JP2000066064A - 光伝送素子、その製作方法および光伝送モジュール - Google Patents

光伝送素子、その製作方法および光伝送モジュール

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JP2000066064A
JP2000066064A JP10237643A JP23764398A JP2000066064A JP 2000066064 A JP2000066064 A JP 2000066064A JP 10237643 A JP10237643 A JP 10237643A JP 23764398 A JP23764398 A JP 23764398A JP 2000066064 A JP2000066064 A JP 2000066064A
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optical
optical waveguide
photodetector
transmission element
optical transmission
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JP10237643A
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Tatsuya Sugita
辰哉 杉田
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信光を効率良く光検出器に導くことがで
き、かつ部品点数が少なく製作工程も簡単な光伝送素子
および光伝送モジュールを提供すること。 【解決手段】 光源10と光検出器12を樹脂14によ
り封入し、前記樹脂とともに他の樹脂38,40により
構成され光信号を伝搬する光導波体を備え、光信号の送
信または受信を行なう光伝送素子80において、光ファ
イバ24から前記光検出器12に入射される光信号を伝
搬する光導波路40の断面積を、前記光ファイバ側から
前記光検出器側に向かって小さくするように構成したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送素子、その
製作方法および光伝送モジュールに係わり、特に、光フ
ァイバを用いて通信を行なうための光伝送素子、その製
作方法および光伝送モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10ー126002号公報に、半
導体レーザ、駆動回路、受光素子、電流ー電圧変換回路
等を同一パッケージに平面実装し、光ファイバを接続し
たレンズ部で封止する光伝送モジュールが開示されてい
る。
【0003】また、電子情報通信学会誌Vol.81−
C−I、274〜282ページ(1998年)に、樹脂
を用いて半導体レーザを封止した半導体レーザモジュー
ルが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光伝送モジュー
ルはレンズ部でパッケージを封止している。このような
光伝送モジュールは、半導レーザの酸化による劣化を防
止するために、光出射部にガラスを用いて金属あるいは
セラミック等のパッケージ内に窒素ガスを満たして気密
封止している。そのため、パッケージ、ガラスキャップ
等を必要とし、各部品の接合封着が必要である。また、
窒素ガスを封止するために、真空ベーク、窒素ガス中で
の気密封止が必要である。このように、従来の光伝送モ
ジュールは、部品点数が多く、製作工程も複雑であり、
パッケージも大きくなるという問題があった。
【0005】さらに、従来の半導体レーザモジュール
は、光ファイバと半導体レーザとの間を樹脂で充填した
構造をとっており、樹脂を用いて封止することでモジュ
ールの組み立て工程の簡略化を図っているが、光伝送モ
ジュールにこの樹脂封止を用いる場合、プラスチック光
ファイバと光検出器間を樹脂で充填しようとするとプラ
スチック光ファイバのコア径が大きいため光検出器に有
効に光を入射させることが困難であった。特に、高速の
光通信を行なう場合には、受光面積の小さな光検出器を
用いる必要があるため受光量が減少し、ひいては伝送距
離が短くなるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、かかる問題点に鑑みて、
光ファイバからの受信光を効率良く光検出器に導くとと
もに、部品点数が少なく、製作工程も簡単な光伝送素子
及び光伝送モジュールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】光信号の送信または受信
を行なうための光学部品を有する光伝送素子において、
前記光学部品を樹脂により封入し、前記樹脂とともに他
の樹脂により構成される前記光信号を伝搬する光導波体
を備えることを特徴とする。
【0008】また、請求項1に記載の光伝送素子におい
て、前記光学部品が光源と光検出器から構成されるとと
もに、前記光導波体が、前記光源から光ファイバに出射
