JP2000069036A - Atmセル圧縮/復元機能付きatm通信システム並びにatmセル圧縮機能付きノード装置及びatmセル復元機能付きノード装置 - Google Patents

Atmセル圧縮/復元機能付きatm通信システム並びにatmセル圧縮機能付きノード装置及びatmセル復元機能付きノード装置

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JP2000069036A
JP2000069036A JP23748198A JP23748198A JP2000069036A JP 2000069036 A JP2000069036 A JP 2000069036A JP 23748198 A JP23748198 A JP 23748198A JP 23748198 A JP23748198 A JP 23748198A JP 2000069036 A JP2000069036 A JP 2000069036A
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atm cell
atm
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Hiroyuki Mera
博之 米良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMセルを圧縮して伝送し受信側でそのA
TMセルを復元することにより、システム内の伝送容量
を抑えて通信回線の有効利用を図る。 【解決手段】 送信用ノード装置2が、所望の通信デー
タを受信してその通信データをATMセル化するATM
セル化部21と、このATMセル化部21によって得ら
れたセルを圧縮するATMセル圧縮処理部22と、この
ATMセル圧縮処理部22で圧縮されたセルを通信回線
4を介して受信用ATMノード装置3へ送信するATM
セル送信部23とをそなえる一方、受信用ノード装置3
が、送信用ノード装置2から通信回線4を介して送信さ
れてくるセルを受信するATMセル受信部31と、この
ATMセル受信部31で受信されたセルを復元するAT
Mセル復元処理部32とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態(図2〜図33) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchron
ous Transfer Mode)セルと呼ばれる固定長(53バイ
ト)のデータにより非同期の通信を行なうATM通信技
術に用いて好適な、ATMセル圧縮/復元機能付きAT
M通信システム並びにATMセル圧縮機能付きノード装
置及びATMセル復元機能付きノード装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のATM通信(システム)では、周
知のように、端末等からの通信データを、ATM通信ノ
ードにおいて、通信(転送)経路(VP/VC)を指定
する5バイトの通信ヘッダ部と、実際の通信データが格
納される48バイトのデータ部(ペイロード)とからな
る計53バイトのATMセルにATMセル化して、その
ATMセルを非同期に所望の伝送先へ伝送することによ
り、通信回線(帯域)の有効利用を図ることができるよ
うになっている。
【0004】ところで、近年、通信事業者の提供する専
用回線等の通信回線料金が安価になりつつある一方で、
インターネット等に代表されるマルチメディアシステム
の普及により、画像通信等を代表として通信メディアの
通信(伝送)容量は増大する傾向にある。このため、上
記ATM通信システムにおいても、さらなる通信回線の
有効利用を図るべく、いかにシステム内の通信容量を抑
えるかということに目が向けられつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のAT
M通信システム(ATM通信ノード)では、ATMセル
化されたデータをそのまま伝送することしか考えられて
いないため、例えば端末等で生成されるデータ量を制限
したりしなければ、上記のようにシステム内の通信容量
を抑えることはできないのが現状である。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ATMセルを圧縮して伝送し受信側でそのA
TMセルを復元することにより、システム内の伝送容量
を抑えて通信回線の有効利用を図った、ATMセル圧縮
/復元機能付きATM通信システム並びにATMセル圧
縮機能付きノード装置及びATMセル復元機能付きノー
ド装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1に示す本発明のATMセル圧縮/復
元機能付きATM通信システムは、通信ヘッダ部とデー
タ部とを有するATMセルをそれぞれ扱う送信用ノード
装置2と受信用ノード装置3とが所望の通信回線4を介
して相互に接続されて構成されており、さらに、送信用
ノード装置2が、ATMセル化部21とATMセル圧縮
処理部22とATMセル送信部23とをそなえる一方、
受信用ノード装置3が、ATMセル受信部31とATM
セル復元処理部32とをそなえて構成されている。
【0008】ここで、送信用(ATMセル圧縮機能付
き)ノード装置2において、ATMセル化部21は、所
望の通信データを受信してその通信データをATMセル
化するものであり、ATMセル圧縮処理部22は、この
ATMセル化部21によって得られたATMセルを圧縮
するものであり、ATMセル送信部23は、このATM
セル圧縮処理部22で圧縮された圧縮ATMセルを上記
の通信回線4を介して受信用ノード装置3へ送信するも
のである。
【0009】一方、受信用(ATMセル復元機能付き)
ノード装置3において、ATMセル受信部31は、上述
のごとく送信用ノード装置2のATMセル送信部23か
ら上記の通信回線4を介して送信されてくる圧縮ATM
セルを受信するものであり、ATMセル復元処理部32
は、このATMセル受信部31で受信された圧縮ATM
セルを復元するものである。
【0010】上述のごとく構成された本発明のATM通
信システムでは、例えば、画像データ等の所望の通信デ
ータが送信用ノード装置2に入力されると、ATMセル
化部21が、その通信データをATMセル化する。そし
て、このATMセル化部21によって得られたATMセ
ルは、ATMセル圧縮処理部22にて圧縮されたのち、
ATMセル送信部23から通信回線4を介して受信用ノ
ード装置3へ送信される。
【0011】受信用ノード装置3では、このように通信
回線4を介して送信されてくる圧縮済みのATMセル
(圧縮ATMセル)をATMセル受信部31にて受信し
たのち、ATMセル復元処理部32にて復元する。つま
り、本ATM通信システム1では、送信用ノード装置2
において送信すべきATMセルを圧縮して送信し、受信
用ノード装置3において送信用ノード装置2で圧縮され
たATMセルを元の状態に復元することにより、通信回
線4を伝送されるデータ(ATMセル)量を削減するこ
とができる(以上、請求項1,4,7)。
【0012】ここで、送信用ノード装置2のATMセル
圧縮処理部22には、ATMセルのデータ配列パターン
を所定のパターン番号に変換することによりそのATM
セルを圧縮する配列パターン変換圧縮部と、この配列パ
ターン変換圧縮部で得られた圧縮済みのATMセルを複
数分結合して上記の圧縮ATMセルとして再ATMセル
化する再ATMセル化部とをそなえるのがよく、受信用
ノード装置3のATMセル復元処理部32には、上記の
圧縮ATMセルを結合前の状態に分割するATMセル分
割部と、このATMセル分割部によって分割された各A
TMセルのパターン番号をそれぞれ元のデータ配列パタ
ーンに逆変換することにより、各ATMセルを復元する
配列パターン変換復元部とをそなえるのがよい。
【0013】これにより、送信用ノード装置2(ATM
セル圧縮処理部22)では、ATMセルのデータ配列パ
ターンを所定のパターン番号に変換するだけで、複雑な
圧縮処理(制御)を行なうことなく、ATMセルの圧縮
を行なうことができるとともに、圧縮した複数のATM
セルを結合して再ATMセル化することで、確実に、通
信回線4を伝送されるデータ量を削減することができる
(請求項2,5)。
【0014】一方、受信用ノード装置3(ATMセル復
元処理部32)では、受信した圧縮ATMセルを結合前
の状態に分割して、各ATMセルのパターン番号を所定
のデータ配列パターン番号に逆変換するだけで、複雑な
復元処理(制御)を行なうことなく、確実に、各ATM
セルを元の状態に復元することができる(請求項2,
8)。
【0015】また、送信用ノード装置2は、上記のAT
Mセル化部21が、ATMセルのデータ部の一部を圧縮
用ヘッダ部として割り当てて上記の通信データをATM
セル化するように構成されるとともに、上記の配列パタ
ーン変換圧縮部が、ATMセルの上記の通信ヘッダ部と
圧縮用ヘッダ部とを除いたデータ部のデータ配列パター
ンを所定のパターン番号に変換することにより上記デー
タ部を圧縮するように構成され、且つ、上記の再ATM
セル化部が、結合した圧縮済みのATMセルの数につい
ての結合数情報を上記の圧縮ATMセルの圧縮用ヘッダ
部に格納するように構成される一方、受信用ノード装置
3は、上記のATMセル分割部が、圧縮ATMセルの圧
縮用ヘッダ部に格納されている結合数情報に基づいてそ
の圧縮ATMセルを結合前の状態に分割するように構成
されるとともに、上記の配列パターン変換復元部が、上
記の各ATMセルの該データ部のパターン番号を元のデ
ータ配列パターンに逆変換することにより、各ATMセ
ルを復元するように構成されていてもよい。
【0016】これにより、送信用ノード装置2では、A
TMセル圧縮処理部22において、ATMセルの通信ヘ
ッダ部と圧縮用ヘッダ部を除いたデータ部のみを圧縮す
