JP2000069601A - 小型電動車の電源装置 - Google Patents
小型電動車の電源装置Info
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 2
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 102100033029 Carbonic anhydrase-related protein 11 Human genes 0.000 description 1
- 101000867841 Homo sapiens Carbonic anhydrase-related protein 11 Proteins 0.000 description 1
- 101001075218 Homo sapiens Gastrokine-1 Proteins 0.000 description 1
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- 102100029324 Peptidase inhibitor 16 Human genes 0.000 description 1
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型電動車に搭載されるバッテリーの交換時
期を的確に自動的に判断して操縦者に報知することので
きるようにする。 【解決手段】 バッテリー7Aの端子間電圧を検出する
電圧検出手段11を設けるとともに、バッテリー7Aの
使用開始時から積算される総放電量を算出する積算放電
量算出手段12を設け、該積算放電量算出手段11で算
出される積算総放電量に対応して走行始動時におけるバ
ッテリー端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定する基
準電圧範囲設定手段15を設け、該基準電圧範囲設定手
段15の情報に基づいて、走行始動時において実際のバ
ッテリー端子間電圧値が基準電圧範囲の下限値よりも低
いときに警報手段21を作動させるようにバッテリーの
劣化状態を判断する第1判断手段16を設けてある小型
電動車の電源装置。
期を的確に自動的に判断して操縦者に報知することので
きるようにする。 【解決手段】 バッテリー7Aの端子間電圧を検出する
電圧検出手段11を設けるとともに、バッテリー7Aの
使用開始時から積算される総放電量を算出する積算放電
量算出手段12を設け、該積算放電量算出手段11で算
出される積算総放電量に対応して走行始動時におけるバ
ッテリー端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定する基
準電圧範囲設定手段15を設け、該基準電圧範囲設定手
段15の情報に基づいて、走行始動時において実際のバ
ッテリー端子間電圧値が基準電圧範囲の下限値よりも低
いときに警報手段21を作動させるようにバッテリーの
劣化状態を判断する第1判断手段16を設けてある小型
電動車の電源装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電可能なバッテ
リーを搭載した小型電動車の電源装置に関する。
リーを搭載した小型電動車の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型電動車のバッテリーの使用可
能な状態、逆にいえば劣化状態を判断するにあたって、
操縦者がバッテリー容量の残量を表示する表示手段を見
て、表示されたその残量の低下する速さによって、操縦
者が判断するようにしていた。つまり、残量の低下が速
い場合には、バッテリーの能力が劣化してきていると判
断し、遅い場合には、まだ正常に使用できると判断する
のであって、劣化したバッテリーについては新品と交換
することになる。
能な状態、逆にいえば劣化状態を判断するにあたって、
操縦者がバッテリー容量の残量を表示する表示手段を見
て、表示されたその残量の低下する速さによって、操縦
者が判断するようにしていた。つまり、残量の低下が速
い場合には、バッテリーの能力が劣化してきていると判
断し、遅い場合には、まだ正常に使用できると判断する
のであって、劣化したバッテリーについては新品と交換
することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高齢者
等の判断能力の低い運転者が運転している場合には、バ
ッテリー容量の低下の速さからバッテリーの劣化状態を
判断することが難しいものであった。すなわち、表示手
段での表示されるバッテリー容量の低下の速さまで的確
に判断することは困難であった。そのため、劣化の著し
いバッテリーであるにもかかわらず、そのまま使用した
ため、急速にバッテリー容量が低下して走行途中で電動
モータを駆動できなくなってしまうような不具合の発生
する虞れがあった。
等の判断能力の低い運転者が運転している場合には、バ
ッテリー容量の低下の速さからバッテリーの劣化状態を
判断することが難しいものであった。すなわち、表示手
段での表示されるバッテリー容量の低下の速さまで的確
に判断することは困難であった。そのため、劣化の著し
いバッテリーであるにもかかわらず、そのまま使用した
ため、急速にバッテリー容量が低下して走行途中で電動
モータを駆動できなくなってしまうような不具合の発生
する虞れがあった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、バッテリーの交換時期を的確に自動的に判断
