JP2000068093A - 静電気除去方法及び装置 - Google Patents

静電気除去方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電した樹脂製中空容器を効率よく均一に除
電し、中空容器の搬送効率を向上させることができる静
電気除去方法及び装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の静電気除去方法は、少なくとも
1つの樹脂製中空容器3の静電気を除去する静電気除去
方法において、中空容器3をガイド部4に沿って搬送す
る搬送工程と、中空容器3が所定位置20に配置される
ときに中空容器3にX線を照射するX線照射工程とを含
む。この場合、中空容器3がガイド部4に沿って搬送さ
れ、所定位置20に配置されるときに中空容器3全体に
X線を照射すると、X線が中空容器3を透過する。この
とき、中空容器3の内面3c及び外面3b近傍の気体が
イオン化され、帯電した中空容器3の形状に無関係にイ
オンが生成されるため、内面3c及び外面3bが一括か
つ均一に除電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気除去方法及
び装置に係り、より詳細には、ペットボトル等の樹脂製
中空容器に発生する静電気を除去するための静電気除去
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂製の中空容器等の製造ラインにおい
ては、ライン上で搬送されている間に中空容器が帯電す
る場合がある。このため、中空容器へのゴミの付着や、
静電気反発による整列時の不揃い、または放電による放
電跡が生じる場合がある。このため、従来から、中空容
器等の製造ラインにおいては、例えば特開平1−182
224号公報に開示されるように、静電気を除去するた
めのコロナ放電式イオナイザが利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の公報に記載の方法では、コロナ放電式イオナイ
ザを用いているため、以下のような問題点を有してい
た。
【0004】即ち、コロナ放電式イオナイザを用いる従
来の方法では、フィルムのような凸凹のない形状のもの
に対しては比較的均一に除電可能であるが、凸凹を持つ
複雑な形状の中空容器の場合、帯電した中空容器の内部
において電界強度の大きい部分と小さい部分が生じ、中
空容器の内面全体を均一に除電することが不可能とな
る。
【0005】また、コロナ放電式イオナイザには、DC
駆動、AC駆動のものがあるが、いずれの場合もイオン
バランスが均一でないため、除電効果が持続しない。更
に、ペットボトル等の中空容器の内部にまで除電のため
のイオンを運ぶことは極めて難しく、内部が帯電したま
まとなり、帯電した中空容器を十分に除電することがで
きない。
【0006】また、ベルトコンベア等の搬送ラインで搬
送中に帯電した中空容器を除電しようとすると、容器の
内部にもイオンを吹き付ける必要があるが、大量生産を
行っている搬送工程中の容器の内部に短時間で効率よく
イオンを吹き付け、イオンを容器の内面全体に行き渡ら
せることは困難である。ここで、各容器の全体に万遍な
くイオンを吹き付ける場合、搬送速度を遅くして各容器
内にイオン搬送用ホースを差し込むことも考えられる
が、この場合、作業効率が著しく悪くなる。特に、PE
Tボトルのような口が狭く容積の大きい、即ち内面の面
積が大きい中空容器に対しては顕著となる。
【0007】また、PE,PP製の中空容器などは軽量
であるため、送風にてイオンを運ぶことは製品の転倒や
列ずれなどを引き起こす場合があり、搬送ラインを頻繁
に停止することとなるので、搬送効率が低下する。
【0008】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、帯電
した樹脂製中空容器を効率よく均一に除電し、中空容器
の搬送効率を向上させることができる静電気除去方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、樹脂製中空容器は主としてC、H、Oなどの
元素で構成されてX線の透過能が高いことから、帯電し
た樹脂製中空容器の除電にX線が適しており、このX線
を帯電した中空容器に照射することにより効率よく均一
に除電できることを見い出した。
【0010】即ち、本発明の静電気除去方法は、少なく
とも1つの樹脂製中空容器の静電気を除去する静電気除
去方法において、中空容器をガイド部に沿って搬送する
搬送工程と、中空容器が所定位置に配置されるときに、
中空容器にX線を照射するX線照射工程とを含むことを
特徴とする。
【0011】この構成によれば、中空容器がガイド部に
沿って搬送され、所定位置に配置されるときに、中空容
器全体にX線を照射すると、X線が中空容器を透過す
る。このとき、中空容器の内面及び外面近傍の気体がイ
オン化され、帯電した中空容器の形状に無関係にイオン
が生成される。このため、中空容器の内面及び外面が一
括かつ均一に除電される。
【0012】また、上記方法は、X線照射工程におい
て、中空容器が所定位置に配置されるタイミングに合わ
せてX線をパルス的に出射することが好ましい。この場
合、中空容器にX線を連続的に照射する場合に比べてX
線発生に要する消費電力が低減される。
【0013】また、上記方法においては、中空容器が開
口を有する場合に、X線が中空容器の開口を通過するよ
うにX線を照射することが好ましい。この場合、中空容
