JP2000065923A - レーダ装置及びその制御方法 - Google Patents

レーダ装置及びその制御方法

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JP2000065923A
JP2000065923A JP10234749A JP23474998A JP2000065923A JP 2000065923 A JP2000065923 A JP 2000065923A JP 10234749 A JP10234749 A JP 10234749A JP 23474998 A JP23474998 A JP 23474998A JP 2000065923 A JP2000065923 A JP 2000065923A
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transmitting
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radar
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JP10234749A
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Tetsuo Mishima
哲生 三島
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーダAとレーダBの間に通信回線を接続せ
ずに、送信ビームに受信ビームを指向させるビーム走査
の制御と同期動作とを行う。 【解決手段】 目標3へのビーム走査を制御する当該目
標3の軌道の位置及び時刻情報が入力された軌道データ
ベース34、35と、あらかじめ時刻が合わされたクロ
ック信号を発生する原子時計手段にもとづきレーダAと
レーダBの間の同期動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信局と受信局を
有するレーダ装置における同期の制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在実用されているレーダ装置は、自ら
マイクロ波を空間に放射し、物体にて反射されたマイク
ロ波を自ら受信する動作を行うモノスタティック・レー
ダ装置であり、これに対し、一般に、バイスタティック
・レーダ装置とは、離れて配置された2つのレーダ装置
が対となり、一方が送信局、他方が受信局となって送信
局から放射されたマイクロ波の物体による反射波を受信
局において受信する動作を行うレーダ装置である。送信
局と受信局が離れているので、送信ビームと受信ビーム
とが空間で会合する領域のこの覆域からの反射波のみが
受信できるため、固定化されたファンビーム・アンテナ
により送受信装置間に送信ビームと受信ビームとが空間
で会合する領域を有するか、送信ビームに受信ビームを
指向させるようにビーム走査を行うか、どちらかの方法
により受信している。普通のレーダ装置が物体によるマ
イクロ波の反射特性を利用して目標の位置を検出するこ
とに対して、バイスタティック・レーダ装置は物体によ
るマイクロ波の散乱特性を利用して目標の位置を検出し
ている。
【0003】図7は、例えば、文献Merill I.Skolnik:"
Intoroduction to Radaer Systems",pp554,McGROW-HILL
(1981)に示された従来のバイスタティック・レーダ装置
の原理を説明する説明図で、1aはマイクロ波を空間に
放射する送信装置(Transmitter)、2aは
送信装置1aから放射され目標に到達する送信波(Tr
ansmitted signal)、3aは送信波2
aを反射する航空機等の目標(Target)、4aは
目標3aにより反射された反射波(Scattered
signal)、5aは反射波4aを受信する受信装
置(Receiver)、6aは上記送信装置1aから
放射され受信装置5aに直接に到達する直接波(Dir
ect signal)、Dtは送信装置1aから目標
3aまでを送信波2aが伝播する距離、Drは目標3a
から受信装置5aまでを反射波4aが伝播する距離、D
bは送信装置1aと受信装置5aの間を直接波6aが伝
播する距離、Sは送信波2aが伝播する距離Dtと反射
波4aが伝播する距離Drを加えた総経路長(S=Dt
+Dr)、ψeは受信装置5aからみた目標3aまでの
角度であり、固定化されたファンビーム・アンテナによ
り送受信装置間に送信ビームと受信ビームとが空間で会
合するフェンス状の覆域を有するものである。
