JP2000068552A - ヒューズ機能内蔵型光結合素子 - Google Patents

ヒューズ機能内蔵型光結合素子

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JP2000068552A JP23148898A JP23148898A JP2000068552A JP 2000068552 A JP2000068552 A JP 2000068552A JP 23148898 A JP23148898 A JP 23148898A JP 23148898 A JP23148898 A JP 23148898A JP 2000068552 A JP2000068552 A JP 2000068552A
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wiring
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Kazuya Uekawa
和也 植川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外付けでヒューズを付加することなく、光結
合素子が故障した場合に確実にオープンとなる光結合素
子を提供する。 【解決手段】 電気信号を光信号に変換する発光素子1
と、光信号を電気信号に変換する受光素子2と、発光素
子1に接続される発光素子用第1リードフレーム31a
と、発光素子1に発光素子用ワイヤ41を介して接続さ
れる発光素子用第2リードフレーム31bと、受光素子
2に接続される受光素子用第1リードフレーム32a
と、受光素子2に受光素子用ワイヤ42を介して接続さ
れる受光素子用第2リードフレーム32bと、発光素子
1、受光素子2、発光素子用ワイヤ41および受光素子
用ワイヤ42の全体を被覆する被覆部材5とから構成さ
れた光結合素子であって、前記被覆部材5の発光素子用
ワイヤ41および(または)受光素子用ワイヤ42を含
む周辺部が中空状態であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と、受光
素子と、発光素子に接続される発光素子用第1配線と、
発光素子にワイヤを介して接続される発光素子用第2配
線と、受光素子に接続される受光素子用第1配線と、受
光素子にワイヤを介して接続される受光素子用第2配線
と、発光素子、受光素子およびワイヤの全体を被覆する
被覆部材とを備えた、例えば、フォトカプラやソリッド
ステートリレーなどの光結合素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光結合素子の一例を図6に示す。
図6(a)は従来の光結合素子の一例を示す側面図であ
り、図6(b)は、図6(a)に示す光結合素子の領域
Cを示す平面図である。
【0003】従来の光結合素子の一例であるフォトトラ
イアックカプラは、図6に示すように、電気信号を光信
号に変換する発光素子101と、光信号を電気信号に変
換する受光素子102と、発光素子101の一方のリー
ド端子にダイボンド等によって電気的に接続される発光
素子用第1配線131aと、発光素子101の他方のリ
ード端子に発光素子用ワイヤ141を介して電気的に接
続される発光素子用第2配線131bと、受光素子10
2の一方のリード端子にダイボンド等によって電気的に
接続される受光素子用第1配線132aと、受光素子1
02の他方のリード端子に受光素子用ワイヤ142を介
して電気的に接続される受光素子用第2配線132bと
を具備しており、これら発光素子101、受光素子10
2、発光素子用ワイヤ141および受光素子用ワイヤ1
42の全体を被覆部材であるモールド樹脂105で覆っ
た構成としている。
【0004】このような構成のフォトトライアックカプ
ラにおいて、発光素子の一例としては、ガリウムひ素L
ED(light emitting diode)や
ガリウムアルミニウムひ素LEDがあげられ、受光素子
の一例としては、フォトトライアックがあげられる。
【0005】また、従来の光結合素子の他の例であるソ
リッドステートリレーは、図示は省略しているが、電気
信号を光信号に変換する発光素子と、光信号を電気信号
に変換する受光素子と、この受光素子に電気的に接続さ
れる駆動用トライアック素子とを備えている。さらに、
前記フォトトライアックカプラと同様に、発光素子の一
方のリード端子にダイボンドによって電気的に接続され
る発光素子用第1配線と、発光素子の他方のリード端子
に発光素子用ワイヤを介して電気的に接続される発光素
子用第2配線と、受光素子の一方のリード端子にダイボ
ンドによって電気的に接続される受光素子用第1配線
と、受光素子の他方のリード端子に受光素子用ワイヤを
