JP2000067296A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
紙葉類処理装置Info
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- JP2000067296A JP2000067296A JP10239915A JP23991598A JP2000067296A JP 2000067296 A JP2000067296 A JP 2000067296A JP 10239915 A JP10239915 A JP 10239915A JP 23991598 A JP23991598 A JP 23991598A JP 2000067296 A JP2000067296 A JP 2000067296A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙葉類の鑑別などのセンシング処理を行う紙
葉類処理装置において、可動側部材の開閉状態を簡単な
構造かつ低コストで、高感度に検知できるようにする。 【解決手段】 紙幣鑑別装置10の保守や点検を行う場
合には、ファスナ20によるロックを解除する。これに
より、取っ手部材18は、バネ181aに引っ張られて
上昇する。取っ手部材18が最上部に達したときには、
遮蔽部材182が光センサ19の光路を確実に遮蔽する
ので、光センサ19の出力はONとなる。これにより、
可動側部材14のロックが解除され、開かれたことが検
知される。よって、可動側部材14の開き角度θ1がわ
ずかであっても、確実に開かれたことを検知できる。
葉類処理装置において、可動側部材の開閉状態を簡単な
構造かつ低コストで、高感度に検知できるようにする。 【解決手段】 紙幣鑑別装置10の保守や点検を行う場
合には、ファスナ20によるロックを解除する。これに
より、取っ手部材18は、バネ181aに引っ張られて
上昇する。取っ手部材18が最上部に達したときには、
遮蔽部材182が光センサ19の光路を確実に遮蔽する
ので、光センサ19の出力はONとなる。これにより、
可動側部材14のロックが解除され、開かれたことが検
知される。よって、可動側部材14の開き角度θ1がわ
ずかであっても、確実に開かれたことを検知できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類の処理を行う
紙葉類処理装置に関し、特に通過や種類鑑別などのセン
シング処理を行う紙葉類処理装置に関する。
紙葉類処理装置に関し、特に通過や種類鑑別などのセン
シング処理を行う紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ATM(Automated Teller's M
achine)などに内蔵される紙幣収納機構部では、紙幣の
通過を検知する装置や、紙幣の種類鑑別を行う紙幣鑑別
装置などが搬送路の途中に設けられている。
achine)などに内蔵される紙幣収納機構部では、紙幣の
通過を検知する装置や、紙幣の種類鑑別を行う紙幣鑑別
装置などが搬送路の途中に設けられている。
【0003】図9は従来の紙幣鑑別装置の構成を示す紙
幣送り手側から見た図である。また、図10は図9の紙
幣鑑別装置の側面図である。フレーム51は、側端部側
が折り曲げ形成された部材であり、紙幣収納機構部側に
固定されている。このフレーム51には、センシングユ
ニット52の固定側部材53が固定されている。また、
フレーム51には、固定側部材53を挟んで2本の駆動
軸511,512が設けられている。駆動軸511,5
12は、図示されていないギアを介して駆動用のモータ
と連結されている。これら駆動軸511,512には、
それぞれ複数個の駆動ローラ511a,512aが取り
付けられている。
幣送り手側から見た図である。また、図10は図9の紙
幣鑑別装置の側面図である。フレーム51は、側端部側
が折り曲げ形成された部材であり、紙幣収納機構部側に
固定されている。このフレーム51には、センシングユ
ニット52の固定側部材53が固定されている。また、
フレーム51には、固定側部材53を挟んで2本の駆動
軸511,512が設けられている。駆動軸511,5
12は、図示されていないギアを介して駆動用のモータ
と連結されている。これら駆動軸511,512には、
それぞれ複数個の駆動ローラ511a,512aが取り
付けられている。
【0004】固定側部材53には、連結部540を介し
て可動側部材54が取り付けられている。連結部540
は、軸540aによって軸支されており、これにより、
可動側部材54は、軸540aを中心に上下方向に開閉
自在になっている。可動側部材54と固定側部材53と
の間には、可動側部材54を閉じたときに紙幣55が通
過可能な隙間D11が形成されている。この隙間D11
が、紙幣55の搬送路となる。また、可動側部材54に
も、駆動軸511,512と対向する位置に搬送軸54
1,542が設けられている。これら搬送軸541,5
42には、それぞれ複数個の搬送ローラ541a,54
2aが取り付けられている。
て可動側部材54が取り付けられている。連結部540
は、軸540aによって軸支されており、これにより、
可動側部材54は、軸540aを中心に上下方向に開閉
自在になっている。可動側部材54と固定側部材53と
の間には、可動側部材54を閉じたときに紙幣55が通
過可能な隙間D11が形成されている。この隙間D11
が、紙幣55の搬送路となる。また、可動側部材54に
も、駆動軸511,512と対向する位置に搬送軸54
1,542が設けられている。これら搬送軸541,5
42には、それぞれ複数個の搬送ローラ541a,54
2aが取り付けられている。
【0005】可動側部材54の内部には、図10に示す
ように、発光素子58が設けられている。一方、固定側
部材53の内部には、発光素子58の光を受光する受光
素子59が設けられている。これら発光素子58および
受光素子59によって、紙幣鑑別センサが構成されてい
る。
ように、発光素子58が設けられている。一方、固定側
部材53の内部には、発光素子58の光を受光する受光
素子59が設けられている。これら発光素子58および
受光素子59によって、紙幣鑑別センサが構成されてい
