JP2000069513A - ページャのグループ呼出方法及び呼出・機器制御方法並びに呼出・機器制御装置 - Google Patents

ページャのグループ呼出方法及び呼出・機器制御方法並びに呼出・機器制御装置

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JP2000069513A
JP2000069513A JP10233150A JP23315098A JP2000069513A JP 2000069513 A JP2000069513 A JP 2000069513A JP 10233150 A JP10233150 A JP 10233150A JP 23315098 A JP23315098 A JP 23315098A JP 2000069513 A JP2000069513 A JP 2000069513A
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Tomohiro Sato
智宏 佐藤
Koichi Shinozaki
孝一 篠崎
Tadashi Fukuoka
正 福岡
Kazuo Nishide
一夫 西出
Hidemi Kawasaki
日出海 河崎
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KANSAI TELEMESSAGE KK
Toko Seiki Co Ltd
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KANSAI TELEMESSAGE KK
Toko Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のページャ個々のグループアドレスを遠
隔操作により自由に設定変更可能として、長期間に亘る
使用中におけるグループ設定を容易かつ適切に変更する
ことができるようにする。 【解決手段】 複数のページャ個々に付与され記憶され
るグループアドレスを、ページャ個別アドレスを用いて
送信される呼び出し伝文中に含まれているグループアド
レス設定により書き換え可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線呼出(ページ
ング)システムにおいて複数のページャに対して任意数
のグループ設定を行い、その設定されたグループに属す
る全てのページャの一斉呼び出しを行うページャのグル
ープ呼出方法及び各ページャに接続された複数の機器を
グループ制御するグループ呼出・機器制御方法並びにグ
ループ呼出・機器制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のページングシステムは、身近な
例として、深夜電力温水器の通電時間制御に有効に適用
することが可能である。詳述すると、深夜電力温水器
は、低廉な深夜電力を利用することで温水器使用者にお
ける電気料金を安く抑えるものであり、従って、通電時
間は深夜の時間帯に制限される。この通電時間の制限
は、一般的に各深夜電力温水器の1台毎に電動式タイム
スイッチを取り付けることで実現されており、そのタイ
ムスイッチの取付け時に通電開始時刻と通電終了時刻を
一義的に定め、それ以降は常に同じ時刻に通電開始し通
電終了するようにされている。
【0003】一方、電力系統の運用面から考えると、経
年的な負荷の増大や負荷構成の変化に対応して通電時間
を深夜の時間帯の範囲で任意に変更できれば、負荷の時
間的な集中を避けて安全かつ効率的な系統運用に役立て
ることが可能である。
【0004】しかし、上記の電動式タイムスイッチによ
る一義的な通電時間の制限手段による場合は、安全かつ
効率的な系統運用を図る上で要求される通電時間帯の変
更に際して、深夜電力温水器の設置場所に一々出向いて
各電力温水器に個別的に取付けられたタイムスイッチの
設定時刻を一つ一つ変更しなければならず、膨大な時間
及び労力を要することになり、経年的な負荷の増大や負
荷構成の変化に対応する通電時間帯の変更は実質的に不
可能である。
【0005】これに対して、ページャを利用して深夜電
力温水器の通電制御を行う場合は、他の高性能な無線通
信手段に比べて通信可能範囲が広く、かつ、端末機も小
型、安価であることに加えて、一度の通信により多数の
電力温水器をグループとして同時に呼び出してそれらグ
ループに属する複数の電力温水器を一斉に通電制御可能
であって、電力系統を安全かつ効率的に運用する上で望
まれる電力温水器に対する通電時間帯の変更を遠隔操作
によって効率よくかつ省力的に実現することができると
