JP2000066824A - 点字式入力装置 - Google Patents

点字式入力装置

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JP2000066824A
JP2000066824A JP23093098A JP23093098A JP2000066824A JP 2000066824 A JP2000066824 A JP 2000066824A JP 23093098 A JP23093098 A JP 23093098A JP 23093098 A JP23093098 A JP 23093098A JP 2000066824 A JP2000066824 A JP 2000066824A
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Hideaki Tominaga
英明 富永
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者が変化する表示内容を正確に判読
することにより使用が可能な入力装置を提供するもので
あり、特にタッチパネル式の入力装置のように変化する
表示内容を視覚障害者にも容易且つ確実に判読して利用
できるようにした触感により判読可能な点字式入力装置
を提供する。 【解決手段】 点字表示付き押しボタン4を少なくとも
一つ備え、点字表示付きボタンは押されることによりO
Nされるボタン本体4aと、ボタン本体表面に設けられ
た点字表示装置5とから成り、該点字表示装置は点字を
構成する複数の点を選択的に作動状態にすると共に、点
が作動状態にあることを触感により判別可能に構成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は視覚障害者が変化す
る表示内容を正確に判読することにより使用が可能な入
力装置に関し、詳細にはタッチパネル式の入力装置のよ
うに変化する表示内容を視覚障害者にも容易且つ確実に
利用できるようにした触感により判読可能な点字式入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機、券売機、銀行等に設置され
ているATM装置等の各種装置に使用されている入力装
置においては、CRT等の画面上に透明なタッチパネル
式の入力部を形成し、画面に表示されたタッチスイッチ
式のメニュースイッチ中の希望箇所をONすることによ
って画面を切り換え、最終的に所望のメニューの選択操
作が可能となる様に構成している。このタイプの表示装
置にあっては、一つの画面だけを利用して画面切り換え
を複数回行うことにより、多種類のサービスを提供でき
るというメリットがある。しかし、この種のタッチパネ
ル式入力装置の表示画面は、視覚によってのみ判読可能
な表示方式であるために、健常者にのみ利用が可能であ
り、また上記表示方式は画面に表示されるメニュースイ
ッチの内容、位置等は動的に変化する為に、視覚障害者
が唯一判読可能な点字等のように固定的な表示手段をタ
ッチパネル式の表示装置に採用することは困難であっ
た。換言すれば、タッチパネル以外の通常の押しボタン
方式の入力装置を視覚障害者用に用いる場合には、押し
ボタンの直近位置にボタンの機能等を意味する表示を点
字により行っておけば、そのボタンの用途を判別できる
が、CRT上のタッチスイッチの表示はサービス内容の
変化に応じて切り替わる為、画面以外に設けた押しボタ
ンに点字表示を付しただけでは対応することができな
い。
【0003】また、視覚障害者の利用に供する為に、点
字を付したスイッチを多数設けた視覚障害者専用装置、
或は兼用装置を開発し、この点字スイッチを用いること
により、入力装置の操作を可能とすることも不可能では
ないが、各スイッチに設ける点字の内容は固定であり変
化できない為、一つのスイッチは単一の機能を提供でき
るに過ぎない。このため、多数のサービス、メニュー選
択肢を有する入力装置に設けるべき点字スイッチの数が
膨大なものとなり、操作部のスイッチ配置の複雑化とそ
れに伴う操作の複雑化、装置の大型化、高コスト化等の
デメリットが多くなり、視覚障害者にとって実用性が大
