JP2000069380A

JP2000069380A - 文字放送受信装置

Info

Publication number: JP2000069380A
Application number: JP10234350A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Nishimura; 敦西村
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1998-08-20
Filing date: 1998-08-20
Publication date: 2000-03-03

Abstract

(57)【要約】【課題】画面上に表示された番組表から録画予約指定さ
れた番組の予約状態を視認可能にする。【解決手段】ＣＰＵ２２ｃは、データメモリ２２ｄの予
約番組データ記憶部２２ｄ２に記憶された予約番組の開
始日時及び終了日時と、時計回路２２ｊで計測される現
在日時とを比較して、予約番組が現在録画済み、録画
中、録画予約済みのいずれかの状態であるかを判断し、
この判断結果に基づいて、番組の予約状態を示す情報を
表示装置２１の表示画面上の番組表に対応付けて、表示
画面上で指定番組の情報を予約状態毎に互いに異なる表
示形態で表示するように表示制御回路２２ｅを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、文字放送を受信
可能な文字放送受信装置に関するもので、特に表示画面
上に番組表を表示するとともに、この番組表から録画予
約指定された番組の状態を画面上で識別できるようにし
たものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、テレビジョン信号のデジタル化
（信号処理から伝送まで）に伴い、テレビジョン受信機
を多機能化するための開発が盛んに行なわれている。こ
の種のテレビジョン受信機の機能としては、文字放送デ
ータを重畳したテレビジョン信号を受信し、テレビジョ
ン信号と文字放送データとを切り替えて表示する機能が
ある。

【０００３】すなわち、上記テレビジョン受信機では、
送信されてくるテレビジョン信号から文字放送データを
全て抜き取り、バッファメモリに一旦記憶する。そし
て、これらの記憶されたデータに番組データが含まれる
場合に、視聴者が所望の番組データを入力指定すること
によって、その指定した番組データがバッファメモリか
ら読み出されて提示用の番組メモリに書き込まれる。提
示用の番組メモリに記憶された番組データは、表示デー
タと付加音データとに区分され、表示データは画像メモ
リを用いた提示処理により画面に表示され、付加音デー
タは音声として出力される。

【０００４】一方、近年では、文字放送を利用して例え
ば１週間分の放送予定の番組データを含むＥＰＧ(Elect
ric Program Guide)データが送られており、上記テレビ
ジョン受信機は、文字放送を受信してＥＰＧデータを抽
出し、このＥＰＧデータを番組表の形式で画面上に表示
することができる。そこで、上記テレビジョン受信機で
は、文字放送により送られてくる番組表を利用して番組
の選択やＶＴＲ(VideoTape Recorder）の録画予約を簡
単に行なえる方法が考えられている。なお、この方法
は、特開平４−９５４８０号もしくは特開平６−６２３
８３号に開示されている。

【０００５】また、特開平５−５６４１０号には、「確
認」ボタン等の押下により、録画予約指定された番組の
情報を表示する方法が開示されている。さらに、特開平
７−１９３７６２号には、予約頻度について番組毎に優
先順位を付け、優先順位の高い番組には、番組表を表示
する際に色分けを行なう方法が開示されている。

【０００６】しかし、上記各々の方法では、視聴者は、
番組表から録画予約指定された番組の情報を視認するこ
とが可能であるが、録画予約設定後に、該番組に対して
録画済み、録画予約済み、録画中などの録画予約状態を
番組表から把握することが困難である。このため、視聴
者は、録画済みもしくは録画予約済みの番組に対して、
再度録画予約設定を行なう場合があり、二重の手間をか
けることになる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記テ
レビジョン受信機では、番組表を表示しても、録画予約
設定後に、該番組に対して録画済み、録画予約済み、録
画中などの録画予約状態を番組表から把握することがで
きないという不都合を有している。

【０００８】そこで、この発明の目的は、画面上に表示
された番組表から録画予約指定された番組の予約状態を
視認することが可能な文字放送受信装置を提供すること
にある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明は、テレビジョ
ン信号の特定される期間内に重畳された文字放送信号の
うちの各チャンネルの番組案内情報を抽出し記憶して、
当該情報を番組表の形式で選択的に表示する番組案内情
報表示機能と、この番組表の中の任意の番組が録画予約
指定されることにより外部に接続される録画装置を制御
してその指定番組を録画させる録画装置制御機能とを有
する文字放送受信装置を対象にしている。

