JP2000069143A - 電話装置および電話装置の記憶内容転送方法 - Google Patents

電話装置および電話装置の記憶内容転送方法

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JP2000069143A
JP2000069143A JP23672598A JP23672598A JP2000069143A JP 2000069143 A JP2000069143 A JP 2000069143A JP 23672598 A JP23672598 A JP 23672598A JP 23672598 A JP23672598 A JP 23672598A JP 2000069143 A JP2000069143 A JP 2000069143A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話装置において、電話機を買い換えた場合
や増設した場合、数百件もある電話帳の内容データを特
別な治工具無しに転送する方法を提供する。 【解決手段】 音信号を入力する音信号入力部と、該入
力部に入力された音信号を受信し判定する音信号受信判
定部と、該音信号受信判定部で受信した音信号を解読す
る解読部と、該解読部で解読した内容を記憶する記憶部
とを具備し、前記入力部にて受け取った音信号にしたが
って該解読内容を前記記憶部に記憶する入力装置と、前
記記憶部と、音信号を符号化する音信号符号化部と、該
符号化部で符号化された音信号を発生する音信号発生部
と、該音信号発生部で発生した音信号を出力する音信号
出力部とを具備し、前記記憶部の記憶内容を音信号に変
換出力する出力装置と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に組み込
まれた電話帳の記憶内容データの転送に関し、電話装置
および電話装置の記憶内容転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭の電話機や携帯電話機などを買い換
えた場合に、旧機種の中に入力された電話帳データを新
機種に移す必要が有る。
【0003】このためのしくみとしてこれまでは、電話
帳転送に関し、 A)PHSトランシーバモード使用 B)通信回線経由の電話帳データ伝送 C)コードレス電話子機間 D)パソコン使用の仲介型の転送 また、DTMFを使用したものには次のようなものが有
る、 E)DTMFダイヤラ F)DTMF文字転送 即ち、上記A)では、PHSを使用したデジタルコード
レス電話機の子機同士をトランシーバモードにて接続
し、無線データ伝送機能を使用して電話帳を転送するも
のである(パルディオ331S等:NTTパーソナルの
商品名)。
【0004】上記B)では、各種データが設定されたA
局の電話機からB局の電話機へ、電話回線を介してDT
MF信号によって伝送指令コマンドを送り、その後前記
A局の電話機の設定データを所定の変調信号によって電
話回線を介してB局の電話機へ伝送するものがある(特
開平6−326765号公報)。
【0005】また、無線選択呼出受信装置において、電
話帳メモリの内容をDTMFに変換し無線選択呼出シス
テムに電話回線を通じて伝送しこれを指定の無線選択呼
出受信装置に配信する事で電話帳内容を転送する物が有
る(特開平9−247728号公報)。
【0006】上記C)では送話音声と制御データを高周
波信号として送信する無線送信手段、無線受信手段、電
話帳データを含むデータを記憶する記憶手段、制御手段
により構成され、記憶手段内に記憶された電話帳データ
の各データに公開の可否を示す識別符号と、制御手段内
に前記識別符号を検出する識別符号検出手段を設け公開
可の電話帳データを無線送信手段により伝送するもので
ある(特開平7−38957号公報)。
【0007】上記D)では、PDC方式デジタル携帯電
話の仕様として定められた事業者間共通コネクタによる
電話帳の読み出し、書き込み仕様に基いて、専用ケーブ
ルを使用しPDC方式デジタル携帯電話機の電話帳をパ
ーソナルコンピュータに転送し、(これを編集し)、ま
たPDC方式デジタル携帯電話機に転送する事でPDC