る。
【0006】可動側部材54の連結部540には、図9
に示すように、遮蔽部材540bが形成されている。こ
の遮蔽部材540bは、可動側部材54が閉じていると
きには固定側部材53に取り付けられた光センサ56の
光路を遮蔽し、一方、可動側部材54が所定角度θa以
上開くと、光センサ56の光路から外れるようになって
いる。
に示すように、遮蔽部材540bが形成されている。こ
の遮蔽部材540bは、可動側部材54が閉じていると
きには固定側部材53に取り付けられた光センサ56の
光路を遮蔽し、一方、可動側部材54が所定角度θa以
上開くと、光センサ56の光路から外れるようになって
いる。
【0007】可動側部材54の連結部540と反対側部
分には、フック543が形成されている。このフック5
43には、固定側部材53に取り付けられたファスナ5
7の掛け具57aが引っかけられる。この掛け具57a
をフック543に引っかけた状態でファスナ57を下ろ
すことにより、固定側部材53に可動側部材54を固定
することができる。
分には、フック543が形成されている。このフック5
43には、固定側部材53に取り付けられたファスナ5
7の掛け具57aが引っかけられる。この掛け具57a
をフック543に引っかけた状態でファスナ57を下ろ
すことにより、固定側部材53に可動側部材54を固定
することができる。
【0008】このような構成の紙幣鑑別装置50では、
駆動軸511,512を図10の矢印方向に回転させる
ことにより、搬送機構を介して送られた紙幣55を隙間
D11に通し、図10の左方向に搬送することができ
る。紙幣55は、隙間D11を通過することにより、セ
ンシングユニット52によってその種別などが鑑別され
る。
駆動軸511,512を図10の矢印方向に回転させる
ことにより、搬送機構を介して送られた紙幣55を隙間
D11に通し、図10の左方向に搬送することができ
る。紙幣55は、隙間D11を通過することにより、セ
ンシングユニット52によってその種別などが鑑別され
る。
【0009】ところで、紙幣鑑別装置50の保守点検を
行う場合には、ファスナ57のロックを解除し、可動側
部材54を上方に開く。その回動角度がθa以上になる
と、図9に示した光センサ56の検知状態がOFFから
ONに切り替わる。これにより、制御側では、可動側部
材54が開かれたことを認識する。
行う場合には、ファスナ57のロックを解除し、可動側
部材54を上方に開く。その回動角度がθa以上になる
と、図9に示した光センサ56の検知状態がOFFから
ONに切り替わる。これにより、制御側では、可動側部
材54が開かれたことを認識する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の紙幣鑑
別装置50では、可動側部材54の開閉状態を光センサ
56で検知しているので、光センサ56に安価のものを
使用するときには、センサの動作点のばらつきなどの問
題から検知角度θaを大きく設定しなければならなかっ
た。このため、実際には可動側部材54が開いているに
もかかわらず、閉じていると判断されることがあり、紙
幣搬送のトラブルの要因となっていた。
別装置50では、可動側部材54の開閉状態を光センサ
56で検知しているので、光センサ56に安価のものを
使用するときには、センサの動作点のばらつきなどの問
題から検知角度θaを大きく設定しなければならなかっ
た。このため、実際には可動側部材54が開いているに
もかかわらず、閉じていると判断されることがあり、紙
幣搬送のトラブルの要因となっていた。
【0011】また、この検知角度θaを小さくするため
には、高価で高精度のセンサを用いたり、精密な取り付
け調整が必要となったり、さらにはセンサに係わる部品
精度も上げる必要があり、コストアップとなっていた。
には、高価で高精度のセンサを用いたり、精密な取り付
け調整が必要となったり、さらにはセンサに係わる部品
精度も上げる必要があり、コストアップとなっていた。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、可動側部材の開閉状態を簡単な構造かつ低コ
ストで、高感度に検知することのできる紙葉類処理装置
を提供することを目的とする。
のであり、可動側部材の開閉状態を簡単な構造かつ低コ
ストで、高感度に検知することのできる紙葉類処理装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、紙葉類の鑑別などのセンシング処理を行
う紙葉類処理装置において、前記紙葉類を搬送する搬送
機構部を支持する搬送機構部支持部材と、前記搬送機構
部支持部材に固定される固定側部材と、前記固定側部材
と協同して前記紙葉類の搬送路を横切る方向に開閉可能
に、かつ前記搬送路を閉じたときには前記紙葉類が通過
可能な隙間を空けるように前記固定側部材と連結される
可動側部材と、前記固定側部材および前記可動側部材の
少なくとも一方に取り付けられて前記センシング処理を
行うセンシング手段と、を有するセンシングユニット
と、前記センシングユニットの可動側部材の開閉側部分
に開閉方向に所定の範囲だけ移動可能に取り付けられる
取っ手部材と、前記取っ手部材を所定の弾性力で開方向
側に付勢する付勢部材と、前記固定側部材に取り付けら
れ、前記取っ手部材と係止させかつ前記付勢部材の弾性
力に抗して前記取っ手部材を閉方向に引くことにより、
前記可動側部材を閉じて固定することの可能なロック部
材と、前記取っ手部材の位置を検出する取っ手部材位置
検出センサと、を有することを特徴とする紙葉類処理装
置が提供される。
決するために、紙葉類の鑑別などのセンシング処理を行
う紙葉類処理装置において、前記紙葉類を搬送する搬送
機構部を支持する搬送機構部支持部材と、前記搬送機構
部支持部材に固定される固定側部材と、前記固定側部材
と協同して前記紙葉類の搬送路を横切る方向に開閉可能
に、かつ前記搬送路を閉じたときには前記紙葉類が通過
可能な隙間を空けるように前記固定側部材と連結される
可動側部材と、前記固定側部材および前記可動側部材の
少なくとも一方に取り付けられて前記センシング処理を
行うセンシング手段と、を有するセンシングユニット
と、前記センシングユニットの可動側部材の開閉側部分
