JP2000067323A - ドロワ - Google Patents

ドロワ

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JP2000067323A
JP2000067323A JP10234665A JP23466598A JP2000067323A JP 2000067323 A JP2000067323 A JP 2000067323A JP 10234665 A JP10234665 A JP 10234665A JP 23466598 A JP23466598 A JP 23466598A JP 2000067323 A JP2000067323 A JP 2000067323A
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Hiroyuki Kashiwazaki
裕之 柏崎
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放バネの開放付勢力を簡単に切替えられる
ようにする。 【解決手段】 入力された開放付勢力切替信号Srを利
用して開放バネ25の有効伸縮可能範囲を選択的に切替
可能な有効伸縮可能範囲切替手段70と,入力された解
除動作力切替信号Ssを利用してソレノイド61の解除
動作力を選択的に切替可能な動作力切替手段60とを設
け、開放バネ25のキャッシュボックス30に対する開
放付勢力を複数段階に切替可能かつソレノイド61の解
除動作力を複数段階に切替可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドロワキャビネッ
トと,このドロワキャビネットに開閉可能に装着された
キャッシュボックスとを具備し、ソレノイドの解除動作
でロック機構のロックを解除しかつ開放バネの開放付勢
力を利用してキャッシュボックスを開放可能なドロワに
関する。
【0002】
【従来の技術】商品販売データ処理装置の一例を示す図
6において、ドロワ10に電子キャッシュレジスタ80
が載置されている。この電子キャッシュレジスタ80
は、図7に示す如く、CPU81,ROM82,RAM
83,スキャナ(SCN)84,キーボード(KB)8
5,表示器(IND)86,プリンタ(PRT)87,
HDD88およびカードリーダライタ(R/W)89等
を含み、商品登録機能,会計処理機能等を有する。
【0003】ドロワ10にはロック機構50およびロッ
ク解除手段60が設けられ、ロック解除手段60の一部
を構成しかつドライバ(DRVR)90に接続されたソ
レノイドの解除動作でロック機構50のロックを解除し
かつ開放バネの開放付勢力を利用してキャッシュボック
スを開放可能に形成されている。
【0004】ドロワ10は、詳しくは図8に示す如く、
ドロワキャビネット20と,このドロワキャビネット2
0にX方向に開閉可能なキャッシュボックス30と,こ
のキャッシュボックス30に着脱可能なマネーケース4
0とからなる。なお、38は鍵穴、39は伝票等の挿入
口である。
【0005】マネーケース40には、仕切板44で区画
された複数の区画紙幣収容部42を有する紙幣収容部4
1と,仕切壁49で区画された複数の区画コイン収容部
48を有するコイン収容部47とが設けられ、かつ紙幣
収容部41の各区画紙幣収容部42にはバネ式の札押え
45が装着されている。46は、ミニコインケースであ
る。
【0006】かかる電子キャッシュレジスタ80に接続
されたドロワ10は、次のように利用される。会計処理
時に発せられた開放信号を入力として、ロック解除手段
60の一部を構成するソレノイドが駆動(解除動作)さ
れる。これにより、ロック機構50のロックが解除され
ると、開放バネの開放付勢力が働きキャッシュボックス
30をX(右→左)方向に自動的に開放することができ
る。
【0007】オペレータは、客から受けた紙幣を紙幣収
容部41(42)に収納し、コインはコイン収容部47
(48)に収容される。また、両部41(42),47
(48)から釣銭を取出し顧客に手渡す。
【0008】しかる後に、オペレータが開放バネの開放
付勢力に抗してキャッシュボックス30をX(左→右)
方向に手で押し込む。これにより、ロック機構50が働
き、キャッシュボックス30を閉塞状態にロックするこ
とができる。
【0009】ここに、開放バネの開放付勢力は、加工精
度,開放動作時の摩擦抵抗,マネーケース40に収容さ
れる紙幣・コインの収容量,使用環境(温度等)を検討
して選択される。しかし、製造上の実際において、ドロ
ワ10ごとに開放付勢力の異なる開放バネをそれぞれに
装着することは難しい。かくして、最大公約数的に選択
決定された開放付勢力をもつ開放バネが装着されてい
る。
【0010】また、当該開放バネの開放付勢力に対応す
るものとして、ロック解除手段60の一部を構成するソ