【0004】次に、動作について説明する。はじめに送
信装置1aのアンテナを通じて目標3aに向けて送信ビ
ームとなる送信波2aと受信装置5aに向けてサイドロ
ーブから直接波6aが放射される。次に送信波2aは目
標3aに到達して反射波4aが反射される。次に受信装
置5aのアンテナで反射波4aと直接波6aは受信され
る。一般にバイスタティック・レーダ装置における目標
3aから受信装置5aまでの距離Drの測定を説明する
と、送信波2aと反射波4aが伝播する距離を加えた総
経路長Sの計測及び直接波6aが伝播する距離Db、受
信装置5aからみた目標3aの角度ψeによって測定さ
れ、目標3aから受信装置5aまでの距離Drは次式で
示される。 Dr=(S2−Db2)/(2・S−2・Db・cosψe) (1) 総経路長Sは、受信装置5aが反射波4aを受信した時
刻から送信装置1aが送信波2aを送信した時刻を引い
て光速で割ることで求められ、受信装置5aは、送信装
置1aが送信した時刻を知るために通信回線を有する
か、送信した時刻を基準にして受信動作を行い送信装置
1aと同期した動作をするための同期回線を有する必要
がある。また、従来のバイスタティック・レーダ装置で
は、送信装置1aから送信パルスの送信波2aを放射
し、目標3aからの反射波4aのドップラ周波数偏移を
受信装置5aで検出して、固定の目標3aは消去して、
移動する目標3aのみを検出することができる。しか
し、受信装置5aは、ドップラ周波数偏移を検出するた
めに送信装置1aからの送信パルスの周波数を知る必要
があり、送信装置1aと受信装置5aは、通信回線を有
する必要がある。
【0005】図8は、例えば、送受信手段を有する二つ
のフェーズド・アレイ・レーダで送信装置1aと受信装
置5aを構成した場合の従来のバイスタティック・レー
ダ装置のブロック図であり、Aaはマイクロ波を送受信
するフェーズド・アレイ・レーダ装置であり、以下の説
明では、送信装置1aとして機能する部分を中心に述べ
る。2aはフェーズド・アレイ・レーダ装置Aaの送信
装置1aから送信された送信波、3aは送信波2aを反
射する航空機等の目標、4aは目標3aにより反射され
た反射波、Baはマイクロ波を送受信するフェーズド・
アレイ・レーダ装置であり、以下の説明では反射波4a
を受信する受信装置5aとして機能する部分を中心に述
べる。
【0006】各フェーズド・アレイ・レーダ装置Aa及
びBaの構成を説明すると、7aはマイクロ波を送信ま
たは受信する素子アンテナ、8aは素子アンテナ7aに
接続されたサーキュレータ、9aはサーキュレータ8a
へ送信するマイクロ波を増幅する大電力増幅器、10a
はサーキュレータ8aから受信した小信号を増幅する低
雑音増幅器、11aは送信するか受信するかでルートを
切り替える送受切換えスイッチ、12aは送受切換えス
イッチ11aに接続されて、信号の位相を変化させて電
子的に電子ビームの走査方向を可変する位相制御手段、
13aは上記素子アンテナ7aと、サーキュレータ8a
と、大電力増幅器9aと、低雑音増幅器10aと、送受
切換えスイッチ11aと、位相制御手段12aとより成
る送受信モジュール、14aは複数の送受信モジュール
13a,13anに接続された合成分配器、15aは合
成分配器14aに接続されたサーキュレータ、16aは
サーキュレータ15aに接続されて、送信波2aを発生
する送信手段、17aはサーキュレータ15aからの信
号を受信する受信手段、18aは受信手段17aの受信
信号から目標を検出する目標検出手段、19aは目標検
出手段18aの目標検出信号から目標を追尾する処理を
行う目標追尾処理手段、20aは目標追尾処理手段19
aの目標追尾処理結果から電子ビームの走査方向を制御
し上記位相制御手段12aに伝えるビーム制御手段、2
1aはビーム制御手段20aに接続され送信装置1aと
受信装置5aを通信し同期させてビーム指向を行う同期
用通信回線であり、上記送信装置1aとしてレーダAa
と、上記受信装置5aとしてレーダBaとを備えバイス
タティック・レーダ装置を構成した。
【0007】上記フェーズド・アレイ・レーダの説明を
すると、送受信ビームの方向を電子的に変えることがで
き、例えば、仰角10degで、方位0degから60
degまでの方向に繰り返し電子ビーム走査することが
できる。また、この走査の途中に、ビームを急に方位3
0degの方向に向けることもできる。これに対して、
パラボラアンテナを有するレーダ等のアンテナの機械回
転によりビームを走査する方式は、上記ビーム走査のよ
うな柔軟な制御が行えず、機械回転部品の摩耗も避けら
れない。
【0008】マイクロ波の指向性は鋭いので、送信装置
