JP2000066122A - マイクロ光学素子、複合マイクロ光学素子、及び、画像表示装置 - Google Patents

マイクロ光学素子、複合マイクロ光学素子、及び、画像表示装置

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JP2000066122A
JP2000066122A JP10233320A JP23332098A JP2000066122A JP 2000066122 A JP2000066122 A JP 2000066122A JP 10233320 A JP10233320 A JP 10233320A JP 23332098 A JP23332098 A JP 23332098A JP 2000066122 A JP2000066122 A JP 2000066122A
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micro
optical element
actuator
light
array
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Takashi Takeda
高司 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】能動型光学素子アレイの場合、個々の光学素子
面積を小さくすると、アクチュエータ部のばね長等が長
く取れず、駆動電圧が大きくなる。 【解決手段】マイクロ光学素子401の下部に隣の光学
素子のアクチュエータ101、及び、駆動回路の一部を
挿入する事により、駆動電圧が低く、しかも、個々の光
学素子面積が非常に小さい能動型光学素子アレイを構成
した。これにより、体積効率が良くでき、マイクロ光学
素子の大きさを小さくする事と、マイクロアクチュエー
タに投入するエネルギーを小さくするという、相反する
課題を同時に解決出来た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロマシンによ
りマイクロ光学素子を動かし光スイッチングする能動型
光学素子、及び、画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の光スイッチング素子は、マ
イクロ光学素子の投影面積内にアクチュエータ部を収め
ていた。このマイクロ光学素子をライン状に並べたり、
アレイ状に並べたりしたプリンターヘッド、又は、画像
表示素子等が商品化されている。
【0003】従来の画像表示装置は、特開平5−196
880に示されている静電力で駆動するアクチュエータ
の上部に反射ミラーを構成し、ばねで固定されたヒンジ
を静電力で微少に回転させると、反射ミラーが傾き、反
射光の出射方位が変化する事を利用して光スイッチング
をするものである。また、上記特許では、ばねの支柱が
光学素子と光学素子の境界上に設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マイクロ光学素子をラ
イン状に並べたり、アレイ状に並べたりしたプリンター
ヘッド、又は、画像表示素子等の場合、ライン状、又
は、アレイ状に並べた素子の大きさは、省電力、ローコ
スト化の為、小さい方が望ましい。素子を小さくするに
は個々のマイクロ光学素子を小さくする必要がある。そ
れに伴いアクチュエータ部も小さい必要があるが、要求
変位量を満たす為にはある大きさが必要となる。そこ
で、マイクロ光学素子の投影面積内にアクチュエータ部
が収まらない、という問題が発生する。特開平5−19
6880に示されているばねの支柱が、光学素子と隣の
光学素子との境界上にあるのでは、十分な、ばねの長さ
をとる事が出来ないし、この様な構造では隣の光学素子
の下にバネ部が入り込む事が出来ないという問題も生ず
る。
【0005】また、マイクロ光学素子とアクチュエータ
を結合している部材に対しマイクロ光学素子が、マイク
ロ光学素子の重心を大きく外れたところで結合されてい
る場合、高次共振、及び、歪み、内部応力による破壊と
いった問題を生ずる。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、より小さいマイクロ光学素子アレイを実現し、高
次共振も抑圧され、しかも、信頼性あるマイクロ光学素
子、及び、画像表示素子を提供することを主な目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、 1)マイクロ光学素子、及び、マイクロアクチュエー
タ、駆動回路をアレイ状に持つ能動型光学素子におい
て、マイクロ光学素子の投影エリア内に少なくとも1つ
以上の隣のマイクロアクチュエータ構造の一部、又は、
全部が存在するよう構成したことを特徴とする。
【0008】2)1)記載のマイクロ光学素子は、光を
反射する、又は、入射した光を散乱する、又は、光を回