レノイドの解除動作力が決定される。つまり、開放付勢
力が大きい(小さい)場合はソレノイドの解除動作力が
大きく(小さく)なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドロワ10
の運用上の条件はまちまちであることから、次のような
指摘がある。
【0012】キャッシュボックス30(マネーケース4
0)に収容される紙幣・コインの収容量が多くなってく
ると、スムースに開放できなくなる。だからといって、
開放バネの開放付勢力を最初から大きくしておくと、勢
いよく開放したキャッシュボックス30がオペレータに
当たる衝撃力が大きくなる。すなわち、オペレータに不
快感を与え、危険でもある。
【0013】また、キャッシュボックス30を常に全開
するように構築されたものでは、キャッシュボックス3
0を防犯上の観点から半開きにして使用したくても、こ
の使用ができない。この逆の場合もある。
【0014】商品販売データ処理装置として全体的に見
れば、電子キャッシュレジスタ80の構成要素は電子的
要素が多いので電力消費量が小さいのに比較して、ロッ
ク解除手段60の一部を構成するソレノイドの駆動(解
除動作)に消費される電力が大きい。このために、電源
装置を容量的かつ寸法的に大きく,全体の大型化を招
き,冷却対策を施す必要性等々の不利がある。
【0015】さらに、従来ドロワ10では、例えば席外
しのために閉塞(ロック)状態にする場合には、鍵を鍵
穴38に差し込んで操作する必要があるので煩わしいば
かりか、鍵の携帯が前提となるので鍵の紛失が生じ易い
という問題もある。
【0016】かかる指摘・問題を解消するには、適宜な
開放付勢力を持つ開放バネに交換すればよいが、その都
度にドロワキャビネット20を分解することは、運用上
の実際において至難である。業務能率上も許されない。
【0017】本発明の第1の目的は、開放バネの開放付
勢力を簡単に切替えることのできるドロワを提供するこ
とにある。また、ロック解除手段の消費電力を軽減する
ことができるドロワを提供することにある。さらに第3
の目的は、鍵を用いないでロック状態に切替保持できる
ドロワを提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ドロ
ワキャビネットと,このドロワキャビネットに開閉可能
に装着されたキャッシュボックスとを具備し、ソレノイ
ドの解除動作でロック機構のロックを解除しかつ開放バ
ネの開放付勢力を利用してキャッシュボックスを開放可
能に形成されたドロワにおいて、開放付勢力切替信号を
利用して前記開放バネの有効伸縮可能範囲を選択的に切
替えて前記キャッシュボックスに対する当該開放バネの
開放付勢力を複数段階に切替可能に形成されたドロワで
ある。
【0019】かかる発明では、開放付勢力切替信号を発
しあるいは外部から開放付勢力切替信号が入力される
と、開放バネの有効伸縮可能範囲を当該開放付勢力切替
信号に応じて選択的に切り替えることができる。すなわ
ち、開放バネの開放付勢力を、開放付勢力切替信号を利
用して複数段階に切替ることができる。
【0020】したがって、ドロワキャビネットを分解し
なくても開放バネの開放付勢力を切替できるので、紙幣
・コインの収容量が変動しても円滑な開放を保障でき、
全開と半開きとを切り替え使用でき、オペレータに不快
感や危険を与えず、画一的な開放バネを組み込めばよい
からコスト低減ができる。
【0021】また、請求項2の発明は、解除動作力切替
信号を利用して前記ソレノイドの解除動作力を複数段階
に切替可能に形成されているドロワである。
【0022】かかる発明では、ソレノイドの解除動作力
を、自機内で発せられあるいは外部から入力された解除
動作力切替信号を利用して、複数段階に切替えることが
できる。したがって、請求項1の発明の場合と同様な作
用効果を奏することができることに加え、さらにソレノ
イドの消費電力を軽減できるとともに、電源装置の小容
量化およびコスト低減を図れる。
【0023】また、請求項3の発明は、ドロワキャビネ
ットと,このドロワキャビネットに開閉可能に装着され
たキャッシュボックスとを具備し、ソレノイドの解除動
作でロック機構のロックを解除しかつ開放バネの開放付
勢力を利用してキャッシュボックスを開放可能に形成さ
れたドロワにおいて、入力された開放付勢力切替信号を
利用して前記開放バネの有効伸縮可能範囲を選択的に切
替可能な有効伸縮可能範囲切替手段と,入力された解除
動作力切替信号を利用して前記ソレノイドの解除動作力
を選択的に切替可能な動作力切替手段とを設け、前記開
放バネの前記キャッシュボックスに対する前記開放付勢
力を複数段階に切替可能かつ前記ソレノイドの解除動作
力を複数段階に切替可能に形成されたドロワである。
【0024】かかる発明では、有効伸縮可能範囲切替手
段は、例えば電子キャッシュレジスタから入力された開
