JP2000066983A - メッセージ表示方法及び情報交換システム及び記憶媒体 - Google Patents

メッセージ表示方法及び情報交換システム及び記憶媒体

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JP2000066983A
JP2000066983A JP23734098A JP23734098A JP2000066983A JP 2000066983 A JP2000066983 A JP 2000066983A JP 23734098 A JP23734098 A JP 23734098A JP 23734098 A JP23734098 A JP 23734098A JP 2000066983 A JP2000066983 A JP 2000066983A
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純代 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークに接続された利用者端末がネット
ワークを介してメッセージの送受信を行うことが可能な
情報交換システムにおいて、接続するネットワークの増
大に伴って、送受信したメッセージを表示する表示領域
が増大し、他のアプリケーションと同時に使用する際
に、表示領域の圧迫による作業の非効率を招いていた。 【解決手段】本発明は、各ネットワークで送受信された
メッセージを集約し、独立した領域に時系列に表示する
ことにより、表示装置上の表示面積を削減し、なおか
つ、集約して表示されたメッセージを特定することによ
り、当該メッセージの発信されたネットワークへのメッ
セージ送信を可能にすることにより、情報交換システム
の操作性も向上させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して複数の利用者がメッセージの送受信を行うことが可
能な情報交換システムに関し、特にメッセージの表示方
法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークの普及に伴い、複数
の利用者が同一のネットワークを利用して相互にメッセ
ージを送受信する情報交換システムが普及している。情
報交換システムの一例としては、チャットシステムが挙
げられる。これは、IRC(RFC1459) などのプロトコル
を利用して、複数の利用者が共通のコミュニケーション
の場(前記、同一のネットワークと同義)を共有して、
複数の利用者がメッセージの送受信を行うことを可能と
し、共通のコミュニケーションの場に参加している利用
者は、自己が発言したメッセージだけでなく、同一のコ
ミュニケーションの場に参加している他の利用者が送信
したメッセージの内容も参照することができる。つま
り、参加している複数の利用者から送信されたメッセー
ジを確認しながら、情報交換を行うことが可能となる。
【0003】このようなチャットシステムでの情報交換
には、参加している利用者が必ずしも発言する必要はな
く、その共通のコミュニケーションの場に参加して他の
利用者から送信されるメッセージを参照しているだけで
もよい。このために、チャットシステムを行うアプリケ
ーションのインターフェースとして、発言を行うために
参加するコミュニケーションの場と参照のみを目的とし
て参加しているコミュニケーショの場を識別可能に表示
し、参照しているコミュニケーションの場に発言されて
いるメッセージの内容を監視しながら、発言を行うため
に参加しているコミュニケーションの場でのメッセージ
送受信を行うことが可能なものが提供されている(特開
平10−154117号公報)。
【0004】特開平10−154117号公報には、利
用者が発言を行うために参加している場を主チャンネ
ル、とりあえず参照することを目的として参加する場を
従チャンネルとし、主チャンネル及び従チャンネルで発
言された内容を表示装置上のそれぞれ別の領域に識別可
能に表示し、主チャンネルの内容が表示される領域の近
傍に主チャンネルに対してメッセージを送信するための
発言領域を表示することが開示されている。従チャンネ
ルには、利用者が指定したチャンネルで発言されたメッ
セージの内容が表示されている。ここで指定するチャン
ネルは複数指定可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなチャットシ
ステムでは、1対1の会話を行うことも可能である。こ
の場合でも、会話相手毎に個別の共通のコミュニケーシ
ョンの場(1つの共通のネットワーク)を設ける必要が
ある。また、このようなチャットシステムの利用者とし