に開閉方向に所定の範囲だけ移動可能に取り付けられる
取っ手部材と、前記取っ手部材を所定の弾性力で開方向
側に付勢する付勢部材と、前記固定側部材に取り付けら
れ、前記取っ手部材と係止させかつ前記付勢部材の弾性
力に抗して前記取っ手部材を閉方向に引くことにより、
前記可動側部材を閉じて固定することの可能なロック部
材と、前記取っ手部材の位置を検出する取っ手部材位置
検出センサと、を有することを特徴とする紙葉類処理装
置が提供される。
【0014】このような紙葉類処理装置では、センシン
グユニットの可動側部材を閉じてロック部材によりロッ
クすることにより、可動側部材と固定側部材との間の隙
間に紙葉類を通過させることが可能になるので、搬送機
後部を駆動し、紙葉類を取り込めば、センシングユニッ
トにおいてセンシング処理を行うことができる。このと
き、可動側部材の取っ手部材は、ロック部材によって付
勢部材の弾性力に抗して閉方向に引かれている。
グユニットの可動側部材を閉じてロック部材によりロッ
クすることにより、可動側部材と固定側部材との間の隙
間に紙葉類を通過させることが可能になるので、搬送機
後部を駆動し、紙葉類を取り込めば、センシングユニッ
トにおいてセンシング処理を行うことができる。このと
き、可動側部材の取っ手部材は、ロック部材によって付
勢部材の弾性力に抗して閉方向に引かれている。
【0015】一方、保守、点検などを行うときには、ロ
ック部材を外す。すると、これと同時に、可動側部材の
取っ手部材が付勢部材に引っ張られて所定の範囲だけ開
方向に移動する。これを取っ手部材位置検出センサが検
出することにより、可動側部材が開かれたことが認識で
きる。よって、取っ手部材位置検出センサに高価なセン
サを用いることなく、また、簡単な構造で、可動側部材
の開閉状態を高感度に検知することができる。
ック部材を外す。すると、これと同時に、可動側部材の
取っ手部材が付勢部材に引っ張られて所定の範囲だけ開
方向に移動する。これを取っ手部材位置検出センサが検
出することにより、可動側部材が開かれたことが認識で
きる。よって、取っ手部材位置検出センサに高価なセン
サを用いることなく、また、簡単な構造で、可動側部材
の開閉状態を高感度に検知することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2は本発明の第1の形態による
紙幣鑑別装置の構成を示す紙幣送り手側から見た図であ
る。また、図3は図2の紙幣鑑別装置の側面図である。
紙幣鑑別装置10は、ATM(Automated Teller's Mac
hine)などに内蔵される紙幣収納機構部の搬送路上に設
置される。この紙幣鑑別装置10の搬送機構部支持部材
としてのフレーム11は、側端部側が折り曲げ形成され
た部材であり、紙幣収納機構部側に固定されている。フ
レーム11には、センシングユニット12の固定側部材
13が固定されている。また、フレーム11には、固定
側部材13を挟んで2本の駆動軸111,112が設け
られている。駆動軸111,112は、図示されていな
いギアを介して駆動用のモータと連結されている。駆動
軸111には、例えば3個の駆動搬送ローラ111a,
111b,111cが取り付けられている。同様に、駆
動軸112にも3個の駆動搬送ローラ(ここでは駆動搬
送ローラ112aのみ図示)が取り付けられている。
を参照して説明する。図2は本発明の第1の形態による
紙幣鑑別装置の構成を示す紙幣送り手側から見た図であ
る。また、図3は図2の紙幣鑑別装置の側面図である。
紙幣鑑別装置10は、ATM(Automated Teller's Mac
hine)などに内蔵される紙幣収納機構部の搬送路上に設
置される。この紙幣鑑別装置10の搬送機構部支持部材
としてのフレーム11は、側端部側が折り曲げ形成され
た部材であり、紙幣収納機構部側に固定されている。フ
レーム11には、センシングユニット12の固定側部材
13が固定されている。また、フレーム11には、固定
側部材13を挟んで2本の駆動軸111,112が設け
られている。駆動軸111,112は、図示されていな
いギアを介して駆動用のモータと連結されている。駆動
軸111には、例えば3個の駆動搬送ローラ111a,
111b,111cが取り付けられている。同様に、駆
動軸112にも3個の駆動搬送ローラ(ここでは駆動搬
送ローラ112aのみ図示)が取り付けられている。
【0017】固定側部材13には、連結部140を介し
て可動側部材14が取り付けられている。連結部140
は、軸140aによって軸支されており、これにより、
可動側部材14は、軸140aを中心に上下方向に開閉
自在になっている。この可動側部材14にも、各駆動軸
111,112に対向する位置に搬送軸141,142
が設けられている。搬送軸141には、3個の従動搬送
ローラ141a,141b,141cが取り付けられて
いる。同様に、搬送軸142にも3個の従動搬送ローラ
(ここでは従動搬送ローラ142aのみ図示)が取り付
けられている。
て可動側部材14が取り付けられている。連結部140
は、軸140aによって軸支されており、これにより、
可動側部材14は、軸140aを中心に上下方向に開閉
自在になっている。この可動側部材14にも、各駆動軸
111,112に対向する位置に搬送軸141,142
が設けられている。搬送軸141には、3個の従動搬送
ローラ141a,141b,141cが取り付けられて
いる。同様に、搬送軸142にも3個の従動搬送ローラ
(ここでは従動搬送ローラ142aのみ図示)が取り付
けられている。
【0018】可動側部材14と固定側部材13の互いに
対向する面には、それぞれ凹部13a,14aが形成さ
れており、可動側部材14を閉じたときに紙幣15が通
過可能な隙間D1が形成されている。この隙間D1が、
紙幣15の搬送路となる。
対向する面には、それぞれ凹部13a,14aが形成さ
れており、可動側部材14を閉じたときに紙幣15が通
過可能な隙間D1が形成されている。この隙間D1が、
紙幣15の搬送路となる。
【0019】可動側部材14の内部には、図3に示すよ
うに、発光素子16が設けられている。一方、固定側部
材3の内部には、発光素子16の光を受光する受光素子
17が設けられている。これら発光素子16および受光
素子17によって、鑑別センサが構成されている。