介して電気的に接続される受光素子用第2配線とを具備
しており、これら発光素子、受光素子、第1ワイヤおよ
び第2ワイヤの全体をモールド樹脂で覆った構成となっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光結合素子にお
いて、発光素子や受光素子に過電流が印加された場合、
発光素子や受光素子の破壊、または発光素子用ワイヤや
受光素子用ワイヤの溶断により、光結合素子が故障する
ことがある。過電流により発光素子や受光素子が破壊さ
れた場合、光結合素子はたいていショート状態となる。
また、発光素子用ワイヤや受光素子用ワイヤが溶断した
場合においても、ワイヤを含む周辺部がモールド樹脂で
覆われているためワイヤが炭化し、その部分がショート
状態となる。
【0007】特にソリッドステートリレーはモータやヒ
ータ、またはランプ等の負荷を制御するデバイスである
ため、ソリッドステートリレーが故障した場合にオープ
ン(OFF状態)となることが各機器の使用時の安全性
を高める点で望ましい。そこで、ソリッドステートリレ
ーが故障したときにオープンとなるように、ソリッドス
テートリレーに外付けでヒューズを付加することが考え
られるが、回路規模が大きくなり生産コストが増加する
といった問題があった。
【0008】本発明はこのような問題を解決すべく創案
されたもので、外付けでヒューズを付加することなく、
光結合素子が故障した場合に確実にオープン(OFF状
態)となる光結合素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のヒューズ機能内
蔵型光結合素子は、電気信号を光信号に変換する発光素
子と、光信号を電気信号に変換する受光素子と、発光素
子の一方のリード端子に電気的に接続される発光素子用
第1配線と、発光素子の他方のリード端子にワイヤを介
して電気的に接続される発光素子用第2配線と、受光素
子の一方のリード端子に電気的に接続される受光素子用
第1配線と、受光素子の他方のリード端子にワイヤを介
して電気的に接続される受光素子用第2配線と、発光素
子、受光素子およびワイヤ全体を被覆する被覆部材とか
ら構成された光結合素子であって、前記被覆部材のワイ
ヤを含む周辺部が中空状態であることを特徴とする。つ
まり、ワイヤ周辺部が被覆部材で覆われていないので、
ワイヤに過電流が流れたときにワイヤがヒューズのよう
に溶断して確実に切れるので、光結合素子がオープンと
なる。
【0010】また、前記被覆部材が、少なくともワイヤ
を収納するケースと、このケース表面を覆うモールド樹
脂とを具備しているので、ワイヤを含む周辺部を確実に
中空状態にすることができる。
【0011】また、前記ケースが光透過性を有するケー
スであるので、受光素子の受光感度を損なうことがな
い。
【0012】また、前記ケースの発光素子と対向する表
面がレンズ状に加工されているので、発光素子から放出
された光を集光して受光素子に導くので、光結合素子の
受光感度を向上させることができる。
【0013】また、前記被覆部材のワイヤを含む周辺部
の中空状態がガス支援射出成形法を用いて形成されてい
るので、中空状態を容易に実現することができる。
【0014】本発明のヒューズ機能内蔵型光結合素子
は、電気信号を光信号に変換する発光素子と、光信号を
電気信号に変換する受光素子と、発光素子の一方のリー
ド端子に電気的に接続される発光素子用第1配線と、発
光素子の他方のリード端子にワイヤを介して電気的に接
続される発光素子用第2配線と、受光素子の一方のリー
ド端子に電気的に接続される受光素子用第1配線と、受
光素子の他方のリード端子にワイヤを介して電気的に接
続される受光素子用第2配線と、発光素子、受光素子お
よびワイヤ全体を被覆する被覆部材とから構成された光
結合素子であって、前記発光素子用第1配線、発光素子
用第2配線、受光素子用第1配線、および受光素子用第
2配線のうちの少なくとも1つの配線の一部が配線用ワ
イヤによって形成されており、前記被覆部材の配線用ワ
イヤを含む周辺部が中空状態であることを特徴とする。
つまり、配線用ワイヤ周辺部が被覆部材で覆われていな
いので、配線用ワイヤに過電流が流れたときに配線用ワ
イヤがヒューズのように溶断して確実に切れるので、光
結合素子がオープンとなる。
【0015】また、前記被覆部材が、配線用ワイヤを収
納するケースと、このケース表面を覆うモールド樹脂と
を具備しているので、配線用ワイヤを含む周辺部を確実
に中空状態にすることができる。
【0016】また、前記被覆部材の配線用ワイヤを含む
周辺部の中空状態がガス支援射出成形法を用いて形成さ
れているので、中空状態を容易に実現することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明のヒューズ機能内
