JP2000065626A - 液体検知装置 - Google Patents
液体検知装置Info
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Abstract
知できる。 【構成】 高周波信号を発振する発振器2と、この発振
器2からの高周波信号を受け、近傍の状況に応じたイン
ピーダンス変化に応じ、反射信号を返すセンサ部1と、
このセンサ部1からの反射波信号を検知する反射波セン
サ部3とを備える検知器のセンサ部1を不透明な容器5
に沿って、上下に移動し、反射波信号のレベル変化を確
認し、その変曲点を容器5内の液面と検知する。
Description
体とその他の物質との境界、液体濃度等を検知する高周
波利用の液体検知装置に関する。
する検知装置には、物質に通電して、例えばその電位降
下を見る通電法、物体との接触による誘電法を用いるも
の、あるいは近接スイッチや光電式、超音波式のスイッ
チが使用されている。
法としては、電極を液中に入れ、通電して、その電圧降
下を見る通電法や、液体との接触による誘電法を用いる
もの、あるいは超音波を照射し、反射板より反射度合を
見る方法がある。
装置では、例えば、不透明な小型の容器に入った液体を
精度良く非接触で検出することはできなかった。殊に、
通電法や誘電法は測定物に接触する必要があり、また光
は透過できなければならない。さらに超音波は小さな容
器では測定不可能である。さらにまた、通電法、光や超
音波では物体の種類までは検出できない、という問題が
ある。
が、これは透磁率の高い金属をターゲットにしたもので
ある。この種の近接センサは基本的に、高周波の発振を
するコイル自体がセンサ部となる自励発振方式で金属が
センサに接近すると、コイルのインピーダンスが変化
し、発振が停止したり、又は発振を開始する方式を用い
ている。しかし、この方式では低透磁率の材質の検出は
不可能である、という問題がある。
たものであって、高精度で、又金属以外の例えば、液体
でも、また容器が透明、不透明にかかわらず検知可能な
液体検知装置を提供することを目的としている。また、
上記した従来の液体濃度検知方法では、電極や反射板を
測定する液体の中に入れる必要があり、非接触で検出す
ることができなかった。また、そのために電極や反射板
を測定する前に洗浄する必要があり、連続測定は行程が
多い分、時間が必要であった。さらに、塩分による電極
や反射板が腐食するという問題があった。また、超音波
を用いる方法では、容器の直径が5cm以上でないと、
測定が不能になるという問題があった。
ものであって、非接触で、電極等の腐食の心配がなく、
短い測定時間で容易に濃度を測定し得る液体検知装置を
提供することを目的としている。
装置は、高周波信号を出す発振部と、この発振部からの
高周波信号を受ける共振回路を含むセンサ部と、このセ
ンサ部の外部近傍の液体の有無、種類に応じて反射して
くる反射信号を検出して、反射波に応じた信号を出力す
る検知部と、この検知部の出力信号により、所定の液体
を検知する手段とを備えている。
により非接触で液体検知できる。また、泡があっても誤
動作しない。さらに密閉されている容器内の液体でも検
出可能である。また、請求項2に係る液体検知装置は、
高周波信号を出す発振部と、この発振部からの高周波信
号を受ける共振回路を含むセンサ部と、このセンサ部の
外部近傍の状況に応じて反射してくる反射波を検出し
て、反射波に応じた信号を出力する検知部と、前記セン
サ部の移動に応じ、前記検知部の出力信号に基づいて、
前記センサ部からの反射信号の変化点を検知することに
より物質の境界を検出する境界検知部とを備えている。
ト不要で検出でき、また液体と液体、液体と気体等の境
界を検出できる。また、請求項3に係る液体検知装置に
よれば、高周波信号を出す発振部と、この発振部からの
高周波信号を受ける共振回路を含むセンサ部と、このセ
ンサ部の外部近傍の状況に応じて反射してくる反射波を
検出して、反射波に応じた信号を出力する検知部と、こ
の検知部の出力信号を溶質濃度に変換する処理手段と、
この処理手段の出力信号を表示する表示装置とを備えて
いる。