【００１０】そして、上記目的を達成するために、現在
日時を計測するタイマ手段と、視聴者の操作により番組
表の中の任意の番組が録画予約指定された場合に、この
指定番組の識別情報、開始日時情報及び終了日時情報を
含む番組情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
憶された番組の開始日時情報及び終了日時情報と、タイ
マ手段で計測された現在日時情報とを比較し、この比較
結果に基づいて、記憶手段に記憶された番組の予約状態
を判定する判定手段と、この判定手段による判定結果に
基づいて、記憶手段に記憶された番組の予約状態を示す
情報を、番組案内情報に対応付けて、表示画面上で指定
番組の情報を予約状態ごとに互いに異なる表示形態で表
示させる識別表示制御手段とを備えるようにしたもので
ある。

【００１１】この構成によれば、録画予約指定された番
組の開始日時情報及び終了日時情報と、現在日時情報と
が比較されることにより、指定番組が現在録画済み、録
画中、録画予約済みのいずれかの状態であるかの判断が
なされ、この判断結果に基づいて、指定番組の予約状態
を示す情報を表示画面上の番組案内情報に対応付けて、
表示画面上で指定番組の情報を予約状態ごとに互いに異
なる表示形態で表示させるようにしている。

【００１２】このため、視聴者は、表示形態を見ること
で予約番組が現在録画済み、録画中、録画予約済みのい
ずれかの状態であるかを視認でき、番組の予約状態の管
理を行なうことが可能となる。

【００１３】また、上記識別表示制御手段は、番組の予
約状態を示す情報を、視聴者の選択操作に応じて単独で
表示する手段を有していることを特徴としているので、
番組数及びチャンネル数が増加して番組の予約状態を示
す情報が画面上に表示しきれなくなっても、視聴者に番
組の予約状態を視認させることが可能となり、よって、
番組の予約状態を示す情報を表示する分のメモリ容量を
増加させる必要がなくなる。

【００１４】さらに、上記識別表示制御手段は、判定手
段により判定された番組の予約状態に応じて、表示画面
上に表示された番組表内の録画予約指定された番組の表
示属性を変更する表示属性変更手段を有してなることを
特徴としているので、表示画面上に表示された番組表の
中から表示属性を見ることにより番組の予約状態を視聴
者に視認させることが可能となる。よって、番組の予約
状態を示す情報を番組表とは別個に設けることがなくな
るので、メモリ容量を増加する必要もなくなる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図１は、この発明
の一実施の形態である文字放送受信装置を備えたテレビ
ジョン受信機の構成を示すブロック構成図である。

【００１６】すなわち、アンテナ１１で受信され、チュ
ーナ１２で選局されたビデオ信号は、ビデオ処理回路１
３に供給される。ビデオ処理回路１３で復調されたビデ
オ信号のうちの音声信号は、音声復調増幅回路１４で復
調・増幅された後、音声切替回路１５及び音声増幅回路
１６を介してスピーカ１７にて音響再生される。また、
ビデオ処理回路１３で復調されたビデオ信号のうちの映
像信号は、輝度増幅・色復調回路１８で輝度成分が増幅
され、色差成分が復調された後、映像切替回路１９及び
映像増幅回路２０を介して表示装置２１に供給されて画
像表示される。

【００１７】また、ビデオ処理回路１３から出力される
ビデオ信号のうちの映像信号は、文字多重デコーダ２２
に供給される。文字多重デコーダ２２は、例えば映像信
号の垂直ブランキング期間に多重されている文字放送デ
ータを抽出して処理することができる。また、文字多重
デコーダ２２は、メインコントローラ２３からの指示に
より動作するものである。この文字多重デコーダ２２に
より得られた出力信号のうちの映像信号は、映像切替回
路１９及び映像増幅回路２０を介して表示装置２０に供
給されて画像表示される。さらに、文字多重デコーダ２
２の出力のうちの付加音声信号は、音声切替回路１５及
び音声増幅回路１６を介してスピーカ１７にて音響再生
される。また、文字多重デコーダ部２２は、映像切替回
路１９に対し映像信号と文字放送番組の映像信号との切
替制御を行なう。

