めてお
くことによって、給水路を介して土壌材の下方の部分や
上下方向の中央の部分などに直接に給水することができ
る。このため、土壌材にほぼ均一に撒水することができ
る。また、前記第２の態様では、給水路が、特別な部材
で構成されるのではなく、袋体の一部同士を接合するこ
とによって構成されているので、構造が簡単で安価とな
る。
【００１６】本発明の第３の態様による吊り下げプラン
ターは、前記第２の態様による吊り下げプランターにお
いて、前記給水路の前記収容室側のラインが、当該ライ
ンの上部の位置から真っ直ぐ下方に下ろした位置が前記
収容室の位置となるように、上下方向に対して傾斜した
ものである。
ターは、前記第２の態様による吊り下げプランターにお
いて、前記給水路の前記収容室側のラインが、当該ライ
ンの上部の位置から真っ直ぐ下方に下ろした位置が前記
収容室の位置となるように、上下方向に対して傾斜した
ものである。
【００１７】この第３の態様のように、給水路の収容室
側のラインが傾斜していれば、給水路に給水された水
が、給水路と収容室との連通箇所から一層適切に収容室
内の土壌材に導かれるので、好ましい。もっとも、前記
第２の態様では、前記ラインは必ずしも傾いている必要
はない。
側のラインが傾斜していれば、給水路に給水された水
が、給水路と収容室との連通箇所から一層適切に収容室
内の土壌材に導かれるので、好ましい。もっとも、前記
第２の態様では、前記ラインは必ずしも傾いている必要
はない。
【００１８】本発明の第４の態様による吊り下げプラン
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となる
べき部分が形成され、前記袋体の内面における少なくと
も上下方向に延びる所定領域に、給水案内部材を設けた
ものである。給水案内部材としては、例えば、やや厚手
の布、不織布、スポンジなどを用いることができる。
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となる
べき部分が形成され、前記袋体の内面における少なくと
も上下方向に延びる所定領域に、給水案内部材を設けた
ものである。給水案内部材としては、例えば、やや厚手
の布、不織布、スポンジなどを用いることができる。
【００１９】この第４の態様によれば、給水案内部材を
介して、袋体の内部に収容した土壌材の下方の部分や上
下方向の中央の部分などにも給水することができ、土壌
材にほぼ均一に撒水することができる。なお、給水案内
部材に給水したのちに適宜所望の箇所で側方から押圧し
てもよい。この場合には、給水案内部材に含まれた水を
所望の箇所でより多く土壌材に給水でき、好ましい。
介して、袋体の内部に収容した土壌材の下方の部分や上
下方向の中央の部分などにも給水することができ、土壌
材にほぼ均一に撒水することができる。なお、給水案内
部材に給水したのちに適宜所望の箇所で側方から押圧し
てもよい。この場合には、給水案内部材に含まれた水を
所望の箇所でより多く土壌材に給水でき、好ましい。
【００２０】本発明の第５の態様による吊り下げプラン
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となる
べき部分が形成され、前記袋体が、通気性及び保水力を
有する材料で構成されたものである。この材料は、特に
限定されるものではないが、例えば、所望の分布密度で
防水剤を付着させた布や不織布等を用いることができ
る。
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となる
べき部分が形成され、前記袋体が、通気性及び保水力を
有する材料で構成されたものである。この材料は、特に
限定されるものではないが、例えば、所望の分布密度で
防水剤を付着させた布や不織布等を用いることができ
る。
【００２１】この第５の態様によれば、袋体が通気性及
び保水力を有する材料で構成されているので、根が腐っ
てしまうようなことがなく、植物の栽培に支障を来すお
それがなくなる。
び保水力を有する材料で構成されているので、根が腐っ
てしまうようなことがなく、植物の栽培に支障を来すお
それがなくなる。
【００２２】本発明の第６の態様による吊り下げプラン
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となる
べき部分が形成され、前記部分は、前記袋体の上部付近
から下部付近まで実質的に連続する上下方向に延びた少
なくとも１本の切り込み又はミシン目であるものであ
る。
ターは、所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り下げ可
能に構成された袋体を備えた吊り下げプランターであっ
て、前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となる
べき部分が形成され、前記部分は、前記袋体の上部付近
から下部付近まで実質的に連続する上下方向に延びた少
なくとも１本の切り込み又はミシン目であるものであ
る。
【００２３】この第６の態様によれば、植物が挿通され
る挿通部となるべき部分が、袋体の上部付近から下部付
近まで実質的に連続する上下方向に延びた少なくとも１
本の切り込み又はミシン目であるので、複数の植物を植
える上下方向の位置を任意に定めることができ、植えよ
うとする植物の種類等に応じて植える位置の間隔を適宜
定めることができる。また、切り込み及びミシン目に沿
って切った切り込みは上下に長く延びているので、植物
の苗等を植える際には、当該切り込みを十分に拡げるこ