蔵型光結合素子の一実施の形態について図面を参照しつ
つ説明する。
【0018】図1は、本発明のヒューズ機能内蔵型光結
合素子の一実施の形態を示す説明図であり、同図(a)
は光結合素子を示す側面図であり、同図(b)は、同図
(a)に示す光結合素子の領域Aを示す平面図である。
【0019】このヒューズ機能内蔵型光結合素子は、電
気信号を光信号に変換する発光素子1と、光信号を電気
信号に変換する受光素子2と、発光素子1の一方のリー
ド端子にダイボンド等によって電気的に接続される発光
素子用第1配線(以下、「発光素子用第1リードフレー
ム」ともいう)31aと、発光素子1の他方のリード端
子に発光素子用ワイヤ41を介して電気的に接続される
発光素子用第2配線(以下、「発光素子用第2リードフ
レーム」ともいう)31bと、受光素子2の一方のリー
ド端子にダイボンド等によって電気的に接続される受光
素子用第1配線(以下、「受光素子用第1リードフレー
ム」ともいう)32aと、受光素子2の他方のリード端
子に受光素子用ワイヤ42を介して電気的に接続される
受光素子用第2配線(以下、「受光素子用第2リードフ
レーム」ともいう)32bとを具備しており、これら発
光素子1、受光素子2、発光素子用ワイヤ41および受
光素子用ワイヤ42の全体がモールド樹脂である被覆部
材によって被覆されている。
【0020】前記発光素子用ワイヤ41の両端部は、ボ
ンディングによって、発光素子1の他方のリード端子と
発光素子用第2リードフレーム31bとに接続されてい
る。また、受光素子用ワイヤ42の両端部は、ボンディ
ングによって、受光素子2の他方のリード端子とまたは
受光素子用第2リードフレーム32bとに接続されてい
る。
【0021】また、前記被覆部材5は、受光素子用ワイ
ヤ42を含む周辺部を中空状態にするためのケース51
と、このケース51表面を覆うモールド樹脂52(図1
(b)には図示していない)とを具備しており、このケ
ース51は、本実施の形態では、受光素子2および受光
素子用ワイヤ42の全体を収納している。これにより、
受光素子2および受光素子用ワイヤ42を含む周辺部に
は中空部Sが形成される。なお、本実施の形態において
は、ケース51の底部は開口状態となっており、この底
部からモールド樹脂52がケース51内に入り込むこと
を防止するために、ケース51の底部には非電導性のシ
ール材6が貼りつけられている。
【0022】このように構成すると、光結合素子に過電
流が印加された時、受光素子用ワイヤ42が溶断するの
で、光結合素子がオープン(OFF状態)となる。つま
り、ヒューズ機能内蔵型光結合素子を実現している。な
お、受光素子2として、受光素子用ワイヤ42が溶断す
る電流値以上の耐電流値を有するものを用いておけば、
光結合素子に過電流が印加された時、受光素子2が破壊
される前に受光素子用ワイヤ42が溶断するので、光結
合素子が確実にオープン(OFF状態)となる。
【0023】なお、図1には、受光素子2と、この受光
素子2に接続された受光素子用第2ワイヤ42とを含む
周辺部を中空状態にした場合の光結合素子を示している
が、これに限定されず、発光素子1や駆動用素子(図示
せず)、およびこれらの素子にボンディングされたワイ
ヤについても同様にして周辺部を中空状態にすることが
できる。
【0024】また、図1に示す、ケース51を光透光性
を有する材料を用いて形成しておけば、受光素子2の受
光感度を低下させることがない。
【0025】また、図2に示すように、ケース51の発
光素子1と対向する表面を凸レンズ状に加工した場合、
発光素子1から放出された光(矢印Lで示す)を集光し
て受光素子2に導くことができるので、光結合素子の受
光感度を向上させることができる。
【0026】一方、被覆部材5の受光素子用ワイヤ42
を含む周辺部の中空状態をケース51で形成する代わり
に、図3に示すように、ガス支援射出成形法を用いて、
モールド樹脂からなる被覆部材5の所定の箇所(図3に
おいては、発光素子1、発光素子用ワイヤ41、受光素
子2および受光素子用ワイヤ42の全体を含む周辺部)
に中空部Sを形成してもよい。この方法を用いて中空状
態を形成することによって、非電導性のシール材6を使
用する必要がなくなり、より容易に中空状態を形成する
ことができる。
【0027】前述の実施の形態においては、受光素子2
および受光素子用ワイヤ42を含む周辺部を中空状態と
したが、例えば、発光素子用第1リードフレーム31
a、発光素子用第2リードフレーム31b、受光素子用
第1リードフレーム32a、および受光素子用第2リー
ドフレーム32bのうちの少なくとも1つのリードフレ
ームの一部を配線用ワイヤによって形成するとともに、
この配線用ワイヤを含む周辺部が中空状態となるような