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態液体検知装置に使用される物体検知装置の構成を示
す回路図である。この物体検知装置は、センサ部1と、
このセンサ部1に伝送路4を介して高周波信号を伝送す
る発振部2と、センサ部1に供給された高周波信号がセ
ンサ部1で反射されて発振部2側に戻る反射信号を検出
する反射波センサ部3とから構成されている。検知部の
一例としての反射波センサ3およびセンサ部1は、受動
素子のみからなり、能動素子を含んでいない。
と、この検知コイル11と直列共振回路を形成する共振
用コンデンサ12と、1次側が入力側の共振回路に接続
され、2次側が高周波入力端子14とアースGNDに接
続される実数用トランス13とから構成されている(図
2参照)。もっとも、共振回路は並列共振回路を用いて
もよい。
た発振回路を採用しているが、発振回路自体は、周知の
高周波発振回路であれば他の回路でもよく、例えば、L
C発振器やPLLを用いたものであってもよい。発振部
2の出力周波数は、ここでは40.68MHzを採用し
ているが、10MHz〜300MHzが非磁性体を検出
し、しかも装置を小型に保つ上で適切である。また、反
射波センサ部3は、方向性結合器を含み、センサ部1か
らの反射波を電力として検出し、電圧に変換している。
すなわち、伝送路4に接続されるコンデンサ31、この
コンデンサの一端に接続される抵抗32とコイル33の
並列回路であり、コイル33が伝送路4にM結合され、
並列回路の他端がダイオード34のアノードに接続さ
れ、ダイオード34のカソードがコンデンサ35を介し
てGND接続されるとともに、カソードからアナログの
出力信号、すなわち電圧に変換された反射波を導出する
ようになっている。ここで使用している反射波センサ
は、このようにCM結合のものを用いているが、MM結
合方法によるもの等、他のセンサを用いてもよい。
路4を介してセンサ部1に高周波信号が供給される。
今、例えば共振回路の共振周波数が発振部2の周波数と
一致するように設定されており、検知物体(又は物質)
が存在しない周囲が空気のときに、センサ部1のインピ
ーダンス(ここでは、虚数部が零で実装部のみの50
Ω)と伝送路4のインピーダンスの整合が取れていると
すると、送られてきた高周波信号の反射がほとんど0で
あり、反射波センサ3からの出力が0となるのて、物体
無しを検知できる。
の透磁率の相違から、センサ部1は磁気的影響を受け、
インピーダンスが変化する。センサ部1のインピーダン
スが整合インピーダンスより大きくずれると、反射信号
も大となり、この反射信号が反射センサ部3で検出さ
れ、反射波すなわちインピーダンスの変化に応じたアナ
ログ信号が出力されるので、物体の存在を検知すること
ができ、以上より、物体の有無を知ることができる。物
質や物体の有無を検出するのに、検出部で反射波を検知
しているが、物質や物体の透磁率の差異さえ検出できれ
ばよい。また、センサ部1の共振時には、共振回路のイ
ンピーダンスの虚数部の数値は零付近に設定されてい
て、物質や物体検知時には、インピーダンスの虚数値の
増大に応じたアナログ信号を検知部から出力するように
してもよい。
別に上記実施例装置の如き反射波を用いると、反射波の
変化そのものは非常に少なく、図5のaのように反射波
の最低点から測定すると、反射波の変化に対する出力電
圧の変化が小さくなってしまう。したがって、図5のも
っとも傾斜の多い80%以内の反射位置(例えばbの位
置)から測定を始めると反射波に対する出力電圧の変化
が大きく、センサとしての感度が高くなる。この場合
は、発振部2の発振周波数をセンサ部1の共振周波数よ
りずらし、共振特性の勾配の急な点の周波数に設定す
る。
の巻線ではなく、図3に示すように、トロイダルコア1
5の一部15aを切断したC型のものに巻回することに
より、磁束を集中させることができ、漏洩磁界の軽減と
感度上昇を得ることができる。この切断部の形状、大き
さを変えることによって種々の物質や液体に対応するこ
とができる。
て、その大小により物質の有無、種類等を検出する例を
示したが、他の実施例として、図4に示すように、セン
サ部1と発振部2間の伝送路4上で、反射波の位相、電
圧、電流値のどれか一つ以上を検知部3で検知し、反射