される光信号を伝搬する光導波路と前記光ファイバから
前記光検出器に入射される光信号を伝搬する光導波路と
から構成されることを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の光伝送素子におい
て、前記光ファイバから前記光検出器に入射される光信
号を伝搬する光導波路の断面積を、前記光ファイバ側か
ら前記光検出器側に向かって小さすることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2ないしは請求項3のいずれ
か1つの請求項に記載の光伝送素子において、前記光導
波路のコア部の屈折率をncore、クラッド部の屈折率を
cladとするとき、前記光信号の波長が570nmから
1550nmの範囲の少なくとも一波長において、√
(ncore 2−nclad 2)≧0.45の関係にあることを特
徴とする。
【0011】また、少なくとも、光源と、光検出器と、
前記光源から光ハァイバに出射される光信号を伝搬する
光導波路と前記光ファイバから前記光検出器に入射され
る光信号を伝搬する光導波路とからなる光導波体とを備
える光伝送素子において、前記光導波体は、前記各光導
波路の一端が前記光ファイバに結合し、途中で分岐して
形成される一方の前記光導波路の他端に前記光検出器を
配置し、前記途中で分岐して形成される他方の前記光導
波路の他端に前記光源を配置するように構成したことを
特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の光伝送素子におい
て、前記光源および前記光検出器を樹脂により封入する
とともに、前記光導波体を前記樹脂および各光導波路を
形成する樹脂により構成し、前記光検出器に入射される
光信号を伝搬する光導波路の断面積を、前記入射側から
前記光検出器側に向かって小さくするように構成し、前
記各光導波路が分岐する箇所における前記一方の光導波
路の断面積を前記他方の光導波路の断面積よりも大きく
し、さらに前記各光導波路の開口数を、前記光ファイバ
の開口数よりも大きくしたことを特徴とする。
【0013】また、光検出器と、光ファイバから前記光
検出器に入射される光信号を伝搬する光導波路を有する
光導波体とを備える光伝送素子において、前記光検出器
を樹脂により封入し、前記光導波体を前記樹脂および前
記光導波路を形成する他の樹脂により構成し、前記光検
出器に入射される光信号を伝搬する前記光導波路の断面
積を、前記光ファイバ側から前記光検出器側に向かって
小さくすることを特徴とする。
【0014】また、請求項5ないしは請求項6のいずれ
か1つの請求項に記載の光伝送素子の作製方法におい
て、テーパ形状をした一方のスライドピンと、該一方の
スライドピンに設けられた挿入穴を通して挿入された他
方のスライドピンとからなるスライドピンの回りに、前
記各光導波路のクラッド部を射出成形により形成し、次
いで、前記各スライドピンを取り除いた中空穴に、前記
クラッド部よりも屈折率の高いコア材からなるコア部を
射出成形により形成したことを特徴とする。
【0015】また、光伝送モジュールにおいて、光信号
の送信または受信を行なうための光伝送素子と該光伝送
素子に電気信号を入力又は出力するための端子を備える
一方のコネクタ部と、光ファイバと接合された他方のコ
ネクタ部とから構成され、両コネクタを結合して構成さ
れる光伝送モジュールにおいて、前記光伝送素子が、請
求項1ないしは請求項7のいずれか1つの請求項に記載
の光伝送素子であり、前記両コネクタは前記光ファイバ
の長手方向に抜差し可能に構成されていることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1から図7を用いて説明する。
【0017】図1は、本実施形態に係わる光伝送素子を
示す平面断面図である。
【0018】同図において、80は光伝送素子であり、
光伝送素子80は送信用の光源としての半導体レーザ1
0と受信用の光検出器12とを有しており、これらの光
学部品は透明樹脂14により封入された構造になってい
る。
【0019】半導体レーザ10はシリコン基板15上に
金属のマウント11を介して固定されており、半導体レ
ーザ10から出射された信号光は立ち上げミラー16で
反射した後、光源結合用光導波路部38に入射し、さら
に光源結合用光導波路部38に結合された光ファイバ2
2に入射するように構成されている。半導体レーザ10
の出力は、光源結合用光導波路部38の端面で反射した
光をシリコン基板15に形成した光量モニタ光検出器1
3で検出し、半導体レーザ10の出力のフィードバック
に用いている。
【0020】受信側の光ファイバ24から出射された信
号光は、光ファイバ24に結合された検出器結合用光導
波路部40に入射し、検出器結合用光導波路部40によ
りビーム径を絞られてシリコン基板15に形成された光
検出器12に入射するように構成されている。光検出器
12により電流に変換された信号は、シリコン基板15
上に形成された図示していないプリアンプにより電圧信
号に変換されて出力するように構成されている。