1aのアンテナの指向特性により鋭さが決まるアンテナ
ビームは送信波2aを大きな電力で送信するために目標
3aに指向している必要があり、受信装置5aの受信ビ
ームは反射波4aを良い感度で受信するために目標3a
に指向している必要がある。この場合では、受信ビーム
を目標3aに指向させるためにビーム走査の制御の情報
を通信する同期用通信回線21aを有して制御を行い、
当該同期用通信回線21aに送信装置1aが送信したタ
イミングを基準にして受信動作を行い受信装置5aと同
期して動作するクロックの信号も通信する。
【0009】次に、動作について説明する。送信波2a
は、送信装置1aとなるレーダAaの送信手段16aに
より生成されて、サーキュレータ15aを通じ合成分配
器14aにより分配された送受信モジュール13aの位
相制御手段12aに供給される。送信波2aは、ビーム
制御手段20aにより制御される位相制御手段12aか
ら所要の位相差を与えられて、この送信波2aの送信ビ
ームは目標3aへの方向に制御が行われ、走査され目標
3aに指向される。送信波2aは送信ルートに切り替え
られた送受切り替えスイッチ11aを通じ大電力増幅器
9aにより増幅され、サーキュレータ8aを経て素子ア
ンテナ7aから空間へ送信される。送信された送信波2
aは目標3aにより反射されて、レーダBaへ反射波4
aが伝わる。
【0010】受信装置5aとなるレーダBa側のビーム
制御手段22aは、反射波4aに受信ビームを指向させ
るために、ビーム制御手段20aからビーム走査の制御
を行う同期信号が同期用通信回線21aを通じて受信さ
れる。この同期信号は、ビーム走査の制御を行う信号及
び送信タイミングを基準にしたクロック信号である。受
信ビームはビーム制御手段22aからの同期信号にもと
づき電子的に目標3aへの方向に制御が行われ、走査さ
れて目標3aに指向される。素子アンテナ23aは反射
波4aが受信されて、この受信信号はサーキュレータ2
4aを経て低雑音増幅器25aで増幅される。増幅され
た受信信号は、受信ルートに切り替えられた送受切換え
スイッチ26aを通じて位相制御手段27aに入力され
る。受信信号は、送受信モジュール29aの出力として
位相制御手段27aから出力される。各送受信モジュー
ル29a〜29anの受信信号は、合成分配器28aに
より合成され、サーキュレータ30aを経て受信手段3
1aで受信される。この受信信号から目標3が目標検出
手段32aから検出され、受信装置5aから目標3aま
での距離、方位、仰角が得られ、受信装置5aから目標
3aの位置が確認できる。
【0011】目標3aが移動すると、目標追尾処理手段
33aは、目標検出手段32aの目標3aの位置情報か
ら追尾する処理が行われる。ビーム制御手段22aは、
この追尾処理した結果と上記同期用通信回線21aから
のビーム走査の制御を行う信号により、ビーム走査の制
御が行われ、受信ビームを目標3aに指向させ続け目標
3aの位置が確認できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイスタティッ
ク・レーダ装置は上記のような方法で目標3aを検出す
るため、固定化されたファンビーム・アンテナにより送
受信装置間にフェンス状の送信ビームと受信ビームとが
空間で会合する限定された覆域を有するか、ビーム走査
する場合は送信ビームに受信ビームを指向させるように
ビーム走査の制御を行っていた。従って、フェーズド・
アレイ・レーダでバイスタティック・レーダ装置を構成
しビーム走査の制御をする場合、送信装置1aと受信装
置5aとの間を通信回線21aで結び、この通信回線2
1aで同期動作をするためのクロック信号と受信ビーム
が送信ビームに指向するためにビーム走査の制御をする
信号から成る同期信号の通信を行う必要があり装置規模
が増大するという問題があった。
【0013】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、レーダ装置において、送信装置と受信
装置の間に通信回線を持たずに同期動作及びビーム走査
制御を行うレーダ装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のレーダ装置は、目標の位置が入力された軌道データベ
ースにもとづき目標へのビーム走査を制御して追尾する
とともに、あらかじめ時刻が合わされた同期信号を発生
する同期用時計手段を送信局と受信局に設け、それぞれ
の同期用時計手段にもとづき送信局と受信局の間の同期
をとるようにしたものである。
【0015】本発明の請求項2に記載のレーダ装置は、