とができるので、苗植え作業が容易となる。なお、当該
袋体を吊り下げると、袋体の内部に収容した土壌材の自
重によって袋体が上下に引っ張られるので、前記切り込
みが開くことなく土壌材がこぼれ落ちるようなことはな
い。
る挿通部となるべき部分が、袋体の上部付近から下部付
近まで実質的に連続する上下方向に延びた少なくとも１
本の切り込み又はミシン目であるので、複数の植物を植
える上下方向の位置を任意に定めることができ、植えよ
うとする植物の種類等に応じて植える位置の間隔を適宜
定めることができる。また、切り込み及びミシン目に沿
って切った切り込みは上下に長く延びているので、植物
の苗等を植える際には、当該切り込みを十分に拡げるこ
とができるので、苗植え作業が容易となる。なお、当該
袋体を吊り下げると、袋体の内部に収容した土壌材の自
重によって袋体が上下に引っ張られるので、前記切り込
みが開くことなく土壌材がこぼれ落ちるようなことはな
い。
【００２４】なお、本発明では、前述した第１乃至第６
の態様は適宜組み合わせてもよいことは、言うまでもな
い。
の態様は適宜組み合わせてもよいことは、言うまでもな
い。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、本発明による吊り下げプラ
ンターについて、図面を参照して説明する。
ンターについて、図面を参照して説明する。
【００２６】（第１の実施の形態）図１は本発明の第１
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図１（ａ）はその概略正面図、図１（ｂ）は図１
（ａ）中のＡ−Ａ’線に沿った概略断面図である。
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図１（ａ）はその概略正面図、図１（ｂ）は図１
（ａ）中のＡ−Ａ’線に沿った概略断面図である。
【００２７】本実施の形態による吊り下げプランター
は、図１に示すように、所定箇所に直接又は吊り具を介
して吊り下げ可能に構成された袋体１から構成されてい
る。
は、図１に示すように、所定箇所に直接又は吊り具を介
して吊り下げ可能に構成された袋体１から構成されてい
る。
【００２８】本実施の形態では、袋体１は、２枚のポリ
エチレンシート２ａ，２ｂを重ね合わせて縦長に構成さ
れている。重ね合わせたシート２ａ，２ｂの上側部分
３、左辺に沿った部分４及び下辺に沿った部分５が、そ
れぞれヒートシールされている。表側のシート２ａにお
いて、上側部分３の下側に左右に延びる切り込み６が形
成され、この切り込み６が袋体１の上部開口となってい
る。
エチレンシート２ａ，２ｂを重ね合わせて縦長に構成さ
れている。重ね合わせたシート２ａ，２ｂの上側部分
３、左辺に沿った部分４及び下辺に沿った部分５が、そ
れぞれヒートシールされている。表側のシート２ａにお
いて、上側部分３の下側に左右に延びる切り込み６が形
成され、この切り込み６が袋体１の上部開口となってい
る。
【００２９】シート２ａ，２ｂの右辺に沿って上下方向
に延びる部分には、袋体１を開閉する開閉自在の開閉部
７が設けられている。本実施の形態では、開閉部６は、
マジックファスナー８ａ，８ｂを用いて構成されてい
る。すなわち、表側のシート２ａの内側面の右辺に沿っ
た部分にマジックファスナー８ａが接着され、裏面のシ
ート２ｂの内側面の右辺に沿った部分にマジックファス
ナー８ｂが接着されている。本実施の形態のように開閉
部７が切り込み６に達していることが好ましいが、開閉
部７は必ずしも切り込み６に達していなくてもよい。
に延びる部分には、袋体１を開閉する開閉自在の開閉部
７が設けられている。本実施の形態では、開閉部６は、
マジックファスナー８ａ，８ｂを用いて構成されてい
る。すなわち、表側のシート２ａの内側面の右辺に沿っ
た部分にマジックファスナー８ａが接着され、裏面のシ
ート２ｂの内側面の右辺に沿った部分にマジックファス
ナー８ｂが接着されている。本実施の形態のように開閉
部７が切り込み６に達していることが好ましいが、開閉
部７は必ずしも切り込み６に達していなくてもよい。
【００３０】ヒートシール部分３の左右両側には、それ
ぞれ吊り下げ用の孔９ａ，９ｂが形成されており、袋体
１は、これらの孔９ａ，９ｂを利用し、フック、紐材、
フック付き紐材等の吊り具を介して、ベランダの手摺り
や塀に設けたフックなどの所定箇所に吊り下げ可能とな
っている。
ぞれ吊り下げ用の孔９ａ，９ｂが形成されており、袋体
１は、これらの孔９ａ，９ｂを利用し、フック、紐材、
フック付き紐材等の吊り具を介して、ベランダの手摺り
や塀に設けたフックなどの所定箇所に吊り下げ可能とな
っている。
【００３１】表側のシート２ａには、植物が挿通される
挿通部となるべき部分として、複数の植物をそれぞれ挿
通すべき予め定めた複数の位置において、複数の十字状
の切り込み１０が形成されている。切り込み１０は、円
形やその他の形状に形成してもよいし、ミシン目に代え
てもよい。ミシン目とした場合には、使用者が当該ミシ
ン目に沿って切り取って挿通部とすればよい。
挿通部となるべき部分として、複数の植物をそれぞれ挿
通すべき予め定めた複数の位置において、複数の十字状
の切り込み１０が形成されている。切り込み１０は、円
形やその他の形状に形成してもよいし、ミシン目に代え
てもよい。ミシン目とした場合には、使用者が当該ミシ
ン目に沿って切り取って挿通部とすればよい。
【００３２】また、袋体１の下部には、袋体１の内部か
ら水を抜く水抜き孔１１が形成されている。
ら水を抜く水抜き孔１１が形成されている。