して操縦者に報知することのできる小型電動車の電源装
置の提供を目的とする。
であって、バッテリーの交換時期を的確に自動的に判断
して操縦者に報知することのできる小型電動車の電源装
置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求
項1にかかる小型電動車の電源装置は、バッテリーの端
子間電圧を検出する電圧検出手段を設けるとともに、前
記バッテリーの使用開始時から積算される総放電量を算
出する積算放電量算出手段を設け、該積算放電量算出手
段で算出される積算総放電量に対応して走行始動時にお
けるバッテリー端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定
する基準電圧範囲設定手段を設け、該基準電圧範囲設定
手段の情報に基づいて、走行始動時において実際のバッ
テリー端子間電圧値が前記基準電圧範囲の下限値よりも
低いときに警報手段を作動させるようにバッテリーの劣
化状態を判断する第1判断手段を設けてあることを特徴
構成とする。
項1にかかる小型電動車の電源装置は、バッテリーの端
子間電圧を検出する電圧検出手段を設けるとともに、前
記バッテリーの使用開始時から積算される総放電量を算
出する積算放電量算出手段を設け、該積算放電量算出手
段で算出される積算総放電量に対応して走行始動時にお
けるバッテリー端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定
する基準電圧範囲設定手段を設け、該基準電圧範囲設定
手段の情報に基づいて、走行始動時において実際のバッ
テリー端子間電圧値が前記基準電圧範囲の下限値よりも
低いときに警報手段を作動させるようにバッテリーの劣
化状態を判断する第1判断手段を設けてあることを特徴
構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、バッテリーの使用に伴う積算総放電量に対応
して予め設定される走行始動時におけるバッテリーの端
子間電圧の標準的な値と、実際のバッテリーの端子間電
圧値とを比較して、その標準的なバッテリーの端子間電
圧値の下限値よりも実際の端子間電圧値が低いと、バッ
テリーが劣化していると判断するものであるから、バッ
テリーが劣化すると、走行始動時においては、正常なバ
ッテリーの端子間電圧の値よりも実際のバッテリーの端
子間電圧の値の低下の割合が大きなものとなるととも
に、それもバッテリーの経時的な蓄電能力の低下に対応
して、その使用開始時からの総放電量に対応する正常な
バッテリーの蓄電能力にも対応してバッテリーが劣化し
ているか否か自動的に的確に判断して、作業者に警報を
発して報知することになる。
によれば、バッテリーの使用に伴う積算総放電量に対応
して予め設定される走行始動時におけるバッテリーの端
子間電圧の標準的な値と、実際のバッテリーの端子間電
圧値とを比較して、その標準的なバッテリーの端子間電
圧値の下限値よりも実際の端子間電圧値が低いと、バッ
テリーが劣化していると判断するものであるから、バッ
テリーが劣化すると、走行始動時においては、正常なバ
ッテリーの端子間電圧の値よりも実際のバッテリーの端
子間電圧の値の低下の割合が大きなものとなるととも
に、それもバッテリーの経時的な蓄電能力の低下に対応
して、その使用開始時からの総放電量に対応する正常な
バッテリーの蓄電能力にも対応してバッテリーが劣化し
ているか否か自動的に的確に判断して、作業者に警報を
発して報知することになる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、バッテリーの劣化の状態を自動的に
判断して作業者に警報を発するようにしているから、従
来、人間によりバッテリーの交換時期を判断するもので
あったのが、高齢者等のように判断能力の低い操縦者で
あってもその判断を簡易に行えるようになり、バッテリ
ーを新品に交換することで、バッテリーの容量不足によ
って走行中不当に走行不能になることも回避できる。ま
た、走行始動時にその判断を行うものであるから、ある
程度走行可能な状態を維持したまま、バッテリーの交換
を促すことができるので、バッテリー交換場所まで電動
車に乗って移動することができる等の利点がある。
かる構成によれば、バッテリーの劣化の状態を自動的に
判断して作業者に警報を発するようにしているから、従
来、人間によりバッテリーの交換時期を判断するもので
あったのが、高齢者等のように判断能力の低い操縦者で
あってもその判断を簡易に行えるようになり、バッテリ
ーを新品に交換することで、バッテリーの容量不足によ
って走行中不当に走行不能になることも回避できる。ま
た、走行始動時にその判断を行うものであるから、ある
程度走行可能な状態を維持したまま、バッテリーの交換
を促すことができるので、バッテリー交換場所まで電動
車に乗って移動することができる等の利点がある。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる小型
電動車の電源装置は、複数個のバッテリーを直列接続し
て電力供給するように構成するとともに、前記バッテリ
ーの個別の端子間電圧値を検出する個別電圧検出手段を
設け、前記各バッテリーの使用開始時から積算される総
放電量を算出する積算放電量算出手段を設け、該積算放
電量算出手段で算出される積算総放電量に対応して走行
始動時における各バッテリーのバッテリー端子間電圧値
の差の量の許容範囲を予め設定する電圧差範囲設定手段
を設け、該電圧差範囲設定手段の情報に基づいて、走行