放付勢力切替信号を利用して、開放バネの有効伸縮可能
範囲を選択的に切替える。また、動作力切替手段は、入
力された解除動作力切替信号を利用して、ソレノイドの
解除動作力を選択的に切替えることができる。すなわ
ち、開放バネのキャッシュボックスに対する開放付勢力
を複数段階に切替えかつソレノイドの解除動作力を複数
段階に切替えることができる。
【0025】したがって、請求項2の発明の場合と同様
に、ドロワキャビネットを分解しなくても開放バネの開
放付勢力を切替できるので、紙幣・コインの収容量が変
動しても円滑な開放を保障でき、全開と半開きとを切り
替え使用でき、オペレータに不快感や危険を与えず、画
一的な開放バネを組み込めばよいからコスト低減ができ
るとともに、ソレノイドの消費電力を軽減できるから電
源装置の小容量化およびコスト低減を図れる。
【0026】また、請求項4の発明は、前記有効伸縮可
能範囲切替手段が、前記開放バネを形成するコイルスプ
リングの長さ方向に離隔配設された複数の係止部材と,
選択された係止部材を当該配設位置においてコイルスプ
リングにラジアル方向から突刺係止可能かつ引抜解除可
能な係止解除手段と,前記開放付勢力切替信号を利用し
て係止解除手段に選択された係止部材を突刺係止動作お
よび引抜解除動作させる選択係止解除駆動手段とから形
成されているドロワである。
【0027】かかる発明では、有効伸縮可能範囲切替手
段を形成する選択係止解除駆動手段は、開放付勢力切替
信号を利用して、係止解除手段に選択された係止部材を
突刺係止動作させる。つまり、選択された係止部材を、
当該配設位置においてコイルスプリングにラジアル方向
から突刺係止させる。この突刺係止位置に応じた開放付
勢力に切替えることができる。
【0028】この開放付勢力をさらに切替える場合は、
選択係止解除駆動手段が、係止解除手段にそれまでの係
止部材をコイルスプリングからラジアル方向に引抜解除
動作させ、新たに選択された係止部材を当該配設位置に
おいてコイルスプリングにラジアル方向から突刺係止動
作させる。
【0029】したがって、請求項3の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに係
止部材をコイルスプリングに抜き差しする構造であるか
ら、有効伸縮可能範囲を確実かつ安定して切替えられ、
構造簡単が簡単で長寿命である。
【0030】さらに、請求項5の発明は、前記係止解除
手段が、前記コイルスプリング内に嵌装された状態でコ
イルスプリングの長手方向に離隔配設されかつ周方向の
一部分で内外を貫通する複数のスリットを有する円筒体
と,この円筒体内で回転可能かつ軸線方向の各スリット
に対応させた各位置でかつ各係止部材を非同期に出没可
能な複数のカムを有するカム軸とから形成されるととも
に、前記選択係止解除駆動手段が前記開放付勢力切替信
号を入力としてカム軸を当該選択角度だけ回動可能に形
成されたドロワである。
【0031】かかる発明では、選択係止解除駆動手段
が、開放付勢力切替信号を入力として、係止解除手段を
構成するカム軸を当該選択角度だけ回動する。すると、
カム軸に設けたカムが、これに係合する係止部材を円筒
体の内側から当該スリットを貫通させかつ外側のコイル
スプリングに突刺係止させる。
【0032】したがって、請求項4の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらにカ
ム軸の回動によりコイルスプリングの有効伸縮可能範囲
を切替えることができるから、高速切替ができかつ切替
数に選択性が広い。
【0033】さらに、請求項6の発明は、前記動作力切
替手段が前記解除動作力切替信号を入力として前記ソレ
ノイドの駆動電圧を複数段階に切替可能に形成されてい
るドロワである。
【0034】かかる発明では、解除動作力切替信号が入
力されると、動作力切替手段は、ソレノイドの駆動電圧
を切替える。つまり、ソレノイドの消費電力を切替える
ことができる。したがって、請求項3から請求項5まで
の各発明の場合と同様な作用効果を奏することができる
ことに加え、さらに電圧切替制御であるから回路の簡素
化を図れかつ切替制御が簡単である。
【0035】さらにまた、請求項7の発明は、前記開放
付勢力切替信号および解除動作力切替信号が同一の外部
信号とされ、前記開放バネの前記キャッシュボックスに
対する前記開放付勢力を強くする場合に前記ソレノイド
の前記解除動作力を強くしかつ前記開放付勢力を弱くす
る場合に前記解除動作力を弱くするように前記開放バネ
の開放付勢力と前記ソレノイドの解除動作力とを対応さ
せて複数段階に切替可能に形成されたドロワである。
【0036】かかる発明では、有効伸縮可能範囲切替手
段の切替動作用の開放付勢力切替信号と動作力切替手段
の切替動作用の解除動作力切替信号とを兼ねる外部信号
が入力されると、この外部信号が、開放バネの開放付勢