【0021】また、半導体レーザ10からの出射光のう
ち光路途中で散乱した光が光検出器12で検出されるの
を防ぐために、分離溝20が設けられている。また、シ
リコン基板15は金属のベース19に固定されている。
また、リードフレーム17と半導体レーザ10間はボン
ディングワイヤ21aによって接続されており、リード
フレーム17に入力した駆動電流により半導体レーザ1
0を駆動している。同様に、リードフレーム18とプリ
アンプ間もボンディングワイヤ21bによって接続され
ており、光検出器12で検出された信号はリードフレー
ム18より出力する。その他の図示していないグラン
ド、光検出器12、光量モニタ用光検出器13、プリア
ンプにも電源を供給するためのリードフレームが備えら
れている。
【0022】また、光ファイバ22、24には、コア径
980μmのプラスチック光ファイバが用いられてい
る。これらの光ファイバはコア径が大きいため、径の小
さな光検出器12にビームを絞り込むためにテーパ形状
を有する検出器結合用光導波路部40を用いている。な
お、各光ファイバ22、24はオスコネクタ50に固定
されている。
【0023】ここで、光源結合用光導波路部38は、ほ
ぼ径が一定な光導波路を有し、透明樹脂で形成されてい
る。光源結合用光導波路部38は、光ファイバ22に効
率良く光結合するために、光源結合用光導波路部38の
径を光ファイバ22のコア径よりも小さくしている。こ
のように構成することにより、光ファイバ22と光伝送
素子80との位置合わせ誤差が生じた場合でも結合効率
が変化することがない。検出器結合用光導波路部40と
同様に半導体レーザ10から光ファイバ22に向かって
径が広がる形状としてもよく、この場合は光ファイバ2
2に入射するビームの広がり角は小さくなる。
【0024】反対に、検出器結合用光導波路部40は、
光ファイバ24側の径は光ファイバ24のコア径よりも
大きくし、光検出器12側の径は光検出器12の径より
小さくしている。
【0025】従来の光伝送素子のレンズ構造を一緒に作
り込む方法では、光ファイバとレンズ間に位置づれが起
きた場合には、集光されるビーム位置が変化するため、
光結合効率に変化が起きる。それに対して、本実施形態
では、レンズ構造を採用しないので、光ファイバと光伝
送素子の位置合わせ誤差に対して、光結合効率が変化せ
ず、光ファイバと光伝送素子との位置合わせ精度を緩く
することができる。
【0026】なお、光伝送素子80には、半導体レーザ
駆動回路は内蔵されていないが、シリコン基板15に形
成することも可能である。また、本実施形態ではプラス
チック光ファイバを用いたため、半導体レーザ10に
は、650nm付近の波長を用いており、そのため、光
検出器にシリコン基板15にPINホトダイオードを形
成して用いている。このようにシリコンが感度を有する
可視光及び近赤外の波長を用いるときには、本実施形態
のように一体型の構造をとることができる。また、赤外
の波長を用いる場合には、別々に構成した部品を組み立
てればよい。さらに、シリコン基板15は半導体レーザ
で発熱した熱を金属べース19に放熱する役割も果た
す。さらにまた、立ち上げミラー16はシリコン基板を
エッチングにより加工し形成してもよい。
【0027】また、本実施形態では、端面発光型の半導
体レーザを用いたが、面発光型の半導体レーザを用いて
もよい。その場合は、立ち上げミラー16は不要とな
る。面発光型の半導体レーザは、発熱が少なく樹脂封止
の信頼性を向上する効果も有している。
【0028】さらに、本実施形態では、コア及びクラッ
ドの材料を特に限定する必要はなく、それらの材料は使
用する光源の波長において透明でコア材の屈折率がクラ
ッド材の屈折率よりも大きな材料を用いて所定の開口数
が得られればよい。例えば、アクリル系、メタアクリル
系、カルボネート系、非晶質オレフィン系、スルホン
系、エポキシ系、シリコーン系、ビニル系、フッ素系化
合物等を適宜組み合わせて用いることができる。
【0029】上記のごとく、本実施形態の光伝送素子に
よれば、光学部品を樹脂封入するとともに、樹脂自体で
光導波構造を構成したので、部品点数が少なくなり、光
伝送素子の大きさも小さくすることができる。また、光
伝送素子が小型化されることにより、光コネクタ、光伝
送モジュールも小型化することができる。
【0030】図2は、図1に示す光伝送素子80の光検
出器側から見た側面断面図である。
【0031】同図に示すように、光伝送素子80はメス
コネクタ52内に固定される。リードフレーム18は、
光伝送装置の基板70にハンダ付けされる。光ファイバ
24は、ジャケット26の被服を剥がしてからオスコネ
クタ50に固定される。オスコネクタ50を光伝送モジ
ュールのメスコネクタ52に差し込み、光ファイバ24
と光伝送素子80の位置決めが行われると光信号の送受
信が可能となる。
【0032】上記のごとく、基板70に平行にオスコネ
クタ50を抜き差しするように実装したので、光ファイ
バの取り外しが容易となる。なお、本実施形態では、ベ
ース面に対して垂直に光の入出力を行なっているが、立