【００１８】一方、上記のテレビジョン受信機は、通常
の動作時に、リモコン操作器２４からのチャンネル操作
に応じて、メインコントローラ２３によりチューナ１２
のチャンネル選局を制御し、さらに音声切替回路１５に
対して、テレビの音声と文字放送番組の音声との切替制
御を行なう。

【００１９】また、視聴者が入力装置２５により入力操
作を行なうと、文字多重デコーダ２２は、入力装置２５
からの入力操作情報を読み込み、この読み込んだ情報内
容に基づいて処理を行なう。この処理と同時に、文字多
重デコーダ２２は、入力操作情報に基づいて、表示装置
２１に文字等の表示を行なわせ、付加音声信号をスピー
カ１７で音響再生させることになる。さらに、文字多重
デコーダ２２は、外部機器制御回路２６を接続してお
り、情報内容に基づいて、ＶＴＲ等に対し録画開始や停
止などの動作指示を出す。

【００２０】なお、上記各回路のうち、アンテナ１１、
チューナ１２、ビデオ処理回路１３、音声切替回路１
５、音声増幅回路１６、スピーカ１７、映像切替回路１
９、映像増幅回路２０、表示装置２１、文字多重デコー
ダ２２、メインコントローラ２３は、この発明に係る文
字放送受信装置を構成するものである。

【００２１】図２は、上記文字多重デコーダ２２の構成
を示す回路ブロック図である。この文字多重デコーダ２
２は、データ取込回路２２ａと、バッファメモリ２２ｂ
と、ＣＰＵ２２ｃと、データメモリ２２ｄと、表示制御
回路２２ｅと、画像メモリ２２ｆと、ＲＯＭ２２ｇと、
ＲＡＭ２２ｈと、付加音デコーダ２２ｉと、時計回路２
２ｊと、入力ＩＦ（インタフェース）回路２２ｋと、出
力ＩＦ回路２２ｌと、文字発生器２２ｍを備えており、
これらのうち、データ取込回路２２ａ、バッファメモリ
２２ｂ、ＣＰＵ２２ｃ、データメモリ２２ｄ、表示制御
回路２２ｅ、ＲＯＭ２２ｇ、ＲＡＭ２２ｈ、付加音デコ
ーダ２２ｉ、時計回路２２ｊ、入力ＩＦ回路２２ｋ、出
力ＩＦ回路２２ｌ及び文字発生器２２ｍは、互いに制御
バス２２ｎを介して接続されている。さらに、この制御
バス２２ｎには、メインコントローラ２３が接続される
ことになる。

【００２２】すなわち、入力端子２２ｏには、上記ビデ
オ処理回路１３から出力されたビデオ信号が供給され
る。そして、このビデオ信号は、データ取込回路２２ａ
に供給される。データ取込回路２２ａは、入力されたビ
デオ信号に重畳された文字放送データを抽出して、この
文字放送データに対して同期再生及び誤り訂正を行なっ
た後、バッファメモリ２２ｂに一時的に記憶する。

【００２３】このＣＰＵ２２ｃは、ＲＯＭ２２ｇに記憶
された制御プログラム及びＲＡＭ２２ｈに記憶される制
御データにより動作するものである。また、ＣＰＵ２２
ｃは、入力ＩＦ回路２２ｋにより取り込まれる入力装置
２５からの入力操作情報、もしくはメインコントローラ
２３から転送されるリモコン操作器２４による入力操作
情報を解読し、この解読結果に基づいて、バッファメモ
リ２２ｂに記憶された文字放送データの記憶処理及び提
示処理を実行する。そして、取り込まれた入力操作情報
のうち、番組を指定するための番組番号を示す情報を含
む場合に、この番組番号を示す情報をＲＡＭ２２ｈに記
憶する。