力を強くするものである場合にはソレノイドの解除動作
力を強くするように、開放付勢力と解除動作力とを対応
させて切り替える。この逆に、外部信号が、開放バネの
開放付勢力を弱くするものである場合にはソレノイドの
解除動作力を弱くするように、開放付勢力と解除動作力
とを対応させて切り替える。すなわち、開放バネの開放
付勢力の強弱切替に対応させてソレノイドの解除動作力
を過不足のない最適な値に自動的に切替えられる。
【0037】かくして、請求項4から請求項6までの各
発明の場合と同様な作用効果を奏することができること
に加え、さらに切替制御の簡素化を図りつつ取扱い性お
よび適応性を一段と向上できる。
【0038】なお、開放付勢力と解除動作力との切替段
数は、必ずしも1:1に限定されない。例えば開放付勢
力が3段階に切替えられる場合において、解除動作力を
2段階としてもよい。具現化に際しては消費電力軽減効
果が接近しているような場合もあり得かつその場合のソ
レノイド側切替段数の減少化効果(回路簡素化等)を期
待でき得るからである。
【0039】さらにまた、請求項8の発明は、前記係止
部材の選択された1つを前記キャッシュボックスに係合
させた場合に当該キャッシュボックスをロック状態に切
替保持可能に形成されたドロワである。
【0040】かかる発明では、選択された1つの係止部
材をキャッシュボックスに係合させれば、当該キャッシ
ュボックスをロック状態に切替えかつその状態を保持す
ることができる。したがって、請求項3から請求項6ま
での各発明の場合と同様な作用効果を奏することができ
ることに加え、さらに鍵を用いる場合に比較して取扱が
簡単で、鍵の紛失問題も一掃化できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0042】本ドロワ10は、図1〜図4に示す如く、
入力された開放付勢力切替信号Srを利用して開放バネ
25の有効伸縮可能範囲を選択的に切替可能な有効伸縮
可能範囲切替手段70と,入力された解除動作力切替信
号Ssを利用してソレノイド61の解除動作力を選択的
に切替可能な動作力切替手段60とを設け、開放バネ2
5のキャッシュボックス30に対する開放付勢力を複数
段階に切替可能かつソレノイド61の解除動作力を複数
段階に切替可能に形成されている。
【0043】なお、ドロワ10の基本的構成・機能は従
来例(図8)の場合と同様とされかつ図6,図7に示す
電子キャッシュレジスタ80で自動開放可能に接続され
ている。したがって、従来例(図6〜図8)の場合と共
通する部分には同一の符号を付し、それらについての説
明は簡略化または省略する。
【0044】図1において、ロック機構50は、ドロワ
キャビネット20側のブラケット22の水平部に軸52
を中心に回動可能なフック部材51とスプリング54と
からなり、フック53を図2に示すキャッシュボックス
30側の係合板33に係合させることにより、開放バネ
(コイルスプリング25)の開放付勢力に抗して開放不
能にロックすることができる。
【0045】フック部材51の穴55には、詳細後記の
動作力切替手段60の一部を構成するソレノイド61の
ロッド62の先端に嵌装された連結ピン(図示省略)が
挿入されている。したがって、ソレノイド61を駆動し
て、ロッド62をスプリング54の付勢力に抗して引き
込むことによりフック53を係合板33から離せば、開
放バネ(25)の図2でX方向の開放付勢力によってキ
ャッシュボックス30をX方向に開放することができ
る。
【0046】このソレノイド61の開放動作力は、フッ
ク53と係合板33との開放時の摩擦抵抗力で決まる。
つまり、図2からも明らかのように、開放バネ(25)
の開放付勢力の大きさに概ね比例的である。
【0047】図1に戻り、ブラケット22に、有効伸縮
可能範囲切替手段70が取付けられている。この有効伸
縮可能範囲切替手段70は、入力された開放付勢力切替
信号(図4のSr)を利用して開放バネ(25)の有効
伸縮可能範囲を選択的に切替える手段である。
【0048】この実施形態では、図2,図3に示す開放
バネ(25)を形成するコイルスプリングの長さ方向
(図で左右方向)に離隔配設された複数の係止部材72
P(第1〜第3の係止部材73P,74P,75P)
と,選択された係止部材を当該配設位置においてコイル
スプリング25にラジアル方向から突刺係止可能かつ引
抜解除可能な係止解除手段と,開放付勢力切替信号を利
用して係止解除手段に選択された係止部材を突刺係止動
作および引抜解除動作させる選択係止解除駆動手段(7
7)とから形成されている。
【0049】また、係止解除手段は、コイルスプリング
25内に嵌装された状態でコイルスプリングの長手方向
に離隔配設されかつ周方向の一部分で内外を貫通する複
数のスリット73H,74H,75Hを有する円筒体7
1と,この円筒体71内で回転可能かつ軸線方向(長手