るので、少なくとも上記通信ヘッダ部は元の状態のまま
であり、ATMセル伝送時の信頼性は確保することがで
きる。また、結合した圧縮済みのATMセルの数につい
ての結合数情報を圧縮用ヘッダ部に格納するので、圧縮
ATMセルを送信するだけで、その圧縮ATMセルを形
成しているATMセルの結合数を受信用ノード装置3に
通知することができる(請求項3,6)。
【0017】この結果、受信用ノード装置3では、AT
Mセル復元処理部32において、圧縮ATMセルを受信
する毎にその圧縮ATMセルを形成しているATMセル
の結合数を調べることなく、その結合数を認識して、圧
縮ATMセルを結合前の状態に分割することができ、各
ATMセルを確実に元(圧縮前)の状態に復元すること
ができる(請求項3,9)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は本発明の一実施形態として
のATMセル圧縮/復元機能付きATM通信システムの
構成を示すブロック図で、この図2に示すATM通信シ
ステム1は、それぞれATMセルを扱い、端末(送信端
末)5を収容した送信側ATMノード〔送信用(ATM
セル圧縮機能付き)ノード装置〕2と、端末(受信端
末)6を収容した受信側ATMノード〔受信用(ATM
セル復元機能付き)ノード装置〕3とが光ファイバ等の
所望の伝送路(通信回線)4を介して相互に接続されて
構成されている。なお、本実施形態において、圧縮/復
元対象とするデータは、厳しいレスポンスが要求されな
いメディア〔データファイル転送や画像(静止画)通信
等〕を想定する。
【0019】そして、この図2に示すように、送信側A
TMノード2(以下、単に「送信ノード2」という)
は、独自ATMセル化部21,順序番号処理部22a,
セル蓄積部22b,ビット配列パターン変換圧縮部22
c,圧縮率別セル選別部22d,セル再結合制御部22
e,タイマ監視/疑似セル付加部22f及びATMセル
送信部23をそなえて構成されており、受信側ATMノ
ード3(以下、単に「受信ノード3」という)は、AT
Mセル受信部31,分割情報制御部32a,順序番号順
セル格納部32b,ビット配列パターン復元部32c及
び圧縮ヘッダ除去/端末通信プロトコル変換部32dを
そなえて構成されている。
【0020】ここで、まず送信ノード2において、独自
ATMセル化部21は、送信端末5から送信される画像
データやファイルデータ等の所望のユーザ情報(通信デ
ータ)を受信してそのユーザ情報を53バイトのATM
セルにATMセル化するもので、このために、図3に示
すように、ATMセル生成部211と、このATMセル
生成部211で得られたATMセルを順序番号処理部2
2aへ送信するセル送信部212とをそなえて構成され
ている。
【0021】ただし、上記のATMセル生成部211
は、本実施形態では、例えば図5に示すように、標準の
ATMセルのペイロード9(データ部:48バイト)の
一部(3バイト)を圧縮用ヘッダ部8として割り当て
て、5バイトの通信ヘッダ部7と3バイトの圧縮用ヘッ
ダ部8と45バイトのペイロード9から成る独自フォー
マットのATMセルを生成するようになっている。
【0022】なお、上記の圧縮用ヘッダ部8は、例えば
図6に示すように、変更配列パターン番号収容通知部8
1(1ビット),疑似セル情報部82(1ビット),分
割情報部83(5ビット),順序番号情報部84(8ビ
ット)(1バイト分は予備)などを有しており、それぞ
れ以下に示すような機能を実現するための情報を設定で
きるようになっている。
【0023】変更配列パターン番号収容通知部81:
後述するビット配列パターン変換圧縮部22cにおいて
ATMセル〔ただし、ここでは、ペイロード9(図5の
網かけ部)〕のビット(データ)配列パターンを所定の
パターン番号に変換(後述)するときのビット配列パタ
ーンとパターン番号との対応関係を変更するための情報
が設定され、「1」の場合が変更を表しペイロード9に
変更するパターン番号が収容される。
【0024】疑似セル情報部82:本ATMセルが、
ペイロード9にユーザ情報を収容したデータセルである
か、一定時間、独自ATMセル化部21にユーザ情報の
流入が無いことによりタイマ監視/疑似セル付加部22
fで生成された疑似セルであるかを表すための情報が設
定され、本実施形態では、「0」の場合がデータセルを
表し、「1」の場合が疑似セルを表すようになってい
る。
【0025】分割情報部83:後述するセル再結合制
御部22eで1つのATMセルとして結合された圧縮済
みATMセルの数(結合数情報)を表す(つまり、1つ
のATMセルが幾つのATMセルに分割されているかを
表す)情報が設定され、本実施形態では、十進表記で0
〜18までの範囲の値が設定されるようになっている。
【0026】順序番号情報部84:本ATMセルが独
自ATMセル化部21で何番目にATMセル化されたか
(つまり、ATMセル化されたユーザ情報が何番目に受
信されたか)を表す情報が設定され、本実施形態では、
十進表記で1〜255までの範囲の値が設定されるよう
になっている。次に、上記の順序番号処理部22aは、
上記の独自ATMセル化部21(ATMセル生成部21
1)によって得られたATMセルに順序番号を付与して
セル蓄積部22bへ出力するもので、ここでは、図4に
示すように、セル受信部22a−1,順序番号付与部2
2a−2及びセル送信部22a−3をそなえて構成さ
れ、セル受信部22a−1での受信順に、受信ATMセ
ルの圧縮用ヘッダ部8の順序番号情報部84に、順序番
号付与部22a−2によって、1〜255までの順序番
号を付与し、セル送信部22a−3を通じてセル蓄積部
22bへ送信するようになっている。
【0027】なお、上記の順序番号処理部22a(順序
番号付与部22a−2)は、「255」を付与すると、
再度、「1」からの付与を行なう。また、タイマ監視/
疑似セル付加部22fから疑似セルを受信したときも、
その疑似セルに順序番号を付与しセル送信部22a−3
を通じてセル蓄積部22bへ送出した後、順序番号をリ
セットして、再度、「1」からの付与を行なう。
【0028】また、上記のタイマ監視/疑似セル付加部
22fは、例えば図8に示すように、疑似セル付加部2
2f−1とタイマ監視部22f−2とをそなえ、独自A
TMセル化部21で生成されたATMセルの数(上記の
順序番号付与部22a−2によって付与された順序番
号)が255に満たない場合に、セル蓄積部22b(セ
ル受信部22b−1)へのデータ(セル)の流入をタイ
マ監視部22f−2によって監視し、一定時間、セルの
流入が無いと、圧縮用ヘッダ部8内の疑似セル情報部8
2を「1」にした疑似セルを疑似セル付加部22f−1
によって生成して順序番号付与部22a−2へ送出する
ものである。なお、疑似セルのペイロード部分はオール
0とし、タイマ監視時間は可変に設定できるものとす
る。
【0029】さらに、上記のセル蓄積部22bは、上述
のごとく順序番号処理部22a(順序番号付与部22a
−2)によって順序番号が付与されたセル(疑似セルも
含む)を一旦蓄積するもので、本実施形態では、図7に
示すように、順序番号処理部22(セル送信部22a−
3)から送信されてくるセルを受信するセル受信部22
b−1と、このセル受信部22b−2で受信されたセル
を、順次、保持(格納)するセル格納部22b−2と、
ビット配列パターン変換圧縮部22cの処理状態を監視
し、順次、このセル格納部22b−2に格納されたセル
を送出するセル送出制御部22b−3とをそなえて構成
されている。
【0030】また、上記のビット配列パターン変換圧縮
部22cは、セル蓄積部22bから受信されるセルのペ
イロード9〔図12(a)参照〕のビット配列パターン
を所定のパターン番号に変換することによりそのセルを
圧縮するもので、本実施形態では、セルの或るビット配
列パターンに対して予め割り当てておいたパターン番号
を照合してそのパターン番号を2進数化する〔図12
(b)参照〕ことによりセルの圧縮を行なって圧縮率別
セル選別部22dへ出力する〔図12(c)参照〕よう
になっている。
【0031】このため、本ビット配列パターン変換圧縮
部22cは、例えば図9に示すように、セル受信制御部
22c−1,ビット配列パターン照合部22c−2,分
割情報付与部22c−3及び照合後セル送信部22c−
4をそなえて構成されている。ここで、セル受信制御部
22c−1は、セル蓄積部22bのセル送出制御部22
b−3によって送出されてくるセルを受信し、そのセル
をビット配列パターン照合部22c−2での照合処理負
荷に応じて適宜にビット配列パターン照合部22c−2
へ出力するものである。
【0032】また、ビット配列パターン照合部22c−
2は、例えば図10に模式的に示すように、受信セル
(ペイロード9)のビット配列パターンを順次読み取り
「1」か「0」かの二者択一(スイッチング)を繰り返
してゆくことにより、予め割り当てられたパターン番号
を取得し、そのパターン番号を2進数化するものであ
る。なお、上記の照合(二者択一)処理はハードウェア
スイッチを用いて高速に行なわれる。
【0033】つまり、このビット配列パターン照合部2
2c−2は、ビット配列パターンに所定のパターン番号
を割り当てる(ナンバリングする)のである。そして、
この際、「ナンバ数」が「総ナンバ数」〔総配列パター
ン数:パターン認識させるセルのビット長をn(nは自
然数)とすると2n 〕の半分以下であれば、元データの
半分のビット数で表現でき、この場合1/2に圧縮され
たことになる。
【0034】例えば、説明の簡単化のため、図10に示
すように、受信セルのビット配列パターンが4ビットで
あると仮定し、セルAのビット配列パターンを「101
1」、セルBのビット配列パターンを「0010」とす
ると、各セルA,Bは、それぞれ、図10中に〜で
示すような経路をたどり、最終的に、セルAについては
パターン番号「12」が得られ、セルBについてはパタ
ーン番号「3」が得られることになる。