てサービス提供機能を有するものを登録しておき、チャ
ットシステムを介して種々のサービスを利用する仕組み
も考案されている。そのサービスを受けるための依頼や
回答を送受信するために、サービス提供機能を有する利
用者の参加している共通のコミュニケーションの場に参
加しておく必要がある。
【0006】このため、各利用者が興味を持った共通の
コミュニケーションの場(共通のネットワーク、また
は、チャンネル)が増えるのみならず、1対1の会話を
行う相手が増えるに応じて、また共通のコミュニケーシ
ョンの場を介して利用するサービスが増えるに応じて、
参照する共通の場の指定は増加する。現在、ネットワー
クの普及に従って、この数は増加傾向にある。
【0007】つまり、参照を目的とする共通のコミュニ
ケーションの場の数が増大し、それは従来例における従
チャンネルの表示領域に表示される発言の量の増大を示
している。また、現在のチャットシステムでは、その主
たるサービス提供元が異なると、提供元毎に個別に接続
が必要となる。これは、接続したサービス提供元に対応
してメッセージの送受信を行うためのウィンドウが表示
装置上に複数表示されることになり、他のアプリケーシ
ョンの実行操作を行うための表示装置上の領域が狭めら
れることになる。
【0008】本発明では、チャットシステムなどの情報
交換システムにおいて、利用者が複数の共通のコミュニ
ケーションの場に参加していても、表示装置上の表示領
域を最小限にしつつ、発言を目的として参加している共
通のコミュニケーションの場へメッセージを送信する際
の操作性も低下させることの無い、使い勝手の良いイン
ターフェースの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基本的に発言
を目的として参加している共通のコミュニケーションの
場は1つであり、その他は参照を目的として参加してい
る共通のコミュニケーションの場であることに着目し
た。つまり、利用者は、指定した共通のコミュニケーシ
ョンの場で発言される内容が確認できればよいのであ
る。また、必要に応じて表示された内容について、その
発言がなされている共通のコミュニケーションの場に対
して、簡単な操作で発言が行えることが実現できれば、
なお良い訳である。
【0010】本発明は、チャットシステムなどのような
情報交換システムにおいて、利用者が指定した1つある
いは複数の共通のコミュニケーションの場において送受
信されたメッセージの内容を集約し独立して表示するメ
ッセージ表示部を設けることにより、表示装置上の表示
領域を狭めることを可能とする。さらには、メッセージ
表示部に表示された発言を指示することにより、簡易に
当該発言のなされた共通のコミュニケーションの場への
発言を行うことを可能にする。
【0011】すなわち、本発明は、ネットワークに接続
された利用者端末がネットワークを介してメッセージの
送受信を行うことが可能な情報交換システムにおいて、
利用者端末は複数のネットワークに接続可能であって、
ネットワーク毎に送受信したメッセージの表示を行うメ
ッセージ表示領域を有するものであって、複数のネット
ワークにおいて送受信されるメッセージを取得し、前記
取得したメッセージを前記ネットワーク毎のメッセージ
とは独立して時系列に表示することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を利用した情報交
換システムの実施例を説明する。図1に、本発明の基本
構成図を示す。本実施例では、複数の利用者端末10がネ
ットワーク40を介して接続され、相互に通信可能となっ
ている。なお、構成の詳細は1つの利用者端末に記載
し、その他の利用者端末については、最低限の構成のみ
を記載している。
【0013】利用者端末10は、他の利用者端末10と同時
かつリアルタイムにメッセージの送受信を行うためのチ
ャットシステム30が動作可能である。チャットシステム
30には、基本機能としてメッセージの送受信を制御する
メッセージ受信部33およびメッセージ送信部34、動作状
態が設定された設定情報記憶部35を有し、さらに本願発
明のメッセージ表示部20との連携機能として要求受信部
31とメッセージ通知部32を有している。要求受信部31は
メッセージ表示部20の連携要求送信部21やメッセージ送
信処理部24から送出されてくる各種要求に応じて処理を
行う。メッセージ通知部32は、メッセージ受信部33で受
信したメッセージをメッセージ表示部20に転送する。
【0014】メッセージ表示部20は、連携要求送信部2
1、通知メッセージ受信部22,表示処理部23、メッセー
ジ送信処理部24、および設定情報記憶部35からなる。連