方式デジタル携帯電話機間の電話帳転送が行えるもので
ある(モバイルエディター:ハル・コーポレイションの
商品名、ケータイ・エディ:インクリメントPの商品
名)。
【0008】上記E)は、ビーパーとして知られてお
り、電話機送話口に発音部を当て電話帳に記憶してある
電話番号をDTMFにて発生しダイヤル信号とし、電話
をかけるものが有る。
【0009】上記F)は、ダイヤルキーの出力をDTM
F信号に変換し電話回線にて接続された相手機器にて受
信しデコードし、プリンタに印字されるものである(特
開昭62−91061号公報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話機を買い換え
た場合に、旧機種の中に入力された電話帳データを新機
種に移す必要が有る。この時、携帯電話機に特別なハー
ドウエアを付け加えず、通信費用もかけずに電話帳転送
したい。しかも異機種間ででも可能としたい。しかし、
このような要求全てを満たすものはこれまでに無かっ
た。
【0011】即ち、上記A)B)C)D)は特定の機器
間(PHS、コードレス電話機、PDC方式携帯電話
機、無線選択呼出受信装置等)での転送しか出来ない。
上記B)では通信回線を使用し課金される。上記D)で
は、パーソナルコンピュータと接続する特別なケーブル
が必要となる。
【0012】本発明では、これを解決するために、通常
の電話機が持つスピーカとマイクを使用して音による電
話帳データの伝送を行う。これによって、PHSから携
帯電話機(PDC、CDMAなど)、有線電話機からP
HSへの電話帳転送など異機種間の電話帳転送が可能と
なる。しかしこれにも以下の問題がある。
【0013】音は周囲雑音が多く、これを受けにくくし
たい。また、雑音による誤りに対する保護が必要 新規の伝送形態の採用は、新たな追加ハードウエアが必
要となる DTMFは速度が遅い。新たにモデムを用意すると高
価、実装場所必要 音では容易に複写可能となる(セキュリティーに難点有
り) 何を、どこまで転送しているか分からない 例えば、シークレットデータを移す場合に、受信側にシ
ークレット機能が無い場合など困る 取り扱うデータと音との対応が異なる電話機相互の電話
帳転送ができない 送信側のデータが受信側記憶量よりも多いときにも、受
信したデータは残しておきたい等である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電話装置
は、音信号を入力する音信号入力部と、該入力部に入力
された音信号を受信し判定する音信号受信判定部と、該
音信号受信判定部で受信した音信号を解読する解読部
と、該解読部で解読した内容を記憶する記憶部とを具備
し、前記入力部にて受け取った音信号にしたがって該解
読内容を前記記憶部に記憶する入力装置と、前記記憶部
と、音信号を符号化する音信号符号化部と、該符号化部
で符号化された音信号を発生する音信号発生部と、該音
信号発生部で発生した音信号を出力する音信号出力部と
を具備し、前記記憶部の記憶内容を音信号に変換出力す
る出力装置と、を有することを特徴とする電話装置であ
る。
【0015】請求項2記載の電話装置は、前記音信号出
力部が受話器のイヤピースまたはスピーカホンのスピー
カまたは着信リンガーであり、前記音信号入力部が送話
器のマイクロホンまたはスピーカホンのマイクロホンで
あることを特徴とする請求項1記載の電話装置である。
【0016】請求項3記載の電話装置は、前記出力装置
の音信号出力部がイヤホン用ジャック、前記入力装置の
音信号入力部がマイク用ジャックであり、外部イヤホン
及び外部マイクまたはケーブルにて接続できることを特
徴とする請求項1記載の電話装置である。
【0017】請求項4記載の電話装置は、前記音信号に
DTMF信号を使用することを特徴とする請求項1記載
の電話装置である。
【0018】請求項5記載の電話装置は、記憶部の記憶
内容を音響信号に変換出力する出力方法を有する電話装
置と、受け取った音響信号にしたがってその解読内容を
記憶部に記憶する入力方法を有する電話装置とを用いた
電話装置の記憶内容転送方法において、該各電話装置の
電話番号の記憶内容を一方の電話装置から他方の電話装
置へと転送することを特徴とする電話装置の記憶内容転