始動時において実際の各バッテリーのバッテリー端子間
電圧値が前記差の量の許容範囲を越えると警報手段を作
動させるようにバッテリーの劣化状態を判断する第2判
断手段を設けてあることを特徴構成とする。
電動車の電源装置は、複数個のバッテリーを直列接続し
て電力供給するように構成するとともに、前記バッテリ
ーの個別の端子間電圧値を検出する個別電圧検出手段を
設け、前記各バッテリーの使用開始時から積算される総
放電量を算出する積算放電量算出手段を設け、該積算放
電量算出手段で算出される積算総放電量に対応して走行
始動時における各バッテリーのバッテリー端子間電圧値
の差の量の許容範囲を予め設定する電圧差範囲設定手段
を設け、該電圧差範囲設定手段の情報に基づいて、走行
始動時において実際の各バッテリーのバッテリー端子間
電圧値が前記差の量の許容範囲を越えると警報手段を作
動させるようにバッテリーの劣化状態を判断する第2判
断手段を設けてあることを特徴構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、走行始動時にバッテリー毎の端子間電圧をみ
て、その電圧の値の差が所定以上に大きい場合に、一方
のバッテリーの劣化が他方よりも著しいものとなってい
ると判断することになる。
によれば、走行始動時にバッテリー毎の端子間電圧をみ
て、その電圧の値の差が所定以上に大きい場合に、一方
のバッテリーの劣化が他方よりも著しいものとなってい
ると判断することになる。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、走行開始時点でのバッテリの劣化の
状況の自動的な判断によって、例えば高齢者等のように
判断能力の低い操縦者であってもバッテリーの交換の時
期を適正に判断できるとともに、走行開始時においては
ある程度の走行が可能なままにバッテリー容量を残して
いるので、バッテリー交換するための作業場所までの車
体移動を可能にする利点がある。
かる構成によれば、走行開始時点でのバッテリの劣化の
状況の自動的な判断によって、例えば高齢者等のように
判断能力の低い操縦者であってもバッテリーの交換の時
期を適正に判断できるとともに、走行開始時においては
ある程度の走行が可能なままにバッテリー容量を残して
いるので、バッテリー交換するための作業場所までの車
体移動を可能にする利点がある。
【0011】(構成) 本発明の請求項3にかかる小型
電動車の電源装置は、複数個のバッテリーの端子間電圧
を検出する電圧検出手段を設けるとともに、前記バッテ
リーの使用開始時から積算される総放電量を算出する積
算放電量算出手段を設け、該積算放電量算出手段で算出
される積算総放電量に対応して走行始動時におけるバッ
テリー端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定する基準
電圧範囲設定手段を設け、該基準電圧範囲設定手段の情
報に基づいて、走行始動時において実際のバッテリー端
子間電圧値が前記基準電圧範囲の下限値よりも低いとき
に警報手段を作動させるようにバッテリーの劣化状態を
判断する第1判断手段を設け、前記複数個のバッテリー
を直列接続して電力供給するように構成するとともに、
前記バッテリーの個別の端子間電圧値を検出する個別電
圧検出手段を設け、前記各バッテリーの使用開始時から
積算される総放電量を算出する積算放電量算出手段を設
け、該積算放電量算出手段で算出される積算総放電量に
対応して走行始動時における各バッテリーのバッテリー
端子間電圧値の差の量の許容範囲を予め設定する電圧差
範囲設定手段を設け、該電圧差範囲設定手段の情報に基
づいて、走行始動時において実際の各バッテリーのバッ
テリー端子間電圧値が前記差の量の許容範囲を越えると
警報手段を作動させるようにバッテリーの劣化状態を判
断する第2判断手段を設けてあることを特徴構成とす
る。
電動車の電源装置は、複数個のバッテリーの端子間電圧
を検出する電圧検出手段を設けるとともに、前記バッテ
リーの使用開始時から積算される総放電量を算出する積
算放電量算出手段を設け、該積算放電量算出手段で算出
される積算総放電量に対応して走行始動時におけるバッ
テリー端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定する基準
電圧範囲設定手段を設け、該基準電圧範囲設定手段の情
報に基づいて、走行始動時において実際のバッテリー端
子間電圧値が前記基準電圧範囲の下限値よりも低いとき
に警報手段を作動させるようにバッテリーの劣化状態を
判断する第1判断手段を設け、前記複数個のバッテリー
を直列接続して電力供給するように構成するとともに、
前記バッテリーの個別の端子間電圧値を検出する個別電
圧検出手段を設け、前記各バッテリーの使用開始時から
積算される総放電量を算出する積算放電量算出手段を設
け、該積算放電量算出手段で算出される積算総放電量に
対応して走行始動時における各バッテリーのバッテリー
端子間電圧値の差の量の許容範囲を予め設定する電圧差
範囲設定手段を設け、該電圧差範囲設定手段の情報に基
づいて、走行始動時において実際の各バッテリーのバッ
テリー端子間電圧値が前記差の量の許容範囲を越えると
警報手段を作動させるようにバッテリーの劣化状態を判
断する第2判断手段を設けてあることを特徴構成とす
る。
【0012】(作用) 本発明の請求項3にかかる構成
によれば、バッテリーが劣化すると、走行始動時におい
ては、正常なバッテリーの端子間電圧の値よりも実際の
バッテリーの端子間電圧の値の低下の割合が大きなもの