【0035】これらの各パターン番号をそれぞれ2進数
化すると、図11に示すように、セルAのビット配列パ
ターンは「1100」となり、セルBのビット配列パタ
ーンは「11」となる。従って、セルBについては元の
4ビットのビット配列パターンを2ビットで表現するこ
とができ、1/2に圧縮されることが分かる。つまり、
圧縮対象のビット配列パターンがペイロード9の360
ビットである場合は、パターン番号は1〜2360 まで存
在するので、パターン番号が2180 以下であればそのビ
ット配列パターンは元の1/2(180ビット/8ビッ
ト=22.5バイト)で表現でき、同様に、2120 以下
であれば1/3、290以下であれば1/4で表現でき、
それぞれ1/3,1/4に圧縮されることになる。
【0036】なお、上記のセルAについては照合前後で
ビット配列パターンが4ビットと変化しないので、圧縮
効果は得られないことになる。これは、送信端末5から
送信される全てのデータのビット配列パターンが必ずし
も上記の照合処理によって180ビット以下で表現でき
る(1/2以下の圧縮効果が得られる)とは限らず、こ
のような場合には、1セルに2セル分以上の情報を収容
(結合)できないためである。
【0037】このため、本実施形態では、上記のセルA
のように、圧縮効果が無いセルについては、分割情報付
与部22c−3によって、圧縮用ヘッダ部8の分割情報
部83を「00001(十進で1)」にし、元の独自A
TMセルフォーマットのまま照合後セル送信部22c−
4を通じて圧縮率別セル選別部22dへ送出するように
なっている。
【0038】なお、疑似セルについては、上述したよう
な照合処理は行なわずに圧縮用ヘッダ部8の分割情報部
83を同様に「1」にして照合後セル送信部22c−4
を通じて圧縮率別セル選別部22dへ送出する。これに
より、受信ノード3では、分割情報部83が「1」のセ
ルについてはセル復元のためのパターン照合処理を行な
う必要が無いことを識別できるので、復元処理のロスを
低減して復元処理を高速化することが可能になる。
【0039】次に、上記の圧縮率別セル選別部22d
は、上記のビット配列パターン変換圧縮部22c(照合
後セル送信部22c−4)から送出されたセルを受信し
て、そのセルを圧縮率(例えば、1/2,1/3,1/
4等)別に振り分けて選別するもので、例えば図13に
示すように、セル受信部22d−1,分割情報別セル選
別部22d−2,ビット数カウンタ/セル選別部22d
−3,圧縮率別の収容領域220〜226が設けられた
圧縮率別セル収容部22d−4及び疑似セル/順序番号
監視/セル送出指示部22d−5をそなえて構成されて
いる。
【0040】ここで、セル受信部22d−1は、ビット
配列パターン変換圧縮部22c(照合後セル送信部22
c−4)から送出されたセルを受信するものであり、分
割情報別セル選別部22d−2は、このセル受信部22
d−1で受信されたセルの圧縮用ヘッダ部8の分割情報
部83を参照して、分割情報部83が「1」〔つまり、
そのセルは圧縮されていない(圧縮率=1/1)〕であ
れば、受信セルをそのまま圧縮率別セル収容部22d−
4へ送出する一方、分割情報部83が「0」であれば、
受信セルをビット数カウンタ/セル選別部22d−3へ
送出するものである。
【0041】また、ビット数カウンタ/セル選別部22
d−3は、この分割情報別セル選別部22d−2から受
信された分割情報部83が「0」のセル(つまり、圧縮
されているセル)のペイロード9のビット数をカウント
して、そのカウント値に応じて受信セルを圧縮率別セル
収容部22d−4の該当する収容領域221〜226へ
送出するものである。
【0042】例えば、受信セルのペイロード9のビット
数が113〜172ビットであればそのセルは圧縮率1
/2用の収容領域221へ送出され、同様に、ペイロー
ド9のビット数が83〜112ビットであれば圧縮率1
/3用の収容領域222へ、ペイロード9のビット数が
53〜82ビットであれば圧縮率1/4用の収容領域へ
といった具合に、受信セルはペイロード9のビット数に
応じた収容領域221〜226のいずれかへ送出され
る。
【0043】なお、ペイロード9の総ビット数は360
ビットであり、その1/2は180ビット、1/3は1
20ビットとなるので、本来なら、121〜180ビッ
トのセルが圧縮率1/2のセルとなるはずであるが、本
実施形態では、後述するように、セル再結合制御部22
eでのセル結合時に結合対象の各セルの圧縮用ヘッダ部
8のうちの順序番号情報部84(8ビット)をそれぞれ
残して結合するようになっているので、上述のように、
圧縮率1/2のセルのペイロード9のビット数は180
ビット−8ビット=172ビットまでとなっている。以
下、同様に、圧縮率1/3は112ビット、圧縮率1/
4は82ビット、・・・・、圧縮率1/18は12ビッ
トまでとなる。
【0044】次に、上記の圧縮率別セル収容部22d−
4は、上記の選別部22d−2,22d−3から圧縮率
別に送出されるセルをそれぞれ該当する収容領域220
〜226に収容(保持)するもので、圧縮率1/1のセ
ル以外のセルについては、各収容領域221〜226に
それぞれ同じ圧縮率のセルが1セル分に収容できる分だ
け溜まると(例えば、圧縮率1/2の場合は2個、圧縮
率1/4の場合は4個溜まると)、各セルをセル再結合
制御部22eへ送出する(例えば、図14中のライン2
27参照)ようになっている。
【0045】なお、分割情報別セル選別部22d−2か
ら送出される分割情報部83が「1」のセル(圧縮効果
の無いセル又は疑似セル)については、圧縮効果無/疑
似セル用の収容領域220を通じてそのままセル再結合
制御部22eへ送出される(図14中のライン229参
照)。つまり、上記の圧縮率別セル選別部22dは、前
記のパターン照合処理により同じ圧縮率となるセルが送
信端末5から連続して送出される確率がかなり低く、送
信端末5からの送信順にパターン照合後のセルをそのま
まセル再結合制御部22eへ送出しても圧縮率の異なる
セルを結合しなければならず高い圧縮効果が得られない
ため、同じ圧縮率のセルを集め、1セル分で収容できる
分だけ溜めてから、セル再結合制御部22eにて再セル
化を行なわせるようにすることで、圧縮効果の向上を図
っているのである。
【0046】なお、ペイロード9の360ビットを割り
切れる整数(1を除く自然数)は、2,3,4,5,・
・,90,180と22個あるので、それぞれに対応し
て22個の収容領域を設けることも考えられるが、本実
施形態では、セル選別が255セル単位であるので、こ
のように収容領域を22個設けても、各収容領域には平
均して約12(255/22=11.6)セルしか流入
してこない。従って、圧縮率1/180や圧縮率1/1
20用の収容領域を設けても無駄になるので、図13に
示すように7個の収容領域220〜226だけを設けて
いる。
【0047】また、上記の疑似セル/順序番号監視/セ
ル送出指示部22d−5は、疑似セル(疑似セル情報ビ
ット82が「1」のセル)、又は、順序番号情報ビット
84が「255」のセルの流入を監視し、それらのセル
が圧縮率別セル収容部22d−4に流入したのを確認す
ると、各収容領域221〜226に収容されている全セ
ルをセル再結合制御部22eへ送出するように圧縮率別
セル収容部22d−4に対して指示を出すものである。
【0048】つまり、この疑似セル/順序番号監視/セ
ル送出指示部22d−5は、圧縮率別セル収容部22d
−4の各収容領域221〜226に、必ずしも、いつも
最大数(例えば、圧縮率1/2なら2個、圧縮率1/3
なら3個)のセルが溜まるとは限らないので、送信端末
5からのデータの流入が一定時間無いときに生成される
疑似セルや圧縮単位である255セルのうちの最後のセ
ルの受信を契機に、一旦、それまでに各収容領域221
〜226に収容されている全てのセルをセル再結合制御
部22eへ送出させる(図14中のライン228参照)
ようになっているのである。
【0049】次に、上記のセル再結合制御部(再ATM
セル化部)22eは、上記の圧縮率別セル選別部22d
から各圧縮率毎にまとめて送信されてくる圧縮済みの複
数のセルを結合して1つのATMセル(圧縮ATMセ
ル)として再ATMセル化するもので、本実施形態で
は、例えば図15に示すように、セル受信部22e−
1,セル結合部22e−2,不要ヘッダ除去/先頭順序
番号コピー部22e−3及び分割情報付与部22e−4
をそなえて構成されている。
【0050】ここで、セル受信部22e−1は、上記の
圧縮率別セル選別部22dから送信されてくるセルを受
信するものであり、セル結合部22e−2は、このセル
受信部22e−1で受信されたセルを圧縮率別に結合す
るもので、例えば、圧縮率1/2のセルなら2個、圧縮
率1/3のセルなら3個、圧縮率1/4のセルなら4
個、圧縮率1/6のセルなら6個といった具合に、各圧
縮率毎に、1つのATMセルとして結合可能な最大数分
のセルを結合するようになっている。
【0051】ただし、このとき、単純にセルを結合する
と、結合後のセルは、結合されたセル間に通信ヘッダ部
7及び圧縮用ヘッダ部8を重複して含んでしまうため、
このままでは、53バイトのセルにならない。例えば図
16(a)に示すように、圧縮率1/2のセル(つま
り、5バイト×8ビット=40ビットの通信ヘッダ部7
+3バイト×8ビット=24ビットの圧縮用ヘッダ部8
+172ビットのペイロード9=236ビットのセル)
を2個結合すると、2×236ビット÷8ビット=59
バイトとなり、標準セル(53バイト)よりも6バイト
分多くなってしまう。
【0052】そこで、本実施形態では、不要ヘッダ除去
/先頭順序番号コピー部22e−3において、先頭セル
の通信ヘッダ部7を除き、他セルの通信ヘッダ部7と圧
縮用ヘッダ部8の順序番号情報部84以外の部分〔図1
6(a)の網かけ部〕を除去する(つまり、先頭セル以
外は順序番号情報部84のみを残す)とともに、図16