送方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に本発明を有線電話機に適応
したブロック図を示す。1は記憶部で、電話帳データや
暗証番号などのデータが記憶されている。2はCPUで
表示機80、キー入力装置81などと共にユーザーから
の電話操作などを処理するとともに、本考案では電話帳
データからDTMFデータへの変換や、暗証番号の送
出、照合などを行う。3はDTMFジェネレータでCP
Uからのデータを音信号に変換する。31はスイッチ
で、CPUによって指示され、電話音声信号とDTMF
音信号の何れかをアンプ32へ導く切り替えを行う。3
3はスイッチで、CPUによって指示され、出力音を送
受話器5のイヤピース51かスピーカホンのスピーカ5
2かイヤホンジャック53の何れかに導く切り替えを行
う。34はスピーカ用の電力増幅回路で、スピーカホン
時の十分な音量を発生させるために音信号を増幅する。
【0020】55は送受話器5の送話マイク、56はス
ピーカホンのマイク、57はマイクジャックで、音信号
が入力される。43はスイッチで、上記の何れかをCP
Uの指示により選択しアンプ42へ入力する。41はス
イッチで、CPUの指示により音信号を音声回路または
DTMFレシーバへと切り替える。4はDTMFレシー
バで、音信号をCPUへのDTMFデータへと変換す
る。変換されたデータはCPU2へ渡され、DTMFデ
ータから電話帳データへと変換される。
【0021】6は発振器で、DTMFジェネレータやD
TMFレシーバの音の発生や音の判定を行う周波数の基
準を発振している。
【0022】71は音声回路、72は通信回路で有線電
話の2線4線変換スピーチネットワークであり、回線7
3に接続される。
【0023】通常の電話通信での使用のため、DTMF
ジェネレータは、トーン信号によるダイヤル発信を行う
ために通信回路へ接続されている。また、DTMFレシ
ーバは、図示しない留守番電話部分などのリモート制御
を行うために設けられ、回線からのDTMF音を選別し
CPUに伝えている。
【0024】上記構成の電話機にて、電話帳の移し替え
を行う動作を述べる。上記構成は、出力装置であると共
に入力装置である。この装置が2台あり、片方が現用の
電話機で電話帳データを既に入力されている。以下これ
を「出力装置」と呼ぶ。もう一方が新規に導入した電話
機で電話帳にデータを移すもので、以下「入力装置」と
呼ぶ。
【0025】ユーザーが出力装置をキー操作により電話
帳出力モードに設定すると、CPU2は記憶部1の電話
帳データ量(登録済件数)をLCD表示機80に表示し
て待機する。一方ユーザーが入力装置をキー操作により
電話帳入力モードにすると、CPU2’はLCD表示機
80’にメモリ容量(電話帳登録可能件数)を表示して
待機する。このメモリ量表示は伝送でデータが入力装置
側にすべて入りきるか否かを事前に示すためである。
【0026】ユーザーが送受話器を使用して電話帳デー
タを転送する指定をしたとすると、スイッチはそれぞ
れ、31はDTMFジェネレータ3側に接続され、33
はユーザー指定により送受話器のイヤピース51に、4
3’はユーザー指定により送受話器のマイク55’か
ら、41’はDTMFレシーバ4’側に接続される。こ
の状態を、図2に出力装置側と入力装置側のそれぞれ関
係する部分を取り出して示した。以下これにしたがって
動作を述べる。
【0027】出力装置で伝送開始を指定すると、CPU
2は記憶部1からまず暗証番号を読み出しこれを暗号化
して送信する。即ち、読み出した暗証番号を暗号化した
結果が例えば「1234」であった場合、CPU2はこ
れをシフトJISコードの「8250、8251、82
52、8253」と解釈する。ここで16ビットコード
を数値4桁で表現し、対応するDTMFを並べて発生す
る。
【0028】例えば、「亜」は、シフトJISコード
で、889Fであり、対応変換表(図3)によって88
9Cと変換される。これを参照し、上記「1234」は
「825D、8251、8252、8253」と変換し
DTMFジェネレータ3へ送る。DTMFジェネレータ
3はこれをそれぞれDTMFトーンとして発生し、アン