ち上げミラーを用いずに、パッケージに対して平行に出
射する構造としてもよい。この場合には、パッケージ自
体も基板に対して平行になるように実装することが望ま
しい。
【0033】次に、図1および図2に示す検出器結合用
光導波路部40の形状、寸法と光学定数との関係を図3
を用いて説明する。
【0034】本実施形態の検出器結合用光導波路部40
は、図示するように、テーパ形状の光導波路によって構
成され、光を絞ることにより、コア形の大きな光ファイ
バを用いても面積の小さな光検出器に効率よく光を導く
ことができるものである。ここでは説明を簡単にするた
めに、検出器結合用光導波路部40の光ファイバ接合部
44の径を光ファイバ24のコア径と同じとする。光フ
ァイバ24を伝搬する光線は、光ファイバ24のコア3
4とクラッド36の界面で全反射を起こしながら伝搬し
てくるため、光ファイバ24に対してある範囲の角度を
なす光線のみが光ファイバ24を通ることができる。こ
こで、光ファイバ24のコア34の屈折率をncf、開口
数をNAf とすると、光ファイバ24を伝送できる光線
の光ファイバ24に対する許容される最大角度をψとし
たとき、ψは、 ψ=sin-1(NAf /ncf) (1) と表わされる。
【0035】ここで、一般に、光ファイバ及び光伝送素
子の開口数NAは、コアの屈折率をncore、クラッドの
屈折率をncladとすると、 NA=√(ncore 2−nclad 2) (2) で表わされる。
【0036】ここで、光ファイバ24に対する最大角度
ψをなして伝搬してきた光が光検出器12に到るまでテ
ーパ形状の検出器結合用光導波路部40内で全反射して
伝わる条件を示す。検出器結合用光導波路部40のテー
パ部の角度をαとすると、この光線の光導波路界面への
入射角度は、 π−(ψ+α) として表される。従って、光ファイバ24と検出器結合
用光導波路部40の開口数が等しい時には、この光線は
全反射を起こさず、大部分の光が光導波路界面を透過し
てしまうことになる。本発明では、光ファイバ24の開
口数よりも検出器結合用光導波路部40の開口数を大き
くすることを特徴としている。
【0037】ここで、検出器結合用光導波路部40の界
面でn回目の反射時の光導波路界面への入射角度は、 π−{ψ+(2nー1)α} として表される。この光線が光導波路界面で全反射を起
こすための条件は、検出器結合用光導波路部40のコア
30の屈折率をncw、開口数をNAwとすると、 (NAw /ncw)≧sin{ψ+(2n−)α} (3) の式を満足する必要ある。
【0038】また、光ファイバ24に対して角度ψで伝
搬してきた光が、反射回数がn回以下となるためには、
検出器結合用光導波路部40の長さlは、
【0039】
【数1】
【0040】を満たす必要ある。
【0041】ここで、光ファイバ接合部44の半径をR
とし、反射回数i回目のコア30の半径をdi とする
と、 ξi =ψ+2iα (5) としたとき、 di =2yi /(tanα+tanξi (6) と表わされる。なお、ここで、 y1 =R (7) である。yi は、漸化式 yi =(−tanα+tanξi-1 )/(tanα+tanξi-1 )(8) を用いて求められるものである。
【0042】従って、検出器接合端48の半径rは、 r=R−l・ tan(α) (9) から算出される。このrをなるべく小さくするように、
α及びlを設定することが望ましい。式(3)及び式
(4)を満たすように検出器結合用光導波路部40の形
状及び光学定数を選ぶことにより、理想的には光ファイ
バ24から検出器結合用光導波路部40に入射した光線
は、全て検出器結合用光導波路部40界面で全反射を起
こして光検出器12に到達させることができるので、光
利用効率を大きくすることができる。このテーパ形状を
用いたビーム径縮小による光検出感度の向上の効果はコ
ア径が大きいほうが大きく、通常コア径0.5mm以
上、特に良く使われるコア径が約1mmのプラスチック
光ファイバと接合するときに用いるとその効果が大き
い。
【0043】図4に、式(1)から式(9)を用いて計
算した検出器結合用光導波路部40のテーパ角度αとテ
ーパ光導波路の径の縮小率r/Rを示す。
【0044】図示するように、同じ縮小率r/Rを得る
ためには、反射回数nが大きい方がテーパ角度αを小さ
くできることが分かる。なお、通常、テーパ角度αは小
さい方が検出器結合用光導波路部40の作製は容易であ
り望ましい。
【0045】図5に、式(1)から式(9)を用いて計
算した光伝送素子の開口数NAW と検出器結合用光導波
路部40の径の縮小率r/Rを示す。
【0046】なお、計算では、NAf =0.3、NAw
=0.5、ncf=ncw=1.5、とし、式(3)では等
号をとり、式(4)ではlが最大になる値を用いた。
【0047】図示するように、光導波路の屈折率NAw
大きい方がビーム縮小の効果が大きいことが分かる。な
お、n=2、3についてはほぼ同じを特性を示す。
【0048】以上の結果から、望ましい反射回数nは1
〜3であり、n=2が特に望ましいと言える。
【0049】ここで、NAf =0.3、NAw =0.