いう特長を備えており、広い範囲に点在する複数の深夜
電力温水器の通電時間制御に非常に適している。
【0006】ところで、ページャを利用して深夜電力温
水器等の複数の機器をグループ制御するにあたって、従
来では、機器が接続されている複数のページャ個々にそ
れが属するグループ毎に定めた固有のグループアドレス
をページャ事業者が付与し記憶させておき、そのグルー
プアドレスを用いて呼び出しを行うことにより、該当す
るグループに属するページャを一斉に呼び出し、その呼
び出されたページャに接続の機器を伝文中に含まれてい
る制御情報によりグループ制御するようになされてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のページャのグループ呼出及び呼出・制御
方法においては、ページャ事業者が付与したグループア
ドレスをページャ使用者が任意に解除したり、設定変更
したりすることができないために、長期間に亘る使用中
にグループ変更の要求が発生したときは、複数のページ
ャの全てを回収してグループアドレスを再設定し直す必
要があって、グループ変更の要求に対して多大な手間及
び労力を要する。また、設定できるグループアドレスの
数量にもページャ上で制約があるという問題があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、複数のページャ個々に付与されるグループアドレス
を遠隔操作により自由に設定変更可能として、長期間に
亘る使用中に複数のページャのグループ設定を容易かつ
適切に変更することができるページャのグループ呼出方
法及び呼出・機器制御方法並びに呼出・機器制御装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係るページャのグループ呼
出方法は、複数のページャに対して重複可能な状態で設
定した任意数のグループ毎に固有なグループアドレスを
定めることにより、複数のページャ個々にそれが属する
グループに該当する1つもしくは複数のグループアドレ
スを付与するとともに、それぞれの記憶装置に記憶させ
る手段と、記憶後に、上記グループアドレスを用いて呼
び出し伝文を送信することにより該当するグループに属
するページャを一斉に呼び出すグループ呼び出し手段と
を有するページャのグループ呼出方法であって、上記ペ
ージャ個々に付与され記憶されたグループアドレスは書
き換え可能であり、ページャ個々に付与され記憶されて
いるグループアドレスをページャの伝文により書き換え
ることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係るページ
ャのグループ呼出方法は、複数のページャに対して重複
可能な状態で設定した任意数のグループ毎に固有なグル
ープアドレスを定めることにより、複数のページャ個々
にそれが属するグループに該当する1つもしくは複数の
グループアドレスを付与するとともに、それぞれの記憶
装置に記憶させる手段と、記憶後に、上記グループアド
レスを用いて呼び出し伝文を送信することにより該当す
るグループに属するページャを一斉に呼び出すグループ
呼び出し手段とを有するページャのグループ呼出方法で
あって、上記ページャ個々に付与されたグループアドレ
スは書き換え不可能で、かつ、各グループアドレスに対
応してそれぞれの記憶装置に記憶される応動の有無は書
き換え可能であり、各グループに対応した応動の有無を
伝文により伝達することでページャ個々の記憶装置に記
憶されている応動の有無の書き換えを行い、グループ呼
び出し時には、ページャ個々がグループアドレスの照合
と応動の有無の照合とを行うことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係るページ
ャのグループ呼出方法は、複数のページャ全てに対して
共通した1つのグループアドレスを設定するとともに、
その範囲内で重複可能な状態で設定した任意数のグルー
プに固有のグループ指定を定めることにより、複数のペ
ージャ個々の記憶装置に上記共通グループアドレスとグ
ループ指定を記憶させる手段と、記憶後に、上記共通グ
ループアドレスを用いてグループ指定を含んだ呼び出し
伝文を送信することによりグループ指定されたグループ
に属するページャを一斉に呼び出すグループ呼び出し手
段とを有するページャのグループ呼出方法であって、上
記複数のページャ全てに共通するグループアドレスは書
き換え不可能で、かつ、グループ指定は書き換え可能で
あり、グループ指定の変更を伝文内容として伝達するこ
とでページャ個々の記憶装置に記憶されているグループ