【００３３】本実施の形態によれば、袋体１内に培土や
水苔等の土壌材（図示せず）を収容し、袋体１の側面の
切り込み１０から植物の苗等を挿通して植え、孔９ａ，
９ｂを利用し前記吊り具によって、袋体１を所望の箇所
に吊り下げればよい。なお、植物は、植物は上方に向け
て伸びる。この吊り下げプランターでは、基本的に袋体
１で構成され、袋体１が吊り具を介して吊り下げられる
ので、その吊り具の構造は簡単で安価であることから、
全体としてもコストが低減され、経済的である。また、
この吊り下げプランターでは、袋体１の側面の切り込み
１０を挿通して植物を植えるので、必要に応じて複数の
吊り下げプランターを並設することによって、ベランダ
の手摺りや塀などを植物で埋め尽くすことも容易にな
る。
水苔等の土壌材（図示せず）を収容し、袋体１の側面の
切り込み１０から植物の苗等を挿通して植え、孔９ａ，
９ｂを利用し前記吊り具によって、袋体１を所望の箇所
に吊り下げればよい。なお、植物は、植物は上方に向け
て伸びる。この吊り下げプランターでは、基本的に袋体
１で構成され、袋体１が吊り具を介して吊り下げられる
ので、その吊り具の構造は簡単で安価であることから、
全体としてもコストが低減され、経済的である。また、
この吊り下げプランターでは、袋体１の側面の切り込み
１０を挿通して植物を植えるので、必要に応じて複数の
吊り下げプランターを並設することによって、ベランダ
の手摺りや塀などを植物で埋め尽くすことも容易にな
る。
【００３４】そして、本実施の形態では、上下方向に延
びて袋体１を開閉する自在の開閉部７が袋体１に設けら
れているので、袋体１を縦長に構成した場合であって
も、植物の苗等を植える際に開閉部７を開くことによっ
て、苗植え作業を容易に行うことができる。なお、苗植
え作業後には開閉部７を閉じればよい。
びて袋体１を開閉する自在の開閉部７が袋体１に設けら
れているので、袋体１を縦長に構成した場合であって
も、植物の苗等を植える際に開閉部７を開くことによっ
て、苗植え作業を容易に行うことができる。なお、苗植
え作業後には開閉部７を閉じればよい。
【００３５】なお、本発明では、袋体１の材料は、ポリ
エチレンに限定されるものではなく、他のヒートシール
可能なシート、プラスチックシート、布、不織布などを
用いることができる。袋体１の材料としては、通気性及
び保水力を有する材料を用いることが好ましい。このよ
うな材料としては、所望の分布密度で防水剤を付着させ
た布や不織布等を挙げることができる。また、袋体１の
材料として用いる通気性及び保水力を有する材料とし
て、通気性を有するフィルム、紙又は不織布等からなる
第１の材料層と、通気性、通水性及び保水力を有しかつ
ヒートシール性を有する第２の材料層とを、両者の間に
網状などに所望の分布密度で樹脂材料層を介在させて積
層した積層体を挙げることができる。このような積層体
は、例えば特開平１０−１５６９１９号公報に開示され
ているように、前記第１の材料と前記第２の材料との間
に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの各種の樹脂材
料に発泡剤又は水等を添加したものを押出機から押し出
してラミネートすることによって、製造することができ
る。前記第１の材料としては、不織布、吸水紙、ポリク
ロス等を挙げることができる。前記第１の材料として
は、ヒートシール性を有するレーヨン紙、ヒートシール
性を有する不織布（例えば、ポリプロピレン製の不織
布）、ポリクロス等を挙げることができる。なお、前述
した積層体を用いて袋体１を構成する場合には、前記第
１の材料層を外側にし前記第２の材料層を内側にするこ
とにより、ヒートシールにて袋体１を構成することがで
きる。
エチレンに限定されるものではなく、他のヒートシール
可能なシート、プラスチックシート、布、不織布などを
用いることができる。袋体１の材料としては、通気性及
び保水力を有する材料を用いることが好ましい。このよ
うな材料としては、所望の分布密度で防水剤を付着させ
た布や不織布等を挙げることができる。また、袋体１の
材料として用いる通気性及び保水力を有する材料とし
て、通気性を有するフィルム、紙又は不織布等からなる
第１の材料層と、通気性、通水性及び保水力を有しかつ
ヒートシール性を有する第２の材料層とを、両者の間に
網状などに所望の分布密度で樹脂材料層を介在させて積
層した積層体を挙げることができる。このような積層体
は、例えば特開平１０−１５６９１９号公報に開示され
ているように、前記第１の材料と前記第２の材料との間
に、ポリエチレンやポリプロピレンなどの各種の樹脂材
料に発泡剤又は水等を添加したものを押出機から押し出
してラミネートすることによって、製造することができ
る。前記第１の材料としては、不織布、吸水紙、ポリク
ロス等を挙げることができる。前記第１の材料として
は、ヒートシール性を有するレーヨン紙、ヒートシール
性を有する不織布（例えば、ポリプロピレン製の不織
布）、ポリクロス等を挙げることができる。なお、前述
した積層体を用いて袋体１を構成する場合には、前記第
１の材料層を外側にし前記第２の材料層を内側にするこ
とにより、ヒートシールにて袋体１を構成することがで
きる。
【００３６】また、本発明では、開閉部７は、マジック
ファスナー７ａ，７ｂを用いた構成に限定されるもので
はなく、例えば、ファスナー（互いに噛み合う金属など
の小片を二本のテープ等に取り付け、開閉できるように
したもの。）を用いたもの、ジッパー（凸条と凹条との
係合及び離脱により開閉できるようにしたもの）、ある
いは、ボタン（ボタン穴との組合せによるボタンでもよ