となるとともに、それもバッテリーの経時的な蓄電能力
の低下に対応して、その使用開始時からの総放電量に対
応する正常なバッテリーの蓄電能力に比較してバッテリ
ーが劣化しているか否か自動的に判断して、作業者に警
報を発して報知することになる。さらに、走行始動時に
バッテリー毎の端子間電圧をみて、その電圧の値の差が
所定以上に大きい場合に、一方のバッテリーの劣化が他
方よりも著しいものとなっていると判断することにな
る。よって、この2つのバッテリー劣化状態判断手段に
よりバッテリーの劣化状態を判断する。
によれば、バッテリーが劣化すると、走行始動時におい
ては、正常なバッテリーの端子間電圧の値よりも実際の
バッテリーの端子間電圧の値の低下の割合が大きなもの
となるとともに、それもバッテリーの経時的な蓄電能力
の低下に対応して、その使用開始時からの総放電量に対
応する正常なバッテリーの蓄電能力に比較してバッテリ
ーが劣化しているか否か自動的に判断して、作業者に警
報を発して報知することになる。さらに、走行始動時に
バッテリー毎の端子間電圧をみて、その電圧の値の差が
所定以上に大きい場合に、一方のバッテリーの劣化が他
方よりも著しいものとなっていると判断することにな
る。よって、この2つのバッテリー劣化状態判断手段に
よりバッテリーの劣化状態を判断する。
【0013】(効果) 従って、本発明の請求項3にか
かる構成によれば、バッテリーの劣化の状態を自動的に
判断して作業者に警報を発するようにしているから、従
来、人間によりバッテリーの交換時期を判断するもので
あったのが、その判断を簡易に行ってバッテリーを新品
に交換できることで、バッテリーの容量不足によって走
行中不当に走行不能になることもない。また、走行始動
時にその判断を行うものであるから、ある程度走行可能
な状態を維持したまま、バッテリーの交換を促すことが
できるので、バッテリー交換場所まで電動車に乗って移
動することができる等の利点がある。また、2つのバッ
テリー劣化状態判断手段でバッテリーの劣化状態を判断
するものであるから、1つのバッテリー劣化状態判断手
段を設けるものよりも一層確実性高くバッテリーの劣化
状態を判断できる。
かる構成によれば、バッテリーの劣化の状態を自動的に
判断して作業者に警報を発するようにしているから、従
来、人間によりバッテリーの交換時期を判断するもので
あったのが、その判断を簡易に行ってバッテリーを新品
に交換できることで、バッテリーの容量不足によって走
行中不当に走行不能になることもない。また、走行始動
時にその判断を行うものであるから、ある程度走行可能
な状態を維持したまま、バッテリーの交換を促すことが
できるので、バッテリー交換場所まで電動車に乗って移
動することができる等の利点がある。また、2つのバッ
テリー劣化状態判断手段でバッテリーの劣化状態を判断
するものであるから、1つのバッテリー劣化状態判断手
段を設けるものよりも一層確実性高くバッテリーの劣化
状態を判断できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、小型電動車を示してい
る。この小型電動車は、操縦ハンドル1で操向操作され
る単一輪の前車輪2と、電動モータ3で駆動される左右
一対の後車輪4,4とで支持された車体フレーム5に、
搭乗用の座席6、電源部7、制御装置8等を装備して構
成している。
に基づいて説明する。図1に、小型電動車を示してい
る。この小型電動車は、操縦ハンドル1で操向操作され
る単一輪の前車輪2と、電動モータ3で駆動される左右
一対の後車輪4,4とで支持された車体フレーム5に、
搭乗用の座席6、電源部7、制御装置8等を装備して構
成している。
【0015】そして、電源部7は、図2に示すように、
充電器9で充電可能なバッテリー7A,7Aを左右一対
配置してそれらを直列接続したものであって、このバッ
テリー7A,7Aから制御装置8を介して電動モータ3
や前照灯等へ電力供給するようにしている。また、左右
それぞれのバッテリー7A,7Aの個別の端子間電圧値
を検出するための個別電圧検出手段10,10を設けて
いる。この両検出手段10,10は、各バッテリー7
A,7Aの端子間に介装した電圧測定用抵抗(図示せ
ず)に電源が入り状態、つまり電動モータ3等への電力
供給可能な回路状態となっているときに流れる電流値に
基づいて各バッテリー7A,7A毎に検出するものであ
って、該検出値同士を足した値を電源部7全体のバッテ
リーの端子間電圧を検出する電圧検出手段11にも兼用
されている。そして、個別電圧検出手段10,10でそ
れぞれ検出された電圧値情報は、制御装置8に入力され
る。
充電器9で充電可能なバッテリー7A,7Aを左右一対
配置してそれらを直列接続したものであって、このバッ
テリー7A,7Aから制御装置8を介して電動モータ3
や前照灯等へ電力供給するようにしている。また、左右
それぞれのバッテリー7A,7Aの個別の端子間電圧値
を検出するための個別電圧検出手段10,10を設けて
いる。この両検出手段10,10は、各バッテリー7
A,7Aの端子間に介装した電圧測定用抵抗(図示せ
ず)に電源が入り状態、つまり電動モータ3等への電力
供給可能な回路状態となっているときに流れる電流値に
基づいて各バッテリー7A,7A毎に検出するものであ
って、該検出値同士を足した値を電源部7全体のバッテ
リーの端子間電圧を検出する電圧検出手段11にも兼用
されている。そして、個別電圧検出手段10,10でそ
れぞれ検出された電圧値情報は、制御装置8に入力され
る。
【0016】制御装置8は、マイクロコンピュータで制