(b)に示すように、先頭セルの順序番号情報部84
(1バイト)のみをコピーして先頭セルの圧縮用ヘッダ
部8とペイロード9との間に付加することにより、53
バイトのセル(伝送可能な標準セルフォーマット)に調
整するようになっている。
【0053】そして、上記の分割情報付与部22e−4
は、上述のごとく不要ヘッダ除去/先頭順序番号コピー
部22e−3によって、伝送可能なセルフォーマットに
整えられたセルの圧縮用ヘッダ部8の分割情報部83に
分割情報(結合した圧縮済みのセルの数についての結合
数情報:2個なら「2」、3個なら「3」)を付与する
ものである。
【0054】なお、圧縮率1/1のセル及び疑似セルに
ついては、上記のような結合処理及びヘッダ除去処理は
行なわれずにそのまま(セル結合部22e−2をスルー
して)ATMセル送信部23へ送出される。また、セル
受信部22e−1において、1セルに収容できる最大数
に満たないセルを受信したとき(例えば、圧縮率1/3
のセルを2個だけ受信した場合や圧縮率1/4のセルを
1個だけ受信した場合など)は、残り部分を全て0ビッ
ト列として53バイトのセルを生成する。
【0055】つまり、上述したビット配列パターン変換
圧縮部22c,圧縮率別セル選別部22d及びセル再結
合制御部22eは、独自ATMセル化部21によって得
られたATMセルを圧縮するATMセル圧縮処理部22
としての機能を果たしているのである。そして、図2に
示すATMセル送信部23は、このATMセル圧縮処理
部22としてのビット配列パターン変換圧縮部22c,
圧縮率別セル選別部22d及びセル再結合制御部22e
で圧縮された圧縮ATMセルを通信回線4を介して受信
ノード3へ送信するものである。
【0056】次に、図2に示す受信ノード3において、
ATMセル受信部31は、送信ノード2のATMセル送
信部23から送信されてくる圧縮ATMセル(結合セ
ル)を受信するものであり、分割情報制御部(ATMセ
ル分割部)32aは、このATMセル受信部31で受信
された結合セルを結合前の状態に分割するもので、本実
施形態では、圧縮用ヘッダ部8の分割情報部83に付与
されている数値(結合数情報)に基づいて結合セルを結
合前の状態に分割するようになっている。
【0057】このため、本分割情報制御部32aは、例
えば図17に示すように、セル振り分け部32a−1,
セル分割部32a−2,ヘッダコピー部32a−3及び
セル送信部32a−4をそなえて構成されている。ここ
で、セル振り分け部32a−1は、ATMセル受信部3
1で受信されたセルの圧縮用ヘッダ部8の分割情報部8
3を参照して、分割情報部83が「1」のセル(未圧縮
のセル)と分割情報部83が「1」以外(ここでは、
「2」,「3」,「4」,「6」,「12」,「18」
のいずれか)のセルとを振り分けるもので、分割情報部
83が「1」のセルはセル送信部32a−4へ、分割情
報部83が「1」以外のセルはセル分割部32a−2へ
それぞれ送出するようになっている。
【0058】また、セル分割部32a−2は、セル振り
分け部32a−1から送出されてくるセルの分割情報部
83に付与されている分割情報(「2」,「3」,
「4」,「6」,「12」,「18」のいずれか)でペ
イロード9の総ビット数を割り算する(360ビット÷
2,3,4,6,12又は18=180,120,9
0,60,30又は20)ことにより、受信セルに結合
されているセルのペイロード9のビット数を求め、その
結果に基づいて受信セルを分割するものである。
【0059】例えば、分割情報部83が「2」のセル
(圧縮率1/2のセルが2個結合されているセル)であ
れば、360ビット÷2=180ビットとなるので、図
18(a)及び図18(b)に示すように、通信ヘッダ
部7及び圧縮用ヘッダ部8に続く部分を180ビット毎
に分割する(順序番号情報部84を区切りにして分割す
る)。
【0060】さらに、ヘッダコピー部32a−3は、こ
のセル分割部32a−2によって分割された各ビット列
に、先頭セルの通信ヘッダ部7及び圧縮用ヘッダ部8
(ただし、順序番号情報部84以外)をコピーして付加
するもので、例えば、上述したように分割情報部83が
「2」のセルであれば、図18(c)の網かけ部に示す
ように、2分割されて得られた各ビット列に、通信ヘッ
ダ部7と順序番号情報部84以外の圧縮用ヘッダ部8と
をそれぞれコピーして付加するようになっている。
【0061】セル送信部32a−4は、このヘッダコピ
ー部32a−4で得られたセル、又はセル振り分け部3
2a−1からの分割情報部83が「1」のセルを受信し
て、それぞれ、順序番号順セル格納部32bへ送出する
ものである。次に、順序番号順セル格納部32bは、上
記の分割情報制御部32aのセル送信部32a−4から
送出されてくるセルを圧縮用ヘッダ部8の順序番号情報
部84に付与されている順序番号別に管理するためのも
ので、例えば図19に示すように、分割情報別セル振り
分け部32b−1,順序番号別セル振り分け部32b−
2,復元前セル格納部32b−3,復元後セル格納部3
2b−4,セル送出制御部32b−5及び疑似セル順序
番号通知部32b−6をそなえて構成されている。
【0062】ここで、分割情報別セル振り分け部32b
−1は、分割情報制御部32aからのセルの圧縮用ヘッ
ダ部8の分割情報部83を参照して、分割情報部83が
「1」のセルと「1」以外のセルとに振り分けて、分割
情報部83が「1」のセルは疑似セル順序番号通知部3
2b−5へ、分割情報部83が「1」以外のセルは順序
番号別セル振り分け部32b−2へそれぞれ送出するも
のである。
【0063】また、順序番号別セル振り分け部32b−
2は、このセル分割情報別セル振り分け部32b−1か
ら送出されてくるセルの圧縮用ヘッダ部8の順序番号情
報部84を参照して、付与されている順序番号別にその
セルを振り分けて復元前セル格納部32b−3へ送出す
るものであり、復元前セル格納部32b−3は、このよ
うに順序番号別に送出されてくるセルを対応する順序番
号の格納領域に格納するものである。なお、この復元前
セル格納部32b−3に格納された各セルは適宜にビッ
ト配列パターン復元部32cへ送出されて復元処理が施
される。
【0064】さらに、復元後セル格納部32b−4は、
ビット配列パターン復元部32cによって復元されたセ
ルを再び順序番号別に保持するものであり、疑似セル順
序番号通知部32b−5は、分割情報別セル振り分け部
32b−1によって振り分けられた分割情報部83が
「1」のセル(つまり、復元処理の必要の無いセル)を
そのセルに付与されている順序番号情報に基づいて復元
後セル格納部32b−4の該当順序番号領域に格納する
ものである。
【0065】ただし、疑似セル情報部82が「1」にな
っているセル(つまり、疑似セル)を受信した場合は、
その疑似セルを復元後セル格納部32b−4の該当順序
番号領域に格納するとともに、セル送出制御部32b−
4に対してその疑似セルの順序番号を通知する。これに
より、セル送出制御部32b−4は、疑似セルが復元後
セル格納部32b−4の何番目の格納領域に格納されて
いるかを知ることができる。
【0066】そして、セル送出制御部32b−5は、復
元後セル格納部32b−4に格納(保持)されている各
セルを順序番号順に読み出して圧縮用ヘッダ除去/端末
通信プロトコル変換部32dへ送出するもので、ここで
は、順序番号が「255」までのセルを送出し終わる
か、疑似セル順序番号通知部32b−6から通知された
疑似セルの順序番号の1つ前(疑似セルは送出しない)
までの分を送出し終わった時に、送出カウンタ(図示省
略)をリセットして順序番号「1」のセルからの送出を
行なうようになっている。
【0067】次に、上記のビット配列パターン復元部
(配列パターン変換復元部)32cは、分割情報制御部
32aによって分割され順序番号順セル格納部32bの
復元前セル格納部32b−3に順序番号別に格納された
セルを、順次、取り込んで、各セルのパターン番号をそ
れぞれ元のビット配列パターンに逆変換することにより
各セルを復元するもので、例えば図20に示すように、
セル受信部32c−1,パターン番号(No.) 照合部32
c−2及びセル送信部32c−3をそなえて構成されて
いる。
【0068】ここで、セル受信部32c−1は、順序番
号順セル格納部32bの復元前セル格納部32b−3に
順序番号別に格納されたセルを受信するものであり、パ
ターン番号照合部32c−2は、例えば図21及び図2
2に示すように、受信セルのパターン番号をキーにして
図10により前述した照合処理とは逆の処理を行なうこ
とで、元のビット配列パターンを復元するものである。
なお、この復元処理も高速処理が可能なハードウェアス
イッチ等によって動作させる。
【0069】セル送信部32c−3は、このパターン番
号照合部32c−2によって得られた照合後(復元後)
のセルを順序番号順セル格納部32bの復元後セル格納
部32b−4へ送出するものである。つまり、上記の分
割情報制御部32a,順序番号順セル格納部32b及び
ビット配列パターン復元部32cは、ATMセル受信部
31で受信された圧縮ATMセルを復元するATMセル
復元処理部32として機能するようになっているのであ
る。
【0070】また、図2に示す圧縮用ヘッダ除去/端末
通信プロトコル変換部32dは、上記の順序番号順セル
格納部32bから受信した復元後セルを、圧縮用ヘッダ
部8を除去し受信端末6に適した通信プロトコルに変換
して、受信端末6へ送信するもので、例えば図23に示
すように、セル受信部32d−1,圧縮ヘッダ除去部3
2d−2及び端末通信プロトコル変換部32d−3をそ
なえて構成されている。
【0071】ここで、セル受信部32d−1は、上記の
順序番号順セル格納部32bから送出される復元後セル
を受信するものであり、圧縮ヘッダ除去部32d−2
は、このセル受信部32d−1で受信された復元後セル
の圧縮用ヘッダ部8を除去するものであり、端末通信プ