2つのフェーズド・アレイ・レーダで送信局と、受信局
を構成したものである。
【0016】本発明の請求項3に記載のレーダ装置は、
送信局を送信専用とし、受信局を受信専用として構成し
たものである。
【0017】本発明の請求項4に記載のレーダ装置は、
目標へのビーム走査を制御し追尾する情報を符号化して
送信する符号化手段を送信局に設けるとともに、受信信
号からこの情報を復号化しビーム走査を制御する復号化
手段を受信局に設けたものである。
【0018】本発明の請求項5に記載のレーダ装置は、
受信信号処理により複数の受信ビームを同時に形成する
デジタル・ビーム・フォーミング手段を有する受信局で
構成したものである。
【0019】本発明の請求項6に記載のレーダ装置は、
3つ以上のフェーズド・アレイ・レーダで構成したもの
である。
【0020】本発明の請求項7に記載のレーダ装置は、
送信局を送信専用の複数の送信局から構成し、受信局を
受信専用の複数の受信局から構成したものである。
【0021】本発明の請求項8に記載のレーダ装置は、
送信局の送信ビームと受信局の受信ビームとが空間で会
合する領域に目標が入ってくるときに当該受信ビームが
目標に指向するように待ち受けてビーム走査の制御を行
うものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面にもとづき説明する。
【0023】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係わるレーダ装置の構成を示すブロック図で、A
はマイクロ波を送信するフェーズド・アレイ・レーダ装
置であり、送信装置1としても機能する。2はフェーズ
ド・アレイ・レーダ装置Aの送信装置1から送信された
送信波、3は送信波2を反射する人工衛星等の地球をま
わる目標、4は目標3により反射された反射波、Bは反
射波4を受信するフェーズド・アレイ・レーダ装置であ
り、受信装置5としても機能する。
【0024】各フェーズド・アレイ・レーダ装置A及び
Bの構成を説明すると、7は送信装置1の素子アンテ
ナ、8は素子アンテナ7に接続されたサーキュレータ、
9はサーキュレータ8への信号を増幅する大電力増幅
器、10はサーキュレータ8の信号を増幅する低雑音増
幅器、11は送受信のルートを切り替える送受切換えス
イッチ、12は送受切換えスイッチ11に接続されて、
信号の位相を変化させて電子的に電子ビームの走査方向
を可変する位相制御手段、13は上記素子アンテナ7
と、サーキュレータ8と、大電力増幅器9と、低雑音増
幅器10と、送受切換えスイッチ11と、位相制御手段
12とより成る送受信モジュール、14は複数の送受信
モジュール13、13nに接続された合成分配器、15
は合成分配器14に接続されたサーキュレータ、16は
内蔵の原子時計により構成されるもので、サーキュレー
タ15へ受信側と位相レベルの同期がとれた送信波2を
発生する送信手段、17はサーキュレータ15からの信
号を受信する受信手段、18は受信手段17の受信信号
から目標を検出する目標検出手段、19は目標検出手段
18の目標検出信号から目標を追尾する処理を行う目標
追尾処理手段、34は目標追尾処理手段19に接続され
て、人工衛星等の地球をまわる軌道の情報が入力された
軌道データベース、20は軌道データベース34の軌道
の情報と上記目標追尾処理手段19から電子ビームの走
査方向を制御して、上記位相制御手段12に伝えるビー
ム制御手段であり、送信装置1と受信装置5との間でバ
イスタティック・レーダ動作を行う。
【0025】次に、動作について説明する。送信装置1
と、受信装置5に内蔵の同期用時計手段としての原子時
計はあらかじめ、同一の場所で時刻のタイミングが合わ
されており、動作タイミングの基準となる正確なクロッ
ク信号が発生される。
【0026】送信波2は、送信手段16により発生さ
れ、上記原子時計により受信側と位相レベルの同期がと
れている。送信波2は、サーキュレータ15を通じ合成
分配器14により分配された送受信モジュール13の位
相制御手段12に供給される。送信ビームを目標3に指
向させるために、この目標3の軌道の情報は、ビーム制
御手段20に軌道データベース34からビーム走査の制
御信号として入力される。送信波2は、この軌道の情報
から位相制御手段12により所要の位相差が与えられ
て、この送信波2の送信ビームは目標3への方向の制御
が行われ、走査され目標3に指向される。送信波2は送
信ルートに切り替えられた送受切り替えスイッチ11を
通じ大電力増幅器9により増幅され、サーキュレータ8
を経て素子アンテナ7から空間へ送信される。送信され
た送信波2は目標3により反射され受信装置5へ反射波