御されるように構成しているものであって、使用開始時
からの各バッテリー7A,7Aの総放電量を積算して算
出する積算放電量算出手段12を設けている。この積算
放電量算出手段12は、バッテリー7Aの使用開始時つ
まり新品のバッテリー7Aを搭載装備した状態で使用開
始したときからの全放電量を積算するものである。詳述
すると、バッテリー7A,7Aから電動モータ3及びそ
の他の電装品への出力信号線に出力された電流量を検出
するための放電電流値検出手段13を設けているととも
に、この放電電流値検出手段13により検出される放電
電流量を前記積算放電量算出手段12に入力して、この
積算放電量算出手段12において、使用開始時からの各
バッテリー7A,7Aの総放電量を積算し、この積算さ
れた総放電量情報を制御装置8に備える記憶手段14に
記憶し、その記憶される情報の更新をバッテリー7A,
7Aの使用に伴い行っている。そして、電源投入をした
後で走行開始時における両バッテリー7A,7Aの端子
間電圧の値と、両バッテリー7A,7Aの総放電量との
関係を予め制御装置8に備える記憶手段14にテーブル
として記憶している(図4のグラフ参照)。この記憶手
段14におけるこのテーブルの設定されている領域は基
準電圧範囲設定手段15を構成している。このテーブル
のデータに基づいて、その実際の両バッテリー7A,7
Aの端子間電圧値が許容範囲内にあるかどうか判断して
バッテリー7A,7Aの劣化状態を判断する第1判断手
段16を制御装置8に設けている。さらに、電源投入が
なされたこと、つまり小型電動車を始動可能な状態にす
るキースイッチがオン状態に切り換えられたこと(図3
におけるステップS1)を検出する電源投入検出手段1
7と、操縦ハンドル1に設けたアクセルレバー18の操
作指令が電源投入後の最初のものであることを検出する
走行始動検出手段19を制御装置8に設けている。そし
て、バッテリー7A,7Aの端子間電圧Vの値を検出し
(図3におけるステップ3)、走行始動検出手段19に
より走行始動時であること(図3におけるステップS
2)を条件として、前記第1判断手段16は、前記積算
放電量算出手段12で積算された現時点での総放電量I
(図3におけるステップS4)に対応する前記基準電圧
範囲設定手段15における基準電圧範囲内に、走行始動
時となる現時点での前記電圧検出手段11によるバッテ
リー7A,7Aの端子間電圧Vの値が有るか、該検出値
がその基準電圧範囲の下限値VLよりも低い値となって
いるかを判断し(図3におけるステップS5)、その判
断結果に基づいて、両バッテリー7A,7Aが直列接続
された状態での端子間電圧の値が、走行開始時におい
て、基準電圧範囲の下限よりも低いときには、操縦ハン
ドル1の中央箇所に設けた表示パネル20における警報
手段としての表示ランプ21を点滅点灯させる(図3に
おけるステップS6)ように構成している。尚、警報手
段としてはブザー等の音声によるものでも良い。また、
基準電圧範囲設定手段15としては、バッテリーの温度
に対応して補正した値をテーブルとして設定するように
しても良い。この場合、バッテリーの温度も検出できる
ようにして、その温度及び積算放電量に基づいてバッテ
リーの端子間電圧の許容範囲が設定される。
御されるように構成しているものであって、使用開始時
からの各バッテリー7A,7Aの総放電量を積算して算
出する積算放電量算出手段12を設けている。この積算
放電量算出手段12は、バッテリー7Aの使用開始時つ
まり新品のバッテリー7Aを搭載装備した状態で使用開
始したときからの全放電量を積算するものである。詳述
すると、バッテリー7A,7Aから電動モータ3及びそ
の他の電装品への出力信号線に出力された電流量を検出
するための放電電流値検出手段13を設けているととも
に、この放電電流値検出手段13により検出される放電
電流量を前記積算放電量算出手段12に入力して、この
積算放電量算出手段12において、使用開始時からの各
バッテリー7A,7Aの総放電量を積算し、この積算さ
れた総放電量情報を制御装置8に備える記憶手段14に
記憶し、その記憶される情報の更新をバッテリー7A,
7Aの使用に伴い行っている。そして、電源投入をした
後で走行開始時における両バッテリー7A,7Aの端子
間電圧の値と、両バッテリー7A,7Aの総放電量との
関係を予め制御装置8に備える記憶手段14にテーブル
として記憶している(図4のグラフ参照)。この記憶手
段14におけるこのテーブルの設定されている領域は基
準電圧範囲設定手段15を構成している。このテーブル
のデータに基づいて、その実際の両バッテリー7A,7
Aの端子間電圧値が許容範囲内にあるかどうか判断して
バッテリー7A,7Aの劣化状態を判断する第1判断手
段16を制御装置8に設けている。さらに、電源投入が
なされたこと、つまり小型電動車を始動可能な状態にす
るキースイッチがオン状態に切り換えられたこと(図3
におけるステップS1)を検出する電源投入検出手段1
7と、操縦ハンドル1に設けたアクセルレバー18の操
作指令が電源投入後の最初のものであることを検出する
走行始動検出手段19を制御装置8に設けている。そし
て、バッテリー7A,7Aの端子間電圧Vの値を検出し
(図3におけるステップ3)、走行始動検出手段19に
より走行始動時であること(図3におけるステップS
2)を条件として、前記第1判断手段16は、前記積算
放電量算出手段12で積算された現時点での総放電量I
(図3におけるステップS4)に対応する前記基準電圧
範囲設定手段15における基準電圧範囲内に、走行始動
時となる現時点での前記電圧検出手段11によるバッテ