ロトコル変換部32d−3は、この圧縮ヘッダ除去部3
2d−2で圧縮用ヘッダ部8を除去を除去された復元後
セルを受信端末6に適した通信プロトコルに変換して受
信端末6へ送信するものである。
【0072】以下、上述のごとく構成された本実施形態
のATM通信システム1(送信ノード2及び受信ノード
3)の動作について詳述する。まず、送信端末5から通
信データ(ユーザ情報)が1200ビット分送信された
とする。送信ノード2では、独自ATMセル化部21の
ATMセル生成部211によって、送信端末5から送信
された通信データから、例えば図24(a)に示すよう
に、1200ビット/360ビット≒3.3≒4個の独
自フォーマットのATMセル11〜14が生成される。
なお、この時、各セル11〜14の圧縮用ヘッダ部8に
は何の情報も設定されていない。
【0073】そして、得られた4個のATMセル11〜
14は、先頭セル11から順に、順序番号処理部22a
へ送出され、順序番号付与部22a−2によって、それ
ぞれ、圧縮用ヘッダ部8の順序番号情報部84に順序番
号(J:1〜4)が付与される。順序番号が付与された
セル11〜14は、セル蓄積部22bへ送出され、ビッ
ト配列パターン照合部22c−2が照合処理可能な状態
であれば、先頭セル11から順序番号順にそれぞれビッ
ト配列パターン変換圧縮部22cへ送出される。
【0074】ところで、このとき、セル蓄積部22cで
は4個のセル11〜14を受信した後、セルの流入が無
いため、タイマ監視/疑似セル付加部22fが、タイマ
監視部22f−2による一定時間(t1)経過後、図2
5に示すように、疑似セル情報部82を「1」、ペイロ
ード9を全て「0」にした疑似セルを疑似セル付加部2
2f−1によって生成して順序番号処理部22aの順序
番号付与部22a−2へ送出する。
【0075】順序番号付与部22a−2は、このとき、
既に4個のセル11〜14を送出しているので、受信し
た疑似セルには図25に示すように次の順序番号(J:
5)を順序番号情報部84に付与する。また、疑似セル
を受信したので、このように順序番号(J:5)を付与
した後、順序番号をリセットし次のセルには順序番号
「1」から付与する。
【0076】そして、順序番号(J:5)を付与された
疑似セルは、先のセル11〜14と同様に、セル蓄積部
22bへ送出され、セル11〜14の後、ビット配列パ
ターン変換圧縮部22cへ送出される。ビット配列パタ
ーン変換圧縮部22cでは、ビット配列パターン照合部
22c−2が、受信した各セル11〜14に対して図1
0及び図11により前述したようなパターン照合を行な
う。この照合の結果、各セル11〜14(ペイロード
9)をそれぞれ例えば図24(c)に示すように以下の
ビット数に変換できたとする。 ・順序番号1のセル11→133ビット(圧縮率1/
2) ・順序番号2のセル12→285ビット(圧縮効果無
し) ・順序番号3のセル13→67ビット (圧縮率1/
4) ・順序番号4のセル14→152ビット(圧縮率1/
2) ・順序番号5のセル15→疑似セルであるため照合処理
は行なわれない そして、ビット配列パターン変換圧縮部22cは、疑似
セル15及び圧縮効果が無いセル12については、圧縮
用ヘッダ部8の分割情報部83に「1」を付与してか
ら、また、その他のセル11,13及び14については
照合後のビット列を圧縮率別セル選別部22dへ送出す
る。
【0077】圧縮率別セル選別部22dでは、まず分割
情報別セル選別部22d−2が受信セル11〜15の分
割情報部83を参照して、分割情報部83が「1」のセ
ル12,15と「0」のセル11,13,14とに選別
し、分割情報部83が「1」のセル12,15は図26
に示すように圧縮率別セル収容部22d−4の圧縮効果
無/疑似セル用の収容領域220へ、分割情報部83が
「1」のセル11,13,14はビット数カウンタ/セ
ル選別部22d−3へ送出される。
【0078】そして、ビット数カウンタ/セル選別部2
2d−3は、セル11,13,14ペイロード9のビッ
ト数をカウントし、そのカウント値(ビット数)毎に圧
縮率別セル収容部22d−4の該当収容領域221〜2
26へ送出する。具体的には、図26に示すように、
今、セル11のペイロード9は133ビットであるので
圧縮率1/2用の収容領域221へ、セル13のペイロ
ード9は67ビットであるので収容領域223へ、セル
14のペイロード9は152ビットであるのでセル11
と同様に収容領域221へそれぞれ送出される。
【0079】さらに、上述のごとく圧縮率別セル収容部
22d−4に収容された各セル11〜15は、セル再結
合制御部22eへ送出され、セル再結合制御部22e
は、セル結合部22e−2によって、各圧縮率毎に受信
したセル11,13,14に対して結合処理を施す。即
ち、この場合は、圧縮率1/2のセル11とセル14と
を結合する。
【0080】ただし、このとき、セル結合部22e−2
は、図27に示すように、各セル11,13,14のペ
イロード9のビット数が各圧縮率での最大ビット数(圧
縮率1/2の場合は172ビット)になるようにそれぞ
れ+39ビット分,+20ビット分の0ビットを付加す
る。なお、圧縮率1/4のセル13については、結合す
るセルが無いので、ペイロード9のビット数がその圧縮
率での最大ビット数(82ビット)になるように+15
ビット分の0ビットを付加するとともに、その後に0ビ
ット列からなるペイロード9を結合する。
【0081】そして、このように結合処理を施されたセ
ルは、それぞれ、不要ヘッダ除去/先頭順序番号コピー
部22−3へ送出され、不要ヘッダ除去/先頭順序番号
コピー部22−3では、圧縮率1/2のセル11,14
を結合したセルについては、先頭セル11の通信ヘッダ
部7を除き、他セル14の通信ヘッダ部7と圧縮用ヘッ
ダ部18の順序番号情報部84以外を除去するととも
に、先頭セル11の順序番号情報部84をコピーしてそ
の順序番号情報部84に続く部分に付加する。
【0082】一方、圧縮率1/4のセル13と0ビット
列からなるペイロード9とを結合したセルについては、
先頭セル13の順序番号情報部84をコピーしてその順
序番号情報部84に続く部分に付加する。これにより、
結合処理後の各セルはそれぞれ図16により前述したよ
うに53バイトの標準セル長となり、伝送可能なフォー
マットに整えられる。
【0083】そして、上述のようにして得られた結合セ
ルは、それぞれ、分割情報付与部22e−4に送出さ
れ、分割情報付与部22e−4において、圧縮用ヘッダ
部8の分割情報部83に分割情報(圧縮率1/2の場合
は2、圧縮率1/4の場合は4)が付与されたのち、A
TMセル送信部23を通じて通信回線4へ送出されて受
信ノード3側へ送信される。
【0084】なお、圧縮効果の無いセル12及び疑似セ
ル15については、上記のような結合処理は施されず、
そのまま、ATMセル送信部23を通じて通信回線4へ
送出される。一方、受信ノード3では、上述したように
送信ノード2から通信回線4を通じて送信されてくるセ
ルが、ATMセル受信部31にて受信されて分割情報制
御部32aへ送出される。分割情報制御部32aでは、
セル振り分け部32a−1が、ATMセル受信部31か
ら受信したセルのうち先頭セルの圧縮用ヘッダ部8の分
割情報部83を参照し、「1」の場合はそのセルをその
ままセル送信部32a−4を通じて順序番号順セル格納
部32bへ送出し、「1」以外の場合はそのセルをセル
分割部32a−2へ送出する。
【0085】例えば、ここでは、図28に示すように、
圧縮効果の無いセル12及び疑似セル15の分割情報
(B)がそれぞれ「1」になっているので、これらの各
セル12,15はそのままセル送信部32a−4(図2
8では図示省略)を通じて順序番号順セル格納部32b
へ送出され(ステップS1)、圧縮率1/2のセル1
1,14が結合されたセルは分割情報部(B)が
「2」、圧縮率1/4のセル13と0ビット列とが結合
されたセルは分割情報(B)が「4」となっているの
で、これらの各セルはそれぞれセル分割部32a−2へ
送出される(ステップS2)。
【0086】そして、セル分割部32a−2では、セル
振り分け部32a−1から受信したセルの圧縮用ヘッダ
部8の分割情報部83を参照し、先頭セルの通信ヘッダ
部7及び圧縮用ヘッダ部8を除いた部分を分割情報部8
3に付与されている数値で割り算することにより、結合
されているセルのビット数を計算し、そのビット数に基
づいて受信セルを結合前の状態に分割する。
【0087】例えば、分割情報が「2」のセルであれ
ば、通信ヘッダ部7及び圧縮用ヘッダ部8を除いた部分
が360ビットであるので、360÷2=180ビット
となり、図28中に示すように、通信ヘッダ部7及び圧
縮用ヘッダ部8を除いた部分が180ビット毎に分割さ
れる(ステップS3)。一方、分割情報が「4」のセル
であれば、360÷4=90となり、通信ヘッダ部7及
び圧縮用ヘッダ部8を除いた部分が90ビット毎に分割
される。ただし、この場合、ユーザ情報以外の0ビット
列は廃棄される(ステップS4)。
【0088】このように分割されたセルはそれぞれヘッ
ダコピー部32a−3へ送出され、ヘッダコピー部32
a−3は、上述のごとく分割されたビット列に、図28
中に示すように、先頭セルの通信ヘッダ部7と、圧縮用
ヘッダ部8の順序番号情報部84を除いた部分とを各セ
ルへコピーし(ステップS5)、順次、セル送信部32
a−4を通じて順序番号順セル格納部32bへ送信す
る。
【0089】順序番号順セル格納部32bでは、上記の
分割情報制御部32aからのセルを受信すると、分割情
報別セル振り分け部32b−1が、受信セルの分割情報
部83を参照し、図29中に示すように、分割情報が
「1」のセル12,15については、それぞれ、疑似セ
ル順序番号通知部32b−6を通じて復元後セル格納部
32b−4の順序番号に対応した領域へ格納する(ステ
ップS6)。このとき、疑似セル順序番号通知部32b
−6は、疑似セル15の順序番号(この場合は「5」を