折する、機能を有するものであることを特徴とする。
【0009】3)1)記載のマイクロ光学素子は、エハ゛ネ
ッセント光を抽出し反射する機能を有するものであることを
特徴とする。
【0010】4)1)記載のマイクロ光学素子は、マイ
クロ光学素子の投影エリア内に、ばね、又は、圧電素子
を支持している支柱、又は、下電極と電気的結合させる
為の導電性の柱の全が、存在することを特徴とする。
【0011】5)1)記載のマイクロ光学素子が平面的
にアレイ状に配置され、マイクロアクチュエータが駆動
回路で制御され、光スイッチングすることにより画像を
表示することを特徴とする。
【0012】6)マイクロ光学素子とマイクロアクチュ
エータを結合部材を有する能動型光学素子において、マ
イクロ光学素子の投影エリア内に少なくとも1つ以上の
隣のマイクロアクチュエータ構造の一部、又は、全部が
存在する構造を持ち、しかも、マイクロ光学素子の重心
を実質的に含む位置に結合部材の結合部が有ること、前
記結合部は1ヶ所以上の結合部によりマイクロ光学素子
と結合されていることを特徴とする。
【0013】7)6)記載のマイクロ光学素子は、光を
反射する、又は、入射した光を散乱する、又は、光を回
折する、機能を有するものであることを特徴とする。
【0014】8)6)記載のマイクロ光学素子は、エハ゛ネ
ッセント光を抽出し反射する機能を有するものであることを
特徴とする。
【0015】9)6)記載のマイクロ光学素子が平面的
にアレイ状に配置され、マイクロアクチュエータが駆動
回路で制御され、光スイッチングすることにより画像を
表示することを特徴とする。
【0016】10)マイクロ光学素子、及び、マイクロ
アクチュエータ、駆動回路をアレイ状に持つ能動型光学
素子において、マイクロ光学素子の投影エリア内に少な
くとも1つ以上の隣の駆動回路、又は、電極構造の一
部、又は、全部が存在することを特徴とする。
【0017】11)10)記載の複合マイクロ光学素子
が平面的にアレイ状に配置され、マイクロアクチュエー
タと駆動回路がモノリシックに構成され、能動型光学素
子で光スイッチングすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の実施
例1におけるアクチュエータ部を示す概略図である。こ
れは、両持ちの圧電アクチュエータによって上部のマイ
クロ光素子を上下するものである。このマイクロ光学素
子103はアレイ状に並んでおり、マイクロ光学素子は
1μmの間隔を持ちアレイ状に並んでいる。斜線の10
2は電極も兼ねた支柱で、圧電素子の動くスペースを作
っている。実施例1では、圧電アクチュエータはモノモ
ルフを用いたが、バイモルフでも同様の構造が実現でき
る。モノモルフ圧電素子は長さに比例して変位が大きく
なる為、実施例1では、10V以下の電圧で0.3μm
変位をとりたい為モノモルフ圧電素子の長さが16μm
必要となる。実施例1では、電極を兼ねた支柱102を
隣のマイクロ光学素子の下に設置し、隣の素子は、90
度回転した配置にした。これにより、長さ16μmのモ
ノモルフ圧電素子が、10μm×10μmのマイクロ光
学素子アレイで実現できた。
【0019】(実施例2)図2は実施例2における静電
アクチュエータ部を示す概略図である。ばねを支持する
支柱202に接続されたばね201は電極204に接続
されている。実施例2は10μm×10μmのマイクロ
光学素子203のアレイで、個々のマイクロ光学素子を
上下に静電アクチュエータで駆動する事を実現した例で
ある。静電アクチュエータの駆動電圧を低減するには、
ばね定数がばねの長さの3乗に反比例する為、ばねの長
さを長く取る事が最も望ましい。本実施例では、10μ
m×10μmのマイクロ光学素子でありながら、10μ
m以上の長さを持つばねを実現したのである。これによ
り、従来の駆動電圧を1/4にする事が出来た。また、
一つのマイクロ光学素子が小さい為、0.9インチでHD
TV(1920*1080)の画素数が実現でき、コスト
ダウンと共に、省エネルギーも実現できた。
【0020】(実施例3)図3は、図1に示した圧電ア
クチュエータ上部に光散乱光学素子を設けたマイクロ光
学素子の断面図である。301は光が入射すると光散乱
を起す光学素子である。この光学素子301と、上下に
動かす事の出来る圧電アクチュエータ101とは、接合
部材304によって接合されている。圧電アクチュエー
タ101は光学素子301の上面を、光導入部302の
下面と密着する位置と、光導入部302の下面と0.5
μm程度の間隔305になる位置に移動させる事が出来
る。光導入部302の下面に全反射条件を満たす角度で
入射する光線306は、光学素子上面と光導入部302
の下面の間隔が0.5μm程度であると、全反射し30
8の方向に出射する。一方、光学素子上面と光導入部3
02の下面が密着していると光線306は光学素子30
1に入射し光散乱を起し、307の方向に出射する。こ