リー7A,7Aの端子間電圧Vの値が有るか、該検出値
がその基準電圧範囲の下限値VLよりも低い値となって
いるかを判断し(図3におけるステップS5)、その判
断結果に基づいて、両バッテリー7A,7Aが直列接続
された状態での端子間電圧の値が、走行開始時におい
て、基準電圧範囲の下限よりも低いときには、操縦ハン
ドル1の中央箇所に設けた表示パネル20における警報
手段としての表示ランプ21を点滅点灯させる(図3に
おけるステップS6)ように構成している。尚、警報手
段としてはブザー等の音声によるものでも良い。また、
基準電圧範囲設定手段15としては、バッテリーの温度
に対応して補正した値をテーブルとして設定するように
しても良い。この場合、バッテリーの温度も検出できる
ようにして、その温度及び積算放電量に基づいてバッテ
リーの端子間電圧の許容範囲が設定される。
【0017】従って、バッテリー7A,7Aの劣化状態
を明確に判断できるとともに、劣化していると判断する
と表示ランプ21を表示作動するから、操縦者は、走行
開始する前にバッテリーの使用が十分可能か否か判断で
きるものとなっている。尚、両バッテリー7A,7Aが
充電器9で充電されて満充電(フル充電)状態にした後
の走行始動時において、上記第1判断手段16による判
断を行うように設定しているのであって、精度の高いバ
ッテリーの劣化状態の判断が行えるようになっている。
また、バッテリー7A,7Aを新品と交換したときに
は、前記積算放電量算出手段12の積算値をリセットで
きるようにして、その交換後のバッテリー7A,7Aに
ついての総放電量を積算するようにしている。
を明確に判断できるとともに、劣化していると判断する
と表示ランプ21を表示作動するから、操縦者は、走行
開始する前にバッテリーの使用が十分可能か否か判断で
きるものとなっている。尚、両バッテリー7A,7Aが
充電器9で充電されて満充電(フル充電)状態にした後
の走行始動時において、上記第1判断手段16による判
断を行うように設定しているのであって、精度の高いバ
ッテリーの劣化状態の判断が行えるようになっている。
また、バッテリー7A,7Aを新品と交換したときに
は、前記積算放電量算出手段12の積算値をリセットで
きるようにして、その交換後のバッテリー7A,7Aに
ついての総放電量を積算するようにしている。
【0018】次に、請求項2に係る発明の実施の形態に
ついて説明する。尚、上述の実施の形態と同様の構造に
ついては説明を省略するとともに、同一の符号を付す。
図5に示すように、制御装置8には、小型電動車に搭載
される左右一対で直列接続されるバッテリー7A,7A
のそれぞれの端子間電圧の値の差を見て、その差の値が
走行始動時における標準的な差の値よりも大となってい
るときには警報手段としての表示ランプ21を点灯させ
るように構成している。詳述すると、制御装置8は、マ
イクロコンピュータで制御されるように構成しているも
のであって、使用開始時からの各バッテリー7A,7A
の総放電量を積算する積算放電量算出手段12を設けて
いる。この積算放電量算出手段12は、バッテリー7A
の使用開始時つまり新品のバッテリー7Aを搭載装備し
た状態で使用開始したときからの全放電量を積算するも
のである。バッテリー7A,7Aから電動モータ3及び
その他の電装品への出力信号線に出力された電流量を検
出するための放電電流値検出手段13を設けているとと
もに、この放電電流値検出手段13により検出される放
電電流量を前記積算放電量算出手段12に入力して、こ
の積算放電量算出手段12において、使用開始時からの
各バッテリー7A,7Aの総放電量を積算し、この積算
された総放電量情報を制御装置8に備える記憶手段14
に記憶し、その記憶される情報の更新をバッテリー7
A,7Aの使用に伴い行っている。そして、図5に示す
ように、電源投入をした後で走行開始時における両バッ
テリー7A,7Aの端子間電圧の値の差と、両バッテリ
ー7A,7Aの総放電量との関係を予め制御装置8に備
える記憶手段14にテーブルとして記憶してある(図7
のグラフ参照)。この記憶手段14におけるこのテーブ
ルの設定されている領域は基準となる電圧差範囲設定手
段22を構成している。このテーブルのデータに基づい
て、その実際の両バッテリー7A,7Aの端子間電圧の
差が基準となる電圧差の範囲内にあるかどうか判断して
バッテリー7A,7Aの劣化状態を判断する第2判断手
段23を制御装置8に設けている。さらに、電源投入が
なされたこと、つまり小型電動車を始動可能な状態にす
るキースイッチがオン状態に切り換えられたこと(図6
におけるステップS1)を検出する電源投入検出手段1
7と、操縦ハンドル1に設けたアクセルレバー18の操
作指令が電源投入後の最初のものであることを検出する
走行始動検出手段19を制御装置8に設けている。そし
て、走行始動検出手段19により走行始動時であること
(図6におけるステップS2)を条件として、各バッテ
リー7A,7Aの端子間電圧の値V1,V2を検出する
(図6におけるステップS3)とともに、前記第2判断
手段23は、前記積算放電量算出手段12で積算された
現時点での総放電量I(図6におけるステップS4)に
対応する前記電圧差範囲設定手段22における基準電圧
差範囲内に、走行始動時となる現時点での前記両バッテ
リー7A,7Aの端子間電圧同士の差が有るか、該差の
値がその基準電圧差範囲よりも大きくなっているかを判
断し(図6におけるステップS5)、その判断結果に基
づいて、両バッテリー7A,7Aが直列接続された状態
での端子間電圧の差の値が、走行開始時において、基準