指定の書き換えを行い、グループ呼び出し時には、ペー
ジャ個々が共通グループアドレスの照合とグループ指定
の照合とを行うことを特徴とするものである。
【0012】上記のような構成要件を有する請求項1に
記載の発明によれば、ページャ個々に付与され記憶され
ているグループアドレスをページャの伝文により書き換
えて複数のページャ個々のグループ設定を遠隔操作によ
って自由に変更することが可能であり、請求項2に記載
の発明によれば、グループに対応した応動の有無を伝文
により伝達することでページャ個々の記憶装置に記憶さ
れている応動の有無を書き換えて各グループそれぞれに
ついての応動の有無を遠隔操作によって自由に変更する
ことが可能であり、また、請求項3に記載の発明によれ
ば、グループ指定の変更を伝文内容として伝達すること
でページャ個々の記憶装置に記憶されているグループ指
定を書き換えて複数のページャに対するグループ指定を
遠隔操作によって自由に変更することが可能である。
【0013】そして、上記のようなグループ設定、各グ
ループについての応動の有無、または、複数のページャ
に対するグループ指定の変更後に、グループアドレスを
用いて呼び出し伝文を一度送信するだけで該当するグル
ープに属するページャを一斉に呼び出すことができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明に係るページ
ャのグループ呼出・機器制御方法は、上記請求項1,2
または3に記載のページャのグループ呼出方法における
伝文中にページャに接続された機器の制御情報を含ませ
ており、ページャを用いて複数の機器をグループ制御す
ることを特徴とするものであり、この請求項4に記載の
発明によれば、グループアドレスを用いて一斉に呼び出
されたページャに接続された機器を伝文中に含まれてい
る制御情報に基づいて適切にグループ制御することがで
きる。
【0015】さらに、請求項5,6及び請求項7に記載
の発明に係るページャのグループ呼出・機器制御装置
は、請求項1,2及び3に記載の方法により該当グルー
プに属するページャの呼び出しを行い、その呼び出しの
ための伝文中に含まれている機器の制御情報をページャ
に接続されている機器に出力させて該当グループに属す
る任意数の機器を制御するように構成していることを特
徴とするものであり、これら請求項5〜7に記載の発明
によれば、グループアドレスを用いて一斉に呼び出され
たページャに接続された機器のグループ制御を負荷の変
動などに応じて安全かつ効率的に実現することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は請求項1及び請求項5の
発明に該当する第1の実施形態によるページャのグルー
プ呼出方法及び呼出・機器制御装置におけるページャの
内部構成を示すブロック図であり、同図において、1は
図外の管理センターなどから送信される高周波信号をア
ンテナ2を介して受信し、その受信した高周波信号を増
幅し、復調する受信IC、3は上記受信IC1で復調さ
れた伝文を解読するデコーダIC、4は伝文中に含まれ
ている情報を検出するCPU、5は固体情報を書き込む
ための記憶装置としてのID−ROMであって、このI
D−ROM5は後述するグループアドレスを書き換え可
能に記憶するグループアドレスブロック5Aと自己ペー
ジャの個別アドレスを記憶する個別アドレスブロック5
Bとを有している。
【0017】このような構成を備えたページャは、例え
ば点在設置されている既述の深夜電力温水器の通電制御
部など複数の機器6の動作制御部7にそれぞれ受信用端
末機として接続され、上記デコーダIC3から動作制御
部7に出力される制御信号により通電制御など機器6の
動作を制御するように構成されている。
【0018】次に、上記構成の第1の実施形態によるペ
ージャの動作について、図2に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、図2(a)に示すように、管理
センターからグループ制御を行うべきページャに対し
て、図3(a)に示すような構成をもつ伝文の個別アド
レスを用いて該当ページャを呼び出し、グループアドレ
ス設定を内容とする伝文を送信する(ステップS1
1)。ページャは、高周波電波をアンテナ2で受信し、
その受信電波を受信IC1で増幅し復調するとともに、
デコーダIC3により伝文内容を解読する(ステップS
12)。
【0019】続いて、その解読した個別アドレスとID
−ROM5の個別アドレスブロック5Bに記憶されてい
る個別アドレスとをCPU4を介して比較照合し(ステ
ップS13)、両アドレスが一致したとき、ページャは