5、ncf=1.5、R=0.5mm、n=2とした場合
には、l=4.9mm、r=0.29mmとなり、ビー
ム径を58%に縮小することができ、そのため光のエネ
ルギー密度は3倍に向上させることができる。また、図
5から明らかなように、光伝送素子80の開口数を接合
する光ファイバ24の開口数の1.5倍以上とすると、
面積比で0.4以下とすることができ、さらに、光ファ
イバ24の開口数の2倍以上とすれば、ビーム径の縮小
比0.5以下、面積比で0.25以下とすることができ
る。通常、プラスチック光ファイバにおいては、高速通
信用に開口数は0.3のものが用いられており、従っ
て、検出器結合用光導波路部40の開口数は、0.45
以上、できれば0.6以上あることが望ましい。また、
通常、光通信に用いられている波長は570nmから1
550nm程度であり、この範囲内で使用する波長にお
いてこの開口数以上であればよい。
【0050】上記のごとく、検出器結合用光導波路部4
0の開口数、つまりコア部30とクラッド部32の屈折
率差が大きい方が光閉じ込めの効果が大きくなり望まし
い。この開口数を大きくするためには、コア部30とク
ラッド部32の界面に低屈折率の誘電体膜を形成しても
よい。さらに誘電体膜とクラッド部の界面にさらに金属
膜を形成すると、開口数を超え、誘電体膜を透過したビ
ームも金属膜で反射し戻るので、さらにビーム径を縮小
することが可能となる。
【0051】図6は、本実施形態に係わる光伝送素子を
用いた光伝送モジュールの斜視図である。
【0052】同図において、図示していない光伝送素子
は、メスコネクタ52内に固定されている。光伝送モジ
ュール82は、リードフレーム18を用いて、図示して
いない光伝送装置の基板にハンダ付けされ固定されてい
る。この光伝送モジュール82はオスコネクタ50をメ
スコネクタ52に差し込み、光信号の送受を行なう。こ
こで、オスコネクタ50とメスコネクタ52はロック5
4により固定されている。本実施形態では、光ファイバ
22,24と光伝送素子80との位置合わせ精度は緩く
ても良いため、オスコネクタ50及びメスコネクタ52
全体をプラスチックを用い一体で射出成形して作製でき
る。オスコネクタ50及びメスコネクタ52との接合部
も厳しい寸法誤差に押さえる必要がなくなり、プラスチ
ック材のままでよい。
【0053】次に、光伝送素子80の作製方法を図7を
用いて説明する。
【0054】はじめに、予め光検出器12、プリアン
プ、光量モニタ用光検出器13を形成したシリコン基板
15上にマウントを介して半導体レーザ10、立ち上げ
ミラーを固定し、このシリコン基板15をベース19に
固定する。次いで、半導体レーザ10、光検出器12、
プリアンプ、光量モニタ用光検出器13、およびリード
フレーム17間をボンディングワイヤでボンディングす
る。図示していないが、ベース19とリードフレーム1
7とは成形を容易にするために接続されている。次い
で、図7(a)に示すように、光伝送素子80の各構成
部分を金型60内に設置し、注入口62よりクラッド部
を形成する樹脂を注入する。この樹脂の注入により、光
学素子も封入される。樹脂が固まった後、金型62を図
の上下方向に開け、成形部品を取り出す。続いて、図7
(b)に示すように、導波路部38,40を成形するた
めの金型に成形部品を置き、注入口63a及び注入口6
3bより検出器結合用光導波路部40、光源結合用光導
波路部38にコア材となる樹脂を注入し、コア部を成形
する。樹脂が固まった後、金型62を図の上下方向に開
け、図7(c)に示す光伝送素子80を取り出す。取り
出し後、図7(c)に示すように、コア部の樹脂を注入
した部分にも樹脂が付いた構造となるので、この部分を
研磨し、光出射部および光入射部とする。最後に、ベー
スとリードフレームの接続を切断する。
【0055】本実施形態の製作方法によれば、射出成形
により光学部品を封止できるため、製作工程が少なく簡
素化される。上記の製作方法では、クラッド部、コア部
の順で成形したが、予めコア部を形成し、その後クラッ
ド部を成形してもよい。この場合には、金型は図7の紙
面に垂直な方向に開くことが望ましい。また、光部品を
コア材で覆ってもよい。また、上記の射出成形法以外に
も、紫外線硬化法、ウエットエッチング法、反応性イオ
ンエッチング法、光重合法等の方法を適宜選択して光伝
送素子ないしは光導波路を作成してもよい。
【0056】次に、本発明の第2の実施形態に係わる光
伝送素子を図8および図9を用いて説明する。
【0057】図8は、本実施形態に係わる光伝送素子の
一部を示す平面断面図である。
【0058】本実施形態の光伝送素子80は、1本のフ