セル送出制御部32b−5へ通知する(ステップS
7)。
【0090】一方、分割情報が「1」以外のセルは、順
序番号別セル振り分け部32b−2へ送出され(ステッ
プS8)、順序番号別セル振り分け部32b−2は、受
信したセルの圧縮用ヘッダ部8内の順序番号情報部84
を参照し、復元前セル格納部32b−3の順序番号に対
応した格納領域に格納する(ステップS9)。このよう
に復元前セル格納部32b−3に格納されたセルは、そ
れぞれ、ビット配列パターン復元部32cに、順次、送
出される(ステップS10)。
【0091】ビット配列パターン復元部32cは、図2
1及び図22により前述したように、パターン番号照合
部32d−2が受信セルのパターン番号を元のビット配
列パターンに変換することにより受信セルを復元して、
順次、復元後セル格納部32b−4の順序番号に対応し
た格納領域に格納する(ステップS11)。そして、セ
ル送出制御部32b−5は、復元後セル格納部32b−
4の「1」番目の格納領域から、順序、格納されている
セルを圧縮用ヘッダ除去/端末通信プロトコル変換部3
2dへ送出する(ステップS12)。これにより、受信
ノード3は、受信セルの順序が元の順序(送信端末5か
らの送信順序)と異なりバラバラになっていても、その
順序を元の順序に戻して受信端末6へ送信することがで
きる。
【0092】なお、このとき、セル送出制御部32b−
5は、順序番号が「255」までの分のセルを送出し終
わるか、疑似セル順序番号通知部32b−6から通知さ
れた疑似セル順序番号(「5」)の一つ前(疑似セル1
5は送出しない)までの分のセルを送出し終わった時に
だけ、送出カウンタ(図示省略)をリセットして「1」
からの送出を始める。
【0093】最後に、圧縮用ヘッダ除去/端末通信プロ
トコル変換部32dでは、図30に示すように、圧縮用
ヘッダ除去部32d−2にて、上記の順序番号順セル格
納部32b(セル送出制御部32b−5)から受信した
復元後セルの圧縮用ヘッダ部8を取り除いた後、端末通
信プロトコル変換部32d−3にて、受信端末6に適合
した通信プロトコルに変換して、受信端末6へ送出す
る。
【0094】以上のように、本実施形態のATM通信シ
ステム1によれば、送信ノード2のATMセル圧縮処理
部22において送信すべきATMセルを圧縮して送信
し、受信ノード3のATMセル復元処理部32において
送信ノード2で圧縮されたATMセルを元の状態に復元
することにより、通信回線4を伝送されるデータ(AT
Mセル)量を削減することができるので、通信回線4の
有効利用に大いに寄与する。
【0095】ここで、本実施形態の送信ノード2では、
ビット配列パターン変換圧縮部22cによってATMセ
ルのデータ配列パターンを所定のパターン番号に変換す
ることにより、セルを圧縮するので、複雑な圧縮処理
(制御)を行なうことなく、ハードウェアスイッチ等を
用いて、ATMセルの圧縮を極めて高速に行なうことが
できる。また、セル再結合制御部22eにおいて、圧縮
した複数のATMセルを結合して再ATMセル化するこ
とで、確実に、通信回線4を伝送されるデータ量を削減
することができる。
【0096】さらに、本実施形態の受信ノード3では、
受信セルを結合前の状態に分割して、各セルのパターン
番号を元のデータ配列パターン番号に逆変換することに
より、送信ノード2で圧縮されたセルを復元するので、
複雑な復元処理(制御)を行なうことなく、ハードウェ
アスイッチ等を用いて、極めて高速に、セルの復元処理
を行なうことができる。
【0097】また、本実施形態の送信ノード2では、A
TMセルの通信ヘッダ部7と圧縮用ヘッダ部8を除いた
部分(ペイロード9)のみを圧縮するので、少なくとも
通信ヘッダ部7は元の状態のままであり、ATMセル伝
送時の信頼性を確保することができる。従って、ATM
通信の信頼性を確保しながらATM通信における通信回
線4の有効利用を図ることができる。
【0098】さらに、本実施形態の送信ノード2では、
圧縮済みのATMセルの結合数についての情報(分割情
報)を圧縮用ヘッダ部8の分割情報部83に格納するこ
とにより、圧縮ATMセルを送信するだけで、その圧縮
ATMセルを形成しているATMセルの結合数を受信ノ
ード3に通知することができるので、特別な制御を行な
うことなく上記結合数の通知を行なうことができ、装置
規模の簡素化も図ることができている。
【0099】そして、この結果、受信ノード3では、セ
ルを受信する毎にそのセルを形成しているATMセルの
結合数を調べることなく、その結合数を認識して、圧縮
ATMセルを結合前の状態に分割するので、各ATMセ
ルを確実に元(圧縮前)の状態に復元することができ
る。従って、極めて簡易な制御で、セルを結合前の状態
に分割して復元することができており、送信ノード2側
と同様に、装置規模の簡素化を図ることができている。
【0100】また、本実施形態の送信ノード2では、タ
イマ監視/疑似セル付加部22fが、送信端末5からの
データの流入を監視し、データ流入が無い場合には、疑
似セルを送出して、一旦、圧縮処理の一連の動作(圧縮
サイクル)を終了させるので、データ待ち時間による圧
縮処理のロスを避けることができるとともに、様々なデ
ータ流入形態に対応することが可能になっている。
【0101】さらに、本実施形態の送信ノード2は、ビ
ット配列パターン変換圧縮部22cでのパターン照合の
結果、圧縮効果の無いセルについては、分割情報を
「1」にしてそのまま(元のデータフォーマットのま
ま)受信ノード3へ送信するので、受信ノード3では、
圧縮効果の無いセルを容易に識別して圧縮効果の無いセ
ルについては復元処理を省略することができる。従っ
て、受信ノード3でのパターン照合時間のロスを削減し
て復元処理を高速化することができる。
【0102】また、本実施形態の送信ノード2では、セ
ル再結合制御部22eにおいて、同圧縮率のセルを1つ
のATMセルとしてまとめる(結合する)ので、圧縮効
果も向上している。さらに、本実施形態では、このよう
に同圧縮率のセルを1つのATMセルにまとめる際、圧
縮用ヘッダ部8の順序番号情報部84のみを残し、他の
ヘッダ部分を削除することにより、標準のATMセル長
(53バイト)に整えることができるので、正常なAT
Mセルの伝送を行なうことができる。
【0103】また、本実施形態の送信ノード2では、順
序番号処理部22a(順序番号付与部22a−2)が、
ATMセル化部21からの受信セルの圧縮用ヘッダ部8
の順序番号情報部84に順序番号を付与するので、受信
ノード3において、受信セルの順序が元の順序(送信端
末5からの送信順序)と異なりバラバラになっていて
も、その順序を元の順序に戻すことができる。従って、
ATM通信の信頼性がさらに向上している。
【0104】・変形例の説明 図31は上述したATM通信システム1の変形例を示す
ブロック図であるが、この図31に示すATM通信シス
テム1′は、図2に示すものに比して、送信ノード2
が、パターン番号(No.) 変更制御部22gをそなえる一
方、受信ノード3が、パターン番号(No.) 変更制御部3
2eをそなえて構成されている点が異なる(網かけ部参
照)。なお、その他の構成要素(図2に示す符号と同一
符号を付したもの)はそれぞれ上述した実施形態と同様
のものである。
【0105】ここで、送信ノード2におけるパターン番
号変更制御部22gは、ビット配列パターン変換圧縮部
22cのビット配列パターン照合部22c−2によって
得られたパターン番号の出現頻度をカウントし、その出
現頻度に応じてビット配列パターン照合部22c−2に
おけるビット配列パターンとパターン番号との対応関係
を変更するもので、このために、例えば図32に示すよ
うに、出現カウンタ22g−1,パターン番号変更部2
2g−2及びパターン番号変更通知部22g−3をそな
えている。
【0106】ここで、出現カウンタ22g−1は、ビッ
ト配列パターン照合部22c−2での照合結果を監視し
て、パターン番号別にその出現回数をカウントするもの
であり、パターン番号変更部22g−2は、この出現カ
ウンタ22g−1のカウント値が大きい(つまり、出現
頻度の高い)パターン番号を小さくする(ビット配列パ
ターン照合後のビット数を少なくする)ものである。
【0107】例えば、出現カウンタ22g−1によるパ
ターン番号毎のカウント値が図33(a)に示すように
なっている場合、パターン番号変更部22g−2は、パ
ターン番号「7」の出現頻度が高い(8回出現)ので、
図33(b)に示すように、そのビット配列パターンの
パターン番号「7」を「1」に変更するとともに、元の
パターン番号を1つずつずらす。これにより、出現頻度
の高いビット配列パターンほどパターン照合結果として
少ないビット数が割り当てられるので、より高い圧縮効
果を得ることができる。
【0108】なお、このような高出現率判定は、データ
アプリケーション等、様々なデータ形態が考えられるた
め各種のデータ形態に対応できるようユーザ設定可能と
し、例えば、出現カウンタ22g−1のカウント値のし
きい値による設定(例えば、出現回数10回を超えると
パターン番号を変更する等)や、出現カウンタ22g−
1のカウント値の総数のn(nは正実数)%の出現率に
よる設定などを選択できるものとする。また、パターン
番号の変更契機も、以下の設定を選択できるものとす
る。
【0109】(1)上記の高出現率判定時に随時 (2)ユーザ指定時刻 (3)一定時間間隔 さらに、パターン番号変更通知部22g−3は、上記の
パターン番号変更部22g−2によってパターン番号が
変更された場合、受信ノード3にも同様の情報を送信す
る必要があるため、変更通知用のセル(ただし、図5に
より前述した独自フォーマットのセル)を生成し、その
セルの圧縮用ヘッダ部8の一部(変更配列パターン番号
収容通知部81)とペイロード9とを使用して受信ノー
ド3に対して変更通知を行なうものである。
【0110】例えば、図33(a)及び図33(b)に