自己の着信として確認して、伝文中に含まれているグル
ープアドレスがID−ROM5のグループアドレスブロ
ック5Aに付与され記憶される(ステップS14)。
【0020】次いで、図2(b)に示すように、管理セ
ンターから機器6をグループ動作制御するために、図3
(b)に示すように機器動作制御命令を含んだ構成をも
つ伝文のグループアドレスを用いて対象グループに属す
るページャを呼び出し、機器動作制御命令を内容とする
伝文を送信する(ステップS21)。ページャは、上述
と同様に、高周波電波をアンテナ2で受信し、その受信
電波を受信IC1で増幅し復調するとともに、デコーダ
IC3により伝文内容を解読し(ステップS22)、そ
の解読したグループアドレスとID−ROM5のグルー
プアドレスブロック5Aに記憶されているグループアド
レスとをCPU4を介して比較照合し(ステップS2
3)、両アドレスが一致したとき、ページャは自己の着
信として確認して、伝文中に含まれている機器動作制御
命令を実行し、デコーダIC3から機器6の動作制御部
7に制御信号が出力される(ステップS24)。
【0021】図4は請求項2及び請求項6の発明に該当
する第2の実施形態によるページャのグループ呼出方法
及び呼出・機器制御装置におけるページャの内部構成を
示すブロック図であり、この第2の実施形態では、ペー
ジャ内部のID−ROM5が3つのグループアドレスブ
ロック5A1,5A2,5A3と1つの個別アドレスブ
ロック5Bとを有し、それら各アドレスブロック5A1
〜5A3及び5Bにグループアドレス及び個別アドレス
がそれぞれ書き換え不能に予め書き込まれている点と、
各アドレスブロック5A1〜5A3及び5Bにそれぞれ
対応して応動の有無(以下、制御情報と称する)を書き
換え可能に記憶する4つの制御情報記憶ブロック5C
1,5C2,5C3及び5C4を有している点で、上記
第1の実施形態と相違し、その他の構成は第1の実施形
態と同一であるため、該当部分に同一の符号を付して、
それらの説明を省略する。
【0022】次に、上記構成の第2の実施形態によるペ
ージャの動作について、図5に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、図5(a)に示すように、管理
センターからグループ制御を行うべきページャに対し
て、図6(a)に示すような伝文構成の個別アドレスを
用いて該当ページャを呼び出し、予め定められた3つの
グループアドレスブロック5A1,5A2,5A3に対
する制御情報を内容とする伝文を送信する(ステップS
31)。ページャは、上述と同様に、高周波電波をアン
テナ2で受信し、その受信電波を受信IC1で増幅し復
調するとともに、デコーダIC3により伝文内容を解読
し(ステップS32)、その解読した個別アドレスとI
D−ROM5の個別アドレスブロック5Bに記憶されて
いる個別アドレスとをCPU4を介して比較照合し(ス
テップS33)、両アドレスが一致したとき、ページャ
は自己の着信として確認して、伝文中に含まれている制
御情報がID−ROM5の制御情報記憶ブロック5C
1,5C2,5C3及び5C4に記憶される(ステップ
S34)。これら制御情報を記憶するための制御文字の
例として、表1に示すようなものが考えられる。
【0023】
【表1】
【0024】次いで、図5(b)に示すように、管理セ
ンターから機器6をグループ動作制御するために、図6
(b)に示すように機器動作制御命令を含んだ構成をも
つ伝文のグループアドレスを用いて対象グループに属す
るページャを呼び出し、機器動作制御命令を内容とする
伝文を送信する(ステップS41)。ページャは、上述
と同様に、高周波電波をアンテナ2で受信し、その受信
電波を受信IC1で増幅し復調するとともに、デコーダ
IC3により伝文内容を解読し(ステップS42)、そ
の解読したグループアドレスとID−ROM5のグルー
プアドレスブロック5A1〜5A3に記憶されているグ
ループアドレスとをCPU4を介して比較照合し(ステ
ップS43)、両アドレスが一致したとき、ページャは
自己の着信として確認し、さらに、一致したグループア
ドレスに対応する制御情報をブロック5C1,5C2,
5C3から順次読み出して応動の有無(制御情報)を照
合する(ステップS44)。その照合の結果で応動有り
の場合にのみ、伝文中に含まれている機器動作制御命令
を実行し、デコーダIC3から機器6の動作制御部7に
制御信号が出力される(ステップS45)。
【0025】また、機器6を個別に動作制御する場合
は、図6(a)に示すように、機器動作制御命令を含ん
だ構成を伝文の個別アドレスを用いて所定のページャを
