JP2000067590A - マスクrom用メモリセル - Google Patents

マスクrom用メモリセル

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JP2000067590A
JP2000067590A JP10231937A JP23193798A JP2000067590A JP 2000067590 A JP2000067590 A JP 2000067590A JP 10231937 A JP10231937 A JP 10231937A JP 23193798 A JP23193798 A JP 23193798A JP 2000067590 A JP2000067590 A JP 2000067590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクROM用NOR型セルにおいて、メモリセル
アレイの構成を変更することによって、それぞれ前記電
流経路中の抵抗値を決める直列接続のトランジスターの
数(n)とビットコンタクト当たりのバンク選択線の本数
(m)を削減する。 【解決手段】 主ビット線DGi及び仮想接地線VGi、VGi+
1に対して、1個のコンタクト及び4個のバンク選択ト
ランジスタを介して4本の副ビット線を接続し、それぞ
れの前記副ビット線を3本のバンク選択線に入力すると
ともに、主ビット線DGiの左右に平行に2本の仮想接地
線VGi、VGi+1を配置したマスクROM用メモリセルにお
いて、バンク選択線及び仮想接地線VGi、VGi+1の信号レ
ベルに基づいてメモリセルトランジスタを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクROM用メモ
リセルに関し、特に、バンク選択線・バンク選択トラン
ジスタを削減したマスクROM用メモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】マスクROMの記憶容量は年々増大してお
り、現在256MbitのマスクROMが量産に向け試作されてい
る。現在マスクROMで使用されるメモリセルは、主・副
ビット線構成及び仮想接地(仮想GND)方式を採用する
ことにより、ビットコンタクト1個当たりに複数のメモ
リセルTrの接続が可能なNOR型セルが主流であり、今後
のマスクROMの大容量化の為、更なる高集積化つまり単
位ビット当たりの面積縮小が望まれている。
【0003】前記NOR型メモリセルのワード方向の単位
セルサイズは副ビット線の配線ピッチ及び主ビット線の
配置ピッチにより決定される。これらは主にリソグラフ
ィー、エッチング等のプロセス技術に起因しており回路
的に縮小することは困難である。
【0004】一方、ビット線方向の単位セルサイズにつ
いては、(A)ワード選択線の配線ピッチ、(B)1つのビッ
トコンタクト当たりに接続されたメモリセルの段数、
(C)ワード選択線以外の選択線の本数により決定する。
【0005】このうち(A)については、ワード選択線を
構成する多結晶Siのエッチング精度によって決まるので
プロセス起因である。
【0006】(B)についてはセル選択時にセンスアンプ
から主ビット線〜副ビット線〜メモリセル〜副ビット線
〜バンク選択トランジスタ〜仮想接地(仮想GND)線に
至る電流経路中の抵抗値に起因している。
【0007】これに対して、(C)についてはビットコン
タクト当たりのバンク選択線本数に起因している。
【0008】前記(C)については、従来例として図4に示
すように、ビットコンタクト1ヶ当たり3本の選択信号
線によってバンク列を選択することが可能なメモリセル
が出願され、公知となっている(特開平5-283655号公
報)。
【0009】ここで従来例の動作説明を図4を使って説
明する。例えば図4中の303BCのメモリセルを選択
する場合、それぞれCS、VS、BSi+1、SBC、WL0、BSiの選
択信号線をHレベル、SCD、WL1〜WLsの選択信号線をLレ
ベルにすることによりセンスアンプ314からGNDに至
る図中の波線で示すような、電流経路が形成される。
【0010】303BCのメモリセルのしきい値をイオン注
入等によって制御することにより、前記電流経路を流れ
る電流値を制御することが可能となる。例えば前記303B
CのメモリセルはN型のトランジスタであるからチャネル
に対して、P型不純物のボロンをイオン注入し、メモリ
セルのしきい値を電源電圧VDD以上に設定した場合、ワ