方向)の各スリット73H,74H,75Hに対応させ
た各位置でかつ当該各係止部材73P,74P,75P
を非同期に出没可能な複数のカム72C(第1〜第3の
カム73C,74C,75C)を有するカム軸76とか
ら形成され、かつ選択係止解除駆動手段は開放付勢力切
替信号Srを入力としてカム軸76を当該選択角度だけ
回動可能なモータ77から形成されている。したがっ
て、高速切替ができかつ切替数に選択性が広い。
【0050】すなわち、選択係止解除駆動手段を形成す
るモータ(ステッピングモータ)77を開放付勢力切替
信号Srを利用しかつドライバ(図示省略)を介して、
カム軸76を回動させれば、係止解除手段を形成しかつ
選択された係止部材72Pを突刺係止動作させることが
できる。
【0051】つまり、選択された係止部材73P,74
P,75Pを、当該配設位置においてコイルスプリング
25にラジアル方向から突刺係止させることができるか
ら、突刺係止位置に応じた開放付勢力に切替えることが
できる。
【0052】この開放付勢力をさらに切替える場合は、
選択係止解除駆動手段(77)によって係止解除手段
(76,72C)にそれまでの係止部材(例えば、74
P)をコイルスプリング25からラジアル方向に引抜解
除動作させ、新たに選択された係止部材(例えば、75
P)を当該配設位置においてコイルスプリング25にラ
ジアル方向から突刺係止動作させればよい。
【0053】したがって、係止部材73P,74P,7
5Pのうちの選択された1つをコイルスプリング25に
抜き差しする構造であるから、コイルスプリング25の
有効伸縮可能範囲を確実かつ安定して切替えられ構造簡
単が簡単で長寿命である。
【0054】さらに、詳しくは、図2において、いずれ
の係止部材73P,74P,75Pもコイルスプリング
25に突刺係止されていない状態では、コイルスプリン
グ25の全長が従来例の場合と同様に有効伸縮可能範囲
であり、最大の開放付勢力を発生させることができる。
【0055】また、図2に示す通りに、係止部材75P
をコイルスプリング25にラジアル方向から突刺係止さ
せた状態では、コイルスプリング25の有効伸縮可能範
囲を当該位置から係合板33までに短縮することができ
る。つまり、開放付勢力を弱めることができる。係止部
材74Pの場合には、係止部材75Pの場合よりもさら
に短縮することができる。
【0056】さらに、係止部材73Pをコイルスプリン
グ25にラジアル方向から突刺係止させた状態では、コ
イルスプリング25の有効伸縮可能範囲をゼロ(0)に
することができる。
【0057】すなわち、この実施形態ではさらに積極的
に、スリット73Hを貫通した係止部材73Pを係合板
33と一体の係止片34の係止穴35に差し込み、キャ
ッシュボックス30を開放不能なロック状態に切替保持
可能に形成してある。
【0058】つまり、係止部材72Pの内の選択された
1つ(73P)をキャッシュボックス(30…35)に
係合させることにより、当該キャッシュボックス30を
ロック状態に切替えかつその状態を保持することができ
るから、鍵を用いる従来例の場合に比較して取扱が簡単
で、鍵の紛失問題も一掃化できる。
【0059】次に、動作力切替手段60は、入力された
解除動作力切替信号Ssを利用して、ソレノイド61の
解除動作力を選択的に切替える手段で、この実施形態で
は、図4に示す電圧切替回路65等から形成されてい
る。電圧切替制御であるから回路(65)の簡素化を図
れかつ切替制御が簡単である。
【0060】つまり、電源装置69の出力電圧(解除動
作力)を、この実施形態では、図5に示す複数(2)段
階に切替可能に形成してある。もとより、3段階以上に
切替可能に形成することができる。かくして、ソレノイ
ド61の消費電力を軽減できるとともに、電源装置69
の小容量化つまりは常時定格最大容量を低く抑えられ、
またコスト低減を図れる。
【0061】ここに、開放付勢力切替信号Srおよび解
除動作力切替信号Ssは、自機(10)で発生入力させ
または外部から入力させ、あるいはこれらを選択的に切
替可能に形成してもよいが、この実施形態では図4に示
す如く外部(電子キャッシュレジスタ10)から入力さ
れるものと形成してある。
【0062】図4では、説明便宜のために開放付勢力切
替信号Srおよび解除動作力切替信号Ssを別個に表示
したが、両信号Sr,Ssを同一の外部信号(S)と
し、開放バネ(25)のキャッシュボックス30に対す
る開放付勢力を複数(3)段階に切替可能かつ開放付勢
力の強弱に対応させてソレノイド61の解除動作力を複
数(2)段階に切替可能に形成してある。
【0063】すなわち、有効伸縮可能範囲切替手段70
の切替動作用の開放付勢力切替信号Srと動作力切替手
段60の切替動作用の解除動作力切替信号Ssとを兼ね
る外部信号(S)が入力されると、この外部信号(S)
が、開放バネ(25)の開放付勢力を強くするものであ