4が伝わる。
【0027】反射波4に受信ビームを指向させるため
に、目標3の軌道の情報は、受信装置5のビーム制御手
段22に軌道データベース35からビ−ム走査の制御信
号として入力される。受信ビームは、位相制御手段27
から電子的に目標3への方向に制御が行われ、走査され
て目標3に指向される。
【0028】素子アンテナ23に反射波4が受信され、
受信信号はサーキュレータ24を経て低雑音増幅器25
で増幅される。増幅された受信信号は受信ルートに切り
替えられた送受切換えスイッチ26を通じて位相制御手
段27に入力される。受信信号は、送受信モジュール2
9の出力として位相制御手段27から出力される。各受
信モジュール29の受信信号は、合成分配器28により
合成され、サーキュレータ30を経て受信手段31で受
信される。この受信信号から目標3が目標検出手段32
から検出され、受信装置5から目標3までの距離、方
位、仰角が得られ、受信装置5から目標3の位置が確認
できる。目標3が移動すると、目標追尾処理手段33
は、目標検出手段32から目標3の位置の情報から追尾
する処理が行われる。ビーム制御手段22は、この追尾
処理した結果と上記軌道データベース35の軌道の情報
をパラメーターとし、目標3の移動方向を計算して、こ
の計算結果にもとづいてビーム制御手段22によりビー
ム走査の制御が行われ、受信ビームを目標3に指向させ
続け目標3の位置が確認できる。
【0029】送信装置1と受信装置5に内蔵の原子時計
に、GPS衛星から送信されるGPS時刻を受信する受
信手段を設け、このGPS時刻にもとづいて時刻のタイ
ミングをあわせてもよい。軌道データベース34と軌道
データベース35について図2を用いて説明すると、あ
らかじめに気象衛星や通信衛星等の地球をまわる軌道の
軌道長半径、離心率、軌道傾斜角、昇交点赤経、近地点
引数、平均近点離角等からなる軌道のパラメーター情報
(ケプラーの軌道6要素)やレーダ装置A、Bから位置
を確認できる時刻の情報、レーダ装置A、Bそれぞれか
らの距離、方位、仰角、人工衛星の名前等が入力されて
いる。
【0030】このように、受信装置と送信装置の間の同
期動作はあらかじめ時刻の合わされた原子時計のクロッ
ク信号を基準として行い、目標へのビーム走査の制御は
時刻毎の軌道の情報が入力された軌道データベースから
制御するので、受信装置と送信装置の間に通信回線を持
たずに同期動作及びビーム走査の制御をすることができ
る。
【0031】さらに、送信装置1及び受信装置5は、送
信手段16と受信手段17とを備えたフェーズド・アレ
イ・レーダであるので、バイスタティック・レーダ動作
だけでなく、自らマイクロ波を空間に放射し、物体にて
反射されたマイクロ波を自ら受信する通常のレーダ動作
をさせても良い。
【0032】実施の形態2.上記実施の形態1では、送
信装置1及び受信装置5がフェーズド・アレイ・レーダ
である場合について説明したが、送信専用の送信装置1
と、受信専用の受信装置5で上記実施の形態1と同様な
構成をとりバイスタティック動作を行うレーダ装置を構
成し、上記実施の形態1に示した基本的な動作を行うこ
とで、受信装置と送信装置の間に通信回線を持たずに同
期動作及びビーム走査の制御をすることができる。
【0033】実施の形態3.上記実施の形態1では、送
信装置1の送信ビームと受信装置5の受信ビームとが空
間で会合する領域に目標3がある場合を説明したが、こ
の実施の形態3では、図3に示すようにこの領域に地球
をまわる軌道で移動する目標3が入ってくるときに受信
ビームが指向するように上記軌道データベース35から
待ち受けるように受信装置5がビーム走査の制御を行う
場合について説明をする。
【0034】この実施の形態3では、図4に示すよう
に、上記図1に示した実施の形態1における軌道データ
ベース35が目標3を検出するまで待ち受けるように構
成してあり、他の構成は図1と同一である。あとの基本
的動作は実施の形態1と同様である。
【0035】図3において、例えば、地球上にあるレー
ダAは、レーダBに比べて低緯度(南方)にある。地球
をまわる目標3が南から北へ移動する場合、レーダA
は、レーダBより先にレーダ動作を行い目標3が検出さ
れる。目標3は、その後しばらくしてからレーダBの受
信ビームが届く位置に移動する。この目標3の軌道の情
報は、ビーム制御手段22に軌道データベース35から
ビーム走査の制御信号として入力され、受信ビームは目
標3を待ち受けるように制御される。レーダBは、目標
3へ受信ビームが届く位置に目標3が移動する前に受信
ビームをこの方向へ指向できるので、しばらくして目標