いし、互いに嵌合及び離脱自在の凸状のボタン部と凹状
とのボタン部との組合せによるものでもよい。）を用い
たものなどであってもよい。
ファスナー７ａ，７ｂを用いた構成に限定されるもので
はなく、例えば、ファスナー（互いに噛み合う金属など
の小片を二本のテープ等に取り付け、開閉できるように
したもの。）を用いたもの、ジッパー（凸条と凹条との
係合及び離脱により開閉できるようにしたもの）、ある
いは、ボタン（ボタン穴との組合せによるボタンでもよ
いし、互いに嵌合及び離脱自在の凸状のボタン部と凹状
とのボタン部との組合せによるものでもよい。）を用い
たものなどであってもよい。
【００３７】（第２の実施の形態）図２は本発明の第２
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図２（ａ）はその概略正面図、図２（ｂ）は図２
（ａ）中のＢ−Ｂ’線に沿った概略断面図である。図２
において、図１中の要素と同一又は対応する要素には同
一符号を付し、その重複する説明は省略する。
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図２（ａ）はその概略正面図、図２（ｂ）は図２
（ａ）中のＢ−Ｂ’線に沿った概略断面図である。図２
において、図１中の要素と同一又は対応する要素には同
一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【００３８】本実施の形態が前記第１の実施の形態と異
なる所は、以下の点のみである。すなわち、本実施の形
態では、上側のヒートシール部分３が三角形状に構成さ
れてその中央に三角形状の打ち抜き孔３ａが形成され、
この孔３ａを有するヒートシール部分３を利用して袋体
１が所定箇所に直接吊り下げ可能になっている。
なる所は、以下の点のみである。すなわち、本実施の形
態では、上側のヒートシール部分３が三角形状に構成さ
れてその中央に三角形状の打ち抜き孔３ａが形成され、
この孔３ａを有するヒートシール部分３を利用して袋体
１が所定箇所に直接吊り下げ可能になっている。
【００３９】また、本実施の形態では、開閉部７は設け
られておらず、重ね合わせたシート２ａ，２ｂの右辺に
沿った部分１２もヒートシールされている。
られておらず、重ね合わせたシート２ａ，２ｂの右辺に
沿った部分１２もヒートシールされている。
【００４０】さらに、本実施の形態では、袋体１の内部
が、土壌材を収容する収容室１５と、上下方向に延びる
とともに所定の箇所で収容室１５に連通する２つの給水
路１６ａ，１６ｂとに画成されるように、シート２ａ，
２ｂの一部同士がヒートシール（接着剤等でもよい）に
より接合されている。図２において、その接合部分を符
号１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１４ａ，１４ｂ，１４ｃで
示す。接合部分１３ａ，１３ｂ，１３ｃは、袋体１の左
辺の側において上方から順に互いに間隔をあけて直線状
に形成され、給水路１６ａを収容室１５から画成し、接
合部分１３ａ，１３ｂ間の間隔、接合部分１３ｂ，１３
ｃ間の間隔及び接合部分１３ｃの下方において、給水路
１６ａと収容室１５とを連通させている。接合部分１３
ａ，１３ｂ，１３ｃは上下方向に対して傾斜し、これに
より、給水路１６ａの収容室１５側のラインが、当該ラ
インの上部の位置から真っ直ぐ下方に下ろした位置が収
容室１５の位置となるように、上下方向に対して傾斜し
ている。接合部分１４ａ，１４ｂ，１４ｃは、袋体１の
右側部分に形成されて給水路１６ｂを収容室１５から画
成しているが、接合部分１３ａ，１３ｂ，１３ｃの場合
と同様である。
が、土壌材を収容する収容室１５と、上下方向に延びる
とともに所定の箇所で収容室１５に連通する２つの給水
路１６ａ，１６ｂとに画成されるように、シート２ａ，
２ｂの一部同士がヒートシール（接着剤等でもよい）に
より接合されている。図２において、その接合部分を符
号１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１４ａ，１４ｂ，１４ｃで
示す。接合部分１３ａ，１３ｂ，１３ｃは、袋体１の左
辺の側において上方から順に互いに間隔をあけて直線状
に形成され、給水路１６ａを収容室１５から画成し、接
合部分１３ａ，１３ｂ間の間隔、接合部分１３ｂ，１３
ｃ間の間隔及び接合部分１３ｃの下方において、給水路
１６ａと収容室１５とを連通させている。接合部分１３
ａ，１３ｂ，１３ｃは上下方向に対して傾斜し、これに
より、給水路１６ａの収容室１５側のラインが、当該ラ
インの上部の位置から真っ直ぐ下方に下ろした位置が収
容室１５の位置となるように、上下方向に対して傾斜し
ている。接合部分１４ａ，１４ｂ，１４ｃは、袋体１の
右側部分に形成されて給水路１６ｂを収容室１５から画
成しているが、接合部分１３ａ，１３ｂ，１３ｃの場合
と同様である。
【００４１】本実施の形態によれば、基本的に袋体１で
構成され、袋体１が直接に吊り下げられるので、全体と
してコストが低減され、経済的である。また、この吊り
下げプランターでは、必要に応じて複数の吊り下げプラ
ンターを並設することによって、ベランダの手摺りや塀
などを植物で埋め尽くすことも容易になる。
構成され、袋体１が直接に吊り下げられるので、全体と
してコストが低減され、経済的である。また、この吊り
下げプランターでは、必要に応じて複数の吊り下げプラ
ンターを並設することによって、ベランダの手摺りや塀
などを植物で埋め尽くすことも容易になる。
【００４２】そして、本実施の形態によれば、袋体１の