幅に低下し、更に製造者、ユーザにとってもメリットが
少なくなる。因に、点字は図7に示す様に6つの点を1
マスとして一文字(ひらがな、カタカナ、数字、アルフ
ァベット)を表すように構成されており、図示した例で
は、黒点を突起、白点を平面としており、この例では
「ビール」を意味する表示となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、視覚障害者が変化する表示内容を
正確に判読することにより使用が可能な入力装置を提供
するものであり、特にタッチパネル式の入力装置のよう
に変化する表示内容を視覚障害者にも容易且つ確実に判
読して利用できるようにした触感により判読可能な点字
式入力装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、点字表示付き押しボタンを少な
くとも一つ備え、点字表示付きボタンは押されることに
よりONされるボタン本体と、ボタン本体表面に設けら
れた点字表示装置とから成り、該点字表示装置は点字を
構成する複数の点を選択的に作動状態にすると共に、点
が作動状態にあることを触感により判別可能に構成して
いることを特徴とする。請求項2の発明は、上記点字表
示装置は、点字を構成する点を選択的に発熱させること
により作動させることを特徴とする。請求項3の発明
は、上記点字表示装置は、点字を構成する点に対して選
択的に微弱電流を通電することにより作動させることを
特徴とする。請求項4の発明は、上記点字表示装置は、
点字を構成する点を選択的に突出させることにより作動
させることを特徴とする。請求項5の発明は、タッチス
イッチを備えたタッチパネル式の画面と、該画面の周縁
部外側に近接配置された点字表示部と、該点字表示部上
に設けられた点字表示装置と、から成り、上記点字表示
装置は点字を構成する複数の点を備えると共に、各点を
選択的に作動状態に構成し、点が作動状態にあることを
触感により判別可能に構成されており、上記点字表示部
は、上記画面上に表示されるタッチスイッチの近傍に配
置されていて、点字表示部上の点による表示内容はタッ
チスイッチの表示内容に対応していることを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施例を詳細に説明する。図1(a) (b) は本発明の
点字式入力装置の一例の要部構成を示す正面図であり、
この点字式入力装置1は、健常者用のタッチスイッチ3
を備えたCRT画面2の周辺位置に点字表示装置付き押
しボタン4を比較的少数配置した構成を備えている。こ
の点字表示装置付き押しボタン4は、各ボタン本体4a
の表面に表示内容が変化する点字式の表示装置5を備え
ている。上記入力装置1を操作する健常者は、画面2上
のタッチスイッチ3の表示内容を確認しながら所望のタ
ッチスイッチを直接ONすることとなる。また、視覚障
害者は、音声ガイド等に従って画面周囲の各押しボタン
4の表面に設けられた表示装置5を構成する点字の意
味、内容を指先、手のひら等の触感で判読した上で、所
望のメニュー内容に該当する押しボタン4をONするこ
とにより入力を行い、入力を確定させる。本発明の特徴
的な構成は、各押しボタン4の表面に夫々独立してメニ
ュー内容を表示する点字表示装置5を設けた点にあり、
個々の点字表示装置5上には図7に示した如き6つの点
を一マスとして一文字を表す点字群が複数マス分設けら
れている。そして、各マスを構成する点が表す意味内容
が画面上の対応するタッチパネルの表示内容の変化に追
随して変化するので、視覚障害者は健常者と同様に変化
するメニュー内容に従った選択が可能となる。なお、各
押しボタン4上に一マス分の点字を設け、この点字によ
る表示を時系列的に順次切り換えることにより、一連の
意味を有した言葉を表示して判読可能に制御することも
可能である。このように構成する場合には、個々の点の
サイズを大きくできるので、正確な判読が容易になると
いう利点が発生する。
【0007】図1(a) を例に説明すれば、例えばタッチ
スイッチ1に対応する押しボタン4をONすると、画面
が(b) に切り替わり、レストラン、食堂等に於ける食事
のメニューが表示される。このとき、各押しボタン4上