る場合にはソレノイド61の解除動作力を強くするよう
に、開放付勢力と解除動作力とを対応させて切り替え
る。
【0064】この逆に、外部信号(S)が、開放バネ
(25)の開放付勢力を弱くするものである場合にはソ
レノイド61の解除動作力を弱くするように、開放付勢
力と解除動作力とを対応させて切り替える。したがっ
て、切替制御の簡素化を図りつつ取扱い性および適応性
を一段と向上することができる。
【0065】なお、開放付勢力と解除動作力との切替段
数の対応性は、必ずしも1:1に限定されない。例え
ば、上記のように、開放付勢力が3段階に切替えられる
場合において解除動作力を2段階とする等である。
【0066】何故ならば、具現化に際しては、隣り合う
係止部材(74P−75P)間の図2でX方向の間隔あ
るいは最初の係止部材(75P)のカム軸76の図3で
右端面からの距離を、より狭くすると、消費電力軽減効
果が接近する場合が生じかつその場合のソレノイド側切
替段数の減少化効果(回路簡素化等)を期待できるから
である。もとより、1:1にする方が、より節電効果を
向上できることに相違ない。
【0067】この外部信号(S)は、図4に示す従来例
(7)の場合と同じキーボード85上の切替キー85K
で開放バネ(25)の開放付勢力の大きさを指定するこ
とができる。
【0068】かかる実施形態によれば、使用開始時点で
は、切替キー85を用いて第3の開放付勢力を指定す
る。すると、電子キャッシュレジスタ80からドロワ1
0に外部信号(開放付勢力切替信号Sr)が入力される
ので、選択係止解除駆動手段を形成するモータ77が回
動して係止解除手段を形成するカム軸76を回動させ、
第3の係止部材75Pを図3で上側に上昇させる。
【0069】つまり、有効伸縮可能範囲切替手段70の
一部を構成する円筒体71の第3のスリット75Hを貫
通させた第3の係止部材75Pを、図2に示す如く、コ
イルスプリング25にラジアル方向から突刺して当該位
置を係止させる。
【0070】したがって、開放バネ(コイルスプリング
25)を従来例の場合と同じにしておいてもかつドロワ
キャビネット20を分解しなくても、コイルスプリング
25の開放付勢力を小さく切り替えることができる。
【0071】かくして、電子キャッシュレジスタ80の
会計処理時にドロワ10(30)をスムースに全開する
ことができる。オペレータに不快感や危険を与えず、ま
た、ドロワ10の製造に関して、画一的な開放バネ(2
5)を組み込めばよいからコスト低減ができる。
【0072】また、入力された外部信号(解除動作力切
替信号Ss)によって、動作力切替手段60(65)が
働き、ソレノイド61の解除動作力を小さく切替える。
図5で、小電力駆動時の印加電圧に切替える。したがっ
て、開放バネ(25)の全長が有効伸縮可能範囲である
通常電力駆動時の場合に比較して、消費電力を大幅に軽
減できる。
【0073】また、防犯上の観点から、いきなり図8に
示す紙幣収容部41が開放時にまる見えにならないよう
にキャッシュボックス30(40)を半開き状態で開放
する、いわゆる部分開放の運用を選択する場合には、図
3に示す第2の係止部材74Pを、図2に示す第2のス
リット74Hを貫通させる。
【0074】かくして、開放バネ(25)の開放付勢力
を一段と小さな第2の開放付勢力に切り替えられるか
ら、キャッシュボックス30を円滑かつ正確に半開き状
態で開放することができる。
【0075】この場合も、ソレノイド61の解除動作力
は、図5の小電力駆動時の印加電圧とされている。第3
の係止部材75Pの場合よりも、印加電圧をさらに低圧
に切り替え可能に形成してもよい。
【0076】また、客の問合せあるいは社内確認のため
にオペレータが席を離れる場合等にあっては、第1の係
止部材73Pを選択して、図2に示す係止穴35に挿入
するる。したがって、鍵を用いなくても、ドロワ10
(30)を閉塞状態に切替えることができる。賊の侵入
の際に、これにより閉塞状態に切り替えれば、鍵を脅し
取られたとしても安心である。
【0077】運転時間が長引きマネーケース40(4
1,47)に多量な紙幣・コインが溜まって、開放動作
が遅くなったり開放が不充分になった場合等にあって
は、いずれの係止部材73P,74P,75Pも選択し
ない。このときだけ、従来例の場合と同様に、開放バネ
(25)の開放付勢力を最大にすればよい。この場合
は、図5に示す常時電力駆動時の印加電圧に切替える。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、開放付勢力切
替信号を利用して開放バネの有効伸縮可能範囲を選択的
に切替えてキャッシュボックスに対する当該開放バネの
開放付勢力を複数段階に切替可能に形成されたドロワで
あるから、ドロワキャビネットを分解しなくても開放バ
ネの開放付勢力を切替できる。したがって、紙幣・コイ
ンの収容量が変動しても円滑な開放を保障でき、全開と