【００２４】ＣＰＵ２２ｃは、バッファメモリ２２ｂに
記憶した文字放送データの中に、ＲＡＭ２２ｈに記憶さ
れた番組番号と一致する番組指定データがあると、以降
に続く複数ページ構成のＥＰＧデータもしくは番組デー
タ全てをデータメモリ２２ｄに転送して記憶する。ま
た、バッファメモリ２２ｂに記憶した文字放送データの
中に、ＥＰＧデータが含まれる場合に、このＥＰＧデー
タをデータメモリ２２ｄに転送する。以後、データメモ
リ２２ｄに記憶されたＥＰＧデータもしくは番組データ
は、表示の際に、文字発生器２２ｍで復号された文字映
像に変換され、ページ単位で表示制御回路２２ｅを経て
画像メモリ２２ｆに転送される。

【００２５】表示制御回路２２ｅは、画像メモリ２２ｆ
に書き込まれた表示用データを読み出して出力端子２２
ｐに導出し、Ｒ，Ｇ，Ｂ信号を得て、上記表示装置２１
に転送する。また、表示制御回路２２ｅは、出力端子２
２ｒを介して映像切替回路１９の切り替えを制御するた
めの切替信号を出力する。表示装置２１は、入力された
データがＥＰＧデータである場合、図３に示すように、
時間帯に応じた各チャンネル毎の番組データを示す番組
表として表示する。また、付加音デコーダ２２ｉは、バ
ッファメモリ２２ｂに含まれる付加音データを処理して
出力端子ｑに導出し、スピーカ１７に転送する。

【００２６】データメモリ２２ｄには、番組表データ記
憶部２２ｄ１と予約番組データ記憶部２２ｄ２とが設け
られている。番組表データ記憶部２２ｄ１は、バッファ
メモリ２２ｂから転送されるＥＰＧデータを記憶するも
のであり、予約番組データ記憶部２２ｄ２は、入力装置
２５もしくはリモコン操作器２４により番組録画予約の
指定があった場合に、この指定された番組データを記憶
するものである。なお、この番組データには、番組を識
別するための識別情報と、番組の開始日時情報及び終了
日時情報と、チャンネルとが含まれている。

【００２７】時計回路２２ｊは、現在日時を計測するも
のである。また、ＣＰＵ２２ｃは、録画状態判定手段２
２ｃ１と、識別表示制御手段２２ｃ２とを備えている。
録画状態判定手段２２ｃ１は、時計回路２２ｊで計測さ
れた現在日時とデータメモリ２２ｄの予約番組データ記
憶部２２ｄ２に記憶された予約番組の開始日時情報及び
終了日時情報とを比較し、この比較結果に基づいて、予
約番組データ記憶部２２ｄ２に記憶された予約番組の状
態を判定する。そして、時計回路２２ｊで計測された現
在日時とデータメモリ２２ｄの予約番組データ記憶部２
２ｄ２に記憶された予約番組の開始日時とが一致した場
合、出力ＩＦ回路２２ｌを介してＶＴＲに録画指示信号
を送信するように外部機器制御回路２６を制御する。こ
のため、ＶＴＲ録画制御が可能になる。さらに、予約番
組の終了日時と現在日時とが一致した場合、ＶＴＲの録
画動作を停止させるように外部機器制御回路２６を制御
する。

【００２８】識別表示制御手段２２ｃ２は、録画状態判
定手段２２ｃ１による判定結果に基づいて、予約番組デ
ータ記憶部２２ｄ２に記憶された番組の予約状態を示す
情報を、表示装置２１に表示された番組表に対応付け
て、表示画面上で指定番組の情報を予約状態毎に互いに
異なる表示形態で表示させる。

【００２９】文字発生器２２ｍは、バッファメモリ２２
ｂに記憶された文字放送データから文字の映像を復号す
る時に使用されるものである。次に、この発明の一実施
の形態における予約番組を状態に応じて画面上で識別可
能にした番組表を表示する例について説明する。