より上述したようにパターン番号「7」を「1」に変更
した場合、変更配列パターン番号収容通知部81に
「1」を付与するとともに、ペイロード9に、パターン
番号「1」に変更されたパターン番号「7」を収容して
送信する。一方、受信ノード3におけるパターン番号変
更制御部32eは、上記の送信ノード2側のパターン番
号変更制御部22g(パターン番号変更通知部22g−
3)によって生成されたパターン番号変更通知用のセル
(変更配列パターン番号収容通知部81が「1」のセ
ル)を受信すると、図33(a)及び図33(b)によ
り上述した変更制御と同様にして、そのセルのペイロー
ド9に収容されている高出現頻度のパターン番号が小さ
くなるように、ビット配列パターン復元部32cでのパ
ターン番号とビット配列パターンとの対応関係を変更す
るものである。
【0111】このため、本パターン番号変更制御部32
eは、図32に示すように、パターン番号受信部32e
−1及びパターン番号変更部32e−2をそなえてお
り、パターン番号受信部32e−1によってペイロード
9に収容されている高出現頻度のパターン番号を取得
し、パターン変更部32e−2によってビット配列パタ
ーン復元部32cにおける該当パターン番号を小さくす
るようになっている。
【0112】例えば、図33(a)及び図33(b)に
より上述したようにパターン番号「7」を「1」に変更
した場合、変更配列パターン番号収容通知部81に
「1」が付与され、ペイロード9にパターン番号「7」
が収容されて送信ノード2のパターン番号変更制御部2
2gから送信されてくるセルを受信すると、パターン番
号「7」を「1」に変更するとともに、送信ノード2側
と同様に、現状のパターン番号を1つずつずらす。
【0113】この結果、送信ノード2側と受信ノード3
側とで圧縮/復元に使用するビット配列パターンとパタ
ーン番号との対応関係を一致させて整合をとることがで
きる。従って、常に、正常なセル圧縮/復元処理を実施
することができる。・その他なお、上述した実施形態及
び変形例では、ATMセルのペイロード9を圧縮/復元
対象としているが、本発明はこれに限定されず、ATM
セル全体を圧縮/復元対象としてもよい。
【0114】また、上述した実施形態及び変形例では、
送信ノード2に圧縮機能、受信ノードに復元機能のみを
もたせた場合を例にして説明したが、各ノード2,3に
それぞれ圧縮機能及び復元機能の両機能をもたせるよう
にしてもよい。そして、本発明は上述した実施形態及び
変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
送信用ノード装置において送信すべきATMセルを圧縮
して送信し、受信用ノード装置において送信用ノード装
置で圧縮されたATMセルを元の状態に復元することに
より、通信回線を伝送されるデータ(ATMセル)量を
削減することができるので、通信回線の有効利用に大い
に寄与する(請求項1,4,7)。
【0116】ここで、上記の送信用ノード装置では、A
TMセルのデータ配列パターンを所定のパターン番号に
変換することにより、複雑な圧縮処理(制御)を行なう
ことなく、ATMセルの圧縮を極めて高速に行なうこと
ができるとともに、圧縮した複数のATMセルを結合し
て再ATMセル化することで、確実に、通信回線を伝送
されるデータ量を削減することができる(請求項2,
5)。
【0117】一方、上記の受信用ノード装置では、受信
した圧縮ATMセルを結合前の状態に分割して、各AT
Mセルのパターン番号を所定のデータ配列パターン番号
に逆変換するだけで、複雑な復元処理(制御)を行なう
ことなく、確実に、各ATMセルを元の状態に復元する
ことができるので、ATMセルの復元処理も大幅に高速
化することができる(請求項2,8)。
【0118】また、上記の送信用ノード装置では、AT
Mセルの通信ヘッダ部と圧縮用ヘッダ部を除いたデータ
部のみを圧縮すれば、少なくとも上記通信ヘッダ部は元
の状態のままであるので、ATMセル伝送時の信頼性を
確保することができ、これにより、ATM通信の信頼性
を確保しながらATM通信における通信回線の有効利用
を図ることができる。また、このとき、圧縮済みのAT
Mセルの結合数についての結合数情報を圧縮用ヘッダ部
に格納することにより、圧縮ATMセルを送信するだけ
で、その圧縮ATMセルを形成しているATMセルの結
合数を受信用ノード装置に通知することができるので、
特別な制御を行なうことなく上記結合数の通知を行なう
ことができ、装置規模の簡素化も図ることができる(請
求項3,6)。
【0119】そして、この結果、受信用ノード装置で
は、圧縮ATMセルを受信する毎にその圧縮ATMセル
を形成しているATMセルの結合数を調べることなく、
その結合数を認識して、圧縮ATMセルを結合前の状態
に分割し、各ATMセルを確実に元(圧縮前)の状態に
復元することができるので、極めて簡易な制御で、圧縮
ATMセルを結合前の状態に分割して復元することがで
き、送信側と同様に、装置規模の簡素化を図ることがで
きる(請求項3,9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのATMセル圧縮/
復元機能付きATM通信システムの構成を示すブロック
図である。
【図3】本実施形態のATM通信システムにおける独自
ATMセル化部の構成例を示すブロック図である。
【図4】本実施形態のATM通信システムにおける順序
番号処理部の構成例を示すブロック図である。
【図5】本実施形態のATM通信システムで扱うATM
セルのフォーマットを示す図である。
【図6】本実施形態のATM通信システムで扱うATM
セルにおける圧縮用ヘッダ部のフォーマットを示す図で
ある。
【図7】本実施形態のATM通信システムにおけるセル
蓄積部の構成例を示すブロック図である。
【図8】本実施形態のATM通信システムにおけるタイ
マ監視/疑似セル付加部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】本実施形態のATM通信システムにおけるビッ
ト配列パターン変換圧縮部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図10】本実施形態におけるビット配列パターンの変
換処理を説明するための図である。
【図11】本実施形態におけるビット配列パターンの変
換処理を説明するための図である。
【図12】(a)〜(c)はいずれも本実施形態におけ
るATMセルの圧縮概念を説明するための図である。
【図13】本実施形態のATM通信システムにおける圧
縮率別セル選別部の構成例を示すブロック図である。
【図14】本実施形態の圧縮率別セル選別部の動作概要
を説明するための図である。
【図15】本実施形態のATM通信システムにおけるセ
ル再結合制御部の構成例を示すブロック図である。
【図16】(a),(b)はいずれも本実施形態のセル
再結合制御部の動作概要を説明するための図である。
【図17】本実施形態のATM通信システムにおける分
割情報制御部の構成例を示すブロック図である。
【図18】(a)〜(c)はいずれも本実施形態の分割
情報制御部の動作概要を説明するための図である。
【図19】本実施形態のATM通信システムにおける順
序番号順セル格納部の構成例を示すブロック図である。
【図20】本実施形態のATM通信システムにおけるビ
ット配列パターン復元部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図21】本実施形態のビット配列パターン復元部の動
作概要を説明するための図である。
【図22】本実施形態のビット配列パターン復元部の動
作概要を説明するための図である。
【図23】本実施形態のATM通信システムにおける圧
縮用ヘッダ除去/端末通信プロトコル変換部の構成例を
示すブロック図である。
【図24】(a)〜(c)はいずれも本実施形態のAT
M通信システムの動作(セル圧縮)を説明するための図
である。
【図25】本実施形態のATM通信システムの動作(疑
似セル生成)を説明するための図である。
【図26】本実施形態のATM通信システムの動作(圧
縮率別セル選別)を説明するための図である。
【図27】本実施形態のATM通信システムの動作(セ
ル再結合)を説明するための図である。
【図28】本実施形態のATM通信システムの動作(セ
ル分割)を説明するための図である。
【図29】本実施形態のATM通信システムの動作(セ
ル振り分け,復元)を説明するための図である。
【図30】本実施形態のATM通信システムの動作(ヘ
ッダ除去,プロトコル変換)を説明するための図であ
る。
【図31】本実施形態のATM通信システムの変形例を
示すブロック図である。
【図32】本変形例のATM通信システムにおけるパタ
ーン番号変更制御部の構成を示すブロック図である。
【図33】(a),(b)はいずれも本変形例のパター
ン番号変更制御部の動作概要を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1,1′ ATMセル圧縮/復元機能付きATM通信シ
ステム 2 送信用ノード装置(送信用ATMノード) 3 受信用ノード装置(受信用ATMノード) 4 通信回線(伝送路) 5 送信端末 7 通信ヘッダ部 8 圧縮用ヘッダ部 9 ペイロード(データ部) 11〜14 セル 15 疑似セル 21 ATMセル化部(独自ATMセル化部) 22 ATMセル圧縮処理部 22a 順序番号処理部 22a−1,22b−1,22d−1,22e−1,3
2c−1,32d−1セル受信部 22a−2 順序番号付与部 22a−3,32a−4,32c−3,212 セル送