ード選択線WL0をHレベルにし選択状態にしても前記電流
経路には電流が流れない。この状態を例えばデータ
‘1'とする。一方前記メモリセル303のチャネルにP型
不純物を注入しない場合は、基板の初期しきい値がメモ
リセルのしきい値になる。初期のしきい値を電源電圧VD
Dより低く設定することにより、ワード選択線WL0をHレ
ベルにし選択状態にした場合、前記電流経路に電流が流
れる。この状態を例えばデータ‘0'とすることによっ
て、‘1'、‘0'の判別が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示した
従来例のメモリセルでは図中波線で示した電流経路中に
313、329、325、303BC、327、313、315の計7ヶのN型ト
ランジスタが直列に存在する。すなわち、上述した従来
のNOR型セルにおいては、前記電流経路中の抵抗値を決
める直列接続のトランジスターの数(n)は7であり、ビッ
トコンタクト当たりのバンク選択線の本数(m)は3であ
る。
【0012】同様に、図5に示す特開平5-167042号公報
に開示された「読み出し専用メモリ」においては、前記
電流経路中の抵抗値を決める直列接続のトランジスター
の数(n)は6であり、ビットコンタクト当たりのバンク
選択線の本数(m)は4である。
【0013】このように、従来の技術そのままでは、バ
ンク選択線・バンク選択トランジスタを削減することは
できない。
【0014】そこで、本発明は、前記NOR型セルにおい
て、メモリセルアレイの構成を変更することによって、
それぞれ前記電流経路中の抵抗値を決める直列接続のト
ランジスターの数(n)とビットコンタクト当たりのバン
ク選択線の本数(m)を削減することによって、より高集
積化が可能なマスクROM用のメモリセルを提供すること
を課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、主ビット線及び仮想接地線に対して、1
個のコンタクト及び4個のバンク選択トランジスタを介
して4本の副ビット線を接続し、それぞれの前記副ビッ
ト線を3本のバンク選択線に入力するとともに、主ビッ
ト線の左右に平行に2本の仮想接地線を配置したマスク
ROM用メモリセルであって、前記バンク選択線及び前記
仮想接地線の信号レベルに基づいてメモリセルトランジ
スタを選択するようにしている。
【0016】又、本発明においては、 主ビット線及び
仮想接地線に対して、1個のコンタクト及び2個のバン
ク選択トランジスタを介して4本の副ビット線を接続
し、それぞれの前記副ビット線を1本のバンク選択線に
入力してもよい。
【0017】すなわち、本発明においては、主・副ビッ
ト線構成及び仮想接地(仮想GND)方式を採用すること
により、ビットコンタクト1個当たりに複数のメモリセ
ルTrが接続されるようなマスクROM用のNOR型セルにおい
て、主ビット線コンタクト及び仮想接地(仮想GND)線
コンタクトを中心に上下のメモリセル列のドレイン及び
ソースを形成する副ビット線の内、副ビット線を共用化
し且つ、主ビット線及び仮想接地(仮想GND)線と副ビ
ット線をバンク選択トランジスタ1個を介して接続する
ことによって、ワード選択線と平行に配置されるバンク
選択線の主ビットコンタクト又は仮想接地(仮想GND)
線コンタクト当たりの本数nとメモリセル選択時にセン
スアンプから主ビット線〜副ビット線〜メモリセル〜副
ビット線〜バンク選択トランジスタ〜仮想接地(仮想GN
D)線に至る電流経路内に存在する直列接続のN型トラン
ジスタの数mとの積mnを低減している。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0019】[第1実施形態]図1は本発明のマスクROM用
のメモリセルアレイの回路図であり、図2は本発明のマ
スクROM用のメモリセルアレイのレイアウト図である。
図1及び図2に示すように、本発明のマスクROM用のメモ
リセルアレイにおいては、主ビット線DGiと前記主ビッ
ト線DGiの左右に平行に配置された第1の仮想接地(仮
想GND)線VGiと第2の仮想接地(仮想GND)線VGi+1は金
属配線によって形成される。
【0020】主ビット線DGiは列選択線Yiによって制御
される列セレクトトランジスタ501を介して、電流検出
タイプのセンスアンプに接続され、仮想接地(仮想GN
D)線VGi,VGi+1は、前記列選択線Yiによって制御される
列セレクトトランジスタ500又は502及び、仮想接地(仮