器に対しその開口を通過するようにX線を照射すると、
X線が中空容器の内部に直接入り込み、内部の気体が直
接にイオン化されるので中空容器の内部でイオンが発生
しやすくなる。
【0014】更に、上記方法においては、中空容器の搬
送方向に対して斜め方向から中空容器にX線を照射する
ことが好ましい。この場合、中空容器の搬送方向に対し
て斜め方向から中空容器にX線を照射すると、X線の照
射範囲が広がりX線は複数の中空容器に照射されること
となる。このため、帯電した複数の中空容器が一括に除
電され、ひいては中空容器の搬送スピードを高めること
ができる。
【0015】また、本発明の静電気除去装置は、少なく
とも1つの樹脂製中空容器の静電気を除去する静電気除
去装置において、中空容器を搬送するガイド部を有する
搬送装置と、ガイド部によって所定位置に配置される中
空容器にX線を照射する少なくとも1つのX線源とを備
えることを特徴とする。この構成の装置は、上記方法を
実施するのに有用である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の静電気
除去装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の静電気除去装置の実施形
態を示す概略平面図、図2は、図1のII−II線に沿
った断面図である。図1に示すように、静電気除去装置
5は、搬送装置としてのベルトコンベア2を備えてお
り、ベルトコンベア2は、平坦面4aをもったガイド部
としてのベルト4を有している。ベルト4の平坦面4a
上には、ポリエチレンテレフタレート(PET)からな
りかつ上部に開口3aを有するボトル(以下、「PET
ボトル」という)3が少なくとも1つ載置されている。
PETボトル3は、ベルト4の中央部に沿って一列に整
列されている。ここで、ベルトコンベア2が作動する
と、ベルト4が一定方向に移動し、それに伴ってPET
ボトル3が一定方向に搬送されるようになっている。
【0018】本実施形態では、PETボトル3の除電に
ついて説明を進めるが、本発明はPETボトル3の除電
だけに限らず、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン
(PE)等の樹脂からなる帯電した中空容器を除電する
こともできる。
【0019】上述した静電気除去装置5は、図2に示す
ように、搬送中に帯電するPETボトル3を除電するた
め、PETボトル3にX線を照射しかつ帯電したPET
ボトル3を除電するためのX線源としてのX線照射装置
7を備えている。ここで、X線照射装置7の構成につい
て説明する。図3に示すように、X線照射装置7は、保
護ケース8を有し、保護ケース8内には、軟X線を発生
させるX線管9と、X線管9に電圧を供給する電源部1
0が配置されている。このX線管9は、円筒状バルブ1
1を有し、バルブ11の開口端12には、円筒状の出力
窓保持部13が融着接続され、この出力窓保持部13に
は、円板状の出力窓14が固定され、出力窓14の内面
側には、ベリリウムからなるターゲット15が蒸着され
ている。更に、バルブ11内には、所定の電圧で電子ビ
ームを放出するフィラメント16が設けられている。
【0020】このX線照射装置7の動作原理は次のよう
である。即ち、電源部10からX線管9のフィラメント
16に電位を供給すると、フィラメント16から接地電
位を有するターゲット15に向けて電子ビームが照射さ
れる。このとき、電子ビームの衝突によりターゲット1
5からX線が放射され、このX線が出力窓13を透過
し、出射口17を通してX線管9の外部に出射される。
【0021】このX線照射装置7は、図2に示すよう
に、後述するX線遮蔽カバー6の上壁部18に取り付け
られている。X線照射装置7の出射口17は、ベルト4
の中央部の上方位置に、X線照射装置7の光軸21がベ
ルト4の平坦面4aにほぼ直交するように配置されてい
る。ここで、PETボトル3は、ベルト4の中央部に配
置されているため、X線照射装置7の出射口17は、P
ETボトル3の開口3aの真上に位置されることにな
る。
【0022】なお、X線照射装置7は、上記構成の装置
に限定されず、上記構成以外のX線照射装置を用いるこ
ともできる。例えば、工業用非破壊検査に広く利用され
ている反射型タイプのX線照射装置などを用いることが
できる。
【0023】また、静電気除去装置5は、X線の外部へ
の漏れを防止するX線遮蔽カバー6を備えている。X線
遮蔽カバー6は、ベルトコンベア2にまたがるように設
置され、PETボトル3を通過させることができるよう
に前後にそれぞれ通過口6aを有している。ここで、X
線遮蔽カバー6は、例えば鉄、塩化ビニル、アルミニウ
ム、ガラス、アクリルなどで構成されている。更に、静
電気除去装置5は、X線をパルス的に出射させるように
X線照射装置7を制御するための制御装置19を備えて
いる。この制御装置19は、ベルトコンベア2に電気的
に接続されており、ベルトコンベア2に連動してX線照
射装置7を制御する。
【0024】次に、前述した構成を有する静電気除去装
置5を用いた静電気除去方法について説明する。
【0025】ベルトコンベア2を作動し、ベルト4を回
転させて、PETボトル3を一定方向に搬送する(搬送
工程)。そして、PETボトル3がX線遮蔽カバー6の
通過口6aを通してX線遮蔽カバー6の内部の所定位置
20に配置されるときに、PETボトル3全体にわたっ
て上方からX線を照射する(X線照射工程)。
【0026】このとき、図4に示すように、X線26が