の2つの状態で光スイッチングが出来るわけである。図
に示すように、左の光学素子を駆動しているアクチュエ
ータは紙面に対し横方向に圧電素子が延び上部の光学素
子の幅に対し約1.5倍の長さが取れる。右の光学素子
を駆動しているアクチュエータは紙面に対し垂直方向に
圧電素子が延びているため、この図の断面図上では幅が
狭くて良く、紙面に対し垂直方向には、左の光学素子を
駆動している圧電アクチュエータと同様に上部の光学素
子の幅に対し約1.5倍の長さが取れている。この様に
して圧電素子の有効長を上部の光学素子の幅より長く取
る事が出来、上部の光学素子の面積を小さくしたにも関
わらず、光学素子を上下させ光スイッチングを行う駆動
電圧をより低く出来た。
【0021】(実施例4)図4は、図1に示した圧電ア
クチュエータ上部に光反射構造を持つマイクロプリズム
を設けたマイクロ光学素子の断面図である。401は光
が入射すると、V構造を持ったプリズム斜面に反射構造
を持ち、斜め方向から入射した光402を入射面と垂直
方向に出射するマイクロプリズムである。このマイクロ
プリズム401と、上下に動かす事の出来る圧電アクチ
ュエータ101とは、接合部材404によって接合され
ている。圧電アクチュエータ101は光学素子401の
上面を、光導入部405の下面と密着する位置と、光導
入部405の下面と0.5μm程度の間隔406になる
位置に移動させる事が出来る。光導入部405の下面に
全反射条件を満たす角度で入射する光線407は、光学
素子上面と光導入部405の下面の間隔が0.5μm程
度であると、全反射し408の方向に出射する。一方、
光学素子上面と光導入部405の下面が密着していると
光線407はマイクロプリズム401に入射し、光線4
02になり、斜面409で反射し403の方向に出射す
る。この2つの状態で光スイッチングが出来るわけであ
る。図に示すように、左のマイクロプリズムを駆動して
いるアクチュエータは紙面に対し横方向に圧電素子が延
び上部のマイクロプリズムの幅に対し約1.5倍の長さ
が取れる。右のマイクロプリズムを駆動しているアクチ
ュエータは紙面に対し垂直方向に圧電素子が延びている
ため、この図の断面図上では幅が狭くて良く、紙面に対
し垂直方向には、左のマイクロプリズムを駆動している
圧電アクチュエータと同様に上部のマイクロプリズムの
幅に対し約1.5倍の長さが取れている。この様にして
圧電素子の有効長を上部のマイクロプリズムの幅より長
く取る事が出来、上部のマイクロプリズムの面積を小さ
くしたにも関わらず、マイクロプリズムを上下させ光ス
イッチングを行う駆動電圧をより低く出来た。
【0022】(実施例5)図5は本発明の実施例5にお
ける画像表示装置を示す概略図である。光源501より
出射した光はレンズ502により色フィルタ503上に
集光させ、コリメートレンズ504により平行光となり
光導入プリズム505に入射する。光導入プリズム50
5に入射した光506は、実施例1〜4で示した能動型
マイクロ光学素子アレイ507に入射し、画素表示とし
て選択的に508に出射される。画像情報を持った光5
08は投射レンズ509によってスクリーンに投影さ
れ、動画等を表示するのである。このように、非常に小
さいマイクロ光学素子アレイが実現した為、非常に、部
品点数の少ない、小型で明るい画像表示装置が実現可能
となった。
【0023】(実施例6)図6は本発明の実施例6にお
ける静電アクチュエータを示す概略図である。実施例6
に示すアクチュエータは、最下層に下電極601を設
け、ばね固定支柱605に支えられたばね603、及
び、ばね603に接続された中間電極602があり、上
部に支柱607で支えられた上部電極606によって構
成された静電駆動型アクチュエータである。支柱605
及び607、及びばね603は導体であり、各電極に駆
動回路からの駆動電圧を印可する事が出来る。下電極6
01に5Vの電圧をかけ、中間電極602には0V、上部
電極606にも0Vの電圧を印可すると、中間電極に接
続されたマイクロ光学素子との結合部材、及びマイクロ
光学素子が下に駆動される。逆に、下電極601に0V
の電圧をかけ、中間電極602にも0V、上部電極60
6は5Vの電圧を印可すると、中間電極に接続されたマ
イクロ光学素子との結合部材、及びマイクロ光学素子が
上に駆動される。一点斜線で示した領域が11μm角の
大きさであり、ばね支柱605、及び、ばね603が斜
め隣の領域に入り込んでいる。この様な形状のアクチュ
エータを斜め方向に整列させる事により、アレイ構造に
しても矛盾無く配置できる。また、この様な構造にした
為に、マイクロ光学素子とマイクロアクチュエータを結
合部604を大きく出来、しかも、10μmを超えるば
ね長を実現できた。このばね長により5V駆動という低
電圧でマイクロ光学素子を0.5μm上下に移動する事
が出来た。
【0024】(実施例7)図7は本発明の実施例7にお
けるマイクロ光学素子アレイを説明する概略図である。