3が受信ビームの届く位置に移動したら、すぐに目標3
の位置を正確に確認できる。また、目標3は北から南へ
移動する場合や、西から東へ移動する場合等も同様にビ
ーム走査の制御を行い、目標3の位置を確認できる。ま
た、複数のレーダA、B、Cで目標を待ち受けるように
ビーム走査を行い、個々のレーダ位置にもとづいて目標
の位置を確認してもよい。このように個々のレーダ位置
にもとづいてビームを指向させて待ち受けることで目標
3を検出する順序が制御され、目標3の位置を確認でき
る。
【0036】実施の形態4.上記実施の形態1では、目
標3を追尾処理する目標追尾処理手段19と、目標追尾
処理手段33の結果の情報は独立で、同じ情報が入力さ
れた軌道データベース34と、軌道データベース35と
する場合を示したが、この実施の形態4では、自局にお
ける追尾処理の結果の情報を他局へ送り、追尾処理の結
果の情報を統合してビーム制御する場合を説明する。
【0037】この実施の形態4では、図5に示すよう
に、上記図1に示した実施の形態1の構成に送信装置1
側の目標追尾処理手段19と送信手段16の間に追尾処
理の結果の情報を符号化する符号化手段36と、受信装
置5側の受信手段31と目標追尾処理手段33の間に復
号化手段37を挿入して構成してある。あとの基本的動
作は実施の形態1と同様である。
【0038】図5において、送信装置1となるレーダA
は、軌道データベース34の軌道データにもとづきレー
ダ動作を行い目標3が検出される。この検出信号から追
尾処理した結果の情報が目標追尾処理手段19により出
力される。この追尾処理した結果の情報は、符号化手段
36により送信波2に付加され、送信される。この符号
化は、例えば、位相変調パルス圧縮方式による符号化で
ある。この符号化信号を含むレーダAの送信波2は、受
信装置5となるレーダBで受信される。この受信信号
は、レーダBの受信手段31より出力され、復号化手段
37によりレーダAの追尾処理した結果の情報が復号化
される。この追尾処理した結果の情報をもとにビーム走
査の制御を行う。
【0039】上記位相変調パルス圧縮方式について説明
すると、送信パルスを2値位相変調する場合に、送信パ
ルス幅をPWとすると、この送信パルス幅PWをn個に
分け、これをサブパルスとし、サブパルス幅はPW/n
となる。このサブパルス毎に0degか又は、180d
egの2値の位相変調を行う。この受信波から位相変調
成分を抽出して復号化する。
【0040】また、サブパルスに符号化する追尾処理し
た結果の情報は、レーダAで得られた目標3の位置情報
(距離、方位、仰角)を2値化したものである。レーダ
Aの追尾処理した結果の情報をレーダBに送る場合につ
いて説明したが、レーダBの情報をレーダAに送る、ま
たはその両方を同時に行う構成としても良い。
【0041】ある時刻において、レーダBでは目標3が
検出されないで、レーダAのみで目標3が検出された場
合、レーダAで検出された位置情報や追尾処理した結果
の信号をレーダBへ伝えることで、追尾精度が向上でき
る。また、レーダBの追尾精度がレーダAより劣る場合
でも、追尾精度を向上できる。これら追尾情報のより良
いほうを選択することで高精度のビーム制御ができる。
このようにバイスタティック動作を行うレーダ装置を構
成することで、レーダA及びレーダBの追尾処理した結
果の情報を通信して統合化することにより、例えば検出
率が悪い場合や、レーダBの追尾精度がレーダAより劣
る場合でも、高精度なビーム制御が可能となる。
【0042】実施の形態5.上記実施の形態1では、ペ
ンシルビームを電子ビーム走査するフェーズド・アレイ
・レーダによりバイスタティック動作を行うレーダを構
成する場合を示したが、この実施の形態5では、受信信
号処理により複数の受信ビームを同時に形成するディジ
タル・ビーム・フォーミング手段を有するレーダにより
バイスタティック動作を行うレーダ装置を構成する。上
記のようにレーダ装置を構成することで、似かよったケ
プラーの軌道6要素をもつ多数の目標3が出現しても、
これらの目標3の全てに効果的に電子ビーム走査ができ
る。
【0043】実施の形態6.上記実施の形態1では、2
つのフェーズド・アレイ・レーダによりバイスタティッ
ク動作を行うレーダ装置を構成する場合を示したが、こ
の実施の形態6では、図6に示すように3つ以上のフェ
ーズド・アレイ・レーダA、B、Cによりレーダ装置を
構成しマルチスタティック動作を行うレーダ装置を構成
する。基本的なレーダ動作は実施の形態1と同様である
が、マルチスタティック動作を行うレーダ装置を構成す
ることで、多数の目標に対して効率的かつ高精度の電子
ビーム走査ができる。