【００３０】図４は、予約番組の状態の表示を行なう際
のＣＰＵ２２ｃの動作を説明するためのフローチャート
である。まず、ＣＰＵ２２ｃは、データメモリ２２ｄの
予約番組データ記憶部２２ｄ２から予約番組の検索を行
ない（ステップＳ１０１）、予約番組があるか否かを判
定する（ステップＳ１０２）。そして、予約番組がある
場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２２ｃは、画面上に表示された
番組表に予約欄を追加するように、表示制御回路２２ｅ
を指示し（ステップＳ１０３）、この予約番組の放送日
時と時計回路２２ｊで計測された現在日時とを比較し
（ステップＳ１０４）、この比較結果に基づいて、予約
番組が録画済みであるか、録画中であるか、録画予約済
みであるかを判断する（ステップＳ１０５，Ｓ１０６，
Ｓ１０７）。ここで、予約番組が録画済みであると判断
された場合に、録画済みである旨を画面上の予約欄に表
示するようにし（ステップＳ１０８）、録画中である場
合に、録画中である旨を画面上の予約欄に表示するよう
にし（ステップＳ１０９）、録画予約済みである場合
に、録画予約済みである旨を画面上の予約欄に表示する
ように処理を実行する（ステップＳ１１０）。

【００３１】そして、ＣＰＵ２２ｃは、データメモリ２
２ｄの予約番組データ記憶部２２ｄ２から他の予約番組
を検索した場合にも（ステップＳ１１１）、上記ステッ
プＳ１０４〜Ｓ１１０の処理を繰り返し実行する。以
後、ＣＰＵ２２ｄは、予約番組データ記憶部２２ｄ２に
記憶された全ての予約番組に対して録画状態を判定した
後、予約番組の状態を示す情報を図５に示す如く番組表
の一部として表示させるように表示制御回路２２ｅを制
御する（ステップＳ１１２）。

【００３２】したがって、上記処理によれば、視聴者
は、画面上で番組表を視認できるとともに、録画予約指
定された番組の予約状態を視認することができる。な
お、上記処理において、リモコン操作器２４もしくは入
力装置２５の選択ボタンを押下することにより番組の予
約状態のみを画面上に表示するようにしてもよい。この
場合、番組数及びチャンネル数が増加して予約番組の状
態を画面上に表示しきれなくなっても、視聴者は、要望
に応じて番組の予約状態を視認できることとなり、画像
メモリ２２ｆの容量を増加させる必要がなくなる。

【００３３】次に、上記実施の形態の他の例として番組
の予約状態に応じて画面上に表示された番組表の表示属
性を変更する例について説明する。図６は、番組表の表
示属性を変更する際のＣＰＵ２２ｃの動作を説明するた
めのフローチャートである。

【００３４】まず、ＣＰＵ２２ｃは、データメモリ２２
ｄの予約番組データ記憶部２２ｄ２から予約番組の検索
を行ない（ステップＳ２０１）、予約番組があるか否か
を判定する（ステップＳ２０２）。そして、予約番組が
ある場合（ＹＥＳ）、ＣＰＵ２２ｃは、この予約番組の
放送日時と時計回路２２ｊで計測された現在日時とを比
較し（ステップＳ２０３）、この比較結果に基づいて、
予約番組が録画済みであるか、録画中であるか、録画予
約済みであるかを判断する（ステップＳ２０４，Ｓ２０
５，Ｓ２０６）。ここで、予約番組が録画済みであると
判断された場合に、録画済みと識別できるように表示属
性を変更し（ステップＳ２０７）、録画中である場合
に、録画中と識別できるように表示属性を変更し（ステ
ップＳ２０８）、録画予約済みである場合に、録画予約
済みと識別できるように表示属性を変更するように処理
を実行する（ステップＳ２０９）。

【００３５】そして、ＣＰＵ２２ｃは、データメモリ２
２ｄの予約番組データ記憶部２２ｄ２から他の予約番組
を検索した場合にも（ステップＳ２１０）、上記ステッ
プＳ２０３〜Ｓ２０９の処理を繰り返し実行する。以
後、ＣＰＵ２２ｄは、予約番組データ記憶部２２ｄ２に
記憶された全ての予約番組に対して録画状態を判定した
後、番組表の予約番組の枠を図７に示す如く録画状態に
応じて表示属性を識別可能に変更させるように表示制御
回路２２ｅを制御する（ステップＳ２１１）。