PETボトル3の外面3bの近傍の気体をイオン化し、
イオン24を生成する。ここで、イオン24は、PET
ボトル3の外面3bの形状に無関係に均一に生成され
る。このため、このイオン24がPETボトル3の外面
3bに帯電した電荷25と結合すると、外面全体が均一
に除電されることになる。更に、X線26はPETボト
ル3を透過してPETボトル3の内面3cの近傍の気体
をもイオン化し、イオン24を生成する。ここで、イオ
ン24は、PETボトル3の内面3cの形状に無関係に
均一に生成される。このため、このイオン24がPET
ボトル3の内面3cに帯電した電荷25と結合すると、
内面3c全体が均一に除電されることになる。このよう
にして、PETボトル3の内面3c及び外面3bが一括
して除電される。従って、PETボトル3の除電が短時
間で行われることになり、PETボトル3の搬送効率を
向上させることができる。
【0027】特に、PETボトル3の開口3aと、X線
照射装置7の出射口17とが対向すると、X線は、PE
Tボトル3の開口3aを通過する。このため、X線によ
りPETボトル3の内部の気体が直接にイオン化される
のでPETボトル3の内部でイオンが発生しやすくな
り、その結果、除電効率が高まることになる。
【0028】このようにして除電されたPETボトル3
は、ベルト4によって搬送され、次の工程に進められ
る。ここで、PETボトル3は既に除電されているの
で、プラスチック製の熱収縮性ラベルをPETボトル3
に貼る場合には、このときに貼ることが好都合である。
即ち、PETボトル3に熱収縮性ラベルを貼るときに帯
電により熱収縮性ラベルが所定位置からずれることがな
く、従って、熱収縮性ラベルが熱収縮時にしわになるこ
ともない。
【0029】上述した静電気除去装置1においては、帯
電したPETボトル3を除電する場合にX線を用いるの
で、コロナ放電式イオナイザを用いて除電する場合のよ
うに、PETボトル3に対して送風する必要がない。こ
のため、PETボトル3が倒れることがなく、結果とし
てPETボトル3の搬送効率を向上することができる。
【0030】また、X線遮蔽カバー6の内部に次々と配
置されるPETボトル3にX線を照射する場合、PET
ボトル3がX線遮蔽カバー6の内部の所定位置20に配
置されるタイミングに合わせてX線をパルス的に出射す
るように、制御装置19によりX線照射装置7を制御す
ることが好ましい。ここで、所定位置20は、X線遮蔽
カバー6の内部であれば特に限定されないが、例えばX
線照射装置7の出射口17がPETボトル3の開口3a
と対向する位置20である。この場合、PETボトル3
にX線を連続的に照射する場合に比べてX線照射装置7
の消費電力が低減されることになる。
【0031】次に、本発明の静電気除去装置の第2実施
形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は
同等の構成要素については、同一の符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0032】図5は、本発明の静電気除去装置の第2実
施形態の要部を示す側面図であり、X線遮蔽カバー6は
省略してある。図5に示すように、この静電気除去装置
22においては、X線照射装置7がベルト4の平坦面4
aの上方に配置され、かつX線照射装置7の光軸21が
ベルト4の平坦面4a又はPETボトル3の搬送方向A
に対して斜めになっている。搬送方向Aと光軸21との
なす角は、特に制限されないが、好ましくは30°〜9
0°である。この静電気除去装置22においては、PE
Tボトル3の搬送方向Aに対して斜めとなるようにPE
Tボトル3にX線を照射すると、X線の照射範囲が広が
り、X線は複数個(図5では6個)のPETボトル3に
同時に照射されることとなる。このため、帯電した複数
のPETボトル3が一括に除電され、複数個のPETボ
トル3を極めて短時間で除電することができる。従っ
て、PETボトル3の搬送スピード、即ちベルト4の回
転速度を高めることができ、ひいてはPETボトル3の
搬送効率がアップする。
【0033】次に、本発明の静電気除去装置の第3実施
形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は
同等の構成要素については、同一の符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0034】図6は、本発明の静電気除去装置の第3実
施形態の要部を示す平面図であり、X線遮蔽カバー6は
省略してある。図6に示すように、この静電気除去装置
23は、X線照射装置7を2台備えており、これらX線
照射装置7は、ベルトコンベア2の両側に1つずつ対称
的に配置されている。更に、X線照射装置7の光軸21
は、PETボトル3の搬送方向Aに対して斜めになって
いる。この静電気除去装置23において、X線照射装置
7のそれぞれからX線を出射すると、X線は、PETボ
トル3の両側から照射されることとなるので、PETボ
トル3を均一に除電することが可能となる。
【0035】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、前述した実施形態では、
ガイド部としてのベルト4によりPETボトル3を搬送
する搬送装置を用いたが、本発明は、例えばPETボト
ル3の搬送路の両側にそれぞれ、一対のプーリにより回
転するガイド部としての無端状のベルトを設け、それら
ベルトによりPETボトル3の胴部を把持する構成の搬