このマイクロ光学素子は実施例6における静電アクチュ
エータの上部にマイクロ光学素子とマイクロアクチュエ
ータを結合部604を介しマイクロ光学素子701を結
合させた物である。図に示す十字マーク702はマイク
ロ光学素子の重心を示しており、結合部604のほぼ中
央に位置している。この様に配置しても、光学素子アレ
イとして矛盾無く配列する事が出来る。本実施例7によ
り、動作途中は、平行移動はせず、上下電極の絶縁スト
ッパー等で止まる事により、電極に平行状態で停止する
事が出来、しかも、接合部とほぼ重心位置で接合されて
いる為、歪みの発生の少ない安定した光スイッチング素
子アレイが実現できた。
【0025】(実施例8)図8は本発明の実施例8にお
けるマイクロ光学素子アレイを説明する断面図である。
断面形状は、図7の703と704で示した線状の断面
図である。マイクロ光学素子701は結合部604でば
ね603に接続されている。ばねの上部には、上電極6
06が設けてある、支柱は断面形状の為この図では見え
ない。また、ばねは支柱605により支えられている。
ばねと接続さえれている中間電極の下部には下電極60
5がある。この構造により、中間電極と上下の電極との
電位差により静電力が発生し駆動出来るのである。この
断面形状の図でも解るように、マイクロ光学素子の投影
面積内には隣のアクチュエータ部の一部が入り込んで、
空間利用効率を上げている。ばねは、駆動回路801の
出力につながっており、下電極601も駆動回路801
のもう一方の出力につながっている為、アクチュエータ
の下部に位置する駆動回路でアクチュエータを制御出来
る構造となっている。この駆動回路はアクチュエータの
下部に無くずれていても、各アクチュエータを駆動出来
る配列であれば良い。また、光学素子701の投影面積
内にも駆動回路801はすべて存在せず、隣の光学素子
の下部に入り込んだ形となっている。この様に、マイク
ロ光学素子、マイクロアクチュエータ、駆動回路がそれ
ぞれ一番効率が良い配列ができる事により、非常に体積
利用効率が良く、しかも、駆動エネルギーを小さく出来
る能動型マイクロ光学素子アレイが実現できた。
【0026】(実施例9)図9は本発明の実施例9にお
けるマイクロ光学素子アレイを説明する断面図である。
断面形状は、図7の703と704で示した線の直行方
向の断面図である。上部電極601は、両側の支持支柱
607によって支持されているマイクロ光学素子701
は結合部604によって中間電極602と接続されてい
る。結合部604は上部電極の後に見える位置である。
上部電極、下部電極、ばね支持支柱は夫々駆動回路のそ
れぞれの出力に接続されている。駆動回路は、個々のの
マイクロ光学素子を駆動するアクチュエータ毎にある
為、アレイ状に並んだマイクロ光学素子を独立に駆動す
る事が出来る。しかも、各々のマイクロ光学素子の下部
に位置している為、画像表示装置の様な数百万画素にな
っても、各素子への独立配線を必要としない為、100
ピン程度の配線で済む。従って、非常に回路面積の少な
くした画像表示装置が実現できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、 1)マイクロ光学素子の投影エリア内に少なくとも1つ
以上の隣のマイクロアクチュエータ構造の一部、又は、
全部が存在する能動型マイクロ光学素子が実現できた事
で、マイクロ光学素子アレイにおいて、個々のマイクロ
光学素子の大きさを小さくする事と、マイクロ光学素子
を駆動するマイクロアクチュエータに投入するエネルギ
ーを小さくするという、相反する課題を同時に解決し、
個々のマイクロ光学素子を非常に小さくし、しかも、ア
クチュエータに投入する電気的エネルギーも少なく出来
た。
【0028】2)本発明の能動型マイクロ光学素子アレ
イを画像表示装置に用いる事により、より省電力の画像
表示装置が実現できたと共に、1つの画像表示素子が小
さく出来た為、HDTVの様な高画素数の画像表示素子でも
0.9インチ以下になり、一枚のシリコンウエハーから
取れる画像表示素子の数が飛躍的に向上した。
【0029】3)マイクロ光学素子、マイクロアクチュ
エータ、駆動回路がそれぞれ独立に一番効率が良い配列
ができる事により、非常に体積利用効率が良く、しか
も、駆動エネルギーを小さく出来る能動型マイクロ光学
素子アレイが実現できた。また、マイクロ光学素子アレ
イの下部に、アクチュエータとモノリシックに駆動回路
が構成できる為、画像表示装置としての回路構成を飛躍
的に少なく出来、装置の小型化に貢献した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるアクチュエータ部
を示す概略図である。
【図2】 実施例2における静電アクチュエータ部を示
す概略図である。
【図3】 圧電アクチュエータ上部に光散乱光学素子を
設けたマイクロ光学素子の断面図である。
【図4】 圧電アクチュエータ上部に光反射構造を持つ