内部に、土壌材を収容する収容室１５のみならず給水路
１６ａ，１６ｂが形成されているので、給水路１６ａ，
１６ｂと収容室１５との連通箇所において、給水路１６
ａ，１６ｂを介して土壌材の下方の部分や上下方向の中
央の部分などに直接に給水することができる。このた
め、土壌材にほぼ均一に撒水することができる。また、
本実施の形態では、給水路１６ａ，１６ｂが、特別な部
材で構成されるのではなく、袋体１の一部同士を接合す
ることによって構成されているので、構造が簡単で安価
となる。さらに、本実施の形態では、給水路１６ａ，１
６ｂの収容室１５側のラインが前述したように傾斜して
いるので、給水路１６ａ，１６ｂにその上部から給水さ
れた水が、給水路１６ａ，１６ｂと収容室１５との連通
箇所から一層適切に収容室１５内の土壌材に導かれるの
で、好ましい。もっとも、本発明では、前記ラインは必
ずしも傾いている必要はない。
内部に、土壌材を収容する収容室１５のみならず給水路
１６ａ，１６ｂが形成されているので、給水路１６ａ，
１６ｂと収容室１５との連通箇所において、給水路１６
ａ，１６ｂを介して土壌材の下方の部分や上下方向の中
央の部分などに直接に給水することができる。このた
め、土壌材にほぼ均一に撒水することができる。また、
本実施の形態では、給水路１６ａ，１６ｂが、特別な部
材で構成されるのではなく、袋体１の一部同士を接合す
ることによって構成されているので、構造が簡単で安価
となる。さらに、本実施の形態では、給水路１６ａ，１
６ｂの収容室１５側のラインが前述したように傾斜して
いるので、給水路１６ａ，１６ｂにその上部から給水さ
れた水が、給水路１６ａ，１６ｂと収容室１５との連通
箇所から一層適切に収容室１５内の土壌材に導かれるの
で、好ましい。もっとも、本発明では、前記ラインは必
ずしも傾いている必要はない。
【００４３】（第３の実施の形態）図３は本発明の第３
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図３（ａ）はその概略正面図、図３（ｂ）は図３
（ａ）中のＣ−Ｃ’線に沿った概略断面図である。図３
において、図１及び図２中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図３（ａ）はその概略正面図、図３（ｂ）は図３
（ａ）中のＣ−Ｃ’線に沿った概略断面図である。図３
において、図１及び図２中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【００４４】本実施の形態が前記第２の実施の形態と異
なる所は、以下の点のみである。１枚のポリエチレンシ
ート２を左辺及び右辺で折り曲げていわゆる背貼り袋と
して構成されている。そして、その背貼り部分が、袋体
１を開閉する開閉自在の開閉部７として、マジックファ
スナー８ａ，８ｂを用いて構成されている。
なる所は、以下の点のみである。１枚のポリエチレンシ
ート２を左辺及び右辺で折り曲げていわゆる背貼り袋と
して構成されている。そして、その背貼り部分が、袋体
１を開閉する開閉自在の開閉部７として、マジックファ
スナー８ａ，８ｂを用いて構成されている。
【００４５】本実施の形態によれば、前記第１の実施の
形態と同様の利点及び前記第２の実施の形態と同様の利
点を同時に得ることができる。
形態と同様の利点及び前記第２の実施の形態と同様の利
点を同時に得ることができる。
【００４６】（第４の実施の形態）図４は本発明の第４
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図４（ａ）はその概略正面図、図４（ｂ）は図４
（ａ）中のＤ−Ｄ’線に沿った概略断面図である。図４
において、図１乃至図３中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図４（ａ）はその概略正面図、図４（ｂ）は図４
（ａ）中のＤ−Ｄ’線に沿った概略断面図である。図４
において、図１乃至図３中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【００４７】本実施の形態では、表側のシート２ａを左
右方向の中央部分を外側に凸部２０となって上下方向に
延びるように折り曲げ、その凸部２０の根元を上下方向
に断続的に直線状にヒートシールにより接合するととも
に、凸部２０の下部をヒートシールしている。図４にお
いて、その接合部分を符号２１ａ，２１ｂ，２１ｃ，２
１ｄで示す。接合部分２１ａ，２１ｂ，２１ｃによっ
て、袋体１の内部が、土壌材を収容する収容室１５と上
下方向に延びるとともに所定の箇所で収容室１５に連通
する給水路１６ａとに画成されるように、シート２ａの
一部同士が接合されている。本実施の形態では、凸部２
０の内部が給水路１６ａとなっている。なお、凸部２０
に相当するシート２ａの部分うち切り込み６より上側の
部分は、切除されている。
右方向の中央部分を外側に凸部２０となって上下方向に
延びるように折り曲げ、その凸部２０の根元を上下方向
に断続的に直線状にヒートシールにより接合するととも
に、凸部２０の下部をヒートシールしている。図４にお
いて、その接合部分を符号２１ａ，２１ｂ，２１ｃ，２
１ｄで示す。接合部分２１ａ，２１ｂ，２１ｃによっ
て、袋体１の内部が、土壌材を収容する収容室１５と上
下方向に延びるとともに所定の箇所で収容室１５に連通
する給水路１６ａとに画成されるように、シート２ａの
一部同士が接合されている。本実施の形態では、凸部２
０の内部が給水路１６ａとなっている。なお、凸部２０
に相当するシート２ａの部分うち切り込み６より上側の