【0044】実施の形態7.上記実施の形態1では、2
つのフェーズド・アレイ・レーダによりバイスタティッ
ク動作を行うレーダ装置を構成する場合を示したが、こ
の実施の形態7では、複数の送信専用の送信局と受信専
用の受信局でマルチスタティック動作を行うレーダ装置
を構成する。基本的なレーダ動作は実施の形態1と同様
であるが、マルチスタティック動作を行うレーダ装置を
構成することで、多数の目標に対して効率的かつ高精度
の電子ビーム走査ができる。
【0045】上記各実施の形態において、簡単のため
に、位相検波手段、パルス圧縮手段等が構成にない2又
は3つ以上のレーダを説明したが、これらの位相検波手
段、パルス圧縮手段等が構成に加えられたレーダでレー
ダ装置を構成しても良い。また、上記同期用時計手段は
送信装置1と受信装置5に必ずしも内蔵される必要はな
く、外付けしたものでもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、目標の位置が入力された軌道データベー
スにもとづき目標へのビーム走査を制御して追尾すると
ともに、あらかじめ時刻が合わされた同期信号を発生す
る同期用時計手段を送信局と受信局に設け、それぞれの
同期用時計手段にもとづき送信局と受信局の間の同期を
とるようにしたので、同期やビーム制御のための通信回
線を有することなく高い精度でビームの同期を確保し、
効果的に目標へビームを指向することができる。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、2
つのフェーズド・アレイ・レーダで送信局と、受信局を
構成したので、同期やビーム制御のための通信回線を有
することなく高い精度でビームの同期を確保し、目標に
効果的にビームを指向することができる。
【0048】また、請求項3に記載の発明によれば、送
信局を送信専用とし、受信局を受信専用として構成した
ので、同期やビーム制御のための通信回線を有すること
なく高い精度でビームの同期を確保し、目標に効果的に
ビームを指向することができる。
【0049】また、請求項4に記載の発明によれば、目
標へのビーム走査を制御し追尾する情報を符号化して送
信する符号化手段を送信局に設けるとともに、受信信号
からこの情報を復号化しビーム走査を制御する復号化手
段を受信局に設けたので、検出率が悪い場合や受信局の
追尾精度が送信局より劣る場合でも、高精度のビーム走
査の制御ができる。
【0050】また、請求項5に記載の発明によれば、受
信信号処理により複数の受信ビームを同時に形成するデ
ジタル・ビーム・フォーミング手段を有する受信局で構
成したので、似かよった軌道をもつ多数の目標が出現し
ても、これらの目標の全てに効果的に電子ビーム走査が
できる。
【0051】また、請求項6に記載の発明によれば、3
つ以上のフェーズド・アレイ・レーダで構成したので、
多数の目標に対して効果的にビーム走査の制御ができ
る。
【0052】また、請求項7に記載の発明によれば、送
信局を送信専用の複数の送信局から構成し、受信局を受
信専用の複数の受信局から構成したので、多数の目標に
対して効率的に高精度のビーム走査の制御ができる。
【0053】また、請求項8に記載の発明によれば、送
信局の送信ビームと受信局の受信ビームとが空間で会合
する領域に目標が入ってくるときに当該受信ビームが目
標に指向するように待ち受けてビーム走査の制御を行う
ので、レーダの設置場所が異なる場合でも、目標を検出
する順序が制御され、効果的にビーム走査の制御ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わるレーダ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係わる軌道データベースの表
示例を示す表示図である。
【図3】 実施の形態3に係わるレーダ装置の概念を示
す断面図である。
【図4】 実施の形態3に係わるレーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】 実施の形態4に係わるレーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】 実施の形態6に係わるレーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】 従来のバイスタティック動作を行うレーダ装
置の原理を説明する説明図である。
【図8】 従来のバイスタティック動作を行うレーダ装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信装置、2 送信波、3 目標、4 反射波、5