呼び出し、個別機器制御命令を内容とする伝文を送信
し、上記図6(b)と同様な処理ステップを経て個別ア
ドレスに対応する制御情報の読み出しを行う。この場
合、表1で示すように、個別アドレスに対応する制御情
報は応動有りであるため、その呼び出されたページャは
伝文中に含まれている機器動作制御命令を実行し、デコ
ーダIC3から機器6の動作制御部7に制御信号が出力
される。
【0026】図7は請求項3及び請求項7の発明に該当
する第3の実施形態によるページャのグループ呼出方法
及び呼出・機器制御装置におけるページャの内部構成を
示すブロック図であり、この第3の実施形態では、ペー
ジャ内部のID−ROM5が共通グループアドレスブロ
ック5Aと個別アドレスブロック5Bとを有し、それら
両アドレスブロック5A及び5Bに共通グループアドレ
ス及び個別アドレスがそれぞれ書き換え不能に予め書き
込まれている点と、共通アドレスブロック5Aがグルー
プ指定を書き換え可能に記憶する3つのグループ指定記
憶ブロック5D1,5D2,5D3を有し、かつ、個別
アドレスブロック5Bが個別アドレスに対応する制御情
報ブロック5Cを有している点で、上記第1の実施形態
と相違し、その他の構成は第1の実施形態と同一である
ため、該当部分に同一の符号を付して、それらの説明を
省略する。
【0027】次に、上記構成の第3の実施形態によるペ
ージャの動作について、図8に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、図8(a)に示すように、管理
センターからグループ制御を行うべきページャに対し
て、図9(a)に示すような伝文構成の個別アドレスを
用いて該当ページャを呼び出し、グループ指定の設定を
内容とする伝文を送信する(ステップS51)。ページ
ャは、上述と同様に、高周波電波をアンテナ2で受信
し、その受信電波を受信IC1で増幅し復調するととも
に、デコーダIC3により伝文内容を解読し(ステップ
S52)、その解読した個別アドレスとID−ROM5
の個別アドレスブロック5Bに記憶されている個別アド
レスとをCPU4を介して比較照合し(ステップS5
3)、両アドレスが一致したとき、ページャは自己の着
信として確認して、伝文中に含まれているグループ指定
がID−ROM5のグループ指定記憶ブロック5D1,
5D2,5D3に記憶される(ステップS54)。これ
らグループ指定を記憶するための制御文字の例として、
表2に示すようなものが考えられる。
【0028】
【表2】
【0029】次いで、図8(b)に示すように、管理セ
ンターから機器6をグループ動作制御するために、図9
(b)に示すようにグループ指定及び機器動作制御命令
を含んだ構成をもつ伝文の共通グループアドレスを用い
て対象グループに属するページャを呼び出し、グループ
指定及び機器動作制御命令を内容とする伝文を送信する
(ステップS61)。ページャは、上述と同様に、高周
波電波をアンテナ2で受信し、その受信電波を受信IC
1で増幅し復調するとともに、デコーダIC3により伝
文内容を解読し(ステップS62)、その解読した共通
グループアドレスとID−ROM5のグループアドレス
ブロック5Aに記憶されている共通グループアドレスと
をCPU4を介して比較照合し(ステップS63)、両
アドレスが一致したとき、ページャは自己の着信として
確認し、さらに、伝文内容のグループ指定とグループ指
定記憶ブロック5D1,5D2,5D3に記憶されてあ
るグループ指定とを照合する(ステップS64)。その
照合の結果でグループ指定が一致している場合にのみ、
伝文中に含まれている機器動作制御命令を実行し、デコ
ーダIC3から機器6の動作制御部7に制御信号が出力
されね(ステップS65)。
【0030】また、機器6を個別に動作制御する場合
は、図9(a)に示すように、機器動作制御命令を含ん
だ構成を伝文の個別アドレスを用いて所定のページャを
呼び出し、個別機器制御命令を内容とする伝文を送信
し、上記の図8(b)と同様な処理ステップを経て個別
アドレスに対応する制御情報の読み出しを行う。この場
合、表2で示すように、個別アドレスに対応する制御情
報は応動有りであるため、その呼び出されたページャは
伝文中に含まれている機器動作制御命令を実行し、デコ
ーダIC3から機器6の動作制御部7に制御信号が出力
される。
【0031】
【発明の効果】以上のように、各請求項に記載の発明に
よれば、ページャを利用して複数のページャをグループ
単位で呼び出したり、あるいは、その呼び出したグルー
プに属するページャに接続された機器をグループ制御す
るにあたって、ページヤ個々に設定されているグループ