携要求送信部21は、チャットシステム30とメッセージ表
示部20を連携させるために必要な設定情報の送受信を行
う。通知メッセージ受信部22は、チャットシステム30の
メッセージ通知部32から送出されてきたメッセージを受
信し、表示処理部23にて表示装置11に表示する。メッセ
ージ送信処理部24は、メッセージ表示部20によって表示
されている発言内容に対して利用者が発言を行おうとし
た際に、チャットシステム30と連動させたり、発言を直
接行うためのインターフェースを表示する。
【0015】図2は、本発明によって表示装置11に表示
される画面の一例を示している。表示領域300 および表
示領域310 は、チャットシステム30によって表示される
画面の例である。ここでは、2つのチャットシステムの
サービス提供元に接続しているため、IRCネットワー
クAに接続しているチャットシステム30によって表示さ
れる表示領域300 、IRCネットワークBに接続してい
るチャットシステム30によって表示される表示領域310
の2つのウィンドウが表示装置上に表示されている。こ
こで、IRCネットワークは、チャットシステムのサー
ビス提供元単位に構成される論理的なネットワークを意
味し、物理的なネットワークと異なっている。
【0016】各IRCネットワーク内には、さらに共通
のコミュニケーションの場としてのチャンネルが複数存
在している。以下、共通のコミュニケーションの場を
「チャンネル」と称する。チャットシステム30の表示領
域300,310 は、各種操作をポインティングデバイス12な
どによって指示するツールバー表示部300-1,310-1 、発
言可能なチャンネルを切り替えるチャンネル切り換え指
示部300-2,310-2 、発言可能に切り替えられたチャンネ
ル(以下、主チャンネルという)で送受信される発言を
表示する主チャンネル表示部300-3,310-3 、主チャンネ
ルへメッセージを送信する発言入力部300-5,310-5 、主
チャンネルに接続している利用者が一覧表示される利用
者一覧表示部300-4,310-4 、利用者が指定した他のチャ
ンネル(以下、従チャンネルという)で送受信されてい
る発言の内容を表示している従チャンネル表示部300-6,
310-6 と、利用者が指定した主チャンネル及び従チャン
ネルが一覧表示されるチャンネル一覧表示部300-7,310-
7 から構成されている。
【0017】表示領域200 は、メッセージ表示部20によ
って表示される画面の例である。ここでは、利用者がチ
ャットシステムで接続しているIRCネットワークAの
チャンネル#abc,#roadおよびIRCネットワークBのチ
ャンネル#kobe,#lab,#testにおいて送受信された発言が
時系列に表示されている。では、メッセージ表示部20に
よって、チャットシステムを利用して複数のチャンネル
での送受信される発言を一元的に表示する処理を説明す
る。
【0018】まず、メッセージ表示部20とチャットシス
テム30を連携するための設定処理から説明する。メッセ
ージ表示部20が起動されると、連携要求送信部21を起動
し(図3のステップS2100)、チャットシステム30に対し
て、連携要求(例えば、REPORT-MESSAGEというコマン
ド) を送出する(図3のステップS2101)。チャットシス
テム30の要求受信部31は、メッセージ表示部20からの連
携要求であるかを判断し、連携要求(例えば、REPORT-M
ESSAGEというコマンド) であれば(図4のステップS310
1 でYES の場合) 、設定情報記憶部35の連携フラグを有
効にする(図4のステップS3102)。これにより、チャッ
トシステム30とメッセージ表示部20の間にチャットシス
テム30で送受信した発言の内容が自動的に送信されるパ
スが張られたことになり、これ以後、チャットシステム
30のメッセージ受信部33で受信されたメッセージおよび
メッセージ送信部34で送信したメッセージは、メッセー
ジ通知部32を介して、メッセージ表示部20にも通知され
る。
【0019】今、チャットシステムにおいて、ある利用
者端末10から発言がなされたとする。発言された内容
は、当該利用者が発言したIRCネットワーク名、チャ
ンネル名、発言者名とともに、ネットワークに送出さ
れ、同じチャンネルに参加している利用者に対して同報
される。この仕組みについては、チャットシステムの一
般的な事項であり、詳細の説明は省略する。
【0020】メッセージ受信部33は、その発言を受信す
ると、主チャンネル表示部300-2 あるいは従チャンネル
表示部300-6 にその内容を表示するとともに、メッセー
ジ通知部32を介してメッセージ表示部20に受信した発言