半開きとを切り替え使用でき、オペレータに不快感や危
険を与えず、画一的な開放バネを組み込めばよいからコ
スト低減ができる。
【0079】また、請求項2の発明によれば、解除動作
力切替信号を利用してソレノイドの解除動作力を複数段
階に切替可能に形成されているので、請求項1の発明の
場合と同様な効果を奏することができることに加え、さ
らにソレノイドの消費電力を軽減できるとともに、電源
装置の小容量化およびコスト低減を図れる。
【0080】また、請求項3の発明によれば、入力開放
付勢力切替信号を利用して開放バネの有効伸縮可能範囲
を選択的に切替可能な有効伸縮可能範囲切替手段と,入
力解除動作力切替信号を利用してソレノイドの解除動作
力を選択的に切替可能な動作力切替手段とを設け、開放
バネのキャッシュボックスに対する開放付勢力を複数段
階に切替可能かつソレノイドの解除動作力を複数段階に
切替可能に形成されたドロワであるから、請求項2の発
明の場合と同様に、紙幣・コインの収容量が変動しても
円滑な開放を保障でき、全開と半開きとを切り替え使用
でき、オペレータに不快感や危険を与えず、画一的な開
放バネを組み込めばよいからコスト低減ができるととも
に、ソレノイドの消費電力を軽減できるから電源装置の
小容量化およびコスト低減を図れる。
【0081】また、請求項4の発明によれば、有効伸縮
可能範囲切替手段が開放バネを形成するコイルスプリン
グの長さ方向に離隔配設された複数の係止部材と,選択
係止部材をコイルスプリングにラジアル方向から突刺係
止可能かつ引抜解除可能な係止解除手段と,開放付勢力
切替信号を利用して係止解除手段に選択された係止部材
を突刺係止動作および引抜解除動作させる選択係止解除
駆動手段とから形成されているので、請求項3の発明の
場合と同様な効果を奏することができることに加え、さ
らに係止部材をコイルスプリングに抜き差しする構造で
あるから、有効伸縮可能範囲を確実かつ安定して切替え
られ構造簡単が簡単で長寿命である。
【0082】さらに、請求項5の発明によれば、係止解
除手段が複数のスリットを有する円筒体と,複数のカム
を有するカム軸とから形成されかつ選択係止解除駆動手
段がカム軸を当該選択角度だけ回動可能に形成されてい
るので、請求項4の発明の場合と同様な効果を奏するこ
とができることに加え、さらにカム軸の回動によりコイ
ルスプリングの有効伸縮可能範囲を切替えることができ
るから、高速切替ができかつ切替数に選択性が広い。
【0083】さらに、請求項6の発明によれば、動作力
切替手段が解除動作力切替信号を入力としてソレノイド
の駆動電圧を複数段階に切替可能に形成されているの
で、請求項3から請求項5までの各発明の場合と同様な
効果を奏することができることに加え、さらに電圧制御
であるから回路の簡素化を図れかつ切替制御が簡単であ
る。
【0084】さらにまた、請求項7の発明によれば、開
放付勢力切替信号および解除動作力切替信号が同一の外
部信号とされ、開放バネの開放付勢力を強くすれば解除
動作力も強くなりかつ開放付勢力を弱くすれば解除動作
力も弱くなるように複数段階に切替可能に形成されてい
るので、請求項4から請求項6までの各発明の場合と同
様な効果を奏することができることに加え、さらに切替
切替制御の簡素化を図りつつ取扱い性および適応性を一
段と向上できる。
【0085】さらにまた、請求項8の発明によれば、係
止部材の選択された1つをキャッシュボックスに係合し
た場合に当該キャッシュボックスをロック状態に切替保
持可能に形成されているので、請求項3から請求項6ま
での各発明の場合と同様な効果を奏することができるこ
とに加え、さらに鍵を用いる場合に比較して取扱が簡単
で、鍵の紛失問題も一掃化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための分解斜視図
である。
【図2】同じく、有効伸縮可能範囲切替手段を説明する
ための図である。
【図3】同じく、選択係止解除駆動手段を説明するため
の図である。
【図4】同じく、動作力切替手段を説明するための図で
ある。
【図5】同じく、ソレノイドの電圧切替動作を説明する
ための図である。
【図6】従来例の使用形態を説明するための外観斜視図
である。
【図7】従来例の使用形態を説明するためのブロック図
である。
【図8】従来例を説明するための外観斜視図である。
【符号の説明】