被覆部材を設けることによって、ヒューズ機能内蔵型光
結合素子を実現することができる。
【0028】以下、このようなヒューズ機能内蔵型光結
合素子について図面を参照しつつ説明する。
【0029】図4は、本発明のヒューズ機能内蔵型光結
合素子の他の実施の形態を示す説明図であり、同図
(a)は光結合素子を示す側面図であり、同図(b)
は、同図(a)に示す光結合素子の領域Bを示す平面図
である。
【0030】このヒューズ機能内蔵型光結合素子は、電
気信号を光信号に変換する発光素子1と、光信号を電気
信号に変換する受光素子2と、発光素子1の一方のリー
ド端子にダイボンド等によって電気的に接続される発光
素子用第1リードフレーム31aと、発光素子1の他方
のリード端子に発光素子用ワイヤ41を介して電気的に
接続される発光素子用第2リードフレーム31bと、受
光素子2の一方のリード端子にダイボンド等によって電
気的に接続される受光素子用第1リードフレーム32a
と、受光素子2の他方のリード端子に受光素子用ワイヤ
42を介して電気的に接続される受光素子用第2リード
フレーム32bとを具備しており、これら発光素子1、
受光素子2、発光素子用ワイヤ41および受光素子用ワ
イヤ42の全体がモールド樹脂である被覆部材5によっ
て被覆されている。
【0031】前記発光素子用ワイヤ41の両端部は、ボ
ンディングによって、発光素子1の他方のリード端子と
発光素子用第2リードフレーム31bとに接続されてい
る。また、前記受光素子用ワイヤ42の両端部は、ボン
ディングによって、受光素子2の他方のリード端子と受
光素子用第2リードフレーム32bとに接続されてい
る。
【0032】また、受光素子用第2リードフレーム32
bの一部分は配線用ワイヤとしてのリードフレーム用ワ
イヤ7で形成されている。このリードフレーム用ワイヤ
7は、受光素子用第2リードフレーム32bの断線部間
をまたぐように配置されており、その両端部が受光素子
用第2リードフレーム32bの対向する断線端部にボン
ディングされている。
【0033】前記被覆部材5は、リードフレーム用ワイ
ヤ7を含む周辺部を中空状態にするためのケース51
と、このケース51表面を覆うモールド樹脂52(図4
(b)には図示していない)とを具備しており、このケ
ース51は、本実施の形態では、リードフレーム用ワイ
ヤ7のみを収納している。これにより、リードフレーム
用ワイヤ7を含む周辺部には中空部Sが形成される。な
お、本実施の形態においては、ケース51の底部は開口
状態となっており、この底部からモールド樹脂52がケ
ース51内に入り込むことを防止するために、ケース5
1の底部には非電導性のシール材6が貼りつけられてい
る。
【0034】このように構成すると、光結合素子に過電
流が印加された時、リードフレーム用ワイヤ7が溶断す
るので、光結合素子がオープン(OFF状態)となる。
つまり、ヒューズ機能内蔵型光結合素子を実現してい
る。なお、受光素子2として、リードフレーム用ワイヤ
7が溶断する電流値以上の耐電流値を有するものを用い
ておけば、光結合素子に過電流が印加された時、受光素
子2が破壊される前にリードフレーム用ワイヤ7が溶断
するので、光結合素子が確実にオープン(OFF状態)
となる。
【0035】なお、図4には、受光素子用第2リードフ
レーム32bの一部分をリードフレーム用ワイヤ7で形
成し、このリードフレーム用ワイヤ7を含む周辺部を中
空状態にした場合の光結合素子を示しているが、これに
限定されず、受光素子用第1リードフレーム32aや、
発光素子用第1リードフレーム31aまたは発光素子用
第2リードフレーム31bの一部分をリードフレーム用
ワイヤ7で形成し、このリードフレーム用ワイヤ7を含
む周辺部を中空状態にした場合においても同様の効果が
得られる。
【0036】一方、前述の実施の形態と同様に、被覆部
材5のリードフレーム用ワイヤ7を含む周辺部の中空状
態をケース51で形成する代わりに、ガス支援射出成形
法(ガスアシスト成形方法)を用いて形成してもよい。
このガス支援射出成形法は、従来から行われている成形
法であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0037】次に、本発明のヒューズ機能内蔵型光結合
素子の一実施例を示す。このヒューズ機能内蔵型光結合
素子は、図1に示す光結合素子と同一の構造を有するも
のである。さらに、発光素子用ワイヤ41および受光素
子用ワイヤ42の材料として金線が使用されている。こ
の金線の大気中における溶断電流特性は、図5に示す通
りである。図5において、横軸は金線の直径(μm)を
示し、縦軸は金線が溶断したときの電流値(すなわち溶
断電流)(A)を示す。
【0038】例えば、受光素子用ワイヤ42として直径