電圧差範囲よりも大きいときには、操縦ハンドル1の中
央箇所に設けた表示パネル20における警報手段として
の警報表示ランプ21を点灯させるように構成している
(図6におけるステップS6)。尚、この請求項2に係
る発明も、両バッテリー7A,7Aが満充電時のときの
走行始動時にバッテリーの劣化状態を判断するようにし
ている。
ついて説明する。尚、上述の実施の形態と同様の構造に
ついては説明を省略するとともに、同一の符号を付す。
図5に示すように、制御装置8には、小型電動車に搭載
される左右一対で直列接続されるバッテリー7A,7A
のそれぞれの端子間電圧の値の差を見て、その差の値が
走行始動時における標準的な差の値よりも大となってい
るときには警報手段としての表示ランプ21を点灯させ
るように構成している。詳述すると、制御装置8は、マ
イクロコンピュータで制御されるように構成しているも
のであって、使用開始時からの各バッテリー7A,7A
の総放電量を積算する積算放電量算出手段12を設けて
いる。この積算放電量算出手段12は、バッテリー7A
の使用開始時つまり新品のバッテリー7Aを搭載装備し
た状態で使用開始したときからの全放電量を積算するも
のである。バッテリー7A,7Aから電動モータ3及び
その他の電装品への出力信号線に出力された電流量を検
出するための放電電流値検出手段13を設けているとと
もに、この放電電流値検出手段13により検出される放
電電流量を前記積算放電量算出手段12に入力して、こ
の積算放電量算出手段12において、使用開始時からの
各バッテリー7A,7Aの総放電量を積算し、この積算
された総放電量情報を制御装置8に備える記憶手段14
に記憶し、その記憶される情報の更新をバッテリー7
A,7Aの使用に伴い行っている。そして、図5に示す
ように、電源投入をした後で走行開始時における両バッ
テリー7A,7Aの端子間電圧の値の差と、両バッテリ
ー7A,7Aの総放電量との関係を予め制御装置8に備
える記憶手段14にテーブルとして記憶してある(図7
のグラフ参照)。この記憶手段14におけるこのテーブ
ルの設定されている領域は基準となる電圧差範囲設定手
段22を構成している。このテーブルのデータに基づい
て、その実際の両バッテリー7A,7Aの端子間電圧の
差が基準となる電圧差の範囲内にあるかどうか判断して
バッテリー7A,7Aの劣化状態を判断する第2判断手
段23を制御装置8に設けている。さらに、電源投入が
なされたこと、つまり小型電動車を始動可能な状態にす
るキースイッチがオン状態に切り換えられたこと(図6
におけるステップS1)を検出する電源投入検出手段1
7と、操縦ハンドル1に設けたアクセルレバー18の操
作指令が電源投入後の最初のものであることを検出する
走行始動検出手段19を制御装置8に設けている。そし
て、走行始動検出手段19により走行始動時であること
(図6におけるステップS2)を条件として、各バッテ
リー7A,7Aの端子間電圧の値V1,V2を検出する
(図6におけるステップS3)とともに、前記第2判断
手段23は、前記積算放電量算出手段12で積算された
現時点での総放電量I(図6におけるステップS4)に
対応する前記電圧差範囲設定手段22における基準電圧
差範囲内に、走行始動時となる現時点での前記両バッテ
リー7A,7Aの端子間電圧同士の差が有るか、該差の
値がその基準電圧差範囲よりも大きくなっているかを判
断し(図6におけるステップS5)、その判断結果に基
づいて、両バッテリー7A,7Aが直列接続された状態
での端子間電圧の差の値が、走行開始時において、基準
電圧差範囲よりも大きいときには、操縦ハンドル1の中
央箇所に設けた表示パネル20における警報手段として
の警報表示ランプ21を点灯させるように構成している
(図6におけるステップS6)。尚、この請求項2に係
る発明も、両バッテリー7A,7Aが満充電時のときの
走行始動時にバッテリーの劣化状態を判断するようにし
ている。
【0019】請求項3にかかる発明のように、図8に示
すように、小型電動車に、上記実施の形態(請求項1に
係る第1判断手段)と、上記別の実施の形態(請求項2
に係る第2判断手段)とを共に備えるように構成しても
良い。
すように、小型電動車に、上記実施の形態(請求項1に
係る第1判断手段)と、上記別の実施の形態(請求項2
に係る第2判断手段)とを共に備えるように構成しても
良い。
【図1】小型電動車を示す全体側面図
【図2】請求項1に係る発明のブロック図
【図3】請求項1に係る発明のフローチャート
【図4】請求項2に係る発明における基準電圧範囲設定
手段のグラフ
手段のグラフ
【図5】請求項2に係る発明のブロック図
【図6】請求項2に係る発明のフローチャート
【図7】請求項2に係る発明における電圧差範囲設定手
段のグラフ
段のグラフ
【図8】請求項3に係る発明のブロック図
7A バッテリー 10 個別電圧検出手段 11 電圧検出手段 12 積算放電量算出手段 15 基準電圧範囲設定手段 16 第1判断手段 21 警報手段 22 電圧差範囲設定手段 23 第2判断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA03 CA06 CA11 CA20 DA04 EA08 FA06 GC05 5H030 AA08 AS08 FF42 FF44 5H115 PA14 PC06 PG04 PI16 PI29 PI30 PO01 PU01 QA05 QN03 TI10 TO05 TO12 TO13 TO21 TR19 TU04 TU06 TU17 UB05 UB07 UB08 UB17