部分は、切除されている。
【００４８】本実施の形態によれば、前記第２の実施の
形態と同様の利点を得ることができる。
形態と同様の利点を得ることができる。
【００４９】なお、本実施の形態において、前記第１の
実施の形態と同様に、ヒートシール部分１２に代えて開
閉部７を設けてもよいことは言うまでもない。
実施の形態と同様に、ヒートシール部分１２に代えて開
閉部７を設けてもよいことは言うまでもない。
【００５０】（第５の実施の形態）図５は本発明の第５
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図５（ａ）はその概略正面図、図５（ｂ）は図５
（ａ）中のＥ−Ｅ’線に沿った概略断面図である。図５
において、図１乃至図４中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図５（ａ）はその概略正面図、図５（ｂ）は図５
（ａ）中のＥ−Ｅ’線に沿った概略断面図である。図５
において、図１乃至図４中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【００５１】本実施の形態が前記第１の実施の形態と異
なる所は、開閉部７は設けられておらず、重ね合わせた
シート２ａ，２ｂの右辺に沿った部分１２もヒートシー
ルされている点と、袋体１の内面における上下方向に延
びる所定領域に給水案内部材３０が設けられている点の
みである。もっとも、ヒートヒートシール部分１２に代
えて開閉部７を設けてもよいことは言うまでもない。
なる所は、開閉部７は設けられておらず、重ね合わせた
シート２ａ，２ｂの右辺に沿った部分１２もヒートシー
ルされている点と、袋体１の内面における上下方向に延
びる所定領域に給水案内部材３０が設けられている点の
みである。もっとも、ヒートヒートシール部分１２に代
えて開閉部７を設けてもよいことは言うまでもない。
【００５２】給水案内部材３０は、本実施の形態では裏
側のシート２ｂの内面のほぼ全体の領域に設けられてい
るが、表側のシート２ｂの内面にも設けてもよいし、表
側のシート２ｂの内面の所定領域のみに設けてもよい。
給水案内部材３０としては、例えば、やや厚手の布、不
織布、スポンジなどを用いることができる。
側のシート２ｂの内面のほぼ全体の領域に設けられてい
るが、表側のシート２ｂの内面にも設けてもよいし、表
側のシート２ｂの内面の所定領域のみに設けてもよい。
給水案内部材３０としては、例えば、やや厚手の布、不
織布、スポンジなどを用いることができる。
【００５３】本実施の形態によれば、前記第２の実施の
形態と同様の利点を得ることができる。
形態と同様の利点を得ることができる。
【００５４】（第６の実施の形態）図６は本発明の第６
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図６（ａ）はその概略正面図、図６（ｂ）は図６
（ａ）中のＦ−Ｆ’線に沿った概略断面図である。図６
において、図１乃至図５中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
の実施の形態による吊り下げプランターを示す図であ
り、図６（ａ）はその概略正面図、図６（ｂ）は図６
（ａ）中のＦ−Ｆ’線に沿った概略断面図である。図６
において、図１乃至図５中の要素と同一又は対応する要
素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【００５５】本実施の形態が前記第１の実施の形態と異
なる所は、開閉部７は設けられておらず、重ね合わせた
シート２ａ，２ｂの右辺に沿った部分１２もヒートシー
ルされている点と、表側のシート２ａには、植物が挿通
される挿通部となるべき部分として、各植物の植え込み
位置に形成した十字状の切り込み１０に代えて、袋体１
の上部付近から下部付近まで連続する上下方向に延びた
少なくとも２本の切り込み４０が形成されている点のみ
である。もっとも、ヒートヒートシール部分１２に代え
て開閉部７を設けてもよいことは言うまでもない。な
お、切り込み４０は上下方向に完全に連続しておらずに
一部が断続していても、実質的に連続していればよい。
また、切り込み４０の代わりにミシン目を形成しておい
てもよい。
なる所は、開閉部７は設けられておらず、重ね合わせた
シート２ａ，２ｂの右辺に沿った部分１２もヒートシー
ルされている点と、表側のシート２ａには、植物が挿通
される挿通部となるべき部分として、各植物の植え込み
位置に形成した十字状の切り込み１０に代えて、袋体１
の上部付近から下部付近まで連続する上下方向に延びた
少なくとも２本の切り込み４０が形成されている点のみ
である。もっとも、ヒートヒートシール部分１２に代え
て開閉部７を設けてもよいことは言うまでもない。な
お、切り込み４０は上下方向に完全に連続しておらずに
一部が断続していても、実質的に連続していればよい。
また、切り込み４０の代わりにミシン目を形成しておい
てもよい。
【００５６】本実施の形態によれば、基本的に袋体１で
構成され、袋体１が直接に吊り下げられるので、全体と
してコストが低減され、経済的である。また、この吊り
下げプランターでは、必要に応じて複数の吊り下げプラ
ンターを並設することによって、ベランダの手摺りや塀
などを植物で埋め尽くすことも容易になる。
構成され、袋体１が直接に吊り下げられるので、全体と
してコストが低減され、経済的である。また、この吊り
下げプランターでは、必要に応じて複数の吊り下げプラ
ンターを並設することによって、ベランダの手摺りや塀
などを植物で埋め尽くすことも容易になる。