プ32スピーカ51を経て音響を発生する。この音響
が、入力装置のマイク55’にて音信号に変換され、ア
ンプ42’を経由してDTMFレシーバ4’に入力され
る。DTMFレシーバ4’は音信号を受信しCPU2’
に「825D、8251、8252、8253」を出力
する。CPU2’は、このデータを対応変換表を参照し
対応逆変換し、「8250、8251、8252、82
53」、即ち「1234」である事を解読する。
【0029】CPU2’はこれを暗証番号比較検査2
5’にて元の暗証番号に戻し、ユーザーが予め入力装置
に入力した、送信装置の暗証番号と比較して同じ場合は
以下の転送信号を受け付ける。異なる場合は、「暗証番
号エラー」と表示し、転送を中止する。この暗証番号確
認操作は、この転送機能を利用して正規ユーザー以外の
人が容易に電話帳を読み取る事を防ぐためである。
【0030】出力装置側は、暗証番号の比較結果を知ら
ないので、そのまま電話帳の内容を出力し続ける。入力
装置側は暗証番号の比較に成功すればこのデータを受け
付け、電話帳に記録する。即ち、電話帳内容がCSV形
式で送られ、ヘッダーとして「姓,名,電話番号,携帯
番号,FAX番号,シークレット,備考crlf」、デ
ータとして「青木,裕子,0123−45−6789,
030−12−34567,0123−45−678
0,1crlf」、「...」...と伝送される。
【0031】この伝送は、シフトJISコード「90A
9 2c 96BC ..中略..0d0a」「90C
2 96D8 2c ..中略..0d0
a」「...」がDTMFコード「9D00 2# 9
6*# ..中略..DAD0」「90#2 96A8
2# ..中略..DAD0」「...」に変換さ
れ、音として伝送される。各情報が出力されている間、
LCD表示器には何件目のデータが伝送中かを示す数値
が表示される。
【0032】入力装置はDTMF音をDTMFレシーバ
で受信、CPUで解読し、ヘッダーとして「姓,名,電
話番号,携帯番号,FAX番号,シークレット,備考c
rlf」、データとして「青木,裕子,0123−45
−6789,030−12−34567,0123−4
5−6780,1crlf」、「...」...として
電話帳へ記憶する。このとき例えば、対応する項目「シ
ークレット」が入力装置側の電話帳でサポートしていな
いときは、これを表示し、ユーザーの判断を求める。受
信メモリーがいっぱいになるまでに判断が入力されない
ときは、この項目を記憶しないで捨てる。判断はLCD
表示機に表示される選択肢にて、「1捨てる、2備考に
記憶、3転送中止」から選択する。
【0033】最終的に、電話帳データを全て出力し終え
ると、出力側は空白の行(crlfのみの行)を10回
送出する事で終了した事を入力装置側に知らせ、電話帳
転送モードを終了する。これを受け取った入力装置側も
電話帳転送モードを終了し、LCD表示器に「受信完
了」表示を行い「ピー」と音をリンガー54’に出力す
る。
【0034】伝送結果の信頼性を確認する「比較モー
ド」が出力装置側に設定されていると、伝送終了時の1
0回の空白行の代わりに5回の空白行の送出後、送信側
は再度データ送信を開始する。これを受信側は1回目に
電話帳に記録したデータと比較しながら誤りが有るか否
かをLCD表示器に表示する。
【0035】データ伝送後、「上書きモード」を入力側
で設定すると、入力側の電話帳データを無視して、電話
帳が空であるとみなして電話帳伝送を行う。これによっ
て、誤りの有った場合に再度伝送する事が容易になる。
【0036】出力装置から伝送された電話帳データを受
信する入力装置の記憶容量を監視し、現在受信した電話
帳データを記憶するとメモリー量を上回る事を検出した
場合、入力装置はそれまで伝送され記憶したデータは保
持し、それ以降のデータを無視して、伝送終了を行い、
LCD表示器に「データ容量不足」と表示を行い「ピピ
ピ」と音をリンガー54’に出力する。
【0037】上記のように送受話器を音響伝送に使用す
る例では2台の電話機で送受話器間の間隔が異なる場合
も多く、双方向の音響伝送には適さないため、片方向の
伝送のみによる動作を行っている。また、スピーカホン
を使用する場合も送信音と受信音が区別できず、片方向