ァイバ22を用いて双方向の光通信を行なうことを想定
しており、図示するように、光導波路クラッド32中に
光源結合用光導波路部38及び検出器結合用光導波路部
40が埋め込まれている。
【0059】光源結合用光導波路部38の光源接合部4
6には半導体レーザ10が設けられ、また検出器結合用
光導波路部40の検出器接合部48には光検出器12が
設けられている。検出器結合用光導波路部40は円錐の
一部を切り出した形をしており、検出器接合部48側か
ら光ファイバ結合部44にかけて径が大きくなるように
構成されている。光源結合用光導波路部38は円筒形を
しており太さはほぼ一定である。両者は光ファイバ接合
部44において光ファイバ22と接続される。
【0060】半導体レーザ10からの光信号は、光源結
合用光導波路部38を通して光ファイバ22に出力さ
れ、また光ファイバ22を通して送られてきた光信号
は、検出器結合用光導波路部40を通って光検出器12
により検出される。
【0061】このように、本実施形態によれば、1本の
光ファイバ22を用いて双方向の通信を行うことによ
り、送信と受信のそれぞれに光ファイバを1本づつ用い
る場合に比べて光ファイバの本数を少なくすることがで
き低コストで光ファイバを敷設することができる。さら
に、光ファイバと光伝送装置との接続も容易となる。
【0062】次に、本実施形態に係わる光源結合用光導
波路38の形状、寸法と光学定数との関係について説明
する。なお、検出器結合用光導波路部40については、
第1の実施形態のものと同様であるので説明は省略す
る。
【0063】光源結合用光導波路部38から光ファイバ
22に入射した光線が光ファイバ22の界面で全反射す
る条件について説明する。
【0064】光源からの光線の広がり角をΘとするとき
の光源の開口度NAs は、 NAs =sinΘ (10) と表され、光ファイバ22の屈折率をncf、広がり角Θ
の光線が光ファイバ22に入射したときの光線の広がり
角をθとすると、 θ=sin-1(NAs /ncf) (11) と表される。
【0065】さらに、光源結合用光導波路部38の傾き
をβとすると、この光線が光ファイバ22の界面で全反
射するためには、 NAs /ncf≧sin(θ+β) (12) を満たす必要がある。
【0066】ここで、βを大きくすることにより半導体
レーザ10と光検出器12の間隔を広く取ることができ
るので半導体レーザ10と光検出器12の実装が容易に
なる。その際、θを小さくする必要があり、半導体レー
ザ10からの光線のうち光源結合用光導波路部38に入
射する光線の広がり角Θは小さいことが望ましい。従っ
て、本発明の光伝送装置に用いる光源として好適な半導
体レーザ10の一例は、面発光型半導体レーザである。
通常、面発光半導体レーザの広がり角は、1/e2
角で5°程度であり、NAs としては0.09程度であ
る。従って、NAf =0.3、NAs =0.1、ncf
1.5とすると、βを7.7°以下とすればよく、光源
結合用光導波路部38の半径をsとすると、NAw
0.5、ncw=1.5、R=0.5mm、r=0.29
mm、s=0.125mm、l=4.3mm、n=2の
とき、光源接合部46と検出器接合部48との間隔は
0.5mmとなる。高速通信用の開口数NAf =0.3
のプラスチック光ファイバ22に対しては、式(10)
で表わされるNAs を0.1以下とすれば、光源結合用
光導波路部38と検出器結合用光導波路部40との間隔
を広くすることができる。端面発光型の半導体レーザや
発光ダイオードを光源に用いた場合のように、光源の広
がり角が大きい場合には、光源と光源結合用光導波路3
8のあいだに広がり角を制限するためのピンホールを設
けてもよい。またそのような場合、光源結合用光導波路
部38を光源接合部46から光ファイバ接合部44にか
けて断面積が増加するようにテーパ形状としてもよい。
また、光源からの光線に強度分布がある場合には、強度
分布の1/e2 半角を式(10)の広がり角Θとして用
いればよい。
【0067】また、光源と光検出器を一体化すること
で、光源接合部46と検出器接合部48との間隔を小さ
くなる。
【0068】また、光源結合用光導波路部38の径を光
ファイバ接合部44の径よりも小さくすることにより、
光ファイバ22から入射する光量のうち、検出器結合用
光導波路部40に分岐される光量の割合を大きくするこ
とができる。分岐比は各光導波路部の面積にほぼ比例す
るため、例えば、光源結合用光導波路部38の径を光フ
ァイバ接合部44の径の1/4とすると、光源結合用光
導波路部38と検出器結合用光導波路部40に分岐され