電力に換算するのと、同様に扱うことのできる信号を得
ることができる。なお、発振部2と検知部3とを同一基
板上に設け、センサ部1と検知部3とをケーブルで結合
し、センサ部1を発振部2と検知部3とから分離、独立
して構成すると、センサ部1の取付け位置の自由度が増
し、センサ部1の取替えも簡単にできるようになる。
する例について説明する。図6〜図14の左右の図は、
それぞれ検知装置の略図、センサ位置と図1の反射波セ
ンサ3の出力信号との関係を示す図で、対応位置が2点
鎖線で結ばれている。液体有無検出の場合、2点鎖線と
右側の曲線との交点に当たる電圧値をレベル弁別用の閾
値とするとよい。なお、この閾値は、図1の反射波セン
サ3の出力を受ける図示しない処理装置あるいは処理部
に設けたレベル弁別手段に設定される。境界検出の場
合、反射波センサ3の出力をCPU等でサンプリングし
て読込み、その出力が大きく変化する時点を検出すれば
よい。
お、図6〜図13の液体、油、固形物は、水、オリーブ
油、消しゴムで、図14の液体、気泡は、それぞれ液
体、洗剤、その泡である。図6は、蓋なしの容器内の液
面検知を説明する図であり、容器5の外側部に沿って、
上部よりセンサ部1を下げてゆくと、反射波センサ3よ
り増幅器6を経て出力される出力電圧は、図6の右部に
示す特性となり、出力電圧の急激に変化する点が空気と
液体の境界面、つまり液面となる。蓋7で密閉された容
器6は、透明でない場合、中身が全く見えず、したがっ
て目視によって液面を知ることができないが、図7に示
すように、図6の場合と全く同様の動作で液面を検知す
ることができる。
不透明の場合、図8に示すように、容器5の外側面を上
から下にセンサ部1を上下することにより、増幅器6の
出力電圧が急激に変化する位置が液面である、と検出で
きる。図9は、ラベル付き容器内の液面検知を説明する
図である。容器5の側壁にラベル8が貼着してあると、
ラベル8で遮蔽されて液面が目視できないが、図に示す
ようにセンサ部1をラベル8に沿って上から下に移動さ
せると、増幅器6の出力は図9の右部に示す通りとな
り、中央部で出力の急激に大きく変化する位置が液面で
あるとして検知できる。
出する場合の説明図である。ここでは、境界が水平の場
合を示している。センサ部1を容器5の上方より、下方
に移動して、増幅器6の出力電圧を取ると、図10の右
方部に示す特性となり、上方の出力電圧急変部が空気層
と油性溶液の境界であり、下方の出力電圧急変部が油性
溶液と水性溶液の境界である。また、図11に示すよう
に油性溶液と水性溶液の間に両者の混合域が存在する
と、出力電圧の変曲点が3つとなり、それぞれ空気層と
油性溶液、油性溶液と混合域、混合域と水性溶液の境界
であり、出力電圧特性より、これら境界を検知できる。
検出を説明する図であり、図12は液境が水平である場
合、図13は液境が不定形である場合である。いずれ
も、やはり反射波センサ3より増幅器6を経て、出力さ
れる電圧の変曲点の位置よりも液境を検知することがで
きる。図14は、気泡が存在する場合の液面の検知を説
明する図である。センサ部1をやはり上記同様、上から
下に移動してゆくと、その出力電圧は図の右方部に示す
ように、2つの変曲点が生じるので、この対応する位置
が空気層と気泡域、気泡域と空気層の境界である。
を検知する場合の説明図である。図15の(b)に示す
ように、測定サンプル9を遠方からセンサ部1に近づけ
てゆくと、増幅器6の出力電圧は図15の(a)に示す
ように上昇してゆく。予め、この距離−出力電圧を校正
しておくことにより、センサ部1と被測定サンプル9の
離間距離を検知できる。
サ部1の上下動の具体的な機構例としては、後に図2
3、…、図31を参照して、説明する。図16は、この
発明の他の実施形態を示す液体濃度検知装置の構成を示
す回路図である。この液体濃度検知装置は、センサ部1
と、このセンサ部1に伝送路4を介して高周波信号を伝
送する発振部2と、センサ部1に供給された高周波信号
がセンサ部1で反射されて発振部2側に戻る反射信号を
検出する反射波センサ部3と、検出された反射信号を濃
度信号に変換する信号変換器50と、濃度を表示する表
示器60と、から構成されている。