アドレスや、各グループそれぞれに関する応動の有無、
あるいは、複数のページャに対するグループ指定を伝文
を介しての遠隔操作によって自由に変更することがで
き、また、その変更後は伝文を一度送信するだけで該当
するグループに属する複数のページャ及びそれらに接続
の複数の機器を確実正確に一斉呼出し及び動作制御する
ことができる。したがって、例えば点在する深夜電力温
水器における通電時間制御のように、安全で効率的な系
統運用を図るために経年的な負荷の増大や負荷構成の変
化に対応して各温水器の通電時間帯を自由に変更して負
荷の時間的集中を避けることが望まれるといった具合
に、長期間に亘る使用中に発生するグループ変更の要求
にも容易かつ適切に対応させることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるページャのグル
ープ呼出・機器制御装置におけるページャの内部構成を
示すブロック図である。
【図2】(a)(b)は第1の実施形態によるページャ
の動作を説明するフローチャートである。
【図3】(a)(b)は第1の実施形態によるページャ
伝文の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるページャのグル
ープ呼出・機器制御装置におけるページャの内部構成を
示すブロック図である。
【図5】(a)(b)は第2の実施形態によるページャ
の動作を説明するフローチャートである。
【図6】(a)(b)は第2の実施形態によるページャ
伝文の構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態によるページャのグル
ープ呼出・機器制御装置におけるページャの内部構成を
示すブロック図である。
【図8】(a)(b)は第3の実施形態によるページャ
の動作を説明するフローチャートである。
【図9】(a)(b)は第3の実施形態によるページャ
伝文の構成図である。
【符号の説明】
1 受信IC 3 デコーダIC 4 CPU 5 ID−ROM(記憶装置) 5A,5Ai グループアドレス記憶ブロック 5B 個別アドレス記憶ブロック 6 機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 孝一 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (72)発明者 福岡 正 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (72)発明者 西出 一夫 大阪府大阪市中央区伏見町4丁目2番14号 関西テレメッセージ株式会社内 (72)発明者 河崎 日出海 大阪府大阪市中央区伏見町4丁目2番14号 関西テレメッセージ株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA09 BA08 BA13 CB13 DA01 DA17 DB09 EC02 EC03 5K067 AA28 BB22 CC13 DD15 DD17 DD27 DD53 GG01 GG11 HH22 HH23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページャに対して重複可能な状態
    で設定した任意数のグループ毎に固有なグループアドレ
    スを定めることにより、複数のページャ個々にそれが属
    するグループに該当する1つもしくは複数のグループア
    ドレスを付与するとともに、それぞれの記憶装置に記憶
    させる手段と、 記憶後に、上記グループアドレスを用いて呼び出し伝文
    を送信することにより該当するグループに属するページ
    ャを一斉に呼び出すグループ呼び出し手段とを有するペ
    ージャのグループ呼出方法であって、 上記ページャ個々に付与され記憶されたグループアドレ
    スは書き換え可能であり、 ページャ個々に付与され記憶されているグループアドレ
    スをページャの伝文により書き換えることを特徴とする
    ページャのグループ呼出方法。
  2. 【請求項2】 複数のページャに対して重複可能な状態
    で設定した任意数のグループ毎に固有なグループアドレ
    スを定めることにより、複数のページャ個々にそれが属
    するグループに該当する1つもしくは複数のグループア
    ドレスを付与するとともに、それぞれの記憶装置に記憶
    させる手段と、 記憶後に、上記グループアドレスを用いて呼び出し伝文
    を送信することにより該当するグループに属するページ
    ャを一斉に呼び出すグループ呼び出し手段とを有するペ