の伝送による動作を行う。しかし、信頼性をあげるため
データ伝送時にハンドシェイクを行いながら伝送する事
もできる。この場合、電話機形状の違いを考慮すると、
イヤホンジャックやマイクジャックを利用し、イヤホン
マイクによる接続やケーブル接続が適当である。
【0038】ケーブル接続を使用するときのケーブル回
路例を図4に示す。出力側が差動出力を構成しており、
これを抵抗終端し、直流カットし、更にインピーダンス
整合のため直列抵抗を入れて、マイク端子に接続してい
る。
【0039】しかし、イヤホンマイク端子の無い電話機
もあるので、片方向での音響伝送が汎用的である。
【0040】以上の例では、回線に接続される有線電話
として示したが、無線で接続される携帯電話でも同様で
ある。
【0041】また、DTMFの周波数を変更する事で、
通常のDTMFと異なる周波数を使用する事もでき、周
囲の電話機からのダイヤル発信時のDTMF音響を受け
ない様にする事も可能である。
【0042】また、音響にてデータを送受信する為に
は、音信号発生部としてテキスト音声変換を、また、音
信号受信判定部として音声認識技術を用いて行う事もで
きる。
【0043】更に、雑音による伝送誤りを検出または訂
正するため、データを2回伝送し誤りを検出する事もで
きる。3回伝送し多数決にて受信データを決定する事も
できる。DTMFにて伝送する場合にはデータ伝送に時
間がかかるため、実使用上は、少ない回数で済ます事が
望ましい。
【0044】上記の実施例では、音声回路とDTMFジ
ェネレータとをスイッチで切り替えて使用するように示
しているが、本考案の動作では電話帳の転送時に通信回
路を使用しないため音声回路も動作せず、これを同時に
(例えば加算アンプにて加算し)前置出力アンプへ印加
する回路構成としてもかまわない。また、DTMF信号
が通信回路へ印加されても、通信回線を使用していない
ので問題はない。また、DTMFレシーバ入力も音声回
路や通信回路に接続されたままでかまわない構成とでき
る。
【0045】以上では、音信号にDTMFを用いたが、
より高速の伝送を行うためにモデム信号を使用する事が
できる。この場合の構成は、図1のDTMFジェネレー
タ3の代わりにモジュレータを、DTMFレシーバ4の
代わりにデモジュレータを配置し、音響入力と音響出力
にて同様にインタフェースすれば良い。最近はデジタル
シグナルプロセッサ(DSP)を使用してDTMFジェ
ネレータレシーバも、モデム信号処理も行う事ができ、
DTMF処理の代わりにモデム処理をDSPプログラム
として置換えて使用する事ができる。本考案の場合は、
特に回線を使用していないので通信に必要な処理を行わ
ずモデム信号処理のみを行う事ができ、DSP処理量が
少なく済むので、より置換えやすい。
【0046】本発明の電話装置は、音の発生/入力のた
めの装置を具備しているので、音を媒介とし電話帳デー
タを転送する事に対して新たなハードウエアを追加する
必要が無い。そこで、イヤピースより電話帳データを音
として放音し、マイクにて入力し解読して電話帳データ
とする。また、イヤホンマイクジャックとケーブルを使
用することで、電気音響変換せずに電話帳の音信号によ
る伝送が可能となる。この時、音の発生源/解読装置に
既製ハードウエア/ソフトウエアを使用する事が望まし
く、DTMF発生器受信機や発信者番号を送受するモデ
ムなどを使用することができる。
【0047】セキュリティーに付いては、送り側に予め
使用していた暗証番号を受け側に入力し、伝送の初めに
これが合致したときのみ伝送を受け付けることで、通常
の範囲の手段によるデータの不正複写は防ぐことができ
る。
【0048】データの信頼性は、複数回伝送し一致確認
することで向上する。現在の状態は表示器に表示し、受
信側に対応する項目が無い場合はユーザーに問い合わせ
る。
【0049】データと音信号との対応表を複数持ち選択
使用することで、例えばメーカー毎に対応が異なっても
選択受信できる。また、データ記憶量の違いにより受信
側でメモリーがいっぱいになったときに、受信を打ち切
ることで、既に受信したデータを無駄にすることが無
い。
【0050】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