を通知する。メッセージ表示部20の通知メッセージ受信
部22は、チャットシステム30からメッセージ通知があっ
たかを監視し(図5のステップS2201)、メッセージの通
知を確認すると(図5のステップS2201 でYES の場合)
、表示処理部23を介してメッセージを表示する(図5
のステップS2203)。
【0021】表示処理部23は、通知メッセージ受信部22
を介して受信したメッセージを、利用者の所望の形式に
加工して(図6のステップS2301)、表示装置11へ出力す
る。メッセージの加工方法としては、いくつかの方法が
ある。まず、1つは、受信したメッセージは、IRCネ
ットワーク名、チャンネル名、利用者名(ニックネーム
とも言う)、発言時間および発言内容から構成されてい
る。このうち、利用者名と発言内容だけを表示させるな
ど、表示項目を選択する方法がある。これにより、表示
領域200 の幅を狭くすることが可能になり、表示装置11
に表示される面積の削減につながり、チャットシステム
と他のアプリケーションを同時に使用する際に、他のア
プリケーションの動作による画面表示領域が拡大でき、
他のアプリケーションの操作も便利になる。
【0022】もう1つの方法としては、ある特定の条件
に合致するメッセージを他のメッセージと区別できるよ
うに表示することが挙げられる。区別して表示すると
は、例えば、太字や斜体など他のメッセージとは字体を
変える、当該メッセージを反転あるいは点滅表示するな
ど、時系列に表示される複数のメッセージの中から当該
メッセージが視覚的に識別可能に表示されることを意味
する。
【0023】ある特定の条件としては、メッセージ中に
含まれるキーワード、例えば、IRCネットワーク名、
チャンネル名、利用者名(ニックネーム)、利用者が指
定した任意の文字列や、発言時刻などがある。利用者
は、他のメッセージと識別可能に表示したいメッセージ
時に含まれるキーワード及び表示方法をメッセージ表示
部20の設定情報記憶部25に登録しておくことにより、チ
ャットシステム30からメッセージが通知されてきた際
に、設定情報記憶部25に登録されているキーワードがメ
ッセージ中に含まれるかどうかを検査し、キーワードが
含まれている場合には指定された表示方法に基づいてメ
ッセージを編集して表示装置11に表示する。
【0024】また、常に最新の10行を、あるいは、特
定の時間帯の発言だけを識別可能に表示するようにして
もよい。これにより、表示領域200 に表示されるメッセ
ージのうち、特に利用者が注目している発言を容易に判
別することが可能である。さらにもう1つの方法として
は、表示するメッセージを取捨選択する方法がある。
【0025】取捨選択する方式としては、メッセージ中
に含まれるキーワードに基づいて行われることが考えら
れる。キーワードとしては、IRCネットワーク名、チ
ャンネル名、利用者名(ニックネーム)、利用者が指定
した任意の文字列などがある。利用者は、表示対象とす
るメッセージ時に含まれるキーワードをメッセージ表示
部20の設定情報記憶部25に登録しておくことにより、チ
ャットシステム30からメッセージが通知されてきた際
に、設定情報記憶部25に登録されているキーワードがメ
ッセージ中に含まれるかどうかを検査し、キーワードが
含まれている場合のみメッセージを編集して表示装置11
に表示する。本発明では、利用者が接続しているすべて
のチャンネルでの発言内容がチャットシステム30から通
知され、一元的に表示されるため、接続しているチャン
ネルの数に比例して通知されてくるメッセージの量は増
大する。メッセージを取捨選択して表示することによ
り、利用者がより注目しているメッセージのみが表示さ
れることになり、表示領域200の削減とともに、利用者
のメッセージの確認が容易になる。
【0026】ここで、設定情報記憶部25に設定される設
定情報は、メッセージ表示部20から連携要求を送出した
際に、チャットシステム30において、連携フラグを有効
にすると共に、チャットシステム30において登録されて
いる設定情報記憶部35の内容をメッセージ表示部20に送
出するようにし、メッセージ表示部20では受信した情報
を設定情報記憶部25に格納しておくようにする。あるい
は、メッセージ表示部20に設定手段を設け、チャットシ
ステム30とは、独立にメッセージを表示する際の加工方
法を指定するようにしてもよい。
【0027】以上により、利用者が複数のチャンネルに
接続してチャットシステムを利用している際に、接続し
ているすべてのチャンネルでの発言が同一の表示領域に
時系列に表示可能となる。次に、同一領域に表示された
発言内容を利用して、当該発言がなされているチャンネ
ルへ発言する手順を説明する。