うに、発光素子16が設けられている。一方、固定側部
材3の内部には、発光素子16の光を受光する受光素子
17が設けられている。これら発光素子16および受光
素子17によって、鑑別センサが構成されている。
【0020】可動側部材14の連結部140と反対側の
開閉側面143には、取っ手部材18が上下にスライド
可能に設けられている。取っ手部材18の一部は可動側
部材14内に収納されており、その収納された部分に
は、軸181が貫通するように取り付けられている。ま
た、取っ手部材18の表側部分には、遮蔽部材182、
フック183、および取っ手片184が形成されてい
る。
開閉側面143には、取っ手部材18が上下にスライド
可能に設けられている。取っ手部材18の一部は可動側
部材14内に収納されており、その収納された部分に
は、軸181が貫通するように取り付けられている。ま
た、取っ手部材18の表側部分には、遮蔽部材182、
フック183、および取っ手片184が形成されてい
る。
【0021】軸181は、可動側部材の側面144,1
45に互いに対向するように形成された縦長形状の孔1
44a(側面145側の孔は図示せず)内を摺動可能に
取り付けられている。これにより、取っ手部材18は、
孔144aの長さの範囲内で上下動可能となっている。
また、軸181は、その両端部がバネ181a,181
bによって吊り下げられている。バネ181a,181
bは、取っ手部材18にその自重以外の力が加わってい
ない場合には、長孔144aの最上端まで軸181を引
き上げる程度の弾性力を有している。
45に互いに対向するように形成された縦長形状の孔1
44a(側面145側の孔は図示せず)内を摺動可能に
取り付けられている。これにより、取っ手部材18は、
孔144aの長さの範囲内で上下動可能となっている。
また、軸181は、その両端部がバネ181a,181
bによって吊り下げられている。バネ181a,181
bは、取っ手部材18にその自重以外の力が加わってい
ない場合には、長孔144aの最上端まで軸181を引
き上げる程度の弾性力を有している。
【0022】遮蔽部材182は、取っ手部材18が上部
に位置するときには可動側部材14に取り付けられた光
センサ19の凹部19aに進入してその光路を遮蔽し、
一方、取っ手部材18が下方に引き下げられたときには
光センサ19の光路から外れるような寸法に形成されて
いる。なお、本形態では、光センサ19の光路が遮断さ
れた状態を、ON状態とする。
に位置するときには可動側部材14に取り付けられた光
センサ19の凹部19aに進入してその光路を遮蔽し、
一方、取っ手部材18が下方に引き下げられたときには
光センサ19の光路から外れるような寸法に形成されて
いる。なお、本形態では、光センサ19の光路が遮断さ
れた状態を、ON状態とする。
【0023】フック183には、固定側部材13に取り
付けられたロック部材としてのファスナ20の掛け具2
01が引っかけられる。この掛け具201をフック18
3に引っかけた状態でファスナ20を下ろすことによ
り、取っ手部材18をバネ181a,181bの弾性力
に抗して引き下げることができる。また、ファスナ20
を完全にロックした状態では、軸181は孔144aの
最下部まで確実に下がるようになっている。
付けられたロック部材としてのファスナ20の掛け具2
01が引っかけられる。この掛け具201をフック18
3に引っかけた状態でファスナ20を下ろすことによ
り、取っ手部材18をバネ181a,181bの弾性力
に抗して引き下げることができる。また、ファスナ20
を完全にロックした状態では、軸181は孔144aの
最下部まで確実に下がるようになっている。
【0024】次に、このような構成を有する本形態の紙
幣鑑別装置10の基本動作について説明する。まず、フ
ァスナ20をロックして可動側部材14を固定側部材1
3に固定した状態で、駆動軸111,112をそれぞれ
図3の矢印方向に回転させることにより、搬送機構を介
して送られた紙幣15を隙間D1に通し、図3の左方向
に搬送することができる。紙幣15は、隙間D1を通過
することにより、発光素子16および受光素子17から
なる鑑別センサによってその種別などが鑑別される。
幣鑑別装置10の基本動作について説明する。まず、フ
ァスナ20をロックして可動側部材14を固定側部材1
3に固定した状態で、駆動軸111,112をそれぞれ
図3の矢印方向に回転させることにより、搬送機構を介
して送られた紙幣15を隙間D1に通し、図3の左方向
に搬送することができる。紙幣15は、隙間D1を通過
することにより、発光素子16および受光素子17から
なる鑑別センサによってその種別などが鑑別される。
【0025】一方、紙幣鑑別装置10の保守や点検を行
う場合には、ファスナ20によるロックを解除する。こ
れにより、取っ手部材18は、バネ181a,181b
に引っ張られて上昇する。
う場合には、ファスナ20によるロックを解除する。こ
れにより、取っ手部材18は、バネ181a,181b
に引っ張られて上昇する。
【0026】図1は第1の形態においてファスナ20の
ロックを解除したときの状態を示す紙幣送り手側から見
た図である。また、図4は図1の側面図である。取っ手
部材18が最上部に達したときには、遮蔽部材182が
光センサ19の光路を確実に遮蔽するので、光センサ1
9の出力はONとなる。これにより、可動側部材14の
ロックが解除され、開かれたことが検知される。
ロックを解除したときの状態を示す紙幣送り手側から見
た図である。また、図4は図1の側面図である。取っ手
部材18が最上部に達したときには、遮蔽部材182が
光センサ19の光路を確実に遮蔽するので、光センサ1
9の出力はONとなる。これにより、可動側部材14の
ロックが解除され、開かれたことが検知される。
【0027】保守または点検が終了して可動側部材14
を閉じる場合には、取っ手片184を掴んで下方に下
げ、ファスナ20の掛け具201をフック183に引っ
かけてファスナ20を下ろす。これにより、可動側部材
14は、図2および図3で示した状態に復帰し、再び紙
幣鑑別動作を行うことができる。
を閉じる場合には、取っ手片184を掴んで下方に下
げ、ファスナ20の掛け具201をフック183に引っ