の表示装置5を構成する点字は夫々カレー、ソバ・・・
を意味する表示内容に切り替わっている。従って、視覚
障害者であっても、押しボタン上の点字を手掛かりに多
種多様なサービスの提供を受けることが可能となる。図
2は本発明の第1の形態例の点字表示装置5の原理図で
あり、この点字表示装置5は点字を構成する個々の点を
作動状態にする方法として発熱を利用している。即ち、
この例では例えば6個の点から成る一マス分の点字を用
いて一文字を表示する際に、通常の点字における突起に
相当する点を発熱(或は非発熱)させることにより突起
に代えて使用する。これを図7の例を用いて説明すれ
ば、同図における「″・ヒ・ー・ル」に相当する4文字
を表示する場合には、黒丸で示した突起部分に対応する
点だけを発熱(動作)させ、白丸で示した他の点を非発
熱状態にすることにより、視覚障害者が指先により判読
する際に発熱の有無によって作動状態にある点と、作動
状態にない点を判別できるようにしている。これを更に
詳述すると、図2の例は行と列から成るマトリクス配線
を押しボタン4上に形成し、各線の交点に例えばセラミ
ックヒータ等の応答性の良好な発熱体10を配置した上
で、行・列を構成する各線に対して選択的に電流を流す
ことによって所望の発熱体10を選択的に発熱させる。
発熱体の発熱温度10は、外気温度の変化等に応じて変
化させる必要があるが、例えば火傷を起こさず、しかも
指先による触感によって個々の点についての発熱の有無
を感知できる程度の温度、例えば50〜70℃程度とす
る。利用者は、押しボタン4の表面の点字を指先等で触
れながら判読する操作を順次繰り返し、希望するメニュ
ーを表示した押しボタン4に到達したときに、そのボタ
ン4をONすることにより確定することとなる。
【0008】図3は上記原理を採用した点字表示装置を
具体化した構成例であり、この例では金属ブロックから
成るボタン本体4aの表面に6個の発熱体10(点)か
ら成るマス15を複数マス配置している。各マス15間
には上下左右に十分な間隔をあけておくことにより混同
されないように構成し、各発熱体10となる部分はボタ
ン本体4aの表面の平坦部分と区別できるように予め突
起状に構成しておく。各発熱体10は、図1に示した如
きマトリックス配線の交点に位置しており、行を構成す
る配線と、列を構成する配線に対して選択的に電流を通
電することによって、所望の交点に位置する発熱体を選
択的に発熱させることが可能となる。なお、金属製のボ
タン本体4aの表面と発熱体10との間に温度差を十分
に確保する為に、ボタン本体4aは水冷、空冷、或はペ
ルチェ素子等の冷却手段によって冷却しておくことが好
ましい。発熱体10としてはセラミックヒータ等を用
い、利用者が火傷をしないように例えば50〜70℃の
範囲に設定する。また、この形態例では押しボタン4を
多数設けるわけではなく、必要最低限の個数だけ設けた
押しボタン4の表面に設けた点字表示装置5の内容を判
読することによって、多種多様なサービスを受け得る様
にしたので、視覚障害者にとっても操作が困難でなく、
実用性が高いものとなる。また、ボタン数が少ないので
操作面のスペースを小さくすることができ、装置の大型
化を防止できる。
【0009】次に、図4は本発明の他の形態例であり、
この形態例の点字表示装置5は発熱体の代わりに高電
圧、低電流を点字を構成する点に通電することにより触
感により点字を判読できるようにしている。即ち、図4
に示したこの点字式入力装置1は、健常者用のタッチス
イッチ3を備えたCRT画面2の周辺位置に点字表示装
置付き押しボタン4を比較的少数配置した構成を備えて
いる。この点字表示装置付き押しボタン4は、各ボタン
本体4aの表面に表示内容が変化する点字式の表示装置
5を備えており、この点字表示装置5は、電流による触
感の刺激作用を利用することによって、点字の判読を可
能としている。以下、図4(a) (b) に基づいて本形態例
を詳細に説明する。この点字式入力装置1は、その近傍
位置に点字式入力装置1の近傍位置に導体から成る握り
棒20を備えている。押しボタン4の表面に位置する点
字表示装置5は図4(b) の拡大図に示すようにセラミッ