る光量の割合の割合は、ほぼ1:9となる。光源結合用
光導波路部38の径を光ファイバ接合部44の径の1/
4以下とすることで光損失は10%以下にすることがで
きる。さらに光源結合用光導波路部38の径を光ファイ
バ接合部44の径の1/10以下とすると、光損失は1
%以下とすることができる。従って、コア半径0.5m
mのプラスチック光ファイバ22を用いた場合には、光
ファイバ接合部44の半径0.5mmに対し、光源結合
用光導波路部38の半径を0.125mm以下、できれ
ば0.05mm以下とすることが望ましい。
【0069】次に、本実施形態に係わる光伝送素子の作
製方法を図9を用いて説明する。
【0070】はじめに、図示するように、金型60にテ
ーパ形状スライドピン64、直線形状スライドピン66
を差し込む。直線形状スライドピン66はテーパ形状ス
ライドピン64に形成された穴68を通って金型60に
挿入される。次にクラッド材を溶融し、注入口62より
金型60に注入する。金型60を冷却しクラッド材が固
化した後、テーパ形状スライドピン64及び直線形状ス
ライドピン66を引き抜く。その後、クラッド部を図示
されていないコア材注入用の金型に入れ、引き抜いたス
ライドピンのあとの中空穴にコア材を注入し、コア部を
形成する。最後に、コア材の注入口に当たるところを研
磨または熱処理により平面化処理を施す。
【0071】このように、本実施形態の作製方法によれ
ば、光源結合用光導波路部と検出器結合用光導波路部と
の一体構造の光導波路部を容易に作製することができ
る。
【0072】なお、本実施形態では、コア材としてポリ
スチレン(屈折率1.59)、クラッド材としてポリメ
チルペンテン系(屈折率1.46)を用いた。このと
き、波長650nmにおいて開口数0.63となり、図
5より反射回数n=2とすると、縮小比は0.4、面積
比で0.16とすることができる。
【0073】
【発明の効果】上記のごとく、本発明の光伝送素子は、
光源および光検出器を樹脂により封入し、前記樹脂とと
もに他の樹脂により光信号の光導波体を構成したので、
コア径の大きな光ファイバを用いても光ファイバからの
受信光を効率良く光検出器に導くことができ、かつ、部
品点数が少なくすることができる。また、本発明の光伝
送素子の作製方法によれば、簡単な製作工程により光伝
送素子を作製することができる。さらにまた、本発明の
光伝送素子を用いて光伝送モジュールを構成することに
より小型の光伝送モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる光伝送素子を
示す平面断面図である。
【図2】図1に示す光伝送素子80の光検出器側から見
た側面断面図である。
【図3】図1および図2に示す検出器結合用光導波路部
40の形状、寸法と光学定数との関係を説明する図であ
る。
【図4】図1および図2に示す検出器結合用光導波路部
40のテーパ角度αとテーパ光導波路の径の縮小率r/
Rとの関係を示す図である。
【図5】図1および図2に示す光伝送素子80の開口数
NAW と検出器結合用光導波路部40の径の縮小率r/
Rとの関係を示す図である。
【図6】第1の実施形態に係わる光伝送素子を用いた光
伝送モジュールの斜視図である。
【図7】第1の実施形態に係わる光伝送素子の作製方法
を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係わる光伝送素子の
一部を示す平面断面図である。
【図9】第2の実施形態に係わる光伝送素子の作製方法
の説明図。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 11 マウント 12 光検出器 13 光量モニタ用光検出器 14 透明樹脂 15 シリコン基板 16 立ち上げミラー 1718 リードフレーム 19 ベース 20 分離溝 21a、21b ボンディングワイヤ 2224 光ファイバ 26 ジャケット 30 光導波路コア 32 光導波路クラッド 34 光ファイバコア 36 光ファイバクラッド 38 光源結合用光導波路部 40 検出器結合用光導波路部 44 光ファイバ接合部 46 光源接合部 48 検出器接合部 50 オスコネクタ 52 メスコネクタ 54 ロック 6061 金型 6263、a63b 注入口 64 テーパ形状ピン 66 直線形状ピン 68 結合穴 70 基板 80 光伝送素子 82 光伝送モジュール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号の送信または受信を行なうための