かけてファスナ20を下ろす。これにより、可動側部材
14は、図2および図3で示した状態に復帰し、再び紙
幣鑑別動作を行うことができる。
【0028】このように、本形態では、ファスナ20の
ロックが解除されることにより取っ手部材18がバネの
力で上昇したことを光センサ19でこれを検知するよう
にしたので、可動側部材14の開き角度θ1がわずかで
あっても、確実に開かれたことを検知できる。よって、
簡単な構造でかつ低コストで、高感度な検知を行うこと
が可能となる。
ロックが解除されることにより取っ手部材18がバネの
力で上昇したことを光センサ19でこれを検知するよう
にしたので、可動側部材14の開き角度θ1がわずかで
あっても、確実に開かれたことを検知できる。よって、
簡単な構造でかつ低コストで、高感度な検知を行うこと
が可能となる。
【0029】なお、本形態では、ロック解除の検出を光
センサ19で検知するようにしたが、タッチセンサな
ど、他のタイプのセンサを用いることができる。また、
本形態では、紙葉類処理装置として紙幣鑑別装置10の
例を示したが、チケットなど紙幣以外の紙葉類の鑑別装
置、あるいは紙幣やチケットなどの紙葉類の通過を検知
する通過検知装置などにも本発明を適用することができ
る。
センサ19で検知するようにしたが、タッチセンサな
ど、他のタイプのセンサを用いることができる。また、
本形態では、紙葉類処理装置として紙幣鑑別装置10の
例を示したが、チケットなど紙幣以外の紙葉類の鑑別装
置、あるいは紙幣やチケットなどの紙葉類の通過を検知
する通過検知装置などにも本発明を適用することができ
る。
【0030】次に、本発明の第2の形態について説明す
る。図5は本発明の第2の形態による紙幣鑑別装置の構
成を示す紙幣送り手側から見た図である。また、図6は
図5の紙幣鑑別装置の側面図である。紙幣鑑別装置30
は、フレーム31には、適度な間隔を空けて2つのセン
シングユニット32,33の各固定側部材34,36が
固定されている。また、フレーム31には、固定側部材
34,36を挟んで2本の駆動軸311,312が設け
られている。駆動軸311,312は、図示されていな
いギアを介して駆動用のモータと連結されている。駆動
軸311には、図5に示すように例えば3個の駆動従動
搬送ローラ311a,311b,311cが取り付けら
れている。同様に、駆動軸312にも、3個の駆動従動
搬送ローラ(ここでは駆動従動搬送ローラ312aのみ
図示)が取り付けられている。
る。図5は本発明の第2の形態による紙幣鑑別装置の構
成を示す紙幣送り手側から見た図である。また、図6は
図5の紙幣鑑別装置の側面図である。紙幣鑑別装置30
は、フレーム31には、適度な間隔を空けて2つのセン
シングユニット32,33の各固定側部材34,36が
固定されている。また、フレーム31には、固定側部材
34,36を挟んで2本の駆動軸311,312が設け
られている。駆動軸311,312は、図示されていな
いギアを介して駆動用のモータと連結されている。駆動
軸311には、図5に示すように例えば3個の駆動従動
搬送ローラ311a,311b,311cが取り付けら
れている。同様に、駆動軸312にも、3個の駆動従動
搬送ローラ(ここでは駆動従動搬送ローラ312aのみ
図示)が取り付けられている。
【0031】固定側部材34には、連結部350を介し
て可動側部材35が取り付けられている。連結部350
は、軸38によって軸支されており、これにより、可動
側部材35は、軸38を中心に上下方向に開閉自在にな
っている。また、センシングユニット33側にも軸38
と同様の軸が設けられており、可動側部材37の図示さ
れていない連結部を固定側部材36と連結し、軸支して
いる。これにより、可動側部材37も、上下方向に開閉
自在になっている。
て可動側部材35が取り付けられている。連結部350
は、軸38によって軸支されており、これにより、可動
側部材35は、軸38を中心に上下方向に開閉自在にな
っている。また、センシングユニット33側にも軸38
と同様の軸が設けられており、可動側部材37の図示さ
れていない連結部を固定側部材36と連結し、軸支して
いる。これにより、可動側部材37も、上下方向に開閉
自在になっている。
【0032】可動側部材35の駆動軸311に対向する
位置には、搬送軸351が設けられている。搬送軸35
1には、図5に示すように、3個の従動搬送ローラ35
1a,351b,351cが取り付けられている。ま
た、一方の可動側部材37にも、図6に示すように、駆
動軸312に対向する位置に搬送軸371が設けられて
いる。この搬送軸371にも3個の従動搬送ローラ(こ
こでは従動搬送ローラ371aのみ図示)が取り付けら
れている。
位置には、搬送軸351が設けられている。搬送軸35
1には、図5に示すように、3個の従動搬送ローラ35
1a,351b,351cが取り付けられている。ま
た、一方の可動側部材37にも、図6に示すように、駆
動軸312に対向する位置に搬送軸371が設けられて
いる。この搬送軸371にも3個の従動搬送ローラ(こ
こでは従動搬送ローラ371aのみ図示)が取り付けら
れている。
【0033】可動側部材35と固定側部材34の互いに
対向する面には、図5に示すように、それぞれ凹部35
a,34aが形成されており、可動側部材34を閉じた
ときに紙幣39が通過可能な隙間D2が形成されてい
る。この隙間D2が、紙幣39の搬送路となる。同様
に、可動側部材37と固定側部材36の互いに対向する
面にも、それぞれ図示されていない凹部が形成されてお
り、可動側部材37を閉じたときに隙間D2とほぼ同じ
幅の隙間が形成されている。
対向する面には、図5に示すように、それぞれ凹部35
a,34aが形成されており、可動側部材34を閉じた
ときに紙幣39が通過可能な隙間D2が形成されてい
る。この隙間D2が、紙幣39の搬送路となる。同様
に、可動側部材37と固定側部材36の互いに対向する
面にも、それぞれ図示されていない凹部が形成されてお
り、可動側部材37を閉じたときに隙間D2とほぼ同じ
幅の隙間が形成されている。
【0034】可動側部材35の内部には、図6に示すよ
うに、発光素子321が設けられている。一方、固定側
部材34の内部には、発光素子321の光を受光する受
光素子322が設けられている。これら発光素子321