ク等の絶縁材料から成るボタン本体4aの表面に金属棒
21を埋め込むことによって点字を形成している。金属
棒21は、上記他の形態例と同様に6個を一マスとし
て、複数マス分配置されており、本体4aの表面から金
属棒21の上端部が少しく突出するように構成してもよ
い。各金属棒21に対しては、低周波(或は高周波)発
生器22から延びる負リード線23が接続されると共
に、上記握り棒20に対しても他の正リード線24が接
続されている。低周波発生器22から、握り棒20と所
定の金属棒21に対して通電することにより、通電され
た金属棒21に対して低周波(高周波)が印加される。
利用者は、片手で握り棒20を把持すると共に、他方の
手の指等によりボタン本体4a上の点字(金属棒21)
に触れることにより、通電している金属棒21から微小
電流による軽い刺激を受けるので、作動している点(金
属棒21)を容易に感知することができ、各マス毎に表
示される文字等を判読することができる。なお、上記低
周波(高周波)発生器22により発生する電流として
は、低周波(高周波)治療器に用いる程度の高電圧、低
電流を使用するので、人体に対する悪影響はない。
【0010】次に、図5は本発明の他の形態例であり、
この形態例の点字表示装置5は点字を構成する点をボタ
ン本体4aの表面から突出入させることにより、触感に
より点字を判読できるようにしている。即ち、図5(a)
に示したこの点字式入力装置1は、健常者用のタッチス
イッチ3を備えたCRT画面2の周辺位置に点字表示装
置付き押しボタン4を比較的少数配置した構成を備えて
いる。この点字表示装置付き押しボタン4は、各ボタン
本体4aの表面に表示内容が変化する点字式の表示装置
5を備えており、この点字表示装置5は、金属棒等の突
出入部材30をボタン本体に設けた支持孔内に突出入可
能に支持すると共に、作動手段31によって各突出入部
材30を選択的に作動させることによって、変化する点
字の意味内容を判読可能としている。図5(b) に示すよ
うにこの押しボタン4のボタン本体4aの表面には点字
表示装置5が配置されている。この点字表示装置5は、
ボタン本体4aの表面に形成した多数の支持孔32内に
夫々金属棒等から成る突出入部材30を進退可能に支持
した構成を備えている。更に詳細に説明すれば、図5
(c) に示すように突出入部材30はチューブ33の先端
に固定された金属円筒体34の内部に進退可能に支持さ
れた状態で上記ボタン本体4aの支持孔32内に配置さ
れている。突出入部材30は、金属円筒体34から突出
した状態で抜け落ちないように図示しないストッパによ
り支持されると共に、図示しない弾性手段により金属円
筒体34内に引っ込む方向へ常時付勢されている。各チ
ューブ33はバルブ35を介してエアコンプレッサ36
と接続されており、バルブ35を制御する制御部37か
らの制御信号によってバルブは各チューブ22に対する
エアの供給を個別にON、OFFする。従って、バルブ
35の作用によりチューブ33にエア圧が加わっていな
い場合には、当該チューブ33の先端に支持された突出
入部材30は図示しない弾性手段により金属円筒体34
(ボタン本体4aの表面)から突出しない状態を維持し
ているが、バルブ35の作用によりチューブ33にエア
圧が加えられた場合には弾性手段に抗して突出入部材3
0はボタン本体表面から突出した状態となる。
【0011】制御部37は、各マスを構成する6個の点
(突出入部材)を選択的に作動させるべくバルブ35を
制御することにより、所定の点を突出状態にする。な
お、エアコンプレッサによる空気圧を利用した作動機構
の代わりに、極小のソレノイド(コイル+鉄心)を各点
毎に設けて個別に作動させるようにしてもよい。即ち、
この場合、常時においては弾性手段によって突出入部材
としての鉄心を支持孔32から引っ込めておくととも
に、突出させる場合にはコイルに通電して突出入部材を
突出させるように構成する。利用者は指先等によりボタ
ン表面の点字表示装置5に触れることにより、突出状態
にある点を感知し、点字の意味を判読することができ
る。上記制御部からの制御信号によって各マスを構成す
る点の表示状態は変化するので、一つの点字表示装置5
により異なった内容を表すことができ、少ない押しボタ