【0028】まず、1つの方法として、表示領域200 に
表示している発言内容を指示することにより、チャット
システム30の表示領域300 の主チャンネルを当該発言の
チャンネルに切り換え、発言入力部300-5 から発言可能
となる方法を説明する。ある利用者端末10の表示装置11
に、メッセージ表示部20およびチャットシステム30から
の図7のような表示がなされていたとする。利用者は、
IRCネットワークAのチャンネル#test,#kobe と、I
RCネットワークBのチャンネル#road,#abcに接続され
ており、表示領域200 にはそれらのチャンネルで発言さ
れた内容が時系列に表示されている。表示領域300 は、
IRCネットワークBに接続されているチャットシステ
ム30の操作画面のみが活性化されて表示されている。ま
た、この時点では、チャンネル#road を主チャンネルと
している。IRCネットワークAに接続されているチャ
ットシステム30の表示画面は活性化されておらず、利用
者あるいは他のアプリケーションからの何らかの指示に
より活性化され同様に表示されるようになっている。
【0029】さて、ここで、利用者は表示領域200 の表
示されたメッセージの中で、下から2行目に表示されて
いるメッセージに対して関心を示し、そのチャンネルで
発言を行おうとしていることを想定する。利用者は、表
示領域200 の当該メッセージをポインティングデバイス
などによって特定し、例えばマウスのダブルクリックを
行う(ここでの、マウスのダブルクリックは、一例であ
り、他のキー操作によって行われても良い)。メッセー
ジ送信処理部24はマウスのダブルクリックをチャットシ
ステムへの切り換え指示として検知すると(図9のステ
ップS2410 でYES の場合)、前述の特定されたメッセー
ジの内容を解析して、IRCネットワーク名(ここで
は,IRCネットワークB)およびチャンネル名(ここ
では、#abc) を取得する( 図9のステップS2411)。取得
したIRCネットワーク名、チャンネル名を使用して、
チャットシステム30に対して、主チャンネルの切り換え
指示(例えば、joinコマンド) を生成し、チャットシス
テム30に送出する(図9ステップS2412)。チャットシス
テム30は、メッセージ表示部20から送出されてきた主チ
ャンネル切り換え指示を受信すると、切り換え指示と共
に送出されてきたIRCネットワーク(ここでは、IR
CネットワークB)の接続されているチャットシステム
30の主チャンネルを切り換え指示と共に送出されてきた
チャンネル(ここでは、#abc) に切り替える。切り替え
た後の状態を図8に示す。チャンネル切り換え指示部30
0-2 に送出されてきたチャンネル名(ここでは、#abc)
が設定され、主チャンネル表示部300-3 の内容も、チャ
ンネル#abcでの発言内容の表示に切り替わり、従チャン
ネル表示部300-6 には、図7において主チャンネル表示
部に表示されていたチャンネル#roadの内容が表示され
るようになっている。この際、当該IRCネットワーク
が接続されたチャットシステム30の表示領域300,310 が
活性化されていない場合は、表示領域を活性化する。
【0030】これにより、メッセージ表示部20より一元
的に表示されている発言を指示するだけで、当該発言が
なされたチャンネルへの発言が可能な状態になったチャ
ットシステム30の表示画面が自動的に表示され、利用者
は当該チャンネルへ即座に発言を行うことが可能とな
る。もう1つの方法として、表示領域200 において、直
接発言を行う方法を説明する。
【0031】図10は、チャットシステム30の表示領域
は全て活性化されておらず、メッセージ表示部20の表示
領域200 のみが活性化されている状態である。ここで、
下から2行目に表示されている発言がなされているチャ
ンネルへ、メッセージ表示領域から直接発言することを
想定する。利用者は、表示領域200 の当該メッセージを
ポインティングデバイスなどによって特定し、例えばキ
ーボードのコントロールキーの押下とマウスの右ボタン
のクリックを同時に行う(ここでの、キー操作も一例で
あり、他のキー操作によって行われても良い)。メッセ
ージ送信処理部24はコントロールキーの押下とマウスの
右ボタンのクリックが同時に行なわれたことを発言ウィ
ンドウの表示切り換え指示として検知すると(図9のス
テップS2420 でYES の場合)、表示領域200に発言ウィ
ンドウ210(図11)を表示する(図9のステップS2421)。
利用者は、表示された発言ウィンドウ210 に発言したい
内容を入力する。発言内容の入力が完了したら(図9の
ステップS2422 でYES の場合)、前記指示したメッセー