【００３６】したがって、上記処理によれば、視聴者
は、画面上に表示された番組表の中から表示属性により
予約番組の状態を把握することができる。よって、予約
番組の状態を示す欄を番組表とは別に設けることなくな
るので、画像メモリ２２ｆの容量を増加させずに済む。
なお、表示属性の変更においては、予約番組の録画状態
に応じて、色、点滅、コンシール、下線、囲み線、フォ
ントのうちの少なくともいずれかにより属性を変更する
ようにし、図７の表示例では、囲み線により属性を変更
している。

【００３７】なお、上記表示属性をコンシールにより変
更する場合について、ＣＰＵ２２ｃは、図８に示すフロ
ーチャートにより動作する。すなわち、ＣＰＵ２２ｃ
は、番組表示中（ステップＳ３０１）に、予約番組デー
タ記憶部２２ｄ２に予約番組が記憶されているか否かを
確認し（ステップＳ３０２）、確認された場合に、図９
に示す如く予約番組以外を番組表から隠して、予約番組
のみを表示させる（ステップＳ３０３）。また、ステッ
プＳ３０２の処理において、予約番組データ記憶部２２
ｄ２に予約番組が記憶されていない場合には、コンシー
ルが実行されていないと判断され（ステップＳ３０
４）、通常の番組表表示処理に移行する。さらに、上記
ステップＳ３０２の処理において、予約番組データ記憶
部２２ｄ２に記憶された全ての予約番組の確認が終了し
た場合には、ステップＳ３０４でコンシール実行中と判
断され、コンシール処理を終了する（ステップＳ３０
５）。

【００３８】以上のように、上記実施の形態によれば、
ＣＰＵ２２ｃは、データメモリ２２ｄの予約番組データ
記憶部２２ｄ２に記憶された予約番組の開始日時及び終
了日時と、時計回路２２ｊで計測される現在日時とを比
較することにより、予約番組が現在録画済み、録画中、
録画予約済みのいずれかの状態であるかを判断し、この
判断結果に基づいて、番組の予約状態を示す欄を表示装
置２１の表示画面上の番組表の一部として表示するよう
に表示制御回路２２ｅを制御している。

【００３９】このため、視聴者は、番組表とともに番組
の予約状態を示す欄を参照することにより、録画予約指
定された予約番組が現在録画済み、録画中、録画予約済
みのいずれかの状態であるかを確認でき、さらに番組の
予約状態の管理を行なうことが可能となる。

【００４０】また、上記実施の形態によれば、視聴者の
リモコン操作器２４もしくは入力装置２５による操作に
応じて、番組の予約状態を示す欄のみを画面上に表示す
ることも可能であるので、番組数及びチャンネル数が増
加して予約番組の状態を画面上に表示しきれなくなって
も、視聴者は、番組の予約状態のみを視認でき、よっ
て、番組の予約状態を示す欄を番組表とともに表示する
分の画像メモリ２２ｆの容量を増加させる必要がなくな
る。

【００４１】さらに、上記実施の形態によれば、ＣＰＵ
２２ｃは、予約番組データ記憶部２２ｄ２に記憶された
番組の予約状態に応じて、表示装置２１の表示画面上に
表示された番組表内の予約番組の表示属性を識別可能に
変更するようにしている。このため、視聴者は、表示装
置２１の表示画面上に表示された番組表の中から表示属
性を見ることにより番組の予約状態を視認することがで
きる。よって、番組の予約状態を示す欄を番組表とは別
個に設けることなくなるので、画像メモリ２２ｆの容量
を増加する必要もなくなる。

【００４２】なお、テレビジョン受信機や文字多重デコ
ーダの構成、予約番組の表示形態などについても、この
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。また、入力装置２５を設けず、リモコン操作器２４
を兼用してリモコン操作により、文字多重デコーダ２２
の操作を行なえるようにしてもよい。

【００４３】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
画面上に表示された番組表から録画予約指定された番組
の予約状態を視認することが可能な文字放送受信装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る文字放送受信装置の一実施の形
態が適用されるテレビジョン受信機の構成を示すブロッ
ク構成図。