想GND)選択信号VYi、VYi+1によって制御される仮想接
地(仮想GND)選択トランジスタ300,301,30
2,303を介してプリチャージ回路又はGNDに接続さ
れる。
【0021】又、主ビット線及び仮想接地(仮想GND)
線に平行に配置された副ビット線200-209はN+拡散層、
前記副ビット線に対して直行方向に配置されたワード選
択線WLni、BSniは多結晶シリコン配線によって形成され
る。
【0022】メモリセル100〜155は前記副ビット線と前
記ワード選択線の交差部分をドレイン又はソース電極と
し、交差部分に挟まれた部分をチャネルとして形成され
る。
【0023】メモリセルのチャネル部分には拡散工程に
おいて、P型の不純物イオン注入を行うか、行わないか
により、あらかじめしきい値電圧を設定しておく。
【0024】2本の隣接した前記副ビット線と複数のワ
ード選択線によって形成されるメモリセル群のことをバ
ンク列と呼び、前記バンク列は一本の主ビット線に対し
て図中のバンク選択トランジスタ001〜022を介して複数
が接続されている。
【0025】図1に示すように、副ビット線202と201に
よって形成されるバンク列BL1、副ビット線202と203に
よって形成されるバンク列BL2、副ビット線203と204に
よって形成されるバンク列BL3、副ビット線204と205に
よって形成されるバンク列BL4、副ビット線202と207に
よって形成されるバンク列BL5、副ビット線202と208に
よって形成されるバンク列BL6、副ビット線208と204に
よって形成されるバンク列BL7、副ビット線204と209に
よって形成されるバンク列BL8の計8つのバンク列があ
る。
【0026】そして、各バンク列のドレイン電極を形成
する副ビット線202、203、204、208の一端がそれぞれバ
ンク選択トランジスタ002、001、003、022及びビットコ
ンタクト400を介して主ビット線DGiへ、バンク列BL1,BL
2のソース電極を形成する副ビット線201,202の一端がバ
ンク選択トランジスタ007、004及び仮想接地(仮想GN
D)コンタクト408を介して仮想接地(仮想GND)線VGi
へ、バンク列BL5,BL6のソース電極を形成する副ビット
線207,202の一端がバンク選択トランジスタ017、020及
び仮想接地(仮想GND)コンタクト403を介して仮想接地
(仮想GND)線VGiへ、バンク列BL3,BL4のソース電極を
形成する副ビット線204,205の一端がバンク選択トラン
ジスタ008、005及び仮想接地(仮想GND)コンタクト405
を介して仮想接地(仮想GND)線VGi+1へ、バンク列BL7,
BL8のソース電極を形成する副ビット線204,209の一端が
バンク選択トランジスタ018、015及び仮想接地(仮想GN
D)コンタクト404を介して仮想接地(仮想GND)線VGi+1
へ接続されている。
【0027】各バンク選択トランジスタは多結晶Si配線
で形成されたバンク選択線をゲート入力とし、前記バン
ク選択線の組み合わせにより前記8列のバンク列のうち
2列のバンク列のドレイン側の副ビット線が主ビット線
に接続され、ソース側の副ビット線がVGi及びVGi+1に接
続される。
【0028】本発明の大容量の読み出し専用メモリセル
は、上記の8バンク列BL1〜BL8及びビットコンタクト40
0、仮想接地(仮想GND)コンタクト403,404,405,408、
バンク選択トランジスタ002,003、001,02
2,004,007,008,005,015、01
8,017,014、主ビット線DGi、仮想接地(仮想G
ND)線VGi,VGi+1で構成されたセルアレイを基本単位と
して、ビット方向及びワード方向に繰り返し配置されて
いる。
【0029】次に、図1及び図2を参照して、本発明の動
作について説明する。
【0030】図1及び図2に示したメモリセルトランジス
タ101を選択する場合、列選択線YiをHレベルにして、主
ビット線をセンスアンプ回路に接続すると共に仮想接地
(仮想GND)線VGi,VGi+1を選択状態にする。
【0031】次に仮想接地(仮想GND)選択線VYiをHレ
ベルVYi+1をLレベルにして第1の仮想接地(仮想GN
D)線VGiを接地し、第2の仮想接地(仮想GND)線VGi+1
をプリチャージ回路に接続しプリチャージレベルにす
る。その後バンク選択線BS1i、BS3iをHレベルにしバン
ク選択トランジスタ002,001,004,005を活性化しON状態
にする。尚その他のバンク選択線については全てLレベ