【００５７】そして、本実施の形態によれば、植物が挿
通される挿通部となるべき部分が、袋体１の上部付近か
ら下部付近まで連続する上下方向に延びた切り込み４０
であるので、複数の植物を植える上下方向の位置を任意
に定めることができ、植えようとする植物の種類等に応
じて植える位置の間隔を適宜定めることができる。ま
た、切り込み４０は上下に長く延びているので、植物の
苗等を植える際には、当該切り込み４０を十分に拡げる
ことができるので、苗植え作業が容易となる。なお、袋
体１を吊り下げると、袋体１の内部に収容した土壌材の
自重によって袋体１が上下に引っ張られるので、切り込
み４０が開くことなく土壌材がこぼれ落ちるようなこと
はない。
通される挿通部となるべき部分が、袋体１の上部付近か
ら下部付近まで連続する上下方向に延びた切り込み４０
であるので、複数の植物を植える上下方向の位置を任意
に定めることができ、植えようとする植物の種類等に応
じて植える位置の間隔を適宜定めることができる。ま
た、切り込み４０は上下に長く延びているので、植物の
苗等を植える際には、当該切り込み４０を十分に拡げる
ことができるので、苗植え作業が容易となる。なお、袋
体１を吊り下げると、袋体１の内部に収容した土壌材の
自重によって袋体１が上下に引っ張られるので、切り込
み４０が開くことなく土壌材がこぼれ落ちるようなこと
はない。
【００５８】なお、前記第１乃至第５の実施の形態にお
いても、本実施の形態と同様に切り込み１０に代えて切
り込み４０を形成してもよいことは、言うまでもない。
いても、本実施の形態と同様に切り込み１０に代えて切
り込み４０を形成してもよいことは、言うまでもない。
【００５９】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【００６０】例えば、前述した各実施の形態では袋体を
扁平形状に構成していたが、袋体は例えば円柱状等に構
成することも可能である。
扁平形状に構成していたが、袋体は例えば円柱状等に構
成することも可能である。
【００６１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
苗植え作業の容易な吊り下げプランターを提供すること
ができる。
苗植え作業の容易な吊り下げプランターを提供すること
ができる。
【００６２】また、本発明によれば、袋体の内部に収容
した土壌材にほぼ均一に撒水することができ、しかも構
造が簡単で安価な吊り下げプランターを提供することが
できる。
した土壌材にほぼ均一に撒水することができ、しかも構
造が簡単で安価な吊り下げプランターを提供することが
できる。
【００６３】さらに、本発明によれば、植物の栽培に支
障を来すおそれのない吊り下げプランターを提供するこ
とができる。
障を来すおそれのない吊り下げプランターを提供するこ
とができる。
【００６４】さらにまた、本発明によれば、複数の植物
を植える位置の自由度の高い吊り下げプランターを提供
することができる。
を植える位置の自由度の高い吊り下げプランターを提供
することができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態による吊り下げプラ
ンターを示す図である。
ンターを示す図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態による吊り下げプラ
ンターを示す図である。
ンターを示す図である。
【図３】本発明の第３の実施の形態による吊り下げプラ
ンターを示す図である。
ンターを示す図である。
【図４】本発明の第４の実施の形態による吊り下げプラ
ンターを示す図である。
ンターを示す図である。
【図５】本発明の第５の実施の形態による吊り下げプラ
ンターを示す図である。
ンターを示す図である。
【図６】本発明の第６の実施の形態による吊り下げプラ
ンターを示す図である。
ンターを示す図である。
１ 袋体 ２，２ａ，２ｂ シート ３，４，５，１２，１３ａ〜１３ｃ，１４ａ〜１４ｃ
ヒートシール部分 ６ 切り込み（上部開口） ７ 開閉部 ８ａ，８ｂ マジックファスナー ９ａ，９ｂ 吊り下げ用の孔 １０，４０ 切り込み １１ 水抜き孔 １５ 収容室 １６ａ，１６ｂ 給水路 ２０ 凸部 ２１ａ〜２１ｄ ヒートシール部分 ３０ 給水案内部材 ４０ 切り込み
ヒートシール部分 ６ 切り込み（上部開口） ７ 開閉部 ８ａ，８ｂ マジックファスナー ９ａ，９ｂ 吊り下げ用の孔 １０，４０ 切り込み １１ 水抜き孔 １５ 収容室 １６ａ，１６ｂ 給水路 ２０ 凸部 ２１ａ〜２１ｄ ヒートシール部分 ３０ 給水案内部材 ４０ 切り込み
Claims (6)
- 【請求項１】 所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り
下げ可能に構成された袋体を備えた吊り下げプランター
であって、 前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となるべき
部分が形成され、 前記袋体に、上下方向に延び前記袋体を開閉する開閉自
在の開閉部が設けられたことを特徴とする吊り下げプラ
ンター。 - 【請求項２】 所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り
下げ可能に構成された袋体を備えた吊り下げプランター
であって、 前記袋体の側面に植物が挿通される挿通部となるべき部
分が形成され、 前記袋体の内部が、土壌材を収容する収容室と、上下方
向に延びるとともに所定の１つ以上の箇所で前記収容室