ン数でありながら多様なサービスに対応した表示内容を
表すことができる。なお、上記各形態例では、いずれも
CRT表示画面の近傍に押しボタン4を配置した構成を
示したが、視覚障害者専用の入力装置を構築する場合に
はCRT表示画面は必須ではなく、押しボタン4のみを
配置すれば足りる。また、上記各形態例の点字表示装置
にあっては、点字表示装置5を搭載した部分、即ちボタ
ン本体4aが押圧スイッチとなっているため、慣れない
視覚障害者が点字の判読中にボタン本体を強く押し過ぎ
た場合には誤って該ボタンがONされることがある。こ
のような不具合を防止する為には、予め当該ボタンを2
度ON(ダブルクリック)しない限り、ONしないよう
に構成し、その旨を音声によりアナウンスするように構
成すれば良い。
【0012】次に、図6は本発明の他の形態例であり、
この形態例の点字式入力装置1が上記形態例と異なる点
は、健常者用のタッチスイッチ3を備えたCRT画面2
の周辺位置に点字表示部40を設けた点であり、点字表
示部40自体はスイッチ、或はボタンとしては機能せ
ず、スイッチとして機能するのは各点字表示部40に対
応して配置された画面2上のタッチスイッチ3である。
この点字表示部40は、凸面状の表示部本体40aの表
面に表示内容が変化する点字式の表示装置5を備えてい
る点においては上記形態例と同様であり、表示装置5の
構成、動作は上記形態例において説明したものと同様で
ある。上記入力装置1を操作する健常者は、画面2上の
タッチスイッチ3の表示内容を確認しながら所望のタッ
チスイッチをONすることとなる。また、視覚障害者
は、音声ガイド等に従って画面周囲に設けた各表示部本
体40aの表面に設けられた表示装置5を構成する点字
の意味、内容を指先、手のひら等の触感で判読した上
で、その直近位置にある画面2上のタッチスイッチ3を
ONすることにより入力を行い、入力を確定させる。点
字表示装置5の構成、動作は上記したものと同様である
ので、繰り返し説明は行わないが、この形態例では点字
表示装置5上の表示内容を判読してから直近位置にある
画面2上のタッチスイッチ3をONすることにより、メ
ニューの選択が行われることとなる。この形態例は上記
形態例とは異なり、点字表示装置5を備えた点字表示部
40がスイッチとして機能する訳ではないので、当該装
置の使用に慣れない視覚障害者が点字表示部を強く押圧
しながら点字を判読したときに誤ってスイッチがONさ
れて誤入力が発生する虞れはなくなる。なお、点字表示
部40の点字表示装置5に触れて表示内容を判読した視
覚障害者が当該点字表示部40に対応するタッチスイッ
チ3の位置を知ることを容易ならしめる為には、点字表
示部自体、或はその周辺に対応するタッチスイッチ3の
方向を示す矢印等を設けておけば良い。なお、この形態
例にあっては、スイッチとして機能しない点字表示部4
0上の可変表示内容を判読しながら対応するタッチスイ
ッチ3をONすることにより、画面2上のメニュー表
示、ガイド表示を更新させることとなるため、上記他の
形態例の如く点字表示部自体がスイッチとなっているタ
イプに比して操作性は若干低下するかも知れないが、点
字表示部をスイッチと兼用する場合に比してスイッチを
誤ってONすることがなくなるので、利用者が混乱して
操作に時間を要する事態の発生を確実に防止することが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、視覚障害
者が変化する表示内容を正確に判読することにより多種
多様なサービスの提供を受けることが可能な入力装置を
提供することができる。特にタッチパネル式の入力装置
のように変化する表示内容を視覚障害者にも容易且つ確
実に判読して利用できるようにした触感により判読可能
な点字式入力装置を提供するものである。本発明の一つ
の形態例では、必要最小限の数の押しボタンに点字表示
装置を設け、この点字表示装置は点字を構成する点を発
熱体により構成し、発熱体を選択的に発熱させることに
より、発熱した点に触れた感触で点字の意味を判読する
ようにしているので、容易かつ確実に判読することがで
きる。また、発熱体をマトリックス配線の交点に配置し