が100μmの金線を用いれば、図5に示すように、受
光素子用ワイヤ42の溶断電流は2〜3Aとなる。この
場合、受光素子2として耐電流値が2〜3A以上のもの
を用いる。
【0039】このように構成すると、光結合素子に受光
素子用ワイヤ42の溶断電流以上の過電流(すなわち2
〜3A以上の電流)が印加された時、受光素子2が破壊
される前に受光素子用ワイヤ42が溶断するので、光結
合素子がオープン(OFF状態)となる。つまり、ヒュ
ーズ機能内蔵型光結合素子を実現している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒューズ
機能内蔵型光結合素子によれば、フォトカプラやソリッ
ドステートリレーなどの光結合素子において、導電部で
あるワイヤを含む周辺部を中空状態にすることにより、
光結合素子に過電流が流れたときにワイヤが確実に切れ
てオープンとなる構造を実現できるので、ヒューズ機能
内蔵型光結合素子を実現することができる。
【0041】また、本発明のヒューズ機能内蔵型光結合
素子によれば、電気信号を光信号に変換する発光素子
と、光信号を電気信号に変換する受光素子と、発光素子
の一方のリード端子に電気的に接続される発光素子用第
1配線と、発光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
て電気的に接続される発光素子用第2配線と、受光素子
の一方のリード端子に電気的に接続される受光素子用第
1配線と、受光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
て電気的に接続される受光素子用第2配線と、発光素
子、受光素子およびワイヤ全体を被覆する被覆部材とか
ら構成された光結合素子であって、前記被覆部材のワイ
ヤを含む周辺部が中空状態であることを特徴とする。こ
れにより、ワイヤ周辺部が被覆部材で覆われていないの
で、ワイヤに過電流が流れたときにワイヤがヒューズの
ように溶断して確実に切れるので、光結合素子がオープ
ンとなる。つまり、ヒューズ機能内蔵型光結合素子を実
現することができる。
【0042】また、前記被覆部材が、少なくともワイヤ
を収納するケースと、このケース表面を覆うモールド樹
脂とを具備しているので、ワイヤを含む周辺部を確実に
中空状態にすることができる。
【0043】また、前記ケースが光透過性を有するケー
スであるので、受光素子の受光感度を損なうことがな
い。
【0044】また、前記ケースの発光素子と対向する表
面がレンズ状に加工されているので、発光素子から放出
された光を集光して受光素子に導くので、光結合素子の
受光感度を向上させることができる。
【0045】また、前記被覆部材のワイヤを含む周辺部
の中空状態がガス支援射出成形法を用いて形成されてい
るので、中空状態を容易に実現することができる。
【0046】また、本発明のヒューズ機能内蔵型光結合
素子によれば、電気信号を光信号に変換する発光素子
と、光信号を電気信号に変換する受光素子と、発光素子
の一方のリード端子に電気的に接続される発光素子用第
1配線と、発光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
て電気的に接続される発光素子用第2配線と、受光素子
の一方のリード端子に電気的に接続される受光素子用第
1配線と、受光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
て電気的に接続される受光素子用第2配線と、発光素
子、受光素子およびワイヤ全体を被覆する被覆部材とか
ら構成された光結合素子であって、前記発光素子用第1
配線、発光素子用第2配線、受光素子用第1配線、およ
び受光素子用第2配線のうちの少なくとも1つの配線の
一部が配線用ワイヤによって形成されており、前記被覆
部材の配線用ワイヤを含む周辺部が中空状態であること
を特徴とする。これにより、配線用ワイヤ周辺部が被覆
部材で覆われていないので、配線用ワイヤに過電流が流
れたときに配線用ワイヤがヒューズのように溶断して確
実に切れるので、光結合素子がオープンとなる。つま
り、ヒューズ機能内蔵型光結合素子を実現することがで
きる。
【0047】また、前記被覆部材が、配線用ワイヤを収
納するケースと、このケース表面を覆うモールド樹脂と
を具備しているので、配線用ワイヤを含む周辺部を確実
に中空状態にすることができる。
【0048】また、前記被覆部材の配線用ワイヤを含む
周辺部の中空状態がガス支援射出成形法を用いて形成さ
れているので、中空状態を容易に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒューズ機能内蔵型光結合素子の一実