ルにする。
【0032】以上の動作により、選択メモリセル101を
含んだバンク列BL1のドレイン側副ビット線202と選択セ
ル101と主ビット線に対して対称位置のメモリセル104を
含んだバンク列BL4のドレイン側の副ビット線204がそれ
ぞれバンク選択トランジスタ002、001を介して主ビット
線DGiに接続される。
【0033】また同時に選択メモリセル101を含んだバ
ンク列BL1のソース側の副ビット線201がバンク選択トラ
ンジスタ004を介して仮想接地(仮想GND)線VGiに接続
され、選択セル101と主ビット線に対して対称位置のメ
モリセル104を含んだバンク列BL4のソース側の副ビット
線205がバンク選択トランジスタ005を介して仮想接地
(仮想GND)線VGi+1に接続される。
【0034】ここで、選択したいメモリセル101のゲー
ト入力を形成するワード選択線WL0iをHレベルに他のワ
ード選択線を全てLレベルにすることにより図中10
0,101,102,103,104,105のメモリ
セルが活性化状態となり、この際、センスアンプ〜列選
択トランジスタ501〜主ビット線DGi〜ビット線コンタク
ト400〜バンク選択トランジスタ002〜副ビット線202〜
メモリセル101〜副ビット線201〜バンク選択トランジス
タ004〜仮想接地(仮想GND)線VGi〜列選択トランジス
タ500〜仮想接地(仮想GND)選択トランジスタ300〜GND
に至る電流経路(電流PASS1)とセンスアンプ〜列選択
トランジスタ501〜主ビット線DGi〜ビット線コンタクト
400〜バンク選択トランジスタ001〜副ビット線204〜メ
モリセル104〜副ビット線205〜バンク選択トランジスタ
005〜仮想接地(仮想GND)線VGi+1〜列選択トランジス
タ502〜仮想接地(仮想GND)選択トランジスタ302〜プ
リチャージ回路に至る電流経路(電流PASS2)が形成さ
れる。
【0035】このうち電流経路(電流PASS2)は、プリ
チャージ回路にてプリチャージすることにより、遮断さ
れる。
【0036】以上により、拡散工程にてメモリセル101
のしきい値電圧を電源電圧VDD以上に設定した場合はメ
モリセル101はONしないため、前記電流経路(電流PASS
1)にはDC電流が流れない。逆に拡散工程にてメモリセ
ル101のしきい値を基板の初期Vtに設定した場合はメモ
リセル101がON状態となり、前記電流経路(電流PASS1)
にDC電流が流れる。センスアンプにおいて上記の電流を
検出することにより、'1'、'0'のデータ判定が可能とな
る。
【0037】実際の大容量のマスクROMデバイスで
は、図1で示した第1実施形態のメモリセルアレイ回路
を基本単位として、ワード線方向及びビット線方向に繰
り返し配置されメモリセルが構築されている。
【0038】図1において1バンク列にビット線方向3
2個のメモリセルが配置されているとし、基本単位をワ
ード線方向に関してメモリセル4ビット分、ビット線方
向に関して2バンク列分(メモリセル64ビット分)と
すると、例えば2Mbitのメモリセルを構築する場合
は、ワード方向に前記基本単位のメモリセルアレイを2
56ブロック分、ビット線方向に32ブロック分配置す
ることにより実現される。従って1本の主ビット線には
複数のコンタクトが存在していることになる。
【0039】[第2実施形態]ここで、以上説明した第1
実施形態においては、基本単位ブロックにおいて主ビッ
ト線及び仮想接地(仮想GND)線と副ビット線の間に必
ずバンク選択トランジスタが1個介しているため、非選
択のブロックに関しては、バンク選択線をLレベルにし
ておけば、主ビット線には選択された基本単位ブロック
の副ビット線のみが容量としてみえてくるだけである。
【0040】このような構成にすることによりビット線
の充放電を短時間で行うことができるため、センスアン
プで電流検出が容易に出来、その結果高速な読み出しが
可能となる。第1実施形態のメモリセルはアクセススピ
ードを重視する製品で非常に有効である。
【0041】しかし、アクセスのスピードはそれほど重
視せず、より大容量・低価格のマスクROMのニーズも多
くある。
【0042】図3は、このような場合に有効な本発明の
第2実施形態の回路図である。図3に示すように、第2
実施形態の回路においては、主ビット線DGiに対して、
副ビット線203,208をバンク選択線を介さず直接接続し
ている。
【0043】この結果、1本の主ビット線及び仮想接地
(仮想GND)線に対して、選択された副ビット線のN+拡