たものである。発振部2、反射波センサ部3は図1で示
したものと同じである。処理装置の一例である信号変換
器50は、A/D変換器51、CPU52を内蔵し、反
射波センサ3からのアナログ出力信号を受けて、濃度信
号(例えば%)に変換して、ディジタルで出力する。
食塩水の濃度を測定する場合は、食塩水101を入れた
容器102の近傍に、センサ部1を配置する。この液体
濃度検知装置では、発振部2より伝送路4を介してセン
サ部1に高周波信号が供給される。今、例えば共振回路
の共振周波数が発振部2の周波数と一致するように設定
されており、検出物質が存在しない周囲が空気のとき
に、センサ部1のインピーダンスと伝送路4のインピー
ダンスの整合が取れているとすると、送られてきた高周
波信号の反射がほとんど0であり、反射波センサ3から
の出力が0となる。しかし、図16の場合は、容器10
2に食塩水101を入れているので、食塩水の濃度に応
じた透磁率の相違により、センサ部1のインピーダンス
が整合インピーダンスよりずれ、反射信号が発生する。
この反射信号のレベルは、食塩水の濃度に相関するの
で、この反射信号を信号変換器50で、対応する濃度信
号に変換して、表示器60に表示する。
た食塩水濃度と、検出電圧の関係を示している。この特
性を、予め信号変換器50に記憶しておくことにより、
上記したように、検出電圧から食塩水濃度(Log%)
を抽出できる。図18は、この発明の他の実施形態液体
濃度検知装置を示す回路図である。この実施形態液体濃
度検知装置は、図16に示したものの回路構成に加え
て、温度センサ70を備え、温度センサ70で検出され
た食塩水の温度信号を信号変換器50に加え、濃度信号
を温度補正するようにしている。食塩水の透磁率には温
度依存性があり、温度差により測定誤差が生じるので、
これを補正し、濃度検出の精度を上げるようにしてい
る。図19は、温度4°C、25°C、50°Cにおけ
る、容器に対するセンサ位置と、検出電圧の測定例を示
す図である。
液体濃度検知装置を示す回路図である。この実施形態液
体濃度検知装置は、図16に示したものの回路構成に加
えて、検波回路80、負帰還回路90を備えている。検
波回路80は、コンデンサ81、ダイオード82、コン
デンサ83、及びコイル84から構成され、コンデンサ
81の一端はセンサ部1の端子14に接続され、他端は
ダイオード82のアノードに接続されている。また、ダ
イオード82のカソードは、コンデンサ83を経て、接
地されるとともに、コイル84の一端に接続されてい
る。負帰還回路90は、コンデンサ91、コンデンサ9
2、抵抗93、トランジスタ94、及びコイル95から
構成され、コンデンサ91、抵抗93、コンデンサ92
が直列接続され、発振部2と反射波センサ部3間に接続
されている。抵抗93の両端にトランジスタ94のコレ
クタとベースが接続され、トランジスタ94のベースが
コイル94の他端に接続されている。また、トランジス
タ94のコレクタと電源間にコイル95が接続されてい
る。
扱う場合は、検出器の安定度が重要である。また、使用
部品の温度特性が検出器の精度に影響を与えるので、安
定化をはかる必要がある。そのため、検波回路80によ
り、出力信号を抽出して検波し、負帰還回路90により
フィードバックして、出力信号の安定化を行っている。
検波回路80は、センサ部1に供給される高周波電力を
直流信号に変換する。負帰還回路90は、検波回路80
からの信号を受け、信号が高くなれば増幅率を下げ、信
号が低くなれば増幅率を上げて、センサ部1に供給する
電力を一定にする。負帰還回路90に代えて、AGC
(自動利得調整)回路を用いてもよい。また、トランス
94に代えて、FETあるいはPINダイオードを用い
てもよい。
液体濃度検知装置を示す回路図である。この実施形態液
体濃度検知装置は、図16のものに、さらに温度センサ
70、検波回路80、負帰還回路90を備えたものであ
り、温度補正と、負帰還により、さらに出力信号の安定
化を得るものである。以上の溶液の濃度と温度との関係
を利用して、温度測定を行うこともできる。すなわち、
濃度が温度に依存する水溶液を用い、濃度と温度との関
係をテーブルに記憶しておき、以上の装置で濃度を測定