    光学部品を有する光伝送素子において、 前記光学部品を樹脂により封入し、前記樹脂とともに他
    の樹脂により構成される前記光信号を伝搬する光導波体
    を備えることを特徴とする光伝送素子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記光学部品が光源と光検出器から構成されるととも
    に、前記光導波体が、前記光源から光ファイバに出射さ
    れる光信号を伝搬する光導波路と前記光ファイバから前
    記光検出器に入射される光信号を伝搬する光導波路とか
    ら構成されることを特徴とする光伝送素子。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記光ファイバから前記光検出器に入射される光信号を
    伝搬する光導波路の断面積は、前記光ファイバ側から前
    記光検出器側に向かって小さくなっていることを特徴と
    する光伝送素子。
  4. 【請求項4】 請求項2ないしは請求項3のいずれか1
    つの請求項において、 前記光導波路のコア部の屈折率をncore、クラッド部の
    屈折率をncladとするとき、前記光信号の波長が570
    nmから1550nmの範囲の少なくとも一波長におい
    て、 √(ncore 2−nclad 2)≧0.45 の関係にあることを特徴とする光伝送素子。
  5. 【請求項5】 少なくとも、光源と、光検出器と、前記
    光源から光ファイバに出射される光信号を伝搬する光導
    波路と前記光ファイバから前記光検出器に入射される光
    信号を伝搬する光導波路とからなる光導波体とを備える
    光伝送素子において、 前記光導波体は、前記各光導波路の一端が前記光ファイ
    バに結合し、途中で分岐して形成される一方の前記光導
    波路の他端に前記光検出器を配置し、前記途中で分岐し
    て形成される他方の前記光導波路の他端に前記光源を配
    置するように構成したことを特徴とする光伝送素子。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記光源および前記光検出器を樹脂により封入するとと
    もに、前記光導波体を前記樹脂および各光導波路を形成
    する樹脂により構成し、前記光検出器に入射される光信
    号を伝搬する光導波路の断面積を、前記光ファイバ側か
    ら前記光検出器側に向かって小さくなるように構成し、
    前記各光導波路が分岐する箇所における前記一方の光導
    波路の断面積を前記他方の光導波路の断面積よりも大き
    くし、さらに前記各光導波路の開口数を、前記光ファイ
    バの開口数よりも大きくしたことを特徴とする光伝送素
    子。
  7. 【請求項7】 光検出器と、光ファイバから前記光検出
    器に入射される光信号を伝搬する光導波路を有する光導
    波体とを備える光伝送素子において、 前記光検出器を樹脂により封入し、前記光導波体を前記
    樹脂および前記光導波路を形成する他の樹脂により構成
    し、前記光検出器に入射される光信号を伝搬する前記光
    導波路の断面積を、前記光ファイバ側から前記光検出器
    側に向かって小さくすることを特徴とする光伝送素子。
  8. 【請求項8】 請求項5ないしは請求項6のいずれか1
    つの請求項に記載の光伝送素子の作製方法において、 テーパ形状をした一方のスライドピンと、該一方のスラ
    イドピンに設けられた挿入穴を通して挿入された他方の
    スライドピンとからなるスライドピンの回りに、前記各
    光導波路のクラッド部を射出成形により形成し、次い
    で、前記各スライドピンを取り除いた中空穴に、前記ク
    ラッド部よりも屈折率の高いコア材からなるコア部を射
    出成形により形成したことを特徴とする光伝送素子の作
    製方法。
  9. 【請求項9】 光信号の送信または受信を行なうための
    光伝送素子と該光伝送素子に電気信号を入力又は出力す
    るための端子を備える一方のコネクタ部と、光ファイバ
    と接合された他方のコネクタ部とから構成され、両コネ
    クタを結合して構成される光伝送モジュールにおいて、 前記光伝送素子が、請求項1ないしは請求項7のいずれ
    か1つの請求項に記載の光伝送素子であり、前記両コネ
    クタは前記光ファイバの長手方向に抜差し可能に構成さ
    れていることを特徴とする光伝送モジュール。
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