て選択的に発熱させるようにしているので、制御が容易
である。また、本発明の他の形態例では発熱体の代わり
に、微弱電流による刺激によって点字を構成する点の作
動の有無を感知し得るようにしているので、発熱による
場合と同様に、或はそれ以上に確実に作動の有無を感知
し易くなっており、判読が容易となる。更に、他の形態
例では、個々の点を突出入部材により構成し、個別に突
出入させることにより、突出した点によって点字を構成
するようにしているので、通常の点字と同様の構成とな
り、判読が確実かつ容易となる。更に、他の形態例で
は、点字表示装置を備えた点字表示部自体はスイッチを
構成しないので、点字表示部をスイッチと兼用する場合
に比してスイッチを誤ってONすることがなくなり、利
用者が混乱して操作に時間を要するという事態の発生を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) (b) は本発明の点字式入力装置の一例の要
部構成を示す正面図。
【図2】本発明の第1の形態例の点字表示装置の原理
図。
【図3】図2に示した原理を採用した点字表示装置を具
体化した構成例の説明図。
【図4】(a) 及び(b) は本発明の他の形態例の説明図。
【図5】(a) (b) 及び(c) は本発明の他の形態例の構成
説明図。
【図6】本発明の他の形態例の説明図。
【図7】点字についての説明図。
【符号の説明】
1 点字式入力装置、2 CRT画面、3 タッチスイ
ッチ、4 押しボタン、4a ボタン本体,5 点字表
示装置,10 発熱体,15 マス,20 握り棒,2
1 金属棒,30 突出入部材,31 作動手段,32
支持孔、33 チューブ、34 金属円筒体、35
バルブ、36 エアコンプレッサ、40 点字表示部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点字表示付き押しボタンを少なくとも一
    つ備え、点字表示付きボタンは押されることによりON
    されるボタン本体と、ボタン本体表面に設けられた点字
    表示装置とから成り、該点字表示装置は点字を構成する
    複数の点を選択的に作動状態にすると共に、点が作動状
    態にあることを触感により判別可能に構成していること
    を特徴とする点字式入力装置。
  2. 【請求項2】 上記点字表示装置は、点字を構成する点
    を選択的に発熱させることにより作動させることを特徴
    とする請求項1記載の点字式入力装置。
  3. 【請求項3】 上記点字表示装置は、点字を構成する点
    に対して選択的に微弱電流を通電することにより作動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の点字式入力装置。
  4. 【請求項4】 上記点字表示装置は、点字を構成する点
    を選択的に突出させることにより作動させることを特徴
    とする請求項1記載の点字式入力装置。
  5. 【請求項5】 タッチスイッチを備えたタッチパネル式
    の画面と、該画面の周縁部外側に近接配置された点字表
    示部と、該点字表示部上に設けられた点字表示装置と、
    から成り、 上記点字表示装置は、点字を構成する複数の点を備える
    と共に、各点を選択的に作動状態に構成し、点が作動状
    態にあることを触感により判別可能に構成されており、 上記点字表示部は、上記画面上に表示されるタッチスイ
    ッチの近傍に配置されていて、点字表示部上の点による
    表示内容はタッチスイッチの表示内容に対応しているこ
    とを特徴とする点字式入力装置。
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Cited By (4)

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JPWO2019102562A1 (ja) * 2017-11-22 2019-11-21 三菱電機株式会社 表示操作器および人協働ロボット

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