し、テーブルを参照して濃度を温度に換算し、温度を表
示するようにすれば、温度測定ができる。
図21において、発振部2と反射波センサ部3間にアッ
テネータを設けてもよい。このアッテネータは3個の抵
抗から構成されるπ型を使用するが、他の型式のものを
用いてもよい。センサ部1のインピーダンスが測定物に
よって大きく変化すると、反射波センサ3の信号が増大
する。このとき、発振部2の負荷インピーダンスとセン
サ部1の入力インピーダンスの整合が取れていないた
め、発振部2は不安定な動作となる。この不安定な動作
を防ぐために、アッテネータを発振部2の出力側に配
し、発振部2の出力の一部を常に抵抗に消費させ(50
%程度が望ましい)、インピーダンス変化が激しく整合
の取れないときでも、発振部2の負荷インピーダンスを
ある程度一定化することで、発振部2が安定動作する。
で反射波レベルを検出しているが、定圧波比(SWR)
を測定してもよい。この例については後述する。また、
他の実施形態として、発振部で発生させた高周波信号
を、伝送路を介してセンサ部に供給し、検出部で伝送路
から送られてくる高周波信号に対する位相のずれを検出
してもよい。
装置を示す図である。この実施形態粉検知装置は、高周
波信号を発振する発振部2と、センサ部1と、伝送路4
と、入射波/反射波センサ3aと、信号処理部50aと
から構成されている。センサ部1と、発振部2は、図1
に示したものと同様のものが使用される。もっとも、図
1で反射波センサ3は、センサ部1からの反射波を検出
するものであるに対し、この実施例の入射波/反射波セ
ンサ3aは、伝送路4を経て、センサ部1に送られる入
射波レベルも検出するようになっている。
コンデンサ31の一端が接続され、このコンデンサ31
の他端がコンデンサ31aを介してアースGND接続さ
れるとともに、結合コイル33aの中点に接続されてい
る。結合コイル33aに抵抗32aが並列に接続され、
この並列回路の一端にダイオード34のアノードが接続
され、ダイオード34のカソードがコンデンサ35を介
してアースGND接続されている。上記結合コイル33
aの並列回路の他端にダイオード34aのアノードが接
続され、このダイオード34aのカソードがコンデンサ
35aを介してアースGND接続されている。ダイオー
ド34、34aを介して、反射波信号、入射波信号がそ
れぞれ出力する。出力された入射波と反射波の各信号
は、信号処理部50でその比(SWR)が求められる。
この比より、センサ部1近傍の粉の有無を検知する。つ
まり、粉が存在しないときのセンサ部1のインピーダン
スと、伝送路4のインピーダンスのマッチングが取れて
いるとすると、粉の存在で、その透磁率の変化により、
センサ部1のインピーダンスが変化し、マッチングが取
れなくなり、伝送路4を送られてきた高周波信号が反射
することになる。この実施形態装置は、反射波と入射波
の比を取るので、発振部2の出力変動等を気にすること
なく、安定な検知を行うことができる。なお、反射波と
入射波の比を求める信号処理部50aは、図16のよう
に、A/D変換器とCPUからなるものを使用してもよ
いし、反射波と入射波の信号を入力に受け、その比に応
じた出力を出すアナログ演算回路を用いてもよい。
て、小麦粉の検知を行う場合の説明図である。小麦粉を
入れた容器110の近くで、センサ部1の検知コイル1
1を上下させると、小麦粉の存在する領域は、検知電圧
(比)が大となるが、空気の領域では電圧が小さい。し
たがって、閾値VTHを設定しておき、閾値VTHを越える
出力の領域は、小麦粉の存在する領域であると弁別する
ことができる。
2の実施形態装置を用いて、小麦粉とは別の上白糖、コ
コア、コーヒー粉、スキムミルクを、それぞれ容器10
0に入れて、図33と同様に、検知コイル11を上下に
移動させた場合のセンサ位置と、出力電圧の関係を示す
図である。それぞれ空気の領域と、粉体の領域の境界出
力電圧は相違するものの、いずれも段差が生じ、閾値V
THを境界出力近くに設定すれば、容器内の粉レベルを検
知できる。また、境界値がいずれも相違するので、その
特性を導出することにより、容器内の不明の粉が何であ
るかを検知することもできる。
装置として説明したが、入射波と反射波の比を取るこの