ジを解析して、IRCネットワーク名(ここでは、IR
CネットワークB)およびチャンネル名(ここでは、#a
bc)を取得し、さらに自己の利用者名(ニックネーム)
と、入力された発言内容から、メッセージ送信指示(例
えば、privmsg コマンド)を生成し、チャットシステム
30へ送出する。
【0032】チャットシステム30は、メッセージ表示部
20から送出されてきたメッセージ送信指示を受信する
と、当該IRCネットワークの当該チャンネルに対し
て、発言内容を通知する。これにより、メッセージ表示
部20より一元的に表示されている発言を指示するだけ
で、当該発言がなされたチャンネルへの直接発言を行う
ことが可能となる。 <その他の実施例>本実施例では、チャットシステム30
で送受信されるメッセージはすべてメッセージ表示部20
に通知されることを前提にして説明を行ったが、連携す
るIRCネットワークやチャンネルを特定するようにし
てもよい。この場合、連携要求送信部30は連携するIR
Cネットワーク名やチャンネル名を指定するように利用
者に促す画面を表示し、利用者によって指定されたIR
Cネットワーク名およびチャンネル名をチャットシステ
ム30に通知する。チャットシステム30の要求受信部は、
通知されてきたIRCネットワーク名とチャンネル名を
設定情報記憶部35に登録する。これ以後、メッセージ受
信部33あるいはメッセージ通知部32は、メッセージを受
信した際に、当該メッセージの発言されたIRCネット
ワークおよびチャンネルを判断し、連携の対象となって
いるもののみメッセージ通知部32を介してメッセージ表
示部20に対してメッセージを通知する。これにより、I
RCネットワーク名やチャンネル名をキーワードとした
メッセージの取捨選択をチャットシステム側で事前に行
うことになる。
【0033】また、本実施例では、メッセージ表示部20
において、メッセージを表示する際の加工方法を設定す
ることを想定して説明しているが、チャットシステム30
側でそのような機能を有するようにし、メッセージ表示
部20はチャットシステム30で所定の表示形態に加工され
た状態でメッセージを受信し、メッセージ表示部20の表
示領域200 にそのまま表示するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明により、利用者が複数のネットワ
ークを介してメッセージの送受信可能な情報交換システ
ムにおいて、利用者の接続するネットワークが増大して
も、発言の内容を同一の領域に集約して表示することに
より、情報交換システムでの発言を表示する領域を最小
限にして、表示装置上の他のアプリケーションの動作領
域をより拡大して、利用者が利用者端末で他の利用者と
の情報交換を行いながら効率的に複数の操作を行うこと
が可能となる。
【0035】また、集約されて表示された発言を指示す
ることにより、直接当該発言のなされたネットワークへ
発言を行うことを可能とすることにより、メッセージ表
示部と情報交換システムの基本機能の処理画面との切り
換えを利用者が意識して行う必要がなく、発言を行う際
の操作性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図
【図2】表示装置に表示された画面の例を示す図
【図3】連携要求送信部の処理の内容を示すフローチャ
ート
【図4】要求受信部の処理の内容を示すフローチャート
【図5】通知メッセージ受信部の処理の内容を示すフロ
ーチャート
【図6】表示処理部の処理の内容を示すフローチャート
【図7】メッセージ送信の指示を行う第1の実施例にお
ける表示画面の例を示す図(その1)
【図8】メッセージ送信の指示を行う第1の実施例にお
ける表示画面の例を示す図(その2)
【図9】メッセージ送信処理部の処理の内容を示すフロ
ーチャート
【図10】メッセージ送信の指示を行う第2の実施例に
おける表示画面の例を示す図(その1)
【図11】メッセージ送信の指示を行う第2の実施例に
おける表示画面の例を示す図(その2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 安英 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 木原 英人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AC03 BG07 CA07 CE07 5B089 GA21 JA18 KA02 KA11 KC34 KE03 LB14 LB15 5E501 AA02 AB19 AC14 AC32 BA03 CA03 DA15 EA05 EA06 EA09 EA14 EB06 FA06 FA22 FA23 FB34 FB44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された利用者端末が