携帯電話機を買い換えた場合などに、旧機種の中に入力
された電話帳データを新機種に移す事ができる。また、
通信費用をかけずに電話帳転送が可能となる。さらに、
異機種間ででも可能となる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、周囲雑音を
受けにくい。また、双方向に伝送可能となりハンドシェ
イクができる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、従来から持
つハードウエア/ソフトウエアを使用でき、スイッチな
どの追加のみで可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって有線電話への適用例を
示す図である。
【図2】実施例による信号伝送の説明を示す図である。
【図3】対応変換表の例を示す図である。
【図4】接続ケーブルの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 記憶部 2 CPU 3 DTMFジェネレータ 4 DTMFレシーバ6は発振器 5 送受話器 31 スイッチ 32 アンプ 33 スイッチ 34 スピーカ用の電力増幅回路 41 スイッチ 42 アンプ 43 スイッチ 51 イヤピース 53 イヤホンジャック 52 スピーカホンのスピーカ 55 送受話器5の送話マイク 56 スピーカホンのマイク 57 マイクジャック 71 音声回路 72 通信回路 73 回線 80 表示機 81 キー入力装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音信号を入力する音信号入力部と、該入
    力部に入力された音信号を受信し判定する音信号受信判
    定部と、該音信号受信判定部で受信した音信号を解読す
    る解読部と、該解読部で解読した内容を記憶する記憶部
    とを具備し、前記入力部にて受け取った音信号にしたが
    って該解読内容を前記記憶部に記憶する入力装置と、前
    記記憶部と、音信号を符号化する音信号符号化部と、該
    符号化部で符号化された音信号を発生する音信号発生部
    と、該音信号発生部で発生した音信号を出力する音信号
    出力部とを具備し、前記記憶部の記憶内容を音信号に変
    換出力する出力装置と、を有することを特徴とする電話
    装置。
  2. 【請求項2】 前記音信号出力部が受話器のイヤピース
    またはスピーカホンのスピーカまたは着信リンガーであ
    り、前記音信号入力部が送話器のマイクロホンまたはス
    ピーカホンのマイクロホンであることを特徴とする請求
    項1記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 前記出力装置の音信号出力部がイヤホン
    用ジャック、前記入力装置の音信号入力部がマイク用ジ
    ャックであり、外部イヤホン及び外部マイクまたはケー
    ブルにて接続できることを特徴とする請求項1記載の電
    話装置。
  4. 【請求項4】 前記音信号にDTMF信号を使用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 記憶部の記憶内容を音響信号に変換出力
    する出力方法を有する電話装置と、受け取った音響信号
    にしたがってその解読内容を記憶部に記憶する入力方法
    を有する電話装置とを用いた電話装置の記憶内容転送方
    法において、該各電話装置の電話番号の記憶内容を一方
    の電話装置から他方の電話装置へと転送することを特徴
    とする電話装置の記憶内容転送方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016092764A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 タイヨー電子株式会社 緊急放送用ラジオ受信機

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