送装置を使用することもできる。また、上記搬送装置に
おいて、ベルトに代えてガイド部としての無端状チェー
ンを用い、このチェーンによりPETボトル3のボトル
ネック部を把持する搬送装置も使用可能である。
【0036】また、上述した実施形態では、開口3aを
有するPETボトル3を例にして説明したが、本発明
は、図7に示すように、開口3aを有しない密閉型の中
空容器3や、図8に示すように、内面に凸部27及び凹
部28を有する中空容器3にも適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、中
空容器がガイド部に沿って搬送されて所定位置に配置さ
れるときに、中空容器にX線を照射することにより、帯
電した中空容器の内面及び外面が一括にかつ均一に除電
されるので、中空容器の搬送効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電気除去装置の一実施形態を示す平
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】静電気除去装置の一部を構成するX線照射装置
の内部を示す断面図である。
【図4】帯電したPETボトルにX線を照射した状態を
示す概略図である。
【図5】本発明の静電気除去装置の別の実施形態を示す
側面図である。
【図6】本発明の静電気除去装置の更に別の実施形態を
示す平面図である。
【図7】本発明の静電気除去装置による静電気除去の対
象となる中空容器の変形例を示す断面図である。
【図8】本発明の静電気除去装置による静電気除去の対
象となる中空容器の別の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
2…ベルトコンベア(搬送装置)、3…PETボトル
(中空容器)、3a…開口、4…ベルト(ガイド部)、
5,22,23…静電気除去装置、6…X線遮蔽カバー
(カバー)、7…X線照射装置(X線源)、19…制御
装置、20…所定位置、A…搬送方向。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの樹脂製中空容器の静電
    気を除去する静電気除去方法において、 前記中空容器をガイド部に沿って搬送する搬送工程と、 前記中空容器が所定位置に配置されるときに、前記中空
    容器にX線を照射するX線照射工程と、を含むことを特
    徴とする静電気除去方法。
  2. 【請求項2】 前記X線照射工程において、前記中空容
    器が前記所定位置に配置されるタイミングに合わせて前
    記X線をパルス的に出射することを特徴とする請求項1
    に記載の静電気除去方法。
  3. 【請求項3】 前記中空容器が開口を有する場合に、前
    記X線が前記中空容器の前記開口を通過するように前記
    X線を照射することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の静電気除去方法。
  4. 【請求項4】 前記中空容器の搬送方向に対して斜め方
    向から前記中空容器に前記X線を照射することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一項に記載の静電気除去方
    法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの樹脂製中空容器の静電
    気を除去する静電気除去装置において、 前記中空容器を搬送するガイド部を有する搬送装置と、 前記ガイド部によって所定位置に配置される前記中空容
    器にX線を照射する少なくとも1つのX線源と、を備え
    ることを特徴とする静電気除去装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送装置と前記X線源とに接続さ
    れ、前記中空容器が前記搬送装置によって前記所定位置
    に配置されるタイミングに合わせて前記X線をパルス的
    に出射するように前記X線源を制御する制御装置を更に
    備えることを特徴とする請求項5に記載の静電気除去装
    置。
  7. 【請求項7】 前記中空容器が開口を有する場合に、前
    記中空容器の前記開口を通過するように前記X線を照射
    することが可能な位置に前記X線源が配置されているこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の静電気除去装
    置。
  8. 【請求項8】 前記X線源が前記ガイド部に対向する位
    置に設けられ、前記X線源からの前記X線が前記中空容
    器の搬送方向に対して斜めに出射されることを特徴とす
    る請求項5〜7のいずれか一項に記載の静電気除去装
    置。
  9. 【請求項9】 前記X線源が前記ガイド部の両側にそれ
    ぞれ1つずつ設けられ、前記X線源のそれぞれからの前
    記X線が前記中空容器の搬送方向に対して斜めに出射さ
    れることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記
    載の静電気除去装置。
  10. 【請求項10】 前記X線源を固定すると共に、前記中
    空容器を通過させるカバーを更に備えることを特徴とす
    る請求項5〜9のいずれか一項に記載の静電気除去装
    置。
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