方式の回路装置は、粉のみならず、液体やその他の物質
検知にも適用できる。吸水性の粉を用いて、湿度を測定
することもできる。すなわち、湿度と反射波出力との関
係を予め測定しておいて、テーブルに記憶しておき、上
記の装置を用いて、反射波の出力を測定し、テーブルを
参照して湿度に変換し、表示することによって、湿度測
定装置が得られる。
イル11や、図6、…、図14で示したセンサ部1を容
器の近傍で、上下移動させる機構として、図28、…、
図31に示すものを使用すればよい。ここで、図28
は、細管(容器)110に沿ってセンサ120が上下移
動する機構の側面図、図29はセンサ120を一方向か
ら見た拡大側面図、図30はセンサ120を別方向から
見た拡大側面図、図31はセンサ120を上方向から見
た拡大上面図である。
20は支持部材130によって上下可能に支持される。
支持部材130は、パルスモータ121の回転軸に取付
けられたプーリ122と、軸123に軸受で回転可能に
取付けられたプーリ124との間に掛けられたベルト1
25に固定されるとともに、細管110に沿って立設さ
れたガイドシャフト125によって案内される。センサ
120の移動手段としては、上記ベルトとプーリの組合
わせの他に、ボールネジとナットの組合せやリニアパル
スモータ等がある。また、センサ120の上限位置を検
出する上限検出器120aと下限位置を検出する下限検
知器120bとが、所定位置に配置されている。
のセンサ部1と、光センサ131で構成されている。光
センサ131は、その投・受光部132が細管110を
挟んで対向配置されるとともに、発光素子と受光素子を
内蔵する光センサ本体133に、光ファイバ134で接
続されたものである。もっとも、本発明にはこの光セン
サ131は直接関係しない。本発明に係る検知コイル1
1は、光センサ131の投・受光部132より、若干下
方に配置され、検知コイル11が細管110の周面に近
接している。
当設するローラ126a、126b、126cにより、
細管110から一定距離を置いて位置する。ローラ12
6a、126bは、それぞれ上下に並ぶ2つのローラで
ある。パルスモータ121がONすると、センサ120
はガイドシャフト125に沿って、支持部材130が上
あるいは下に動き出す。センサ120も支持部材130
とともに移動するが、ローラ126a、126b、12
6cにより、光センサ131の投・受光部132とセン
サ部1の検知コイル11は、細管110に対して一定の
距離をおいて近接した状態で細管110に沿って、安定
して移動することができる。
係る発明によれば、非接触で液体の有無あるいは種類を
検知できる。また、請求項2に係る発明によれば、非接
触で密閉されている容器内の液面、液体と液体、液体と
他の物質、液体と気体等の境界面を検知できる。また、
請求項3、請求項4に係る発明によれば、非接触で液体
濃度を検知でき、センサ部の腐食等の問題がない。ま
た、請求項4に係る発明によれば、さらに温度による測
定誤差を校正できるという効果がある。
る物体検出装置の構成を示す回路図である。
した検知コイルを示す図である。
る。
る。
る。
る。
る。
明する図である。
の液境の検知を説明する図である。
図である。
明する図である。
る図である。
す回路図である。
出電圧特性を示す図である。
す回路図である。
る検出電圧の差を説明するための測定例を示す図であ
る。
器を示す回路図である。
器を示す回路図である。
示す回路図である。
を行う場合の説明図である。
知した場合のセンサ位置と出力電圧の関係を示す図であ
る。
知した場合のセンサ位置と出力電圧の関係を示す図であ
る。
を検知した場合のセンサ位置と出力電圧の関係を示す図
である。
クを検知した場合のセンサ位置と出力電圧の関係を示す
図である。
図である。
大側面図である。
大側面図である。
大上面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】高周波信号を出す発振部と、この発振部か
らの高周波信号を受ける共振回路を含むセンサ部と、こ
のセンサ部の外部近傍の液体の有無、種類に応じて反射
してくる反射信号を検出して、反射波に応じた信号を出
力する検知部と、この検知部の出力信号により液体を検