に連通する少なくとも１つの給水路とに画成されるよう
に、前記袋体の一部同士が接合されたことを特徴とする
吊り下げプランター。 - 【請求項３】 前記給水路の前記収容室側のラインが、
当該ラインの上部の位置から真っ直ぐ下方に下ろした位
置が前記収容室の位置となるように、上下方向に対して
傾斜したことを特徴とする請求項２記載の吊り下げプラ
ンター。 - 【請求項４】 所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り
下げ可能に構成された袋体を備えた吊り下げプランター
であって、 前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となるべき
部分が形成され、 前記袋体の内面における少なくとも上下方向に延びる所
定領域に、給水案内部材を設けたことを特徴とする吊り
下げプランター。 - 【請求項５】 所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り
下げ可能に構成された袋体を備えた吊り下げプランター
であって、 前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となるべき
部分が形成され、 前記袋体が、通気性及び保水力を有する材料で構成され
たことを特徴とする吊り下げプランター。 - 【請求項６】 所定箇所に直接又は吊り具を介して吊り
下げ可能に構成された袋体を備えた吊り下げプランター
であって、 前記袋体の側面に、植物が挿通される挿通部となるべき
部分が形成され、 前記部分は、前記袋体の上部付近から下部付近まで実質
的に連続する上下方向に延びた少なくとも１本の切り込
み又はミシン目であることを特徴とする吊り下げプラン
ター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10259270A JP2000069854A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 吊り下げプランター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10259270A JP2000069854A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 吊り下げプランター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000069854A true JP2000069854A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17331772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10259270A Pending JP2000069854A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 吊り下げプランター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000069854A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002045044A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-12 | Seiwa:Kk | 植物栽培用バッグ及び植物栽培用器具 |
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| JP2009142232A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | I & Plus Co Ltd | 差込可能な種子と栽培容器 |
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| US7845112B2 (en) | 2008-04-12 | 2010-12-07 | Felknor Ventures Llc | Plant retainer for retaining a plant for growth from the side or bottom of a planter |
| CN103081753A (zh) * | 2013-03-01 | 2013-05-08 | 张帆 | 简易全方位立体种植袋及其种植方法 |
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| US10426107B2 (en) * | 2010-06-17 | 2019-10-01 | Jardin Holdings I, Llc | Grow bag system with irrigation |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10259270A patent/JP2000069854A/ja active Pending
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| JP7083759B2 (ja) | 2016-06-14 | 2022-06-13 | フレイト ファームズ， インコーポレイテッド | 植物栽培用の縦型組立品 |
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