【図２】上記図１に示す文字多重デコーダの具体的構成
を示すブロック構成図。

【図３】番組表の表示例を示す図。

【図４】同実施の形態における番組の予約状態の表示を
行なう際の文字多重デコーダの動作を説明するために示
すフローチャート。

【図５】上記図４に示す動作による番組の予約状態の表
示例を示す図。

【図６】同実施の形態における番組の予約状態に応じて
番組表の表示属性を変更する際の文字多重デコーダの動
作を説明するために示すフローチャート。

【図７】上記図６に示す動作よる番組の予約状態の表示
例を示す図。

【図８】同実施の形態においてコンシールにより表示属
性を変更する場合の文字多重デコーダの動作を説明する
ために示すフローチャート。

【図９】上記図８に示す動作よる表示例を示す図。

【符号の説明】

１１…アンテナ、１２…チューナ、１３…ビデオ処理回路、１４…音声復調増幅回路、１５…音声切替回路、１６…音声増幅回路、１７…スピーカ、１８…輝度増幅・色復調回路、１９…映像切替回路、２０…映像増幅回路、２１…表示装置、２２…文字多重デコーダ、２３…メインコントローラ、２４…リモコン操作器、２５…入力装置、２６…外部機器制御回路、２２ａ…データ取込回路、２２ｂ…バッファメモリ、２２ｃ…ＣＰＵ、２２ｃ１…録画状態判定手段、２２ｃ２…識別表示制御手段、２２ｄ…データメモリ、２２ｄ１…番組表データ記憶部、２２ｄ２…予約番組データ記憶部、２２ｅ…表示制御回路、２２ｆ…画像メモリ、２２ｇ…ＲＯＭ、２２ｈ…ＲＡＭ、２２ｉ…付加音デコーダ、２２ｊ…時計回路、２２ｍ…文字発生器。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】テレビジョン信号の特定される期間内に
重畳された文字放送信号のうちの各チャンネルの番組案
内情報を抽出し記憶して、当該情報を番組表の形式で選
択的に表示する番組案内情報表示機能と、この番組表の
中の任意の番組が録画予約指定されることにより外部に
接続される録画装置を制御してその指定番組を録画させ
る録画装置制御機能とを有する装置であって、現在日時を計測するタイマ手段と、視聴者の操作により前記番組表の中の任意の番組が録画
予約指定された場合に、この指定番組の識別情報、開始
日時情報及び終了日時情報を含む番組情報を記憶する記
憶手段と、この記憶手段に記憶された番組の開始日時情報及び終了
日時情報と、前記タイマ手段で計測された現在日時情報
とを比較し、この比較結果に基づいて、前記記憶手段に
記憶された番組の予約状態を判定する判定手段と、この判定手段による判定結果に基づいて、前記記憶手段
に記憶された番組の予約状態を示す情報を、前記番組案
内情報に対応付けて、表示画面上で前記指定番組の情報
を予約状態ごとに互いに異なる表示形態で表示させる識
別表示制御手段とを具備してなることを特徴とする文字
放送受信装置。
【請求項２】前記識別表示制御手段は、表示画面上に
前記判定手段で判定された番組の予約状態を示す情報を
前記番組表の一部として表示する手段を有してなること
を特徴とする請求項１記載の文字放送受信装置。
【請求項３】前記識別表示制御手段は、前記番組の予
約状態を示す情報を、視聴者の選択操作に応じて単独で
表示する手段を有してなることを特徴とする請求項１ま
たは２記載の文字放送受信装置。
【請求項４】前記識別表示制御手段は、前記判定手段
により判定された番組の予約状態に応じて、表示画面上
に表示された番組表内の録画予約指定された番組の表示
属性を変更する表示属性変更手段を有してなることを特
徴とする請求項１記載の文字放送受信装置。
【請求項５】前記表示属性変更手段は、前記判定手段
で判定された番組の予約状態に応じて、色、点滅、コン
シール、下線、囲み線、フォントのうちの少なくともい
ずれかにより属性を変更する手段であることを特徴とす
る請求項１または４記載の文字放送受信装置。