散層に加えて、非選択のブロックの63本の副ビット線
N+拡散層容量がみえるてくるため、ビット線充放電時の
時定数τ(C×R)は、前述の2Mbitのメモリセルで
考えた場合、第1実施形態に比べて約4倍に増加する。
【0044】1バンク列あたりの抵抗・容量はそれぞれ
副ビット線のN+拡散層容量CN=1pF、N+拡散抵抗RN=20k
Ω、主ビット線のAl配線容量CA=1pF、Al配線抵抗RA=1
5Ω程度と予想されるので、それぞれビット線方向に基
本単位ブロックが32ブロック配置された場合のビット
線充放電時の時定数τは、第1実施形態においては約40
ns、第2実施形態においては約165nsになる。ビット線
の充放電時間の他に、内部回路動作で50ns程度の遅延が
考えられるので、第1実施形態においては全体で100n
s、第2実施形態においては250nsの時間でデータ読み出
しが可能であると推定できる。
【0045】また図3のような構成をとることにより、
ビット線コンタクトあたりのバンク選択線の本数を一本
にまで減らすことが可能となる。
【0046】一方、仮想接地(仮想GND)線VGi,VGi+1に
関しても、同様の手段において、仮想接地(仮想GND)
線あたりのバンク選択線の本数を一本に減らすことが可
能となる。ビット線方向に、図3のブロックを基本単位
ブロックとして、32ブロック分配置された場合を考え
ると、本発明一実施例に対して、ビット線方向のバンク
選択線の本数は192本から64本に減らすことが可能
となる。
【0047】バンク選択線の他に、ワード選択線が20
48本配置され、この本数は両者で変わらないので、ビ
ット線方向に存在する選択線の本数は2244本と21
12本の差になる。ワード選択線及びバンク選択線は多
結晶Siにて形成されるので、多結晶Siの最小ピッチを1u
mで、基本単位ブロックを32ブロック配置した場合の
ビット線方向のサイズを比較すると、本発明二実施例で
メモリセルのビット線方向のサイズを6%縮小できるこ
とになる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、マスクR
OM用のメモリセルにおいて、単位ビット当たりの面積
が最小で且つセンスアンプから見たセルのON電流を最大
に取ることができる。
【0049】具体的には、本発明によれば、選択時の電
流経路中に計6ヶのN型トランジスタしか存在せず、ト
ランジスタ1個分のON抵抗が削減されているため、ON電
流検出時のセンスアンプの動作マージンを広く設定する
ことが可能になる。すなわち、主ビット線及び仮想接地
(仮想GND)線と副ビット線を接続するにあたり、バン
ク選択トランジスタを1ヶしか介していないため、セン
スアンプからメモリセルを介してGNDへ至る電流経路中
にバンク選択トランジスタが2個しか直列接続せず、ON
セル選択時のON電流を多く取れることから、センスアン
プマージンを広く設定することが可能になる。
【0050】又、本発明によれば、ビットコンタクト及
び、仮想接地(仮想GND)コンタクト1個当たりに選択
信号線は3本で済むため、単位ビット当たりのセル面積
は、従来例と同等であるが、電流経路中の直列接続トラ
ンジスタ数が1個少ないため、1バンク中のセル段数を
従来例に対して更に増やすことができ、更なる高集積化
が可能となる。すなわち、副ビット線をビットコンタク
トを挟んで上下のバンク列で共用して使用していること
により、ビット線コンタクト当たりの選択線本数を従来
の4本から3本に削減することができる。
【0051】又、本発明によれば、アクセススピード25
0ns程度の低速のマスクROMデバイスにおいて、主ビット
線及び仮想接地(仮想GND)線に対して、副ビット線を
直接接続することにより、コンタクト一個あたりのバン
ク選択線本数を一本にすることができ、ビット線方向の
メモリセルサイズを第1実施形態に比べて6%縮小する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の回路図。
【図2】本発明の第1実施形態のレイアウト図。
【図3】本発明の第2実施形態の回路図。
【図4】従来例(特開平5−283655号公報)の回
路図。
【図5】従来例(特開平5−167042号公報)の回
路図。
【符号の説明】
WLni ワード選択線 BSni バンク選択線 VGi,VGi+1 仮想接地(仮想GND)線 DGi 主ビット線 Yi 列選択線 VYi,VYi+1 仮想接地(仮想GND)選択線 001−022 バンク選択Tr 100−155 メモリセルTr 200−209 副ビット線 300−303 仮想接地(仮想GND)選択Tr 400−408 ビット線コンタクト 500−502 列選択Tr