知する手段とを有する液体検知装置。 - 【請求項2】高周波信号を出す発振部と、この発振部か
らの高周波信号を受ける共振回路を含むセンサ部と、こ
のセンサ部の外部近傍の状況に応じて反射してくる反射
波を検出して、反射波に応じた信号を出力する検知部
と、前記センサ部の移動に応じ、前記検知部の出力信号
に基づいて、前記センサ部からの反射信号の変化点を検
知することにより物質の境界を検出する境界検知部とを
有する液体検知装置。 - 【請求項3】高周波信号を出す発振部と、この発振部か
らの高周波信号を受ける共振回路を含むセンサ部と、こ
のセンサ部の外部近傍の状況に応じて反射してくる反射
波を検出して、反射波に応じた信号を出力する検知部
と、この検知部の出力信号を溶質濃度に変換する処理手
段と、この処理手段の出力信号を表示する表示装置とを
有する液体検知装置。 - 【請求項4】液体の温度を検出する温度センサを備え、
前記処理手段は、前記温度センサの出力によって、前記
濃度の温度補正を行うことを特徴とする請求項3記載の
液体検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17403899A JP3608435B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 液体検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17403899A JP3608435B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 液体検知装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15189595A Division JPH0943007A (ja) | 1994-11-30 | 1995-06-19 | 検知装置、検知方法、及びセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000065626A true JP2000065626A (ja) | 2000-03-03 |
JP3608435B2 JP3608435B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=15971550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17403899A Expired - Fee Related JP3608435B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 液体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3608435B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005345373A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Aloka Co Ltd | 界面検出方法および界面検出装置 |
JP2015078839A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 物体の状態検出装置 |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP17403899A patent/JP3608435B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005345373A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Aloka Co Ltd | 界面検出方法および界面検出装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3608435B2 (ja) | 2005-01-12 |
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