    ネットワークを介してメッセージの送受信を行うことが
    可能な情報交換システムにおいて、 利用者端末は複数のネットワークに接続可能であって、
    ネットワーク毎に送受信したメッセージの表示を行うメ
    ッセージ表示領域を有するものであって、 前記複数のネットワークにおいて送受信されるメッセー
    ジを取得し、 前記取得したメッセージを前記ネットワーク毎のメッセ
    ージとは独立して時系列に表示することを特徴とするメ
    ッセージ表示方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続された利用者端末が
    ネットワークを介してメッセージの送受信を行うことが
    可能な情報交換システムにおいて、 利用者端末は複数のネットワークに接続可能であって、
    ネットワーク毎に送受信したメッセージの表示を行うメ
    ッセージ表示領域を有するものであって、 前記複数のネットワークにおいて送受信されるメッセー
    ジを取得するメッセージ取得手段と、 前記取得したメッセージを前記ネットワーク毎のメッセ
    ージ表示領域とは独立した領域に時系列に表示するメッ
    セージ表示手段とを有することを特徴とする情報交換シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続された利用者端末が
    ネットワークを介してメッセージの送受信を行うことが
    可能な情報交換システムにおいて、 利用者端末は複数のネットワークに接続可能であって、
    ネットワーク毎に送受信したメッセージの表示を行うメ
    ッセージ表示領域を有するものであって、 前記複数のネットワークにおいて送受信されるメッセー
    ジを取得するメッセージ取得手段と、 前記取得したメッセージを前記ネットワーク毎のメッセ
    ージ表示領域とは独立した領域に時系列に表示するメッ
    セージ表示手段と、 前記メッセージ表示手段により表示されたメッセージを
    特定してメッセージ送信の指示がなされた際に、前記特
    定されたメッセージの送信がなされたネットワークに対
    してメッセージの送信を行うメッセージ送信連携手段と
    を有することを特徴とする情報交換システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続された利用者端末が
    ネットワークを介してメッセージの送受信を行うための
    プログラムがコンピュータで読み取り可能に記録された
    記憶媒体において、 利用者端末を複数のネットワーク上において共通にメッ
    セージ交換可能に接続する機能と、ネットワーク毎に送
    受信したメッセージの表示を行う機能とを実行するステ
    ップを有すると共に、更に、 前記複数のネットワークにおいて送受信されるメッセー
    ジを取得するステップと、 前記取得したメッセージを前記ネットワーク毎のメッセ
    ージ表示領域とは独立した領域に時系列に表示するステ
    ップと、を有することを特徴とする複数のネットワーク
    上での情報交換を実行するためのプログラムが記録され
    た記憶媒体。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続された利用者端末が
    ネットワークを介してメッセージの送受信を行うための
    プログラムがコンピュータで読み取り可能に記録された
    記憶媒体において、 利用者端末を複数のネットワーク上において共通にメッ
    セージ交換可能に接続する機能と、ネットワーク毎に送
    受信したメッセージの表示を行う機能とを実行するステ
    ップを有すると共に、更に、 前記複数のネットワークにおいて送受信されるメッセー
    ジを取得するステップと、 前記取得したメッセージを前記ネットワーク毎のメッセ
    ージ表示領域とは独立した領域に時系列に表示するステ
    ップと、 前記表示ステップにより表示されたメッセージを特定し
    てメッセージ送信の指示がなされた際に、前記特定され
    たメッセージの送信がなされたネットワークに対してメ
    ッセージの送信を行うステップとを有することを特徴と
    する複数のネットワーク上での情報交換を実行するため
    のプログラムが記録された記憶媒体。
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