10 ドロワ 20 ドロワキャビネット 22 ブラケット 25 コイルスプリング(開放バネ) 30 キャッシュボックス 33 係合板 34 係止片 35 係止穴 38 鍵穴 40 マネーケース 41 紙幣収納部 47 コイン収容部 50 ロック機構 51 フック部材 53 フック 60 動作力切替手段 61 ソレノイド 62 ロッド 65 電圧切替回路 69 電源装置 70 有効伸縮可能範囲切替手段 71 円筒体(係止解除手段) 73H,74H,75H スリット 72P 係止部材 73P,74P,75P 第1から第3の係止部材 72C カム(係止解除手段) 73C,74C,75C 第1から第3のカム 76 カム軸(係止解除手段) 77 モータ(選択係止解除駆動手段) 80 電子キャッシュレジスタ 85 キーボード 85K 切替キー Sr 開放付勢力切替信号 Ss 解除動作力切替信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドロワキャビネットと,このドロワキャ
    ビネットに開閉可能に装着されたキャッシュボックスと
    を具備し、ソレノイドの解除動作でロック機構のロック
    を解除しかつ開放バネの開放付勢力を利用してキャッシ
    ュボックスを開放可能に形成されたドロワにおいて、 開放付勢力切替信号を利用して前記開放バネの有効伸縮
    可能範囲を選択的に切替えて前記キャッシュボックスに
    対する当該開放バネの開放付勢力を複数段階に切替可能
    に形成されているドロワ。
  2. 【請求項2】 解除動作力切替信号を利用して前記ソレ
    ノイドの解除動作力を複数段階に切替可能に形成されて
    いる請求項1記載のドロワ。
  3. 【請求項3】 ドロワキャビネットと,このドロワキャ
    ビネットに開閉可能に装着されたキャッシュボックスと
    を具備し、ソレノイドの解除動作でロック機構のロック
    を解除しかつ開放バネの開放付勢力を利用してキャッシ
    ュボックスを開放可能に形成されたドロワにおいて、 入力された開放付勢力切替信号を利用して前記開放バネ
    の有効伸縮可能範囲を選択的に切替可能な有効伸縮可能
    範囲切替手段と,入力された解除動作力切替信号を利用
    して前記ソレノイドの解除動作力を選択的に切替可能な
    動作力切替手段とを設け、前記開放バネの前記キャッシ
    ュボックスに対する前記開放付勢力を複数段階に切替可
    能かつ前記ソレノイドの解除動作力を複数段階に切替可
    能に形成されているドロワ。
  4. 【請求項4】 前記有効伸縮可能範囲切替手段が、前記
    開放バネを形成するコイルスプリングの長さ方向に離隔
    配設された複数の係止部材と,選択された係止部材を当
    該配設位置においてコイルスプリングにラジアル方向か
    ら突刺係止可能かつ引抜解除可能な係止解除手段と,前
    記開放付勢力切替信号を利用して係止解除手段に選択さ
    れた係止部材を突刺係止動作および引抜解除動作させる
    選択係止解除駆動手段とから形成されている請求項3記
    載のドロワ。
  5. 【請求項5】 前記係止解除手段が、前記コイルスプリ
    ング内に嵌装された状態でコイルスプリングの長手方向
    に離隔配設されかつ周方向の一部分で内外を貫通する複
    数のスリットを有する円筒体と,この円筒体内で回転可
    能かつ軸線方向の各スリットに対応させた各位置でかつ
    各係止部材を非同期に出没可能な複数のカムを有するカ
    ム軸とから形成されるとともに、前記選択係止解除駆動
    手段が前記開放付勢力切替信号を入力としてカム軸を当
    該選択角度だけ回動可能に形成されている請求項4記載
    のドロワ。
  6. 【請求項6】 前記動作力切替手段が前記解除動作力切
    替信号を入力として前記ソレノイドの駆動電圧を複数段
    階に切替可能に形成されている請求項3から請求項5ま
    でのいずれか1項に記載されたドロワ。
  7. 【請求項7】 前記開放付勢力切替信号および解除動作
    力切替信号が同一の外部信号とされ、前記開放バネの前
    記キャッシュボックスに対する前記開放付勢力を強くす
    る場合に前記ソレノイドの前記解除動作力を強くしかつ
    前記開放付勢力を弱くする場合に前記解除動作力を弱く
    するように前記開放バネの開放付勢力と前記ソレノイド
    の解除動作力とを対応させて複数段階に切替可能に形成
    されている請求項4から請求項6までのいずれか1項に
    記載されたドロワ。
  8. 【請求項8】 前記係止部材の選択された1つを前記キ
    ャッシュボックスに係合させた場合に当該キャッシュボ
    ックスをロック状態に切替保持可能に形成されている請
    求項3から請求項6までのいずれか1項に記載されたド
    ロワ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8797697B2 (en) 2004-10-13 2014-08-05 Sony Corporation High frequency integrated circuit

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