信部 22b セル蓄積部 22b−2 セル格納部 22b−3,32b−5 セル送出制御部 22c ビット配列パターン変換圧縮部 22c−1 セル受信制御部 22c−2 ビット配列パターン照合部 22c−3 分割情報付与部 22c−4 照合後セル送信部 22d 圧縮率別セル選別部 22d−2 分割情報別セル選別部 22d−3 ビット数カウンタ/セル選別部 22d−4 圧縮率別セル収容部 22d−5 疑似セル/順序番号監視/セル送出指示部 22e セル再結合制御部(再ATMセル化部) 22e−2 セル結合部 22e−3 不要ヘッダ除去/先頭順序番号コピー部 22e−4 分割情報付与部 22f タイマ監視/疑似セル付加部 22f−1 疑似セル付加部 22f−2 タイマ監視部 22g,23e パターン番号変更制御部 22g−1 出現カウンタ 22g−2 パターン番号変更制御部 22g−3 パターン番号変更通知部 23 ATMセル送信部 31 ATMセル受信部 32 ATMセル復元処理部 32a 分割情報制御部(ATMセル分割部) 32a−1 セル振り分け部 32a−2 セル分割部 32a−3 ヘッダコピー部 32b 順序番号順セル格納部 32b−1 分割情報別セル振り分け部 32b−2 順序番号別セル振り分け部 32b−3 復元前セル格納部 32b−4 復元後セル格納部 32b−6 疑似セル順序番号通知部 32c ビット配列パターン復元部(配列パターン変換
復元部) 32c−2 パターン番号照合部 32d 圧縮ヘッダ除去/端末通信プロトコル変換部 32d−2 圧縮ヘッダ除去部 32d−3 端末通信プロトコル変換部 32e−1 パターン番号受信部 32e−2 パターン番号変更部 81 変更配列パターン番号収容通知部 82 疑似セル情報部 83 分割情報部 84 順序番号情報部 211 ATMセル生成部 220〜226 格納領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ヘッダ部とデータ部とを有するAT
    Mセルをそれぞれ扱う送信用ノード装置と受信用ノード
    装置とが所望の通信回線を介して相互に接続されて成る
    ATM通信システムにおいて、 該送信用ノード装置が、 所望の通信データを受信して該通信データをATMセル
    化するATMセル化部と、 該ATMセル化部によって得られた該ATMセルを圧縮
    するATMセル圧縮処理部と、 該ATMセル圧縮処理部で圧縮された圧縮ATMセルを
    該通信回線を介して該受信用ノード装置へ送信するAT
    Mセル送信部とをそなえる一方、 該受信用ノード装置が、 該送信用ノード装置の該ATMセル送信部から該通信回
    線を介して送信されてくる圧縮ATMセルを受信するA
    TMセル受信部と、 該ATMセル受信部で受信された圧縮ATMセルを復元
    するATMセル復元処理部とをそなえていることを特徴
    とする、ATMセル圧縮/復元機能付きATM通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 該送信用ノード装置の該ATMセル圧縮
    処理部が、 該ATMセルのデータ配列パターンを所定のパターン番
    号に変換することにより該ATMセルを圧縮する配列パ
    ターン変換圧縮部と、 該配列パターン変換圧縮部で得られた圧縮済みのATM
    セルを複数分結合して該圧縮ATMセルとして再ATM
    セル化する再ATMセル化部とをそなえる一方、 該受信用ノード装置の該ATMセル復元処理部が、 該圧縮ATMセルを結合前の状態に分割するATMセル
    分割部と、 該ATMセル分割部によって分割された各ATMセルの
    パターン番号をそれぞれ元のデータ配列パターンに逆変
    換することにより、各ATMセルを復元する配列パター
    ン変換復元部とをそなえていることを特徴とする、請求
    項1記載のATMセル圧縮/復元機能付きATM通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 該ATMセル化部が、 該ATMセルの該データ部の一部を圧縮用ヘッダ部とし
    て割り当てて該通信データをATMセル化するように構
    成されるとともに、 該配列パターン変換圧縮部が、 該ATMセルの該通信ヘッダ部と該圧縮用ヘッダ部とを
    除いたデータ部のデータ配列パターンを所定のパターン
    番号に変換することにより該データ部を圧縮するように
    構成され、且つ、 該再ATMセル化部が、 結合した圧縮済みのATMセルの数についての結合数情
    報を該圧縮ATMセルの該圧縮用ヘッダ部に格納するよ
    うに構成される一方、 該ATMセル分割部が、 該圧縮ATMセルの該圧縮用ヘッダ部に格納されている
    該結合数情報に基づいて該圧縮ATMセルを結合前の状
    態に分割するように構成されるとともに、 該配列パターン変換復元部が、 上記の各ATMセルの該データ部のパターン番号を元の
    データ配列パターンに逆変換することにより、各ATM
    セルを復元するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項2記載のATMセル圧縮/復元機能付きAT
    M通信システム。
  4. 【請求項4】 通信ヘッダ部とデータ部とを有するAT
    Mセルを扱うノード装置であって、 所望の通信データを受信して該通信データをATMセル
    化するATMセル化部と、 該ATMセル化部によって得られた該ATMセルを圧縮
    するATMセル圧縮処理部と、 該ATMセル圧縮処理部で圧縮された圧縮ATMセルを
    所望の通信回線を介して他のノード装置へ送信するAT
    Mセル送信部とをそなえていることを特徴とする、AT
    Mセル圧縮機能付きノード装置。
  5. 【請求項5】 該ATMセル圧縮処理部が、 該ATMセルのデータ配列パターンを所定のパターン番
    号に変換することにより該ATMセルを圧縮する配列パ
    ターン変換圧縮部と、 該配列パターン変換圧縮部で得られた圧縮済みのATM
    セルを複数分結合して再ATMセル化する再ATMセル
    化部とをそなえていることを特徴とする、請求項4記載
    のATMセル圧縮機能付きノード装置。
  6. 【請求項6】 該ATMセル化部が、 該ATMセルの該データ部の一部を圧縮用ヘッダ部とし
    て割り当てて該通信データをATMセル化するように構
    成されるとともに、 該配列パターン変換圧縮部が、 該ATMセルの該通信ヘッダ部と該圧縮用ヘッダ部とを
    除いたデータ部のデータ配列パターンを所定のパターン
    番号に変換することにより該データ部を圧縮するように
    構成され、且つ、 該再ATMセル化部が、 結合した圧縮済みのATMセルの数についての結合数情
    報を該圧縮ATMセルの該圧縮用ヘッダ部に格納するよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項5記載の
    ATMセル圧縮機能付きノード装置。
  7. 【請求項7】 通信ヘッダ部とデータ部とを有するAT
    Mセルを扱うノード装置であって、 他のノード装置で圧縮され所望の通信回線を介して送信
    されてくる圧縮ATMセルを受信するATMセル受信部
    と、 該ATMセル受信部で受信された圧縮ATMセルを復元
    するATMセル復元処理部とをそなえていることを特徴
    とする、ATMセル復元機能付きノード装置。
  8. 【請求項8】 該ATMセル復元処理部が、 該他のノード装置において、該ATMセルのデータ配列
    パターンが所定のパターン番号に変換されることにより
    該ATMセルが圧縮され、得られた圧縮済みのATMセ
    ルが複数分結合されて再ATMセル化されている場合
    に、該圧縮ATMセルを結合前の状態に分割するATM
    セル分割部と、 該ATMセル分割部によって分割された各ATMセルの
    パターン番号をそれぞれ元のデータ配列パターンに逆変
    換することにより、各ATMセルを復元する配列パター
    ン変換復元部とをそなえていることを特徴とする、請求
    項7記載のATMセル復元機能付きノード装置。
  9. 【請求項9】 該ATMセル分割部が、 該他のノード装置において、該ATMセルの該データ部
    の一部が圧縮用ヘッダ部として割り当られて該通信デー
    タがATMセル化され、得られた該ATMセルの該通信
    ヘッダ部と該圧縮用ヘッダ部とを除いたデータ部のデー
    タ配列パターンが所定のパターン番号に変換されること
    により該データ部が圧縮されるとともに、結合した圧縮
    済みのATMセルの数についての結合数情報が該圧縮A
    TMセルの該圧縮用ヘッダ部に格納されている場合に、
    該圧縮ATMセルの該圧縮用ヘッダ部に格納されている
    該結合数情報に基づいて該圧縮ATMセルを結合前の状
    態に分割するように構成されるとともに、 該配列パターン変換復元部が、 上記の各ATMセルの該データ部のパターン番号を元の
    データ配列パターンに逆変換することにより、各ATM
    セルを復元するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項8記載のATMセル復元機能付きノード装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005210289A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Nec Access Technica Ltd データ通信システム
WO2008136446A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kyocera Corporation 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法

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