Claims (3)
- 【請求項1】 バッテリーの端子間電圧を検出する電圧
検出手段を設けるとともに、前記バッテリーの使用開始
時から積算される総放電量を算出する積算放電量算出手
段を設け、該積算放電量算出手段で算出される積算総放
電量に対応して走行始動時におけるバッテリー端子間電
圧値の基準電圧範囲を予め設定する基準電圧範囲設定手
段を設け、該基準電圧範囲設定手段の情報に基づいて、
走行始動時において実際のバッテリー端子間電圧値が前
記基準電圧範囲の下限値よりも低いときに警報手段を作
動させるようにバッテリーの劣化状態を判断する第1判
断手段を設けてある小型電動車の電源装置。 - 【請求項2】 複数個のバッテリーを直列接続して電力
供給するように構成するとともに、前記バッテリーの個
別の端子間電圧値を検出する個別電圧検出手段を設け、
前記各バッテリーの使用開始時から積算される総放電量
を算出する積算放電量算出手段を設け、該積算放電量算
出手段で算出される積算総放電量に対応して走行始動時
における各バッテリーのバッテリー端子間電圧値の差の
量の許容範囲を予め設定する電圧差範囲設定手段を設
け、該電圧差範囲設定手段の情報に基づいて、走行始動
時において実際の各バッテリーのバッテリー端子間電圧
値が前記差の量の許容範囲を越えると警報手段を作動さ
せるようにバッテリーの劣化状態を判断する第2判断手
段を設けてある小型電動車の電源装置。 - 【請求項3】 複数個のバッテリーの端子間電圧を検出
する電圧検出手段を設けるとともに、前記バッテリーの
使用開始時から積算される総放電量を算出する積算放電
量算出手段を設け、該積算放電量算出手段で算出される
積算総放電量に対応して走行始動時におけるバッテリー
端子間電圧値の基準電圧範囲を予め設定する基準電圧範
囲設定手段を設け、該基準電圧範囲設定手段の情報に基
づいて、走行始動時において実際のバッテリー端子間電
圧値が前記基準電圧範囲の下限値よりも低いときに警報
手段を作動させるようにバッテリーの劣化状態を判断す
る第1判断手段を設け、前記複数個のバッテリーを直列
接続して電力供給するように構成するとともに、前記バ
ッテリーの個別の端子間電圧値を検出する個別電圧検出
手段を設け、前記各バッテリーの使用開始時から積算さ
れる総放電量を算出する積算放電量算出手段を設け、該
積算放電量算出手段で算出される積算総放電量に対応し
て走行始動時における各バッテリーのバッテリー端子間
電圧値の差の量の許容範囲を予め設定する電圧差範囲設
定手段を設け、該電圧差範囲設定手段の情報に基づい
て、走行始動時において実際の各バッテリーのバッテリ
ー端子間電圧値が前記差の量の許容範囲を越えると警報
手段を作動させるようにバッテリーの劣化状態を判断す
る第2判断手段を設けてある小型電動車の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10236916A JP2000069601A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 小型電動車の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10236916A JP2000069601A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 小型電動車の電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000069601A true JP2000069601A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17007660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10236916A Pending JP2000069601A (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 小型電動車の電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000069601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012060597A2 (ko) * | 2010-11-02 | 2012-05-10 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 배터리의 교환 시기 통보 장치 및 방법 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10236916A patent/JP2000069601A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012060597A2 (ko) * | 2010-11-02 | 2012-05-10 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 배터리의 교환 시기 통보 장치 및 방법 |
WO2012060597A3 (ko) * | 2010-11-02 | 2012-06-28 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 배터리의 교환 시기 통보 장치 및 방법 |
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