    ージャのグループ呼出方法であって、 上記ページャ個々に付与されたグループアドレスは書き
    換え不可能で、かつ、各グループアドレスに対応してそ
    れぞれの記憶装置に記憶される応動の有無は書き換え可
    能であり、 各グループに対応した応動の有無を伝文により伝達する
    ことでページャ個々の記憶装置に記憶されている応動の
    有無の書き換えを行い、 グループ呼び出し時には、ページャ個々がグループアド
    レスの照合と応動の有無の照合とを行うことを特徴とす
    るページャのグループ呼出方法。
  3. 【請求項3】 複数のページャ全てに対して共通した1
    つのグループアドレスを設定するとともに、その範囲内
    で重複可能な状態で設定した任意数のグループに固有の
    グループ指定を定めることにより、複数のページャ個々
    の記憶装置に上記共通グループアドレスとグループ指定
    を記憶させる手段と、 記憶後に、上記共通グループアドレスを用いてグループ
    指定を含んだ呼び出し伝文を送信することによりグルー
    プ指定されたグループに属するページャを一斉に呼び出
    すグループ呼び出し手段とを有するページャのグループ
    呼出方法であって、 上記複数のページャ全てに共通するグループアドレスは
    書き換え不可能で、かつ、グループ指定は書き換え可能
    であり、 グループ指定の変更を伝文内容として伝達することでペ
    ージャ個々の記憶装置に記憶されているグループ指定の
    書き換えを行い、 グループ呼び出し時には、ページャ個々が共通グループ
    アドレスの照合とグループ指定の照合とを行うことを特
    徴とするページャのグループ呼出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載のページャ
    のグループ呼出方法における伝文中にページャに接続さ
    れた機器の制御情報を含ませており、ページャを用いて
    複数の機器をグループ制御することを特徴とするページ
    ャのグループ呼出・機器制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法により該当グルー
    プに属するページャの呼び出しを行い、その呼び出しの
    ための伝文中に含まれている機器の制御情報をページャ
    に接続されている機器に出力させて該当グループに属す
    る任意数の機器を制御するように構成していることを特
    徴とするページャのグループ呼出・機器制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の方法により該当グルー
    プに属するページャの呼び出しを行い、その呼び出しの
    ための伝文中に含まれている機器の制御情報をページャ
    に接続されている機器のうち応動有りのグループに属す
    る機器にのみ出力させて任意数の機器を制御するように
    構成していることを特徴とするページャのグループ呼出
    ・機器制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の方法によりグループ指
    定されたグループに属するページャの呼び出しを行い、
    その呼び出しのための伝文中に含まれている機器の制御
    情報をページャに接続されている機器のうちグループ指
    定と一致する機器にのみ出力させて任意数の機器を制御
    するように構成していることを特徴とするページャのグ
    ループ呼出・機器制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072955B1 (en) 2000-08-31 2006-07-04 Intel Corporation Controlling remote storage devices
US7720903B1 (en) 2000-08-31 2010-05-18 Intel Corporation Client messaging in multicast networks

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US7072955B1 (en) 2000-08-31 2006-07-04 Intel Corporation Controlling remote storage devices
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