受信装置、6 直接波、7 素子アンテナ、12 位
相制御手段、16 送信手段、17 受信手段、18
目標検出手段、19 目標追尾処理手段、20 ビーム
制御手段、21 同期用通信回線、22 ビーム制御手
段、23 素子アンテナ、27 位相制御手段、31
受信手段、32 目標検出手段、33 目標追尾処理手
段、34 軌道データベース、35 軌道データベー
ス、36 符号化手段、37 復号化手段、A レー
ダ、B レーダ、C レーダ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月3日(1999.6.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のレーダ装置は、送信局と受信局とを有し、これら送信
局及び受信局のそれぞれに、上記送信局及び受信局間の
同期信号を発生する同期用時計手段、目標の軌道情報が
入力された軌道データベース、この軌道データベースの
上記軌道情報と上記同期信号に基づく目標検出信号とか
ら上記目標へのビーム走査が制御され追尾する目標追尾
処理手段を設けたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係わるレーダ装置の構成を示すブロック図で、A
はマイクロ波を送信するフェーズド・アレイ・レーダ装
置であり、送信装置1としても機能する(図3〜図6に
おいても同様)。2はフェーズド・アレイ・レーダ装置
Aの送信装置1から送信された送信波、3は送信波2を
反射する人工衛星等の地球をまわる目標、4は目標3に
より反射された反射波、Bは反射波4を受信するフェー
ズド・アレイ・レーダ装置であり、受信装置5としても
機能する(図3〜図6においても同様)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、送信局と受信局とを有し、これら送信局
及び受信局のそれぞれに、上記送信局及び受信局間の同
期信号を発生する同期用時計手段、目標の軌道情報が入
力された軌道データベース、この軌道データベースの上
記軌道情報と上記同期信号に基づく目標検出信号とから
上記目標へのビーム走査が制御され追尾する目標追尾処
理手段を設け、それぞれの同期用時計手段に基づいて
信局と受信局の間の同期をとるようにしたので、同期や
ビーム制御のための通信回線を有することなく高い精度
でビームの同期を確保し、効果的に目標へビームを指向
することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標の位置が入力された軌道データベー
    スにもとづき目標へのビーム走査を制御して追尾すると
    ともに、あらかじめ時刻が合わされた同期信号を発生す
    る同期用時計手段を送信局と受信局に設け、それぞれの
    同期用時計手段にもとづき送信局と受信局の間の同期を
    とるようにしたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 2つのフェーズド・アレイ・レーダで送
    信局と、受信局を構成した請求項1に記載のレーダ装
    置。
  3. 【請求項3】 送信局を送信専用とし、受信局を受信専
    用として構成した請求項1に記載のレーダ装置。
  4. 【請求項4】 目標へのビーム走査を制御し追尾する情
    報を符号化して送信する符号化手段を送信局に設けると
    ともに、受信信号からこの情報を復号化しビーム走査を
    制御する復号化手段を受信局に設けた請求項1に記載の
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 受信信号処理により複数の受信ビームを
    同時に形成するデジタル・ビーム・フォーミング手段を
    有する受信局で構成した請求項1に記載のレーダ装置。
  6. 【請求項6】 3つ以上のフェーズド・アレイ・レーダ
    で構成した請求項1に記載のレーダ装置。
  7. 【請求項7】 送信局を送信専用の複数の送信局から構
    成し、受信局を受信専用の複数の受信局から構成した請
    求項6に記載のレーダ装置。
  8. 【請求項8】 送信局の送信ビームと受信局の受信ビー
    ムとが空間で会合する領域に目標が入ってくるときに当
    該受信ビームが目標に指向するように待ち受けてビーム
    走査の制御を行う請求項1に記載のレーダ装置の制御方
    法。
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