および受光素子322によって、例えば紙幣39の通過
を検出する通過センサが構成されている。同様に、可動
側部材37および固定側部材36の内部には、それぞれ
発光素子331、受光素子332が設けられている。こ
れら発光素子331および受光素子332によって、例
えば紙幣39の鑑別を行う鑑別センサが構成されてい
る。
うに、発光素子321が設けられている。一方、固定側
部材34の内部には、発光素子321の光を受光する受
光素子322が設けられている。これら発光素子321
および受光素子322によって、例えば紙幣39の通過
を検出する通過センサが構成されている。同様に、可動
側部材37および固定側部材36の内部には、それぞれ
発光素子331、受光素子332が設けられている。こ
れら発光素子331および受光素子332によって、例
えば紙幣39の鑑別を行う鑑別センサが構成されてい
る。
【0035】可動側部材35と可動側部材37との間
で、軸38と反対側の面352,372側部分には、取
っ手部材40が上下にスライド可能に設けられている。
取っ手部材40には、軸401が貫通するように固定さ
れている。また、取っ手部材40の表側部分には、遮蔽
部材402、フック403、および取っ手片404が形
成されている。
で、軸38と反対側の面352,372側部分には、取
っ手部材40が上下にスライド可能に設けられている。
取っ手部材40には、軸401が貫通するように固定さ
れている。また、取っ手部材40の表側部分には、遮蔽
部材402、フック403、および取っ手片404が形
成されている。
【0036】軸401は、図5に示すように、可動側部
材35および可動側部材37の各側面に互いに対向する
ように形成された縦長形状の孔(ここでは側面353の
孔353aのみを図示)内を摺動可能に取り付けられて
いる。これにより、可動側部材35および可動側部材3
7は、適度なガタを持った状態で連結されるとともに、
取っ手部材40が、孔353aなどの長さの範囲内で、
可動側部材35および可動側部材37に対して上下動可
能となっている。
材35および可動側部材37の各側面に互いに対向する
ように形成された縦長形状の孔(ここでは側面353の
孔353aのみを図示)内を摺動可能に取り付けられて
いる。これにより、可動側部材35および可動側部材3
7は、適度なガタを持った状態で連結されるとともに、
取っ手部材40が、孔353aなどの長さの範囲内で、
可動側部材35および可動側部材37に対して上下動可
能となっている。
【0037】また、取っ手部材40は、図6に示すよう
に、可動側部材35,37の各凹部352a,372a
に取り付けられたバネ405,406によって支持され
ている。バネ405,406は、取っ手部材40にその
自重以外の力が加わっていない場合には、長孔353a
の最上端まで軸401を押し上げる程度の弾性力を有し
ている。
に、可動側部材35,37の各凹部352a,372a
に取り付けられたバネ405,406によって支持され
ている。バネ405,406は、取っ手部材40にその
自重以外の力が加わっていない場合には、長孔353a
の最上端まで軸401を押し上げる程度の弾性力を有し
ている。
【0038】遮蔽部材402は、取っ手部材40が上部
に位置するときには可動側部材35に取り付けられた光
センサ41の凹部41aに進入してその光路を遮蔽し、
一方、取っ手部材40が下方に引き下げられたときに
は、光センサ41の光路から外れるような寸法に形成さ
れている。なお、本形態では、光センサ41の光路が遮
断された状態を、ON状態とする。
に位置するときには可動側部材35に取り付けられた光
センサ41の凹部41aに進入してその光路を遮蔽し、
一方、取っ手部材40が下方に引き下げられたときに
は、光センサ41の光路から外れるような寸法に形成さ
れている。なお、本形態では、光センサ41の光路が遮
断された状態を、ON状態とする。
【0039】フック403には、フレーム31に取り付
けられたファスナ42の掛け具421が引っかけられ
る。この掛け具421をフック403に引っかけた状態
でファスナ42を下ろすことにより、取っ手部材40を
バネ405,406の弾性力に抗して引き下げることが
できる。また、ファスナ42を完全にロックした状態で
は、軸401は、孔353aなどの最下部まで確実に下
がるようになっている。
けられたファスナ42の掛け具421が引っかけられ
る。この掛け具421をフック403に引っかけた状態
でファスナ42を下ろすことにより、取っ手部材40を
バネ405,406の弾性力に抗して引き下げることが
できる。また、ファスナ42を完全にロックした状態で
は、軸401は、孔353aなどの最下部まで確実に下
がるようになっている。
【0040】次に、このような構成を有する本形態の紙
幣鑑別装置30の基本動作について説明する。まず、フ
ァスナ42をロックして可動側部材35,37を固定側
部材34,36に固定した状態で、駆動軸311,31
2をそれぞれ図6の矢印方向に回転させることにより、
搬送機構を介して送られた紙幣39を隙間D2に通し、
図6の左方向に搬送することができる。紙幣39は、隙
間D2を通過することにより、センシングユニット3
2,33においてその通過状況や種別などがセンシング
される。
幣鑑別装置30の基本動作について説明する。まず、フ
ァスナ42をロックして可動側部材35,37を固定側
部材34,36に固定した状態で、駆動軸311,31
2をそれぞれ図6の矢印方向に回転させることにより、
搬送機構を介して送られた紙幣39を隙間D2に通し、
図6の左方向に搬送することができる。紙幣39は、隙
間D2を通過することにより、センシングユニット3
2,33においてその通過状況や種別などがセンシング
される。
【0041】一方、紙幣鑑別装置30の保守や点検を行
う場合には、ファスナ42によるロックを解除する。こ
れにより、取っ手部材40は、バネ405,406に押
し上げられて上昇する。
う場合には、ファスナ42によるロックを解除する。こ
れにより、取っ手部材40は、バネ405,406に押
し上げられて上昇する。
【0042】図7は第2の形態においてファスナ42の
ロックを解除したときの状態を示す紙幣送り手側から見
た図である。また、図8は図7の側面図である。取っ手