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ビット線及び仮想接地線に対して、1
    個のコンタクト及び4個のバンク選択トランジスタを介
    して4本の副ビット線を接続し、それぞれの前記副ビッ
    ト線を3本のバンク選択線に入力するとともに、主ビッ
    ト線の左右に平行に2本の仮想接地線を配置したマスク
    ROM用メモリセルであって、 前記バンク選択線及び前記仮想接地線の信号レベルに基
    づいてメモリセルトランジスタを選択することを特徴と
    するマスクROM用メモリセル。
  2. 【請求項2】 2次元XY平面に配列される前記メモリ
    セルの基本単位は、 Y方向においては、第1仮想接地線と、前記第1仮想接
    地線に平行して隣接する主ビット線と、前記主ビット線
    に平行して隣接する第2仮想接地線とを有し、 X方向においては、第1バンク選択線と、前記第1バン
    ク選択線に平行して隣接する第2バンク選択線と、前記
    第2バンク選択線に平行して隣接する第1ワード選択線
    と、前記第1ワード選択線に平行して隣接する第2ワー
    ド選択線と、前記第2ワード選択線に平行して隣接する
    第3ワード選択線とを有することを特徴とする請求項1
    記載のマスクROM用メモリセル。
  3. 【請求項3】 主ビット線及び仮想接地線に対して、1
    個のコンタクト及び2個のバンク選択トランジスタを介
    して4本の副ビット線を接続し、それぞれの前記副ビッ
    ト線を1本のバンク選択線に入力するとともに、主ビッ
    ト線の左右に平行に2本の仮想接地線を配置したマスク
    ROM用メモリセルであって、 前記バンク選択線及び前記仮想接地線の信号レベルに基
    づいてメモリセルトランジスタを選択することを特徴と
    するマスクROM用メモリセル。
  4. 【請求項4】 2次元XY平面に配列される前記メモリ
    セルの基本単位は、 Y方向においては、第1仮想接地線と、前記第1仮想接
    地線に平行して隣接する主ビット線と、前記主ビット線
    に平行して隣接する第2仮想接地線とを有し、 X方向においては、バンク選択線と、前記バンク選択線
    に平行して隣接する第1ワード選択線と、前記第1ワー
    ド選択線に平行して隣接する第2ワード選択線と、を有
    することを特徴とする請求項3記載のマスクROM用メ
    モリセル。
  5. 【請求項5】 ビット線コンタクトを中心にした左右2
    列づつ計4つのバンク列と、前記ビット線コンタクトを
    中心にした上下2つのバンク列を形成する副ビット線と
    を有するマスクROM用メモリセルであって、 前記副ビット線を、直接に又は前記バンク選択トランジ
    スタを介して、前記主ビット線に接続し、 前記主ビット線位置に配置される副ビット線以外の副ビ
    ット線を、前記ビット線コンタクトを中心にした上下の
    バンク列で共用することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載されたマスクROM用メモリセル。
  6. 【請求項6】 仮想接地線コンタクトを中心にした左右
    2列づつ計4つのバンク列と、前記仮想接地線コンタク
    トを中心にした上下2つのバンク列を有するマスクRO
    M用メモリセルであって、 前記副ビット線を、直接に又は前記バンク選択トランジ
    スタを介して、前記主ビット線に接続し、 前記仮想接地線位置に配置される副ビット線以外の副ビ
    ット線を、前記仮想接地線コンタクトを中心にした上下
    のバンク列で共用することを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載されたマスクROM用メモリセル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100429889B1 (ko) * 2002-07-18 2004-05-03 삼성전자주식회사 가상접지선과 비트선을 별개로 프리차지시키는 롬집적회로 장치

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