マイクロプリズムを設けたマイクロ光学素子の断面図で
ある。
【図5】 本発明の実施例5における画像表示装置を示
す概略図である。
【図6】 本発明の実施例6における静電アクチュエー
タを示す概略図である。
【図7】 本発明の実施例7におけるマイクロ光学素子
アレイを説明する概略図である。
【図8】 実施例8におけるマイクロ光学素子アレイを
説明する断面図である。
【図9】 実施例9におけるマイクロ光学素子アレイを
説明する断面図である。
【符号の説明】
101…モノモルフ型圧電素子 102…圧電素子を支える支柱 301…光学素子 302…光導入部 306…入射光線 307…散乱光

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ光学素子、及び、マイクロアク
    チュエータ、駆動回路をアレイ状に持つ能動型光学素子
    において、マイクロ光学素子の投影エリア内に少なくと
    も1つ以上の隣のマイクロアクチュエータ構造の一部、
    又は、全部が存在することを特徴とするマイクロ光学素
    子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロ光学素子は、光
    を反射する、又は、入射した光を散乱する、又は、光を
    回折する、機能を有するものであることを特徴とするマ
    イクロ光学素子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のマイクロ光学素子は、エハ
    ゛ネッセント光を抽出し反射する機能を有するものであること
    を特徴とするマイクロ光学素子。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のマイクロ光学素子は、マ
    イクロ光学素子の投影エリア内に、ばね、又は、圧電素
    子を支持している支柱、又は、下電極と電気的結合させ
    る為の導電性の柱の全てが、存在する事を特徴とするマ
    イクロ光学素子。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のマイクロ光学素子が平面
    的にアレイ状に配置され、マイクロアクチュエータが駆
    動回路で制御され、光スイッチングすることにより画像
    を表示することを特徴とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】 マイクロ光学素子とマイクロアクチュエ
    ータを結合部材を有する能動型光学素子において、マイ
    クロ光学素子の投影エリア内に少なくとも1つ以上の隣
    のマイクロアクチュエータ構造の一部、又は、全部が存
    在する構造を持ち、しかも、マイクロ光学素子の重心を
    実質的に含む位置に結合部材の結合部が有る事、前記結
    合部は1ヶ所以上の結合部によりマイクロ光学素子と結
    合されている事、を特徴とするマイクロ光学素子。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のマイクロ光学素子は、光
    を反射する、又は、入射した光を散乱する、又は、光を
    回折する、機能を有するものであることを特徴とするマ
    イクロ光学素子。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のマイクロ光学素子は、エハ
    ゛ネッセント光を抽出し反射する機能を有するものであること
    を特徴とするマイクロ光学素子。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のマイクロ光学素子が平面
    的にアレイ状に配置され、マイクロアクチュエータが駆
    動回路で制御され、光スイッチングすることにより画像
    を表示することを特徴とする画像表示装置。
  10. 【請求項10】 マイクロ光学素子、及び、マイクロア
    クチュエータ、駆動回路をアレイ状に持つ能動型光学素
    子において、マイクロ光学素子の投影エリア内に少なく
    とも1つ以上の隣の駆動回路、又は、電極構造の一部、
    又は、全部が存在することを特徴とする複合マイクロ光
    学素子。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の複合マイクロ光学素
    子が平面的にアレイ状に配置され、マイクロアクチュエ
    ータと駆動回路がモノリシックに構成され、能動型光学
    素子で光スイッチングすることにより画像を表示するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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