部材40が最上部に達したときには、遮蔽部材402が
光センサ41の光路を確実に遮蔽するので、光センサ4
1の出力はONとなる。これにより、可動側部材35,
37のロックが解除され、開かれたことが検知される。
そして、取っ手片404を掴んで上方へ引っ張れば、可
動側部材35および可動側部材37が軸401に押され
て同時に持ち上がる。これにより、可動側部材35,3
7が開くので、保守や点検を行うことができる。
ロックを解除したときの状態を示す紙幣送り手側から見
た図である。また、図8は図7の側面図である。取っ手
部材40が最上部に達したときには、遮蔽部材402が
光センサ41の光路を確実に遮蔽するので、光センサ4
1の出力はONとなる。これにより、可動側部材35,
37のロックが解除され、開かれたことが検知される。
そして、取っ手片404を掴んで上方へ引っ張れば、可
動側部材35および可動側部材37が軸401に押され
て同時に持ち上がる。これにより、可動側部材35,3
7が開くので、保守や点検を行うことができる。
【0043】保守または点検が終了したら、取っ手片4
04を掴んで下方に下げ、ファスナ42の掛け具421
をフック403に引っかけてファスナ42を下ろす。こ
れにより、可動側部材35,37は、図5および図6で
示した状態に復帰し、再び紙幣鑑別動作を行うことがで
きる。
04を掴んで下方に下げ、ファスナ42の掛け具421
をフック403に引っかけてファスナ42を下ろす。こ
れにより、可動側部材35,37は、図5および図6で
示した状態に復帰し、再び紙幣鑑別動作を行うことがで
きる。
【0044】このように、本形態では、2つのセンシン
グユニットを近接して備えた紙幣識別装置において、1
つの取っ手部材40で可動側部材35,37を同時に開
閉できるようにしたので、取り扱いが簡単となる。
グユニットを近接して備えた紙幣識別装置において、1
つの取っ手部材40で可動側部材35,37を同時に開
閉できるようにしたので、取り扱いが簡単となる。
【0045】また、ファスナ42のロックが解除される
ことにより取っ手部材40がバネの力で上昇したことを
光センサ41で検知するようにしたので、可動側部材3
5,37の開き角度θ2がわずかであっても、確実に開
かれたことを検知できる。よって、簡単な構造でかつ低
コストで、高感度な検知を行うことが可能となる。さら
に、1つのセンサのみで開閉を検知できるので、部品点
数や配線数を削減でき、コストダウンが図れる。
ことにより取っ手部材40がバネの力で上昇したことを
光センサ41で検知するようにしたので、可動側部材3
5,37の開き角度θ2がわずかであっても、確実に開
かれたことを検知できる。よって、簡単な構造でかつ低
コストで、高感度な検知を行うことが可能となる。さら
に、1つのセンサのみで開閉を検知できるので、部品点
数や配線数を削減でき、コストダウンが図れる。
【0046】また、本形態では、縦長形状の孔353a
などに挿入された軸401によって2つの可動側部材3
5,37を連結するようにしたので、センシングユニッ
ト32,33間の開閉に係わる軸38などの軸ズレに対
して大きなマージンを持つことができ、部品精度や取り
付け精度を厳密にする必要がない。よって、この点にお
いてもコストダウンを図ることができる。
などに挿入された軸401によって2つの可動側部材3
5,37を連結するようにしたので、センシングユニッ
ト32,33間の開閉に係わる軸38などの軸ズレに対
して大きなマージンを持つことができ、部品精度や取り
付け精度を厳密にする必要がない。よって、この点にお
いてもコストダウンを図ることができる。
【0047】また、センシングユニット32,33の互
いの開閉軸部分、連結部分などの形状に互換性を持たせ
ることにより、互いに異なる形式のセンサを用いる(例
えば、光学式センサと磁気式センサの組み合わせ)こと
が可能になり、様々な紙幣に対応した高性能な紙幣鑑別
を行うことができる。
いの開閉軸部分、連結部分などの形状に互換性を持たせ
ることにより、互いに異なる形式のセンサを用いる(例
えば、光学式センサと磁気式センサの組み合わせ)こと
が可能になり、様々な紙幣に対応した高性能な紙幣鑑別
を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、センシ
ングユニットの可動側部材の開閉側部分に開閉方向に、
取っ手部材を所定の範囲だけ移動可能に取り付け、その
取っ手部材を所定の弾性力で開方向側に付勢し、固定側
部材に取り付けられたロック部材により可動側部材を閉
じて固定できるようにする一方、取っ手部材の位置を検
出するようにしたので、ロック部材によるロックが解除
されれば、可動側部材の開き角度がわずかであっても、
確実に開かれたことを検知できる。
ングユニットの可動側部材の開閉側部分に開閉方向に、
取っ手部材を所定の範囲だけ移動可能に取り付け、その
取っ手部材を所定の弾性力で開方向側に付勢し、固定側
部材に取り付けられたロック部材により可動側部材を閉
じて固定できるようにする一方、取っ手部材の位置を検
出するようにしたので、ロック部材によるロックが解除
されれば、可動側部材の開き角度がわずかであっても、
確実に開かれたことを検知できる。
【0049】よって、簡単な構造でかつ低コストで、高
感度な検知を行うことが可能となる。
感度な検知を行うことが可能となる。
【図1】第1の形態においてファスナのロックを解除し
たときの状態を示す紙幣送り手側から見た図である。
たときの状態を示す紙幣送り手側から見た図である。
【図2】本発明の第1の形態による紙幣鑑別装置の構成
を示す紙幣送り手側から見た図である。
を示す紙幣送り手側から見た図である。
【図3】図2の紙幣鑑別装置の側面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】本発明の第2の形態による紙幣鑑別装置の構成
を示す紙幣送り手側から見た図である。
を示す紙幣送り手側から見た図である。
【図6】図5の紙幣鑑別装置の側面図である。
【図7】第2の形態においてファスナのロックを解除し
たときの状態を示す紙幣送り手側から見た図である。
たときの状態を示す紙幣送り手側から見た図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】従来の紙幣鑑別装置の構成を示す紙幣送り手側