施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明のヒューズ機能内蔵型光結合素子の他の
実施の形態を示す側面図である。
【図3】本発明のヒューズ機能内蔵型光結合素子のさら
に他の実施の形態を示す側面図である。
【図4】本発明のヒューズ機能内蔵型光結合素子のさら
に他の実施の形態を示す説明図である。
【図5】金線の溶断電流特性の一例を示すグラフであ
る。
【図6】従来の光結合素子の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 31a 発光素子用第1リードフレーム(発光素子用第
1配線) 31b 発光素子用第2リードフレーム(発光素子用第
2配線) 32a 受光素子用第1リードフレーム(受光素子用第
1配線) 32b 受光素子用第2リードフレーム(受光素子用第
2配線) 41 発光素子用ワイヤ 42 受光素子用ワイヤ 5 被覆部材 6 シール材 7 リードフレーム用ワイヤ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を光信号に変換する発光素子
    と、光信号を電気信号に変換する受光素子と、発光素子
    の一方のリード端子に電気的に接続される発光素子用第
    1配線と、発光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
    て電気的に接続される発光素子用第2配線と、受光素子
    の一方のリード端子に電気的に接続される受光素子用第
    1配線と、受光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
    て電気的に接続される受光素子用第2配線と、発光素
    子、受光素子およびワイヤの全体を被覆する被覆部材と
    から構成された光結合素子であって、 前記被覆部材のワイヤを含む周辺部が中空状態であるこ
    とを特徴とする光結合素子。
  2. 【請求項2】 前記被覆部材が、少なくともワイヤを収
    納するケースと、このケース表面を覆うモールド樹脂と
    を具備している請求項1記載の光結合素子。
  3. 【請求項3】 前記ケースが光透過性を有する請求項2
    記載の光結合素子。
  4. 【請求項4】 前記ケースの発光素子と対向する表面が
    レンズ状に加工されている請求項2または3記載の光結
    合素子。
  5. 【請求項5】 前記被覆部材のワイヤを含む周辺部の中
    空状態がガス支援射出成形法を用いて形成されている請
    求項1記載の光結合素子。
  6. 【請求項6】 電気信号を光信号に変換する発光素子
    と、光信号を電気信号に変換する受光素子と、発光素子
    の一方のリード端子に電気的に接続される発光素子用第
    1配線と、発光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
    て電気的に接続される発光素子用第2配線と、受光素子
    の一方のリード端子に電気的に接続される受光素子用第
    1配線と、受光素子の他方のリード端子にワイヤを介し
    て電気的に接続される受光素子用第2配線と、発光素
    子、受光素子およびワイヤの全体を被覆する被覆部材と
    から構成された光結合素子であって、 前記発光素子用第1配線、発光素子用第2配線、受光素
    子用第1配線、および受光素子用第2配線のうちの少な
    くとも1つの配線の一部が配線用ワイヤによって形成さ
    れており、 前記被覆部材の配線用ワイヤを含む周辺部が中空状態で
    あることを特徴とする光結合素子。
  7. 【請求項7】 前記被覆部材が、配線用ワイヤを収納す
    るケースと、このケース表面を覆うモールド樹脂とを具
    備している請求項6記載の光結合素子。
  8. 【請求項8】 前記被覆部材の配線用ワイヤを含む周辺
    部の中空状態がガス支援射出成形法を用いて形成されて
    いる請求項6記載の光結合素子。
JP23148898A 1998-08-18 1998-08-18 ヒューズ機能内蔵型光結合素子 Pending JP2000068552A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1333526C (zh) * 2004-03-03 2007-08-22 夏普株式会社 固态继电器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1333526C (zh) * 2004-03-03 2007-08-22 夏普株式会社 固态继电器

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