から見た図である。
から見た図である。
【図10】図9の紙幣鑑別装置の側面図である。
10 紙幣鑑別装置 11 フレーム 12 センシングユニット 13 固定側部材 14 可動側部材 15 紙幣 16 発光素子 17 受光素子 18 取っ手部材 19 光センサ 20 ファスナ
Claims (2)
- 【請求項1】 紙葉類の鑑別などのセンシング処理を行
う紙葉類処理装置において、 前記紙葉類を搬送する搬送機構部を支持する搬送機構部
支持部材と、 前記搬送機構部支持部材に固定される固定側部材と、前
記固定側部材と協同して前記紙葉類の搬送路を横切る方
向に開閉可能に、かつ前記搬送路を閉じたときには前記
紙葉類が通過可能な隙間を空けるように前記固定側部材
と連結される可動側部材と、前記固定側部材および前記
可動側部材の少なくとも一方に取り付けられて前記セン
シング処理を行うセンシング手段と、を有するセンシン
グユニットと、 前記センシングユニットの可動側部材の開閉側部分に開
閉方向に所定の範囲だけ移動可能に取り付けられる取っ
手部材と、 前記取っ手部材を所定の弾性力で開方向側に付勢する付
勢部材と、 前記固定側部材に取り付けられ、前記取っ手部材と係止
させかつ前記付勢部材の弾性力に抗して前記取っ手部材
を閉方向に引くことにより、前記可動側部材を閉じて固
定することの可能なロック部材と、 前記取っ手部材の位置を検出する取っ手部材位置検出セ
ンサと、 を有することを特徴とする紙葉類処理装置。 - 【請求項2】 紙葉類の鑑別などのセンシング処理を行
う紙葉類処理装置において、 前記紙葉類を搬送する搬送機構部を支持する搬送機構部
支持部材と、 前記搬送機構部支持部材に固定される第1の固定側部材
と、前記第1の固定側部材と協同して前記紙葉類の搬送
路を横切る方向に開閉可能に、かつ前記搬送路を閉じた
ときには前記紙葉類が通過可能な隙間を空けるように前
記第1の固定側部材と連結される第1の可動側部材と、
前記第1の固定側部材および前記第1の可動側部材の少
なくとも一方に取り付けられてセンシング処理を行う第
1のセンシング手段と、を有する第1のセンシングユニ
ットと、 前記第1の固定側部材と所定間隔を空けて前記搬送機構
部支持部材に固定される第2の固定側部材と、前記第2
の固定側部材と協同して前記紙葉類の搬送路を横切る方
向に開閉可能に、かつ前記搬送路を閉じたときには前記
紙葉類が通過可能な隙間を空けるように前記前記第2の
固定側部材と連結される第2の可動側部材と、前記第2
の固定側部材および前記第2の可動側部材の少なくとも
一方に取り付けられてセンシング処理を行う第2のセン
シング手段と、を有する第2のセンシングユニットと、 前記第1および第2の可動側部材の開閉側部分で両者を
連結するとともに、前記開閉方向に所定の範囲だけ移動
可能に取り付けられる連結軸と、 前記第1および前記第2のセンシングユニット間でかつ
前記連結軸と一体に取り付けられる取っ手部材と、 前記取っ手部材を所定の弾性力で開方向側に付勢する付
勢部材と、 前記固定側部材に取り付けられ、前記取っ手部材と係止
させかつ前記付勢部材の弾性力に抗して前記取っ手部材
を閉方向に引くことにより、前記可動側部材を閉じて固
定することの可能なロック部材と、 前記取っ手部材の位置を検出する取っ手部材位置検出セ
ンサと、 を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10239915A JP2000067296A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 紙葉類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10239915A JP2000067296A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 紙葉類処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000067296A true JP2000067296A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17051750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10239915A Pending JP2000067296A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 紙葉類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000067296A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034602A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類識別装置 |
JP2007226631A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 硬貨処理装置 |
JP2011048806A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-03-10 | Toshiba Tec Corp | 硬貨入出金装置 |
US11900754B2 (en) | 2015-09-30 | 2024-02-13 | Fujitsu Frontech Limited | Paper sheet handling apparatus and correction method of paper sheet handling apparatus |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10239915A patent/JP2000067296A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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